JP2017220958A - 給電装置 - Google Patents

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向志 秋政
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修 大橋
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竹志 山本
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竹志 山本
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Abstract

【課題】受電側に複数のタイプの受電コイルが適用される場合でも、各々のタイプの受電コイルを介して給電することができる給電装置を提供すること。
【解決手段】受電装置に対して非接触で給電する給電装置であって、前記受電装置に給電するための複数の給電コイルと、前記受電コイルのタイプに応じて前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を制御する制御部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受電装置に対して非接触で給電する給電装置に関する。
従来、車両の受電装置に非接触で電力を供給する給電装置としては、地上に設けられて電磁誘導により非接触で給電を行うものが知られている。かかる給電装置は、給電コイルを備え、車両の受電装置の受電コイルに対して給電コイルを対向させた状態で非接触で給電を行う。
特許文献1は、地上側に2個並べて配置したスパイラル型の給電コイルに対して、互いに逆向きとなる電流を流すことにより、車両側のソレノイド型の受電コイルを介して給電する給電装置を開示する。
特開2013−258897号公報
しかしながら、特許文献1においては、車両側の受電コイルがスパイラル型である場合に給電ができないという課題を有する。
本発明の目的は、複数のタイプの受電コイルが適用される場合でも、各々のタイプの受電コイルを介して給電することができる給電装置を提供することである。
本発明に係る給電装置は、受電装置に対して非接触で給電する給電装置であって、前記受電装置に給電するための複数の給電コイルと、前記受電装置が有する受電コイルのタイプに応じて前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を制御する制御部と、を有する構成を採る。
本発明によれば、複数のタイプの受電コイルが適用される場合でも、各々のタイプの受電コイルへ給電することができる。
本発明の実施の形態1における充電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の側面図である。 本発明の実施の形態1における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態1における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の側面図である。 本発明の実施の形態1における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態1における複数の給電コイルに同相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態1における複数の給電コイルに逆相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態1に係る給電装置の全体の動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態1に係る給電装置の変形例の全体の動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2における複数の給電コイルに同相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態2における複数の給電コイルに逆相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態3における複数の給電コイルに同相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態3における複数の給電コイルに逆相の電流を流す場合の給電側制御部の回路図である。 本発明の実施の形態4における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の側面図である。 本発明の実施の形態4における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態4における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の側面図である。 本発明の実施の形態4における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態4に係る給電装置の全体の動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態4に係る給電装置の変形例の全体の動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態5における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態5における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態6における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態6における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態7における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態7における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態8における給電コイルとソレノイド型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。 本発明の実施の形態8における給電コイルとスパイラル型の受電コイルとが対向した状態の平面図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施の形態1)
<充電システムの構成>
本発明の実施の形態1における充電システム100の構成について、図1を参照しながら、以下に詳細に説明する。
充電システム100は、給電装置1及び車両2を備えている。
給電装置1は、地上に設置され、車両2に搭載されている受電装置3に非接触で給電して蓄電池4を充電する。給電装置1は、地上に埋め込みしても、地上に据え置いてもかまわない。
給電装置1は、給電部10と、給電側制御部11と、給電側通信部12と、から構成されている。
給電部10は、給電側制御部11の制御に従った方向の電流が流れることにより磁束を発生させて受電装置3に対して給電する。給電部10は、後述する給電コイルを備えている。非接触の電力供給は、電磁誘導および磁界共鳴を利用して行われる。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号に基づいて、給電部10の給電の開始及び停止を制御する。給電側制御部11は、受電コイルのタイプに応じて給電部10の制御内容を変化させる。給電側制御部11は、給電部10から供給する電力の大きさ(電力量)の制御を行う。給電側制御部11は、典型的にはCPU(中央演算処理装置)とインターフェース回路等により構成される。
給電側通信部12は、無線により車両2の車両側通信部33と通信を行って所定の信号を送信又は受信する。給電側通信部12は、受信した信号を給電側制御部11に出力する。
車両2は、受電装置3及び蓄電池4を備えている。車両2は、タイヤへ伝達される駆動力を電力にて発生させる図示しない電動機を備えている。車両2は、典型的には電気により推進力を得る電気自動車である。
蓄電池4は、受電装置3により充電される。蓄電池4は、車両2の電動機を駆動させるための電力を蓄えている。
受電装置3は、受電部30と、車両側制御部32と、車両側通信部33と、を備えている。
受電部30は、給電部10からの電磁誘導により電力の受電が可能となっている。受電部30において電磁誘導により受電した電力は、図示しない整流回路に入力され直流に変替されて蓄電池4へ出力される。受電部30は、後述する受電コイルを備えている。受電コイルは、車両2によって複数のタイプがある。
車両側制御部32は、受電部30で受電された電力により蓄電池4を充電する制御、車両側通信部33を用いて給電装置1と通信する制御等を行う。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って、無線により給電装置1と通信を行なう。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態1における給電部10の構成について、図2から図5を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部10は、給電コイル201と、給電コイル202と、コア203と、を備えている。
給電コイル201及び給電コイル202は、地上において所定間隔を設けて横に並べて配置されている。給電コイル201及び給電コイル202の各々は、スパイラル型である。ここで、スパイラル型とは、コイルが水平方向に渦巻き状に巻回されたタイプを言う。
コア203は、板状の強磁性体であり、給電コイル201のコアとなる部分と、給電コイル202のコアとる部分とが一体化されている。コア203は、給電コイル201及び給電コイル202の下方に配置されている。
上記構成を備える給電コイル201及び給電コイル202に対しては、図2及び図3に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図4及び図5に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合とが生じる。スパイラル型とは、コイルが水平方向に渦巻き状に巻回されたタイプを言い、ソレノイド型とは、コイルが横巻に螺旋状(ヘリカル状)に巻回されたタイプを言う。横巻とは、水平な軸を中心とする回転方向にコイルを巻くことを意味する。
<給電部の回路構成>
本発明の実施の形態1における給電部10の回路構成について、図6及び図7を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部10の回路構成は、電源回路602と、スイッチ部603と、スイッチ部604と、を備えている。給電コイル201及び給電コイル202は直列に接続されている。
給電側制御部11は、電源回路602の駆動制御とともに、スイッチ部603及びスイッチ部604を切り替える制御を行う。
電源回路602は、給電側制御部11の制御に従って駆動し、交流電圧を発生させる。電源回路602は、典型的にはインバータ回路である。
スイッチ部603は、給電側制御部11によって制御され、直列に接続された電源回路602および給電コイル201の一端の端子603aと、給電コイル202の2つの端子603b、603cの何れかとを接続する。給電コイル202の2つの端子603b、603cは、一方の端子603bが、給電コイル202の一端から延長された端子であり、他方の端子603cが、給電コイル202の他端から延長された端子である。スイッチ部603は、典型的にはリレーである。
スイッチ部604は、給電側制御部11によって制御され、直列に接続された電源回路602および給電コイル201の他端の端子604aと、給電コイル202の2つの端子604b、604cの何れかとを接続する。給電コイル202の2つの端子604b、604cは、一方の端子604bが、給電コイル202の一端から延長された端子であり、他方の端子604cが、給電コイル202の他端から延長された端子である。スイッチ部604は、典型的にはリレーである。
スイッチ部603の接続が、給電コイル202の端子603bに切り替えられ、スイッチ部604の接続が給電コイル202の端子603cに切り替えられることで、図6に示すように、給電コイル201に流れる電流の向き(位相)と給電コイル202に流れる電流の向き(位相)が同じ(同相)になる。逆に、スイッチ部603の接続が給電コイル202の端子603cに切り替えられ、スイッチ部604の接続が給電コイル202の端子604bに切り替えられることで、図7に示すように、給電コイル201に流れる電流の向き(位相)と給電コイル202に流れる電流の向き(位相)が逆(逆相)になる。
<給電方法>
本発明の実施の形態1における給電方法について、図2から図7を参照しながら、詳細に説明する。
最初に、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、図7に示すようにスイッチ部603,604を切り替えて、給電コイル201に流れる電流の向き(位相)と給電コイル202に流れる電流の向き(位相)が逆になるように電流を流す(以下、逆相の電流を流すとも表現する)。
これにより、図2に示すように、給電コイル201と給電コイル202とに上下逆さまの磁束Bが生じることとなり、受電部30のコア212には左右に向きを変える磁束Bが生じる。これにより、受電コイル211に誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、図6に示すようにスイッチ部603,604を切り替えて、給電コイル201に流れる電流の向き(位相)と給電コイル202に流れる電流の向き(位相)が同じになるように電流を流す(以下、同相の電流を流すとも表現する)。
そして、給電コイル201及び給電コイル202には同じ位相で上下に向きを変える磁束Bが生じ、受電コイル401には中央を貫いた磁束Bが上下に変化し、これにより、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
<給電装置の制御動作>
本発明の実施の形態1における給電装置1の制御動作について、図8を参照しながら、詳細に説明する。
まず、給電側通信部12は、車両側通信部33に対して通信要求の信号を無線で送信する(S801)。
次に、給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信したか否かを判断する(S802)。
給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信しない場合(S802:NO)、S802の処理を繰り返す。
一方、給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信した場合(S802:YES)、受信した給電開始要求信号を給電側制御部11に出力する。
給電側通信部12は、受電コイル211又は受電コイル401の形状を示すコイル型情報を含む信号を受信した際に、受信した信号を給電側制御部11に出力する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号に含まれるコイル型情報より受電コイル211又は受電コイル401のタイプを判定する(S803)。
次に、給電側制御部11は、受電コイル211又は受電コイル401がソレノイド型であるか否かを判断する(S804)。
次に、給電側制御部11は、ソレノイド型の受電コイル211である場合(S804:YES)、スイッチ部603の接続を端子603cに切り替えると共に、スイッチ部604の接続を端子604bに切り替えることにより、図7に示す逆相制御用回路へ切り替える(S805)。
次に、給電側制御部11は、切り替えを完了したか否かを判断する(S806)。
給電側制御部11は、切り替えを完了していない場合(S806:NO)、S806の処理を繰り返す。
一方、給電側制御部11は、切り替えを完了した場合(S806:YES)、処理を終了して給電を開始する。
また、給電側制御部11は、S804においてスパイラル型の受電コイル401であると判断した場合(S804:NO)、スイッチ部603の接続を端子603bに切り替えると共に、スイッチ部604の接続を端子604cに切り替えることにより、図6に示す同相制御用回路へ切り替える(S807)。
次に、給電側制御部11は、切り替えを完了したか否かを判断する(S808)。
給電側制御部11は、切り替えを完了していない場合(S808:NO)、S808の処理を繰り返す。
一方、給電側制御部11は、切り替えを完了した場合(S808:YES)、処理を終了して給電を開始する。
次に、本発明の実施の形態1における給電装置1の制御動作の変形例について、図9を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、給電装置1は、図8に示す動作と図9に示す動作との何れか一方のみを行える構成としてもよいし、図8に示す動作と図9に示す動作との両方を行える構成としてもよい。
まず、給電側制御部11は、スイッチ部603、604を切り替えて、図7に示す逆相制御用回路に設定する(S901)。
次に、給電側制御部11は、テスト給電を開始する(S902)。ここで、テスト給電とは、受電コイル211又は受電コイル401のタイプを判断するために行う給電を言い、蓄電池4を充電するための給電とは異なる。
車両側制御部32は、受電コイル211又は受電コイル401で受電した際の受電量を算出し、算出した受電量を示す受電量情報を送信するように車両側通信部33を制御する。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って受電量情報を含む信号を無線で送信する。
給電側通信部12は、受電量情報を含む信号を受信する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量と、より給電効率を算出する。そして、給電側制御部11は、算出した給電効率が第1閾値より大きいか否かを判断する(S903)。
給電側制御部11は、給電効率が第1閾値より大きい場合(S903:YES)、ソレノイド型の受電コイル211であると判定し(S904)、処理を終了して給電を開始する。
一方、給電側制御部11は、給電効率が第1閾値以下の場合(S903:NO)、スイッチ部603、604を切り替えて、図6に示す同相制御用回路に設定する(S905)。
次に、給電側制御部11は、テスト給電を開始する(S906)。
車両側制御部32は、受電コイル211又は受電コイル401で受電した際の受電量を算出し、算出した受電量を示す受電量情報を送信するように車両側通信部33を制御する。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って受電量情報を含む信号を無線で送信する。
給電側通信部12は、受電量情報を含む信号を受信する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量と、より給電効率を算出する。そして、給電側制御部11は、算出した給電効率が第2閾値より大きいか否かを判断する(S907)。ここで、第1閾値及び第2閾値としては、給電コイル201、202と、受電コイル211又は受電コイル401と、の送電特性に応じた値が設定される。また、第1閾値と第2閾値とは、異なる値であってもよいし同一の値であってもよい。
次に、給電側制御部11は、給電効率が第2閾値より大きい場合(S907:YES)、スパイラル型の受電コイル401であると判定し(S908)、処理を終了して給電を開始する。
一方、給電側制御部11は、給電効率が第2閾値以下の場合(S907:NO)、異常状態であると判定し(S909)、処理を終了して給電を開始しない。
このように、本実施形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202に流れる電流の位相を受電コイル211又は受電コイル401のタイプに応じて変えることにより、磁束Bが貫く経路を変化させて、複数のタイプの受電コイル211,401に給電することができる。
なお、本実施の形態では、給電コイル201と給電コイル202とでコア203を共通化しているが、個別にコアを設けてもよい。個別にすることで、耐振性能の向上が図れる。
また、本実施の形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202を電源回路602に対して直列に接続することにより、給電コイル201と給電コイル202との各々に流れる電流のバランスを良好にすることができ、磁束をバランスよく生成することができる。
また、本実施の形態によれば、コイル型情報と受電量情報との両方の情報を取得して受電コイルのタイプを判断する場合には、複数の異なる判断方式で受電コイルのタイプを判断するので、一方の判断方式における判断処理に不具合を生じた場合であっても、受電コイルのタイプを判断することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の回路構成以外は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の回路構成>
本発明の実施の形態2における給電部の回路構成について、図10及び図11を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図10及び図11において、図6及び図7と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部10は、電源回路602と、スイッチ部603と、スイッチ部604と、給電側制御部11と、を備えている。給電コイル201及び給電コイル202は並列に接続されている。
スイッチ部603は、給電側制御部11によって制御され、給電コイル201の一端側の端子603aと、給電コイル202の2つの端子603b、603cの何れかとを接続する。給電コイル202の2つの端子603b、603cは、一方の端子603bが、給電コイル202の一端から延長された端子であり、他方の端子603cが、給電コイル202の他端から延長された端子である。スイッチ部603は、典型的にはリレーである。
スイッチ部604は、給電側制御部11によって制御され、給電コイル201の他端側の端子604aと、給電コイル202の2つの端子604b、604cの何れかとを接続する。給電コイル202の2つの端子604b、604cは、一方の端子604bが、給電コイル202の一端から延長された端子であり、他方の端子604cが、給電コイル202の他端から延長された端子である。スイッチ部604は、典型的にはリレーである。
スイッチ部603の接続が給電コイル202の端子603bに切り替えられ、スイッチ部604の接続が給電コイル202の端子604cに切り替えられることで、図10に示すように、給電コイル201と給電コイル202とに同相の電流(同じ向きの電流)が流れる。逆に、スイッチ部603の接続が給電コイル202の端子603cに切り替えられ、スイッチ部604の接続が給電コイル202の端子604bに切り替えられることで、図11に示すように、給電コイル201と給電コイル202とに逆相の電流(互いに逆向きの電流)が流れる。
本実施の形態2においても、給電コイル201及び給電コイル202に流れる電流を同相または逆相に切り替えることにより、複数のタイプの受電コイルに給電することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の回路構成以外は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の回路構成>
本発明の実施の形態3における給電部の回路構成について、図12及び図13を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図12及び図13において、図6及び図7と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部10は、電源回路1202と、電源回路1203と、を備えている。一方の給電コイル201は、一方の電源回路1202に接続され、他方の給電コイル202は、他方の電源回路1203に接続されている。各電源回路1202、1203は、例えばインバータ回路であり、交流電圧を発生させる。
給電側制御部11は、電源回路1202及び電源回路1203の駆動を同相または逆相に切り替える。すなわち、夫々の電源回路1202および電源回路1203から出力される電流の位相が同相または互いに逆相になるように制御する。
電源回路1202及び電源回路1203が同相に駆動されることで、図12に示すように、給電コイル201と給電コイル202に同相の電流が流れる。逆に、電源回路1202及び電源回路1203が逆相に駆動されることで、図13に示すように、給電コイル201と給電コイル202とに逆相の電流が流れる。
このように、本実施の形態3によれば、給電コイル201及び給電コイル202に流れる電流を同相または逆相に切り替えることで、複数のタイプの受電コイルに給電することができる。
また、本実施の形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202に流れる電流を同相または逆相に切り替えるために、大型のスイッチ部を不要にすることができる。さらに、本実施の形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202に流れる電流の位相を、細かく調整することもできる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の代わりに給電部1400を設ける以外は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の構成>
実施の形態1(給電部10)では、複数の給電コイル201、202をスパイラル型で構成する例を示したが、実施の形態4(給電部1400)では、複数の給電コイル1401、1402をソレノイド型で構成する例について説明を行う。本発明の実施の形態4における給電部1400の構成について、図14から図17を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部1400は、給電コイル1401と、給電コイル1402と、コア1403と、を備えている。
給電コイル1401は、コア1403の半分より一端側に、横巻に、巻回されている。横巻とは、水平な軸を中心とする回転方向にコイルを巻くことを意味する。
給電コイル1402は、コア1403の半分より他端側に、横巻に、巻回されている。
コア1403は、強磁性体であり、給電コイル1401と給電コイル1402とにより共用されている。
上記構成を備える給電コイル1401及び給電コイル1402に対しては、図14及び図15に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図16及び図17に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合とが生じる。
本発明の実施の形態4における給電方法について、図14から図17を参照しながら、以下に詳細に説明する。
本実施の形態において、給電部1400は、図6及び図7に示す回路と、図10及び図11に示す回路と、図12及び図13に示す回路と、のうちの何れか1つの回路構成を有している。
最初に、図14および図15を参照して、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル1401と給電コイル1402とに同相の電流が流れるように制御する。
これにより、給電部1400のコア1403には図14において左右方向に向きを変える磁束Bが生じ、受電部30のコア212にも左右方向に向きを変える磁束Bが生じる。これにより、受電コイル211には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、図16および図17を参照して、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル1401と給電コイル1402とに逆相の電流が流れるように制御する。
そして、図16に示すように、給電部1400のコア1403の中央に上下に向きを変化させる磁束Bが生じることとなる。この磁束Bは、受電コイル401の中央を貫くこととなり、これにより、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
<給電装置の制御動作>
本発明の実施の形態4における給電装置1の制御動作について、図18を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図18において、図8と同一動作である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。また、図18において、給電部1400は、図6及び図7の回路構成を有する場合を例として説明する。
給電側制御部11は、受電コイル211又は受電コイル401がソレノイド型であるか否かを判断する(S804)。
次に、給電側制御部11は、ソレノイド型の受電コイル211である場合(S804:YES)、スイッチ部603、604を切り換えて、図6に示す同相制御用回路へ切り替える(S1801)。
次に、給電側制御部11は、切り替えを完了したか否かを判断する(S806)。
また、給電側制御部11は、S804においてスパイラル型の受電コイル401である場合(S804:NO)、スイッチ部603、604を切り換えて、図7に示す逆相制御用回路へ切り替える(S1802)。
次に、給電側制御部11は、切り替えを完了したか否かを判断する(S808)。
次に、本発明の実施の形態4における給電装置1の動作の変形例について、図19を参照しながら、以下に詳細に説明する。
なお、給電装置1は、図18に示す動作と図19に示す動作との何れか一方のみを行うことができるようにしてもよいし、図18に示す動作と図19に示す動作との両方を行うことが可能なようにしてもよい。また、図19において、図9と同一動作である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量と、より給電効率を算出する。そして、給電側制御部11は、算出した給電効率が第3閾値より大きいか否かを判断する(S903)。
給電側制御部11は、給電効率が第3閾値より大きい場合(S903:YES)、スパイラル型の受電コイル401である判定し(S1901)、処理を終了して給電を開始する。
また、給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電装置3で受信した受電量を示す受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量と、より給電効率を算出する。そして、給電側制御部11は、算出した給電効率が第4閾値より大きいか否かを判断する(S907)。
次に、給電側制御部11は、給電効率が第4閾値より大きい場合(S907:YES)、ソレノイド型の受電コイル211であると判定し(S1902)、処理を終了して給電を開始する。ここで、第3閾値及び第4閾値は、給電コイル1401と、給電コイル1402と、受電コイル211又は受電コイル401と、の特性に応じた値を設定する。また、第3閾値と第4閾値とは、異なる値であってもよいし同一の値であってもよい。
このように、本実施形態によれば、給電コイル1401及び給電コイル1402に流れる電流の向きを受電コイル211又は受電コイル401のタイプに応じて変えることにより、磁束Bの向きを変化させることができ、受電コイルのタイプに関わらず、給電することができる。
また、本実施の形態によれば、コイル型情報と受電量情報との両方の情報を取得して受電コイルのタイプを判断する場合には、複数の異なる判断方式で受電コイルのタイプを判断するので、片方の判断方式における判断処理に不具合を生じた場合であっても、受電コイルのタイプを判断することができる。
また、本実施の形態によれば、給電コイル1401及び給電コイル1402を同一のコア1403に巻回することにより、給電部を小型化することができ、リアクタンスの値(L値)を適正な値に確保することができる。
なお、本実施の形態において、給電コイル1401及び給電コイル1402を同一のコア1403に巻回したが、給電コイル1401と給電コイル1402とを分離した異なるコアに巻回してもよい。この場合には、給電装置における耐震性能を向上させることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の代わりに給電部2000を設ける以外は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態5における給電部2000の構成について、図20及び図21を参照しながら、以下に詳細に説明する。また、図20及び図21において、図2から図5と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部2000は、給電コイル2001と、給電コイル2002と、給電コイル2003とを備えている。
給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003は、地上において所定間隔を設けて横に並べて配置されている。給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003の各々は、スパイラル型である。
上記構成を備える給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003に対しては、図20に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図21に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合と、が生じる。
<給電方法>
本発明の実施の形態5における給電方法について、図20及び図21を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図20及び図21において、図2から図5と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
最初に、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2001と給電コイル2002とに逆相の電流が流れるように制御する。また、給電側制御部11は、電源回路と給電コイル2003との接続をオフにして、給電コイル2003に電流を流さない。
そして、給電コイル2001と給電コイル2002とに逆位相で上下に変化する磁束Bが生じる。これにより、受電部30のコア212には図20において左右方向に向きを変化する磁束Bが生じ、受電コイル211に誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003に同相の電流が流れるように制御する。
そして、給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003には上下に同相で変化する磁束Bが生じる。これにより、受電コイル401の中央には上下方向に向きの変わる磁束Bが生じる。これにより、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、スパイラル型の受電コイル401に対して3つの給電コイル2001、給電コイル2002及び給電コイル2003を用いて給電することにより、受電コイル401が大きい場合であっても確実に給電することができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の代わりに給電部2200を設ける以外は図1から図7と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態6における給電部2200の構成について、図22及び図23を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図22では、煩雑を避けるために受電部30のコア212に巻回されている受電コイル211を省略している。また、図22及び図23において、図2から図5と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部2200は、給電コイル2201と、給電コイル2202と、給電コイル2203と、コア2204と、コア2205と、コア2206と、を備えている。
給電コイル2201は、コア2204に、横巻に、巻回されている。
給電コイル2202は、コア2205に、横巻に、巻回されている。
給電コイル2203は、コア2206に、横巻に、巻回されている。
コア2204に巻回された給電コイル2201、コア2205に巻回された給電コイル2202及びコア2206に巻回された給電コイル2203は、地上において所定間隔を設けて横に並べて配置されている。給電コイル2201、給電コイル2202及び給電コイル2203の各々は、ソレノイド型である。
上記構成を備える給電コイル2201、給電コイル2202及び給電コイル2203に対しては、図22に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図23に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合と、を生じる。
<給電方法>
本発明の実施の形態6における給電方法について、図22及び図23を参照しながら、以下に詳細に説明する。
最初に、図22を参照して、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2201、給電コイル2202及び給電コイル2203に同相の電流が流れるように制御する。
そして、給電コイル2201が巻回されているコア2204、給電コイル2202が巻回されているコア2205及び給電コイル2203が巻回されているコア2206には、図22の左右に向きを変える磁束が生じ、受電側のコア212には図22において左右方向に向きを変える磁束が生じる。これにより、受電コイル211には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2201と給電コイル2202に流れる電流が同相になるように制御し、且つ、給電コイル2201及び給電コイル2202に流れる電流と、給電コイル2203に流れる電流とが逆相になるように制御する。
そして、給電コイル2201が巻回されているコア2204及び給電コイル2202が巻回されているコア2205には図22において左右に同相に変化する磁束が生じ、給電コイル2203が巻回されているコア2206には左右に逆相に変化する磁束が生じる。また、受電コイル401には、同相に駆動される給電コイル2201、2202と、逆相に駆動される給電コイル2203との間から、受電コイル401の中央を貫く磁束が生じる。そして、この磁束が上下に向きを変化させる。これにより、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態4の効果に加えて、受電コイル211又は受電コイル401に対して3つの給電コイル2201、給電コイル2202及び給電コイル2203を用いて給電することができる。
また、本実施の形態によれば、コア2204、コア2205及びコア2206を分離することにより、給電装置における耐震性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、コア2204、コア2205及びコア2206を分離したが、これらのコアを一体に形成して、給電コイル2201、給電コイル2202及び給電コイル2203を巻回するコアを共用してもよい。この場合には、給電部を小型化することができ、リアクタンスの値(L値)を適正な値に確保することができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の代わりに給電部2400を設ける以外は図1から図7と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態7における給電部2400の構成について、図24及び図25を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図24では、受電コイル211の記載を省略している。また、図24及び図25において、図2から図5と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部2400は、給電コイル2401と、給電コイル2402と、給電コイル2403と、給電コイル2404とを備えている。
給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404は、地上において所定間隔を設けて横に並べて配置されている。給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404の各々は、スパイラル型である。
上記構成を備える給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404に対しては、図24に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図25に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合と、が生じる。
<給電方法>
本発明の実施の形態7における給電方法について、図24及び図25を参照しながら、以下に詳細に説明する。
本実施の形態において、給電側制御部11は、図6及び図7に示す回路と、図10及び図11に示す回路と、図12及び図13に示す回路と、のうちの何れか1つの回路構成を有している。
最初に、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2401及び給電コイル2403に同相の電流が流れるように制御し、給電コイル2402及び給電コイル2404に同相の電流が流れるように制御し、且つ、給電コイル2401及び給電コイル2403に流れる電流と、給電コイル2402及び給電コイル2404に流れる電流とが逆相になるように制御する。
そして、給電コイル2401及び給電コイル2403には上下に同相で変化する磁束が生じ、給電コイル2402及び給電コイル2404には上下に逆相で変化する磁束が生じる。これにより、受電部30のコア212には図24の左右方向に向きが変わる磁束が生じる。これにより、受電コイル211には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404に同相の電流が流れるように制御する。
そして、給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404には上下に同相で変化する磁束が生じる。従って、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、受電コイル401に対して4つの給電コイル2401、給電コイル2402、給電コイル2403及び給電コイル2404を用いて給電することにより、受電コイル401が大きい場合であっても確実に給電することができる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8において、車両及び受電装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、給電装置の構成は給電部10の代わりに給電部2600を設ける以外は図1から図7と同一構成であるので、その説明を省略する。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態8における給電部2600の構成について、図26及び図27を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図26では、受電コイル211の記載を省略している。また、図26及び図27において、図2から図5と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
給電部2600は、給電コイル2601と、給電コイル2602と、給電コイル2603と、給電コイル2604と、コア2605と、コア2606と、コア2607と、コア2608と、を備えている。
給電コイル2601は、コア2605に、横巻に、巻回されている。
給電コイル2602は、コア2606に、横巻に、巻回されている。
給電コイル2603は、コア2607に、横巻に、巻回されている。
給電コイル2604は、コア2608に、横巻に、巻回されている。
コア2605に巻回された給電コイル2601、コア2606に巻回された給電コイル2602、コア2607に巻回された給電コイル2603及びコア2608に巻回された給電コイル2604は、地上において所定間隔を設けて横に並べて配置されている。給電コイル2601、給電コイル2602、給電コイル2603及び給電コイル2604の各々は、ソレノイド型である。
上記構成を備える給電コイル2601、給電コイル2602、給電コイル2603及び給電コイル2604に対しては、図26に示すソレノイド型の受電コイル211が対向する場合と、図27に示すスパイラル型の受電コイル401が対向する場合と、を生じる。
<給電方法>
本発明の実施の形態8における給電方法について、図26及び図27を参照しながら、以下に詳細に説明する。
最初に、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2601、給電コイル2602、給電コイル2603及び給電コイル2604に同相の電流が流れるように制御する。
そして、給電コイル2601が巻回されているコア2605、給電コイル2602が巻回されているコア2606、給電コイル2603が巻回されているコア2607及び給電コイル2604が巻回されているコア2608には、図26の左右方向に向きの変わる磁束が生じ、受電部30のコア212には図26の左右方向に向きの変わる磁束が生じる。これにより、受電コイル211には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、給電コイル2601と給電コイル2602とに流れる電流が同相になるように制御し、給電コイル2603と給電コイル2604とに流れる電流が同相になるように制御し、且つ、給電コイル2601及び給電コイル2602に流れる電流と、給電コイル2603及び給電コイル2604に流れる電流と、が逆相になるように制御する。
このような制御により、給電コイル2601が巻回されているコア2605及び給電コイル2602が巻回されているコア2606には図27の左右に向きの変わる磁束が生じ、給電コイル2603が巻回されているコア2607及び給電コイル2604が巻回されているコア2608には図27の左右に向きの変わる磁束が生じる。これらの2つの磁束は向きが逆となる。よって、受電コイル401には、上下方向に向きを変える磁束が貫きこれにより、受電コイル401には誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態5の効果に加えて、受電コイル211又は受電コイル401に対して4つの給電コイル2601、給電コイル2602、給電コイル2603及び給電コイル2604を用いて給電することにより、受電コイル211又は受電コイル401が大きい場合であっても確実に給電することができる。
また、本実施の形態によれば、コア2605、コア2606、コア2607及びコア2608を分離することにより、給電装置における耐震性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、コア2605、コア2606、コア2607及びコア2608を分離したが、これらのコアを一体に形成して、給電コイル2601、給電コイル2602、給電コイル2603及び給電コイル2604を巻回するコアを共用してもよい。この場合には、給電部を小型化することができ、リアクタンスの値(L値)を適正な値に確保することができる。
本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置替する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
例えば、上記実施の形態1から実施の形態8において、給電コイルの数を2以上且つ4以下にしたが、給電コイルの数を5以上にしてもよい。
また、上記実施の形態では、複数のコイルに流れる電流を同相とするか逆相とするかの切り替えを行っているが、例えば逆相の代わりに170°の位相差としたり、同相の代わりに10°の位相差としたりするなど、同相或いは逆相以外の位相を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、給電装置を車両の受電装置に給電する構成を例にとって説明したが、給電する対象は車両に限られず、種々の対象を適用してもよい。
本発明に係る給電装置は、車両の受電装置に対して非接触で給電するのに好適である。
1 給電装置
2 車両
3 受電装置
4 蓄電池
10、1400、2000、2200、2400、2600 給電部
11 給電側制御部
12 給電側通信部
30 受電部
32 車両側制御部
33 車両側通信部
201、202、1401、1402、2001、2002、2003、2201、2202、2203、2401、2402、2403、2404、2601、2602、2603、2604 給電コイル
203 コア
211、401 受電コイル
212、1403、2204、2205、2206、2605、2606、2607、2608 コア
602、1202、1203 電源回路
603、604 スイッチ部

Claims (12)

  1. 受電装置に対して非接触で給電する給電装置であって、
    前記受電装置に給電するための複数の給電コイルと、
    前記受電装置が有する受電コイルのタイプに応じて前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を制御する制御部と、
    を有する給電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記受電コイルのタイプが前記複数の給電コイルのタイプと同一である場合に、前記複数の給電コイルの各々に流れる電流の位相を同相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記受電コイルのタイプが前記複数の給電コイルのタイプと異なる場合に、前記複数の給電コイルのうち少なくとも1つの給電コイルに流れる電流の位相と、前記1つの給電コイル以外の給電コイルのうち少なくとも1つの給電コイルに流れる電流の位相とを逆相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  4. 前記複数の給電コイルはスパイラル型であり、
    前記制御部は、
    前記受電コイルがスパイラル型の場合に、前記複数の給電コイルの各々に流れる電流の位相を同相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  5. 前記複数の給電コイルはスパイラル型であり、
    前記制御部は、
    前記受電コイルがソレノイド型の場合に、前記複数の給電コイルのうち少なくとも2つに流れる電流の位相を逆相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  6. 前記複数の給電コイルはソレノイド型であり、
    前記制御部は、
    前記受電コイルがソレノイド型の場合に、前記複数の給電コイルの各々に流れる電流の位相を同相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  7. 前記複数の給電コイルはソレノイド型であり、
    前記制御部は、
    前記受電コイルがスパイラル型の場合に、前記複数の給電コイルのうち少なくとも2つに流れる電流の位相を逆相にする、
    請求項1記載の給電装置。
  8. 前記複数の給電コイルのうち少なくとも1つの給電コイルは、2つの端子を互いに入れ替え可能なスイッチを介して他の給電コイルと直列に接続され、
    前記制御部は、
    前記スイッチを切り替えることにより前記1つの給電コイルおよび他の給電コイルに流れる電流の位相を同相又は逆相に切り替える、
    請求項1に記載の給電装置。
  9. 前記複数の給電コイルのうち少なくとも1つの給電コイルは、2つの端子を互いに入れ替え可能なスイッチを介して他の給電コイルと並列に接続され、
    前記制御部は、
    前記スイッチを切り替えることにより前記1つの給電コイルおよび他の給電コイルに流れる電流の位相を同相又は逆相に切り替える、
    請求項1に記載の給電装置。
  10. 前記複数の給電コイルは複数の電流供給源にそれぞれ接続され、
    前記制御部は、
    前記複数の電流供給源を制御することで前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を同相又は逆相に切り替える、
    請求項1記載の給電装置。
  11. 車両の受電装置と通信を行う通信部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記通信部の通信により前記車両から前記受電コイルのタイプを示す情報を取得し、取得した前記情報に基づいて前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を制御する、
    請求項1記載の給電装置。
  12. 給電効率を算出する効率算出部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記算出された給電効率に基づき前記受電コイルのタイプを判断し、判断結果に基づいて前記複数の給電コイルに流れる電流の位相を制御する、
    請求項1記載の給電装置。
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