JP2017211213A - ナノバブル発生確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができるナノバブル発生確認装置を提供する。【解決手段】ナノバブルNが含まれる液体が流入かつ流出する容器である貯水槽6と、貯水槽6に設けられるレーザー光源8と、貯水槽6に設けられるレーザー確認部である覗き窓9とから構成され、レーザー光源8が貯水槽6の内部に向かって可視光レーザーLを照射するように配置され、覗き窓9が可視光レーザーLを目視できる位置であって、可視光レーザーLの光軸Laと重複しない位置に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、ナノバブルの有無を確認するナノバブル発生確認装置に関する。
従来、1μm以下の大きさの極小の気泡であるナノバブルが水中に溶存している液体(以下、単に「ナノバブル含有液体」と記す)が知られている。ナノバブル含有液体は、ナノバブルを構成する気体の種類によってさまざまな用途に用いられている。オゾンによって生成されたナノバブル含有液体は、オゾンの酸化力を利用して殺菌や滅菌に用いられている。このように、さまざまな気体によるナノバブルの生成および液体中にナノバブルを溶存させることによってナノバブル含有液体を生成する生成システムが知られている。例えば特許文献1の如くである。
特許文献1に記載のナノバブル含有液体の生成システムは、生成チャンバとナノバブル生成用気体供給装置とナノバブル生成装置とを備えている。生成システムは、ナノバブル生成用気体をナノバブル生成用気体供給装置に供給し、ナノバブル生成装置によってナノバブルを生成する。そして、生成システムは、生成されたナノバブルを密閉されている生成チャンバ内の液体に溶存させることでナノバブル含有液体を生成している。
特許文献1に記載の生成システムは、密閉された生成チャンバ内でナノバブル含有液体が生成されている。つまり、生成システムでは、ナノバブル含有液体の生成中に生成チャンバ内を視認したり内部の液体を抽出したりすることができない。また、ナノバブルは、1μm未満の大きさであるため肉眼で視認することができない。従って、生成システムでは、生成チャンバから排出された液体を採取して光学顕微鏡やレーザー回折計等によってナノバブルの有無を確認している。このため、生成システムにおいて、ナノバブル含有液体の生成中にナノバブルの有無のみを簡易的に確認することは困難であった。
特開2015−37765号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができるナノバブル発生確認装置の提供を目的とする。
即ち、ナノバブル発生確認装置は、ナノバブルが含まれる液体が流入かつ流出する容器と、前記容器に設けられるレーザー光源と、前記容器に設けられるレーザー確認部とから構成され、前記レーザー光源が前記容器の内部に向かってレーザーを照射するように配置され、前記レーザー確認部が前記レーザーを目視できる位置であって、前記レーザーの光軸と重複しない位置に設けられるものである。
ナノバブル発生確認装置は、前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過させる材料によって前記レーザーの光軸を囲うように構成されるものである。
ナノバブル発生確認装置は、前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過させる材料を前記レーザーの光軸に対して直交する仮想線上に配置した覗き窓から構成されるものである。
前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過する材料を前記レーザーの光軸に対して2°から10°傾いた仮想線上に配置した覗き窓から構成されるものである。
前記レーザー確認部に前記レーザーを検出する光センサが設けられるものである。
ナノバブル発生確認装置は、前記レーザー確認部に拡大レンズが設けられるものである。
ナノバブル発生確認装置は、ナノバブル発生装置とナノバブルが含まれる液体の流路とのうち少なくとも一つに着脱自在に設けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
ナノバブル発生確認装置においては、ナノバブル含有液体が流れる流路に容器を接続するだけで流路を流れる液体中のナノバブルが散乱光によって目視される。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生確認装置においては、ナノバブルを確認可能な位置および方向の範囲が拡大する。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生確認装置においては、覗き窓からナノバブルを確認するために使用できるレーザーの範囲が拡大する。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生確認装置においては、一定の基準に基づいてナノバブルの散乱光が検出される。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生確認装置においては、微細な散乱光が明確に目視で確認可能になる。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生確認装置においては、検査装置を用いて液体中のナノバブルの有無検査を行う必要がない。これにより、ナノバブル生成中に液体中のナノバブルの有無を容易に確認することができる。
ナノバブル発生装置の一実施形態における構成を示す概略構成図。 (a)ナノバブル発生確認装置の第一実施形態における構成を示す部分断面図、(b)同じく正面図。 ナノバブル発生確認装置の第一実施形態におけるレーザーを照射した状態を示す正面図。 ナノバブル発生確認装置の第一実施形態においてレーザーの光路中におけるナノバブルによる散乱の態様を示す概念図。 ナノバブル発生確認装置の第二実施形態における構成を示す部分断面図。 ナノバブル発生確認装置の第三実施形態における構成を示す部分断面図。 (a)ナノバブル発生確認装置の第四実施形態における構成を示す部分断面図、(b)同じく図7(a)におけるA矢視拡大端面図。
初めに、図1を用いて、ナノバブル発生装置の一実施形態であるナノバブル発生装置1について説明する。
図1に示すように、ナノバブル発生装置1は、任意の気体からなるナノバブルを任意の液体に溶存させるものである。ナノバブル発生装置1は、液体供給ポンプ2、気体供給装置3、エアレーター4、供給管5、貯水槽6を具備している。
液体供給ポンプ2は、ナノバブルを溶存させる液体を供給するものである。液体供給ポンプ2は、プロペラポンプやロータリーポンプ等の送液ポンプから構成されている。液体供給ポンプ2は、上流側の図示しない液体供給源に接続されている。液体供給ポンプ2は、液体供給源の液体を下流側の貯水槽6に向けて送液するように構成されている(白塗矢印参照)。
気体供給装置3は、液体供給ポンプ2によって送液されている液体に任意の気体を供給するものである。気体供給装置3は、液体供給ポンプ2の下流側に供給管5を介して接続されている。気体供給装置3は、任意の気体を所定の圧力で液体に混入させるように構成されている。
エアレーター4は、気体供給装置3によって液体中に混入された気体を微細化するとともに微細化した気体を液体に溶解させるものである。エアレーター4は、気体供給装置3の下流側に供給管5を介して接続されている。また、エアレーター4は、貯水槽6の内部に配置されている。エアレーター4は、その内部を気体と液体との混合体が通過する際に、気体と液体とを衝突させて気体を微細化し、ナノバブルを発生させるように構成されている。さらに、エアレーター4は、撹拌流を発生させて微細化された気体を液体中に溶解させるように構成されている。
貯水槽6は、ナノバブル含有液体を一時的に貯留させるものである。貯水槽6には、ナノバブル含有液体の流路6aが接続され、流路6aを介してナノバブル含有液体の供給先が接続されている。貯水槽6は、生成されたナノバブル含有液体を一時的に貯留させた後、ナノバブル含有液体をその供給先に向けて流路6aから流出するように構成されている(黒塗矢印参照)。貯水槽6は、内部にエアレーター4が設けられている。貯水槽6には、液体供給ポンプ2によって供給された液体がエアレーター4を通じて供給されている。つまり、貯水槽6には、エアレーター4によってナノバブルが溶解されたナノバブル含有液体が貯留されている。
このように構成されるナノバブル発生装置1は、液体供給ポンプ2によって図示しない液体供給源から水等の液体を供給し(白塗矢印参照)、気体供給装置3において任意の気体を所定の気体供給圧で液体に混入する(薄墨矢印参照)。そして、ナノバブル発生装置1は、気体が混入された液体を貯水槽6に流入させる。この際、ナノバブル発生装置1は、エアレーター4によって液体中の気体の微細化を促進させる。この結果、ナノバブル発生装置1は、連続的にナノバブルを生成し、液体中にナノバブルを溶存させることができる。ナノバブル発生装置1は、貯水槽6内でナノバブル含有液体を生成した後、貯水槽6の流路6aから下流側の供給先に向けて流出させる(黒塗矢印参照)。なお、本実施形態においてナノバブル発生装置1は、エアレーター4を用いてナノバブルを発生する構成としたがこれに限定するものではない。
次に、図2を用いてナノバブル発生確認装置の第一実施形態であるナノバブル発生確認装置7について説明する。
図2に示すように、ナノバブル発生確認装置7は、液体中に溶存しているナノバブルの有無を確認するものである。ナノバブル発生確認装置7は、容器である貯水槽6、レーザー光源8、貯水槽6に設けられるレーザー確認部である覗き窓9を具備する。本実施形態において、ナノバブル発生確認装置7は、ナノバブル発生装置1の貯水槽6に設けられている(図1参照)。つまり、ナノバブル発生確認装置7は、取り付けられるナノバブル発生装置1の一部を構成している。
容器である貯水槽6は、ナノバブル発生確認装置7を構成する主な構造体である。貯水槽6は、ナノバブル含有液体が流入かつ流出するように構成されている。貯水槽6の側面には、継手であるへルール6cを備えるレーザー入射口6bが形成されている。へルール6cには、レーザーLを透過させる材料から形成されているサイトグラス6dがクランプ6eによって取り付けられている。これにより、貯水槽6には、サイトグラス6dで密封されているレーザー入射口6bが構成されている。また、貯水槽6には、レーザー入射口6bから入射されるレーザーLの光軸Laに対して垂直な方向の側面に覗き窓用孔6fが形成されている。覗き窓用孔6fの近傍には、ねじ穴が形成されている座6gが設けられている。
レーザー光源8は、レーザーLを照射するものである。レーザー光源8は、532μmの波長であるグリーンレーザー用の光源として構成されている。レーザー光源8は、貯水槽6のレーザー入射口6bにゴムブロック6h等の弾性材を介して着脱自在に設けられている。レーザー光源8は、レーザーLがレーザー入射口6bから貯水槽6の内部に向かって照射されるように配置されている。なお、本実施形態において、レーザー光源8から照射されるレーザーLをグリーンレーザーとしたがこれに限定されるものではなく、可視光レーザーであればよい。また、レーザーLによる照射範囲を拡大して視認性を向上させるために、レーザー光源8を複数設ける構成でもよい。
レーザー確認部である覗き窓9は、貯水槽6の内部を視認するものである。覗き窓9は、貯水槽6の覗き窓用孔6fが透明板9a(薄墨部分)で覆われて構成されている。覗き窓用孔6fは、レーザー入射口6bから入射されるレーザーLの光軸Laに対して直交する仮想線Lb上の貯水槽6の側面に形成されている。従って、覗き窓9は、レーザーLに直接的に照射されることなく、レーザーLが覗き窓9の視野を横切る位置に設けられている。覗き窓9は、レーザーLを透過させる材料から形成されている透明板9aがパッキンやシール材を介して覗き窓用孔6fを塞ぐように配置されている。透明板9aは、貯水槽6の座6gにネジ止めされる押さえ板9bによって押圧されている。これにより、覗き窓用孔6fは、透明板9aによって密閉されている。このように、覗き窓9は、貯水槽6の側面に一体的に設けられている。なお、覗き窓9の形状および配置位置は、本実施形態に限定されるものでなく、レーザーLの光軸Laと重複しない位置であってレーザーLが視認できる位置であればよい。また、覗き窓は、透明板9aを蝶ネジ等で押圧して容易に着脱可能に構成してもよい。
このようにナノバブル発生確認装置7は、貯水槽6のサイトグラス6dおよび覗き窓9の透明板9aが着脱自在に構成されている。従って、ナノバブル発生確認装置7は、サイトグラス6dや透明板9aの汚れによって視認性やレーザーの光量が低下した場合、サイトグラス6dや透明板9a貯水槽6から取り外して洗浄することができる。また、ナノバブル発生確認装置7は、レーザー光源8をゴムブロック6hからの着脱だけで交換することができる。つまり、ナノバブル発生確認装置7は、ナノバブル発生装置1に組み込まれつつ、ナノバブル発生確認装置7としてのメンテナンス性が向上するように構成されている。
次に、図3と図4とを用いて、ナノバブルの発生確認の態様について説明する。ナノバブル発生装置1の貯水槽6には、ナノバブル発生装置1からの液体が供給されているものとする。ナノバブルは、1μm未満の大きさの極微細な気泡であるため直接に視認することができない。
図3に示すように、ナノバブル発生確認装置7は、ナノバブル発生装置1の貯水槽6内にレーザー光源8からレーザーLを照射する。
図4に示すように、貯水槽6に貯留されている液体にナノバブルNが存在している場合、レーザーLの一部は、レーザーLの光路中に存在するナノバブルNと液体(水)との屈折率の差によって散乱されて散乱光SCが生じる。レーザーLの散乱光SCの一部は、覗き窓用孔6fを経て覗き窓9に入射される。これにより、ナノバブル発生確認装置7は、覗き窓9から目視することができるレーザーLの光路区間W1にあるナノバブルNを散乱光SCによる光点として確認することができる(図3参照)。
貯水槽6に貯留されている液体にナノバブルNが存在していない場合やナノバブルNの数が少ない場合、レーザーLの光路中において、ナノバブルNの存在を起因とする散乱光SCがほとんど生じない。つまり、ナノバブル発生確認装置7は、覗き窓9にレーザーLの散乱光SCがほとんど入射されないためレーザーLの光路中に散乱光SCによる光点を確認することができない。このように、ナノバブル発生確認装置7は、レーザーLの光路中にある散乱光SCによる光点の有無でナノバブルNが液体に溶存しているか否か確認することができる。なお、ナノバブル発生確認装置7において、レーザーLの光路中の散乱光SCによる光点の視認性を向上させるため、覗き窓9に拡大レンズを設けたり覗き窓9の透明板9aを拡大レンズで構成したりしてもよい。このように構成することで、ナノバブル発生確認装置7は、微細なナノバブルNの散乱光SCによる目視が可能になる。
次に、図5を用いて、ナノバブル発生確認装置の第二実施形態であるナノバブル発生確認装置10について説明する。なお、以下の実施形態に係るナノバブル発生確認装置10は、図1から図4に示すナノバブル発生確認装置7において、ナノバブル発生確認装置7に替えて適用されるものとして、その説明で用いた名称、図番、記号を用いることで、同じものを指すこととし、以下の実施形態において、既に説明した実施形態と同様の点に関してはその具体的説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
ナノバブル発生確認装置10は、容器11、レーザー光源8、容器11に設けられるレーザー確認部である覗き窓12を具備する。ナノバブル発生確認装置10は、ナノバブル含有液体の流路途中に設けられている。
容器11は、ナノバブル発生確認装置10を構成する主な構造体である。容器11は、外部から光を通さない材質で略直方体状に形成されている。容器11には、長手方向一側にナノバブル含有液体の流入口11aが形成され、長手方向他側にナノバブル含有液体の流出口11bが形成されている。さらに、容器11の長手方向一側端面または長手方向他側端面には、継手であるへルール11dを備えるレーザー入射口11cが形成されている。また、容器11には、レーザー入射口11cから入射されるレーザーLの光軸に対して2°から10°の間の任意の角度θだけ傾いた仮想線Lbに垂直な面が形成されている。仮想線Lbに垂直な面には、覗き窓用孔11eが形成されている。
レーザー確認部である覗き窓12は、容器11の内部を視認するものである。覗き窓12は、容器11の覗き窓用孔11eがレーザーLを透過させる材料から形成されている透明板12aで覆われて構成されている。覗き窓12は、レーザー入射口11cから入射されるレーザーLの光軸Laに対して2°から10°の間の任意の角度θだけ傾いた仮想線Lb上に配置されている。従って、覗き窓12は、レーザーLに直接的に照射されることなく、レーザーLの光軸Laに沿って容器11の内部を視認できるように設けられている。このように、覗き窓12は、容器11の側面に一体的に設けられている。
本実施形態において、ナノバブル発生確認装置10の容器11は、ナノバブル発生装置1の貯水槽6の流路6a(図1参照)の途中部に組み込まれている。すなわち、容器11の流入口11aには、ナノバブル発生装置1が流路を介して接続されている。また、容器11の流出口11bには、ナノバブル含有液体の供給先が流路を介して接続されている。容器11は、流路6aから着脱自在に構成されている。
このように構成されるナノバブル発生確認装置10は、視認性が悪くなったりレーザーLの光量が低下した場合、貯水槽6の流路6aから取り外して容器11や覗き窓12等を洗浄したり、レーザー光源8を交換したりすることができる。つまり、ナノバブル発生確認装置10は、ナノバブル発生装置1に組み込まれつつ、ナノバブル発生確認装置10としてのメンテナンス性が向上するように構成されている。
次に、ナノバブルの発生確認の態様について説明する。ナノバブル発生装置1の貯水槽6の流路6a(図1参照)には、貯水槽6内の液体が供給されているものとする。
ナノバブル発生確認装置10は、容器11の流入口11aからナノバブル発生装置1の貯水槽6の液体が流入されるとともに、容器11の流出口11bからその供給先に向かって流出されている(黒塗矢印参照)。つまり、容器11は、ナノバブル発生装置1から排出された液体が流れる流路の一部を構成している。ナノバブル発生確認装置10は、液体の流れ方向に沿ってレーザー光源8からレーザーLを照射する。容器11内を流れている液体にナノバブルNが存在している場合、レーザーLの一部は、レーザーLの光路中に存在するナノバブルNと液体(水)との屈折率の差によって散乱される(図4参照)。
レーザーLの散乱光SCの一部は、レーザーLの光路中にない覗き窓12に入射される。ナノバブル発生確認装置10は、容器11の覗き窓用孔11eがレーザーLの光軸Laの方向である容器11の長手方向に向けて配置されているので、容器11内におけるレーザーLの大部分を占める光路区間W2のレーザーLを覗き窓12から目視することができる。これにより、ナノバブル発生確認装置10は、レーザーLの光路区間W2にあるナノバブルNを散乱光SCによる光点として確認することができる。このように、ナノバブル発生確認装置10は、液体の流路に容器11を接続するだけでその流路を流れる液体中にナノバブルNが溶存しているか否か確認することができる。
次に、図6を用いて、ナノバブル発生確認装置の第三実施形態であるナノバブル発生確認装置13について説明する。
ナノバブル発生確認装置13は、容器11、レーザー確認部である覗き窓12、レーザー光源8、光センサであるフォトICダイオード14、表示装置15を具備する。ナノバブル発生確認装置13は、ナノバブル含有液体の流路に設けられている。
容器11は、ナノバブル発生確認装置10を構成する主な構造体である。容器11は、略直方体状に形成されている。容器11には、長手方向一側にナノバブル含有液体の流入口11aが形成され、長手方向他側にナノバブル含有液体の流出口11bが形成されている。さらに、容器11の長手方向一側端面または長手方向他側端面には、継手であるへルール11dを備えるレーザー入射口11cが形成されている。また、容器11には、レーザー入射口11cから入射されるレーザーLの光軸に対して2°から10°の間の任意の角度θだけ傾いた仮想線Lbに垂直な面が形成されている。仮想線Lbに垂直な面には、覗き窓用孔11eが形成されている。
レーザー確認部である覗き窓12は、容器11の内部を視認するものである。覗き窓12は、容器11の覗き窓用孔11eが透明板12aで覆われて構成されている。覗き窓12は、レーザー入射口11cから入射されるレーザーLの光軸Laに対して2°から10°の間の任意の角度θだけ傾いた仮想線Lb上に配置されている。従って、覗き窓12は、レーザーLに直接的に照射されることなく、レーザーLの光軸Laに沿って容器11の内部を視認できるように設けられている。このように、覗き窓12は、容器11の側面に一体的に設けられている。
光センサであるフォトICダイオード14は、散乱光SCを検出するものである。フォトICダイオード14は、内部のフォトダイオードが散乱光SCを受光することで発生させる光電流を増幅して出力する。フォトICダイオード14は、覗き窓12に設けられている。フォトICダイオード14は、図示しない受光部が容器11の内部に向くように配置されている。フォトICダイオード14は、受光部が受光した光量に応じて光電流を出力する。フォトICダイオード14は、アンプ14aに接続され、アンプ14aから電源が供給されている。また、アンプ14aは、フォトICダイオード14からの光電流に応じた電圧を出力するように構成されている。
表示装置15は、液体中のナノバブル有無、および相対的なナノバブルの溶存量を表示するものである。表示装置15は、フォトICダイオード14のアンプ14aに接続されている。表示装置15は、アンプ14aから電圧値を取得することができる。表示装置15は、取得した電圧値に応じた値を液体中のナノバブルの溶存量の相対値として表示するように構成されている。本実施形態において、表示装置15は、所望する液体中のナノバブル溶存量に対する溶存量を10段階で表示するように構成されている。表示装置15は、容器11から離間した場所に設置することができる。
次に、ナノバブルの発生確認の態様について説明する。ナノバブル発生装置1の貯水槽6の流路6aには、貯水槽6内の液体が供給されているものとする。
ナノバブル発生確認装置13は、容器11の流入口11aからナノバブル発生装置1の貯水槽6の液体が流入されるとともに、容器11の流出口11bからその供給先に向かって流出されている(黒塗矢印参照)。ナノバブル発生確認装置13は、液体の流れ方向に沿ってレーザー光源8からレーザーLを照射する。容器11内を流れている液体にナノバブルNが存在している場合、レーザーLの一部は、レーザーLの光路中に存在するナノバブルNと液体(水)との屈折率の差によって散乱される(図4参照)。
レーザーLの散乱光SCの一部は、レーザーLの光路中にない覗き窓12に入射される。ナノバブル発生確認装置13は、容器11の覗き窓用孔11eがレーザーLの光軸Laの方向である容器11の長手方向に向けて配置されているので、容器11内におけるレーザーLの大部分を占める光路区間W2からの散乱光SCを覗き窓12から検出することができる。ナノバブル発生確認装置13は、覗き窓12に設けられているフォトICダイオード14で覗き窓12に入射された散乱光SCを検出し、光量に応じた光電流を出力する。ナノバブル発生確認装置13は、レーザーLの光路区間W2にあるナノバブルNからの散乱光SCを一定の基準に基づいてフォトICダイオード14によって検出する。ナノバブル発生確認装置13は、フォトICダイオード14が検出した散乱光SCの光量に応じた電圧値をアンプ14aから表示装置15に出力し、液体中のナノバブル溶存量の相対値を表示装置15に表示させる。
このように構成されるナノバブル発生確認装置13は、覗き窓12に設けたフォトICダイオード14によって散乱光SCを検出するので、液体中のナノバブルNが溶存しているか否かだけでなくナノバブル溶存量の相対値を確認することができる。また、ナノバブル発生確認装置13は、作業者による目視が難しい位置に設置されていても、表示装置15を適切な場所に設置することでナノバブルの有無を容易に確認することができる。つまり、ナノバブル発生確認装置13は、ナノバブル発生装置1に組み込まれつつ、ナノバブル発生確認装置13としてのメンテナンス性が向上するように構成されている。
次に、図7を用いて、ナノバブル発生確認装置の第四実施形態であるナノバブル発生確認装置16について説明する。
ナノバブル発生確認装置16は、容器17、レーザー光源8を具備する。ナノバブル発生確認装置16は、ナノバブル発生装置1の貯水槽6に設けられている。
図7(a)に示すように、容器17は、ナノバブル発生確認装置16を構成する主な構造体である。容器17は、レーザーLを透過させる材料である硬質ガラスによって略有底円筒状に形成されている(薄墨部分参照)。容器17の軸方向一側端には、継手であるへルール17bを備えるナノバブル含有液体の流入口17aが形成されている。容器17の軸方向他側端には、軸方向に垂直なレーザー入射面17cが形成されている。レーザー入射面17cには、レーザー光源8を接続するためのゴムブロック17dが設けられている。さらに、容器17の軸方向他側には、ナノバブル含有液体の流出口17eとエア抜き孔17fとが形成されている。
容器17は、へルール17bが貯水槽6のへルール6cにクランプ6eによって着脱自在に接続されている。つまり、容器17は、貯水槽6からナノバブル含有液体が流入口17aを通じて内部に流入し、流出口17eから流出するようにナノバブル発生装置1に設けられている。容器17のレーザー入射面17cには、ゴムブロック17dを介してレーザー光源8が接続されている。レーザー光源8は、レーザーLがレーザー入射面17cから貯水槽6の内部に向かって照射されるように配置されている。つまり、容器17には、その軸方向に沿ってレーザーLが照射されるようにレーザー光源8が配置されている。本実施形態において、レーザー光源8は、容器17の中心軸LcとレーザーLの光軸Laとが一致するように配置されている。これにより、容器17は、レーザーLの光軸Laを硬質ガラスで形成されている容器17の側壁17gが軸周りに囲うことでレーザー確認部としての機能を有している。
このように構成されるナノバブル発生確認装置16は、視認性が悪くなったりレーザーLの光量が低下した場合、貯水槽6から取り外して容器17を洗浄したり、レーザー光源8を交換したりすることができる。つまり、ナノバブル発生確認装置16は、ナノバブル発生装置1に組み込まれつつ、ナノバブル発生確認装置16としてのメンテナンス性が向上するように構成されている。
次に、ナノバブルの発生確認の態様について説明する。ナノバブル発生装置1の貯水槽6には液体が供給されているものとする。
ナノバブル発生確認装置16は、容器17の流入口17aからナノバブル発生装置1の貯水槽6の液体が流入されるとともに、容器17の流出口17eから外部に向かって流出されている(黒塗矢印参照)。つまり、容器17は、ナノバブル発生装置1から排出された液体が流れる流路の一部を構成している。ナノバブル発生確認装置16は、液体の流れ方向に対向するようにレーザー光源8からレーザーLを照射する。容器17内を流れている液体にナノバブルNが存在している場合、レーザーLの一部は、レーザーLの光路中に存在するナノバブルNと液体(水)との屈折率の差によって散乱される(図4参照)。
図7(b)に示すように、レーザーLの散乱光SCの一部は、レーザーLの光路の周囲にある容器17の側壁17gに入射される。容器17は、レーザーLを透過させる側壁17gによってレーザーLの光軸Laを全周囲に渡って囲っている。従って、ナノバブル発生確認装置16は、容器17の軸周りの全方向から容器17内におけるレーザーLの大部分を占める光路区間W3のレーザーLを目視することができる。これにより、ナノバブル発生確認装置16は、レーザーLの光路区間W3(図7(a)参照)にあるナノバブルNを散乱光SCによる光点として確認することができる。このように、ナノバブル発生確認装置16は、ナノバブル発生装置1に容器17を接続するだけで容器17の全方位から液体中にナノバブルNが溶存しているか否か確認することができるのでナノバブルを確認可能な位置および方向の範囲が拡大する。
以上、本実施形態に係るナノバブル発生確認装置7・10・13・16は、容易にナノバブル生成装置1や液体の流路途中に着脱自在に設けることができるので、検査装置を用いて液体中のナノバブルの有無検査を行う必要がない。また、第三実施形態に係るナノバブル発生確認装置13は、可視光レーザーであるグリーンレーザーを用いる構成として説明したがこれに限定されるものではなく、フォトICダイオード14で検出できる波長のレーザーであればよい。上述の実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
6 貯水槽
7 ナノバブル発生確認装置
8 レーザー光源
9 覗き窓
L 可視光レーザー
La 光軸

Claims (7)

  1. ナノバブルが含まれる液体が流入かつ流出する容器と、
    前記容器に設けられるレーザー光源と、
    前記容器に設けられるレーザー確認部とから構成され、
    前記レーザー光源が前記容器の内部に向かってレーザーを照射するように配置され、
    前記レーザー確認部が前記レーザーを目視できる位置であって、前記レーザーの光軸と重複しない位置に設けられるナノバブル発生確認装置。
  2. 前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過させる材料によって前記レーザーの光軸を囲うように構成される請求項1に記載のナノバブル発生確認装置。
  3. 前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過させる材料を前記レーザーの光軸に対して直交する仮想線上に配置した覗き窓から構成される請求項1に記載のナノバブル発生確認装置。
  4. 前記レーザー確認部が、前記レーザーを透過させる材料を前記レーザーの光軸に対して2°から10°傾いた仮想線上に配置した覗き窓から構成される請求項1に記載のナノバブル発生確認装置。
  5. 前記レーザー確認部に前記レーザーを検出する光センサが設けられる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のナノバブル発生確認装置。
  6. 前記レーザー確認部に拡大レンズが設けられる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のナノバブル発生確認装置。
  7. ナノバブル発生装置とナノバブルが含まれる液体の流路とのうち少なくとも一つに着脱自在に設けられる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のナノバブル発生確認装置。
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