JP2017163439A - ネットワーク管理装置、無線基地局、省電力制御方法及びプログラム - Google Patents

ネットワーク管理装置、無線基地局、省電力制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望のサービス品質を維持しながら、必要以上に電力を消費する無線セルの数を低減し、無線基地局の消費電力を低減する省電力制御を実現する。
【解決手段】ネットワーク管理装置は、無線端末の通信に係る情報を用いて、無線端末の通信時間、無線端末の通信頻度、無線端末の通信データ量、無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、稼働状態として非省電力状態と、非省電力状態よりも消費電力の小さい省電力状態とを有する無線セルの中から、通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる第一の前記無線セルを選択する制御セル選択部と、選択した第一の無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した第一の無線セルの稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムのネットワーク管理装置、無線基地局、省電力制御方法及びプログラムに関する。
複数の無線基地局などから構成される無線通信システムにおいて、消費電力の多くは無線基地局によるものである。そのため、無線通信システムの省電力化のためには、無線基地局そのものの省電力化が有効である。
無線基地局の省電力機能の1つとして、無線基地局が管理する無線セルの稼働状態を切り替える手法が検討されている。具体的には、無線セルの稼働状態を、全機能を起動させている非省電力状態と、一部の機能のみ起動させ非省電力状態よりも消費電力の小さい省電力状態と、の間で切り替える方法が検討されている(例えば、非特許文献1を参照)。
図14は、省電力機能に関する電力節約シナリオの一例を示す図である。例えば、省電力状態として、無線セルの下りリンクの参照信号の送信が停止される場合、無線端末は当該無線セルに接続できない。例えば、図14において、カバレッジを提供する目的で形成された無線セルA及び無線セルB内(カバレッジ用無線セル)に、追加の通信容量(以下、単に容量)を提供する目的で無線セルCから無線セルG(容量用無線セル)が形成されているものとする。
通信トラヒックの発生量が少ない時間帯では、図14の下段のように、無線セルCから無線セルGの稼働状態を省電力状態に切り替えることで、無線基地局の消費電力を低減できる。一方、図14の上段のように、通信トラヒックの発生量が多い時間帯では、無線セルCから無線セルGの稼働状態を非省電力状態に切り替えることで、無線通信システムにおけるスループットなどのサービス品質を高めることができる。
このように、通信トラヒックの発生量に応じて無線セルCから無線セルGの稼働状態を切り替えることで、無線通信システムのサービス品質を維持しながら、消費電力を低減できる。
しかし、現実環境において無線端末は必ずしも均一に分布しているわけではなく、通信トラヒックは場所や時間によって偏在していることが多い。そのため、容量用無線セルの稼働状態をすべて同じタイミングで非省電力状態に切り替えると、周囲に収容可能な無線端末が存在しないにもかかわらず非省電力状態に切り替えられることで、過剰に電力が消費されてしまう可能性がある。
また、逆に、容量用無線セルの稼働状態をすべて同じタイミングで省電力状態に切り替えると、周囲に収容可能な無線端末が存在するにもかかわらず省電力状態に切り替えられることで、当該無線端末におけるサービス品質が劣化してしまう可能性がある。つまり、所望のサービス品質を維持しつつ、無線基地局の消費電力を最小化するためには、偏在するトラヒック源に対して適切な無線セルを選択して、その稼働状態を切り替える必要がある。
無線セルの稼働状態を適切に切り替えるために、非特許文献1では、無線セルにおける干渉の測定結果、無線端末における参照信号の測定結果、無線端末の位置情報のいずれかを用いて、稼働状態を切り替える必要がある無線セルを決定する方法が記載されているが、その具体的な処理方法については言及されていない。
無線セルにおける干渉の測定結果を用いた省電力制御方法は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1では、カバレッジ用無線セルが高負荷になった場合、省電力状態にある容量用無線セルに対してリスニング機能をオンにするように指示がなされる。その後、容量用無線セルは、近傍の無線端末によって引き起こされるアップリンク干渉を測定し、その測定値が所定閾値を超える場合には、当該無線セルの稼働状態が省電力状態から非省電力状態に切り替えられる。つまり、無線端末からのアップリンク干渉の測定結果に基づき、測定値が大きい無線セルが、無線端末を収容可能な無線セルであると判定され、当該無線セルの稼働状態が非省電力状態に切り替えられる。
無線端末における参照信号の測定結果を用いた省電力制御方法は、例えば、特許文献2に開示されている。特許文献2では、カバレッジ用無線セルが高負荷になった場合、省電力状態にある容量用無線セルに対して一時的に非省電力状態に切り替えるように指示がなされ、容量用無線セルから参照信号の送信を開始させる。さらに、無線端末から参照信号の受信電力の測定結果が収集され、正式に稼働させる無線セルが選択される。つまり、無線端末における参照信号の測定結果に基づき、測定結果が大きい無線セルが、無線端末を収容可能な無線セルであると判定され、当該無線セルの稼働状態が非省電力状態に切り替えられる。
無線端末の位置情報を用いた省電力制御方法は、例えば、特許文献3に開示されている。特許文献3では、カバレッジ用無線セルは自セルに接続する無線端末の位置情報を取得する。カバレッジ用無線セルに接続し、省電力状態にある容量用無線セルの位置から所定範囲内にある無線端末数が所定数を超える場合には、当該無線セルは省電力状態から非省電力状態に切り替えられる。つまり、容量用無線セルの位置情報と無線端末の位置情報に基づき、近傍に存在する無線端末数が多い無線セルが、無線端末を収容可能な無線セルであると判定され、当該無線セルの稼働状態が非省電力状態に切り替えられる。
特許第5748024号公報 特許第5711829号公報 特開2012−004999号公報
3GPP TR36.927 v12.0.0 (インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.927/36927-c00.zip>)
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
上記の通り、特許文献1から3に記載されたいずれの技術も、無線セルの稼働状態を切り替えた場合における無線端末の収容可否に基づき、稼働状態を切り替える対象となる無線セルを選択している。しかしこのような手法では、無線基地局の省電力機能による省電力効果が限定的となってしまう問題点がある。
無線セルの稼働状態を切り替えたとしても、当該無線セルにおける無線端末の通信トラヒックの発生量が小さい場合には、当該無線セルは大して活用されない。結果として、無線通信システムがサービスを提供する上で、必ずしも必要でない無線セルにおいて、過剰に電力が消費されることになる。例えば、無線端末が高速に移動している場合に、当該無線端末を収容可能な無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えたとする。しかし、この無線端末は当該無線セルに短時間しか滞在しないので、上記特許文献1から特許文献3が開示する技術により当該無線セルの稼働状態を切り替えたとしても、すぐに当該無線端末との通信は終了してしまう。結果として、過剰に電力が消費されてしまう。
本発明は、上記問題点を鑑みて創案されたものであって、その目的は、少なくとも無線基地局で消費される電力量を削減することに寄与するネットワーク管理装置、無線基地局、省電力制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点によるネットワーク管理装置は、無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する制御セル選択部と、前記選択した無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部と、を備える。
本発明の第2の視点によれば、無線セルの稼働状態として、省電力状態と非省電力状態を有し、前記稼働状態を制御可能な無線基地局と、前記無線基地局が管理する前記無線セルと接続可能な無線端末と、を含む無線通信システムであって、前記無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、前記通信見込み量に基づき、前記稼働状態を制御する対象となる前記無線セルを選択する制御セル選択部と、前記選択した無線セルを管理する前記無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部とを備えた、ネットワーク管理装置を備えた無線通信システムが提供される。
本発明の第3の視点によれば、無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出し、前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択し、前記選択した無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する、省電力制御方法が提供される。
本発明の第4の視点によれば、無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する制御セル選択部と、前記選択した無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部とを備えた無線基地局装置が提供される。あるいは、本発明による無線基地局装置は、上記第1の視点によるネットワーク管理装置が出力する切替信号に基づき、無線セルの状態を切り替えてもよい。
本発明の第5の視点によれば、無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する算出処理と、前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する選択処理と、前記選択した無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する指示処理と、をコンピュータに実行させるプログラム(省電力制御プログラム)が提供される。
本発明の第6の視点によれば、前記態様のプログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体(半導体メモリ、磁気/光ディスク等の記録媒体:non−transitory computer readable recording medium)が提供される。
本発明によれば、上記した問題点を解消又は低減可能とし、無線端末における通信トラヒックの発生を考慮して、所望のサービス品質を維持しつつ、無線基地局の消費電力を削減する。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムにおける中継装置、ネットワーク管理装置及び無線基地局の処理構成の一例を例示する図である。 第1の実施形態に係るネットワーク管理装置の動作の一例を説明する流れ図である。 第1の実施形態におけるネットワーク管理装置の制御セル選択部の動作を説明する流れ図である。 RFパターンマッチング手法を用いた無線セルの抽出方法を例示する図である。 第2の実施形態におけるネットワーク管理装置の制御セル選択部の動作を説明する流れ図である。 第3の実施形態における、中継装置、ネットワーク管理装置及び無線基地局の構成の一例を例示する図である。 第3の実施形態におけるネットワーク管理装置の動作を説明する流れ図である。 第4の実施形態における、中継装置、ネットワーク管理装置及び無線基地局の構成の一例を例示する図である。 第4の実施形態におけるネットワーク管理装置の動作を説明する流れ図である。 第5の実施形態に係る無線通信システムにおける中継装置、ネットワーク管理装置及び無線基地局の処理構成の一例を例示する図である。 第5の実施形態におけるネットワーク管理装置の制御セル選択部の動作を説明する流れ図である。 省電力機能に関する電力節約シナリオの一例を示す図である。
初めに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
一実施形態に係るネットワーク管理装置10は、通信見込み量算出部11と、制御セル選択部12と、状態切替指示部13と、を備える(図1参照)。ネットワーク管理装置10は、無線セルの稼働状態として非省電力状態と、非省電力状態よりも消費電力の小さい省電力状態とを有し、無線セルを管理する無線基地局と、無線セルに接続可能な無線端末と、を含む無線通信システムにおける装置である。通信見込み量算出部11は、無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する手段である。制御セル選択部12は、上記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる第一の無線セルを選択する手段である。状態切替指示部13は、上記選択した第一の無線セルを管理する無線基地局に対して、第一の無線セルの稼働状態を切り替えるように指示する手段である。
一実施形態に係るネットワーク管理装置10は、通信トラヒックの発生に関連する無線端末の通信見込み量を算出し、例えば、当該通信見込み量が所定の閾値を超える場合に、所定のエリアを収容可能な無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、将来において、大して活用されない無線セルの稼働が抑制され、必要以上に電力を消費する無線セルの数が低減できる。その結果、無線基地局で消費される電力量を低減することが可能となる。
次に、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のために必要な場合を除いて重複説明は省略される。
なお、以下では、無線通信システムの例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)のシステムを想定して説明する。しかし、GSM(Global System for Mobile communications;登録商標)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)及びその発展系(1xRTT(1x Radio Transmission Technology)、HRPD(High Rate Packet Data))、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)など他の無線通信システムであっても良いことは勿論である。
[例示的な第1の実施の形態]
図2は、第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を説明するための図である。図2に示す無線通信システムは、コンテンツ送信装置120、中継装置130、ネットワーク管理装置140、無線基地局150〜152、無線端末160及び161を含む。
外部網100は、モバイルコア網101に接続する外部パケットデータネットワーク(Packet Data Network)であり、無線端末160及び161に対して各種通信サービスを提供するコンテンツ送信装置120等が接続されているネットワークである。
コンテンツ送信装置120には、WWW(World Wide Web)サーバ、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、メールサーバ、ファイルサーバ、データベースサーバ、アプリケーションサーバ、ストリーミングサーバ、DNS(Domain Name System)サーバ等が含まれる。なお、外部網100とモバイルコア網101とは互いに有線リンク110を介して接続される。
モバイルコア網101は、外部網100とモバイルアクセス網102を中継するネットワークであり、中継装置130等を介してパケットデータの中継処理を行う。
中継装置130は、コンテンツ送信装置120と無線基地局150〜152との間の通信経路上に設置される装置であって、コンテンツ送信装置120と無線基地局150〜152との間のパケットデータを中継する機能を有する。また、中継装置130は、DPI(Deep Packet Inspection)等のパケットデータ分析機能を有していても良い。DPI機能ではパケットデータを検査し、例えば、メールや動画といったアプリケーション種別等の上位レイヤの情報を取得する。
ネットワーク管理装置140は、無線基地局150〜152と、有線リンク113を介して接続され、無線基地局150〜152に対して、無線基地局150〜152がそれぞれ管理する無線セル170〜172の稼働状態を切り替える切替指示を通知する。また、ネットワーク管理装置140は、中継装置130と有線リンク112を介して接続され、中継装置130から上位レイヤの情報を取得しても良い。なお、モバイルコア網101とモバイルアクセス網102とは互いに有線リンク111を介して接続されている。
また、LTEシステムでは、モバイルコア網101は、例えば、いずれも図示されないPGW(PDN(Packet Data Network) Gateway)、SGW(Serving Gateway)、MME(Mobility Management Entity)等を含む。PGWは、例えば、中継装置130から無線端末160及び161へのパケットデータを受け、SGW等に伝達する。SGWは、MMEの指令に基づいてパケットの伝送制御を行う。MMEは、無線端末160及び161の移動管理や認証処理や、無線端末160及び161が送受信するパケットデータの伝達経路の設定をSGWと無線基地局150及び152に対して行う。
なお、中継装置130は、外部網100とモバイルコア網101のどちらに設置されていても良い。中継装置130をモバイルコア網101に設置する場合、独立した装置として設置しても良いし、PGWやSGWの一部機能として配置しても良い。また、別の例として、トラフィックの流量を制御するトラフィック制御装置(不図示)がモバイルコア網101に設置されている場合には、トラフィック制御装置を中継装置130としても良い。
モバイルアクセス網102は、無線基地局150〜152と、無線端末160及び161を含む。
無線基地局150は、無線セル170を管理し、無線セル170はカバレッジ用無線セルである。無線基地局151及び152は、それぞれ無線セル171及び172を管理し、無線セル171及び172は、容量用無線セルである。また、図2において、無線セル170と172の稼働状態は非省電力状態であり(実線にて無線セル170と172を図示)、無線セル171の稼働状態は省電力状態である(点線にて無線セル171を図示)。
無線端末160及び161はそれぞれ、無線リンク114及び115を介して無線基地局150及び152と無線通信を行う。無線基地局150及び152はそれぞれ、無線端末160及び161と無線通信を行うため、無線端末160及び161から通知された下りリンクの伝搬路の受信品質情報(Channel Quality Indicator:CQI)等に基づき、無線端末160に対して無線リソースを割り当てる。
また、無線基地局150〜152はそれぞれ、モバイルコア網101が中継した、無線端末160及び161へのパケットデータを一時的にメモリ(不図示)等に蓄積保持するバッファ機能を備えている。
無線端末160及び161はそれぞれ、無線セル170及び172において、無線基地局150及び152と、無線リンク114及び115を確立し、無線リンク114及び115を介して無線通信を行う。
また、無線端末160及び161は無線品質測定機能を備え、周期的に、又は、任意のトリガ(例えば、無線基地局150及び151からの測定指示等(Measurement configuration)を含む)に応じて、下りリンクの無線品質の測定を行う。そして、無線端末160及び161はそれぞれ、無線品質の測定結果を含む測定情報を、接続している無線基地局150及び152に報告する。
ここで、無線端末160及び161における無線品質は、例えば、下りリンク参照信号の受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)、下りリンク参照信号の受信品質(Reference Signal Received Quality:RSRQ)、受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)、信号電力対干渉電力比(Signal to Interference Ratio:SIR)、信号電力対干渉電力及び雑音電力比(Signal-to-Interference plus Noise Ratio:SINR)などのうちのいずれか1つ又は複数で示されるようにしてもよい。
なお、第1の実施形態では、モバイルアクセス網102の構成として、無線基地局150〜152と、無線端末160及び161を有する構成を用いて説明するが、これら無線基地局、無線端末の個数は、図2に限定されるものでないことは勿論である。すなわち、図2では単に図面作成の都合で、無線セル170及び172内に、一台ずつの無線端末160及び161が配置されているが、無線セル170〜172内に、複数台の無線端末160及び161が接続する構成を含むことは勿論である。また、無線セル170〜172の個数も3つに制限されるものでないことは勿論である。また、無線基地局150〜152の個数や、無線基地局150〜152がそれぞれ管理する無線セル170〜172の個数も1つずつに制限されるものではない。さらに、図2において、有線リンクの一部を無線リンクに置き換えても良い。
図3は、第1の実施形態に係る無線通信システムにおける中継装置130、ネットワーク管理装置140及び無線基地局150〜152の処理構成の一例を例示する図である。なお、コンテンツ送信装置120及び無線端末160及び161は、当業者によって周知なものであるため、その詳細な構成は省略する。
ネットワーク管理装置140の各部210〜230の一部又は全部は、ネットワーク管理装置140を構成するコンピュータで実行されるプログラムにより、その機能・処理を実現するようにしてもよい。この場合、当該プログラムを記録した記録媒体(不図示)より、当該プログラムがネットワーク管理装置140を構成するコンピュータの主メモリ(不図示)にローディングされ、コンピュータが当該プログラムを実行することで、ネットワーク管理装置140の各機能が実現される。なお、プログラムは、アプリケーションとして、コンピュータ(サーバ等)にインストールしてもよいし、あるいは、ファームウェアとしてコンピュータ等に組み込む構成としてもよい。この点に関し、後述する他の実施形態についても同様である。
図3を参照すると、ネットワーク管理装置140は、通信見込み量算出部210、制御セル選択部220及び状態切替指示部230を有する。
通信見込み量算出部210は、予め定められた所定のタイミングで、無線基地局150から取得した無線端末160の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を予測する。ここで、所定のタイミングは、任意のトリガを満たしたタイミングであっても良いし、周期的なタイミングであっても良い。
なお、通信見込み量算出部210は、無線基地局150の基本動作部240からの無線端末160の通信に係る情報として、少なくとも通信時間履歴情報、通信頻度履歴情報、バッファリングデータ量情報、移動履歴情報(UE(User Equipment) History Information)、移動速度情報のいずれかを取得する。
また、通信見込み量算出部210は、無線端末160の通信に係る情報を所定のエリアを単位にして集計し、通信見込み量を算出しても良い。ここで、所定のエリアを単位にして集計する際には、無線端末個別に集計しても良いし、無線端末間で合算して集計しても良い。無線端末間で合算する場合には、例えば、無線セルのカバレッジを所定のエリアとして設定し、当該エリアに含まれる無線端末の通信に係る情報を合算しても良い。ここで、無線セルのカバレッジとは、当該無線セルの稼働状態が非省電力状態にある際に、当該無線セルのRSRPが所定値、又は、周辺の他の無線セルのRSRPを超えるエリア(セル勢力範囲)である。
各無線セルのRSRPは、ドライブテスト等の実測により求めても良い。また、各無線セルのRSRPは、無線基地局のアンテナ高や送信電力を用いて、統計的な計算モデル式から算出しても良いし、レイトレーシング法等を用いて計算機シミュレーションにより算出しても良い。
制御セル選択部220は、通信見込み量算出部210で算出した通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する。例えば、無線端末160における通信見込み量が所定値を超える場合には、所望のサービス品質を満たすのに必要となる通信容量を確保するため、無線端末160を収容可能な省電力状態の無線セル171を制御対象として選択する。
状態切替指示部230は、制御セル選択部220で選択した無線セル171を管理する無線基地局151に対して、無線セル171の稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように指示する。
図3の中継装置130は、基本動作部200を有する。基本動作部200は、中継装置130としての基本機能を提供する。例えば、基本動作部200は、外部網100から送信されてきた無線端末160へのパケットデータを中継し、無線基地局150へ送信する。基本動作部200が備える機能は、当業者には周知であるため、その詳細な説明は省略する。
図3の無線基地局150〜152のそれぞれは、基本動作部240〜242と、状態切替部250〜252と、を有する。
基本動作部240〜242のそれぞれは、無線基地局150〜152としての基本機能を提供する。例えば、基本動作部240は、無線端末160から通知された下りリンクの伝搬路の受信品質情報に基づき、当該無線端末に対して無線リソースを割り当てる。そして、基本動作部240は、モバイルコア網101から送信されてきた無線端末160へのパケットデータを、無線リンクを介して無線端末160へ送信する。また、基本動作部240は、無線端末160に対して無線品質の測定を指示し、測定情報を収集する。
状態切替部251は、ネットワーク管理装置140から通知された状態切替指示に応じて、無線基地局151が管理する無線セル171の稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替える。ここで、無線セル171の省電力状態とは、状態切替指示に応じて稼働状態を非省電力状態へと切り替えるために必要な機能を除く、全てあるいは一部の機能を停止・制限させた状態である。
一部の機能の停止・制限とは、例えば、無線基地局が報知するMIB(Master Information Block)やSIB(System Information Block)等のシステム情報の一部の送信停止でも良いし、下りリンクの参照信号の送信停止でも良い。また、一部の機能の停止・制限として、無線基地局が送信する各種信号の送信間隔を長くするように制限しても良い。さらに、アンテナ部、RF(Radio Frequency)部、あるいはベースバンド部等の各ユニットへの給電停止が行われても良い。
図4は、第1の実施形態に係るネットワーク管理装置140の動作の一例を説明する流れ図である。図3及び図4を参照して、ネットワーク管理装置140の制御動作について説明する。
初めに、図4を用いて、ネットワーク管理装置140の動作の全体的な流れを説明する。
ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部210は、無線基地局150から取得した無線端末160に係る通信情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかを予測(算出)する(ステップS101)。
次に、ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部210は、予測値に基づき、通信見込み量を算出する(ステップS102)。
次に、ネットワーク管理装置140の制御セル選択部220は、算出した通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セル171を選択する(ステップS103)。
次に、ネットワーク管理装置140の状態切替指示部230は、制御セル選択部220が選択した無線セル171を管理する無線基地局151に対して、無線セル171の稼働状態を切り替えるように指示する(ステップS104)。
次に、通信見込み量を算出する動作について具体的に説明する。
まず、通信見込み量の算出のため、無線端末の通信時間を用いる場合の動作例について説明する。
図4のステップS101において、無線端末160の通信時間を予測する場合、通信見込み量算出部210は、無線基地局150から取得した無線端末160の通信時間履歴情報を用いる。ここで、通信時間履歴情報は、例えば、無線端末160が過去に通信を行った際の、無線端末160と無線基地局150との間で無線リンクが確立されてから、当該無線リンクが解放されるまでの時間を記録した履歴情報であっても良い。また、別の例では、無線端末160が過去に通信を行った際の、無線基地局150のバッファ機能に無線端末160宛てのパケットデータが保持されていた延べ時間を記録した履歴情報であっても良い。
通信見込み量算出部210は、無線端末160の通信時間履歴情報に基づき、無線端末160の過去の通信における通信時間を算出し、算出した通信時間を用いて将来の通信時間を予測する。第1の実施形態では、通信見込み量算出部210は、算出した通信時間と同等の通信時間が将来も発生すると捉え、算出した通信時間を将来の通信時間とする。
ここで、通信見込み量算出部210は、取得した通信時間履歴情報の中で、現在時刻から所定の期間内に生成した任意の通信時間履歴情報に限って使用し、無線端末160の通信時間を予測しても良い。例えば、無線端末160の通信時間は、無線端末160における最新の通信時間履歴情報に含まれる時間としても良い。
また、通信見込み量算出部210は、取得した通信時間履歴情報の中で、所定範囲の期間内に生成された通信時間履歴情報に限って使用し、無線端末160の通信時間を予測しても良い。例えば、無線端末160の通信時間は、現在時刻と同じ時間帯に生成された任意の通信時間履歴情報に含まれる時間としても良い。
さらに、通信見込み量算出部210は、取得した複数の通信時間履歴情報を統計的に処理し、複数の通信時間履歴情報に含まれる時間の平均値、又は統計値(上位又は下位XX%値)を無線端末の通信時間としても良い。
図4のステップS102において、通信見込み量算出部210は、ステップS101で予測した通信時間を用いて、予測値と正の相関を持つように、通信見込み量を算出する。ここで、通信見込み量は、例えば、0から1の範囲で値を取る数値であっても良い。
通信見込み量算出部210は、予測した無線端末160の通信時間を所定範囲毎の任意の数のグループに分けて、通信時間が最も小さいグループである場合には通信見込み量を0、通信時間が最も大きいグループである場合には通信見込み量を1として算出しても良い。例えば、無線端末160の通信時間を2つのグループに分ける場合、通信見込み量算出部210は、通信時間が所定の閾値以下のときには通信見込み量を0とし、通信時間が所定の閾値よりも大きいときには通信見込み量を1として算出する。なお、通信時間から通信見込み量を算出する方法は、この方法に限定されず、例えば、通信時間と通信見込み量とが正の相関を持つように、任意の準単調増加関数を用いることができる。
次に、図4のステップS101及びステップS102において、無線端末の通信頻度を用いる場合の動作例について説明する。
図4のステップS101において、無線端末160の通信頻度を予測する場合、通信見込み量算出部210は、無線基地局150から取得した無線端末160の通信頻度履歴情報を用いる。
ここで、通信頻度履歴情報は、例えば、所定期間毎の任意の数の時間帯に分けて、無線端末160と無線基地局150との間で無線リンクが確立した回数をカウントした履歴情報であっても良く、所定期間内に無線端末160と無線基地局150との間で無線リンクが確立されていた時間の割合値を記録した履歴情報であっても良い。
また、別の例では、無線端末160の通信頻度履歴情報は、所定期間毎の任意の数の時間帯に分けて、無線基地局150のバッファ機能に無線端末160宛てのパケットデータが保持された回数をカウントした履歴情報であっても良く、所定期間内に無線基地局150のバッファ機能に無線端末160宛てのパケットデータが保持されていた時間の割合値を記録した履歴情報であっても良い。
通信見込み量算出部210は、無線端末160の通信頻度履歴情報に基づき、無線端末160の過去の通信における通信頻度を算出し、算出した通信頻度を用いて将来の通信頻度を予測する。第1の実施形態では、通信見込み量算出部210は、算出した通信頻度と同等の頻度で将来も通信が発生すると捉え、算出した通信頻度を将来の通信頻度とする。
ここで、通信見込み量算出部210は、取得した通信頻度履歴情報の中で、現在時刻から所定の期間内に生成した任意の通信頻度履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信頻度を予測しても良い。例えば、無線端末160の通信頻度は、無線端末160における最新の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値としても良い。
また、通信見込み量算出部210は、取得した通信頻度履歴情報の中で、所定の時間帯の通信頻度履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信頻度を予測しても良い。例えば、無線端末160の通信頻度は、現在時刻と同じ時間帯に生成された任意の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値としても良い。
さらに、通信見込み量算出部210は、取得した複数の通信頻度履歴情報を統計的に処理し、複数の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値の平均値、又は統計値(上位又は下位XX%値)を無線端末160の通信頻度としても良い。
図4のステップS102において、通信見込み量算出部210は、ステップS101で予測した通信頻度を用いて、予測値と正の相関を持つように、通信見込み量を算出する。ここで、通信見込み量は、例えば、0から1の範囲で値を取る数値であっても良い。
通信見込み量算出部210は、予測した無線端末160の通信頻度を所定範囲毎の任意の数のグループに分けて、通信頻度が最も小さいグループである場合には通信見込み量を0、通信頻度が最も大きいグループである場合には通信見込み量を1として算出しても良い。例えば、無線端末160の通信頻度を2つのグループに分ける場合、通信見込み量算出部210は、通信頻度が所定の閾値以下のときには通信見込み量を0とし、通信頻度が所定の閾値よりも大きいときには通信見込み量を1として算出する。なお、通信頻度から通信見込み量を算出する方法は、この方法に限定されず、通信頻度と通信見込み量とが正の相関を持つように、任意の準単調増加関数を用いることができる。
次に、図4のステップS101及びステップS102において、無線端末の通信データ量を用いる場合の動作例について説明する。
図4のステップS101において、無線端末160の通信データ量を予測する場合、通信見込み量算出部210は、現在時刻に、無線基地局150から取得した無線基地局150のバッファ機能により保持されている無線端末160のバッファリングデータ量情報を用いる。
LTEシステムでは、無線基地局150は、無線端末160宛ての下りデータや無線端末160の上りデータをGTP(GPRS(General Packet Radio Service)Tunnelling Protocol)レイヤ、又はPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤでバッファリング(保持)する機能を備える。
通信見込み量算出部210は、無線端末160のバッファリングデータ量情報に基づき、少なくとも取得したバッファリングデータ量を送信し終えるまでは、将来も通信が継続すると捉え、バッファリングデータ量を将来の通信データ量とする。
図4のステップS102において、通信見込み量算出部210は、ステップS101で予測した通信データ量を用いて、予測値と正の相関を持つように、通信見込み量を算出する。ここで、通信見込み量は、例えば、0から1の範囲で値を取る数値であっても良い。
通信見込み量算出部210は、予測した無線端末160の通信データ量を所定範囲毎の任意の数のグループに分けて、通信データ量が最も小さいグループである場合には通信見込み量を0、通信データ量が最も大きいグループである場合には通信見込み量を1として算出しても良い。例えば、無線端末160の通信データ量を2つのグループに分ける場合、通信見込み量算出部210は、通信データ量が所定の閾値以下のときには通信見込み量を0とし、通信データ量が所定の閾値よりも大きいときには通信見込み量を1として算出する。なお、通信データ量から通信見込み量を算出する方法は、この方法に限定されず、通信データ量と通信見込み量とが正の相関を持つように、任意の準単調増加関数を用いることができる。
最後に、図4のステップS101及びステップS102において、無線端末の滞在時間を用いる場合の動作例について説明する。
図4のステップS101において、所定のエリアにおける無線端末160の滞在時間を予測する場合、通信見込み量算出部210は、無線基地局150から取得した無線端末160の移動履歴情報、又は無線端末160の移動速度情報の少なくともいずれかを用いる。
ここで、無線端末160の移動履歴情報には、少なくとも最後に訪れた無線セル情報として、当該無線セルの識別IDと、当該無線セルにおけるセル滞在時間と、当該無線セルのセルタイプ(マクロセル、マイクロセル、ピコセル等)が含まれている。また、セルタイプを示す情報は、無線セルのセルサイズ(very small、small、medium、large等)で規定されていても良い。なお、通信見込み量算出部210は、無線端末160がハンドオーバする際に、無線端末160の移動履歴情報を収集しても良い。
移動履歴情報を無線端末160が保持している場合には、通信見込み量算出部210は、無線基地局150を介して無線端末160から収集しても良いし、無線基地局間で転送されるように規定されている場合には、無線基地局150から収集しても良い。さらに、通信見込み量算出部210は、収集した移動履歴情報に含まれるセル滞在時間を、所定期間毎の任意の数の時間帯に分けて、無線セルの識別ID別、又はセルタイプ別に記録しても良い。
また、無線端末160の移動速度情報は、無線端末160がGPS(Global Positioning System)等の測位機能を備えている場合、無線端末160から周期的に収集した位置情報を用いて算出されても良い。なお、GPS位置情報の代わりに、OTDOA(Observed Time Difference of Arrival)測位、E−OTD(enhanced observed time difference)測位で得られる情報を用いて、無線端末160の移動速度情報が算出されても良い。
別の例では、無線端末160の移動速度情報は、無線端末160が加速度センサを備えている場合、当該無線端末から収集した加速度情報を用いて算出されても良い。さらに、別の例では、無線基地局150が無線端末160との通信中にドップラー周波数を測定し、ドップラー周波数から無線端末160の移動速度情報が算出されても良い。
通信見込み量算出部210は、無線端末160の移動履歴情報、又は移動速度情報に基づき、無線端末160の過去の所定エリアにおける滞在時間を算出し、算出した滞在時間を用いて現在の所定のエリアにおける滞在時間を予測する。第1の実施形態では、通信見込み量算出部210は、算出した滞在時間と同等の時間、過去の所定エリアと同等の大きさを持つ、現在の所定エリアに滞在すると捉え、算出した滞在時間を将来の滞在時間とする。
無線端末160の移動履歴情報を用いる場合、通信見込み量算出部210は、移動履歴情報に含まれるセル滞在時間を無線端末160の滞在時間として用いる。例えば、通信見込み量算出部210は、無線セル171のカバレッジを所定エリアとして規定し、無線端末160の無線セル171における滞在時間を算出する場合、過去に滞在した1以上の無線セルの中で、無線セル171と同じセルタイプを持つ無線セルでのセル滞在時間を、無線端末160の滞在時間として算出しても良い。
また、通信見込み量算出部210は、取得した移動履歴情報の中で、所定の時間帯の移動履歴情報に限り使用して、無線端末160の滞在時間を算出しても良い。例えば、無線端末160の滞在時間は、現在時刻と同じ時間帯に生成された任意の移動履歴情報に含まれる滞在時間としても良い。
さらに、通信見込み量算出部210は、取得した複数の移動履歴情報を統計的に処理し、複数の移動履歴情報に含まれる滞在時間の平均値、又は統計値(上位又は下位XX%値)を無線端末の滞在時間としても良い。
無線端末160の移動速度情報を用いる場合、通信見込み量算出部210は、無線端末160の移動速度と所定エリアの大きさから、当該所定エリアにおける無線端末160の滞在時間を予測する。例えば、無線セル171のカバレッジを所定エリアとして規定し、無線端末160の無線セル171における滞在時間を予測する場合、通信見込み量算出部210は、無線端末160の移動速度と無線セル171のセルサイズを用いる。つまり、無線端末160の移動速度が速い程、又は/及び無線セル171のセルサイズが小さい程、無線端末160の滞在時間は小さくなるように計算される。
ここで、無線セル171のセルサイズは、セルタイプ毎に予め定められた固定値を用いても良く、ドライブテスト等の実測により求めた値を用いても良い。また、無線基地局151のアンテナ高や送信電力を用いて、統計的な計算モデル式から算出した値でも良いし、レイトレーシング法等を用いて、計算機シミュレーションにより算出した値でも良い。
図4のステップS102において、通信見込み量算出部210は、ステップS101で予測した滞在時間を用いて、予測値と正の相関を持つように、通信見込み量を算出する。ここで、通信見込み量は、例えば、0から1の範囲で値を取る数値であっても良い。
通信見込み量算出部210は、予測した無線端末の滞在時間を所定範囲毎の任意の数のグループに分けて、滞在時間が最も小さいグループである場合には通信見込み量を0、滞在時間が最も大きいグループである場合には通信見込み量を1として算出しても良い。例えば、無線端末160の滞在時間を2つのグループに分ける場合、通信見込み量算出部210は、滞在時間が所定の閾値以下のときには通信見込み量を0とし、滞在時間が所定の閾値よりも大きいときには通信見込み量を1として算出する。なお、滞在時間から通信見込み量を算出する方法は、この方法に限定されず、滞在時間と通信見込み量とが正の相関を持つように、任意の準単調増加関数を用いることができる。
なお、無線端末の通信時間、無線端末の通信頻度、無線端末の通信データ量、無線端末の滞在時間のいずれの指標を用いて、将来の通信見込み量を算出する場合であっても、通信見込み量の値域は同一であることが望ましい。
また、通信見込み量算出部210は、無線端末の通信時間、無線端末の通信頻度、無線端末の通信データ量、無線端末の滞在時間を所定のエリアを単位にして集計し、通信見込み量を算出しても良い。
ここで、所定のエリアは、各無線セルのカバレッジとしても良いし、各無線セルにカバレッジよりも小さい所定のサイズで区分けされたエリアであっても良い。なお、所定のエリアを単位にして集計する際には、無線端末の通信に係る情報を無線端末個別に集計しても良いし、無線端末間で合算して集計しても良い。無線端末間で合算する場合には、例えば、無線セルのカバレッジを所定のエリアとして規定し、当該エリアに含まれる無線端末の通信に係る情報を合算しても良い。
次に、図4のステップS103において、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する場合の動作について説明する。
制御セル選択部220は、ステップS102で通信見込み量算出部210が算出した、無線端末160の通信見込み量を所定の閾値と比較し、当該通信見込み量が所定の閾値を超える場合には、無線端末160を収容可能、且つ、稼働状態が省電力状態である無線セル171を制御対象として選択する。
図5は、第1の実施形態におけるネットワーク管理装置140の制御セル選択部220の動作を説明する流れ図である。図3及び図5を参照して、制御セル選択部220の制御動作について説明する。
制御セル選択部220は、無線端末160の通信見込み量を所定の閾値と比較する(ステップS201)。
無線端末160の通信見込み量が所定の閾値を超える場合(ステップS201:Yes分岐)、制御セル選択部220は、無線端末160を収容可能で、且つ、稼働状態が省電力状態の無線セル171を抽出する(ステップS202)。
無線端末160を収容可能な無線セル171が抽出された場合(ステップS202:Yes分岐)、制御セル選択部220は、無線セル171を制御対象として選択する(ステップS203)。
なお、無線端末160を収容可能な無線セル171が存在せず、いずれの無線セルも抽出されなかった場合(ステップS202:No分岐)、制御対象となる無線セルは選択されない。結果として、図4のステップS104は実施されないことになる。
また、複数の無線端末の通信見込み量が所定の閾値を超える場合には、制御セル選択部220は、それら複数の無線端末を収容可能な複数の無線セルを制御対象として選択しても良いし、最も多くの無線端末を収容可能な一つの無線セルを選択しても良い。なお、任意の無線端末を収容可能な無線セルの抽出方法として、例えば、当該無線端末の測定情報を用いたRF(Radio Frequency)パターンマッチングの手法を適用しても良い。
制御セル選択部220は、予め、無線セルが非省電力状態にある際に、当該無線セルに接続する無線端末から、当該無線セル及び周辺の他の無線セルからのRSRPを含む測定情報を収集し、当該収集した測定情報を当該無線セルのカバレッジにおける測定情報データベースに保持する。その後、当該無線セルの稼働状態が省電力状態にある際に、通信見込み量の予測値が所定の閾値を超える無線端末が発生した場合に、制御セル選択部220は、当該無線端末の測定情報と、測定情報データベースに保持されている測定情報とを比較し、当該無線端末を収容可能な無線セルを抽出する。
図6は、RFパターンマッチング手法を用いた無線セルの抽出方法を例示する図である。まず、図6(a)には、一例として、無線セルDの稼働状態が非省電力状態である際に構築された測定情報データベース260の内容が例示されている。測定情報データベース260には、無線セルDに接続する無線端末から収集した、無線セルAから無線セルDのRSRPが保持されている。
次に、図6(b)には、一例として、無線セルDの稼働状態が省電力状態である際に、無線端末から報告された測定情報270の内容が例示されている。測定情報270には、省電力状態である無線セルDを除く、無線セルAから無線セルCのRSRPが含まれる。制御セル選択部220は、測定情報270に含まれる無線セルAから無線セルCのRSRPを用いて、測定情報データベース260とのマッチング処理を行う。
ここで、測定情報270に含まれない無線セル(図6における無線セルD)は、マッチング処理の対象からは除外される。図6の例では、マッチング処理の結果、無線セルAから無線セルCのRSRPが一致する測定情報データベース260の最下行が抽出され、無線セルDの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えたと仮定した場合の無線セルDからのRSRPが取得される。
この例では、無線端末はRSRPが最大の無線セルに接続するものとして、取得した無線セルDのRSRPが無線セルAから無線セルCのRSRPよりも大きいことから、無線端末が無線セルDによって収容可能であると判断される。なお、別の例として、特許文献1から特許文献3に記載の手法等を用いて、無線端末を収容可能な無線セルを判断しても良い。
最後に、図4のステップS104において、状態切替指示部230は、ステップS103で制御セル選択部220が選択した無線セル171を管理する無線基地局151に対して、無線セル171の稼働状態を、省電力状態から非省電力状態へ切り替えるように指示する。
第1の実施形態では、ネットワーク管理装置140は、通信トラヒックの発生に関連する無線端末の通信見込み量を算出し、所定のエリアにおける通信見込み量が所定の閾値を超える場合に、当該所定のエリアを収容可能な無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、将来において、大して活用されない無線セルの稼働を抑制できるため、必要以上に電力を消費する無線セルの数を低減できる。結果として、無線基地局で消費される電力量を低減することを可能とする。
[例示的な第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について詳細に説明する。
第2の実施形態に係る無線通信システムの構成は、上述の第1の実施形態と同一であるが、ネットワーク管理装置140の制御セル選択部220における動作が異なる。
図5を参照して説明した第1の実施形態における制御セル選択部220の処理動作との相違点は、所定の閾値を超える通信見込み量が算出された無線端末160を収容可能な無線セル171が抽出されず、稼働状態を制御する対象となる無線セルが選択されなかった場合に、上記通信見込み量とは別の通信見込み量が算出された無線端末(不図示)を収容可能な別の無線セル(不図示)を制御対象として選択する点である。
図7は、第2の実施形態におけるネットワーク管理装置140の制御セル選択部220の動作を説明する流れ図である。図7を参照して、制御セル選択部220の制御動作について説明する。なお、図7において、図5に示した第1の実施形態における制御セル選択部220の動作と同一の動作ステップ(S201〜S203)については、図5と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、無線端末160を収容可能な無線セル171が存在せず、いずれの無線セルも抽出されなかった場合(ステップS202:No分岐)、制御セル選択部220は、別の無線端末(不図示)を収容可能な無線セル(不図示)を制御対象として選択する(ステップS301)。
このようにして、別の無線端末を収容可能な別の無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力に切り替えることで、無線セル170が収容する通信トラヒック量の一部を別の無線セルで収容することができる。結果として、所定の閾値を超える通信見込み量が算出された無線端末160に対して、無線セル170の割当可能な無線リソース量が増加する。
第2の実施形態では、ネットワーク管理装置140は、通信トラヒックの発生に関連する無線端末の通信見込み量を算出し、所定のエリアにおける通信見込み量が所定の閾値を超える場合で、且つ、当該所定のエリアを収容可能な無線セルが抽出されない場合に、別の所定のエリアを収容可能な別の無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、将来において、所定の閾値を超える通信見込み量が算出されたエリアに対して、割当可能な無線リソース量を増加できるため、当該エリアにおけるスループットなどのサービス品質を高めることができる。
[例示的な第3の実施形態]
次に、第3の実施の形態について詳細に説明する。
第3の実施形態に係る無線通信システムの構成は、第1の実施の形態に係る無線通信システムと同一であるが、中継装置130及びネットワーク管理装置140の構成が異なる。
図8は、第3の実施形態における、中継装置130、ネットワーク管理装置140及び無線基地局150の構成の一例を例示する図である。
第3の実施形態と、図3の第1の実施形態との相違点は、中継装置130が新たにアプリケーション情報生成部300を備える点と、ネットワーク管理装置140が新たにアプリケーション情報取得部310を備える点と、ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部210を通信見込み量算出部320で置き換えた点である。
中継装置130のアプリケーション情報生成部300は、DPI等のパケットデータ分析機能を有する。DPI機能ではパケットデータを検査し、無線端末が利用するアプリケーションに係るアプリケーション情報を生成する。
ここで、アプリケーション情報は、アプリケーション種別(メール、動画ストリーミング、Webブラウジング、音声通話、ビデオ通話、SNS(Social Networking Service)、FTP、ゲーム等)、アプリケーションの通信時間履歴情報、アプリケーションの通信頻度履歴情報、アプリケーションのアクセス先のコンテンツの総データ量、アプリケーションのナビゲーション情報の少なくともいずれかを含む。
ネットワーク管理装置140のアプリケーション情報取得部310は、中継装置130のアプリケーション情報生成部300が生成したアプリケーション情報を取得する。ここで、アプリケーション情報は、周期的に、又は任意のトリガ(例えば、パケットデータを中継したタイミング等)に応じて、中継装置130からネットワーク管理装置140へ通知される。
ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部320は、アプリケーション情報取得部310が取得した無線端末のアプリケーション情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する。
図9は、第3の実施形態におけるネットワーク管理装置140の動作を説明する流れ図である。図8及び図9を参照して、ネットワーク管理装置140の制御動作について説明する。
図4を参照して説明した第1の実施形態におけるネットワーク管理装置140の処理動作との相違点は、アプリケーション情報取得部310が無線端末の利用するアプリケーションに係るアプリケーション情報を取得する点と、通信見込み量算出部320が当該アプリケーション情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかを予測(算出)する点である。
ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部320は、無線端末が利用するアプリケーションに係るアプリケーション情報を、アプリケーション情報取得部310を介して中継装置130のアプリケーション情報生成部300から取得する(ステップS401)。
さらに、通信見込み量算出部320は、取得したアプリケーション情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかを予測(算出)する(ステップS402)。
なお、ステップS402以降のステップS102からステップS104までの動作は、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
まず、図9のステップS401及びステップS402において、無線端末の通信時間を用いる場合の動作例について説明する。
図9のステップS401において、無線端末160の通信時間を予測する場合、アプリケーション情報取得部310は、中継装置130から無線端末160が利用するアプリケーションの通信時間履歴情報を取得する。ここで、通信時間履歴情報は、例えば、アプリケーションが過去に通信を行った際の、中継装置130で当該アプリケーションのパケットデータが中継されていた時間を記録した情報であっても良い。また、別の例では、アプリケーションが過去に通信を行った際の、当該アプリケーションが無線端末160で起動されてから終了されるまでの時間を記録した履歴情報であっても良い。
図9のステップS402において、通信見込み量算出部320は、ステップS401で取得した通信時間履歴情報に基づき、アプリケーションの過去の通信における通信時間を算出し、算出した通信時間を用いて将来の通信時間を予測する。第3の実施形態では、通信見込み量算出部320は、算出した通信時間と同等の通信時間が将来も発生すると捉え、算出した通信時間を将来の通信時間とする。
ここで、通信見込み量算出部320は、取得した通信時間履歴情報の中で、現在時刻から所定の期間内に生成した任意の通信時間履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信時間を算出しても良い。例えば、無線端末の通信時間は、当該無線端末における最新の通信時間履歴情報に含まれる時間としても良い。
また、通信見込み量算出部320は、取得した通信時間履歴情報の中で、所定範囲の期間内に生成された通信履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信時間を算出しても良い。例えば、無線端末160の通信時間は、現在時刻と同じ時間帯に生成された任意の通信履歴情報に含まれる時間としても良い。
さらに、通信見込み量算出部320は、取得した複数の通信時間履歴情報を統計的に処理し、複数の通信時間履歴情報に含まれる時間の平均値、又は統計値(上位又は下位XX%値)を無線端末の通信時間としても良い。
次に、図9のステップS401及びステップS402において、無線端末の通信頻度を用いる場合の動作例について説明する。
図9のステップS401において、無線端末160の通信頻度を予測する場合、通信見込み量算出部320は、中継装置130から無線端末が利用するアプリケーションの通信頻度履歴情報を取得する。ここで、通信頻度履歴情報は、例えば、所定期間毎の任意の数の時間帯に分けて、無線端末160が当該アプリケーションを利用した回数をカウントした履歴情報であっても良く、所定期間内に無線端末160が当該アプリケーションを利用していた時間の割合値を記録した履歴情報であっても良い。
また、別の例では、所定期間毎の任意の数の時間帯に分けて、中継装置130で当該アプリケーションのパケットデータを中継した回数をカウントした履歴情報であっても良く、所定期間内に中継装置130が当該アプリケーションのパケットデータを中継していた時間の割合値を記録した履歴情報であっても良い。
図9のステップS402において、通信見込み量算出部320は、ステップS401で取得した通信頻度履歴情報に基づき、アプリケーションの過去の通信における通信頻度を算出し、算出した通信頻度を用いて将来の通信頻度を予測する。第3の実施形態では、通信見込み量算出部320は、算出した通信頻度と同等の頻度で、将来も通信が発生すると捉え、算出した通信頻度を将来の通信頻度とする。
ここで、通信見込み量算出部320は、取得した通信頻度履歴情報の中で、現在時刻から所定の期間内に生成した任意の通信頻度履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信頻度を算出しても良い。例えば、無線端末160の通信頻度は、無線端末160における最新の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値としても良い。
また、通信見込み量算出部320は、取得した通信頻度履歴情報の中で、所定の時間帯の通信頻度履歴情報に限り使用して、無線端末160の通信頻度を算出しても良い。例えば、無線端末160の通信頻度は、現在時刻と同じ時間帯に生成された任意の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値としても良い。
さらに、通信見込み量算出部320は、取得した複数の通信頻度履歴情報を統計的に処理し、複数の通信頻度履歴情報に含まれる回数、又は割合値の平均値、又は統計値(上位又は下位XX%値)を無線端末160の通信頻度としても良い。
次に、図9のステップS401及びステップS402において、無線端末の通信データ量を用いる場合の動作例について説明する。
図9のステップS401において、無線端末160の通信データ量を予測する場合、通信見込み量算出部320は、中継装置130から無線端末160が利用するアプリケーションのアクセス先のコンテンツの総データ量を取得する。ここで、中継装置130は、無線端末160からコンテンツ送信装置120宛てに送られるリクエスト情報に含まれるURL(Uniform Resource Locator)を用いて、コンテンツ送信装置120にアクセスし、コンテンツの総データ量を取得する。
図9のステップS402において、通信見込み量算出部320は、ステップS401で取得したアクセス先のコンテンツの総データ量に基づき、少なくとも取得したアクセス先のコンテンツの総データ量を送信し終えるまでは、将来も通信が継続すると捉え、アクセス先のコンテンツの総データ量を将来の通信データ量とする。
次に、図9のステップS401及びステップS402において、無線端末の滞在時間を用いる場合の動作例について説明する。
図9のステップS401において、無線端末160の滞在時間を予測する場合、通信見込み量算出部320は、中継装置130から無線端末160が利用するアプリケーションのナビゲーション情報を取得する。ここで、ナビゲーション情報は、例えば、将来を含む無線端末160の時系列の位置情報であっても良い。
図9のステップS402において、通信見込み量算出部320は、ステップS401で取得したナビゲーション情報と、無線セル171のカバレッジに基づき、無線セル171における無線端末160の滞在時間を予測する。
ここで、無線セルのカバレッジは、当該無線セルの稼働状態が非省電力状態にある際に、当該無線セルのRSRPが所定値、又は周辺の他の無線セルのRSRPを超えるエリア(セル勢力範囲)である。各無線セルのRSRPは、ドライブテスト等の実測により求めても良い。また、各無線セルのRSRPは、無線基地局のアンテナ高や送信電力を用いて、統計的な計算モデル式から算出しても良いし、レイトレーシング法等を用いて、計算機シミュレーションにより算出しても良い。
なお、第3の実施形態では、中継装置130がアプリケーション情報生成部300を有する構成を用いて説明したが、アプリケーション情報生成部300の配置は、これに限定されるものではない。図8に示す第3の実施形態に係る無線通信システムの構成例において、無線基地局150がアプリケーション情報生成部300を有し、DPI等のパケットデータ分析機能を用いて、アプリケーション情報を生成しても良い。また、コンテンツ送信装置120又は無線端末160がアプリケーション情報生成部300を有し、アプリケーションの利用状況に基づき、アプリケーション情報を生成しても良い。
第3の実施形態では、ネットワーク管理装置140は、無線端末の利用するアプリケーションに係るアプリケーション情報に基づき、通信トラヒックの発生に関連する無線端末の通信見込み量を算出し、所定のエリアにおける通信見込み量が所定の閾値を超える場合に、無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、無線端末が利用するアプリケーション毎の通信特性を考慮した省電力制御が可能となり、将来において、所定の閾値を超える通信見込み量が算出されたエリアに対して、割当可能な無線リソース量を増加できるため、当該エリアにおけるスループットなどのサービス品質を高めることができる。
[例示的な第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について詳細に説明する。
第4の実施形態に係る無線通信システムの構成は、第3の実施形態に係る無線通信システムと同一であるが、ネットワーク管理装置140の構成が異なる。
図10は、第4の実施形態における、中継装置130、ネットワーク管理装置140及び無線基地局150〜152の構成の一例を例示する図である。第4の実施形態と、図8の第3の実施形態との相違点は、ネットワーク管理装置140が新たにアプリケーション優先度算出部400を備える点と、ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部320を通信見込み量算出部410で置き換えた点である。なお、図10において、図8に示した第1の実施形態における中継装置130、ネットワーク管理装置140、無線基地局150〜152の構成と同じ構成については、図8と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
ネットワーク管理装置140のアプリケーション優先度算出部400は、無線端末の利用するアプリケーションのアプリケーション種別(メール、動画ストリーミング、Webブラウジング、音声通話、ビデオ通話、SNS(Social Networking Service)、FTP、ゲーム等)に応じて、優先度を算出する。例えば、アプリケーション優先度算出部400は、音声通話、ビデオ通話、動画ストリーミング、ゲーム、Webブラウジング、SNS、メール、FTPの順に高優先度とする。
ここで、アプリケーション優先度算出部400は、アプリケーション種別を、アプリケーション情報取得部310を介して中継装置130のアプリケーション情報生成部300から取得する。なお、優先度は、例えば、0から1の範囲で値を取る数値であっても良い。
ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部410は、アプリケーション優先度算出部400が算出した無線端末160の利用するアプリケーションに係る優先度に基づき、無線端末160の通信見込み量を補正する。
図9を参照して説明した第3の実施形態におけるネットワーク管理装置140の処理動作との相違点は、無線端末160の利用するアプリケーションに係る優先度を用いて、無線端末160の通信見込み量を補正する点である。
図11は、第4の実施形態におけるネットワーク管理装置140の動作を説明する流れ図である。図10及び図11を参照して、ネットワーク管理装置140の制御動作について説明する。なお、図11において、図9に示した第3の実施形態におけるネットワーク管理装置140の動作と同一の動作ステップ(S102〜S104、S401、S402)については、図9と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11のステップS501において、ネットワーク管理装置140の通信見込み量算出部410は、無線端末160の利用するアプリケーションのアプリケーション種別に応じた優先度を用いて、ステップS102で算出した無線端末160の通信見込み量を補正する。通信見込み量の補正方法としては、通信見込み量と優先度を単純平均しても良いし、通信見込み量と優先度のいずれか片方を重視するように重みを持たせて加重平均しても良い。
なお、第4の実施形態では、中継装置130がアプリケーション情報生成部300を有する構成を用いて説明したが、アプリケーション情報生成部300の配置は、これに限定されるものではない。図10の第4の実施形態に係る無線通信システムの構成例において、無線基地局150がアプリケーション情報生成部300を有し、DPI等のパケットデータ分析機能を用いて、アプリケーション情報を生成しても良い。
また、コンテンツ送信装置120又は無線端末160がアプリケーション情報生成部300を有し、アプリケーションの利用状況に基づき、アプリケーション情報を生成しても良い。
第4の実施形態では、ネットワーク管理装置140は、無線端末の利用するアプリケーションのアプリケーション種別に応じた優先度を考慮して、通信トラヒックの発生に関連する無線端末の通信見込み量を補正する。さらに、所定のエリアにおける補正後の通信見込み量が所定の閾値を超える場合に、無線セルの稼働状態を省電力状態から非省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、無線端末が利用するアプリケーション毎の優先度を考慮した省電力制御が可能となり、将来において、所定の閾値を超える通信見込み量が算出されたエリアに対して、割当可能な無線リソース量を増加できるため、当該エリアにおけるスループットなどのサービス品質を高めることができる。
[例示的な第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について詳細に説明する。
第5の実施形態に係る無線通信システムの構成は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同一であるが、ネットワーク管理装置140の構成が異なる。
図12は、第5の実施形態における、中継装置130、ネットワーク管理装置140及び無線基地局150〜152の構成の一例を例示する図である。第5の実施形態と、図3の第1の実施形態との相違点は、ネットワーク管理装置140の制御セル選択部220を制御セル選択部500で置き換えた点である。なお、図12において、図3に示した第1の実施形態における中継装置130、ネットワーク管理装置140、無線基地局150〜152の構成と同じ構成については、図3と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。また、第5の実施形態に係るネットワーク管理装置140の動作概略は、第1の実施形態にて図4を用いて説明した動作と相違する点は存在しないので、その説明を省略する。
ネットワーク管理装置140の制御セル選択部500は、通信見込み量算出部210が算出した無線端末161の通信見込み量が、所定の閾値を下回る場合に、無線セル172の稼働状態を省電力状態に切り替えるように、稼働状態の切替対象である無線セルを選択する。状態切替指示部230は、制御セル選択部500による選択に応じて、無線セル172の稼働状態を省電力状態へと切り替えるように、無線セル172を管理する無線基地局152に指示する。
図13は、第5の実施形態におけるネットワーク管理装置140の制御セル選択部500の動作を説明する流れ図である。図12及び図13を参照して、制御セル選択部500の制御動作について説明する。なお、図13において、図5に示した第1の実施形態における制御セル選択部220の動作と同一の動作ステップ(ステップS203)については、図5と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
制御セル選択部500は、無線端末161の通信見込み量を所定の閾値と比較する(ステップS601)。
無線端末161の通信見込み量が所定の閾値を下回る場合(ステップS601:Yes分岐)、制御セル選択部500は、無線端末161を収容しており、且つ、非省電力状態にある無線セル172を選択する(ステップS602)。
このように、第5の実施形態に係るネットワーク管理装置140の制御セル選択部500は、所定のエリアを単位にした通信見込み量の予測値が所定値を下回る場合、稼働状態が非省電力状態にある無線セルの中から、所定のエリアをカバーする無線セル172を、稼働状態を制御する対象として選択する。その上で、第5の実施形態に係るネットワーク管理装置140の状態切替指示部230は、選択した無線セルを管理する無線基地局152に対して、当該選択した無線セル172の稼働状態を省電力状態へと切り替えるように指示する。
第5の実施形態では、ネットワーク管理装置140は、無線端末の通信見込み量の予測値が所定値を下回る場合に、当該無線端末を収容している(所定のエリアをカバーする)無線セルの稼働状態を非省電力状態から省電力状態に切り替えるように制御する。これにより、現時点で大して活用されていない無線セルの稼働を抑制できるため、必要以上に電力を消費する無線セルの数を低減できる。結果として、無線基地局で消費される電力量を低減することを可能とする。
なお、第1〜第5の実施形態にて説明した無線通信システムやネットワーク管理装置140等の構成及び動作は例示であって、種々の変形が可能である。例えば、ネットワーク管理装置140が有する機能の全部又は一部が、無線基地局150〜152に含まれていてもよい。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、140 ネットワーク管理装置
11、210、320、410 通信見込み量算出部
12、220、500 制御セル選択部
13、230 状態切替指示部
100 外部網
101 モバイルコア網
102 モバイルアクセス網
110〜113 有線リンク
114、115 無線リンク
120 コンテンツ送信装置
130 中継装置
150〜152 無線基地局
160、161 無線端末
170〜172 無線セル
200 基本動作部
240〜242 基本動作部
250〜252 状態切替部
260 測定情報データベース
270 測定情報
300 アプリケーション情報生成部
310 アプリケーション情報取得部
400 アプリケーション優先度算出部

Claims (10)

  1. 無線セルの稼働状態として非省電力状態と、前記非省電力状態よりも消費電力の小さい省電力状態とを有し、前記無線セルを管理する無線基地局と、前記無線セルに接続可能な無線端末と、を含む無線通信システムにおけるネットワーク管理装置であって、
    前記無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、
    前記通信見込み量に基づき、前記稼働状態を制御する対象となる第一の前記無線セルを選択する制御セル選択部と、
    前記選択した第一の無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した第一の無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部と、
    を備える、ネットワーク管理装置。
  2. 前記通信見込み量算出部は、前記通信時間、前記通信頻度、前記通信データ量、前記滞在時間を、第一の前記無線セルのカバレッジと同等の大きさあるいは第一の前記無線セルのカバレッジよりも小さいサイズで区分けされた所定のエリアを単位にして集計した値を用いて、前記所定のエリアを単位にして前記通信見込み量を算出する、
    請求項1に記載のネットワーク管理装置。
  3. 前記制御セル選択部は、前記所定のエリアを単位にした前記通信見込み量の予測値が所定値を超える場合、前記稼働状態が省電力状態にある前記無線セルの中から、前記所定のエリアをカバー可能な第一の前記無線セルを、前記稼働状態を制御する対象として選択し、
    前記状態切替指示部は、前記選択した第一の無線セルを管理する前記無線基地局に対して、前記選択した第一の無線セルの前記稼働状態を前記非省電力状態へと切り替えるように指示する、
    請求項2に記載のネットワーク管理装置。
  4. 同一の前記無線セルのカバレッジ内に、前記通信見込み量の予測値が所定値を超える第一の前記所定のエリアと、前記通信見込み量の予測値が所定値以下である第二の前記所定のエリアがあって、
    前記制御セル選択部は、前記第一の所定のエリアをカバー可能な前記省電力状態の第一の前記無線セルが存在しない場合に、前記第二の所定のエリアをカバー可能な前記省電力状態の第二の前記無線セルを、前記稼働状態を制御する対象として選択する、
    請求項2に記載のネットワーク管理装置。
  5. コンテンツ送信装置、前記無線端末、前記無線端末が接続する前記無線セルを管理する前記無線基地局、前記無線基地局と前記コンテンツ送信装置との通信経路上に設置された中継装置の少なくとも一つから、前記無線端末が利用するアプリケーションに係るアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得部をさらに備え、
    前記通信見込み量算出部は、少なくとも前記アプリケーション情報取得部から取得する前記アプリケーション情報を用いて、前記通信見込み量を算出する、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワーク管理装置。
  6. 前記アプリケーション情報を用いてアプリケーションの優先度を算出するアプリケーション優先度算出部をさらに備え、
    前記通信見込み量算出部は、前記アプリケーションの優先度が高いほど、前記通信見込み量を大きくなるように補正処理する、
    請求項5に記載のネットワーク管理装置。
  7. 前記制御セル選択部は、前記所定のエリアを単位にした前記通信見込み量の予測値が所定値を下回る場合、前記稼働状態が非省電力状態にある第一の前記無線セルの中から、前記所定のエリアをカバーする第一の前記無線セルを、前記稼働状態を制御する対象として選択し、
    前記状態切替指示部は、前記選択した第一の無線セルを管理する前記無線基地局に対して、前記選択した第一の無線セルの前記稼働状態を省電力状態へと切り替えるように指示する、
    請求項2に記載のネットワーク管理装置。
  8. 無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する通信見込み量算出部と、
    前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する制御セル選択部と、
    前記選択した無線セルを管理する無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する状態切替指示部と、
    を備える、無線基地局装置。
  9. 無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出するステップと、
    前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択するステップと、
    前記選択した無線セルを管理する基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示するステップと、
    を含む、省電力制御方法。
  10. 無線端末の通信に係る情報を用いて、当該無線端末の通信時間、当該無線端末の通信頻度、当該無線端末の通信データ量、当該無線端末の滞在時間の少なくともいずれかと正の相関を持つ通信見込み量を算出する算出処理と、
    前記通信見込み量に基づき、稼働状態を制御する対象となる無線セルを選択する選択処理と、
    前記選択した無線セルを管理する前記無線基地局に対して、前記選択した無線セルの前記稼働状態を切り替えるように指示する指示処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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