JP2017210346A - 廃棄物等回収システム及び回収方法、並びに、回収容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物を効率よく回収し得る廃棄物回収システムを提供することを課題とする。
【解決手段】運用業者が管理する運用業者サーバー1と、WEB5を介して運用業者サーバー1との間で送受信可能な利用者端末2及び収集運搬業者端末3とで構成され、廃棄物が投入された回収容器20を効率よく回収するためのシステムである。回収容器20は、測距センサ26と、検出された測距データを廃棄物の質量データに変換するデータ変換部27と、質量が規定値に達した際に回収要求を運用業者サーバー1に送信するデータ発信部28とで構成される移動体通信ユニット25を備え、回収要求には、移動体通信ユニット25に割り振られた個体番号が含まれ、運用業者サーバー1は、その個体番号によって回収対象の回収容器20を特定すると共に回収時期を特定して収集運搬業者端末3に回収指示を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物等回収システム及び回収方法に関するものであり、より詳細には、例えば、機密性を有する廃棄物等の回収を、無駄なく効率よく行うための回収システム及び回収方法に関し、更に、そのシステム及び方法において利用可能な回収容器に関するものである。
金融機関、保険会社等の事業所や役所、学校、病院等において発生する情報漏洩の7割が内部流出であるとされている。そこで、各事業所等においては、情報漏洩防止のために、不要になった機密書類はシュレッダーにかけて廃棄処分している。しかし、このシュレッダーによる廃棄処分には時間と手間がかかり、そのための人件費が嵩むという問題がある。それだけでなく、シュレッダー屑は非常に嵩張るため、廃棄書類を大量に排出する事業所等においては、袋詰めしたシュレッダー屑の保存・排出に苦労が伴う。
かかる事情に鑑み、機密性を有する廃棄物をシュレッダーにかけることなく廃棄処分することを可能にするための、廃棄文書回収システムの提案がある(特開2001−301911号公報)。しかし、この提案に係るシステムの場合は、回収業者は、各オフィスに設置された回収ボックス自体を回収するのではなく、回収ボックス内に配備される回収用袋に袋詰めされた機密文書となり、このシステムによった場合は、その廃棄物の機密性の保持は到底望めない。
この点を是正するものとして、回収業者が機密性を有する廃棄物を、施錠された回収箱ごと回収し、そのままリサイクル処理場へ運搬するシステムの提案がある(特許第5030048号公報)。この提案に係るシステムにおいては、投入された廃棄物の重量を観察し、その重量が所定重量に達した段階で回収要求が発信される。上記特開2001−301911号公報に記載の発明の場合も、廃棄物の重量を以て回収容器の回収要求の発信条件としている。
特開2001−301911号公報 特許第5030048号公報
上述したように、従来提案されている廃棄物回収方法の場合は、回収容器に投入された廃棄物の重量によって回収容器の回収時期が特定されるが、このように廃棄物の重量をメルクマールとする場合は、以下のような不都合が生ずる。
即ち、廃棄物は主に機密書類であるが、それがバインダーやファイルに綴じられ、また、ステープラー止めされた状態のまま投棄されると、バインダーやファイル等の重量が嵩んで総重量が大きくなり、設定重量に達したとしても、容器の上部に大きな投入空間が無駄に残るため、回収効率が悪くなる。また、密に重なり合った書類の場合と捌かれた状態の書類の場合とでは、同じ重量であっても後者の場合は間に空気が入り込んでいるために嵩張った状態となり、設定重量に達したときには既に投入口が一杯になってしまい、回収容器の交換待ちという状況に陥るおそれがある。湿気を含む書類が多い場合と乾燥した書類が多い場合についても、同様の問題が生ずる。
本発明は、従来技術におけるこのような問題を解決するためになされたもので、特に機密性を有する廃棄物等の回収を、無駄なく効率よく行うための方法及びシステムであって、回収容器内に余剰スペースを残すことなく、また、廃棄物の過剰投入の事態を招くことなく、機密文書等の廃棄物をその機密性を確保しつつ効率よく且つダウンタイム発生のおそれなく回収し、破砕処理施設に搬送することが可能な廃棄物等回収システム及び回収方法、並びに、そのシステム及び方法の実施に利用可能な回収容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、運用業者が管理する運用業者サーバー及び運用業者端末と、WEBを介して前記運用業者サーバー及び運用業者端末との間で送受信可能な利用者端末及び収集運搬業者端末とで構成され、利用者の指定場所に設置されて廃棄物等の被回収物が投入された回収容器自体又は前記回収容器内の被回収物を適時回収するためのシステムであって、
前記回収容器は、投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出された測距データを前記回収容器内に投入された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が規定値に達した際にその質量データを回収要求として前記運用業者サーバーに送信するデータ発信部を含む移動体通信ユニットで構成され、
前記移動体通信ユニットから前記運用業者サーバーに送信される前記回収要求には、当該移動体通信ユニットに割り振られた個体番号が含まれ、前記運用業者サーバーは、その個体番号によって回収対象の回収容器を特定すると共に、回収時期を特定して前記収集運搬業者端末に回収指示を送信することを特徴とする廃棄物等回収システムである。
好ましい実施形態においては、前記回収指示は、前記運用業者サーバーから前記利用者端末へも送信され、前記回収時期の特定は、前記質量データを基にして割り出される前記回収容器内の残存スペースの充填予測時間に基づいてなされる。
一実施形態においては、前記被回収物は機密性を有する廃棄物であって、前記回収容器は、前記利用者の指定する設置場所に設置した段階から、前記収集運搬業者によって回収され、廃棄物処理場に搬入されて解錠されるまでその施錠状態が保持される。
上記課題を解決するための請求項5に係る発明は、個体番号が割り振られた移動体通信ユニットを装備した、廃棄物等の被回収物を投入するための回収容器を用意する準備ステップと、
前記回収容器を利用者の利用場所に設置し、その回収容器に装備されている前記移動体通信ユニットの個体番号、当該回収容器の規定情報及び顧客情報を運用業者サーバーに登録するセットアップステップと、
前記回収容器内の被回収物の質量が前記規定情報における規定値に達した段階で、前記移動体通信ユニットから前記運用業者サーバーに対して回収要求が送信される回収要求送信ステップと、
前記回収要求を受信した前記運用業者サーバーから収集運搬業者端末に対して回収指示が送信される回収指示送信ステップと、
前記回収指示を受信した前記収集運搬業者端末の管理者である収集運搬業者によって前記回収指示の対象である回収容器が回収される回収ステップとを含み、
前記移動体通信ユニットは、前記回収容器内に投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出される測距データを前記回収容器内に投棄された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が前記規定値に達したことの情報を当該回収容器の個体番号と共に前記運用業者サーバーに送信するデータ発信部とを備えていることを特徴とする廃棄物等回収方法である。
また、上記課題を解決するための請求項6に係る発明は、容体と投入口を有する蓋とから成る回収容器であって、前記容体は、投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出された測距データを前記回収容器内に投入された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が規定値に達したことの情報を当該回収容器の個体番号と共に外部送信するデータ発信部とを含む移動体通信ユニットを備えていることを特徴とする廃棄物等回収容器である。
一実施形態においては、前記投入物は機密性を有する廃棄物であって、前記蓋は前記容体に対して施錠可能であり、前記容体は前記蓋を被着する開口以外に開口を備えておらず、施錠時において、投入された前記廃棄物の取り出し並びに内部の透視ができない構造のものとされる。
本発明に係る廃棄物等回収システム及び回収方法は上記のとおりであって、回収容器内の被回収物の高さを回収容器自体又は回収容器内の被回収物の回収時期特定のメルクマールとしているため、回収容器内に無駄な空きスペースを残すことがなく、また、被回収物を過剰投入するおそれがなく、機密文書等の廃棄物その他の被回収物を、人目に晒すことなくその機密性を確保しつつ回収容器ごと効率よく回収し、破砕処理場に搬送することができ、また、ダウンタイムを発生させることなく運用することができるといった効果がある。
更に、本発明に係る回収システム及び回収方法は、廃棄物の回収に限らず、有価物の回収にも利用可能であり、また、官庁やオフィスに限らず、例えば、レジャーランドや公園等におけるゴミ収集等にも利用可能である。また、本発明に係る回収容器は、本発明に係る回収システム及び回収方法において利用可能なだけでなく、容器内の投入量を検出する必要のある他の種々の用途に利用可能である。
本発明に係る廃棄物等回収システムを説明するための概略構成図である。 本発明に係る廃棄物等回収方法における処理の大まかな流れを示すフロー図である。 本発明に係る廃棄物等回収システム及び回収方法において利用可能な回収容器の構成例を示す図である。 本発明に係る廃棄物等回収システム及び回収方法において利用可能な回収容器の別構成例を示す図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る廃棄物等回収システムの概略構成図であり、図2は本発明に係る廃棄物等回収方法における処理の流れを示すフロー図である。図1に示されるように、本発明に係る廃棄物等回収システムは、利用者の指定場所に設置される回収容器20自体又は回収容器20内の廃棄物等の被回収物を適時回収するためのシステムであって、運用業者が管理する運用業者サーバー1及び運用業者端末1aと、WEB5を介して運用業者サーバー1及び運用業者端末1aとの間で送受信可能な利用者端末2及び収集運搬業者端末3とで構成される。なお、更に処理場端末4を含む場合もある。
図3及び図4は、本発明に係る廃棄物等回収システム及び回収方法において利用可能な回収容器20、20aの構成例を示すものである。そのうち図3に示されるものは、機密性を有する廃棄物回収用の回収容器20であって、それ自体が回収対象となるものである。
この回収容器20はキャスター付きの容体21と蓋22とから成り、蓋22はその上面に廃棄物投入口23を有していて容体21に対して施錠可能であって(鍵穴24)、容体21に移動体通信ユニット25が配備されている。移動体通信ユニット25は、回収容器20内に投入されて積み重なる廃棄物の高さを検出する測距センサ26と、測距センサ26によって検出される測距データを回収容器20内に投棄された廃棄物の質量データに変換するデータ変換部27と、質量が規定値に達したことの情報を、当該回収容器20の個体番号と共に運用業者サーバー1に送信するデータ発信部28とで構成され、通例、そのうち測距センサ26とデータ変換部27は容体21の外側面に設置され、データ発信部28は容体の内側面上部に設置される。
上記測距データの質量データへの変換は、例えば、次式により行われる。
v=(H−d)V/H
v:変換後の質量、V:容体21の容量(既知)、d:検出された距離、H:容体21の高さ(既知)、H−d:廃棄物の高さ
移動体センサユニット25には、それぞれ個体番号が割り振られている。そして、後述するセットアップ時には、この個体番号と質量データに関する規定情報、並びに、利用者情報(利用者名、住所、電話番号、メールアドレス等)が運用業者サーバー1に登録される。データ発信部28と運用業者サーバー1との間のデータ通信には、PHS、LTE等の移動体通信が利用される。
この場合の容体21には蓋22を被着する開口以外に開口がなく、一旦廃棄物投入口23に投入された廃棄文書類は、蓋22を解錠して取り外さない限り、視認したり、取り出したりすることができない。なお、機密文書はファイルやホルダー綴じのまま、あるいは、ステープラー綴じのまま投棄可能である。また、回収容器20は、利用者ごとにまちまちである廃棄物の投棄量、並びに、投棄ペースに対応可能にするために、容量の異なるものが数種類用意され、利用者が選択できるよう配慮される。
図4に示される回収容器20aは、それ自体が回収対象となる訳ではなく、そこに投棄される、通例、機密性のない廃棄物のみが回収対象となる。この回収容器20aは、容体21aと、容体21aに対して無施錠で着脱自在な蓋22aと、容体21a内に配置される回収袋30とから成り、通例、回収袋30は容体21a内に配備される保形筒31内にセットされる。そして、容体21aの内側面には、移動体通信ユニット25が設置される。
この回収容器20aの場合も回収容器20の場合と同様に、移動体通信ユニット25の測距センサ26によって、廃棄物投入口23aから投入されて回収袋30内に積み重なる廃棄物の高さが検出され、検出された測距データが質量データに変換され、それが規定値に達した段階で、その情報が当該回収容器20aの個体番号と共に運用業者サーバー1に回収要求として送信される。
運用業者サーバー1は、移動体通信ユニット25からの回収要求に含まれる個体番号によって回収対象となる回収容器20、20aを特定すると共に、データ発信部28から送信された質量データを基に回収時期を特定し、回収対象となる回収容器20、20aとその回収時期を含む回収指示を、収集運搬業者端末3に送信する。その回収時期情報は、同時に利用者端末2にも送られる。
本発明に係る廃棄物等回収方法は、図2に示されるように、回収容器準備ステップ(S11)と、セットアップステップ(S12)と、回収要求送信ステップ(S13)と、回収指示送信ステップ(S14)と、廃棄物回収ステップ(S15)と、廃棄物処理ステップ(S161)とから成る。以下に、本発明に係る廃棄物回収システム及び回収方法について、上記ステップごとに、より詳細に説明する。なお、以下の説明は図3に示す回収容器20を用いる場合のものであるが、図4に示す回収容器20aを用いる場合における処理の流れも、基本的に変わりはない。
回収容器準備ステップ(S11)
回収容器準備ステップ(S11)は、個体番号が割り振られた移動体通信ユニット25を内側面に装備した、廃棄物を回収するための回収容器20を用意するステップである。本発明に係るシステム・方法の実施に当たっては、事前に本システムの運用業者と利用者との間で利用契約が締結され、その際、どのサイズの回収容器20を利用するかの取り決めがなされ、それに対応する回収容器20が用意される。
セットアップステップ(S12)
セットアップステップ(S12)は、回収容器20を利用者の指定する利用場所に設置し、その回収容器20に配備されている移動体通信ユニット25の個体番号、当該回収容器20の規定情報及び顧客情報を運用業者サーバー1に登録するステップである。これらの情報の運用業者サーバー1への登録は、例えば、運用業者端末1aからWEB5を介して行われる。
ここにおける規定情報は、回収容器20のサイズに応じて予め設定される質量データに関するものであり、検知された回収容器20内の廃棄物の質量がその規定値に達した段階で、後述する回収要求が運用業者サーバー1から収集運搬業者端末3に送信されることになる。例えば、規定値は、回収容器20の容量の80%とされる。この場合の余剰容量20%は、回収容器20内の廃棄物の質量がその規定値に達した後、回収されるまでの間に更に投入される廃棄物の量に見合うものであり、且つ、回収に際して無駄な余剰スペースが残らないと見込まれる量である。かくして本発明に係るシステム並びに方法においては、回収回数を最低限に止めて、極めて効率のよい廃棄物回収の実現が可能となるのである。
回収要求送信ステップ(S13)
回収要求送信ステップ(S13)は、回収容器20内の廃棄物の質量が規定情報における規定値に達した段階で、移動体通信ユニット25から運用業者サーバー1に対して回収要求が送信されるステップである。移動体通信ユニット25の測距センサ26は、常時、回収容器20内に投入されて積み重なる廃棄物の高さを検出してその測距データをデータ変換部27に供給し、データ変換部27ではその測距データを質量データに変換し、それが規定値に達した段階でデータ発信部28に信号を送り、その信号を受けたデータ発信部28は、受信日時、個体番号、利用者情報、質量データ等を含む回収要求を運用業者サーバー1に自動送信する。
回収時期特定ステップ(S14)
回収時期特定ステップ(S14)は、上記回収要求を受信した運用業者サーバー1が、回収要求に含まれる質量データと、移動体通信ユニット25の個体番号を基に、当該回収容器20の設置場所(利用者)を特定すると共に、回収時期を特定し、収集運搬業者端末3に対して回収指示を送信するステップである。回収時期情報は、運用業者サーバー1から収集運搬業者端末3に送信されると共に、利用者端末2にも自動送信される。
回収要求は、廃棄物の容量が予め設定された容量に達した段階で発信されるので、一般に、回収時期はその翌日又は数日後に特定することができる。なお、廃棄物の投棄量、並びに、投棄ペースを各利用者ごとに観察した結果を踏まえ、回収容器20内の残存スペースの充填時間を推測して回収時期を特定する方法を採用することもできる。
この場合の回収容器20内の残存スペースの充填時間は、例えば、随時28より送られてくるデータと経過時間を基に予測することができる。このようにした場合は、回収容器20内における廃棄物の充填率が常に100%に近い状態で回収を行うことが可能となるので、一層回収効率が向上する。
廃棄物回収ステップ(S15)
回収容器回収ステップ(S15)は、運用業者サーバー1からの回収指示を受信した収集運搬業者端末3の管理者である収集運搬業者によって、回収指示対象の回収容器20が回収されるステップである。回収容器20は施錠状態のまま回収され、そのまま廃棄物処理場に搬送される。収集運搬業者はその回収に際し、交換用の空の回収容器20を持込み、新たにセットアップして利用者の継続使用に供する。かくして、ダウンタイムを発生させることなく、本システムの運用が可能となる。
なお、上述したように、図3に示す回収容器20の場合の回収対象は回収容器20自体であるが、図4に示す回収容器20aの場合の回収対象は、回収容器20a内の袋詰めされた廃棄物である。従って、この場合は回収容器20aはそのまま残され、回収袋30が交換されることになる。
廃棄物処理ステップ(S16)
廃棄物処理ステップ(S16)は、収集運搬業者によって運搬されてくる回収容器20内の廃棄物を廃棄物処理場において破砕処理するステップである。回収容器20が処理場内に搬入された段階で、収集運搬業者端末3から(又は処理場端末4から)運用業者サーバー1に対して搬入完了通知が送信され、運用業者サーバー1から利用者端末2に対してその旨の情報が送信される。処理場内においては、回収容器20の解錠、廃棄物の取り出し、廃棄物の破砕処理等の処理がなされ、その後、空になった回収容器20は収集運搬業者によって搬出され、次回の利用に回される。
以上の説明は、主に被回収物が廃棄物、特に機密性を有する廃棄物の場合についてのものであるが、本発明に係る回収システム及び回収方法は、廃棄物の回収に限らず、有価物の回収にも利用可能であり、また、官庁やオフィスに限らず、例えば、レジャーランドや公園等におけるゴミ収集等にも利用可能である。そして、回収容器20、20aは、本発明に係る回収システム及び回収方法において利用可能なだけでなく、容器内の投入量を検出する必要のある他の種々の用途に利用可能であることは言うまでもなく、本発明の産業上の利用可能性は極めて大である。
1 運用業者サーバー
1a 運用業者端末
2 利用者端末
3 収集運搬業者端末
4 処理場端末
5 WEB
20 回収容器
20a 回収容器
21 容体
22 蓋
23 投入口
24 鍵穴
25 移動体通信ユニット
26 測距センサ
27 データ変換部
28 データ発信部
30 回収袋
31 保形筒

Claims (7)

  1. 運用業者が管理する運用業者サーバー及び運用業者端末と、WEBを介して前記運用業者サーバー及び運用業者端末との間で送受信可能な利用者端末及び収集運搬業者端末とで構成され、利用者の指定場所に設置されて廃棄物等の被回収物が投入された回収容器自体又は前記回収容器内の被回収物を適時回収するためのシステムであって、
    前記回収容器は、投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出された測距データを前記回収容器内に投入された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が規定値に達した際にその質量データを回収要求として前記運用業者サーバーに送信するデータ発信部とで構成される移動体通信ユニットを備え、
    前記移動体通信ユニットから前記運用業者サーバーに送信される前記回収要求には、当該移動体通信ユニットに割り振られた個体番号が含まれ、前記運用業者サーバーは、その個体番号によって回収対象の回収容器を特定すると共に、回収時期を特定して前記収集運搬業者端末に回収指示を送信することを特徴とする廃棄物等回収システム。
  2. 前記回収指示は、前記運用業者サーバーから前記利用者端末へも送信される、請求項1に記載の廃棄物等回収システム。
  3. 前記回収時期の特定は、前記質量データを基にして割り出される、前記回収容器内の残存スペースの充填予測時間に基づいてなされる、請求項1又は2に記載の廃棄物等回収システム。
  4. 前記被回収物は機密性を有する廃棄物であって、前記回収容器は、前記利用者の指定する設置場所に設置した段階から、前記収集運搬業者によって回収され、廃棄物処理場に搬入されて解錠されるまでその施錠状態が保持される、請求項1乃至3のいずれかに記載の廃棄物等回収システム。
  5. 個体番号が割り振られた移動体通信ユニットを装備した、廃棄物等の被回収物を投入するための回収容器を用意する準備ステップと、
    前記回収容器を利用者の利用場所に設置し、その回収容器に装備されている前記移動体通信ユニットの個体番号、当該回収容器の規定情報及び顧客情報を運用業者サーバーに登録するセットアップステップと、
    前記回収容器内の被回収物の質量が前記規定情報における規定値に達した段階で、前記移動体通信ユニットから前記運用業者サーバーに対して回収要求が送信される回収要求送信ステップと、
    前記回収要求を受信した前記運用業者サーバーから収集運搬業者端末に対して回収指示が送信される回収指示送信ステップと、
    前記回収指示を受信した前記収集運搬業者端末の管理者である収集運搬業者によって前記回収指示の対象である回収容器又はその回収容器内の被回収物が回収される回収ステップとを含み、
    前記移動体通信ユニットは、前記回収容器内に投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出される測距データを前記回収容器内に投棄された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が前記規定値に達したことの情報を当該回収容器の個体番号と共に前記運用業者サーバーに送信するデータ発信部とを備えていることを特徴とする廃棄物等回収方法。
  6. 容体と投入口を有する蓋とから成る回収容器であって、前記容体は、投入されて積み重なる被回収物の高さを検出する測距センサと、前記測距センサによって検出された測距データを前記回収容器内に投入された被回収物の質量データに変換するデータ変換部と、前記質量が規定値に達したことの情報を当該回収容器の個体番号と共に外部送信するデータ発信部とを含む移動体通信ユニットを備えていることを特徴とする廃棄物等回収容器。
  7. 前記投入物は機密性を有する廃棄物であって、前記蓋は前記容体に対して施錠可能であり、前記容体は前記蓋を被着する開口以外に開口を備えておらず、施錠時において、投入された前記廃棄物の取り出し並びに内部の透視が不可である、請求項6に記載の廃棄物等回収容器。
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