JP2017208884A - 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム - Google Patents

感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017208884A
JP2017208884A JP2016098132A JP2016098132A JP2017208884A JP 2017208884 A JP2017208884 A JP 2017208884A JP 2016098132 A JP2016098132 A JP 2016098132A JP 2016098132 A JP2016098132 A JP 2016098132A JP 2017208884 A JP2017208884 A JP 2017208884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leakage breaker
seismic
main
housing
electric circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016098132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6656080B2 (ja
Inventor
靖幸 三谷
Yasuyuki Mitani
靖幸 三谷
亮介 丹羽
Ryosuke Niwa
亮介 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamura Electric Inc filed Critical Kawamura Electric Inc
Priority to JP2016098132A priority Critical patent/JP6656080B2/ja
Publication of JP2017208884A publication Critical patent/JP2017208884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6656080B2 publication Critical patent/JP6656080B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Distribution Board (AREA)

Abstract

【課題】 感震リレー1台で複数の漏電ブレーカが遮断動作する感震遮断機能付分電盤を提供する。【解決手段】 単相3線式電路Aの引き込み線が接続される主幹漏電ブレーカ1と、主幹漏電ブレーカ1の二次側電路A2に接続された複数の分岐ブレーカ2と、特定の震度以上の地震を感知したら主幹漏電ブレーカ1を感震遮断動作させるための感震リレー4と、主幹漏電ブレーカ1の一次側に接続されて、一次送り回路Cを形成する分岐漏電ブレーカ3とを備え、主幹漏電ブレーカ1の二次側中性相Nと一次送り回路Cを形成する分岐漏電ブレーカ3の二次側の一方の電圧相L2との間に感震リレー4を接続した。【選択図】 図1

Description

本発明は、地震を感知したら擬似漏電を発生させる感震リレーを備えて地震が発生したら漏電ブレーカを遮断動作させる感震遮断機能付分電盤、及び監視遮断機能付分電盤システムに関する。
従来の感震遮断機能を備えた分電盤には、漏電ブレーカを備えた電路に感震リレーを接続し、感震リレーが地震を感知したら電路に擬似漏電を発生させて漏電ブレーカを遮断動作さるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−215178号公報
上記従来の感震遮断機能付分電盤では、1台の感震リレーでは1台の漏電ブレーカしか遮断動作させることができなかった。そのため、例えば一次送り回路が設けられた分電盤では、その一次送り回路にも漏電ブレーカがあり、この漏電ブレーカも感震遮断機能を設けるためには別途感震リレーを必要とした。
このように、複数ある漏電ブレーカに感震遮断機能を設けるためには、漏電ブレーカと同数の感震リレーを設置する必要があり、感震リレーの設置スペースやコストの問題が発生した。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、感震リレー1台で複数の漏電ブレーカが遮断動作する感震遮断機能付分電盤及び感震遮断機構付分電盤システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、電路の引き込み線が一次側に接続される主幹漏電ブレーカと、主幹漏電ブレーカの二次側電路に接続された複数の分岐ブレーカと、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させて主幹漏電ブレーカを感震遮断動作させるための感震リレーとを備えた感震遮断機能付分電盤であって、主幹漏電ブレーカの一次側に接続されて、一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカを具備し、主幹漏電ブレーカ二次側の所定の相と当該所定の相と異なる一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカ二次側の特定の相との間に、感震リレーが接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、1台の感震リレーが地震感知動作すると、主幹漏電ブレーカと一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカの双方に擬似漏電電流が流れるため、双方を遮断動作させることができ、2台の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、電路が単相3線式電路であって、感震リレーが接続される一方の所定の相が中性相であり、他方の特定の相が2つの電圧相のうちの一方であることを特徴とする。
この構成によれば、単相3線式電路で構成される一般住宅用分電盤に適用でき、感震遮断機能を備えた分電盤を低コストで構成できる。
請求項3の発明に係る感震遮断機能付分電盤システムは、電路の引き込み線が一次側に接続される第1主幹漏電ブレーカを収容した第1のハウジングと、同様に電路が引き込まれて一次側に接続される第2主幹漏電ブレーカを収容した少なくとも1つの第2のハウジングとを有し、第2漏電ブレーカへの引き込み線が第1主幹漏電ブレーカの二次側電路であって、第1のハウジングと第2のハウジングとは電路が直列に接続され、更に第2のハウジングが複数ある場合は第2のハウジング同士も直列に接続されて、第1主幹漏電ブレーカの二次側電路が順次第2主幹漏電ブレーカに接続されて成ると共に、第1のハウジング内は、主幹漏電ブレーカの一次側に接続されて、一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカを具備し、直列接続された第2のハウジングのうち、最後に接続されたハウジングに収容された第2主幹漏電ブレーカ二次側電路の所定の相と、当該所定の相と異なる第1のハウジング内の一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカ二次側の特定の相との間に、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させる1台の感震リレーが接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、1台の感震リレーが地震感知動作すると、第1主幹漏電ブレーカ、及び少なくとも1台の第2主幹漏電ブレーカ、更に一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカが遮断動作する。よって、複数台の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。
請求項4の発明に係る感震遮断機能付分電盤システムは、電路の引き込み線が接続される第1主幹漏電ブレーカを収容した第1のハウジングと、同様に電路が引き込まれて接続される第2主幹漏電ブレーカを収容した少なくとも1つの第2のハウジングとを有し、第2主幹漏電ブレーカへの引き込み線が第1主幹漏電ブレーカの二次側電路であって、第1のハウジングと第2のハウジングとは電路が直列に接続され、更に第2のハウジングが複数ある場合は第2のハウジング同士も直列に接続されて、第1主幹漏電ブレーカの二次側電路が順次第2主幹漏電ブレーカに接続されて成り、直列接続された第2のハウジングのうち、第1のハウジングに最後に接続されたハウジングに収容された第2主幹漏電ブレーカの二次側電路の所定の相と、当該所定の相と異なる第1のハウジングに引き込まれた引き込み線の特定の相との間に、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させる1台の感震リレーが接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、1台の感震リレーが地震感知動作すると、第1主幹漏電ブレーカと、少なくとも1台の第2主幹漏電ブレーカが遮断動作する。よって、複数台の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の構成において、電路が単相3線式電路であって、感震リレーが接続される一方の所定の相が中性相であり、他方の特定の相が2つの電圧相のうちの一方であることを特徴とする。
この構成によれば、単相3線式電路で構成される一般住宅用分電盤に適用でき、感震遮断機能を備えた分電盤システムを低コストで構成できる。
本発明によれば、1台の感震リレーが地震感知動作すると、主幹漏電ブレーカと一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカ、或いは第1主幹漏電ブレーカと複数の第2主幹漏電ブレーカが擬似漏電電流を検知して遮断動作する。よって、複数の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。
本発明に係る感震遮断機能付分電盤の一例を示す概略構成図である。 感震リレーのブロック図である。 漏電ブレーカの動作タイミング図であり、(a)は感震リレーが擬似漏電を発生させている期間、(b)は主幹漏電ブレーカが漏電を検知している期間、(c)は主幹漏電ブレーカが遮断動作を開始してから完了するまでの動作時間、(d)は一次送り回路分岐漏電ブレーカが漏電を検知している時間、(e)は一次送り回路分岐漏電ブレーカが遮断動作を開始してから完了するまでの動作時間をそれぞれ示している。 感震遮断機能付分電盤システムの一例を示す構成図である。 感震遮断機能付分電盤システムの他の例を示す構成図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る感震遮断機能付分電盤の一例を示す説明図であり、2本の電圧相L1,L2と中性相Nの3本から成る単相3線式電路(以下、単に「電路」とする。)Aから複数の分岐電路を形成する分電盤10を示している。図1において、1は感震遮断機能を備えた主幹漏電ブレーカ(主幹ELB)、2は分岐ブレーカ、3は感震遮断機能を備えた一次送り回路の分岐漏電ブレーカ(一次送り回路分岐ELB)、4は感震リレー、B1は分岐電路である。
主幹ELB1の一次側には電路Aの引き込み線(一次側電路A1)が接続され、二次側の電路A(二次側電路A2)からは分岐ブレーカ2を介して複数の分岐電路B1が形成されている。また、一次送り回路分岐ELB3は、一次側端子が一次側電路A1に接続されて一次送り回路Cを形成している。尚、一次送り回路Cは例えば太陽光発電設備が接続される。そして、感震リレー4は、主幹ELB1の二次側と一次送り回路分岐ELB3の二次側の間に設置されている。
図2は感震リレー4の回路ブロック図を示している。感震リレー4は、図2に示すように地震を感知して揺れに応じた信号を出力する感震センサ41、感震センサ41からの揺れ情報を受けて震度を判定し、設定された特定の震度以上の揺れであった場合に地震発生信号を出力する感震リレーCPU42、擬似漏電を発生させるブレーカトリップ回路43、擬似漏電を発生させる電路を接続する一対の出力端子(第1端子44a、第2端子44b)44等を備えている。感震リレーCPU42はタイマー42aを備えて地震発生を受けて、一定時間経過したらブレーカトリップ回路43を動作させる。
そして、この感震リレー4は、図1に示すように感震リレー4の第1端子44aは二次側電路A2の中性相Nに接続線S1を介して接続され、第2端子44bは、一次送り回路ELB3の二次側である一次送り回路Cの一方の電圧相L2に接続線S2を介して接続されている。
この接続により、設定された震度以上の地震が発生したら、感震リレーCPU42の制御により一定時間後に感震リレー4のブレーカトリップ回路43が閉路し、接続先の二次側電路A2の中性相Nと一次送り回路Cの電圧相L2との間に、擬似漏電電流である電流iが流れる。しかしながら、一次送り回路分岐ELB3には電流iに対応する電流iL1が中性相Nに流れないし、主幹ELB1にも電流iに対応する電流iL2が電圧相L2に流れないため、主幹ELB1及び一次送り回路分岐ELB3の双方とも漏電発生と判断して遮断動作する。
尚、感震リレー4は、主幹ELB1の二次側電路A2から電源が供給される電源部(図示せず)を有しており、その中の中性相Nに接続された電源線が接続線S1でもあり、接続線S1は一方の電源線を兼用している。また、感震リレー4は地震の発生を外部に通知する地震発生通知部を備えている。
ここで、主幹ELB1と、一次送り回路分岐ELB3の動作タイミングについて説明する。図3は漏電ブレーカの動作タイミング図を示し、この図3を参照して説明する。図3(a)は感震リレー4がオン動作している時間、即ち擬似漏電を発生させている期間、図3(b)は主幹ELB1が漏電を検知している期間、図3(c)は主幹ELB1が遮断動作を開始してから完了するまでの動作時間、図3(d)は一次送り回路分岐ELB3が漏電を検知している時間、図3(e)は一次送り回路分岐ELB3が遮断動作を開始してから完了するまでの動作時間をそれぞれ示している。
図3において、P1〜P2は感震リレー4が地震を感知してブレーカトリップ回路43をオンさせている時間を示し、P2点は主幹ELB1が漏電を検知して遮断動作が完了するタイミングでもある。また、Q1、Q2は擬似漏電の発生を受けて、主幹ELB1或いは一次送り回路分岐ELB3がそれを感知するまでの時間を示し、これは電気的な時間であり遮断動作が完了する機械的動作時間に比べると即時となる。
また、図3(b)、(d)に示すQ3,Q4は漏電を感知してから遮断動作を開始するまでの時間であり、これもQ1,Q2の時間に比べれば長いが瞬時である。尚、P3〜P4は一次送り回路分岐ELB3が遮断動作を開始してから、遮断動作が完了するまでの機械的動作時間を示している。
一方、遮断動作時間の殆どは機械的動作時間であるため長く(例えば、100ms)、漏電ブレーカによりバラツキがある。そのため、2つの漏電ブレーカ1,3に対して、1つの感震リレー4が発生させる擬似漏電電流を直列に流し、主幹ELB1が先に遮断動作しても、その時点で一次送り分岐ELB3は図3に示すP3点で遮断動作を開始しており、双方とも確実に遮断動作する。
但し、漏電ブレーカ1,3には速断型、時延型、反限時型等の動作速度の異なる型があり、組み合わせる漏電ブレーカは同一の型が望ましい。
このように、感震リレー4が地震感知動作すると、主幹ELB1と一次送り回路分岐ELB3の双方に擬似漏電電流が流れるため、双方が漏電を検知して遮断動作する。そのため、1台の感震リレー4により2台の漏電ブレーカ1,3を遮断動作させることができる。加えて、単相3線式電路で構成される一般住宅用分電盤に適用でき、感震遮断機能を備えた分電盤を低コストで構成できる。
図4は感震遮断機能付分電盤システムの一例を示し、2つのハウジング11(第1のハウジング11a,第2のハウジング11b)により構成されている。第1のハウジング11aには、第1主幹漏電ブレーカ(第1主幹ELB)1aと複数の分岐ブレーカ2が収容され、第2のハウジング11bには第2主幹漏電ブレーカ(第2主幹ELB)1bと分岐ブレーカ2が収容されており、この第2のハウジング11bに1台の感震リレー4が設置されている。
そして、第1主幹ELB1aの一次側電路A1は単相3線から成る電路Aの引き込み線が接続され、二次側電路A2は複数の分岐ブレーカ2に接続される一方で、第1のハウジング11aの外へ延設され、第2のハウジング11bの引き込み線として使用されている。第2のハウジング11bでは、この二次側電路A2が第2主幹ELB1bの一次側に接続されている。
また、第1のハウジング11a内には、上記図1と同様に一次送り回路Cが形成されており、一次送り回路分岐ELB3が設置されている。
このように構成された分電盤において、感震リレー4の第1端子44a(図2に示す)は第2のハウジング11bの二次側電路A3の中性相Nに接続線S3を介して接続され、第2端子44bは第1のハウジング11aの一次送り回路ELB3の二次側である一次送り回路Cの一方の電圧相L2に接続線S4を介して接続されている。
この接続により、設定された震度以上の地震が発生したら感震リレー4のブレーカトリップ回路43が閉路して、接続先の二次側電路A3の中性相Nと一次送り回路Cの電圧相L2との間に、擬似漏電電流である電流iが流れる。即ち電路A3に加えて、電路A2及び一次送り回路Cにも電流iが流れる。
しかしながら、一次送り回路分岐ELB3には電流iに対応する電流iL1が中性相Nに流れないし、第1主幹ELB1aにも電流iに対応する電流iL2が電圧相L2に流れない。更に、第2主幹ELB1bにも電流iに対応するiL3が電圧相L2に流れない。よって、一次送り回路分岐ELB3、第1主幹ELB1a、及び第2主幹ELB1bの何れも漏電発生と判断して遮断動作する。そして、この遮断動作は、上記図3に示すように、個々の漏電ブレーカ1a,1b,3に動作バラツキがあっても、電流iを検知して確実に遮断動作する。
このように、1台の感震リレー4が地震感知動作すると、第1主幹ELB1aと、第2主幹ELB1bと、更に一次送り回路Cを形成する一次送り回路ELB3を遮断動作させることができ、複数台の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。加えて、単相3線式電路で構成される一般住宅用分電盤に適用でき、感震遮断機能を備えた分電盤システムを低コストで構成できる。
図5は、感震遮断機能付分電盤システムの他の例を示し、2つのハウジング11(第1のハウジング11a,第2のハウジング11b)により構成されている点は上記図4と共通しているが、第1のハウジングに一次送り回路がない。そして、第2のハウジング11bに、1台の感震リレー4が設置されている。
尚、単相3線から成る電路Aの引き込み線が第1主幹ELB1aに接続され、その二次側電路A2が第2のハウジング11bの引き込み線として使用されている構成は上記図4と同様であるため説明を省略する。以下、感震リレー4の接続及び動作を説明する。
感震リレー4は、第1端子44a(図2に示す)が第2主幹ELB1bの二次側電路A3の中性相Nに接続線S5を介して接続され、第2端子44bは第1主幹ELB1aの一次側電路A1の一方の電圧相L2に接続線S6を介して接続されている。
この接続により、設定された震度以上の地震が発生したら感震リレー4のブレーカトリップ回路43が閉路して、接続先の第2のハウジング11bの二次側電路A3の中性相Nと、第1のハウジング11aの引き込み線である一次側電路A1との間に、擬似漏電電流である電流iが流れる。即ち第2主幹ELB1bの二次側電路A3に加えて、第1主幹ELB1aの二次側電路A2にも電流iが流れる。
しかしながら、第1主幹ELB1aに電流iに対応する電流iL2が電圧相L2に流れないし、第2主幹ELB1bにも電流iに対応するiL3が電圧相L2に流れない。よって、第1主幹ELB1a、及び第2主幹ELB1bの何れも漏電発生と判断して遮断動作する。そして、この遮断動作は、上記図3に示すように、個々の漏電ブレーカ1a,1bに動作バラツキがあっても、電流iを検知して確実に遮断動作する。
このように、1台の感震リレー4が地震感知動作すると、第1主幹ELB1aと、第2主幹ELB1bに擬似漏電電流が流れるため、2つの漏電ブレーカ1a,1bを遮断動作させることができ、複数の漏電ブレーカを遮断動作させる構成を低コストで実現できる。
尚、上記実施形態は、何れも感震リレー4の第1端子44aを中性相N(所定の相)に接続し、第2端子44bを電圧相L2(特定の相)に接続しているが、感震リレー4の第1端子44aの接続相と第2端子44bの接続相とは同一の相でなければ良く、第1端子44aの接続相を他方の電圧相L1とし、第2端子44bの接続相を中性相Nとしても良い。
また、2台或いは3台の漏電ブレーカを1台の感震リレー4により感震遮断動作させる構成を説明したが、電路Aに対して直列に接続された第2主幹ELB1bは複数設置しても良く、即ち第2のハウジング11bを複数設置して、それぞれに設けた第2主幹ELB1bを直列に接続した構成であても本願発明の構成を適用でき、最後の第2主幹ELBと第1主幹ELB1の引き込み線との間に感震リレー4を接続することで、それらの間に配置された主幹ELBを同時に遮断動作させることが可能であり、更に多数の漏電ブレーカを1台の感震リレー4により遮断動作させることができる。
そして、単相3線式電路の分電盤に関して説明したが、単相2線式電路や三相3線式電路に対しても容易に適用できるものである。
1・・主幹漏電ブレーカ、1a・・第1主幹漏電ブレーカ、1b・・第2主幹漏電ブレーカ、2・・分岐ブレーカ、3・・分岐漏電ブレーカ、4・・感震リレー、10・・分電盤、11・・ハウジング、11a・・第1のハウジング,11b・・第2のハウジング、A・・単相3線式電路、C・・一次送り回路。

Claims (5)

  1. 電路の引き込み線が一次側に接続される主幹漏電ブレーカと、前記主幹漏電ブレーカの二次側電路に接続された複数の分岐ブレーカと、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させて前記主幹漏電ブレーカを感震遮断動作させるための感震リレーとを備えた感震遮断機能付分電盤であって、
    前記主幹漏電ブレーカの一次側に接続されて、一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカを具備し、
    前記主幹漏電ブレーカ二次側の所定の相と当該所定の相と異なる前記一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカ二次側の特定の相との間に、前記感震リレーが接続されて成ることを特徴とする感震遮断機能付分電盤。
  2. 前記電路が単相3線式電路であって、前記感震リレーが接続される一方の前記所定の相が中性相であり、他方の前記特定の相が2つの電圧相のうちの一方であることを特徴とする請求項1記載の感震遮断機能付分電盤。
  3. 電路の引き込み線が一次側に接続される第1主幹漏電ブレーカを収容した第1のハウジングと、同様に電路が引き込まれて一次側に接続される第2主幹漏電ブレーカを収容した少なくとも1つの第2のハウジングとを有し、
    前記第2漏電ブレーカへの引き込み線が前記第1主幹漏電ブレーカの二次側電路であって、前記第1のハウジングと第2のハウジングとは電路が直列に接続され、更に第2のハウジングが複数ある場合は第2のハウジング同士も直列に接続されて、前記第1主幹漏電ブレーカの二次側電路が順次第2主幹漏電ブレーカに接続されて成ると共に、
    前記第1のハウジング内は、前記主幹漏電ブレーカの一次側に接続されて、一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカを具備し、
    直列接続された前記第2のハウジングのうち、最後に接続されたハウジングに収容された第2主幹漏電ブレーカ二次側電路の所定の相と、当該所定の相と異なる前記第1のハウジング内の一次送り回路を形成する分岐漏電ブレーカ二次側の特定の相との間に、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させる1台の感震リレーが接続されて成ることを特徴とする感震遮断機能付分電盤システム。
  4. 電路の引き込み線が接続される第1主幹漏電ブレーカを収容した第1のハウジングと、同様に電路が引き込まれて接続される第2主幹漏電ブレーカを収容した少なくとも1つの第2のハウジングとを有し、
    前記第2主幹漏電ブレーカへの引き込み線が前記第1主幹漏電ブレーカの二次側電路であって、前記第1のハウジングと第2のハウジングとは電路が直列に接続され、更に第2のハウジングが複数ある場合は第2のハウジング同士も直列に接続されて、前記第1主幹漏電ブレーカの二次側電路が順次第2主幹漏電ブレーカに接続されて成り、
    直列接続された前記第2のハウジングのうち、前記第1のハウジングに最後に接続されたハウジングに収容された第2主幹漏電ブレーカの二次側電路の所定の相と、当該所定の相と異なる前記第1のハウジングに引き込まれた前記引き込み線の特定の相との間に、特定の震度以上の地震が発生したら擬似漏電を発生させる1台の感震リレーが接続されて成ることを特徴とする感震遮断機能付分電盤システム。
  5. 前記電路が単相3線式電路であって、前記感震リレーが接続される一方の前記所定の相が中性相であり、他方の前記特定の相が2つの電圧相のうちの一方であることを特徴とする請求項3又は4記載の感震遮断機能付分電盤システム。
JP2016098132A 2016-05-16 2016-05-16 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム Active JP6656080B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098132A JP6656080B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098132A JP6656080B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017208884A true JP2017208884A (ja) 2017-11-24
JP6656080B2 JP6656080B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=60416680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016098132A Active JP6656080B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6656080B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108321A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Nitto Kogyo Kk 感震リレーを備えた分電盤
JP2015177660A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 日東工業株式会社 系統連系システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108321A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Nitto Kogyo Kk 感震リレーを備えた分電盤
JP2015177660A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 日東工業株式会社 系統連系システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6656080B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3054821A1 (en) Communication enabled circuit breakers and circuit breaker panels
JP6664093B2 (ja) 遮断制御装置、遮断制御システム、及び分電盤
KR101320373B1 (ko) 변압기를 구비한 결상복구장치 및 그 설치공법
JP2015523847A (ja) 太陽電池パネルにおける逆電流障害の防止
JP6413113B2 (ja) 系統連系システム
JP6385684B2 (ja) 差込接続ユニット
KR20150013105A (ko) 전력계통의 결상 시 결상복구장치
JP2015173522A (ja) 分電盤
JP2018007465A (ja) 感震遮断装置及び住宅用分電盤
JP2017208884A (ja) 感震遮断機能付分電盤、及び感震遮断機能付分電盤システム
JP6830031B2 (ja) 感震遮断システム
JP6742226B2 (ja) 感震遮断システム
JP2017055485A (ja) 分電盤
JP6704282B2 (ja) 感震遮断機能付分電盤
JP6769841B2 (ja) 感震遮断システム
JP6281903B2 (ja) 差込接続ユニット
JP2015176755A (ja) 感震プラグ装置
JP6803146B2 (ja) 感震遮断機能付分電盤
JP2009043455A (ja) リミッタ
RU2604868C1 (ru) Универсальный электронный модуль распределения и защиты электрической сети от токов перегрузки, утечки и короткого замыкания
JP4562160B2 (ja) 感震装置
JP2017216777A (ja) 感震遮断機能付分電盤
JP6670679B2 (ja) 外部制御機能付ブレーカ及び感震遮断機能付分電盤
JP4829023B2 (ja) 漏れ電流検出回路
JP2017208938A (ja) 感震遮断機能付分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6656080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250