JP2017198175A - ショベル - Google Patents

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【課題】本発明は、部材のレイアウトの自由度を確保しつつ、べローズ部に生じる騒音を効果的に低減可能な吸音材を設置しないショベルを提供する。【解決手段】動力源として搭載したエンジンと、エンジンを支持する旋回フレーム上に立設された支持フレーム体と、支持フレーム体に支持され、エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置と、エンジンと排ガス処理装置とを接続する接続管とを備えており、接続管は、少なくとも収縮可能なべローズ部と、べローズ部へ排ガスを流入させる流入管とを有し、べローズ部は、エンジンからの排ガス進入方向と異なる配置方向とされ、流入管の管径は、べローズ部の管内径より小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、ショベルに関する。
油圧ショベルのエンジンから排出される排ガス中には、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が含まれることがある。そこで従来から油圧ショベルには、エンジンからの排ガスを処理するために、接続管を介してエンジンと接続される排ガス処理装置が搭載されている。
この排ガス処理装置は、排ガス中に含まれるパティキュレートマター(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)や、窒素酸化物(NOx)を還元除去する選択的還元剤(例えば、尿素等)を用いて還元除去する選択還元型触媒(SCR)等が、一般的に利用されている。
上記のような排ガス処理装置を、例えばエンジン以外のファイヤーウォール等を有する支持フレーム体で支持する構成が開示されている(例えば特許文献1)。
特開2014−193664号公報
特許文献1のように排ガス処理装置をエンジン以外の支持フレーム体に支持させると、排ガス処理装置とエンジンとを接続する接続管に振動を吸収するべローズ部を設ける必要がある。
しかし、べローズ部は円形波形状(連続したU字形状)を有しているため、排ガスが通過する際に騒音が生じてしまう。騒音対策として接続管の外周やエンジン周囲のカバー材に吸音材を設置していた。しかし、排ガス処理装置とエンジンとの間には限られたスペースしかないため、吸音材を設置するためには各部材のレイアウトが制限されてしまう。
本実施形態の一つの目的は、上記課題に鑑み、部材のレイアウトの自由度を確保しつ、べローズ部に生じる騒音を効果的に低減可能な吸音材を設置しないショベルを提供することにある。
本発明の一実施形態に係るショベルは、
動力源として搭載したエンジンと、
前記エンジンを支持する旋回フレーム上に立設された支持フレーム体と、
前記支持フレーム体に支持され、前記エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置と、
前記エンジンと前記排ガス処理装置とを接続する接続管とを備えており、
前記接続管は、
少なくとも収縮可能なべローズ部と、前記べローズ部へ排ガスを流入させる流入管とを有し、
前記べローズ部は、前記エンジンからの排ガス進入方向と異なる配置方向とされ、前記流入管の管径は、前記べローズ部の管内径より小さいことを特徴とする。
開示した一実施形態によれば、部材のレイアウトの自由度を確保しつつ、べローズ部に生じる騒音を効果的に低減可能な吸音材を設置しないショベルを提供できる。
ショベルの側面図である。 ショベルの上部旋回体を上から見た平面図である。 ショベルのエンジン室を概略的に示す断面図である。 排ガス処理装置と排気管の関係を説明する部分拡大図である。 排気管の構成を説明する断面図である。 図2の部分拡大図である。 接続管の別の構成を説明する断面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す側面図である。
油圧ショベルは、自走可能なクローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回機構2を介して旋回可能に搭載された上部旋回体3を有している。
上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5及びバケット6により作業アタッチメントが構成される。
ブーム4は、旋回フレーム31に俯仰動可能に取付けられている。アーム5は、ブーム4の先端側に回動可能に取付けられている。また、バケット6は、アーム5の先端側に回動可能に取付けられている。
ブームシリンダ7は、旋回フレーム31とブーム4との間に配設されている。このブームシリンダ7により、ブーム4は旋回フレーム31に対して俯仰動する。アームシリンダ8は、ブーム4とアーム5との間に配設されている。このアームシリンダ8により、アーム5はブーム4に対して回動動作する。更にバケットシリンダ9は、バケット6とアーム5との間に配設されている。このバケットシリンダ9により、バケット6はアーム5に対して回動する。
上部旋回体3は、下部走行体1上に旋回機構2を介して旋回自在に設置されている。この上部旋回体3には、図1に加え図2、図3に示すように、旋回フレーム31、キャブ10、カウンタウエイト32、外装カバー33、動力源としてのエンジン11、熱交換装置40、防塵装置50、及び排ガス処理装置60等が配設されている。
キャブ10は旋回フレーム31上に設けられており、その内部には運転席(図示せず)が設けられている。オペレータはキャブ10内の運転席に着座し、油圧ショベルの運転操作を行う。
カウンタウエイト32は、作業アタッチメントとの重量バランスをとる機能を奏する。また、外装カバー33及びエンジンフード34aは、エンジン室34内に配設されたエンジン11、熱交換装置40、及び排ガス処理装置60等を覆う。
図2は上部旋回体3の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、上部旋回体3の後部にはエンジン室34(一点鎖線で示す)が形成される。エンジン室34の上部は、図1に示すようにエンジンフード34aにより覆われているが、図2ではエンジン室34の内部を図示するためにエンジンフード34aが取り外された状態が示されている。
図2に示すように、エンジン室34内にはエンジン11が設置される。エンジン11の近傍には、後述する排ガス処理装置60が配置される。エンジン11には冷却ファン35が設けられ、ラジエータユニットを含む熱交換装置40が冷却ファン35の前方(矢印X1側)に設置される。
熱交換装置40の側方(ショベルの前方(矢印Z2側))には、エアクリーナ70(エアフィルタ)が配置される。エアクリーナ70は吸気管71を介して過給機72に接続されている。過給機72はエンジン11と接続されている。過給機72は、エアクリーナ70で濾過された空気の圧力を強制的に高めてエンジン11に供給する。過給機72は、排ガスの流れを利用するターボチャージャーや、エンジンなどの力で吸気を圧縮するスーパーチャージャーなどであってよい。
過給機72には、エンジン11からのエンジン排気(以下、「排ガス」と称する)を放出するための排気管80が接続される。なお、エンジン11から排気管80に流入する間に過給機72を通すことで、排気ガスのエネルギーを用いて、エアクリーナ70からエンジン11へ流入する空気の圧力を高くすることができる。排気管80の下流側の端部には、高次の排ガス規制に対応する排ガス処理装置60が設置される。本実施形態では、排ガス処理装置60として、尿素水溶液(液体還元剤)を用いた尿素選択還元型のNOx処理装置が用いられる。排ガス処理装置60については、後述する。
キャブ10は上部旋回体3の左側前部に配置されている。ここで、本明細書において、上部旋回体3の前部とは、上部旋回体3の中央から見てブーム4が取り付けられている側の部分である。また、前方とは、上部旋回体3の中央から見てブーム4が延在する方向である。また、左側とは上部旋回体3において前方(ブーム4が延在する方向)を向いたときに左となる部分である。また、右側とは上部旋回体3において前方(ブーム4が延在する方向)を向いたときに、右となる部分である。
エンジン室34の前方右側に、軽油等のディーゼルエンジン燃料を貯蔵する燃料タンク73が配置される。燃料タンク73に貯蔵されたディーゼルエンジン燃料は、燃料供給配管(図示せず)を介してエンジン11に供給される。燃料タンク73の前方に、油圧システムで用いられる作動油を貯蔵する作動油タンク74が配置される。
作動油タンク74の前方に、排ガス処理装置60が使用する処理剤(尿素水溶液(液体還元剤))を貯蔵する尿素水タンク(処理剤タンク)75が配置される。尿素水タンク75に貯蔵された処理剤は、処理剤供給配管(図示せず)により排ガス処理装置60に供給される。なお、尿素水溶液(液体還元剤)は処理剤の一例であり、液体還元剤として他の処理剤を用いたり、他の処理方法を用いて行なう場合もあり得る。
次に、エンジン室34内の構成について説明する。
図3はエンジン室34の内部構成を示す概略構成図である。図3は図2の上部旋回体3を後方側(矢印Z1側)から見た図である。
エンジン室34内には、エンジン11、熱交換装置40、防塵装置50、及び排ガス処理装置60等が配設されている。
エンジン11は、旋回フレーム31に配設されたエンジン取付け座31aの上部に、マウント31bを介して支持されている。マウント31bは防振マウントであり、エンジン11で発生する振動が旋回フレーム31に伝達されるのを防止している。
エンジン11のX1側(図中左側)には、冷却ファン35が配設されている。また、冷却ファン35のX1側には熱交換装置40が配設されている。更に、熱交換装置40のX1側には防塵装置50が配設されている。防塵装置50は、一対のブラケット51と、防塵ネット52とを有している。
冷却ファン35は、エンジン11により回転駆動される。冷却ファン35が回転駆動されることにより、メンテナンスドア33Aに設けられた吸気口から外気が冷却風Wとしてエンジン室34内に取り込まれる。熱交換装置40は、このエンジン室34に取り込まれた冷却風Wにより熱交換処理(冷却処理)を行う。
冷却風Wは、図3に矢印で示すように図中右側方向に流れる。よって、図中X1側が冷却風上流側となり、X2側が冷却風下流側となる。また、本実施形態では、図中Y1方向が上方向となり、図中Y2方向が下方向となる。
熱交換装置40は、ラジエータユニット40A、燃料クーラ40B、コンデンサ40C、オイルクーラ40D、及びインタークーラ40E等の各熱交換器を一体的にユニット化した構成とされている。
ラジエータユニット40Aは、エンジン11内を流れる冷却水を冷却する。燃料クーラ40Bは、図示しない燃料タンクに戻る余剰燃料を冷却する。コンデンサ40Cは、キャブ10に搭載されたエアコンで冷気を発生させるためのものである。オイルクーラ40Dは、各種シリンダ7、8、9等の油圧機器の作動油の冷却を行う。インタークーラ40Eは、エンジン11に供給される過給空気を冷却する。これらの各熱交換器40A〜40Eに流入する冷却水、作動油等の各種冷媒は、冷却風Wにより冷却される。
エンジン11のX2側には、油圧ポンプ14が一体的に取付けられている。油圧ポンプ14は、作業アタッチメントを駆動するブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9等の油圧源である。この油圧ポンプ14もエンジン11により駆動される。
エンジン11から排出された排ガスは、排ガス処理装置60により浄化処理が行われる。エンジン11から排出される排ガス中には、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が含まれることがあり、これらを浄化するためにエンジン11には、排ガス処理装置60が接続管としての排気管80を介して接続されている。
次に、図3、図4を参照しながら、排ガス処理装置60と排気管80について説明する。図4は、図2の後方側から見た排ガス処理装置60と排気管80の部分拡大図である。なお、説明の関係上、エンジン11を省略した。
排ガス処理装置60には、排ガス中の微粒子を燃焼させる酸化触媒が配置された第1処理部61と、微粒子が取り除かれた排ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元剤(例えば、尿素等)を用いて還元除去する第2処理部としての選択還元型触媒62(SCR)とが設けられている。また、第1処理部61として、排ガス中に含まれるパティキュレートマター(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を用いてもよい。第1処理部61と選択還元型触媒62とは、接続部63により連結されている。
第1処理部61は、その上流側に前段酸化触媒を備えており、選択還元型触媒62はその下流側に後段酸化触媒を備えている。第1処理部61は、酸化触媒担持型フィルタ(CSF)とすることも可能である。
排気管80は、排ガス処理装置60を構成する第1処理部61と、過給機72(エンジン11側)とを接続している。
上記構成とされた排ガス処理装置60は、支持体37、ファイヤーウォール42等を有する支持フレーム体36に支持され、油圧ポンプ14の上方位置であってエンジン11と離間した位置に配置されている。支持フレーム体36は旋回フレーム31上に立設されている。
熱交換装置40と防塵ネット52を搭載した防塵装置50とは、図3に示すようにエンジン室34内の冷却風Wの流れ方向に関し冷却ファン35の上流側に固定される。
旋回フレーム31における熱交換装置40及び防塵装置50の配設位置には、固定台38が形成されている。この固定台38は、旋回フレーム31の床面に対して突出形成されている。熱交換装置40は、この固定台38上に固定される。熱交換装置40がエンジン室34に固定された状態において、防塵装置50の上部はエンジンフード34aにより覆われる。エンジンフード34aは、外装カバー33に関して開閉可能な構成とされている。
防塵装置50は、冷却風Wの流れ方向に対して熱交換装置40の上流側に配設されている。防塵装置50は熱交換装置40を構成する各熱交換器40A〜40Eに対して防塵処理を行うため、全ての熱交換器40A〜40Eで目詰まりが発生することを防止できる。
次に、過給機72と排ガス処理装置60とを接続する排気管80について、図4、図5に基づいて更に詳細に説明する。図5は、図4に示す排気管80の縦断面図である。
本実施形態の排気管80は、流入管81、べローズ部としてのべローズ管82、流出管83とを有する分割構造とされている。
本実施形態の排気管80にべローズ管82が設けられる理由として、例えば以下のような点がある。図3に示すように排ガス処理装置60がエンジン以外の支持フレーム体36で支持されていると、排ガス処理装置60は支持フレーム体36からの振動の影響を大きく受ける。これに対して排ガス処理装置60と過給機72とを接続する排気管80は、エンジン11からの振動の影響を大きく受ける。このため排気管80にはエンジン11と支持フレーム体36との振動差が作用する。この振動差は、排気管80に設けたべローズ管82で吸収できる。
本実施形態のべローズ管82のエンジン11側の端部には、流入管81が溶接により接合される。べローズ管82の排ガス処理装置60側には、流出管83が溶接により接合される。したがって、排気管80は、エンジン11から排出される排ガスを排ガス処理装置60の第1処理部61へ排出できる。なおベローズ管82は、流入管81へ支持されている。また、ベローズ管82は、流出管83へ支持されるようにしてもよい。
流入管81は、エンジン11からの排ガスを排出する過給機72と連結される。流入管81のエンジン11側の端部には、フランジ部810が設けられている。過給機72の流入管81側の端部にはフランジ部720が設けられている。流入管81と過給機72とは、フランジ部810と720とをボルト接合して連結される。
流出管83は、排ガス処理装置60(第1処理部61)と連結される。流出管83の排ガス処理装置60側の端部には、フランジ部830が設けられている。排ガス処理装置60の流出管83側の端部にはフランジ部610が設けられている。流出管83と排ガス処理装置60とは、フランジ部830と610とをボルト接合して連結される。
流入管81は、排ガス処理装置60側に向かって径が小さくなるテーパ部811を有している。本実施形態の流入管81は、テーパ部811がべローズ管82の内方に進入する構成とされている。本実施形態のテーパ部811は、べローズ管82の内方に進入する進入部の一例である。したがって流入管81のテーパ部811側端部の管径D1は、べローズ管82の管内径D2より小さい。なお、流出管83は、べローズ管82内へ進入しない構成とされている。また流入管81のテーパ部811以外の管径は、べローズ管82の管径及び流出管83の管径と同じである。
べローズ管82は、フレキシブル部820を有し、フレキシブル部820がエンジン11や排ガス処理装置60の振動を吸収する。フレキシブル部820は、外方へ突起するように設けられた連続する複数のU字形状により形成されている。
流入管81内に流入する排気ガスは、直前の過給機72により流量が多く、流速も早くなっている。本実施形態の流入管81は、テーパ部811がべローズ管82内へ進入する構成としたので、流れの速い排ガスがべローズ管82のフレキシブル部820の内壁に当たらない矢印方向へガイドされる。そのためべローズ管82のフレキシブル部820のU字状内に排ガスが入り込んで生じる騒音を低減できる。
テーパ部811のべローズ管82内への進入長さLは、べローズ管82の軸方向の長さHに対し0.1〜0.8倍が好ましい。なお、進入長さLは、排ガスの流速などによって適宜変更される。また、べローズ管82の軸方向の長さHは、流入管81のテーパ部811側端部の管内径D3に対し、1〜5倍であることが好ましい。
べローズ管82の軸方向の長さHとべローズ管82内への進入長さLを上記の関係にしたことにより、流入管81と流出管83との軸心のズレを最小限にできる。また、べローズ管82の支持力と耐久性を保持できる。
次に図2、図6を参照しながらべローズ管82の設置角度について説明する。図6は、図2の部分拡大図であり、説明の関係上べローズ管82内を透過させている。
本実施形態のべローズ管82は、図2、図6に示すようにエンジン11からの排ガス進入方向Jに対して後方側(矢印Z1方向)に角度(傾斜)をつけて配置できる。図示例では排気管80の全体を、エンジン11からの排ガス進入方向Jに対して角度(傾斜)をつけて配置している。
エンジン室34内のスペースを確保するには、図2に示すように排ガス処理装置60を後方側(矢印Z1側)に配置するレイアウトが有効である。しかし、エンジン11(過給機72)と排ガス処理装置60を図2のようにレイアウトすると、排気管を排ガス進入方向Jに対して角度を付けて配置しなければならない。しかし従来のべローズ管を有する排気管を使用すると、排気管に流入した排ガスが直接べローズ管に当たって騒音の問題を大きくしてしまう。そのため排気管として、排ガス進入方向Jと同じ方向に延在するストレート管を使用するべく、過給機72(エンジン11を含む)の排出口と排ガス処理装置60の流入口とを同軸上に配置していた。したがって、過給機72(エンジン11)と排ガス処理装置60のレイアウトが制限され、エンジン室34内にスペースロスが生じていた。
しかし、本実施形態の排気管80は、上記の如く流入管81のテーパ部811がべローズ管82内へ進入する構成とした。
したがって、べローズ管82が排ガス進入方向Jに対して角度をつけて配置されても、流れの速い排ガスは流入管81のテーパ部811に当たって、べローズ管82のフレキシブル部820の内壁に当たらない矢印方向へガイドされるため、騒音の低減を実現できる。
上記の点から本実施形態の排気管80は、過給機72と排ガス処理装置60のレイアウトの自由度を確保しつつ、べローズ管82による騒音の発生を低減することができる。
また本実施形態の排気管80は、排気管内部に消音構造を有する構成としたため、従来使用されていた吸音材や消音カバーなどの部材を設置する必要が無くなり経済的である。また、吸音材は、高熱箇所に設置され且つ水分を含みやすいため耐久性が低く、取替えなどのメンテナンス作業が必要であったが、本実施形態ではそうしたメンテナンス作業の必要がなくなる。
次に、図7を参照しながら別の実施形態について説明する。別の実施形態は図1〜図6に示した実施形態と略同様の技術的思想を有しており、共通する事項は省略し相違点を中心に説明する。
本実施形態の排気管90は、流入管91、べローズ部としてのべローズ管92、流出管93とを有する分割構造とされている。
べローズ管92のエンジン11側の端部には、流入管91がリング形状の位置決め材94を介して溶接接合される。べローズ管92の排ガス処理装置60側には、流出管93が位置決め材95を介して溶接接合される。したがって、排気管90は、エンジン11から排出される排ガスを排ガス処理装置60の第1処理部61へ排出できる。
流入管91と過給機72とは、フランジ部910と720とをボルト接合して連結される。流出管93と排ガス処理装置60とは、フランジ部930と610とをボルト接合して連結される。
流入管91は、べローズ管92の内方に進入する進入部911を有する構成とされている。進入部911のべローズ管92内への進入長さL2は、べローズ管92の軸方向の長さH2に対し0.1〜0.8倍が好ましい。なお、進入長さL2は、排気ガスの流速などによって適宜変更される。また、べローズ管92の軸方向の長さH2は、流入管91の管内径D4に対し、1〜5倍であることが好ましい。なお、流出管93は、べローズ管92内へ進入しない構成とされている。
なお、本実施形態の排気管90は、流入管91に図5に示したテーパ部を有さない構成である。流入管にテーパ部を設けると、流入管内の排気圧が上昇する。流入管内の許容排気圧が低く設定されている場合などにおいては、テーパ部を設けない排気管90を実施して、排ガス処理装置60の排ガス処理性能や、エンジン11の性能を確保することが望ましい。
本実施形態の排気管90は、べローズ管92の管径D5を、流入管91の管径D6及び流出管93の管径D7より大きくしている。流入管91の管径D6と流出管93の管径D7は、同じ径であってよい。
エンジン11から流入管91へ流入した排ガスは、進入部911によりべローズ管92の内部へ直接排出される。べローズ管92は、流入管91の管径D6より大きな管径D5を有しているため、流入管91の進入部911から流入した排ガスは、フレキシブル部920の内壁に当たらない矢印方向へガイドされる。そのためべローズ管92のフレキシブル部920に排ガスが当たって生じる騒音を効果的に低減できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更等が可能である。
1・・・下部走行体 2・・・旋回機構 3・・・上部旋回体 31・・・旋回フレーム 32・・・カウンタウエイト 33・・・外装カバー 33A・・・メンテナンスドア 34・・・エンジン室 34a・・・エンジンフード 35・・・冷却ファン 36・・・支持フレーム体 37・・・支持体 38・・・固定台 4・・・ブーム 5・・・アーム 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 11・・・エンジン 40・・・熱交換装置 50・・・防塵装置 60・・・排ガス処理装置 61・・・第1処理部 62・・・選択還元型触媒 80・・・排気管(接続管) 81・・・流入管 811・・・テーパ部 82・・・べローズ管(べローズ部) 820・・・フレキシブル部 83・・・流出管 H・・・べローズ管の軸方向の長さ J・・・排ガス進入方向 L・・・進入長さ W・・・冷却風

Claims (6)

  1. 動力源として搭載したエンジンと、
    前記エンジンを支持する旋回フレーム上に立設された支持フレーム体と、
    前記支持フレーム体に支持され、前記エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置と、
    前記エンジンと前記排ガス処理装置とを接続する接続管とを備えており、
    前記接続管は、
    少なくとも収縮可能なべローズ部と、前記べローズ部へ排ガスを流入させる流入管とを有し、
    前記べローズ部は、前記エンジンからの排ガス進入方向と異なる配置方向とされ、前記流入管の管径は、前記べローズ部の管内径より小さいことを特徴とするショベル。
  2. 前記流入管は、前記べローズ部の内方へ進入する進入部を有していることを特徴とする請求項1に記載のショベル。
  3. 前記流入管は、テーパ形状を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記流入管の前記べローズ部への進入長さは、前記べローズ部の軸方向の長さに対して0.1〜0.8倍であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のショベル。
  5. 前記べローズ部の軸方向の長さは、前記流入管の前記進入部の管内径に対し、1〜5倍であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のショベル。
  6. 前記接続管は、
    前記べローズ部からの排ガスを流出させる流出管を更に有し、
    前記べローズ部の前記エンジン側には前記流入管が溶接により接合され、前記べローズ部の前記排ガス処理装置側には前記流出管が溶接により接合されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のショベル。
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