JP2017204232A - 自動販売機および自動販売機を用いた印刷方法 - Google Patents

自動販売機および自動販売機を用いた印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内容物入容器に対して印刷を施すことが可能な、自動販売機および自動販売機を用いた印刷方法を提供する。【解決手段】自動販売機100は、筐体101と、筐体101内に設けられ、内容物入容器10Bを収容する収容部102とを備えている。筐体101内には、印刷部104が設けられており、印刷部104において、収容部102から送られた内容物入容器10Bに印刷が施される。印刷部104によって印刷が施された内容物入容器10Bは、取出部105で取り出される。【選択図】図2

Description

本発明は、容器用自動販売機、およびこのような自動販売機を用いた印刷方法に関する。
近時、飲食品等の内容液を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このような容器には内容液が収容される。このような内容液を収容した容器(内容物入容器)は、小売店等で販売される他、自動販売機によって販売される場合がある。
ところで、従来の自動販売機においては、予め印刷が施されたシュリンクフィルムを容器本体に巻き付けておき、この状態の容器を自動販売機に投入して販売することが一般的である。このため、従来の自動販売機においては、自動販売機毎に印刷内容を変えたり、販売される容器毎に印刷内容を変えたりすることは困難であった。
特開2001−160177号公報
また従来、紙カップに対して印刷を施す自動販売機が知られているが(特許文献1参照)、内容物入容器に対して印刷を施す自動販売機については知られていない。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、内容物入容器に対して印刷を施すことが可能な、自動販売機および自動販売機を用いた印刷方法を提供することを目的とする。
本発明は、自動販売機において、筐体と、前記筐体内に設けられ、内容物入容器を収容する収容部と、前記筐体内に設けられ、前記収容部から送られた前記内容物入容器に印刷を施す印刷部と、前記筐体内に設けられ、前記印刷部によって印刷が施された内容物入容器が取り出される取出部とを備えたことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記内容物入容器は、プラスチック材料製の容器本体と、前記容器本体の外側に密着して設けられたプラスチック製部材とを含むことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記筐体内に、前記収容部から送られた前記内容物入容器に対して印刷の前処理を行う、前処理部が設けられていることを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記印刷部は、前記内容物入容器に対してインクジェット法により印刷を施すことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記収容部に収容された前記内容物入容器には予め印刷が施されており、前記印刷部は、前記印刷が施された内容物入容器に対して更に印刷を施すことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記筐体に、外部端末からの情報を受信する受信部が設けられ、前記印刷部は、前記外部端末から前記受信部に送信された前記情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記筐体に、撮像装置又は入力装置が設けられ、前記印刷部は、前記撮像装置又は前記入力装置によって取り込まれた情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする自動販売機である。
本発明は前記筐体は、内部に設けられたデータ受信装置を有し、前記データ受信装置は、データ又は画像を外部から無線により受信し、前記印刷部は、前記外部から受信した情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記自動販売機は、スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと協働しており、前記筐体内に、前記スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと相互作用/通信するコンピュータが設けられ、前記コンピュータは、支払い、画像生成用に送信されるデータ、及び/又は、印刷される画像データについて承認することを特徴とする自動販売機である。
本発明は、前記自動販売機を用いた印刷方法において、前記収容部に内容物入容器を収容する工程と、前記収容部から前記印刷部に前記内容物入容器を送る工程と、前記印刷部により、前記内容物入容器に印刷を施す工程と、前記印刷部から前記取出部に印刷が施された内容物入容器を送る工程と、前記取出部において、前記印刷が施された内容物入容器を取り出す工程とを備えたことを特徴とする印刷方法である。
本発明によれば、自動販売機の内部で内容物入容器に対して印刷を施すことができるので、自動販売機毎に印刷内容を変えたり、販売される内容物入容器毎に印刷内容を変えたりすることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による自動販売機の外観を示す概略正面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態による自動販売機の内部を示す概略正面図。 図3は、内容物入容器を示す部分垂直断面図。 図4は、内容物入容器を示す水平断面図(図3のIV−IV線断面図)。 図5(a)〜(h)は、内容物入容器の製造方法を示す概略図。 図6は、本発明の第2の実施の形態による自動販売機の外観を示す概略正面図。 図7は、本発明の第3の実施の形態による自動販売機の外観を示す概略正面図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
自動販売機の構成
まず、図1および図2により、本実施の形態による自動販売機の概要について説明する。
図1および図2に示す自動販売機は、入金が行われた場合に、飲料等の内容物が充填されて密栓された商品である、内容物入容器10B(以下、単に内容物入容器10Bという)を販売するものである。この自動販売機100は、筐体101と、筐体101内にそれぞれ設けられた収容部102と、前処理部103と、印刷部104と、取出部105とを備えている。
このうち筐体101は、キャビネット111と、キャビネット111に対して開閉自在な外扉112とを有している。外扉112は、キャビネット111の前面開口を開閉できるよう、キャビネット111の一側縁部に支承されている。この外扉112の表面側には、貨幣処理部106、商品見本陳列部108、押ボタン109、および商品取出口110が設けられている。
商品見本陳列部108は、外扉112の上部に配置された透明の窓を含み、その内部には、外部に視認可能な状態で複数の商品見本113が配列されている。商品見本陳列部108に配置された商品見本113は、それぞれ収容部102に収容された内容物入容器10Bに対応するものであり、内容物入容器10Bの種類に応じた数だけ設けられている。なお、商品見本陳列部108としては、複数の商品見本113の画像を表示可能なタッチパネルディスプレイを用いても良い。
押ボタン109は、ユーザーが内容物入容器10Bを選択するための商品選択手段として機能する。この押ボタン109は、押下された場合に、後述する制御部107に都度選択信号を出力するものであり、商品見本陳列部108を通じて視認される商品見本113毎に個別に設けられている。
貨幣処理部106は、ユーザーが紙幣又は硬貨等の貨幣を投入するとともに、投入された貨幣が正規なものであるか否かを選別するものである。この貨幣処理部106は、紙幣が投入される紙幣挿通口、硬貨が投入される硬貨挿入口、投入された貨幣の入金額等の情報を表示する表示装置、および/または、ユーザーが貨幣の返却を希望する際に操作する返却レバー等を有していても良い。この貨幣処理部106は、正規なものとして選別した貨幣を内部に取り込む一方、損傷や偽造等の理由により正規な貨幣として選別できなかった場合、並びに投入操作の後に返却レバーが操作された場合、それぞれ貨幣を返却する。また、貨幣処理部106は、正規なものとして貨幣を内部に取り込んだ場合、その入金額に関わる入金情報を後述する制御部107に出力する。なお、貨幣処理部106は、プリペイド式のICカードを認識する認識装置を有していても良い。
収容部102には、複数の内容物入容器10Bが収容されている。この収容部102は、複数種類の内容物入容器10Bをそれぞれ上下方向に沿って個別に収納する一方、後述する制御部107から販売指令が与えられた場合に、対応する内容物入容器10Bを1つずつ払い出すものである。この場合、収容部102では内容物入容器10Bが横向きで収容されているが、これに限らず、内容物入容器10Bが縦向きで収容されていても良い。なお、収容部102には、収容部102に収納した内容物入容器10Bを所望の温度に維持するための冷却装置又は加熱装置(図示せず)が設けられていても良い。
前処理部103は、収容部102から送られてきた内容物入容器10Bに対して印刷の前処理を行うものである。具体的には、前処理部103は、例えば、印刷の施されていない内容物入容器10Bに対して電子線(EB)を照射する照射装置114を有している。この前処理部103においては、照射装置114から内容物入容器10Bに対して電子線が照射される。これにより、内容物入容器10Bに対して印刷の前処理(表面処理)が行われる。このように、内容物入容器10Bに電子線を照射することにより、内容物入容器10Bの表面が改質され、内容物入容器10Bの表面の濡れ性が高められ、印刷部104においてインクを接着させやすくすることができる。このほか、前処理部103においては、プライマー処理、コロナ処理、フレーム処理又はプラズマ処理等の表面処理を行っても良い。なお、当初から内容物入容器10Bの表面がインクを接着させやすい状態にある場合は、このような前処理部103を設けなくても良い。
印刷部104は、収容部102および前処理部103から送られてきた内容物入容器10Bの表面に対して例えばインクジェット法によって印刷を施すものである。印刷部104は、内容物入容器10Bが装着されるとともに内容物入容器10Bを回転(自転)させる筒状のヘッド115と、ヘッド115内に装着された内容物入容器10Bに対して各色のインクを吹き付けるインク吹付部116と、内容物入容器10Bに付着したインクを硬化させるインク硬化部117とを有している。この場合、ヘッド115に装着された内容物入容器10Bは、自転しながらインク吹付部116において各色のインクが吹き付けられる。その後、内容物入容器10Bは、ヘッド115内で下降し、インク硬化部117においてインクが例えばUV硬化又はEB硬化される。これにより、内容物入容器10Bの外側に印刷が施され、印刷領域43が形成される。
取出部105は、印刷部104によって印刷が施された内容物入容器10Bが取り出されるものである。この取出部105の正面には、上述した商品取出口110が設けられている。ユーザーは、この商品取出口110から、取出部105に払い出されてきた印刷が施された内容物入容器10Bを取り出すことができる。
また、筐体101内には、予め記憶されたプログラムやデータに基づいて自動販売機100の動作を統括的に制御する制御部107が設けられている。この制御部107は、収容部102、前処理部103、印刷部104、貨幣処理部106等、自動販売機100の全体を制御する。この制御部107は、貨幣処理部106において投入された貨幣の合計入金額が商品販売価格以上となった場合に押ボタン109を押下可能状態とする。次いで、制御部107は、ユーザーによって押ボタン109が押下された場合、対応する内容物入容器10Bを、収容部102から前処理部103および印刷部104に順次搬送するとともに、前処理部103および印刷部104で順次処理を行わせる。その後、制御部107は、印刷された内容物入容器10Bを取出部105に向けて払い出すようになっている。
本実施の形態の作用
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
まず、自動販売機100の外扉112を開放した状態で、複数の内容物入容器10Bを収容部102に収容し、その後外扉112を閉じる。
この場合、収容部102に収容された内容物入容器10Bは、印刷が施されていない無地の表面を有するものであっても良い。あるいは、内容物入容器10Bは、一部領域に予め印刷が施されるとともに他の一部領域が無地のものであっても良い。この場合、収容部102に収容される前に、予め内容物入容器10Bに印刷を施しておき、印刷部104において、印刷が施された内容物入容器10Bに対して更に印刷を施しても良い。具体的には、内容物入容器10Bの表面に、予め商品名、内容液の名称、製造者、原材料名等の共通する情報を印刷しておき、印刷部104において、無地の領域に更に個別の情報を印刷しても良い。あるいは、収容部102に収容される前に、予め内容物入容器10Bの一部又は全部の領域に印刷を施しておき、印刷部104において、予め印刷が施された箇所に重ねて印刷を施しても良い。
次に、ユーザーは、商品見本陳列部108に陳列された商品見本113を参照しつつ、紙幣又は硬貨等の貨幣を貨幣処理部106に投入し、購入を希望する商品(内容物入容器10B)に対応する押ボタン109を押下する。このとき、貨幣処理部106は、投入された貨幣が正規なものであった場合、貨幣を内部に取り込むとともに、その入金額に関わる入金情報を制御部107に出力する。
次に、制御部107は、収容部102に対して販売指令を送信し、収容部102は、対応する内容物入容器10Bを払い出す。
この際、内容物入容器10Bは、収容部102から前処理部103に送られ、キャップ18が上方を向くように正立される。この前処理部103においては、例えば照射装置114によって内容物入容器10Bに対して電子線(EB)が照射され、これにより内容物入容器10Bに対して印刷の前処理(表面処理)が施される。
次に、前処理がなされた内容物入容器10Bは、前処理部103から印刷部104に送られる。また、制御部107は、印刷部104に対して印刷指令を送信するとともに、印刷部104に対して印刷情報(印刷する内容等に関する情報)を送信する。
印刷部104において、内容物入容器10Bは、ヘッド115に装着された状態で、インク吹付部116によって各色のインクが吹き付けられる。その後、内容物入容器10Bは、ヘッド115内で下降し、インク硬化部117において、インクが例えばUV硬化又はEB硬化される。これにより、内容物入容器10Bの外側に印刷が施され、印刷領域43が形成される。なお、印刷に用いられるインクとしては、例えばUV硬化型インク、EB硬化型インクが挙げられる。
印刷部104で内容物入容器10Bに印刷される事項としては、図柄や商品名、内容液の名称、製造者、原材料名等のほか、自動販売機100毎又は販売される内容物入容器10B毎に個々に設定される印刷内容であっても良い。例えば、印刷内容は、当該内容物入容器10Bを販売した日時や、当該自動販売機100が設置されている場所(地名、施設名等)等に関する事項であっても良い。
続いて、印刷が施された内容物入容器10Bは、印刷部104から取出部105に送られる。そしてユーザーは、取出部105の正面に設けられた商品取出口110を開放することにより、印刷が施された内容物入容器10Bを取り出す。
内容物入容器の構成
次に、図3および図4により、上記自動販売機100によって販売される内容物入容器10Bの一例について説明する。なお、以下において、「上」および「下」とは、それぞれ内容物入容器10Bを正立させた状態(図3)における上方および下方のことをいう。
図3に示すように、内容物入容器10Bは、複合容器10Aと、複合容器10Aに充填された飲料等の液体である内容物Lと、複合容器10Aに装着されたキャップ18とを含んでいる。
このうち複合容器10Aは、後述するように、ブロー成形金型50を用いてプリフォーム10aおよびプラスチック製部材40aを含む複合プリフォーム70(図5(b)参照)に対して2軸延伸ブロー成形を施すことにより、複合プリフォーム70のプリフォーム10aおよびプラスチック製部材40aを一体として膨張させて得られたものである。
このような複合容器10Aは、内側に位置するプラスチック材料製の容器本体10と、容器本体10の外側に密着して設けられたプラスチック製部材40とを備えている。
このうち容器本体10は、口部11と、口部11下方に設けられた首部13と、首部13下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
他方、プラスチック製部材40は、容器本体10の外面に薄く延ばされた状態で密着されており、容器本体10に対して容易に移動又は回転しない状態で取付けられている。
次に容器本体10について詳述する。容器本体10は、上述したように口部11と、首部13と、肩部12と、胴部20と、底部30とを有している。
このうち口部11は、キャップ18が螺着されるねじ部14と、ねじ部14下方に設けられたフランジ部17とを有している。なお、口部11の形状は、従来公知の形状であっても良い。
首部13は、フランジ部17と肩部12との間に位置しており、略均一な径をもつ略円筒形状を有している。また、肩部12は、首部13と胴部20との間に位置しており、首部13側から胴部20側に向けて徐々に径が拡大する形状を有している。
さらに、胴部20は、全体として略均一な径をもつ円筒形状を有している。しかしながら、これに限られるものではなく、胴部20が四角形筒形状や八角形筒形状等の多角形筒形状を有していても良い。あるいは、胴部20が上方から下方に向けて均一でない水平断面をもつ筒形状を有していても良い。また、本実施の形態において、胴部20は、凹凸が形成されておらず、略平坦な表面を有しているが、これに限られるものではない。例えば、胴部20にパネル又は溝等の凹凸が形成されていても良い。
一方、底部30は、中央に位置する凹部31と、この凹部31周囲に設けられた接地部32とを有している。なお、底部30の形状についても特に限定されるものではなく、従来公知の底部形状(例えばペタロイド底形状や丸底形状等)を有していても良い。
また胴部20における容器本体10の厚みは、これに限定されるものではないが、例えば50μm〜250μm程度に薄くすることができる。さらに、容器本体10の重量についても、これに限定されるものではないが、10g〜20gとすることができる。このように容器本体10の肉厚を薄くすることにより、容器本体10の軽量化を図ることができる。
このような容器本体10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォーム10a(後述)を二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォーム10a、すなわち容器本体10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PC(ポリカーボネート)を使用することが好ましい。容器本体10は、赤色、青色、黄色、緑色、茶色、黒色、白色等の色に着色されていても良いが、リサイクルのしやすさを考慮した場合、無色透明であることが好ましい。また、上述した各種樹脂をブレンドして用いても良い。さらに、容器本体10の内面に、容器のバリア性を高めるために、例えばダイヤモンド状炭素膜や酸化珪素薄膜等の蒸着膜を形成しても良い。
また、容器本体10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォーム10aを押出成形後、ブロー成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルとして形成しても良い。なお、中間層としては、上述した各種樹脂をブレンドした樹脂を用いても良い。
また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡プリフォームを成形し、この発泡プリフォームをブロー成形することによって、容器本体10を作製しても良い。このような容器本体10は、発泡セルを内蔵しているため、容器本体10全体の遮光性を高めることができる。
このような容器本体10は、例えば満注容量が100ml〜2000mlのボトルからなっていても良い。あるいは、容器本体10は、満注容量が例えば10L〜60Lの大型のボトルであっても良い。
次にプラスチック製部材40について説明する。プラスチック製部材40(40a)は後述するようにプリフォーム10aの外側を取り囲むように設けられ、プリフォーム10aの外側に密着された後、プリフォーム10aとともに2軸延伸ブロー成形されることにより得られたものである。
プラスチック製部材40は容器本体10の外面に接着されることなく取付けられており、容器本体10に対して移動又は回転しないほどに密着されている。このプラスチック製部材40は、容器本体10の外面において薄く引き延ばされて容器本体10を覆っている。また、図4に示すように、プラスチック製部材40は、容器本体10を取り囲むようにその周方向全域にわたって設けられており、略円形状の水平断面を有している。
この場合、プラスチック製部材40は、容器本体10のうち、口部11および首部13を除く、肩部12、胴部20および底部30を覆うように設けられている。これにより、容器本体10の肩部12、胴部20および底部30に対して所望の機能や特性を付与することができる。
なお、プラスチック製部材40は、容器本体10のうち口部11以外の全域又は一部領域に設けられていても良い。例えば、プラスチック製部材40は、容器本体10のうち、口部11を除く、首部13、肩部12、胴部20および底部30の全体を覆うように設けられていても良い。さらに、プラスチック製部材40は1つに限らず、複数設けても良い。例えば、2つのプラスチック製部材40を肩部12の外面および底部30の外面にそれぞれ設けても良い。
プラスチック製部材40の材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹旨、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、フタル酸ジアリル樹脂、フッ素系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、ポリブタジエン、ポリブテン−1、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6、芳香族ポリアミド、ポリカーボネート、ポリテレフタル酸エチレン、ポリテレフタル酸ブチレン、ポリナフタレン酸エチレン、Uポリマー、液晶ポリマー、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、ポリイミド、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、シリコーン樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアセタール、エポキシ樹脂等を挙げることができる。このうちポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の熱可塑性非弾性樹脂を用いることが好ましい。またそれらのブレンド材料や多層構造、部分的多層構造のものであってもよい。さらに、プラスチック製部材40の材料には、その特性が損なわれない範囲において、主成分の樹脂以外にも、各種の添加剤を添加してもよい。添加剤としては、例えば、可塑剤、紫外線安定化剤、着色防止剤、艶消し剤、消臭剤、難燃剤、耐候剤、帯電防止剤、糸摩擦低減剤、スリップ剤、離型剤、抗酸化剤、イオン交換剤、および着色顔料等を添加することができる。また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡部材を使用し、この発泡プリフォームを成形することによって、遮光性を高めることができる。
またプラスチック製部材40は、酸素バリア性又は水蒸気バリア性等のガスバリア性を有する材料からなっていても良い。この場合、容器本体10として多層のものやブレンド材料を含むもの等を用いることなく、複合容器10Aのガスバリア性を高め、酸素や水蒸気によって内容液が劣化することを防止することができる。例えば、容器本体10のうち、肩部12、首部13、胴部20および底部30の全域にプラスチック製部材40を設け、この部分のガスバリア性を高めても良い。このような材料としては、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、MXD−6(ナイロン)、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)またはこれらの材料に脂肪酸塩などの酸素吸収材を混ぜることも考えられる。
またプラスチック製部材40は、紫外線等の光線バリア性を有する材料からなっていても良い。この場合、容器本体10として多層のものやブレンド材料を含むもの等を用いることなく、複合容器10Aの光線バリア性を高め、紫外線等により内容液が劣化することを防止することができる。例えば、容器本体10のうち、肩部12、首部13、胴部20および底部30の全域にプラスチック製部材40を設け、この部分の紫外線バリア性を高めても良い。このような材料としては、ブレンド材料、またはPETやPE、PPに遮光性樹脂を添加した材料が考えられる。また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることにより作製された、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡部材を使用しても良い。
またプラスチック製部材40は、容器本体10(プリフォーム10a)を構成するプラスチック材料よりも保温性又は保冷性の高い材料(熱伝導性の低い材料)からなっていても良い。この場合、容器本体10そのものの厚みを厚くすることなく、内容液の温度が複合容器10Aの表面まで伝達しにくくすることが可能となる。これにより、複合容器10Aの保温性又は保冷性が高められる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部にプラスチック製部材40を設け、胴部20の保温性又は保冷性を高めても良い。また、使用者が複合容器10Aを把持した際、熱すぎたり冷たすぎたりすることにより複合容器10Aを持ちにくくなることが防止される。このような材料としては、発泡化したポリウレタン、ポリスチレン、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、シリコーン、ポリイミド、メラミン樹脂などが考えられる。また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることにより作製された、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡部材を使用しても良い。
またプラスチック製部材40は、容器本体10(プリフォーム10a)を構成するプラスチック材料よりも滑りにくい材料からなっていても良い。この場合、容器本体10の材料を変更することなく、使用者が複合容器10Aを把持しやすくすることができる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部にプラスチック製部材40を設け、胴部20を持ちやすくしても良い。
一方、プラスチック製部材40は、容器本体10に対して溶着ないし接着されていないため、容器本体10から剥離して除去することができる。具体的には、例えば刃物等を用いてプラスチック製部材40を切除したり、プラスチック製部材40に予め図示しない切断線を設け、この切断線に沿ってプラスチック製部材40を剥離したりすることができる。これにより、印刷が施されたプラスチック製部材40を容器本体10から分離除去することができるので、従来と同様に無色透明な容器本体10をリサイクルすることができる。
このようなプラスチック製部材40としては、プリフォーム10aに対して収縮する作用をもたないものであっても良く、収縮する作用をもつものであっても良い。
プラスチック製部材40がプリフォーム10aに対して収縮する作用をもつ場合、プラスチック製部材(外側収縮部材)40は、プリフォーム10aの外側に設けられ、このプリフォーム10aと一体となって加熱され、2軸延伸ブロー成形されることにより得られたものである。
ところで本実施の形態において、プラスチック製部材40の外側には、印刷が施された印刷領域43が設けられている。この印刷領域43は、例えばインクジェット法やグラビア印刷法等の印刷法により、デザイン又は印字が施されて形成されたものである。この印刷は、後述するように、2軸延伸ブロー成形によって引き延ばされたプラスチック製部材40に対して自動販売機100の印刷部104によって施されたものである。
この場合、ブロー成形後に容器本体10に対して別途ラベル等を付与することなく、複合容器10Aに画像や文字を表示することが可能となる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部にプラスチック製部材40を設け、胴部20に画像や文字を表示しても良い。印刷領域43は、プラスチック製部材40の全域に設けられていても良く、一部に設けられていても良い。印刷領域43に表示される事項としては、図柄や商品名等のほか、内容液の名称、製造者、原材料名等の文字情報であっても良い。
またプラスチック製部材40の厚みは、これに限定されるものではないが、容器本体10に取り付けられた状態で例えば5μm〜500μm程度とすることができる。
内容物入容器の製造方法
次に図5(a)〜(h)により、複合容器10Aの製造方法(ブロー成形方法)および内容物入容器10Bの製造方法について説明する。
まず、プラスチック材料製のプリフォーム10aを準備する(図5(a)参照)。この場合、例えば図示しない射出成形機を用いて、射出成形法によりプリフォーム10aを作製しても良い。また、プリフォーム10aとして、従来一般に用いられるプリフォームを用いても良い。
このプリフォーム10aは、口部11aと、口部11aに連結された胴部20aと、胴部20aに連結された底部30aとを備えている。このうち口部11aは、上述した容器本体10の口部11に対応するものであり、口部11と略同一の形状を有している。また、胴部20aは、上述した容器本体10の首部13、肩部12および胴部20に対応するものであり、略円筒形状を有している。底部30aは、上述した容器本体10の底部30に対応するものであり、略半球形状を有している。
次に、プリフォーム10aの外側にプラスチック製部材40aを設けることにより、プリフォーム10aと、プリフォーム10aの外側に密着されたプラスチック製部材40aとを有する複合プリフォーム70を作製する(図5(b)参照)。この場合、プラスチック製部材40aは、全体として有底円筒形状からなり、円筒状の胴部41と、胴部41に連結された底部42とを有している。
この際、プリフォーム10aの外径と同一又はわずかに小さい内径をもつプラスチック製部材40aを、プリフォーム10aに対して押し込むことにより、プリフォーム10aの外面に密着させても良い。
あるいは、熱収縮性をもつプラスチック製部材(外側収縮部材)40aをプリフォーム10aの外面に設け、このプラスチック製部材40aを50℃乃至100℃に加熱することにより熱収縮させてプリフォーム10aの外面に密着させても良い。
このように、予めプリフォーム10aの外側にプラスチック製部材40aを密着させ、複合プリフォーム70を作製しておくことにより、複合プリフォーム70を作製する一連の工程(図5(a)〜(b))と、複合容器10Aをブロー成形により作製する一連の工程(図5(c)〜(f))とを別々の場所(工場等)で実施することが可能になる。
次に、複合プリフォーム70は、加熱装置51によって加熱される(図5(c)参照)。このとき、複合プリフォーム70は、口部11aを下に向けた状態で回転しながら、加熱装置51によって周方向に均等に加熱される。この加熱工程におけるプリフォーム10aおよびプラスチック製部材40aの加熱温度は、例えば90℃乃至130℃としても良い。
続いて、加熱装置51によって加熱された複合プリフォーム70は、ブロー成形金型50に送られる(図5(d)参照)。
複合容器10Aは、このブロー成形金型50を用いて成形される。この場合、ブロー成形金型50は互いに分割された一対の胴部金型50a、50bと、底部金型50cとからなる(図5(d)参照)。図5(d)において、一対の胴部金型50a、50b間は互いに開いており、底部金型50cは上方に上がっている。この状態で一対の胴部金型50a、50b間に、複合プリフォーム70が挿入される。
次に図5(e)に示すように、底部金型50cが下がったのちに一対の胴部金型50a、50bが閉鎖され、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cにより密閉されたブロー成形金型50が構成される。次にプリフォーム10a内に空気が圧入され、複合プリフォーム70に対して2軸延伸ブロー成形が施される。
このことにより、ブロー成形金型50内でプリフォーム10aから容器本体10が得られる。この間、胴部金型50a、50bは30℃乃至80℃まで加熱され、底部金型50cは5℃乃至25℃まで冷却される。この際、ブロー成形金型50内では、複合プリフォーム70のプリフォーム10aおよびプラスチック製部材40aが一体として膨張される。これにより、プリフォーム10aおよびプラスチック製部材40aは、一体となってブロー成形金型50の内面に対応する形状に賦形される。
このようにして、容器本体10と、容器本体10の外面に設けられたプラスチック製部材40とを備えた複合容器10Aが得られる。
次に図5(f)に示すように、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cが互いに離れ、ブロー成形金型50内から複合容器10Aが取出される。
続いて、図5(g)に示すように、複合容器10Aの口部11から容器本体10内へ内容物Lが充填される。
その後、図5(h)に示すように、複合容器10Aの口部11にキャップ18を装着することにより、複合容器10Aと、内容物Lと、キャップ18とを含む内容物入容器10Bが得られる。
なお、内容物入容器10Bとしては、上述した複合容器10Aを含むものに限らず、例えばプラスチック製部材40が設けられていないものを用いても良い。例えば、内容物入容器10Bが、プラスチック製部材40に覆われていない容器本体10を含んでいても良く、この場合、印刷部104は、容器本体10の表面に対して直接印刷を施しても良い。あるいは、内容物入容器10Bが、容器本体10の周囲にシュリンクフィルム、ストレッチラベル、ロールラベル、又はロールオンシュリンクラベルを巻き付けたものを含んでいても良く、この場合、印刷部104は、シュリンクフィルム、ストレッチラベル、ロールラベル、又はロールオンシュリンクラベルに対して直接印刷を施しても良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、自動販売機100の筐体101内に設けられた印刷部104により、内容物入容器10Bの外面に印刷を施す。これにより、自動販売機100の内部で内容物入容器10Bに対して印刷を施すことができるので、自動販売機100毎に印刷内容を変えたり、販売される内容物入容器10B毎に印刷内容を変えたりすることができる。
また、本実施の形態によれば、内容物入容器10Bは、プラスチック材料製の容器本体10と、容器本体10の外側に密着して設けられたプラスチック製部材40とを有しており、印刷部104による印刷は、プラスチック製部材40に対して施される。この場合、印刷が施されたプラスチック製部材40を容器本体10から分離除去することができるので、従来と同様に無色透明な容器本体10をリサイクルすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、自動販売機100の筐体101内に、内容物入容器10Bに対して印刷の前処理を行う前処理部103が設けられているので、印刷部104において内容物入容器10Bの表面にインクを塗布しやすくすることができる。
第2の実施の形態
次に、図6を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は本発明の第2の実施の形態を示す図である。図6に示す第2の実施の形態は、筐体101に、外部端末120からの情報を受信する受信部118を設けた点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図6において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、筐体101の外扉112又は筐体101の内部に、外部端末120からの情報を受信する受信部(データ受信装置)118が設けられている。また印刷部104は、外部端末120から受信部118に送信された情報に基づいて内容物入容器10Bに対して印刷を施すようになっている。
この場合、外部端末120は、例えば、コンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット等の携帯可能な携帯端末であっても良い。また受信部118は、外部端末120からの情報を無線により受信するとともに、この情報を制御部107に対して送信する機能を有する。なお、外部端末120から受信部118に送信される情報としては、例えば、外部端末120に記憶されている写真データやスクリーンショット等の画像情報、又は名前や電話番号、メールアドレス、住所、メッセージ等のテキスト情報が挙げられる。
本実施の形態において、まずユーザーは、紙幣又は硬貨等の貨幣を貨幣処理部106に投入し、押ボタン109を押下する。またユーザーは、押ボタン109を押下する前又は後で、外部端末120を操作することにより、所定の情報(例えば写真データ)を受信部118に対して送信する。このとき受信部118は、外部端末120から送信された情報を制御部107に転送する。
次に、制御部107は、収容部102に対して販売指令を送信し、収容部102は、対応する内容物入容器10Bを払い出す。続いて、内容物入容器10Bは、収容部102から前処理部103に送られ、前処理部103において、印刷の前処理(表面処理)が施される。
次に、前処理がなされた内容物入容器10Bは、前処理部103から印刷部104に送られる。このとき制御部107は、印刷部104に対して印刷指令を送信するとともに、印刷部104に対して外部端末120から送信された情報を送信する。これに伴い、印刷部104は、内容物入容器10Bの外側に、外部端末120から送信された情報(例えば写真データ)に基づく印刷を施し、これにより印刷領域43が形成される。
続いて、印刷が施された内容物入容器10Bは、印刷部104から取出部105に送られる。そしてユーザーは、取出部105の正面に設けられた商品取出口110を開放することにより、内容物入容器10Bを取り出す。
本実施の形態によれば、印刷部104は、外部端末120から受信部118に送信された情報に基づいて内容物入容器10Bに対して印刷を施すので、ユーザーからの要望に応じて、写真データやスクリーンショット等の画像情報、又は名前や電話番号、メールアドレス、住所、メッセージ等のテキスト情報を内容物入容器10Bの外面に自在に付与することができる。また、自動販売機100は、スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと協働しても良い。この場合、筐体101内に、スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと相互作用/通信するコンピュータが設けられ、コンピュータは、支払い、画像生成用に送信されるデータ、及び/又は、印刷される画像データについて承認するようにしても良い。
第3の実施の形態
次に、図7を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は本発明の第3の実施の形態を示す図である。図7に示す第3の実施の形態は、筐体101に、撮像装置121および入力装置122を設けた点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図7において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7において、筐体101の外扉112に、撮像装置121および入力装置122が設けられている。また印刷部104は、撮像装置121および入力装置122によって取り込まれた情報に基づいて内容物入容器10Bに対して印刷を施すようになっている。
この場合、撮像装置121は、例えばカメラ等からなり、ユーザーの顔等、筐体101外部の画像を取得して取り込む機能を有するものである。また入力装置122は、キーボード、タッチパネル、スキャニング装置等、ユーザーの操作によって入力された情報を取り込む機能を有するものである。なお、図7において、外扉112には、撮像装置121および入力装置122の両方が設けられているが、これに限らず、撮像装置121および入力装置122のいずれか一方が設けられていても良い。
本実施の形態において、まずユーザーは、紙幣又は硬貨等の貨幣を貨幣処理部106に投入し、押ボタン109を押下する。またユーザーは、押ボタン109を押下する前又は後で、撮像装置121を用いてユーザーの顔等の画像を撮像する。この撮像された画像情報は、制御部107に送られる。さらにユーザーは、入力装置122を操作することにより、所定の情報(例えば文字や画像)を制御部107に対して併せて送信する。
次に、制御部107は、収容部102に対して販売指令を送信し、収容部102は、対応する内容物入容器10Bを払い出す。続いて、内容物入容器10Bは、収容部102から前処理部103に送られ、前処理部103において、印刷の前処理(表面処理)が施される。
次に、前処理がなされた内容物入容器10Bは、前処理部103から印刷部104に送られる。このとき制御部107は、印刷部104に対して印刷指令を送信するとともに、印刷部104に対して、撮像装置121によって得られた画像情報および入力装置122によって入力された情報を送信する。これに伴い、印刷部104は、内容物入容器10Bの外側に、撮像装置121によって得られた画像情報および入力装置122によって入力された情報に基づく印刷を施し、これにより印刷領域43が形成される。
続いて、印刷が施された内容物入容器10Bは、印刷部104から取出部105に送られる。そしてユーザーは、取出部105の正面に設けられた商品取出口110を開放することにより、内容物入容器10Bを取り出す。
本実施の形態によれば、印刷部104は、撮像装置121によって得られた画像情報および入力装置122によって入力された情報に基づいて内容物入容器10Bに対して印刷を施すので、ユーザーからの要望に応じて、ユーザーの顔写真、画像、文字等の情報を内容物入容器10Bの外面に自在に付与することができる。
10 容器本体
10A 複合容器
10B 内容物入容器
10a プリフォーム
40 プラスチック製部材
43 印刷領域
70 複合プリフォーム
100 自動販売機
101 筐体
102 収容部
103 前処理部
104 印刷部
105 取出部
106 貨幣処理部
107 制御部

Claims (10)

  1. 自動販売機において、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられ、内容物入容器を収容する収容部と、
    前記筐体内に設けられ、前記収容部から送られた前記内容物入容器に印刷を施す印刷部と、
    前記筐体内に設けられ、前記印刷部によって印刷が施された内容物入容器が取り出される取出部とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記内容物入容器は、プラスチック材料製の容器本体と、前記容器本体の外側に密着して設けられたプラスチック製部材とを含むことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記筐体内に、前記収容部から送られた前記内容物入容器に対して印刷の前処理を行う、前処理部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
  4. 前記印刷部は、前記内容物入容器に対してインクジェット法により印刷を施すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の自動販売機。
  5. 前記収容部に収容された前記内容物入容器には予め印刷が施されており、前記印刷部は、前記印刷が施された内容物入容器に対して更に印刷を施すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の自動販売機。
  6. 前記筐体に、外部端末からの情報を受信する受信部が設けられ、前記印刷部は、前記外部端末から前記受信部に送信された前記情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の自動販売機。
  7. 前記筐体に、撮像装置又は入力装置が設けられ、前記印刷部は、前記撮像装置又は前記入力装置によって取り込まれた情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の自動販売機。
  8. 前記筐体は、内部に設けられたデータ受信装置を有し、前記データ受信装置は、データ又は画像を外部から無線により受信し、前記印刷部は、前記外部から受信した情報に基づいて前記内容物入容器に対して印刷を施すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の自動販売機。
  9. 前記自動販売機は、スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと協働しており、
    前記筐体内に、前記スマートフォン用及び/又はコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアと相互作用/通信するコンピュータが設けられ、前記コンピュータは、支払い、画像生成用に送信されるデータ、及び/又は、印刷される画像データについて承認することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載の自動販売機。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項記載の自動販売機を用いた印刷方法において、
    前記収容部に内容物入容器を収容する工程と、
    前記収容部から前記印刷部に前記内容物入容器を送る工程と、
    前記印刷部により、前記内容物入容器に印刷を施す工程と、
    前記印刷部から前記取出部に印刷が施された内容物入容器を送る工程と、
    前記取出部において、前記印刷が施された内容物入容器を取り出す工程とを備えたことを特徴とする印刷方法。
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