JP2017207990A - 情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の利便性の向上を図ること。
【解決手段】複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムにおいて、カード番号および利用目的に関する情報の入力を受け付けた端末装置が送信した情報提供要求に基づいて、情報提供装置において利用候補施設を特定するとともに、当該情報提供要求に基づいて別の端末装置を特定し、特定された別の端末装置に対して利用者通知情報を送信するとともに、情報提供要求の送信元の端末装置に対して、別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信する。そして、端末装置において、情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信するようにした。
【選択図】図1A

Description

この発明は、大型ショッピングモールなどの施設を利用する利用者に対して情報を提供する情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムに関する。
従来、利用者が所望する条件に適合する施設を検索し、検索された施設の名称のリストを表示したり、検索された施設を地図上に重ねて表示したりすることによって、利用者が所望する施設を案内するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1、2を参照。)。
また、従来、利用者が事前に登録した友達のクレジットカードの利用履歴を収集し、収集された利用履歴に基づいて、各店舗に対する友達の過去の利用状況に関する情報(友達の写真・イラスト、および利用回数)を、周辺施設に関する情報とともに案内するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照。)。
特開2014−32013号公報 特許第4723729号公報 特開2015−69394号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、いずれも、検索された施設や当該施設までの移動経路などを直接的に案内するため、たとえば、近年普及している大型ショッピングセンターをはじめて利用する利用者などのように、どのような店舗が入っているかを把握していない利用者の場合、所望の店舗にたどり着くまでに苦労し、利便性に劣るという問題があった。
また、上述した従来の技術は、いずれも、たとえば、検索された施設の名称のリストや所在地を示す地図などを案内するため、所望する施設にたどり着くまでの間、多くの人とすれ違ったり曲がったり階床を上下しながら移動することが多い大型ショッピングセンターなどにおいては、利用者が所望する施設にたどり着くまでに苦労し、利便性に劣るという問題があった。
また、上述した従来の技術は、上記のように利便性に劣るため、数多くの店舗などの施設を備えた大型ショッピングセンターであるにもかかわらず、店舗を存分に利用することができず、利用効率に劣るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、利用者の利便性の向上を図ることができる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムを提供することを目的とする。
また、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、施設の利用促進を図ることができる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる情報提供システムは、複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムであって、前記端末装置が、利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信する要求送信手段を備え、前記情報提供装置が、前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段によって受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定する施設特定手段と、前記要求受信手段によって受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と前記施設特定手段によって特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定する端末特定手段と、前記端末特定手段によって特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信する送信手段と、を備え、前記端末装置の要求送信手段が、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信することを特徴とする。
また、この発明にかかる情報提供システムは、上記の発明において、前記情報提供装置が、前記要求受信手段によって受信された情報提供要求を形態素解析する解析手段を備え、前記施設特定手段が、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記複数の施設の中の特定の施設を利用施設に特定し、前記端末特定手段が、前記情報提供要求の送信元の端末装置から当該利用施設までの移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる情報提供方法は、複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムを用いておこなう情報提供方法であって、前記端末装置において、利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信し、前記情報提供装置において、前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信した場合に、受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定し、前記受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と、特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定し、特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信し、前記端末装置において、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信するようにしたことを特徴とする。
また、この発明にかかる情報提供プログラムは、複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムに実行させる情報提供プログラムであって、前記端末装置のコンピュータに、利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信させ、前記情報提供装置のコンピュータに、前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信した場合に、受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定させ、前記受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と、特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定させ、特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信させ、前記端末装置のコンピュータに、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信させるようにしたことを特徴とする。
この発明にかかる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムによれば、利用者の利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、この発明にかかる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムによれば、施設の利用促進を図ることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の情報提供システムのシステム構成を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の情報提供システムが適用される施設の一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の情報提供装置を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 端末装置を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態の店舗データベースの一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の利用者データベースの一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態のディスプレイに表示される表示画面例を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態のディスプレイに表示される表示画面例を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態のディスプレイに表示される表示画面例を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態のディスプレイに表示される表示画面例を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態のディスプレイに表示される表示画面例を示す説明図(その5)である。 情報提供システムの機能的構成を示すブロック図である。 端末装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 情報提供装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(情報提供システムのシステム構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の情報提供システムのシステム構成について説明する。図1Aは、この発明にかかる実施の形態の情報提供システムのシステム構成を示す説明図である。
図1において、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100は、たとえば、敷地内に、商品を販売する店舗やサービスを提供する店舗などの複数の施設を備えるショッピングモール(ショッピングセンター)などに適用することができる(図1Bを参照)。情報提供システム100は、特に、大型のショッピングモールに適用することにより、利用者の利便性の一層の向上を図ることができる。
情報提供システム100は、情報提供装置110と、端末装置120と、を備えている。情報提供装置110と各端末装置120とは、Wi−Fi(Wireless Fidelity)などの無線通信規格を利用して相互に通信可能とされている。情報提供装置110と各端末装置120とは、直接通信するものに限らない。たとえば、情報提供装置110と各端末装置120との間に、所定数の中継機(図示を省略する)を設け、情報提供装置110と中継機、中継機と各端末装置120との間で通信をおこなってもよい。また、必要に応じて、中継機どうしの間で通信をおこなってもよい。
情報提供装置110は、たとえば、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置によって実現することができる(図2Aを参照)。情報提供装置110は、たとえば、情報提供システム100の運用者あるいは施設の運用者などによって管理される。情報提供装置110は、店舗データベース(図3Aを参照)などの各種のデータベースを備えている。店舗データベースについては説明を後述する。
情報提供装置110は、さらに、インターネットなどのネットワーク101に接続されている。これにより、情報提供装置110は、インターネットなどのネットワーク101を介して、カード会社などが管理するカード会社サーバ102との間で通信することができる。
カード会社サーバ102は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置と同様のコンピュータ装置によって実現することができる。カード会社サーバ102は、カードの利用者(カード会員)に関する情報を記憶する利用者データベース(図3Bを参照)を備えている。利用者データベースについては、説明を後述する。
端末装置120は、ショッピングモール内に複数設けられている。端末装置120は、所定の媒体に記憶された非接触方式により読み取りをおこなうカードリーダ(図2Bを参照)や、利用者との間で情報のやりとりをおこなうディスプレイ121を備えている。端末装置120の外観は、目や口が設けられた親しみやすい形態としてもよい。
この実施の形態において、非接触方式のカードリーダが読み取り対象とする所定の媒体は、たとえば、利用者のクレジットカード130に設けられたICチップによって実現することができる。このようなクレジットカード130は、ICチップとコイル型アンテナとを備えている。
ICチップは、クレジットカード130に固有のカード番号を記憶している。カード番号は、クレジットカード130を識別できる情報であればよく、たとえば、利用者が加入しているクレジットカード会社が当該利用者に割り当てた会員番号によって実現してもよく、カードに設けられたICチップの製造番号によって実現してもよい。
各端末装置120には、それぞれ固有の識別情報(端末装置120の識別情報)が割り当てられている。端末装置120の識別情報は、たとえば、情報提供システム100の運用者などが任意に設定することができる。
端末装置120は、情報提供装置110との間で通信をおこなう際には、自装置に割り当てられた識別情報を含む情報を送信する。これにより、情報提供装置110は、いずれの端末装置120から送信された情報であるかを判別することができる。
(施設の概要)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100が適用される施設の概要について説明する。図1Bは、情報提供システム100が適用される施設の一例を示す説明図である。情報提供システム100は、図1Bに示すように、敷地(建物)内に設けられた複数の店舗140を備えるショッピングモールに適用することができる。
ショッピングモールは、図1Bに示す、複数の店舗140が配置された階床141を複数備えた建物によって実現されるものであってもよい。また、ショッピングモールは、複数の店舗140が配置された階床141を複数備えた建物が、敷地内に複数建設されて構成されていてもよい。
また、ショッピングモールは、単一の建物内に複数の店舗140が設けられた形態に限らず、それぞれが独立した複数の店舗施設が、所定の敷地内に配置されて構成されていてもよい。すなわち、情報提供システム100は、たとえば、商店街などに適用することができる。
端末装置120は、敷地内の複数箇所に配置される。端末装置120は、定位置に固定されていてもよく、定期的あるいは不定期に移動(配置換え)されるものであってもよい。また、端末装置120は、モーターや、当該モーターに輪列を介して接続されたキャスターなどを備え、自走することによって定期的あるいは不定期に移動するものであってもよい。
(情報提供装置110のハードウエア構成の一例)
つぎに、情報提供装置110のハードウエア構成の一例について説明する。図2Aは、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図2Aにおいて、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置は、CPU(Central Processing Unit)211と、メモリ212と、ネットワークI/F(Interface)213と、を備えている。コンピュータ装置が備える各部211〜213は、バス210によってそれぞれ接続されている。CPU211は、コンピュータ装置の全体の制御をつかさどる。
メモリ212は、ブートプログラムなどのプログラムや各種のデータベースを構成するデータなどを記憶している。また、メモリ212は、この発明にかかる実施の形態の情報提供プログラムを記憶している。メモリ212は、たとえば、業務内容データベースや遺言書データベースを構成するデータなどを記憶している。また、メモリ212は、CPU211のワークエリアとして使用される。メモリ212は、たとえば、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)およびHD(Hard Disc)などによって実現することができる。
ネットワークI/F213は、ネットワーク101に接続され、コンピュータ装置の内部と外部装置とのインターフェイスをつかさどり、コンピュータ装置の内部と、端末装置120やカード会社サーバ102などの外部装置と、の間におけるデータの入出力を制御する。また、ネットワークI/F213は、電話回線網に接続され、利用者のスマートフォン(あるいは、携帯型電話機、PHS)などに対して、電子メールなどを送信する際に用いることができる。
(端末装置120のハードウエア構成の一例)
つぎに、端末装置120のハードウエア構成の一例について説明する。図2Bは、端末装置120を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図2Bにおいて、端末装置120は、CPU221と、メモリ222と、ネットワークI/F223と、カードリーダ224と、ディスプレイ121と、操作部225と、カメラ226と、マイク227と、スピーカー228と、プリンタ229と、を備えている。端末装置120が備える各部121、221〜229は、バス220によってそれぞれ接続されている。
CPU221は、端末装置120の全体の制御をつかさどる。CPU221は、メモリ222が記憶する各種のプログラムやデータを用いて、端末装置120の全体の制御をつかさどる。メモリ222は、フラッシュメモリなどによって実現することができる。ネットワークI/F223は、端末装置120の内部と、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置とのインターフェイスをつかさどる。
カードリーダ224は、利用者のクレジットカード130のICチップに送信する送信信号を復調する復調器、当該復調器が復調した送信信号の電波(電磁波、交流磁界)を発するアンテナ、当該アンテナを介してICチップから受信した信号を変調する変調器、などによって構成することができる。カードリーダ224は、復調する送信信号をCPU221から受信し、アンテナを介して外部に出力する。また、カードリーダ224は、アンテナを介して受信し、変調器によって変調された信号をCPU221に出力する。
非接触型のICチップを備えたクレジットカード130は、ICチップとともにクレジットカード130内に埋め込まれたアンテナによって、カードリーダ224から送信される電波を受信し、受信した電波をエネルギーに変換して電源とし、当該電源を用いてカードリーダ224との間で無線でデータのやりとりをおこなう。
カードリーダ224は、クレジットカード130のICチップとの間で、上記のような非接触方式により通信をおこなうものに限らない。非接触方式により読み取りをおこなうカードリーダ224に代えて、ICチップに接続された接点(端子)を備えるクレジットカード130を用いて、当該接点(端子)に端子を接触させることによって当該ICチップに記憶された情報を読み取る接触式のカードリーダを用いてもよい。また、非接触方式により読み取りをおこなうカードリーダ224に代えて、たとえば、磁気ヘッドを備え、磁気ストライプを備えた磁気カードとの間で通信をおこなうカードリーダを用いてもよい。
ディスプレイ121は、操作内容や、利用者に対する案内情報などを表示する。ディスプレイ121は、利用者による操作を待機している間、たとえば、ショッピングモール内の店舗の宣伝や、イベントの案内情報などを表示する。ディスプレイ121は、たとえば、主に液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどによって実現することができる。
具体的には、たとえば、液晶パネルによって実現されるディスプレイ121は、透明電極が組み込まれた一対のガラス基板によって液晶材料(液晶分子)を挟み、このガラス基板に偏光フィルタを設けることによって構成されている。液晶パネルは、電極に電圧を加えて液晶分子の向きを変化させることによって、ガラス基板を透過する光の状態を制御する。また、液晶パネルは、光源として、バックライトを備えている。これにより自らは発光しない液晶分子が表示する画像を照明することができる。
操作部225は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。操作部225は、たとえば、タッチパネルやキーボードなどによって実現することができる。タッチパネルやキーボードなどによって実現される操作部225は、当該操作部225に対する入力操作に応じた信号をCPU221に対して出力する。
操作部225をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイ121の表示面側に積層される。タッチパネルは、指やペンなどの筆記部材が接触したことを検出した場合に、タッチパネルに対する筆記部材の接触位置に応じた電気信号を出力する。
カメラ226は、CPU221によって制御されて撮像対象を撮像し、画像データを生成する。具体的に、カメラ226は、利用者が操作部225に対して所定の入力操作をした場合に、端末装置120の前にいる利用者を撮像する。カメラ226によって生成された画像データは、CPU221に出力される。
マイク227は、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。マイク227を用いることにより、利用者は、端末装置120に対して、音声によって利用目的を入力することができる。スピーカー228は、たとえば、操作内容を案内するためのデジタル形式の音声データをデジタル/アナログ変換し、アナログ形式の音声データに基づいてスピーカーコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。
プリンタ229は、所定の用紙に対して決済の内容などを記録する記録処理をおこなうことによってクーポンを発行する。プリンタ229は、たとえば、感熱発色性を有する記録媒体に複数の発熱素子を備えるサーマルヘッドを当接させ、該当する発熱素子を選択的に発熱させることによって記録処理をおこない、クーポンを発行する。発行されたクーポンは、端末装置120に設けられた所定の発行位置から、当該端末装置120の外に排出される。プリンタ229は、サーマルヘッドを備えたプリンタに限るものではなく、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなど公知の各種の印字方式のプリンタによって実現することができる。
(店舗データベースの一例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の店舗データベースの一例について説明する。図3Aは、店舗データベースの一例を示す説明図である。図3Aにおいて、店舗データベース310は、たとえば、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるメモリ212に設けることができる。
店舗データベース310は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が一体的に備えるメモリ212に記憶されているものに限らず、情報提供装置110とは別体で設けられた記憶装置に記憶されていてもよい。また、店舗データベース310は、単一の記憶装置に設けられるものに限らず、たとえば、それぞれが別の記憶装置に設けられていてもよい。
店舗データベース310は、店舗IDごとに、当該店舗IDによって識別される各店舗の位置、各店舗の分類(店舗分類)、各店舗の取扱商品分類、各店舗が提供するサービス(店舗サービス)などの情報を関連付けて記憶している。店舗の位置は、たとえば、店舗の位置座標やフロアの番号(階床数)などの情報によって特定することができる。
店舗分類は、店舗の種類を示す。具体的に、店舗分類は、たとえば、「飲食店」、「紳士服店」、「子供服店」、「理容店」、「雑貨店」、「文房具店」、「書籍店」、「食料品店」、「薬局」、「スポーツ用品店」、「ペットショップ」などのように、各店舗が分類される一般的な種類を示す。
店舗の取扱商品分類は、各店舗が取り扱う具体的な商品やサービスの分類を示す。具体的に、たとえば、「飲食店」に分類される店舗の取扱商品分類は、「和食」、「寿司」、「アルコール」、「甘味」などのように、各店舗が取り扱う具体的な商品の種類を示す。このため、店舗の取扱商品分類は、同一の店舗分類であっても、店舗ごとに異なる場合がある。
店舗サービスは、各店舗が提供する具体的なサービスの内容を示す。具体的に、店舗サービスは、たとえば、「11:00〜15:00 ランチタイムサービス有」、「2016年3月1日〜2016年4月10日 ネクタイセール」などのように、サービスの内容と当該サービスが提供される期間を示す。店舗データベース310においては、店舗サービスに関する情報は各店舗(の店員など)が適宜更新することができる。
(利用者データベースの一例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の利用者データベースの一例について説明する。図3Bは、利用者データベースの一例を示す説明図である。図3Bにおいて、利用者データベース320は、たとえば、カード会社サーバ102を実現するコンピュータ装置が備えるメモリに設けることができる。
利用者データベース320は、カード会社サーバ102を実現するコンピュータ装置が一体的に備えるメモリに記憶されているものに限らず、カード会社サーバ102とは別体で設けられた記憶装置に記憶されていてもよい。また、利用者データベース320は、単一の記憶装置に設けられるものに限らず、たとえば、それぞれが別の記憶装置に設けられていてもよい。
利用者データベース320は、カード番号などの利用者の識別情報ごとに、当該カード番号によって識別される利用者の氏名、当該利用者によるクレジットカード130の利用履歴や、クレジットカード130を利用した時点における属性(利用属性)などの情報を関連付けて記憶する。
利用履歴は、具体的には、たとえば、クレジットカード130を用いて決済をおこなった日時(利用日時)や、当該決済をおこなった店舗(利用店舗)、当該決済にかかる金額(利用金額)などの情報を含んでいる。利用店舗は、店舗名であってもよく、店舗名に代えてあるいは店舗名に加えて、当該店舗に割り当てられた識別情報であってもよい。
利用属性は、具体的には、たとえば、クレジットカード130を用いて決済をおこなった店舗属性や、当該決済をおこなった時点における天候などの情報を含む。また、利用属性は、具体的には、たとえば、クレジットカード130を用いて決済をおこなった日が平日(月〜金曜日)であるか、休日(土日祝日)であるかを示す情報や、当該決済をおこなった店舗がセール中であったか否かを示す情報などを含んでいてもよい。該当する店舗がセール中であったか否かを示す情報は、たとえば、クレジットカード130を用いて決済をおこなう際に、情報提供装置110とカード会社サーバ102との間で通信をおこなうことによって取得することができる。
また、利用者データベース320は、カード番号ごとに、あるいは、カード番号に代えて、利用者の識別情報を関連付けて記憶していてもよい(図3Bにおいては図示を省略する)。利用者の識別情報は、たとえば、カード番号によって識別される利用者の生体情報によって実現することができる。生体情報は、たとえば、利用者の顔認証に用いる顔画像情報や、利用者の光彩に関する情報や、利用者の指紋画像情報などによって実現することができる。
(表示画面例)
つぎに、ディスプレイ121に表示される表示画面例について説明する。図4A〜図4Eは、この発明にかかる実施の形態のディスプレイ121に表示される表示画面例を示す説明図である。図4Aに示す表示画面410は、利用者による利用を待機している際に、ディスプレイ121に表示される。
表示画面410には、「カードをかざしてください。」などのように、表示画面410を表示中の端末装置120に対しておこなう操作を案内するメッセージ411が表示されている。また、表示画面410には、カードをかざす位置を案内するメッセージ412やイラスト413などが表示されていてもよい。
図4Bに示す表示画面420は、図4Aに示す表示画面410の表示中に、端末装置120が利用者のカード情報を読み取った場合に、ディスプレイ121に表示される。利用者のカード情報は、端末装置120の所定の位置に、利用者のカードがかざされることによって読み取ることができる。表示画面420には、「ご利用目的を入力してください。」などのように、表示画面420を表示中の端末装置120に対しておこなう操作を案内するメッセージ421が表示されている。
また、表示画面420には、「喫茶」、「お食事」、「お酒」、「服」、「靴」、「帽子」、「文房具」、「本」、「CD」などのように、利用者による店舗の利用目的となる複数の候補に対応する複数の操作キー422が表示されている。複数の操作キー422は、たとえば、それぞれが、店舗データベース310における店舗分類に相当する項目を示す。利用者は、複数の操作キー422が示す候補の中に、自身の利用目的に合致する候補がある場合、当該合致する候補に対応する操作キー422を操作する。
また、表示画面420には、操作キー422の操作によって選択された利用目的を表示する利用目的入力ボックス423や、当該利用目的入力ボックス423に入力された利用目的に基づく店舗の検索を指示する「決定」キー424などが表示されている。利用目的入力ボックス423には、「決定」キー424が操作されるまでに操作された、複数の操作キー422に対応する利用目的を入力できるようにしてもよい。
また、表示画面420には、「店名入力」、「その他」などの操作キー425が表示されている。利用する店舗が決まっている利用者は、「店名入力」の操作キー425を操作する。また、表示画面420に、利用者の目的があらわされていない場合、当該利用者は、「その他」の操作キー425を操作する。端末装置120は、「店名入力」、「その他」の操作キー425が操作された場合、図4Cに示す表示画面430をディスプレイ121に表示させる。
また、表示画面420には、「オススメ」操作キー426や「店内地図を表示する」操作キー427が表示されている。端末装置120は、「オススメ」操作キー426が操作された場合、ショッピングモール側が選択した1または複数の店舗に関する情報をディスプレイ121に表示させる。
具体的に、端末装置120は、「オススメ」操作キー426が操作されると、情報提供装置110との間で通信をおこない、情報提供装置110によって選択された1または複数の店舗に関する情報を受信して、受信した情報をディスプレイ121に表示させる。情報提供装置110は、たとえば、店舗の混雑状況や時間帯に基づいて、もっとも利用促進をしたい店舗を選択する。また、情報提供装置110は、たとえば、店舗分類ごとに1つの店舗を選択してもよい。具体的に、飲食店の店舗分類から1店舗、その他の店舗分類から1店舗を選択する。
また、具体的に、端末装置120は、「店内地図を表示する」操作キー427が操作された場合、複数の店舗が配置された各階床のイラスト(図1Bを参照)をディスプレイ121に表示させる。各階床のイラストは、1画面内に複数の階床のイラストを表示させてもよく、1画面内に1つの階床のイラストのみを表示させてもよい。1画面内に1つの階床のイラストを表示させる場合、ディスプレイ121に、表示させる階床を切り替える操作キー(図示を省略する)を表示させる。
図4Cに示す表示画面430は、上記のように、表示画面420において「店名入力」、「その他」の操作キー425が操作された場合に、ディスプレイ121に表示される。表示画面430には、利用目的を仮名文字で入力するための複数の操作キー431aを備える操作キー群431や、当該操作キー群431における各操作キー431aの操作による入力内容を表示する入力ボックス432などが表示されている。
操作キー群431には、入力の文字種別を切り替える操作キー431b、431cが含まれている。具体的に、操作キー群431においては、入力の文字種別を切り替える操作キーとして、仮名文字をアルファベットに切り替える「ABC」の操作キー431bや、仮名文字をアラビア数字に切り替える「123」の操作キー431cなどが設けられている。
また、操作キー群431には、入力ボックス432に入力された内容を決定する「決定」キー431d、入力ボックス432におけるカーソル位置(文字入力位置)を調整するカーソルキー431e、入力ボックス432に入力された文字を消去する「一字消」キー431f、入力ボックス432にスペース(空白)を入力するスペースキー431gなどが含まれている。
利用者は、「店名入力」の操作キー425の操作に応じて表示された表示画面430において、利用する店舗名を入力した後、複数の操作キー431のうちの「決定」キー431dを操作する。また、利用者は、「その他」の操作キー425の操作に応じて表示された表示画面430において、利用目的を、キーワードあるいは文章の形式で入力する。
また、表示画面430には、「前画面に戻る」キー433や、「はじめからやり直す」キー434などが表示されている。利用者は、操作をやり直したい場合に、適宜、「前画面に戻る」キー433や、「はじめからやり直す」キー434を操作して、ディスプレイ121に表示される表示画面を切り替えることができる。
図4Dに示す表示画面440は、表示画面420において「決定」キー424が操作された場合、あるいは、表示画面430において「決定」の操作キー431dが操作された場合に、ディスプレイ121に表示される。表示画面440には、表示画面420あるいは表示画面430において入力された利用目的に基づいて、情報提供装置110によって検索された利用候補となる店舗に関する情報441が表示されている。
利用候補となる店舗に関する情報441は、店舗名を示す情報や、店舗の場所を示す情報によって実現することができる。表示画面440において、店舗の場所を示す情報は、店舗に割り当てられた識別情報を示す操作キー442の形態で表示されている。端末装置120は、操作キー442が操作された場合、該当する店舗の位置を示す店内地図(図1Bを参照)を表示する。該当する店舗の位置は、たとえば、店内地図において該当する店舗を強調して表示する。
また、利用候補となる店舗に関する情報は、利用候補となる各店舗で利用可能なクーポンの有無を示す情報によって実現することができる。表示画面440において、クーポンの有無は、クーポン発行キー443の操作の有無によって実現することができる。端末装置120は、クーポン発行キー443が操作された場合、プリンタ229によって、該当する店舗のクーポンを発行する。
また、利用候補となる店舗に関する情報は、利用候補となる各店舗を利用できるまでの予測待ち時間を示す情報444によって実現することができる。さらに、利用候補となる店舗に関する情報は、利用候補となる店舗の利用を予約する予約キー445を含んでいてもよい。これにより、飲食店などの店舗の予約を、端末装置120においておこなうことができる。
図4Eに示す表示画面450は、後述する利用者通知情報を受信した別の端末装置120において、が操作された場合に、ディスプレイ121に表示される。表示画面450は、受信された利用者通知情報に基づいて、たとえば、「○○さんですね。私は、AAAです。お待ちしていました。BBBから、ご希望の施設などご要望を伺っています。次の場所では、CCCが待機しています。」などのメッセージを出力する。利用者通知情報に基づいて出力されるメッセージは、音声によって出力されるものであってもよく、ディスプレイ121に文字を表示させることによって出力されるものであっても、いずれであってもよい。図4Eにおいて“AAA”、“BBB”、“CCC”は、あらかじめ設定された、端末装置120を識別する識別情報(ニックネームなど)によって実現することができる。
(情報提供システム100の機能的構成)
つぎに、情報提供システム100の機能的構成について説明する。図5は、情報提供システム100の機能的構成を示すブロック図である。図5において、情報提供システム100の機能は、端末装置120の機能と、情報提供装置110の機能と、によって実現される。端末装置120の機能は、記憶部511と、入力受付部512と、要求生成部513と、要求送信部514と、受信部515と、案内部516と、によって実現することができる。
記憶部511は、自装置に割り当てられた識別情報を記憶している。定位置に固定されている端末装置120の場合、記憶部511は、自装置の位置情報を記憶している。端末装置120の位置情報は、具体的には、たとえば、各端末装置120の位置座標やフロアの番号(階床数)などの情報によって実現することができる。
また、記憶部511は、受信部515によって受信される利用者通知情報を記憶する。利用者通知情報は、別の端末装置120から情報提供装置110に対して送信される情報提供要求に基づいて生成され、情報提供装置110から送信される。また、記憶部511は、入力受付部512によって入力を受け付けたカード情報などの個人識別情報や利用目的に関する情報を記憶してもよい。記憶部511の機能は、CPU221やメモリ222などによって実現することができる。
入力受付部512は、利用者による個人識別情報の入力や利用目的の入力を受け付ける。個人識別情報は、個人を識別できる情報であって、たとえば、カード情報や顔識別情報などの生体情報によって実現することができる。具体的に、たとえば、カード情報によって個人識別情報を実現する場合、入力受付部512は、CPU221によって制御されるカードリーダ224により、クレジットカード130のICチップとの間で非接触方式による通信をおこなうことによって、カード情報(個人識別情報)の入力を受け付ける。このため、カード情報によって個人識別情報を実現する場合、CPU221、メモリ222、カードリーダ224などによって入力受付部512の機能の一部を実現することができる。
また、具体的に、たとえば、顔識別情報によって個人識別情報を実現する場合、入力受付部512は、表示画面410における所定の位置(たとえば、ハートマークの位置)に利用者が触れたときにカメラ226を起動して利用者を撮像し、撮像した画像に基づいて、顔認証処理をおこない、個人識別情報を取得する。このため、顔識別情報によって個人識別情報を実現する場合、CPU221、メモリ222、カードリーダ224などによって入力受付部512の機能の一部を実現することができる。
端末装置120は、表示画面410における所定の位置(たとえば、ハートマークの位置)に利用者が触れた場合のみならず、利用者が端末装置120に対して所定範囲内に近づいたことを検出した場合に、カメラ226のレンズを当該利用者に向け、対象とする利用者を撮影するようにしてもよい。これにより、利用者による格別な操作を介することなく、利用者を撮影し、個人識別情報を抽出することができる。
また、入力受付部512は、操作部225に対する入力操作を受け付けることによって、利用目的の入力を受け付ける。このため、入力受付部512の機能の一部は、CPU221、メモリ222、操作部225などによって実現することができる。
要求生成部513は、入力受付部512によって入力を受け付けたカード情報や利用目的に基づいて、情報提供要求を生成する。情報提供要求は、入力受付部512によって入力を受け付けたカード情報や利用目的に関する情報と、端末装置120の位置情報と、を含む。
たとえば、端末装置120が定位置に固定されている場合、端末装置120の位置情報は、記憶部511を参照して取得することができる。この場合、要求生成部513は、記憶部511を参照して自装置の位置情報を取得し、取得した自装置の位置情報と、入力受付部512によって入力を受け付けたカード情報や利用目的に関する情報と、を含む情報提供要求を生成する。
端末装置120が定期的あるいは不定期に移動する場合、要求生成部513は、IMES(Indoor Messaging System)端末から送信される、IMES端末の位置情報に基づいて、自装置の位置を特定することができる。IMES端末の位置情報は、具体的には、たとえば、各IMES端末の位置座標やフロアの番号(階床数)などの情報によって実現することができる。
IMESにおいては、各IMES端末が送信する位置情報を所定の受信機(GPS受信機など)によって受信することにより、当該受信機(受信機を備える端末装置120)の位置を特定することができる。このため、端末装置120が定期的あるいは不定期に移動する場合、ショッピングモールの各所にIMES端末を設置しておく。また、端末装置120が定期的あるいは不定期に移動する場合、各端末装置120に、GPS受信機を設けておく。IMESを利用することにより、既存のGPS受信機を用いて端末装置120の位置を特定することができる。IMESについては、公知の技術であるため説明を省略する。
利用目的に関する情報は、たとえば、操作キー422の操作によって選択された利用目的、表示画面430において入力された利用する店舗名や、キーワードあるいは文章の形式で入力された利用目的などを示す情報によって実現することができる。要求生成部513の機能は、CPU221やメモリ222などによって実現することができる。
要求送信部514は、要求生成部513によって生成された情報提供要求を、情報提供装置110に対して送信する。受信部515は、情報提供装置110から送信される各種の情報を受信する。具体的に、受信部515は、たとえば、情報提供装置110から送信される案内情報の出力指示や、利用者通知情報を受信する。要求送信部514および受信部515の機能は、CPU221、メモリ222、ネットワークI/F223などによって実現することができる。
案内情報は、当該案内情報の出力指示を受信した端末装置120から、情報提供装置110によって特定された別の端末装置120への移動を促す情報であって、端末装置120が情報提供装置110に対して情報提供要求を送信した場合に、情報提供装置110から当該端末装置120に対して送信される。利用者通知情報は、案内情報の出力指示を受信した端末装置120とは別の端末装置120に対して、情報提供装置110から送信される情報であって、利用者の識別情報(カード番号)や利用目的に関する情報を含んでいる。
また、受信部515は、各店舗のサービスやイベントに関する情報などを受信する。各店舗のサービスやイベントに関する情報は、たとえば、店舗データベース310に記憶された情報に基づいて、情報提供装置110から定期的あるいは不定期に送信される。上記のように、店舗データベース310においては、店舗サービスに関する情報は、店舗の店員などが適宜更新することができる。このため、情報提供装置110は、たとえば、店舗データベース310における店舗サービスに関する情報が更新されるごとに、各店舗のサービスやイベントに関する情報を端末装置120に送信するようにしてもよい。
案内部516は、受信部515によって受信された出力指示に基づいて、案内情報を出力する。案内部516は、たとえば、別の端末装置120への移動を促すメッセージや地図をディスプレイ121に表示させることによって、案内情報を出力する。この場合、案内部516の機能は、CPU221、メモリ222、ディスプレイ121などによって実現することができる。
案内部516は、たとえば、ディスプレイ121への表示に代えて、あるいはディスプレイ121への表示に加えて、別の端末装置120への移動を促す音声ガイダンスをスピーカー228から出力させることによって、案内情報を出力してもよい。この場合、案内部516の機能は、CPU221、メモリ222、スピーカー228などによって実現することができる。
案内部516は、個人を識別する情報として、カード情報にかかる氏名を出力(音声、表示)したり、カメラ226で取得した顔識別情報を出力してもよい。情報提供装置110が端末装置120を識別する識別情報(ニックネームなど)を持つとして、案内部516は移動経路上で1つ手前の端末装置120の識別情報を出力してもよい。案内部516は、次に移動する先の端末装置120の識別情報を出力してもよい。これにより、情報提供システム100を介して利用者に対して歓迎の意を表し、いわゆる「おもてなし」をしているような演出をおこなうことができる。
情報提供装置110の機能は、記憶部521と、要求受信部522と、施設特定部523と、解析部524と、端末特定部525と、送信部526と、によって実現することができる。記憶部521は、店舗データベース310などのデータベースを記憶する。記憶部521の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211やメモリ212などによって実現することができる。
要求受信部522は、端末装置120から送信される情報提供要求を受信する。要求受信部522の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211、メモリ212、ネットワークI/F213などによって実現することができる。
施設特定部523は、要求受信部522によって受信された情報提供要求に基づいて、当該情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、敷地内に設けられた複数の施設の中から利用候補施設を特定する。施設特定部523の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211やメモリ212などによって実現することができる。
具体的に、施設特定部523は、たとえば、要求受信部522によって受信された情報提供要求が、端末装置120において、操作キー422の操作によって選択された利用目的に関する情報を含む情報提供要求である場合、店舗データベース310を参照して、指定された操作キー422に相当する店舗分類と同じ店舗分類の店舗を特定する。つぎに、要求受信部522によって受信された情報提供要求に含まれる端末装置120の位置情報に基づいて、特定した店舗の中から、当該情報提供要求の送信元の端末装置120から近い順に所定数の店舗を、利用候補施設として特定する。
また、具体的に、施設特定部523は、たとえば、要求受信部522によって受信された情報提供要求が、端末装置120において、表示画面430において入力された利用する店舗名を利用目的に関する情報として含む情報提供要求である場合、店舗データベース310を参照して、当該店舗名の店舗を利用候補施設として特定する。
また、具体的に、施設特定部523は、たとえば、要求受信部522によって受信された情報提供要求が、表示画面430において入力されたキーワードあるいは文章を利用目的に関する情報として含む情報提供要求である場合、解析部524の解析結果に基づいて、利用候補施設を特定する。この場合、解析部524は、利用目的に関する情報として含まれるキーワードあるいは文章の形態素解析をおこなう。
解析部524は、まず、文章を意味のある単語に区切り、つぎに、あらかじめ記憶部521に記憶されている辞書データベースを用いて品詞や内容の判定をおこなう。これにより、形態素解析がおこなわれる。形態素解析については、公知の技術を用いて容易に実現可能であるため、説明を省略する。解析部524の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211やメモリ212などによって実現することができる。そして、施設特定部523は、解析部524による解析結果に基づいて、店舗データベース310を参照して、店舗分類や取扱商品分類や店舗サービスの中から、区切られた意味のある単語を含む店舗を利用候補施設として特定する。
端末特定部525は、要求受信部522によって受信された情報提供要求に基づいて、施設内の複数の端末装置120の中から、当該情報提供要求の送信元の端末装置120とは別の端末装置120を特定する。端末特定部525は、情報提供要求の送信元の端末装置120とは別の端末装置120の中から、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120と施設特定部523によって特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられた端末装置120を特定する。
移動経路は、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120から施設特定部523によって特定された利用候補施設までの最短の移動経路であってもよく、最短の移動経路とは異なる移動経路であってもよい。移動経路を、最短の移動経路とするか、最短の移動経路とは異なる移動経路とするかは、たとえば、利用候補施設の利用開始予定時刻に応じて決定することができる。
具体的に、移動経路は、たとえば、映画の上映施設が利用候補施設である場合、上映開始時刻までの時間に基づいて、当該上映開始時刻までの時間よりも短く、かつ、利用候補施設において利用者の待ち時間が短くなる(なくなる)ような移動経路とすることができる。また、具体的に、たとえば、時間帯によって混雑状況が変動する施設を利用候補施設とする場合であって、情報提供要求を受信した時点において当該利用候補施設が混雑している場合、当該混雑が緩和されると予測される時刻に当該利用候補施設到着するような移動経路としてもよい。
これにより、利用候補施設に到達してから当該利用候補施設を実際に利用できるまでの待ち時間を発生させることをなくす(少なくする)ことができる。このように、状況に応じて最短の移動経路としたり最短の移動経路とは異なる移動経路としたりすることによって、最短の移動経路以外の移動経路とした場合は、最短の移動経路を案内した場合よりも、利用候補施設に到達するまでに利用者に遠回りをさせることになっても、利用候補施設を利用できる状況になるまでの時間を有効に使わせることができ、ショッピングモール内で時間つぶしをしてもらうことができる。
端末特定部525は、情報提供要求の送信元の端末装置120と利用候補施設との間の移動経路上に複数の端末装置120が存在する場合、当該移動経路上の複数の端末装置120のすべてを別の端末装置120に特定してもよく、当該移動経路上の複数の端末装置120の中から、情報提供要求の送信元の端末装置120からもっとも近い端末装置120を別の端末装置120に特定してもよい。端末特定部525の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211やメモリ212などによって実現することができる。
送信部526は、端末特定部525によって特定された別の端末装置120に対して、要求受信部522によって受信された情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報(利用者通知情報)を送信する。また、送信部526は、情報提供要求の送信元の端末装置120に対して、端末特定部525によって特定された別の端末装置120への移動を促す案内情報の出力指示を送信する。送信部526の機能は、情報提供装置110を実現するコンピュータ装置が備えるCPU211、メモリ212、ネットワークI/F213などによって実現することができる。
ここで、端末装置120の要求生成部513は、入力受付部512によって個人識別情報の入力を受け付けるごとに、記憶部511を参照して、入力受付部512によって個人識別情報の入力を受け付けるより前に送信部526によって送信された利用者の識別情報を受信しているか否かを判断する。そして、要求生成部513は、入力受付部512によってカード情報の入力を受け付けるより前に送信部526によって送信された利用者の識別情報を受信している場合に、先に入力を受け付けた利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けると、先に送信された利用者の識別情報とともに情報提供装置110から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を生成する。
これにより、入力受付部512によって個人識別情報の入力を受け付けるより前に送信部526によって送信された利用者通知情報を受信している場合、すなわち、既に利用者通知情報を受信している端末装置120に対して個人識別情報を読み取らせた場合、利用者によって利用目的の入力がおこなわれなくても、既に入力されている利用目的に基づいて情報提供要求が生成され、当該情報提供要求が情報提供装置110に送信される。また、この場合、送信した情報提供要求に応じて情報提供装置110から送信される案内情報の出力指示を受信した端末装置120は、受信した案内情報の出力指示に基づいて、上述した図4Eに示した表示画面450を表示する。
(端末装置120の処理手順)
つぎに、端末装置120の処理手順について説明する。図6は、端末装置120の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、カード情報を読み取るまで待機する(ステップS601:No)。ステップS601において、カード情報を読み取った場合(ステップS601:Yes)、読み取ったカード情報の中からカード番号を抽出する(ステップS602)。
つぎに、ステップS601:Yesにおいてカード情報を読み取った日と同一の営業日において、情報提供装置110から、ステップS602において抽出したカード番号と同一のカード番号を受信したか否かを判断する(ステップS603)。ステップS603において、ステップS601:Yesにおいてカード情報を読み取った日と同一の営業日に限定して、同一のカード番号を受信したか否かを判断することにより、過去に来場している利用者に関して、当該過去の来場にかかる利用目的と同様の利用目的を設定することを回避できる。
ステップS603において、同一のカード番号を受信している場合(ステップS603:Yes)、ステップS605へ移行する。一方、ステップS603において、同一のカード番号を受信していない場合(ステップS603:No)、利用目的の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS604)。利用目的の入力を受け付けていない場合(ステップS604:No)、利用目的の入力を受け付けるまで待機する。
ステップS604においては、たとえば、表示画面420において、操作キー422の操作によって利用目的が選択されたか否かを判断することにより、利用目的の入力を受け付けたか否かを判断する。また、ステップS604においては、たとえば、表示画面430において、店舗名や、キーワードあるいは文章の形式の利用目的が入力されたか否かを判断することにより、利用目的の入力を受け付けたか否かを判断する。
ステップS604において、利用目的の入力を受け付けた場合(ステップS604:Yes)、情報提供要求を生成する(ステップS605)。そして、情報提供装置110に対して、ステップS605において生成した情報提供要求を送信する(ステップS606)。そして、情報提供装置110から、案内情報の出力指示を受信するまで待機する(ステップS607:No)。
ステップS607において、案内情報の出力指示を受信した場合(ステップS607:Yes)、受信した出力指示に基づいて、案内情報を出力して(ステップS608)、一連の処理を終了する。ステップS608においては、たとえば、別の端末装置120への移動を促すメッセージや地図をディスプレイ121に表示させることによって、案内情報を出力する。また、ステップS608においては、たとえば、ディスプレイ121への表示に代えて、あるいはディスプレイ121への表示に加えて、別の端末装置120への移動を促す音声ガイダンスをスピーカー228から出力させることによって、案内情報を出力してもよい。
なお、上述した実施の形態の情報提供システム100においては、端末特定部525によって端末装置120を特定するごとに、端末特定部525によって特定された端末装置が、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120の位置まで移動し、移動した位置において案内情報を表示するようにしてもよい。
このように、端末特定部525によって特定された端末装置が、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120の位置まで移動してくることにより、利用者は、カードをかざした端末の位置から移動することなく、つぎの端末装置120による案内を受けることができる。
また、このように、端末特定部525によって特定された端末装置が、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120の位置まで移動してくることにより、これを見た利用者に、あたかも、カードをかざした端末装置120から別の端末装置120へと申し送りがおこなわれたように演出することができ、利用者を、楽しませるだけでなく、喜ばせることもできる。
すなわち、たとえば、初めてアクセス(コンタクト)する端末装置120が、利用者自らが伝えていない自分の名前や目的地などを知っていることによって、利用者に対して特別な、いわゆる「おもてなし」を受けているように感じさせ、そのような「おもてなし」の演出によって、利用者を喜ばせることができるものである。利用者は、自分だけ特別な扱い(おもてなしの接待)を受けているような感覚になり、そのサービスに対して、喜ばしい感情を抱くことができる。
上述した情報提供システム100においては、運用上、利用者が、或る端末装置120から案内情報の提示を受けた後、移動経路上に設けられた端末装置120を見つけられなかったり、間違えたりして、本来、カードをかざすはずのつぎの端末装置120とは別の端末装置120に対してカードをかざしてしまうことが想定される。
情報提供システム100においては、このような場合、すなわち、要求受信部522によって受信された情報提供要求の送信元の端末装置120と施設特定部523によって特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられた端末装置120以外の別の端末装置120から送信される情報提供要求を受信した場合、端末特定部525による端末装置120の特定を、さらに、おこなってもよい。また、このような場合、別の端末装置120の周辺にある施設の中から、利用候補施設をあらたに特定し、案内してもよい。
これにより、利用者に対して、当該利用者が利用する(当該利用者に利用させる)予定の店舗以外を利用する機会を提供することができる。そして、利用者が、情報提供システム100が想定した行動とは異なる行動をとった場合にも、当該利用者の行動に応じて、適宜対応することができる。
(情報提供装置110の処理手順)
つぎに、情報提供装置110の処理手順について説明する。図7は、情報提供装置110の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、図6のステップS606において送信された情報提供要求を受信するまで待機する(ステップS701:No)。
なお、上述した実施の形態の情報提供システム100においては、入力受付部512によってカード情報でなく顔識別情報を受け付けるようにしてもよい。要求生成部513は、入力受付部512によって受け付けた顔識別情報が、すでに同一の顔識別情報を受け付けていたか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS701において、情報提供要求を受信した場合(ステップS701:Yes)、受信した情報提供要求から、当該情報提供要求に含まれるカード番号を抽出する(ステップS702)。そして、ステップS702において抽出されたカード番号に基づいて、カード会社サーバ102に対して、利用履歴要求を送信する(ステップS703)。
ステップS703においては、ステップS702において抽出されたカード番号によって特定される利用者の、カードの利用履歴の照会を求める利用履歴要求を送信する。カード会社サーバ102は、情報提供装置110から送信された利用履歴要求を受信すると、利用者データベース320を参照して、当該利用履歴要求に含まれるカード番号に関連付けられた情報を抽出する。そして、抽出した情報に基づいて利用履歴情報を生成し、生成した利用履歴情報を、情報提供装置110に対して送信する。
つぎに、ステップS703において送信した利用履歴要求に応じた利用履歴情報を受信するまで待機する(ステップS704:No)。そして、ステップS704において、利用履歴情報を受信した場合(ステップS704:Yes)、受信された利用履歴情報に基づいて利用候補施設を特定する(ステップS705)。
ステップS705においては、たとえば、操作キー422の操作によって選択された利用目的に関する情報を含む情報提供要求である場合、上述したように、店舗データベース310を参照して、指定された操作キー422に相当する店舗分類と同じ店舗分類の店舗を特定する。あるいは、ステップS704:Yesにおいて受信された利用履歴情報に基づいて、購買履歴の多い店舗分類と同じ店舗分類の店舗を特定する。
つぎに、ステップS701:Yesにおいて受信された情報提供要求に含まれる端末装置120の位置情報に基づいて、特定した店舗の中から、当該情報提供要求の送信元の端末装置120から近い順に所定数の店舗を、利用候補施設として特定する。情報提供要求の送信元の端末装置120と特定した店舗との間に存在する全ての端末装置120を利用候補施設として特定してもよい。
ステップS705においては、利用者の利用履歴情報に基づいて利用候補施設を特定するものに限らない。たとえば、カード情報を読み取った端末装置120において、カメラ226を用いて利用者を撮像し、撮像した画像に基づいて利用候補施設を特定してもよい。具体的には、たとえば、利用者の体型、利用者の着衣の流行度、同行者の有無、汗をかいているかどうか、厚着をしているか薄着をしているか、などに基づいて、当該利用者の嗜好を推定し、推定された嗜好に合致する店舗を利用候補店舗に特定することができる。
より具体的には、外気温が低い日であっても、撮像した画像に基づいて利用者が厚着をしていたり汗をかいたりしている場合には、アイスクリームを取り扱っている店舗を利用候補店舗として特定することができる。逆に、外気温が高い日であっても、長袖を着用している場合には、温かい飲食物を提供する店舗を利用候補店舗に特定することができる。
つぎに、ステップS701:Yesにおいて受信された情報提供要求に基づいて、ショッピングモールにおける複数の端末装置120の中から、自装置とは別の端末装置120を特定する(ステップS706)。ステップS706においては、ステップS701:Yesにおいて受信された情報提供要求の送信元の端末装置120と、ステップS705において特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられた端末装置120であって、自装置とは別の端末装置120を特定する。ステップS706においては、複数の端末装置120を別の端末装置120に特定してもよく、1台の端末装置120を特定してもよい。
つぎに、ステップS706において特定された別の端末装置120に対して、利用者通知情報を送信する(ステップS707)。ステップS707においては、ステップS701:Yesにおいて受信された情報提供要求に基づいて、当該情報提供要求に含まれるカード番号と利用目的に関する情報とを含む利用者通知情報を生成し、生成した利用者通知情報をステップS706において特定された別の端末装置120へ送信する。
情報提供システム100においては、ステップS707において送信された利用者通知情報を受信した端末装置120を、当該利用者通知情報を受信してから一定時間(たとえば5分)停止させるようにしてもよい。これにより、ステップS706において特定された別の端末装置120が、利用者の利用候補施設への移動経路上から外れてしまうことにより、利用者が当該別の端末装置120を見つけにくくなることを防止できる。
つぎに、案内情報を生成し(ステップS708)、ステップS701:Yesにおいて受信した情報提供要求の送信元の端末装置120に対して、ステップS708において生成した案内情報を送信して(ステップS709)、一連の処理を終了する。
上述した実施の形態においては、ステップS705において利用候補店舗を特定する例について説明したが、利用候補店舗に加えて、各利用候補店舗において提供される商品やサービスの情報を併せて特定してもよい。このとき、利用者の利用履歴情報に基づいて利用者をランク分けし、利用者に提供される商品やサービスの情報を利用者のランクに応じて異ならせるようにしてもよい。具体的には、たとえば、クレジットカードの利用頻度が高い利用者や、クレジットカードの利用金額が多い利用者には、クレジットカードの利用頻度が低い利用者や、クレジットカードの利用金額が少ない利用者よりも優待した特典があることを示す情報を特定することができる。
上述した情報提供システム100においては、端末装置120にカード情報を読み取らせるごとに、別途ポイントを加算するようにしてもよい。これにより、利用者による情報提供システムの利用を促進することができ、施設の利用促進を図ることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100は、複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置120と、各端末装置120と通信可能な情報提供装置110と、を備えている。情報提供システム100においては、端末装置120が、カード番号および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、情報提供装置110に対して情報提供要求を送信する。
また、情報提供装置110が、情報提供要求を受信すると、受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて利用候補施設を特定するとともに、当該情報提供要求に基づいて別の端末装置120を特定し、特定された別の端末装置120に対して利用者通知情報を送信するとともに、情報提供要求の送信元の端末装置120に対して、別の端末装置120への移動を促す案内情報の出力指示を送信する。そして、端末装置120が、情報提供装置110から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、情報提供装置110から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信するようにしたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の情報提供装置110によれば、利用者がカード情報(利用者の識別情報)を読み取らせるとともに利用したい店舗名や店舗のジャンルなど(利用目的に関する情報)を入力した端末装置120から、当該利用者に対して、利用者の現在位置から利用候補施設までの移動経路上にある別の端末装置120への移動を促すことができる。また、別の端末装置120に対してカード情報(利用者の識別情報)および利用目的に関する情報を送信することで、案内情報にしたがって別の端末装置120まで移動した利用者が、当該別の端末装置120に対して、クレジットカード130の情報を読み取らせると、当該別の端末装置120から、あらたな別の端末装置120への移動を促すことができる。
このように、利用目的を入力した端末装置120において、当該利用目的に合致する店舗などの施設までの移動経路を一度に提示することなく、複数の端末装置120を用いて情報を小出しにしながら利用者を誘導することによって当該施設まで案内することにより、利用者は、利用したい施設の位置を知らなくても利用目的を入力するだけで、あたかもオリエンテーリングに参加しているように楽しみながら、所望する施設にたどり着くことができる。これにより、利用者は、はじめて利用する大型ショッピングモールであっても、所望する施設にたどり着くまでの経過を楽しみながら当該施設に到達することができる。
また、最終目的地(特定の店舗などの施設)に到達するまで詳細な移動経路を1つの端末装置120が案内するのではなく、複数の端末装置120を用いて、或る端末装置120から別の端末装置120への短い移動を繰り返させながら、最終的に、利用者を当該利用者が所望する店舗へ誘導することにより、利用者は、別の端末装置120を探しながら移動する。これにより、利用者には、利用目的に合致する施設へ誘導されている途中であっても、当該施設とは別の、利用者が興味や関心をもつ施設に気づきやすくなり、当該別の施設に立ち寄ることにより、はじめて利用する大型ショッピングモールを気軽にかつ十分に楽しむことができる。
このように、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100によれば、敷地内に複数の施設がある場合にも、利用者の利用目的に合致した施設を案内するとともに、当該施設とは別の施設も、過度な宣伝をするなどして利用者に負担をかけることなく案内することができる。これにより、敷地内に店舗などの複数の施設を備える大型ショッピングモールなどをはじめて利用する利用者に対しても、利用目的を確実に達成させることができ、かつ、利用当初は予定のなかった施設をさらに利用させることによる施設の利用促進を図ることができる。
上記のように、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100によれば、敷地内に店舗などの複数の施設を備える大型ショッピングモールなどの利用者の利便性の向上を図ることができる。また、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100によれば、利用者の利便性の向上を図ることにより、大型ショッピングモールなどのように、敷地内に複数の店舗を備えた施設の利用促進を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の情報提供システム100は、情報提供装置110が、受信された情報提供要求を形態素解析した解析結果に基づいて利用施設を特定し、情報提供要求の送信元の端末装置120から特定された利用施設までの移動経路上に設けられ、かつ、情報提供要求の送信元の端末装置120とは別の端末装置120を特定するようにしたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の情報提供装置110によれば、情報提供要求を形態素解析した解析結果に基づいて利用施設を特定することにより、店舗名などのように、施設を特定する情報を利用者に入力させなくても、当該利用者が所望する施設まで当該利用者を案内することができる。すなわち、利用者は、「本屋に行きたい」、「コーヒーが飲みたい」、「薬が欲しい」などのように、所望する店舗のジャンルや希望を文章で入力するだけで、あるいは、「薬」、「休憩」などのように、利用目的にかかわるキーワードを入力するだけで、具体的な店舗名や位置を自ら調べることなく、所望する施設にたどり着くことができる。
これにより、利用者は、はじめて利用する大型ショッピングモールにある具体的な店舗名や位置が分からなくても、所望する利用施設にたどり着くまでの経過を楽しみながら当該利用施設に到達することができる。このように、所望する利用施設に到達するまでの経過を楽しませることにより、施設の利用促進を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の情報提供装置110によれば、格別な目的をもたずに来場した利用者であっても、漠然とした検索文章やキーワードを入力させるだけで、所望する利用施設にたどり着くまでの経過を楽しみながら当該利用施設に到達することができる。さらに、この発明にかかる実施の形態の情報提供装置110によれば、利用者自身が気づいていない目的を掘り出すことができるので、施設を楽しんで利用させることができ、施設の利用促進を図ることができる。加えて、端末装置120によって、利用者ごとに適した情報を提供することにより、利用者の囲い込みを図る効果を期待できる。
端末装置120が移動できる端末の場合は、端末装置120が利用者の顔識別情報を認識し、端末装置120が利用者に近づいた上で、利用者に案内情報を表示することができる。
なお、この実施の形態で説明した情報提供方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、この発明にかかる情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムは、利用者に有益な情報を提供する情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムに有用であり、特に、大型ショッピングモールなどを利用する利用者に対して有益な情報を提供する情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラムに適している。
100 情報提供システム
101 ネットワーク
110 情報提供装置
120 端末装置
121 ディスプレイ
130 クレジットカード
511 記憶部
512 入力受付部
513 要求生成部
514 要求送信部
515 受信部
516 案内部
521 記憶部
522 要求受信部
523 施設特定部
524 解析部
525 端末特定部
526 送信部

Claims (4)

  1. 複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムであって、
    前記端末装置は、
    利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信する要求送信手段を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段によって受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定する施設特定手段と、
    前記要求受信手段によって受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と前記施設特定手段によって特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定する端末特定手段と、
    前記端末特定手段によって特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信する送信手段と、を備え、
    前記端末装置の要求送信手段は、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記情報提供装置は、前記要求受信手段によって受信された情報提供要求を形態素解析する解析手段を備え、
    前記施設特定手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記複数の施設の中の特定の施設を利用施設に特定し、
    前記端末特定手段は、前記情報提供要求の送信元の端末装置から当該利用施設までの移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムを用いておこなう情報提供方法であって、
    前記端末装置において、
    利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信し、
    前記情報提供装置において、
    前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信した場合に、受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定し、
    前記受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と、特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定し、
    特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信し、
    前記端末装置において、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
  4. 複数の施設を備える敷地内に設けられた複数の端末装置と、各端末装置と通信可能な情報提供装置と、を備えた情報提供システムに実行させる情報提供プログラムであって、
    前記端末装置のコンピュータに、
    利用者の識別情報および利用目的に関する情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置に対して、自装置の位置情報と前記利用者の識別情報と前記利用目的に関する情報とを含む情報提供要求を送信させ、
    前記情報提供装置のコンピュータに、
    前記複数の端末装置の中の任意の端末装置から送信される情報提供要求を受信した場合に、受信された情報提供要求に含まれる利用目的に関する情報に基づいて、前記複数の施設の中から利用候補施設を特定させ、
    前記受信された情報提供要求に基づいて、前記複数の端末装置の中から、前記情報提供要求の送信元の端末装置と、特定された利用候補施設との間の移動経路上に設けられ前記情報提供要求の送信元の端末装置とは別の端末装置を特定させ、
    特定された別の端末装置に対して、前記情報提供要求に含まれる利用者の識別情報および利用目的に関する情報を送信するとともに、前記情報提供要求の送信元の端末装置に対して、当該別の端末装置への移動を促す案内情報の出力指示を送信させ、
    前記端末装置のコンピュータに、前記情報提供装置から送信された利用者の識別情報と同一の利用者の識別情報の入力を受け付けた場合、前記情報提供装置から送信された利用目的に関する情報を含む情報提供要求を送信させるようにしたことを特徴とする情報提供プログラム。
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