JP2017202902A - 昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減により、組み立て工程やコストの低減化を図ることができる昇降装置の提供。【解決手段】昇降装置1は、支柱12に昇降可能に配置された停止・ロック分力発生部3の第2スライダー60と第3スライダー80が互いに平行な傾斜面同士が昇降方向の上下で接触し、第3スライダー80にばね部4のばね力を付与する。第2スライダー60には、楔効果により昇降方向と直交する前後方向に後方分力FRが発生する。第2スライダー60の背面側に設けた係合凸部73が、支柱12の背面壁13に凹設した第1、第2ロック凹部19、20の位置でクリック嵌合し、第1、第2ロック凹部19、20の間で支柱12の背面壁13に加圧接触して被昇降体2をその位置に停止させる。【選択図】図2

Description

本発明は、液晶ディスプレイ(モニター)等の表示装置を被昇降体として上下方向の任意の位置に静止保持できる昇降装置に関する。
液晶ディスプレイ(モニター)等の表示装置、例えば大型サイズの表示装置を上下方向の任意の位置に静止保持できる昇降装置が提案されている(特許文献1、2)。
これらの昇降装置は、取付ブラケットに取り付けられた表示装置等の被昇降体を上下方向の下限のロック位置と上限のロック位置にロック機構によりロック保持可能としている。例えば下限のロック位置にロックされている被昇降体を操作者が上方に押し上げると、ロック機構のロックが解除され、ばね部のばね力に付勢されて軽い押し上げ力で上方に向けて移動する。そして、操作者が被昇降体の押し上げを停止すると、摩擦力を利用したフリクション機構の作用でその位置に停止する。
操作者が被昇降体を上下のロック位置間の任意の停止位置から上方又は下方のロック位置まで押し上げ又は押し下げると、ロック機構が動作して自動的に取付ブラケットがロック位置にロックされる。上限のロック位置において、被昇降体の自重でロック機構がロック解除されることがない。同様に、下限のロック位置において、ばね部のばね力でロック機構がロック解除されることがない。
特開2006−153957号公報 特開2003−295161号公報
従来の昇降装置は、特許文献1、2に開示されているように、取付ブラケット、フリクション機構、ロック機構、ばね部等の部品により構成されている。
本発明の目的は、部品点数の削減により、組み立て工程やコストの低減化を図ることができる昇降装置を提供しようとするものである。
本発明の目的を達成する昇降装置の第1の構成は、被昇降体を昇降方向の任意の位置に停止保持可能な昇降装置であって、昇降方向に延び、昇降方向に沿った支柱壁部に、1又は昇降方向の上下に離隔してロック位置をなす複数のクリック嵌合部が形成された支柱と、前記支柱に対して昇降可能に配置され、昇降方向上方に向うばね力により昇降方向と直交する方向に移動部材を移動させ、前記支柱の内側から外側に向う外向き分力を発生させる停止・ロック分力発生部と、前記移動部材の先端部に設けられ、前記外向き分力により前記クリック嵌合部の位置で当該クリック嵌合部にクリック嵌合すると共に、昇降範囲内の任意の位置で、前記外向き分力により前記支柱壁部の内壁面に加圧接触する係合凸部と、前記停止・ロック分力発生部に設けられ、前記被昇降体を取り付ける被昇降体取付部材と、前記停止・ロック分力発生部に対して昇降方向上方へばね力を付与するばね部と、を有する。
本発明の目的を実現する昇降装置の第2の構成は、上記した第1の昇降装置において、前記停止・ロック分力発生部は、前記支柱内を昇降方向に沿って昇降可能で、前記被昇降体取付部材が固定された第1スライダーと、前記第1スライダー内に配置された移動部材をなす前記第2スライダーと、前記第2スライダーの下面に当接し、前記ばね部のばね力が付与される第3スライダーを有し、前記第2スライダーと第3スライダーの当接面が互いに平行な傾斜面に形成されていることを特徴とする。
本発明の目的を実現する昇降装置の第3の構成は、上記した第1の昇降装置において、前記停止・ロック分力発生部は、前記支柱内を昇降方向に沿って昇降可能で、前記被昇降体取付部材が固定された第1スライダーと、前記第1スライダー内に配置され、昇降方向に沿ってリンク部材を連結したリンク機構を有し、昇降方向の下方の前記リンク部材に前記ばね部のばね力が付与されることを特徴とする。
本発明の目的を実現する昇降装置の第4の構成は、上記したいずれかの昇降装置において、前記ばね部は、ばね力の異なる複数のばねを昇降方向に沿った軸線を同一軸線として配置したことを特徴とする。
本発明の目的を実現する昇降装置の第5の構成は、上記したいずれかの昇降装置において、前記係合凸部の先端面は、部分的に凹部又は凸部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、被昇降体を所定のロック位置でロックするためのロック機構と、昇降範囲内で被昇降体をロック位置以外の任意の昇降位置で停止するフリクション機構を兼用させることができ、部品点数の削減が果たせ、また簡単な構成とすることができる。このため、組み立て工数の低減、コストの低減化を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、第1スライダー、第2スライダーと第3スライダーの3つの部品により楔効果を利用して、フリクション機構とロック機構を構成することができ、確実に外向きの分力を発生させることができる。
請求項3に係る発明によれば、リンク機構という簡単な構成で、フリクション機構と、ロック機構を構成することができる。
請求項4に係る発明によれば、ばね部をコンパクトに構成することができ、またばね力の調整を細かく設定することができる。
請求項5に係る発明によれば、係合凸部がフリクション機構として作用する際に、高い摩擦力を得ることができる。
本発明に係る昇降装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示した昇降装置の分解斜視図である。 図2の第1スライダーを示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 図2の第2スライダーを示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)のB矢視図(正面図)、(d)は(a)のC矢視図(右側面図)である。 図2の第3スライダーを示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)のD−D矢視断面図、(c)はロック状態における第2スライダーと第3スライダーとの関係を示す縦断面図、(d)は任意位置での停止状態における第2スライダーと第3スライダーとの関係を示す縦断面図である。 図1に示す昇降装置のE−E矢視断面図で、取付ブラケットが上限のロック位置にロックされた状態を示す。 図1に示す昇降装置のE−E矢視断面図で、取付ブラケットが下限のロック位置にロックされた状態を示す。 図1に示す昇降装置のE−E矢視断面図で、取付ブラケットが上限のロック位置と下限のロック位置の間に摩擦保持された状態を示す。 本発明に係る昇降装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明による昇降装置を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
第1実施形態
図1〜図8は本発明の第1実施形態を示す。なお、図において、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、Z軸とし、昇降装置1において、X軸方向を幅方向(左右方向と言うこともある)、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を昇降方向(上下方向と言うこともある)とし、前後方向の前面側をFS、背面側をRSとする。また、左右方向は前面側FSから背面側RSを見て左側、右側とする。
昇降装置1の全体構成
図1は本発明に係る昇降装置1の第1実施形態を示す斜視図、図2はその分解斜視図である。
図1と図2において、昇降装置1は、例えば液晶モニター等の被昇降体2を取付るベース部材10と、ばねガイド筒30と、圧縮コイルスプリングの第1ばね35と、圧縮コイルスプリングの第2ばね36と、第1スライダー40と、移動部材である第2スライダー60と、第3スライダー80と、被昇降体2を取付る被昇降体取付部材である取付ブラケット100を有する。昇降装置1は例えば専用の載置台A上に設置する。第1スライダー40と、第2スライダー60と、第3スライダー80が一体的に昇降する停止・ロック分力発生部3を構成している。また、第1ばね35と第2ばね36により、停止・ロック分力発生部3を昇降方向の上方に向けて付勢するばね部4を構成している。
なお、図2において、ベース部材10と取付ブラケット100は前面側FSをそれぞれ前面に向けて表しているが、第1スライダー40と、第2スライダー60と第3スライダー80は、背面側RSに特徴を有するため、背面側RSを前面に向けて表してある。
被昇降体2としては、液晶ディスプレイ(モニター)等の表示装置を例示することができるが、これに限定されるものではない。
ベース部材10の構成
ベース部材10は、昇降装置1が設置される専用の載置台A上に図示してない取付ネジで取り付けられる底プレート11と、底プレート11の背面側RSに立設された昇降方向に延びる箱型筒形状に形成された支柱12とを有する。支柱12は、背面壁13と、背面壁13の左右両側から前面側に向けて折曲された幅方向両側の左右の側壁14、15を有する。左側壁14と右側壁15の前面から幅方向の内側に向けて、互いに向かい合うように左右のフランジ壁16、17が折曲されている。左フランジ壁16と右フランジ壁17との間には、所定幅の開口面18が形成される。
支柱12の内外が開口面18を介して連通することで、後述する取付ブラケット100が支柱12に対して昇降自在となる。支柱12の左右の側壁14,15の各上端端部には、ストッパーネジ10a、10aが取り付けられ、このストッパーネジ10a、10aに第1スライダー40の上端部が当接することにより、支柱12内に配置された昇降する部品が抜け出ないようにしてある。尚、ストッパーピンネジ10a、10aに代えて、図示してない蓋部材を支柱12の上端部へ固着するように構成しても良い。
支柱12は、前面側FSに開口面18が形成された箱型筒形状のいわゆるC型鋼(リップ溝形鋼)の形状に形成されているが、円筒形状、楕円形状であっても良い。
ベース部材10の支柱壁部を成す背面壁13には、幅方向の中央部に、ロック機構を構成するクリック嵌合部である第1ロック凹部19と第2ロック凹部20が上下に間隔を有して形成されている。第1ロック凹部19は昇降装置1の上限ロック位置を決め、第2ロック凹部20は昇降装置1の下限ロック位置を決めるためのもので、後述する第2スライダー60の台形形状に形成された係合凸部73が係合可能としている。
図5(c)(d)、図6〜図8に示すように、第1ロック凹部19と第2ロック凹部20は、縦断面が台形の凹形状に形成されている。第1ロック凹部19と第2ロック凹部20の上下の対向する内面21、22は、後述する第2スライダー60の係合凸部73の外形形状に合わせて、前後方向の後方に向うに従って対向長さが短くなる傾斜面に形成されている。
本実施形態において、第1ロック凹部19と第2ロック凹部20の幅方向左右の対向する内面23、24は、上下の対向する内面21、22と同様に、後述する第2スライダー60の係合凸部73の外形形状に合わせて、前後方向の後方に向うに従って対向長さが短くなる傾斜面に形成されている。
ばねガイド筒30、ばね部4(第1ばね35、第2ばね36)の構成
ばねガイド筒30は、上端が開口した底部を備えた円筒部31と、円筒部31の底部に一体的に形成された取付フランジ部32とを有する。ばねガイド筒30は、支柱12内の中央部に位置して、ベース部材10の底プレート11に、取付フランジ部32が図示してないねじとナットにより取り付けられる。
ばね部4は、第1ばね35内に、第2ばね36が内装される。第1ばね35と第2ばね36は、被昇降体2の荷重Wを受ける緩衝作用を果たす役割と、被昇降体2を昇降方向の任意の位置に保持するために要する後述する後方分力を発生させる役割と、被昇降体2を昇降方向の上方に移動させる際のサポート力を果たす役割を有する。
第1ばね35と第2ばね36の昇降方向における自由高さは、支柱12の昇降方向における高さよりも高く設定しているが、このものに限定されない。また、第1ばね35は第2ばね36よりも昇降方向における自由高さが長く設定されている。さらに、第1ばね35と第2ばね36を昇降方向における同じ高さに圧縮するのに要する荷重は、第1ばね35が第2ばね36よりも大きい。
ばねガイド筒30の円筒部31内には、ばね力F1の第1ばね35と、ばね力F2(F1>F2)の第2ばね36が内装される。第1ばね35と第2ばね36が円筒部31内に内装された状態において、第1ばね36と第2ばね36の昇降方向上端は円筒部31の上端よりも上方に突出している。
第1ばね35と第2ばね36は、第3スライダー80と当接し、昇降方向の上方に向けてそれぞれのばね力(F1、F2)を作用させる。
第1スライダー40、取付ブラケット100の構成
図3は第1スライダー40を示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図を示す。
第1スライダー40は、外形を直方体形状とする第1本体部41を有する。第1本体部41は、支柱12の内部にガタなく収容され、昇降方向に沿って移動可能としている。第1本体部41は、頂壁部42と、前壁部43、背壁部44と左右の側壁部45、46により取り囲まれ、底面側が開口した中空形状に形成されている。
図3に示すように、取付ブラケット100は、第1本体部41の頂壁部42にネジ固定される固定プレート部101と、被昇降体2が取り付けられる取付プレート部102と、取付プレート部102の後端から後方に向けて延び、支柱12の開口面18に差し込まれるガイドプレート部103と、ガイドプレート部103と固定プレート部101を昇降方向で段差を有して接続する接続プレート部104を有する。
取付ブラケット100は、図3(b)に示すように、固定プレート部101の後端から昇降方向の下方に向けて折り曲げ形成されたフックプレート部101aが第1本体部41の頂壁部42に形成した係合凹部54に左右方向においてガタなく差し込まれる。取付ブラケット100は、取り付けブラケット100の接続プレート部104の背面側に第1本体部41の前壁部43が位置するようにして第1スライダー30に装着される。
第1本体部41の頂壁部42には、ガイド孔47が形成されている。ガイド孔47は、後述する第3スライダー80のスライドガイド筒82を昇降方向にスライド可能にガイドする。頂壁部42には、ガイド孔47の左右方向にネジ穴48、49が形成される。取付ブラケット100の固定プレート部101に形成された左右のねじ通し孔105、106が左右のねじ穴48、49の上に位置する。
図3(b)に示すように、ねじ109を左右のねじ通し孔105、106を通して左右のねじ穴48、49にねじ込むことで、取付ブラケット100が第1スライダー40に固定される。その際、第1本体部41の前壁部43に左右方向に隔設して突出形成した位置決め突起50が接続プレート部104に形成した位置決め孔107、108が係合して位置決めされる。
したがって、第1スライダー40と被昇降体2は、取付ブラケット100を介して一体に昇降する。
第1本体部41の背壁部44には、左右方向に沿って細長い矩形形状の開口窓51が形成されている。開口窓51は、開口上縁が頂壁部42の下面と略一致して形成されている。開口窓51には、後述する第2スライダー60の係合凸部73が前後方向に沿って移動可能に嵌まり込む。第1スライダー40がベース部材10の支柱12内を昇降する際、開口窓51は第1ロック凹部19、第2ロック凹部20に臨むようになっている。
第1本体部41の頂壁部42の下面には、ガイド孔47の左右に、一対のガイドレール52が前後方向に沿って形成されている。一対のガイドレール52には、後述する第2スライダー60の左右に設けた一対のガイド溝71、72がスライド自在に嵌合する。第1本体部41の空所に形成されている内部53内には、後述する第2スライダー60が前後方向にスライド可能に収容され、さらに第3スライダー80が昇降方向に移動可能に収容される。
第2スライダー60と第3スライダー80の構成
図4は第2スライダー60を示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)のB矢視図(正面図)、(d)は(a)のC矢視図(右側面図)を示す。図5は第3スライダーを示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)のD−D矢視断面図、(c)はロック状態における停止・ロック分力発生部3を構成する第2スライダーと第3スライダーとの関係を示す縦断面図、(d)は任意位置での停止状態における停止・ロック分力発生部3を構成する第2スライダーと第3スライダーとの関係を示す縦断面図である。
第2スライダー60と第3スライダー80は、第1スライダー40の内部53内に上下方向に重なって収容される。第2スライダー60の下面に第3スライダー80の上面が摺動自在に接触する。第3スライダー80は、第1スライダー40の第1本体41の内部53内において、前後方向及び左右方向への移動が規制され、昇降方向への移動が許容される。
第2スライダー60は、第1スライダー40の第1本体41の内部53内を前後方向に沿って移動可能とし、左右方向への移動が規制される。第2スライダー60は、第1ばね35と第2ばね36のばね力(F1、F2)により上向きに付勢される第3スライダー80と、第1本体41の頂壁部42の下面との間に挟まれて加圧保持されている。このため、被昇降体2の荷重Wを受ける第1スライダーと、第2スライダー60は、昇降方向の上下方向に沿って一体的に移動する。
第2スライダー60の下面と第3スライダー80の上面との接触面は傾斜面で接触し、第3スライダー80に昇降方向上向きのばね力(F1、F2)が作用すると、前記接触面で生じる分力が第2スライダー60を前後方向の後方に向けて作用する。
一方、第1スライダー40を昇降方向の下方に押し下げると、第2スライダー60が第1スライダー40と一体に昇降方向下方に移動する。この時の、第2スライダー60と第3スライダー80との動作状態は後述する。
第2スライダー60を説明する前に、第3スライダー80を先に説明する。
図5は第3スライダー80を示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)のD−D矢視断面図、(c)はロック状態における第2スライダー60と第3スライダー80との関係を示す縦断面図、(d)は任意位置での停止状態における第2スライダー60と第3スライダー80との関係を示す縦断面図である。なお、図5(c)(d)において、第1スライダー40は図3(a)のE−E矢視断面(図1のE−E矢視断面に対応)を示し、第2スライダー60は、図4(b)のE−E矢視断面(図1のE−E矢視断面に対応)を示し、第3スライダー80は図5(a)のE−E矢視断面(図1のE−E矢視断面に対応)を示す。
第3スライダー80は、左右方向に細長い略矩形形状の傾斜台部81と、昇降方向に沿って傾斜台81から上方に向けて延びる円筒形状のスライド筒部82を有する。
傾斜台部81は、外形の輪郭が第1スライダー40の第1本体41の内部53の内形の輪郭に略合致した形状に形成され、昇降方向のみに移動可能に嵌合する。傾斜台部81の上壁部83は、前面側FSを高く、背面側RSを低くした傾斜面に形成される。傾斜している上壁部83には、傾斜方向に沿って左右に一対のガイドレール84が形成されている。なお、傾斜台部81は、内部が前後方向及び左右方向に所定間隔にリブ81a、81bを形成した格子構造に形成されている。
スライド筒部82は、上端が天井部85により塞がれ、下端が開口している。スライド筒部82は、傾斜台部81の左右方向の略中央位置に配置され、傾斜面の上壁部83から上方に支出されている。
スライド筒部82は、昇降方向の下端位置まで降下した状態で、ばねガイド筒30に外装される。スライド筒部82の内部には、第1ばね35の上端と第2ばね36の上端が当接し、昇降方向の上方に向けたばね力F1、F2が第3スライダー80に作用する。
図4は第2スライダー60を示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)のB矢視図(正面図)、(d)は(a)のC矢視図(右側面図)である。
移動部材である第2スライダー60は、上面が略矩形形状に形成された第2本体部61を有する。第2本体部61は、第1スライダー40の第1本体41内の内部53内に左右方向においてガタなく収容される長さに形成され、前後方向に対しては移動可能なクリアランスを有する前後方向の長さに形成されている。第2本体部61の前後方向の長さは、第3スライダー80の傾斜台部81の前後方向の長さよりも短く形成されている。
第2本体部61は、平坦な上端の上壁部62と、背面側RSの背壁部63と、左右の側壁部64、65と、前面側FSの前壁部66と、傾斜面の底壁部67とを有する。
上壁部62には、前面側FSを開口するU字形状の切欠き部68が形成されている。切欠き部68は、半径Rの円弧部69と、左右方向の幅が2Rの開口部70を有する。第3スライダー80のスライド筒部82の外径は、切欠き部68の開口部70の開口幅2Rと等しく形成される。第2スライダー60の切欠き部68は、第3スライダー80のスライド筒部82に、前後方向に沿ってスライド自在に嵌合する。
上壁部62には、切欠き部68の左右両側に、前後方向に沿って延びるガイド溝71、72が形成される。ガイド溝71、72は、第1スライダー40内に配置された状態で、図4(b)に示す一対のガイドレール52に嵌まり込み、第2スライダー60の前後方向のスムーズな移動を保証する。
背壁部63には、台形形状の係合凸部73が前後方向後方に向けて突出する。係合凸部73は、上下の対向する2側面の対向幅と、左右の対向する2側面の対向幅が前後方向の後方に向うに従って狭くなるテーパー形状に形成されている。係合凸部73の左右方向の幅は長いことが望ましく、第1スライダー40の開口窓51にスライド自在に入り込む長さに設定されている。係合凸部73は、背壁部63に交換可能に装着される。
また、第2スライダー60の係合凸部73の前後方向後方に向けて突出する突出長さは、図5(c)に示すように、第2スライダー60の第2本体部61が第1スライダー40の背壁部44に当接した状態(第2スライダー60が前後方向後方に最も移動した状態)において、背壁部44に形成された開口窓51を貫通し、さらに、ベース部材10の支柱12の背面壁13に形成した第1ロック凹部19(第2ロック凹部20)の底面に達するまでの長さに設定している。
さらに、第2本体部61の前後方向の長さは、第1スライダー40の内部53内において、図5(d)に示すように、係合凸部73の先端面73aが図5(c)に示す位置から支柱12の背面壁13に当接する位置まで、少なくとも前後方向前方に後退できる長さに設定できれば良い。本実施形態では、第2スライダー60を第1スライダー40の内部53内に装着できるようにするために、第2本体部61と係合凸部73の長さも含めて内部53の前後方向の長さよりも若干短く設定している。
第2本体部61の係合凸部73の先端面73aは、部分的に複数の窪み部(凹部)76が形成される。図5(d)に示すように、係合凸部73が支柱12の背面壁13にばね力(F1、F2)の分力で加圧接触している状態において、窪み部76の存在で先端面73aが背面壁13に接触する接触面積が減少するが、逆に接触している部分に加圧力が集中し、摩擦力が増加する。このため、第1ロック凹部19と第2ロック凹部20の間の任意の位置に、摩擦力で取付ブラケット100に取り付けられた被昇降体2を停止させる際、強い摩擦力で停止保持することができる。なお、係合凸部73の先端面73aには、凹部ではなく凸部を設けても良い。
第2本体部61の背壁部63と左右の側壁部64、65にも、窪み部76をそれぞれ複数形成している。これは、第1スライダー40の第1本体41の内周壁面に対し、背壁部63と左右の側壁部64、65を高い摩擦力で加圧接触させるためである。これにより、第1スライダー40と第2スライダー60との前後方向及び昇降方向における相対的なガタつきを防止している。左右の側壁部64、65に形成される窪み部76は、左右方向に沿って少なくとも例えばガイド溝71、72まで達している。
底壁部67は、前後方向の前方に向けて上向きに傾斜した傾斜面に形成される。即ち、背壁部63の下端が前壁部61の下端よりも昇降方向の下方に位置し、背壁部63の下端から前壁部61の下端に向けて傾斜した傾斜面に底壁部67が形成されている。底壁部67の傾斜面は第3スライダー80の傾斜台部81の傾斜面と平行に形成されている。
底壁部67には、切欠き部68の左右両側に、前後方向に沿ってガイド溝74、75が形成されている。ガイド溝74、75は、第3スライダー80の上壁部83に第2スライダー60の底壁部67を当接させた際に、上壁部83に形成したガイドレール84に嵌まり込む。これにより、第2スライダー60と第3スライダー80が前後方向に沿ってスムーズな相対移動が保証される。
本実施形態において、支柱12と、第1ばね35(ばね力F1)と、第2ばね36(ばね力F2)と、第1スライダー40と、第2スライダー60と、第3スライダー80により、被昇降体2を昇降方向の任意の位置に摩擦力を利用して停止保持するフリクション機構を構成している。
また、支柱12の第1ロック凹部19と第2ロック凹部20と、第1ばね35と、第2ばね36と、第1スライダー40と、第2スライダー60と、第3スライダー80により、被昇降体2を第1ロック凹部19または第2ロック凹部20に固定するロック機構を構成する。
即ち、本実施形態では、フリクション機構とロック機構は兼用され、第2スライダー60の係合凸部73が第1ロック凹部19または第2ロック凹部20に係合する場合には、ロック機構として作用し、支柱12の背面壁13に加圧接触する場合にはフリクション機構として作用する。
図5(c)はロック機構として作用している場合を示し、図5(d)はフリクション機構として作用している場合を示す。
図5(c)に示すロック状態において、第3スライダー80には第1ばね35のばね力F1と第2ばね36のばね力F2の昇降方向上方に向けたばね力が加わる。傾斜面同士の接触で第2スライダー60には前後方向後方へ向けた分力(以下、後方分力FRと称す)が作用する。
後方分力FRが作用する第2スライダー60は、第2本体部61の背壁部63が第1スライダー40の背壁部44の内面に当接する第1スライド位置まで前後方向の後方に向けてスライド移動する。第1スライド位置において、第2スライダー60の係合凸部73は、第1スライダー40の開口窓51を貫通して、支柱12の例えば第1ロック凹部19内まで差し込まれて係合する。ロック位置での係合状態が解除されるためには、例えば、第1スライダー40に昇降方向下方に押し下げ力F0を加える。押し下げ力F0は、第2スライダー60に作用し、係合凸部73に伝達される。係合凸部73には、第1ロック凹部19との傾斜面同士の加圧接触により、前後方向の前方に向けた分力(以下、前方分力FFと称す)が作用する。
前方分力FFが後方分力FRよりも大きい(FF>FR)場合には、第1スライダー40が昇降方向の下方に向けて移動しながら第2スライダー60が前後方向の前方に向けて移動し、係合凸部73が第1ロック凹部19との係合から脱する第2スライド位置まで移動する。そうすると、前方分力FFがゼロとなり、支柱12の背壁面13の支柱壁部の内壁面である内壁面に係合凸部73が後方分力FRで加圧接触する。
後方分力FRにより係合凸部73と背壁面13の内壁面が接触して生じる摩擦力F3によって、押し下げ力F0を解除した位置で被昇降体2を静止状態に保持する。
一方、図5(d)に示す被昇降体2の静止保持状態から昇降方向の上方に向けて押し上げ力F4を第1スライダー40に作用すると、第1スライダー40は昇降方向の上方に向けて移動し、係合凸部73がクリック嵌合部である第1ロック凹部19に達すると、後方分力FRによりクリック感を有して第1ロック凹部19内に嵌まり込む。
上記した実施形態による昇降装置の動作を図6〜図8を参照して説明する。なお、図6〜図8は、図1に示す昇降装置1のE−E矢視断面図を示し、第1スライダー40は図3(a)に示すE−E矢視断面を示し、第2スライダー60は図4(b)のE−E矢視断面を示し、第3スライダー80は図5(a)のE−E矢視断面を示す。
図6は昇降装置1の縦断面図で、取付ブラケット100が上限のロック位置にロックされた状態を示し、図7は取付ブラケット100が下限のロック位置にロックされた状態を示し、図8は取付ブラケット100が上限のロック位置と下限のロック位置の間に摩擦保持された状態を示す。
図6に示すように、昇降装置1は、クリック嵌合形式のロック機構の作動により、第2スライダー60が後方分力FRにより第1スライド位置まで移動し、第1ロック凹部19に係合凸部73が係合する。第1ばね35と第2ばね36が長く伸びている状態にある。この状態におけるばね力は昇降範囲内で最も小さい。しかし、被昇降体2の荷重Wによって発生する前方分力FFが、後方分力FRを上回ってロックが解除されないように、第1ばね35と第2ばね36のばね力が設定されている。
図6に示す昇降方向の下限位置に取付ブラケット100をロックした場合、第1ばね35と第2ばね36は、昇降範囲内で最も縮んだ状態にある。この状態で、第1ばね35のばね力F1と第2ばね36のばね力F2により、荷重Wの被昇降体2を取り付けた取付ブラケット100に対するロックの解除がなされないように、後方分力FRと前方分力FFが設定されている。
取付ブラケット100を昇降方向の上限位置から昇降方向の下方の任意の位置に停止させる場合、あるいは昇降方向の下限位置から昇降方向の上方の任意の位置に停止させる場合には、操作者が取付ブラケット100に取り付けられた被昇降体2に手をかけて、昇降方向の下方又は上方に操作力F0またはF4を作用する。
ロック状態において、操作力F0またはF4が作用すると、第2スライダー60に対し、前後方向の前方に作用している前方分力FFが増加する。前方分力FFの増加により、係合凸部73は第1ロック凹部19又は第2ロック凹部20との係合を脱してロック解除される。さらに、操作力F0またはF4を作用し続けると、第2スライダー60に後方分力FRが付与された状態を維持して、第1スライダー40と第2スライダー60と第3スライダー80が取付ブラケット100を介して被昇降体2と共に、昇降方向の上方または下方に移動する。
第2スライダー60の係合凸部73は、後方分力FRにより、支柱12の背面壁13の内壁面に加圧接触し、昇降方向に摩擦力F3が発生している。操作力F0またはF4の作用で、第1スライダー40に加わる昇降方向の上方または下方に作用する全荷重が摩擦力F3に等しくなると、支柱12に対して被昇降体2が昇降方向の上方または下方に移動する。
第1ロック凹部19で位置決めされる上限のロック位置と、第2ロック凹部20で位置決めされる下限のロック位置の間において、操作力F0またはF4の操作力を解除すると、摩擦力F3の作用により、その位置に第2スライダー60が保持される。これにより、取付ブラケット100に取り付けられている被昇降体2をその位置に停止保持することができる。
本実施形態では、前記フリクション機構と前記ロック機構を兼用することで、大幅に部品点数を削減することができる。このため、組み立て工数、コストの低減化を図ることができる。
また、支柱12の背面壁13の内壁面は、第2スライダー60の係合凸部73の先端面73aとの接触で摩擦力F3が発生するので、適当な表面粗さに表面加工したり、摩擦部材を塗布したり貼り付けたりすることが良い。
また、ばね部4は、第1ばね35と第2ばね36の2本のばねを同軸上に配置することで、省スペース化を果たすことができ、複数のばねのばね力を集中して一か所に付与することができる。さらに、ばね力が異なる2本のばねを用いることで、全体のばね力を細かく設定することができる。
第2スライダー60と第3スライダー80の楔効果によって、係合凸部73に対してロックを行うための力と、任意の位置で摩擦保持をおこなうための力である後方分力FRを発生させているが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに、昇降方向の上向きに作用するばね力により、係合凸部73に後方分力FRを発生させるものであれば良い。例えばパンダグラフ構造のリンク機構等を例示することができる。
第2実施形態
図9はフリクション機構兼ロック機構の第2実施形態を示す縦断面図を示す。
図9において、支柱12内に昇降方向に沿ってスライド自在に配置される第1スライダー400は、第1本体部401の内部402が空所に形成され、下面が開放され、頂面が頂壁部403により塞がれ、4側面が壁部により囲まれている。第1本体部401の背壁部404に開口窓405が形成されている。第1本体部401の内部402には、左右方向に延びる板部材で構成される4枚のリンク部材406〜409が第1〜第4連結部材410〜413で連結されるリンク機構414を構成する。前後方向の後端側に位置する移動部材である第4連結部材413には、図3に示す第2スライダー60の係合凸部73が取り付けられている。係合凸部73は開口窓405を貫通可能としている。
第1本体部401の底面開口部には、板状のばね受け座415が第1本体部401内を昇降方向に沿って移動可能に配置される。ばね受け座415の上面には第3連結部材412が当接する。ばね受け座415の下面にはばね力F1の第1ばね(図示せず)と、ばね力F2の第2ばね(図示せず)が配置される。
リンク機構414は、第1連結部材410が頂壁部403の下面に当接し、第2連結部材411が前壁部416の内面に当接する。ばね受け座415に対して昇降方向の上方に向けて作用するばね力(F1+F2)は、第3連結部材412を介してリンク機構414に伝達される。
ばね力(F1+F2)の伝達により、第4連結部材413に取り付けた係合凸部73が第1ロック凹部19または第2ロック凹部20内に差し込まれて係合し、または支柱12の背面壁13の内壁面に当接する。この場合、第2連結部材411には当接する前壁部416に対して前後方向の前方に向けた反力(−FR)が作用し、第4連結部材413には前後方向の後方に向う後方分力FRが発生する。その結果、係合凸部73が第1ロック凹部19または第2ロック凹部20内に差し込まれて係合し、あるいは、支柱12の背面壁13の内壁面に摩擦接触して摩擦力F4を発生させる。
また、ロック状態において、押し下げ力F0が被昇降体(図示せず)を介して取付ブラケット100に作用すると、第1実施形態で説明したように、係合凸部73の斜面と第1ロック凹部19(第2ロック凹部20)の穴部の斜面との接触で生じる楔効果で前方分力FFが発生し、ロックが解除される。
なお、前記リンク機構は、第2連結部材411は前壁部416との当接で前後方向後方への移動が規制されているので、リンク機構の変形を許容できるように、第1連結部材411と第3連結部材412は、前後方向に沿って移動可能に、例えばローラ構造とする。また、第2連結部材411は、昇降方向に移動可能に、例えばローラ構造とする。
本実施形態によれば、簡単な構成で保持機構兼ロック機構を構成することができる。
なお、上記した各実施形態において、係合凸部73は、前後方向の後方に向けて移動することで、ロックおよび停止の各動作を行っているが、前後方向の後方への移動に限定されるものではない。例えば、係合凸部73の移動方向を前後方向の前方、左右方向の左方向または右方向であっても良く、係合凸部73の移動方向の前方に第1、第2ロック凹部19,20と、支柱12の壁部を設ければ良い。
本発明は、以上のように構成したので、構造簡単で安価に提供できる液晶モニター等の表示装置の昇降装置、及びこの昇降装置を用いた表示装置を提供できるものである。
1 昇降装置
2 被昇降体
3 停止・ロック分力発生部
4 ばね部
12 支柱
13 背面壁(支柱壁部)
19 第1ロック凹部(クリック嵌合部)
20 第2ロック凹部(クリック嵌合部)
35 第1ばね(ばね力F1)
36 第2ばね(ばね力F2)
40 第1スライダー
54 係合凹部
60 第2スライダー(移動部材)
73 係合凸部
80 第3スライダー
100 取付ブラケット(被昇降体取付部材)
400 第1スライダー
406〜409 リンク部材
414 リンク機構

Claims (5)

  1. 被昇降体を昇降方向の任意の位置に停止保持可能な昇降装置であって、
    昇降方向に延び、昇降方向に沿った支柱壁部に、1又は昇降方向の上下に離隔してロック位置をなす複数のクリック嵌合部が形成された支柱と、
    前記支柱に対して昇降可能に配置され、昇降方向上方に向うばね力により昇降方向と直交する方向に移動部材を移動させ、前記支柱の内側から外側に向う外向き分力を発生させる停止・ロック分力発生部と、
    前記移動部材の先端部に設けられ、前記外向き分力により前記クリック嵌合部の位置で当該クリック嵌合部にクリック嵌合すると共に、昇降範囲内の任意の位置で、前記外向き分力により前記支柱壁部の内壁面に加圧接触する係合凸部と、
    前記停止・ロック分力発生部に設けられ、前記被昇降体を取り付ける被昇降体取付部材と、
    前記停止・ロック分力発生部に対して昇降方向上方へばね力を付与するばね部と、
    を有する昇降装置。
  2. 請求項1に記載の昇降装置において、
    前記停止・ロック分力発生部は、前記支柱内を昇降方向に沿って昇降可能で、前記被昇降体取付部材が固定された第1スライダーと、前記第1スライダー内に配置された移動部材をなす第2スライダーと、前記第2スライダーの下面に当接し、前記ばね部のばね力が付与される第3スライダーを有し、前記第2スライダーと第3スライダーの当接面が互いに平行な傾斜面に形成されていることを特徴とする昇降装置。
  3. 請求項1に記載の昇降装置において、
    前記停止・ロック分力発生部は、前記支柱内を昇降方向に沿って昇降可能で、前記被昇降体取付部材が固定された第1スライダーと、前記第1スライダー内に配置され、昇降方向に沿ってリンク部材を連結したリンク機構を有し、昇降方向の下方の前記リンク部材に前記ばね部のばね力が付与されることを特徴とする昇降装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の昇降装置において、
    前記ばね部は、ばね力の異なる複数のばねを昇降方向に沿った軸線を同一軸線として配置したことを特徴とする昇降装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の昇降装置において、
    前記係合凸部の先端面は、部分的に凹部又は凸部が形成されていることを特徴とする昇降装置。
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