JP2011166595A - 無線中継基地局、通信システムおよび無線中継方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】転送先の無線基地局を動的に適切に選択することができる無線中継基地局を得ること。
【解決手段】コアネットワークに接続する無線基地局と移動局との間の通信を中継する無線中継基地局であって、自装置と同一のTAに属する無線基地局を示すTA情報を取得して保持する位置登録情報管理部23と、無線基地局からの受信レベルを測定し、無線基地局ごとの受信レベルを無線品質情報として保持する受信レベル取得部22と、TA情報に含まれる無線基地局から、無線品質情報に基づいて通信の中継先の候補となる候補基地局を選択する候補基地局管理部26と、候補基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、移動局から接続要求を受信した場合に転送用経路を用いて接続要求に対応する中継を開始する呼制御部27と、を備えることを特徴とする無線中継基地局。
【選択図】図2
【解決手段】コアネットワークに接続する無線基地局と移動局との間の通信を中継する無線中継基地局であって、自装置と同一のTAに属する無線基地局を示すTA情報を取得して保持する位置登録情報管理部23と、無線基地局からの受信レベルを測定し、無線基地局ごとの受信レベルを無線品質情報として保持する受信レベル取得部22と、TA情報に含まれる無線基地局から、無線品質情報に基づいて通信の中継先の候補となる候補基地局を選択する候補基地局管理部26と、候補基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、移動局から接続要求を受信した場合に転送用経路を用いて接続要求に対応する中継を開始する呼制御部27と、を備えることを特徴とする無線中継基地局。
【選択図】図2
Description
本発明は、周辺の他の無線基地局と移動局との通信を中継する無線中継基地局に関する。
移動体通信システムでは、移動局は周辺の複数セルに関して受信レベルの測定を実施し、測定結果のなかから受信レベルの最も高いセルを選択する。たとえば、下記特許文献1では、CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)移動通信システムにおいて、移動局が受信レベルの測定結果に応じて受信レベルテーブルを生成し、最大の受信レベルに対応する基地局セルとの通信が有効な場合は該セルを在圏セルとする方法が開示されている。そして、この方法では、該セルの通信が無効な場合は、受信レベルテーブルを参照し順次受信レベルの大きい順に通信の有効性を判断し、通信の有効な最も受信レベルの大きいセルを在圏セルとして決定する。
また、下記特許文献2に記載の技術では、不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルが混在する環境で、ユーザ端末が在圏セルおよび隣接セルからの信号に対して所定の間隔でセルサーチを実施する。その結果、ユーザ端末は、現在マクロセルに在圏し、サーチ結果に含まれるクローズドセルへのアクセスが許可され、かつクローズドセルからの信号の品質が在圏セルからの品質よりも高いという条件を満たす場合に、クローズドセルを在圏セルとして選択する。
一方、移動体通信システムの高度化に伴い、実効的なセル半径が減少すると考えられる。たとえば、従来半径Aをカバーしていた無線基地局は、世代の更新により、半径B(B<A)のエリアが実効的なサービスエリアになる。半径A内ではあるが半径B外となる領域は、不感地または高速通信ができないエリアとなる。複数の無線基地局において、同様の現象(世代の更新等)が発生すると、このような不感地または高速通信ができないエリアが増える。
上記のような問題を解決するために、カバレッジ拡大およびエリアエッジでのスループット向上を目的として、3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)−Advancedでは、ユーザ端末と既存の無線基地局との間の通信を中継する無線中継基地局の設置が議論されている(下記非特許文献1参照)。このような無線中継基地局は、セル半径の減少によって発生した不感地やエリアエッジに設置された場合、複数の既存無線基地局からの信号が受信できる可能性がある。したがって、無線中継基地局は、自局の設置時にあらかじめ決められた1台の無線基地局を転送先(中継対象)の無線基地局とする、または周辺の既存無線基地局のなかから最も受信レベルの高い無線基地局を転送先として選択する等の方法がとられている。
3GPP R3−091447,"LTE−A RAN3 Baseline Document",May 2009
しかしながら、上記従来の無線中継基地局では、転送先の無線基地局を固定的に設定した場合、設定した無線基地局で通信輻輳や通信障害が発生すると、無線中継基地局の通信エリアもその影響を受ける、という課題があった。
また、上記従来の無線中継基地局では、受信レベルの高い無線基地局を転送先として選択する場合、受信レベル以外の無線基地局の状況(通信規制情報やTA(Tracking Area:トラッキングエリア)等)を考慮せずに選択する。そのため、たとえば選択した無線基地局を変更する場合、変更先の無線基地局と変更元の無線基地局のTAが異なる場合、位置登録をしなおす必要がある。このように、受信レベルの高い無線基地局を転送先として選択する方法では、適切な無線基地局を選択できない可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、転送先の無線基地局を動的に適切に選択することができる無線中継基地局、通信システムおよび無線中継方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、直接または他の局を経由してコアネットワークに接続する無線基地局と、移動局と、の間の通信を中継する無線中継基地局であって、前記無線基地局経由で、前記コアネットワークから自装置と同一のTAに属する無線基地局を示す情報であるTA情報を取得し、前記TA情報を保持するTA情報取得手段と、前記無線基地局から受信した信号に基づいて、前記無線基地局の無線品質を測定し、前記無線基地局ごとの前記無線品質を無線品質情報として保持する無線品質取得手段と、前記TA情報に含まれる無線基地局のうちから、前記無線品質情報に基づいて、前記通信の中継先の候補となる候補基地局を選択する候補基地局管理手段と、前記候補基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、前記移動局から接続要求を受信した場合に、前記転送用経路を用いて前記接続要求に対応する中継を開始する呼制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、周辺の無線基地局との間の受信レベルが高く、かつTAが同一の無線基地局を転送先候補リストとして保持し、転送先候補リストのうちから、呼接続要求ごとに転送先候補リストに含まれる無線基地局の無線品質情報に基づいて最適なDeNBを選択するようにした。そのため、転送先の無線基地局を動的に適切に選択することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる無線中継基地局、通信システムおよび無線中継方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、コアネットワークとの接続インタフェースをもち、自身と通信エリア(通信可能なエリア)内に位置する局に対して無線アクセスを提供する無線基地局であるDeNB(Donor eNodeB)1−1〜1−5と、無線中継基地局(RN::Relay Node)2−1,2−2と、移動可能なユーザ端末である移動局(UE:User Equipment)3と、で構成される。無線中継基地局2−1,2−2は、DeNB(Donor eNodeB)1−1〜1−5のいずれか、または自局以外の無線中継基地局2−1,2−2を経由することによりコアネットワークと接続し、移動局3および自局以外の無線中継基地局2−1,2−2に対して、無線アクセスを提供する。なお、図1の構成は一例であり、通信システムを構成するDeNB、RNおよびUEの数は、それぞれ何局としてもよい。また、DeNB、RNおよびUEの配置はこれに限らずどのような配置でもよい。
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、コアネットワークとの接続インタフェースをもち、自身と通信エリア(通信可能なエリア)内に位置する局に対して無線アクセスを提供する無線基地局であるDeNB(Donor eNodeB)1−1〜1−5と、無線中継基地局(RN::Relay Node)2−1,2−2と、移動可能なユーザ端末である移動局(UE:User Equipment)3と、で構成される。無線中継基地局2−1,2−2は、DeNB(Donor eNodeB)1−1〜1−5のいずれか、または自局以外の無線中継基地局2−1,2−2を経由することによりコアネットワークと接続し、移動局3および自局以外の無線中継基地局2−1,2−2に対して、無線アクセスを提供する。なお、図1の構成は一例であり、通信システムを構成するDeNB、RNおよびUEの数は、それぞれ何局としてもよい。また、DeNB、RNおよびUEの配置はこれに限らずどのような配置でもよい。
図1中の円は、それぞれ円の中心に存在するDeNB1−1〜1−5、RN2−1,2−2のそれぞれの通信エリアを示している。円が重なる部分は、その円の中心に存在するDeNB1−1〜1−5、RN2−1,2−2が、相互に直接無線通信ができることを意味する。図1の例では、RN2−1は、DeNB1−1、DeNB1−2、DeNB1−4およびRN2−2と直接無線通信が可能であり、DeNB1−1、DeNB1−2、DeNB1−4を経由してコアネットワークへ接続することができる。また、RN2−1は、RN2−2を経由して通信を行う場合は、さらにRN2−2が無線通信可能なDeNB1−1、DeNB1−3、DeNB1−4、DeNB1−5のいずれかを経由してコアネットワークへ接続することができる。
図2は、RN2−1の機能構成例を示す図である。RN2−2の構成もRN2−1の構成と同様である。図2に示すように、RN2−1は、DeNB、他のRNやUEと通信するための所定の送信処理および所定の受信処理を行う送受信部21と、周辺の無線基地局(他のRNも含む)からの受信レベルを想定する受信レベル(無線品質)取得部22、RNとしての位置登録処理を行う位置登録情報管理部23と、周辺の無線基地局がDeNBであるかRNであるかといった無線基地局の属性を管理する基地局属性管理部24と、周辺の無線基地局の現在の状況を取得する周辺情報管理部25と、RNとしての転送先候補を抽出する候補基地局管理部26と、UEおよび周辺の無線基地局との無線アクセスを制御する呼制御部27と、で構成される。
つぎに、本実施の形態のRN2−1の動作を説明する。図3は、RN2−1の制御情報転送パス設定手順の一例を示すフローチャートである。RN2−1の受信レベル取得部22は、起動時および周期的に周辺の無線基地局(DeNBおよびRN)から受信する無線信号の受信レベルを測定し、測定結果に基づいて無線品質情報を作成し、保持する(ステップS11)。受信レベルの測定に用いる無線信号は、どのような信号でもよくたとえば、報知信号等を用いる。なお、各無線信号(各メッセージ)の送受信時には、送受信部21を経由するが、以降の説明では記載を省略する。
図4は、受信品質情報の一例を示す図である。図4に示すように、RN2−1の受信レベル取得部22は、測定結果に基づいて無線基地局と受信レベルとの対応表を無線品質情報として作成する。なお、測定した受信レベルが所定の閾値以上となる無線基地局を有効な周辺基地局として識別し、受信レベルが所定の閾値未満の無線基地局は、有効な周辺基地局から除外する。
図4の例では、RN2−1では、DeNB1−1、DeNB1−2、RN2−2、DeNB1−4、DeNB1−5の5つの無線基地局が検出され、受信レベル測定の結果、DeNB1−5の受信レベルが所定のしきい値(たとえば、50とする)未満となり有効な周辺基地局から除外されたとする。
RN2−1の候補基地局管理部26は、受信レベル取得部22が作成した無線品質情報に基づいて、最も受信レベルの高い無線基地局を選択する(ステップS12)。図4の例では、DeNB1−1が選択される。候補基地局管理部26は、位置登録情報管理部23に対して、選択した無線基地局(この場合はDeNB1−1)に接続して自身のコアネットワークへの位置登録を実施するよう指示し、位置登録情報管理部23は、指示に基づいて位置登録を行う(ステップS13)。位置登録の実施方法は、従来のRNの位置登録と同様である。
位置登録情報管理部23は、コアネットワークから位置登録の応答を受信し、その応答から、選択した無線基地局(DeNB1−1)と同一のTA(トラッキングエリア)を有する無線基地局が記載されたTA情報を取得し、保持する(ステップS14)。すなわち、位置登録情報管理部23は、TA情報取得手段としての機能を有する。TAはRA(ルーティングエリア)とも呼ばれるエリアで、無線基地局ごとに自身のTAが決められており、無線基地局に接続するRN、UEは同一TAの無線基地局間を移動した際は、再度の位置登録が不要となるエリアを示す。コアネットワークでは、無線基地局ごとのTAを管理しており、RN2−1の位置登録への応答時に、経由した無線基地局のTAと同一のTAを有する無線基地局が記載されたTA情報として通知することとする。
図5は、TA情報の一例を示す図である。TA情報には、選択した無線基地局自体も含むこととする。図5の例では、DeNB1−1と同一のTAの無線基地局としてDeNB1−2およびRN2−2が通知された様子を示している。
つぎに、RN2−1の基地局属性管理部24は、位置登録の応答または周辺の無線基地局から受信した報知情報に基づいて、図5のTA情報に含まれる無線基地局が、直接コアネットワークへ接続することが可能な無線基地局(すなわちDeNB)なのか、他の無線基地局を経由してコアネットワークへ接続する無線基地局(すなわち無線中継基地局:RN)なのかを判別し、判別結果に基づいて基地局属性情報を作成し、保持する(ステップS15)。
図6は、基地局属性情報の一例を示す図である。図6の例では、直接コアネットワークへ接続することが可能な無線基地局の形態を「直接」とし、他の無線基地局を経由することでコアネットワークへ接続する無線基地局の形態を「中継」として識別している。図6の例では、DeNB1−1およびDeNB1−2が直接コアネットワークへ接続することが可能な無線基地局であり、RN2−2は他の無線基地局を経由することでコアネットワークへ接続することが可能な無線基地局である。
RN2−1の候補基地局管理部26は、無線品質情報のうち所定のしきい値以上の有効な周辺基地局のうち、TA情報に含まれない無線基地局を除外した無線基地局を抽出し、抽出した無線基地局から、基地局属性候補リストに基づいて他の無線基地局を中継しなければコアネットワークに到達できない無線基地局を除外することによって、転送先候補リストを作成する(ステップS16)。図7は、転送先候補リストの一例を示す図である。図7は、無線品質情報、TA情報および基地局属性情報が図4〜図6で示した例である場合に対応しており、転送先候補リストには、DeNB1−1、DeNB1−2の2つの無線基地局が含まれる。
RN2−1の候補基地局管理部26は、転送先候補リストに含まれる無線基地局との間に制御情報転送用のパスを構築する。図7の例では、DeNB1−1、DeNB1−2との間にそれぞれ制御情報転送用のパスを構築する(ステップS17)。
つぎに、RN2−1の通信エリア内に位置するUE3がRN2−1に対して通信を開始する場合の動作について説明する。RN2−1の呼制御部27は、自身を経由して各DeNBと通信中のUEの数をユーザ情報として管理している。図8は、ユーザ情報の一例を示す図である。図8に示した例では、DeNB1−1、DeNB1−2と通信を行っているUEが1つずつである。
また、RN2−1の受信レベル取得部22は、無線品質情報と転送先候補リストに基づいて、転送先候補リストに含まれる無線基地局との間の無線品質情報を候補局無線品質情報として抽出して保持しておく。図9は、候補局無線品質情報の一例を示す図である。
また、RN2−1の周辺情報管理部25は、転送先候補リストに含まれる無線基地局で発動されている通信規制を通信規制情報として管理する。図10は、通信規制情報の一例を示す図である。図10の例では、DeNB1−1およびDeNB1−2の両方とも通信規制が無いとする。なお、通信規制が行われているか否かの情報と、通信規制が行われている場合の通信規制の指標(通信規制率等)は、たとえば、各無線基地局からの報知情報等に基づいて無線基地局ごとに判定して通信規制情報として管理することとする。
図11は、UE3から接続要求があった場合のRN2−1の接続処理手順の一例を示すフローチャートである。RN2−1の呼制御部27は、送受信部21を経由してUE3から送信された接続要求メッセージを受信する(ステップS21)と、自装置がUE3からの接続要求を受け入れることができるかを判定する(ステップS22)。この判定は、RN2−1の利用可能な無線リソース容量、RN2−1の負荷状態等に応じて実施する。
UE3からの接続要求を受け入れ可の場合(ステップS22 Yes)、RN2−1の呼制御部27は、候補基地局管理部26に対してUE3からの接続要求を収容するのに最適なDeNBを問い合わせる。候補基地局管理部26は、最適なDeNBを選択し、選択したDeNBを呼制御部27に通知する(ステップS23)。具体的には、RN2−1の候補基地局管理部26は、転送先候補リスト、ユーザ情報、候補無線品質情報および通信規制情報を参照し、転送先候補リストに含まれる無線基地局ごとに評価値を算出する。そして、評価値がトータルで最も高いDeNBをUE3からの接続要求を収容するのに最適なDeNBとして選択する。評価値は、ユーザ情報についてはユーザ数が少ないほど高く設定し、無線品質情報については無線品質が良いほど評価値を高く設定し、また通信規制が無いほど評価値を高く設定する。
たとえば、転送先候補リストに図7のようにDeNB1−1とDeNB1−2が記録されており、図8に示したようにユーザ情報としてDeNB1−1とRN2−1の間、DeNB1−2とRN2−1との間の両方ともにUEを1台ずつ収容していたとする。また、図9に示したように候補無線品質情報としては、DeNB1−1の無線品質情報の方がDeNB1−2より良好で、図10に示したように通信規制情報としては、DeNB1−1、DeNB1−2ともに通信規制がなかったとする。この結果、RN2−1の候補基地局管理部26は、DeNB1−1が最も評価値が高いと判断して、DeNB1−1を最適な基地局として選択し、呼制御部27にDeNB1−1を通知する。
RN2−1の呼制御部27は、UE3からの接続要求を候補基地局管理部26から通知されたDeNB(たとえばDeNB1−1)に収容するために、上述の制御情報転送パス設定手順で構築した制御情報転送用のパスを用いてUE3との通信に使用する無線リソースを確保する(ステップS24)。呼制御部27は、UE3との通信に使用する無線リソースを確保するが確保できた場合は、UE3に対して使用可能な無線リソース情報(たとえば、使用周波数等)を含む接続応答メッセージを送信し(ステップS25)、処理を終了する。また、ステップS22で、UE3からの接続要求を受け入れ不可の場合(ステップS22 No)、その旨をUE3に通知し(ステップS26)、処理を終了する。
上記の処理により、RN2−1は、UE3の通信をDeNB1−1経由で中継することができる。RN2−1の呼制御部27は、UE3とDeNB1−1との間の中継を開始し、ユーザ情報のDeNB1−1と接続するユーザ数を1増加させた値に変更する。
なお、以上の例では、ユーザ情報、無線品質情報(候補局無線品質情報)および通信規制情報に基づいた評価値を求め、最も評価値が高い無線基地局を選択したが、評価値を求める際、たとえばユーザ情報に含まれるユーザ数が一定数以上である無線基地局や通信規制情報に含まれる通信規制率が一定値以上である無線基地局は評価値を算出する対象から除外し、選択されないように制御してもよい。また、周辺の無線基地局の全てに通信規制が無いことがわかっている場合や、または周辺の無線基地局の全てに通信規制があるとわかっている場合等については、通信規制情報を保持せず、通信規制情報を評価値の算出の際に考慮しないようにしてもよい。また、ユーザ情報についても評価値の算出の際に考慮しないようにしてもよい。
なお、基地局属性情報については、周辺にDeNBしか存在しない場合等、ホップ数の条件を考慮しなくてもよい場合には、保持しないようにしてもよい。この場合、転送先候補リストの作成時には、基地局属性情報は考慮せず、無線品質情報とTA情報に基づいて転送先候補リストを作成する。
上述の処理により生成された転送先候補リストには、RN2−1にとって周辺の無線基地局との間の受信レベルが高く、かつRN2−1同時に複数のTAに所属することがなく、かつコアネットワークへの接続に他の無線中継基地局を経由しないという3つの条件を満たす無線基地局が含まれる。RN2−1が、このような条件を満たす無線基地局を転送先候補としているため、RN2−1と接続するUE3の通信データはこのような条件を満たす無線基地局を経由して転送されるため、無線品質の良い経路により転送される。また、RN2−1は、同時に複数のTAに所属することがないため、転送先候補リストに含まれるDeNBと接続する際に、位置登録をしなおす必要がない。またコアネットワークまでのホップ数(転送回数)も抑えることができる。
以上のように、本実施の形態では、RN2−1が、周辺の無線基地局との間の受信レベルが高く、かつRN2−1が同時に複数のTAに所属することがなく、かつコアネットワークへの接続に他の無線中継基地局を経由しない(転送回数の少ない)DeNBを転送先候補リストとして保持し、転送先候補リストのうちから、呼接続要求ごとにユーザ情報、無線品質情報(候補局無線品質情報)および通信規制情報に基づいて最適なDeNBを選択するようにした。そのため、転送先の無線基地局を動的に適切に選択することができる。
実施の形態2.
つぎに、本発明にかかる実施の形態2の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
つぎに、本発明にかかる実施の形態2の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態1と同様に、RN2−1の受信レベル取得部22は、周期的に周辺の無線基地局の受信レベルを測定しその結果を無線品質情報として保持する。測定の結果、周辺の無線基地局の受信レベルが、前回測定した結果から変化して、無線品質情報の値が更新されることがある。図12は、図4で示した無線品質情報を更新した後の無線品質情報の一例を示す図である。
図4に示した無線品質情報では、DeNB1−2からの受信レベルが所定のしきい値(50とする)以上であったが、図12に示した無線品質情報では、DeNB1−2からの受信レベルが所定のしきい値未満となる。このような場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、更新後の無線品質情報に基づいて、実施の形態1と同様の手順により、転送先候補リストを再度作成し、転送先候補リストを再作成した転送先候補リストに更新する。図13は、図12に示した無線品質情報に基づいて更新された転送先候補リストの一例を示す図である。
また、転送先候補リストを更新した結果、転送先候補リストから削除された無線基地局が存在する場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、当該無線基地局(図12の場合はDeNB1−2)との間の制御情報転送用のパスを解放する。また、転送先候補リストとして追加された無線基地局が存在する場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、当該無線基地局との間に制御情報転送用のパスを設定する。
この際、RN2−1が、上述の処理により転送先候補リストから削除された無線基地局とUE3との間の通信を中継している(転送先候補リストから削除された無線基地局がUE3を収容している)場合がある。このような場合の動作について説明する。
RN2−1の候補基地局管理部26は、DeNB1−2を転送先候補リストから削除することを検出すると、呼制御部27にその旨通知する。呼制御部27は、ユーザ情報に基づいて、転送先候補リストから削除される無線基地局(以下、削除対象DeNBという)がUEを収容しているか否かを判定し、削除対象DeNBがUEを収容している場合には、当該UEの収容先を削除対象DeNBから転送先候補リストに含まれる他のDeNB(以下、変更先DeNBという)へ変更するようをパスの再設定を行う。図12の例の場合は、DeNB1−2がUE(UE3−1とする)を収容していた場合、UE3−1の収容先をDeNB1−1に変更するようパスの再設定を行う。
図14は、パスの再設定手順の一例を示すチャート図である。なお、図14では、図12および図13の例に対応し、削除対象DeNBをDeNB1−2とし、変更先DeNBをDeNB1−1として例を示している。パスの再設定手順として、具体的には、たとえば、RN2−1の呼制御部27は、UE3−1の収容を要求するパス再設定要求メッセージを変更先DeNBへ送信し(ステップS31)、変更先DeNBはパス再設定要求メッセージに対する応答であるパス再設定応答メッセージによってUE3−1の収容を受け入れることをRN2−1へ通知する(ステップS32)。また変更先DeNBは、削除対象DeNBへパス再設定要求メッセージを送信することによりパスの切り替えを要求し(ステップS33)、削除対象DeNBは、そのメッセージに対する応答であるパス再設定応答メッセージによってパスの切り替え完了を通知する(ステップS34)。
また、転送先候補リストを更新した結果、転送先候補として追加された無線基地局が存在する場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、追加された無線基地局との間に制御情報転送用のパスを設定する。
このようにして、RN2−1と削除対象DeNBとの間の通信経路は、RN2−1と変更先DeNBとの間の通信経路に切り替えられる。最後に、削除対象DeNBはRN2−1との間でUE3−1のために確保していた無線リソースを解放する(ステップS35)。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、無線品質情報の更新に伴い、転送先候補リストを更新し、転送先候補リストからUEを収容中のDeNBが削除される場合には、収容先を切替えるようにした。そのため、最新の無線品質に基づいて、最適なDeNBを選択することができ、かつ転送先候補リストからUEを収容中のDeNBが削除されるにも、UEの通信を継続することができる。
実施の形態3.
つぎに、本発明にかかる実施の形態3の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
つぎに、本発明にかかる実施の形態3の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
RN2−1の位置登録情報管理部23は、あらかじめ決められた一定時間ごとにコアネットワークに対して位置登録を実施する。RN2−1は、コアネットワークから受信する位置登録に対する応答に基づいてTA情報を取得する。この際、前回取得したTA情報とあらたに取得したTA情報が異なる場合には保持しているTA情報をあらたな情報に更新する。
図15は、図5の状態から更新された後のTA情報の一例を示す図である。図5では、DeNB1−1、DeNB1−2およびRN2−2が、TA情報に含まれているが、図15では、これに対してDeNB1−4が追加されている。位置登録情報管理部23は、TA情報が前回のTA情報から変化した場合には、候補基地局管理部26へその旨を通知し、候補基地局管理部26は、新たなTA情報に基づいて実施の形態1と同様の手順により、転送先候補リストを再度作成する(更新する)。図16は、図15のTA情報に基づいて更新されて転送先候補リストの一例を示す図である。
また、転送先候補リストを更新した結果、転送先候補として追加された無線基地局が存在する場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、実施の形態2と同様に追加された無線基地局との間に制御情報転送用のパスを設定する。転送先候補として削除された無線基地局が存在する場合、RN2−1の候補基地局管理部26は、実施の形態2と同様に、その無線基地局との間に制御情報転送用のパスを削除する。また、転送先候補リストから削除された無線基地局がUEを収容している場合は、実施の形態2と同様の手順によりパスを再設定し、そのUEを他の無線基地局へ収容するようにする。
以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。なお、実施の形態2で述べた動作を行う場合に、さらに本実施の形態の動作を実施するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、TA情報が更新された場合に、更新後のTA情報に基づいて転送先候補リストを更新し、更新された転送先候補リストに基づいて制御情報転送用のパスの設定または削除を行うようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、TA情報の更新に適応して転送先を選択することができる。
実施の形態4.
つぎに、本発明にかかる実施の形態4の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
つぎに、本発明にかかる実施の形態4の無線中継方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図17は、本発明にかかる実施の形態4の報知情報の送信の一例を示す図である。図17に示すように、本実施の形態のDeNB1−1は、定期的または必要に応じて報知情報31を送信し、本実施の形態のDeNB1−2は、定期的または必要に応じて報知情報32を送信している。DeNB1−1は、自装置が使用可能な無線リソース容量の残量に応じて負荷状態を判断している。
DeNB1−1では、自装置と接続するUE数が少ない場合には、無線リソース容量の残量が多くなり低負荷となり、また自装置と接続するUE数が多い場合や多量の通信を行うUEと接続している場合は無線リソースの残量が多くなり高負荷となる。DeNB1−1は、自装置が無線リソース容量の残量が少なくなった場合(たとえば無線リソース容量の残量が所定のしきい値未満になった場合)、報知情報31に自装置が高負荷な状態であることを示す情報を付加して送信する。DeNB1−2も、DeNB1−1と同様に、自装置が無線リソース容量の残量が少なくなった場合、報知情報32に高負荷な状態であることを示す情報を付加して送信する。また、他のDeNB(たとえば、図1の構成の場合はDeNB1−3〜DeNB1−5)も同様に、高負荷となった場合は、報知情報に高負荷な状態であることを示す情報を付加して送信する。
RN2−1の周辺情報管理部25は、転送先候補リストに含まれるDeNBごとにそのDeNBが低負荷であるか高負荷であるかを示す負荷情報を保持する。図18は、周辺情報管理部25が保持する負荷情報の一例を示す図である。ここでは、一例として負荷情報として、報知情報に高負荷な状態であることを示す情報が含まれているDeNBについては高負荷とし、報知情報に高負荷な状態であることを示す情報が含まれていないDeNBについては低負荷としている。これに限らず、たとえば、高負荷なDeNBだけを識別して保持するようにしてもよい。
RN2−1の周辺情報管理部25は、転送先候補リストの作成時点では、その時点までに受信した報知情報に基づいて、負荷情報を生成して保持する。そして、周辺情報管理部25は、周辺のDeNBから受信した報知情報に基づいて転送先候補リストに含まれるDeNBが高負荷であることを検出すると、保持している負荷情報を更新する。たとえば、周辺情報管理部25は、転送候補リストの作成時点ではDeNB1−1が低負荷であった場合に、その後のDeNB1−1からの報知情報31に基づいてDeNB1−1が高負荷であることを検出すると、DeNB1−1の負荷情報を高負荷に更新する。
つぎに、RN2−1の通信エリア内に位置するUE3が、RN2−1に対して通信を開始する場合の動作を説明する。本実施の形態では、UE3が、RN2−1に対して通信を開始するためにUE3から接続要求メッセージを送信した場合の動作は、図11で説明した実施の形態1の動作と、ステップS21、ステップS22およびステップS24〜ステップS26については同様である。
本実施の形態では、ステップS22で接続要求受け入れ可を判断した場合(ステップS22 Yes)の、ステップS23に相当する処理、すなわちUE3を収容するDeNBの選択方法が実施の形態1と異なる。本実施の形態では、ステップS22で接続要求受け入れ可を判断した場合(ステップS22 Yes)、呼制御部27は、UE3を収容するDeNBを候補基地局管理部26へ問い合わせ、候補基地局管理部26は、転送先候補リスト、ユーザ情報、無線品質情報、通信規制情報および負荷情報を参照し、転送先候補リストに含まれる無線基地局ごとに評価値を算出する。そして、評価値がトータルで最も高いDeNBをUE3からの接続要求を収容するのに最適なDeNBとして選択する。UE3を収容するDeNBを選択した後の動作は、実施の形態1のステップS24以降と同様である。
また、本実施の形態では、候補基地局管理部26は、評価値を項目(情報)ごとにあらかじめ重み(項目間の優先度)を定めておき、重み情報として保持しているとする。図19は、重み情報の一例を示す図である。図19の場合は、転送先候補リスト、ユーザ情報、無線品質情報および通信規制情報については、重みを“1”とし、負荷情報については重みを“2”としている。すなわち、負荷情報が他の項目に比べ優先度が高いことを意味している。図19は、重み情報の一例であり、各項目の重みはこれに限らずどのような値を定めてもよい。
たとえば、転送先候補リストには、図7に示したようにDeNB1−1およびDeNB1−2が含まれており、図8に示したようにユーザ情報としてDeNB1−1およびDeNB1−2はいずれもUEを1台ずつ収容しているとする。また、図9に示したようにDeNB1−1の無線品質情報の方がDeNB1−2より良好であり、図10に示したように通信規制情報では、DeNB1−1およびDeNB1−2はいずれも通信規制が無いとする。そして、図18に示すように、DeNB1−1が高負荷であり、DeNB1−2が低負荷であったとする。なお、負荷情報については、低負荷のDeNBの方が高負荷のDeNBより評価値が高くなるよう評価値を設定する。
以上の条件の場合には、通信規制情報およびユーザ情報では、DeNB1−1とDeNB1−2の評価値の差はなく、無線品質情報ではDeNB1−1の方が、評価値が高く、負荷情報では、DeNB1−2の方が、評価値が高くなる。候補基地局管理部26は、この場合、重み情報に基づいて、負荷情報の方が無線品質情報より優先度が高い(重みが大きい)ことを認識し、最終的にDeNB1−2を選択し、選択したDeNB1−2を呼制御部27へ通知する。
つぎに、DeNB1−1が高負荷状態であった場合に、DeNB1−1と接続するUEの数が変化し、DeNB1−1の高負荷状態が解消されたとする。DeNB1−1は、自装置が使用可能な無線リソース容量の残量が増えた(所定のしきい値以上となった)ことを検出すると、送信する報知情報31に自装置の高負荷な状態が解消されたことを示す情報を付加して送信する。DeNB1−2も同様に、高負荷な状態が解消された場合には報知情報32にその旨を示す情報を付加して送信する。
RN2−1の周辺情報管理部25は、受信した報知情報に基づいて、転送先候補リストに含まれるDeNBの負荷状態が変化したことを検出すると、その報知情報に基づいて負荷情報を更新する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の動作に加え、実施の形態2または実施の形態3で述べた動作を行なうようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、ユーザ情報、無線品質情報、通信規制情報および負荷情報について、重み情報を保持するようにしたが、実施の形態1〜実施の形態3で述べたような負荷情報を用いない場合に、ユーザ情報、無線品質情報および通信規制情報についての重みを定めて重み情報として保持し、重み情報に基づいてDeNBの選択を行なうようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、DeNB1−1,1−2が、自装置の負荷の状態を示す情報を報知情報に付加して送信し、RN2−1の周辺情報管理部25は、報知情報に基づいて転送先候補リストに含まれるDeNBの負荷の状態を負荷情報として保持し、UE3から接続要求があった場合、ユーザ情報、無線品質情報、通信規制情報および負荷情報に基づいて、UE3を収容するDeNBを選択するようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、特定のDeNBに負荷が集中することを避け、DeNBの負荷を平滑化することができる。
また、UE3を収容するDeNBを選択する際に用いる評価値を算出する際に、各項目に重みを設定しておくことにより、項目間の優先度を設定することができる。また、DeNBは、高負荷状態から低負荷状態に移行した場合には、高負荷な状態が解消された場合には報知情報にその旨を示す情報を付加して送信し、RN2−1の周辺情報管理部25は、報知情報に基づいて負荷情報を更新する。そのため、最新のDeNBの負荷状態に基づいて、UE3を収容する適切なDeNBを選択することができる。
実施の形態5.
図20は、本発明にかかる実施の形態5の無線中継方法を説明するための図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図20は、本発明にかかる実施の形態5の無線中継方法を説明するための図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1で述べた制御情報転送パス設定手順により転送先候補リストに含まれる制御情報転送用のパスを構築する。本実施の形態では、制御情報転送用のパスを構築すると、RN2−1(およびRN2−2)の呼制御部27は、周辺情報管理部25を経由して、転送先候補リストに含まれる各DeNBに対して、リソース残量監視登録メッセージを送信する(ステップS41)。リソース残量監視登録メッセージは、DeNBに対して、そのDeNBのリソース残量の監視結果の送信対象としての登録を要求するメッセージである。図20の例では、RN2−1は、DeNB1−1およびDeBN1−2に対してリソース残量監視登録メッセージを送信し、RN2−2はDeNB1−1に対してリソース残量監視登録メッセージを送信している。
DeNB(図20の例では、DeNB1−1およびDeNB1−2)は、実施の形態4と同様に自装置が使用可能な無線リソース容量の残量に応じて自装置の負荷状態を判断している。そして、DeNBは、使用可能な無線リソースの残量が少なくなった場合(たとえば、無線リソースの残量が所定のしきい値未満となった場合)は、リソース残量監視登録メッセージを受信したRNのうちの一部またはすべてのRNに対してリソース残量低下メッセージを送信する(ステップS42)。
DeNBが、リソース残量監視登録メッセージを受信したRNのうちの一部に送信する場合の送信対象のRNの選択方法は、たとえば、リソース残量監視登録メッセージを受信したRNのうち、自装置がそのRNを経由して接続するUE数が多いRNから順に選択する。この場合、DeNBは、たとえば、自装置の負荷状態を複数のレベルで判別し、レベルに応じてリソース残量低下メッセージを通知するRNの数を決定する。たとえば、無線リソースの残量が多い順に、レベル#1,レベル#2,…とする場合、レベル#1の場合には、最もUE数が多いRNのみにリソース残量低下メッセージを送信し、レベル#2の場合には、さらに次にUE数が多いRNのみにリソース残量低下メッセージを送信する、等のように、無線リソースの残量が少なくなるにつれて、順次リソース残量低下メッセージを通知するRNの数を増やしていく。
以下、RN2−1がDeNB1−1からリソース残量低下メッセージを受信した場合を例に動作を説明する。RN2−1の周辺情報管理部25は、リソース残量低下メッセージを受信すると、リソース残量低下メッセージの送信元であり転送先候補リストに含まれるDeNB1−1が高負荷であると判断し、保持している負荷情報を更新する。なお、負荷情報の形式について、実施の形態4と同様である。
RN2−1の通信エリア内に位置するUE3がRN2−1に対して通信を開始した場合の動作は、実施の形態4と同様である。
DeNB1−1が高負荷状態であった場合に、DeNB1−1と接続するUEの数が変化し、DeNB1−1の高負荷状態が解消されたとする。図21は、高負荷状態が解消された場合の動作の一例を示す図である。DeNB1−1は、自装置が使用可能な無線リソース容量の残量が増えた(所定のしきい値以上となった)ことを検出すると、先にリソース残量低下メッセージを通知したRN(たとえばRN2−1)に対してリソース残量復旧メッセージを送信する(ステップS51)。このとき、DeNB1−1は、先にリソース残量低下メッセージを送信したすべてのRNに対して一度にリソース残量復旧メッセージを送信する必要はなく、自装置の負荷状態のレベルに応じて、リソース残量復旧メッセージを通知するRNを決定する方法としてもよい。RN2−1の周辺情報管理部25は、受信したリソース残量復旧メッセージについて転送先候補リストに含まれるDeNB1−1の負荷状態が変化したことを検出すると、負荷情報を低負荷に更新する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、DeNBは、リソース残量監視登録メッセージを受信したRNに対して、自装置の負荷情報を通知し、RNは、その通知に基づいて、負荷情報を更新するようにした。そのため、またRNはその情報はその情報を受信することで、高負荷のDeNBに対する接続要求が集中することを避けることができる。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、特定のDeNBに負荷が集中することを避け、DeNBの負荷を平滑化することができる。また、最新のDeNBの負荷状態に基づいて、UE3を収容する適切なDeNBを選択することができる。
また、実施の形態4では、DeNBが報知情報を用いて負荷情報を通知していたため、報知情報を送信したDeNBの通信エリア内のすべてのRNが同一の動作を行っていたが、本実施の形態では、一部のRNに対して負荷情報を通知することができるため、RNごとに異なる動作を行なうよう制御することができる。
実施の形態6.
図22は、本発明にかかる実施の形態6の無線中継方法を説明するための図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図22は、本発明にかかる実施の形態6の無線中継方法を説明するための図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態の動作は、実施の形態5で送信したリソース残量監視登録メッセージの送信頻度を削減する。本実施の形態では、RN2−1は、転送先候補リストに含まれるDeNBが1つしかない場合、リソース残量監視登録メッセージを送信しない。これは、RNにとって転送先候補リストに含まれるDeNBが1つしか存在しない場合、実施の形態5で述べたようにリソース残量低下メッセージを受信しても、転送先を変更することがないためである。
たとえば、図22に示した構成例で、RN2−1では、転送先候補リストにDeNB1−1とDeNB1−2の2つが含まれ、RN2−2では、転送先候補リストにDeNB1−1の1つしか含まれていないとする。この場合、RN2−1の呼制御部27は、周辺情報管理部25を経由して、DeNB1−1およびDeNB1−2にリソース残量監視登録メッセージを送信する(ステップS61)。一方、RN2−2では、転送先候補リストにDeNB1−1の1つしか含まれていないため、リソース残量監視登録メッセージを送信しない。RN2−2が、リソース残量監視登録メッセージを送信しないため、DeNB1−1は、RN2−2に対してリソース残量低下メッセージを送信しない。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態5と同様である。
このように、本実施の形態では、RNは、転送先候補リストに含まれるDeNBが1つしかない場合、リソース残量監視登録メッセージを送信しないようにした。そのため、実施の形態5と同様の効果を得つつ、RNとDeNB間の制御メッセージを削減することができる。
実施の形態7.
図23は、本発明にかかる実施の形態7の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は、RN2−1の通信エリアがセクタ4−1〜4−3に分割されている点が以外は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図23は、本発明にかかる実施の形態7の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は、RN2−1の通信エリアがセクタ4−1〜4−3に分割されている点が以外は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のRN2−1の構成は、実施の形態1のRN2−1の構成と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態では、RN2−1の候補基地局管理部26は、転送先候補リストをセクタ4−1〜4−3と対応付けて保持する。図24は、本実施の形態の転送先候補リストの一例を示す図である。図24の例では、セクタ4−1はDeNB1−1に、セクタ4−2はDeNB1−2に対応付けられている。これはRN2−1のセクタ4−1の方向にDeNB1−1が存在し、RN2−1のセクタ4−2の方向にDeNB1−2が存在することを意味している。候補基地局管理部26は、転送先候補リストのDeNBとセクタ4−1〜4−3との対応付けを、受信レベル取得部22が取得した無線品質に基づいて実施する。たとえば、受信レベル取得部22は、セクタごとにDeNBからの信号に基づいて無線品質情報を取得し、あるDeNBについて無線品質情報が最もよくなるセクタとそのDeNBとを対応付ける。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、TA情報と無線品質情報に基づいて転送先候補リストを作成し、さらに転送先候補リストに無線基地局ごとに対応するセクタを格納する。本実施の形態の制御情報転送パス設定手順は、上記のように転送先候補リストをセクタ4−1〜4−3と対応付けて保持する以外は、実施の形態1の制御情報転送パス設定手順と同様である。
つぎに、RN2−1の通信エリア内のセクタ4−1内に位置するUE3がRN2−1に対して通信を開始した場合の動作について説明する。RN2−1の呼制御部27は、UE3から接続要求メッセージを受信すると、実施の形態1のステップS21、ステップS22と同様の処理を行う。ステップS22で接続要求受け入れ可を判断した場合(ステップS22 Yes)、呼制御部27は、UE3を収容するDeNBを候補基地局管理部26へ問い合わせるが、この際、UE3からの接続要求を受信したセクタをあわせて候補基地局管理部26を通知する。候補基地局管理部26は、転送先候補リストに基づいて、UE3が位置するセクタに最も近い方向に位置するDeNBを選択し、呼制御部7へ転送先候補として通知する。たとえば、転送先候補リストには、図24に示した情報が格納されている場合、候補基地局管理部26は、セクタ4−1に最も近い方向に位置するDeNB1−1を選択する。
なお、転送先候補リストに、UE3が存在するセクタと同一のセクタに対応するDeNBが無い場合は、候補基地局管理部26は、UE3が存在するセクタに最も近いセクタに対応するDeNBを選択する。
呼制御部27は、UE3を収容するための最適なDeNBを候補基地局管理部26から通知されると、実施の形態1のステップS24以降の動作を実施する。ステップS26の動作も実施の形態1と同様である。
なお、以上の説明では、候補基地局管理部26が、UE3を選択するための最適なDeNBを選択する際の評価項目として転送先候補リストに含まれるセクタとDeNBとの対応のみを用いることとしたが、実施の形態1〜実施の形態6で述べたように、さらにユーザ情報、無線品質情報、通信規制情報、負荷情報等とあわせて評価値を算出し、トータルで最も評価の高い無線基地局を選択するようにしてもよい。
つぎに、UE3がRN2−1を経由した通信中に、図23の点線の矢印で示した方向、すなわちRN2−1から遠ざかる方向に移動したとする。この場合、UE3は、RN2−1を経由した通信から、DeNB1−1との直接通信に変更する、すなわちRN2−1からDeNB1−1へハンドオーバした方が良い場合がある。このようなハンドオーバを行なう場合の動作を以下に説明する。
図25は、RN2−1からDeNB1−1へのハンドオーバ手順の一例を示すチャート図である。まず、UE3は、周辺の無線基地局から受信した信号に基づいて無線基地局ごとの品質測定を実施し、測定結果を品質測定結果メッセージとしてRN2−1へ通知する(ステップS71)。RN2−1の呼制御部27は、受信した品質測定結果メッセージに基づいて、UE3では自装置よりもDeNB1−1の受信レベルの方が良好なことを検出すると、UE3をDeNB1−1へハンドオーバさせることを決定する。そして、RN2−1の呼制御部27は、UE3のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求メッセージをハンドオーバ先のDeNB1−1へ送信する(ステップS72)。
DeNB1−1は、UE3を収容可能な場合には、ハンドオーバ応答メッセージによりその旨を通知する(ステップS73)。RN2−1の呼制御部27は、ハンドオーバ応答メッセージを受信すると、DeNB1−1へのハンドオーバの実施を指示するハンドオーバ指示メッセージをUE3へ送信する(ステップS74)。UE3は、ハンドオーバ指示メッセージに基づいて、通信先の無線基地局をRN2−1からDeNB1−1へ切り替え、切り替えが完了すると、ハンドオーバ完了を通知するハンドオーバ完了メッセージをDeNB1−1へ送信する(ステップS75)。以上でハンドオーバが完了する。
上記のハンドオーバ手順で、RN2−1が、UE3との最初の通信時に転送先としてセクタ4−1に近いDeNB1−1を選択していたことにより、ハンドオーバ時の制御手順をRN2−1とDeNB1−1との間で実施でき、他のDeNBとの制御情報の交換やパス再設定を実施する必要がなく、制御手順を簡略化することができる。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、転送先候補リストを最も近いセクタとDeNBとを対応付けて保持し、候補基地局管理部26は、UE3を収容するための最適なDeNBを選択する際に、UE3が位置するセクタに近いDeNBを優先して選択するようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、ハンドオーバ時の制御手順を簡略化することができる。
実施の形態8.
図26は、本発明にかかる通信システムの実施の形態8の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、DeNB1−1〜DeNB1−3と、RN2−1〜2−4と、で構成される。DeNB1−1〜DeNB1−3は、配置が異なるが実施の形態1のDeNB1−1〜1−5と同様であり、コアネットワークと接続する。また、本実施の形態のRN2−1〜2−4の構成は、実施の形態1のRN2−1と同様である。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
図26は、本発明にかかる通信システムの実施の形態8の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、DeNB1−1〜DeNB1−3と、RN2−1〜2−4と、で構成される。DeNB1−1〜DeNB1−3は、配置が異なるが実施の形態1のDeNB1−1〜1−5と同様であり、コアネットワークと接続する。また、本実施の形態のRN2−1〜2−4の構成は、実施の形態1のRN2−1と同様である。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
RN2−1は、実施の形態1と同様の制御情報転送パス設定手順を実施するが、基地局属性情報および転送先候補リストの作成方法が実施の形態1と異なる。以下、図26に示した構成の場合のRN2−1の動作について、実施の形態1と異なる部分について説明する。図27は、RN2−1が保持する本実施の形態の受信品質情報の一例を示す図である。図27に示すように、ここでは、受信レベルが所定のしきい値以上となる無線基地局としてDeNB1−1、RN2−4およびRN2−2が検出されている。
図28は、RN2−1が保持する本実施の形態のTA情報の一例を示す図である。図28に示すように、RN2−1と同一のTAの無線基地局として、DeNB1−1、RN2−2およびRN2−4が格納されている。
図29は、RN2−1が保持する本実施の形態の基地局属性情報の一例を示す図である。図29に示した基地局属性情報では、実施の形態1では、基地局属性情報として直接コアネットワークに接続可能なのか他の無線基地局を経由してコアネットワークに接続するのかの別を格納したが、本実施の形態では、基地局属性管理部24は、無線基地局ごとのコアネットワークまでのホップ数を基地局属性情報として記録する。基地局属性管理部24は、無線基地局ごとのコアネットワークまでのホップ数は、たとえば、無線基地局からの報知情報等により取得する。
図29のような基地局属性情報の場合、RN2−1は、DeNB1−1を経由すると1ホップでコアネットワークへ接続する(すなわち、DeNB1−1は直接コアネットワークへ接続可能な無線基地局である)。また、RN2−1は、RN2−2を経由すると3ホップで、RN2−4を経由すると2ホップで、それぞれコアネットワークに到達できる。
RN2−1の候補基地局管理部26は、無線品質情報のうち所定のしきい値(たとえば50以上)を満たす無線基地局を選択し、選択した無線基地局からTA情報に含まれない無線基地局を除外して転送先候補リストを作成する。図30は、本実施の形態の転送先候補リストの一例を示す図である。各情報が図27〜図29で示した情報であり、所定のしきい値を50とすると、転送先候補リストには、図30に示すようにDeNB1−1、RN2−2およびRN2−4の3つの無線基地局が含まれることになる。実施の形態1と異なり、本実施の形態では、直接コアネットワークへ接続可能な無線基地局であることを転送先候補リスト作成の条件としていないため、RN2−2、RN2−4も転送先候補リストに含まれている。RN2−1の候補基地局管理部26は、転送先候補リストに含まれる無線基地局との間に制御情報転送用のパスをそれぞれ構築する。
つぎに、RN2−1の通信エリア内に位置するUE3がRN2−1に対して通信を開始する場合の動作を説明する。RN2−1の呼制御部27は、実施の形態1と同様に、転送先リストに含まれる無線基地局ごとに、その無線基地局と、自装置を経由して通信中のユーザ数をユーザ情報として管理する。図31は、本実施の形態のユーザ情報の一例を示す図である。
また、RN2−1の受信レベル取得部22は、実施の形態1と同様に、転送先リストに含まれる無線基地局ごとに無線品質情報を候補無線品質情報として保持する。図32は、本実施の形態の候補無線品質情報の一例を示す図である。
また、RN2−1の周辺情報管理部25は、実施の形態1と同様に、転送先候補リストに含まれる無線基地局ごとに、発動されている通信規制を通信規制情報として管理する。図33は、本実施の形態の通信規制情報の一例を示す図である。
RN2−1の通信エリア内に位置するUE3がRN2−1に対して通信を開始する場合の本実施の形態の動作は、図11で説明した実施の形態1の動作と、ステップS21、ステップS22およびステップS24〜ステップS26については同様である。
本実施の形態では、ステップS22で接続要求受け入れ可を判断した場合(ステップS22 Yes)の、ステップS23に相当する処理、すなわちUE3を収容するDeNBの選択方法が実施の形態1と異なる。本実施の形態では、ステップS22で接続要求受け入れ可を判断した場合(ステップS22 Yes)、呼制御部27は、UE3を収容する最適な無線基地局を候補基地局管理部26に問い合わせる。候補基地局管理部26は、転送先候補リスト、ユーザ情報、候補無線品質情報、通信規制情報および基地局属性情報に基づいて、転送先候補リストに含まれる無線基地局ごとに評価値を算出し、評価値が最も高い無線基地局を、UE3を収容するのに最適な無線基地局として選択し、呼制御部27へ通知する。この際、ユーザ情報については、ユーザ数が少ないほど評価値が高く、候補無線品質情報については無線品質が高いほど評価値が高く、通信規制情報については無効なほど評価値が高く、またコアネットワークまでのホップ数が少ないほど評価値を高く設定する。
たとえば、各情報が、図27〜図33に示したような情報であったとすると、転送先候補リストにはDeNB1−1、RN2−2およびRN2−4が記録されている。図32に示した候補無線品質情報に基づくと、RN2−4の無線品質情報が最も良好である。また図31のユーザ情報に基づくと、DeNB1−1およびRN2−2については、RN2−1を経由してUEを5台ずつ収容しており、RN2−4はRN2−1を経由してUEを収容していない。また、図33の通信規制情報に基づくと、DeNB1−1、RN2−2およびRN2−4ともに通信規制がない。また、図29の基地局属性情報に基づくと、DeNB1−1がホップ数“1”、RN2−2がホップ数“3”(RN2−2、RN2−3、DeNB1−2を経由)、RN2−4がホップ数“2”(RN2−4、DeNB1−3を経由)である。
以上の結果から、候補無線品質情報とユーザ情報の2項目についてRN2−4の評価値が最も高い。基地局属性情報についてはDeNB1−1の方が、評価値が高いが、DeNB1−1の方が、評価値が高いのは1項目である。したがって、候補基地局管理部26は、2項目で評価値が高いRN2−4を選択する。なお、実施の形態4で述べたように各項目に重みをつけて評価値を求めるようにしてもよい。
呼制御部27が、候補基地局管理部26からUE3を収容するのに最適な無線基地局を取得した以降の処理については、実施の形態1と同様であり、その無線基地局に対してすでに構築済みの制御情報用の転送パスを用いてUE3用のリソースを確保して、接続応答メッセージをUE3に送信する。
以上の手順により生成された転送先候補リストは、RN2−1にとって、受信レベルが高く、同時に複数のTAに所属することがなく、また直接または他の無線中継基地局を経由(マルチホップ)してコアネットワークへ接続可能、という3つの条件を満たす無線基地局が含まれる。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の動作について、基地局情報を本実施の形態の基地局属性情報に変更し、UE3を収容するのに最適な無線基地局を選択するようにしたが、これに限らず、実施の形態2〜実施の形態7で、基地局情報を本実施の形態の基地局属性情報に変更して、本実施の形態と同様のホップ数を考慮してUE3を収容するのに最適な無線基地局を選択するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、基地局属性情報として、無線基地局ごとのコアネットワークまでのホップ数を保持し、UE3を収容するのに最適な無線基地局を選択する際に、ホップ数を考慮して選択するようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、実施の形態1では除外していた他のRN経由の通信経路も選択できるようになり、実施の形態1に比べ状況に応じてさらに適切な無線基地局を転送先として選択できる。
以上のように、本発明にかかる無線中継基地局および無線中継方法は、周辺の他の無線基地局と移動局との通信を中継する無線中継基地局に有用であり、特に、複数の無線基地局と接続可能な無線中継基地局に適している。
1−1〜1−5 DeNB
2−1〜2−4 RN
3 UE
4−1〜4−3 セクタ
21 送受信部
22 受信レベル取得部
23 位置登録情報管理部
24 基地局属性管理部
25 周辺情報管理部
26 候補基地局管理部
27 呼制御部
31,32 報知情報
2−1〜2−4 RN
3 UE
4−1〜4−3 セクタ
21 送受信部
22 受信レベル取得部
23 位置登録情報管理部
24 基地局属性管理部
25 周辺情報管理部
26 候補基地局管理部
27 呼制御部
31,32 報知情報
Claims (20)
- 直接または他の局を経由してコアネットワークに接続する無線基地局と、移動局と、の間の通信を中継する無線中継基地局であって、
前記無線基地局経由で、前記コアネットワークから自装置と同一のTAに属する無線基地局を示す情報であるTA情報を取得し、前記TA情報を保持するTA情報取得手段と、
前記無線基地局から受信した信号に基づいて、前記無線基地局の無線品質を測定し、前記無線基地局ごとの前記無線品質を無線品質情報として保持する無線品質取得手段と、
前記TA情報に含まれる無線基地局のうちから、前記無線品質情報に基づいて、前記通信の中継先の候補となる候補基地局を選択する候補基地局管理手段と、
前記候補基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、前記移動局から接続要求を受信した場合に、前記転送用経路を用いて前記接続要求に対応する中継を開始する呼制御手段と、
を備えることを特徴とする無線中継基地局。 - 前記無線基地局ごとに、その無線基地局から前記コアネットワークまでの経路上の他の局の数を示す属性情報を取得し、前記無線基地局ごとに前記属性情報を基地局属性情報として保持する基地局属性管理手段、
をさらに備え、
前記候補基地局管理手段は、さらに前記基地局属性情報に基づいて、前記候補基地局を選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線中継基地局。 - 前記属性情報を、前記無線基地局から前記コアネットワークまでの経路上に他の局が無いか否かを識別する情報とする、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線中継基地局。 - 前記属性情報を、前記無線基地局から前記コアネットワークまでの経路上の他の局の数、とする、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記移動局から接続要求を受信するごとに、その接続要求に対応する通信に用いる最適な無線基地局である最適無線基地局の選択を前記候補基地局管理手段へ指示し、
前記候補基地局管理手段は、前記候補基地局が複数存在する場合に、前記呼制御手段からの指示を受けると、前記無線品質情報に基づいて、前記候補基地局として選択された無線基地局ごとの評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記候補基地局のうちから前記最適無線基地局を選択し、選択した前記最適無線基地局を呼制御手段へ通知し、
前記呼制御手段は、前記候補基地局管理手段から通知された前記最適無線基地局に対して構築された前記転送用経路を用いて、受信した接続要求に対応する通信を行う、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記候補基地局ごとの、その候補基地局を用いて自装置を経由して通信を行っている前記移動局の数を、ユーザ情報として保持し、
前記候補基地局管理手段は、さらに前記ユーザ情報に基づいて前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記候補基地局から、その候補基地局の通信規制に関する情報を取得し、前記候補基地局ごとの通信規制に関する情報を、通信規制情報として保持し、
前記候補基地局管理手段は、さらに前記通信規制情報に基づいて前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の無線中継基地局。 - 前記無線基地局からその無線基地局の負荷状態を取得し、前記無線基地局ごとの前記負荷状態を負荷情報として保持する周辺情報手段、
をさらに備え、
前記候補基地局管理手段は、さらに前記負荷情報に基づいて前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項5、6または7に記載の無線中継基地局。 - 前記無線基地局は、報知情報に自装置の負荷状態を格納して送信することとし、
前記周辺情報手段は、前記無線基地局から送信された前記報知情報に基づいて、その無線基地局の負荷状態を取得する、
ことを特徴とする請求項8に記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記無線基地局へ、その無線基地局の負荷情報の通知を要求するリソース残量監視登録要求を送信し、
前記無線基地局は、前記リソース残量監視登録要求の送信元のうち1つ以上に、自身の無線リソース残量が所定のしきい値未満になった場合にリソース低下通知を送信し、また、前記リソース低下通知を送信後、自身の無線リソース残量が所定のしきい値以上となった場合に、リソース復活通知を送信し、
前記周辺情報手段は、前記無線基地局から送信された前記リソース低下通知および前記リソース復活通知に基づいてその無線基地局の負荷状態を取得する、
ことを特徴とする請求項8に記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記候補基地局が1つの場合は、前記リソース残量監視登録要求を送信しない、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線中継基地局。 - 前記無線中継局の通信エリアが複数のセクタに分割されているとし、
前記候補基地局管理手段は、また、さらに前記対応に基づいて前記評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項5〜11のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記候補基地局管理手段は、前記評価値を算出する際に用いる各情報の優先度を定めておき、前記優先度に基づいて各情報に重み付けをして前記評価値を求める、
ことを特徴とする請求項6〜12のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記無線中継局の通信エリアが複数のセクタに分割されているとし、
前記呼制御手段は、前記移動局から接続要求を受信するごとに、その接続要求に対応する通信に用いる最適な無線基地局である最適無線基地局の選択を前記候補基地局管理手段へ指示し、
前記候補基地局管理手段は、前記転送先候補として選択された無線基地局と、その無線基地局に最も近い前記セクタと、の対応を保持し、前記呼制御手段からの指示を受けると、前記対応に基づいて、前記候補基地局として選択された無線基地局ごとの評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記候補基地局のうちから前記最適無線基地局を選択し、選択した前記最適無線基地局を呼制御手段へ通知し、
前記呼制御手段は、前記候補基地局管理手段から通知された前記最適無線基地局に対して構築された前記転送用経路を用いて、受信した接続要求に対応する通信を行う、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記無線品質取得手段は、周期的に、前記無線品質を測定し、測定結果に基づいて前記無線品質情報を更新し、
前記候補基地局管理手段は、更新された前記無線品質情報に基づいて、前記候補基地局を更新する、
ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記TA情報取得手段は、周期的に、前記TA情報を取得することにより前記TA情報を更新し、
前記候補基地局管理手段は、更新された前記TA情報に基づいて、前記候補基地局を更新する、
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の無線中継基地局。 - 前記呼制御手段は、前記候補基地局にあらたな無線基地局が追加された場合には、追加された無線基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、また前記候補基地局から削除された無線基地局がある場合には、削除された無線基地局との間に制御情報の転送用経路を削除する、
ことを特徴とする請求項15または16に記載の無線中継基地局。 - 前記候補基地局管理手段は、前記削除された無線基地局と、自装置を経由して通信中の前記移動局が存在する場合は、前記候補基地局のうちの前記削除された無線基地局以外の無線基地局のうち、その移動局に対応する最適無線基地局を再選択し、
前記呼制御手段は、その移動局に対応する中継経路を、再選択された最適無線基地局を経由する経路へ切替える、
ことを特徴とする請求項17に記載の無線中継基地局。 - 直接または他の局を経由してコアネットワークに接続する無線基地局と、
移動局と、
前記無線基地局と、前記移動局と、の間の通信を中継する請求項1〜18のいずれか1つに記載の無線中継基地局と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 直接または他の局を経由してコアネットワークに接続する無線基地局と、移動局と、の間の通信を中継する無線中継基地局における無線中継方法であって、
前記無線基地局経由で、前記コアネットワークから自装置と同一のTAに属する無線基地局を示す情報であるTA情報を取得し、前記TA情報を保持するTA情報取得ステップと、
前記無線基地局から受信した信号に基づいて、前記無線基地局の無線品質を測定し、前記無線基地局ごとの前記無線品質を無線品質情報として保持する無線品質取得ステップと、
前記TA情報に含まれる無線基地局のうちから、前記無線品質情報に基づいて、前記通信の中継先の候補となる候補基地局を選択する候補基地局管理ステップと、
前記候補基地局との間に制御情報の転送用経路を構築し、前記移動局から接続要求を受信した場合に、前記転送用経路を用いて前記接続要求に対応する通信を行う呼制御ステップと、
を含むことを特徴とする無線中継方法。
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- 2010-02-12 JP JP2010029159A patent/JP2011166595A/ja active Pending
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