JP2017201875A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置の組み立ての際の作業性を向上させる。【解決手段】電力変換装置1は、パワーモジュール20と、パワーモジュール20に接続される複数のパワーモジュール端子25とモータ端子26とを有する出力バスバー24と、出力バスバー24を保持するバスバーホルダ23と、出力バスバー24が貫通する貫通孔3を有し、パワーモジュール20、出力バスバー24及びバスバーホルダ23を収容するケース2と、を備える。バスバーホルダ23は、ケース2の一部に取り付けられて複数のパワーモジュール端子25とモータ端子26とをケース2に固定する脚部23cを有する。三相交流端子20aは、パワーモジュール20上に並んで配置される。複数のパワーモジュール端子25は、三相交流端子20aに対応するように出力バスバー24にそれぞれ形成され、かつ、脚部23cがケース2の一部に取り付けられた際に、三相交流端子20a上に位置する。【選択図】図7B

Description

本発明は、電動自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置に関するものである。
特許文献1には、電動自動車やハイブリッド自動車等にて、駆動用のモータジェネレータの上方に配置されるインバータ装置が開示されている。このインバータ装置は、モータジェネレータへバッテリ電力を供給すると共に、モータジェネレータの回生電力をバッテリに充電するパワーモジュールと、パワーモジュールにモータジェネレータを接続するための三本の交流バスバーと、を備える。3本の交流バスバーは、開口を貫通して筐体外部に突出している。
特開2013−233052号公報
しかしながら、特許文献1のインバータ装置では、複雑に入り組んでいるインバータ装置の端子に3本の交流バスバーを溶接等によって一つずつ組み付けなければならず、組み立ての際の作業性を向上させることが困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電力変換装置の組み立ての際の作業性を向上させることを目的とする。
本発明のある態様による電力変換装置は、直流電力を三相交流電力に変換し、三相交流端子から三相交流電力を出力するパワーモジュールと、前記パワーモジュールに接続される複数の接続端子と、前記複数の接続端子と交差する方向に形成され外部負荷に接続される負荷端子と、を有する三相バスバーと、前記三相バスバーを保持するバスバーホルダと、前記三相バスバーが貫通する貫通孔を有し、前記パワーモジュール、前記三相バスバー及び前記バスバーホルダを収容するケースと、を備え、前記バスバーホルダは、前記ケースの一部に取り付けられて前記複数の接続端子と前記負荷端子とを前記ケースに固定する取付部を有し、前記三相交流端子は、前記パワーモジュール上に並んで配置され、前記複数の接続端子は、前記三相交流端子に対応するように前記三相バスバーにそれぞれ形成され、かつ、前記取付部が前記ケースの前記一部に取り付けられた際に、前記三相交流端子上に位置することを特徴とする。
上記態様によれば、ケース内に三相バスバーとパワーモジュールとを収容するだけで、パワーモジュールの三相交流端子上に三相バスバーの対応する接続端子がそれぞれ位置するので、複数の接続端子を三相交流端子にそのまま一度に組み付けることができる。したがって、三相バスバーとパワーモジュールとの接続を容易に行うことができ、電力変換装置の組み立ての際の作業性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の機能を説明するブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を説明する平面の断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を説明する側面の断面図である。 図4は、冷却水流路を説明する図であり、図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。 図5は、電力変換装置における出力バスバーの斜視図である。 図6は、電力変換装置における出力バスバーの平面図である。 図7Aは、出力バスバーを保持するバスバーホルダをケース内に配置する前の電力変換装置の斜視図である。 図7Bは、出力バスバーを保持するバスバーホルダをケース内に配置した後の電力変換装置の斜視図である。 図8は、図7BのVIII−VIII線に沿うケース及びバスバーホルダの断面図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例に係るケース及びバスバーホルダの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電力変換装置1について説明する。
まず、図1から図5を参照して、電力変換装置1の全体構成について説明する。
図1は、電力変換装置1の機能を説明するブロック図である。
電力変換装置1は、図1に示すように、バッテリ(蓄電装置)5と、回転電機としてのモータジェネレータ(外部負荷)6と、に電気的に接続される。電力変換装置1は、例えば、電動自動車又はプラグインハイブリッド自動車に設けられる。
電力変換装置1は、バッテリ5の直流電力をモータジェネレータ6の駆動に適した交流電力に変換することで、モータジェネレータ6に駆動用の電力を供給する。また、電力変換装置1は、モータジェネレータ6の回生電力(交流電力)を直流電力に変換することで、バッテリ5に充電用の電力を供給する。さらに、電力変換装置1は、車両に設けられる図示しない充電用の外部コネクタを介して、外部からバッテリ5に充電用の電力を供給することもできる。
バッテリ5は、例えばリチウムイオン二次電池で構成される。バッテリ5は、電力変換装置1に直流電力を供給し、電力変換装置1から供給される直流電力によって充電される。バッテリ5の電圧は、例えば240V〜400Vの間で変動し、それよりも高い電圧が入力されることで充電される。
モータジェネレータ6は、例えば永久磁石同期電動機で構成される。モータジェネレータ6は、電力変換装置1から供給される交流電力によって駆動される。モータジェネレータ6が駆動することで、図示しない車両の駆動輪が回転駆動して車両が走行する。モータジェネレータ6は、車両が減速するときには発電機として機能し、回生電力を発生させる。
図2は、電力変換装置1の構成を説明する平面の断面図であり、図3は、電力変換装置1の構成を説明する側面の断面図である。
電力変換装置1は、図2及び図3に示すように、コンデンサモジュール10と、パワーモジュール20と、DC/DCコンバータ30と、充電装置40と、充電・DCDCコントローラ50と、インバータコントローラ70と、これらを収容する箱型のケース2内と、を備える。これらの各部は、バスバー又は配線により電気的に接続される。
ケース2は、図3に示すように、底部2cを有し上方が開口する下ケース2bと、下ケース2bの開口を閉塞する上ケース2aと、によって構成される。
下ケース2b内には、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40が底部2cに当接するように設けられ、DC/DCコンバータ30は、パワーモジュール20と充電装置40との間に配置される。DC/DCコンバータ30の上方には、コンデンサモジュール10が配置される。パワーモジュール20の上面にはドライバ基板21が配置され、ドライバ基板21の上方にはインバータコントローラ70が配置される。充電装置40の上方には、充電・DCDCコントローラ50が配置される。なお、コンデンサモジュール10は、図示しない脚部を有し、当該脚部が下ケース2bに取り付けられることでケース2内に固定される。
下ケース2bの底部2c内には、冷却水流路4が形成される。冷却水流路4には冷却水が流通し、冷却水は、冷却水流路4の直上に載置されるパワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40を冷却する。
図4は、冷却水流路4を説明する図であり、図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
図4に示すように、冷却水流路4は、パワーモジュール20に沿って形成されるパワーモジュール冷却部91と、DC/DCコンバータ30に沿って形成されるDC/DCコンバータ冷却部92と、充電装置40に沿って形成される充電装置冷却部93と、を有する。冷却水流路4は、パワーモジュール冷却部91と、DC/DCコンバータ冷却部92と、充電装置冷却部93と、が直列に配列された単一の流路である。
冷却水流路4を流通する冷却水は、供給流路94から供給され、パワーモジュール20を冷却して、DC/DCコンバータ30を冷却して、充電装置40を冷却した後に、排出流路95から外部へと排出される。このように、排出流路95から外部へと排出された冷却水は、車両に配設された図示しないサブラジエータによって冷却され、供給流路94から冷却水流路4へと再度供給される。
ここで、パワーモジュール20は車両の走行時に動作し、充電装置40は車両の停止時に動作するので、充電装置40を冷却する冷却水がパワーモジュール20の冷却によって既に高温になっていることはない。したがって、パワーモジュール冷却部91及び充電装置冷却部93が冷却水流路4に直列に配置されても、冷却水は、パワーモジュール20と充電装置40とを共に冷却できる。また、パワーモジュール冷却部91及び充電装置冷却部93は、冷却水流路4に直列に配列されるので、冷却水の流路を個別に設ける必要がなく、簡素な冷却水流路4の構成で電力変換装置1を冷却することができる。
なお、DC/DCコンバータ30は、パワーモジュール20や充電装置40と同時に動作するものであるが、パワーモジュール20や充電装置40と比較すると発熱量が小さい。そのため、DC/DCコンバータ冷却部92が冷却水流路4に直列に配列されていても、電力変換装置1の冷却効率への影響はない。
下ケース2bの底部2cの外面は、図3に示すように、モータジェネレータ6に臨む。下ケース2bの底部2cは、後述する出力バスバー(三相バスバー)24が挿通する貫通孔3を有する。貫通孔3は、下ケース2bにおける冷却水流路4が形成される領域の外に形成される。よって、冷却水流路4が形成される領域内に貫通孔3を形成する場合と比較して、貫通孔3のためにシール等を設ける必要がないので、下ケース2bを小型化できると共に、冷却水の密封性を確保できる。
コンデンサモジュール10は、複数のコンデンサ素子によって構成され、第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13を備える。第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13は、コンデンサモジュール10の内部にて、正極と負極とを共用する。コンデンサモジュール10は、例えばバッテリ5から供給される直流電力の電圧やモータジェネレータ6からパワーモジュール20を介して回生される回生電力の電圧を平滑化する。このように、コンデンサモジュール10は、電圧を平滑化することで、ノイズの除去や電圧変動の抑制を行う。
パワーモジュール20は、ドライバ基板21と、図示しない複数のパワー素子と、を有する。ドライバ基板21は、後述するインバータコントローラ70からの信号に基づいて、パワーモジュール20のパワー素子のON/OFFを制御する。また、パワーモジュール20は、電流センサ22と、出力バスバー24と、に接続される。電流センサ22は、出力バスバー24に取り付けられて出力バスバー24の電流を検出するセンサである。出力バスバー24は、U相、V相、W相からなる三相のバスバーとしてパワーモジュール20のU相、V相、W相からなる三相交流端子20a(図7A参照)のそれぞれに直接接続され、モータジェネレータ6に三相交流電力を出力する。パワーモジュール20は、ドライバ基板21にパワー素子のON/OFFが制御されることによって、バッテリ5からの直流電力、又はモータジェネレータ6からの交流電力をそれぞれ変換する。
DC/DCコンバータ30は、バスバー31を介して車両側コネクタ82に接続される。車両側コネクタ82には、車両の各部にDC/DCコンバータ30が出力する直流電源を供給するハーネス等が接続される。DC/DCコンバータ30は、バッテリ5から供給される直流電力の電圧を変換して、他の機器へと供給する。DC/DCコンバータ30は、バッテリ5の直流電力(例えば400V)を12Vの直流電力に降圧する。降圧された直流電力は、車両に設けられるコントローラや、照明,ファン等の電源として供給される。DC/DCコンバータ30は、第2バスバー12を介してコンデンサモジュール10及びバッテリ5に接続される。
充電装置40は、普通充電コネクタ81を介して車両の外部から供給される商用電源の交流電力(例えば交流200V)を直流電力(例えば直流500V)に変換する。充電装置40により変換された直流電力は、電力配線13からコンデンサモジュール10を介してバッテリ5に供給される。これによりバッテリ5が充電される。
以上のように構成される電力変換装置1では、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40が、コンデンサモジュール10に隣接して配置され、第1バスバー11,第2バスバー12,及び電力配線13によりそれぞれ接続される。よって、パワーモジュール20,DC/DCコンバータ30,及び充電装置40とコンデンサモジュール10とのそれぞれの距離を短くできる。したがって、直流電力の経路での抵抗(R[Ω])やインダクタンス(L[H])を小さくすることができ、電力の損失を少なくすることができる。
また、コンデンサモジュール10は、発熱量が多いパワーモジュール20と充電装置40との間に配置される。よって、パワーモジュール20と充電装置40とで互いに熱による影響を与えることを抑制できる。特に、パワーモジュール20の動作(モータジェネレータ6の力行及び回生)と、充電装置40の動作(普通充電コネクタ81を介して接続される外部コネクタからのバッテリ5の充電)と、は同時に実行されることがないので、これらの間における熱による影響を排除することができる。
充電・DCDCコントローラ50は、車両の図示しないコントローラからの指示に基づいて、電力変換装置1によるモータジェネレータ6の駆動及びバッテリ5の充電を制御する。バッテリ5の充電には、充電装置40を介した普通充電コネクタ81からの充電、又は充電装置40を介さない急速充電コネクタ63からの充電が、充電・DCDCコントローラ50によって選択される。
インバータコントローラ70は、図1に示すように、車両の図示しないコントローラからの指示及び後述する電流センサ22で検出したパワーモジュール20の出力バスバー24の電流値に基づいて、パワーモジュール20を動作させる信号をドライバ基板21に出力する。
これらのインバータコントローラ70,パワーモジュール20,及びコンデンサモジュール10によって、直流電力と交流電力とを相互に変換するインバータモジュールが構成される。
インバータコントローラ70の側方には、図2に示すように、リレーコントローラ60が配置される。リレーコントローラ60は、充電・DCDCコントローラ50によって制御され、リレー61の接点を開閉制御する。リレー61は、正側リレー61aと負側リレー61bとによって構成される。リレー61は、急速充電コネクタ63に図示しない充電用の外部コネクタが接続された場合に接点が開いて接続され、急速充電コネクタ63から供給される直流電力(例えば500V)を第2バスバー12へと供給する。供給された直流電力によりバッテリ5が充電される。
コンデンサモジュール10の第1バスバー11は、図2及び図3に示すように、コンデンサモジュール10の一方の側面から側方に突出し、直接螺合等によってパワーモジュール20に接続される。第1バスバー11は、正極と負極とを一対とする三組のバスバーからなる。
コンデンサモジュール10の第2バスバー12は、図3に示すように、コンデンサモジュール10の底面から下方に突出し、直接螺合等によってDC/DCコンバータ30に接続される。また、第2バスバー12は、図2に示すように、正極と負極とを一対とする一組のバスバーからなり、リレー61の正側リレー61a及び負側リレー61bに正極と負極とがそれぞれ接続される。さらに、第2バスバー12は、バッテリ5に接続されるバッテリ側コネクタ51と、電動コンプレッサに接続されるコンプレッサ側コネクタ52と、にバスバー14を介して接続される。
コンデンサモジュール10の電力配線13は、図2及び図3に示すようにコンデンサモジュール10における第1バスバー11が突出する側面の反対面から引き出される柔軟な可撓性ケーブルであり、充電装置40に接続される。充電装置40は、普通充電コネクタ81にバスバー41を介して接続される。
充電・DCDCコントローラ50及び信号線コネクタ65は、図2及び図3に示すように、信号線55によって接続される。信号線コネクタ65は、DC/DCコンバータ30,充電装置40,充電・DCDCコントローラ50,及びインバータコントローラ70に接続される信号線55を、ケース2の外部との間で接続可能にする。
また、充電・DCDCコントローラ50及びリレーコントローラ60は、信号線55とともに同梱される信号線62によって接続される。
信号線55及び信号線62は、コンデンサモジュール10の上面を通過して充電・DCDCコントローラ50のコネクタ56に接続される。コンデンサモジュール10の上面には、信号線55及び信号線62を支持する複数のガイド部58が形成される。
パワーモジュール20の出力バスバー24は、図3に示すように、パワーモジュール端子(接続端子)25と、モータ端子(負荷端子)26と、を有する。
出力バスバー24のパワーモジュール端子25は、パワーモジュール20のDC/DCコンバータ30と対向する側面の反対面に複数接続される。パワーモジュール20は、出力バスバー24の側方に位置する。パワーモジュール端子25には、図5に示すように、共締め孔25aが形成される。
出力バスバー24のモータ端子26は、図3に示すように、出力バスバー24の下方に位置するモータジェネレータ6に接続される。モータ端子26は、パワーモジュール端子25に対して直角に交差するように形成される。モータ端子26の先端は、ケース2の底部2cの貫通孔3を挿通して外部に露出する。これにより、モータ端子26が図示しないハーネス等を介してモータジェネレータ6に接続可能になる。
図5は、電力変換装置1における出力バスバー24の斜視図であり、図6は、電力変換装置1における出力バスバー24の平面図である。
出力バスバー24は、図5に示すように、バスバーホルダ23によって保持される。バスバーホルダ23は、出力バスバー24を保持するバスバー保持部23aと、電流センサ22が内部に取り付けられた状態でバスバー保持部23a内に係合されるセンサ部23bと、から構成される。出力バスバー24のパワーモジュール端子25及びモータ端子26は、図5に破線で示すように、バスバーホルダ23の内部で電気的に接続される。
バスバー保持部23aは、ケース2に取り付けられる一対の取付部としての脚部23cを有する。脚部23cは、ケース2に当接する底面23dと、出力バスバー24をケース2に締結するための締結孔23eと、図6に示すように脚部23cの両側側方にそれぞれ突出するように形成された二組のガイド23fと、を有する。ガイド23fは、出力バスバー24が貫通する方向に延在するリブ状に形成される。
図7Aは、出力バスバー24を保持するバスバーホルダ23をケース2内に配置する前の電力変換装置1の斜視図であり、図7Bは、出力バスバー24を保持するバスバーホルダ23をケース2内に配置した後の電力変換装置1の斜視図である。また、図8は、図7BのVIII−VIII線に沿うケース2及びバスバーホルダ23の断面図である。なお、図7A及び図7Bでは、ケース2,出力バスバー24を保持するバスバーホルダ23,及びパワーモジュール20以外の電力変換装置1の構成を省略している。
図7A及び図7Bに示すように、パワーモジュール20がケース2の底部2cに当接するように配置された後、バスバーホルダ23がパワーモジュール20とケース2の側部との間に上方から挿入される。バスバーホルダ23の挿入は、図8に示すように、脚部23cの底面23dがケース2の底部2cに当接するまで行われる。
バスバーホルダ23は、ケース2内に挿入される際に、脚部23cに形成された二組のガイド23fに案内されることによって位置が規定される。具体的には、バスバーホルダ23は、一組のガイド23fのうちケース2に向かって突出するガイドによってケース2に対する位置が規定され、パワーモジュール20に向かって突出するガイドによって、パワーモジュール20に対する位置が規定される。ガイド23fは、出力バスバー24が貫通する方向に延在するリブ状に形成されているので、ガイド23fをケース2の側部等に引っ掛けることなく、バスバーホルダ23をケース2内に挿入することができる。そのため、ガイド23fによって、バスバーホルダ23をケース2内の一定の場所に安定して配置することができる。
バスバーホルダ23の挿入が完了すると、出力バスバー24のパワーモジュール端子25は、パワーモジュール20の三相交流端子20aの上部に当接し重なる。その後、パワーモジュール端子25と三相交流端子20aとは、パワーモジュール端子25の共締め孔25aを挿通する図示しないねじによって締結される。したがって、出力バスバー24とパワーモジュール20との接続を容易に行うことができる。
バスバーホルダ23の挿入後、バスバーホルダ23の脚部23cは、締結孔23eを挿通する図示しないねじによってケース2に締結される。
このように、パワーモジュール20と出力バスバー24とを収容するケース2は、出力バスバー24が挿通する貫通孔3を有するので、上ケース2aが取り外されたケース2にパワーモジュール20と出力バスバー24とを組み付けるだけで、出力バスバー24が貫通孔3を挿通してケース2から突出する。
このとき、図3及び図5に示すとおり、モータ端子26が下ケース2bの貫通孔3を挿通し、かつ、モータ端子26が延在する方向に沿って、ねじ(図示省略)がバスバーホルダ23の締結孔23eを挿通している。また、モータ端子26と直交するパワーモジュール端子25には、共締め孔25aが形成されているため、これに挿通するねじ(図示省略)もまた、モータ端子26が延在する方向になる。即ち、パワーモジュール端子25の締結方向と脚部23cの締結方向とは、モータ端子26が貫通孔3を挿通する方向(モータ端子26が延在する方向)と同一である。
出力バスバー24をケース2に組み付ける際には、バスバーホルダ23を下ケース2bの上方(モータ端子26が下ケース2bの貫通孔3を挿通する方向として、例えば上下方向)から挿入する。そのため、ケース2内に挿入された状態のバスバーホルダ23の上方には、挿入する際に必要であった空間があいている(例えば、図7A及び図7Bを参照)。よって、この空間から工具を挿入することで、パワーモジュール端子25の締結、及び脚部23cの締結を行うことができる。したがって、これらの締結作業を、バスバーホルダ23の挿入方向と同じ方向から行うことができる。即ち、バスバーホルダ23をケース2とパワーモジュール20に組み付けるための作業を一方向から行うことができるため、他の部材と干渉することなくねじの締結を行うことができ、組み立て性に優れている。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
ケース2内に出力バスバー24とパワーモジュール20とを収容するだけで、パワーモジュール20の三相交流端子20a上に出力バスバー24の対応するパワーモジュール端子25がそれぞれ位置するので、複数のパワーモジュール端子25を三相交流端子20aにそのまま一度に組み付けることができる。したがって、出力バスバー24とパワーモジュール20との接続を容易に行うことができ、電力変換装置1の組み立ての際の作業性を向上させることができる。
また、バスバーホルダ23は、ケース2の底部2cに取り付けられて複数のパワーモジュール端子25とモータ端子26とをケース2に固定する脚部23cを有する。複数のパワーモジュール端子25は、脚部23cがケース2の底部2cに取り付けられた際に、パワーモジュール20の三相交流端子20a上に位置する。これによって、出力バスバー24をケース2に取り付け、互いに重なったパワーモジュール端子25と三相交流端子20aとを接続するだけで、出力バスバー24とパワーモジュール20との接続が完了する。したがって、出力バスバー24とパワーモジュール20との組み立て性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記した実施形態では、バスバーホルダ23の挿入は、脚部23cの底面23dがケース2の底部2cに当接するまで行われたが、脚部23cに限らずバスバーホルダ23の一部がケース2の一部に当接するまで行われることとしてもよい。
図9は、本発明の実施形態の変形例に係るケース202及びバスバーホルダ223の断面図である。
図9に示すように、バスバーホルダ223は取付部としての幅広な腕部223gを備え、ケース202は、腕部223gを挿入可能な段部202dを備える。腕部223gがケース202の段部202dの上面に当接するまでバスバーホルダ223の挿入が行われた後、腕部223gが段部202dに取り付けられことで、バスバーホルダ223はケース202に固定される。バスバーホルダ223の挿入が完了すると、出力バスバー24のパワーモジュール端子25は、パワーモジュール20の三相交流端子20aの上部に当接し重なる。
このような態様によっても、脚部23cの代わりに腕部223gによって、バスバーホルダ223のケース202に対する取付位置を調節することができるので、上記した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、バスバーホルダ23のガイド23fに対応する溝をケース2の側部やパワーモジュール20の側部に設けることとしてもよい。このような態様によっても、バスバーホルダ23をケース2内の一定の場所に位置させることができる。
また、図9に示す変形例においても、パワーモジュール端子25の締結方向と、腕部223gの締結方向とは、モータ端子26が下ケース2bの貫通孔3を挿通する方向(モータ端子26が延在する方向)と同一である。このような構成とすることで、バスバーホルダ23をケース2とパワーモジュール20とに組み付けるための作業を一方向から行うことができるため、組み立て性に優れている。
1 電力変換装置
2、202 ケース
2c 底部
202d 段部
3 貫通孔
4 冷却水流路
5 バッテリ(蓄電装置)
6 モータジェネレータ(外部負荷)
10 コンデンサモジュール
20 パワーモジュール
20a 三相交流端子
23、223 バスバーホルダ
23c 脚部(取付部)
23d 底面
23f ガイド
223g 腕部(取付部)
24 出力バスバー(三相バスバー)
25 パワーモジュール端子(接続端子)
26 モータ端子(負荷端子)
30 DC/DCコンバータ
40 充電装置
50 充電・DCDCコントローラ
60 リレーコントローラ
70 インバータコントローラ

Claims (4)

  1. 直流電力を三相交流電力に変換し、三相交流端子から三相交流電力を出力するパワーモジュールと、
    前記パワーモジュールに接続される複数の接続端子と、前記複数の接続端子と交差する方向に形成され外部負荷に接続される負荷端子と、を有する三相バスバーと、
    前記三相バスバーを保持するバスバーホルダと、
    前記三相バスバーが貫通する貫通孔を有し、前記パワーモジュール、前記三相バスバー及び前記バスバーホルダを収容するケースと、を備え、
    前記バスバーホルダは、前記ケースの一部に取り付けられて前記複数の接続端子と前記負荷端子とを前記ケースに固定する取付部を有し、
    前記三相交流端子は、前記パワーモジュール上に並んで配置され、
    前記複数の接続端子は、前記三相交流端子に対応するように前記三相バスバーにそれぞれ形成され、かつ、前記取付部が前記ケースの前記一部に取り付けられた際に、前記三相交流端子上に位置することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記貫通孔が形成される前記ケースの外面は前記外部負荷に臨み、
    前記接続端子と前記三相交流端子とは締結され、
    前記取付部は前記ケースに締結され、
    前記接続端子の締結方向と前記取付部の締結方向とは、前記負荷端子が前記貫通孔を挿通する方向と同一であることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置であって、
    前記取付部は、前記バスバーホルダの前記ケースに対する位置を規定するガイドを有することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置であって、
    前記ガイドは、前記三相バスバーが貫通する方向に延在するリブであることを特徴とする電力変換装置。
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