JP2017212184A - 車両用ドアスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフトの先端面とゴムカバーとの直接接触を解消することにより、ゴムカバーの破損を阻止し、長期に亘り、消灯、点灯が維持できる車両用ドアスイッチ。
【解決手段】逆椀型形状のゴムカバー9の内側の先端面に当接する合成樹脂製円弧状皿形部品10を嵌合し、内面に先端が椀曲面形状のシャフト1を当接させ、前記シャフトは先端が太い円柱部で、途中から細い同一の太さの棒状に形成され、該細い棒状シャフト1bの周囲及びその下方に螺旋状のスプリング2を備え、かつ+ターミナル3は常時コンタクト4に電気的に接続し、アースターミナル5はドアを開いたときにコンタクトが接続して室内灯が点灯し、ドアを閉じたときは、アースターミナルはコンタクトが離反し消灯する構造であることを特徴とする車両用ドアスイッチ。
【選択図】図1
【解決手段】逆椀型形状のゴムカバー9の内側の先端面に当接する合成樹脂製円弧状皿形部品10を嵌合し、内面に先端が椀曲面形状のシャフト1を当接させ、前記シャフトは先端が太い円柱部で、途中から細い同一の太さの棒状に形成され、該細い棒状シャフト1bの周囲及びその下方に螺旋状のスプリング2を備え、かつ+ターミナル3は常時コンタクト4に電気的に接続し、アースターミナル5はドアを開いたときにコンタクトが接続して室内灯が点灯し、ドアを閉じたときは、アースターミナルはコンタクトが離反し消灯する構造であることを特徴とする車両用ドアスイッチ。
【選択図】図1
Description
一般に自動車の室内灯の点灯又は消灯動作は、主として自動車のサイドドア(以下、単にドアという)の開閉動作に連動しており、該自動車の室内灯はサイドドアが開のときは室内灯が点灯し、サイドドアが閉のときは室内灯が消灯に切り替わる。本発明は、ドアスイッチにおいて、シャフトの先端面とゴムカバーが直接接触することによりゴムカバーが変形して破れるのを避けることにより、自動車のドアの開閉によって車内の室内灯の点灯又は消灯動作が長期に亘り、安定して点灯、消灯作動をすることができる車両用ドアスイッチに関する。
自動車は走行中又は停止中で車のドアが通常、閉じた状態では室内灯は消灯状態にあり、停車して人がドアを開けて外に出る時や、あるいは停車して車両のドアが開放された状態ではドアスイッチはオンの状態となり、車内の室内灯は点灯する構造となっている。
特開2006−100013号公報の図4に示すように、操作ボタンの基部がスイッチ本体と離反している場合には、自動車のサイドドアは閉じられている状態であり、室内灯は点灯しない。反対に、操作ボタンの基部がスイッチ本体に当接すると、自動車の室内灯が点灯する構造である。
しかし、上記従来の発明では、塗装した鉄板で構成されるドアパネルはスプリングで弾圧されているシャフトの先端部が鉄板製のドアパネルの内側に設けた略杯形状のゴムカバーの内面の中心から内面の外側寄りにずれる場合が生じ、ゴムカバーがスプリングにより弾圧された状態からバランスを崩してゴムカバーがドアパネルから離反することとなり、シャフトの先端が杯形状のゴムカバーと位置ズレが起こり、停車時等において、ドアを開けても、室内灯が点灯されない等のトラブルを生じていた。
本発明は上記の点に鑑み、ゴムカバーの内面とシャフトの先端面が直接接触するのを避け、ゴムカバーの内面とシャフトの先端面との間に摩擦抵抗の少ない樹脂製の円滑部材を設けることにより、車両のサイドドアが閉じた状態では、ドアの内壁面(鉄板)に押されてアースターミナルとコンタクトが非接触の状態となり、室内灯は消灯の状態に維持される。反対にサイドドアが開くとコンタクトとアースターミナルが接触状態となり、ドアスイッチは点灯回路となり、室内灯が点灯する。本発明は、サイドドアが閉まっているときは常時、室内灯が消灯状態にあり、サイドドアが開いた時は常時、室内灯の点灯状態を維持し、かつゴムカバーとシャフトの先端面との間に摩擦抵抗が少なく耐久性に優れた彎曲面形状の合成樹脂部品を設けることにより、シャフトの先端面とゴムカバーとの直接接触を解消することにより、ゴムカバーの破損を阻止し、長期に亘り、消灯、点灯が維持できる車両用ドアスイッチを提供することにある。
本発明は、逆椀型形状のゴムカバーの内側先端面に当接する合成樹脂製円弧状断面を有する皿形部品を嵌合し、該合成樹脂製皿形部品の内面に形成した彎曲内面に当接する椀曲面形状のシャフトを当接させ、該シャフトは途中から水平に張り出し、下方に向けた垂下する円筒部を備えるとともに、中心部に位置するシャフトは先端部よりは細い同一太さのシャフトを形成し、該シャフトの周囲には螺旋状のスプリングが設けられ、該螺旋状のスプリングはシャフトの下端よりも下方に垂下し、かつ+ターミナルは常時コンタクトに電気的に接続し、アースターミナルはコンタクトに接続していることを特徴とする車両用ドアスイッチである。
本発明に係る請求項2記載の発明は、請求項1記載の合成樹脂製円弧状断面を有する皿形部品は逆椀型形状のゴムカバーから離脱しないように該ゴムカバーの内周面で固定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアスイッチである。
本発明は、逆椀型形状のゴムカバーの内側先端面の平坦部に当接する合成樹脂製円弧状皿形部品を嵌合し、該合成樹脂製円弧状皿形部品の内面に形成した彎曲内面に当接する椀曲面形状のシャフトを当接させる構成としたので、サイドドアにとりつけた車両用ドアスイッチは、球面形状のシャフトの先端とゴムカバーとの間に摩擦係数の小さい合成樹脂製円弧状皿形部品を嵌合することにより、車体が上下動するような悪路や山道等を走行する場合においても、シャフトの先端とゴムカバーの間に摩擦抵抗の少ない合成樹脂製円弧状皿部品の内面に当接する構造であるから、シャフトの先端面が摩擦抵抗の小さい合成樹脂製円弧状皿形部品と接する構造であるので、ゴムカバーは合成樹脂製皿形形状部品によって保護されるので、ゴムカバーの耐久性は大幅に改善され、長期に亘りゴムカバーの交換作業が不要となる。
しかも、悪路、山道等を走行途中で、一時的に休憩等を行う場合でも、シャフトがゴムカバーに直接接触することがないので、従来のように山道や悪路等で停車する場合でも、サイドドアを開くことにより室内灯は点灯し、安心して山道等の道路を走行することができる。
さらに、合成樹脂製円弧状皿形部品の下部周縁部はゴムカバーの内側周縁に設けた鍔部により確りと保持されているので、悪路等の道路を走行していても合成樹脂製皿形形状部品がゴムカバーに設けた環状鍔部により確りと保持されているので、合成樹脂製円弧状皿形部品の脱落のおそれがなく、長期に亘り使用可能である。
さらに、合成樹脂製円弧状皿形部品の下部周縁部はゴムカバーの内側周縁に設けた鍔部により確りと保持されているので、悪路等の道路を走行していても合成樹脂製皿形形状部品がゴムカバーに設けた環状鍔部により確りと保持されているので、合成樹脂製円弧状皿形部品の脱落のおそれがなく、長期に亘り使用可能である。
1は中心部に垂下するシャフトである。シャフト1の先端部1aは円弧状の球面状に形成されている。シャフト1は上端部の途中から下方に向けて垂下する短い円筒部を備えるとともに軸心は先端部の太さに比べて途中から細い同一太さのシャフト1bに形成されている。
細い同一太さのシャフト1bの周囲には螺旋状にスプリング2が装着されている。スプリング2は細い同一太さのシャフト1bの周囲に設けると共に細い同一太さのシャフト1bの下端部よりもさらに下方に向けて長めに垂下する状態に形成されている。図中、3は+(プラス)ターミナルで、一端部がコンタクト4と電気的に接続される。プラス(+)ターミナル3はコンタクト4に接続している。図中、5はアースターミナルを示す。アースターミナル5はアースターミナルのコンタクト6に接続されている。
細い同一太さのシャフト1bの周囲には螺旋状にスプリング2が装着されている。スプリング2は細い同一太さのシャフト1bの周囲に設けると共に細い同一太さのシャフト1bの下端部よりもさらに下方に向けて長めに垂下する状態に形成されている。図中、3は+(プラス)ターミナルで、一端部がコンタクト4と電気的に接続される。プラス(+)ターミナル3はコンタクト4に接続している。図中、5はアースターミナルを示す。アースターミナル5はアースターミナルのコンタクト6に接続されている。
次に、車体の取付け図に基づいて、ドア(図示せず)の閉状態について説明する。図1及び図2はドアの閉状態の室内灯が点灯しない状態を示す説明図である。
図1に示す拡大図はドア閉状態で、ドアスイッチとドア(図示せず)がオンの状態なので回路図に示すようにドア閉状態では室内灯は点灯しない。
図1に示す拡大図はドア閉状態で、ドアスイッチとドア(図示せず)がオンの状態なので回路図に示すようにドア閉状態では室内灯は点灯しない。
図1において、1はシャフトで、先端部が円弧状の彎曲面を形成し、シャフト1の先端部は車体のサイドドア(図示せず)が開状態では、ドアスイッチとサイドドア(図示せず)がオンの状態となるので、ドアが開状態では室内灯が点灯する。反対に、サイドドアが閉の状態では室内灯は室内灯回路がオフ状態となり点灯しない。
図中、1はシャフト、1cはシャフト1の途中から外側から垂下する円筒部である。2はスプリング、3は+ターミナル、4は+ターミナル3と接続するコンタクト、5はコンタクト6と接続するアースターミナル、7はアースターミナル5を固定するスクリューである。
図中、1はシャフト、1cはシャフト1の途中から外側から垂下する円筒部である。2はスプリング、3は+ターミナル、4は+ターミナル3と接続するコンタクト、5はコンタクト6と接続するアースターミナル、7はアースターミナル5を固定するスクリューである。
図中、5はアースターミナルでスクリュー7により固定されている。+ターミナル3はコンタクト4により電気的に接続されている。
本発明は車載用室内照明装置として、サイドドアの開閉に連動して室内灯が点灯、消灯状態がそれぞれ確実に変換される。そして、車両の室内灯の有効期限も大幅に伸び、快適な走行を楽しむことができる。
1 シャフト
1a シャフトの先端部
1b 細い同一太さのシャフト
1c シャフトの途中から外側から垂下する円筒部
2 スプリング
3 +ターミナル
4 コンタクト
5 アースターミナル
6 コンタクト
7 スクリュー
8 ボディ
9 ゴムカバー
10 合成樹脂製円弧状皿形部品
11 ドアパネル
1a シャフトの先端部
1b 細い同一太さのシャフト
1c シャフトの途中から外側から垂下する円筒部
2 スプリング
3 +ターミナル
4 コンタクト
5 アースターミナル
6 コンタクト
7 スクリュー
8 ボディ
9 ゴムカバー
10 合成樹脂製円弧状皿形部品
11 ドアパネル
Claims (2)
- 逆椀型形状のゴムカバーの内側先端面に当接する合成樹脂製円弧状断面を有する皿形部品を嵌合し、該合成樹脂製皿形部品の内面に形成した彎曲内面に当接する椀曲面形状のシャフトを当接させ、該シャフトは途中から水平に張り出し、下方に向けた垂下する円筒部を備えるとともに、中心部に位置するシャフトは先端部よりは細い同一太さのシャフトを形成し、該シャフトの周囲には螺旋状のスプリングが設けられ、該螺旋状のスプリングはシャフトの下端よりも下方に垂下し、かつ+ターミナルは常時コンタクトに電気的に接続し、アースターミナルはコンタクトに接続していることを特徴とする車両用ドアスイッチ。
- 請求項1記載の合成樹脂製円弧状断面を有する皿形部品は逆椀型形状のゴムカバーから離脱しないように該ゴムカバーの内周面で固定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016106655A JP2017212184A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ドアスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016106655A JP2017212184A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ドアスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017212184A true JP2017212184A (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60476862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016106655A Pending JP2017212184A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ドアスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017212184A (ja) |
-
2016
- 2016-05-27 JP JP2016106655A patent/JP2017212184A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20170704 |