JP2017219214A - Heat exchanger - Google Patents
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Abstract
Description
ここに開示される技術は、熱輸送媒体と熱交換媒体との熱交換のための炭素繊維強化プラスチック製の熱交換器に関する。 The technology disclosed herein relates to a heat exchanger made of carbon fiber reinforced plastic for heat exchange between a heat transport medium and a heat exchange medium.
従来技術として、例えば、下記特許文献1に開示された熱交換器がある。これに開示された熱交換器では、チューブ及びフィンが、炭素繊維強化プラスチックを用いて形成されている。 As a prior art, for example, there is a heat exchanger disclosed in Patent Document 1 below. In the heat exchanger disclosed therein, the tubes and fins are formed using carbon fiber reinforced plastic.
上記従来技術の炭素繊維強化プラスチック製の熱交換器では、更なる性能向上が求められている。具体的には、炭素繊維強化プラスチック製の熱交換器では、耐圧性能の向上が求められている。また、炭素繊維強化プラスチック製の熱交換器では、熱交換性能の向上が求められている。 In the above-described heat exchanger made of carbon fiber reinforced plastic, further performance improvement is required. Specifically, in a heat exchanger made of carbon fiber reinforced plastic, improvement in pressure resistance is required. In addition, heat exchangers made of carbon fiber reinforced plastic are required to have improved heat exchange performance.
ここに開示される技術は、上記点に鑑みてなされたものであり、高い耐圧性能と高い熱交換性能とを有する熱交換器を提供することを目的とする。 The technology disclosed herein has been made in view of the above points, and an object thereof is to provide a heat exchanger having high pressure resistance performance and high heat exchange performance.
上記目的を達成するため、開示される熱交換器では、
熱輸送媒体が流される熱媒体流路を区画形成する管部分(31、231)を提供する炭素繊維強化プラスチック製の流路区画部材(22、322)を備え、
炭素繊維強化プラスチックは、第1炭素繊維(41)を複数有する第1繊維群と、第1炭素繊維よりも短い第2炭素繊維(42)を複数有する第2繊維群と、を含んでおり、
第1繊維群は、第1炭素繊維のそれぞれが熱媒体流路を囲むように延設されており、
第2繊維群は、第1炭素繊維の延設方向に交差する方向に複数の第2炭素繊維が配向された状態、又は、複数の第2炭素繊維がランダムに配置された無配向状態である。
In order to achieve the above object, in the disclosed heat exchanger,
A flow path partition member (22, 322) made of carbon fiber reinforced plastic that provides pipe portions (31, 231) that define a heat medium flow path through which the heat transport medium flows;
The carbon fiber reinforced plastic includes a first fiber group having a plurality of first carbon fibers (41) and a second fiber group having a plurality of second carbon fibers (42) shorter than the first carbon fibers,
The first fiber group extends so that each of the first carbon fibers surrounds the heat medium flow path,
The second fiber group is in a state where a plurality of second carbon fibers are oriented in a direction crossing the extending direction of the first carbon fibers, or in a non-oriented state where a plurality of second carbon fibers are randomly arranged. .
これによると、管部分において熱媒体流路を囲むように第1繊維群の第1炭素繊維が配向されている。したがって、管部分の径方向に関して、高い耐圧性能を発揮することができる。また、第1繊維群の第1炭素繊維の配向方向に対して交差する方向に第2繊維群の第2炭素繊維が配向されている。あるいは、第2繊維群は無配向状態であり、第2繊維群の複数の第2炭素繊維のうちの少なくとも一部が、第1繊維群の第1炭素繊維の配向方向に対する交差方向に延びるように配置されている。したがって、第1炭素繊維により管部分の周方向への熱移動を促進でき、第2炭素繊維により管部分の長手方向への熱移動を促進できる。この結果、高い耐圧性能と高い熱交換性能とを有する熱交換器を提供できる。 According to this, the 1st carbon fiber of the 1st fiber group is orientated so that a heat carrier channel may be surrounded in a pipe part. Therefore, high pressure resistance can be exhibited in the radial direction of the tube portion. In addition, the second carbon fibers of the second fiber group are oriented in a direction intersecting with the orientation direction of the first carbon fibers of the first fiber group. Alternatively, the second fiber group is in a non-oriented state, and at least a part of the plurality of second carbon fibers of the second fiber group extends in a direction intersecting with the orientation direction of the first carbon fibers of the first fiber group. Is arranged. Therefore, the heat transfer in the circumferential direction of the tube portion can be promoted by the first carbon fiber, and the heat transfer in the longitudinal direction of the tube portion can be promoted by the second carbon fiber. As a result, a heat exchanger having high pressure resistance performance and high heat exchange performance can be provided.
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示技術の範囲を限定するものではない。 In addition, the code | symbol in the parenthesis described in a claim and this clause shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later as one aspect, Comprising: The range of an indication technique is limited It is not a thing.
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号が付され、その部分については、先行する説明を参照することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号が付される場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については他の形態の説明を参照し適用することができる。 A plurality of embodiments for disclosure will be described with reference to the drawings. In each embodiment, the same reference numerals are assigned to portions corresponding to the matters described in the preceding embodiment, and the preceding description can be referred to for the portion. Further, in subsequent embodiments, portions corresponding to the matters described in the preceding embodiments may be given reference numerals that differ only by a hundred or more places. In each embodiment, when only a part of the structure is described, the other parts of the structure can be applied with reference to the description of the other forms.
(第1実施形態)
図1において、冷凍サイクル10は、冷媒の相変化に伴う吸熱および/または放熱を利用する熱機器である。冷媒は、フロン系冷媒、二酸化炭素などの自然冷媒など多様な冷媒によって提供されうる。冷凍サイクル10は、冷媒を加圧および/または減圧させることにより相変化を生じさせ、吸熱および/または発熱を生じさせる蒸気圧縮型の冷凍サイクルである。冷凍サイクル10は、空調装置、冷蔵設備などに利用される。この実施形態では、冷凍サイクル10は、乗り物の室内を空調するための空調装置に利用されている。冷凍サイクル10は、乗り物に搭載されている。したがって、冷凍サイクル10には、軽量であることが求められる。
(First embodiment)
In FIG. 1, a
冷凍サイクル10は、冷媒を圧縮する圧縮機11を有する。冷凍サイクル10は、圧縮機11によって圧縮された高温高圧の冷媒から放熱させる放熱器12を有する。冷媒が凝縮する場合、放熱器12は凝縮器とも呼ばれる。冷凍サイクル10は、放熱器12によって冷却された冷媒を減圧する減圧器13を有する。冷凍サイクル10は、減圧器13によって減圧された低温低圧の冷媒に吸熱させる吸熱器14を有する。冷媒が蒸発する場合、吸熱器14は蒸発器とも呼ばれる。
The
放熱器12および吸熱器14の少なくとも一方は、利用側熱交換器として空調のために利用される。放熱器12および吸熱器14の他方は、非利用側熱交換器として機能する。例えば、空調装置が冷房用途に利用される場合、吸熱器14は空調のための媒体、例えば空気、を冷却するために利用側熱交換器として用いられる。この場合、放熱器12は、非利用側熱交換器として熱を排出するために用いられる。
At least one of the
放熱器12および吸熱器14は、冷凍サイクルにおける冷媒熱交換器である。冷媒は、加圧または減圧されるから、冷媒熱交換器には、高い耐圧性が求められる。例えば、放熱器12は、内部の冷媒の高圧に耐える強度が求められる。また、吸熱器14は、内部の冷媒の低圧に耐える強度が求められる。
The
放熱器12および吸熱器14には、熱交換器として高い熱交換性能を発揮することが求められる。冷媒と熱交換する媒体が空気である場合、冷媒熱交換器には、冷媒と空気との間の高い熱伝達性能を提供することが求められる。したがって、冷媒熱交換器を形成する部材には、冷媒と空気との間において高い熱伝達性能を提供することが求められる。
The
この実施形態では、冷凍サイクルの放熱器12および/または吸熱器14として利用可能な新規な冷媒熱交換器が提供される。この実施形態では、吸熱器14として利用可能な新規な冷媒熱交換器が提供される。
In this embodiment, a novel refrigerant heat exchanger that can be used as the
図2において、冷媒熱交換器20は、冷凍サイクルの熱輸送媒体としての冷媒と熱交換媒体としての空気との間の熱交換を提供する。冷媒熱交換器20は、吸熱器14として利用可能である。冷媒熱交換器20は、本実施形態において熱輸送媒体と熱交換媒体との間の熱交換を提供する熱交換器に相当する。
In FIG. 2, the
冷媒熱交換器20は、熱交換部21と、タンク部24、25とを有する。熱交換部21は、複数の流路区画部材22を有する。冷媒熱交換器20は、冷媒熱交換器20を空調装置に支持するためのサポート部分を備えることができる。冷媒熱交換器20の熱交換部21と、タンク部24、25とは、炭素繊維強化プラスチック(CERP)で作られている。サポート部分もCERPによって作ることができる。
The
複数の流路区画部材22は、冷媒が流される冷媒流路を区画形成する。流路区画部材22は、冷媒が流されるチューブを区画形成するからチューブ部材とも呼ばれる。流路区画部材22は、板状の外観を有し、その中に熱輸送媒体が流れる熱媒体流路である冷媒流路を区画するから、熱交換板とも呼ばれる。複数の流路区画部材22は、空気が流される空気通路23を区画形成する。複数の流路区画部材22は、冷媒と空気との間の熱伝達を担う熱伝達部材でもある。複数の流路区画部材22は、互いに平行となるように積層的に配置されている。複数の流路区画部材22は、それらの間に空気通路23を区画形成するように所定の隙間を設けて配置されている。空気通路23は、被冷却媒体としての空調用の空気が流される通路である。
The plurality of flow
タンク部24は、減圧器13から冷媒を受け入れ、複数の流路区画部材22に冷媒を分配する入口タンクである。タンク部24には、入口管26が設けられている。タンク部25は、複数の流路区画部材22から冷媒を集め、圧縮機11に供給する出口タンクである。タンク部25には、出口管27が設けられている。複数の流路区画部材22は、タンク部24とタンク部25との間に配置されている。複数の流路区画部材22は、タンク部24の内室とタンク部25の内室とを連通する。
The
図3は、図2のIII−III線における断面を示す。この断面には、流路区画部材22の冷媒流れ方向と垂直な断面、すなわち流路区画部材22の長手方向に垂直な断面、が図示されている。図4は、図2のIV−IV線における断面を示す。
FIG. 3 shows a cross section taken along line III-III in FIG. In this cross section, a cross section perpendicular to the refrigerant flow direction of the flow
流路区画部材22は、管部分31を有する。管部分31は、冷媒が流されるチューブを提供する。管部分31は、管部分31の内部に冷媒通路を区画形成する。管部分31は、円形、長円、多角形など多様な断面形状を有することができる。この実施形態では、管部分31は、円形の断面を有する。ひとつの流路区画部材22には、ひとつまたは複数の管部分31を設けることができる。この実施形態では、ひとつの流路区画部材22に3つの管部分31が設けられている。管部分31は、流路区画部材22の両端においてタンク部24、25の内室と連通している。管部分31は、その内部の冷媒通路によってタンク部24の内室とタンク部25の内室とを連通する。
The flow
流路区画部材22は、管部分31から延び出す板部分32を有する。板部分32の一部は、空気の流れ方向AFに関して流路区画部材22の前縁を提供するように流路区画部材22の前縁に設けられている。板部分32の一部は、空気の流れ方向AFに関して流路区画部材22の後縁を提供するように流路区画部材22の後縁に設けられている。板部分32の一部は、2つの管部分31の間に設けられている。
The flow
板部分32は、管部分31から広がるように延び出している。板部分32は複数の管部分31の間に広がっている。板部分32は、隣接する2つの管部分31の間を連結している。板部分32は、タンク部24とタンク部25との間にわたって広がっている。板部分32は、流路区画部材22の機械的強度を高めるために貢献する。板部分32は、管部分31の外側に設けられ、熱交換媒体である空気との接触面積を広くするための伝熱部材である。板部分32は、流路区画部材22によって提供されており、CFRP製である。板部分32は、流路区画部材22と空気とが接触する表面積を大きくするために貢献する。板部分32は、フィン部分とも呼ぶことができる。
The
管部分31は、板部分32から空気通路23に向けて突出する凸部を形成する。言い換えると、板部分32は、2つの管部分31の間において凹部を形成する。さらに、互いに隣接する流路区画部材22は、それらの管部分31が空気の流れ方向AFに関してずれるように配置されている。この結果、流路区画部材22の間に区画形成される空気通路23は、空気の流れ方向AFに関して蛇行するように形成される。このような配置は、流路区画部材22と空気との間の熱伝達を促進する。
The
流路区画部材22の間に区画形成された空気通路23には、空調装置の送風機によって空気が流される。空気は、管部分31の長手方向と交差するように流される。空気は、板部分32と平行に流される。冷媒熱交換器20は、吸熱器14として利用されるから、管部分31および板部分32の外側表面には、凝縮水が付着する。この実施形態では、板部分32が重力方向とほぼ平行に広がるように、冷媒熱交換器20が空調装置に設置される。このような冷媒熱交換器20の設置状態は、凝縮水の排出を促進する。
Air is blown into the
ひとつの流路区画部材22は、プレート33、34を積層することによって形成されている。この実施形態では、2枚の独立したプレート33、34を積層し、接合することによってひとつの流路区画部材22が形成されている。1枚のプレートを折り曲げ、接合することによってひとつの流路区画部材22が形成されてもよい。
One flow
図5において、流路区画部材22を形成する第1プレート33および第2プレート34は、冷媒熱交換器20に対応した形状を有する。プレート33、34は、細長い形状である。図示の例では、プレート33、34は、四辺形または長方形と呼ぶことができる。プレート33、34は、CFRP製である。
In FIG. 5, the
プレート33、34は、管部分31を形成するための溝部35と、板部分32を形成するための平面状の平板部36とを有する。溝部35は、プレート33、34の一面において平板部36より凹んでおり、他面において平板部36より突出している。プレート33、34は、タンク部24、25を形成するための凹部37、38を有する。凹部37、38は、プレート33、34の一面において平板部36より凹んでおり、他面において平板部36より突出している。溝部35の両端は、凹部37、38に達している。溝部35の両端は、凹部37、38に向けて開口している。プレート33、34が向かい合わせに積層されることによってひとつの流路区画部材22が形成される。第1プレート33と第2プレート34とは、それらの合わせ面に対して対称の形状をもつ。
The
図6は、流路区画部材22のモデル化された断面を示す。これらプレート33、34は、CFRPを構成する樹脂材料と、炭素繊維41及び炭素繊維42とを含む。CFRPのマトリックス樹脂中には、複数の炭素繊維41と、複数の炭素繊維42とが含まれている。炭素繊維41は、本実施形態における第1炭素繊維に相当する。複数の炭素繊維41は、第1繊維群を構成する。炭素繊維42は、本実施形態における第2炭素繊維に相当する。複数の炭素繊維42は、第2繊維群を構成する。
FIG. 6 shows a modeled cross section of the flow
図中には、炭素繊維41及び炭素繊維42の配向方向を示すために、代表的な炭素繊維41及び炭素繊維42が断面の中に細い実線で描かれている。複数の炭素繊維41のそれぞれは、溝部35及び平板部36の形状に沿いつつ、図示左右方向であるXX方向に延びている。複数の炭素繊維42のそれぞれは、図示紙面表裏方向であるYY方向に延びている。なお、図6では、マトリックス樹脂中において炭素繊維41の一側のみに炭素繊維42を配設する構成を図示しているが、これに限定されるものではない。例えば、炭素繊維41の他側にも炭素繊維42を配設してかまわない。
In the drawing, in order to show the orientation directions of the
図7は、流路区画部材22の部分断面斜視図である。図中には、炭素繊維41及び炭素繊維42の配向方向を示すために、代表的な炭素繊維41及び炭素繊維42が破線で描かれている。本例では、炭素繊維41は、PAN系炭素繊維からなり、炭素繊維41は、ピッチ系炭素繊維からなる。PAN系炭素繊維は、CFRP成形品の高強度及び高剛性に特に大きく寄与する。PAN系炭素繊維は、CFRP成形品の高熱伝導に大きく寄与する。ピッチ系炭素繊維は、CFRP成形品の高熱伝導に特に大きく寄与する。炭素繊維41は、炭素繊維42よりも長い。第1繊維群の平均繊維長は第2繊維群の平均繊維長よりも大きい。
FIG. 7 is a partial cross-sectional perspective view of the flow
炭素繊維41は高い熱伝導性を有している。炭素繊維41は、CFRPを構成するマトリックス樹脂材料よりはるかに高い熱伝導率を有している。炭素繊維42は、炭素繊維41よりも高い熱伝導性を有している。炭素繊維42は、マトリックス樹脂材料よりも極めて高い熱伝導率を有している。よって、炭素繊維41及び炭素繊維42は、流路区画部材22における熱の移動に大きい影響をもつ。
The
この実施形態で用いられる炭素繊維41は、プレート33、34の厚さよりも長い。炭素繊維41は、プレート33、34の幅方向、すなわち管部分31が提供する冷媒流路の長手方向と直交する方向に関して、プレート33、34の端から端にわたる長さをもっている。炭素繊維41は、例えば、所謂連続繊維である。炭素繊維41は、複数の炭素繊維を単方向に配列したUDテープによって提供される。
The
一方、炭素繊維42は、管部分31の長手方向に沿って延びている。前述したように、炭素繊維42は炭素繊維41よりも短い。炭素繊維42は、例えば、所謂チョップドファイバーである。炭素繊維42は、例えば、長さ2〜5mm程度の繊維である。
On the other hand, the
流路区画部材22に用いられるCFRPにおいて、マトリックス樹脂中に含有される炭素繊維の含有量は15〜70体積%であることが好ましい。そして、全炭素繊維に対する炭素繊維41の割合は、5〜95体積%であることが好ましく、15〜80体積%であればより好ましい。
In the CFRP used for the flow
炭素繊維41は、管部分31では、冷媒流路を囲むように延びるように配向されている。管部分31が円形断面をもつ図示の例では、炭素繊維41は管部分31の周方向に沿って延びるように配向されている。言い換えると、炭素繊維41は、管部分31が提供する冷媒流路の長手方向と垂直な断面において、その断面と平行に延びるように配向されている。このような炭素繊維41の配向は、管部分31における径方向に関する耐圧性を向上させるために貢献する。
The
炭素繊維41は、板部分32では、管部分31が提供する冷媒流路の長手方向と交差する方向、例えば直交する方向へ延びるように配向されている。このような配向は、板部分32におけるXX方向への熱伝導を促進し、板部分32における温度分布の抑制に貢献する。
The
炭素繊維41は、板部分32では、管部分31から延び出すように配向されている。炭素繊維41は、管部分31から延び出すように板部分32の中を延びている。このような配向は、管部分31と板部分32との間の熱移動を促進するために貢献する。
The
さらに、炭素繊維41は、管部分31と板部分32との両方にわたって連続的に延びている。このような長い炭素繊維41の利用、および/または炭素繊維41の配向は、管部分31と板部分32との間の熱移動をさらに促進する。
Furthermore, the
炭素繊維41は、板部分32において、隣接する2つの管部分31の間を連結するように延びている。このような配向は、流路区画部材22の幅方向であるXX方向に関する機械的な強度を向上させる。炭素繊維41は、熱交換媒体である空気の流れ方向AFに沿って流路区画部材22の全幅にわたって延びている。炭素繊維41は、複数の管部分31と複数の板部分32とのすべてにわたって延びている。
The
炭素繊維42は、炭素繊維41が延びる方向と交差する方向、例えば直交する方向へ延びるように配向されている。炭素繊維42は、管部分31及び板部分32のそれぞれで、炭素繊維41と交差するように延びている。このような炭素繊維42の配向は、板部分32におけるYY方向への熱伝導を促進し、板部分32における温度分布の抑制に貢献する。
The
上述のような管部分31および/または板部分32における炭素繊維41及び炭素繊維42の配向は、流路区画部材22の厚さを薄くすることを可能とする。薄い流路区画部材22は、冷媒熱交換器20の軽量化を可能とする。また、薄い流路区画部材22は、冷媒と空気との間の熱移動をさらに促進する。
The orientation of the
図8は、冷媒熱交換器20の製造方法における主要な工程を示している。冷媒熱交換器20の製造方法は、以下に述べる工程を有する。第1工程8Aは、プレート33、34のための素材を供給する工程である。この工程では、CFRPのプリプレグが供給される。プレプリグは、炭素繊維に樹脂材料を含浸させた状態で供給される。プレプリグは、後続の工程に適した加工性および硬化特性をもつように樹脂材料が選定される。プレプリグの樹脂材料は、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を利用可能である。プリプレグは、ロール材51として供給される。熱硬化性樹脂の一例はエポキシ樹脂である。熱可塑性樹脂の一例はポリアミド樹脂である。
FIG. 8 shows the main steps in the method for manufacturing the
第2工程8Bは、素材をプレート33、34の形状に加工する工程である。この工程では、プリプレグが所定の大きさに切断され、所定の形状を与えられる。プリプレグは、プレート33、34に相当する形状に成形される。例えば、プレス加工機52を用いるプレス加工によってプレート33、34の形状が成形される。
The
第3工程8Cは、複数のプレート33、34を、冷媒熱交換器20を形成するように積層的に配置する工程である。この工程では、複数のプレート33、34が規則的に積層される。この工程では、ひとつの流路区画部材22のために、互いに対称の一組のプレート33、34が積層される。さらに、この工程では、冷媒熱交換器20を形成するための複数組のプレート33、34が積層される。第4工程8Dは、プレート33、34を接合し、プリプレグを固化させる工程である。マトリックス樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、熱硬化によりマトリックス樹脂が固化する。マトリックス樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、冷却によりマトリックス樹脂が固化する。
The
図9は、図8の第1工程8Aに供給するプリプレグの製造方法における主要な工程を示している。プリプレグの製造方法は、以下に述べる工程を有する。第1工程9Aは、整列した炭素繊維41を準備する工程である。この工程では、例えば、炭素繊維41のUDシートが準備される。この工程では、整列された炭素繊維41が、例えば、金型の製品部であるキャビティ内に配置される。
FIG. 9 shows the main steps in the method for manufacturing the prepreg supplied to the
第2工程9Bは、マトリックス樹脂を注入する工程である。この工程では、炭素繊維42を含有するマトリックス樹脂が注入される。ここ工程では、例えば、UDシートの側方において炭素繊維41の延在方向に延びるフィルムゲート61からキャビティ内にマトリックス樹脂が注入される。フィルムゲート61からマトリックス樹脂を注入することで、マトリックス樹脂に含まれる炭素繊維42が注入方向に配向する。すなわち、炭素繊維42が炭素繊維41と直交する方向に配向する。
The
第3工程9Cは、マトリックス樹脂を一旦固化してプリプレグシートを形成する工程である。この工程では、マトリックス樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、熱硬化を所定レベルまで進行させてから冷却し、マトリックス樹脂をBステージ状態とする。マトリックス樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、冷却によりマトリックス樹脂を固化する。
The
第4工程9Dは、第3工程9Cで製作したプリプレグシートを巻き取ってロール材51とする工程である。この工程で製造されたロール材51が、図8の第1工程8Aに供給される。
The fourth step 9D is a step of winding the prepreg sheet manufactured in the
プリプレグの製造方法は、図9を用いて説明した方法に限定されるものではなく、種々の製造方法を採用可能である。例えば、マトリックス樹脂中に炭素繊維41が配向したシートと、マトリックス樹脂中に炭素繊維42が配向したシートとを、炭素繊維41の配向方向と炭素繊維42の配向方向とが交差するように重ね合わせるものであってもよい。
The manufacturing method of a prepreg is not limited to the method demonstrated using FIG. 9, A various manufacturing method is employable. For example, a sheet in which the
炭素繊維41は、例えば、三菱レイヨン株式会社が販売する「パイロフィル(登録商標)」として入手可能である。炭素繊維41は、繊維方向が一方向であるUDテープ、織物としてのファブリックシートとして入手可能である。炭素繊維41は、例えば、東レ株式会社が販売する「トレカ(登録商標)」として入手可能である。炭素繊維41は、繊維方向が一方向であるUDテープ、織物としてのファブリックシートとして入手可能である。炭素繊維42は、例えば、三菱樹脂株式会社が販売する「ダイアリード(登録商標)」として入手可能である。炭素繊維41は、不連続基材であるチョップドファイバーまたは短繊維ペレット、繊維を短く粉砕したミルドファイバーとして入手可能である。
The
炭素繊維41は、炭素繊維を織ったファブリックシートによっても提供できる。この場合、プレート33、34において、炭素繊維41と交差するように延びる炭素繊維には、炭素繊維42と、炭素繊維41とともにファブリックシートと形成する炭素繊維とが含まれる。
The
これまで説明したように、第1炭素繊維である炭素繊維41は、PAN系炭素繊維であり所謂連続繊維であることが好ましい。また、第2炭素繊維である炭素繊維42は、ピッチ系炭素繊維であり所謂短繊維であることが好ましい。しかしながら、これに限定されるものではない。第1炭素繊維が第2炭素繊維よりも長く、第1炭素繊維が管部分31の周方向に延びるものであり、第2炭素繊維が第1炭素繊維に交差する方向に延びるものであればよい。
As explained so far, the
第1炭素繊維は、第2炭素繊維よりも長ければ、前述の説明よりも短い炭素繊維が用いられてもよい。第1炭素繊維は、例えば、ピッチ系炭素繊維であってもよい。第1炭素繊維は、連続繊維ではなく、所謂長繊維と呼ばれるものであってもよい。また、所謂短繊維と呼ばれるものであってもよい。 As long as the 1st carbon fiber is longer than the 2nd carbon fiber, carbon fiber shorter than the above-mentioned explanation may be used. The first carbon fiber may be, for example, a pitch-based carbon fiber. The first carbon fibers may not be continuous fibers but may be so-called long fibers. Moreover, what is called a short fiber may be used.
また、第2炭素繊維は、第1炭素繊維よりも短ければ、前述の説明よりも長い炭素繊維が用いられてもよい。第2炭素繊維は、例えば、PAN系炭素繊維であってもよい。第2炭素繊維は、短繊維ではなく、所謂長繊維と呼ばれるものであってもよい。また、第2炭素繊維にカーボンナノチューブを採用することもできる。 In addition, as long as the second carbon fiber is shorter than the first carbon fiber, a carbon fiber longer than the above description may be used. The second carbon fiber may be, for example, a PAN-based carbon fiber. The second carbon fiber may not be a short fiber but may be a so-called long fiber. Moreover, a carbon nanotube can also be employ | adopted for a 2nd carbon fiber.
第1炭素繊維は、例えば、「ダイアリード」として入手可能である。第1炭素繊維は、繊維方向が一方向であるUDテープ、織物としてのファブリックシートとして入手可能である。また。第2炭素繊維は、例えば、「パイロフィル」として入手可能である。第2炭素繊維は、不連続基材であるチョップドファイバーとして入手可能である。第2炭素繊維は、例えば、「トレカ」として入手可能である。第2炭素繊維は、不連続基材であるカットファイバーまたは短繊維ペレットとして入手可能である。 The first carbon fiber is available, for example, as “DIALEAD”. The first carbon fiber can be obtained as a UD tape having a unidirectional fiber direction or a fabric sheet as a woven fabric. Also. The second carbon fiber is available, for example, as “Pyrofil”. The second carbon fiber is available as a chopped fiber that is a discontinuous substrate. The second carbon fiber is available as, for example, “Treca”. The second carbon fibers are available as cut fibers or short fiber pellets that are discontinuous substrates.
第1炭素繊維にUDテープまたはファブリックシートが利用される場合、プレート33、34として必要な方向に第1炭素繊維の長手方向を位置付け、樹脂材料を含浸させることによってプレプリグが提供される。第1炭素繊維にチョップドファイバー、カットファイバー、短繊維ペレットと呼ばれる不連続基材が利用される場合、不連続基材が混合された樹脂材料の射出成形により第1炭素繊維の配向が提供可能である。
When a UD tape or a fabric sheet is used for the first carbon fibers, the prepreg is provided by positioning the longitudinal direction of the first carbon fibers in the necessary direction as the
CFRPのマトリックス樹脂材料として熱硬化性樹脂が用いられる場合、冷媒熱交換器20の製造方法の工程には、オートクレーブによる真空加熱加圧工程を利用することができる。また、RTM(Resin Transfer Molding)工程とも呼ばれる樹脂注入成形工程、またはVaRTM(Vacuum Resin Transfer Molding)工程とも呼ばれる吸入式樹脂注入成形工程を利用することができる。また、CFRPのマトリックス樹脂材料として熱可塑性樹脂が用いられる場合、冷媒熱交換器20の製造方法の工程には、スタンププレス工程(Stamping Molding)、または射出成形工程(Injection Molding)を利用することができる。
When a thermosetting resin is used as the CFRP matrix resin material, a vacuum heating and pressurizing process using an autoclave can be used as a process of the manufacturing method of the
この実施形態の熱交換機である冷媒熱交換器20は、熱輸送媒体が流される熱媒体流路を区画形成する管部分31を提供するCFRP製の流路区画部材22を備えている。CFRPは、第1炭素繊維である炭素繊維41を複数有する第1繊維群と、炭素繊維41よりも短い第2炭素繊維である炭素繊維42を複数有する第2繊維群と、を含んでいる。第1繊維群は、炭素繊維41のそれぞれが熱媒体流路を囲むように延設されている。第2繊維群は、炭素繊維41の延設方向に交差する方向に複数の炭素繊維42が配向された状態ある。
The
これによると、管部分31において熱媒体流路を囲むように第1繊維群の炭素繊維41が配向されている。したがって、管部分31の径方向に関して、高い耐圧性能を発揮することができる。また、第1繊維群の炭素繊維41の配向方向に対して交差する方向に第2繊維群の炭素繊維42が配向されている。したがって、炭素繊維41により管部分31の周方向への熱移動を促進できる。流路区画部材22の全体としては図示XX方向への熱移動を促進できる。また、炭素繊維42により管部分31の長手方向への熱移動を促進できる。流路区画部材22の全体としては図示YY方向への熱移動を促進できる。これらの結果、高い耐圧性能と高い熱交換性能とを提供できる。
According to this, the
また、炭素繊維41にPAN系炭素繊維を用い、炭素繊維42にピッチ系炭素繊維を用いることができる。これによると、マトリックス樹脂よりも高い熱伝導性を有するとともに比較的高強度や高剛性の寄与に優れるPAN系炭素繊維を、熱媒体流路を囲むように配向できる。一方、比較的高熱伝導性の寄与に優れるピッチ系炭素繊維を、PAN系炭素繊維と交差するように配向することができる。したがって、確実に高い耐圧性能と高い熱交換性能とを提供することができる。
Further, a PAN-based carbon fiber can be used for the
また、同一のマトリクス樹脂内に特性の異なる炭素繊維を複合することで、熱交換器の部位によって異なる必要な特性を一体の樹脂材料で設定することができる。したがって、熱特性に関する設計自由度が向上する。また、高強度樹脂と高熱伝導性樹脂を組み合わせて接合加工する必要がないので、熱交換器の製造コストを抑制することが可能である。 In addition, by combining carbon fibers having different characteristics in the same matrix resin, it is possible to set necessary characteristics that differ depending on the part of the heat exchanger with an integral resin material. Therefore, the degree of freedom in design related to thermal characteristics is improved. Moreover, since it is not necessary to combine and process high-strength resin and highly heat conductive resin, it is possible to suppress the manufacturing cost of the heat exchanger.
また、この実施形態によると、冷媒熱交換器20の冷媒流路構成部材である流路区画部材22にCFRPが用いられるから、冷媒流路構成部材を薄く、軽量に形成することができる。この結果、軽量な冷媒熱交換器が提供される。この実施形態によると、炭素繊維41は、板部分32において、管部分31から延び出すように配向される。このため、管部分31の中の冷媒と、板部分32の外の媒体との間において高い熱交換性能を有する冷媒熱交換器が提供される。
Moreover, according to this embodiment, since CFRP is used for the flow
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、管部分31は、円形断面の冷媒流路を区画形成している。これに代えて、流路区画部材22は、多様な断面形状をもつ冷媒流路を区画形成するように形成することができる。
(Second Embodiment)
This embodiment is a modification based on the preceding embodiment. In the said embodiment, the
図10に図示されるように、この実施形態の流路区画部材22は、管部分231を有する。管部分231は、長方形または長円形と呼びうる断面形状をもつ冷媒流路を区画形成する。この実施形態でも、冷媒流路は、熱輸送媒体が流れる熱媒体流路に相当する。
As shown in FIG. 10, the flow
この実施形態によると、広い範囲にわたって冷媒とプレート33、34との接触面が形成される。また、流路区画部材22の外面には、広い面積にわたる平面状の範囲が設けられる。このような形状は、冷媒熱交換器20の用途に適合した熱交換性能を提供することを可能とする。
According to this embodiment, the contact surface between the refrigerant and the
本実施形態の流路区画部材22にも、先行する実施形態で説明した、第1炭素繊維を複数有する第1繊維群と、第2炭素繊維を複数有する第2繊維群との特徴的な開示技術を適用して有効である。
Characteristic disclosure of the first fiber group having a plurality of first carbon fibers and the second fiber group having a plurality of second carbon fibers described in the preceding embodiment also in the flow
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、冷媒熱交換器20は、いわゆる積層プレート型、またはドロンカップ型と呼ばれる形式に属する。これに代えて、冷媒熱交換器20は、多様な形式によって提供することができる。
(Third embodiment)
This embodiment is a modification based on the preceding embodiment. In the said embodiment, the refrigerant |
図11に図示される冷媒熱交換器20は、チューブアンドヘッダ型と呼ばれる形式に属する。図示される冷媒熱交換器20のひとつの用途は放熱器12である。
The
冷媒熱交換器20は、複数の流路区画部材322を有する。この実施形態でも、流路区画部材322は、冷媒が流される冷媒流路を構成する。この実施形態においても、冷媒流路は、熱輸送媒体が流れる熱媒体流路に相当する。
The
流路区画部材322は、先行する実施形態の流路区画部材22のうち、凹部37、38とその周辺部を備えず、管部分31と板部分32とに対応する部分だけを有する。よって、流路区画部材322は、主として冷媒流路を提供するように形成されている。この実施形態でも、複数の流路区画部材322の間には、空気通路23が形成されている。この空気通路23には、流路区画部材322に熱的に接続されたフィン328が配置されている。フィン328は、管部分31の外側に設けられ、熱交換媒体である空気との接触面積を広くするための伝熱部材である。フィン328は、流路区画部材322とは別体の部材である。
The flow
図示の例では、フィン328は、コルゲートフィンと呼ばれる波状の部材によって提供されている。フィン328は、CFRP製の流路区画部材322に熱的に、かつ機械的に接合可能な材料によって作られている。フィン328は、CFRP製である。フィン328が流路区画部材22に接着される場合、フィン328は、アルミなどの金属製とすることができる。
In the illustrated example, the
冷媒熱交換器20は、複数の流路区画部材322の両端が流体的に連通させられたヘッダタンク324、325を有する。ヘッダタンク324、325は、アルミなどの金属製、またはCFRP製である。流路区画部材22は、ヘッダタンク324、325内に区画形成された冷媒室を連通する。
The
本実施形態の流路区画部材322にも、先行する実施形態で説明した、第1炭素繊維を複数有する第1繊維群と、第2炭素繊維を複数有する第2繊維群との特徴的な開示技術を適用して有効である。
Characteristic disclosure of the first fiber group having a plurality of first carbon fibers and the second fiber group having a plurality of second carbon fibers described in the preceding embodiment also in the flow
(他の実施形態)
この開示は、例示された実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。開示は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。実施形態は追加的な部分をもつことができる。実施形態の部分は、省略される場合がある。実施形態の部分は、他の実施形態の部分と置き換え、または組み合わせることも可能である。実施形態の構造、作用、効果は、あくまで例示である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
(Other embodiments)
The present disclosure is not limited to the illustrated embodiment, and can be implemented with various modifications. The disclosure is not limited to the combinations shown in the embodiments, and can be implemented by various combinations. Embodiments can have additional parts. The portion of the embodiment may be omitted. The parts of the embodiments can be replaced or combined with the parts of the other embodiments. The structure, operation, and effect of the embodiment are merely examples. The technical scope disclosed is not limited to the description of the embodiments. Some technical scope disclosed is indicated by the description of the claims, and should be understood to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the description of the claims. .
上記実施形態では、流路区画部材22の全体に炭素繊維41及び炭素繊維42が設けられている。これに代えて、流路区画部材22の一部分だけに炭素繊維41及び炭素繊維42が設けられてもよい。例えば、高い機械的な強度が求められる部分、および/または高い熱移動性が必要な部分に炭素繊維41及び炭素繊維42を設けてもよい。さらに、上記実施形態に加えて、高い機械的な強度が求められる部分、および/または高い熱移動性が必要な部分に、追加的な炭素繊維を付加してもよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、第1繊維群を構成する炭素繊維41の延設方向に交差する方向に第2繊維群を構成する炭素繊維42を配向していた。しかしながら、これに限定されるものではない。第2繊維群を構成する複数の第2炭素繊維は、ランダムに配置された無配向状態であってもかまわない。無配向状態は、ランダム配向状態と呼ぶこともできる。
Moreover, in the said embodiment, the
これによると、無配向状態の第2繊維群の複数の第2炭素繊維のうちの少なくとも一部が、第1繊維群の第1炭素繊維の配向方向に対する交差方向に延びるように配置されている。したがって、第1炭素繊維により管部分31、231の周方向への熱移動を促進でき、第2炭素繊維により管部分31、231の長手方向への熱移動を促進できる。この結果、高い耐圧性能と高い熱交換性能とを有する熱交換器を提供できる。
According to this, it arrange | positions so that at least one part of several 2nd carbon fiber of the 2nd fiber group of a non-orientation state may extend in the cross | intersection direction with respect to the orientation direction of the 1st carbon fiber of a 1st fiber group. . Therefore, the heat transfer in the circumferential direction of the
また、上記実施形態では、冷媒熱交換器20に開示技術を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。冷媒熱交換器20以外の熱交換器にも開示技術を適用して有効である。例えば、熱交換器は、ラジエータやオイルクーラ等であってもかまわない。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where a disclosed technique was applied to the refrigerant |
20 冷媒熱交換器(熱交換器)
22、322 流路区画部材
31、231 管部分
41 炭素繊維(第1炭素繊維)
42 炭素繊維(第2炭素繊維)
20 Refrigerant heat exchanger (heat exchanger)
22, 322
42 Carbon fiber (second carbon fiber)
Claims (10)
前記熱輸送媒体が流される熱媒体流路を区画形成する管部分(31、231)を提供する炭素繊維強化プラスチック製の流路区画部材(22、322)を備え、
前記炭素繊維強化プラスチックは、第1炭素繊維(41)を複数有する第1繊維群と、前記第1炭素繊維よりも短い第2炭素繊維(42)を複数有する第2繊維群と、を含んでおり、
前記第1繊維群は、前記第1炭素繊維のそれぞれが前記熱媒体流路を囲むように延設されており、
前記第2繊維群は、前記第1炭素繊維の延設方向に交差する方向に複数の前記第2炭素繊維が配向された状態、又は、複数の前記第2炭素繊維がランダムに配置された無配向状態である、熱交換器。 In a heat exchanger that provides heat exchange between a heat transport medium and a heat exchange medium,
A flow path partition member (22, 322) made of carbon fiber reinforced plastic that provides pipe portions (31, 231) that partition the heat medium flow path through which the heat transport medium flows;
The carbon fiber reinforced plastic includes a first fiber group having a plurality of first carbon fibers (41) and a second fiber group having a plurality of second carbon fibers (42) shorter than the first carbon fibers. And
The first fiber group extends so that each of the first carbon fibers surrounds the heat medium flow path,
In the second fiber group, a plurality of the second carbon fibers are oriented in a direction intersecting the extending direction of the first carbon fibers, or a plurality of the second carbon fibers are randomly arranged. A heat exchanger in an oriented state.
前記第1炭素繊維が複数の前記管部分と複数の前記板部分とのすべてにわたって延びている請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の熱交換器。 The flow path partition member has a plurality of the tube portions and a plurality of the plate portions,
The heat exchanger according to any one of claims 5 to 7, wherein the first carbon fiber extends over all of the plurality of tube portions and the plurality of plate portions.
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