JP2017206140A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両情報の視認性を向上させた表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】表示装置10は、送風口20A、20Bの外周に沿うように配置された発光手段30A、30Bを含む。表示装置10は、取得された車両情報(例えば、車両の傾斜角情報、タイヤの空気圧情報)に基づき発光手段30A、30Bの発光を制御する。ユーザーは、発光手段30A、30Bの発光状態から瞬時に車両の状態を視認することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、車両情報に基づいてLED等の発光素子を点灯させる表示装置に関し、特に、エアコン送風口の外周に配置された発光素子により車両の傾斜情報やタイヤの空気圧情報等の車両情報を表示する技術に関する。
従来、オフロード等の傾斜変化が大きい道を走行中に、車両に及ぶ危険を視認して確認するため、車両の傾斜を表示する傾斜計を車両内に設置することがあった。また、傾斜計の表示と共に、他の情報、例えば、速度情報等をディスプレイに表示するものがあった。特許文献1は、このような情報表示装置を示すものであり、図11に示すように車両の速度情報、エンジン回転数情報、加速度情報、角速度情報、横G情報、方向情報、時刻情報、トルク情報などとともに車両の傾斜角情報を画面に表示する技術を開示している。
従来の傾斜計は、車両を中心とした環状のゲージで傾斜を表すものが多い。図12に、環状ゲージを用いた従来の傾斜計の一例を示す。傾斜計1は、左右に一対の環状ゲージ2A、2Bと、その中央にスケール3A、3Bとを含む。左側の環状ゲージ2Aは、車両の左右方向(進行方向と垂直方向)に関する傾斜を示し、その中央の車両4Aが時計方向または反時計方向に回転したとき、車両4Aの回転位置が示すスケール3Aにより車両の左右方向の傾斜角を知ることができる。また、右側の環状ゲージ2Bは、車両の前後方向(進行方向)に関する傾斜を示し、その中央の車両4Bが時計方向または反時計方向に回転したとき、車両4Bの回転位置が示すスケール3Bにより車両の前後方向の傾斜角を知ることができる。このような環状ゲージ2A、2Bを独立して配置することで視認性は向上するが、他方、構造的な機構で実現する場合には構成が複雑になり、液晶のようなデバイスで表示する場合にはコストが高くなってしまう。
特許文献1のように、車両の傾斜角情報を、他の計器類の情報(速度、エンジン回転数、燃料、時刻など)と一緒に同一画面内に表示することも検討されているが、このようなクラスター表示を行った場合、運転者からすると視認しなければならない情報が多くなってしまい、傾斜角情報を容易に識別することができず、ときにディストラクションに繋がる、という問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、車両情報の視認性を向上させた表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、車内の送風口の外周に配置される発光手段と、車両の状態に関する車両情報に基づき前記発光手段の発光を制御する制御手段と、を有する。
好ましくは前記送風口は、前方座席近傍に、少なくとも第1の送風口と第2の送風口とを有し、前記発光手段は、前記第1の送風口の外周に配置される第1の発光手段と前記第2の送風口の外周に配置される第2の発光手段とを有し、前記制御手段は、第1の車両情報に基づき第1の発光手段の発光を制御し、かつ第1の車両情報と異なる第2の車両情報に基づき第2の発光手段の発光を制御する。好ましくは前記第1の車両情報は、車両の左右方向の傾斜角情報であり、前記第2の車両情報は、前記左右方向と垂直方向の傾斜角情報である。好ましくは前記制御手段は、前記傾斜角情報が正の角度を示すとき、前記第1および第2の発光手段の各第1の領域の発光を制御し、前記傾斜角情報が負の角度を示すとき、前記第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御する。好ましくは前記第1の車両情報は、車両の左側のタイヤの空気圧情報であり、前記第2の車両情報は、車両の右側のタイヤの空気圧情報である。好ましくは前記制御手段は、第1の車両情報が車両の左側の前方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第1の発光手段の第1の領域の発光を制御し、第1の車両情報が車両の左側の後方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第1の発光手段の第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御し、第2の車両情報が車両の右側の前方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第2の発光手段の第1の領域の発光を制御し、第2の車両情報が車両の右側の後方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第2の発光手段の第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御する。好ましくは前記制御手段は、前記車両情報が表す大きさに応じて前記発光手段の発光素子が点灯する数を制御する。好ましくは前記制御手段は、前記車両情報が規定された値を超えるとき、前記発光手段を通常と異なる態様で発光させる。好ましくは第1の発光手段は、第1の発光色からなる発光素子を複数含み、第2の発光手段は、第1の発光色と異なる第2の発光色からなる発光素子を複数含む。好ましくは前記発光手段は、前記送風口に着脱可能な形状を有する。
本発明によれば、送風口の外周に発光手段を設け、車両情報に基づき当該発光手段の発光を制御するようにしたので、発光手段は他の計器類の表示とは隔絶された位置に配置されたことになるから、ユーザーは、車両情報を容易に認識することができる。また、本来はデッドスペースである送風口の外周に発光手段を配置することで、限られた車内スペースの有効活用となる。さらに簡易な構成で車両情報を表示できることができるためコストの低減も図ることが可能になる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る表示装置は、車内の送風口(例えば、エアーコンディション)の外周または周囲に取付けられた発光手段を介して、車両の状態に関する情報を表示する。本発明の実施の形態に係る表示装置は、車両等に搭載されたナビゲーション装置、オーディオ・ビデオ装置、その他の車載電子装置と連携することも可能であり、車載電子装置を介して車両情報を取得することができる。送風口の位置、数、形態は任意であり、送風口は、例えば、前方座席近傍に位置し、あるいは車内前方のインスツルメンツパネルや表示ディスプレイの近傍に位置する。発光手段は、限定されないが、例えば、複数の発光素子を含んで構成され、発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)やレーザーダイオードから構成されることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置を例示する図である。本実施例の表示装置10は、図1(A)に示すように、車内の前方座席近傍、車載電子装置(例えば、ナビゲーション装置、オーディオ・ビデオ装置など)のディスプレイ50の近傍、または速度やエンジン回転数等の情報を表示するインスツルメンツパネル52の近傍に配置される。図1(B)は、表示装置10の拡大図である。ここに示す例は、表示装置10は、車載電子装置のディスプレイ50の近傍に配置されている。より具体的には、表示装置10は、ディスプレイ50の下方に位置する左右の一対の送風口20A、20Bの外周に取り付けられた一対の発光手段30A、30Bを含む。送風口20Aと送風口20Bとの間には、例えば、左右のウィンドウの開閉を行うための操作ボタン40A、40Bが配置されている。
送風口20A、20Bは、概ね円形状を有し、その外周または周囲に発光手段30A、30Bが取り付けられる。ここには、円形状の送風口を示すが、これは一例であり、送風口の形状は、矩形状、三角形状、その他の形状であることができる。また、送風口の数は、2つに限らず、1つであってもよいし、あるいは3つ以上であってもよい。さらに送風口の位置は、必ずしもディスプレイ50の近傍に限らず、インスツルメンツパネル52の近傍、あるいは前方座席近傍であってもよい。
発光手段30A、30Bは、リング形状またはドーナツ形状を有し、送風口20A、20Bの外周に取り付けられる。発光手段30A、30Bは、送風口20A、20Bに着脱自在に取り付けられるものであってもよいし、固定されるものであってもよい。発光手段30Aは、第1の車両情報に基づき発光を制御され、発光手段30Bは、第2の車両情報に基づき発光を制御される。運転者等のユーザーは、発光手段30A、30Bの発光状態を見ることで車両状態を認識することができる。
図2は、本実施例に係る表示装置の電気的な構成を示すブロック図である。表示装置10は、車両情報取得部100、記憶部110、制御部120、駆動部130および発光手段30A、30Bを有して構成される。
車両情報取得部100は、車両の状態に関する車両情報を取得する。車両情報の取得の方法は問わないが、例えば、車内バスを介して車両情報を取得するようにしてもよいし、車載電子装置(例えば、ナビゲーション装置など)から車両情報を取得するようにしてもよい。本実施例の好ましい態様では、車両情報は、車両の傾斜に関する傾斜角情報やタイヤの空気圧に関する空気圧情報を含む。車両の傾斜角は、例えば、車両に搭載されたジャイロセンサにより測定することができ、タイヤの空気圧は、空気圧センサにより測定することができる。
傾斜角情報は、好ましくは、車両の前後方向(進行方向)の傾斜角と、車両の左右方向(進行方向と垂直方向)の傾斜角とを含み、傾斜角情報は、前後方向/左右方向の傾斜角の大きさと、傾斜角の向き(上り、下り、左右のいずれが高いか低いか)とを含む。また、空気圧情報は、好ましくは、車両のタイヤ毎(右前輪、左前輪、右後輪、左後輪等)の空気圧の大きさを含む。
記憶部110は、種々の情報を記憶することが可能であるが、ここでは、制御部120が実行するアプリケーションソフトウエアやそれに必要なデータを記憶することができる。制御部120は、車両情報取得部100で取得された車両情報等に基づき駆動部130を介して発光手段30A、30Bの発光を制御する。
図2(A)は、表示装置10が独自に制御部120を備える構成を示しているが、表示装置10は、車載電子装置(例えば、ナビゲーション装置等)と連携して発光手段30A、30Bの発光を制御することも可能である。両者が連携する場合の構成を図2(B)に示す。表示装置10は、車載電子装置60に含まれる車両情報取得部100、記憶部110、制御部120および駆動部130の機能を利用する。この場合、制御部120は、車載電子装置60の制御に加えて、発光手段30A、30Bの発光の制御を行う。発光手段30A、30Bは、接続部70を介して駆動部130に電気的に接続され、駆動部130からの駆動信号により発光を制御される。
発光手段30A、30Bは、図1に示すように送風口20A、20Bの外周を取り囲むようなリング形状を有する。好ましい態様では、発光手段30A、30Bは、それぞれ複数の発光素子を含み、発光素子は、例えば、発光ダイオードから構成される。図3に、発光手段30A、30Bの一例を示す。なお、発光手段30Aと発光手段30Bとは実質的に同一の構成であり、ここでは発光手段30Aについて説明する。発光手段30Aは、リング状の本体部分140と、複数の発光ダイオード142とを含む。ここには、一例として、8つの発光ダイオード142−1、142−2、・・・142−8が示されている。本体部分140の内径Dnは、送風口20Aの外径Doにほぼ等しい。仮に、発光手段30Aが送風口20Aに対して着脱自在の構成であるとき、本体部分140の内側には、接続部分70を構成するための第1の端子(図示省略)が形成され、送風口20Aの外側には第1の端子に電気的に接続する第2の端子(図示省略)が形成される。
各発光ダイオード142−1〜142−8は、本体部分140にほぼ等間隔(45度間隔)で配置される。各発光ダイオード142−1〜142−8は、同一色(例えば、赤色)の発光波長帯を有する。ここで、1つの態様として、発光手段30Aと発光手段30Bとは、同一色の発光ダイオードから構成され、他の態様として、発光手段30Aと発光手段30Bとは、異なる色の発光ダイオードから構成される。例えば、発光手段30Aは、赤色の発光ダイオードから構成され、発光手段30Bは、青色の発光ダイオードから構成される。
次に、本実施例の制御部120の発光制御について説明する。制御部120は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、制御部120は、例えば、ROMまたはRAMに格納された発光制御プログラムを実行することで、発光手段30A、30Bの発光を制御することができる。図4に発光制御プログラムの動作シーケンスを示す。ここでは、車両情報として傾斜角情報が取得される例を説明する。
表示装置10が動作可能な状態に置かれると、制御部120は、車両情報取得部100から車両の傾斜角情報を取得する(S100)。次に、制御部120は、取得した傾斜角情報を解読し、車両の左右方向の傾斜角情報か、前後方向の傾斜角情報かを判別する(S110)。車両の左右方向の傾斜角情報であれば、当該傾斜角情報に基づき第1の発光手段30Aの発光を制御し(S120)、車両の前後方向の傾斜角情報であれば、当該傾斜角情報に基づき第2の発光手段30Bの発光を制御する(S130)。
図5は、図4のステップS120、S130に示す発光手段の制御の動作フローである。制御部120は、傾斜角情報に含まれる傾斜角の大きさ、および傾斜の向きを解読する(S200)。次に、制御部120は、傾斜角の大きさが規定値以下であるか否かを判定し(S210)、規定値以下あれば、通常の発光制御を行い(S220)、つまり、傾斜角の大きさおよび向きに基づき発光手段30A、30Bの発光を制御する。一方、傾斜角の大きさが規定値を超える場合には、制御部120は、異常を通知するための発光制御を行う(S230)。
次に、ステップS220の通常の発光制御の具体例について説明する。制御部120は、傾斜角の大きさおよび傾斜の向きが視認できるように発光手段30A、30Bの発光を制御する。1つの例では、傾斜角の大きさに比例して発光手段の発光領域が大きくなるように制御をしたり、傾斜の向きによって発光手段の発光領域が異なるように制御する。図6(A)、(B)は、制御部120による発光制御の一例である。傾斜角情報に含まれる傾斜の向きは、正(+)または負(−)の2値情報である。すなわち、傾斜角情報が車両の前後方向に関するものであれば、その向きは、車両が前方から後方に向けて傾斜するか(上り)、あるいは後方から前方に向けて傾斜するか(下り)であり、傾斜角情報が車両の左右方向に関するものであれば、その向きは、車両が左から右に向けて傾斜するか、あるいは右から左に向けて傾斜するかである。制御部120は、図6(A)に示すように、傾斜の向きが正(+)であるとき、発光手段の上半分の4つの発光ダイオードの発光を制御し、傾斜の向きが負(−)であるとき、発光手段の下半分の4つの発光ダイオードの発光を制御する。
制御部120はまた、傾斜角情報に含まれる傾斜角の大きさθに応じて、発光ダイオードの点灯する数を可変する。1つの例として、0°≦θ<5°のとき、1つの発光ダイオードを点灯させ、5°≦θ<10°のとき、2つの発光ダイオードを点灯させ、10°≦θ<20°のとき、3つの発光ダイオードを点灯させ、20°≦θ<30°のとき、4つの発光ダイオードを点灯させる。傾斜角θが30度以上であるとき、これは、傾斜角が規定値を超えると判定され、制御部120は、5個の発光ダイオードを点滅させ、傾斜角が異常であることを知らせる(図5のステップS230)。
前方座席から近い距離にある送風口に発光手段を設けることで視認性が良好となり、そのような発光手段の発光を制御することで、ユーザーは、車両の傾斜角の大きさその向きを瞬時に知ることができる。また、通常の発光と異なる態様での発光により、車両の傾斜の異常を瞬時に知ることができる。さらに発光手段30Aと発光手段30Bとの発光色を変えることで、車両の前後方向の傾斜と左右方向の傾斜を瞬時に識別することができる。
図7に、本実施例の表示装置の表示例を示す。図7(A)は、発光手段30Aの拡大であり、図7(B)は、発光手段30Bの拡大である。制御部120は、車両の左右方向の傾斜角情報に基づき発光手段30Aの発光を制御し、車両の前後方向の傾斜角情報に基づき発光手段30Bの発光を制御する。図7(A)に示すように、左右方向の傾斜角が+3度であるとき、発光手段30Aの上半分の1つの発光ダイオードが点灯され、左右方向の傾斜角が−10度であるとき、発光手段30Aの下半分の2つの発光ダイオードが点灯される。また、図7(B)に示すように、前後方向の傾斜角が+30度であるとき、上半分を含む5つの発光ダイオードが点灯され、即座に、異常を視認することができる。前後方向の傾斜角が−20度であるとき、下半分の3つの発光ダイオードが点灯される。
図8に、本実施例の表示装置の他の表示例を示す。この例では、発光手段30Aは、傾斜角に異常があったときの情報を知らせ、発光手段30Bは、通常の傾斜角の情報をしらせる。なお、発光手段30A、30Bは、それぞれ12個の発光素子を備えているものとする。図8(A)に示すように、車両の前後方向の傾斜角が+35度以上(本例では、傾斜角の規定値が35度)である場合に、発光手段30Aの上半分の発光ダイオードが点滅し、傾斜角の異常を知らせる。同様に、傾斜角が−35度以上になると、発光手段30Bの下半分の発光ダイオードが点滅し、傾斜角の異常を知らせる。傾斜角が規定値を超えない場合、図8(B)に示すように、傾斜角の大きさおよび向きに応じて発光手段30Bの発光が制御される。本例の場合、通常、運転席側の発光手段30Bの発光状態を確認することで傾斜角の度合いを知ることができ、発光手段30Aの点滅が生じた場合には、即座に傾斜角が異常であることを認識することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、図9(A)に示すように、1つの発光手段は、2つの異なる発光色の発光ダイオードを備える。同図に示すLED200Gないし200Nは、赤色に発光するLEDと青色に発光するLEDの一対のLEDを包含する。制御部120は、図9(B)に示すテーブルに従い、傾斜角θの大きさに応じて、発光手段の発光を制御する。例えば、傾斜の向きが+であり、傾斜角θが0度以上5度未満のとき、1個のLED(200G)を青色で点灯し、5度以上10度未満であれば2個のLED(200G、200H)を青色で点灯する。傾斜角θが20度以上30度未満であれば、LED200G、200H、200I、200Jを赤色で点灯させ、傾斜角が非常に大きいことを発光色で注意喚起する。傾斜角θが30度以上の場合は、例えば、200Gないし200Kの5つのLEDを赤色で点滅させる。
上記実施例では、車両情報として傾斜角情報に基づき発光手段30A、30Bの発光を制御する例を示したが、車両情報としてタイヤの空気圧情報を用いた場合にも、同様に発光手段30A、30Bの発光を制御するようにしてもよい。すなわち、制御部120は、車両情報としてタイヤの空気圧情報が取得されたとき、取得されたタイヤの空気圧情報の大きさに応じて発光ダイオードの点灯する数を可変する。また、空気圧が許容範囲を逸脱する場合には、発光ダイオードを点滅させて注意を喚起するようにしてもよい。図10に示すように、発光手段30Aの上半分の領域が左前輪タイヤの空気圧を表し、下半分が左後輪タイヤの空気圧を表し、発光手段30Bの上半分が右前輪タイヤの空気圧を表し、下半分が右後輪タイヤの空気圧を表すように、発光手段30A、30Bの発光が制御される。
このように、本実施例に係る表示装置10は、前方座席近傍のエアコン吹き出し口等の送風口に配置され、他の計器類等の表示とは隔絶されるため、車両情報の視認が容易になる。また、表示装置を簡易な構成にすることでコストの低減を図ることができる。更に、本来はデッドスペースであるエアコンの吹き出し口(送風口)の周囲に発光手段を配置するため、限られた車内スペースを有効に活用することができる。
上記実施例では、円形の送風口を例示したが、送風口の形状は、任意の形状であることができる。また、発光手段を構成する発光素子の数、配置、色等は任意に決定することができる。さらに発光手段の発光の制御方法は、上記実施例の方法に限定されるものではない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:表示装置 20A、20B:送風口
30A、30B:発光手段 50:ディスプレイ
100:車両情報取得部 110:記憶部
120:制御部 130:駆動部
30A、30B:発光手段 50:ディスプレイ
100:車両情報取得部 110:記憶部
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Claims (10)
- 車内の送風口の外周に配置される発光手段と、
車両の状態に関する車両情報に基づき前記発光手段の発光を制御する制御手段と、
を有する表示装置。 - 前記送風口は、前方座席近傍に、少なくとも第1の送風口と第2の送風口とを有し、前記発光手段は、前記第1の送風口の外周に配置される第1の発光手段と前記第2の送風口の外周に配置される第2の発光手段とを有し、前記制御手段は、第1の車両情報に基づき第1の発光手段の発光を制御し、かつ第1の車両情報と異なる第2の車両情報に基づき第2の発光手段の発光を制御する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記第1の車両情報は、車両の左右方向の傾斜角情報であり、前記第2の車両情報は、前記左右方向と垂直方向の傾斜角情報である、請求項2に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、前記傾斜角情報が正の角度を示すとき、前記第1および第2の発光手段の各第1の領域の発光を制御し、前記傾斜角情報が負の角度を示すとき、前記第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御する、請求項3に記載の表示装置。
- 前記第1の車両情報は、車両の左側のタイヤの空気圧情報であり、前記第2の車両情報は、車両の右側のタイヤの空気圧情報である、請求項2に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、第1の車両情報が車両の左側の前方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第1の発光手段の第1の領域の発光を制御し、第1の車両情報が車両の左側の後方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第1の発光手段の第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御し、第2の車両情報が車両の右側の前方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第2の発光手段の第1の領域の発光を制御し、第2の車両情報が車両の右側の後方のタイヤの空気圧情報を表すとき、前記第2の発光手段の第1の領域と異なる第2の領域の発光を制御する、請求項5に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、前記車両情報が表す大きさに応じて前記発光手段の発光素子が点灯する数を制御する、請求項1ないし6のうちいずれか1つに記載の表示装置。
- 前記制御手段は、前記車両情報が規定された値を超えるとき、前記発光手段を通常と異なる態様で発光させる、請求項1ないし7のうちいずれか1つに記載の表示装置。
- 第1の発光手段は、第1の発光色からなる発光素子を複数含み、第2の発光手段は、第1の発光色と異なる第2の発光色からなる発光素子を複数含む、請求項1ないし8のうちいずれか1つに記載の表示装置。
- 前記発光手段は、前記送風口に着脱可能な形状を有する、請求項1ないし9のうちいずれか1つに記載の表示装置。
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