JP2017205242A - ヘアスタイリング剤塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より手軽にヘアスタイリングを行うことが可能なヘアスタイリング剤塗布装置を提供する。【解決手段】ヘアスタイリング剤塗布装置100は、髪が巻き付けられる巻付部13を有するカーラー部10と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部20と、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を巻付部13に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部30と、を備えている。ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアスタイリング剤塗布装置、ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント、ヘアスタイリング方法、及び、毛髪用塗布剤塗布装置に関する。
カーラーを用いたヘアスタイリングに関し、特許文献1には、円筒形状のカーラー本体と、カーラー本体の内部に設けられた発熱体と、カーラー本体の内部に設けられていて発熱体に商用交流電圧を印加する受電ピンと、を備えるカーラーが記載されている。同文献のカーラーは、受電ピンに対して給電を行う給電ピンを備える加熱装置に装着されることによって、受電ピンを介して電圧が印加された発熱体が発熱し、カーラー本体が加熱されるようになっている。
特開平9−23920号公報
しかしながら、特許文献1のカーラーは、電力を用いて加熱して用いる必要があるため、スタイリングに手間が掛かるとともに、電力も必要であり、且つ、髪が熱によりダメージを受ける。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、より手軽にヘアスタイリングを行うことが可能なヘアスタイリング剤塗布装置、ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメントに関する。
また、本発明は、新規なヘアスタイリング方法及び毛髪用塗布剤塗布装置に関する。
本発明は、髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、を備え、前記ノズル部及び前記カーラー部が前記貯留部と一体に設けられているヘアスタイリング剤塗布装置を提供するものである。
また、本発明は、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留装置に装着して用いられるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメントであって、髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、前記貯留装置から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、を備えるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメントを提供するものである。
また、本発明は、カーラーの周囲に髪を巻き付ける工程と、前記カーラーに巻き付けられている髪に向けて、前記カーラーの内側からヘアスタイリング剤を吹き出す工程と、を含むヘアスタイリング方法を提供するものである。
また、本発明は、毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、前記毛髪用塗布剤の塗布対象となる毛髪に対する前記ノズル部の位置合わせを行うためのガイド部と、を備え、前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、前記第2吹出口と前記ガイド部との距離が、前記第1吹出口と前記ガイド部との距離よりも短い毛髪用塗布剤塗布装置を提供するものである。
本発明によれば、より手軽にヘアスタイリングを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、新規なヘアスタイリング方法を行うことができる。
また、本発明によれば、より均一に毛髪用塗布剤を吹き付けることができる。
第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の全体斜視図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の分解斜視図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置を示す図であり、このうち(a)は図1の矢印A方向から視た側面図、(b)は図1の矢印B方向から視た側面図である。 図3(a)のIV−IV線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置を示す図であり、このうち(a)は図3(a)のA−A線に沿った断面図であり、(b)は図3(b)のB−B線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のカーラー部を示す図であり、このうち(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図、(c)はカーラー部を先端側から軸方向に視た図、(d)はカーラー部を基端側から軸方向に視た図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部を示す図であり、このうち(a)は斜視図、(b)は図5(a)と同じ位置での断面図、(c)は図5(b)と同じ位置での断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部を構成するノズルカバーを示す図であり、このうち(a)は図3(a)と同じ方向から視た側面図、(b)は図3(b)と同じ方向から視た側面図、(c)は(a)のC−C線に沿った断面図、(d)は(b)のD−D線に沿った断面図、(e)はノズルカバーを先端側から軸方向に視た図、(f)は斜視図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部を構成するノズルコアを示す図であり、このうち(a)は図3(a)と同じ方向から視た側面図、(b)は図3(b)と同じ方向から視た側面図、(c)はノズルコアを先端側から軸方向に視た図、(d)はノズルコアを基端側から軸方向に視た図、(e)は斜視図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部を構成するノズルボタンを示す図であり、このうち(a)は図3(a)と同じ方向から見た側面図、(b)は斜視図、(c)は基端側から軸方向に視た図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部を貯留部側に押し込んだ状態を示す図であり、このうち(a)はヘアスタイリング剤塗布装置を図3(b)と同じ向きに視た側面図、(b)は図5(b)と同じ位置での断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部の吹出口の配置と大きさについて説明するための、ノズルカバー及びノズルコアの断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置のノズル部の各吹出口とカーラー部の巻付部との位置関係を説明するための図であり、このうち(a)は図12のA−A線に沿った断面図、(b)は図12のB−B線に沿った断面図、(c)は図12のC−C線に沿った断面図、(d)は図12のD−D線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の使用状態を示す図であり、このうち(a)は使用者の斜め前方から視た斜視図、(b)は側面図である。 第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の使用状態を示す模式図であり、ヘアスタイリング剤塗布装置については、カーラー部及びノズル部を軸方向に対して直交する平面で切断した断面を示す。 第2の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の断面図である。 第3の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の断面図である。 第4の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置を示す図であり、このうち(a)は側面図、(b)はノズル部を軸方向に沿って切断した断面図である。 第4の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置の使用状態を示す図であり、ヘアスタイリング剤塗布装置については、カーラー部及びノズル部を軸方向に対して直交する平面で切断した断面を示す。 ノズルの吹出口の形状のバリエーションを説明するための断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1の実施形態〕
先ず、図1から図15を用いて第1の実施形態を説明する。
図1から図5のいずれかに示すように、本実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100は、髪が巻き付けられる巻付部13を有するカーラー部10と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部20と、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を巻付部13に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部30と、を備えている。そして、ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている。
なお、以下の説明では、カーラー部10及びノズル部30について、貯留部20に近い側(図3(a)、(b)において下側)を基端側、貯留部20から遠い側(図3(a)、(b)において上側)を先端側と称する。また、基端側から先端側に向かう方向、及び、先端側から基端側に向かう方向を、軸方向と称する。つまり、後述する軸受け部35側(貯留本体21側)から押圧部34側に向かう方向が軸方向であり、押圧部34側から軸受け部35側(貯留本体21側)に向かう方向も軸方向である。
ヘアスタイリング剤(以下、単にスタイリング剤と称する場合がある)は、特に限定されず、ブロー・カーラー用スタイリング剤、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアウォーター、ヘアオイル、ヘアクリーム(ヘアミルク)などとすることができる。
スタイリング剤は、泡状となって貯留部20から吐出されるものであっても良いし、非泡状の液状で貯留部20から吐出されるものであっても良い。
貯留部20は、内部に貯留されたスタイリング剤をエアゾールとして吐出するものであっても良いし、ミスト状にして吐出するものであっても良いし、泡状にして吐出するものであっても良いし、エアゾールでもミストでも泡でもない液状で吐出するものであっても良い。
貯留部20は、例えば、図2に示すように、ヘアスタイリング剤を貯留している貯留本体21と、貯留本体21からヘアスタイリング剤を吐出する吐出部23と、を備えている。
本実施形態では、貯留本体21は缶であり、貯留本体21の内部には、圧縮ガスとともにスタイリング剤が充填されている。吐出部23は、管状のノズルであり、貯留本体21の一端から突出している。
吐出部23を貯留本体21の内部側に押し込むことにより、吐出部23の基端側に設けられている図示しない吐出弁が開状態となり、スタイリング剤が吐出部23を介してエアロゾルとして吐出される。すなわち、貯留部20はヘアスプレー容器(ヘアスプレー缶)である。吐出部23に対する押し込み操作が解除されると、吐出部23が元の位置に復帰(先端側に突出)するとともに、吐出弁が閉状態に戻り、スタイリング剤の吐出が終了する。
貯留本体21の一端の外周部には、リング状の固定部22が設けられている。本実施形態の場合、固定部22は、貯留本体の胴部を構成する金属材に対して、貯留本体21の一端面を構成する金属部材を周回状に巻き締め固定することによって形成された巻き締め部である。
ただし、このようなスプレー式の貯留部20は一例であり、本発明において、貯留本体21が缶である場合に、吐出部23からスタイリング剤がミスト状又は泡状に吐出されるようになっていても良い。
また、貯留本体21には、貯留本体21から吸引したスタイリング剤を押し込み操作によって泡状又はミスト状などの形態で吐出する機械ポンプ式の吐出ヘッドが設けられていてもよい。
更には、貯留部20は、スクイズボトルであっても良い。この場合、貯留本体21に対して圧搾操作を加えることにより、吐出部23からスタイリング剤が泡状又はミスト状などの形態で吐出される。
カーラー部10及びノズル部30は、貯留部20に対して固定的に装着されていても良いし、着脱可能に装着されていても良い。本実施形態の場合、カーラー部10及びノズル部30は、貯留部20に対して着脱可能に装着されている。
より詳細には、貯留部20の固定部22に対してリング状の部材である固定リング70(図2)が固定され、この固定リング70に対してカーラー部10の基端部の装着部11が着脱可能に装着されるようになっている。
図2に示すように、固定リング70は、例えば、リング状のリング本体71と、リング本体71の内周面に形成された嵌合溝72と、を有している。図5(a)及び(b)に示すように、嵌合溝72に貯留部20の固定部22が嵌合するように、固定リング70を固定部22に外嵌することによって、固定リング70が貯留部20に装着されている。
図2に示すように、固定リング70は、リング本体71の外周面に形成されたネジ山73と、リング本体71の外周面においてネジ山73よりも先端側の部分に形成されている係合凹部74とを備えている。
一方、カーラー部10の装着部11の内周面には、固定リング70のネジ山73と螺合するネジ山12が形成されており、ネジ山12とネジ山73とを螺合させることによって装着部11を固定リング70に装着できるようになっている。
更に、装着部11の内面(後述する台状部11aにおける基端側の面)には、ネジ山12とネジ山73とが螺合した際に係合凹部74に対して係合する係合凸部19(図6(d)、(b))が形成されている。係合凹部74と係合凸部19とが係合することによって、装着部11を固定リング70から外す方向に回す際の抵抗力が増大するため、固定リング70に対して装着されたカーラー部10の脱落が抑制されるようになっている。
本実施形態の場合、カーラー部10は筒状に形成されており、内部にノズル部30が挿通される。すなわち、筒状のカーラー部10の内部空間が、ノズル部30を収容する収容空間となっている。
カーラー部10は、図6(a)〜(d)のいずれかの図に示されるように、固定リング70に着脱可能に装着されるキャップである装着部11と、装着部11と一体に設けられているとともに周囲に髪が巻き付けられる巻付部13と、を備えている。
装着部11は、軸方向に短尺な円筒形状に形成されており、装着部11の内周面には上記のようにネジ山12が形成されている。これにより、装着部11は雌ネジを構成している。
装着部11の軸方向における一端部は、径方向内側に張り出した環状の板状に形成された台状部11a(図1、図2)となっており、この台状部11aによって巻付部13が支持されている。
巻付部13は筒状に形成されており、巻付部13の内部にノズル部30が挿通される。巻付部13は、装着部11と同軸に配置されている。
巻付部13は、巻付部13の軸方向に対して平行に(したがって装着部11の軸方向に対して平行に)延在する棒状の櫛歯支持部16を複数備えている。各櫛歯支持部16は、台状部11aから先端側に向けて延出している。
これら櫛歯支持部16は、巻付部13の軸周りに間欠的に配置されている。本実施形態の場合、6つの櫛歯支持部16が、巻付部13の軸心の周囲に等角度間隔で配置されている。各櫛歯支持部16は、巻付部13の軸心から等距離に配置されている。
各櫛歯支持部16には、例えば、複数の櫛歯15が一列に等間隔に並んで設けられている。櫛歯15は先端が丸め形状に形成された先細の棒状の部分であり、櫛歯支持部16から巻付部13の径方向外方に突出している。
巻付部13は、更に、櫛歯支持部16の先端部に設けられた1つ又は複数の連結環17を有している。連結環17は、巻付部13の軸心と同軸の円環状に形成されており、隣り合う櫛歯支持部16どうしを連結している。
本実施形態の場合、巻付部13は2つの連結環17を有し、これら連結環17は、巻付部13の軸方向において相互に離間して配置されている。
ここで、巻付部13は、隣り合う櫛歯支持部16の対向間隔であって、且つ、2つの連結環17のうち装着部11の近くに配置されている方の連結環17と装着部11との対向間隔により構成された、複数の(例えば6つの)開口14を有している。これら開口14は、巻付部13の内部空間(収容空間)と巻付部13の外部空間とを相互に連通させている。
巻付部13を構成する6つの櫛歯支持部16のうち、複数の櫛歯支持部16の各々の内面側には、巻付部13の軸心方向に沿って延在する嵌合スライド溝18が直線状に形成されている。嵌合スライド溝18を有する複数の櫛歯支持部16には、例えば、巻付部13の軸心を挟んで互いに対向している一対又は複数対の櫛歯支持部16が含まれている。
図3(a)等に示すように、ノズル部30は、貯留部20から吐出されるスタイリング剤をそれぞれ吹き出す吹出口31を有している。ノズル部30が有する吹出口31の数は、単数(1つ)であっても良いが、複数であることが好ましい。
吹出口31は、ノズル部30の内部に形成された流路37(図4、図5(a))を介して、吐出部23と連通している。吐出部23から吐出されたスタイリング剤は、流路37を通って吹出口31に到達し、吹出口31から吹き出される。
また、ノズル部30は、貯留部20の吐出部23が嵌入する軸受部35を当該ノズル部30の基端部に備えている。
ノズル部30は、巻付部13の内側に配置され、巻付部13の外側にヘアスタイリング剤を吹き出す。すなわち、ノズル部30の吹出口31は、巻付部13の開口14を介して、巻付部13の内側から外側にヘアスタイリング剤を吹き出すようになっている。
ノズル部30は、巻付部13の軸方向に長尺に形成されている。なお、巻付部13の軸方向に対して直交するノズル部30の断面形状は円形となっている。ノズル部30は、巻付部13と同軸に配置されている。なお、吹出口31の向きは、ノズル部30の径方向外向きとなっている。
ノズル部30の先端部は、巻付部13から突出した突出部32となっている。図3(a)に示すように、突出部32は、吹出口31の位置を示す指標部33を有している。
すなわち、ノズル部30は、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口31と、巻付部13から突出している突出部32と、を有し、突出部32は、吹出口31の位置を示す指標部33を有している。
より詳細には、巻付部13は筒状に形成されているとともに、巻付部13の軸方向における一端部(基端部)が貯留部20に装着されており、ノズル部30の突出部32は、巻付部13の軸方向における他端部(先端部)から突出している。
ここで、吹出口31は、ノズル部30の周方向における特定位置に配置されている。より詳細には、ノズル部30の周面には、吹出口31が2列に配置されており、これら2つの列は、ノズル部30の軸心を通る仮想平面上にそれぞれ位置している。すなわち、吹出口31の一つ目の列と二つ目の列とは、ノズル部30の軸心を挟んで互いに対向位置に配置(180度間隔で配置)されている。
各列に含まれる吹出口31の数は特に限定されないが、2以上5以下であることが好ましい。
本実施形態では、各列に含まれる吹出口31の数が4である例を示している。
なお、ここでは吹出口31が2列に設けられている例を示しているが、吹出口31の列は3列以上であることも好ましい。ただし、吹出口31は1列であっても良い。
また、吹出口31は、必ずしも列を構成していなくても良い。
指標部33は、例えば、突出部32の周面に形成されている複数の突起により構成されている。より詳細には、突出部32の周面には、ノズル部30の軸心を挟んで互いに対向位置に配置された(180度間隔で配置された)2つの指標部33が設けられている。2つの指標部33のうちの一方は、ノズル部30の軸心周りにおいて、吹出口31の一つ目の列と同じ回転角度の位置に配置されており、2つの指標部33のうちの他方は、ノズル部30の軸心周りにおいて、吹出口31の二つ目の列と同じ回転角度の位置に配置されている。
使用者は、触覚により、突出部32における指標部33の位置、ひいては吹出口31の位置を判別することができる。よって、巻付部13に髪を巻き付けた際に、吹出口31から所望の方向にスタイリング剤が吹き出されるように、吹出口31の位置を容易に調節することができる。
なお、指標部33は、使用者が触覚で感知できる形状であればよく、突起に限らず凹みであってもよいし、突起と凹みとを含んで構成されていてもよい。
ノズル部30は、より詳細には、例えば、図7に示すように、ノズルカバー40と、ノズルコア50と、ノズルボタン60と、の3つの部材を相互に組み付けることによって構成されている。
ノズルカバー40は、ノズル部30の先端部を除く部分の外形を構成する部材である。
図8(a)〜(f)のいずれかの図に示されるように、ノズルカバー40は、中空形状のカバー本体41と、一対のカバー側リブ42と、を備えている。
カバー本体41の軸心は、ノズル部30の軸心と一致している。
カバー本体41の軸心に対して直交する断面において、カバー本体41の内周面及び外周面は円形であり、カバー本体41の内周面及び外周面は、先端側に向けて拡径している。カバー本体41の基端部の内周面及び外周面はすり鉢状に形成されており、カバー本体41の他部(基端部を除く部位)の内周面及び外周面は先端側に向けてテーパー状に拡径している。カバー本体41の先端は開口している。
一対のカバー側リブ42は、カバー本体41の外面から径方向外方に起立しており、且つ、カバー本体41の軸心方向に沿って延在している。カバー本体41の軸心方向において、カバー側リブ42の先端位置は、カバー本体41の先端位置と一致している。また、カバー側リブ42の基端位置は、カバー本体41の基端位置よりも先端側に位置しており、例えば、カバー本体41の上記すり鉢状の部分とテーパー状の部分との境界に位置している。
より詳細には、一対のカバー側リブ42は、カバー本体41の軸心を通る共通の仮想平面上に位置している。
カバー側リブ42の延在方向における全域に亘り、カバー本体41の外面からのカバー側リブ42の起立方向先端縁までの距離が一定となるように、カバー本体41の外面からのカバー本体41の起立高さは、ノズルカバー40の基端側から先端側に向けて徐々に縮小している。
カバー本体41の基端には、カバー本体41と同軸の筒状の軸受部35が設けられている。軸受部35の内部空間は、連通孔36を介して、カバー本体41の内部空間と連通している。
カバー本体41には、カバー本体41の内外を貫通する複数の吹出口31が2列に形成されている。このうち一つ目の列の複数の吹出口31と、二つ目の列の複数の吹出口31とは、カバー本体41の軸心を通る共通の仮想平面上に位置している。
カバー本体41の内面には、流路37を構成する一対の流路構成溝43が形成されている。各流路構成溝43の基端は連通孔36に連続している。一方の流路構成溝43は、一つ目の列の複数の吹出口31の各々に連続しており、他方の流路構成溝43は、二つ目の列の複数の吹出口31の各々に連続している。
一対の流路構成溝43は、一つ目及び二つ目の列の複数の吹出口31が配置されている上記仮想平面上に位置している。
ただし、一対のカバー側リブ42が存在する仮想平面と、一対の流路構成溝43(及び吹出口31)が存在する仮想平面とは、互いに交差(例えば直交)している。
カバー本体41の内面において、各流路構成溝43の両脇の部分には、各流路構成溝43に沿って延在する突条44がそれぞれ形成されている。
カバー本体41の先端側内面には、カバー本体41の先端側を向く環状の段差面45が形成されている
ノズルコア50は、ノズルカバー40の内部に挿入される部材であり、ノズルカバー40のカバー本体41と同軸に設けられる。
ノズルコア50がノズルカバー40の内部に挿入されることによって、ノズルカバー40とノズルコア50との間隙に流路37(図7(b))が形成されている。
図9(a)〜(e)のいずれかの図に示されるように、ノズルコア50は、ノズルカバー40のカバー本体41とほぼ相似形のコア本体51を有している。コア本体51の先端は開口している。
コア本体51の先端部の外面には、ノズルコア50の基端側を向く環状の段差面55が形成されている。
コア本体51において、段差面55よりも下側の部分は、カバー本体41と相似形に形成されており、カバー本体41内に嵌入されている。このコア本体51がカバー本体41に嵌入された状態で、段差面55が段差面45に突き当たっている(図7(b)、(c))。
コア本体51の外面には、ノズルカバー40の各突条44とそれぞれ嵌合する嵌合溝54が形成されている。カバー本体41に対するコア本体51の嵌入は、各嵌合溝54を各突条44に対して位置合わせして行う。これにより、各突条44と各嵌合溝54とが嵌合し、ノズルコア50がカバー本体41に対して相対的に軸周りに回転することが規制されるとともに、流路の密閉性が確保される。
コア本体51における段差面55よりも先端側の部分は、カバー本体41内に嵌入されずにカバー本体41から先端側に突出する(図7(b)、(c))。
コア本体51における段差面55よりも先端側の部分の外面には、ノズルコア50の軸心に対して平行に延在する一対の嵌合リブ52が形成されている。
コア本体51がカバー本体41に嵌入されることによってノズルコア50がノズルカバー40に対して組み付けられた状態において、各嵌合リブ52は、ノズルカバー40の各カバー側リブ42の延長上に位置するようになっている。
ノズルボタン60は、ノズル部30の先端部の外形を構成する部材である。
図10(a)〜(c)のいずれかの図に示されるように、ノズルボタン60は、先端側が閉塞し、基端側が開口している中空のボタン本体61を有している。ボタン本体61はノズルカバー40及びノズルコア50と同軸に配置されている。
ボタン本体61の外面には、一列に並ぶ複数の突起を含む突起群により構成された指標部33が設けられている。
ノズルボタン60の閉塞している先端部は、使用者による押圧操作を受ける押圧部34を構成している。押圧部34が押圧操作されることにより、ノズル部30がカーラー部10に対して相対的に基端側に摺動し、ノズル部30が吐出部23を貯留本体21に対して押し込む。これにより、貯留部20からスタイリング剤が吐出されるようになっている。
ボタン本体61の基端部の外面には、ボタン本体61の軸方向に延在する一対のボタン側リブ62が形成されている。
各ボタン本体61の内面において、各ボタン側リブ62と対応する位置には、ボタン本体61の軸方向に延在する嵌合溝64が形成されている。つまり、ボタン本体61の内面には一対の嵌合溝64が形成されている。
ボタン本体61の基端部の内面には、ボタン本体61の基端側を向く環状の段差面65が形成されている。
ノズル部30の組み立ては、ノズルコア50のコア本体51をノズルカバー40のカバー本体41に嵌入した後、ノズルコア50のコア本体51において段差面55よりも先端側の部分に対して、ノズルボタン60のボタン本体61を外嵌することによって行われる。
このような組み立てにより、図7(a)〜(c)に示すノズル部30が得られる。
ノズル部30が組み立てられた状態において、ノズルボタン60の各嵌合溝64に対して、ノズルコア50の各嵌合リブ52が嵌合している。また、ノズルボタン60の各ボタン側リブ62がノズルカバー40の各カバー側リブ42の延長上に配置され、ボタン側リブ62とカバー側リブ42とによりひとまとまりの嵌合リブ38が構成されている。
ノズル部30において、コア本体51の外周面は、カバー本体41の内周面に対して密着しているが(図4参照)、カバー本体41の内面には流路構成溝43が形成されているため、コア本体51とカバー本体41との間に流路37が形成されている。
軸受部35の内部空間は、連通孔36を介して2つの流路37の各々に対して連通している。各流路37に対応して、それぞれ複数の吹出口31が設けられている。
すなわち、ノズル部30は、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口31と、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を吹出口31に供給する流路37と、を備え、一の流路37に対して、複数の吹出口31が設けられている。
ノズル部30及びカーラー部10を貯留部20に装着するには、先ず、固定部22に固定リング70を固定する一方で、ノズル部30をカーラー部10の内部に挿通する。この際に、ノズル部30の一対の嵌合リブ38をカーラー部10の一対の嵌合スライド溝18に対してそれぞれ嵌合させる(図4、図5(b)参照)。
次に、カーラー部10の装着部11を固定リング70に対して螺合させることによって装着し、且つ、ノズル部30の軸受部35に吐出部23を嵌入させる。ここで、本実施形態の場合、嵌合リブ38が嵌合スライド溝18に嵌合しているため、ノズル部30は、カーラー部10に対して軸周りに相対回転せず、カーラー部10と一体に回転する。ただし、円筒状の軸受部35は吐出部23に対して回転できるため、軸受部35は吐出部23に対して回転しながら吐出部23を徐々に受け容れることができる。
カーラー部10の装着部11を固定リング70に対して装着し、且つ、ノズル部30の軸受部35に吐出部23を嵌入させることにより、カーラー部10が固定リング70を介して貯留部20に装着されるとともに、ノズル部30がカーラー部10と貯留部20とによって保持された状態となる。
この状態では、カーラー部10に対して相対的にノズル部30が先端側に移動してノズル部30がカーラー部10から脱落することは、カーラー部10によって規制される。つまり、カーラー部10の嵌合スライド溝18の先端縁に位置するストッパ部18a(図6(a)、(b)、(d)、図5(b))によって、ノズル部30の嵌合リブ38の先端38a(図7(a)、図5(b))が先端側に移動することが規制される。また、カーラー部10に対して相対的にノズル部30が基端側に移動してノズル部30がカーラー部10から脱落することは、吐出部23によって規制される。
ただし、ノズル部30はカーラー部10に対して相対的に基端側に移動可能(摺動可能)となっている。すなわち、カーラー部10及びノズル部30の軸方向において、嵌合リブ38が嵌合スライド溝18に対して摺動可能となっている。このため、ノズル部30を基端側に押し込むことによって、ノズル部30により吐出部23が貯留本体21側に押し込まれ、吐出部23からノズル部30にスタイリング剤が吐出されるようになっている。
図3(a)、(b)、図5(a)、(b)には、ノズル部30が押し込まれていない通常時の状態が示されている一方で、図11(a)及び(b)には、ノズル部30が押し込まれた状態が示されている。
このように、貯留部20は、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留本体21と、貯留本体21からヘアスタイリング剤を吐出する吐出部23と、を有し、吐出部23が貯留本体21に対して押し込まれることによって吐出部23からヘアスタイリング剤が吐出されるように構成されている。また、ノズル部30は、一端部(基端部の軸受部35)が吐出部23に接続されており、ノズル部30が押し込まれることにより、ノズル部30がカーラー部10に対して摺動するとともに、ノズル部30が吐出部23を貯留本体21に対して押し込む。
ここで、流路37は吐出部23から先端側に延びているとともに、一の流路37に対して設けられている複数の吹出口31は、吐出部23からの距離が互いに異なる位置に配置されている。そして、各吹出口31に供給されるスタイリング剤の圧力は、吐出部23から吹出口31までの距離が遠くなるほど弱くなる。
そこで、本実施形態では、各吹出口31から髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化するため、吐出部23から遠い吹出口31の方が、巻付部13に巻き付けられた髪の近くに配置されるようになっている。
上述のように、ノズル部30を構成するノズルカバー40は、基端側から先端側に向けて徐々に拡径しているため、ノズル部30の基端から遠い位置に配置されている吹出口31ほど、ノズル部30の軸心から遠くに位置していることになる。これにより、吐出部23から遠い吹出口31の方が、巻付部13に巻き付けられた髪の近くに配置される構成が実現されている。
すなわち、ノズル部30は、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口31を有し、複数の吹出口31には、第1吹出口と、第1吹出口よりも貯留部20から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、第2吹出口と巻付部13に巻き付けられた髪との距離が、第1吹出口と巻付部に巻き付けられた髪との距離よりも短い。
ここで、図12に示すように、一の流路37に対して設けられた4つの吹出口31のうち、最も基端側の吹出口31を吹出口31a、基端側から2番目の吹出口31を吹出口31b、基端側から3番目の吹出口31を吹出口31c、最も先端側の吹出口31を吹出口31dと称することとする。
例えば、吹出口31aを第1吹出口とした場合、吹出口31b、吹出口31c又は吹出口31dが第2吹出口となる。
また、図13(a)〜(d)には、図12のA−A線、B−B線、C−C線及びD−D線に沿った断面がそれぞれ示され、且つ、巻付部13の各櫛歯支持部16を包絡する仮想の包絡円筒面13aが示されている。巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31との距離は、この包絡円筒面13aと各吹出口31との距離と考えることができる。
すなわち、図13(a)に示すように、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31aとの距離は距離D1と考えることができ、図13(b)に示すように、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31bとの距離は距離D2と考えることができ、図13(c)に示すように、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31cとの距離は距離D3と考えることができ、図13(d)に示すように、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31dとの距離は距離D4と考えることができる。
ここで、D1>D2>D3>D4である。このため、各吹出口31a〜31dから髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化すること(吹き付け強さの差を低減すること)ができる。
ここで、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31との距離は、特に限定されないが、例えば、1mm以上20mm以下とすることができる。また、巻付部13に巻き付けられた髪と第1吹出口との距離と、巻付部13に巻き付けられた髪と第2吹出口との距離との差は、特に限定されないが、例えば、1mm以上16mm以下とすることができる。
更に、本実施形態では、各吹出口31から髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さ及び吹き付け面積を均一化するため、吐出部23から遠い吹出口31の方が、開口面積が大きくなっている。
すなわち、ノズル部30は、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口31を有し、複数の吹出口31には、第1吹出口と、第1吹出口よりも貯留部20から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、第2吹出口の開口面積が、第1吹出口の開口面積よりも大きい。
例えば、吹出口31aを第1吹出口とした場合、吹出口31b、吹出口31c又は吹出口31dが第2吹出口となる。
本実施形態の場合、例えば、吹出口31aの内径よりも吹出口31bの内径が大きく、吹出口31cの内径が吹出口31bの内径と同じであり、吹出口31dの内径が吹出口31b及び31cの内径よりも大きい。
このため、吹出口31a及び吹出口31bから髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化すること(吹き付け強さの差を低減すること)ができる。同様に、吹出口31a及び吹出口31cから髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化することができる。同様に、吹出口31b及び吹出口31dから髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化することができる。同様に、吹出口31c及び吹出口31dから髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さを均一化することができる。
吹出口31の内径は、特に限定されないが、例えば、2mm以下とすることができる。吹出口31の内径の下限値は、吹出口31を形成可能な範囲の大きさで、且つ、スタイリング剤を吹き出し可能な大きさであれば、特に限定されないが、例えば、0.1mm以上とすることができる。
また、第1吹出口の内径と第2吹出口との内径の差は、特に限定されないが、例えば、1mm以下とすることができる。また、第1吹出口の内径と第2吹出口との内径の差の下限値は、特に限定されないが、種々の計測方法により計測可能な大きさで、且つ、製造誤差よりも大きければよく、例えば、0.05mm以上とすることができる。
なお、吹出口31は、流路37側からノズル部30の外部側に向けてテーパー状に拡径する形状であっても良く、この場合、吹出口31の内径は、吹出口31における流路37側の端部の内径とすることができる。
ここで、カーラー部10、ノズル部30及び固定リング70により、ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント80が構成されている。
すなわち、ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント80は、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留装置(貯留部20)に装着して用いられるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント80であって、髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部10と、貯留装置から吐出されるヘアスタイリング剤を巻付部13に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部30と、を備える。
また、ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント80は、貯留装置(貯留部20)に装着される装着部(固定リング70)を更に備え、カーラー部10が装着部と一体に組み付けられ、且つ、カーラー部10によって貯留装置からのノズル部30の脱落が規制される。
次に、本実施形態に係るヘアスタイリング方法を説明する。
本実施形態に係るヘアスタイリング方法は、カーラー(カーラー部10)の周囲に髪を巻き付ける工程と、カーラーに巻き付けられている髪に向けて、カーラーの内側からヘアスタイリング剤を吹き出す工程と、を含む。
このヘアスタイリング方法を行うための器具は特に限定されないが、例えば、上述のヘアスタイリング剤塗布装置100を好適に用いることができる。
ヘアスタイリング剤塗布装置100を用いてヘアスタイリングを行うには、先ず、図14(a)及び(b)に示すように、髪を巻付部13に巻き付ける。
次に、髪を巻付部13に巻き付けた状態で押圧部34を押すことにより、貯留部20からスタイリング剤を吐出させる。スタイリング剤は、ノズル部30の連通孔36を介して流路37に流入し、複数の吹出口31に分配され、各吹出口31から吹き出される。
図15に示すように、吹出口31から吹き出されたスタイリング剤は、カーラー部10の開口14を介して、巻付部13の外側に吹き付けられる。
すなわち、巻付部13の内側から開口14を介して髪にスタイリング剤を吹き付けることができる。これにより、極めて手軽に、髪にウェーブなどのスタイリングを施すことができる。
ここで、本実施形態では、髪が巻付部13の形状に沿って内側から固まるようにできる。すなわち、巻付部13に巻かれた髪の外側は、スタイリング剤を付着させずにサラサラの状態に維持しつつ、巻かれた髪の内側はヘアスタイリング剤により固めることが可能となる。
以上のような第1の実施形態によれば、ヘアスタイリング剤塗布装置100は、髪が巻き付けられる巻付部13を有するカーラー部10と、貯留部20と、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を巻付部13に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部30と、を備え、ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている。
よって、極めて手軽にヘアスタイリングを行うことができる。
なお、特許文献1の技術とは異なり、髪に熱を加えなくても、容易にスタイリングを行うことができる。
また、第1の実施形態に係るヘアスタイリング方法によれば、カーラーの周囲に髪を巻き付ける工程と、カーラーに巻き付けられている髪に向けてカーラーの内側からヘアスタイリング剤を吹き出す工程と、を含むので、新規なヘアスタイリング方法を行うことができる。
〔第2の実施形態〕
次に、図16を用いて、第2の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100を説明する。
図16は、本実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100の要部を示す断面図であり、図5(a)に相当する断面位置において、装着部11、固定リング70及びその周辺を示している。
本実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100は、装着部11及び固定リング70の構造が上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、カーラー部10が貯留部20に対して回転可能となっている。すなわち、カーラー部10が、貯留部20に対して相対的に、軸周りに回転可能である。
より詳細には、固定リング70の外周面にはネジ山73が形成されておらず、その代わりに、係止溝75が周回状に形成されている。
また、カーラー部10の装着部11にはネジ山12及び係合凸部19が形成されておらず、その代わりに、装着部11は、固定リング70の係止溝75に対して係止される係止爪部81が形成されている。係止爪部81は、周回状に連続的に形成されていても良いし、間欠的に複数の係止爪部81が形成されていても良い。
装着部11ひいてはカーラー部10は、係止爪部81が係止溝75に対して係止された状態で、貯留部20に対して相対的に、軸周りに回転可能となっている。
第2の実施形態によれば、カーラー部10が貯留部20に対して回転可能であるため、貯留部20に対して独立的にカーラー部10を回転させることが可能となる。
よって、例えば、貯留部20を片手で保持した状態で、カーラー部10を貯留部20に対して回転させることにより、カーラー部10に髪を巻き付けることができる。
このため、貯留部20を保持する手の手首を不自然な角度に曲げることなく、容易にカーラー部10に髪を巻き付けることができる。
特に、髪の付け根近傍までをカーラー部10に巻き付ける作業が容易となり、髪の付け根まで思い通りにスタイリングを行うことができる。
また、貯留部20及びカーラー部10を一定位置に安定して保持しながら、カーラー部10のみを回転させて髪を巻き付けることができるため、カーラー部10の回転によって吹出口31の向きを調整でき、より髪の根元部にヘアスタイリング剤を噴霧することが可能である。
なお、第2の実施形態では、係止爪部81と係止溝75とにより構成された係止構造によって、カーラー部10が貯留部20に対して空回り可能な構成を実現する例を説明したが、カーラー部10が貯留部20に対して空回り可能な構成は、他の構造によっても実現できる。
〔第3の実施形態〕
次に、図17を用いて、第3の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100を説明する。図17は、図5(b)に相当する断面位置を示している。
本実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100は、カーラー部10の構造が上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、ノズル部30がカーラー部10に対して回転可能となっている。すなわち、ノズル部30が、カーラー部10に対して相対的に、軸周りに回転可能である。
図17に示すように、本実施形態の場合、ヘアスタイリング剤塗布装置100は、カーラー部10が嵌合スライド溝18を有していないとともに、ノズル部30が嵌合リブ38を有していない。すなわち、ヘアスタイリング剤塗布装置100は、嵌合スライド溝18と嵌合リブ38とにより構成される嵌合構造を備えていない。
ここで、ノズル部30の軸受部35は、貯留部20の吐出部23を軸受けしているため、貯留部20に対して軸周りに回転可能である。
また、カーラー部10は、ノズル部30を軸受けする軸受部85を有している。これにより、ノズル部30は、カーラー部10に対して軸周りに回転可能となっている。より詳細には、軸受部85は、カーラー部10の巻付部13の先端部に設けられており、軸受部85は、ノズル部30の突出部32に対して基端側に隣接している部分を軸受けしている。
なお、軸受部85によって、カーラー部10に対して相対的にノズル部30が先端側に脱落することが規制されている(抜け止めされている)。ただし、ノズル部30を貯留部20側に押し込むことは許容されている。
第3の実施形態によれば、ノズル部30がカーラー部10に対して回転可能であるため、カーラー部10に対して独立的にノズル部30を回転させることが可能となる。
よって、カーラー部10に髪を巻き付けた状態を維持しつつ、ノズル部30をカーラー部10に対して回転させることにより、吹出口31の向きを調節することができる。つまり、カーラー部10に対して髪を巻き付ける作業の開始時に、カーラー部10に対する髪の巻き付けが完了した時点での吹出口31の向きを先読みする必要が無く、カーラー部10に髪を巻き付けた後で、吹出口31の向きを所望の向きに調節することができる。
特に、ヘアスタイリング剤塗布装置100が上記の指標部33を備えていることにより、吹出口31の向きを容易に判別できるため、カーラー部10に髪を巻き付けた後での吹出口31の向きの調節が容易となる。
なお、第3の実施形態の構造は、第2の実施形態のようにカーラー部10が貯留部20に対して回転可能となっている構造と組み合わせることも好ましい。
〔第4の実施形態〕
次に、図18及び図19を用いて第4の実施形態を説明する。
本実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係るヘアスタイリング剤塗布装置100と同様に構成されている。
図18(a)及び(b)に示すように、本実施形態の場合、ノズル部30の構造が第1の実施形態と大きく異なっている。本実施形態の場合、ノズル部30は、直線状の管状の本体部39aと、本体部39aの先端から分枝している複数の分枝部39bと、を備えている。
本体部39aの基端部に軸受部35が設けられている。
各分枝部39bは弧状に延在する管状に形成されている。各分枝部39bは、本体部39aの先端から更に先端側に向かった後、折り返して基端側に向かう形状(例えばJ字形状)となっている。
流路37は、本体部39aの内部から各分枝部39bの内部に亘って連続的に形成されている。流路37において、各分枝部39bの内部の部分は、分枝流路37aと称することとする。
ノズル部30は、本体部39aが巻付部13の内部に挿通され、軸受部35が吐出部23に外嵌されている。この状態で、各分枝部39bは、巻付部13の先端から突出している。各分枝部39bにおいて、巻付部13から突出している部分は、それぞれ折り返して基端側に延び、巻付部13に沿って、巻付部13の周囲に配置されている。
分枝部39bの数は特に限定されないが、図18及び図19の例では、6つとなっている。複数の分枝部39bは、本体部39aの周囲に放射状に配置されている。
また、各分枝部39bには、複数の吹出口31が形成されている。各吹出口31は、本体部39aの方に向けて(つまりノズル部30の内向きに)開口している。
なお、本実施形態の場合、巻付部13には開口14が形成されていなくても良い。この場合、櫛歯支持部16は、1つの筒状(例えば円筒状)の部分となる。
本実施形態の場合、図19に示すように、巻付部13の周囲に髪を巻き付けた際に、分枝部39bが髪の周囲に位置する。よって、カーラー部10の巻付部13に巻き付けられている髪に向けて、カーラー部10の周囲から内向きにヘアスタイリング剤を吹き出して、髪に塗布することができる。
上記の各実施形態において、ヘアスタイリング剤塗布装置100の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
<吹出口の形状のバリエーション>
次に、図20(a)〜(c)を用いて、ノズル部30の吹出口31の形状のバリエーションを説明する。
図20(a)に示すように、吹出口31は、流路37側からノズル部30の外部側に亘って内径が一定のストレート形状であっても良い。
また、図20(b)に示すように、吹出口31は、流路37側からノズル部30の外部側に向けて内径がテーパー状に拡径する形状であっても良い。図20(b)の場合、吹出口31から吹き出されるスタイリング剤が広がる範囲が、図20(a)の場合と比べて広くなる。
また、図20(c)に示すように、吹出口31は、流路37側からノズル部30の外部側に向けて内径が徐々に拡大するラッパ型であっても良い。すなわち、吹出口31の内径が拡大する割合が、流路37側からノズル部30の外部側に向けて徐々に大きくなっていても良い。この場合、吹出口31から吹き出されるスタイリング剤が広がる範囲は、主として、吹出口31における流路37側の端部の形状に依存する。図20(c)の例では、スタイリング剤が広がる範囲の広さは、図20(a)図20(b)との中間の広さとなる。
図20(b)及び(c)において、吹出口31の広がり角度は、適宜に設定することができる。
吹出口31の各種の形状は、スタイリング剤の性状やスタイリングの目的などに応じて適宜に設定される。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記の第1の実施形態では、巻付部13に巻き付けられた髪と吹出口31との距離と、吹出口31の開口面積とが調節されていることによって、各吹出口31から髪に対するスタイリング剤の吹き付け強さが均等化されている例を説明したが、吹出口31どうしの間隔が調節されていることによって、複数の吹出口31から髪に対するスタイリング剤の吹き付け量(単位面積あたりの吹きつけ量)が均等化されていても良い。
また、第1から第3の実施形態では、流路37が直線状である例を説明したが、流路37は螺旋状の形状に形成されていても良い。この場合、一の流路37に対して、ノズル部30の周方向における複数箇所の各々に吹出口31を設けることができる。
また、第1から第4の実施形態では、一の流路37に対して複数の吹出口31が設けられている例を説明したが、個々の吹出口31に対応して個別の流路37が設けられていてもよい。
また、上記の各実施形態では、ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている場合に、第2吹出口と巻付部13に巻き付けられた髪との距離が、第1吹出口と巻付部13に巻き付けられた髪との距離よりも短い構成を説明したが、本発明は、この例に限らない。
すなわち、本発明は、毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、貯留部から吐出される毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、毛髪用塗布剤の塗布対象となる毛髪に対するノズル部の位置合わせを行うためのガイド部と、を備え、ノズル部は、貯留部から吐出される毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、複数の吹出口には、第1吹出口と、第1吹出口よりも貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、第2吹出口とガイド部との距離が、第1吹出口とガイド部との距離よりも短い毛髪用塗布剤塗布装置を提供する。
ここで、毛髪用塗布剤は、スタイリング剤の他、染毛剤などであっても良い。
ガイド部は、上述の巻付部13のようなものであっても良いし、毛髪または体表(頭皮など)にあてがわれる棒状のものなどであっても良い。
吐出口(第1吐出口、第2吐出口)とガイド部との距離は、ガイド部が巻付部13のようなものである場合は、図13に示す包絡円筒面13aと吹出口31との距離D1〜D4とすることができる。
また、上記の各実施形態では、ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている場合に、第2吹出口の開口面積が、第1吹出口の開口面積よりも大きい構成を説明したが、本発明は、この例に限らない。
すなわち、本発明は、毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、貯留部から吐出される毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、を備え、ノズル部は、貯留部から吐出される毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、複数の吹出口には、第1吹出口と、第1吹出口よりも貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、第2吹出口の開口面積が、第1吹出口の開口面積よりも大きい毛髪用塗布剤塗布装置を提供する。
この場合も、毛髪用塗布剤は、スタイリング剤の他、染毛剤などであっても良い。
また、上記の各実施形態では、ノズル部30及びカーラー部10が貯留部20と一体に設けられている場合に、ノズル部30が巻付部13の内側に配置され、ノズル部30が巻付部13の外側にヘアスタイリング剤を吹き出す構成を説明したが、本発明は、この例に限らない。
すなわち、本発明は、髪が巻き付けられる巻付部13を有するカーラー部10と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部20と、貯留部20から吐出されるヘアスタイリング剤を、巻付部13に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部30と、を備え、ノズル部30は、巻付部13の内側に配置され、巻付部13の外側に前記ヘアスタイリング剤を吹き出すヘアスタイリング剤塗布装置を提供する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、を備え、前記ノズル部及び前記カーラー部が前記貯留部と一体に設けられているヘアスタイリング剤塗布装置。
<2>前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口を有し、前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、前記第2吹出口と前記巻付部に巻き付けられた髪との距離が、前記第1吹出口と前記巻付部に巻き付けられた髪との距離よりも短い<1>に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<3>前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口を有し、前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、前記第2吹出口の開口面積が、前記第1吹出口の開口面積よりも大きい<1>又は<2>に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<4>前記ノズル部は、前記巻付部の内側に配置され、前記巻付部の外側に前記ヘアスタイリング剤を吹き出す<1>から<3>のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<5>前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口と、前記巻付部から突出している突出部と、を有し、前記突出部は、前記吹出口の位置を示す指標部を有している<4>に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<6>前記カーラー部は、前記貯留部に対して回転可能である<1>1から<5>のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<7>前記ノズル部は、前記カーラー部に対して回転可能である<1>から<6>のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<8>前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口と、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を前記吹出口に供給する流路と、を備え、一の前記流路に対して、複数の前記吹出口が設けられている<1>から<7>のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<9>前記貯留部は、前記ヘアスタイリング剤を貯留する貯留本体と、前記貯留本体から前記ヘアスタイリング剤を吐出する吐出部と、を有し、前記吐出部が前記貯留本体に対して押し込まれることによって前記吐出部から前記ヘアスタイリング剤が吐出されるように構成されており、前記ノズル部は、一端部が前記吐出部に接続されており、前記ノズル部が押し込まれることにより、前記ノズル部が前記カーラー部に対して摺動するとともに、前記ノズル部が前記吐出部を前記貯留本体に対して押し込む<1>から<8>のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
<10>ヘアスタイリング剤を貯留する貯留装置に装着して用いられるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメントであって、髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、前記貯留装置から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、を備えるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント。
<11>前記貯留装置に装着される装着部を更に備え、前記カーラー部が前記装着部と一体に組み付けられ、且つ、前記カーラー部によって前記貯留装置からの前記ノズル部の脱落が規制される<10>に記載のヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント。
<12>カーラーの周囲に髪を巻き付ける工程と、前記カーラーに巻き付けられている髪に向けて、前記カーラーの内側からヘアスタイリング剤を吹き出す工程と、を含むヘアスタイリング方法。
<13>毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、前記毛髪用塗布剤の塗布対象となる毛髪に対する前記ノズル部の位置合わせを行うためのガイド部と、を備え、前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、前記第2吹出口と前記ガイド部との距離が、前記第1吹出口と前記ガイド部との距離よりも短い毛髪用塗布剤塗布装置。
<14>毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、を備え、前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、前記第2吹出口の開口面積が、前記第1吹出口の開口面積よりも大きい毛髪用塗布剤塗布装置。
<15>髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部と、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、を備え、前記ノズル部は、前記巻付部の内側に配置され、前記巻付部の外側に前記ヘアスタイリング剤を吹き出すヘアスタイリング剤塗布装置。
10 カーラー部
11 装着部
12 ネジ山
13 巻付部
13a 仮想の包絡円筒面
14 開口
15 櫛歯
16 櫛歯支持部
17 連結環
18 嵌合スライド溝
18a ストッパ部
19 係合凸部
20 貯留部(貯留装置)
21 貯留本体
22 固定部
23 吐出部
30 ノズル部
31、31a、31b、31c、31d 吹出口
32 突出部
33 指標部
34 押圧部
35 軸受部
36 連通孔
37 流路
37a 分枝流路
38 嵌合リブ
38a 先端
39a 本体部
39b 分枝部
40 ノズルカバー
41 カバー本体
42 カバー側リブ
43 流路構成溝
44 突条
45 段差面
50 ノズルコア
51 コア本体
52 嵌合リブ
54 嵌合溝
55 段差面
60 ノズルボタン
61 ボタン本体
62 ボタン側リブ
64 嵌合溝
65 段差面
70 固定リング(装着部)
71 リング本体
72 嵌合溝
73 ネジ山
74 係合凹部
75 係止溝
81 係止爪部
85 軸受部
80 ヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント
100 ヘアスタイリング剤塗布装置

Claims (13)

  1. 髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、
    ヘアスタイリング剤を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、
    を備え、
    前記ノズル部及び前記カーラー部が前記貯留部と一体に設けられているヘアスタイリング剤塗布装置。
  2. 前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口を有し、
    前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、
    前記第2吹出口と前記巻付部に巻き付けられた髪との距離が、前記第1吹出口と前記巻付部に巻き付けられた髪との距離よりも短い請求項1に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  3. 前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す複数の吹出口を有し、
    前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、
    前記第2吹出口の開口面積が、前記第1吹出口の開口面積よりも大きい請求項1又は2に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  4. 前記ノズル部は、前記巻付部の内側に配置され、前記巻付部の外側に前記ヘアスタイリング剤を吹き出す請求項1から3のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  5. 前記ノズル部は、前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口と、前記巻付部から突出している突出部と、を有し、
    前記突出部は、前記吹出口の位置を示す指標部を有している請求項4に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  6. 前記カーラー部は、前記貯留部に対して回転可能である請求項1から5のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  7. 前記ノズル部は、前記カーラー部に対して回転可能である請求項1から6のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  8. 前記ノズル部は、
    前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を吹き出す吹出口と、
    前記貯留部から吐出される前記ヘアスタイリング剤を前記吹出口に供給する流路と、
    を備え、
    一の前記流路に対して、複数の前記吹出口が設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  9. 前記貯留部は、前記ヘアスタイリング剤を貯留する貯留本体と、前記貯留本体から前記ヘアスタイリング剤を吐出する吐出部と、を有し、前記吐出部が前記貯留本体に対して押し込まれることによって前記吐出部から前記ヘアスタイリング剤が吐出されるように構成されており、
    前記ノズル部は、一端部が前記吐出部に接続されており、
    前記ノズル部が押し込まれることにより、前記ノズル部が前記カーラー部に対して摺動するとともに、前記ノズル部が前記吐出部を前記貯留本体に対して押し込む請求項1から8のいずれか一項に記載のヘアスタイリング剤塗布装置。
  10. ヘアスタイリング剤を貯留する貯留装置に装着して用いられるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメントであって、
    髪が巻き付けられる巻付部を有するカーラー部と、
    前記貯留装置から吐出される前記ヘアスタイリング剤を、前記巻付部に巻き付けられている髪に向けて吹き出すノズル部と、
    を備えるヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント。
  11. 前記貯留装置に装着される装着部を更に備え、
    前記カーラー部が前記装着部と一体に組み付けられ、且つ、前記カーラー部によって前記貯留装置からの前記ノズル部の脱落が規制される請求項10に記載のヘアスタイリング剤塗布用アタッチメント。
  12. カーラーの周囲に髪を巻き付ける工程と、
    前記カーラーに巻き付けられている髪に向けて、前記カーラーの内側からヘアスタイリング剤を吹き出す工程と、
    を含むヘアスタイリング方法。
  13. 毛髪用塗布剤を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から吐出される前記毛髪用塗布剤を吹き出すノズル部と、
    前記毛髪用塗布剤の塗布対象となる毛髪に対する前記ノズル部の位置合わせを行うためのガイド部と、
    を備え、
    前記ノズル部は、貯留部から吐出される毛髪用塗布剤を吹き出す複数の吹出口を有し、
    前記複数の吹出口には、第1吹出口と、前記第1吹出口よりも前記貯留部から遠い位置に配置されている第2吹出口と、が含まれ、
    前記第2吹出口と前記ガイド部との距離が、前記第1吹出口と前記ガイド部との距離よりも短い毛髪用塗布剤塗布装置。
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