JP2017203951A - 光学機器および遮光膜を有する光学素子の製造方法 - Google Patents

光学機器および遮光膜を有する光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、レンズコバに遮光膜を備えた光学機器および該遮光膜を塗布する光学素子の製造方法を提供する。【解決手段】光学有効面と非光学有効面とを有し、該非光学有効面の少なくとも一部に遮光膜を有する光学素子と、該光学素子を内部に保持する鏡筒とを有する光学機器であって、前記光学素子は、該鏡筒内面に前記遮光膜の一部が接して位置決めされており、前記非光学有効面とそれに対向する前記鏡筒の内面とに挟まれた空間を光軸を含む平面で切ったときの前記遮光膜の断面が占める断面の面積をS1、該遮光膜が存在しない隙間の断面が占める面積をS2とすると、下記式で定義される面積比が20%以上45%以下であることを特徴とする光学機器。面積比=S2/(S1+S2)【選択図】図5

Description

本発明は、遮光膜を有する光学素子を備えた光学機器および該遮光膜を有する光学素子の製造方法に関する。
光学機器に使用されるレンズ等の光学素子には、透過する有効光束に対して屈折などの光学作用を奏する光学有効面と、保持面(例えば、コバ面)などの有効光束が透過しない非光学有効面とを有する。一般に光学機器に使用されるレンズにおいて、光学有効面の第1面より入射した光の大部分は反対側の第2面から出射されるが、ごく一部の光が内部散乱により、レンズの周端面より出射されてしまう。このため、かかるレンズを多数用いている光学機器においては、それらの散乱光が内部反射によって悪影響を及ぼさないように、レンズを保持する鏡筒だけでなく、多数のレンズの周端面も黒色で塗装するようにしている。一方、カメラ等の光学機器は、真夏の炎天下の様な高温過酷状況で使用される事も想定されるため、熱の影響による光学性能劣化を防止することが求められている。
従来、非光学有効面の塗装は熟練した作業者によって行われていた。ところが、作業者による品質ばらつきが大きいことから、近年は接触、非接触塗布方式による自動塗布装置への置き換えが進められている。例えば特許文献1では、塗布方式として筆を用い、非光学有効面を塗装する方法が開示されている。この方式は、均一な膜厚の遮光膜を確実に塗装する方法として優れたものであるが、遮光膜が鏡筒に接する平坦部は全面で接触しているため、高温過酷状況で使用される場合には熱伝導が大きく、光学性能が劣化する問題があった。特許文献2では、塗布方式として連続噴射型のインクジェットを用い、非光学有効光学面を塗装する方法が開示されている。この方式は、専用に開発されたインクを定量塗布する方式として優れたものであるが、粘度が経時的に変化したり、固形成分を複数含む様な非専用インクに対しては吐出が安定せず、汎用的に使用することが困難であった。
特許第3404063号公報 特開平02−251903号公報
本願発明は、上記のような従来技術における問題点に鑑みなされたものであり、熱の影響による光学性能の劣化を防止し、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた遮光膜を有する光学素子を備えた光学機器および該遮光膜を有する光学素子の製造方法を提供する。
本発明によれば、光学有効面と非光学有効面とを有し、該非光学有効面の少なくとも一部に遮光膜を有する光学素子と、該光学素子を内部に保持する鏡筒とを有する光学機器であって、
前記光学素子は、前記鏡筒の内部に前記遮光膜の一部が接して位置決めされており、
前記非光学有効面とそれに対向する前記鏡筒の内面とに挟まれた空間を、光軸を含む平面で切ったときの遮光膜の断面が占める面積をS1、該遮光膜が存在しない隙間の断面が占める面積をS2とすると、下記式で定義される面積比が20%以上45%以下であることを特徴とする光学機器が提供される。
面積比=S2/(S1+S2)
本発明によれば、光学有効面と非光学有効面とを有し、前記非光学有効面の少なくとも一部に光軸に対し回転対象に遮光膜を有する光学素子の製造方法であって、
ジェット式ディスペンサ装置を用いて前記光学素子を前記光軸のまわりに回転させながら前記非光学有効面に遮光塗料を塗布して前記遮光膜を形成する光学素子の製造方法が提供される。
本発明の製造方法においては、前記ジェット式ディスペンサ装置の1ドットあたりの吐出量が5nl以上15nl以下であることが好ましい。
本発明によれば、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた遮光膜を有する光学素子を備える光学機器が実現出来る。
本発明によれば、ジェット式ディスペンサ装置を用いて光学素子を回転させながら塗布する方法により、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた光学素子の製造方法を実現出来る。
本発明に用いる塗装装置の概略構成図である。 ジェット式ディスペンサ装置の原理を示す説明図である。 塗料塗布位置を示す側面図である。 輪帯ステップ塗布を示す側面図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 実施例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。 比較例における非光学有効面に塗布された遮光膜断面模式図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(塗布装置)
図1は、本実施例の塗装装置を示す概略構成図である。図において符号1は、被塗布体であるレンズ2の片側のレンズ面を先端で吸着保持する吸着回転シャフトを示し、θ軸回転モータ3に取付けられている。更に、θ軸回転モータ3は、L字状の支持部材4に固定されている。L字状の支持部材4はX軸直動ステージ5に搭載されている。一方、X−θ駆動ユニットの上部には、ジェット式ディスペンサ装置6が手動のZ軸直動ステージ7に固定されている。このZ−X−θ軸ユニットによりレンズ2とジェット式ディスペンサノズル8の相対位置を自在に設定出来るとともに、インクジェット装置6は、ジェット式ディスペンサコントローラ9により制御されるようになっている。更に、X−θ駆動ユニットおよびジェット式ディスペンサコントローラ9は、シーケンサコントローラ10に接続されており、このシーケンサコントローラ10は、塗布装置全体の全ての動作、タイミングを制御する。本実施例の塗装装置では3軸ロボットを例として挙げたが、レンズとジェット式ディスペンサ装置の相対位置・姿勢および塗布タイミングを制御出来る装置形態であれば特に制限はない。
(ジェット式ディスペンサ装置および塗布の方法)
ジェット式ディスペンサ装置6は、微小な塗料(インク)粒を連続して噴射させて被塗布体に塗料粒を付着させるもので、図2にその原理図を示す。圧電素子11に取り付けられたシャフト12がジェット式ディスペンサノズル8のインク流路13側に設置されている。一方シリンジ14に注入したインク15は圧縮空気による背圧によってインク流路13に満たされている。ジェット式ディスペンサコントローラ9からの駆動波形によって圧電素子11が変位し、シャフト12が上下に駆動することによってインク15がジェット式ディスペンサノズル8から押し出されてドット状の塗料粒16が打ち出される。そして、レンズ2に塗布される塗料粒16の配列は、図3に示すようにドットマトリックスにより種々変えることができる。本実施例では輪帯状に塗布し、まず第1輪帯目を塗布した後、第2輪帯目と順次塗布している(図4参照)。なお、噴射される塗料粒径は、φ100〜300μmと微小で、塗布の位置決めが正確に決定でき、回転されているレンズ2に一定の膜厚で再現良く塗布できる。
なお、本願発明の製造方法の態様においては、光学有効面と非光学有効面とを有し、前記非光学有効面の少なくとも一部に光軸に対し回転対称に遮光膜を有する光学素子の製造方法であって、ジェット式ディスペンサ装置を用いて前記光学素子を前記光軸の周りに回転させながら前記非光学有効面に遮光塗料を塗布して前記遮光膜を形成する方法を含む。
以上の方法で形成された遮光膜の一例として光軸を含む断面の模式図を図5に示す。
本発明によれば、光学有効面と非光学有効面17とを有し、前記非光学有効面の少なくとも一部に遮光膜(遮光膜断面18)を有する光学素子と、鏡筒19とを有する光学機器が提供される。ここで、「光学有効面」とは、透過する有効光束に光学作用を与える光学面を意味し、「非光学有効面」とは、有効光束が透過しない光学面を意味する。前記光学素子は、前記鏡筒の内部に前記遮光膜の一部が接して位置決めされており、光学素子の光軸が前記鏡筒中心軸と合致するように、前記鏡筒の内部に前記遮光膜の一部が接して位置決めされる場合を含む。前記非光学有効面とそれに対向する前記鏡筒の内面に囲まれた空間を、光軸を含む平面で切ったときの前記遮光膜の断面18が占める面積をS1、該遮光膜が存在しない隙間の断面20の占める面積をS2とすると、下記式1)で定義される面積比が20%以上45%以下である。
面積比=S2/(S1+S2)・・・1)
本発明によれば、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた遮光膜を実現し、且つ遮光性能を発揮するためには前記遮光膜断面の膜厚を3μm以上50μm以下とすることが望ましい。また、熱伝導を抑えるために、非光学有効面の材質については無アルカリガラス、アルミナケイ酸ガラス等の光学ガラスやポリカーボネートやアクリル等の光学用樹脂が望ましく、前記鏡筒の材質についてはマグネシウム合金等の金属またはポリカーボネートやアクリル等の樹脂とすることが望ましい。また、本発明の光学機器は、好適には、カメラ、双眼鏡、顕微鏡又は半導体露光装置である。また、本発明の製造方法として、例えばジェット式ディスペンサを含むオジェット式ディスペンサ装置を用いてレンズを回転させながら前記非光学有効面を塗布する。3μm以上50μm以下の膜厚を形成するために、1ドットあたりの吐出量が5nl以上15nl以下の範囲であることが望ましい。これにより、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた遮熱膜を製造できる。
(塗料)
一方、使用する遮光塗料として、GT7、GT1000(キヤノン化成(株)製)等のレンズ専用塗料が使用可能である。ただし使用する光学素子に対して、光学特性や屈折率、膜耐久性等の遮光膜として必要な特性が満たされれば、これに限定されるものではない。また所望の塗布膜を形成する上で、遮光塗料の物性として粘度は10〜100mPa・s、表面張力は20〜50mN/mの範囲であることが望ましい。遮光塗料の光学特性等を損なわない範囲であれば、遮光塗料を溶媒で希釈して粘度と表面張力が上記範囲になるように調整してもよい。本発明の製造方法により製造された光学素子は、カメラ、双眼鏡、顕微鏡、半導体露光装置等の光学機器に用いることができる。
(膜厚および面積比の評価)
次に、具体的な遮光膜形状の実施の形態を示すが、以下で述べる遮光膜の膜厚はミクロンオーダーの評価を行うため、塗膜焼成後にレンズを活断し、断面SEMによって最大膜厚、最小膜厚および画像処理によって面積比評価を行っている。
[実施例1]
以下に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例1を説明する。図5は実施例1に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いてレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から4輪帯塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行い、図5に示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が16μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を36%とした。
[実施例2]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例2を説明する。
図7は実施例2に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、レンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から2輪帯ずつ塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図7に示すように最小膜厚が4μm、最大膜厚が20μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を45%とした。
[実施例3]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例3を説明する。
図9は実施例3に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央から4輪帯塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図9に示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が20μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を39%とした。
[実施例4〜5]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例4〜5を説明する。
図11A〜Bはそれぞれ実施例4〜5に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を10nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ1.3mmピッチで塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図11Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が24μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を38%とした(実施例4)。同様に、1ドットあたりの吐出量を10nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ約2mmピッチで塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図11Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が25μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を45%とした(実施例5)。
[実施例6〜7]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例6〜7を説明する。
図13A〜Bはそれぞれ実施例6〜7に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。図13Aに示すように最小膜厚が6μm、最大膜厚が10μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を20%とした(実施例6)。同様に、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図13Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が20μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を38%とした(実施例7)。
[実施例8〜9]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例8〜9を説明する。
図15A〜Bはそれぞれ実施例8〜9に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を10nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を5秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行い、図15Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が19μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を37%とした(実施例8)。同様に、1ドットあたりの吐出量を10nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を8秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行い、図15Bに示すように最小膜厚が4μm、最大膜厚が20μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を45%とした(実施例9)。
[実施例10]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例10を説明する。
図17はそれぞれ実施例10に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を15nlに調整後、ノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に4輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行い、図17に示すように最小膜厚が30μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を20%とした(実施例10)。
[実施例11〜13]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例11〜13を説明する。
図19A〜Cはそれぞれ実施例11〜13に対応する遮光膜断面模式図を示す。
本形態は、非光学有効面と鏡筒とが平行から若干ずれていても安定的に位置決めする時に有効である。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行い図19Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が9μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を20%とした(実施例11)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行った。更に、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行い図19Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が20μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を35%とした(実施例12)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを4回行い、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行い図19Cに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が40μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を45%としたものを作製した(実施例13)。
[実施例14〜15]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例14〜15を説明する。
図21A〜Bはそれぞれ実施例14〜15に対応する遮光膜断面模式図を示す。
本形態は、非光学有効面と鏡筒とが平行から若干ずれていても安定的に位置決めする時に有効である。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布し、60秒後に1輪帯目に再度2回重ね塗りを行った。その後、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行い図21Aに示すように最小膜厚が7μm、最大膜厚が11μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を20%とした(実施例14)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、60秒後に1輪帯目に再度2回重ね塗りを行った。その後、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行い図21Bに示すように最小膜厚が6μm、最大膜厚が30μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を44%とした(実施例15)。
[実施例16]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例16を説明する。
図23は実施例16に対応する遮光膜断面模式図を示す。
本形態は、非光学有効面と鏡筒とが平行から若干ずれていても安定的に位置決めする時に有効である。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を10nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を5秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを1回行い図23に示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が25μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を44%とした(実施例15)。
[実施例17〜18]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の実施例17〜18を説明する。
図25A〜Bはそれぞれ実施例17〜18に対応する遮光膜断面模式図を示す。
本形態は、非光学有効面と鏡筒とが平行から若干ずれていても安定的に位置決めする時に有効である。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。つづいて、1ドットあたりの吐出量を15nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを3回行い図25Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を34%とした(実施例17)。同様に、1ドットあたりの吐出量を15nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に2輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを3回行い図25Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を45%とした(実施例18)。
[比較例1〜2]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例1〜2を説明する。
図6A〜Bはそれぞれ比較例1〜2に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から7輪帯塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを6回行い、図6Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が54μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を11%とした(比較例1)。同様に、レンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後1輪帯塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを20回行い、図6Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を79%とした(比較例2)。
[比較例3〜4]
次に、上記構成の塗装装置による非光学面塗装方法の比較例3〜4を説明する。
図8A〜Bはそれぞれ比較例3〜4に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを6回行い、図8Aに示すように最小膜厚が6μm、最大膜厚が52μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を13%とした(比較例3)。同様に、レンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後1輪帯ずつ塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを20回行い、図8Bに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を72%とした(比較例4)。
[比較例5〜6]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例5〜6を説明する。
図10A〜Bはそれぞれ比較例5〜6に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央から7輪帯塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを6回行い、図10Aに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が53μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を11%とした(比較例5)。同様に、レンズ2のレンズ非光学有効面17の中央から1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後1輪帯塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを20回行い、図10Bに示すように最小膜厚が4μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を81%とした(比較例6)。
[比較例7〜8]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例7〜8を説明する。
図12A〜Bはそれぞれ比較例7〜8に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を15nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.8mmピッチで塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行い、図12Aに示すように最小膜厚が40μm、最大膜厚が52μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を1%とした(比較例7)。同様に、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ2.5mmピッチで塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを20回行い、図12Bに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を60%とした(比較例8)。
[比較例9〜10]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例9〜10を説明する。
図14A〜Bはそれぞれ比較例9〜10に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行い、図14Aに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が4μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を19%とした(比較例9)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを5回行い、図14Bに示すように最小膜厚が1μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を49%とした(比較例10)。
[比較例11〜12]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例11〜12を説明する。
図16A〜Bはそれぞれ比較例11〜12に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図16Aに示すように最小膜厚が45μm、最大膜厚が52μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を5%とした(比較例11)。同様に、同様に、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から2輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を8秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行い、図16Bに示すように最小膜厚が1μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を66%とした(比較例12)。
[比較例13〜14]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例13〜14を説明する。
図18A〜Bはそれぞれ比較例13〜14に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に4輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行い、図18Aに示すように最小膜厚が40μm、最大膜厚が53μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を12%とした(比較例13)。同様に、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を10秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを12回行い、図18Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が55μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を88%とした(比較例14)。
[比較例15〜16]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例15〜16を説明する。
図20A〜Bはそれぞれ比較例15〜16に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを1回行い、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを1回行った。図20Aに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が3μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を14%とした(比較例15)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を5秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを5回行い、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを1回行い図20Bに示すように最小膜厚が1μm、最大膜厚が54μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を47%とした(比較例16)。
[比較例17〜18]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例17〜18を説明する。
図22A〜Bはそれぞれ比較例17〜18に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布し、60秒後に1輪帯目に再度1回重ね塗りを行った。その後、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを1回行い図22Aに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が3μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を18%とした(比較例17)。同様に、1ドットあたりの吐出量を8nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を3秒間隔で塗布した。更に前記各輪帯部に重ね塗りを5回行い、60秒後に1輪帯目に再度1回重ね塗りを行った。その後、もう一方の片側に1輪帯だけ塗布し、重ね塗りを2回行った。図22Bに示すように最小膜厚が5μm、最大膜厚が56μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を50%としたものを作製した(比較例18)。
[比較例19〜20]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例19〜20を説明する。
図24A〜Bはそれぞれ比較例19〜20に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量を8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から3輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを1回行い図24Aに示すように最小膜厚が45μm、最大膜厚が54μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を7%としたものを作製した(比較例19)。同様に、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の両側から2輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を8秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを2回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを1回行い図24Bに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を71%とした(比較例20)。
[比較例21〜22]
次に、上記構成の塗装装置による非光学有効面塗装方法の比較例21〜22を説明する。
図26A〜Bはそれぞれ比較例21〜22に対応する遮光膜断面模式図を示す。
まず、光軸に平行な非光学有効面で光軸方向の幅が4mmのφ50mm、曲率半径350mm両凹レンズ2を吸着回転シャフト1の先端に吸着支持した。次に、θ軸回転モータ3を作動して吸着回転シャフト1を回転させ、レンズ2を回転させた。かかる状態で、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の片側から1ドットあたりの吐出量が8nlとなるように調整後8輪帯塗布した。続いて、1ドットあたりの吐出量を16nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に4輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を2秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを3回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを1回行い図26Aに示すように最小膜厚が47μm、最大膜厚が56μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を5%とした(比較例21)。同様に、1ドットあたりの吐出量を4nlに調整後、ジェット式ディスペンサノズル8から塗料粒16を噴射してレンズ2のレンズ非光学有効面17の中央部から両側に1輪帯ずつ0.5mmピッチで輪帯間を10秒間隔で塗布し、更に前記各輪帯部に重ね塗りを12回行った。更に、60秒後にレンズ非光学有効面17の両端部に1輪帯ずつ重ね塗りを1回行い図26Bに示すように最小膜厚が2μm、最大膜厚が50μmの遮光膜(遮光膜断面18)を作製し、上記式1)で定義される面積比を60%としたものを作製した(比較例22)。
実施例および比較例で作製したそれぞれのレンズを鏡筒に組み込んで保持し、光軸測定器(トライオプティクス社製)で光軸調整した後、鏡筒側面をシーズヒータにて60℃まで昇温させて、光軸のチルトシフト量を評価し、チルト許容値に対して判定を行った。表1に結果を示す。
Figure 2017203951
実施例は、熱伝導の緩和により光軸のチルトシフト量が許容値以下(16角度秒以下)となっており、本実施例による遮光膜形状の効果が確認できた(判定:○)。一方、比較例2、6、16、20は鏡筒組み込み時に遮光膜が破壊され鏡筒を支持出来なかったため、判定は不可とした。それ以外の比較例については光軸のチルトシフト量は許容値を下回ったものの遮光性能が低下したため判定を△とした。
なお、上述した実施例ではいくつかの遮光膜断面形状の例を示したが、所定の面積比を満たせばこの形状に縛られるものではない。また、本実施例では重ね塗りをジェット式ディスペンサ装置1台で行っているが、複数のジェット式ディスペンサ装置で行っても構わない。また、必要な面積比を実現するために、最初に厚塗りをして後から切削やレーザで削る等の加工方法でも良く、本発明を制限するものではない。以上の塗布方法で作製された遮光膜形状によって、内部散乱によるフレア防止性能を維持しつつ熱伝導を抑えた遮光膜を実現することが出来る。
1 吸着回転シャフト
2 レンズ
3 θ軸回転モータ
4 L字状支持部材
5 X軸直動モータ
6 ジェット式ディスペンサ装置
7 Z軸直動ステージ
8 ジェット式ディスペンサノズル
9 ジェット式ディスペンサコントローラ
10 シーケンサコントローラ
11 圧電素子
12 シャフト
13 インク流路
14 シリンジ
15 インク
16 塗料粒
17 レンズ非光学有効面
18 遮光膜断面
19 鏡筒
20 遮光膜と鏡筒内面との隙間の断面

Claims (7)

  1. 光学有効面と非光学有効面とを有し、該非光学有効面の少なくとも一部に遮光膜を有する光学素子と、該光学素子を内部に保持する鏡筒とを有する光学機器であって、
    前記光学素子は、前記鏡筒の内部に前記遮光膜の一部が接して位置決めされており、
    前記非光学有効面とそれに対向する前記鏡筒の内面とに挟まれた空間を、光軸を含む平面で切ったときの遮光膜の断面が占める面積をS1、該遮光膜が存在しない隙間の断面が占める面積をS2とすると、下記式で定義される面積比が20%以上45%以下であることを特徴とする光学機器。
    面積比=S2/(S1+S2)
  2. 前記遮光膜の断面の膜厚が3μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記非光学有効面の材質がガラスまたは樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  4. 前記鏡筒の材質が金属または樹脂であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学機器。
  5. 前記光学機器は、カメラ、双眼鏡、顕微鏡又は半導体露光装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学機器。
  6. 光学有効面と非光学有効面とを有し、前記非光学有効面の少なくとも一部に遮光膜を有する光学素子の製造方法であって、
    ジェット式ディスペンサ装置を用いて前記光学素子を回転させながら前記非光学有効面に遮光塗料を塗布して前記遮光膜を形成する光学素子の製造方法。
  7. 前記ジェット式ディスペンサ装置の1ドットあたりの吐出量が5nl以上15nl以下であることを特徴とする請求項5に記載の光学素子の製造方法。
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WO2014087900A1 (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 富士フイルム株式会社 固体撮像素子用保持基板及びその製造方法、固体撮像装置

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