JP2017210672A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents

焼結鉱の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017210672A
JP2017210672A JP2016106334A JP2016106334A JP2017210672A JP 2017210672 A JP2017210672 A JP 2017210672A JP 2016106334 A JP2016106334 A JP 2016106334A JP 2016106334 A JP2016106334 A JP 2016106334A JP 2017210672 A JP2017210672 A JP 2017210672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
particle diameter
stirring
sintered
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016106334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6493305B2 (ja
Inventor
健太 竹原
Kenta Takehara
健太 竹原
隆英 樋口
Takahide Higuchi
隆英 樋口
寿幸 廣澤
Toshiyuki Hirosawa
寿幸 廣澤
山本 哲也
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2016106334A priority Critical patent/JP6493305B2/ja
Publication of JP2017210672A publication Critical patent/JP2017210672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6493305B2 publication Critical patent/JP6493305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

【課題】原料の性状等を測定することで、実際に撹拌装置を用いて事前処理することなく事前処理条件を定めることができる焼結鉱の製造方法を提供する。【解決手段】事前処理後の目標とする焼結原料の加重平均粒径の最小値を定め、撹拌装置に装入される焼結原料が下記数式(1)を満たすように、事前処理を行う。J×(1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}H]/d0)+L<DT/d0・・・数式(1)但し、上記数式(1)において、d0は、焼結原料の事前処理前の加重平均粒径を表し、x(i)は、焼結原料のそれぞれの粒子径を表し、f(i)は、粒子径x(i)の質量比率を表し、P(i)は、撹拌装置の撹拌羽根が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力を表し、S(i)は、粒子径x(i)の粒子強度を表し、G、H、J、Lは、定数を表し、DTは、事前処理後における目標とする焼結原料の加重平均粒径の最小値を表す。【選択図】図3

Description

本発明は、ドワイト・ロイド式焼結機などで用いられる高炉原料の焼結鉱の製造方法に関する。
焼結鉱は、複数銘柄の粉鉄鉱石(一般に、125〜1000μm程度のシンターフィードと呼ばれているもの)に、石灰石や珪石、蛇紋岩等の副原料粉と、ダスト、スケール、返鉱等の雑原料粉と、粉コークス等の固体燃料とを適量ずつ配合した焼結配合原料(以後、原料と称する場合がある)と、水分とを添加して混合−造粒し、得られた造粒粒子を焼結機に装入して焼成することによって製造される。その原料は、水分を含むことで造粒時に互いに凝集して擬似粒子になる。そして、この擬似粒子化した原料は、焼結機のパレット上に装入されたとき、原料装入層の良好な通気を確保するのに役立ち、焼結反応を円滑に進める。
近年、鉄鉱石の微粉化が進行しており、造粒粒子が微粉鉱を含むと、造粒粒子の強度が低下する。特に、水が加わった際に造粒粒子の強度が大きく低下し、パレット上への装入時または焼成時に造粒粒子が崩壊して粉化し、原料装入層の通気性を悪化させる。また、微粉鉱は、造粒が困難であることも知られている。焼結用粉鉄鉱石を取り巻くこのような環境の中で、最近、難造粒性である微粉を多く含む鉄鉱石を使って、高品質の焼結鉱を製造するための技術が特許文献1〜6で提案されている。これらの技術は、造粒機で造粒する前に、付着力が高く凝集しやすい微粉鉱石を含む原料を撹拌機で解砕・造粒処理するプロセスに関するものである。
特開平11−61282号公報 特開平7−331342号公報 特開平7−48634号公報 特開2005−194616号公報 特開2006−63350号公報 特開2007−247020号公報
上述したように、微粉のみの造粒粒子は、核鉱石を含む造粒粒子に比べて強度が低い。このため、強度が低い造粒粒子が原料中に存在すると、焼結パレットに装入時または焼成時に造粒粒子が軟化または崩壊して粉化し、原料装入層の通気性を悪化させる。また、微粉のみの造粒粒子が存在することで、凝結材である粉コークスが造粒粒子の内側に入りこみ、原料が燃焼しにくくなるといった問題も存在する。このため、微粉のみの造粒粒子が造粒されることを抑制したいという要請がある。
造粒工程において、微粉のみの造粒粒子の造粒を抑制するには、原料に含まれる微粉凝集物を予め粉砕・解砕しておくことが有効である。このため、造粒工程の前に、撹拌装置を用いて原料を事前処理し、造粒前の原料に含まれる微粉凝集体を粉砕・解砕しておくことで、次の造粒工程における微粉のみの造粒粒子の造粒を抑制できる。しかしながら、従来、撹拌装置の事前処理条件を定める際に、実際に撹拌機で原料を種々の条件で事前処理し、事前処理後のそれぞれの原料の焼結性を評価し、その結果に基づいて事前処理条件を定めていた。このため、撹拌装置の事前処理条件を定めるのに大きな負荷が生じていた。本発明では、原料の性状等を測定することで、実際に撹拌装置を用いて事前処理することなく原料の事前処理条件を定めることができる焼結鉱の製造方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するための本発明の特徴は、以下の通りである。
[1]焼結原料の事前処理を攪拌装置で行う焼結鉱の製造方法において、前記事前処理後の目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を定め、前記撹拌装置に装入される前記焼結原料が下記数式(1)を満たすように、前記事前処理を行うことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
J×{1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L<D/d・・・数式(1)
但し、上記数式(1)において、dは、前記焼結原料の前記事前処理前の加重平均粒径を表し、x(i)は、前記焼結原料のそれぞれの粒子径を表し、f(i)は、粒子径x(i)の質量比率を表し、P(i)は、前記撹拌装置の撹拌羽根が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力を表し、S(i)は、粒子径x(i)の粒子強度を表し、G、H、J、Lは、定数を表し、Dは、前記事前処理後における目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を表す。
[2]前記数式(1)において、Dは、3mm以下であることを特徴とする(1)に記載の焼結鉱の製造方法。
数式(1)に目標とする事前処理後の原料の加重平均粒径の最小値を代入することで、実際に撹拌装置を用いて事前処理することなく、その後の焼結プロセスに適した事前処理条件を定めることができる。このように、本発明の焼結鉱の製造方法を実施することで、原料の事前処理条件を容易に適正化できる。
撹拌装置10の内部斜視図である。 図1を上から見た平面図である。 1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/dとDmin/dとの関係を示すグラフである。 P(i)/S(i)とSDiとの関係を示すグラフである。 撹拌処理後の平均粒径の最小値(Dmin)と焼結生産率との関係を示すグラフである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。図1は、撹拌装置10の内部斜視図である。また、図2は、図1を上から見た平面図を示す。まず、図1および図2を用いて、本実施形態の焼結鉱の製造方法に使用できる撹拌装置の一例である撹拌装置10の構成について説明する。
撹拌装置10は、事前処理として焼結原料12を撹拌処理する装置である。撹拌装置10は、焼結原料12が装入される円筒容器14と、撹拌羽根16と、堰18とを有する。円筒容器14は、円筒形状の円筒20と、円形状の底板22とを備える。また、円筒容器14には、焼結原料12を供給及び排出する開口(不図示)が設けられている。底板22は、円筒20と一体的に構成されており、底板22は、駆動力を受けて円筒20とともに回転する。
本実施形態において、焼結原料12は、粉鉄鉱石と、石灰石と、粉コークス等の固体燃料と、を含み、さらに、珪石、蛇紋岩等の副原料粉と、ダスト、スケール、返鉱等の雑原料粉と、バインダーとを含んでもよい。
撹拌羽根16は、回転軸24と、複数の撹拌板26とを備える。撹拌羽根16は、円筒容器14の中心から偏心した位置に設けられている。回転軸24は、円筒容器14の上側に設けられた不図示の駆動部から駆動力を受けて回転する。このため、撹拌羽根16と、底板22とは、それぞれ独立して回転できる。なお、撹拌羽根16は、円筒容器14の中心に設けられていてもよい。
撹拌板26は、回転軸24から放射状に外側に突出して設けられている。図1および図2に示した例において、撹拌板26は、回転軸24における上下方向の2箇所において、60°間隔で6方向に設けられている。したがって、撹拌羽根16には、合計で12本の撹拌板26が設けられている。
次に、撹拌装置10の動作について説明する。円筒容器14に焼結原料12が装入された状態で、底板22は、例えば、右周りに回転し、撹拌羽根16は左周りに回転する。底板22が右周りに回転することで、円筒容器14内に装入された焼結原料12は、底板22とともに右周りに回転する。右周りに回転された焼結原料12は、左周りに回転した撹拌羽根16に衝突することによって、焼結原料12の微粉凝集物は粉砕および解砕される。
このような撹拌装置10を用いて、焼結原料12を撹拌処理することで、焼結原料12の微粉凝集物は解砕され、当該微粉を焼結原料12中に分散させることができる。撹拌装置10にて撹拌処理された焼結原料12は、ドラムミキサーなどの造粒装置を用いて造粒された後、ドワイト・ロイド式焼結機で焼結される。このようにして、焼結原料12から焼結鉱が製造される。
次に、撹拌装置の撹拌処理による焼結原料12の造粒性および解砕性について説明する。撹拌装置の有する造粒性能および解砕性能を包括的に評価するために、実験で得られる撹拌処理による粒度分布の経時変化を、行列モデルを用いて解析した。本実験系が単純なマルコフ過程に従うものとし、撹拌処理前の粒度分布をベクトルF、造粒および崩壊確率をθ、造粒および崩壊マトリックスをB、単位ベクトルをE、撹拌ステップ数をNとすると、撹拌処理後の焼結原料12の粒度分布ベクトルGは、数式(2)で表される。
={(1−θ)×E+θ×B}×F・・・数式(2)
ここで、撹拌処理後の焼結原料12の各篩目区間における質量比率を細粒側からg、g・・・gとし、撹拌処理前の焼結原料12の各篩目区間における質量比率を細粒側からf、f・・・fとすると、Gベクトルは下記数式(3)および数式(4)、Fベクトルは下記数式(5)および数式(6)で表される。
また、造粒マトリックスBは、下記数式(7)および数式(8)で表される。
ここで、qijは0または正の数である。マトリックスBは、下記数式(9)に示すように、BマトリックスとBマトリックスの和で表される。ここで、Bマトリックスの各係数は、同一粒度への残留および細粒成分からの付着粉の移行度合い(造粒要素)を示しており、Bマトリックスの各係数は、同一粒度への残留および粗粒成分からの崩壊粉の移行度合い(崩壊要素)を示している。ここでは、同一粒度への残留確率は等しいとしてBとBとに均等分配し、対角成分の係数を0.5にしている。Bマトリックスを下記数式(10)、Bマトリックスを下記数式(11)に示す。
B=B+B・・・数式(9)
造粒要素Bの各要素の値が大きい程平均粒子径は、増加する。また、同一行の成分は、対象とする粒度領域への崩壊粉および付着粉の流入確率を表し、行成分の和が大きい程その粒度への収束度が大きいことを意味する。また、同一列の成分は、対象とする粒度が他の粒度に移行する確率を示しており、これにより造粒および崩壊の優先度を評価できる。
次に、各パラメータと焼結原料12の性状との関係について考察する。行列要素である造粒マトリックスBは、崩壊マトリックスBと、造粒マトリックスBとの和である。対象とする粒度領域の列要素jに対して造粒度SGj(単位:−)を下記数式(12)と定義した。
また、数式(8)より、崩壊度SDj(単位:−)は、下記数式(13)で表される。
Dj=1−SGj・・・数式(13)
造粒度SGjは、対象とする粒度がより粒径の大きい粒度域に移行する割合を表し、崩壊度SDjは、より粒径の小さい粒度域に移行する割合を表す。すなわち、SDjが0.5よりも大きければ崩壊が優先して進行することを意味し、0.5未満であれば造粒が優先的に進行することを意味する。
次に、撹拌装置10の撹拌羽根16が微粉凝集体に及ぼす衝撃力について説明する。衝撃力は、焼結原料12の粒子半径および粒子質量に影響を受けるので、本実施形態において、焼結原料12の粒子径x(i)ごとに算出している。なお、本実施形態において、粒子径x(i)とは、例えば、篩目の異なる複数の篩いを用いて焼結原料12を篩い分けた場合におけるそれぞれの篩目の加重平均値である。撹拌羽根16が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力P(i)(単位:Pa)は、従来のモデルに基づいて、焼結原料12の微粉凝集体および撹拌羽根16の性状等と、下記数式(14)とを用いて算出できる。
上記数式(14)において、πは円周率を表し、rは、粒子径x(i)の粒子半径(単位:m)を表し、Mは、粒子径x(i)の粒子の粒子質量(単位:kg)を表し、Vは、撹拌板26の周速(単位:m/s)を表す。なお、Vは、下記数式(15)で算出でき、Kは、下記数式(16)で算出できる。
上記数式(15)において、πは、円周率を表し、Rは、撹拌羽根16の半径(単位:m)を表し、Nは、撹拌羽根16の回転数(単位:rpm)を表す。
上記数式(16)において、rは、粒子半径(m)を表し、νは、粒子のポアソン比(単位:−)を表し、νは、撹拌板26のポアソン比(単位:−)を表し、Eは、粒子のヤング率(単位:Pa)を表し、Eは、撹拌板26のヤング率(単位:Pa)を表す。なお、本実施形態において、焼結原料12の微粉凝集体のヤング率Eは、ロードセルを備えた圧壊強度測定装置を用いて測定した。また、焼結原料12の微粉凝集体のポアソン比νは、微粉凝集体の圧壊強度測定時における縦方向の変位と横方向の変位を測定することで算出した。さらに、撹拌板26のヤング率Eおよびポアソン比Eは、普通鋼の値を用いて、ヤング率Eを210GPaとし、ポアソン比νを0.3とした。
次に、焼結原料12の粒子強度について説明する。焼結原料12における微粉凝集体の粒子が半径rの球体であると仮定すると、粒子強度S(i)(単位:MPa)は、以下の数式(17)を用いて算出できる。なお、焼結原料12において、微粉凝集体は水分によって凝集するので、当該粒子は、水分を含む湿潤粒子である。
上記数式(17)において、πは、円周率を表し、rは、粒子半径(単位:m)を表し、Pは、粒子の圧壊強度(単位:kgf/piece)を表す。なお、圧壊強度は、例えば、ロードセルおよびロードセルの位置を計測する変位計を備えた圧縮強度測定装置を用いて測定する。
焼結原料12中の微粉凝集体は、理想的な核粉の二層構造のものや、その形態をとらずに粒子単体で存在しているものもある。このような微粉凝集体の崩壊過程を厳密に議論するには全ての過渡期における強度、すなわち、撹拌処理前の強度、撹拌処理中における微粉凝集体の強度を測定すべきである。しかしながら、これらの微粉凝集体の強度を測定するのは困難である。このため、焼結原料12をドラムミキサーなどの造粒装置を用いて造粒させた後であって、焼結原料12の粒度が安定した状態の粒子の圧壊強度を測定したところ、後述するDmin/dに対して高い相関が確認された。このことから、造粒装置を用いて造粒させた後の粒子の圧壊強度を撹拌処理前の圧壊強度および撹拌処理中の圧壊強度と見なしてよいことがわかった。
本実施形態において、発明者らは、加重平均粒径と崩壊度との関係を直接的に示すために、粒子径x(i)と、粒子径x(i)の質量比率であるf(i)(単位:−)と、崩壊度SDiと、撹拌処理前の焼結原料12の平均粒径d(単位:mm)を用いて算出される下記数式(18)を焼結原料12の粒子の造粒性指数と定義した。なお、本実施形態において、特に他の粒径である旨の記載がない場合、平均粒径とは加重平均粒径を意味する。
造粒性指数=1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×SDi]/d・・・数式(18)
数式(18)で示した造粒性指数は、質量比率f(i)の粒子径x(i)の粒子が撹拌装置10の撹拌処理によって解砕・崩壊された後の粒径を表しており、これを積算することで、撹拌装置10の撹拌処理によって解砕および崩壊された後の焼結原料12の加重平均粒子径を算出している。なお、数式(18)における0.5は、崩壊に伴って粒子径が半分になることを想定して0.5を乗じている。この値を、撹拌処理前の加重平均粒径dで除した無次元数が崩壊性指数であり、撹拌処理前の焼結原料12の加重平均粒子径が撹拌装置10の撹拌処理によって解砕および崩壊され、どの程度小さくなるかを表している。そして、当該崩壊性指数を1から減ずることで、造粒性指数を算出している。
撹拌装置10を用いて焼結原料12を撹拌処理した場合、焼結原料12の平均粒径は下がり、その後、ほぼ一定、または増加する。その平均粒径の最小値をDmin(単位:mm)とし、当該Dminを撹拌処理前の焼結原料12の平均粒径dで除した値をDmin/dとする。後述する実験により、数式(18)に示した造粒性指数とDmin/dとの相関を確認した所、造粒性指数が増加するとDmin/dも増加し、造粒性指数とDmin/dとの間に高い相関が確認された。これにより、下記数式(19)を導くことができる。
1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/d=Dmin/d・・・数式(19)
数式(19)を用いることによって、予め、焼結原料のx(i)、f(i)およびSDiを把握しておくことで、実際に撹拌装置10を用いて撹拌処理を行うことなく、撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値であるDminを算出できる。また、目標とする撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値が定められている場合には、撹拌装置10を用いて撹拌処理を行うことなく、当該目標値にできる焼結原料12の撹拌条件を容易に定めることができる。
さらに、発明者らは、崩壊度SDiと、衝撃力P(i)と粒子強度S(i)との比であるP(i)/S(i)とに相関関係があることを見出した。後述する実験を行い、SDiP(i)/S(i)との関係を示したプロットを得た。そして、当該プロットを累乗近似曲線にフッティングさせることで、下記数式(20)を導くことができる。
1.32×(1−Σ[0.30×x(i)×f(i)×{P(i)/S(i)}0.14]/d)−0.23=Dmin/d・・・数式(20)
今回の結果では、上記数式(20)のような結果が得られたが、例えば、使用する撹拌装置10の構成等で崩壊度SDiと、P(i)/S(i)との関係は変わり得るので、数式(20)を定数G、H、J、Lを用いて一般化した下記数式(21)を導くことができる。
J×(1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L=Dmin/d・・・数式(21)
撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値を小さくすると焼結鉱の生産率は維持・向上する。このため、目標とする焼結原料12の平均粒径の最小値をDと定めた場合に、下記数式(1)を満たすように撹拌装置10の撹拌条件を定める。これにより、撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値をDより小さい粒径にできる。
J×(1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L<D/d・・・数式(1)
このように、本実施形態における焼結鉱の製造方法を実施することにより、目標値とする焼結原料12の平均粒径の最小値よりも平均粒径が小さくなるように撹拌装置10の撹拌条件を定めることができる。これにより、実際に、撹拌装置10を用いて焼結原料12を撹拌処理することなく、その後の焼結プロセスにより適した撹拌条件を容易に定めることができる。そして、当該撹拌条件によって、撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値を小さくでき、これにより、焼結鉱の生産性を維持・向上できる。
また、焼結原料12の平均粒径の最小値と、焼結鉱の生産率との関係を確認した所、焼結鉱の生産率を維持・向上させるためには、焼結原料12の平均粒径の最小値を3mm以下にすることが好ましいことがわかった。このように、本実施形態においては、目標とする焼結原料12の平均粒径の最小値が3mm以下になるように、撹拌装置10の撹拌条件を定めることが好ましい。これにより、当該撹拌処理を行った焼結原料12の焼結鉱の生産性を維持・向上できる。
次に、数式(19)に示した1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/dとDmin/dとの相関関係を確認した実験について説明する。本実験では、下記表1に示す原料を、表2に示すT1〜T3で配合し、水分比率を5.2質量%に調湿したサンプルを用いた。なお、表2に示したT1〜T3の値は、乾燥された各原料の質量%比である。また、サンプルの水分比率は、水質量/(乾燥原料質量+水質量)で算出した。
本実験では、T1〜T3のサンプルを撹拌装置10に投入し、撹拌羽根16の回転数を変えた条件(60〜1000rpm)で撹拌処理を加えた後、装置内の試料をサンプリングした。また、T1については水分比率を3.5、7.5質量%とした場合についても実験した。サンプリング方法は、撹拌装置10の底部に設置された排出口から連続的に焼結原料12が排出される連続式運転を想定し、排出口の近傍に滞留した焼結原料12の表面から約1kg採取した。
採取後のサンプルを湿状態で篩い分け、粒度分布および粒度毎の水分を測定した。篩目は、目開き11.2mm、9.52mm、8.0mm、4.75mm、2.8mm、1.0mm、0.5mmを用いた。篩目11.2mmより大きい粒子は存在せず、代表粒径には目開き径の算術平均値を用いて、それぞれ10.4mm、8.8mm、6.4mm、3.8mm、1.9mm、0.75mm、0.25mmとした。これらの代表粒径と各粒度の質量比率を加重平均したものを平均粒径とした。乾燥前後の質量差を乾燥前の全水分質量(全粒度)で除した値を水分比率とした。
図3は、1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/dとDmin/dとの関係を示すグラフである。図3に示したグラフの横軸は、1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/dである。横軸は、粒径x(i)、初期質量比率f(i)および崩壊度SDiの積を全粒度に渡って積算し、この積算値を撹拌処理前の平均粒径dで除した値である。なお、SDiは、粒径が3.8mm以上の粒子を用いて、撹拌処理前における焼結原料12の平均粒径と、撹拌処理後における焼結原料12の平均粒径とを用いて算出した。また、縦軸は、焼結原料12の撹拌処理後の平均粒径の最小値であるDminを撹拌処理前の平均粒径dで除した値である。
図3に示すように、1−Σ{0.5×x(i)×f(i)×SDi}/dが増加するとDmin/dも増加する傾向が見られ、これらの間には、一定の関係があることを見出した。
図4は、P(i)/S(i)とSDiとの関係を示すグラフである。図4に示したグラフの横軸は、撹拌装置10の撹拌羽根16が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力であるP(i)と、T1〜T3の粒子強度であるS(i)との比である。また、縦軸は、崩壊度SDiである。図4に示すように、衝撃力と粒子強度の比であるP(i)/S(i)(単位:−)と、崩壊度SDi(単位:−)とには、一定の関係があることを見出した。図4に示したプロットを累乗近似曲線にフィッティングした結果、下記数式(20)が導かれた。
1.32×(1−Σ[0.30×x(i)×f(i)×{P(i)/S(i)}0.14]/d)−0.23=Dmin/d・・・数式(20)
今回の実験で用いた撹拌装置10および撹拌条件では、上記数式(20)に示す関係が導かれたが、撹拌装置10の装置構成および撹拌条件によって、図3および図4に示した関係は変わり得る。このため、数式(20)を一般式化した下記数式(21)を導くことができる。なお、数式(21)に示した場合において、G、H、J、Lの各値は、下記表3に示す値を用いていることになる。
J×{1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L=Dmin/d・・・数式(21)
次に、撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値と、焼結鉱の生産率との関係を確認した実験について説明する。実験例1〜実験例4および比較実験例1、2では、表4に示したそれぞれの試料を、表4に示した撹拌条件で撹拌処理した。
撹拌処理後の撹拌装置10内の試料をサンプリングし、サンプリングした試料の平均粒径の最小値をそれぞれ測定した。また、この試料を、ドラムミキサーを用いて5分造粒を行い、その後、鍋試験機を用いて焼成した。焼結後のシンターケーキを2mの高さから1回落とし、10mm以上の粒径を維持したものを成品とし、成品質量を焼成時間および試験鍋の断面積で除して焼結生産率[t/(h×m)]を算出した。
図5は、撹拌処理後の平均粒径の最小値(Dmin)と焼結生産率との関係を示すグラフである。図5に示すように、撹拌処理後の平均粒径の最小値が3mmより大きい場合と比較して、撹拌処理後の平均粒径の最小値を3mm以下にすることで、焼結生産率を向上できることがわかる。なお、撹拌処理後の平均粒径の最小値を小さくするということは、焼結原料12中の微粉同士が凝集した微粉凝集体を粉砕および解砕することを意味する。図5から、撹拌処理後の焼結原料12の平均粒径の最小値を3mm以下にする撹拌装置10の撹拌条件を、上記数式(1)を用いて定めることにより、焼結鉱の焼結生産率を維持・向上できることがわかる。
以上説明したように、数式(1)に目標とする撹拌処理後の焼結原料の平均粒径の最小値を代入することで、実際に撹拌装置を用いて撹拌することなく、その後の焼結プロセスに適した撹拌処理条件を定めることができる。これにより、焼結原料12の撹拌条件を容易に適正化できる。また、目標とする撹拌処理後の焼結原料の平均粒径の最小値を3mm以下にし、上記数式(1)を用いて焼結原料の撹拌条件を定めることにより、焼結鉱の焼結生産率を維持・向上できる。また、焼結原料12の平均粒径の最小値は小さい方が好ましいが、撹拌処理後の平均粒径の最小値を小さくするには、撹拌処理前の平均粒径が小さい焼結原料12を用いたり、撹拌装置10の撹拌能力を向上させることが必要になる。また、図5に示すように、平均粒径の最小値を2mmより小さくしても焼結鉱の焼結生産率はほとんど向上しないことから、平均粒径の最小値を1mmより小さくしても焼結生産率は向上しないことが予測される。このため、撹拌処理後の焼結原料の平均粒径の最小値は1mm以上であることが好ましい。
なお、本実施形態において、撹拌装置10は堰18を設けた例を示したが、これに限られない。堰18は、焼結原料12を掻き取るために設けることが好ましいが、設けなくてもよい。さらに、本実施形態において、円筒容器14の上側が開放された例を示したが、これに限られず、円筒容器14の上側を封止する天板を備えていてもよい。
また、本実施形態において、撹拌装置10の撹拌板26の枚数が12枚の例を示したが、これに限られず、撹拌板26の形状、撹拌羽根16の回転数または底板22の回転数等に応じて任意の枚数の撹拌板26を設けてよい。例えば、撹拌板26を回転軸24の上下方向の4〜8箇所に8〜16枚設けてもよい。また、撹拌板26の角度および撹拌板26同士の上下方向の間隔も任意に定めてよい。
また、本実施形態において、底板22および撹拌羽根16は、ともに右周りに回転する例を示したが、これに限られず、左周りであってもよい。さらに、底板22の回転方向と撹拌羽根16の回転方向とが同じ例を示したが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。
また、本実施形態において、撹拌装置10を水平に設置して焼結原料12を撹拌処理する例を示したが、これに限られず、撹拌装置10を傾けて使用してもよい。また、撹拌羽根16を鉛直方向に軸支させたままにし、円筒容器14のみを傾けるとしてもよい。このように撹拌装置10の装置構成等を変更しても、当該撹拌装置等に対応した数式(1)の定数G、H、J、Lを算出しておくことで、同様に、数式(1)を用いて、実際に撹拌装置を用いて撹拌することなく、その後の焼結プロセスに適した撹拌条件を定めることができる。
10 撹拌装置
12 焼結原料
14 円筒容器
16 撹拌羽根
18 堰
20 円筒
22 底板
24 回転軸
26 撹拌板
このような課題を解決するための本発明の特徴は、以下の通りである。
[1]焼結原料の事前処理を攪拌装置で行う焼結鉱の製造方法において、前記事前処理後の目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を定め、前記撹拌装置に装入される前記焼結原料が下記数式(1)を満たすように、前記事前処理を行うことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
J×1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L<D/d・・・数式(1)
但し、上記数式(1)において、dは、前記焼結原料の前記事前処理前の加重平均粒径を表し、x(i)は、前記焼結原料のそれぞれの粒子径を表し、f(i)は、粒子径x(i)の質量比率を表し、P(i)は、前記撹拌装置の撹拌羽根が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力を表し、S(i)は、粒子径x(i)の粒子強度を表し、G、H、J、Lは、定数を表し、Dは、前記事前処理後における目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を表す。
[2]前記数式(1)において、Dは、3mm以下であることを特徴とする(1)に記載の焼結鉱の製造方法。
J×1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L=Dmin/d・・・数式(21)

Claims (2)

  1. 焼結原料の事前処理を攪拌装置で行う焼結鉱の製造方法において、
    前記事前処理後の目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を定め、前記撹拌装置に装入される前記焼結原料が下記数式(1)を満たすように、前記事前処理を行うことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
    J×{1−Σ[0.5×x(i)×f(i)×G×{P(i)/S(i)}]/d)+L<D/d・・・数式(1)
    但し、上記数式(1)において、dは、前記焼結原料の前記事前処理前の加重平均粒径を表し、x(i)は、前記焼結原料のそれぞれの粒子径を表し、f(i)は、粒子径x(i)の質量比率を表し、P(i)は、前記撹拌装置の撹拌羽根が粒子径x(i)の粒子に及ぼす衝撃力を表し、S(i)は、粒子径x(i)の粒子強度を表し、G、H、J、Lは、定数を表し、Dは、前記事前処理後における目標とする前記焼結原料の加重平均粒径の最小値を表す。
  2. 前記数式(1)において、Dは、3mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の焼結鉱の製造方法。
JP2016106334A 2016-05-27 2016-05-27 焼結鉱の製造方法 Active JP6493305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016106334A JP6493305B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 焼結鉱の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016106334A JP6493305B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 焼結鉱の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017210672A true JP2017210672A (ja) 2017-11-30
JP6493305B2 JP6493305B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=60474542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016106334A Active JP6493305B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 焼結鉱の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6493305B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331342A (ja) * 1994-06-06 1995-12-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 焼結鉱の製造方法
JPH08283876A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 焼結鉱の製造方法
JP2007247020A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Nippon Steel Corp 微粉原料の混練方法
JP2009242939A (ja) * 2008-03-11 2009-10-22 Nippon Steel Corp 焼結原料の造粒方法
JP2016060960A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 Jfeスチール株式会社 焼結原料の製造設備及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331342A (ja) * 1994-06-06 1995-12-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 焼結鉱の製造方法
JPH08283876A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 焼結鉱の製造方法
JP2007247020A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Nippon Steel Corp 微粉原料の混練方法
JP2009242939A (ja) * 2008-03-11 2009-10-22 Nippon Steel Corp 焼結原料の造粒方法
JP2016060960A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 Jfeスチール株式会社 焼結原料の製造設備及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6493305B2 (ja) 2019-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Beke The process of fine grinding
JP6508500B2 (ja) 焼結鉱の製造方法
JP5569658B2 (ja) 焼結用造粒原料の製造方法およびその製造装置ならびに高炉用焼結鉱の製造方法
US9968941B2 (en) Method of ball milling aluminum metaphosphate
TWI509081B (zh) 燒結用造粒原料的製造方法
Roeplal et al. Modelling of phenomena affecting blast furnace burden permeability using the Discrete Element Method (DEM)–A review
JP6493305B2 (ja) 焼結鉱の製造方法
JP6468367B2 (ja) 焼結鉱の製造方法
US7093782B2 (en) Method and device for fine grinding of mineral particles
JP6020823B2 (ja) 焼結用造粒原料の製造方法
JP5846402B1 (ja) 焼結用造粒原料の製造装置
Andrade et al. Impact of key parameters on the iron ore pellets roller screening performance
JP2014234545A (ja) 焼結用造粒原料の製造方法
WO2015152112A1 (ja) 焼結用造粒原料の製造装置
JP4677040B2 (ja) 微粉原料の造粒方法
You et al. Effects of operation parameters on particle mixing performance in a horizontal high shear mixer
JP7024647B2 (ja) 焼結用原料の造粒方法
TWI468522B (zh) 燒結用造粒原料的製造方法、其製造裝置以及高爐用燒結礦的製造方法
JP2014173165A (ja) 造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法
US20210087652A1 (en) Granulated material, method for producing granulated material, and method for producing sintered ore
JP2006083062A (ja) 細骨材およびその製造方法
JP2017013026A (ja) 粉体の攪拌装置、粉体処理ミキサー及び粉体処理方法並びに焼結原料の製造方法
JP6102826B2 (ja) 焼結鉱の造粒設備
JP2020015963A (ja) 焼結用原料の造粒方法
JP2020012163A (ja) 焼結鉱の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171221

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6493305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250