JP2017204418A - レーザ駆動光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ発振部と、該レーザ発振部からのビームが入射されてプラズマを生成するプラズマ容器と、を備えたレーザ駆動光源装置において、プラズマ容器の外面で反射されたビームの反射光が、再びレーザ発振部に入射することを防止したレーザ駆動光源装置を提供せんとするものである。【解決手段】前記プラズマ容器は、前記ビームの光路に対して傾斜させた入射面を備えていて、この入射面で反射された反射光は、前記ビームの光路とは別の方向に向かうことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、レーザ発振部から放射されるビームによって点灯されるレーザ駆動光源装置に関するものであり、特に、露光装置や映写機等の光源に適用するに好適なレーザ駆動光源装置に関する。
近年、半導体、液晶基板およびカラーフィルタ等の被処理物の製造工程に用いられる露光装置や、映写機用などの光源として、レーザ発振部から放射されるビームによって、プラズマ容器内に封入された発光ガスを励起させてプラズマを生成するレーザ駆動光源装置が用いられていて、そのレーザ駆動光源装置の構造が、特開平61‐193358号公報(特許文献1)に開示されている。
図9(A)にその構造が示されていて、レーザ駆動光源装置200は、レーザ発振部210と、このレーザ発振部210からのビームを拡大する凹レンズ220と、この凹レンズ220によって拡大されたビームを平行光にする凸レンズ230と、その平行光になったビームを集光する凸レンズ240と、その集光されたビームが入射されるプラズマ容器250と、プラズマ容器250を通過したビームを集光するように反射する凹面鏡260と、を備えている。
前記プラズマ容器250の内部には、発光元素が封入されており、このプラズマ容器250内に集光されたビームが入射されることで、発光元素が励起されてプラズマが生成されて、励起光が得られる。
このように、レーザ発振部210からのビームの光路には、光学系部品220、230、240やプラズマ容器250が存在し、ビームはこれらを通過する。ビームが、これらの光学系部品220、230、240やプラズマ容器250に入射するとき、その周辺の雰囲気(例えば大気)との屈折率の違いから、ビームの極一部が反射される(図9(B)参照)。
その反射光RLは、光学系部品220、230、240やプラズマ容器250におけるビームの入射面の形状にしたがって、その進む方向が決まり、反射光RLの一部は、レーザ発振部210に向かって進むことになる。
レーザ発信部210に入射された反射光RLは、このレーザ発信部210内で共振されて、その強度が徐々に増していく。レーザ発信部210は、励起される媒質、これにエネルギーを注入する光源、媒質が光源によって励起されたときにその励起光を共振させる共振器などを備えていて、もともと、この媒質は、励起光の共振によって加熱状態にある。これに、前記した反射光RLの入射・共振による加熱が加わることによって、媒質は過剰な加熱状態となり、最終的には破損してしまうという問題がある。
ところで、CRTなどのディスプレイの分野においては、ディスプレイパネルの表面に反射防止膜(いわゆるARコート(Anti-Reflection Coat))を設けることが知られている。
本発明者らは、この反射防止膜を、光学系部品220、230、240やプラズマ容器250に設けてビームの反射を防止することも検討した。ところが、特に、プラズマ容器250は、内部の発光元素がビームによって高温プラズマ状態を形成することで、その外面が、例えば、800〜1000℃以上の高温になるために、この外面に反射防止膜を設けても、この膜が蒸発してしまい、少なくとも、プラズマ容器250の外面においてはビームの反射を防止することができず、レーザ発振部に反射光が入射することを防止することができなかった。
特開昭61‐193358号公報
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて、レーザ発振部と、該レーザ発振部からのビームが入射されてプラズマを生成するプラズマ容器と、を備えたレーザ駆動光源装置において、プラズマ容器の外面で反射されたビームの反射光が、再びレーザ発振部に入射することを防止したレーザ駆動光源装置を提供せんとするものである。
上記課題を解決するために、この発明に係わるレーザ駆動光源装置は、前記プラズマ容器が、前記ビームの光路に対して傾斜させた入射面を備えていることを特徴とする。
また、前記プラズマ容器は、管球形状であって、前記ビームが出射される内面に、集光面が形成されていることを特徴とする。
また、前記プラズマ容器は、管球形状であって、前記レーザ発振部が前記プラズマ容器の周辺に複数設けられ、前記プラズマ容器には、各レーザ発振部からの各ビームの光路に対して傾斜させた複数の入射面が設けられていることを特徴とする。
また、前記プラズマ容器が、凹面反射面を有する本体と、該本体の後方開口に設けられた入射窓と、前記本体の前方開口に設けられた出射窓とからなり、前記本体と前記入射窓と前記出射窓によって密閉空間が形成されているとともに、前記入射窓は、前記ビームの光路に対して傾斜させた入射面を備えていることを特徴とする。
また、前記レーザ発振部と前記プラズマ容器の入射面との間の光路上に、外表面に反射防止膜が設けられた集光手段が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、レーザ発振部からのビームがプラズマ容器に入射するとき、入射面がビーム光路に対して傾斜しているので、この入射面での反射光は、ビーム光路とは異なる方向に向かうことになり、この反射光がレーザ発振部に戻って入射することがない。
また、管球形状のプラズマ容器の内面に集光面が形成されていることにより、ビームの集光手段をプラズマ容器の外部に設けた場合と比較したとき、ビームの集光点と集光面との距離を短くすることができるので、集光点における立体角を大きくすることができる。これにより、高温プラズマ状態を良好に推持できて、励起光ELの点灯開始を良好に行うことができる。
また、レーザ発振部を複数備える場合においても、プラズマ容器に備えた複数の入斜面がそれぞれのビームの光路に対して傾斜しているので、各々の入射面での反射光が各ビームの光路とは異なった方向に向かうことになり、この反射光がレーザ発振部に入射することを防止できる。
また、プラズマ容器を、本体部と光入射窓と光出射窓とで構成することで、これら本体部や入射窓や出射窓に石英ガラス以外のセラミックスや金属を使用することができ、プラズマからの高出力のUV光やVUV光の照射を受けても、プラズマ容器に紫外線ひずみが生じることがないという利点がある。そして、この入射窓での入射面をビーム光路に対して傾斜さているので、ここでの反射光がレーザ発振部に戻ることがない。
また、併せて、ビームの光路上の集光手段に反射防止膜を設けることで、この集光手段でのビームの反射がなくなり、プラズマ容器へのビームの有効活用が図られるとともに、該集光手段からの反射光がレーザ発振部に入射することを防止できる。
本発明の第1の実施例に係るレーザ駆動光源装置の説明図。 本発明の第2の実施例の説明図。 集光手段の位置と立体角の関係の説明図。 本発明の第3の実施例の説明図。 本発明の第4の実施例の説明図。 本発明の第5の実施例の説明図。 本発明の第6の実施例の説明図。 本発明の第7の実施例の説明図。 従来のレーザ駆動光源装置の説明図。
図1に本発明の第1の実施例のレーザ駆動光源装置1が示されていて、レーザ駆動光源装置1は、プラズマ容器2と、レーザ発振部3と、集光手段4とを備える。前記集光手段4は、例えば、集光レンズからなり、レーザ発振部3からプラズマ容器2への光路上の間に設けられていて、その表面には反射防止膜5が形成されている。
前記プラズマ容器2は、種々の形態を採用できるが、この実施例では、管球形状をしている。ここで、管球形状とは、ランプ技術における、略球形状や略楕円回転体形状などの発光管形状を意味する。
レーザ発振部3から発振されたビームBは、集光手段4によって集光されてプラズマ容器2に入射して、その内部で集光する。
プラズマ容器2の内部には、発光元素が封入されるが、その用途によって、様々な発光元素が用いられる。例えば、露光用の光源としては、発光元素として水銀が用いられる。また、例えば、映写機用の光源としては、発光元素としてキセノンガスが用いられる。
このプラズマ容器2は、レーザ発振部3からのビームBが入射すると共に、発光元素からの励起光ELを出射することから、レーザ発振部3からのビームBを透過し、且つ、発光ガスの励起光ELを透過する部材で構成される。具体的には、例えば露光用光源の場合は、レーザ発振部3からのビームBの波長が1064nmであって、発光元素が水銀で、その励起光ELのうち波長365nmを利用する場合においては、プラズマ容器2は、1064nmの波長を透過し、且つ、365nmの波長を透過する、例えば石英ガラスで構成される。
そして、プラズマ容器2の外面には、ビームBが入射する入射面21が形成されており、この入射面21は、ビームBの光路(光軸)LAに対して傾斜している。これにより、入射面21の法線は、ビームBの光軸LAと不一致となる。
レーザ発振部3は、励起される媒質、これにエネルギーを注入する光源、媒質が光源によって励起されたときにその励起光を共振させる共振器などを備えており、このレーザ発振部3からのビームBは、集光手段4によって集光されつつプラズマ容器2の入射面21から該プラズマ容器2内に入射し、その内部で集光位置Fに集光する。
なお、ビームBの集光位置Fはプラズマ容器2の中心点に限定されるわけではなく、その内部の任意の位置であってよい。ただ、集光位置Fがプラズマ容器2の中心位置にあることで、プラズマ容器2の壁面に対するプラズマの熱的な影響が局所的に偏ることがなく、均一なものとなることが期待できる。
ビームBが入射面21からプラズマ容器2に入射する際、この入射面21はビームBの光路(光軸)LAに対して傾斜していることから、当該入射面21で反射される反射光RLは、入射面21の法線を対象軸として、ビームBの入射方向に対して線対称な方向に向かって反射される。
こうして、入射面21での反射光RLが、ビームBの光路とは異なる方向に反射されるので、この反射光RLがレーザ発振部3に戻って入射することがない。
図2には、ビームBの立体角を大きくする実施例が示されている。
この第2の実施例では、レーザ発振部3とプラズマ容器2との間に集光手段4は設けられておらず、プラズマ容器2の入射面21から入射したビームBのプラズマ容器内部への出射内面に、内部に対して凸形状の集光面22が形成されている。
レーザ発振部2からのビームBは、入射面21からプラズマ容器2に入射し、内面の集光面22によって集光されて、該プラズマ容器2内部で集光する。
このように、プラズマ容器2の内面に集光面22を形成するので、図1の第1の実施例のように、集光手段4をプラズマ容器2の外部に設けた場合よりも、ビームBの立体角を大きくすることができる。
なお、入射面21で反射された反射光RLが、ビームBの光軸LAに向かうことがないことは、第1の実施例と同様である。
ここで、図3を参照して、ビームBの立体角を大きくすることの意義について説明する。
図3において、プラズマ容器2から遠い位置に第1の集光手段41を配置した場合と、これよりもプラズマ容器2に近い位置に第2の集光手段42を配置した場合を比較する。第1の集光手段41と第2の集光手段42は、ともに、プラズマ容器2内部の同一の集光位置Fで集光するものとして比較する。
第2の集光手段42は、その焦点距離が第1の集光手段41の焦点距離よりも小さいので、第2の集光手段42による立体角SA2は、第1の集光手段41による立体角SAlよりも大きくなる。
プラズマ容器2の内部に封入された発光元素は、ビームBのエネルギー密度がある闇値以上になると、電離されて高温プラズマ状態を形成する。この高温プラズマ状態の領域は、電離したイオンや電子が飛散しやすく、これらが飛散してしまうと高温プラズマ状態を維持することが困難になる。従って、高温プラズマ状態は高密度であるほど、その維持を良好に行なうことができ、励起光ELの点灯開始を良好にすることができる。
図3において、エネルギー密度が発光元素を電離する闘値以上になる位置をみると、第2の集光手段42による位置TE2の方が、第1の集光手段41による位置TElに比べて集光位置Fに近接し、高温プラズマ状態の領域(閾値以上になる位置から集光位置までの領域)を小さくすることができる。これは、第2の集光手段42の立体角SA2が、第1の集光手段41の立体角SAlよりも大きくなっているためである。
このように、立体角を大きくすることによって、高温プラズマを形成する領域は小さくなり、高温プラズマ状態を高密度にすることができ、高温プラズマ状態を良好に推持されることになって、励起光ELの点灯開始を良好に行なうことができる。
しかして、図2の第2の実施例における、プラズマ容器2の集光面22による焦点位置と、図1の第1の実施例における集光手段4による焦点位置とが同一としたとき、図2の第2の実施例では、その集光面22が集光位置に近接するために、図1の第1の実施例の集光手段4の場合に比べて立体角を大きくすることができる。これにより、上述のように、高温プラズマ状態を形成する領域を小さくでき、高温プラズマ状態を高密度にすることができるので、高温プラズマを良好に維持することができ、プラズマ容器2内からの励起光ELの点灯開始を良好に行なうことができるものである。
上記第2の実施例では、レーザ発振部3とプラズマ容器2の間に集光手段を設けることなく、プラズマ容器2の内面に集光面22を形成したものを示したが、集光手段を配置してもよく、その場合が、図4の第3の実施例として示されている。
この実施例では、レーザ発振部3とプラズマ容器2の間に集光手段4を配置するとともに、プラズマ容器2の内面に集光面22を形成したものである。
この場合も、集光手段4によって集光されつつプラズマ容器2に入射したビームBは、集光面22によってさらに集光される。このため、図2の第2の実施例と比較したとき、焦点位置Fが集光面22に近くなる。これにより、第3の実施例ではビームBの立体角は、第2の実施例よりも大きくなる。
図5に他の第4の実施例が示されていて、この実施例の場合、プラズマ容器に対して2つのレーザ発振部が設けられたものである。
図において、プラズマ容器2の周囲に2つのレーザ発振部3a、3bが設けられており、該レーザ発振部3a、3bとプラズマ容器2との間には、それぞれ集光手段4a、4bが配置されている。
そして、プラズマ容器2には、各々のレーザ発振部3a、3bからのビームBa、Bbの光路LA1、LA2に対して傾斜した2つの入射面21a、21bが形成されている。
これらのレーザ発振部3a、3bと集光手段4a、4bの組合せは、該レーザ発振部3a、3bからのビームBa、Bbが、プラズマ容器2内において同一の集光位置Fに集光するように配置されている。
なお、レーザ発振部は2つに限定されず、それ以上の複数であってもよいが、いずれの場合も、プラズマ容器に設ける複数の入射面は、各レーザ発振部からのビームに対してそれぞれ傾斜して形成される。
このようにレーザ発振部を複数設けることで、集光位置でのビームのエネルギーが大きくなってより発光強度の大きなプラズマが得られる。
以上の実施例においては、集光手段4は集光レンズのものを示したが、集光ミラーであってもよく、図6にその場合の第5の実施例が示されている。
レーザ発振部3とプラズマ容器2の光路上の間には、集光手段4として凹面形状の集光ミラー41が配置されている。レーザ発振部3からのビームBは、この集光ミラー41によって反射・集光されてプラズマ容器2に向かう。
このプラズマ容器2には、ビームBの光路(光軸)LAに対して傾斜した入射面21が形成されていることは、上述の各実施例と同様である。
図7、8には、プラズマ容器2が管球形状以外の構造を持つ実施例が示されている。
図7は第6の実施例の断面図であり、プラズマ容器2は、円柱形状の本体10を有しており、その内面に凹面反射面11が形成されている。この凹面反射面11は、楕円形状、放物面形状等適宜に選択される。
本体10には後方開口10aと前方開口10bが形成されていて、後方開口10aに対応して入射窓12が設けられ、前方開口10bに対応して出射窓13が設けられている。
そして、本体10の後方開口10aに対応した入射窓12は、金属製の窓枠部材14に装着されていて、この窓枠部材14が、金属筒体15によって本体10に取り付けられている。これら本体10と、入射窓12と、出射窓13とによって密閉空間が形成されていて、この密閉空間内に発光元素が封入されている。
そして、上記本体10の後方開口10aに対応して設けられた入射窓12は、ビームBの光路(光軸)LAに対して傾斜した入射面21を有している。
上記構成のプラズマ容器2における凹面反射面11の回転中心軸Xは、レーザ発振部3からのビームBの光軸LAと一致していて、ビームBはプラズマ容器2内において、凹面反射面11の焦点位置Fに集光する。
レーザ発振部3からのビームBは、集光手段4によって集光されつつ、プラズマ容器2の入射窓12から入射して、凹面反射面11の焦点位置Fに集光する。これにより当該焦点位置Fを中心としてプラズマが生成され、発光元素が励起されて生じる励起光ELは、凹面反射面11により反射されて、出射窓13から外部に出射されていく。
上記において、レーザ発振部3からのビームBが入射窓12に入射するとき、該入射窓12の入射面21がビームBの光路LAに対して傾斜しているので、この入射面21で反射された反射光RLは、ビームBの光路とは異なる方向に反射されて、この反射光RLがレーザ発振部3に戻って入射することがないことは、前記各実施例と同様である。
図7の第6の実施例では、レーザ発振部3からのビームBの光軸LAと、プラズマ容器2の凹面反射面11の回転中心軸Xとが一致していて、入射窓12の入射面21がビームBの光軸LAに対して傾斜している例であるが、凹面反射面11の回転中心軸XをビームBの光軸LAに対して角度を持たせることもできる。
図8の第7の実施例では、プラズマ容器2における本体10の凹面反射面11の回転中心軸Xが、レーザ発振部3からのビームBの光軸LAと角度を有して傾斜している。このとき、プラズマ容器2をビームBの光軸上にある焦点位置(集光位置)Fを中心として回動することによって傾斜させる。
そして、入射窓12は、その入射面21が、前記凹面反射面11の回転中心軸Xに対して直交するように取り付けられている。これにより、入射窓12の入射面21は、ビームBの光軸LAに対して傾斜したものとなる。
上記構成において、レーザ発振部3からのビームBは、入射窓12の入射面21から入射するが、その際の反射光RLがレーザ発振部3に向かうことがないことは、第6の実施例と同様である。そして、ビームBは、プラズマ容器2内の凹面反射面11の焦点位置Fに集光し、プラズマを生成するものである。これにより生成される励起光ELは、凹面反射面11により反射されて、該凹面反射面11の回転中心軸Xに沿って出射窓13から出射される。
なお、上記図7、8に示された第6、7の実施例においては、プラズマ容器2を構成する本体10はセラミックス材料や、アルミニウムなどの金属材料を採用でき、また、入射窓11はレーザ光透過性であり、出射窓13は励起光透過性であって、ともに水晶やサファイアなどの結晶材を採用できる。
そして、本体部10がセラミックス材料の場合、その後端の外周面をメタライズ加工して、これに金属筒体15をロウ付けにより接合し、この金属筒体15に金属製の窓枠部材14を溶接接合すればよい。
また、本体部10が金属製の場合、金属筒体15を溶接接合し、これに金属製の窓枠部材14を溶接接合すればよい。
以上説明したように、本発明のレーザ駆動光源装置では、プラズマ容器の入射面が、レーザ発振部からのビームの光路に対して傾斜しているので、入射面で反射されるビームが、ビーム光路とは異なる方向に向かうことになってレーザ発振部に戻って入射することがなくなり、レーザ発振部内の媒質などの部品が損壊することを防止できるものである。
1 レーザ駆動光源装置
2 プラズマ容器
21 入射面
22 集光面
3 レーザ発振部
4 集光手段
41 集光ミラー
5 反射防止膜
10 本体
10a 後方開口
10b 前方開口
11 凹面反射面
12 入射窓
13 出射窓
14 窓枠部材
15 金属筒体
B (レーザ)ビーム
LA (ビームの)光路(光軸)
RL 反射光
EL 励起光
F 集光位置(凹面反射面の焦点位置)
X 凹面反射面の回転中心軸


Claims (5)

  1. レーザ発振部と、該レーザ発振部からのビームが入射されてプラズマを生成するプラズマ容器と、を備えたレーザ駆動光源装置において、
    前記プラズマ容器は、前記ビームの光路に対して傾斜させた入射面を備えていることを特徴とするレーザ駆動光源装置。
  2. 前記プラズマ容器は、管球形状であって、前記ビームが出射される内面に、集光面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動光源装置。
  3. 前記プラズマ容器は、管球形状であって、前記レーザ発振部が前記プラズマ容器の周辺に複数設けられ、前記プラズマ容器には、各レーザ発振部からの各ビームの光路に対して傾斜させた複数の入射面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動光源装置。
  4. 前記プラズマ容器が、凹面反射面を有する本体と、該本体の後方開口に設けられた入射窓と、前記本体の前方開口に設けられた出射窓とからなり、前記本体と前記入射窓と前記出射窓によって密閉空間が形成されているとともに、
    前記入射窓は、前記ビームの光路に対して傾斜させた入射面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動光源装置。
  5. 前記レーザ発振部と前記プラズマ容器の入射面との間の光路上に、外表面に反射防止膜が設けられた集光手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレーザ駆動光源装置。


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