JP2017210100A - 車両用灯具制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】、回路規模を極力小さく保ちつつ信頼性良く車両用灯具を制御できるようにした車両用灯具制御装置を提供する。【解決手段】定電流制御部9は、複数のLEDモジュールLM1、LM2を含む車両用灯具LTに通電する電流を制御電流値ICに定電流制御する。MOSトランジスタ10は複数のLEDモジュールLM1、LM2の一部の両端子にドレインソース間を接続している。切替制御部8は、切替信号に応じてMOSトランジスタ10のゲート電圧をMOSトランジスタ10の閾値電圧付近で緩やかに変化させてMOSトランジスタ10をオン/オフ制御することで車両用灯具を構成する複数のLEDモジュールLM1、LM2の直列数を切替制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具制御装置に関する。
近年、車両用灯具は省電力化を図るためLEDを用いる機会が増加している。このLEDを駆動する駆動回路は小型化の要求及び接続用のハーネスを削減することが望まれている。このため、例えばLED前照灯は、ハイビーム用のLEDとロウビーム用のLEDを直列接続した状態で定電流駆動回路を用いて点灯制御するようになっている。
例えばLED前照灯はハイビームとロウビームとを直列接続しているが、ハイビーム切替時にはハイビーム及びロウビームを点灯し、ロウビーム切替時にはハイビームを短絡してロウビームだけを点灯させることになる。この切替時において定電流制御を継続する場合には、電流フィードバック制御が負荷変動速度に追従しにくくなる。
すると消費電流が過渡的にオーバーシュートしてしまう。スイッチング方式のDC−DCコンバータを用いた構成の場合、DC−DCコンバータを停止させても2次側の平滑用のコンデンサに溜まった電荷の影響により過渡的に負荷のLEDに流れる電流を抑制することはできない。
例えば、この種の問題を解決するための技術が各種提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。特許文献1記載の技術によれば、LEDの直列数を切替えるときに、スイッチング素子のゲートにコンデンサを接続し、消灯させるべきLEDの両端子間を短絡させるスイッチング素子の駆動回路を複数系統備え、ゲート電圧の変化を緩やかにすることでスイッチング素子によるスイッチング速度を低速化できる。特許文献2記載の技術によれば、スイッチング素子に流れる電流をランプ波にするように制御することによりLEDに流れる電流のオーバーシュートを抑制できる。さらに、特許文献3記載の技術によれば、スイッチング素子のゲート電圧を一定期間だけスイッチング素子の閾値電圧より高く能動領域で動作させられる電圧に設定することで、スイッチング素子のスイッチングを遅くし、LEDに流れる電流のオーバーシュートを抑制できる。
特開2008−126958号公報 特開2014−007144号公報 特開2013−254718号公報
特許文献1記載の技術を採用したときには、コンデンサが必要となり、スイッチング素子がオンした後もゲート電圧が低い状態が続くためスイッチング素子の損失が大きく、スイッチング素子のオフ動作も低速になってしまう、という問題を生じている。特許文献2記載の技術を採用したときには、複雑なフィードバック制御とランプ波生成の回路が必要となり、回路規模が大きくなるという問題を生じていた。特許文献3記載の技術を採用したときには、スイッチング素子の閾値電圧のばらつきや温度特性に合わせて電圧を制御する必要があり回路規模が大きくなるという問題を生じていた。
本発明の開示の目的は、回路規模を極力小さく保ちつつ信頼性良く車両用灯具を制御できるようにした車両用灯具制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、定電流制御部は直列接続された複数のLEDを含む車両用灯具に通電する電流を制御電流値に定電流制御する。主駆動回路は複数のLEDの一部の両端子にドレインソース間を接続したMOSトランジスタを備える。直列数切替制御部は、切替信号に応じてMOSトランジスタのゲート電圧をMOSトランジスタの閾値電圧付近で緩やかに変化させてMOSトランジスタをオン/オフ制御することで車両用灯具を構成する複数のLEDの直列数を切替制御する。これにより、
また、高出力インピーダンスの駆動部を用いてMOSトランジスタを駆動すると、MOSトランジスタのスイッチング速度が常に遅くなる。このため、例えばこの駆動部を流用しPWM制御信号を用いて調光しようとしたときには波形が訛ることで例えば低デューティ比における点灯制御ができない、という問題を生じる虞がある。
請求項10記載の発明によれば、切替制御部が、PWM制御信号のデューティ比を調整し低出力インピーダンス駆動部を駆動することに応じて車両用灯具のLEDの光を調光するようにしているため、低デューティ比における点灯制御を容易に行うことができる。
第1実施形態にかかる車両用灯具制御装置の電気的構成図 車両用灯具の照射領域を模式的に示す図 切替時における各部の電圧、負荷電流を模式的に示すタイミングチャート 切替時における各部の電圧、損失を模式的に示すタイミングチャート 第2実施形態における要部の電気的構成図(その1) 要部の電気的構成図(その2) 第3実施形態における切替タイミングの説明図(その1) (a)(b)はゲート電圧もしくはドレイン電圧により判定する場合の電気的構成図 切替タイミングの説明図(その2) 切替タイミングの説明図(その3) 第4実施形態における駆動回路の電気的構成図 切替時における各部の電圧、負荷電流、各素子のオン/オフ状態を模式的に示すタイミングチャート 第5実施形態における駆動回路の電気的構成図 第6実施形態における駆動回路の電気的構成図 第7実施形態における高出力インピーダンス駆動部の電気的構成図(その1) 高出力インピーダンス駆動部の電気的構成図(その2〜その6) 第8実施形態における車両用灯具制御装置の電気的構成図 切替時における各部の電圧、負荷電流、損失を模式的に示すタイミングチャート 第9実施形態における電流検出部、過電流検出部の電気的構成図 第10実施形態における要部の電気的構成図(その1) 要部の電気的構成図(その2) 第11実施形態における要部の電気的構成図(その1) 要部の電気的構成図(その2) 駆動回路をPWM制御信号に応じてオン/オフしたときの各素子の状態とMOSトランジスタのゲート電圧を示すタイミングチャート
以下、車両用灯具制御装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号を付して必要に応じて説明を省略する。なお、下記の実施形態において同一又は類似する構成には、符号の十の位と一の位とに同一符号を付して説明を行っている。
(第1実施形態)
図1から図4は第1実施形態の説明図を示している。図1は車両用灯具制御装置の電気的構成を概略的に示し、図2は車両用灯具による照射領域を模式的に示す。
図2に示すように、車両用灯具LTは、例えば主に夜間に車両Caの前方を視認するのに用いられる前照灯を示している。この車両用灯具LTは、例えば白色LEDを使用して構成され、比較的高い範囲HIを照射する走行用前照灯(以下ハイビーム)HBと、比較的低い範囲LOを照射するすれ違い前照灯(以下ロウビーム)LBを備える。これらの車両用灯具は、例えば車両前左部及び車両前右部に配置されている。ハイビームHBは、主に夜間において車両前方の遠目(例えば100m以上)を照らすため前方を走行する先行車両、前方からすれ違う対向車両、歩行者などが存在しない場合に用いられる。
ハイビームHBは、複数設けられることにより一部選択的に点灯/消灯する場合もある。ロウビームLBは、ハイビームHBよりもやや下方を照らし例えば前方数十m程度を照らすように配置される。ロウビームLBは、前方を走行する先行車両、前方からすれ違う対向車、歩行者などへの眩惑防止、霧、雪などの光反射の影響を軽減するために用いられる。
図1に示すように、ハイビームHB及びロウビームLBは、例えば少なくとも2つ以上のLEDモジュールLM1及びLM2を直列接続して構成される。本実施形態では、LEDモジュールLM1がハイビームHBを構成し、LEDモジュールLM2がロウビームLBを構成する。これらのLEDモジュールLM1及びLM2には車両用灯具制御装置(以下、制御装置と略す)2が接続されており、車両用灯具LTの点灯状態を調節制御する。
制御装置2は、制御部3、駆動回路4、スイッチングDC−DCコンバータ(以下、コンバータと略す)5、電流検出部6、サブ駆動制御部7、ハイビーム電源逆流防止部となるダイオードD1、ロウビーム電源逆流防止部となるダイオードD2、及び、MOSトランジスタ10を備え、バッテリ電圧により生成された電源電圧V0の供給を受けて動作する。MOSトランジスタ10はそのゲートを制御端子として用いており、ドレイン/ソースを通電端子として用いている。制御部3は、例えばマイクロコンピュータを主として構成され、機能的には、切替制御部8、定電流制御部9としての機能を備える。
ダイオードD1のアノードはハイビーム電源の供給入力ノード16に接続されている。ダイオードD2のアノードはロウビーム電源の供給入力ノード17に接続されている。そして、これらのダイオードD1、D2のカソードは共通接続されており、この共通接続ノードN1に通電される電源電圧がコンバータ5に入力されている。また制御装置2は、グランドノード18を備え、グランドノード18が車両Caのシャーシに接続されることによってグランドノード18の電位を規定する。
本実施形態のコンバータ5は、例えばバックブーストタイプの昇降圧レギュレータ回路であり、入力コンデンサ19、スイッチング素子20、21、ダイオード22、23、インダクタ24、及び、出力コンデンサ25を備える。入力コンデンサ19及び出力コンデンサ25は、それぞれ共通接続ノードN1とグランドノード18との間に接続され、外部からロウビーム電源又はハイビーム電源が通電されると、この通電電流を充電する。
スイッチング素子20、21は、例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成される。以下、スイッチング素子20、21をそれぞれトランジスタ20、21と称す。ノードN1とノード18との間には、トランジスタ20のドレインソース間、ダイオード23のカソード及びアノード間、が直列接続されている。
ノードN1とノード18との間には、ダイオード22のカソード及びアノード間、並びに、トランジスタ21のドレインソース間、が直列接続されている。トランジスタ20とダイオード23のカソードとの間の共通接続点と、ダイオード22のアノードとトランジスタ21のドレインとの間の共通接続点との間には、インダクタ24が接続されている。制御部3の定電流制御部9は、トランジスタ20、21のゲートを制御可能になっておりコンバータ5の昇降圧動作を制御する。
電流検出部6は、抵抗26、及び、電流増幅用のアンプ27を備える。電流検出用の抵抗26は、コンバータ5の出力とLEDモジュールLM2、LM1との間の通電経路に直列接続されている。アンプ27は、抵抗26の両端子に生じる電圧を増幅し、制御部3の定電流制御部9に出力する。
定電流制御部9は、電流検出部6による検出電流が一定の制御電流値Icとなるように電流制御量を算出し、電流制御量に応じてトランジスタ20、21のオン/オフのタイミングを制御する。切替制御部8は、ハイビーム電源をハイビーム切替信号としてノード16から入力し、この入力に応じてサブ駆動制御部7に制御信号を出力する。サブ駆動制御部7は、この制御信号を受けて駆動回路4を通じてMOSトランジスタ10にオン/オフ制御信号を印加する。そして切替制御部8は、ハイビーム切替信号の入力に応じてハイビームHB、ロウビームLBのLEDモジュールLM1、LM2の直列数を駆動回路4及びMOSトランジスタ10を通じて切替制御する。なお、ハイビーム電源が供給されているときにはハイビーム切替信号はオンとなり、ハイビーム電源が供給されていないときにはハイビーム切替信号はオフとされる。
またMOSトランジスタ10は例えばNチャネル型のものが採用されているがPチャネル型のものであっても良い。また、負荷電流ILの供給出力ノード28と出力端子29との間にはLEDモジュールLM2、LM1が直列接続されている。これらのLEDモジュールLM2、LM1の共通接続点には出力端子30が接続されている。
MOSトランジスタ10のゲートは駆動回路4の出力に接続されている。そして、MOSトランジスタ10のドレインは、出力端子30を通じてLEDモジュールLM1、LM2の共通接続点に接続されている。また、MOSトランジスタ10のソースは出力端子29及びグランドノード18に接続されている。これによりMOSトランジスタ10は、駆動回路4によりオンされることに応じて、LEDモジュールLM1の両端子間を短絡可能になっている。
駆動回路4は、バッファ31〜33、MOSトランジスタ10のオン制御用のトランジスタ34、スイッチング素子のオフ制御用のトランジスタ35、及び、オン制御用のトランジスタ36及び抵抗37、を備え、サブ駆動制御部7の制御信号に基づいてMOSトランジスタ10のゲートを駆動する。
高出力インピーダンス駆動部DV1はトランジスタ36及び抵抗37を備えて構成され、低出力インピーダンス駆動部DV2はトランジスタ34及び35を備えて構成される。トランジスタ34、36は、例えばPチャネル型のMOSトランジスタにより構成され、トランジスタ35は、例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成される。トランジスタ34及び35のドレインは共通接続され、これらのトランジスタ34、35の共通接続ノードは抵抗37を通じてトランジスタ36のドレインに接続されている。なお、制御装置2には図示しない電源回路から電源電圧V0が与えられており、この電源電圧V0はトランジスタ36及び34のソースに印加されている。
図3を参照しながら作用を説明する。図3はハイビーム電源及びロウビーム電源の切替時における制御内容及びこの制御に応じた電圧電流応答を示している。この図3には、MOSトランジスタ10のゲート電圧、負荷電流ILの供給出力ノード28の電圧VLH、出力端子30の電圧VLM、負荷電流ILの時間的変化を示している。図4はMOSトランジスタ10のゲート電圧、電圧VLH、VLMの変化に加えて、当該MOSトランジスタ10における損失の変化も示している。
通常、ロウビーム電源及びハイビーム電源はユーザのレバー操作等に応じて供給切替えされるようになっており、ロウビーム電源はロウビームLB又はハイビームHBにユーザ指示されたときに供給され、ハイビーム電源はハイビームHBにユーザ指示されたときに供給される。
図3及び図4において、期間T1はロウビーム電源及びハイビーム電源が共に供給される期間を示しており、期間T2はロウビーム電源だけが供給される期間を示している。期間T1中にロウビーム電源及びハイビーム電源が共に供給されると、切替制御部8は、端子ノード16からハイビーム切替信号のオン入力を受付けて、切替制御部8は、サブ駆動制御部7及び駆動回路4によりMOSトランジスタ10をオフ制御する。すると、コンバータ5が両LEDモジュールLM1、LM2に負荷電流ILを供給することで、ハイビームHB及びロウビームLBを点灯させる。
ロウビームLBだけの点灯にユーザ指示されると、図3及び図4の期間T1からT2に移行する。このとき、制御装置2にはロウビーム電源が供給されハイビーム電源は供給されなくなりハイビーム切替信号はオフとされる。この期間T2の間、切替制御部12はMOSトランジスタ10をオン制御する。するとコンバータ5がLEDモジュールLM2に負荷電流ILを供給することでロウビームLBを点灯させる。この何れの期間T1、T2においても、定電流制御部9は、制御電流値Icに応じてコンバータ5を駆動制御する。
ハイビームHB及びロウビームLBが両者点灯しているときには、出力コンデンサ25にLEDモジュールLM2とLM1の順方向電圧を足し合わせた電圧に対応した電荷が蓄積される。この状態において、MOSトランジスタ10が瞬時的にオンしてしまうと、出力コンデンサ25からLEDモジュールLM2に過大な電流が流れ、LEDモジュールLM2に大きな負担がかかることが想定される。このため本実施形態では、まず切替制御部8は、サブ駆動制御部7を通じて駆動回路4の高出力インピーダンス駆動部DV1のトランジスタ36をオン制御し、低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34及び35をオフ制御したまま保持する。するとMOSトランジスタ10がオフ状態からオン状態に移行するときに、このスイッチング速度を通常よりも低下させることができる。
これは、MOSトランジスタ10がオフ状態からオン状態に遷移する際のゲート電圧が、当該MOSトランジスタ10のゲートソース間容量、ドレインゲート間容量などのゲート入力容量に影響を受けて変化するためである。特に、MOSトランジスタ10のゲートソース間電圧VGSが、閾値電圧Vt付近となるときには、当該MOSトランジスタ10のゲート電圧は、ドレインゲート間容量Cgdに応じたミラー容量に影響を受ける。
以下、MOSトランジスタ10のゲート電圧が上昇するタイミングt1〜t2、t2〜t3、t3〜t4の各期間に応じたゲート電圧の変化を詳細説明する。MOSトランジスタ10のドレインゲート間容量Cgdは、ゲート下の空乏層の領域が小さいほど大きくなり、またドレインソース間電圧が低いほど容量が大きくなる。このため、まず、MOSトランジスタ10のドレインソース間電圧Vdsが比較的大きい期間t1〜t2のときには、ゲートソース間電圧Vgsが閾値電圧Vtを下回る動作領域となり、電圧上昇速度は閾値電圧Vtを超えた期間t3〜t4に比較して速くなる。このため、MOSトランジスタ10のゲートソース間電圧Vgsは、速やかに閾値電圧Vt付近に達する。
駆動回路4の高出力インピーダンス駆動部DV1がその出力電圧をMOSトランジスタ10のゲート入力容量を充電し続けることにより、MOSトランジスタ10のゲートソース間電圧Vgsが閾値電圧Vt付近にまで達したとしても、タイミングt2〜t3の期間においてゲートソース間電圧Vgsは閾値電圧Vtを大きく超えて上昇することはなく、MOSトランジスタ10のミラー効果の影響により、見た目大きなゲート入力容量を充電完了するまで、ゲートソース間電圧Vgsは上昇しにくくなる。このとき、MOSトランジスタ10では、図4に示すように、ドレインソース間電圧Vdsと、負荷電流ILに概ね等しいドレイン電流Idとを乗算した損失が発生する。その後、MOSトランジスタ10のゲートソース間電圧Vgsが、タイミングt3においてMOSトランジスタ10のミラー容量の充電を完了したとしても、タイミングt3〜t4においてさらにMOSトランジスタ10のゲート入力容量を充電し続けるため、MOSトランジスタ10のゲート電圧は閾値電圧Vtを超えて上昇し続ける。
例えば、仮に、駆動回路4の高出力インピーダンス駆動部DV1が、MOSトランジスタ10のゲート電圧の緩やかな上昇駆動を続けると、MOSトランジスタ10が完全にオン状態となる領域まで当該MOSトランジスタ10のゲート電圧が徐々に上昇する。図4に示す点線部分参照。このため、仮に高出力インピーダンス駆動部DV1がゲート電圧の緩やかな上昇駆動を続けると、図4のA1領域に示すように、損失を大きく生じることになる。
そこで、MOSトランジスタ10のゲートにミラー効果を生じる期間を超えたと判定可能な期間を経過した所定タイミングt4において、切替制御部8は、サブ駆動制御部7により低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34をオン制御することが望ましい。このとき、トランジスタ34は低出力インピーダンスにおいてMOSトランジスタ10のゲートを駆動できるため、図4のA1領域に示す損失を、このタイミングt4の時点で低減させることができる。
図3には、比較例として、MOSトランジスタ10のゲート電圧を瞬間的に高電圧まで上昇させたときの各ノードの電圧VLH、VLM、負荷電流ILの変化を点線を用いて示している。この図3の点線に示すように、タイミングt1においてMOSトランジスタ10のゲート電圧が瞬間的に大きくなると、出力コンデンサ25からLEDモジュールLM2に過大な電流が過電流検出保護機能などで制限されることなく流れ、負荷電流ILにオーバーシュートS1を生じてしまい、過電流閾値Ithを大幅に超えるストレスをLEDモジュールLM2に与えてしまう。
本実施形態によれば、LEDモジュールLM2、LM1の直列接続回路が通電されているときに、MOSトランジスタ10がLEDモジュールLM1の両端子間を短絡させるときには、このLEDモジュールLM1の両端子間を接続するMOSトランジスタ10のゲート電圧を閾値電圧Vt付近で緩やかに変化させながらMOSトランジスタ10をオン制御している。このため、図3に示すように負荷電流ILを概ね一定に保ちながら、MOSトランジスタ10をオン制御できる。これにより、電流オーバーシュートS1を抑制できる。
(第2実施形態)
図5及び図6は第2実施形態の追加説明図を示す。図5に示すように、MOSトランジスタ10のゲートとグランドノード18との間にコンデンサ38を別途接続して構成しても良い。また図6に示すように、MOSトランジスタ10のゲートドレイン間にコンデンサ39を別途接続して構成しても良い。これらのコンデンサ38、39を双方接続して構成しても良い。
このような第2実施形態に示すように、MOSトランジスタ10のゲート(制御端子相当)とドレイン/ソース(一方又は/及び他方の通電端子相当)との間にコンデンサ38、39を構成することで、MOSトランジスタ10のゲート入力容量をさらに増量することができ、さらにゲート入力容量を充電するために要する期間を長くすることができる。これにより遅延期間をさらに長くできる。これにより、電流オーバーシュートS1をさらに抑制できることになる。
(第3実施形態)
図7及び図8は第3実施形態の追加説明図を示す。本実施形態においては、タイミングt4の規定方法を例に挙げて説明する。図7に示すように、切替制御部8は、ハイビーム切替信号がオフされたときに、このハイビーム切替信号のオフを検出し、サブ駆動制御部7及び駆動回路4を通じて、高出力インピーダンス駆動部DV1によりハイビーム切替信号のオフタイミングt0からタイマを用いて所定の第1期間Taだけトランジスタ36をオン動作させる。なお、トランジスタ36は高出力インピーダンスの駆動素子であるため、図7には高Z駆動素子と記載している。
その後、切替制御部8はサブ駆動制御部7を通じて低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34をオン動作させることで、タイミングt4から低出力インピーダンスによりMOSトランジスタ10をオン動作させる。なお、トランジスタ34は低出力インピーダンスの駆動素子であるため、図7には低Z駆動素子と記載している。このとき、高出力インピーダンス駆動部DV1によりMOSトランジスタ10を緩やかにオン制御する第1期間Taは、タイミングt0からt4までの期間となる。
また、別の方法について図8〜図10を参照しながら説明する。図8(a)に示すように、制御装置2は、MOSトランジスタ10のゲート電圧をゲート閾値電圧Vth1と比較するコンパレータ40を図示形態に備えていても良く、また、図8(b)に示すように、MOSトランジスタ10のドレイン電圧を第2のドレイン閾値電圧Vth2と比較するコンパレータ41、を図示形態に備えていても良い。
図8(a)に示すコンパレータ40は、MOSトランジスタ10のゲート電圧がゲート閾値電圧Vth1より高いか低いかを検出するように構成され、前述の所定タイミングt4となったか否かを判定する判定部として構成される。図8(b)に示すコンパレータ41は、出力端子30の電圧が所定のドレイン閾値電圧Vth2より高いか低いかを検出するように構成され、前述の所定タイミングt4となったか否かを判定する判定部として構成される。
これにより、図8(a)に示す構成では、MOSトランジスタ10のゲート電圧がゲート閾値電圧Vth1より高いか否かを判定でき、MOSトランジスタ10のゲート電圧を判定条件として用いることができる。また図8(b)に示す構成では、MOSトランジスタ10のドレイン電圧がドレイン閾値電圧Vth2より低いか否かを判定でき、MOSトランジスタ10のドレイン電圧を判定条件として用いることができる。
図8(a)に示すように、MOSトランジスタ10のゲート電圧を判定条件として用いる構成を採用したときには、図9に示すように、切替制御部8は、タイミングt0においてハイビーム切替信号のオフを受けて、高出力インピーダンス駆動部DV1によりゲート電圧を緩やかに変化させる。このとき、MOSトランジスタ10のゲート電圧がゲート閾値電圧Vth1に達したときには、コンパレータ40が「H」を出力する。切替制御部8はこのコンパレータ40の「H」を受付けると、タイミングt4において低出力インピーダンス駆動部DV2をオン動作させる。
これにより、タイミングt4の時点から、低出力インピーダンス駆動条件に応じてMOSトランジスタ10を完全オン動作させることができる。高出力インピーダンス駆動部DV1がMOSトランジスタ10を緩やかにオン制御する期間Tbは、タイミングt0からt4までの期間となる。
また図8(b)に示すように、MOSトランジスタ10のドレイン電圧を判定条件として用いる構成を採用したときには、図10に示すように、切替制御部8は、タイミングt0においてハイビーム切替信号を受けて、高出力インピーダンス駆動部DV1によりMOSトランジスタ10のゲート入力容量を充電し、当該ゲート電圧を緩やかに上昇変化させる。このときMOSトランジスタ10のドレイン電圧はこのゲート電圧変化に伴い緩やかに下降変化する。
このため、MOSトランジスタ10のドレイン電圧がドレイン閾値電圧Vth2を下回ったときには、コンパレータ41が「H」を出力する。切替制御部8は、このコンパレータ41の「H」を入力し、タイミングt4において低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34をオン動作させる。これにより、タイミングt4の時点から低出力インピーダンス条件によりMOSトランジスタ10のゲート入力容量を瞬時的に充電し、当該MOSトランジスタ10を完全にオン動作させることができる。このとき、高出力インピーダンス駆動部DV1が、MOSトランジスタ10を緩やかにオン制御する期間Tcは、タイミングt0からt4までの期間となる。このような期間Ta、Tb、Tcの設定方法は一例であり、その他にも様々な方法を適用できる。
なお、図7〜図10に示した方法においては、タイミングt4以降において高出力インピーダンス駆動部DV1のトランジスタ36のオン動作を継続しながら、低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34をオン動作させているが、タイミングt4以降においては、高出力インピーダンス駆動部DV1のトランジスタ36をオフしても良い。本実施形態においても、前述実施形態と同様の作用効果を奏するようになる。
(第4実施形態)
図11及び図12は第4実施形態の追加説明図を示している。本実施形態では、MOSトランジスタ10をオン状態からオフ状態に緩やかに変化させるときの形態を示す。図11に要部の回路構成図を示している。図11に示すように、駆動回路104は、上側低出力インピーダンス駆動素子となるトランジスタ34、下側低出力インピーダンス駆動素子となるトランジスタ35、上側高出力インピーダンス駆動素子となるトランジスタ36と共に、下側高出力インピーダンス駆動素子となるトランジスタ42、を備える。トランジスタ42は例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成される。
このトランジスタ42のドレインは、トランジスタ36のドレインと抵抗37との共通接続点に接続され、トランジスタ42のソースはグランドノード18に接続されている。サブ駆動制御部7がバッファ43を通じてトランジスタ42のゲートに制御信号を印加するようになっている。その他の構成は、前述実施形態と同様の構成である。
図12はタイミングチャートを示しており、切替タイミングt10の前後における各ノードの電圧、負荷電流、各トランジスタ34〜36、42のオン/オフ状態の変化を示している。図12に示すように、期間T2においては、ハイビーム切替信号がオフとされており、切替制御部8が、このハイビーム切替信号のオフを入力しMOSトランジスタ10をオン制御する。LEDモジュールLM2には電圧が印加されており、負荷電流ILが制御電流値Icに応じて調整されている。またMOSトランジスタ10のゲート電圧は高電圧に保持されている。そして、電圧VLMは0V程度の低電圧になっており、電圧VLHはLEDモジュールLM2の両端子間電圧とMOSトランジスタ10のドレインソース間のオン電圧とを加算した電圧に調整されている。
この後、ハイビーム電源が供給され、ハイビーム切替信号がタイミングt10においてオンになると、切替制御部8はこのハイビーム切替信号のオンを入力し、駆動回路104を通じてMOSトランジスタ10をオフ制御する。このとき切替制御部8は、駆動回路104のトランジスタ36をオンからオフに切替制御し、トランジスタ34をオンからオフに切替制御する。
また切替制御部8は、トランジスタ42をオフからオン制御しつつ、トランジスタ35をオフのまま保持する。すると、MOSトランジスタ10のゲート入力容量に蓄積された電荷がトランジスタ42を通じて放電され、前述実施形態で示した逆方向の作用効果に応じて、MOSトランジスタ10がオン状態からオフ状態に徐々に遷移させることができる。その後、切替制御部8はタイミングt14においてトランジスタ35をオン制御する。すると切替制御部8はMOSトランジスタ10のゲートから電荷を瞬時的に放電させることができ、これによりLEDモジュールLM1の端子間を開放させることができ、LEDモジュールLM2、LM1の双方に通電できる。
図12には点線を用いて比較例を示している。この比較例は、タイミングt10においてゲート電圧を瞬時的に低下させたときの各ノードの電圧、負荷電流の変化を模式的に表すものである。このように、MOSトランジスタ10のゲート電圧が瞬時的に低下すると、MOSトランジスタ10のドレインソース間が、短絡状態から開放状態に急激に変化する。このため負荷電流ILが一時的に低下し、定電流制御部9が負荷電流ILを制御電流値Icに追従して制御できなくなってしまう。このときLEDモジュールLM1、LM2は瞬暗する。
本実施形態によれば、切替制御部8が、MOSトランジスタ10のオフ動作を緩やかに制御することにより、定電流制御部9が負荷電流ILを制御電流値Icに追従させることができる。この結果、LEDモジュールLM2、LM1に電流が流れない期間を少なくすることができ、この期間を短縮できる。例えば、MOSトランジスタ10のゲート電圧の変化速度を定電流制御部9による電流制御フィードバック速度より遅くすることで、LEDモジュールLM2、LM1の通電電流がなくなる期間をなくすこともできる。
(第5実施形態)
図13は第5実施形態の追加説明図を示している。本実施形態の駆動回路204は、図13に示すように、低出力インピーダンス駆動部DV2の使用電源電圧V2(例えば10V)を高出力インピーダンス駆動部DV1の使用電源電圧V1(例えば5V)よりも高く設定する。電源電圧V2は、車両用バッテリ電圧VBから例えばチャージポンプ回路などを用いて生成でき、電源電圧V1は車両用バッテリ電圧VBから図示しない降圧電源回路により生成できる。このような場合、トランジスタ36からMOSトランジスタ10のゲートにかけての通電経路に、別途ダイオードD3を順方向に設けると良い。すなわち、電源電圧V1、V2が2系統備えられているときには、ダイオードD3を別途設けると良い。
このダイオードD3が別途追加されることで、低出力インピーダンス駆動部DV2の使用電源電圧V2が高出力インピーダンス駆動部DV1の使用電源電圧V1よりも高くても、電源電圧V2からトランジスタ36を通じた逆流を防止できる。
期間がT1からT2に切替わるときに、切替制御部8はトランジスタ36をオン制御することで、電源電圧V1から抵抗37、ダイオードD3を通じて、まずMOSトランジスタ10をオン制御し、その後、MOSトランジスタ10のオン状態が飽和してから高電圧の電源電圧V2をトランジスタ34のドレインソース間を通じてMOSトランジスタ10のゲートに印加する。これにより、定常時にMOSトランジスタ10のドレインソース間に通電するときのオン抵抗を確実に低減することができ、損失を低減できる。
また、車両用のバッテリ電圧VBが標準値(例えば12V〜14V)より低下した場合においても、低電圧側の電源電圧V1(<標準値)を確保できれば、MOSトランジスタ10のスイッチング速度を極力変化させないように制御できる。また前述したように、電源電圧V2は、例えばチャージポンプ回路などの昇圧回路を用いて生成できるが、例えば電源電圧V1によりMOSトランジスタ10のゲートに電荷を予め蓄積できるようになり、チャージポンプ回路の供給電流を少なくできる。このため、チャージポンプ回路の昇圧回路の昇圧能力を高くする必要がなくなり、小規模な昇圧能力のものを用いて構成することができる。このためチャージポンプ回路の小型化を図ることができる。
(第6実施形態)
図14は第6実施形態の追加説明図を示している。図14に示すように、上側低出力インピーダンス駆動部を構成するトランジスタ34のゲートにゲート電圧切替部44を接続することで駆動回路304を構成しても良い。本実施形態では、トランジスタ34は第2MOSトランジスタとして用いられている。このゲート電圧切替部44は、電源電圧(例えばV0)の供給を受けて、切替制御部8の制御により所定の電圧を生成しトランジスタ34のゲート電圧として印加可能になっており、当該トランジスタ34のゲート電圧を切替可能に構成されている。
切替制御部8が、MOSトランジスタ10のゲートを高インピーダンス条件により駆動制御するときには、ゲート電圧切替部44は、トランジスタ34のゲート電圧を電源電圧V2−閾値電圧Vtの付近の電圧に制御することで当該トランジスタ34のゲートソース間電圧を閾値電圧Vt付近に制御し、これによりトランジスタ34のドレインソース間を高インピーダンス状態になるように制御する。これにより、高出力インピーダンス条件によりMOSトランジスタ10のゲートを駆動制御でき、MOSトランジスタ10のゲート電圧を閾値電圧付近で緩やかに変化させることができる。
その後、切替制御部8が、MOSトランジスタ10のゲートを低出力インピーダンス条件で駆動制御するときには、ゲート電圧切替部44はトランジスタ34のゲート電圧を十分に低下させることで、トランジスタ34のゲートソース間電圧を閾値電圧Vtよりも十分に大きい電圧に設定することでトランジスタ34のゲート電圧を瞬時的にオン制御電圧に制御できる。これにより、切替制御部8は、トランジスタ34のドレインソース間を低インピーダンスとしてMOSトランジスタ10のゲートを駆動制御でき、当該MOSトランジスタ10を瞬時的にオン制御できる。
(第7実施形態)
図15及び図16は第7実施形態の追加説明図を示している。図15に駆動回路404の別の形態を示す。高出力インピーダンス駆動部DV1は、必ずしもMOSトランジスタ10を完全にオン/オフ動作させるように構成する必要はない。このため、図15に示すように、高出力インピーダンス駆動部DV1は、電流源I1により構成されていても良い。
また図16に示すように、高出力インピーダンス駆動部DV1は、(a)バイポーラトランジスタ50、51によるカレントミラー回路、及び、電流源52を組み合わせた構成、(b)MOSトランジスタ53、54によるカレントミラー回路、及び、電流源55を組み合わせた構成、(c)ダイオード接続したデプレッション型MOSトランジスタ56を用いた定電流回路の構成、(d)定電流ダイオード57を使用した定電流回路、(e)例えば1MΩ以上の高抵抗58、など様々な構成を用いることができる。
(第8実施形態)
図17及び図18は第8実施形態の追加説明図を示している。図17に示すように、この制御装置102は、過電流検出部60を備える。過電流検出部60は、閾値切替部61及び比較部65を備える。制御部103は、切替制御部108、定電流制御部109、駆動制御部67、を備える。切替制御部108は、閾値切替制御部66としての機能を備える。また駆動制御部67は駆動停止制御部68としての機能を備える。
閾値切替部61は、例えば複数の電圧源62、63及びスイッチ64を備え、このスイッチ64が、制御部103の閾値切替制御部66により切替えられることに応じて複数の電圧のうちの一つの電圧を閾値電圧として比較部65に出力する。比較部65は、例えばコンパレータにより構成され、電流検出用の抵抗26により検出される電圧を閾値切替部61により切替えられた閾値電圧(過電流閾値Ith相当)と比較し、この比較結果を駆動制御部67に出力する。
駆動制御部67の駆動停止制御部68は、過電流検出部60の比較結果を入力すると、抵抗26に流れる電流が過電流閾値Ithよりも大きいときにトランジスタ20、21をオフとすることでコンバータ5の駆動をオフにできる。このとき図17の構成では閾値電圧、すなわち過電流閾値IthをIt1、It2の2段階に切替える形態を示しているが、3段階以上に切替える形態に適用しても良い。駆動制御部67は、通常、定電流制御部109によりフィードバックされた制御電流値Icに応じてコンバータ5のトランジスタ20、21をオン/オフに制御する。これによりコンバータ5を昇降圧動作させる。駆動制御部67は、過電流検出部60の比較部65により抵抗26の通電電流が過電流閾値Ithに達しているときには、駆動停止制御部68がトランジスタ20、21を共にオフ制御する。
このような構成の作用について図18を参照しながら説明する。図18に示すように、期間T1においてハイビームHB、ロウビームLBの両灯具が点灯しているときに、期間T2においてロウビームLBだけに点灯を切り替える場合の動作について説明する。期間T1中にロウビーム電源及びハイビーム電源が共に供給されると、切替制御部108は、端子ノード16からハイビーム切替信号をオンとして入力し、切替制御部108がサブ駆動制御部7及び駆動回路4を通じてMOSトランジスタ10をオフ制御する。
すると、コンバータ5が、両LEDモジュールLM1、LM2に通電することにより、ハイビームHB及びロウビームLBを点灯させる。切替制御部108は、予め第1過電流閾値It1(>It2>Ic)に設定するようにスイッチ64を切替える。このため、駆動制御部67が期間T1中に第1過電流閾値It1に達する電流を検出すると、駆動停止制御部68によりトランジスタ20、21をオフ制御し、これによりLEDモジュールLM1、LM2を保護できる。
ハイビームHBが点灯している期間T1中に、ユーザによりロウビームLBの点灯指示がなされると、制御装置102にはロウビーム電源が供給されハイビーム電源は供給されなくなる。切替制御部108は、期間T2に入る前に、図18のタイミングt20において過電流閾値Ithを比較的高い第1過電流閾値It1から制御電流値Icに近接した比較的低い第2過電流閾値It2に切替える。
期間T2に入ると、切替制御部108は、MOSトランジスタ10をオン制御する。このとき、切替制御部108は、タイミングt21〜t22において駆動回路4の高出力インピーダンス駆動部DV1によりMOSトランジスタ10のゲートをオンに駆動制御した後、タイミングt22〜t23において低出力インピーダンス駆動部DV2によりMOSトランジスタ10のゲートをオンに駆動制御する。すると切替制御部108が、高出力インピーダンス駆動部DV1の駆動期間t21〜t22を前述実施形態の動作に比較して短縮し、その後、低出力インピーダンス駆動部DV2によりMOSトランジスタ10のゲートを駆動したときには、大きな電流が抵抗26を通じて流れることになる。このため過電流検出部60が負荷電流ILを第2過電流閾値It2と比較することで過電流が検出される。駆動停止制御部68は、トランジスタ20、21をオフ制御することで、コンバータ5を駆動停止するため、負荷電流ILは第2過電流閾値It2を大きく超えないように通電されることになり、MOSトランジスタ10のスイッチング損失等の損失を短時間で収束させることができる。
図18には前述実施形態の方法を用いたときの挙動を点線で示しており、本実施形態の方法を用いたときの挙動を実線で示している。前述実施形態に示した方法を採用したときに電流オーバーシュートS1を抑制するには、本来であれば、図18の点線で示すように、定電流制御部109による定電流フィードバック制御期間より長い期間をかけてMOSトランジスタ10をオフ状態からオン状態に緩やかに切替処理を行うことが望ましい。このとき、図18に損失Saを示すように、MOSトランジスタ10の損失Saが大となる期間が長くなり、MOSトランジスタ10の発熱が大きくなってしまうことが懸念される。
このような場合、MOSトランジスタ10の発熱を極力抑えるためには、本実施形態に示されるように、過電流検出部60が検出する過電流閾値Ithを、第1過電流閾値It1から制御電流値Icに近接した第2過電流閾値It2に変更することが望ましい。このような方法を採用することで、定電流制御部109によるフィードバック制御の遅延期間について対応する必要が無くなり、MOSトランジスタ10の切替時間を短縮できる。これにより、損失Sbが大きくなる期間を低減でき、MOSトランジスタ10の発熱を低減できる。本実施形態の方法は、定電流制御部109による定電流フィードバック遅延が大きい場合に特に有効に作用することになる。
(第9実施形態)
図19は第9実施形態の追加説明図を示している。抵抗26はグランドノード18に直列接続されていても良く、電流検出部6がこの抵抗26に流れる電流を検出するようにしても良い。また同様に、過電流検出部60もまたグランドノード18の側に接続された抵抗26の通電電流に基づいて過電流が流れたか否かを検出するようにしても良い。
(第10実施形態)
図20及び図21は第10実施形態の追加説明図を示している。図20に示すように、ハイビームHBのLEDモジュールLM1を供給出力ノード28と出力端子30との間に接続し、LEDモジュールLM2を出力端子30と出力端子29との間に接続し、LEDモジュールLM1の両端子間を短絡/開放するようにMOSトランジスタ10を接続しても良い。この場合、駆動回路504は、供給出力ノード28とノードN1の標準電圧よりも高い昇圧電圧が供給される電源電圧V3の供給ノードとの間に、高出力インピーダンス駆動部DV1及び低出力インピーダンス駆動部DV2を備えている。
本実施形態に係る低出力インピーダンス駆動部DV2は、供給出力ノード28の側にPチャネル型のMOSトランジスタ134を構成すると共に、電源電圧V3の供給ノードの側にNチャネル型のMOSトランジスタ135を構成している。この低出力インピーダンス駆動部DV2は、MOSトランジスタ135のドレインがMOSトランジスタ10のゲートに接続されると共にソースが電源電圧V3の供給ノードに接続されている。
また、高出力インピーダンス駆動部DV1は、例えばNチャネル型のMOSトランジスタ136及び抵抗137を備えて構成され、MOSトランジスタ136はそのドレインが抵抗137を通じてMOSトランジスタ10のゲートに接続されると共に、そのソースが電源電圧V3の供給ノードに接続されている。これにより、駆動回路504は、前述実施形態と同様の作用効果を奏することになる。
また、図21に示すように、供給出力ノード28及び出力端子29の間に3つ以上のLEDモジュールLM1a、LM2、LM1bを直列接続しても良い。この場合、その中間にハイビームHBのLEDモジュールLM2を接続し、この接続両端子間を短絡/開放するようにMOSトランジスタ10を構成すると良い。駆動回路4の低出力インピーダンス駆動部DV2、高出力インピーダンス駆動部DV1は、例えば第1実施形態の構成と同様であるため、その説明を省略する。このような実施形態においても、前述実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第11実施形態)
図22から図24は、第11実施形態の追加説明図を示している。本実施形態では、LEDモジュールLMをPWM調光するときの駆動回路4によるMOSトランジスタ10の駆動制御動作について説明する。
図22に示すように、駆動回路4の後段にはMOSトランジスタ10が接続されており、LEDモジュールLMがこのMOSトランジスタ10のドレインソース間に直列接続されている。このとき、切替制御部8は、サブ駆動制御部7及び駆動回路4を用いてMOSトランジスタ10をPWM制御信号に応じてオン/オフ動作させることでLEDモジュールLMを調光する。
この場合、切替制御部8は、PWM制御信号のデューティ比を調整することに応じて、LEDモジュールLMの光を調光でき、さらにPWM信号のデューティ比を0にすることで発光を停止することもできる。図23に示すように、LEDモジュールLM2とLM1とを直列接続した構成においても同様である。
図24はPWM信号に応じて調光する場合の一部のオンオフ状態を示すものである。切替制御部8が、PWM制御信号によりMOSトランジスタ10をオン/オフするときには、低出力インピーダンス駆動部DV2のトランジスタ34とトランジスタ35とを相補的にオン/オフ制御する。このとき、高出力インピーダンス駆動部DV1のトランジスタ36は動作には影響しないためオン/オフの何れでも良い。このようにして、PWM制御信号を用いることで光源の調光を行うこともできる。
例えば、前述実施形態に示した高出力インピーダンス駆動部DV1を用いてMOSトランジスタ10をPWM制御信号により駆動すると、MOSトランジスタ10のスイッチング速度が常に遅くなってしまう。このため、この種の駆動回路4を流用し、PWM制御信号を用いて調光するときには、波形が訛ることで例えば低デューティ比における点灯制御ができない、という問題を生じる虞がある。
そこで、本実施形態では、切替制御部8が、PWM制御信号のデューティ比を調整し低出力インピーダンス駆動部DV2を駆動することに応じて車両用灯具LTのLEDモジュールLM2、LM1の光を調光するようにしている。このため、低デューティ比における点灯制御を容易に行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができ、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば以下に示す変形又は拡張が可能である。
車両用灯具LTは前照灯に限られるものではない。高出力インピーダンス駆動部DV1、低出力インピーダンス駆動部DV2の駆動用のトランジスタ34〜36及びをそれぞれ1系統づつ備えた形態を示したが、複数備えていても良い。前述した複数の実施形態を組み合わせて構成しても良い。LEDモジュールLM1、LM2をそれぞれ構成するLEDの接続個数は1つ以上であればいくつでも問題ない。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として前述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図面中、5はスイッチングDC−DCコンバータ、8は切替制御部、9は定電流制御部、10はMOSトランジスタ、34はMOSトランジスタ(第2MOSトランジスタ)、38、39はコンデンサ、40、41はコンパレータ(判定部)、44はゲート電圧切替部、60は過電流検出部、66は閾値切替制御部、68は駆動停止制御部、Ithは過電流閾値、It1は第1過電流閾値、It2は第2過電流閾値、LM1、LM2はLEDモジュール(LED)、DV1は高出力インピーダンス駆動部、DV2は低出力インピーダンス駆動部、V0、V1、V2、V3は電源電圧、を示す。

Claims (10)

  1. 直列接続された複数のLED(LM1、LM2)を含む車両用灯具(LT)に通電する負荷電流(IL)を制御電流値(Ic)に定電流制御する定電流制御部(9)と、
    前記複数のLEDの一部の両端子にドレインソース間を接続したMOSトランジスタ(10)と、
    外部から与えられる切替信号に応じて前記MOSトランジスタのゲート電圧を当該MOSトランジスタの閾値電圧付近で緩やかに変化させて前記MOSトランジスタをオン/オフ制御することで前記車両用灯具を構成する複数のLEDの直列数を切替制御する切替制御部(8)と、
    を備える車両用灯具制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用灯具制御装置において、
    前記MOSトランジスタの制御端子と一方又は/及び他方の通電端子との間にコンデンサ(38、39)をさらに備える車両用灯具制御装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用灯具制御装置において、
    前記切替制御部が前記MOSトランジスタのゲート電圧を緩やかに変化させるときには、前記MOSトランジスタのゲートにミラー効果を生じる期間を超えたと判定可能な期間となる予め定められた所定タイミング(t4)まで緩やかに変化させ、当該所定タイミングにおいて前記MOSトランジスタを瞬時的にオン制御する車両用灯具制御装置。
  4. 請求項3記載の車両用灯具制御装置において、
    前記切替制御部が前記MOSトランジスタのゲート電圧を緩やかに変化させるときに、所定より高いインピーダンスで前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電する高出力インピーダンス駆動部(DV1)と、
    前記所定より低いインピーダンスで前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電する低出力インピーダンス駆動部(DV2)と、
    をさらに備える車両用灯具制御装置。
  5. 請求項4記載の車両用灯具制御装置において、
    前記切替制御部は、外部から切替信号を入力すると前記高出力インピーダンス駆動部により前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電し、前記切替信号を入力したタイミング(t0)から所定の第1期間(Ta)だけ経過したタイミング(t4)において前記MOSトランジスタのゲートに前記低出力インピーダンス駆動部により前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電する車両用灯具制御装置。
  6. 請求項4記載の車両用灯具制御装置において、
    前記MOSトランジスタのゲート電圧を当該ゲート電圧のゲート閾値電圧(Vth1)と比較するか、又は、前記MOSトランジスタのドレイン電圧をドレイン閾値電圧(Vth2)と比較することに応じて前記所定タイミング(t4)であるか否かを判定する判定部(40、41)を備え、
    前記切替制御部は、外部から切替信号を入力すると前記高出力インピーダンス駆動部により前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電し、前記切替信号を入力したタイミング(t0)から前記判定部により判定された所定タイミング(t4)まで前記高出力インピーダンス駆動部により駆動し、当該所定タイミングにおいて前記低出力インピーダンス駆動部により前記MOSトランジスタのゲート入力容量を充電する車両用灯具制御装置。
  7. 請求項4記載の車両用灯具制御装置において、
    前記高出力インピーダンス駆動部は、その駆動用の電源電圧(V1)が前記低出力インピーダンス駆動部の駆動用の電源電圧(V2)よりも低く設定されている車両用灯具制御装置。
  8. 請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用灯具制御装置において、
    所定の電源電圧(V0)が与えられる第2MOSトランジスタ(34)と、
    前記第2MOSトランジスタのゲート電圧を前記切替制御部の制御により切替可能なゲート電圧切替部(44)とをさらに備え、
    前記ゲート電圧切替部は、
    前記第2MOSトランジスタのゲート電圧を前記閾値電圧付近の電圧として前記第2MOSトランジスタのドレインソース間を高インピーダンスとして前記MOSトランジスタのゲート電圧を当該MOSトランジスタの閾値電圧付近で緩やかに変化させ、その後、前記第2MOSトランジスタのゲート電圧を瞬時的にオン制御電圧に変化させることで前記第2MOSトランジスタのドレインソース間を低インピーダンスとして前記MOSトランジスタのゲート電圧を瞬時的に変化させる車両用灯具制御装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の車両用灯具制御装置において、
    前記定電流制御部により定電流制御される負荷電流が過電流閾値(Ith)に達したか検出する過電流検出部(60)と、
    前記過電流検出部により過電流が検出されたときに前記車両用灯具に負荷電流を供給するスイッチングDC−DCコンバータ(5)を駆動停止制御する駆動停止制御部(68)と、
    前記切替信号が入力され前記切替制御部により複数のLEDの直列数が切替えられるときに、前記過電流閾値(Ith)を前記切替信号が入力される前の第1過電流閾値(It1)よりも前記制御電流値の側の第2過電流閾値(It2)に切替える閾値切替制御部(66)と、
    を備える車両用灯具制御装置。
  10. 請求項4記載の車両用灯具制御装置において、
    前記切替制御部は、PWM制御信号のデューティ比を調整して前記車両用灯具のLEDの光を調光するときには、前記低出力インピーダンス駆動部(DV2)を駆動することに応じて前記車両用灯具のLEDの光を調光する車両用灯具制御装置。
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