JP2017196832A - 凸凹模様を付加した立体的な形状の樹脂成形品とその製造方法 - Google Patents

凸凹模様を付加した立体的な形状の樹脂成形品とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、表面に凸凹模様を付加した立体的形状の樹脂成形品とその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
凸凹模様を付加する樹脂成形品の立体的な製造方法は、樹脂成形品に転写するために凹凸模様を有する基材を、印刷手段によって作成する印刷工程と、前記印刷工程により作成した前記基材を、樹脂成形品を成形して製造するための金型の内部にはめ込むために前記金型の内部の形状に倣うように前記基材を形成する基材形成工程と、前記基材形成工程によって、金型の内部の形状に倣うように形成された基材をその金型に配置する金型配置工程と、前記金型配置工程によって、前記基材を配置した前記金型の内部に樹脂を流し込む樹脂成形工程と、を有するというものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表面に凸凹模様を付加した立体的な形状の樹脂成形品とその製造方法に関するものである。
樹脂の成形品に模様等を付加する場合は成形時に用いる金型に模様を彫刻することで、この樹脂成形品の表面に模様を付していた。また、別の作成方法としては樹脂成形品を成形した後にその成形した製品の1つ1つにたとえばレーザ彫刻などで模様を付していた。
しかしながら、上記の通り、金型に模様を彫刻する方法では、金型の加工費がかかるうえに、製造ロットが少ないと金型の加工費が償却されず、製品単価に跳ね返ってしまう。従って、多品種少量生産の樹脂成形品には向かないものである。
また、樹脂成形品を成形した後にその成形した製品の1つ1つをレーザ彫刻などの2次加工をすることで模様を付すという方法では、ほぼ一品製作品といえるもので、小ロットに対応することができるものの、1つ当たりのコストが高くなってしまう。また、その樹脂成形品が立体的な形状の場合に、その立体的形状の一部にしかその模様を付すという加工ができない場合がある。
これに関連するものについて、本願発明者がした特許第4833772号公報が存在する。しかしながら、これは平面的なものに適用することができるものの、立体的形状の全面に模様を付すということは困難である。すなわち、対象が事実上の平面状のものであれば、平面的なシート状の印刷基材をその対象にあてがうことで、模様を樹脂成形品に付加することができるが、対象が立体的形状のものではその立体的形状の一部にしか平面的なシート状の印刷基材をあてがうことができず、その一部に模様を付すに留まるものである。これは特開2006−187938号公報においても、対象が事実上平面状のものしか記載されていない。
特許第4833772号公報 特開2006−187938号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は、表面に凸凹模様を付加した立体的形状の樹脂成形品とその製造方法を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、第1観点の凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法は、樹脂成形品に転写するために凹凸模様を有する基材を、印刷手段によって作成する印刷工程と、その印刷工程により作成した基材を、樹脂成形品を成形して製造するための金型の内部に配置するために金型の内部の形状に倣うように基材を形成する基材形成工程と、その基材形成工程によって、金型の内部の形状に倣うように形成された基材をその金型に配置する金型配置工程と、その金型配置工程によって、基材を配置した金型の内部に樹脂を流し込む樹脂成形工程と、を有するというものである。
また、第2観点の凸凹模様を付加する樹脂成形品の製造方法は、樹脂成形品に転写するために凹凸模様を有する基材を、印刷手段によって作成する印刷工程と、その印刷工程により作成した基材を、樹脂成形品を製造するための金型の内部に配置するために金型の内部の形状に倣うように基材を形成する基材形成工程と、外観を装飾するための蒸着シートまたは加飾シートを前記金型の内部の形状に倣うように前記基材を形成する蒸着シート形成工程と、基材形成工程によって金型の内部の形状に倣うように形成された基材と、蒸着シート形成工程によって金型の内部の形状に倣うように形成された蒸着シートまたは加飾シートをその金型に配置する第2金型配置工程と、第2金型配置工程によって、基材と蒸着シートまたは加飾シートを配置した前記金型の内部に樹脂を流し込む第2樹脂成形工程と、を有するというものである。
また、第3観点の凸凹模様を付加する樹脂成形品の製造方法は、第1観点または第2観点において、基材形成工程は、基材を加熱するためのヒーターと、その基材を金型の内部の形状とほぼ同様の形状に成形するために吸引孔を有する基材形成型と、を有し、その基材を基材形成型に配置し、当該基材を前記ヒーターで加熱すると共に吸引孔から吸引することによって、基材を基材形成型の内部の形状に倣うように形成するというものである。
また、第4観点の凸凹模様を付加する樹脂成形品の製造方法は、第1観点から第3観点において、印刷手段は、オフセット印刷またはシルクスクリーン印刷とするというものである。
また、第5観点の凸凹模様を付加する樹脂成形品の製造方法は、第4観点において、基材形成型は金型の形状と比して所定の比率にしたというものである。
また、第6観点の樹脂成形品は、凸凹模様を有する樹脂成形品であって、前記樹脂成形品の凸凹模様は、射出成形するための金型の内部にはめ込むために前記金型の形状に倣うように形成された基材の凹凸模様が転写されて構成され、前記基材の凹凸模様は、シート部においてインキ部と、を印刷手段によって付加するというものである。
また、第7観点の樹脂成形品は、凸凹模様を有する樹脂成形品であって、前記樹脂成形品に融着した蒸着シートまたは加飾シートに付された模様は、射出成形するための金型の内部にはめ込むために前記金型の形状に倣うように形成された基材の凹凸模様が前記蒸着シートまたは加飾シート転写されて構成され、前記基材の凹凸模様は、シート部においてインキ部と、を印刷手段によって付加するというものである。
本発明は上記のように構成されかつ作用するものであるから、印刷手段によって作成した凹凸模様を有する基材を、立体的形状を呈する樹脂成形品に転写することによって、しぼ目やエンボス加工、ヘアライン加工を施したような表面加工すなわち凸凹模様を形成するものであるから、少量生産にも向いており、コストが高くつくということもない。従って、従来のように、レーザ彫刻等の技術により、樹脂成形品の表面に凹構造を形成するものではない。また、金型を加工することでその金型の内部に彫刻を施してその樹脂成形品の表面に凸凹模様を施したというものではない。
立体的な樹脂成形品の斜視図。 Aは、シート部にインキ部を塗布する印刷工程における印刷する前の段階の概念図。Bはシート部にインキ部を印刷した後の概念図。 Aは、第2インキ部を付加したシート部にインキ部を塗布する印刷工程における印刷する前の段階の概念図。Bは、第2インキ部を付加したシート部にインキ部を印刷した後の概念図。 Aは、基材形成工程において、基材形成型に基材を配置した概念図。Bは同じく、基材形成型の内部の形状に倣うように形成された基材の概念図。Cは、基材形成型から、基材を取り外す概念図。 抜き冶具にシート部を配置した概念図。 抜き冶具の正面図。 Aは、樹脂成形用金型におけるキャビティーの正面概念図。Bは、樹脂成形用の金型の内に基材を配置した状態の側面概念図。Cは、型締めをした状態の概念図。 樹脂成形を行う状態の概念図。 Aは、樹脂成形品を取り出した状態の概念図。Bは、基材を樹脂成形品から取り外した状態の概念図。 Aは、樹脂成形品を取り出した状態の斜視図。Bは、基材を樹脂成形品から取り外した状態の斜視図。 Aは、蒸着シート形成工程において、基材形成型に蒸着シートまたは加飾シートを配置した概念図。Bは同じく、基材形成型の内部の形状に倣うように形成された蒸着シートまたは加飾シートの概念図。Cは、基材形成型から、蒸着シートまたは加飾シートを取り外した状態の概念図。 Aは、抜き冶具に、蒸着シートまたは加飾シートを配置した状態の概念図。Bは、蒸着シートは加飾シートを抜き型によって成形した状態の概念図。 Aは、樹脂成形用金型に基材と蒸着シートまたは加飾シートを配置した状態の概念図.Bは、樹脂成形用の金型を型締めした状態の概念図。 樹脂成形を行う状態の概念図。 Aは、樹脂成形品を取り出した状態の概念図。Bは、基材を樹脂成形品から取り外した概念図。 Aは、樹脂成形品を取り出した状態の斜視図。Bは、基材を樹脂成形品から取り外した斜視図。
第1の実施例における凸凹模様11を有する立体的な樹脂成形品10の製造方法について説明する。最初に樹脂成形品10に転写するための凹凸模様23を有する基材20は、以下のように作成する。すなわち、シート部21に印刷によるインキ部22を付加し、そのシート部21と前記インキ部22とによって凹凸模様23を有する基材20を印刷手段によって作成する。これを印刷工程とする。また、この印刷工程により作成した前記基材20を金型60の内部にはめ込むために金型60の内部の形状に倣うようにその基材20を形成する基材形成工程と、この基材形成工程によって、金型60内部の形状に倣うように形成された基材20をその金型60の内部に配置する金型配置工程と、この金型配置工程によりその基材20を配置した金型60の内部に樹脂を流し込む樹脂射出工程と、を経て、凸凹模様11を有する立体的な樹脂成形品10を製造する方法である。ここで上記の倣うという意義は、金型60の内部63の形状に従うという意味であり、この金型60で成形されるものと同一の形状あるいは後述するように所定の比率で縮小した相似形を含むものである。
樹脂成形品10に転写するために凹凸模様23を有する基材20を、印刷手段によって作成する印刷工程について説明する。この印刷工程は、シート部21とインキ部22とからなる基材20においてそのインキ部22を印刷手段によってシート部21に付加する工程である。まず、この印刷手段によって印刷を行うべく、その印刷に用いるために模様を印刷するための版を製作する。これは、従来公知の製作方法であり、印刷の種類によって様々な方法が用いられる。たとえば、印刷手段として、シルクスクリーン印刷の場合は、孔版25と呼ばれる印刷しようとする模様をかたどった複数の透過孔26の開いた版を作成する。この版を用いた印刷手段としては、この孔版25にインキ27を載せ、図示しない一種のへら状のもので、そのインキ27をあたかも裏ごしするようにして(図2A参照)、その孔版25の透過孔26からインキ27を前記シート部21に押し出す。このようにすることで、シート部21にインキ部22を付加して凹凸模様23を印刷した基材20を作成する(図2B参照)。尚、シルクスクリーン印刷とは、従来は版として絹の布を使用していた名残であり、実際に版として使用するものについてはポリエステル又はナイロン、ステンレス等を素材とし、上述の通り透過孔26を有する孔版25である。
また、印刷手段としてオフセット印刷の場合、たとえばCTP(Computer to Plate)によって製作した版をオフセット印刷機に取り付けて印刷する。次に、この版にインキを付け、ゴム製のブランケットと呼ばれるオフセット印刷機の胴に転写し、その転写したものをシート部21にさらに転写して印刷(図示せず)する。また、印刷手段は上記のほか様々な方法があり、いずれもシート部21にインキ部22を付加するというものであるから、公知の印刷手段を適用することができる。
このように基材20はシート部21とインキ部22とからなり、上記印刷工程により、インキ部22をシート部21に付加することにより凹凸模様23を表現する。これにより、基材20は凹凸模様23を有する。この凹凸模様23は樹脂成形品に転写するためのものであり、基材20における凹凸模様23は、シート部21が凹であり、このシート部21にインキを付加したインキ部22が凸となり、この凹凸模様23を構成する。
ここで、シート部21は、文字通りシート状ないしフィルム状のものが適当である。またシート部21として、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)が好ましい。シート部の厚さは、0.1ミリメートルから0.5ミリメートルのものを使用することができるがシート部21は、薄ければ薄いほど転写が鮮明に行われる。
また、インキ部22に使用する印刷インキとしては、UV硬化型樹脂インキや2液硬化型樹脂インキ、蒸発乾燥形樹脂インキ、その他の混合樹脂インキ等を使用することができる。よって、これらのインキの中から、樹脂成形品の樹種や成形方法、表現方法などを考慮して好適なものを選択する。また、上記の印刷インキには、UVマット剤、マット剤、ウレタンビーズ、ガラスビーズ、金粉、銀粉、パール粉などの粉末状材料を添加することもできる。もっとも、上述の通り、金粉、銀粉、パール粉を使用するからといって、その色彩が転写されるというものではなく、あくまでそのシート部21とインキ部22とからなる凹凸模様23が樹脂成形品10に転写されるというものである。
インキ部22は、たとえばいわゆる紫外線硬化型インキ(いわゆるUVインキ)を用いた場合は、図示しない紫外線照射装置を用いて紫外線を照射することで、そのインキが硬化する。このようにして、シート部21とインキ部22とからなる基材20を作成する。ところで、シート部21にインキ部22を印刷するということであるが、シルクスクリーン印刷の場合、インキの塗布量すなわち、いわゆるインキの盛りが多く、シート部21とインキ部22との高さの差が比較的大きい。従って、後述するように、樹脂成形品10に、シート部21とインキ部22とからなる凹凸模様23を転写する際に、その凹凸模様23の周辺が明瞭に転写される。尚、ここで模様というときは、模様のみならず、文字、図形を含むものである。
また、後述する剥離材と同様の効果を奏する第2インキ部220をシート部21に塗布し、その後インキ部22を塗布した第2基材20Aを作成することができる。これによって、後述する剥離材を塗布する必要がなくなるというものである。ここで上記第2インキ部220は、UVインキを使用することができる。このUVインキは、溶剤に溶けない硬化被膜であるため、耐熱、耐摩擦、耐薬品性に優れており好ましいものである。尚、この、第2インキ部220を付加する印刷は、いわゆるベタ印刷であり、シート部21の全体に第2インキ部220を塗布するというものである。この印刷するための手段は公知であり、たとえばオフセット印刷によって行い、上述の印刷工程の前に行うことが好ましい。また、シート部21上の第2インキ部220にインキ部22を塗布する工程は上述と同様である(図3A、B参照)。よって、第2凹凸模様23Aは第2インキ部220とインキ部22によって構成される。また、インキ部22と第2インキ部220とを、いわゆるオフセット印刷により2色刷りの要領で塗布することも可能である。
また、上述の印刷工程により作成した基材20または第2基材20Aを、後述する樹脂成形用の金型60の内部に配置するためにその金型60の形状に倣うように基材20または第2基材20Aを形成する基材形成工程について説明する。最初に、金型60の内部63の形状に倣うように基材形成型30を作成する。この基材形成型30は、後述する樹脂成形用の型60とほぼ同様の内部31の形状を有するものであり、その内部31に通じるように吸引孔32を複数配置している。この複数の吸引孔32は、図示しない真空ポンプに接続され、基材形成型30の内部31を吸引することができる。また、基材形成型30は、材料としてケミカルウッドやベークライト、アルミ二ウムを使用することができる。尚、この基材形成型30は、上記の通り樹脂成形用の型60とほぼ同様の内部31の形状を有する。この、ほぼ同様の意義については後述する。
このような基材形成型30に、前述の基材20または第2基材20Aを載置し、その上からヒーター40でその基材20または第2基材20Aを加熱する(図4A参照)。このヒーター40は、公知の遠赤外線ヒーターが好ましい。これにより基材20または第2基材20Aは、熱により柔軟性を増すと同時に、上述の図示しない真空ポンプによって、前記吸引孔32から吸引されることにより、基材20または第2基材20Aは、基材形成型30の内部31の形状に倣うように形成される(図4B参照)。その後基材形成型30の内部31の形状に倣うように形成された基材20または第2基材20Aを基材形成型30から取り外す(図4C参照)。このように基材形成型30は、いわゆる雌型を使用することが好ましい。樹脂成形用の金型に配置する場合に、後述するキャビティー61に、配置するためにその外形を規定する必要からである。また、雄型が不要なので型の費用を抑えることができる。さらに、基材20または第2基材20Aの厚さに制限されず、後述するすなわちインキ部22を有する基材20または第2基材20Aを樹脂成形用の金型60に配置するためである。
ここで、この基材形成型30は樹脂成形用の型60とほぼ同様の内部31の形状としたことの意義について説明する。基材形成型30の内部31の形状は、後述するキャビティー61の内部63とほぼ同様の型である。すなわちこのほぼ同様というときは、その寸法は、樹脂成形用の型60と比して同一のものまたは所定の比率で縮小したものをいう。樹脂を成形する際に、その熱で、基材20が伸びる可能性があり、その伸びをあらかじめ見込んで、上述の通り、基材20を若干小さめに成形するためである。尚、基材20が伸びるとその延びた部分は皺となる可能性があり、その場合その皺が、樹脂成形品10に転写されることになるために、その樹脂成形品10の外観品質が低下することになる。なお、その比率は、6/1000〜16/1000縮小した寸法にする。すなわち、樹脂成形型で成形する型60内部の寸法に比べて、基材形成型30の内部の容積を、994/1000〜986/1000に縮小したものが、研究開発の結果好ましい。従って、基材形成型30の形状は、樹脂成形用の金型60の形状と同一または上述の所定の縮小率で縮小した形状とすることが好ましい。すなわち上記のとおりほぼ同様とは、金型60の内部の形状と同一または所定の比率で縮小したものを含む趣旨である。尚、この場合であってもその縮小率はわずかなために、基材形成型30で成形した基材20または第2基材20Aを樹脂成形用の金型60に配置することができる。
次に、基材形成型30の内部31の形状に倣うように形成された基材20または第2基材20Aを樹脂成形用の金型60に配置するために所定の大きさに切断する。具体的には、抜き冶具50に、上述の通り成形した基材20または第2基材20Aを配置する。このとき、基材20または第2基材20Aにおける抜き冶具50からはみ出た部分20Bを抜き型51によって切断する。これにより基材20を、後述する金型60の内部63に配置することができるように成形することができる。このとき、シート部21にインキ部22が配置されているが、そのインキ部22は内側になるように配置する(図5参照)。また、上述の抜き型51は孔あけ用のピン52が複数配置されている。また、孔あけ用のピン52は位置決形成部53に設けられている(図6参照)。この孔あけ用のピン52によってあけられた基材20における孔部20cは後述の樹脂成形用の金型60に配置する際の位置決めするための位置決ピン61aと係合する。またこの孔部20cは、取り付け部20dに設けられている(図10A参照)。これによって、基材20は、樹脂成形金型内60において位置決めすることができる(図7A、B参照)。また、ピン受け部62aは前述の位置決ピン61aを受けるためのものである。
上記の通り、樹脂成形用の金型60に配置するために基材形成工程によって形成された基材20に、耐熱剥離材を塗布することもできる(図示せず)。これは、後述する樹脂成形工程によって樹脂成形する際にその型から容易にその樹脂成形品を取り外すためである。尚、上述の通りまたは第2基材20Aは第2インキ部220を耐熱剥離材として塗布しているのでこの場合は耐熱剥離材を塗布する工程を除くことができる。
また、上述の基材形成工程によって、樹脂成形用の金型60の内部63の形状に倣うように形成された基材20または第2基材20Aを、その金型60に配置する金型配置工程について説明する。金型60はキャビティー61とコア62よって構成され、上記の通り樹脂成形用の金型60の内部63の形状に倣うように所定の形状に形成された基材20または第2基材20Aを、配置する。基材20または第2基材20Aは、上述の通り金型60の内部63すなわち、キャビティー61とコア62の間の形状に倣うように形成され、さらに複数の取り付け部20dにそれぞれ孔部20cを設けているので、上記キャビティー61に複数設けられているピン61aと係合するように配置する。尚、穴部62aは、ピン61aを受けるためのものである。このようにして基材20または第2基材20Aは、金型60に配置される(図7B参照)。この後にいわゆる型締めを行う(図7C参照)。
この金型配置工程により形成した前記基材20または第2基材20Aを配置した前記金型60に、樹脂を流し込む樹脂成形工程について説明する。本実施例において樹脂成形工程は、射出成形機80を使用して樹脂成形することが好ましい。そこでこの射出成形について説明する。この射出成形に使用する樹脂は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂、PCABS(ABS樹脂と ポリカーボネート有するいわゆるポリマーアロイと呼ばれるものである)。また、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)などの熱可塑性樹脂が好ましい。
このような樹脂をペレット状にしたものを射出成形機80に入れ、溶融したものを金型内部63に射出し、樹脂成形品10を作成する。具体的には、上記の通り金型60はキャビティー61とコア62によって構成されている。通常はキャビティー61を固定し、コア62をこのキャビティー61に取り付ける。キャビティー61側に設けられた内部63において、上述の通り基材20が取り付けられており、その基材20に、溶融した樹脂を流し込む(図8参照)。その後所定の時間を経てから、キャビティー61から、コア62を引き離すように移動させ、固化した樹脂成形品10を、図示しない押し出しピンで押し出すことで、この金型60から基材20と密着した樹脂成形品10を取り出すことができる。
このように金型60から取り出した樹脂成形品10には上記金型配置工程によって金型60の内部63に基材20が配置され、上記樹脂成形工程によって樹脂成形されているために、基材20と樹脂成形品10とが互いに密着している(図9A、図10A参照)。その密着した状態の基材20を、その樹脂成形品10から剥がすように取り外す(図9B、図10B参照)。なお、この基材20の剥離作業は、樹脂成形品10が自然冷却で常温以下に冷却される前に行なうことが好ましい。また、基材20は上記の通りシート部21とインキ部22とからなり、上記印刷工程によってシート部21とインキ部22で凹凸模様23が構成されているために、このように樹脂成形品10から基材20を取り外すとその基材20の凹凸模様23が樹脂成形品10に転写されてその樹脂成形品10に凸凹模様11が付されることになる。尚、第2基材20Aについても同様である。
なお、上記の通り印刷によって、剥離し易くするための効果を奏する第2インキ部220を基材20に付加することができるが、この印刷とは別に基材20の表面にあらかじめ剥離材を塗布することもできる(図示せず)。この場合、好ましい剥離材としては、シリコン、ステアリン酸塩などがあり、どれも使用可能である。剥離をスムーズに行なうには、自然冷却で常温以下になる前に行うことが望ましい。
尚、立体的形状を有する樹脂成形品10の表面に転写された凸凹模様11は、上述の通り印刷工程によって付加されているために、細部にわたってこの凸凹模様11を忠実に再現することができる(図1参照)。尚、1例として図1の凸凹模様11はいわゆるヘアラインを表現しているが、印刷手段によって様々な模様を表現できることはいうまでもない。尚、図2から図9、後述する図13から図15において理解容易のため、樹脂成形品10の形状およびシート部21にインキ部22を付加した凹凸模様23を概念図として記載しているが、この樹脂成形品の形状または、ヘアラインなどの細かい模様を付加することができるというものである(図1、図10、図16参照)。
また、基材20に施す印刷手段には、種々の方法があるが、上述の通りインキからなるインキ部22をシート部21上に盛る量が多いほど、その凹凸模様23が明瞭となる。たとえば、シルクスクリーン印刷はインキの塗布量が多いので、本発明に適用する印刷手段として好適である。他に適用可能な印刷手段として、オフセット印刷、グラビア印刷、シール印刷、フレキソ印刷がある。さらに孔版印刷を含む公知の印刷手段は、いずれも、本発明において基材に印刷を施すために適用できる可能性がある。また、シルクスクリーン印刷によって印刷されたインキ部22の膜厚は通常10μ〜20μ程度であるが、このシルクスクリーン製版の膜厚を厚くすることにより50μ〜100μ程度まで厚く盛ることができる。
また、他の実施例として、第2樹脂成形品15に蒸着シート100または加飾シート110を配置した場合の樹脂成形方法について説明する。なお、上述の基材形成工程までは、この他の実施例と同様である。すなわち相違点は、蒸着シート100または加飾シート110を樹脂成形の金型の形状に倣うように成形した後に、この上述の金型の形状に倣うように成形した基材シート20と共に、成形した蒸着シート100または加飾シート110を樹脂成形金型60内に配置して樹脂成形を行うというものである。この蒸着シート100または加飾シート110は第2樹脂成形品15の外観を装飾するもので、たとえばその第2樹脂成形品15に、めっき加工あるいは、木目を施したかのごとく、その外観を装飾することができるというものである。後述する樹脂成形用の金型60の内部にはめ込むためにその金型60の形状に倣うように蒸着シート100または加飾シート110を形成する蒸着シート形成工程について説明する。これには上記の基材形成型30をそのまま使用することができる。従って、基材形成型30についての説明は上述のとおりであるからその説明を省略する。尚、後述するように、蒸着シート100または加飾シート110の裏面に樹脂成形品10と密着させるための接着部101または接着部111を設けることができる。
蒸着シート形成工程は以下のとおりである。まず、上記基材形成型30に、前述の蒸着シート100または加飾シート110を載置し、その上からヒーター40でその蒸着シート100または加飾シート110を熱する(図11A参照)。これにより蒸着シート100または加飾シート110は、柔軟性を増すと同時に、上述の図示しない真空ポンプによって、前記吸引孔32から吸引されることにより、蒸着シート100または加飾シート110は、基材形成型30の内部31の形状に倣うように形成される(図11B参照)。その後、基材形成型30の内部31の形状に倣うように形成された蒸着シート100または加飾シート110を取り外す(図11C参照)。
次に、その形成された蒸着シート100または加飾シート110を樹脂成形用の金型60に配置するために所定の大きさに切断する。上述の抜き冶具50に、上述の通り成形した蒸着シート100または加飾シート110を配置する。このときこの蒸着シート100または加飾シート110における抜き冶具50からはみ出た部分100aを抜き型51によって切断する(図12A参照)。また、上述の抜き型51は孔あけ用のピン52が複数配置されている。また、孔あけ用のピン52は位置決形成部53に設けられている(図6参照)。この孔あけ用のピン52によって蒸着シート100または加飾シート110における第2孔部100cは、取り付け部100dに設けるように成形することができる(図12B参照)。これによって、蒸着シート100または加飾シート110における第2孔部100cは、樹脂成形金型内60において位置決めされる(図13A、B参照)。また、ピン受け部62aは前述の位置決ピン61aを受けるためのものである。
このように、成形した蒸着シート100または加飾シート110を、後述する金型60に配置するためにその金型60の形状に倣うように成形することができる。
第2金型配置工程について説明する。この第2金型配置工程は、上記の通り成形した基材20と成形した蒸着シート100または加飾シート110とを共に重ね合わせ、金型60に配置する際の位置決めするための位置決ピン61aと係合するように配置する。金型60にキャビティー61に接するように基材20を配置し、成形した蒸着シート100または加飾シート110をキャビティー61とは反対の位置に配置する。すなわちキャビティー61、基材20または第2基材20A、成形した蒸着シート100または加飾シート110の順に配置する(図13A参照)。この後に、キャビティー61にコア62を取り付けて型締めをする(図13B参照)。
また、第2樹脂成形工程について説明する。この第2樹脂成形工程は、樹脂をペレット状にしたものを射出成形機80に入れ、溶融した樹脂を金型60の内部63に射出し、第2樹脂成形品15を作成する。具体的には、上記の通り金型60はキャビティー61とコア62によって構成されている。通常はキャビティー61を固定し、そのキャビティー61に上述の工程で形成した基材20と成形した蒸着シート100または加飾シート110とを共に重ね合わせて、金型60におけるキャビティー61に接するように基材20を配置し、成形した蒸着シート100または加飾シート110は、そのキャビティー61とは反対の位置(コア62寄り)に配置するように取り付ける。その後その内部63に、溶融した樹脂を流し込む(図14参照)。その後所定の時間を経てから、キャビティー61から、コア62を引き離すように移動させ、固化した第2樹脂成形品15を、図示しない押し出しピンで押し出すことで、この金型60から第2樹脂成形品15を取り出すことができる。
このように金型から取り出した第2樹脂成形品15には基材20と蒸着シート100または加飾シート110とが配置されている。なお、そのうち、その蒸着シート100または加飾シート110は、第2樹脂成形品15と溶着した状態となる(図15A参照)。これは、蒸着シート100または加飾シート110の裏面に第2樹脂成形品15と密着させるための接着部101または接着部111を設けているので、上記の通り、射出成形時にその接着部101または接着部111である熱可塑性樹脂が熱で溶けて、第2樹脂成形品15と、蒸着シート100または加飾シート110とが溶着した状態となる(図15A、図16A参照)。
ここで、基材20を、その第2樹脂成形品15から剥がすように取り外す(図15B、図16B参照)。このときに、取り付け部20dと取り付け部100dを削除する。なお、この基材20の剥離作業は、樹脂成形品10が自然冷却で常温以下に冷却される前に行なうことが好ましい。また、基材20は上記の通りシート部21とインキ部22とからなり、上記印刷工程によってシート部21とインキ部22で凹凸模様23が構成されているために、その基材20の凹凸模様23が転写されることによりその第2樹脂成形品15と融着した蒸着シート100または加飾シート110に、凸凹模様123が付されることになる。このように蒸着シート100または加飾シート110から基材20を取り外すとその凸凹模様123が付された蒸着シート100または加飾シート110と融着した第2樹脂成形品15が製造される。
なお、第2樹脂成形品15を射出成形する際には、それに接する基材20におけるシート部21とインキ部22とが共に熱を帯びるため、上述の通り基材20と蒸着シート100または加飾シート110が密着された状態となり蒸着シート100または加飾シート110と基材20を分離することが困難となる場合がある。そこで、基材20の表面に、あらかじめ剥離材を塗布しておくことが好ましいことは上述のとおりである。また、自然冷却で常温以下になる前に行うことが好ましい。また、この基材20の代わりに第2基材20Aを使用することができることはいうまでもない。
以下、使用する樹脂、インキ等に関する実施例について説明する。
〈実施例〉
樹脂成形品の材料がPC(ポリカーボネイト)を使用することができる。これは、射出成形時の熱可塑性樹脂の射出温度が比較的高く(280℃〜300℃)材料の収縮が少なく、比較的耐熱性がある。また、はPET(A−PET、又はG−PET)を使用することができる。これは射出成型時の熱可塑性樹脂の射出温度が比較的低く(200℃〜230℃)、あまた比較的安価である。
また、インキ部22としては伸張性が高く比較的硬度の高いウレタンアクリレート系UV硬化型樹脂を主剤としUV硬化剤用マット剤(シリカ)、レベリング剤(ノンシリコン)、増感剤、を使用することができる。この主剤以外は2から3%を添加することができる。また、射出成型機(日精樹脂工業)の縦型成形機150tを用い上述の樹脂のほかABS樹脂(成形温度230℃)PCABS(成形温度280℃)PP(成形温度225℃)を使用することができる。
上述の製造方法により凸凹模様11を有する樹脂成形品10を製造することができる。この樹脂成形品10の凸凹模様11は、金型の内部にはめ込むために金型60の形状に倣うように形成された基材20の凹凸模様23が転写されて構成されている。また、この基材20の凹凸模様23は、シート部21にインキ部22が印刷手段によって付加されていることによって構成されている。
また、さらに立体的形状の第2樹脂成型品15の表面に、蒸着シート100または加飾シート110を配置し、その表面に凸凹模様123を付す場合は、射出成形するための金型60の内部にはめ込むためにこの金型60の形状に倣うように形成された基材20の凹凸模様23が前記蒸着シート100または加飾シー110に転写されて構成されている。また、この基材20の凹凸模様23も、上述の通りシート部21にインキ部22が印刷手段によって付加されているというものである。
上述の樹脂成形品は、いわゆる外装部品として使用することが好ましい。また、成形し状態で、ヘアライン、しぼ目、エンボス加工、木目などの表面加工が凸凹模様11としてすでに施されているので、後加工の必要がない。また、加飾シート100を配置し、その加飾シート100の柄が木目の場合、その木目に合った木目調の柄を凸凹模様123として成形と同時に転写することができる。尚、実施例として、図1、図10において、樹脂成形品10に、ヘアラインを凸凹模様11として施している。また、図16において、第2樹脂成形品15に、ヘアラインを凸凹模様123として施している。
10 樹脂成形品
11 凸凹模様
15 第2樹脂成形品
20 基材
20A 第2基材
21 シート部
22 インキ部
23 凹凸模様
25 孔版
27 インキ
30 基材形成型
31 内部
32 吸引孔
40 ヒーター
50 抜き冶具
51 抜き型
52 孔あけ用のピン
60 金型
61 キャビティー
61a 位置決ピン
62 コア
63 内部
80 射出成形機
100 蒸着シート
100c 第2孔部
110 加飾シート
123 凸凹模様

Claims (7)

  1. 樹脂成形品に転写するために凹凸模様を有する基材を、印刷手段によって作成する印刷工程と、
    前記印刷工程により作成した前記基材を、樹脂成形品を成形して製造するための金型の内部に配置するために前記金型の内部の形状に倣うように前記基材を形成する基材形成工程と、
    前記基材形成工程によって、金型の内部の形状に倣うように形成された前記基材を前記金型に配置する金型配置工程と、
    前記金型配置工程によって、前記基材を配置した前記金型の内部に樹脂を流し込む樹脂成形工程と、を有する凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法。
  2. 樹脂成形品に転写するために凹凸模様を有する基材を、印刷手段によって作成する印刷工程と、
    前記印刷工程により作成した前記基材を、樹脂成形品を製造するための金型の内部に配置するために前記金型の内部の形状に倣うように前記基材を形成する基材形成工程と、
    外観を装飾するための蒸着シートまたは加飾シートを前記金型の内部の形状に倣うように前記基材を形成する蒸着シート形成工程と、
    前記基材形成工程によって金型の内部の形状に倣うように形成された基材と、前記蒸着シート形成工程によって金型の内部の形状に倣うように形成された蒸着シートまたは加飾シートを、その金型に配置する第2金型配置工程と、
    前記第2金型配置工程によって、前記基材と、蒸着シートまたは加飾シートと、を配置した前記金型の内部に樹脂を流し込む第2樹脂成形工程と、を有する凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法。
  3. 前記基材形成工程は、前記基材を加熱するためのヒーターと、
    前記基材を金型の内部の形状とほぼ同様の形状に成形するために吸引孔を有する基材形成型と、を有し、前記基材を前記基材形成型に配置し、当該基材を前記ヒーターで加熱すると共に前記吸引孔から吸引することによって、前記基材を前記基材形成型の内部の形状に倣うように形成する請求項1または2記載の凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法。
  4. 前記印刷手段は、オフセット印刷またはシルクスクリーン印刷とする請求項1から3記載のいずれか1項記載の凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法。
  5. 前記基材形成型は前記金型の形状と比して所定の比率にした請求項4記載の凸凹模様を付加する立体的な樹脂成形品の製造方法。
  6. 凸凹模様を有する樹脂成形品であって、前記樹脂成形品の凸凹模様は、射出成形するための金型の内部にはめ込むために前記金型の内部の形状に倣うように形成された基材の凹凸模様が転写されて構成され、前記基材の凹凸模様は、シート部においてインキ部を印刷手段によって付加したことを特徴とする凸凹模様を有する立体的な樹脂成形品。
  7. 凸凹模様を有する樹脂成形品であって、前記樹脂成形品に融着した蒸着シートまたは加飾シートに付された模様は、射出成形するための金型の内部にはめ込むために前記金型の内部の形状に倣うように形成された基材の凹凸模様が前記蒸着シートまたは加飾シート転写されて構成され、前記基材の凹凸模様は、シート部においてインキ部を印刷手段によって付加したことを特徴とする凸凹模様を有する立体的な樹脂成形品。
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