JP2017204841A - 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法 - Google Patents

移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017204841A
JP2017204841A JP2016097419A JP2016097419A JP2017204841A JP 2017204841 A JP2017204841 A JP 2017204841A JP 2016097419 A JP2016097419 A JP 2016097419A JP 2016097419 A JP2016097419 A JP 2016097419A JP 2017204841 A JP2017204841 A JP 2017204841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile device
information
operation mode
mode
specific area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016097419A
Other languages
English (en)
Inventor
隆 水谷
Takashi Mizutani
隆 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016097419A priority Critical patent/JP2017204841A/ja
Publication of JP2017204841A publication Critical patent/JP2017204841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特別な位置検出が不要で簡単に特定エリアを検出し移動機のモード制御が行えること。【解決手段】移動機100は、信号受信部101と、エリア内外判定部102と、モード制御部103とを含み、複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、特定エリア内のときには信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える。信号には、特定エリアの識別情報と、特定エリア内での動作モードの情報と、動作モードを実行するために必要な複数の基地局から受信した信号数の情報とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、特定エリアでの動作を制御する移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法に関する。
携帯電話機等の移動機には、電車内や公共の場において着信音を抑止するマナーモードや、飛行機内でインターネットアクセスを抑制する機内モードなどが用意されているが、モードの設定・解除の操作は、使用者のマナーに委ねられている。これらマナーモードに変えたり、戻したりする操作は、ユーザ操作が必要で煩わしい。特定エリア内に入った時に自動的に特定エリアに適したモードに遷移し、また、特定エリア内から外に移動した時に元のモードに戻る機能やサービスが要望されている。
また、移動機が現在どこに位置しているかを識別する方法としては、GPSによる移動機の位置検出や、移動機の在圏する基地局からの電波到達範囲等が用いられる。従来、映画館や病院など特定エリアに移動機が入ったことをGPSや基地局の電波到達範囲に基づき検出し、移動機のモードを切り替える技術が開示されている(例えば、下記特許文献1,2参照。)。
特開2007−235494号公報 特開2007−37045号公報
しかし、従来の技術では、特定エリアでの移動機のモードを切り替えるために、移動機は、位置検出用に特別にGPS機能が必要となりかつGPS機能を動作させておく必要がある。また、基地局からの電波の到達範囲に基づき位置を検出する場合、電波の到達範囲は略円形となるため、各種形状の特定エリア、例えば、三角形や細い特定エリアでのモード制御が行えない。また、GPS、電波の到達範囲に基づく位置検出では高さ方向を含む3次元の特定エリアでのモード制御が行えない。
一つの側面では、本発明は、特別な位置検出が不要で簡単に特定エリアを検出し移動機のモード制御が行えることを目的とする。
一つの案では、移動機は、複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える制御部を備える、ことを要件とする。
一つの実施形態によれば、特別な位置検出が不要で簡単に特定エリアを検出し移動機のモード制御が行えるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる移動機の機能を示すブロック図である。 図2は、実施の形態にかかる移動機のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかるサービスサイトのハードウェア構成例を示す図である。 図4は、実施の形態にかかる移動機およびサービスサイトの他の機能構成例を示すブロック図である。 図5Aは、実施の形態にかかる移動機における制御情報に基づく動作内容を示すフローチャートである。(その1) 図5Bは、実施の形態にかかる移動機における制御情報に基づく動作内容を示すフローチャートである。(その2) 図6は、実施の形態にかかる移動機が受信する制御情報の内容例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかる移動機の位置判定を説明する図である。(その1) 図8は、実施の形態にかかる移動機の位置判定を説明する図である。(その2) 図9は、実施の形態にかかる移動機の位置判定を説明する図である。(その3) 図10は、実施の形態にかかるモード情報の設定例を示すシーケンス図である。 図11は、実施の形態にかかる移動機が送信する通信情報の内容例を示す図である。 図12は、実施の形態にかかる移動機の移動時の基地局からの信号受信数の変化を示す図である。 図13は、図12に対応する移動機の移動時の基地局からの信号受信数の変化を示すシーケンス図である。 図14は、実施の形態にかかる移動機に対するエリア内外判定部での判定状態を説明する図である。 図15は、実施の形態にかかる移動機のモード設定にかかる動作例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態にかかる移動機のモード設定解除にかかる動作例を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態にかかる移動機のモード制御によるモード情報のデータ移動状態を説明する図である。 図18は、実施の形態にかかる各種形状の特定エリアの構築例を示す図である。(その1) 図19は、実施の形態にかかる各種形状の特定エリアの構築例を示す図である。(その2) 図20は、実施の形態にかかる各種形状の特定エリアの構築例を示す図である。(その3)
(実施の形態)
実施の形態の移動機は、基地局と無線通信を行い、外部装置であるサービスサイトと通信を行う。サービスサイトには、特定エリアに位置した際の移動機の動作状態(マナーモード等の動作モード)の移行を支援し、必要な情報を移動機との間で送受信する。移動機は、複数の基地局が送信する信号に基づき、特定エリア内であるか否かを判定する。そして、移動機は、現在の位置が特定エリア内であると判定すると、特定エリア内で所定の動作状態に移行する制御を行う。この際、移動機は、基地局やサービスサイトの制御を受けずに、自律的に動作モードを変更することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる移動機の機能を示すブロック図である。図1には、携帯電話機等の移動機100の機能のうち、実施の形態にかかるエリア別のモード制御の関連部を主に記載してある。
移動機100は、信号受信部101と、エリア内外判定部102と、モード制御部103と、を含む。信号受信部101は、移動機が通信可能な複数の基地局が送信する制御情報を受信し、エリア内外判定部102に出力する。
エリア内外判定部102は、複数の基地局が送信する制御情報に基づき、現在の移動機100が特定エリア内に位置しているか否かを判定し、特定エリア内に位置していると判定したときには、モード制御部103によるモード制御を実行させる。
モード制御部103は、複数の基地局が送信する制御情報に基づき、移動機100に対するモード制御の発動を所定の条件を用いて判定し、モード制御を発動すると判定した場合には、制御情報に含まれるモード情報が示す動作状態となるよう移動機100を動作制御する。
モード制御部103は、複数の情報設定部として、モード情報設定領域111と、モード情報退避領域112と、プリセットモード情報領域113を有する。モード情報設定領域111は、制御情報に含まれる特定エリア内での移動機100に対する動作状態(モード情報)を設定(格納)する。移動機100は、モード情報設定領域111にモード情報が設定されると、このモード情報に対応した動作状態(例えば、特定エリア内でのマナーモード)となる。モード情報退避領域112は、移動機100のモード制御実施前の動作状態(モード情報)を退避(格納)し、特定エリア外に退避したときに、以前の移動機100の動作状態に戻すために用いられる。
また、移動機100は、あらかじめ特定エリア内での移動機100に対する複数(n)のモード情報をプリセットモード情報領域113にプリセット設定しておくこともできる。例えば、プリセットされるモード情報としては、マナーモードや、歩きスマホができないWeb接続停止モードや、通話を停止する通話停止モードなどがある。
図2は、実施の形態にかかる移動機のハードウェア構成例を示す図である。移動機100は、例えば、CPU等のプロセッサ201と、RAM等のメインメモリ202と、フラッシュメモリ等の拡張メモリ203と、通信部204と、液晶ドライバ205とをシステムバス206を介してバス接続し構成できる。液晶ドライバ205には液晶表示部207が接続され、通信内容や各種操作用の情報を表示出力する。
プロセッサ201は、例えば、拡張メモリ203に格納された制御プログラムを実行することで、移動機100を統括制御する。制御プログラムには、図1に記載した実施の形態の信号受信部101、エリア内外判定部102、モード制御部103の機能を含む。そして、制御プログラムの実行時、プロセッサ201は、メインメモリ202を作業領域として用いる。図1に記載したモード制御部の情報設定部(モード情報設定領域111と、モード情報退避領域112と、プリセットモード情報領域113)の機能は、例えば、拡張メモリ203を用いて実現できる。
図1に示した移動機100の各機能は、図2に示したプロセッサ201が実行する制御プログラム(アプリケーション)として実装することができるほかに、移動機100のファームウェア(すなわち、基本機能の一部として)搭載することもできる。
移動機100と無線通信を行う基地局についても、図2同様のハードウェア構成を有する。基地局は、移動機との無線通信を行う基本機能を有する。また、基地局は、移動機100と、サービスサイトとの間の通信を仲介して通信接続する機能を有してもよい。
基地局は、移動機100との間で通信用情報(プロトコル情報)を用いて通常の無線通信を行う。そして、実施の形態の基地局は、この通信用情報の一部に上記の制御情報を付加して移動機100に送信する。制御情報の詳細は後述するが、特定エリアを識別するエリアID、エリア内で設定すべきモードの種類、移動機100でのモード設定のために必要な基地局からの信号数と条件、等の情報が含まれる。
図3は、実施の形態にかかるサービスサイトのハードウェア構成例を示す図である。サービスサイト300は、特定エリアに位置した際の移動機の動作状態(マナーモード等の動作モード)の移行を支援し、必要な情報を移動機との間で送受信する。サービスサイト300は、移動機100と通信接続され、移動機100の現在の動作状態を管理する。移動機100は、例えば、LAN等を介してインターネット接続によりサービスサイト300に接続することができる。また、移動機100は、基地局を介してサービスサイト300に接続することができる。
サービスサイト300は、業務サーバ301と、データベース(DB)サーバ302と、DB装置303と、ロードバランサ装置304と、外部接続スイッチ(SW)305と、を含む。
業務サーバ301は、複数設けられ、各業務サーバ301は、管理する移動機100と通信接続し、移動機100の通信状態や特定エリアにおける移動機100の動作状態(モード情報)等を監視する。DBサーバ302は、複数設けられ、業務サーバ301の要求に基づき、DB装置303にアクセスする。複数の業務サーバ301は、それぞれ複数のDBサーバ302にアクセス可能である。
DBサーバ302は、DB装置303に対し、移動機100が特定エリアに位置した場合、移動機100の現在の動作状態(動作モード)を格納する。なお、移動機100が特定エリアに位置したか否かは、移動機100が判断し、移動機100がサービスサイト300に伝えられる。
DBサーバ302には、例えば、移動機100が特定エリアに位置したとき、モード制御実施前の動作状態(モード情報)が退避(格納)され、移動機100が特定エリアから退出したとき、格納しておいた以前の動作状態(モード情報)を移動機100に送出する。
また、複数の業務サーバ301は、複数のロードバランサ装置304にアクセス可能であり、ロードバランサ装置304および外部接続SW305を介してインターネット等のネットワーク網にアクセス可能である。
サービスサイト300は、ネットワーク網を介して移動機100および基地局にアクセス可能である。サービスサイト300は、基地局が移動機100に送信する制御情報をあらかじめ基地局に送信する。この制御情報は、特定エリア内で設定するモードの種類、移動機100でのモード設定のために必要な基地局からの信号数と発動条件、等の情報を含み、基地局は、この制御情報を保持するとともに、移動機100に送信する。サービスサイト300は、業務サーバ301が基地局に通信接続され、サービスサイト300が基地局を介して移動機100に通信接続することもできる。
図4は、実施の形態にかかる移動機およびサービスサイトの他の機能構成例を示すブロック図である。図1に示した移動機100のモード情報退避領域112と、プリセットモード情報領域113の機能は、図4に示すように、サービスサイト300側に設けることもできる。
図4に示すサービスサイト300の各機能は、図3に示した業務サーバ301の内部機能の一部として設けることができる。サービスサイト300の移動機連携部401は、移動機100と通信接続し、特定エリアに対し進入または退出する際に、移動機100の動作状態(モード情報等)をネットワーク410を介して移動機100との間で送受信する。
例えば、移動機100が特定エリアに進入したときには、移動機100の現在の動作状態(モード情報)をモード情報退避領域402に格納し、移動機100に対し、特定エリアに対応するプリセットモード情報403を選択して移動機100に送信する。
この後、移動機100が特定エリアから退出したときには、移動機100に対し、モード情報退避領域402に格納しておいた以前の動作状態(モード情報)を移動機100に送信する。
図1の構成例では、移動機100にプリセットモード情報領域113を有するため、移動機100が自ら判断して自律的に特定エリアに対応した動作状態(モード情報)に移行することができる。一方、図4の構成例では、サービスサイト300がプリセットモード情報領域113を有するため、移動機100がプリセットモード情報を保持しておく必要がなくその分メモリ容量を削減でき、また、多数の特定エリアに対応した多数のプリセットモード情報を保持、管理できる。
サービスサイト300は、移動機連携部401により、移動機100の故障や電池切れ時に、移動機100のデータのバックアップサイトとしても機能する。
図5A,図5は、実施の形態にかかる移動機における制御情報に基づく動作内容を示すフローチャートである。特定エリア付近に位置する移動機100のプロセッサ201が実行する信号受信部101、エリア内外判定部102、モード制御部103の各機能の動作例を説明する。
はじめに、信号受信部101は、通信可能なエリア内の複数の基地局500が送信する制御情報として、特定エリアを識別するエリアIDと、エリアIDで設定されるモード情報と、モード設定発動条件と、を抽出する。そして、信号受信部101は、制御情報に、移動機100で観測した受信中の信号数(基地局数に相当)と、各信号の電波強度を付与して、エリア内外判定部102に出力する(ステップS501)。エリアIDは、同じモード設定のルールを共有する基地局500を示す。すなわち、特定エリアで移動機100が受信可能な複数の基地局500は同一のエリアIDである。
次に、エリア内外判定部102は、複数の基地局500のうち電波強度が一番強い信号のエリアIDに対して、同じ受信中の信号数の継続時間のカウントを開始する(ステップS502)。この際、特定エリア境界位置におけるエリア内外判定のばたつき(不定)を防ぐため、同じ信号受信数で、一定時間を経過するまで待つ(ステップS502aのループ)。このように、エリア内外判定部102では、特定エリア内における一定時間の経過を待つことで、移動機100が特定エリアの境界に位置しているときの無駄なモード設定の多発を回避する。
次に、エリア内外判定部102は、一定時間が経過したら、モード発動条件と、受信中の信号数を比較する。そして、エリア内外判定部102は、発動条件が成立したら、モード制御部103に特定エリアで設定されるモード情報の設定を依頼する。一方、発動条件が不成立ならば、モード制御部103に特定エリアで設定されるモード情報の解除を依頼する(ステップS503)。このように、エリア内外判定部102は、同じ特定エリアIDの基地局からの信号受信数がモード設定発動条件を満たした場合、特定エリアで設定されるモード情報で、モード制御部103を起動させる。
次に、モード制御部103は、エリア内外判定部102からモード情報の設定依頼時には、現在の移動機100のモード情報をモード情報退避領域112に退避させ、特定エリアで設定されるモード情報をモード情報設定領域111に設定する。一方、エリア内外判定部102からモード情報の解除依頼時には、モード情報退避領域112に退避したモード情報で移動機100の動作状態を以前の状態に復旧させ、モード情報退避領域112に設定されたモード情報を消去する(ステップS504)。
ここで、モード制御部103は、モード情報設定領域111の未設定時のモード情報の解除依頼、および設定中のモード情報の設定依頼は無視して行わない。
図6は、実施の形態にかかる移動機が受信する制御情報の内容例を示す図である。基地局500が送信し、移動機100が受信する信号(フォーマット)600は、ヘッダ情報と、トレーラ情報のほかに、基地局500と移動機100との間の通信に用いる不図示の通信用情報(プロトコル情報)と、上記の制御情報601を含む。
制御情報601は、特定エリアを含むエリアID601aと、特定エリアで設定されるモード情報601bと、モード設定発動条件601cと、を含む。エリアID601aは、特定エリアで同じモード設定のルールを共有する基地局500であることを示す識別情報である。
特定エリアで設定されるモード情報601bは、特定エリアで設定されるモードの識別情報である。以下に特定エリアで設定されるモード情報601bの例を示す。
001:着信音を鳴らさないマナーモード
002:歩きスマホができないWeb接続およびゲーム禁止モード
003:Webは閲覧できるけど通話を停止する通話停止モード
モード設定発動条件601cは、移動機100(エリア内外判定部102)でのモード設定発動の判断に必要な基地局信号数と、発動の判定条件を制御する情報である。以下にモード設定発動条件601cの例を示す。
=n:基地局信号数が、発動条件数と同じ時に発動
≧n:基地局信号数が、発動条件数以上の時に発動
>n:基地局信号数が、発動条件数より多い時に発動
≦n:基地局信号数が、発動条件数以下の時に発動
<n:基地局信号数が、発動条件数未満の時に発動
実施の形態では、移動機100(エリア内外判定部102)は、上記の制御情報601に基づき、基地局500からの電波を受信しているか否かだけでなく、複数の基地局500から受信した信号数を条件に加える。そして、複数の基地局500の通信エリアの重なりに基づき一部の通信エリアを特定エリアにでき、複数の基地局500からの信号により移動機100は、特定エリア内外の判定が行える。電波強度は、近接する複数のエリアで複数のモード発動条件が成立した場合の優先度を決めるために用いる。
また、モード設定発動条件601cに、=や≧以外の複雑な演算式を追加したり、個々の基地局500からの信号を判別することで、さらに、詳細なエリア制御も可能となる。
図7〜図9は、実施の形態にかかる移動機の位置判定を説明する図である。移動機100の位置の特定エリア内外判定の例をそれぞれ説明する。ここで、移動機100のエリア内外判定部102が基地局500から受信した信号の到達だけではなく、幾つの基地局500からの電波を受信しているかを判断条件とすることで、各種形状の特定エリアの内外判定を行う例を説明する。
図7は、移動機100が受信する信号の到達範囲が一部重複する2つの基地局500で構成された特定エリアの例を示す。基地局500aと基地局500bの信号到達範囲をそれぞれ円形で示す。基地局500a,500bから移動機100への信号到達範囲は、領域1と、領域2と、領域3の総和となるが、領域1、領域2内の移動機100で受信できる基地局数はそれぞれ1であり、領域3で移動機100が受信できる基地局数は2である。
図7の特定エリア設定におけるモード設定発動条件別のモード設定発動の例を説明する。
1.モード設定発動条件を「=1」とした場合、領域1と、領域2だけでモード設定が発動する。
2.モード設定発動条件を「≧1」とした場合、全ての領域1〜3でモード設定が発動する。
3.モード設定発動条件を「=2」とした場合、領域3だけでモード設定が発動する。
図8は、移動機100が受信する一方の基地局500aからの信号の到達範囲が、他方の基地局500bからの信号の到達範囲を完全に包含する、2つの基地局の例を示す。信号の到達範囲の広い基地局500aと、到達範囲の狭い基地局500bの信号の到達範囲をそれぞれ円形で示す。信号の到達範囲は、領域2は領域1に包含され、領域1で移動機100が受信できる基地局数は1であり、領域2で移動機100が受信できる基地局数は2である。
図8の特定エリア設定におけるモード設定発動条件別のモード設定発動の例を説明する。
1.モード設定発動条件を「≧1」とした場合、領域2を含む領域1でモード設定が発動する。
2.モード設定発動条件を「=1」とした場合、領域1から領域2を除いたドーナツ状の範囲でモード設定が発動する。
3.モード設定発動条件を「=2」とした場合、領域2だけでモード設定が発動する。
図9は、移動機100が受信する信号の到達範囲が、一部重複する3つの基地局500a〜500cで構成された特定エリアの例を示す。図9の特定エリア設定におけるモード設定発動条件別のモード設定発動の例を説明する。
領域1,2,3で移動機100が受信できる基地局数は1、領域4,5,6で移動機100が受信できる基地局数は2、領域7で移動機100が受信できる基地局数は3である。
1.モード設定発動条件を「=1」とした場合、領域1,2,3だけでモード設定が発動する。
2.モード設定発動条件を「=2」とした場合、領域4,5,6だけでモード設定が発動する。
3.モード設定発動条件を「=3」とした場合、領域7だけでモード設定が発動する。
4.モード設定発動条件を「≧1」とした場合、全領域1〜7でモード設定が発動する。
5.モード設定発動条件を「≧2」とした場合、領域4〜7でモード設定が発動する。
6.モード設定発動条件を「≦2」とした場合、もっとも重なりが多い領域7を除く領域1〜6でモード設定が発動する。
図10は、実施の形態にかかるモード情報の設定例を示すシーケンス図である。図4に示す構成例における移動機100とサービスサイト300との間の情報の送受信例を示す。サービスサイト300は、移動機100から、モード情報退避要求(S1001)を受信すると、モード情報退避領域402に現在退避中のモード情報が無いことを確認してからモード情報退避許可(S1002)を移動機100に返す。モード情報退避許可(S1002)を受信した移動機100は、現在設定されているモード情報(S1003)をサービスサイト300に送信し、サービスサイト300は、モード情報退避領域402にモード情報(S1003)を退避(格納)し、移動機100にモード情報退避完了(S1004)を通知する。
また、サービスサイト300は、移動機100から、モード情報設定要求(S1005)を受信した場合、移動機100にモード情報設定許可(S1006)を送信する。この後、サービスサイト300は、モード情報設定要求(S1005)のパラメータに指定された、プリセットモード情報(S1007)を、移動機100に送信し、移動機100はモード情報設定完了(S1008)をサービスサイト300に通知する。
後述するが、移動機100がモード情報設定要求S1005のパラメータを省略して送信した場合、サービスサイト300は、現在、モード情報退避領域402に退避中のモード情報(S1007)を移動機100に送信する。
図11は、実施の形態にかかる移動機が送信する通信情報の内容例を示す図である。移動機100がサービスサイト300に送信する信号(フォーマット)1100は、ヘッダ情報と、トレーラ情報のほかに、制御情報1101を含む。制御情報1101は、移動機ID1101aと、リクエスト種別1101bと、パラメータ1101cとを含む。
移動機ID1101aは、サービスサイト300が移動機100の個体を識別する情報である。リクエスト種別1101bは、移動機100からサービスサイト300に要求する時の識別情報であり、以下に例を示す。
MODE_SAVE:移動機100側のモード情報(S1003)を、サービスサイト300に保存する
MODE_SET:サービスサイト300側のモード情報(S1007)を移動機100に送信する
パラメータ1101cは、移動機100からサービスサイト300に要求する時の付加情報であり、以下に例を示す。リクエスト種別が、上記のMODE_SET時に、以下のパラメータの指定を行う。
なし:現在退避中のモード情報
001:着信音を鳴らさないマナーモード
002:歩きスマホができないWeb接続およびゲーム禁止モード
003:Webは閲覧できるが通話を停止する通話停止モード
(移動機の移動時の具体的制御例)
次に、移動機の移動時に特定エリアでのモード設定および解除等の具体的制御例について説明する。
図12は、実施の形態にかかる移動機の移動時の基地局からの信号受信数の変化を示す図、図13は、図12に対応する移動機の移動時の基地局からの信号受信数の変化を示すシーケンス図である。図12では、2つの基地局(図7参照)を例に、信号の到達範囲が部分的に重複する基地局500aと、基地局500bで構成されるエリアにおいて、重複する領域3を特定エリアとし、マナーモードを設定する場合の例を説明する。移動機100の移動経路Rを太線で示す。
図12において、基地局500aおよび基地局500bは、いずれも図6に示したフォーマットの信号600を送信し、この例では、
エリアID:A
エリアで設定されるモード情報:マナーモード
モード設定発動条件:≧2
として送信する。
移動機100の信号受信部101は、信号受信数を周期的に監視する。移動機100の移動経路Rに沿って説明すると、地点R1では、基地局500aからの信号が1個受信される。地点R2では、信号が受信できなくなる(0個)。地点R3では、基地局500bからの信号が1個受信される。地点R4では、基地局500aから比較的弱い信号が1個と、基地局500bからの比較的強い信号が1個受信される。地点R5では、基地局500aからの比較的強い信号が1個と、基地局500bからの比較的弱い信号が1個受信される。地点R6では、基地局500aからの信号が1個受信される。
移動機100の信号受信部101は、所定の受信周期内で受信した基地局500の信号から、エリアID601a毎に、同一のエリアID(A)で設定されるモード情報601bと、モード設定発動条件601cを抽出し、また、移動機100が受信した信号数と、受信電波強度とをエリア内外判定部102へ出力する。
この際、図12の地点R4において、信号受信部101から、エリア内外判定部102へ出力される情報は、
エリアID:A
エリアで設定されるモード情報:マナーモード
モード設定発動条件:≧2
受信中の信号数:2
電波強度:30、50
となる。
エリア内外判定部102は、電波強度の強い情報を選択し、電波強度の弱い側の情報は破棄する。後述するが、複数のエリアIDが重複する領域(図19参照)では、信号受信部101は、情報をエリアID数分、複数作成して、エリア内外判定部102へ渡す。そして、エリア内外判定部102は、信号受信部101から受け取った情報単位に、継続時間をカウントし、同一情報が一定時間継続した時に、モード設定発動条件の判断を実施する。
図14は、実施の形態にかかる移動機に対するエリア内外判定部での判定状態を説明する図である。図12に示した移動機100の各地点R1〜R6におけるエリアID、エリアで設定されるモード情報、モード設定発動条件、基地局信号数、電波強度をそれぞれ示す。
移動機100が図12に示した地点R4から地点R5へ移動する間に、基地局500からの信号の受信が一定時間継続した場合、エリア内外判定部102は、モード設定発動条件の判断を実施する。この場合、エリア内外判定部102は、モード設定発動条件601cについて、≧2が成立しているため、モード制御部103に、マナーモードの設定を依頼する。また、エリア内外判定部102は、条件判断が完了した情報を破棄し、以降は、モードの解除を待つ。
移動機100は、図12の特定エリア(領域3)内に位置している期間中は、エリア内外判定部102は、基地局500からの信号の受信、継続時間のカウント、発動条件の判断を繰り返す。そして、エリア内外判定部102は、モード制御部103に、マナーモードの設定の依頼を繰り返すが、モード制御部103側で重複設定を回避する。
この後、移動機100が図12の地点R6へ移動して、特定エリア(領域3)の外側に移動したとき、信号受信部101からエリア内外判定部102へ出力される情報は、
エリアID:A
エリアで設定されるモード情報:マナーモード
モード設定発動条件:≧2
受信中の信号数:1
電波強度:30
となる。
エリア内外判定部102は、モード設定発動条件:≧2であることが一定時間継続すると、条件不成立となり、モード制御部103にマナーモードの解除を依頼する。そして、エリア内外判定部102は、条件判断が完了した情報を破棄する。
移動機100が図12の領域1あるいは領域2に位置している期間中は、エリア内外判定部102は、情報受信、継続時間のカウント、発動条件の判断を繰り返し、モード制御部103に、マナーモードの解除依頼を繰り返す。しかし、モード制御部103側では、重複解除を回避する。
上記の制御例によれば、エリア内外判定部102は、基地局500からの同じ信号数の受信が一定期間継続することを、モード設定発動の条件とすることで、移動機100が特定エリアの境界に位置する場合のモード情報の設定/解除の多発を防ぐ。
図15は、実施の形態にかかる移動機のモード設定にかかる動作例を示すフローチャートである。移動機100のプロセッサ201(モード制御部103)が特定エリア内で所定の動作モードへ移行させる制御例を示す。
はじめに、プロセッサ201は、特定エリアでのエリアモードが既に設定済みであるか判断する(ステップS1501)。エリアモードが設定済みであれば(ステップS1501:Yes)、プロセッサ201は、以上の処理を終了する。
エリアモードが未設定であれば(ステップS1501:No)、プロセッサ201は、特定エリアで設定されるモード情報601bのIDで、プリセットされたモード情報を検索する(ステップS1502)。この際、プロセッサ201は、移動機100内にプリセットモード情報があるか判断する(ステップS1503)。移動機100内にプリセットモード情報が保持されている場合(ステップS1503:Yes)、ステップS1505に移行する。
一方、移動機100内に該当するモードへ移行するためのプリセットモード情報が保持されていない場合(ステップS1503:No)、プロセッサ201は、サービスサイト300へモード情報設定要求を送信する。そして、移動機100のプロセッサ201は、サービスサイト300から受信したモード情報をプリセットモード情報領域113に追加し(ステップS1504)、ステップS1505に移行する。
ステップS1505では、プロセッサ201は、移動機100の現在のモード情報をモード情報退避領域112に退避し、サービスサイト300へモード情報退避要求(図10のS1001)を行う(ステップS1505)。この後、プロセッサ201は、モードIDに応じて特定エリアでのモード情報をモード情報設定領域111に設定し(ステップS1506)、以上の処理を終了する。これにより、移動機100は、特定エリアでモード情報が示す動作モード(例えばマナーモード)に移行する。
図16は、実施の形態にかかる移動機のモード設定解除にかかる動作例を示すフローチャートである。移動機100のプロセッサ201(モード制御部103)が特定エリアから退避した際に以前の動作モードへ復旧させる制御例を示す。
はじめに、プロセッサ201は、モード情報退避領域112に退避中のモード情報があるか判断する(ステップS1601)。退避中のモード情報があれば(ステップS1601:Yes)、ステップS1604へ移行する。
退避中の、モード情報がなければ(ステップS1601:No)、プロセッサ201は、サービスサイト300に退避中の移動機100のモード情報があるか判断する(ステップS1602)。サービスサイト300(モード情報退避領域402)に退避中のモード情報があれば(ステップS1602:Yes)、移動機100のプロセッサ201は、サービスサイト300へ、モードIDなしでモード情報設定要求(図10のS1005)を行う。そして、プロセッサ201は、サービスサイト300(モード情報退避領域402)に退避中のモード情報を受け取り(ステップS1603)、ステップS1604へ移行する。サービスサイト300に退避中のモード情報がなければ(ステップS1602:No)、プロセッサ201は、以上の処理を終了する。
ステップS1604では、プロセッサ201は、モード情報退避領域112の情報を、モード情報設定領域111へ設定し(ステップS1604)、以上の処理を終了する。
図17は、実施の形態にかかる移動機のモード制御によるモード情報のデータ移動状態を説明する図である。移動機100のプロセッサ201(モード制御部103)が実行する処理内容を説明する。
モード設定時、プロセッサ201は、はじめに、モード情報設定領域111に格納されている移動機100の現在のモード情報をモード情報退避領域112に退避させる(ステップS1701)。この後、プロセッサ201は、プリセットモード情報の領域113から特定エリアに対応するプリセットモード情報を読み出し、モード情報設定領域111に設定する(ステップS1702)。
モード解除時、プロセッサ201は、モード情報退避領域112に退避されているモード情報を読み出し、モード情報設定領域111に設定する(ステップS1703)。
これにより、移動機100(プロセッサ201)は、モード情報設定領域111に設定されているモード情報にしたがった動作状態(動作モード)を実行する。
(各種形状の特定エリアの構築例)
図18〜図20は、実施の形態にかかる各種形状の特定エリアの構築例を示す図である。図18は、三角形の特定エリアの構築例であり、3つの基地局500a〜500cを平面でみて三角形の各頂点に配置し、各基地局500a〜500cのエリアが他の基地局500a〜500cの位置にそれぞれ重なるように配置する。
そして、各基地局500a〜500cを劇場の3つの隅に設置し、劇場内で動作モードをマナーモードにする例で説明する。3つの基地局500a〜500cにより、基地局信号数は3であり、モード情報をマナーモードとすることで、図中の三角形で示される劇場内領域1800の移動機100のみをマナーモード対象とするモード制御が行える。
図19は、細長い特定エリアの構築例であり、複数の基地局を2列としてそれぞれ長さ方向に複数配置し、一方の列の基地局500a〜500eのエリアの端と、他方の列の基地局500f〜500jのエリアの端とが重なるように配置する。
このような例は、例えば、鉄道駅のプラットホーム1900の縁をWeb閲覧禁止設定として適用できる。この場合、幅方向の一対の基地局500は、例えば、基地局500aと基地局500f、基地局500bと基地局500g、基地局500cと基地局500h、基地局500dと基地局500i、基地局500eと基地局500jとなる。これら幅方向の一対の基地局500同士は、同じエリアIDと、基地局信号数=1で、モード情報としてWeb閲覧禁止モードが設定される信号を発信する。
これにより、同一エリアIDの基地局の信号を2個受信する領域1901がプラットホーム1900の中央部分で長さ方向に連続することになる。そして、プラットホーム1900の中央以外では、Web閲覧禁止とし、移動機100の操作に夢中となり危険ないわゆる「歩きスマホ」ができなくなるモード制御が行える。
図20は、高さ方向の階数別のモード制御を説明する図であり、ビルの1階の空間2001では、移動機100の通信を規制せず、2階の空間2002での通信を規制する例を示す。
上記の各例では、平面的な適用例を説明したが、図20に示すように、実施の形態の特定エリアとして3次元領域への適用も可能である。例えば、ビルの2階が映画館であり、2階の空間(映画館の鑑賞空間内)2002の各隅には、それぞれ基地局500a〜500hを配置する。
各基地局500a〜500hは、送信する信号に、モード情報としてマナーモードを設定し、特定エリア内であることを判定する信号数(8)を移動機100に通知する。
この場合、ビルの2階の空間(映画館の干渉区間内)2002に位置する移動機100aは、受信信号数が8であり、特定エリア内に位置していると判断し、マナーモードに移行する。また、ビルの2階以外(例えば、1階や3階または、映画館のロビー等に位置する移動機100では、受信信号数が8未満となるため、いずれもエリア外と判断し、マナーモードに移行せず、通信規制を受けずに通常の通信が行える。
図18〜図20に示した基地局500としては、ナノセル(ピコセル)、またはWi−Fiの発信機(アクセスポイント)を用いることもできる。
以上説明した実施の形態によれば、複数の基地局からの信号に基づき、特定エリア内での移動機の動作モードを制御することができ、移動機は、GPSや電波強度に基づく移動機の位置検出が不要として特定エリア内であるか判断できる。複数の基地局は、それぞれ円形の電波到達範囲の一部を重ねることで、重なった部分を特定エリアとして設定できる。これにより、映画館、劇場、コンサートホールなどでは、移動機はユーザ操作がなくても動作モードを自律的にマナーモード等に切り替えることができる。
また、複数の基地局の配置に基づき各種形状の特定エリアを設定できる。特定エリアとして、多角形、例えば三角形の劇場や、細長い駅のプラットホームに対応できるほか、高さ方向に複数の基地局を配置することで、特定階を特定エリアとすることもできる。このように、実施の形態によれば各種形状の特定エリアに柔軟に対応して移動機の動作モードを制御できるようになる。
なお、本実施の形態で説明した移動機の動作モード制御方法は、予め用意された制御プログラムを対象機器(移動機)等のコンピュータ(CPU等のプロセッサ)で実行することにより実現することができる。本制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える制御部を備える、
ことを特徴とする移動機。
(付記2)前記信号には、前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行するために必要な複数の前記基地局から受信した信号数の情報とを含み、
前記制御部は、前記識別情報と、前記動作モードの情報と、前記信号数の情報とに基づき、前記動作モードへの移行を判断する、
ことを特徴とする付記1に記載の移動機。
(付記3)前記制御部は、さらに、前記信号数の情報を複数の前記基地局から所定期間継続して受信することで、前記動作モードへの移行を判断する、
ことを特徴とする付記2に記載の移動機。
(付記4)前記制御部は、前記動作モードへの移行時には、前記特定エリアに進入する以前の動作モードの情報を退避保持し、前記特定エリアからの退出時には、退避保持した動作モード情報に復旧させる、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の移動機。
(付記5)前記制御部は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域と、以前の動作モードの情報を退避格納するモード情報退避領域と、を含み、
前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、
前記特定エリア外への退出時には、前記モード情報退避領域に退避格納した前記以前の動作モードの情報を前記モード情報設定領域に書き戻す、
ことを特徴とする付記4に記載の移動機。
(付記6)前記制御部は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域を含み、
以前の動作モードの情報を外部機器に送信し、外部機器のモード情報退避領域で保持させ、前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、
前記特定エリア外への退出時には、前記外部機器から前記以前の動作モードの情報を受信し、前記モード情報設定領域に書き戻す、
ことを特徴とする付記4に記載の移動機。
(付記7)前記制御部は、あらかじめ複数の種別の動作モードの情報をプリセット記憶し、前記信号に含まれる動作モードに対応した動作モードの情報に基づき装置の動作を制御する、
ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の移動機。
(付記8)前記制御部は、前記信号に含まれる動作モードに対応した動作モードの情報を外部機器から取得し、取得した前記動作モードの情報に基づき装置の動作を制御する、
ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の移動機。
(付記9)移動機と、複数の基地局とを含むネットワークシステムにおいて、
前記移動機は、複数の前記基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える制御部を備え、
複数の前記基地局は、それぞれ電波の到達範囲を一部重ならせ、重なった部分を前記特定エリアとして設定し、それぞれ同一の前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行させるために必要な複数の前記基地局から受信すべき信号数の情報とを含み、前記移動機に送信する、
ことを特徴とするネットワークシステム。
(付記10)さらに、前記移動機に通信接続するサービスサイトを含み、
前記移動機は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域を含み、以前の動作モードの情報を前記サービスサイトに送信し、
前記サービスサイトは、受信した以前の動作モードの情報を前記モード情報退避領域に保持し、
前記移動機は、前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、前記特定エリア外への退出時には、前記サービスサイトから前記以前の動作モードの情報を受信し、前記モード情報設定領域に書き戻す、
ことを特徴とする付記9に記載のネットワークシステム。
(付記11)前記サービスサイトは、前記移動機の複数の種別の動作モードの情報をプリセット記憶し、
前記移動機からの要求時に、対応した動作モードの情報を前記移動機に送信する、
ことを特徴とする付記9または10に記載のネットワークシステム。
(付記12)複数の前記基地局は、
前記特定エリアの形状にしたがい、前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲が重なるよう配置したことを特徴とする付記9〜11のいずれか一つに記載のネットワークシステム。
(付記13)前記特定エリアが多角形形状であり、複数の前記基地局は、多角形形状の前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする付記12に記載のネットワークシステム。
(付記14)前記特定エリアが細長い形状であり、複数の前記基地局は、細長い形状の前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする付記12に記載のネットワークシステム。
(付記15)前記特定エリアが高さを有する3次元形状であり、複数の前記基地局は、高さを有する前記特定エリア部分の所定高さ部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする付記12に記載のネットワークシステム。
(付記16)移動機が実行する動作モード制御方法において、
前記移動機は、複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき自装置の動作モードを切り替える、
ことを特徴とする動作モード制御方法。
(付記17)移動機と、複数の基地局とを含むネットワークシステムにおける移動機の動作モード制御方法において、
前記移動機は、複数の前記基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替え、
複数の前記基地局は、それぞれ電波の到達範囲を一部重ならせ、重なった部分を前記特定エリアとして設定し、それぞれ同一の前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行させるために必要な複数の前記基地局から受信すべき信号数の情報とを含み、前記移動機に送信する、
ことを特徴とする動作モード制御方法。
(付記18)前記信号には、前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行するために必要な複数の前記基地局から受信した信号数の情報とを含み、
前記移動機は、前記識別情報と、動作モードの情報と、前記信号数の情報とに基づき、前記動作モードへの移行を判断する、
ことを特徴とする付記16または17に記載の動作モード制御方法。
100 移動機
101 信号受信部
102 エリア内外判定部
103 モード制御部
111 モード情報設定領域
112 モード情報退避領域
113 プリセットモード情報領域
201 プロセッサ
202 メインメモリ
203 拡張メモリ
204 通信部
205 液晶ドライバ
206 システムバス
207 液晶表示部
300 サービスサイト
401 移動機連携部
402 モード情報退避領域
403 プリセットモード情報
500 基地局
601 制御情報

Claims (17)

  1. 複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える制御部を備える、
    ことを特徴とする移動機。
  2. 前記信号には、前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行するために必要な複数の前記基地局から受信した信号数の情報とを含み、
    前記制御部は、前記識別情報と、前記動作モードの情報と、前記信号数の情報とに基づき、前記動作モードへの移行を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動機。
  3. 前記制御部は、さらに、前記信号数の情報を複数の前記基地局から所定期間継続して受信することで、前記動作モードへの移行を判断する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動機。
  4. 前記制御部は、前記動作モードへの移行時には、前記特定エリアに進入する以前の動作モードの情報を退避保持し、前記特定エリアからの退出時には、退避保持した動作モード情報に復旧させる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の移動機。
  5. 前記制御部は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域と、以前の動作モードの情報を退避格納するモード情報退避領域と、を含み、
    前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、
    前記特定エリア外への退出時には、前記モード情報退避領域に退避格納した前記以前の動作モードの情報を前記モード情報設定領域に書き戻す、
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動機。
  6. 前記制御部は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域を含み、
    以前の動作モードの情報を外部機器に送信し、外部機器のモード情報退避領域で保持させ、前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、
    前記特定エリア外への退出時には、前記外部機器から前記以前の動作モードの情報を受信し、前記モード情報設定領域に書き戻す、
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動機。
  7. 前記制御部は、あらかじめ複数の種別の動作モードの情報をプリセット記憶し、前記信号に含まれる動作モードに対応した動作モードの情報に基づき装置の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の移動機。
  8. 前記制御部は、前記信号に含まれる動作モードに対応した動作モードの情報を外部機器から取得し、取得した前記動作モードの情報に基づき装置の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の移動機。
  9. 移動機と、複数の基地局とを含むネットワークシステムにおいて、
    前記移動機は、複数の前記基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替える制御部を備え、
    複数の前記基地局は、それぞれ電波の到達範囲を一部重ならせ、重なった部分を前記特定エリアとして設定し、それぞれ同一の前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行させるために必要な複数の前記基地局から受信すべき信号数の情報とを含み、前記移動機に送信する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  10. さらに、前記移動機に通信接続するサービスサイトを含み、
    前記移動機は、現在の動作モードの情報を格納するモード情報設定領域を含み、以前の動作モードの情報を前記サービスサイトに送信し、
    前記サービスサイトは、受信した以前の動作モードの情報を前記モード情報退避領域に保持し、
    前記移動機は、前記モード情報設定領域に設定された動作モードの情報にしたがった動作モードで装置の動作を制御し、前記特定エリア外への退出時には、前記サービスサイトから前記以前の動作モードの情報を受信し、前記モード情報設定領域に書き戻す、
    ことを特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 前記サービスサイトは、前記移動機の複数の種別の動作モードの情報をプリセット記憶し、
    前記移動機からの要求時に、対応した動作モードの情報を前記移動機に送信する、
    ことを特徴とする請求項9または10に記載のネットワークシステム。
  12. 複数の前記基地局は、
    前記特定エリアの形状にしたがい、前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲が重なるよう配置したことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載のネットワークシステム。
  13. 前記特定エリアが多角形形状であり、複数の前記基地局は、多角形形状の前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする請求項12に記載のネットワークシステム。
  14. 前記特定エリアが細長い形状であり、複数の前記基地局は、細長い形状の前記特定エリア部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする請求項12に記載のネットワークシステム。
  15. 前記特定エリアが高さを有する3次元形状であり、複数の前記基地局は、高さを有する前記特定エリア部分の所定高さ部分にそれぞれの通信範囲の端が重なるよう配置したことを特徴とする請求項12に記載のネットワークシステム。
  16. 移動機が実行する動作モード制御方法において、
    前記移動機は、複数の基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき自装置の動作モードを切り替える、
    ことを特徴とする動作モード制御方法。
  17. 移動機と、複数の基地局とを含むネットワークシステムにおける移動機の動作モード制御方法において、
    前記移動機は、複数の前記基地局から受信した信号に基づき、現在位置が特定エリアであるか否かを判断し、前記特定エリア内のときには前記信号に含まれる動作モードに基づき装置の動作モードを切り替え、
    複数の前記基地局は、それぞれ電波の到達範囲を一部重ならせ、重なった部分を前記特定エリアとして設定し、それぞれ同一の前記特定エリアの識別情報と、前記特定エリア内での動作モードの情報と、前記動作モードを実行させるために必要な複数の前記基地局から受信すべき信号数の情報とを含み、前記移動機に送信する、
    ことを特徴とする動作モード制御方法。
JP2016097419A 2016-05-13 2016-05-13 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法 Pending JP2017204841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016097419A JP2017204841A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016097419A JP2017204841A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017204841A true JP2017204841A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60322500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016097419A Pending JP2017204841A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017204841A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375910B2 (ja) 2020-03-13 2023-11-08 日本電気株式会社 活動支援装置、活動支援方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375910B2 (ja) 2020-03-13 2023-11-08 日本電気株式会社 活動支援装置、活動支援方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3775278B2 (ja) 網サービス情報提供システム及び網サービス情報提供装置並びにその方法及び端末
US20130058310A1 (en) Apparatus and method for setting channel in wireless network
CN105228082A (zh) 基于d2d通信的中继设备确定方法
US10091720B2 (en) Connecting wireless communication apparatuses in a wireless network based on a user input
JP3775430B2 (ja) 網サービス情報提供システム及び網サービス情報提供装置並びにその方法及びその動作制御方法
US8768363B1 (en) Resource allocation based on wireless device motion specified in connection request
US20170359696A1 (en) Communication method
JP7268139B2 (ja) 基地局、通信システム、通信方法、及びプログラム
WO2020202384A1 (ja) 端末装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
JP4310629B2 (ja) 携帯端末を利用した携帯端末ネットワークシステム、それを用いた通信方法及びそのプログラム
CA2947406C (en) Dynamic gateway selection in a wireless communications system
JP2011166595A (ja) 無線中継基地局、通信システムおよび無線中継方法
JP2017204841A (ja) 移動機、ネットワークシステムおよび移動機の動作モード制御方法
JP4287239B2 (ja) 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信制御方法
WO2018119855A1 (zh) 信息上报方法、终端模式切换方法及数字通信系统
US20160073390A1 (en) Method and apparatus for managing trunking operatons in an ad-hoc network
JP2011142377A (ja) 無線通信システム、無線通信方法、送信局、プログラム、および端末局
Huang et al. Energy-aware group LBS using D2D offloading and M2M-based mobile proxy handoff mechanisms over the mobile converged networks
US20220038992A1 (en) Network management apparatus, network management method, and storage medium
JP5282521B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
JP2006332753A (ja) 移動通信システムおよび移動局装置ならびにアクセス制御方法
KR20140046827A (ko) 네트워크 설정 시스템 및 그 방법
JP6523711B2 (ja) データ通信システム、移動端末、情報サーバ、及びプログラム
JP2015231134A (ja) ポリシー配布装置
JP4087341B2 (ja) 移動通信システム、ユーザ端末、中継端末、および中継専用端末