JP2017200410A - ステータおよびステータコイル - Google Patents

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Toru Azeyanagi
徹 畔柳
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Ko Kajita
効 梶田
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Takahiko Hobo
貴彦 保母
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【課題】単層重ね巻コイルの導体抵抗値と2層重ね巻コイルの導体抵抗値との差異が増大するのを防止することができるステータおよびステータコイルを提供する。【解決手段】このステータ100は、ステータコア10と、単層コイル40と2層コイル50とを含み、単層スロットピッチは、2層スロットピッチよりも大きく構成されており、単層コイル40の第1導体抵抗値r1と2層コイル50の第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、単層コイル40の第1導線40aの断面積S1が2層コイル50の第2導線150aの断面積S2よりも大きく構成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、ステータおよびステータコイルに関する。
従来、2層重ね巻コイルを備えたステータおよびステータコイルが知られている(たとえば、特許文献1参照)。なお、2層重ね巻コイルとは、周方向一方側のスロット収容部がスロットの径方向外側に配置されているとともに、周方向他方側のスロット収容部がスロットの径方向内側に配置されているコイルを意味するものとする。
上記特許文献1に記載のステータでは、隣接するように配置される2つの2層重ね巻コイルのうち、一方の2層重ね巻コイルのスロット収容部がスロットの径方向外側に配置され、他方の2層重ね巻コイルのスロット収容部が、一方の2層重ね巻コイルのスロット収容部が配置されるのと同一のスロットの径方向内側に配置されている。また、上記特許文献1に記載のステータでは、複数のスロットの全てに2層重ね巻コイルが配置されている。
ここで、上記特許文献1に記載のステータでは、2層重ね巻コイルを1つずつスロットに配置していった場合、最初に配置された2層重ね巻コイルのスロット収容部と、最後の2層重ね巻コイルのスロット収容部とが、同一のスロットに配置される。このため、最初に配置された2層重ね巻コイルのスロット収容部を一旦スロットから外した状態で、最後に配置される2層重ね巻コイルのスロット収容部をスロットに配置した後、一旦スロットから外された最初に配置された2層重ね巻コイルのスロット収容部を再度スロットに配置する必要がある。
そこで、一旦スロットからコイルを外さなくてもよいように、複数の2層重ね巻コイルのうちの、最初にステータコア(スロット)に配置される一の重ね巻コイルと、最後にステータコアに配置される他の重ね巻コイルとを、単層重ね巻コイルとして構成することが考えられる。具体的には、最初にスロットの奥側に一の単層重ね巻コイルを配置して、2層重ね巻コイルをステータコアに配置した後、最後にスロットの手前側に他の単層重ね巻コイルを配置する構成が考えられる。なお、単層重ね巻コイルとは、周方向一方側のスロット収容部および周方向他方側のスロット収容部の両方が、スロットの径方向外側または径方向内側に配置されているコイルを意味するものとする。
また、上記単層重ね巻コイルと2層重ね巻コイルとを含むステータにおいて、トルクリップルの低減や、ノイズおよび振動の低減のために、単層重ね巻コイルのコイルピッチと2層重ね巻コイルのコイルピッチとを異ならせる構成が考えられる。すなわち、スロットの径方向外側に配置された2層重ね巻コイルのスロット収容部と、スロットの径方向内側に配置された2層重ね巻コイルのスロット収容部との間隔を狭めることにより、複数のスロットのうちの一部のスロットにおいて、同一のスロットに配置される径方向内側のコイルの相と径方向外側のコイルの相とが異なる状態にすることができる。この場合、同一のスロットに同一の相しか配置されないステータに比べて、トルクリップル等を低減することができる。
特開2009−195004号公報
しかしながら、上記単層重ね巻コイルのコイルピッチと2層重ね巻コイルのコイルピッチとを異ならせたステータでは、コイルピッチの差異に起因して、単層重ね巻コイルの導体抵抗値と2層重ね巻コイルの導体抵抗値との差異が増大してしまうという問題点がある。このように、単層重ね巻コイルの導体抵抗値と2層重ね巻コイルの導体抵抗値との差異が増大すると、たとえば、単層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさと2層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさとの間に差異が生じてモータトルクの変動量が増大する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、トルクリップルを低減しながら、単層重ね巻コイルの導体抵抗値と2層重ね巻コイルの導体抵抗値との差異が増大するのを防止することが可能なステータおよびステータコイルを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるステータは、複数のスロットを有するステータコアと、ステータコアの周方向の一方側に配置されている一方側スロット収容部と、他方側に配置されている他方側スロット収容部とを含む、コイルとを備え、コイルは、一方側スロット収容部および他方側スロット収容部の両方が、スロットの径方向外側または径方向内側に配置されている単層重ね巻コイルと、一方側スロット収容部がスロットの径方向外側に配置されているとともに、他方側スロット収容部がスロットの径方向内側に配置されている2層重ね巻コイルとを含み、単層重ね巻コイルの一方側スロット収容部が配置されているスロットと単層重ね巻コイルの他方側スロット収容部が配置されているスロットとの間隔である単層スロットピッチは、2層重ね巻コイルの一方側スロット収容部が配置されているスロットと2層重ね巻コイルの他方側スロット収容部が配置されているスロットとの間隔である2層スロットピッチよりも大きく構成されており、単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値とが互いに近付くように、単層重ね巻コイルまたは2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つが他方のコイルに比べて変更されている。
この発明の第1の局面によるステータでは、上記のように、単層スロットピッチを2層スロットピッチよりも大きく構成することにより、複数のスロットのうちの一部のスロットにおいて、同一のスロットに配置される径方向内側のコイルの相と径方向外側のコイルの相とを異なる状態にすることができるので、トルクリップルを低減することができる。また、単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値とが互いに近付くように、単層重ね巻コイルまたは2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つを他方のコイルに比べて変更して構成する。これにより、単層重ね巻コイルまたは2層重ね巻コイルの少なくともの一方の周長の大きさを変更するか、断面積の大きさを変更するか、または、材質を変更するかのうちの少なくとも1つを行うことにより、第1導体抵抗値または第2導体抵抗値の少なくとも一方の大きさを変更して、第1導体抵抗値と第2導体抵抗値との差異を小さくすることができる。その結果、トルクリップルを低減しながら、単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値との差異が増大するのを防止することができる。これにより、単層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさと2層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさとの差異の増大を防止して、モータトルクの変動量が増大するのを防止することができる。
この発明の第2の局面におけるステータコイルは、複数のスロットを有するステータコアに配置されるステータコイルであって、ステータコイルは、一方側スロット収容部および他方側スロット収容部の両方が、スロットの径方向外側または径方向内側に配置される単層重ね巻コイルと、一方側スロット収容部がスロットの径方向外側に配置されているとともに、他方側スロット収容部がスロットの径方向内側に配置される2層重ね巻コイルとを含み、単層重ね巻コイルの一方側スロット収容部が配置されるスロットと単層重ね巻コイルの他方側スロット収容部が配置されるスロットとの間隔である単層スロットピッチは、2層重ね巻コイルの一方側スロット収容部が配置されるスロットと2層重ね巻コイルの他方側スロット収容部が配置されるスロットとの間隔である2層スロットピッチよりも大きく構成されており、単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値とが互いに近付くように、単層重ね巻コイルまたは2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つが他方のコイルに比べて変更されている。
この発明の第2の局面によるステータコイルでは、上記のように構成することによって、トルクリップルを低減しながら、単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値との差異が増大するのを防止することが可能なステータコイルを提供することができる。すなわち、単層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさと2層重ね巻コイルが発生させる磁束の大きさとの差異の増大を防止して、モータトルクの変動量が増大するのを防止することが可能なステータコイルを提供することができる。
本発明によれば、上記のように、単層重ね巻コイルの導体抵抗値と2層重ね巻コイルの導体抵抗値との差異が増大するのを防止することができる。
本発明の一実施形態によるステータ(回転電機)の構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるコイルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるコイルの配置位置を径方向内側から見た図である。 本発明の一実施形態による単層重ね巻コイルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による2層重ね巻コイルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるコイルの相とコイルの配置位置との関係を示す図である。 比較例によるステータコイルを説明するための図である。 本発明の一実施形態の2層重ね巻コイルのコイルピッチと比較例による2層重ね巻コイルのコイルピッチとを比較するための図である。 本発明の一実施形態によるステータの部分拡大図(1)である。 本発明の一実施形態によるステータの部分拡大図(2)である。 本発明の一実施形態によるスロット断面積を説明するための図である。 本発明の一実施形態による内コアおよび外コアの形成する工程を説明するための図である。 本発明の一実施形態による第1変形例による2層重ね巻コイルを示す図である。 本発明の一実施形態による第2変形例によるステータの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による第3変形例によるステータコアの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[ステータの構造]
図1〜図11を参照して、本実施形態によるステータ100の構造について説明する。図1には、ステータ100の断面図が示されている。
なお、本願明細書では、単に「軸方向」と記載した場合は、ステータ100の軸方向を意味し、図1中のZ軸に平行な方向を意味する。また、単に「周方向」と記載した場合には、ステータ100の周方向を意味し、図1中の矢印A1方向または矢印A2方向を意味する。単に「径方向」と記載した場合には、ステータ100の径方向を意味し、図1中の矢印R1方向または矢印R2方向を意味する。また、単に「径方向内側」と記載した場合には、ステータ100の径方向内側を意味し、図1中の矢印R1方向側を意味するものとして記載している。また、単に「径方向外側」と記載した場合には、ステータ100の径方向外側を意味し、図1中の矢印R2方向側を意味するものとして記載している。
ステータ100は、図1に示すように、回転電機101の一部を構成している。たとえば、ステータ100は、インナーロータ型の回転電機101の一部を構成している。すなわち、ステータ100は、ステータ100の径方向内側において、ステータ100と径方向に対向するように配置されているロータ102と共に、回転電機101を構成している。
回転電機101は、たとえば、3相交流モータとして構成されているとともに、ブラシレスモータとして構成されている。なお、回転電機101は、3相交流モータ以外のモータとして構成されていてもよいし、ブラシ付きモータとして構成されていてもよい。また、回転電機101は、発電機として構成されていてもよい。
また、ステータ100は、ロータ102の外周面と径方向に対向するように配置されているステータコア10を含む。ステータコア10は、内外分割型のステータコア(内外分割鉄芯)として形成されている。
具体的には、図1に示すように、ステータコア10は、ステータコア10の径方向内側に配置された内周側鉄芯である内径側コア20(以下、「内コア20」とする)と、ステータコア10の径方向外側に配置された外周側鉄芯である外径側コア30(以下、「外コア30」とする)とを含む。内コア20には、複数(たとえば、48個)のティース21が設けられている。そして、内コア20は、ティース21と、隣接するティース21間に位置する複数(たとえば、48個)のスロット22とを含む。図2等では、説明のために、48個のスロット22を、スロット番号#1〜#48を付した状態で示している。
また、図2に示すように、スロット22は、ステータコア10が内外分割された状態で、内コア20の径方向外側に向かって開口している。そして、図1に示すように、外コア30と内コア20とが、組み合わされることにより、複数(本実施形態では、48個)のスロット22(クローズドスロット)を有するステータコア10が構成されている。
また、図2に示すように、ステータ100は、単層重ね巻コイル40(以下、「単層コイル40」)と2層重ね巻コイル50(以下、「2層コイル50」)とを含む。そして、ステータコア10のスロット22に、単層コイル40と2層コイル50とが配置されている。なお、単層コイル40および2層コイル50は、特許請求の範囲の「ステータコイル」の一例である。
(ステータコイルの構造)
次に、図2〜図8を参照して、単層コイル40および2層コイル50の構成について説明する。図2および図3では、3相の単層コイル40のうちの1相分(たとえば、U相)の単層コイル40がスロット22に配置された状態を図示しているとともに、3相の2層コイル50のうちの1相分(たとえば、U相)の2層コイル50が、スロット22に配置された状態を図示している。なお、単層コイル40は、特許請求の範囲の「単層重ね巻コイル群」の一例である。また、2層コイル50は、特許請求の範囲の「2層重ね巻コイル群」の一例である。
詳細には、単層コイル40は、複数(2つ)設けられている。たとえば、単層コイル40は、第1単層コイル60と第2単層コイル70とを含む。また、2層コイル50は、複数(6つ)設けられている。たとえば、2層コイル50は、2層コイル50a〜50fを含む。なお、以下の記載において、第1単層コイル60と第2単層コイル70とを互いに区別しない場合には、単層コイル40として説明をし、2層コイル50a〜50fを互いに区別しない場合には、2層コイル50として説明をする。
そして、本実施形態のステータ100では、図3に示すように、1相当り8つのコイル(2連コイル)が設けられており、8つのコイル(第1単層コイル60、第2単層コイル70、および、2層コイル50a〜50f)は、それぞれ互いに並列(全並列)に接続されている。たとえば、8つのコイルは、全並列に接続された状態で、動力端子81(U相端子)および中性点端子82に接続(Y結線接続)されている。なお、動力端子81および中性点端子82は、一部がバスバーとして構成されていてもよいし、渡り線と端子との組み合わせとして構成されていてもよい。また、本実施形態では、V相およびW相の単層コイル40および2層コイル50も同様に、全並列に接続されている。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、第1単層コイル60は、コイル内側(周方向内側)に配置され、コイルの巻回における始端を有する始端導体を含む内側コイル部分161と、内側コイル部分161よりもコイル外側(周方向外側)に配置され、コイルの巻回における終端を有する終端導体を含む外側コイル部分162とを含む。たとえば、内側コイル部分161および外側コイル部分162は、2連の同芯巻コイルとして構成されている。すなわち、第1単層コイル60は、始端導体を含むコイルと終端導体を含むコイルとを有する単層重ね巻コイル群として形成されている。
また、第1単層コイル60は、図4に示すように、スロット22に配置されている部分であるスロット収容部61および62と、スロット22よりも軸方向外側(矢印Z1方向側または矢印Z2方向側)に配置されているコイルエンド部63とを含む。なお、スロット収容部61は、特許請求の範囲の「一方側スロット収容部」の一例である。また、スロット収容部62は、特許請求の範囲の「他方側スロット収容部」の一例である。
具体的には、図2に示すように、スロット収容部61は、内側コイル部分161の矢印A2方向側のスロット22(スロット番号#1)に配置されている部分(一方側の始端導体)と、外側コイル部分162の矢印A2方向側のスロット22(スロット番号#2)に配置されている部分(一方側の終端導体)とにより構成されている。また、スロット収容部62は、内側コイル部分161の矢印A1方向側のスロット22(スロット番号#44)に配置されている部分(他方側の始端導体)と、外側コイル部分162の矢印A1方向側のスロット22(スロット番号#43)に配置されている部分(他方側の終端導体)とにより構成されている。
また、図4に示すように、第2単層コイル70は、第1単層コイル60と同様に、内側コイル部分171(始端導体)と、外側コイル部分172(終端導体)とを含む。また、第2単層コイル70は、スロット収容部71および72と、コイルエンド部73とを含む。すなわち、第2単層コイル70は、始端導体を含むコイルと終端導体を含むコイルとを有する単層重ね巻コイル群として形成されている。
また、内側コイル部分161と外側コイル部分172との間には、コイル間導線41が設けられており、内側コイル部分161と外側コイル部分172とは、直列に接続されている。また、内側コイル部分171と外側コイル部分162との間には、コイル間導線42が設けられており、内側コイル部分171と外側コイル部分162とは、直列に接続されている。なお、コイル間導線41および42は、第1単層コイル60および第2単層コイル70をスロット22に配置した後に、配索替え等により設けてもよいし、第1単層コイル60と第2単層コイル70とに連続して形成されていてもよい。
そして、本実施形態では、図2に示すように、第1単層コイル60のスロット収容部61および62の両方が、スロット22の径方向内側に配置されている。また、第2単層コイル70のスロット収容部71および72の両方が、スロット22の径方向外側に配置されている。
2層コイル50は、図5に示すように、それぞれ、複数(たとえば、2つ(2連))の2層コイル部分(一方側コイル部分151および他方側コイル部分152)からなる。そして、一方側コイル部分151と他方側コイル部分152とは、コイル間導線153により接続されている。すなわち、一方側コイル部分151と他方側コイル部分152とは、直列に接続されている。
また、2層コイル50では、一方側コイル部分151の矢印A1方向側の部分と他方側コイル部分152の矢印A2方向側の部分とにより、内側コイル部分154(始端導体)が構成されている。また、一方側コイル部分151の矢印A2方向側の部分と他方側コイル部分152の矢印A1方向側の部分とにより、外側コイル部分155(終端導体)が構成されている。すなわち、2層コイル50は、始端導体を含むコイルと終端導体を含むコイルとを有する2層重ね巻コイル群として形成されている
また、2層コイル50は、スロット収容部51および52と、コイルエンド部53とを含む。なお、スロット収容部51は、特許請求の範囲の「一方側スロット収容部」の一例である。また、スロット収容部52は、特許請求の範囲の「他方側スロット収容部」の一例である。
具体的には、スロット収容部51は、矢印A2方向側において、内側コイル部分154のスロット22に配置されている部分(一方側の始端導体)と、外側コイル部分155のスロット22に配置されている部分(一方側の終端導体)とにより構成されている。スロット収容部52は、矢印A1方向側において、内側コイル部分154のスロット22に配置されている部分(他方側の始端導体)と、外側コイル部分155のスロット22に配置されている部分(他方側の終端導体)とにより構成されている。
そして、本実施形態では、図2に示すように、2層コイル50のスロット収容部51は、スロット22の径方向外側に配置されているとともに、スロット収容部52は、スロット22の径方向内側に配置されている。すなわち、2層コイル50は、異なるスロット22間において、径方向外側の層と径方向内側の層との2層に渡って配置されている。
また、本実施形態では、第2単層コイル70の外側コイル部分172(一方側の終端導体)と、矢印A2方向側に隣接する2層コイル50fの外側コイル部分155(他方側の終端導体)が同一のスロット番号#7のスロット22に配置されている。また、第2単層コイル70の内側コイル171(他方側の始端導体)が配置されているスロット22(スロット番号#1)と、矢印A1方向側に隣接する第1単層コイル60の外側コイル162(一方側の終端導体)が配置されているスロット22(スロット番号#1)とは、互いに異なるスロット22である。すなわち、単層コイル40および2層コイル50は、スキュー巻線として構成されている。
これにより、図6に示すように、単層コイル40が配置される。図6では、単層コイル40(第1単層コイル60および第2単層コイル70)を3相(U相、V相およびW相)分、配置した状態(図6のハッチング部分)を示している。スロット番号#1のスロット22では、径方向内側および径方向外側の両側に、U相の単層コイル40が配置されている。スロット番号#2のスロット22では、径方向内側にU相の単層コイル40が配置され、径方向外側にW相の単層コイル40が配置されている。このように、スロット番号#1、#2、#3、#4、#5、#6には、U−U(径方向内側に巻回されるコイル−径方向外側に巻回されるコイル)、U−W、W−W、W−V、V−V、V−Uとして単層コイル40がスロット22に巻回されている。
そして、スロット番号#7〜#12、スロット番号#13〜#18、スロット番号#19〜#24、スロット番号#25〜#30、スロット番号#31〜#36、スロット番号#37〜#42、および、スロット番号#43〜#48は、上記したスロット番号#1〜#6と同様の相の配置構成を有する。すなわち、本実施形態のステータ100は、複数のスロット22のうち、径方向外側に配置されているコイルの相と径方向内側に配置されているコイルの相とが異なる(ずれる)スロット22を有する(スキューを有する)ように構成されている。
ここで、図7および図8を参照して、比較例によるステータの構成について説明する。比較例によるステータは、2つの単層コイルと6つの2層コイルとを含む。また、比較例によるステータでは、同一のスロットにおいて、径方向内側に配置されるコイルの相と、径方向外側に配置されるコイルの相とが等しくなるように、2つの単層コイルと6つの2層コイルとが配置されている。なお、本願明細書における比較例によるステータの構成は、単に本実施形態によるステータ100の構成と比較するために説明する構成であって、従来技術や慣用技術等を示すものではない。
すなわち、本実施形態のステータ100において、スロット22の単層コイル40および2層コイル50が径方向外側に配置されている部分は、比較例のステータのスロットの単層コイルおよび2層コイルが径方向外側に配置されている部分に対して1スロット分、矢印A1方向側にずれるように配置されている。
そして、本実施形態では比較例と異なり、図2に示すように、第1単層コイル60のスロット収容部61が配置されているスロット22と、第1単層コイル60のスロット収容部62が配置されているスロット22との間隔である単層スロットピッチは、2層コイル50のスロット収容部51が配置されているスロット22と、2層コイル50のスロット収容部52が配置されているスロット22との間隔である2層スロットピッチよりも大きく構成されている。
具体的には、第1単層コイル60のスロット収容部61は、スロット番号#1および#2のスロット22に配置されている。また、スロット収容部62は、スロット番号#43および#44のスロット22に配置されている。すなわち、スロット収容部61が配置されているスロット22を6スロット分(スロット22が6個分)、周方向に移動させた位置にスロット収容部62が配置されている。この場合、本願明細書では、単層スロットピッチの大きさを「6」(1−7)とする。なお、図2に示すように、第2単層コイル70の単層スロットピッチの大きさも「6」である。
2層コイル50(たとえば、2層コイル50a)のスロット収容部51は、スロット番号#42および#43のスロット22に配置されている。また、スロット収容部52は、スロット番号#37および#38に配置されている。すなわち、2層スロットピッチの大きさは「5」(1−6)である。なお、2層コイル50b〜50fにおいても同様に、2層スロットピッチの大きさは「5」である。
一方比較例によるステータでは、図7に示すように、単層コイルの単層コイルピッチは、「6」となる。また、2層コイルの2層コイルピッチは、「6」となる。すなわち、比較例によるステータでは、単層コイルと2層コイルとは、同一のコイルピッチとなる。
図8に示すように、比較例による2層コイルは、コイルピッチが「6」(1−7)である一方、図8に示すように、本実施形態による2層コイル50は、コイルピッチが「5」(1−6)となり比較的小さくなる。
そして、本実施形態では、図4および図5に示すように、単層コイル40の周長L1は、2層コイル50の周長L2よりも大きく構成されている。ここで、本願明細書では、「周長」とは、コイルが巻回される1周分の長さを意味するものとして記載している。また、「周長」は、たとえば、複数巻回されているコイルの周長のうちの平均値として記載している。すなわち、1つのコイルの線長は、周長にコイルの巻回回数を乗算したものである。
具体的には、第1単層コイル60のスロット収容部61および62の長さL11および2層コイル50のスロット収容部51および52の長さL21は、ステータコア10の軸方向の長さに対応し略等しい。ここで、第1単層コイル60のコイルエンド部63の長さL12は、2層コイル50のコイルエンド部53の長さL22よりも大きい。なお、長さL12は、第1単層コイル60の4つのコイルエンド部63の長さ(L13〜L16)の合計値である。また、2層コイル50のコイルエンド部53の長さL22は、2層コイル50の4つのコイルエンド部73の長さ(L22a×4つ分)の合計値である。
すなわち、コイルエンド部53、63および73の長さは、コイルピッチが大きい程大きく、コイルピッチが小さい程小さくなるので、単層コイルピッチの大きさが「6」であるコイルエンド部63(および73)の長さL12は、2層コイルピッチの大きさが「5」であるコイルエンド部53の長さL22よりも大きくなる。
〈第1導体抵抗値と第2導体抵抗値とを近付けるための構成〉
ここで、コイルの導体抵抗値rは、コイルの周長Lに比例する関係を有するとともに、コイルの断面積Sと反比例する関係を有する。すなわち、コイルの材質によって定まる電気抵抗率をρとし、コイルの巻回回数をnとすると、導体抵抗値rは、たとえば、以下の式(1)により表すことが可能である。
r=ρ×(L/S)×n ・・・ (1)
そして、上記したように、単層コイル40の周長L1は、2層コイル50の周長L2よりも大きいので、単層コイル40の材質と2層コイル50の材質とが等しく(電気抵抗率ρが互いに等しく)、かつ、単層コイル40の断面積と2層コイル50の断面積とが等しい場合には、単層コイル40の第1導体抵抗値r1が2層コイル50の第2導体抵抗値r2よりも大きくなる。
そこで、本実施形態では、単層コイル40の第1導体抵抗値r1と2層コイル50の第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、単層コイル40の断面積が2層コイル50に比べて変更されている。
具体的には、図9に示すように、本実施形態では、単層コイル40は、複数回巻回されている第1導線40aから構成されている。また、2層コイル50は、複数回巻回されている第2導線150aから構成されている。そして、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、第1導線40aの断面積S1が第2導線150aの断面積S2よりも大きく構成されている。なお、第1導線40aおよび第2導線150aは、丸線により構成されていてもよいし、角線(断面が矩形状の平角線)により構成されていてもよい。また、図9および図10では、説明のため、構成を強調して図示している。たとえば、第1導線40aおよび第2導線50aを比較的大きく図示しているとともに、後述する位置P1〜P3の位置の違いを大きくして図示している。
詳細には、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、第1導線40aの断面積S1の第2導線150aの断面積S2に対する割合の値(S1/S2)が、単層コイル40の周長L1の2層コイル50の周長L2に対する割合の値(L1/L2)に近付くように変更されている(調整されている)。
たとえば、単層コイル40の周長L1が2層コイル50の周長L2に対して、6%大きい場合には、割合の値(L1/L2)は、1.06となる。この場合、本実施形態では、第1導線40aの断面積S1は、第2導線150aの断面積S2に対する割合の値(S1/S2)が1.06(略1.06)になるように構成されている。すなわち、第1導線40aは、第2導線150aの断面積S2よりも6%分、断面積が大きい断面積S1を有するものが用いられる。なお、第1導線40aと第2導線150aとは同一の材質(たとえば、銅線)により構成されており、略同一の電気抵抗率ρを有する。また、単層コイル40の巻回回数nと2層コイル50の巻回回数nとは、同数(略同数)に設定されている。
これにより、単層コイル40の第1導体抵抗値r1と、2層コイル50の第2導体抵抗値r2とは、略同一の値にすることが可能である。
(ステータコアの構成)
次に、図9〜図11を参照して、本実施形態によるステータコア10の構成について説明する。なお、図11では、スロット断面積を説明するために、単層コイル40および2層コイル50の図示を省略している。
ここで、単層コイル40を構成する第1導線40aの断面積S1を、2層コイル50を構成する第2導線150aの断面積S2よりも大きく構成する場合には、単層コイル40が配置されているスロット22のコイル占積率が大きくなり過ぎるため、単層コイル40をスロット22に組み付け性が低下する。たとえば、単層コイル40および2層コイル50を内コア20に取り付けた状態で、内コア20と外コア30とを軸方向に相対移動させて組み付ける際に、単層コイル40と外コア30とが干渉してしまう場合が生じると考えられる。
そこで、本実施形態では、図11(a)に示すように、径方向外側および径方向内側の両側に単層コイル40が配置されているスロット22の軸方向に直角方向の断面積であるスロット断面積S11は、図11(b)に示す径方向外側および径方向内側の両側に2層コイル50が配置されているスロット22の軸方向に垂直な方向に沿った(軸方向に直角方向の)断面積であるスロット断面積S12よりも大きく構成されている。なお、スロット断面積S11は、特許請求の範囲の「第1スロット断面積」の一例である。また、スロット断面積S12は、特許請求の範囲の「第2スロット断面積」の一例である。
また、本実施形態では、図11に示すように、径方向一方側に単層コイル40が配置され、径方向他方側に2層コイル50が配置されているスロット22の軸方向に直角方向の断面積であるスロット断面積S13は、スロット断面積S11よりも小さく、かつ、スロット断面積S12よりも大きく構成されている。なお、スロット断面積S13は、特許請求の範囲の「第1スロット断面積」および「第3スロット断面積」の一例である。
具体的には、図9および図10に示すように、ステータコア10の外コア30には、複数のスロット22の径方向外側において環状に形成されたバックヨーク部31が設けられている。そして、バックヨーク部31には、径方向内側および径方向外側の両側に単層コイル40が配置されているスロット22(スロット番号#1〜#6、および、#48(図6参照))の径方向外側端面31a(以下「端面31a」)が設けられている。
また、図10に示すように、バックヨーク部31には、径方向内側および径方向外側の両側に2層コイル50が配置されているスロット22(スロット番号#12〜#42(図6参照))の径方向外側端面31b(以下「端面31b」)が設けられている。また、バックヨーク部31には、径方向内側または径方向外側の一方側に単層コイル40が配置されているとともに、他方側に2層コイル50が配置されているスロット22(スロット番号#7〜#11、および、#43〜#47(図6参照))の径方向外側端面31c(以下「端面31c」)が設けられている。
そして、本実施形態では、スロット断面積S11が、スロット断面積S12よりも大きくなるように、端面31aの径方向位置P1が、端面31bの径方向位置P2よりも径方向外側(矢印R2方向側)に設けられている。
具体的には、図9に示すように、単層コイル40および2層コイル50は、絶縁部材90に覆われた状態で、スロット22に配置されている。すなわち、単層コイル40のコイル占積率は、スロット22の軸方向に直角方向のスロット断面積S11に対する単層コイル40の断面積と絶縁部材90の断面積との合計値の割合である。したがって、上記した例のように周長L1が周長L2よりも6%大きい場合には、たとえば、スロット断面積S11がスロット断面積S12よりも略6%(6%弱)大きくなるように、端面31aの径方向位置P1が、端面31bの径方向位置P2よりも径方向外側に設けられている。なお、単層コイル40および2層コイル50の巻回の状態や絶縁部材90の厚み等を考慮して、スロット断面積S11をスロット断面積S12よりも6%以外の大きさ分、大きくしてもよい。
また、スロット断面積S13がスロット断面積S12よりも略3%(3%弱)大きくなるように、端面31cの径方向位置P3が、端面31bの径方向位置P2よりも径方向外側で、かつ、端面31aの径方向位置P1よりも径方向内側に設けられている。すなわち、スロット断面積S11がスロット断面積S12よりも大きくされる分の半分程度、スロット断面積S13がスロット断面積S12よりも大きく構成されている。
これにより、単層コイル40の第1導線40aの断面積S1を、2層コイル50の第2導線150aの断面積S2よりも大きくした場合でも、単層コイル40のスロット22に対するコイル占積率と2層コイル50のスロット22に対するコイル占積率とを略等しくすることが可能である。
[ステータの製造方法]
次に、図2、図4、図5、図9および図12を参照して、ステータ100の製造方法について説明する。
(内コアおよび外コアを形成する工程)
図12(a)に示すように、内コア20および外コア30を形成する工程は、プレス装置(図示せず)により電磁鋼板PLが位置P11からP17に(矢印E方向に)、順次移動されながら打ち抜きが行われる順送工程を含む。図12(b)には、下型内工程および排出物(打ち抜きされたワークおよび抜きカス)を示しており、位置P11〜P17にそれぞれ対応する(下側に位置する)位置P21〜P27において、接着や矯正等が行われる。なお、本実施形態では、1つの電磁鋼板PLから、ロータ102を構成するロータ板部材102a、内コア20を構成する内コア板部材20a、および、外コア30を構成する外コア板部材30aが共取りして打ち抜かれる。
位置P11では、電磁鋼板PLから締結孔部32が打ち抜かれ、締結孔部32の抜きカスが位置P21に切り落としされる。
位置P12では、ロータ板部材102aが電磁鋼板PLから打ち抜かれ、ロータ板部材102aが位置P22に切り落としされる。また、ロータ板部材102aが接着剤等により、軸方向に積層されることにより、ロータ102が形成される。位置P13では、電磁鋼板PLから内コア20の内周面の切り出しが行われ、抜きカスが位置P23に切り落とされる。
位置P14では、スロット22に対応する部分が電磁鋼板PLから打ち抜かれ、抜きカスが位置P24に切り落とされる。この工程では、いずれのスロット22においても、径方向位置がP2となる端面31bが切り出される。なお、端面31aおよび31cは、位置P16において打ち抜かれる。端面31bの形成と端面31aおよび31cの形成とを別工程にすることにより、転積や反転に対応させて、端面31aおよび31cを打ち抜くことが可能となる。なお、「転積」とは、たとえば、位置P27に配置された外コア板部材30a(ワーク)を周方向に回転させることであり、「反転」とは、位置P27に配置された外コア板部材30a(ワーク)の軸方向の表裏を反転させることである。
位置P15では、内コア板部材20aが電磁鋼板PLから打ち抜かれて、内コア板部材20aが位置P25に切り落とされる。なお、この時、内コア板部材20aに接着剤の塗布を実施してもよい。その後、複数の内コア板部材20aが軸方向に接着、積層、および矯正が行われて、内コア20が形成される。
位置P16では、電磁鋼板PLの転積(または反転)に対応させた位置において、端面31bおよび31cの切り出しが行われ、抜きカスが位置P26に切り落とされる。すなわち、図12(c)に示すような位置において、端面31bおよび31cの切り出しが行われる場合と、図12(d)に示すような位置において、端面31bおよび31cの切り出しが行われる場合とがある。これにより、互いに径方向位置が異なる端面31a〜31cを設ける場合でも、外コア30の軸方向の寸法誤差の増大を防止することが可能となる。
位置P17では、外コア板部材30aが電磁鋼板PLから打ち抜かれ、外コア板部材30aが位置P27に切り落とされる。なお、この時、外コア板部材30aに接着剤の塗布を実施してもよい。その後、複数の外コア板部材30aが軸方向に積層されて、外コア部30が形成される。
(ステータコイルの形成工程)
図4および図5に示すように、2連の単層重ね巻コイルからなる2つの単層コイル40(第1単層コイル60および第2単層コイル70)と、2連の2層重ね巻コイルからなる6つの2層コイル50(2層コイル50a〜50f)とが形成される。
具体的には、断面積S1を有する第1導線40aと断面積S2を有する第2導線150aとが準備される。そして、第1導線40aが複数回巻回されて第1単層コイル60と第2単層コイル70とが形成される。また、第2導線150aが複数回巻回されて2層コイル50a〜50fが形成される。なお、第1単層コイル60と第2単層コイル70と2層コイル50a〜50fとは、それぞれカセットコイルとして形成される。
第1単層コイル60、第2単層コイル70、および、2層コイル50a〜50fの各々に、絶縁部材90(図9参照)が覆うように取り付けられる。
図2に示すように、内コア20に径方向外側から第1単層コイル60が配置される。その後、内コア20に径方向外側から2層コイル50a〜50fがこの順に配置される。ここで、全てを2層コイル50として構成した場合には、スロット22の径方向内側に最後のコイルを取り付ける必要があるため、最初に配置した2層コイル50を一旦取り外す必要が生じるが、本実施形態では、第2単層コイル70を取り付ける時点で、スロット22の径方向外側の部分のみが開放されており、他のコイルと干渉することなく、第2単層コイル70を内コア20に取り付けることが可能である。
その後、内コア20と外コア30とが軸方向に相対移動されて、隙間嵌めされることにより、組み合わされる。なお、この後、必要に応じて、コイル間導線41および42の配索等が実施されてもよい。これにより、ステータ100が製造される。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、単層スロットピッチを2層スロットピッチよりも大きく構成することにより、複数のスロット22のうちの一部のスロット22において、同一のスロット22に配置される径方向内側のコイル(単層コイル40または2層コイル50)の相と径方向外側のコイル(単層コイル40または2層コイル50)の相とを異なる状態にする(スキューを構成する)ことができるので、トルクリップルを低減することができる。また、単層コイル40の第1導体抵抗値r1と2層コイル50の第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、単層コイル40または2層コイル50のうちの少なくとも一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つを他方のコイルに比べて変更して構成する。好ましくは、単層コイル40の断面積を2層コイル50に対して変更する。これにより、第1導体抵抗値r1の大きさを変更することができるので、第1導体抵抗値r1の大きさを変更して第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2との差異を小さくすることができる。その結果、トルクリップルを低減しながら、単層コイル40の第1導体抵抗値r1と2層コイル50の第2導体抵抗値r2との差異が増大するのを防止することができる。これにより、単層コイル40が発生させる磁束の大きさと2層コイル50が発生させる磁束の大きさとの間の差異の増大を防止して、回転電機101のモータトルクの変動量が増大するのを防止することができる。
また、本実施形態では、第2単層コイル70の外側コイル部分172(一方側の終端導体)と、矢印A2方向側に隣接する2層コイル50fの外側コイル部分155(他方側の終端導体)が同一のスロット番号#7のスロット22に配置されている。また、第2単層コイル70の内側コイル171(他方側の始端導体)が配置されているスロット22(スロット番号#1)と、矢印A1方向側に隣接する第1単層コイル60の外側コイル162(一方側の終端導体)が配置されているスロット22(スロット番号#1)とは、互いに異なるスロット22である。これにより、単層コイル40および2層コイル50をスキュー巻線として構成することができるので、トルクリップルを低減することができる。
また、本実施形態では、単層コイル40を、複数回巻回されている第1導線40aから構成する。また、2層コイル50を、複数回巻回されている第2導線150aから構成する。また、単層コイル40の周長L1を、2層コイル50の周長L2よりも大きく構成する。また、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、第1導線40aの断面積S1を第2導線150aの断面積S2よりも大きく構成する。これにより、単層コイル40を構成する導線として断面積S1を有する第1導線40aを用いることで、容易に、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2との差異を小さくすることができる。
また、本実施形態では、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、第1導線40aの断面積S1の第2導線150aの断面積S2に対する割合の値(S1/S2)を、単層コイル40の周長L1の2層コイル50の周長L2に対する割合の値(L1/L2)に近付くように単層コイル40の断面積を2層コイル50の断面積に比べて変更する。ここで、導体抵抗値rは、上記式(1)に示すように、コイルの周長Lに比例するとともに、導線の断面積Sに反比例する。この点に着目して、本実施形態では、上記のように構成することにより、第1導線40aの断面積S1および第2導線150aの断面積S2を、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、より適切に設定(調整、変更)することができる。
また、本実施形態では、単層コイル40が配置されているスロット22の軸方向に直角方向の断面積であるスロット断面積S11(およびS13)を、2層コイル50が配置されているスロット22の軸方向に直角方向の断面積であるスロット断面積S12よりも大きく構成する。これにより、単層コイル40を構成する第1導線40aの断面積S1を第2導線150aの断面積S2よりも大きくした場合でも、単層コイル40を、比較的大きいスロット断面積S11を有するスロット22に配置することができるので、第1導線40aの断面積S1を大きくすることに起因して、単層コイル40のスロット22に対する組み付け性が低下する(組み付けが困難になる状態になる)のを防止することができる。
また、本実施形態では、径方向一方側に単層コイル40が配置され、径方向他方側に2層コイル50が配置されているスロット22の軸方向に直角方向の断面積であるスロット断面積S13を、スロット断面積S11よりも小さく、かつ、スロット断面積S12よりも大きく構成する。これにより、単層コイル40および2層コイル50のスロット22に対する空間占積率が低下することを防止しながら、単層コイル40のスロット22に対する組み付け性の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、スロット断面積S11(およびS13)がスロット断面積S12よりも大きくなるように、単層コイル40が配置されているスロット22の径方向外側端面31aの径方向位置P1および端面31cの径方向位置P3を、2層コイル31bが配置されているスロット22の端面31bの径方向位置P2よりも径方向外側に設ける。これにより、スロット22の径方向内側の端面に比べて、端面31aおよび31cは、周方向の幅が大きいので、周方向の幅が大きい分、径方向位置の変更の大きさを小さくしながら、スロット断面積S11(およびS13)を大きくすることができる。また、ティース21の周方向の幅を小さくする場合と異なり、磁路の周方向の幅を小さくすることなく、スロット断面積S11(およびS13)を大きくすることができる。
また、本実施形態では、ステータコア10に、複数のスロット22の径方向外側において環状に形成されたバックヨーク部31を設ける。そして、バックヨーク部31に、単層コイル40が配置されているスロット22の端面31aおよび31cを設ける。これにより、バックヨーク部31の端面31aおよび31cを、端面31bよりも径方向外側に設けることにより、容易に、スロット断面積S11およびS13をスロット断面積S12よりも大きくすることができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、単層コイル40の断面積S1を変更して構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように、単層コイル40または2層コイル50の少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つが他方のコイルに比べて変更されていればよい。たとえば、図13に示す第1変形例のように、2層コイル250のコイルエンド部253の長さL222を上記実施形態の2層コイル50のコイルエンド部53の長さL22よりも大きくすることにより、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように構成してもよい。また、たとえば、単層コイル40の材質を2層コイル50の材質(銅)に対して変更する(たとえば、銀に変更する)ことにより、電気抵抗率ρを変更して、第1導体抵抗値r1と第2導体抵抗値r2とが互いに近付くように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ステータコア10を内外分割型のコアとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図14に示す第2変形例のステータコア310のように、一体型のコアとして構成してもよい。具体的には、ステータコア310は、バックヨーク部331から径方向内側に突出するティース321を含み、ティース321同士の間に形成されるスロット322に、単層コイル40および2層コイル50が径方向内側から配置されている。また、第2変形例においても、ステータコア310のバックヨーク部331(スロット322の径方向外側端面)には、径方向位置が互いに異なる端面331a〜331cが設けられている。すなわち、端面331aは、端面331bおよび331cよりも径方向外側に配置されている。また、端面331bは、端面331cよりも径方向外側に配置されている。
また、上記実施形態では、単層コイルを2つ設けるとともに、2層コイルを6つ設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、単層コイルを2つ以外の数設けてもよいし、2層コイルを6つ以外の数設けてもよい。
また、上記実施形態では、単層コイルおよび2層コイルを2連のコイルとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、単層コイルおよび2層コイルを1連のコイルとして構成してもよいし、3連以上のコイルとして構成してもよい。
また、上記実施形態では、ステータをインナーロータ型の回転電機の一部として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、ステータをアウターロータ型の回転電機の一部として構成してもよい。
また、上記実施形態では、端面31aおよび31cの径方向位置を端面31bよりも径方向外側に設けることにより、スロット断面積S11およびS13の大きさをスロット断面積S12よりも大きく構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、内コア20のティース21同士を径方向内側において接続するブリッジ部の径方向の厚みを調整(変更)することにより、スロット断面積S11およびS13の大きさをスロット断面積S12よりも大きく構成してもよい。なお、ブリッジ部の径方向の厚みは、バックヨーク部31の径方向の厚みよりも小さいため、ブリッジ部の径方向の厚みを調整(変更)する場合よりもバックヨーク部31に端面31a〜31cを設ける場合の方が、容易に、スロット断面積S11およびS13の大きさをスロット断面積S12よりも大きく構成することが可能である。
また、上記実施形態では、端面31cの径方向位置P3を、端面31aの径方向位置P1よりも径方向内側で、かつ、端面31bの径方向位置P2よりも径方向外側に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、スロット22に単層コイル40および2層コイル50が配置される場合、組み付け性に問題がなければ、端面31cの径方向位置P3を、端面31bの径方向位置P2と同一の径方向位置に設けてもよい。
また、上記実施形態では、バックヨーク部31に端面31aおよび31cの径方向位置を端面31bよりも径方向外側に設ける一方、バックヨーク部31の径方向外側の面である外周面の位置を変更しない例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図15に示す第3変形例による外コア430のように、端面431aおよび431cの径方向位置に対応させて、外コア430の外周面431dの径方向位置が調整(変更)されていてもよい。
具体的には、図15に示すように、外コア430は、バックヨーク部431を含む。バックヨーク部431は、径方向位置P1に設けられた端部431aと、径方向位置P2に設けられた端部431bと、径方向位置P3に設けられた端部431cとを含む。バックヨーク部431は、端部431aおよび431cの径方向外側に位置する外周面431dの部分が、端部431bの径方向外側に位置する外周面431dの部分よりも径方向外側に配置されている。
また、上記実施形態では、単層コイル40を内側コイル部分および外側コイル部分からなる2連の重ね巻コイルとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、単層コイル40を3連以上の重ね巻コイルとして構成してもよい。この場合、3連以上の重ね巻コイルのうち、最も内側のコイル部分を始端導体を有する部分として形成して、最も外側のコイル部分を終端導体を有する部分として形成すればよい。
10、310 ステータコア
22 スロット
31、331、431 バックヨーク部
31a〜31c、331a〜331c、431a〜431c 端面(径方向外側端面)
40 単層コイル(単層重ね巻コイル、単層重ね巻コイル群、コイル、ステータコイル)
40a 第1導線
50、50a〜50f、250 2層コイル(2層重ね巻コイル、2重ね巻コイル群、コイル、ステータコイル)
51、61、71 スロット収容部(一方側スロット収容部)
52、62、72 スロット収容部(他方側スロット収容部)
60 第1単層コイル(単層重ね巻コイル、コイル、ステータコイル)
70 第2単層コイル(単層重ね巻コイル、コイル、ステータコイル)
100 ステータ
150a 第2導線
153 内側コイル部分(始端導体)
154 外側コイル部分(終端導体)
161、171 内側コイル部分(始端導体)
162、172 外側コイル部分(終端導体)

Claims (9)

  1. 複数のスロットを有するステータコアと、
    前記ステータコアの周方向の一方側に配置されている一方側スロット収容部と、他方側に配置されている他方側スロット収容部とを含む、コイルとを備え、
    前記コイルは、
    前記一方側スロット収容部および前記他方側スロット収容部の両方が、前記スロットの径方向外側または径方向内側に配置されている単層重ね巻コイルと、
    前記一方側スロット収容部が前記スロットの径方向外側に配置されているとともに、前記他方側スロット収容部が前記スロットの径方向内側に配置されている2層重ね巻コイルとを含み、
    前記単層重ね巻コイルの前記一方側スロット収容部が配置されている前記スロットと前記単層重ね巻コイルの前記他方側スロット収容部が配置されている前記スロットとの間隔である単層スロットピッチは、前記2層重ね巻コイルの前記一方側スロット収容部が配置されている前記スロットと前記2層重ね巻コイルの前記他方側スロット収容部が配置されている前記スロットとの間隔である2層スロットピッチよりも大きく構成されており、
    前記単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と前記2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値とが互いに近付くように、前記単層重ね巻コイルまたは前記2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つが他方のコイルに比べて変更されている、ステータ。
  2. 前期ステータコアの前記スロットに配置されている同相の前記単層重ね巻コイルの群である単層重ね巻コイル群と、同相の前記2層重ね巻コイルの群である2層重ね巻コイル群とは、それぞれ、前記一方側スロット収容部または前記他方側スロット収容部における始端導体と終端導体とを有し、
    一方側の前記終端導体と一方側に隣接する前記単層重ね巻コイル群または前記2層重ね巻コイル群の他方側の前記終端導体が同一の前記スロットに配置されているとともに、他方側の前記始端導体と他方側に隣接する前記単層重ね巻コイル群又は前記2層重ね巻コイル群の一方側の前記終端導体が、互いに異なる前記スロットに配置されている、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記単層重ね巻コイルは、複数回巻回されている第1導線から構成されており、
    前記2層重ね巻コイルは、複数回巻回されている第2導線から構成されており、
    前記単層重ね巻コイルの周長は、前記2層重ね巻コイルの周長よりも大きく構成されており、
    前記第1導体抵抗値と前記第2導体抵抗値とが互いに近付くように、前記第1導線の断面積が前記第2導線の断面積よりも大きく構成されている、請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記第1導体抵抗値と前記第2導体抵抗値とが互いに近付くように、前記第1導線の断面積の前記第2導線の断面積に対する割合の値が、前記単層重ね巻コイルの周長の前記2層重ね巻コイルの周長に対する割合の値に近付くように、前記単層重ね巻コイルまたは前記2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの断面積が他方のコイルに比べて変更されている、請求項3に記載のステータ。
  5. 前記単層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの軸方向に直角方向の断面積である第1スロット断面積は、前記2層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの軸方向に直角方向の断面積である第2スロット断面積よりも大きく構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のステータ。
  6. 径方向一方側に前記単層重ね巻コイルが配置され、径方向他方側に前記2層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの軸方向に直角方向の断面積である第3スロット断面積は、前記第1スロット断面積よりも小さく、かつ、前記第2スロット断面積よりも大きく構成されている、請求項5に記載のステータ。
  7. 前記第1スロット断面積が前記第2スロット断面積よりも大きくなるように、前記単層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの径方向外側端面の径方向位置が、前記2層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの径方向外側端面の径方向位置よりも径方向外側に設けられている、請求項5または6に記載のステータ。
  8. 前記ステータコアは、前記複数のスロットの径方向外側において環状に形成されたバックヨーク部を含み、
    前記バックヨーク部には、前記単層重ね巻コイルが配置されている前記スロットの径方向外側端面が設けられている、請求項7に記載のステータ。
  9. 複数のスロットを有するステータコアに配置されるステータコイルであって、
    前記ステータコイルは、
    前記一方側スロット収容部および前記他方側スロット収容部の両方が、前記スロットの径方向外側または径方向内側に配置される単層重ね巻コイルと、
    前記一方側スロット収容部が前記スロットの径方向外側に配置されているとともに、前記他方側スロット収容部が前記スロットの径方向内側に配置される2層重ね巻コイルとを含み、
    前記単層重ね巻コイルの前記一方側スロット収容部が配置される前記スロットと前記単層重ね巻コイルの前記他方側スロット収容部が配置される前記スロットとの間隔である単層スロットピッチは、前記2層重ね巻コイルの前記一方側スロット収容部が配置される前記スロットと前記2層重ね巻コイルの前記他方側スロット収容部が配置される前記スロットとの間隔である2層スロットピッチよりも大きく構成されており、
    前記単層重ね巻コイルの第1導体抵抗値と前記2層重ね巻コイルの第2導体抵抗値とが互いに近付くように、前記単層重ね巻コイルまたは前記2層重ね巻コイルのうちの少なくともの一方のコイルの周長、断面積、または、材質のうちの少なくとも1つが他方のコイルに比べて変更されている、ステータコイル。
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