JP2017210973A - 逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法 - Google Patents

逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シート部にかかる負荷を軽減させると共に、構造の簡素化により部品の加工コストを減らし、閉止時に内部リークを零に可能にしたことを特徴とする。【解決手段】逆止弁10は、ソレノイドバルブ20の本体11の内部にスリーブ12が組み込まれており、該スリーブ12は半径方向に流入路12aと、スリーブ12の一端部において軸方向に指向する連通孔12bとを、備える。スリーブ12の連通孔12bに段付円筒形状の弁座本体13が嵌合されており、弁座本体13の軸方向に流出路13eが穿設されている。弁座本体13の一端側にシール部13dを有する弁座13aが形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧ガス、高圧油等の流体が回路内で逆流するのを防止するための逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法に関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、閉弁する際に、ポペット66(特許文献1に記載された符号を示す。以下同じ)がスリーブ12に形成された弁座に当接することにより金属接触して流体の漏れを遮断するポペット弁60が知られている(特許文献1参照)。
また、周知のように、逆止弁はその上流又は下流に設けられた制御弁等が作動して該逆止弁の上流から下流に向けて流体が流れる場合に、圧力が高くなった一次側流体の圧力によってポペットが押圧され、該ポペットが流入路から離間してポペットに設けられたシール部材が弁座を開放することで流体が逆止弁の流入路側から流出路側に流通するようになっている。
一方、制御弁等が流体を停止する側に作動して一次側流体の圧力が下がった場合には、ポペットを流入路側に付勢しているばね部材等の付勢手段の弾発力によって、ポペットが流入路側に押圧されると共に、シール部材が弁座を密封して該弁座を閉塞され、流入路から流出路への流体の流通が停止されると共に、流体は流出路側から流入路側に逆流しないようになっている。
例えば、特許文献2に記載されているように、流体の流入路33(特許文献2に記載された符号を示す。以下同じ)と流出路34とを有し、内周面32aが円筒形状に形成されると共に前記流入路33に向かって縮径される弁座35が形成された弁室32と、弁座35に接離することで流入路33と弁室32との間を開閉自在とするシール部材58と、前記シール部材58が設けられ前記弁室32内で往復自在とされたポペット5と、前記ポペット5を前記弁座35側に付勢する付勢手段6とを備えた逆止弁1が提案されている。
この逆止弁1では、弁座35は前記弁室32の軸線O1を含む断面において、流入路32から内周面32aに至る間に、前記弁室32側に突出して屈曲すると共に、前記シール部材58と密着可能な屈曲点Pcが一つ形成されている。
さらに、シール部材58をシール部56に嵌着したポペット5の小径部54には、該シール部材58を支持する保持リング59が嵌着されており、該保持リング59は基端部59aがポペット5にかしめられている(特許文献2参照)。
特開2010−156463号公報 特開2007−205406号公報
特許文献1では、金属接触による摩耗によりポペットと弁座の当接部分が磨り減った場合、十分に流体の漏れを遮断することが出来ずに、ポペットと弁座が磨り減った隙間から流体の内部漏れが発生する可能性があった。
特許文献2では、ポペットにシール部材を取り付けて使用する構造の逆止弁であり、シール部材が密着する弁座は傾斜が異なる傾斜面が形成されていると共に、シール部材を支持する保持リングがポペットにかしめ加工されているので、加工が煩雑であり、結果的にはコストアップになる。さらに、内部漏れを小さくするためにシール部材が接触するポペットの溝部及び弁座のテーパ面の面粗さを良く仕上げる必要があり、コスト高になっていた。
また、シール部材を取り付ける際に引き伸ばす必要があるため、二トリルゴム等の弾性体が使用されていた。このため、バルブの使用圧力及び流量が大きくなる等の使用条件によっては、ポペットと弁座の隙間を流れる圧油によってシール部材が浮き上がって外れる可能性があった。
本発明は係る課題を解決するためになされたもので、シート部にかかる負荷を軽減させ
ると共に、構造の簡素化により部品の加工コストを減らし、閉止時に内部リークを零に可能にしたことを特徴とする逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、
流体の流入路及び連通孔を有し内周面に弁室が形成されたスリーブと、
前記流体の流出路及び該流体を遮断する弁座を有し前記連通孔に嵌合された弁座本体と、
前記スリーブの弁室に摺動自在に嵌挿されると共に前記流出路に指向するにつれて小径部に対して拡径されるテーパ面が形成された弁体と、
前記弁体に穿設されて段差孔に連通する細孔に係合する針弁を介して該弁体が前記弁座側に付勢する弾発力を付与する付勢手段と、
を備えた逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法であって、
前記弁体は端面に環状凸部が形成されており、
前記弁座本体は前記弁座に形成された環状溝にシール部材が装着されてシール部が形成されており、
前記環状凸部が前記シール部に接離することを特徴とする逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法とした。
本発明によれば、弁座に形成された環状溝にシール部材が装着されてシート部を形成して、弁体に形成された環状凸部がシート部に接離することにより、高圧、大流量で使用してもシール部材が外れない。また、シート部(弁体の環状凸部とシール部材の接触部)の周長を長くすることで、接触応力を抑えることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法において、前記弁体は前記弁室と前記流出路とを遮断するチェック弁を前記段差孔に有することを特徴とする逆止弁の製造方法とした。本発明によれば、段差孔にチェック弁を設けることで、圧油が細孔に流れることを防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法において、前記逆止弁を内蔵したことを特徴とするポペット形ソレノイドバルブの製造方法とした。本発明によれば、前記逆止弁を内蔵したことにより、ソレノイドバルブ内の圧油の漏れを確実に防止することができる。
本発明は、弁座に環状溝を設けてシール部材が環状溝に圧入されることで、高圧、大流量で使用した場合でも、シール部材が外れることを防止する。さらに、シール部材と弁体の接触部の周長を長くして接触応力を抑えることができる。これにより、構造の簡素化により部品の加工コストを減らし、さらに、シール部にかかる負荷を軽減させて、閉止時に内部漏れを少なく抑えることを可能にした逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法を提供することができる。
本発明の第一の実施の製造方法に係る逆止弁10の略縦断面図である。 図1の逆止弁10を内蔵したソレノイドバルブ20の略縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係る逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブ製造方法の略縦断面図である。
以下、本発明の逆止弁につき好適な実施の形態を挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、逆止弁10は、図2の弁体位置検出装置付ポペット形ソレノイドバルブ20(以下、ソレノイドバルブ20という)の本体11の内部に段付円筒形状のスリーブ12が組み込まれており、該スリーブ12は半径方向に流入路12aと、スリーブ12の一端部において軸方向に指向する連通孔12bとを、備える。また、スリーブ12の内周面12e(図1で右端部)に弁室12fが形成されている。
スリーブ12の連通孔12bに段付円筒形状の弁座本体13が嵌合されており、該弁座本体13の軸方向に流出路13eが穿設されている。弁座本体13の一端側(図1で左側)にはシール部13dを有する弁座13aが形成されている。前記弁座13aには環状溝13bが形成されて、該環状溝13bにシール部材13c、例えば、二トリルゴム等の弾性体に比べて硬度の高いナイロン等の材料が圧入により固定されることにより、シール部13dを形成している。さらに、弁座13aに従来よりも周長の長いシール部13dを形成して流体を遮断することで、接触応力を小さくして弁体14が当接するシール部材13cの劣化を防止して耐久性を向上させることができる。
スリーブ12の弁室12fは流体の流入路12a及び流出路13eに連通しており、該弁室12fに弁体14が摺動自在に嵌挿されている。弁体14は段付の円筒形状であって、大径部14aがスリーブ12の弁室12fに摺動自在に嵌挿されており、小径部14cから中径部14bにかけてテーパ面14dを有し弁室12fに対して拡径になって該弁室12fとは半径方向に隙間12hを形成している。さらに、弁体14の一端面(図1で右端)に弁座13aの該環状溝13bに圧入されたシール部材13cに係合してシール機能を付与する環状凸部14eが設けられている。
弁体14に断面円形状の開口部14fが設けられ、該開口部14fには針弁15を介してばね部材(付勢手段)16の弾発力により該弁体14を押圧する該針弁15が内装されている。参照符号17はスリーブ12の弁室12fに嵌着されたブッシュで、ブッシュ17の内孔17aにはソレノイドバルブ20(図2参照)の針弁15が摺動自在に嵌挿支持されている。針弁15は一端(図1で右端)が円錐部15aに形成されており、該円錐部15aの先端が弁体14に穿設された細孔14gに臨入するようになっている。細孔14gは段差孔14hに連通している。
参照符号14iはオリフィス機構である段付細孔を示し、段付細孔14iには弁体14を介して区分される弁室12fの隙間で形成される前室12h(流入路12a側)と開口部14fを含む後室12i(針弁15側)とを連通して、前室12h及び後室12iの圧油が同一に保持される。
図2のソレノイドバルブ20の作動に伴う図1の逆止弁10の動作について説明する。図2において、流入路12aの圧力が流出路13eの圧力より高いものとする。ソレノイドコイル23の励磁によりプランジャ24が矢印X方向に移動すると針弁15も協動し、該針弁15の円錐部15aが細孔14gから離脱する。このため、後室12iの圧油が細孔14gを通って流出路13eに流出するので後室12iの圧力が低下し、高圧側の圧油が流入路12aから前室12hより弁体14の矢印X方向に作用する。これにより、弁体14が矢印X方向に移動し弁座13aと弁体14との接触が解除され、該弁座13aと弁体14との間に発生する空間と弁室12fの隙間12hとが連通して、高圧側の圧油が流入路12aから流出路13eに流れるようになる。
ソレノイドコイル23を非励磁にするとばね部材25の弾発力によりプランジャ24が矢印Y方向に移動し、同時に該プランジャ24に協動して針弁15が矢印Y方向に移動し針弁15の円錐部15aの先端が細孔14gに進入し、該細孔14gが閉塞される。このため、後室12i内の圧油の排出口がなくなることから、高圧側圧油が流入路12aから段付細孔14iを経て後室12i内に流入するので、弁体14内の内部圧力、すなわち後室12i(弁体14の開口部14f側)の圧力は高圧側圧油の流入路12aと同じなる。そして、弁体14はばね部材16及び25の弾発力により矢印Y方向に移動し環状凸部14eがシール部13dに接触し、弁座13aに圧入された高硬度なシール部材13cにより環状凸部14e及びシール部13d間が閉塞されるので流入路12a及び流出路13eの連通が遮断される。
次に、図2は、本発明の第一の実施の形態に係る逆止弁10及び該逆止弁10を内蔵したソレノイドバルブ20の断面図で、図2中、図1の構成要素と同一の構成要素は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図2に示すように、ソレノイドバルブ20は、ソレノイド本体21のソレノイドケース22にソレノイドコイル23が一体的に組み込まれていると共に、ソレノイド本体21は本体11と一体的に取り付けられている。また、ソレノイド本体21のソレノイドガイド27にプランジャ24が摺動自在に嵌挿されており、該プランジャ24はソレノイドコイル23のON−OFFの励磁―非励磁作用により矢印X方向またはY方向に移動するようになる。すなわち、ソレノイドコイル23のONによるソレノイド本体21の励磁力によりプランジャ24が矢印X方向に変位すると、針弁15がばね部材16、25の弾発力に抗してプランジャ24に協動して矢印X方向に移動し、ソレノイドコイル23がOFFによるばね部材16、25の弾発力によりプランジャ24が矢印Y方向に移動するようになる。参照符号26はソレノイドバルブ20の電源用コネクタで、ソレノイドケース22に取り付けられている。
また、ソレノイドバルブ20は、本体11に軸方向穴(第一の軸方向穴)11aと、該軸方向穴11aの穴径より大きく軸方向穴11aに連通する軸方向穴(第二の軸方向穴)11bと、該軸方向穴11bの穴径より大きく軸方向穴11bに連通する軸方向穴(第三の軸方向穴)11cと、を備える。前記軸方向穴11a、11cの軸方向に略直交し連通する流体通路(第一の流体通路)11d、(第二の流体通路)11eが本体11にそれぞれ穿設されている。なお、軸方向穴11a、11b及び11cは共に同軸状に設けられている。軸方向穴11a、11cにはスリーブ12が嵌挿されている。スリーブ12は一端部に形成された鍔12gが軸方向穴11cの内周面12eに係合し、かつ円筒部12cの外周面12dが軸方向穴11bに嵌挿されている。スリーブ12の内周面12eには弁体14の大径部14aが摺動自在に嵌挿され、かつ弁体14の中径部14bの端面に形成された環状凸部14eが弁座本体13の端面に形成されたシール部13dに当接するように設けられている。
針弁15はスリーブ12の鍔12g及び内周面12eに嵌挿されたブッシュ17に摺動可能に配設されており、ピン28によって針弁15の他端部がソレノイドガイド27内を摺動可能な可動鉄心であるプランジャ24に連結されている。針弁15はばね部材16、25の弾発力により弁体14に押し付けられ、細孔14gを閉塞するように機能する。なお、ソレノイドガイド27はスペーサ29を介してねじ手段30により本体11に螺着されている。
導電体であるリング31は絶縁体のスペーサ32、33、導電体である波形ワッシャ34、リテーナ35により固定されている。これにより、リング31は本体11と絶縁状態に保持されている。接触子36は導電体であり、同じく導電体であるばね部材16によってリング31に押し付けられている。よって、接触子36はばね部材16、プランジャ24、ばね部材25、スペーサ37及びソレノイドガイド27を介して本体11に常に導通している。また、流体通路11d、11e間が遮断されている場合、リング31と接触子36とが確実に接触している状態に維持されると共に、各構成部品の加工寸法のばらつきを考慮してリング31と、リング31を移動させるためにリング31と針弁15に設けた鍔15bの端面15cとの間に隙間15dが設けられている。
ソレノイドバルブ20は基本的には以上のように構成されており、次に動作について説明する。先ず、ソレノイドコイル23が非励磁の状態で第一の流体通路11dから圧力流体を供給した場合、弁体14には段付細孔14iを設けているので前室(第一の流体室)12hと後室(第二の流体室)12iの圧力は同一に保持されているが、弁体14の両端面の受圧面積の差により後室12i側の受圧面積は前室12h側の受圧面積より大きいため、弁体14は矢印Y方向に変位し針弁15の円錐部15aが細孔14gに当接して第一の流体通路11d及び第二の流体通路11e間を遮断する(図2参照)。
さらに、リング31と接触子36とは接触しているので、電気端子38aは検出電気端子38bに導通しており、この電気端子38aと検出電気端子38bとの導通状態を検出することにより針弁15の位置検出を確認して第一の流体通路11d、第二の流体通路11e間の連通及び遮断状態を遠隔的に確認することができる。
この状態で、ソレノイドコイル23を励磁すると、プランジャ24が矢印X方向に変位し、それに伴い針弁15も協動する。針弁15が矢印X方向に変位すると、該針弁15の円錐部15aによって閉塞されていた細孔14gが開き、後室12iの圧力流体が細孔14g、流出路13eを通って第二の流体通路11eへ流れる。圧力流体が後室12iから第二の流体通路11eに流れると、後室12iの圧力は前室12hの圧力よりも低くなる。後室12iの圧力が低くなり、(後室12iの圧力×後室12iの受圧面積)の力が(前室12hの圧力×前室12h側の受圧面積)の力よりも小さくなるので、弁体14は矢印X方向に変位する。よって、弁体14の中径部14bの先端部が弁座本体13の弁座13aから離れるので、第一の流体通路11d、第二の流体通路11eが連通状態になり圧力流体は第二の流体通路11eから第一の流体通路11dに流れるようになる。
次に、第二の流体通路11eから圧力流体を供給し、ソレノイドコイル23が非励磁の状態の場合、第二の流体通路11eの圧力に受圧面積(図2の弁体右端面)を積算した力が(ばね部材25の力―ばね部材16の力)の弾発力よりも大きければ、圧力流体は弁体14を押し開いて第一の流体通路11dに流れる。第二の流体通路11eから圧力流体を供給し、ソレノイドコイル23を励磁した場合、プランジャ24が矢印X方向に変位するので弁体14にはばね部材25の弾発力が付勢されない。よって、弁体14を押し開く力は該弁体14の摺動抵抗のみになるので、圧力流体は自由に第二の流体通路11eから第一の流体通路11dに流れる。ここで、針弁15が矢印X方向に変位すると、鍔15bによって接触子36も協動するので、リング32と接触子36との接触なくなり電気端子38aと検出電気端子38bとの導通状態も解除される。
ソレノイドバルブ20は、針弁15の位置を直接検出することにより、第一の流体通路11d、第二の流体通路11e間が連通及び遮断状態を確認して圧力流体の流れの有無を検出することができる。
図3は、本発明の第二の実施の形態に係る逆止弁40及び逆止弁40を取り付けた弁体位置検出装置付ソレノイドバルブ50(以下、ソレノイドバルブ50という)略縦断面図で、図3中、図1、図2の構成要素と同一の構成要素は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図3に示すように、逆止弁40の特徴はソレノイドバルブ50が励磁して第二の流体通路11eから流入した圧油が流出路13eより流入路12aに流れ第一の流体通路11dに流出する圧油の流量を少量にしたことが特徴である。
このため、図3において、段差孔14hには止ねじ18aによりボール18bが装填されており、該段差孔14hに止ねじ18aを螺着すると共に該止ねじ18aの一側(図3で左側)と細孔(パイロット孔)14gの一側(図3で右側)との間にボール18bを設け、止ねじ18a及びボール18bによりチェック弁18を構成している。
次に、図3のソレノイドバルブ50に作動に伴う逆止弁40の動作について説明する。ソレノイドコイル23を励磁した場合、圧油が第二の流体通路11eから流出路13eに流入すると、圧油がチェック弁18内の通路18cを流れてボール18bを細孔14gに押圧し、該細孔14gが閉塞される。これにより、圧力流体が第二の流体通路11eから細孔14gを通って後室12iに流入するのを、チェック弁18により防止している。
一方、弁体14は該弁体14に作用する流出路13eの圧油によりばね部材16の弾発力に抗して図3で矢印X方向に移動し、シール部13dと環状凸部14eとの隙間のみから圧油が流入路12aを通って第一の流体通路11dに流れる。このため弁体14を矢印X方向に変位して細孔14gが閉塞される。ここで、針弁15が矢印X方向に変位すると、鍔15bによって接触子36も協動するので、リング31と接触子36との接触がなくなり電気端子38aと検出電気端子38bとの導通状態も解除される。
ソレノイドバルブ50は、針弁15の位置を直接検出することにより、第一の流体通路11d及び第二の流体通路11e間の連通及び遮断状態を確認して圧力流体の流れの有無を検出することができる。
10、40 逆止弁 11 本体
11a 第一の軸方向穴 11b 第二の軸方向穴
11c 第三の軸方向穴 11d 第一流体通路
11e 第二流体通路 12 スリーブ
12a 流入路 12b 連通孔
12c 円筒部 12d 外周面
12e 内周面 12f 弁室
12g 鍔 12h 隙間(前室)
12i 後室 13 弁座本体
13a 弁座 13b 環状溝
13c シール部材 13d シール部
13e 流出路 14 弁体
20、50 弁体位置検出装置付ポペット形ソレノイドバルブ

Claims (3)

  1. 流体の流入路及び連通孔を有し内周面に弁室が形成されたスリーブと、
    前記流体の流出路及び該流体を遮断する弁座を有し前記連通孔に嵌合された弁座本体と、
    前記スリーブの弁室に摺動自在に嵌挿されると共に前記流出路に指向するにつれて小径部に対して拡径されるテーパ面が形成された弁体と、
    前記弁体に穿設されて段差孔に連通する細孔に係合する針弁を介して該弁体が前記弁座側に付勢する弾発力を付与する付勢手段と、
    を備えた逆止弁及びそれを用いたソレノイドバルブの製造方法であって、
    前記弁体は端面に環状凸部が形成されており、
    前記弁座本体は前記弁座に形成された環状溝にシール部材が装着されてシール部が形成されており、
    前記環状凸部が前記シール部に接離することを特徴とする逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法。
  2. 請求項1記載の逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法において、
    前記弁体は前記弁室と前記流出路とを遮断するチェック弁を前記段差孔に有することを特徴とする逆止弁の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブの製造方法において、前記逆止弁を内蔵したことを特徴とするポペット形ソレノイドバルブの製造方法。
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