JP2017203724A - 台車振動特性把握方法、空転滑走再粘着制御方法、台車振動特性把握装置、及び空転滑走再粘着制御装置 - Google Patents

台車振動特性把握方法、空転滑走再粘着制御方法、台車振動特性把握装置、及び空転滑走再粘着制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空転及び滑走を検知してトルク制御を行う空転滑走再粘着制御において、車両の台車枠の固有振動数を把握する方法を提供する。
【解決手段】台車振動特性把握方法は、車両の走行時に取得した2台の主電動機の回転角速度又は回転角加速度の和からピッチング振動成分を抽出し、ピッチング固有振動数を算出するステップを含む。また、2台の主電動機の回転角速度又は回転角加速度の差から上下振動成分を抽出し、上下固有振動数を算出するステップを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道車両の台車枠の振動特性を把握する台車振動特性把握方法及び台車振動特性把握装置、並びに台車枠の振動による空転及び滑走の誤検知を防止する空転滑走再粘着制御方法及び空転滑走再粘着制御装置に関するものである。
粘着式鉄道は鉄レール(以下、「レール」という)と鉄車輪(以下、「車輪」という)との摩擦力により駆動力及び制動力を発生させるため、車輪とレールとの間の摩擦係数のピーク値である粘着係数より大きな駆動力や制動力がかかると、空転(駆動時)や滑走(制動時)が発生する。特に、雨天時や降雪時は粘着係数が大きく低下することから、空転及び滑走が多く発生する。
一般に主電動機を制御する主制御装置(例えばVVVFインバータ)は、運転台の主幹制御装置や自動運転装置等の指令に基づき、駆動力及び制動力を発生させるが、空転及び滑走が発生すると加減速性能に支障があるだけでなく、騒音及び振動の悪化や、レールや車輪の損傷を招くため、極力防止する必要がある。そこで、鉄道車両では空転滑走を検知次第、トルクを制御する空転滑走再粘着制御が用いられている。
空転滑走再粘着制御では、空転及び滑走を如何にして検知するかというのが一つの重要なポイントであり、その手法の一つとして主制御装置が主電動機の制御に用いる主電動機の回転速度(角速度)の微分値である主電動機の回転角加速度の値によって決定する方法が広く用いられている。この方法では、例えば、主電動機の回転角加速度がある値を超過すると、空転検知として、トルクを引き下げる制御に移行する。なお、主電動機の回転角速度は、主電動機に設けられたセンサを用いる方法の他に、主電動機に印加される電圧及び主電動機に流れる電流から推定する、センサレスベクトル制御も広く用いられている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−325307号公報
平行カルダン方式の鉄道車両の場合、図5に示すように主電動機51は台車枠52に装着されており、歯車装置(駆動装置)53は吊りリンク534により台車枠52から吊られている。図6及び図7に示すように、台車枠52と車軸54との間に軸ばね56が設けられ、また台車枠52と車体との間にはまくらばね57が設けられており、レール面の凹凸やレールの継目等による振動を吸収、分散して車体1への振動の伝達を抑制する働きを有している。かかる構成により、台車枠52は車軸54及び車体1のどちらとも異なる動きで振動する。
台車枠52の振動は、回転角加速度を用いる空転及び滑走の検知に影響を与える。具体的に、台車枠52が振動すると、台車枠52の振動の影響で主電動機51の回転速度にも振動が重畳し、その微分値である主電動機51の回転角加速度にも振動成分が重畳する。そのため、例えば、実際に空転が発生していなくても、台車枠52の振動によって主電動機51の回転角加速度が空転検知閾値を超過した場合、空転が発生したと判断してトルクを引き下げる制御に移行してしまう。空転が発生していないのにも関わらずトルクの引下げを行うと、加減速度の低下だけでなく、トルク変動の発生による乗り心地悪化も招くため、望ましくない。
図8(a)及び図8(b)は、車両走行時の同一台車内の2台の主電動機51の回転角加速度の一例である。横軸は時刻、縦軸は回転角加速度を示す。図8に示すように、レール面の凹凸やレールの継目に起因する台車枠の振動により、空転が発生していないのにも関わらず、回転角加速度が所定の値である空転検知閾値を超え、空転誤検知が発生している(図8の矢印参照)。
台車枠52の振動による空転誤検知を防止する方法として、空転検知閾値を大きくする手法がある。また、主電動機51の回転角加速度を演算する際に挿入されるローパスフィルタのカットオフ周波数を低くして、振動の影響を除外するという手法も考えられる。しかしながら、いずれの手法も誤検知を少なくできる反面、軽度の空転の検知が困難になるため、結果的に空転からの再粘着制御の性能低下を導く。また、振動の振幅によって空転検知閾値又はローパスフィルタのカットオフ周波数が異なることと、軌道やレールの継目の状態が異なるために路線によって設定値が異なることにより、空転検知閾値又はカットオフ周波数の設定が難しいという問題がある。
また、空転に限らず、滑走においても、同様の課題がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、車両の台車枠の固有振動数を把握することが可能な台車振動特性把握方法及び台車振動特性把握装置、並びに台車枠の固有振動数を用いて空転及び滑走の誤検知を防止することが可能な空転滑走再粘着制御方法及び空転滑走再粘着制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様として、車両の台車の台車枠の固有振動数を把握する台車振動特性把握方法は、前記台車は、駆動及び制動のための電動機を備え、前記車両の走行時に取得した前記電動機の回転角速度又は回転角加速度を用いて前記台車枠の固有振動数を把握する把握ステップを含むことを特徴とする。
また、前記把握ステップは、前記台車は前記台車枠に2台の前記電動機を備え、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の和から前記台車枠のピッチング振動の固有振動数を把握することを特徴とする。
また、前記把握ステップは、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の差から前記台車枠の上下振動の固有振動数を把握することを特徴とする。
本発明の第2の態様として、空転及び滑走を検知してトルク制御を行う空転再粘着制御方法は、前記電動機の回転角加速度を用いて、前記のいずれかの台車振動特性把握方法で得られた前記台車枠の固有振動数にもとづき求められた時素を用いて空転及び滑走を検知する検知ステップを含むことを特徴とする。
また、前記検知ステップは、前記時素を前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうちいずれか一方の半周期以上とすることを特徴とする。
また、前記いずれか一方の半周期は前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうち振動数の低いほうの半周期であることを特徴とする。
本発明の第3の態様として、車両の台車の台車枠の固有振動数を把握する台車振動特性把握装置は、前記車両は、駆動及び制動のための電動機を備え、前記車両の走行時に取得した前記電動機の回転角速度又は回転角加速度を用いて前記台車枠の固有振動数を把握することを特徴とする。
また、前記台車は前記台車枠に2台の前記電動機を備え、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の和から前記台車枠のピッチング振動の固有振動数を把握することを特徴とする。
また、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の差から前記台車枠の上下振動の固有振動数を把握することを特徴とする。
本発明の第4の態様として、空転及び滑走を検知してトルク制御を行う空転滑走再粘着制御装置は、前記のいずれかの台車振動特性把握装置で得られた台車枠の固有振動数にもとづき求められた時素を用いて前記空転及び滑走を検知することを特徴とする。
また、前記時素は前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうちいずれか一方の半周期又は前記いずれか一方の半周期以上とすることを特徴とする。
また、前記いずれか一方の半周期は前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうち振動数の低いほうの半周期であることを特徴とする。
本発明によれば、主電動機制御に用いる主電動機の回転角速度又は回転角加速度を用いて台車枠の固有振動数を把握することができる。また、その結果を用いて、空転誤検知及び滑走誤検知を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握装置及び空転滑走再粘着制御装置が設けられた車両の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る空転滑走再粘着制御装置の制御例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握装置の制御例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握方法及び空転滑走再粘着制御方法を示すフローチャートである。 図1に示す車両の台車の構成例を示す図である。 台車枠のピッチング振動により主電動機の回転角速度が変動することを示す図である。 台車枠の上下振動により主電動機の回転角速度が変動することを示す図である。 台車枠の振動により空転誤検知が発生する例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる台車振動特性把握方法による解析例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる空転滑走再粘着制御方法を説明する図である。 台車枠の振動により滑走誤検知が発生する例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握装置100、及び本発明の一実施形態に係る空転滑走再粘着制御装置としての主制御装置2が設けられた車両の構成例を示す図である。図1に示すように、車両は、車体1と、車体1への駆動力や制動力を発生させる主制御装置(空転滑走再粘着制御装置)2と、動力を供給する集電装置3と、車両がレール4上を走行するための台車5とを備える。また、本実施形態では、台車振動特性把握装置100が車両の外部に設けられている。
図2は、主制御装置(空転滑走再粘着制御装置)2の構成例を示すブロック図である。図2に示す例では、主制御装置2は、回転角加速度算出部21と、空転滑走検知部22と、トルク制御部23と、ベクトル制御部24と、インバータ25とを備える。
主制御装置2は、回転角速度を入力する。回転角速度は主電動機51に設けられたセンサ(不図示)から取得しもよいし、主電動機51に流れる電流から推定してもよい。
回転角加速度算出部21は、入力された回転角速度を微分することにより回転角加速度を算出し、空転滑走検知部22に出力する。
空転滑走検知部22は、台車振動特性把握装置100によって求められた時素を入力し、回転角加速度に適用して空転検知及び滑走検知を行う。時素については後述する。
トルク制御部23は、トルク指令値を生成し、ベクトル制御部24に出力する。空転滑走検知部22から空転又は滑走が発生したことを通知されると、再粘着を試みるためにトルクの大きさ(絶対値)が小さくなるように引下げを行うようなトルク指令値を生成する。
ベクトル制御部24は、トルク制御部23からのトルク指令値に対応する電圧指令値を生成し、インバータ25に出力する。
インバータ25は、集電装置3から入力される架線電圧を、一般的にはVVVF(Variable VoltageVariable Frequency)制御により三相交流電力に変換し、主電動機51に出力する。
図3は、本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握装置100の構成例を示すブロック図である。図3に示す例では、台車振動特性把握装置100は、ピッチング振動成分抽出部101と、上下振動成分抽出部102と、ピッチング固有振動数算出部103と、上下固有振動数算出部104と、時素取得部105とを備える。
ピッチング振動成分抽出部101は、2台の主電動機51の回転角加速度の和をとることにより、ピッチング振動成分を抽出し、ピッチング固有振動数算出部103に出力する。ピッチング振動成分とは、台車枠52が前後に回転する方向に振動する成分である。詳細は後述する。
上下振動成分抽出部102は、2台の主電動機51の回転角加速度の差をとることにより、上下振動成分を抽出し、上下固有振動数算出部104に出力する。上下振動成分とは、台車枠52が鉛直方向上下に振動する成分である。詳細は後述する。
ピッチング固有振動数算出部103は、ピッチング振動の固有振動数(以下、「ピッチング固有振動数」という)を算出し、時素取得部105に出力する。振動数の算出には公知の方法を用いることができ、例えば、フーリエ変換を用いる方法や、単位時間あたりの波の数をカウントする方法等による。
上下固有振動数算出部104は、上下振動の固有振動数(以下、「上下固有振動数」という)を算出し、時素取得部105に出力する。
時素取得部105は、回転角加速度が空転検知閾値を超過した場合に空転検知と判断するための閾値超過の継続時間である時素を求め、主制御装置2に出力する。時素を求める方法及び時素を適用する方法について詳細は後述する。
図5は、台車5の構成例を示す図である。図5に示すように、台車5は、中心に車軸54が貫通する車輪55と、車体1と車輪55との間に設けられた台車枠52と、車輪55に与えるトルクを発生する電動機としての主電動機51と、トルクを伝達する歯車装置53及び継手58と、車軸54と台車枠52との間に設けられた軸ばね56(図6、図7参照)と、台車枠52と車体1との間に設けられたまくらばね57と、を備える。また、歯車装置53は吊りリンク534(図6、図7参照)により台車枠52から吊られている。主電動機51は、回転子511と、固定子512とを備える(図6、図7参照)。また、主電動機51は、固定子512を介して台車枠52に装着されている。歯車装置53は、内部に小歯車531及び大歯車533を有する歯車箱532を備える。なお、本構成例では、主電動機51は同一の台車枠52に2つ設けられている。以下、図6の左側を特に「第1主電動機51l」、図6の右側を特に「第2主電動機51r」と記載する。
車両を走行させた際の主電動機51の回転角速度及び回転角加速度には、台車枠52の振動が重畳される。図8は、レール4の継目がある区間での走行において、同一台車5内の2台の主電動機51の駆動時の回転角加速度の一例であり、図8(a)は第1主電動機51lの回転角加速度を示し、図8(b)は第2主電動機51rの回転角加速度を示す。図8(a)及び図8(b)共に、横軸は時刻、縦軸は回転角加速度を示す。図8に示すように、第1主電動機51lの回転角加速度及び第2主電動機51rの回転角加速度は共に、複数の振動成分が重畳され複雑な波形となっている。
振動の重畳について具体的に説明する。歯車装置53が台車枠52から吊りリンク534により吊られていることから、台車枠52が振動した際に、歯車装置53が車軸54を中心とした回転運動を行う。それに伴い、歯車装置53内の歯車箱532に取り付けられた小歯車531が車軸54を中心とした公転運動を行う。また、小歯車531と大歯車533とは遊星歯車と同様の構成になっていることから、小歯車531は公転運動と同時に自転運動も行う。小歯車531は継手58(図5参照)を介して主電動機51の回転子511とつながっていることから、回転子511は小歯車531と同じ方向に回転する。一方で、主電動機51の固定子512は台車枠52に装着されていることから、台車枠52の回転方向と同じ方向に回転する。
さらに具体的に、本構成例において、駆動の際に台車枠52がピッチング振動を起こした場合に関して図6を用いて説明する。図6は、台車枠52のピッチング振動により主電動機51の回転角速度が変動することを示す図である。ここでは、台車枠52の左側52lが押し下げられ、右側52rが押し上げられるように反時計回りに回転する例を示す。かかるピッチング振動により、第1の歯車箱532lは、第1の吊りリンク534lを介して押し下げられ、第1の車軸54lを中心軸として時計回りに回転する。これに伴い、第1の小歯車531lは、第1の大歯車533lに対して下がる方向に公転運動し、これにより時計回りに自転運動する(図6の矢印参照)。そして、第1の回転子511lは、第1の小歯車531lと同じ方向、すなわち時計回りに回転する(図6の矢印参照)。一方、第1の固定子512lは台車枠52の回転方向である反時計回り方向、すなわち第1の小歯車531lの回転と反対方向に回転する(図6の矢印参照)。このとき生じる、第1の回転子511lの回転と、第1の固定子512lの回転との相対的な回転角速度が、回転数の変動として第1主電動機51lに重畳される。すなわち、台車枠52のピッチング振動により第1主電動機51lの回転子511lと固定子512lとの間に振動成分が重畳されることから、主電動機51の回転角速度及び回転角加速度に振動成分が重畳され、回転角速度が変動すると共に回転角加速度も変動する。
同様に、同一台車5内に備えられている、第2主電動機51rの振動成分の重畳方向を見ると、第2の歯車箱532rは、第2の吊りリンク534rを介して押し上げられ、第2の車軸54rを中心軸として時計回りに回転するため、第2の小歯車531rは、第2の大歯車533rに対して上がる方向に公転運動し、これにより時計回りに自転運動する(図6の矢印参照)。そして、第2の回転子511rは第2の小歯車531rと同じ方向、すなわち時計回りに回転する(図6の矢印参照)。一方、第2の固定子512rは台車枠52の回転方向である反時計回り方向、すなわち第2の小歯車531rと反対方向に回転する(図6の矢印参照)。以上のように、第2の回転子511r及び第2の固定子512rは、第1の回転子511l及び第1の固定子512lとそれぞれ同じ方向に回転する。このようにして、台車枠52のピッチング振動に対しては、第2主電動機51rに、第1主電動機51lと同一方向の振動成分が重畳する。
図7は、台車枠52の上下振動により主電動機51の回転角速度が変動することを示す図である。図7のように台車枠52が上下振動を起こした場合にも主電動機51に振動成分が重畳する。しかしながら、上下振動では、ピッチング振動とは異なり、台車枠52の回転運動が生じないため、主電動機51の固定子512の回転運動はせず、回転子511のみが回転運動をする。また、図7に示すように、第1の歯車箱532l及び第2の歯車箱532rは共に押し上げられる方向に回転するため、回転子511l、511rは互いに反対方向に回転する(図7の矢印参照)。このようにして、上下振動では、同一台車内の2台の主電動機51l、51rのそれぞれの回転子511l、511rは互いに反対方向の振動成分が重畳する。
すなわち、2台の主電動機51l、51rの回転角速度及び回転角加速度には、ピッチング振動成分は互いに同位相で重畳され、上下振動成分は互いに逆位相で重畳される。
そのため、実際に走行した際の台車5内の2台の主電動機51l、51rの回転角速度又は回転角加速度の和をとることにより、台車枠52のピッチング振動成分が重畳されて台車枠52の上下振動成分が含まれないデータをとることができる。一方で、同様に2台の主電動機51l、51rの回転角速度又は回転角加速度の差をとることにより、台車枠52の上下振動成分が重畳されて台車枠52のピッチング振動成分が含まれないデータをとることができる。すなわち、主電動機51の回転角速度又は回転角加速度に重畳される台車枠52の振動成分を、ピッチング振動成分と上下振動成分に分離することができる。
図4は、本発明の一実施形態に係る台車振動特性把握方法及び空転滑走再粘着制御方法を示すフローチャートである。本実施形態では、上述したように台車振動特性把握装置100が車両の外部に設けられており、台車5の振動特性の把握は車両の外部で行う。換言すれば、時素は、走行中にリアルタイムで更新する値として求めるのではなく、別途実施する試験走行によって、固定パラメータとして予め設定する値として求める。
主制御装置2は、2台の主電動機51の回転角速度をそれぞれ取得し(ステップS1)、回転角加速度算出部21にて回転角加速度を算出する(ステップS2)。台車枠52の固有振動数を把握する台車振動特性把握方法(ステップS30)では、ピッチング振動成分抽出部101にてピッチング振動成分を抽出し(ステップS3)、上下振動成分抽出部102にて上下振動成分を抽出し(ステップS4)、ピッチング固有振動数算出部103にてピッチング固有振動数を算出し(ステップS5)、上下固有振動数算出部104にて上下固有振動数を算出する(ステップS6)。
図9は本発明の一実施形態にかかる台車振動特性把握方法による解析例であり、図9(a)及び図9(b)は、それぞれ、図8のデータの2台の主電動機51l、51rの回転角加速度の和及び差をとったものである。図9(a)及び図9(b)共に横軸は時刻、縦軸は回転角加速度を示す。図9(a)に示すように、2台の主電動機51l、51rの角速度の和から台車枠52のピッチング振動の振動数は8Hz程度であり、図9(b)に示すように、2台の主電動機51l、51rの回転角速度の差から台車枠52の上下振動の振動数は5Hz程度である。このようにして、両者が分離されておりそれぞれの固有振動数を明確に把握できる。なお、ピッチング固有振動数及び上下固有振動数は互いに異なり、それぞれ10Hz程度又はそれ以下である場合が多い。
固有振動数把握ステップS30では、続いて時素取得部105にて時素を取得する(ステップS7)。時素は、空転誤検知を発生させる振動成分の振動数の半周期以上とするのが好適である。例えば、空転誤検知を発生させる振動成分の振動数の半周期、あるいは振動数の半周期に僅かな余裕を持たせた値とする。例えば、半周期の半分程度の余裕を持たせた値とする。
空転誤検知は、ピッチング振動及び上下振動の両者が影響する場合と、一方のみが影響する場合とがある。一方のみが影響する場合は影響するほうの振動成分に基づき時素を設定し、両者が影響する場合は振動周期が長いほう、すなわち振動数の低いほうの振動成分に基づき時素を設定する。例えば、図8と図9とを照らし合わせることにより、台車枠52のピッチング固有振動数である8Hz程度の振動の影響で空転誤検知が発生したことが分かる。この場合、時素を8Hzの振動の半周期程度、すなわち16Hzに相当する約0.0625秒に設定する。
次に、空転滑走再粘着制御方法では、空転滑走検知部22にて、時素取得部105にて求められた時素を走行中に取得する回転角加速度にリアルタイムで適用し、空転滑走を検知し(ステップS8)、空転又は滑走が検知された場合は、トルク制御部23にてトルク制御を行い再粘着させる(ステップS9)。
主電動機51の回転角加速度を用いる従来の空転検知方法では、回転角加速度の大きさが瞬間的にであっても空転検知閾値を超過したものを全て空転と判断する。そのため、台車枠52の振動により主電動機51l、51rの回転角加速度に振動成分が重畳することに起因して回転角加速度が空転検知閾値を超過した場合に、空転していないにも関わらず空転が発生したものと判断してしまう空転誤検知の問題があった。同様に、従来の滑走検知方法では、回転角加速度の大きさが瞬間的にであっても滑走検知閾値を下回ったものを全て滑走と判断するため、台車枠52の振動にに起因して回転角加速度が滑走検知閾値を下回った場合に、滑走していないにも関わらず滑走が発生したものと判断してしまう滑走誤検知の問題があった。本発明では時素を設けているため、空転滑走誤検知を防止することができる。
図10は、本発明の一実施形態にかかる空転滑走再粘着制御方法を説明する図であり、図10(a)は駆動時の第1主電動機51lの回転角加速度を示し、図10(b)は駆動時の第2主電動機51rの回転角加速度を示す。図10(a)及び図10(b)共に、横軸は時刻、縦軸は回転角加速度を示す。矢印は時素を示す。空転滑走検知部22は、通常の車両走行における回転角加速度が空転検知閾値を超えている継続時間が時素よりも長い場合、空転が発生したものと判断し、時素よりも短い場合は、空転が発生していないものと判断する(図10矢印参照)。図10に示す例では、回転角加速度が空転閾値を超える領域がいくつか発生しているが、いずれも空転閾値を超えている継続時間が時素より短く、空転検知とされない。このようにすることにより、図10に示すように、台車枠52の振動による空転誤検知を防ぐことができる。
上述した空転誤検知の抑制方法は、制動の際の滑走誤検知にも適用することができる。図11は台車枠の振動により滑走誤検知が発生する例であり、図11(a)は制動時の第1主電動機51lの回転角加速度を示し、図11(b)は制動時の第2主電動機51rの回転角加速度を示す。図11(a)及び図11(b)共に、横軸は時刻、縦軸は回転角加速度を示す。図11(a)(b)に示すように、滑走の場合、滑走検知閾値が負の値を持つ点と、滑走検知を判断する際に回転角加速度が滑走検知閾値より下回っている継続時間を使用する点で、空転検知と異なる。
本発明に係る台車振動特性把握方法及び台車振動特性把握装置によると、主電動機制御に用いる主電動機の回転角速度又は回転角速度情報を用いて台車枠52の振動の固有振動数を把握することが可能である。そのため、台車枠52の振動を検出するためのセンサ等は不要である。
また、本発明に係る空転滑走再粘着制御方法及び空転滑走再粘着制御装置によると、空転及び滑走の誤検知を防ぐことが可能である。台車枠52の固有振動数は振幅によらず一定となる傾向があるため、想定外の振幅の振動であっても対応可能であり、従来のローパスフィルタによる振動成分を減衰する方法や、空転検知閾値を上げる方法で起こる空転検知の遅れを抑制できる。
さらに、台車枠52の振動の影響を受けなくなることから、空転閾値を下げることが可能となる。そのため、結果的に空転検知の遅れを抑制できる。
なお、鉄道車両用の台車として、特開2013−177097号公報に記載のように従来の台車枠に変えて横ばり及び板バネを用いた構成の台車も発明されている。この構成は、電動機は横ばりに装着されており、歯車装置も連結機構によって横ばりに吊られており、横ばりと車体の間に空気バネがあることから、上記文献における横ばりは本発明における台車枠に相当する。そのため、本発明は上記文献に記載の構成の台車にも適用可能である。その他、様々な構成の台車にも適用可能である。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、台車振動特性把握方法及び台車振動特性把握装置において、回転角加速度を用いたが、回転角速度を用いることも可能である。さらに、台車振動特性把握装置100が車両の外部に設けられている構成について説明したが、主制御装置2が台車振動特性把握装置100を有し、リアルタイムで時素を求めるような構成であってもよい。また、歯車装置53は、小歯車531及び大歯車533とを備える1段減速の構成であるが、複数段減速の構成であってもよい。また、主電動機51が車軸54に平行に配置された平行カルダン方式について説明したが、本発明は、かさ歯車等を用いて主電動機が車軸と直交するように配置された直角カルダン方式にも適用可能である。
本発明により、台車枠の振動の影響があっても空転誤検知することなく確実な空転滑走再粘着制御を実現できるため、台車を有する車両に有用である。
1 車体
2 主制御装置(空転滑走再粘着制御装置)
3 集電装置
4 レール
5 台車
21 回転角加速度算出部
22 空転滑走検知部
23 トルク制御部
24 ベクトル制御部
25 インバータ
30 点線枠
51 主電動機
51l 第1主電動機
51r 第2主電動機
511 回転子
511l 第1の回転子
511r 第2の回転子
512 固定子
512l 第1の固定子
512r 第2の固定子
52 台車枠
52l 台車枠の左側
52r 台車枠の右側
53 歯車装置
531 小歯車
531l 第1の小歯車
531r 第2の小歯車
532 歯車箱
532l 第1の歯車箱
532r 第2の歯車箱
533 大歯車
533l 第1の大歯車
533r 第2の大歯車
534 吊りリンク
534l 第1の吊りリンク
534r 第2の吊りリンク
54 車軸
54l 第1の車軸
54r 第2の車軸
55 車輪
56 軸ばね
57 まくらばね
58 継手
100 台車振動特性把握装置
101 ピッチング振動成分抽出部
102 上下振動成分抽出部
103 ピッチング固有振動数算出部
104 上下固有振動数算出部
105 時素取得部

Claims (12)

  1. 車両の台車の台車枠の固有振動数を把握する台車振動特性把握方法であって、
    前記台車は、駆動及び制動のための電動機を備え、
    前記車両の走行時に取得した前記電動機の回転角速度又は回転角加速度を用いて前記台車枠の固有振動数を把握する把握ステップを含むことを特徴とする、台車振動特性把握方法。
  2. 前記台車は台車枠に2台の前記電動機を備え、
    前記把握ステップは、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の和から前記台車枠のピッチング振動の固有振動数を把握することを特徴とする、請求項1に記載の台車振動特性把握方法。
  3. 前記把握ステップは、前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の差から前記台車枠の上下振動の固有振動数を把握することを特徴とする、請求項1又は2に記載の台車振動特性把握方法。
  4. 空転及び滑走を検知してトルク制御を行う空転滑走再粘着制御方法であって、
    前記電動機の回転角加速度を用いて、請求項1から3のいずれか一項に記載の台車振動特性把握方法で得られた前記台車枠の固有振動数にもとづき求められた時素を用いて前記空転及び滑走を検知する検知ステップを含むことを特徴とする、空転滑走再粘着制御方法。
  5. 前記検知ステップは、前記時素を前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうちいずれか一方の半周期以上とすることを特徴とする、請求項4に記載の空転滑走再粘着制御方法。
  6. 前記いずれか一方の半周期は、前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうち振動数の低いほうの半周期であることを特徴とする、請求項5に記載の空転滑走再粘着制御方法。
  7. 車両の台車の台車枠の固有振動数を把握する台車振動特性把握装置であって、
    前記車両は、駆動及び制動のための電動機を備え、
    前記車両の走行時に取得した前記電動機の回転角速度又は回転角加速度を用いて前記台車枠の固有振動数を把握することを特徴とする、台車振動特性把握装置。
  8. 前記台車は、前記台車枠に2台の前記電動機を備え、
    前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の和から前記台車枠のピッチング振動の固有振動数を把握することを特徴とする、請求項7に記載の台車振動特性把握装置。
  9. 前記2台の電動機の回転角速度又は回転角加速度の差から前記台車枠の上下振動の固有振動数を把握することを特徴とする、請求項7又は8に記載の台車振動特性把握装置。
  10. 空転及び滑走を検知してトルク制御を行う空転滑走再粘着制御装置であって、
    請求項7から9のいずれか一項に記載の台車振動特性把握装置で得られた台車枠の固有振動数にもとづき求められた時素を用いて前記空転及び滑走を検知することを特徴とする、空転滑走再粘着制御装置。
  11. 前記時素は、前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうちいずれか一方の半周期又は前記いずれか一方の半周期以上であることを特徴とする、請求項10に記載の空転滑走再粘着制御装置。
  12. 前記いずれか一方の半周期は、前記台車枠のピッチング振動の固有振動数と前記台車枠の上下振動の固有振動数とのうち振動数の低いほうの半周期であることを特徴とする、請求項11に記載の空転滑走再粘着制御装置。
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