JP2017204210A - 制御プログラム、および情報処理装置 - Google Patents

制御プログラム、および情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017204210A
JP2017204210A JP2016096748A JP2016096748A JP2017204210A JP 2017204210 A JP2017204210 A JP 2017204210A JP 2016096748 A JP2016096748 A JP 2016096748A JP 2016096748 A JP2016096748 A JP 2016096748A JP 2017204210 A JP2017204210 A JP 2017204210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image data
signal
acquisition process
restriction information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016096748A
Other languages
English (en)
Inventor
唯 神間
Yui Kamma
唯 神間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016096748A priority Critical patent/JP2017204210A/ja
Publication of JP2017204210A publication Critical patent/JP2017204210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】画像データの機密性を担保するためのユーザ操作を簡便にすることを課題とする。
【解決手段】発信機50から発信されたビーコン信号を、携帯電話10が受信し、その受信したビーコン信号が予め設定された信号である場合に、カメラ20により撮像された画像の画像データに、制限情報が付与される。制限情報は、画像データへのアクセスを制限するための情報である。これにより、ユーザは、条件設定などのユーザ操作を行うことなく、画像データの機密性を担保することが可能となり、画像データの機密性を担保するためのユーザ操作を簡便にすることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データを取得可能な情報処理装置で実行される制御プログラム等に関する。
カメラで撮像された写真の機密性を担保する技術として、下記特許文献に記載された技術が存在する。詳しくは、ユーザが撮像箇所,撮像時間等の条件を予め設定しておき、その設定された条件下で、カメラによる撮像が実行された場合に、その写真の画像データに、写真の表示などを制限するための制限情報が付加される。これにより、カメラで撮像された写真の機密性が担保される。
特開2010−074611号公報
上記特許文献に記載の技術では、ユーザが予め条件を設定する必要ある。また、カメラ毎に、個別の条件を設定する必要ある。このため、画像データに制限情報を付与するためのユーザ操作が煩雑となる。本願は、上記課題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の制御プログラムは、制御部と無線通信部とを備える情報処理装置で実行される制御プログラムであって、前記制御部に、画像データを取得する第1取得処理と、所定の範囲に信号を発信可能な発信装置から、前記無線通信部を介して当該信号を受信する受信処理と、前記受信処理により受信された信号が予め設定された信号である場合に、前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データへのアクセスを制限するための情報である制限情報を関連付ける関連付け処理と、を実行させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、制御部と無線通信部とを備え、前記制御部は、画像データを取得する第1取得手段と、所定の範囲に信号を発信可能な発信装置から、前記無線通信部を介して当該信号を受信する受信手段と、前記受信処理により受信された信号が予め設定された信号である場合に、前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データへのアクセスを制限するための情報である制限情報を関連付ける関連付け手段と、を有することを特徴とする。
本明細書の実施形態として記載の制御プログラム、および、情報処理装置では、所定の範囲に信号を発信可能な発信装置から、情報処理装置が信号を受信し、その信号が予め設定された信号である場合に、画像データに制限情報が関連付けられる。これにより、ユーザは、条件設定などのユーザ操作を行うことなく、画像データに制限情報を付与することが可能となる。
通信システム1のブロック図である。 ユーザIDとビーコンIDとに対応するコンフィデンシャルタイプを特定するためのマップデータを示す図である。 制御アプリケーション32のフローチャートを示す図である。 制御アプリケーション32のフローチャートを示す図である。
<実施形態>
図1に、本願に係る実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、携帯電話(本発明の情報処理装置の一例)10、複数の発信機(本発明の発信装置の一例)50、アクセスポイント52、サーバ54、基地局56を備える。
携帯電話10は、CPU(Central Processing Unitの略)(本発明の制御部の一例)12、記憶部14、表示パネル16、入力I/F18、カメラ20、第1無線通信I/F22、第2無線通信I/F(本発明の無線通信部の一例)24、携帯電話通信I/F26を主に備えている。これらの構成要素は、バス28を介して互いに通信可能とされている。
第1無線通信I/F22は、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(R)(Wi-Fi Allianceの登録商標)方式(WF方式と称する)の無線通信を行うことが可能とされている。また、アクセスポイント52は、インターネット58を介して、サーバ54に接続されている。これにより、携帯電話10は、アクセスポイント52へアクセスし、WF方式の無線通信を行える状態になれば、アクセスポイント52及びインターネット58を介して、サーバ54とデータ通信することが可能になる。
第2無線通信I/F24は、IEEEの802.15.1の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Bluetooth(R)(Bluetooth SIGの登録商標)Low Energy(以下、BLEと称する)方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、発信機50は、BLE方式の無線通信を利用して、ビーコン信号を発信する。このため、携帯電話10は、BLE方式の無線通信を行える状態となれば、発信機50から発信されたビーコン信号を受信することが可能となる。なお、BLE方式の無線通信により通信可能な距離は、WF方式の無線通信により通信可能な距離より短い。
携帯電話通信I/F26は、基地局56との間で携帯電話通信方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、基地局56は、インターネット58を介して、サーバ54に接続されている。これにより、携帯電話10は、携帯電話通信方式の無線通信を行える状態になれば、基地局56及びインターネット58を介して、サーバ54とデータ通信することが可能になる。
記憶部14は、オペレーティングシステム(以下、OSと略して記載する場合もある)30、制御アプリケーション(本発明の制御プログラムの一例)32を記憶する。オペレーティングシステム30は、たとえばAndoroid(R)(Google Inc.の登録商標)やiOS(R)(Ciscoの登録商標)が相当し、制御アプリケーション32に利用される基本的な機能を提供するプログラムである。制御アプリケーション32は、カメラ20による撮像を制御するためのアプリケーションプログラムである。
また、記憶部14は、データ記憶領域34を備える。データ記憶領域34は、制御アプリケーション32の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(Hard Disk・Driveの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
CPU12は、記憶部14内のプログラムに従って処理を実行する。以降、制御アプリケーション32など、プログラムを実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「制御アプリケーション32が」という記載は、「制御アプリケーション32を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
表示パネル16は、画像データに従って各種画面を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Displayの略)、有機EL(Electro・Luminescenceの略)ディスプレイ等が例示されるが、特にこれらに限定されない。入力I/F18は、タッチセンサを有し、表示パネル16と一体的に構成されており、入力媒体の表示パネル16への接近・接触を検出し、ユーザによるボタン操作を受け付ける。カメラ20は、撮像を実行する部位である。
<通信システムを利用した撮像による画像データの保守>
ホワイトボード,プロジェクタ等を利用して、会議,研修等が行われる際に、参加者がホワイトボード等に記載された内容を記録するべく、記載内容等を携帯電話10のカメラ20により撮像する場合がある。このような場合において、機密性の高い会議等では、カメラ20により撮像された画像の機密性を担保するべく、撮像により得られた画像データの出力を制限することが望ましい。一方、機密性の無い会議が行われる際、また、会議等でなく、通常時には、撮像により得られた画像データの出力を制限することは望ましくない。このため、通信システム1では、BLE方式の無線通信で発信されるビーコン信号を利用して、所定の条件下でのみ、カメラ20により撮像された画像の画像データ(以下、「撮像データ」と記載する場合がある)の出力を制限するための情報(以下、「制限情報」と記載する)(本発明の制限情報の一例)が、撮像データに付与される。なお、撮像データに制限情報を付与するための処理は、CPU12において制御アプリケーション32が実行されることで行われる。
詳しくは、BLE方式の無線通信は、極低電力の通信であり、そのBLE方式の無線通信によって、発信機50からアドバタイズメント・パケットと呼ばれるビーコン信号が発信される。ビーコン信号は、識別に必要な記号等の少量のデータのみで構成されるものであり、コマンド等の指示を含むことはできない。なお、ビーコン信号は、特定の端末に向かって送信されるものではなく、不特定多数の端末に向かって同時に送信される。つまり、ビーコン信号は、ブロードキャスト送信される。また、ビーコン信号には、ビーコンID(本発明の第2識別情報の一例)と強度情報とが含まれる。ビーコンIDは、ビーコン信号を識別するための識別情報であり、強度情報は、ビーコン信号が発信される際の通信強度を示す情報である。
通信システム1では、上述したように、発信機50が、BLE方式の無線通信を利用してビーコン信号を発信する。そして、ビーコン信号を発信する発信機50が、会議等が行われる会議室等に設置される。この際、会議室には、任意の数の発信機50を設置することが可能であり、本実施形態では、複数のテーブルが配設された会議室において、テーブル毎に発信機50が設置された場合について説明する。つまり、会議室に複数の発信機50が設置された場合について説明する。
また、撮像データに付与される制限情報は、複数種類、用意されている。具体的には、撮像データに基づく画像が印刷・表示される際に、その画像に、「社外秘」等のコンフィデンシャルマークを記すべく、撮像データにコンフィデンシャルマークの画像データ(本発明の制限画像データの一例)が、制限情報として付与される。また、GPS機能を利用して、所定の範囲内に携帯電話10が位置している場合にのみ、撮像データの出力を許容するため情報が、制限情報として撮像データに付与される。また、パスワードの入力により撮像データの出力を許容するため情報が、制限情報として撮像データに付与される。また、所定の時間帯にのみ、撮像データの出力を許容するため情報が、制限情報として撮像データに付与される。また、撮像データに基づく画像の印刷を制限するため情報が、制限情報として撮像データに付与される。また、撮像データに基づく画像が印刷・表示される際に、その画像を不鮮明な状態で印刷・表示するため情報が、制限情報として撮像データに付与される。この際、制限情報は、画像の全体を不鮮明な状態で印刷・表示するため情報であってもよく、画像の任意の一部、例えば、画像に人物が含まれる場合は顔、画像に文字等の記号が含まれる場合は記号を不鮮明な状態で印刷・表示するため情報であってもよい。また、撮像データをデータ記憶領域34に記憶することなく、機密性の高いサーバに送信するための情報が、制限情報として撮像データに付与される。なお、「撮像データの出力」は、撮像データに基づく画像の用紙への印刷、撮像データに基づく画像の表示、撮像データの送信、撮像データの記憶媒体への記憶等のうちの少なくとも1つを含む概念である。
このように、通信システム1では、制限情報が、複数種類、用意されており、会議等に参加する参加者毎に、複数種類の制限情報のうちの任意の制限情報が設定されている。また、会議室に設置された複数の発信機50毎に、複数種類の制限情報のうちの任意の制限情報が設定されている。詳しくは、図2に示す表に相当するマップデータが作成されている。このマップデータが作成される前提として、会議等に参加する参加者毎に、参加者を識別するためのユーザID(本発明の第3識別情報の一例)が登録されている。また、会議室に設置される複数の発信機50毎に、発信機50により発信されるビーコン信号に含まれるビーコンIDも登録されている。そして、図2に示すように、ユーザIDとビーコンIDとが関連付けられており、ユーザIDとビーコンIDとの組合せごとに、コンフィデンシャルタイプが設定されている。なお、図2に示すマップデータでは、2個のユーザID(A,B)と4個のビーコンID(a〜d)との組合せに応じたコンフィデンシャルタイプ(0〜4)が示されている。つまり、2人のユーザと4台の発信機50との組合せに応じたコンフィデンシャルタイプが示されている。
そのコンフィデンシャルタイプは、上述した複数種類の制限情報のうちの任意の制限情報を識別するためのものである。具体的には、例えば、コンフィデンシャルタイプ「1」は、画像にコンフィデンシャルマークを記すためのコンフィデンシャルマークの画像データの付与を示しており、コンフィデンシャルタイプ「2」は、所定の時間帯にのみ、撮像データの出力を許容するための情報の付与を示しており、コンフィデンシャルタイプ「3」は、撮像データに基づく画像の印刷を制限するための情報の付与を示しており、コンフィデンシャルタイプ「4」は、パスワードの入力により撮像データの出力を許容するための情報の付与を示している。なお、各コンフィデンシャルタイプは、任意の制限情報に設定することが可能であり、1つのコンフィデンシャルタイプに複数の制限情報を設定することも可能である。
このように、コンフィデンシャルタイプ「1」〜「4」には制限情報が設定されている。一方、コンフィデンシャルタイプ「0」には、制限情報が設定されていない。つまり、コンフィデンシャルタイプ「1」〜「4」(本発明の第1識別情報の一例)が、複数種類の制限情報のうちの任意の制限情報を識別するための情報であり、コンフィデンシャルタイプ「0」(本発明の非制限情報の一例)は、撮像データの出力を制限しないことを示す情報となっている。なお、図2に示す表に相当するマップデータは、サーバ54に記憶されている。また、そのマップデータに利用されるユーザIDは、ユーザIDにより識別されるユーザの携帯電話10のデータ記憶領域34に記憶されている。
このように、マップデータがサーバ54に記憶され、複数の発信機50が会議室に設定された状態で、会議への参加者が、携帯電話10のカメラ20により撮像を行うと、制御アプリケーション32の実行により、CPU12において、ビーコン信号を受信したか否かが判断される。会議室に設置された発信機50は、ビーコン信号を継続的に発信しているため、CPU12では、ビーコン信号を受信したと判断される。そして、受信したビーコン信号に含まれるビーコンIDが特定される。
なお、会議室には複数の発信機50が設置されているため、携帯電話10の位置によって、複数の発信機50から発信された複数のビーコン信号を携帯電話10が受信する場合がある。このような場合には、受信した複数のビーコン信号のうちの、最も携帯電話10の近くに設置されている発信機50が発信したビーコン信号が特定され、そのビーコン信号に含まれるビーコンIDが特定される。
具体的には、ビーコン信号には、上述したように強度情報が含まれている。この強度情報は、ビーコン信号が発信される際の通信強度を示している。一方、携帯電話10は、ビーコン信号を受信した際に、受信したビーコン信号の通信強度を検出している。そして、ビーコン信号に含まれる強度情報と、受信時に検出される通信強度とに基づいて、ビーコン信号を発信した発信機50と携帯電話10との間の距離(以下、「離間距離」と記載する)が推定される。つまり、ビーコン信号が発信機50から発信されてから携帯電話10に受信される迄に、ビーコン信号の信号強度が減衰した程度に基づいて、離間距離が推定される。この際、複数のビーコン信号毎に離間距離が推定され、最も短い離間距離に応じたビーコン信号が、携帯電話10の最も近くに設置されている発信機50が発信したビーコン信号であると特定される。そして、そのビーコン信号に含まれるビーコンIDが特定される。
なお、上述したように、制御アプリケーション32の実行によって、撮像データに制限情報を付加するための処理が実行されるが、離間距離は、オペレーティングシステム30の実行によって推定される。このため、オペレーティングシステム30の実行により、CPU12が離間距離を推定し、その離間距離を示す情報(以下、「距離情報」と記載する)を出力する。そして、制御アプリケーション32の実行により、CPU12が距離情報を取得する。
次に、ビーコンIDが特定されると、CPU12は、サーバ54と通信を行って、サーバ54から、図2に示すマップデータを取得する。CPU12は、マップデータを取得すると、そのマップデータに基づいて、特定されたビーコンIDと、データ記憶領域34に記憶されているユーザIDとに対応するコンフィデンシャルタイプを特定する。具体的には、例えば、ユーザIDが「A」であり、ビーコンIDが「c」である場合には、コンフィデンシャルタイプ「2」が特定される。次に、コンフィデンシャルタイプが「1」〜「4」の何れかに特定されると、特定されたコンフィデンシャルタイプに応じた制限情報が、撮像データに付与される。そして、その撮像データがデータ記憶領域34に記憶される。また、コンフィデンシャルタイプが「0」に特定された場合には、撮像データに制限情報は付与されず、撮像データがデータ記憶領域34に記憶される。
このように、コンフィデンシャルタイプが「1」〜「4」の何れかに特定された場合、つまり、特定されたビーコンID及び、データ記憶領域34に記憶されているユーザIDが、マップデータにおいて、コンフィデンシャルタイプ「1」〜「4」に応じたビーコンID及びユーザIDである場合には、撮像データに制限情報が付与される。これにより、撮像データは、上述したように、付与された制限情報に応じて、出力が制限されることで、会議等において、カメラ20により撮像された画像の撮像データの機密性を適切に担保することが可能となる。また、携帯電話10のユーザは、特別な設定などを行うことなく、撮像データに制限情報を付与することが可能となり、ユーザへの負担を軽減することが可能となる。
また、コンフィデンシャルタイプを特定するためのマップデータでは、ユーザID、つまり、携帯電話10のユーザ毎に、コンフィデンシャルタイプが変更されている。これにより、ユーザに応じて、撮像データに付与される制限情報を任意に設定することが可能となる。さらに言えば、マップデータでは、ビーコンID,つまり、発信機50毎に、コンフィデンシャルタイプが変更されている。これにより、会議への参加者の着座位置等に応じて、撮像データに付与される制限情報を任意に設定することが可能となる。また、コンフィデンシャルタイプが「0」に特定された場合には、撮像データに制限情報が付与されない。このため、特定のユーザ,特定の位置に着座している参加者等に対して、撮像データの出力制限を解除することが可能となり、様々な状況に対応することが可能となる。
なお、ビーコンIDが特定された後に、サーバ54からマップデータが取得されるが、通信状態が悪い場合等には、サーバ54と通信不能となり、サーバ54からマップデータを取得できない場合がある。このような場合には、コンフィデンシャルタイプを特定することができず、撮像データに制限情報を付与することができない。このため、データ記憶領域34に、デフォルト設定されたコンフィデンシャルタイプが記憶されている。そして、ビーコンIDが特定された後に、サーバ54と通信不能な場合には、撮像データに、デフォルト設定されたコンフィデンシャルタイプに応じた制限情報が付与される。
また、サーバ54からマップデータを取得した場合であっても、ユーザID,ビーコンIDの登録ミス等により、特定されたビーコンIDと、データ記憶領域34に記憶されているユーザIDとによって、コンフィデンシャルタイプを特定できない場合がある。このような場合にも、撮像データに、デフォルト設定されたコンフィデンシャルタイプに応じた制限情報が付与される。
また、発信機50から発信されるビーコン信号は、距離や障害物によって電波が減衰するため、発信機50が設置された会議室の外では、携帯電話10はビーコン信号を受信できない。このため、カメラ20による撮像後に、CPU12において、ビーコン信号を受信したか否かが判断されると、ビーコン信号を受信していないと判断される。このような場合には、撮像データに制限情報は付与されず、撮像データがデータ記憶領域34に記憶される。これにより、会議室の外での撮像等の機密性を担保する必要の無い撮像時には、撮像データの出力制限を行うことなく、従来通りの撮像データの出力を行うことが可能となる。
<制御アプリケーション>
上述した撮像データへの制限情報の付与処理は、CPU12において制御アプリケーション32が実行されることによって行われる。以下に、図3及び図4を用いて、CPU12で制御アプリケーション32が実行される際のフローを説明する。
制御アプリケーション32が実行されると、カメラ20による撮像が実行されたか否かが、CPU12によって判断される(S100)。カメラ20による撮像が実行されない場合(S100:NO)、S100の処理を繰り返す。カメラ20による撮像が実行された場合(S100:YES)、ビーコン信号を受信しているか否かが、CPU12によって判断される(S102)。ビーコン信号を受信している場合(S102:YES)には、受信しているビーコン信号が複数種類であるか否かが、CPU12によって判断される(S104)。受信しているビーコン信号が複数種類である場合(S104:YES)には、CPU12において、距離情報が取得される(S106)。つまり、上述したように、オペレーティングシステム30の実行により、受信しているビーコン信号毎に、離間距離が演算され、演算された離間距離の距離情報が出力される。そして、その距離情報が、制御アプリケーション32の実行により、CPU12が距離情報を取得する。
次に、取得した距離情報に基づいて、受信しているビーコン信号のうちの、最も携帯電話10に近くに設置されている発信機50から発信されたビーコン信号が、CPU12によって特定される(S108)。そして、S110に進む。また、S104で受信しているビーコン信号が複数種類でなく、1種類である場合(S104:NO)には、S106及びS108の処理がスキップされ、S110に進む。
S110では、サーバ54と通信可能であるか否かが、CPU12によって判断される(S110)。この際、サーバ54と通信可能である場合(S110:YES)には、CPU12において、サーバ54からマップデータが取得される(S112)。そして、マップデータに基づいて、ビーコン信号に含まれるビーコンIDと、データ記憶領域34に記憶されているユーザIDとの組合せに応じたコンフィデンシャルタイプが特定可能であるか否かが、CPU12によって判断される(S114)。コンフィデンシャルタイプが特定可能である場合(S114:YES)には、特定されたコンフィデンシャルタイプが「0」であるか否かが、CPU12によって判断される(S116)。
特定されたコンフィデンシャルタイプが「0」でない場合(S116:NO)、つまり、「1」〜「4」の何れかである場合には、特定されたコンフィデンシャルタイプに応じた制限情報が、撮像データに付与される(S118)。そして、その撮像データがデータ記憶領域34に記憶される(S120)。これにより、制御アプリケーション32が終了する。
また、S116で特定されたコンフィデンシャルタイプが「0」である場合(S116:YES)には、撮像データに制限情報が付与されず、撮像データがデータ記憶領域34に記憶される(S120)。これにより、制御アプリケーション32が終了する。
また、S110でサーバ54と通信不能である場合(S110:NO)、若しくは、S114でコンフィデンシャルタイプが特定不能である場合(S114:NO)には、デフォルト設定されたコンフィデンシャルタイプに応じた制限情報が、撮像データに付与される(S122)。そして、その撮像データがデータ記憶領域34に記憶される(S120)。これにより、制御アプリケーション32が終了する。また、S102でビーコン信号を受信していない場合又はビーコン信号とは異なる信号を受信した場合(S102:NO)、撮像データがそのままデータ記憶領域34に記憶される(S120)。
ちなみに、CPU12により実行されるS100は、第1取得処理の一例である。CPU12により実行されるS102は、受信処理の一例である。CPU12により実行されるS106は、第5取得処理の一例である。CPU12により実行されるS108は、特定処理の一例である。CPU12により実行されるS114は、第2取得処理、第3取得処理の一例である。CPU12により実行されるS116は、第4取得処理の一例である。CPU12により実行されるS118は、関連付け処理の一例である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、カメラ20の撮像により形成された撮像データに、制限情報が付与されているが、画像の読み取りにより形成されたスキャンデータ、他の装置から携帯電話10に送信された画像データ等の種々の手法により取得された画像データに、制限情報を付与することが可能である。つまり、本発明を、カメラ機能を有する装置だけでなく、スキャン機能を有する装置に適用することが可能である。また、カメラ20の撮像により形成された撮像データ、画像の読み取りにより形成されたスキャンデータだけでなく、それら各種データがテキスト形式に変換されたデータに、制限情報を付与することも可能である。
また、上記実施形態では、ビーコン信号を利用して、画像データに制限情報が付与されているが、設定された範囲内に発信される信号であれば、ビーコン信号以外のものを採用することが可能である。
また、上記実施形態では、画像データに制限情報が付与されることで、画像データの出力が制限されるが、画像データへのアクセスを制限してもよい。これにより、種々の手法により、画像データの機密性を担保することが可能となる。
また、上記実施形態では、オペレーティングシステム30の実行により離間距離が推定されているが、制御アプリケーション32の実行により離間距離が推定されてもよい。
また、上記実施形態では、マップデータがサーバ54に記憶されているが、携帯電話10に記憶されていてもよい。
また、上記実施形態では、CPU12によって図3及び図4に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU等やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
10:携帯電話、12:CPU、32:制御アプリケーション、24:第2無線通信I/F

Claims (10)

  1. 制御部と無線通信部とを備える情報処理装置で実行される制御プログラムであって、
    前記制御部に、
    画像データを取得する第1取得処理と、
    所定の範囲に信号を発信可能な発信装置から、前記無線通信部を介して当該信号を受信する受信処理と、
    前記受信処理により受信された信号が予め設定された信号である場合に、前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データへのアクセスを制限するための情報である制限情報を関連付ける関連付け処理と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記制限情報は、複数種類、存在し、
    前記複数の制限情報の各々を識別するための第1識別情報と、前記発信装置から発信される信号を識別するための第2識別情報との対応関係を示す対応情報において、前記受信処理により受信された信号の第2識別情報と対応する第1識別情報により識別される制限情報を取得する第2取得処理を、
    前記制御部に実行させ、
    前記関連付け処理は、
    前記第1取得処理により取得された画像データに、前記第2取得処理により取得された制限情報を関連付けることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記制限情報は、複数種類、存在し、
    前記複数の制限情報の各々を識別するための第1識別情報と、ユーザを識別するための第3識別情報との対応関係を示す対応情報において、前記発信装置から信号を受信した情報処理装置のユーザの第3識別情報と対応する第1識別情報により識別される制限情報を取得する第3取得処理を、
    前記制御部に実行させ、
    前記関連付け処理は、
    前記第1取得処理により取得された画像データに、前記第3取得処理により取得された制限情報を関連付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御プログラム。
  4. 前記発信装置から発信される信号を識別するための第2識別情報とユーザを識別するための第3識別情報との少なくとも一方と、前記第1取得処理により取得された画像データへのアクセスを制限しないことを示す非制限情報との対応関係を示す対応情報において、前記受信処理により受信された信号の第2識別情報と前記発信装置から信号を受信した情報処理装置のユーザの第3識別情報との少なくとも一方と対応する非制限情報を取得する第4取得処理を、
    前記制御部に実行させ、
    前記関連付け処理は、
    前記第4取得処理により非制限情報が取得された場合には、前記第1取得処理により取得された画像データへの制限情報の関連付けを禁止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の制御プログラム。
  5. 前記受信処理により複数の発信装置の各々から信号を受信した場合に、当該複数の発信装置の各々から受信した信号に基づいて特定される当該複数の発信装置の各々と信号を受信した情報処理装置との間の距離を示す距離情報を取得する第5取得処理と、
    前記第5取得処理により取得された距離情報に基づいて、前記複数の発信装置のうちの、信号を受信した情報処理装置に最も近い発信装置を特定する特定処理と、
    を前記制御部に実行させ、
    前記関連付け処理は、
    前記特定処理により特定された発信装置から発信された信号が予め設定された信号である場合に、前記第1取得処理により取得された画像データに制限情報を関連付けることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の制御プログラム。
  6. 前記関連付け処理は、
    前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データの出力を制限することを示す制限画像データを付加することにより、前記画像データに前記制限情報を関連付けることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の制御プログラム。
  7. 前記関連付け処理は、
    前記第1取得処理により取得された画像データに、パスワードの入力により当該画像データへのアクセスを許容するための情報を、制限情報として関連付けることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の制御プログラム。
  8. 前記関連付け処理は、
    前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データに基づく画像の印刷を制限するための情報を、制限情報として関連付けることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の制御プログラム。
  9. 前記発信装置から発信される信号は、ビーコン信号であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の制御プログラム。
  10. 制御部と無線通信部とを備え、
    前記制御部は、
    画像データを取得する第1取得手段と、
    所定の範囲に信号を発信可能な発信装置から、前記無線通信部を介して当該信号を受信する受信手段と、
    前記受信処理により受信された信号が予め設定された信号である場合に、前記第1取得処理により取得された画像データに、当該画像データへのアクセスを制限するための情報である制限情報を関連付ける関連付け手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
JP2016096748A 2016-05-13 2016-05-13 制御プログラム、および情報処理装置 Pending JP2017204210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016096748A JP2017204210A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 制御プログラム、および情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016096748A JP2017204210A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 制御プログラム、および情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017204210A true JP2017204210A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60323307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016096748A Pending JP2017204210A (ja) 2016-05-13 2016-05-13 制御プログラム、および情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017204210A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094064A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディジタル画像撮影装置と表示装置、ならびに権利情報サーバとそれらを用いたディジタル画像管理システムとその方法
JP2008217604A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toshiba Tec Corp 情報管理システム、情報管理システムにおける情報アクセス管理装置及び情報アクセス管理装置に用いられるコンピュータプログラム
JP2010074611A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Casio Computer Co Ltd 画像再生装置、及び画像再生方法、プログラム
JP2015076044A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 富士通株式会社 認証サーバ、認証プログラム、及び認証方法
WO2015170409A1 (ja) * 2014-05-09 2015-11-12 日立マクセル株式会社 撮像装置及び撮像システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094064A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディジタル画像撮影装置と表示装置、ならびに権利情報サーバとそれらを用いたディジタル画像管理システムとその方法
JP2008217604A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toshiba Tec Corp 情報管理システム、情報管理システムにおける情報アクセス管理装置及び情報アクセス管理装置に用いられるコンピュータプログラム
JP2010074611A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Casio Computer Co Ltd 画像再生装置、及び画像再生方法、プログラム
JP2015076044A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 富士通株式会社 認証サーバ、認証プログラム、及び認証方法
WO2015170409A1 (ja) * 2014-05-09 2015-11-12 日立マクセル株式会社 撮像装置及び撮像システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107409306B (zh) 通信设备、通信系统和非瞬时性计算机可读介质
US20140019552A1 (en) Methods and system for providing location-based communication services
JP2014149666A (ja) 携帯端末、画像記録装置、これらを含む画像記録システム、及び、プログラム。
US10966261B2 (en) Communication apparatus, communication method, and program
US20140320886A1 (en) Communication apparatus, communication apparatus control method, and program
CN110401985B (zh) 通信装置、控制方法以及计算机可读存储介质
US10685104B2 (en) Communication apparatus, control method for communication apparatus, and storage medium
EP2959740B1 (en) Communication apparatus, control method thereof, and program
JP2019176451A (ja) システム、端末装置、デバイス及びプログラム
CN104956765B (zh) 通信装置以及用于通信装置的控制方法
US11082845B2 (en) Terminal apparatus, device, and non-transitory computer-readable recording medium
JP5171392B2 (ja) 通信システム、情報保有装置、および管理装置
JP2019193158A5 (ja) 画像処理装置、画像処理システム及び記憶媒体
JP2023027265A (ja) 通信装置、制御方法及びプログラム
JP2017204210A (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
CN111316704B (zh) 信息处理装置、终端装置、信息处理方法和记录介质
JP2017028461A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP2021164065A5 (ja) プログラム、制御方法、および情報処理装置
JP6634907B2 (ja) 通信装置、無線端末、及びプログラム
JP6477108B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
JP6428156B2 (ja) 印刷装置、端末、印刷システム及びプログラム
JP2018101273A (ja) 無線端末、情報処理システム、及び無線端末システム
US20130205405A1 (en) Data processing system and data processing method
JP2006268461A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法
KR20170119388A (ko) 모바일 장치를 이용한 원격 인쇄 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201201