JP2017218061A - 飛行体システムおよび飛行体制御方法 - Google Patents

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Atsushi Imazu
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Abstract

【課題】ロータよりも張り出した位置に作業装置が配置されたとしても飛行体の姿勢を一定に保つことができる飛行体システムを提供する。【解決手段】飛行体システム300は、飛行体100と、ケーブル110と、制御装置200とを備える。ケーブル110は、飛行体100に接続されている。制御装置200は、ケーブル110の張力Tcに基づく第1モーメントMcを制御する。第1モーメントMcは飛行体100に作用する。飛行体100は、少なくとも1つのロータ10a、10bと、ベース部30と、張出部50と、作業装置20と、ケーブル接続部40とを有する。制御装置200は、第1モーメントMcと、作業装置20の重力に基づく第2モーメントMeとが釣り合うように制御する。第2モーメントMeは飛行体100に作用する。第1モーメントMcおよび第2モーメントMeの各々は、所定点Cのまわりのモーメントを示す。【選択図】図3

Description

本発明は、飛行体システムおよび飛行体制御方法に関する。
高速道路や橋梁の老朽化が進んでおり、また、一般のマンションのような建築物においても定期報告が義務化されていることから、建築物の目視検査のニーズが高まっている。建築物の目視検査の際には、足場または大型クレーンを用いることが多いが、コストや検査時間がかかるため、より簡便な目視検査方法が求められている。また、天井または橋梁裏等の目視検査の際には、足場または大型クレーンの使用が困難な場合が多く、カメラのような作業装置を搭載した小型ヘリコプタの使用が検討されている(例えば、特許文献1)。
そこで、天井または橋梁裏等の目視検査の際にバッテリー搭載のヘリコプタを使用しているが、バッテリーの電源容量に限界があるため、ヘリコプタ飛行時間に制限がある。バッテリーの電源容量の限界の対策の一つは、電源容量に余裕のある地上の基地局からヘリコプタに電源ケーブルをつないで、ヘリコプタに継続的に給電することである。
特許文献1に記載の飛行体システムでは、飛行体に作用する外力(例えば、ケーブルの張力)に基づいて、飛行体の位置を制御している。したがって、飛行体にケーブルが接続されている場合においても、飛行体の目標位置への飛行制御の応答性が良好に保たれている。
特開2014−169038号公報
また、ロータよりも張り出した位置で作業装置が作業を行う飛行体システムが求められている。作業装置がロータよりも張り出した位置に配置された場合、作業装置に作用する重力によってモーメントが発生する。作業装置に作用する重力によるモーメントが発生した場合、二つのロータの推力差によってモーメントを発生させることによって飛行体の姿勢を制御することが行われる。しかし、特に固定ピッチのプロペラを用いてロータの回転速度を変化させることで推力を変化させる場合、効率の良い推力範囲が狭いため、大きな推力差を発生させることは現実的でない。したがって、作業装置がロータよりも張り出した位置に配置された場合、作業装置に作用する重力によってモーメントが発生するモーメントによって飛行体の姿勢を一定に保つことが困難である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的はロータよりも張り出した位置に作業装置が配置されたとしても飛行体の姿勢を一定に保つことができる飛行体システムおよび飛行体制御方法を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、飛行体システムは、飛行体と、ケーブルと、制御装置とを備える。前記ケーブルは、前記飛行体に接続されている。前記制御装置は、前記ケーブルの張力に基づく第1モーメントを制御する。前記第1モーメントは前記飛行体に作用する。前記飛行体は、少なくとも1つのロータと、ベース部と、張出部と、作業装置と、ケーブル接続部とを有する。前記ベース部は、前記少なくとも1つのロータが取り付けられている。前記張出部は、前記ベース部から張り出している。前記作業装置は、前記張出部に取り付けられている。前記作業装置は、作業対象物に対して作業する。前記ケーブル接続部は、前記ケーブルが接続されている。前記作業装置は、前記ベース部に設定された所定点に対して、前記ロータよりも外側に配置される。前記制御装置は、前記第1モーメントと、前記作業装置の重力に基づく第2モーメントとが釣り合うように制御する。前記第2モーメントは前記飛行体に作用する。前記第1モーメントおよび前記第2モーメントの各々は、前記所定点のまわりのモーメントを示す。
本発明の飛行体システムにおいて、前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように前記ケーブルの前記張力を制御することが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように、作用線と前記所定点との最短距離を制御することが好ましい。前記作用線は、前記ケーブルの前記張力に対応することが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記ケーブル接続部は、本体部と、移動部とを有することが好ましい。前記本体部は、前記ケーブルが接続されていることが好ましい。前記移動部は、前記本体部を移動させることが好ましい。前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように、前記移動部に前記本体部を移動させることが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記移動部は、前記本体部を前記ベース部に沿ってスライドすることが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記移動部は、第1アームと、第1アーム回動部とを有することが好ましい。前記第1アームは、前記本体部に接続することが好ましい。前記第1アーム回動部は、前記第1アームに接続することが好ましい。前記第1アーム回動部は、前記第1アームを回動させることが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記作業装置は、前記ベース部に対して移動することが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記張出部は、第2アームと、第2アーム回動部とを有することが好ましい。前記第2アームは、前記作業装置が取り付けられていることが好ましい。前記第2アーム回動部は、前記第2アームに接続することが好ましい。前記第2アーム回動部は、前記第2アームを回動させることが好ましい。
本発明の飛行体システムにおいて、前記制御装置は、前記ロータと前記ベース部とを1つの剛体とみなしたときの前記剛体の質量中心に前記所定点を設定することが好ましい。
本発明の第2の観点によれば、飛行体制御方法は、ケーブルが接続された飛行体を用意するステップと、前記飛行体が飛行を開始するステップと、第1モーメントと第2モーメントとが釣り合うように前記第1モーメントを制御するステップとを包含する。前記飛行体は、少なくとも1つのロータと、ベース部と、張出部と、作業装置と、ケーブル接続部を有する。前記ベース部は、前記少なくとも1つのロータが取り付けられている。前記張出部は、前記ベース部から張り出している。前記作業装置は、前記張出部に取り付けられている。前記作業装置は、作業対象物に対して作業する。前記ケーブル接続部は、前記ケーブルが接続されている。前記作業装置は、前記ベース部に設定された所定点に対して、前記ロータよりも外側に配置される。前記第1モーメントは、前記ケーブルの張力に基づく前記飛行体に作用するモーメントを示す。前記第2モーメントは、前記作業装置の重力に基づく前記飛行体に作用するモーメントを示す。前記第1モーメントおよび前記第2モーメントの各々は、前記所定点のまわりのモーメントを示す。
本発明によれば、ロータよりも張り出した位置に作業装置が配置されたとしても飛行体の姿勢を一定に保つことができる。
本発明の実施形態1に係る飛行体システムを示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る飛行体の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る飛行体システムを示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る飛行体システムのブロック図である。 本発明の実施形態2に係る飛行体システムを示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る飛行体システムを示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る飛行体システムのブロック図である。 本発明の実施形態4に係る飛行体システムを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る飛行体システム300および飛行体制御方法について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る飛行体システム300を示す模式図である。
飛行体システム300は、飛行体100と、ケーブル110と、制御装置200とを備える。
飛行体100は、例えば、ヘリコプタである。飛行体100は、ロータ10aと、ロータ10bと、ベース部30と、張出部50と、作業装置20と、ケーブル接続部40とを有する。
ロータ10aは、プロペラ12aと、モータ14aとを有する。プロペラ12aは、モータ14aの駆動によって回転する。同様に、ロータ10bは、プロペラ12bと、モータ14bとを有する。プロペラ12bは、モータ14bの駆動によって回転する。
ベース部30には、ロータ10aとロータ10bとが取り付けられている。ベース部30は、例えば、フレームである。
張出部50は、ベース部30から張り出している。張出部50は、例えば、アームである。
ケーブル接続部40には、ケーブル110が接続されている。ケーブル接続部40は、ベース部30に取り付けられている。ベース部30と張出部50とは、例えば、異なる部材である。なお、ベース部30と張出部50とは、一体成型された同じ部材であってもよい。
作業装置20は、張出部50に取り付けられている。したがって、作業装置20は、ロータ10bよりも張り出した位置に配置されている。作業装置20は、例えば、エンドエフェクタである。エンドエフェクタは、例えば、マニピュレーターである。作業装置20は、作業対象物に対して作業する。作業装置20は、例えば、剥離しそうなコンクリートを検査時に前もって落とす。作業装置20は、ロータ10bよりも張り出した位置に配置されているため、コンクリートの破片が飛んだとしても、破片がロータ10bに当たってロータ10bが変形することを抑制することができる。したがって、飛行体100は安定した姿勢で飛行することができる。
ケーブル110は、飛行体100に接続されている。ケーブル110は、例えば、電線ケーブルである。電線ケーブルでは、例えば、飛行体100に電力を供給する、または飛行体100に信号を伝達する。ケーブル110は、飛行体100の飛行中は、ケーブル110の自重により垂下している。
飛行体100が安定した姿勢で飛行するためには、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うことが重要である。第1モーメントMcと第2モーメントMeの各々は所定点Cのまわりのモーメントを示す。第1モーメントMcと第2モーメントMeの各々は飛行体100に作用する。第1モーメントMcは、ケーブル110の張力に基づく。第2モーメントMeは、作業装置20の重力に基づく。
所定点Cは、ベース部30に設定された点である。作業装置20は、所定点Cに対して、ロータ10aおよびロータ10bよりも外側に配置されている。所定点Cは、例えば、ロータ(ロータ10aおよびロータ10b)と、ベース部30とを1つの剛体とみなしたときの剛体の質量中心に設定される。本実施形態では、ロータ10aとロータ10bとの中間点に所定点Cが設定されている。すなわち、所定点Cからロータ10aまでの距離と、所定点Cからロータ10bまでの距離とは等しい。なお、所定点Cは、ロータ(ロータ10aおよびロータ10b)と、ベース部30と、張出部50とを1つの剛体とみなしたときの剛体の質量中心に設定されてもよい。
制御装置200は、ケーブル110の張力に基づく第1モーメントMcを制御する。詳しくは、制御装置200は、第1モーメントMcと、作業装置20の重力に基づく第2モーメントMeとが釣り合うように制御する。したがって、ロータ10bよりも外側に作業装置20が配置されたとしても飛行体100の姿勢を一定に保つことができる。その結果、作業装置20を用いて容易に作業を行うことができる。
制御装置200は、制御部230と、長さ調整器250と、張力制御器210と、外力情報取得装置240と、電源Eとを有する。
長さ調整器250は、長さ調整器250から繰り出されているケーブル110の長さを調整する。例えば、長さ調整器250は、プーリーを含む。プーリーにはケーブル110が巻き付けられている。プーリーが回転することによって、ケーブル110を巻き取ったり、繰り出したりする。その結果、長さ調整器250は、長さ調整器250から繰り出されているケーブル110の長さを調整する。
張力制御器210は、制御装置200におけるケーブル110の張力を制御する。具体的には、張力制御器210は、長さ調整器250のプーリーを変位させることによってケーブル110の張力を制御する。具体的には、張力制御器210は、アイドラープーリーを含む。張力制御器210は、アイドラープーリーのケーブル110への押しつけ量を変化させることによってケーブル110の張力を制御する。
制御部230は、長さ調整器250と、張力制御器210とを制御する。制御部230は、ケーブル110の張力に基づく第1モーメントMcを制御する。詳しくは、制御装置200は、第1モーメントMcと、作業装置20の重力に基づく第2モーメントMeとが釣り合うように制御する。
外力情報取得装置240は、例えば、制御装置200におけるケーブル110の張力を取得する。
飛行体100と電源Eとは、ケーブル110を介して連結されている。電源Eは、ケーブル110を通じて、飛行体100に電力を供給する。
図1および図2を参照して、本発明の実施形態1に係る飛行体100の制御方法を説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る飛行体100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS102〜S112の処理が実行されることによって飛行体の制御が行われる。
ステップS102:ケーブル110が接続された飛行体100を用意する。処理は、ステップS104に進む。
ステップS104:飛行体100が飛行を開始する。処理は、ステップS106に進む。
ステップS106:制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、第1モーメントMcを制御する。処理は、ステップS108に進む。
ステップS108:飛行体100を移動させ、作業装置20を作業箇所に接近させる。処理は、ステップS110に進む。
ステップS110:作業箇所において作業装置20が作業を行う。処理は、ステップS112に進む。
ステップS112:飛行体100を着陸させる。処理は、終了する。
図3を参照して、制御装置200の第1モーメントMcの制御について説明する。図3は、本発明の実施形態1に係る飛行体システム300を示す模式図である。図3において、重力Feは、作業装置20に加わる重力を示す。張力Trは、制御装置200における張力を示す。張力Tcは、ケーブル接続部40における張力を示す。オフセットReは、作業装置20に対するオフセットを示す。オフセットRcは、ケーブル接続部40に対するオフセットを示す。
飛行体100を安定した姿勢で飛行させるためには、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うことが必要である。制御部230は、第1モーメントMcを制御することによって、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように制御する。すなわち、制御部230は、以下の式1を満たすように、第1モーメントMcを制御する。
Mc=Me (式1)
制御部230は、質量meと、重力加速度gとに基づいて、第2モーメントMeを算出する。すなわち、制御部230は、第2モーメントMeを、以下の式2によって算出する。
Me=FeRe=megRe (式2)
質量meは、作業装置20の質量であり、gは重力加速度である。
第1モーメントMcは、以下の式3によって求められる。
Mc=TcRc (式3)
制御部230は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣りあうために必要な張力Tcを算出する。具体的には、制御部230は、張力Tcを以下の式4によって算出する。なお、本明細書において、式4によって算出された張力Tcを、必要張力Tc1と記載することがある。
Tc=Mc/Rc=megRe/Rc (式4)
制御部230は、制御装置200における張力Trに基づいて、ケーブル接続部40における張力Tcを算出する。具体的には、制御部230は、ケーブル接続部40における張力Tcを、以下の式5によって算出する。なお、本明細書において、式5によって算出された張力Tcを、実測張力Tc2と記載することがある。
Tc=Tr+ρgLc (式5)
密度ρは、ケーブル110の密度であり、長さLcは、長さ調整器250から繰り出されているケーブル110の長さである。ここで、張力Trは、外力情報取得装置240によって取得された張力である。なお、張力Tcは、ケーブル接続部40において直接的に取得するようにしてもよい。
制御部230は、必要張力Tc1と実測張力Tc2との差分を示す差分張力Tc3を算出する。すなわち、制御部230は、差分張力Tc3を、以下の式6によって算出する。
Tc3=Tc1−Tc2 (式6)
制御部230は、差分張力Tc3に基づいて、張力Trを制御する。具体的には、差分張力Tc3>0の場合、すなわち、必要張力Tc1>実測張力Tc2の場合、制御部230は、差分張力Tc3に基づき、張力制御器210が張力Trを大きくするように、張力制御器210を制御する。一方、差分張力Tc3<0の場合、すなわち、必要張力Tc1<実測張力Tc2の場合、制御部230は、差分張力Tc3に基づき、張力制御器210が張力Trを小さくするように、張力制御器210を制御する。また、差分張力Tc3=0の場合、すなわち、必要張力Tc1=実測張力Tc2の場合、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとは釣りあっているので、制御部230は、張力制御器210が張力Trを維持するように、張力制御器210を制御する。
図4を参照して、本発明の実施形態1に係る飛行体システム300についてさらに説明する。図4は、本発明の実施形態1に係る飛行体システム300のブロック図である。角度目標値θrefは、水平面に対する飛行体100の角度の目標値を示す。推力合計目標値Frefは、モータ14に必要な推力の合計の目標値を示す。角度目標値θrefと推力合計目標値Frefは、例えば、送信器をユーザーが操作することによって入力される。
図4に示すように、飛行体システム300は、飛行体100と、ケーブル110と、制御装置200とを備える。
制御装置200は、制御部230と、張力制御器210と、外力情報取得装置240と、長さ調整器250と、電源Eとを有する。制御部230は、角度制御部231と、モータ速度決定部232と、モーメント制御部233とを有する。角度制御部231は、角度目標値θrefとセンサ情報とを元にフィードバック制御を行う。その結果、角度制御部231は、ロータ10の推力差を用いて出力するモーメントMrefを算出する。センサ情報は、飛行体100に搭載したセンサから得ても良いし、外部に設置したセンサから得ても良い。例えば慣性計測装置を用いてセンサ情報を取得する。あるいは、例えばレーザー測域センサを用いた自己位置推定手法によりセンサ情報を取得する。あるいは、例えば、カメラ画像から画像処理を行ってセンサ情報を取得する。
モータ速度決定部232は、各モータ14に必要とされる推力から各モータ14のモータ速度ωrefを算出する。
モーメント制御部233は、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うように制御する。具体的には、モーメント制御部233は、張力制御器210を制御することによって、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うように、ケーブル110の張力Tcを制御する。
張力制御器210は、制御装置200におけるケーブル110の張力を制御する。具体的には、張力制御器210は、長さ調整器250のプーリーを変位させることによってケーブル110の張力を制御する。
モータ速度決定部232から出力されたモータ速度ωrefに基づいて、モータ14は駆動する。その結果、モータ14は、プロペラ12に対して推力F1および推力F2を発生させる。推力F1は、ロータ10aの推力を示し、推力F2は、ロータ10bの推力を示す。
なお、角度目標値θrefと推力合計目標値Frefは、制御部230がセンサ情報に基づいて算出しても良い。
以上、図1〜図4を参照して説明したように、飛行体システム300において、制御装置200は、ケーブル110に基づく飛行体100に作用する第1モーメントMcを制御する。このため、作業装置20に基づくモーメントと釣りあうように第1モーメントを変化させることができる。したがって、ロータ10よりも張り出した位置に作業装置20が配置されたとしても、ロータ10の推力差で発生させるモーメントを小さく抑えることができるため、各ロータ10の推力を同程度に保ち、プロペラ12の効率の良い範囲を使用することができる。その結果、作業装置20が張り出していても、安定した飛行を行い、作業を行うことができる。
また、制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うようにケーブル110の張力Tcを制御する。したがって、ロータ10の推力差で発生させるモーメントを小さく抑えることができ、各ロータ10の推力を同程度に保ち、プロペラ12の効率の良い範囲を使用することができる。その結果、作業装置20が張り出していても、安定した飛行を行い、作業を行うことができる。
[実施形態2]
図5を参照して、本発明の実施形態2に係る飛行体システム300について説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る飛行体システム300を示す模式図である。ケーブル接続部40が本体部42と、移動部44とを有する点を除いて、図1の飛行体システム300と同様の構成であるため、重複部分については説明を省略する。図5において、作用線L1は、ケーブル110の張力Tcに対応する作用線を示す。オフセットRcは、作用線L1と、所定点Cとの最短距離を示す。
図5に示すように、ケーブル接続部40は、本体部42と、移動部44とを有する。本体部42には、ケーブル110が接続されている。移動部44は、本体部42を移動させる。移動部44は、例えば、スライダである。移動部44は、本体部42をベース部30に沿ってスライドする。本実施形態では、移動部44は、本体部42を水平方向にスライドする。
図1の飛行体システム300では、以下の式3において、制御装置200は、張力Tcを制御することによって第1モーメントMcを制御していた。
Mc=TcRc (式3)
本実施形態では、制御装置200は、オフセットRcを制御することによって第1モーメントMcを制御する。
制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、作用線L1と、所定点Cとの最短距離を制御する。すなわち、制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、オフセットRcを制御する。詳しくは、制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、移動部44に本体部42を移動させる。
具体的には、第1モーメントMcを小さくさせる場合、制御装置200は、移動部44に本体部42を所定点Cに近づく方向(右方向)に移動させる。その結果、オフセットRcが小さくなり、第1モーメントMcが小さくなる。
一方、第1モーメントMcを大きくさせる場合、制御装置200は、移動部44に本体部42を所定点Cから遠ざかる方向(左方向)に移動させる。その結果、オフセットRcが大きくなり、第1モーメントMcが大きくなる。
このように、制御装置200は、移動部44に本体部42を移動させることによって、オフセットRcを制御し、第1モーメントMcと第2モーメントMeとを釣り合させる。したがって、ロータ10の推力差で発生させるモーメントを小さく抑えることができ、各ロータ10の推力を同程度に保ち、プロペラ12の効率の良い範囲を使用することができる。その結果、作業装置20が張り出していても、安定した飛行を行い、作業を行うことができる。
[実施形態3]
図6を参照して、本発明の実施形態3に係る飛行体システム300について説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る飛行体システム300を示す模式図である。移動部44が、第1アーム46と、第1アーム回動部48とを有する点を除いて、図5の飛行体システム300と同様の構成であるため、重複部分については説明を省略する。図6において、長さLaは、第1アーム46の長さを示す。角度θaは、作用線L1および所定点Cを結ぶ最短距離の線と、第1アーム46との成す角度を示す。本実施形態では、角度θaは、ベース部30と、第1アーム46との成す角度に等しい。
図6に示すように、移動部44は、第1アーム46と、第1アーム回動部48とを有する。第1アーム46は、本体部42に接続する。第1アーム回動部48は、例えば、モータである。第1アーム回動部48は、第1アーム46に接続する。第1アーム回動部48は、第1アーム46を回動させる。
ここで、オフセットRcは以下の式7を満たす。
Rc=Lacosθa (式7)
本実施形態では、制御装置200は、角度θaを制御することよって、オフセットRcを制御する。その結果、制御装置200は、第1モーメントMcを制御する。本実施形態では、第1アーム46の本体部42側にセンサーを設けることにより第1モーメントMcを取得してもよい。あるいは、第1アーム回動部48の出力を第1モーメントMcとして取得してもよい。
制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、作用線L1と、所定点Cとの最短距離を制御する。すなわち、制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、オフセットRcを制御する。詳しくは、制御装置200は、第1モーメントMcと第2モーメントMeとが釣り合うように、移動部44に本体部42を移動させる。
具体的には、第1モーメントMcを小さくさせる場合、制御装置200は、移動部44に本体部42を角度θaが小さくなる方向(反時計回り)に回動させる。詳しくは、制御装置200は、第1アーム回動部48を駆動し第1アーム46を反時計回りに回動させる。その結果、オフセットRcが小さくなり、第1モーメントMcが小さくなる。
一方、第1モーメントMcを大きくさせる場合、制御装置200は、移動部44に本体部42を角度θaが大きくなる方向(時計回り)に回動させる。詳しくは、制御装置200は、第1アーム回動部48を駆動し第1アーム46を時計回りに回動させる。その結果、オフセットRcが大きくなり、第1モーメントMcが大きくなる。
このように、制御装置200は、第1アーム回動部48を駆動し第1アーム46を回動させることによって、オフセットRcを制御し、第1モーメントMcと第2モーメントMeとを釣り合させる。したがって、ロータ10の推力差で発生させるモーメントを小さく抑えることができ、各ロータ10の推力を同程度に保ち、プロペラ12の効率の良い範囲を使用することができる。その結果、作業装置20が張り出していても、安定した飛行を行い、作業を行うことができる。
また、張力Tcと、オフセットRcとを両方制御することによって第1モーメントMcを制御することが好ましい。
飛行体システム300において、張力Tcを強くする方向には制御しやすいが、弱くする方向には制御が難しい。特に、張力Tcをケーブル110に作用する重力以下にはできない。
また、飛行体100がバランス良く飛行するためには、以下の式8に示される出力Fsumが必要となる。
Fsum=Fe+Tc+mhg (式8)
mhは、飛行体100から作業装置20を除いた質量を示す。
出力Fsumを少なくするために、張力Tcは小さい方が好ましい。したがって、オフセットRcは、ケーブル110の長さLcが短い間は最大としておく。そして、ケーブル110が繰り出されることによってケーブル110の自重が大きくなると、まずは、張力制御器210によって張力Trの調整が行われる、すなわち、張力Tcの調整が行われる。そして、制御装置200における張力Trが規定値以下となると、すなわち、張力制御器210による張力Trの調整の限界になると、オフセットRcを調整することによって第1モーメントMcの制御が行われる。
図7を参照して、本発明の実施形態3に係る飛行体システム300についてさらに説明する。図7は、本発明の実施形態3に係る飛行体システム300のブロック図である。モーメント制御部233が、第1アーム回動部48を制御する点を除いて、図4の飛行体システム300と同様の構成であるため、重複部分については説明を省略する。
モーメント制御部233は、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うように、オフセットRcを制御する。具体的には、モーメント制御部233は、第1アーム回動部48を駆動させることによって、第1アーム46を回動させ、第1モーメントMcと、第2モーメントMeとが釣り合うように、オフセットRcを制御する。
[実施形態4]
図8を参照して、本発明の実施形態4に係る飛行体システム300について説明する。図8は、本発明の実施形態4に係る飛行体システム300を示す模式図である。作業装置20がベース部30に対して移動する点を除いて、図6の飛行体システム300と同様の構成であるため、重複部分については説明を省略する。
図8に示すように、張出部50は、第2アーム52と、接続アーム54と、ヒンジ56と、第2アーム回動部58とを有する。第2アーム52には、ヒンジ56を介して作業装置20が取り付けられている。第2アーム回動部58は、接続アーム54を介してベース部30に接続している。第2アーム回動部58は、第2アーム52に接続している。第2アーム回動部58は、第2アーム52を回動させる。また、第1アーム回動部48は、接続アーム54を回動させる。したがって、作業装置20は、ベース部30に対して移動する。
本実施形態において、作業装置20は、ベース部30に対して移動する。したがって、ロータ10aおよびロータ10bの位置を変更することなく、作業装置20を移動させることによって作業装置20の作業位置を容易に変更することができる。
作業装置20を移動した際、オフセットReは変動する。すなわち、第2モーメントMeは変動する。制御装置200は、第2モーメントMeの変動に応じて、第2モーメントMeと釣り合うように、第1モーメントMcを制御する。したがって、ロータ10の推力差で発生させるモーメントを小さく抑えることができ、各ロータ10の推力を同程度に保ち、プロペラ12の効率の良い範囲を使用することができる。その結果、作業装置が張り出していても、安定した飛行を行い、作業を行うことができる。
以上、図面(図1〜図8)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図8を参照して説明したように、飛行体100は、ロータ10
を2つ有していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、飛行体100は、ロータ10を1つまたは3つ以上有してもよい。
(2)図1〜図8を参照して説明したように、飛行体100は、ヘリコプタであったが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明は飛行船のような飛行体全般に適用され得る。
(3)図1〜図8を参照して説明したように、ケーブル110は、飛行体100に電力を供給していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ケーブル110が供給するのは、気体または液体であってもよい。気体は、例えば、空気である。液体は、例えば、水、補修材、接着剤または塗料である。
(4)図1〜図8を参照して説明したように、ケーブル110は、垂下していたが、本発明はこれに限定されない。ケーブル110が斜め向きになってもよい。ケーブル110を斜め向きにすることによって、張力Tcの向きを変更することができる。
10a、10b ロータ
20 作業装置
30 ベース部
40 ケーブル接続部
42 本体部
44 移動部
46 第1アーム
48 第1アーム回動部
50 張出部
52 第2アーム
58 第2アーム回動部
100 飛行体
110 ケーブル
200 制御装置
300 飛行体システム
C 所定点
L1 作用線
Mc 第1モーメント
Me 第2モーメント
Rc オフセット
Re オフセット
Tc 張力
Tr 張力

Claims (10)

  1. 飛行体と、
    前記飛行体に接続されたケーブルと、
    前記ケーブルの張力に基づく第1モーメントを制御する制御装置と
    を備え、
    前記第1モーメントは前記飛行体に作用し、
    前記飛行体は、
    少なくとも1つのロータと、
    前記少なくとも1つのロータが取り付けられているベース部と、
    前記ベース部から張り出している張出部と、
    前記張出部に取り付けられ、作業対象物に対して作業する作業装置と、
    前記ケーブルが接続されているケーブル接続部と
    を有し、
    前記作業装置は、前記ベース部に設定された所定点に対して、前記ロータよりも外側に配置され、
    前記制御装置は、前記第1モーメントと、前記作業装置の重力に基づく第2モーメントとが釣り合うように制御し、
    前記第2モーメントは前記飛行体に作用し、
    前記第1モーメントおよび前記第2モーメントの各々は、前記所定点のまわりのモーメントを示す、飛行体システム。
  2. 前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように前記ケーブルの前記張力を制御する、請求項1に記載の飛行体システム。
  3. 前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように、前記ケーブルの前記張力に対応する作用線と前記所定点との最短距離を制御する、請求項2に記載の飛行体システム。
  4. 前記ケーブル接続部は、
    前記ケーブルが接続されている本体部と、
    前記本体部を移動させる移動部と
    を有し、
    前記制御装置は、前記第1モーメントと前記第2モーメントとが釣り合うように、前記移動部に前記本体部を移動させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の飛行体システム。
  5. 前記移動部は、前記本体部を前記ベース部に沿ってスライドする、請求項4に記載の飛行体システム。
  6. 前記移動部は、
    前記本体部に接続する第1アームと、
    前記第1アームに接続し、前記第1アームを回動させる第1アーム回動部と
    を有する、請求項4に記載の飛行体システム。
  7. 前記作業装置は、前記ベース部に対して移動する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の飛行体システム。
  8. 前記張出部は
    前記作業装置が取り付けられている第2アームと、
    前記第2アームに接続し、前記第2アームを回動させる第2アーム回動部と
    を有する、請求項7に記載の飛行体システム。
  9. 前記制御装置は、前記ロータと前記ベース部とを1つの剛体とみなしたときの前記剛体の質量中心に前記所定点を設定する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の飛行体システム。
  10. ケーブルが接続された飛行体を用意するステップと、
    前記飛行体が飛行を開始するステップと、
    第1モーメントと第2モーメントとが釣り合うように前記第1モーメントを制御するステップと
    を包含し、
    前記飛行体は、
    少なくとも1つのロータと、
    前記少なくとも1つのロータが取り付けられているベース部と、
    前記ベース部から張り出している張出部と、
    前記張出部に取り付けられ、作業対象物に対して作業する作業装置と、
    前記ケーブルが接続されているケーブル接続部と
    を有し、
    前記作業装置は、前記ベース部に設定された所定点に対して、前記ロータよりも外側に配置され、
    前記第1モーメントは、前記ケーブルの張力に基づく前記飛行体に作用するモーメントを示し、
    前記第2モーメントは、前記作業装置の重力に基づく前記飛行体に作用するモーメントを示し、
    前記第1モーメントおよび前記第2モーメントの各々は、前記所定点のまわりのモーメントを示す、飛行体制御方法。
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