JP2017198255A - 車両用ドラムブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックプレートの板厚を抑えながら、制動トルクを受けるアンカープレートの強度を確保することができる車両用ドラムブレーキのバックプレートを提供する。
【解決手段】ドラムブレーキ1のバックプレート2に、アンカーブロック17a及びアンカープレート17bを固定するアンカー取付部16をバックプレート2の板材を内部側へ隆出させて形成する。アンカー取付部16は、バックプレート2から隆出する隆出部16aと、アンカープレート17bを取り付ける座面16bとを有し、隆出部16aの外面に、バックプレート内外方向に延び、且つ、座面16bよりも外側に突出する複数の凸状部16cを連続して形成する。各凸状部16cは、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成される。また、アンカー取付部16は、バックプレート2の半径方向の中心線L1に対して対称に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や自動二輪車等の走行車両に用いられる車両用ドラムブレーキに関し、詳しくは、バックプレートに設けたアンカー取付部にアンカー部材を取り付けて形成されるアンカーの構造に関する。
従来、車両用ドラムブレーキにあっては、バックプレートに対向配置した一対のブレーキシューと、該両ブレーキシューの一端側を当接させるアンカーと、両ブレーキシューの他端側を拡開させる拡開装置とを備え、前記アンカーを、ブレーキシューの一端部側に当接するアンカー部材と、バックプレートから隆出してアンカー部材を取り付けるアンカー取付部とで構成したものがあった。また、バックプレートの板厚を薄くして軽量化を図る一方で、制動時にアンカー部材を介して応力の掛かるアンカー取付部を補強するために、アンカー取付部の周囲に補強部材を取り付けたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭56−120832号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、アンカー取付部の強度は確保できるものの、アンカー取付部の周囲に取り付ける補強部材を別途用意しなければならず、また、その取り付けにも手間が掛かることからコストが嵩んでいた。
そこで本発明は、コストを抑えながら、制動時に応力の掛かるアンカー取付部の強度を確保することができる車両用ドラムブレーキのバックプレートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ドラムブレーキは、バックプレートに対向配置した一対のブレーキシューと、該両ブレーキシューの一端側を当接させるアンカーと、前記両ブレーキシューの他端側を拡開させる拡開装置とを備えた車両用ドラムブレーキにおいて、前記アンカーは、前記ブレーキシューの一端側に当接するアンカー部材と、前記バックプレートから隆出し、前記アンカー部材を取り付けるアンカー取付部とを備え、該アンカー取付部は、前記バックプレートから錐台状に隆出する隆出部と、前記アンカー部材を取り付ける座面とを有し、前記隆出部の外面には、バックプレート内外方向に延びる複数の凸状部が連続して形成されていることを特徴としている。
また、前記各凸状部の外面は、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成されると好ましい。さらに、前記アンカー取付部は、前記バックプレートの半径方向の中心線に対して対称に形成されると好適である。
本発明の車両用ドラムブレーキによれば、制動時にウェブからアンカー部材を介してアンカー取付部に応力が掛かるが、アンカー取付部は、隆出部に複数の凸状部を形成したことにより、限られたスペース内で、この応力を分散させることができ、アンカー取付部の強度を確保することができ、バックプレートの破壊強度と耐久性とを向上させることができる。また、アンカー取付部は、別部材を取り付けることなく補強することができることから、コストの低減化を図ることができる。
さらに、各凸状部の外面を、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成することにより、アンカー取付部に掛かる応力を良好に分散させることができる。また、アンカー取付部を、バックプレートの半径方向の中心線に対して対称に形成したことにより、アンカー取付部に掛かる応力を均等に分散させることができる。
本発明の第1形態例を示すバックプレートの正面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明の第1形態例を示すバックプレートの斜視図である。 同じくドラムブレーキの正面図である。 図4のV−V断面図である。 本発明の第2形態例を示すバックプレートの正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 本発明の第2形態例を示すバックプレートの斜視図である。
図1乃至図5は、本発明の第1形態例を示すリーディング・トレーディング型のドラムブレーキで、該ドラムブレーキ1は、車体に固設されるバックプレート2の内部に、弓型の一対のブレーキシュー3,3が拡縮自在に収容されている。各ブレーキシュー3は、中間部をシューホールドピン4とシューホールドスプリング5とによってバックプレート2に弾持されるウェブ3aと、該ウェブ3aの外面に直交して取り付けられる円弧状のリム3bと、該リム3bの外周面に貼着されるライニング3cとから成っている。ウェブ3aは、一端部がアンカー7に支承されるとともに、他端部がホイールシリンダ6(本発明の拡開装置)に支承され、リム3bのバックプレート側面が、バックプレート2に形成した複数のレッジ面8に支承されている。
ウェブ3a,3aの両端部間には、リターンスプリング9,10が張設され、ブレーキシュー3,3は、これらリターンスプリング9,10によって常時縮径方向に付勢され、更にホイールシリンダ側のリターンスプリング9の内側位置には、制動間隙自動調整装置11が配設されている。また、バックプレート2と一方のブレーキシュー3のウェブ3aとの間には、パーキングレバー12が、基端をウェブ3aの一端部に枢支され、バックプレート2やウェブ3aと平行に配設されている。さらに、パーキングレバー12の先端にはワイヤケーブル13の一端が連結されている。
バックプレート2は、中央にアクスル挿通孔14が形成され、該アクスル挿通孔14の図1において上部側には、ホイールシリンダ用の位置決め孔15が穿設されている。アクスル挿通孔14の下部側には、アンカー取付部16が、バックプレート2の板材を内部側に略錐台状に隆出させて形成されている。
アンカー7は、前記アンカー取付部16と、ブレーキシュー3,3の一端側に当接するアンカー部材17とで形成される。前記アンカー部材17は、ウェブ3a,3aの一端面に当接するアンカーブロック17aと、ウェブ3a,3aの一端部側に突出するとともに、制動時にウェブ3a,3aの一端部の反バックプレート側に当接して、前記一端部をバックプレート側に押圧するアンカープレート17bとで構成されている。
アンカー取付部16は、バックプレート2から隆出する隆出部16aと、アンカーブロック17aとアンカープレート17bとを取り付ける座面16bとを有し、座面16bは、バックプレート2と平行に形成されている。隆出部16aのアクスル挿通孔14に対向する面を除いた外面には、バックプレート内外方向に延びる5個の凸状部16cが連続して形成され、各凸状部16cの外面は、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成されている。さらに、座面16bには、リベット孔16d,16dが穿設されている。また、アンカー取付部16は、バックプレート2の半径方向の中心線L1に対して対称に形成されている。
アンカーブロック17aとアンカープレート17bには、リベット挿通孔がそれぞれ形成されており、アンカー取付部16のリベット孔16d,16dと、アンカーブロック17a及びアンカープレート17bに設けられた挿通孔とに亘ってリベット18,18をそれぞれ挿通してカシメることによって、座面16bにアンカーブロック17aとアンカープレート17bとが固定され、アンカー7が形成される。
上述のドラムブレーキ1では、運転者の制動操作によって液圧マスタシリンダに発生した液圧がホイールシリンダ6に供給されることによりピストン6aが作動し、双方のブレーキシュー3,3がアンカー7を支点に拡開して、外周のライニング3c,3cをブレーキドラムの内周面に摺接させて液圧制動作用が行なわれる。また、ワイヤケーブル13の牽引によって、パーキングレバー12が回動することによって、ブレーキシュー3,3がアンカー7を支点に拡開し、ライニング3c,3cとブレーキドラムの内周面とが当接し、パーキングブレーキとしての機械的制動作用が行なわれる。
制動時に、アンカーブロック17a及びアンカープレート17bを介して制動トルクを受けるアンカー取付部16は、バックプレート内外方向に延びる5個の凸状部16cが連続して形成されていることから、限られたスペース内で、アンカー取付部16に掛かる応力を分散させ、アンカー取付部16の強度を確保することができる。また、これにより、バックプレート2の破壊強度と耐久性を向上させることができる。さらに、各凸状部16cの外面は、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成されていることから、アンカー取付部16に掛かる応力を良好に分散させることができる。また、アンカー取付部16は、バックプレート2の半径方向の中心線L1に対して対称に形成されていることにより、アンカー取付部16に掛かる応力を中心線L1に対する左右に均等に分散させることができる。
図6乃至図8は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例のアンカー取付部19は、隆出部19aのアクスル挿通孔14に対向する面を除いた外面に、バックプレート内外方向に延びる11個の凸状部19cが連続して形成され、各凸状部19cの外面は、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成されている。さらに、座面19bには、リベット孔19d,19dが穿設され、該リベット孔19d,19dとアンカーブロック17a及びアンカープレート17bに設けられた挿通孔とに亘ってリベット18,18を挿通してカシメることによって、座面19bにアンカーブロック17aとアンカープレート17bとが固定される。また、アンカー取付部19は、バックプレート2の半径方向の中心線L1に対して対称に形成されている。
なお、本発明は、上述の形態例に限るものでなく、アンカー取付部に設ける凸状部の数や形状は任意である。また、アンカー部材は、上述の各形態例のようにアンカーブロックとアンカープレートとが別体のものに限らず、一体に形成されているものでもよい。さらに、スペースが確保できる場合では、隆出部のアクスル挿通孔に対向する面に凸状部を設けることもできる。また、アンカー取付部を除くバックプレートの構造は上述の各形態例に限るものではなく、どのような構造でも差し支えない。
1…ドラムブレーキ、2…バックプレート、3…ブレーキシュー、3a…ウェブ、3b…リム、3c…ライニング、4…シューホールドピン、5…シューホールドスプリング、6…ホイールシリンダ、6a…ピストン、7…アンカー、8…レッジ面、9,10…リターンスプリング、11…制動間隙自動調整装置、12…パーキングレバー、13…ワイヤケーブル、14…アクスル挿通孔、15…位置決め孔、16…アンカー取付部、16a…隆出部、16b…座面、16c…凸状部、16d…リベット孔、17…アンカー部材、17a…アンカーブロック、17b…アンカープレート、18…リベット、19…アンカー取付部、19a…隆出部、19b…座面、19c…凸状部、19d…リベット孔

Claims (3)

  1. バックプレートに対向配置した一対のブレーキシューと、該両ブレーキシューの一端側を当接させるアンカーと、前記両ブレーキシューの他端側を拡開させる拡開装置とを備えた車両用ドラムブレーキにおいて、
    前記アンカーは、前記ブレーキシューの一端側に当接するアンカー部材と、前記バックプレートから隆出し、前記アンカー部材を取り付けるアンカー取付部とを備え、
    該アンカー取付部は、前記バックプレートから錐台状に隆出する隆出部と、前記アンカー部材を取り付ける座面とを有し、前記隆出部の外面には、バックプレート内外方向に延びる複数の凸状部が連続して形成されていることを特徴とする車両用ドラムブレーキ。
  2. 前記各凸状部の外面は、座面側からバックプレート側に向けて漸次大径となる円錐面の一部で形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ドラムブレーキ。
  3. 前記アンカー取付部は、前記バックプレートの半径方向の中心線に対して対称に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ドラムブレーキ。
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