JP2017212238A - 固体撮像装置 - Google Patents

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賢司 横山
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油井  隆
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Takeshi Kawabata
毅 川端
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Abstract

【課題】高解像度化および長期保存に適した固体撮像装置を提供する。【解決手段】固体撮像装置100は、透明性基板7と、固体撮像素子1と、固体撮像素子1の周辺に形成され、固体撮像素子1を保持し、固体撮像素子1の撮像面と面一の主面をもつ拡張部3と、透明性基板7と固体撮像素子1の撮像面との間に封入材6によって封入された撮像対象物5とを備える。【選択図】図1A

Description

本開示は、固体撮像装置に関する。
患者の患部から直接採取した組織から病気の診断を行う病理診断は、病名・病状を確定する上で非常に有力な手法である。
病理診断では、採取した組織を脱水し、パラフィンにより包埋処理を行った後、数μmから数十μm程度の所望の厚さに薄切りし、パラフィンを取り除く。
その後に、染色し検体として生物顕微鏡にて観察を行う。
病理医はこの顕微鏡観察によって、細胞の核の大きさや形状の変化、組織のパターンの変化などの形態学的な情報、染色情報をもとに診断を行っている。
このような病院や研究所で行われる顕微鏡画像の撮影は、大量の検体に対して行われるものであり、膨大な量の顕微鏡画像の撮影を効率的に行なう技術として、例えば特許文献1のような顕微鏡画像撮影装置がある。
しかし、特許文献1のような顕微鏡画像撮影装置において、精度よく検体評価を実施する上で高解像度の画像を得る必要がある。
そのため、高価な光学レンズとシステムが必要となるため、検査コストが非常に高いという課題がある。
一方、上記のような高コストな光学レンズとシステムを使わずに、精度よく検体評価を実施する技術として、例えば特許文献2のような、固体撮像素子を用いて検体の形態情報を読み取り評価する技術がある。
図23は、特許文献2に開示されたバイオセンサとしての固体撮像装置の断面図である。この固体撮像装置は、固体撮像素子101と、この固体撮像素子101の撮像面の上部に保持された培養容器102と、この培養容器102に収容された検体である細胞104と、検体の生育のための培地103を含むものである。このような構成とすることで、高価な光学レンズとシステムを使用することなく低コストで被対象物の形態情報を固体撮像素子で読み取り、その映像から病理診断することができる。
特開2009−223164号公報 特開平6−311879号公報
しかしながら特許文献2の技術を用いて病理診断する場合、検体と固体撮像素子の間には容器が存在するため、固体撮像素子の光電変換部と検体の間に、培養容器の厚み分の距離が生じ、解像度の高い映像を得ることが難しい。
また、検体が保護されておらず外気に接しており、外部環境の影響で検体が容易に劣化するため、高精度の検体評価が難しく長期保管後の再検査も非常に困難である。
本開示は、高解像度の映像取得に適し、劣化を抑制する保管および保管後の再検査を容易にする固体撮像装置を提供する。
上記課題を解決するため本開示における固体撮像装置は、透明性基板と、少なくとも1つの固体撮像素子と、前記固体撮像素子の周辺に形成され、前記固体撮像素子を保持し、前記固体撮像素子の撮像面と面一の主面をもつ拡張部と、前記透明性基板と前記固体撮像素子の撮像面との間に封入材によって封入された撮像対象物とを備える。
本開示における固体撮像装置によれば、容器の存在による検体と固体撮像素子間の距離が生じず、透明性基板を介して集光することができるため解像度の高い映像を得ることが出来る。
また、検体は透明性基板と固体撮像素子の間で封入材によって封入し保護されているため、外気に接しておらず外部環境の影響による検体の劣化を抑制することができるため、正確な病理診断および長期保管後の再検査を実施することが出来る。
実施形態1に係る固体撮像装置の断面図である。 実施形態1に係る固体撮像装置の平面透視図である。 実施形態1に係る固体撮像装置の製造方法を示す鳥瞰図である。 実施形態2に係る固体撮像装置の断面図である。 実施形態2に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例1に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例1に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例2に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例2に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例3に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例3に係る固体撮像装置の平面透視図である。 実施形態3に係る固体撮像装置の断面図である。 実施形態3に係る固体撮像装置の平面図である。 変形例4に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例4に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例5に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例5に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例6に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例6に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例7に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例7に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例8に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例8に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例9に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例9に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例10に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例10に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例11に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例11に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例12に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例12に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例13に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例13に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例14に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例14に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例15に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例15に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例16に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例16に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例17に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例17に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例18に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例18に係る固体撮像装置の平面透視図である。 変形例19に係る固体撮像装置の断面図である。 変形例19に係る固体撮像装置の平面透視図である。 従来技術に係る固体撮像素子の断面図である。
以下、本開示の実施の形態に係る固体撮像装置を、図面を参照しながら説明する。
但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。
例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は当業者が本開示を十分に理解するためのものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1Aは実施形態1に係る固体撮像装置100の断面図である。図1Bは固体撮像装置100の平面透視図である。本明細書における平面透視図は、特徴的な部分をわかり易く強調している模式図であり、階層関係は正確には図示していない。正確な階層関係は断面図の図示される通りである。また、図1Aは、図1B中のB−B‘の断面を示す。
図1A、図1Bにおける固体撮像装置100は、透明性基板7と、少なくとも1つの固体撮像素子1(図1A、図1Bでは1つ)と、拡張部3と、撮像対象物5と、封入材6とを備える。
撮像対象物5は、固体撮像素子1の撮像面と透明性基板7との間に封入材6によって封入される。
拡張部3は、固体撮像素子1の周辺に形成され、固体撮像素子1を保持し、固体撮像素子1の撮像面と面一の主面をもつ。拡張部3は、固体撮像素子1の電極8と拡張部3の主面に設けられた端子とを接続し、拡張部3の主面に形成された配線を有する導電性配線層4を備える。また、拡張部3は、例えばモールド材、エポキシ樹脂などにより形成される。
このように、固体撮像装置100は、透明性基板7と固体撮像素子1との間に封入材6によって封入された撮像対象物5(検体)を有する。固体撮像素子1は、そのセンサ部2(つまり撮像面)が撮像対象物5(検体)および封入材6と接する向きに拡張部3に保持される。また、固体撮像装置100は、固体撮像素子1の電極8に接続され、固体撮像素子1と拡張部3に接し配線された導電性配線層4とを有する。
実施形態1の固体撮像装置100によれば、容器の存在による検体と固体撮像素子1の撮像面との間の距離が生じず、透明性基板7を介して集光することができるため解像度の高い映像を得ることが出来る。
また、撮像対象物5(検体)は透明性基板7と固体撮像素子1の間で封入材6によって封入し保護されているため、外気に接しておらず外部環境の影響による検体の劣化を抑制することができるため、正確な病理診断および長期保管後の再検査を実施することが出来る。
撮像対象物5(検体)は例えば、病理切片であり、その大きさはおおよそ20cm×20cm以内であり、厚みは数ミクロン程度である。
また、導電性配線層4によって固体撮像素子1の電極8を撮像対象物5(検体)から透明性基板7の外部へ引出すため、固体撮像素子1の高機能化による多端子化および小型化が容易であることに行え、固体撮像素子1からの外部端子の引き出しも容易である。
さらに、ワイヤボンドや配線によって引出す場合と比較して撮像面は平坦となり、撮像対象物5(検体)と撮像面の接触も容易であるし、封入材6による撮像対象物5(検体)の封入時に気泡(ボイド)を発生させることなく封入することが可能となる。
固体撮像素子1には、電荷結合素子(CCD)、相補性金属酸化膜半導体(CMOS)いずれの上述の固体撮像素子も選択することが可能であるが、受光部に光を電気信号に変換する機能を持つ有機薄膜を用いたCMOSを選択することで、原理的に入射光に対して開口率をほぼ100%にすることができ、より解像度の高い映像を得ることが可能である。
また、通常固体撮像素子には表面のセンサ部2にマイクロレンズが形成されるのが一般的であるが、固体撮像装置100における固体撮像素子1では、撮像対象物5(検体)と固体撮像素子1が直接接しているため、マイクロレンズが不要である。
このようなマイクロレンズを有しない構成とすることで固体撮像素子1の製造時のマイクロレンズ形成の工程を省略できるため、固体撮像素子1の製造コストおよび固体撮像装置100の製造コストを低減することが可能である。
透明性基板7は、ガラスまたは樹脂で形成された透光性の板状基板であり、例えば一般的な光学顕微鏡観察で用いられるスライドガラス(76mm×26mm×0.9mm〜1.2mm)が用いられる。
図1Cは実施形態1の固体撮像装置100の製造方法を示す鳥瞰図である。
実施形態1の固体撮像装置100は、図1Cの(a)に示すように、まず、採取した撮像対象物5(検体)の組織を脱水し、パラフィンにより包埋処理を行った後、数μmから数十μm程度の所望の厚さに透明性基板7上に薄切りし、パラフィンを取り除き、染色した撮像対象物5(検体)を準備する。次に、図1Cの(b)に示すように、撮像対象物5(検体)上に封入材6を塗布する。次に、図1Cの(c)に示すように、導電性配線層4および拡張部3を有した固体撮像素子1を撮像対象物5(検体)及び封入材6の上面から搭載する。
次に、図1Cの(d)に示すように、導電性配線層4および拡張部3を有した固体撮像素子1を撮像対象物5(検体)上の封入材6を押出しながら、固体撮像素子1と撮像対象物5(検体)をコンタクトさせ、撮像対象物5(検体)を固体撮像素子1と封入材6および透明性基板7によって封入し、固体撮像装置100を製造する。
このように、固体撮像素子1と撮像対象物5(検体)の間に距離が生じないようにコンタクトさせることにより高解像度の映像を得ることが可能である。
このようにして製造した固体撮像装置100は、ソケットやプローブ装置を用いて、病理検査システムに外部出力する。
固体撮像素子1により読み取られた検体の形態情報(画像)は、複数の外部端子を用いて画像処理装置や記憶装置などに出力され、さらに、固体撮像素子1に対しても多数の信号入力が必要となるため、必要な外部端子を確保しつつ、固体撮像装置100全体を所望の寸法に納めるためのパッケージ形態をとる必要がある。
この点で、例えば、特許文献2において外部端子および素子のパッケージ形態に関して、固体撮像素子の高機能化に伴う信号数の増大に起因する外部端子数の増加および装置全体から要求される小型化への対応や固体撮像素子からの外部端子の引出しが困難である。
本実施形態では、導電性配線層4によって固体撮像素子1の電極の信号を検体とは反対の面または透明性基板外の領域に引出すため、固体撮像素子1の高機能化による多端子化および小型化が容易に行え、固体撮像素子1からの外部の端子への引き出しも容易である。
実施形態1において、固体撮像素子1は素子として単独で撮像対象物5(検体)と接触させているが、以下に示す変形例5のようにガラス板を介した状態で撮像対象物5(検体)と接触していてもよい。
また、固体撮像素子1の表面は親水性の表面処理を施すことが好ましい。このような処理を実施することにより、固体撮像素子1を撮像対象物5(検体)上の封入材6を押出し、封入する際の固体撮像素子と検体間のボイドを抑制することができ、検査精度が向上する。
また、透明性基板7の材料は、透明性のガラス、樹脂だけでなく、不透明材料であっても透光性材料であれば、撮像対象物5(検体)に観察光が透過するため適用可能である。
また、拡張部3の材質はモールド材、上述の透明性基板材などの樹脂材料だけでなく、金属等のその他材料であってもよい。
(実施形態2)
図2Aは実施形態2に係る固体撮像装置200の断面図である。図2Bは固体撮像装置200の平面透視図である。
実施形態2に係る固体撮像装置200は、複数の固体撮像素子1を備える点で実施形態1と異なる。以下異なる点を中心に説明する。
それぞれ固体撮像素子1の電極を有する辺は、拡張部3の外周の辺に対向して配置される。導電性配線層4の配線は、固体撮像素子1の電極と対向する辺に設けられた端子とを接続する。
この構成により、撮像対象物5(検体)領域が固体撮像素子1のセンサ部2よりも大きい場合であっても、固体撮像素子1が複数搭載されていることによって、より広い領域を観察可能となる。また、透明性基板7に複数の撮像対象物5(検体)を搭載した場合であっても、複数の固体撮像素子1によって測定可能となる。また、固体撮像素子1が複数搭載された固体撮像装置200を個々の固体撮像素子1単位で切断することにより、固体撮像装置200のサイズ、搭載する固体撮像素子1の数量を調整することが可能となる。また、図2Bにおいて、C−C’間の領域の拡張部3の領域に、図13Aおよび図13Bに示すような点状の空孔、図14Aおよび図14Bに示すような溝や切り欠き等の構造を追加することにより、ダイシング設備での拡張部3の破断のみでなく、手や簡易的な工具、器具、設備での破断を可能とすることで、拡張部のサイズを撮像対象物5(検体)にあわせて、容易にサイズを変更することが可能となる。
(変形例1)
図3Aは、本変形例に係る固体撮像装置300の断面図である。図3Bは固体撮像装置300の平面透視図である。図3Aおよび図3Bに示すように、固体撮像装置300は図1A、図1Bの固体撮像装置100と比べて、複数の固体撮像素子1を備える点と、最短配線している点とが異なる。以下異なる点を中心に説明する。それぞれの固体撮像素子1の電極の最も多い辺は、拡張部3の外周の辺に対向して配置される。導電性配線層4の配線は、固体撮像素子1の電極と対向する辺に設けられた端子とを接続する。つまり、固体撮像素子1の電極8の最も多い辺が、拡張部3辺に近接する方向で配置され、導電性配線層4が、近接する辺の方向へ配線される構造である。この構成により、導電性配線層4の配線長を最短とすることが可能となり、配線抵抗、配線容量を低減し、配線遅延を小さくすることができる。また隣接配線との隣接距離が短くなることから、配線ノイズの影響を受けにくくなるなどの特徴を有する。ここで、図3Bにおいて、導電性配線層4の配線引き出し方向は、2方向の例を図示しているが、4方向、3方向、1方向など、配線引き出し方向は4辺のどの方向であってもよい。また、複数の方向へ配線を引出すことも可能である。
(変形例2)
図4Aは、本変形例に係る固体撮像装置400の断面図である。図4Bは固体撮像装置400の平面透視図である。図4Aおよび図4Bに示すように、導電性配線層4が、固体撮像素子1の電極8と別の固体撮像素子1の電極8とを接続する構造である点で図3Aおよび図3Bと異なる。つまり、導電性配線層4は、固体撮像素子1の電極と拡張部3の周辺に設けられた端子とを接続する配線に加えて、一の固体撮像素子の電極と別の固体撮像素子の電極とを接続する配線を有する。この構成により、固体撮像素子1間の配線を共用、経由することが可能となり、配線混雑の緩和、配線効率向上、配線長さ短縮などの効果が得られる。ここで、図4Bにおいて、固体撮像素子1の電極8間について、1電極と1端子との間に対して1本の配線で接続しているが、複数の電極8の接続または、複数の固体撮像素子1間の接続構造としてもよい。また、図4Bでは固体撮像素子1と隣接する固体撮像素子1との間に拡張部3を形成した例としているが、複数の固体撮像素子1が個体の固体撮像素子で形成されていても同様の効果が得られる。
(変形例3)
図5Aは、本変形例に係る固体撮像装置500の断面図である。図5Bは固体撮像装置500の平面透視図である。図5Aおよび図5Bに示すように、固体撮像素子1の電極8と接続し、固体撮像素子1と拡張部3に接し配線される導電性配線層4の端子部が、拡張部3の中心に対して点対称な位置関係で配置される構造である点で図3Aおよび図3Bと異なる。つまり、拡張部3の外周の辺に設けられた端子は、拡張部3の中心に対して点対称である。この構成により、導電性配線層4の端子部が、各辺について等価な位置関係となり、1辺の端子座標に対応した測定用プローブ端子を、その他3辺の測定用に共用することが可能である。ここで、図5Bにおいて、拡張部3の中心に対して点対称な位置関係で配置された端子は1端子として図示しているが、複数端子存在しても同様の効果がえられる。また、一部点対称の座標に配置されていない端子が存在する場合でも、各辺で点対称に配置された端子のみの測定座標を共用することで、同様の効果が得られる。また、測定用プローブについて、4辺を同時に測定する構造とすることも可能である。
(実施形態3)
図6Aは実施形態3に係る固体撮像装置600の断面図である。図6Bは固体撮像装置600の平面透視図である。
実施形態6に係る固体撮像装置600は、透明性基板7と、少なくとも1つの固体撮像素子1(図1A、図1Bでは1つ)と、拡張部3と、撮像対象物5と、封入材6とを備える。
撮像対象物5は、固体撮像素子1の撮像面と透明性基板7との間に封入材6によって封入される。
拡張部3は、固体撮像素子1の周辺に形成され、固体撮像素子1を保持し、固体撮像素子1の撮像面と面一の主面をもつ。
このように、透明性基板7と透明性基板7と固体撮像素子1の間に封入材6によって封入された撮像対象物5(検体)を有し、固体撮像素子1は撮像対象物5(検体)および封入材6と接する向きに保持され、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3とを有する構造である。
この構成により、固体撮像素子1上の電極8から固体撮像装置600外への配線引き出しは、導電性配線層4の構造だけでなく、ワイヤ、棒状の金属導体、樹脂状の導体物等、導電性のある材料であれば、自由に配線引き出しを適用可能となる。
(変形例4)
図7Aは、本変形例に係る固体撮像装置700の断面図である。図7Bは固体撮像装置700の平面透視図である。図7Aおよび図7Bに示すように、導電性配線層4が、拡張部3の主面ではなく透明性基板7の表面に形成される点で実施形態1(図1Aおよび図1B)と異なる。すなわち、導電性配線層4は、固体撮像素子1の電極と、拡張部3の主面と対向する透明性基板7の表面に設けられた端子とを接続し、透明性基板7の表面に形成された配線を有する。この構成により、透明性基板7の表面側から測定用電極を導電性配線層4の表面に形成することができる。ここで、固体撮像素子1上に形成された電極8と、導電性配線層4との電気的接続は、圧着、導電性ペースト材、はんだ材だけでなく、その他金属等の材料であってもよい。
(変形例5)
図8Aは、本変形例に係る固体撮像装置800の断面図である。図8Bは固体撮像装置800の平面透視図である。図8Aおよび図8Bに示すように、封入材6および撮像対象物5(検体)と、固体撮像素子1との間に第2の透明性基板9(例えばガラス板)を有し、固体撮像素子1に接する第2の透明性基板9の表面に導電性配線層4を有する点で実施形態1と異なる。すなわち、前記固体撮像装置800はさらに、封入材6および撮像対象物5と、固体撮像素子1との間に位置する第2の透明性基板9と、固体撮像素子1の電極と第2の透明性基板9の表面に設けられた端子とを接続する配線を有する導電性配線層4とを備える。この構成により、撮像対象物5(検体)が透明性基板7と第2の透明性基板9とによって封入された構成であっても、固体撮像素子1によって撮像対象物5(検体)の観察が可能となる。ここで、固体撮像素子1上に形成された電極8と、導電性配線層4との電気的接続は、圧着、導電性ペースト材、はんだ材だけでなく、その他金属等の材料であってもよい。また、第2の透明性基板9の材料は、透明性の材料であればガラスだけでなく、その他樹脂等の材料であってもよい。
(変形例6)
図9Aは、本変形例に係る固体撮像装置900の断面図である。図9Bは固体撮像装置900の平面透視図である。図9Aおよび図9Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4に接続された導電性ペースト材料10を有する点で実施形態1と異なる。つまり、固体撮像装置900はさらに、拡張部3の主面に形成された端子に接続された導電性ペースト材料10を有する。この構成により、固体撮像素子1の領域が透明性基板7よりも小さい構造の場合であっても、導電性ペースト材料10に対してプローブ装置等で電極を接続することにより、測定が可能となる。ここで、導電性ペースト材料10は、樹脂材料だけでなく、導電性のある材料であればその他金属等の材料であってもよい。
(変形例7)
図10Aは、本変形例に係る固体撮像装置1000の断面図、図10Bは平面透視図である。図10Aおよび図10Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4の裏面部に、貫通電極11が形成されている点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、導電性配線層4の配線に接続され、拡張部3を貫通する貫通電極11を有する。この構成により、固体撮像素子1の領域が透明性基板7の大小関係に依存せず、貫通電極11にプローブ装置等で電極を接続することにより、測定が可能となる。ここで、貫通電極11の材料は、導電性のある材料であれば金属だけでなく、その他樹脂等の材料であってもよい。
(変形例8)
図11Aは、本変形例に係る固体撮像装置1100の断面図である。図11Bは固体撮像装置1100の平面透視図である。図11Aおよび図11Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4の裏面部に、空孔12が形成されている点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、導電性配線層4の配線を底部に露出させる空孔12を有する。この構成により、固体撮像素子1の領域が透明性基板7の大小関係に依存せず、空孔12を通して、導電性配線層4の裏面にプローブ装置等で電極を接続することにより、測定が可能となる。ここで、空孔12の形状、大きさ、配置場所に制約はなく、導電性配線層4の裏面に電極を接続可能であれば、円形、四角形、複数の導電性配線層4を含む空孔等の構造であってもよい。
(変形例9)
図12Aは、本変形例に係る固体撮像装置1200の断面図である。図12Bは固体撮像装置1200の平面透視図である。図12Aおよび図12Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4の裏面部に、測定用針13が貫通されている点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、導電性配線層4の配線に接続され、拡張部3を貫通する測定用針13を有する。この構成により、固体撮像素子1の領域が透明性基板7の大小関係に依存せず、測定用針13を通して、導電性配線層4の裏面に電極を接続することにより、測定が可能となる。ここで、測定用針13の形状、大きさ、配置場所に制約はなく、導電性配線層4の裏面に電極を接続可能であれば、円形、四角形等の構造であってもよい。
(変形例10)
図13Aは、本変形例に係る固体撮像装置1300の断面図である。図13Bは固体撮像装置1300の平面透視図である。図13Aおよび図13Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4以外の領域に、空孔12が形成されている点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、導電性配線層4の配線と重ならない領域に、拡張部3を貫通する空孔12を有する。この構成により、透明性基板7上の封入材6に対して、固体撮像素子1を搭載する際に、封入材6が空孔12を経由して流動することが可能となり、透明性基板7と固体撮像素子1の間の封入材6の未充填、気泡等の発生を抑制し、充填性を向上することで、安定した構造とすることが可能となる。空孔12の形状、大きさ、配置場所に制約はなく、導電性配線層4の裏面および固体撮像素子1以外の領域であれば、円形、四角形、配置の粗密、中心領域にのみ配置等の構造であってもよい。
(変形例11)
図14Aは、本変形例に係る固体撮像装置1400の断面図である。図14Bは固体撮像装置1400の平面透視図である。図14Aおよび図14Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4以外の領域の封入材6と接する面に、溝14が形成されている点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、拡張部3の主面上の領域であって、導電性配線層4の配線を有しない領域に溝14を有する。この構成により、透明性基板7上の封入材6に対して、固体撮像素子1を搭載する際に、封入材6が溝14を経由して拡張部3の外部領域へ流動することが可能となり、透明性基板7と固体撮像素子1の間の封入材6の未充填、気泡等の発生を抑制し、充填性を向上することで、安定した構造とすることが可能となる。溝14の形状、幅、配置場所に制約はなく、導電性配線層4の裏面および固体撮像素子1以外の領域であれば、上面図で直線状、曲線状、放射状、断面構造で、四角形、円形等の構造であってもよい。
(変形例12)
図15Aは、本変形例に係る固体撮像装置1500の断面図である。図15Bは固体撮像装置1500の平面透視図である。図15Aおよび図15Bに示すように、固体撮像素子1または、周辺に形成される拡張部3の裏面に、数字・文字15、マーク16が印字され、文字書込み領域17が存在する点で実施形態1と異なる。つまり、固体撮像素子1または拡張部3の主面と反対側の裏面に、数字・文字15またはマーク16が印字されている。この構成により、固体撮像素子1の搭載向き、搭載内容の種類を表示可能で、測定用装置の向き、測定方式等を外観から識別可能とできる。
また、撮像対象物5(検体)の内容等の情報追記が可能となる。
ここで、マーク16は三角形で記載しているが、方向を示すことが可能な形状であれば、矢印、文字等の別形状の構造であってもよい。また、上述の数字・文字については、数字および文字の少なくとも1つを含んでいればよく、記号、略号等それ以外の表記であってもよく、固体撮像素子1の内容・種類を表すことが可能であれば、表記方法を変更した構造であってもよい。また、文字書込み領域17については、通常の鉛筆、ペン、スタンプ、インク等の筆記用具で記載可能な構造のみでなく、ニードル等でケガキ傷をつけることで、表記可能な構造であってもよい。
(変形例13)
図16Aは、本変形例に係る固体撮像装置1600の断面図である。図16Bは固体撮像装置1600の平面透視図である。図16Aおよび図16Bに示すように、透明性基板7の裏面に、数字・文字15、マーク16が印字され、文字書込み領域17が存在する点で実施形態1と異なる。つまり、固体撮像素子1または拡張部3の主面と反対側の裏面に、数字・文字15またはマーク16が印字され、文字書込み領域17を有している。この構成により、撮像対象物5(検体)の搭載向き、搭載内容の種類を表示可能で、固体撮像素子1の向き、測定方式等を外観から識別可能とできる。
また、撮像対象物5(検体)の内容等の情報追記が可能となる。
ここで、マーク16は三角形で記載しているが、方向を示すことが可能な形状であれば、矢印、文字等の別形状の構造であってもよい。また、上述の数字・文字については、記号、略号等それ以外の表記であっても、撮像対象物(検体)5または、透明性基板7の内容・種類を表すことが可能であれば、表記方法を変更した構造であってもよい。また、文字書込み領域17については、通常の鉛筆、ペン、スタンプ、インク等の筆記用具で記載可能な構造のみでなく、ニードル等でケガキ傷をつけることで、表記可能な構造であってもよい。
(変形例14)
図17Aは、本変形例に係る固体撮像装置1700の断面図である。図17Bは固体撮像装置1700の平面透視図である。図17Aおよび図17Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3に配線された導電性配線層4の表面に絶縁層18を有し、センサ部2および、導電性配線層4の端部、装置外導通端子部のみ開口する点で実施形態1と異なる。つまり、拡張部3は、導電性配線層4の配線を覆う絶縁層18を有する。この絶縁層18は、拡張部3の主面に設けられた端子を露出する開口を有する。この構成により、拡張部3の表面に配置された導電性配線層4の表面を保護することができ、ダスト等異物による導電性配線層4のショート、オープンを防止する構造とすることが可能である。ここで、絶縁層18は、ポリイミド、PBO、SiN、SiO2など絶縁性材料であれば、別の材料を用いてもよい。
なお、各実施形態および各変形例の構成について、各変形例を組み合わせた構造を適用することも可能である。また、図1等の各断面図において、固体撮像素子1を上、透明性基板7を下の上下関係で配置した図としているが、この上下関係、それぞれの大小関係は、変更しても適用可能である。
(変形例15)
図18Aは、本変形例に係る固体撮像装置1800の断面図である。図18Bは固体撮像装置1800の平面透視図である。図18Aおよび図18Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3または透明性基板7または第2の透明性基板9に配線された導電性配線層4の厚さは、撮像対象物(検体)5の厚さよりも厚い点で実施形態1と異なる。この構成により、撮像対象物(検体)5が、固体撮像素子1のセンサ部2に圧縮されることを抑制し、撮像対象物(検体)5が破損することを抑制できる。ここで、図18Aにおいて、導電性配線層4は、拡張部3の表層に存在する構造を示しているが、透明性基板7の表面に配線された状態であっても同様の効果が得られる。また、図18Aにおいて、導電性配線層4の上下に保護膜の無い構造で示しているが、図17Aで示すように、導電性配線層4の表面または裏面に絶縁層18が形成される場合、「撮像対象物(検体)5領域の高さ=導電性配線層4の高さ+導電性配線層4の表面の絶縁層18+裏面に絶縁層18」となる。
(変形例16)
図19Aは、本変形例に係る固体撮像装置1900の断面図である。図19Bは固体撮像装置1900の平面透視図である。図19Aおよび図19Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3または透明性基板7または第2の透明性基板9に配線された導電性配線層4の厚さは、撮像対象物(検体)5の厚さと同じ点で実施形態1と異なる。この構成により、撮像対象物(検体)5が、固体撮像素子1のセンサ部2に圧縮されることを抑制し、撮像対象物(検体)5が破損することを抑制できる。ここで、図19Aにおいて、導電性配線層4は、拡張部3の表層に存在する構造を示しているが、透明性基板7の表面に配線された状態であっても同様の効果が得られる。また、図19Aにおいて、導電性配線層4の上下に保護膜の無い構造で示しているが、図17Aで示すように、導電性配線層4の表面または裏面に絶縁層18が形成される場合、「撮像対象物(検体)5領域の高さ=導電性配線層4の高さ+導電性配線層4の表面の絶縁層18+裏面に絶縁層18」となる。
(変形例17)
図20Aは、本変形例に係る固体撮像装置2000の断面図である。図20Bは固体撮像装置2000の平面透視図である。図20Aおよび図20Bに示すように、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3または透明性基板7または第2の透明性基板に配線された導電性配線層4の厚さは、撮像対象物(検体)5の厚さよりも薄くなっている。この構成により、撮像対象物(検体)5が、固体撮像素子1のセンサ部2への密着性が向上し、撮像対象物(検体)5の画像をより鮮明に撮像することが可能となる。ここで、図20Aにおいて、導電性配線層4は、拡張部3の表層に存在する構造を示しているが、透明性基板7の表面に配線された状態であっても同様の効果が得られる。また、図20Aにおいて、導電性配線層4の上下に保護膜の無い構造で示しているが、図17Aで示すように、導電性配線層4の表面または裏面に絶縁層18が形成される場合、「撮像対象物(検体)5領域の高さ=導電性配線層4の高さ+導電性配線層4の表面の絶縁層18+裏面に絶縁層18」となる。
(変形例18)
図21Aは、本変形例に係る固体撮像装置2100の断面図である。図21Bは固体撮像装置2100の平面透視図である。図21Aおよび図21Bに示すように、固体撮像素子1の裏面が、固体撮像素子1周辺に形成される拡張部3の裏面に露出する点で実施形態1と異なる。つまり、固体撮像素子1の撮像面と反対側の面が、拡張部3の主面と反対側の面に露出している。この構成により、固体撮像素子1を拡張部3に搭載する際の厚さに制約無く製造することが可能となり、固体撮像素子1の反り抑制による破壊抑制等の効果が得られる。また、拡張部3の厚さは、バックグラインド工程により、自由に設定することが可能である。
なお、固体撮像素子1の撮像面と反対側の面と、拡張部3の主面と反対側の面とは、面一であってもよいし、なくてもよい。
(変形例19)
図22Aは、本変形例に係る固体撮像装置2200およびプローブ装置の断面図である。図22Bは固体撮像装置2200およびプローブ装置の平面透視図である。図22Aおよび図22Bに示すように、固体撮像装置2200は、さらに、プローブ装置を備える点で実施形態1と異なる。このプローブ装置は、測定用のプローブ(針)19と、プローブ19を支持する支持基板20と、プローブ19に結線される支持基板内配線21と、支持基板内配線21またはプローブ19に結線されるワイヤ配線22とを有する。測定用プローブ19は、導電性配線層4の配線または導電性のペースト材料10に接触し、電気的導通を可能とする。この構成により、固体撮像装置2200の測定端子座標にあわせたプローブ19を設定することで、電気的測定を実施することが可能となる。
なお、実施形態1〜3および、変形例1〜19の構成について、各変形例を組み合わせた構造を適用することも可能である。また、図1A〜図22A等の断面図において、固体撮像素子1を上、透明性基板7を下の上下関係で配置した図としているが、この上下関係、それぞれの大小関係は、変更しても適用可能である。
また、図1Cに示した製造方法は、実施形態1だけでなく他の実施形態および変形例にも適用可能である。
また、固体撮像素子1のセンサ部2は、CCD型のみでなく、CMOS型、BSI(Back Side Illumination)型、FSI(Front Side Illumination)型や、有機CMOS型などの撮像素子であってもよい。CCD型の選定については、一般的に低消費電力、低価格のCMOS型と、高画質なCCD型などの技術的特徴をもち、用途に応じた使い分けが可能である。
本開示に係る固体撮像装置は、例えば、高解像度の映像撮影、信頼性、小型化、製造容易性が要求される病理検査用のイメージセンサに好適に利用可能である。
1 固体撮像素子
2 センサ部
3 拡張部
4 導電性配線層
5 撮像対象物(検体)
6 封入材
7 透明性基板
8 電極
9 第2の透明性基板
10 導電性ペースト材料
11 貫通電極
12 空孔
13 測定用針
14 溝
15 数字・文字
16 マーク
17 文字書込み領域
18 絶縁層
19 プローブ
20 支持基板
21 支持基板内配線
22 ワイヤ配線
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200 固体撮像装置

Claims (19)

  1. 透明性基板と、
    少なくとも1つの固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の周辺に形成され、前記固体撮像素子を保持し、前記固体撮像素子の撮像面と面一の主面をもつ拡張部と、
    前記透明性基板と前記固体撮像素子の撮像面との間に封入材によって封入された撮像対象物とを備える
    固体撮像装置。
  2. 前記拡張部は、
    前記固体撮像素子の電極と前記拡張部の前記主面に設けられた端子とを接続し、前記拡張部の前記主面に形成された配線を有する導電性配線層を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記少なくとも1つの固体撮像素子は、複数の前記固体撮像素子であり、
    前記固体撮像素子の前記電極の最も多い辺は、前記拡張部の外周の辺に対向し、
    前記導電性配線層の前記配線は、前記固体撮像素子の前記電極と前記対向する辺に設けられた前記端子とを接続する
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記少なくとも1つの固体撮像素子は、複数の前記固体撮像素子であり、
    前記導電性配線層は、前記固体撮像素子の前記電極と前記拡張部の周辺に設けられた前記端子とを接続する前記配線と、一の固体撮像素子の電極と別の固体撮像素子の電極とを接続する配線とを有する
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記拡張部の外周の辺に設けられた前記端子は、前記拡張部の中心に対して点対称である
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置はさらに、
    前記固体撮像素子の電極と、前記主面と対向する前記透明性基板の表面に設けられた端子とを接続し、前記透明性基板の表面に形成された配線を有する導電性配線層を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 前記固体撮像装置はさらに、
    前記封入材および前記撮像対象物と、前記固体撮像素子との間に位置するガラス板と、
    前記固体撮像素子の電極と前記ガラス板の表面に設けられた端子とを接続する配線を有する導電性配線層とを備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記固体撮像装置はさらに、
    前記拡張部の前記主面に形成された前記端子に接続された導電性ペースト材料を有する
    請求項2から6の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記拡張部は、前記導電性配線層の配線に接続され、前記拡張部を貫通する貫通電極を有する
    請求項2から5および7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記拡張部は、前記導電性配線層の配線を底部に露出させる空孔を有する
    請求項2から5および7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記拡張部は、前記導電性配線層の配線に接続され、前記拡張部を貫通する測定用針を有する
    請求項2から5および7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記拡張部は、前記導電性配線層の配線と重ならない領域に、前記拡張部を貫通する空孔を有する
    請求項2から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記拡張部は、前記拡張部の前記主面上の領域であって、前記導電性配線層の配線を有しない領域に、溝を有する
    請求項2から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  14. 前記固体撮像素子または前記拡張部の前記主面と反対側の裏面に、数字、文字またはマークが印字されている
    請求項1から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  15. 前記固体撮像素子または前記拡張部の前記主面と反対側の裏面に、文字書込み可能な領域を有する
    請求項1から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  16. 前記主面と対向しない前記透明性基板の面に、数字、文字またはマークが印字されている
    請求項1から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  17. 前記主面と対向しない前記透明性基板の面に、文字書込み可能な領域を有する
    請求項1から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  18. 前記拡張部は、前記導電性配線層の配線を覆う絶縁層を有し、
    前記絶縁層は、前記拡張部の前記主面に設けられた前記端子を露出する開口を有する
    請求項2から5および7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  19. 前記固体撮像素子の前記撮像面と反対側の面が、前記拡張部の前記主面と反対側の面に露出している
    請求項1から7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
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