JP2017215467A - 定着装置に用いるフィルム及びこのフィルムを備える定着装置 - Google Patents

定着装置に用いるフィルム及びこのフィルムを備える定着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 定着装置で用いるフィルムであって、電極部と発熱部を有するフィルムにおいて、フィルムに加わる機械的な応力によって電極部と発熱部との接続部がダメージを受ける場合があるという課題がある。【解決手段】 フィルムの長手方向において、発熱部と電極部との境界部にオーバーラップするようにオーバーコート層を設ける。【選択図】 図5

Description

本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に搭載される定着装置で用いられるフィルム及びこのフィルムを備える定着装置に関するものである。
複写機やプリンタに搭載される定着装置で用いられるフィルムとして、フィルムの長手方向に関し両端部に形成された電極層と、その電極層間にこの電極層と接続するように設けられた発熱層と、を有するものが知られている(特許文献1)。このフィルムを用いた定着装置は、電極層に導電ブラシ等の電極部材を接触させて発熱層に電流を流すことで生じるジュール熱を利用してフィルムを発熱させる。このフィルムは、フィルム自身が発熱するので、定着装置の省エネルギーやウォームアップ時間の短縮に貢献できる。
特開2011−253141号公報
しかしながら、フィルムに生じる機械的な応力によって電極層と発熱層との接続部がダメージを受ける場合があるという課題がある。
上記課題を解決するための本発明の一つ目の好適な実施態様は、定着装置に用いる筒状
のフィルムであって、基層と、前記基層の上に形成された電極部と、前記フィルムの長手方向において前記電極部と並んで前記基層の上に形成され、前記電極層と電気的に接続されている発熱部と、前記発熱部の上に形成されたオーバーコート層と、を有し、前記オーバーコート層は、前記フィルムの長手方向において、前記発熱部と前記電極部との境界部にオーバーラップするように設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の二つ目の好適な実施態様は、定着装置に用いる筒状のフィルムであって、基層と、前記基層の上に形成された電極部と、前記フィルムの長手方向において前記電極部と並んで前記基層の上に形成され、前記電極部と電気的に接続されている発熱部と、前記発熱部の上に形成されたオーバーコート層と、を有するフィルムと、前記電極部に接触し、前記電極部を介して前記発熱部に電力を供給する電力供給部材と、を有し、前記フィルムは前記発熱部に流れる電流で発熱し、前記フィルムの熱でトナー画像を記録材に定着する定着装置において、前記オーバーコート層は、前記フィルムの長手方向において、前記発熱部と前記電極部との境界部にオーバーラップするように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、電極部と発熱部との接続部がダメージを受けにくい定着用のフィルムを提供できる。
実施例1における定着フィルムの正面模式図 実施例1における定着フィルムの断面模式図 実施例1における定着フィルムの長手方向の断面模式図 実施例1における定着装置の模式図 実施例1における定着装置の長手端部の拡大図 比較例における定着装置の長手端部の拡大図 実施例2における定着装置の長手端部の拡大図 実施例3における定着装置の長手端部の拡大図 抵抗発熱層を備える加熱回転体を用いた従来の定着装置
フィルムおよびそれを用いた定着装置について実施例に基づいて詳細に説明する。尚、以下の装置構成の説明において、長手方向とは、フィルムの長手方向を指す。周方向とは、フィルムの周方向を指す。厚み方向とは、フィルムの厚み方向を指す。
実施例1について、図1から図5を用いて説明する。本実施例ではまず、定着フィルムの構成を説明し、その後にその定着フィルムを用いた定着装置の説明を行う。
本実施例における定着フィルム1の構成について、図1から図3を用いて説明する。図1は正面方向からみた抵抗発熱層1eの配置を説明するための模式図である。図2(a)は、図1のD1の線における定着フィルム1の長手方向の端部の断面図であり、図2(b)は図1のD2の線における定着フィルム1の長手中央部の断面図である。図3は図1のD3の線における定着フィルム1の長手方向の断面図である。
基層1aは、定着フィルム1のねじれ強度、平滑性などの機械的特性を担うベース層で、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂で形成されている。
本実施例では、外径φ18、長手方向の長さ240mm、厚み60μmのポリイミドの基層1aを用いた。基層1aは絶縁性を有する層である。
定着フィルム1の長手方向において、基層1aの上の両端部10mmの領域に、定着フィルム1の外面から抵抗発熱層1eに給電するための電極部としての電極層1bが形成されている。電極層1bは、定着フィルム1の周方向に延びた環状の層であって、厚み10μmの銀ペーストで形成された層である。本実施例の電極層1bで使用した銀ペーストは、体積抵抗率4×10−5Ω・cmのものである。この銀ペーストは、銀の微粒子をポリイミド樹脂中に溶剤を用いて分散させたものを塗布後に焼成したものである。
発熱部は、定着フィルム1の長手方向の延びた細線状の層である抵抗発熱層1eを定着フィルム1の周方向に関し互いに間隔を空けて複数並べて形成した部分である。抵抗発熱層1eは、定着フィルム1の長手方向において電極層1bと並んで基層1aの上に形成され、電極層1bと電気的に接続されている。本実施例の抵抗発熱層1eは、体積抵抗率2×10−3Ω・cmの銀ペーストを用いてスクリーン印刷で基層1aの上に形成されている。抵抗発熱層1eは1本あたりのサイズは、長さ220mm、幅1mm、厚み10μmであり、図2(b)に示すように1mm間隔で周方向に28本形成されている。これら28本の抵抗発熱層1eの両端部はぞれぞれ、定着フィルム1の両端部にある電極層1bに電気的に並列に接続され、電極層1b間の合成抵抗値は15.7Ωである。
電極層1bは定着フィルム1の長手方向において基層1aの両端部に設けられ、抵抗発熱層1eは定着フィルム1の長手方向において、その両端部が電極層1bと電気的に接続するように基層1aの中央部に設けられている。
本実施例では、図3に示すように、オーバーコート層100として弾性層1c及び離型層1dを設けている。図1では説明の都合上、オーバーコート層100を記載していない。弾性層1cは、熱伝導フィラーを分散した厚み170μmのシリコーンゴムからなり、離型層1dは、PFAのコーティング処理を施して15μm程度のPFA層である。オーバーコート層100の長手方向の長さは226mmであり、オーバーコート層100の両端部はそれぞれ抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部よりも外側に3mm長い。つまり、オーバーコート層は、抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部と、定着フィルム1の長手方向においてオーバーラップしている。弾性層1cと離型層1dは電気的に絶縁であり、定着フィルム1の抵抗発熱層1eを被覆しており、定着フィルム1の両端部の電極層1bの少なくとも一部の外周面は剥き出しになっている。
尚、本実施例では銀ペーストを印刷して電極層および抵抗発熱層を作成したが、金属メッキやスパッタなど他の手段によって電極層1bや抵抗発熱層1eを形成してもよい。
次に、本実施例の定着装置の構成について、図4を用いて説明する。図4(a)は長手方向の中央部の断面図であり、図4(b)は記録材の搬送方向からみた模式図である。図4(b)の定着フィルム1は説明の都合上、弾性層1c及び離型層1dを省略して記載している。
定着装置は、電子写真方式の画像形成方法により記録材の上に形成されたトナー像を加熱定着するためのものである。図4(a)における左側より、トナー像Tを担持した記録材Pが、不図示の搬送手段により搬送され、定着装置を通過することにより、トナー像Tが記録材上に加熱定着される。
本実施例の定着装置は、加熱回転体として、筒状の定着フィルム1と、定着フィルム1を保持するフィルムガイド2と、定着フィルム1を介して定着ニップNを形成する加圧部材としての加圧ローラ4により構成されている。
フィルムガイド2は、液晶ポリマー、PPS、PEEK等の耐熱性樹脂により形成され、長手方向の両端部が装置フレームに保持された定着ステー5と係合する。そして、加圧手段としての加圧バネ(不図示)が、定着ステー5の長手方向の両端部を加圧することによって、フィルムガイド2は加圧ローラ4側に加圧される。定着ステー5は長手両端に受けた加圧力をフィルムガイド2の長手方向に対して均一に伝えるため、鉄、ステンレス、ジンコート鋼板等の剛性のある材料を使用し、断面形状をコの字型にすることで剛性を高めている。これにより、フィルムガイド2のたわみを抑えた状態で、加圧ローラ4長手方向に均一な所定の幅の定着ニップNが形成される。また、フィルムガイド2には、温度検知素子6が設置されており、定着フィルム1内面に当接している。温度検知素子6の検知温度に応じて不図示のCPUにより定着フィルム1への通電が制御される。
本実施例では、フィルムガイド2の材質として液晶ポリマーを用い、定着ステー5の材質としては、ジンコート鋼板を用いている。加圧ローラ4に印加される加圧力は160Nで、このとき約6mmの定着ニップNを形成する。
加圧ローラ4は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金4aと、シリコーンゴム等の材質の弾性層4b、PFA等の材質の離型層4cから構成されている。加圧ローラ4の硬度は、定着性を満足する定着ニップN幅と耐久性を満足できるようにASKER−C硬度計で9.8Nの荷重において、40°から70°の範囲が好ましい。
本実施例では、φ11の鉄芯金にシリコーンゴム層を3.5tの厚みで形成し、その上に40μmの厚みの絶縁PFAチューブを被覆しており、硬度は56°、外径はφ18である。弾性層4bおよび離型層4cの長手長さは218mmであり、これらは図4(b)に示すように抵抗発熱層1eの両端部からそれぞれ1mm内側に位置している。
給電部材3aは、交流電源50よりACケーブル7で配線されており、定着フィルム両端部の電極層1bの外周面に当接する。給電部材3aとして、金などの細い線束で形成したブラシや板状のバネまたはパッドなどが用いられる。
本実施例においては、電極層1bを介して抵抗発熱層1eに電力を供給するための電力供給部材として給電部材3aが設けられている。給電部材3aは、カーボンチップとステンレスの板状のバネを用い、この板状のバネの付勢力でカーボンチップを電極層1bの外周面の剥き出し部に押し当てられている。そして、ACケーブル7を介して交流電源50より交流電圧を印加することで、給電部材3aを用いた定着フィルム1の抵抗発熱層1eへの給電を実現している。
本実施例では、定着フィルム1の基層1aの両端部に電極層1bを設けているために、定着フィルム1が回転していても常に抵抗発熱層1eに給電することができる。また、電流は給電部材3aから電極層1bを経由して抵抗発熱層1eの周方向全体に均一に流れるため、同じ体積抵抗率を有する複数本の抵抗発熱層は全て均等に発熱する。
そして、加圧ローラ4の駆動ギア(不図示)に駆動機構部(不図示)から回転力が伝達されて加圧ローラ4が図4(a)において時計回り方向に所定の速度で回転駆動される。この加圧ローラの回転駆動に伴って定着ニップ部Nにおける加圧ローラ4と定着フィルム1との摩擦力で定着フィルム1に回転力が作用する。これにより、定着フィルム1の内面がフィルムガイド2に密着して摺動しながらフィルムガイド2の外回りを反時計回り方向に加圧ローラ4の回転に従動して回転状態になる。
加圧ローラ4の回転による定着フィルム1の回転がなされ、定着フィルム1に対する通電がなされて定着フィルム1の温度が所定の温度に立ち上がって温度検知素子6によって温度制御された状態になる。そして、未定着状態であるトナー像Tを載せた記録材Pが導入され、定着ニップ部Nにおいて記録材Pのトナー画像担持面が定着フィルム1と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送される。この挟持搬送過程において定着フィルム1の熱により記録材Pが加熱され、記録材P上の未定着トナー画像Tが記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは定着フィルム1の面から曲率分離して排出し、排紙ローラ対(不図示)により搬送される。
図5は、定着フィルム1及び加圧ローラ4の長手方向端部の拡大図である。定着ニップ部Nは加圧ローラ4の弾性層4b(不図示)及び離型層4cの端部位置まで形成されている。図4(a)に示すように定着ニップ部Nの領域においては定着フィルム1が平面状に変形しているのに対し、定着ニップ部Nの外側においては定着フィルム1が元の筒状の形状に戻ろうとする。したがって、図5に示すように記録材の搬送方向から見ると定着ニップ部Nを境にして、定着フィルム1が折り曲がった形状になる。このとき、定着フィルム1には折り曲がりによる機械的応力が生じる。また、定着ニップ部Nの内側においては加圧ローラ4の回転に伴って定着フィルム1が従動回転している。しかしながら、定着フィルム1の両端部では給電部材3aと電極層1bが当接しているため、定着フィルム1の従動回転を妨げられ、定着フィルム1にねじれ方向の機械的応力が生じる。
そこで、本実施例においては、このような機械的応力により、定着フィルム1上に形成された細線パターンの抵抗発熱層1eがダメージを受けることを抑制することを目的とする。具体的には、本実施例は、抵抗発熱層1e上にオーバーコート層100を形成することよって、定着ニップ部Nの端部における抵抗発熱層1eの折り曲がり量を緩和することができる。更に、抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部Kに対してオーバーコート層100がオーバーラップするように構成することによって、定着ニップ部Nの外側で抵抗発熱層1eに加わるねじれ方向の機械的応力を緩和することができる。
次に、本実施例の効果を確認するために、定着フィルム1の制御温度を200℃に維持し、加圧ローラ4の回転速度を150mm/sに設定し、定着装置に通紙することなく回転を続ける試験を行い、定着フィルム1の発熱の様子を観察した。この結果、定着フィルム1の回転時間が250時間を超えても抵抗発熱層1eが異常発熱したり、抵抗発熱層1eが断線して発熱が停止したりすることはなく、定着フィルム1が均一に発熱することを確認した。
本実施例の効果を説明するために、比較例についても本実施例と同じ実験を行う。比較例の定着フィルム1の構成について説明する。本比較例における定着フィルム1の構成について、図6を用いて説明する。図6は、定着フィルム1及び加圧ローラ4の長手方向の端部の拡大図を示したものである。本比較例は、オーバーコート層100が抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部Kをオーバーラップしていない点が本実施例と異なる。
オーバーコート層100の長さは実施例1よりも8mm短い218mmであり、定着フィルム1の長手方向における両端部ともに抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部Kから1mmずつ内側に配置している。その他の構成については実施例1と同じである。
本比較例における定着フィルム1を除いた定着装置の構成は実施例1と同じである。加圧ローラ4の弾性層4bおよび離型層4cの長手方向の長さは218mmであり、図6に示すように定着フィルム1のオーバーコート層100と長さが等しく、これらの長手方向の両端部の位置が揃っている。
本比較例は、図6に示すように、定着フィルム1は実施例1と同じように定着ニップ部Nを境に折り曲がっている。しかしながら本実施例よりも定着ニップ部Nの端部付近における定着フィルム1の折り曲がり量が大きくなった。更に、定着ニップ部Nの外側で抵抗発熱層1eに加わるねじれ方向の機械的応力も本実施例よりも大きいことがわかった。
次に、本比較例において、定着フィルム1の制御温度を200℃に維持し、加圧ローラ4の回転速度を150mm/sに設定し、紙を定着装置に通紙することなく回転させ続ける試験を行い、定着フィルム1の発熱の様子を観察した。その結果、15時間を超えた頃から一部の抵抗発熱層1eにクラックが発生し始め、クラックが発生した部分の抵抗値が上昇して異常発熱が観察された。さらに耐久試験を続けると20時間を超えた頃から一部の抵抗発熱層1eが完全に断線して発熱が停止した。30時間を超えた頃には全ての抵抗発熱層1eが完断線し、定着フィルム1全体の発熱が停止した。
上記比較実験によって、本実施例の定着フィルムの方が比較例よりも抵抗発熱層1eと電極層1bの接続部がダメージを受けにくいことがわかった。
以上述べたことから、本実施例によれば、電極部と発熱部との接続部がダメージを受けにくい定着用のフィルムを提供できる。
尚、本実施例においては、電極層1bの方が抵抗発熱層1eよりも体積抵抗率が低い構成にするために、電極層1bと抵抗発熱層1eの材料が異なる構成にしている。これは、記録材が通過しない領域にある電極層1bの発熱量を抵抗発熱層1eよりも抑えるためである。しかしながら、この構成に限定されない。電極層1bと抵抗発熱層1eとが同じ材料で形成されていても良い。例えば、電極層1bと抵抗発熱層1eとが基層上に同時にスクリーン印刷で形成された連続した層であっても良い。
また、本実施例の発熱部は、定着フィルムの長手方向の延びた複数の細線状の層で形成された部分であったが、これに限定されない。定着フィルムの周方向に関し基層の一周分の長さに対して発熱部が形成されている長さの割合は、1/10以上3/4以下であれば良い。
実施例2について、図7を用いて説明する。図7は、定着フィルム1及び加圧ローラ4の長手方向の端部の拡大図を示したものである。本実施例は加圧ローラ4の弾性層4b(不図示)および離型層4cの長手方向の長さを実施例1よりも延長している。これによって、定着ニップ部Nを抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部Kよりも外側に拡大する。その結果、機械的応力が生じる領域が抵抗発熱層1eの領域から電極層1bの領域にシフトし、抵抗発熱層1eが断線するリスクを緩和することができるのである。
本実施例における定着フィルム1の構成は実施例1と同じである。本実施例における加圧ローラ4の弾性層4bおよび離型層4cの長手方向の長さは226mmであり、定着フィルム1のオーバーコート層100と長さが等しく、これらの長手方向の両端部の位置が同じ位置に揃っている。その他の構成については実施例1と同じである。
図7に示すように、加圧ローラ4の弾性層4b(不図示)および離型層4cの長手長さを実施例1よりも長くしているので、定着ニップ部Nの端部が抵抗発熱層1eと電極層1bの境界部Kよりも外側まで延長されている。そのため、定着フィルム1は実施例1と同じように定着ニップ部Nを境に折り曲がっているものの、折り曲がり位置は実施例1と異なり電極層1bの領域となっている。その結果、折り曲がりによる機械的応力及びねじれ方向の機械的応力は電極層1bに発生し、抵抗発熱層1eに負荷がかかることを抑制することができる。実施例1と同条件の試験を行ったところ、実施例1と同様に回転時間が250時間を超えても抵抗発熱層1eの異常発熱や発熱が停止する等の異常は確認されなかった。このように本実施例の構成によって、実施例1と同様の試験をクリアすることができた。さらに本実施例では機械的応力が強度のあるベタパターンである電極層1bにかかるため、実施例1に比べてさらに抵抗発熱層1eへの機械的応力を緩和することが期待できる。
実施例3について、図8を用いて説明する。図8は、定着フィルム1及び加圧ローラ4の長手方向端部の拡大図を示したものである。本実施例では定着フィルム1の電極層1bの表面に周方向全域にわたって新たな電極層1fを積層した際の4つの構成について説明する。
図8(a)は実施例1と同じく、基層1aの表面に長さ220mmの抵抗発熱層1eと両端部に長さ10mmの電極層1bを形成し、さらに電極層1bの表面に長さ10mmの電極層1fを積層させた構成である。点線Kで示した抵抗発熱層1eと電極層1bが接触する位置が、抵抗発熱層と電極層が定着フィルム1の長手方向において最も内側で接触する境界部Kである。
図8(b)は実施例1と同じく、基層1aの表面に長さ220mmの抵抗発熱層1eと両端部に長さ10mmの電極層1bを形成し、さらに電極層1bの表面に長さ9mmの電極層1fを積層させた構成である。点線Kで示した抵抗発熱層1eと電極層1bが接触する位置が、抵抗発熱層と電極層が定着フィルム1の長手方向において最も内側で接触する境界部Kである。
図8(c)は、基層1aの表面に長さ222mmの抵抗発熱層1eと両端部に長さ9mmの電極層1bを形成し、さらに電極層1bと抵抗発熱層1eの一部(長さ1mm、符号1gで示す部分)の表面に長さ10mmの電極層1fを積層させた構成である。符号1gで示す部分の抵抗発熱層1eは、線幅1mm、間隔1mmのパターン形状である。しかしながら、電極層1fを抵抗発熱層1eの表面からスクリーン印刷で形成した際に、電極層1fの材料である銀ペーストが抵抗発熱層1eのパターンの間に染み込むため、抵抗発熱層1eのパターン形状は消滅し、ベタ状の電極層1fとなる。この結果、点線Kで示した抵抗発熱層1eと電極層1fが接触する位置が、抵抗発熱層と電極層が定着フィルム1の長手方向において最も内側で接触する境界部Kになる。抵抗発熱層1eの長さは、符号1gで示す部分の長さ(1mm)だけが短くなって220mmになる。
図8(d)は、基層1aの表面に長さ10mmの電極層1bを形成した後、電極層1bの表面に符合1gで示す部分(長さ1mm)をオーバーラップさせながら長さ222mmの抵抗発熱層1eを形成した構成を示す。更に、図8(d)は、電極層1bの表面に長さ9mmの電極層1fを積層させ、電極層1fと抵抗発熱層1eの符合1gで示す部分を接続している。点線Kで示した抵抗発熱層1eと電極層1bが接触する位置が、抵抗発熱層と電極層が定着フィルム1の長手方向において最も内側で接触する境界部Kである。電極層1fに給電された電流は、符合1gで示した部分の抵抗発熱層1eよりも抵抗値が低い電極層1bを流れる。よって、符合1gで示した部分の抵抗発熱層1eが万が一断線していたとしても境界部Kを通して電極層1bから抵抗発熱層1eへと電流を流すことができる。
図8(a)から(d)までに示した4つの構成において、抵抗発熱層1eと電極層1bまたは電極層1fが定着フィルム1の長手方向において最も内側で接触する境界部Kの位置は、いずれも定着フィルム1の両端部から10mmの位置となる。オーバーコート層100の長さは226mmであり、定着フィルム1の長手方向における両端ともに境界部Kから3mmずつオーバーコート層100をオーバーラップさせた。電極層1fの厚みは10μm、材質は電極層1eと同じものを用いた。その他の構成は実施例1と同じである。
本実施例における加圧ローラ4の弾性層4bおよび離型層4cの長手長さは実施例2と同じく226mmであり、図8に示すように定着フィルム1のオーバーコート層100と長さが等しく、これらの長手方向の両端部の位置を同じ位置に揃えている。その他の構成については実施例1と同じである。
図8(a)から(d)の構成において、抵抗発熱層1eと電極層1bまたは電極層1fが定着フィルム1の長手方向で最も内側で接触する境界部Kよりもオーバーコート層100を定着フィルム1の長手方向の外側までオーバーラップさせる。実施例1と同様の空回転耐久試験を行ったところ、実施例1と同様に回転時間が250時間を超えても抵抗発熱層1eの異常発熱や発熱が停止する等の異常は確認されなかった。このように電極層を積層した場合においても本実施例の構成をとることにより、抵抗発熱層1eへの機械的応力が緩和されることが確認された。
尚、実施例1、2及び3ではオーバーコート層100として弾性層1cを用いたが、これに限定されない。すなわち、オーバーコート層100の材質としては、ヤング率が基層1aの値よりも低いものであれば良い。また、オーバーコート層100は、定着フィルム1の両端の電極層1bと接している。よって、オーバーコート層100に電流が流れないように抵抗発熱層オーバーコート層100は、抵抗発熱層1eよりも電気抵抗値が高い方が好ましい。オーバーコート層は、絶縁であることが好ましい。オーバーコート層100に用いる弾性層1cとしては、電気抵抗値が高い熱伝導フィラー若しくは絶縁性の熱伝導フィラーを分散したシリコーンゴム等がある。同様に、オーバーコート層100として金属を用いた場合においても、両端電極間で金属のオーバーコート層100を伝ってショートしないように、金属のオーバーコートの内面に絶縁の処理が必要である。
以上のような理由から、オーバーコート層100としては実施例1、2及び3で説明したシリコーンゴム等からなる弾性層が望ましい。または、離型層1dを単層で用いてもよい。
1 定着フィルム
1e 抵抗発熱層
1b 電極層
3 給電部材
100 オーバーコート層
P 記録材
N ニップ部
t 未定着トナー像

Claims (9)

  1. 定着装置に用いる筒状のフィルムであって、
    基層と、
    前記基層の上に形成された電極部と、
    前記フィルムの長手方向において前記電極部と並んで前記基層の上に形成され、前記電極部と電気的に接続されている発熱部と、
    前記発熱部の上に形成されたオーバーコート層と、
    を有し、
    前記オーバーコート層は、前記フィルムの長手方向において、前記発熱部と前記電極部との境界部にオーバーラップするように設けられていることを特徴とするフィルム。
  2. 前記電極部と、前記発熱部と、は、同じ材料で形成された連続した層であることを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  3. 前記電極部の方が前記発熱部よりも体積抵抗率が低いことを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  4. 前記電極部は、前記フィルムの長手方向において、前記基層の端部に設けられ、
    前記発熱部は、前記フィルムの長手方向において、前記基層の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルム。
  5. 前記オーバーコート層は、絶縁性を有する層であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフィルム。
  6. 前記電極部は、前記フィルムの周方向に延びた環状の層であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のフィルム。
  7. 前記発熱部は、前記フィルムの長手方向の延びた細線状の層を前記フィルムの周方向に関し互いに間隔を空けて複数並べて形成された層であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のフィルム。
  8. 前記フィルムの周方向に関し前記基層の一周分の長さに対して前記発熱部が形成されている長さの割合は、1/10以上3/4以下であることを特徴とする請求項1〜7に記載のフィルム。
  9. 定着装置に用いる筒状のフィルムであって、基層と、前記基層の上に形成された電極部と、
    前記フィルムの長手方向において前記電極部と並んで前記基層の上に形成され、前記電極部と電気的に接続されている発熱部と、前記発熱部の上に形成されたオーバーコート層と、を有するフィルムと、
    前記電極部に接触し、前記電極部を介して前記発熱部に電力を供給する電力供給部材と、
    を有し、
    前記フィルムは前記発熱部に流れる電流で発熱し、前記フィルムの熱でトナー画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記オーバーコート層は、前記フィルムの長手方向において、前記発熱部と前記電極部との境界部にオーバーラップするように設けられていることを特徴とする定着装置。
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