JP2017216848A - 振動発電装置 - Google Patents

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良明 深井
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Abstract

【課題】振動発電装置において、可動側ユニットがケースに収容された構成とした場合であっても、その薄型化を可能とする。【解決手段】導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネット42およびヨーク44を備えた固定側ユニット40に対して上下方向に振動する構成とし、その固定側ユニット40として可動側ユニットを収容するケース50を備えた構成とする。その上で、ケース50における前後1対の壁面部50Aa、50Baの各々に陥没凹部50Ac、50Bcが形成され、各陥没凹部50Ac、50Bcに上下1対の開口部50Ad、50Bdが形成された構成とする。そして、ヨーク44が各陥没凹部50Ac、50Bcに支持され、マグネット42がヨーク44に磁気的に吸着された状態で各開口部50Ad、50Bdに収容された構成とする。これにより各壁面部50Aa、50Baの一部を利用してマグネット42およびヨーク44を配置可能とする。【選択図】図7

Description

本願発明は、振動を利用して誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置に関するものである。
従来より、人の歩行動作等により自動的に発電し得るように構成された携帯型の振動発電装置が知られている。
例えば「特許文献1」には、導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネットおよびヨークを備えた固定側ユニットに対して所要方向に振動することにより、導電コイルに誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置が記載されている。
一方「特許文献2」には、マグネットおよびヨークを備えた可動側ユニットが、導電コイルを備えた固定側ユニットに対して所要方向に振動することにより、導電コイルに誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置が記載されている。
この「特許文献2」に記載された振動発電装置は、その固定側ユニットが可動側ユニットを収容するケースを備えた構成となっている。
特表2008−543254号公報 特開2015−33266号公報
携帯型の振動発電装置においては、上記「特許文献2」に記載されているように、固定側ユニットとして可動側ユニットを収容するケースを備えた構成とすることが好ましい。
しかしながら、この「特許文献2」に記載された振動発電装置においては、上記所要方向に延びる板状のコイルホルダとこのコイルホルダを囲むマグネット、ヨークおよびマグネットを位置決め支持するマグネットホルダとがケースに収容された構成となっているので、振動発電装置を薄型に構成することが困難である。
一方、上記「特許文献1」に記載された振動発電装置のように、導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネットおよびヨークを備えた固定側ユニットに対して振動する構成とすれば、振動発電装置をある程度薄型化することが可能となる。
しかしながら、この「特許文献1」に記載された振動発電装置も、これを携帯型の振動発電装置として使用する場合には、可動側ユニットおよび固定側ユニットがケースに収容されることとなるので、その薄型化を図ることが困難となる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、振動を利用して誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置において、可動側ユニットがケースに収容された構成とした場合であっても、その薄型化を図ることができる振動発電装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、ケースの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る振動発電装置は、
導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネットおよびヨークを備えた固定側ユニットに対して所要方向に振動することにより、上記導電コイルに誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置において、
上記可動側ユニットは、上記所要方向に延びるように配置された板状のコイルホルダを備えており、
上記導電コイルは、上記コイルホルダに形成されたコイル収容部に収容されており、
上記固定側ユニットは、上記可動側ユニットを収容するケースを備えており、
上記ケースは、上記コイルホルダの板厚方向両側において上記所要方向に延びるように形成された1対の壁面部を備えており、
上記各壁面部に陥没凹部が形成されており、
上記1対の壁面部のうちの少なくとも一方における上記陥没凹部の部分に、該陥没凹部を貫通する少なくとも1つの開口部が形成されており、
上記ヨークは、上記各陥没凹部に支持されており、
上記マグネットは、上記ヨークに磁気的に吸着された状態で上記各開口部に収容されている、ことを特徴とするものである。
上記「コイルホルダ」は、上記所要方向に延びるように配置された板状の部材として構成されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「ケース」は、コイルホルダの板厚方向両側において上記所要方向に延びるように形成された1対の壁面部を備えていれば、それ以外の部分の具体的な構成については特に限定されるものではない。
上記「陥没凹部」の具体的な深さや形成範囲等は特に限定されるものではない。
上記「開口部」の具体的な大きさや形状等は特に限定されるものではない。
上記1対のヨークのうちの少なくとも一方に対して磁気的に吸着された「マグネット」は、単一であってもよいし複数であってもよい。
本願発明に係る振動発電装置は、導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネットおよびヨークを備えた固定側ユニットに対して所要方向に振動する構成となっており、その固定側ユニットとして可動側ユニットを収容するケースを備えた構成となっているので、振動発電装置をある程度薄型化することが可能となる。
その際、上記ケースは、コイルホルダの板厚方向両側において上記所要方向に延びるように形成された1対の壁面部を備えているが、各壁面部には陥没凹部が形成されており、また、少なくとも一方の壁面部における陥没凹部の部分には該陥没凹部を貫通する少なくとも1つの開口部が形成されており、そして、上記ヨークは各陥没凹部に支持されており、また、上記マグネットはヨークに磁気的に吸着された状態で各開口部に収容されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ケースにおける各壁面部の一部を利用してマグネットおよびヨークを配置することができるので、導電コイルを収容するコイルホルダの板厚方向両側にマグネットおよびヨークを配置するための分厚いスペースを確保する必要をなくすことができ、これにより振動発電装置を薄型に構成することができる。
このように本願発明によれば、振動を利用して誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置において、可動側ユニットがケースに収容された構成とした場合であっても、その薄型化を図ることができる。そしてこれにより振動発電装置を携帯に適したものとすることができる。
しかも本願発明においては、ヨークに対してマグネットを位置決めするための構造がケースに設けられているので、マグネットホルダ等の部品が不要となり、これにより振動発電装置の部品点数削減を図ることができる。
上記構成において、各壁面部の陥没凹部として、該陥没凹部に支持されたヨークの外表面が壁面部の外表面と略面一となる深さで形成された構成とすれば、1対のヨークとマグネットとで形成される磁気回路の部分の厚さに略等しい厚さまで振動発電装置を薄型化することができる。
上記構成において、コイルホルダにおけるコイル収容部の両側に位置する部分に、該コイルホルダを板厚方向に貫通した状態で上記所要方向に延びる1対のスリットが形成された構成とした上で、1対のヨークのうちの少なくとも一方の構成として、該ヨークの一部がスリットに挿入された状態で配置された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、可動側ユニットが振動する際、コイルホルダが所期の姿勢から大きく傾斜してしまうのを、ヨークとスリットとの係合作用によって未然に防止することができ、これにより発電効率の低下を効果的に抑制することができる。
このような構成を採用した上で、コイルホルダにおける1対のスリットの両側に位置する部分に、上記所要方向に延びる1対の板状の錘が取り付けられた構成とすれば、振動発電装置を薄型に維持した上で、その共振周波数の調整を図ることが容易に可能となる。しかも、各錘は1対のヨークとマグネットとで形成される磁気回路の部分から外れた位置に配置されているので、可動側ユニットが振動する際に電磁ブレーキ作用によって発電量が低下してしまうのを未然に防止することができる。
さらに、このような構成を採用した上で、各錘が金属製であってその側端面を各スリットに突出させた状態で配置された構成とすれば、可動側ユニットが振動したときに固定側ユニットと接触したとしても、その接触は錘とヨークとの金属同士で行われることとなるので摩擦抵抗を小さく抑えることができ、これにより振動発電装置の発電効率を高めることができる。
上記構成において、コイルホルダのコイル収容部として、コイルホルダを板厚方向に貫通する貫通孔として形成された構成とした上で、このコイル収容部を板厚方向両側から塞ぐ1対のフィルムがコイルホルダに貼付された構成とすれば、コイルホルダの板厚を最小限に抑えた上で導電コイルの保持を行うことができる。
上記構成において、可動側ユニットが上記所要方向に弾性変形可能な1対の金属バネを介して固定側ユニットに支持された構成を採用した上で、これら1対の金属バネの各々に対して、導電コイルから延びる1対のコイル端末の各々が電気的に接続された構成とすれば、可動側ユニットの振動によって各コイル端末が撓んで連続的な曲げ応力が発生してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、導電コイルが不用意に断線してしまわないようにすることができるので、振動発電装置の信頼性を高めることができる。
その際、コイルホルダに上記所要方向と略直交する方向に延びる第1基板が取り付けられるとともに、ケースに第1基板と略平行に延びる第2基板が取り付けられた構成とした上で、各金属バネを、第1基板に一端部が係止されるとともに第2基板に他端部が係止されたコイルバネで構成し、これら各金属バネに対する各コイル端末の電気的な接続が第1基板を介して行われる構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、各コイル端末の引回し形状を単純化することができるので、各コイル端末と各金属バネとの電気的な接続を容易に行うことができる。また、第2基板の任意の位置において外部端子との電気的な接続を行うことができるので、各金属バネと外部端子との電気的な接続を容易に行うことができる。
本願発明の一実施形態に係る振動発電装置を示す斜視図 上記振動発電装置の水平断面形状を、図1のII−II線の位置で示す図 図2のIII 部詳細図 上記振動発電装置を、そのケースの前側ハーフを取り外した状態で示す正面図 上記振動発電装置を、その構成要素に分解して示す斜視図 図5における可動側ユニットおよび1対の金属バネに関連する部分を取り出して示す斜視図 図5における固定側ユニットの部分を取り出して示す斜視図 上記実施形態の変形例を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る振動発電装置10を示す斜視図である。
同図に示すように、この振動発電装置10は、横長矩形状の正面形状を有するカード型の振動発電装置として構成されている。そして、この振動発電装置10は、例えば、人の首から吊り下げられたカードホルダ等に収容された状態で持ち歩かれることにより振動発電が行われ、この振動発電によって生じた誘導起電力を利用して振動発電装置10を携帯している人のID情報を周囲に知らせるビーコンとして機能することにより、電池不要の通行証等として利用されるようになっている。
この振動発電装置10は、導電コイル22を備えた可動側ユニット20が、マグネット42およびヨーク44を備えた固定側ユニット40に対して、上下方向に弾性変形可能な1対の金属バネ60を介して支持された構成となっている。
そして、この振動発電装置10においては、可動側ユニット20が固定側ユニット40に対して上下方向に振動することにより、導電コイル22に誘導起電力を生じさせるようになっている。
固定側ユニット40は、可動側ユニット20を収容する樹脂製のケース50を備えている。このケース50は、横長矩形状の正面形状を有する同一サイズの前側および後側ハーフ50A、50Bを、可動側ユニット20および1対の金属バネ60を前後両側から挟み込むようにして組み付けることによって構成されている。
図2は、振動発電装置10の水平断面形状を、図1のII−II線の位置で示す図であり、図3は、そのIII 部詳細図である。また、図4は、振動発電装置10を前側ハーフ50Aを取り外した状態で示す正面図である。さらに、図5は、振動発電装置10をその構成要素に分解して示す斜視図である。
まず、可動側ユニット20の構成について説明する。
図6は、図5における可動側ユニット20および1対の金属バネ60に関連する部分を取り出して示す斜視図である。
同図にも示すように、可動側ユニット20は、上下方向に延びるように配置された板状のコイルホルダ30を備えている。
このコイルホルダ30の中央部には、横長長円形のコイル収容部30aが形成されており、このコイル収容部30aに導電コイル22が収容されている。
コイル収容部30aは、コイルホルダ30を前後方向に貫通する貫通孔として形成されている。そして、コイルホルダ30には、コイル収容部30aを前後両側から塞ぐ1対のフィルム32が貼付されている。
各フィルム32は、コイルホルダ30の前後両側の各表面において、コイル収容部30aの左右幅よりもやや広い左右幅でコイルホルダ30の上下両端面近傍までの範囲を覆うようにして貼付されている。そして、導電コイル22は、後方側に位置するフィルム32に貼付された状態でコイル収容部30aに収容されている。
コイルホルダ30は、ABS樹脂等の汎用樹脂で構成されているが、各フィルム32は、例えば超高分子量ポリエチレンフィルム等のような摩擦係数が小さいフィルムで構成されている。
コイルホルダ30におけるコイル収容部30aの左右両側に位置する部分には、該コイルホルダ30を前後方向に貫通した状態で上下方向に延びる1対のスリット30bが形成されている。各スリット30bは、コイルホルダ30の上下両端面近傍まで延びるように形成されている。
このコイルホルダ30の前面における1対のスリット30bの左右両側に位置する部分は、その前面が後方側に変位した薄肉部30eとして形成されており、これら左右1対の薄肉部30eには上下方向に延びる1対の板状の錘34が取り付けられている。
各錘34は、非磁性金属板(例えば真鍮板)として構成されており、縦長矩形状の正面形状を有している。そして、各錘34は、その互いに向き合う側端面34aを各スリット30bに僅かに突出させた状態で配置されている。
コイルホルダ30の前面には、板状に形成された樹脂製(例えばABS樹脂製)のフレーム部材36が取り付けられており、これらによって左右1対の錘34を位置決めした状態で支持するようになっている。
すなわち、コイルホルダ30の前面における四隅の部分には、前方へ突出する位置決めピン30cが形成されている。一方、各錘34の上下両端部には、各位置決めピン30cを挿通させるための挿通孔34bが形成されている。さらに、フレーム部材36における四隅の部分には、各位置決めピン30cを圧入するための圧入孔36aが形成されている。
そして、コイルホルダ30の各位置決めピン30cを各錘34の各挿通孔34bに挿通させた状態で、その先端部をフレーム部材36の各圧入孔36aに圧入することにより、左右1対の錘34を位置決めした状態で支持するようになっている。
フレーム部材36は、正面視においてコイルホルダ30と同一サイズの外形形状を有している。また、このフレーム部材36は、コイルホルダ30に形成された左右1対のスリット30bの外側縁と両スリット30bの上下両端縁とによって形成される矩形形状と同一サイズの開口形状を有している。
次に、固定側ユニット40の構成について説明する。
図7は、図5における固定側ユニット40の部分を取り出して示す斜視図である。
同図にも示すように、ケース50を構成する前側および後側ハーフ50A、50Bは、左右方向に沿った鉛直面内において上下方向に延びる壁面部50Aa、50Baと、その外周縁部においてケース内側に向かって延びる外周フランジ部50Ab、50Bbとを備えている。
各壁面部50Aa、50Baは平板状に形成されているが、その略中央部にはケース内側に段下がりとなった陥没凹部50Ac、50Bcが形成されている。各陥没凹部50Ac、50Bcは、横長矩形状の正面形状を有しており、各壁面部50Aa、50Baの一般部分よりも薄肉に形成されている。
各陥没凹部50Ac、50Bcには、該陥没凹部50Ac、50Bcを前後方向に貫通する上下1対の開口部50Ad、50Bdが形成されている。各開口部50Ad、50Bdは、横長矩形状の開口形状を有している。
また、各壁面部50Aa、50Baにおける陥没凹部50Ac、50Bcの左右両側には、該壁面部50Aa、50Baを前後方向に貫通する左右1対のスリット50Ae、50Beが形成されている。各スリット50Ae、50Beは、各陥没凹部50Ac、50Bcの側端縁に沿って上下方向に延びる縦長矩形状の開口形状を有している。
各陥没凹部50Ac、50Bcには、ヨーク44がそれぞれ支持されている。また、各陥没凹部50Ac、50Bcに形成された上下1対の開口部50Ad、50Bdには、上下1対のマグネット42が各ヨーク44に磁気的に吸着された状態で収容されている。
各ヨーク44は、軟鉄板で構成されており、正面視において各陥没凹部50Ac、50Bcよりも僅かに小さい横長矩形状の外形形状を有しており、その一側端部にはケース内側へ向けて直角に折れ曲がって延びる側端フランジ部44aが形成されている。そして、各ヨーク44は、その側端フランジ部44aが各スリット50Ae、50Beに挿通された状態で、各陥没凹部50Ac、50Bcに収容されている。その際、各ヨーク44は、その側端フランジ部44aの先端面が他方のヨーク44に密着した状態で配置されるようになっている。
各マグネット42は、N−48ネオジウム磁石であって、横長の直方体形状を有している。
各ヨーク44に取り付けられた上下1対のマグネット42は、極性を逆にした状態で配置されている。また、これら上下1対のマグネット42は、前後1対のヨーク44相互間においても極性を逆にした状態(すなわち上下2組のマグネット42の極性を襷がけの位置関係で一致させた状態)で配置されている。そしてこれにより、上下2組のマグネット42および前後1対のヨーク44によって、各組のマグネット42相互間の空間を横切る磁束を生じさせる磁気回路が形成されるようになっている。
図3に示すように、各マグネット42は、各開口部50Ad、50Bdに収容された状態において、その表面が各陥没凹部50Ac、50Bcの内表面から僅かに突出した状態で配置されている。そして、各マグネット42は、コイルホルダ30の前後両面に貼付されたフィルム32と僅かな間隔をおいて配置されている。
各陥没凹部50Ac、50Bcの深さは、該各陥没凹部50Ac、50Bcに支持されたヨーク44の外表面が各壁面部50Aa、50Baの外表面と略面一となるような値に設定されている。また、各陥没凹部50Ac、50Bcの肉厚は、該陥没凹部50Ac、50Bcの内表面から各マグネット42の表面が僅かに突出するような値に設定されている。
図4に示すように、後側ハーフ50Bには、可動側ユニット20の左右両側近傍において上下方向に延びる1対のリブ50Bfが形成されている。
ケース50内の空間は、1対のリブ50Bfの右側に位置する領域の方が左側に位置する領域よりも広い左右幅を有している。そして、この右側に位置する領域には、振動発電によって生じた誘導起電力を制御するための制御ユニット52が配置されている。
この制御ユニット52は、後側ハーフ50Bに支持された配線基板52Aに蓄電制御回路52Bや発信制御回路52C等が搭載された構成となっている。そして、この制御ユニット52は、振動発電によって生じた誘導起電力を利用して、振動発電装置10を携帯している人のID情報を周囲に知らせるビーコンとしての機能を発揮するようになっている。
次に、1対の金属バネ60およびその周辺の構成について説明する。
図4に示すように、1対の金属バネ60は、可動側ユニット20をその左右両端部において固定側ユニット40に吊り支持するように配置された左右1対の引張コイルバネで構成されている。
各金属バネ60は、上下方向に延びるように配置されており、その下端部60aにおいて可動側ユニット20に係止されるとともに、その上端部60bにおいて固定側ユニット40に係止されている。
各金属バネ60のコイル長は、1対の金属バネ60によって可動側ユニット20を吊り支持したとき、そのコイルホルダ30のコイル収容部30Aaの中心位置が固定側ユニット40における上下2組のマグネット42の上下方向の中心位置と略同じ高さになる値に設定されている。
また、各金属バネ60のバネ定数は、人が振動発電装置10を携帯した状態で可動側ユニット20に発生する上下方向の加速度(具体的には1G以下の加速度)に応じた値に設定されている。
図6に示すように、可動側ユニット20には、そのコイルホルダ30の左右上端部に、各金属バネ60の下端部60aを係止するための係止ピン30dが形成されており、また、そのフレーム部材36の左右上端部に、係止ピン30dを圧入するための圧入孔36bが形成されている。
一方、図7に示すように、固定側ユニット40には、その後側ハーフ50Bにおける外周フランジ部50Bbの上端部の2箇所に、各金属バネ60の上端部60bを係止するための係止ピン50Bgが形成されており、また、その前側ハーフ50Aにおける外周フランジ部50Abの上端部の2箇所に、係止ピン50Bgを圧入するための圧入孔(図示せず)が形成されている。
図4に示すように、本実施形態においては、左右1対の金属バネ60の各々に対して、導電コイル22から延びる1対のコイル端末22aの各々が電気的に接続された構成となっている。
以下、その具体的な構成について説明する。
すなわち、図4に示すように、コイルホルダ30には、左右方向に延びる第1基板62が取り付けられており、また、後側ハーフ50Bには、第1基板62と平行に延びる第2基板64が取り付けられている。
これら第1および第2基板62、64は、上下幅の狭い横長の絶縁板62A、64Aの後面に、左右1対の導電パターン62B、64Bが形成された構成となっている。
第1基板62の左右両端部には、該第1基板62を各導電パターン62Bの一端部の位置において前後方向に貫通する貫通孔62aが形成されている。
そして、予め各金属バネ60の下端部60aが係止されたコイルホルダ30の各係止ピン30dをフレーム部材36の圧入孔36bに圧入する際、第1基板62の各貫通孔62aを係止ピン30dに挿通させて、各導電パターン62Bを各金属バネ60の下端部60aに当接させることにより、各導電パターン62Bと各金属バネ60とを電気的に接続するようになっている。
一方、各コイル端末22aは、第1基板62の各導電パターン62Bに対して、その他端部においてハンダ付け等によって電気的に接続されている。
また、第2基板64の左右両端部には、該第2基板64を各導電パターン64Bの一端部の位置において前後方向に貫通する貫通孔64aが形成されている。
そして、各金属バネ60の上端部60bが係止された後側ハーフ50Bの各係止ピン50Bgを前側ハーフ50Aの各圧入孔に圧入する際、第2基板64の各貫通孔64aを係止ピン50Bgに挿通させて、各導電パターン64Bを各金属バネ60の上端部60bに当接させることにより、各導電パターン64Bと各金属バネ60とを電気的に接続するようになっている。
そして、第2基板64における各導電パターン64Bの他端部には、制御ユニット52から延びる1対の配線コード54の端部がハンダ付け等によって電気的に接続されている。
なお、図7に示すように、前側ハーフ50Aと後側ハーフ50Bとの組付けは、後側ハーフ50Bの外周フランジ部50Bbの四隅に形成されたピン50Biを前側ハーフ50Aの外周フランジ部50Abの四隅に形成された圧入孔(図示せず)に圧入することによって行われるようになっている。また、前側ハーフ50Aにおける外周フランジ部50Abの上端部には、後側ハーフ50Bとの組付けの際に第2基板64との干渉を回避するための切欠き部50Ahが形成されている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る振動発電装置10は、導電コイル22を備えた可動側ユニット20が、マグネット42およびヨーク44を備えた固定側ユニット40に対して上下方向(すなわち所要方向)に振動する構成となっており、その固定側ユニット40として可動側ユニット20を収容するケース50を備えた構成となっているので、振動発電装置10をある程度薄型化することが可能となる。
その際、ケース50は、コイルホルダ30の前後方向(すなわち板厚方向)両側において上下方向に延びるように形成された1対の壁面部50Aa、50Baを備えているが、各壁面部50Aa、50Baには陥没凹部50Ac、50Bcが形成されており、また、各壁面部50Aa、50Baにおける陥没凹部50Ac、50Bcの部分には該陥没凹部50Ac、50Bcを貫通する上下1対の開口部50Ad、50Bdが形成されており、そして、ヨーク44は各陥没凹部50Ac、50Bcに支持されており、また、マグネット42はヨーク44に磁気的に吸着された状態で各開口部50Ad、50Bdに収容されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ケース50における各壁面部50Aa、50Baの一部を利用してマグネット42およびヨーク44を配置することができるので、ケース50の内部空間において、導電コイル22を収容するコイルホルダ30の前後方向両側にマグネット42およびヨーク44を配置するための分厚いスペースを確保する必要をなくすことができ、これにより振動発電装置10を薄型に構成することができる。
このように本実施形態によれば、振動を利用して誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置10において、可動側ユニット20がケース50に収容された構成とした場合であっても、その薄型化を図ることができる。そしてこれにより振動発電装置10を携帯に適したものとすることができる。
しかも本実施形態においては、各ヨーク44に対して上下1対のマグネット42を位置決めするための構造がケース50に設けられているので、マグネットホルダ等の部品が不要となり、これにより振動発電装置10の部品点数削減を図ることができる。
また本実施形態においては、各壁面部50Aa、50Baの陥没凹部50Ac、50Bcが、該陥没凹部50Ac、50Bcに支持されたヨーク44の外表面が壁面部50Aa、50Baの外表面と略面一となる深さで形成されているので、上下2組のマグネット42および前後1対のヨーク44で形成される磁気回路の部分の厚さに略等しい厚さまで振動発電装置10を薄型化することができる。
しかも本実施形態においては、各壁面部50Aa、50Baの陥没凹部50Ac、50Bcが、該壁面部50Aa、50Baの一般部分よりも薄肉に形成されているので、振動発電装置10を薄型に維持した上で、各ヨーク44の厚みを最大限に確保することができる。
また本実施形態においては、コイルホルダ30におけるコイル収容部30aの左右両側に位置する部分に、該コイルホルダ30を前後方向に貫通した状態で上下方向に延びる1対のスリット30bが形成されており、また、各ヨーク44は、その側端フランジ部44aが各スリット30bにそれぞれ挿入された状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、可動側ユニット20が振動する際、コイルホルダ30が所期の姿勢から大きく傾斜してしまうのを、各ヨーク44とスリット30bとの係合作用によって未然に防止することが容易に可能となり、これにより発電効率の低下を効果的に抑制することができる。
さらに本実施形態においては、コイルホルダ30における1対のスリット30bの左右両側に位置する部分に、上下方向に延びる1対の板状の錘34が取り付けられているので、振動発電装置10を薄型に維持した上で、その共振周波数の調整を図ることが容易に可能となる。しかも、各錘34は上下2組のマグネット42および前後1対のヨーク44で形成される磁気回路の部分から外れた位置に配置されているので、可動側ユニット20が振動する際に電磁ブレーキ作用によって発電量が低下してしまうのを未然に防止することができる。
その際、各錘34は金属製であって、その側端面34aを各スリット30bに突出させた状態で配置されているので、可動側ユニット20が振動したときに固定側ユニット40と接触したとしても、その接触は錘34とヨーク44との金属同士で行われることとなり、したがって摩擦抵抗を小さく抑えることができ、これにより振動発電装置10の発電効率を高めることができる。
また本実施形態においては、コイルホルダ30のコイル収容部30aが、コイルホルダ30を前後方向に貫通する貫通孔として形成されており、このコイル収容部30aを前後方向両側から塞ぐ1対のフィルム32がコイルホルダ30に貼付されているので、コイルホルダ30の板厚を最小限に抑えた上で導電コイル22の保持を行うことができる。
さらに本実施形態においては、可動側ユニット20が上下方向に弾性変形可能な1対の金属バネ60を介して固定側ユニット40に支持されており、これら1対の金属バネ60の各々に対して、導電コイル22から延びる1対のコイル端末22aの各々が電気的に接続されているので、可動側ユニット20の振動によって各コイル端末22aが撓んで連続的な曲げ応力が発生してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、導電コイル22が不用意に断線してしまわないようにすることができるので、振動発電装置10の信頼性を高めることができる。
その際、本実施形態においては、コイルホルダ30に左右方向(すなわち所要方向と略直交する方向)に延びる第1基板62が取り付けられるとともに、ケース50に第1基板62と略平行に延びる第2基板64が取り付けられており、そして各金属バネ60は、第1基板62に下端部60a(すなわち一端部)が係止されるとともに第2基板64に上端部60b(すなわち他端部)が係止されたコイルバネで構成されており、これら各金属バネ60に対する各コイル端末22aの電気的な接続が第1基板62を介して行われているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、各コイル端末22aの引回し形状を単純化することができるので、各コイル端末22aと各金属バネ60との電気的な接続を容易に行うことができる。また、第2基板64の任意の位置において配線コード54の端部(すなわち外部端子)との電気的な接続を行うことができるので、各金属バネ60と配線コード54との電気的な接続を容易に行うことができる。
上記実施形態においては、前側ハーフ50Aと後側ハーフ50Bとの組付けが、後側ハーフ50Bの外周フランジ部50Bbの四隅に形成されたピン50Biを前側ハーフ50Aの外周フランジ部50Abの四隅に形成された圧入孔に圧入することによって行われるものとして説明したが、これに代えてあるいはこれに加えて、前側および後側ハーフ50A、50Bの外周フランジ部50Ab、50Bb相互間において溶着や接着が行われる構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、第1基板62の各導電パターン62Bを各金属バネ60の下端部60aに当接させるとともに第2基板64の各導電パターン64Bを各金属バネ60の上端部60bに当接させることにより、各導電パターン62B、64Bと各金属バネ60とを電気的に接続する構成となっているが、その当接部分において両者をハンダ付けすることにより、電気的な接続がより確実に行われる構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、1対の金属バネ60が、可動側ユニット20をその左右両端部において固定側ユニット40に吊り支持するように配置された1対の引張コイルバネで構成されているものとして説明したが、これ以外の構成を採用することも可能である。例えば、可動側ユニットの上下両側に金属バネとしての板バネを配置して、可動側ユニットを固定側ユニットに対して上下方向に振動させる構成や、可動側ユニットの左右両側に金属バネを配置して、可動側ユニットを固定側ユニットに対して左右方向に振動させる構成等を採用することも可能である。
上記実施形態においては、各ヨーク44の一側端部に形成された側端フランジ部44aが各スリット50Ae、50Beに挿通されているものとして説明したが、いずれか一方のヨーク44の両側端部に側端フランジ部44aが形成された構成とした上で、各側端フランジ部44aが各スリット50Ae、50Beに挿通された構成を採用することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る振動発電装置110の要部を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、この振動発電装置110の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、上下1対のマグネット42が後側ハーフ150Bにのみ配置されている点で上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においても、前側および後側ハーフ150A、150Bの壁面部150Aa、150Baに陥没凹部150Ac、150Bcが形成されており、ヨーク144は各陥没凹部150Ac、150Bcにそれぞれ支持されている。
しかしながら、本変形例においては、後側ハーフ150Bの陥没凹部150Bcにのみ上下1対の開口部150Bdが形成されており、前側ハーフ150Aにはこのような開口部は形成されていない。そして、後側ハーフ150Bにおいては、上下1対のマグネット42がヨーク144に磁気的に吸着された状態で上下1対の開口部150Bdに収容されているが、前側ハーフ150Aにはこのようなマグネットは存在しない。
本変形例においても、各マグネット42は、その表面が陥没凹部150Bcの内表面から僅かに突出した状態で、コイルホルダ30の後面に貼付されたフィルム32と僅かな間隔をおいて配置されている。
一方、前側ハーフ150Aには、このようなマグネットは存在しないので、マグネット42の陥没凹部150Bcからの突出量分だけ、その壁面部150Aaは全体的に上記実施形態の場合よりも後方側へ変位している。そしてこれにより、前側ハーフ150Aの陥没凹部150Acとコイルホルダ30の前面に貼付されたフィルム32との間隔が、各マグネット42の表面とコイルホルダ30の後面に貼付されたフィルム32との間隔と同じ値になるようにしている。
なお本変形例においては、可動側ユニット120のフレーム部材136が、マグネット42の上記突出量分だけ上記実施形態の場合よりも薄肉に形成されており、また、各ヨーク144の側端フランジ部144aが、マグネット42の上記突出量分だけ上記実施形態の場合よりも短尺で形成されている。
本変形例の構成を採用することにより、マグネット42の上記突出量分だけ、上記実施形態の場合よりも振動発電装置110のさらなる薄型化を図ることができる。
また、本変形例の構成を採用した場合においても、上下1対のマグネット42と前後1対のヨーク144とで磁気回路が形成されるようにすることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 振動発電装置
20、120 可動側ユニット
22 導電コイル
22a コイル端末
30 コイルホルダ
30a コイル収容部
30b スリット
30c 位置決めピン
30d 係止ピン
30e 薄肉部
32 フィルム
34 錘
34a 側端面
34b 挿通孔
36、136 フレーム部材
36a、36b 圧入孔
40 固定側ユニット
42 マグネット
44、144 ヨーク
44a、144a 側端フランジ部
50 ケース
50A、150A 前側ハーフ
50B、150B 後側ハーフ
50Aa、50Ba、150Aa、150Ba 壁面部
50Ab、50Bb 外周フランジ部
50Ac、50Bc、150Ac、150Bc 陥没凹部
50Ad、50Bd、150Bd 開口部
50Ae、50Be スリット
50Ah 切欠き部
50Bf リブ
50Bg 係止ピン
50Bi 位置決めピン
52 制御ユニット
52A 配線基板
52B 蓄電制御回路
52C 発信制御回路
54 配線コード
60 金属バネ
60a 下端部
60b 上端部
62 第1基板
62A、64A 絶縁板
62B、64B 導電パターン
62a、64a 貫通孔
64 第2基板

Claims (8)

  1. 導電コイルを備えた可動側ユニットが、マグネットおよびヨークを備えた固定側ユニットに対して所要方向に振動することにより、上記導電コイルに誘導起電力を生じさせるように構成された振動発電装置において、
    上記可動側ユニットは、上記所要方向に延びるように配置された板状のコイルホルダを備えており、
    上記導電コイルは、上記コイルホルダに形成されたコイル収容部に収容されており、
    上記固定側ユニットは、上記可動側ユニットを収容するケースを備えており、
    上記ケースは、上記コイルホルダの板厚方向両側において上記所要方向に延びるように形成された1対の壁面部を備えており、
    上記各壁面部に陥没凹部が形成されており、
    上記1対の壁面部のうちの少なくとも一方における上記陥没凹部の部分に、該陥没凹部を貫通する少なくとも1つの開口部が形成されており、
    上記ヨークは、上記各陥没凹部に支持されており、
    上記マグネットは、上記ヨークに磁気的に吸着された状態で上記各開口部に収容されている、ことを特徴とする振動発電装置。
  2. 上記陥没凹部は、該陥没凹部に支持された上記ヨークの外表面が上記壁面部の外表面と略面一となる深さで形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の振動発電装置。
  3. 上記コイルホルダにおける上記コイル収容部の両側に位置する部分に、該コイルホルダを板厚方向に貫通した状態で上記所要方向に延びる1対のスリットが形成されており、
    上記1対のヨークのうちの少なくとも一方は、該ヨークの一部が上記スリットに挿入された状態で配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の振動発電装置。
  4. 上記コイルホルダにおける上記1対のスリットの両側に位置する部分に、上記所要方向に延びる1対の板状の錘が取り付けられている、ことを特徴とする請求項3記載の振動発電装置。
  5. 上記各錘は、金属製であって、該錘の側端面を上記各スリットに突出させた状態で配置されている、ことを特徴とする請求項4記載の振動発電装置。
  6. 上記コイル収容部は、上記コイルホルダを板厚方向に貫通する貫通孔として形成されており、
    上記コイルホルダに、上記コイル収容部を板厚方向両側から塞ぐ1対のフィルムが貼付されている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の振動発電装置。
  7. 上記可動側ユニットは、上記所要方向に弾性変形可能な1対の金属バネを介して上記固定側ユニットに支持されており、
    上記1対の金属バネの各々に対して、上記導電コイルから延びる1対のコイル端末の各々が電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の振動発電装置。
  8. 上記コイルホルダに、上記所要方向と略直交する方向に延びる第1基板が取り付けられており、
    上記ケースに、上記第1基板と略平行に延びる第2基板が取り付けられており、
    上記各金属バネは、上記第1基板に一端部が係止されるとともに上記第2基板に他端部が係止されたコイルバネで構成されており、
    上記各金属バネに対する上記各コイル端末の電気的な接続が上記第1基板を介して行われている、ことを特徴とする請求項7記載の振動発電装置。
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