JP2017195049A - 電池パックおよび電池パックの設計方法 - Google Patents

電池パックおよび電池パックの設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的短時間のうちに目標温度まで電池セルを昇温させることができる電池パックおよび電池パックの設計方法を提供することである。【解決手段】実施形態の電池パックは、電源部と、ヒーターとを持つ。前記電源部は、電池セルを含む。前記ヒーターは、前記電池セルの表面に沿って配置されて前記電池セルから電流が供給されることで発熱する金属プレートを含む。前記金属プレートは、前記ヒーターの抵抗値を前記電源部の内部抵抗値に近付けるように前記電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電池パックおよび電池パックの設計方法に関する。
電池ケースの少なくとも一面に形成された抵抗体に電流を流すことで、ジュール熱によって電池ケースの内部を加熱する電池システムが提案されている。
ところで、寒冷地におけるエンジン始動などに電池パックが用いられる場合、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セルを昇温させることが望ましい。しかしながら、従来の電池パックでは、電池セルの昇温に比較的時間を要する場合があった。
国際公開第2012/105636号 国際公開第2013/065285号 特開2009−219180号公報
本発明が解決しようとする課題は、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セルを昇温させることができる電池パックおよび電池パックの設計方法を提供することである。
実施形態の電池パックは、電源部と、ヒーターとを持つ。前記電源部は、電池セルを含む。前記ヒーターは、前記電池セルの表面に沿って配置されて前記電池セルから電流が供給されることで発熱する金属プレートを含む。前記金属プレートは、前記ヒーターの抵抗値を前記電源部の内部抵抗値に近付けるように前記電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造を有する。
実施形態の電池パックを一部分解して示す斜視図。 実施形態の電池セルおよびヒーターを分解して示す斜視図。 実施形態の電池パックを示す平面図。 実施形態の電池パックの設計方法の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態の電池システムの一例を示すブロック図。 実施形態のヒーターの変形例を示す正面図。
以下、実施形態の電池パック1および電池パック1の設計方法を、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、略同じまたは類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また本願で言う「抵抗」とは、「電気抵抗」を意味する。
まず、図1から図3を参照し、実施形態の電池パック1の一例を説明する。
実施形態に係る電池パック1は、例えば電解液として有機溶媒を使用した複数の電池セル21を含むとともに、車両などに搭載されて、モータ機能付き発電機(ISG)からの回生エネルギーの受け入れや、エンジンアシスト、またはオーディオ機器などの車載機器に電力を供給する電池パックである。本実施形態の電池パック1は、寒冷地における車両のエンジン始動(いわゆるコールドクランキング)にも用いられる。なお本実施形態の構成は、上記以外の用途や車両に搭載される以外の電池パックにも適用可能である。
図1は、本実施形態の電池パック1を一部分解して示す斜視図である。
図1に示すように、電池パック1は、筐体11、電源部12、絶縁シート13(図3参照)、ヒーター14、および電流切り換え用の切替部15(図5参照)を備えている。
筐体11は、例えばPPE(変性ポリフェニレンエーテル)のような合成樹脂材料、または金属材料で形成されている。筐体11は、例えば、筐体ベース11aと、筐体カバー11bとに分割されている。筐体11は、筐体ベース11aと筐体カバー11bとが組み合わされることで、略矩形の箱状に形成されている。筐体11は、電源部12、絶縁シート13、およびヒーター14などを一体に収容する。
電源部12は、複数の電池セル21と、複数のバスバー22とを有し、充電および放電可能である。電源部12は、例えば、外部電源やISGからの回生エネルギーなどによって充電されるとともに、エンジンのスタータ62や車載機器64(図5参照)などに電力を供給する。詳しく述べると、複数の電池セル21は、例えばリチウムイオン電池のような非水電解質電池である。ただし、本願で言う「電池セル」は、特定の電池セルに限定されず、例えば低温環境下で使用される場合に昇温されることが望ましい電池セルが適宜該当する。
図2は、複数の電池セル21およびヒーター14を分解して示す斜視図である。
図2に示すように、各電池セル21は、ケース(アウター缶)31と、一対の端子(正極端子32Aおよび負極端子32B)とを有する。ケース31は、例えばアルミニウム材のような金属材料で形成されている。ケース31の内部には、電池セル21の構成要素である正極、負極、絶縁フィルム、および電解液などが収容されている。電池セル21は、上端部21a(第1端部)と、該上端部21aとは反対側に位置した下端部21b(第2端部)とを有する。電池セル21の正極端子32Aおよび負極端子32Bは、電池セル21の上端部21aに纏めて設けられている。正極端子32Aは、ケース31内の正極に電気的に接続されている。負極端子32Bは、ケース31内の負極に電気的に接続されている。
図2に示すように、各電池セル21は、扁平な直方体状に形成されている。すなわち、各電池セル21は、上面33a、下面33b、一対の第1側面33c、および一対の第2側面33dを有する。上面33aには、一対の端子32A,32Bが設けられている。下面33bは、上面33aとは反対側に位置する。一対の第1側面33cおよび一対の第2側面33dは、上面33aおよび下面33bとは略直交する方向に延びており、上面33aの周縁と下面33bの周縁とを繋いでいる。一対の第1側面33cは、各電池セル21の表面のなかで面積が最も広い面(いわゆる主面)を形成している。一方で、第2側面33dは、第1側面33cとは略直交する方向に延びており、一対の第1側面33cの縁同士を繋いでいる。第2側面33dは、第1側面33cよりも面積が狭い側面である。複数の電池セル21は、それぞれの端子32A,32Bを同じ方向に向けるとともに、第1側面33c同士を向かい合わせにして略平行に並べられている。
図1に示すように、複数のバスバー22は、導電性材料で形成されるとともに、複数の電池セル21の端子32A,32Bに接続されている。複数のバスバー22は、「電気接続部」の一例である。複数のバスバー22は、複数の電池セル21の端子32A,32B同士を電気的に接続している。例えば、バスバー22は、ある電池セル21の正極端子32Aと、別の電池セル21の負極端子32Bとを電気的に接続している。これにより、複数のバスバー22は、例えば複数の電池セル21を電気的に直列に接続している。なおこれに代えて、複数のバスバー22は、いくつかの電池セル21を電気的に並列に接続してもよい。
図3は、本実施形態の電池パック1を示す平面図である。
図3に示すように、電池パック1の絶縁シート13は、各電池セル21の一対の第1側面33cおよび一対の第2側面33dに沿って設けられている。絶縁シート13は、例えば難燃性のPPEシートであり、例えば0.5mm以下の厚さを有する。絶縁シート13の軟化点は、例えば120℃程度である。絶縁シート13は、例えば帯状のシートが電池セル21の外周面に巻回されることで設けられてもよく、または矩形状のシートが電池セル21の第1側面33cおよび第2側面33dにそれぞれ貼り付けられることで設けられてもよい。絶縁シート13は、電池セル21とヒーター14との間に配置され、電池セル21とヒーター14との間を電気的に絶縁している。
次に、本実施形態のヒーター14について説明する。
図2に示すように、本実施形態のヒーター14は、複数の蛇腹形金属プレート41と、一対の平形金属プレート42A,42Bとを有する。蛇腹形金属プレート41および平形金属プレート42A,42Bは、例えばアルミニウム材のような金属材料で形成されている。各蛇腹形金属プレート41は、電源部12から直接または平形金属プレート42A,42Bを介して電流が供給されることで発熱し、電池セル21を昇温させる。
詳しく述べると、蛇腹形金属プレート41は、電池セル21の第1側面33cに沿って配置されている。例えば、2枚の蛇腹形金属プレート41は、複数の電池セル21の両側に分かれて配置され、電池セル21と筐体11の内面との間に位置する。一方で、残りの蛇腹形金属プレート41は、複数の電池セル21の間に配置されている。各蛇腹形金属プレート41は、例えば電池セル21の第1側面33cに貼り付けられている。各蛇腹形金属プレート41は、電池セル21の第1側面33cと略同じ面積を有する。なおここで言う「蛇腹形金属プレート41が電池セル21の第1側面33cと略同じ面積を有する」とは、後述する蛇腹形金属プレート41の導体部53の面積と複数の切り込み51の面積とを合計した面積が電池セル21の第1側面33cの面積と略同じであることを意味する。別の観点で見えると、蛇腹形金属プレート41は、電池セル21の第1側面33cと略同じ大きさの外形を有する。
図2に示すように、蛇腹形金属プレート41は、第1端部41aと、該第1端部41aとは反対側に位置した第2端部41bとを有する。蛇腹形金属プレート41の第1端部41aは、例えば電池セル21の上端部21aに面する。一方で、蛇腹形金属プレート41の第2端部41bは、例えば電池セル21の下端部21bに面する。
蛇腹形金属プレート41は、複数の切り込み51によって形成された切り込み構造50を有する。本実施形態では、複数の切り込み51は、複数の第1切り込み51Aと、複数の第2切り込み51Bとを含む。複数の第1切り込み51Aは、金属プレート41の第1端部41aから該金属プレート41に切り込まれ、金属プレート41の中央部を超えて延びている。一方で、複数の第2切り込み51Bは、金属プレート41の第2端部41bから金属プレート41に切り込まれ、金属プレート41の中央部を超えて延びている。複数の第1切り込み51Aと複数の第2切り込み51Bとは、複数の切り込み51が並ぶ方向において、交互に配置されている。第1切り込み51Aおよび第2切り込み51Bの各々は、複数の切り込み51が並ぶ方向において、互いに少なくとも一部が並ぶ。これにより、蛇腹形金属プレート41は、蛇腹状に延びた導体部53を有する。なお、蛇腹状に延びた導体部53とは、ベースとなる金属の平板に複数の切り込み51が形成されることで残った部分である。本願で言う「蛇腹形」または「蛇腹状」とは、ある方向に延びた部分と、前記方向とは異なる方向に延びた部分とが交互に繰り返される形状を広く意味する。
別の観点で見ると、蛇腹形金属プレート41の導体部53は、第1部分53a、第2部分53b、第3部分53c、第4部分53dを含む。第1部分53aは、例えば直線状に延びている。第2部分53bは、第1部分53aの端部から曲がっている。なお本願で言う「曲がる」とは、略直角に曲がる場合、斜めに曲がる場合、および円弧状に曲がる場合などのいずれでもよい。第3部分53cは、第2部分53bの端部から延びている。第3部分53cは、例えば直線状に延びている。第3部分53cは、例えば第1部分53aと略平行に延びている。第4部分53dは、第3部分53cの端部から曲がっている。そして、本実施形態の導体部53は、これら第1部分53a、第2部分53b、第3部分53c、第4部分53dがこの順番で繰り返し設けられることで形成されている。
図1に示すように、各蛇腹形金属プレート41の導体部53は、第1接続部54Aと、第2接続部54Bとを有する。第1接続部54Aは、例えば蛇腹形金属プレート41の第1端部41aに設けられ、後述する第1平形金属プレート42Aに接続されている。これにより、蛇腹形金属プレート41の導体部53は、第1平形金属プレート42Aに電気的に接続されている。一方で、第2接続部54Bは、例えば蛇腹形金属プレート41の第1端部41aに設けられ、後述する第2平形金属プレート42Bに接続されている。これにより、蛇腹形金属プレート41の導体部53は、第2平形金属プレート42Bに電気的に接続されている。なお、第1接続部54Aおよび第2接続部54Bの少なくとも一方は、蛇腹形金属プレート41の第1端部41a以外の部分に設けられてもよい。
図2に示すように、一対の平形金属プレートとしての第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bは、切り込み構造を有しない平板である。第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bは、複数の電池セル21が並ぶ方向とは交差する方向で、複数の電池セル21および複数の蛇腹形金属プレート41の両側に分かれて配置されている。第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの各々は、各電池セル21の第2側面33dに面する。第1平形金属プレート42Aには、複数の蛇腹形金属プレート41の第1接続部54Aが溶接または導電性の固定部材などによって連結されている。同様に、第2平形金属プレート42Bには、複数の蛇腹形金属プレート41の第2接続部54Bが溶接または導電性の固定部材などによって連結されている。これにより、複数の蛇腹形金属プレート41は、第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの間で電気的に並列に配置されている。
本実施形態では、第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの各々は、例えば蛇腹形金属プレート41よりも十分に厚く形成されている。また、第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの各々は、電池セル21の上端部21aと下端部21bとに亘る比較的大きな外形を有する。これにより、第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの抵抗値は、蛇腹形金属プレート41の抵抗値に比べて十分に小さい。このため、ヒーター14の抵抗値を考える場合に、第1平形金属プレート42Aおよび第2平形金属プレート42Bの抵抗値は実質的に無視することができる。
図1に示すように、複数の電池セル21は、これら複数の電池セル21が並ぶ方向において複数の電池セル21の両端部に分かれて位置した第1端部電池セル21Aと第2端部電池セル21Bとを含む。複数のバスバー22は、第1端部バスバー22Aと、第2端部バスバー22Bとを含む。複数の蛇腹形金属プレート41は、第1端部電池セル21Aに面する第1蛇腹形金属プレート41Aと、第2端部電池セル21Bに面する第2蛇腹形金属プレート41Bとを含む。第1蛇腹形金属プレート41Aは、「第1金属プレート」の一例である。第2蛇腹形金属プレート41Bは、「第2金属プレート」の一例である。
第1端部バスバー22Aは、例えば、第1端部電池セル21Aの正極端子32Aと、第1蛇腹形金属プレート41Aの導体部53(例えば第1接続部54A)とを電気的に接続する。一方で、第2端部バスバー22Bは、例えば、第2端部電池セル21Bの負極端子32Bと、第2蛇腹形金属プレート41Bの導体部53(例えば第2接続部54B)とを電気的に接続する。これにより、第1端部電池セル21Aの正極端子32Aから、第1端部バスバー22A、第1平形金属プレート42A、複数の蛇腹形金属プレート41、第2平形金属プレート42B、および第2端部バスバー22Bを介して、第2端部電池セル21Bの負極端子32Bに至る電気接続経路56が形成されている。
また、電流切り換え用の切替部15は、例えば、第1端部電池セル21Aとヒーター14との間に設けられた電界効果トランジスタ(FET)によって形成されている(図5参照)。切替部15は、例えば電池パック1の外部に配置されるコントローラ69(例えばマイコン)からの制御信号に基づき、第1端部電池セル21Aとヒーター14との間の電気的接続状態を切り替える。すなわち、切替部15が第1端部電池セル21Aとヒーター14との間を電気的に接続した場合、電源部12から電気接続経路56を通じて複数の蛇腹形金属プレート41に電流が流れ、複数の蛇腹形金属プレート41が発熱する。これにより、複数の電池セル21が昇温する。また、複数の電池セル21は、それら自身の内部抵抗によるジュール発熱によっても昇温する。一方で、切替部15が第1端部電池セル21Aとヒーター14との間を電気的に遮断した場合、複数の蛇腹形金属プレート41への電流の供給が停止される。なお、切替部15は、第2端部電池セル21Bとヒーター14との間またはその他の場所に設けられてもよい。
ここで、本実施形態のヒーター14は、電池パック1の使用環境である所定の低温環境下(例えば−30℃〜−10℃)において、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セル21を昇温させることができるように、蛇腹形金属プレート41の抵抗値が調整されている。例えば、本実施形態のヒーター14は、上記所定の低温環境下において電池セル21から最大電力を取り出せるように、蛇腹形金属プレート41の抵抗値が調整されている。
具体的には、本実施形態の蛇腹形金属プレート41は、上記所定の低温環境下における電源部12の内部抵抗値(例えば−30℃での内部抵抗値)に、ヒーター14の抵抗値を近付けるように切り込み構造50の形状などが設計されている。ここで、電源部12の内部抵抗値とは、電気的に直列に接続された複数の電池セル21を電源部12が含む場合、複数の電池セル21の内部抵抗値の合計値である。
次に、蛇腹形金属プレート41の設計方法について説明する。
図4は、蛇腹形金属プレート41の設計方法の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、電池パック1の使用環境である上記所定の低温環境下における電源部12の内部抵抗値と、ヒーター14の比抵抗値とに基づき、ヒーター14において電流が流れる経路長さと電流が流れる断面積との目標比率が導出される(ステップS11)。なお本願で言う「電流が流れる経路長さ」とは、ヒーター14の発熱に関する部分の経路長さであり、例えば抵抗値を実質的に無視することができる平形金属プレート42A,42Bの長さは考慮しなくてもよい。このため、「ヒーター14において電流が流れる経路長さ」とは、「蛇腹形金属プレート41の導体部53の経路長さ」と見做すことができる。本願で言う「電流が流れる断面積」とは、電流が流れる方向とは略直交する方向に沿う断面積(いわゆる電流の流路断面積)である。また本願で言う「電流が流れる断面積」とは、ヒーター14の発熱に関する部分の断面積であり、「蛇腹形金属プレート41の導体部53の断面積」と見做すことができる。本実施形態では、ヒーター14は、電気的に並列に接続された複数の蛇腹形金属プレート41を含む。このため本実施形態では「蛇腹形金属プレート41の導体部53の断面積」とは、複数の蛇腹形金属プレート41の導体部53の断面積の合計を意味する。本願で言う「比抵抗値」とは、ヒーター14の発熱に関する部分の比抵抗値であり、「蛇腹形金属プレート41の比抵抗値」と見做すことができる。
以上の関係により本実施形態では、電源部12の内部抵抗値をR、蛇腹形金属プレート41の比抵抗値をρ、蛇腹形金属プレート41の導体部53の経路長さをL、蛇腹形金属プレート41の導体部53の断面積をAとすると、次の式(1)が成り立つ場合に、電源部12の内部抵抗と外部抵抗とが略同じになり、電源部12からヒーター14に最大電力を取り出すことができる。
Figure 2017195049
すなわち本実施形態では、電源部12の内部抵抗Rを蛇腹形金属プレート41の比抵抗値ρで除算することで、蛇腹形金属プレート41の経路長さLと断面積Aとの目標比率が導出される。そして、導出された目標比率に対して実際の蛇腹形金属プレート41の経路長さLと断面積Aとの比率を近付けるように、蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と、蛇腹形金属プレート41の厚さとの組み合わせが選定される(ステップS12)。例えば本実施形態では、蛇腹形金属プレート41の面積が電池セル21の第1側面33cの面積と略同じになるとともに、導出された目標比率に対して蛇腹形金属プレート41の経路長さLと断面積Aとの比率を近付けるように、蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と蛇腹形金属プレート41の厚さとの組み合わせが選定される。
そして、選定された蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と蛇腹形金属プレート41の厚さとの組み合わせに対して、所定の目標時間(例えば所定の短時間)内に電池セル21を所望の温度まで昇温させることができるか否かが数値計算などによって判定される(ステップS13)。なお「所定の目標時間」および「所望の温度」は、それぞれ任意に設定可能である。「所望の温度」の一例は、例えばエンジン始動に必要な大電流を電池セル21から取り出すことができる温度である。
そして、ステップS13の判定において、所定の目標時間内に電池セル21を所望の温度まで昇温させることができないと判定された場合(ステップS13:NO)、ステップS12に戻り、蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と蛇腹形金属プレート41の厚さとの新しい組み合わせが選定される。この新しい組み合わせは、以前の組み合わせに対して、例えば切り込み51の本数を減らすとともに蛇腹形金属プレート41の厚さを薄くしたものである。そして、この新しい組み合わせに対して、同じくステップS13の判定が行われる。
一方で、ステップS13の判定において、所定の目標時間内に電池セル21を所望の温度まで昇温させることができると判定された場合(ステップS13:YES)、次にヒーター14の温度が許容可能な温度か否かが判定される(ステップS14)。例えば、ヒーター14の温度が絶縁シート13の軟化点よりも低いか否かが数値計算などによって判定される。
そして、ステップS14の判定において、ヒーター14の温度が許容可能な温度よりも高い場合と判定された場合(ステップS14:NO)、ステップS12に戻り、蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と蛇腹形金属プレート41の厚さとの新しい組み合わせが選定される。この新しい組み合わせは、以前の組み合わせに対して、例えば切り込み51の本数を増やすとともに、蛇腹形金属プレート41の厚さを厚くしたものである。すなわち、この新しい組み合わせは、以前の組み合わせに比べて、蛇腹形金属プレート41の質量を増加させ、ヒーター14の温度上昇を抑制したものである。そして、この新しい組み合わせに対して、同じくステップS13およびステップS14の判定が行われる。
そして、ステップS14の判定において、ヒーター14の温度が許容可能な温度以下であると判定された場合(ステップS14:YES)、選定された形状に蛇腹形金属プレート41の形状が決定される(ステップS15)。なお、ステップS13およびステップS14が実施される順序は、上記説明における順序と逆でもよい。
ここで、表1は、蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数と、蛇腹形金属プレート41の厚さとの組み合わせの例と、それら組み合わせに関する実験結果を示す。表1に示すように、例えば蛇腹形金属プレート41の切り込み51の本数が9本と11本との場合に、所定の目標時間内に電池セル21の温度を−30℃から−10℃を超える温度まで、約20℃昇温させることができるとともに、ヒーター14の温度が絶縁シート13の軟化点よりも低く抑えられている。
Figure 2017195049
次に、図5を参照し、本実施形態の電池パック1を用いた電池システム60の一例を説明する。電池システム60は、例えば車両61に対して電力を供給するシステムである。
図5は、電池システム60を示すブロック図である。
図5に示すように、電池システム60は、電池パック1、スタータ(ST)62、オルタネータ(ALT)63、車載機器64、無線通信モジュール65、ドアロック機構66、温度センサ67、タイマー68、およびコントローラ69を備える。
スタータ62は、車両61のエンジンを始動させるスタータである。スタータ62は、低温環境下(例えば−30℃〜−10℃)においてヒーター14によって昇温された電池パック1から供給される電流によって、エンジンを始動させる。オルタネータ63は、生成した電気を電池パック1に供給する。車載機器64は、オーディオ機器やヘッドライトなどであり、電池パック1から供給される電流によって動作する。
無線通信モジュール65は、アンテナと、高周波回路とを含み、無線通信可能である。無線通信モジュール65は、車両61の鍵71から無線送信されるドアロック解除を示す信号を受信し、その信号をコントローラ69に送信する。ドアロック機構66は、コントローラ69からの制御信号に基づき、車両61のドアのロックを開閉する。
温度センサ67は、電池パック1の近傍または電池パック1の内部に設けられ、直接的または間接的に電池セル21の温度を検出する。温度センサ67は、検出した電池セル21の温度に関する情報をコントローラ69に送信する。
タイマー68は、電池セル21の昇温に関する前記目標時間をカウント可能である。タイマー68は、ヒーター14が電池セル21の昇温を開始した時刻からカウントを開始し、経過時刻に関する情報をコントローラ69に送信する。
コントローラ69は、例えば無線通信モジュール65を介して、車両61の鍵71からドアロック解除を示す信号を受信した場合に、電池パック1の切替部15を制御し、電池パック1の電池セル21からヒーター14に電流を供給する。これにより、車両61のユーザーがエンジンを始動させる動作を行う前の比較的早い時点から電池セル21の昇温を開始させることができる。コントローラ69は、電池セル21の温度に関する情報を温度センサ67から受け取る。そして、コントローラ69は、電池セル21の温度が所望の温度に達した場合に、電池パック1の切替部15を制御し、電池セル21からヒーター14への電流の供給を遮断する。
そして、コントローラ69は、電池パック1の電池セル21からヒーター14への電流の供給を遮断した後に、電池セル21からスタータ62に電流を供給し、エンジンを始動させる。なお、コントローラ69は、温度センサ67から受け取る情報に代えて、または温度センサ67から受け取る情報に加えて、タイマー68から受け取る情報に基づき、電池パック1の電池セル21からヒーター14への電流の供給を遮断してもよい。
なお、コントローラ69は、プログラムがCPUのようなプロセッサによって実行されることで実現されるソフトウェア機能部でもよく、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアであってもよい。または、コントローラ69は、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
以上のような構成によれば、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セル21を昇温させることができる電池パック1を提供することである。すなわち、リチウムイオン電池のような電解液として有機溶媒を使用する電池セル21の場合、低温環境下において電解液の粘度が低下するため、電池セル21の内部抵抗が大きく増加してしまう。そのため、寒冷地でのエンジン始動時における出力要求に対して、リチウムイオン電池のような電池セル21単独では十分に要求を満たせないことが想定される。
しかしながら、本実施形態の電池パック1は、電池セル21から電流が供給されることで発熱する蛇腹形金属プレート41を含むヒーター14を備える。そして、蛇腹形金属プレート41は、ヒーター14の抵抗値を電源部12の内部抵抗値に近付けるように電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造50を有する。このような構成によれば、ヒーター14の抵抗値と電源部12の内部抵抗値とを比較的近い値にすることができるため、電源部12からヒーター14に大きな電力を取り出すことができる。これにより、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セル21を昇温させることができる。例えばこのような構成によれば、鉛蓄電池を用いることなく、コールドクランキングに必要な電流を電池パック1から供給することができる。これにより、車両61から鉛蓄電池を省略することができ、電源システムの単純化、軽量化、および部品点数の削減による低コスト化などを図ることができる。言い換えると、本実施形態の構成では、電池パック1の使用環境に応じて蛇腹形金属プレート41の切り込み構造50の形状を決めることで、ヒーター14の発熱量が最適な値に調整されている。これにより、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セル21を昇温させることができる。
本実施形態では、切り込み構造50は、複数の切り込み51を有する。蛇腹形金属プレート41は、切り込み構造50が無い場合に比べて、ヒーター14において電流が流れる経路長さを電流が流れる断面積で除算した値が、電源部12の内部抵抗値をヒーター14の比抵抗値で除算した値に近付くように、複数の切り込み51の本数および蛇腹形金属プレート41の厚さが設定されている。このような構成によれば、蛇腹形金属プレート41の複数の切り込み51の本数および蛇腹形金属プレート41の厚さが調整されることで、ヒーター14の抵抗値と電源部12の内部抵抗値とをさらに近い値にすることができる。これにより、電源部12からヒーター14にさらに大きな電力を取り出すことができ、さらに短時間での電池セル21の昇温が可能になる。
本実施形態では、蛇腹形金属プレート41は、第1端部41aと、該第1端部41aとは反対側に位置した第2端部41bとを有する。切り込み構造50は、第1端部41aから金属プレート41に切り込まれた複数の第1切り込み51Aと、第2端部41bから金属プレート41に切り込まれた複数の第2切り込み51Bとを有する。複数の第1切り込み51Aと複数の第2切り込み51Bとは、互いに交互に配置されている。このような構成によれば、蛇腹形金属プレート41における電流の経路長さを比較的容易に長く設定することができる。これにより、蛇腹形金属プレート41の抵抗値の調整の自由度を高めることができる。
本実施形態では、複数の蛇腹形金属プレート41は、第1端部電池セル21Aの正極端子32Aに電気的に接続された第1蛇腹形金属プレート41Aと、第1蛇腹形金属プレート41Aに電気的に接続されるとともに、第2端部電池セル21Bの負極端子32Bに電気的に接続された第2蛇腹形金属プレート41Bとを有する。このような構成によれば、複数の蛇腹形金属プレート41に対して比較的簡単な電気接続構造によって電流を供給することができる。これにより、ヒーター14を有した電池パック1の小型化や低コスト化などを図ることができる。
本実施形態では、電池パック1の設計方法は、電源部12の内部抵抗値とヒーター14の比抵抗値とに基づき、ヒーター14において電流が流れる経路長さと電流が流れる断面積との目標比率を導出することと、前記目標比率に基づきヒーター14の蛇腹形金属プレート41に設けられて電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造50の形状を決定することとを含む。このような構成によれば、ヒーター14の抵抗値と電源部12の内部抵抗値とを比較的近い値にすることができるため、電源部12からヒーター14に大きな電力を取り出すことができる。これにより、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セル21を昇温させることができる。
本実施形態では、蛇腹形金属プレート41の複数の切り込み51の本数および蛇腹形金属プレート41の厚さは、電池セル21が所望の温度に達するまでの目標時間に基づき設定される。このような構成によれば、予め設定される目標時間内に所望の温度まで電池セル21を確実に昇温させることができる。
ここで、大電流によってヒーター14を過熱し過ぎた場合、電池セル21の温度が所望の温度に達する前にヒーター14に隣接する部材の融点や軟化点を超えてしまうことが想定される。そこで、例えば本実施形態では、蛇腹形金属プレート41の複数の切り込み51の本数および蛇腹形金属プレート41の厚さは、電池セル21が目標時間内に所望の温度に達するとともに、ヒーター14の温度が絶縁シート13の軟化点に達しないように設定される。このような構成によれば、電池セル21などに比べて軟化点が低い絶縁シート13を備える場合でも、信頼性を高めつつ目標時間内に所望の温度まで電池セル21を確実に昇温させることができる。
以上、実施形態に係る電池パック1について説明した。ただし、実施形態の電池パック1は、上記例に限定されない。例えば、図6は、実施形態のヒーター14の変形例を示す正面図である。図6に示すように、蛇腹形金属プレート41の切り込み51は、導体部53の一部を円弧状に形成する切り込みでもよい。
また例えば、ヒーター14の蛇腹形金属プレート41は、電池セル21の表面に沿って配置されるとともに、前記電池セル21とは異なる電源部(例えば電池パック1とは別の電池パック1の電源部12)から電流が供給されることで発熱してもよい。この場合、ヒーター14の抵抗値は、ヒーター14に対する電流の供給元となる電源部12の内部抵抗値と略同じになるように調整される。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ヒーターの金属プレートは、ヒーターの抵抗値を電源部の内部抵抗値に近付けるように電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造を有する。このような構成によれば、比較的短時間のうちに目標温度まで電池セルを昇温させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電池パック、12…電源部、14…ヒーター、21…電池セル、32A…正極端子、32B…負極端子、41…蛇腹形金属プレート(金属プレート)、41A…第1蛇腹形金属プレート(第1金属プレート)、41B…第2蛇腹形金属プレート(第2金属プレート)、50…切り込み構造、51…切り込み、51A…第1切り込み、51B…第2切り込み。

Claims (7)

  1. 電池セルを含む電源部と、
    前記電池セルの表面に沿って配置されて前記電池セルから電流が供給されることで発熱する金属プレートを含むヒーターと、
    を備え、
    前記金属プレートは、前記ヒーターの抵抗値を前記電源部の内部抵抗値に近付けるように前記電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造を有した、
    電池パック。
  2. 前記切り込み構造は、前記金属プレートに設けられた複数の切り込みを有し、
    前記金属プレートは、前記切り込み構造が無い場合に比べて、前記ヒーターにおいて前記電流が流れる経路長さを前記電流が流れる断面積で除算した値が、前記電源部の内部抵抗値を前記ヒーターの比抵抗値で除算した値に近付くように、前記複数の切り込みの本数および前記金属プレートの厚さが設定された、
    請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記金属プレートは、第1端部と、該第1端部とは反対側に位置した第2端部とを有し、前記切り込み構造は、前記第1端部から前記金属プレートに切り込まれた複数の第1切り込みと、前記第2端部から前記金属プレートに切り込まれた複数の第2切り込みとを有し、前記複数の第1切り込みと前記複数の第2切り込みとが交互に配置された、
    請求項1または請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記電源部は、前記電池セルを含むとともに電気的に直列に接続された複数の電池セルを有し、
    前記ヒーターは、前記金属プレートを含む複数の金属プレートを有し、前記複数の金属プレートの各々は、前記切り込み構造を有し、
    前記複数の金属プレートは、前記複数の電池セルに含まれる1つの電池セルの正極端子に電気的に接続された第1金属プレートと、前記第1金属プレートに電気的に接続されるとともに、前記複数の電池セルに含まれる別の電池セルの負極端子に電気的に接続された第2金属プレートとを有した、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電池パック。
  5. 電池セルを含む電源部の内部抵抗値と、前記電池セルの表面に沿って配置されて前記電池セルから電流が供給されることで発熱する金属プレートを含むヒーターの比抵抗値とに基づき、前記ヒーターにおいて前記電流が流れる経路長さと前記電流が流れる断面積との目標比率を導出し、
    前記目標比率に基づき、前記金属プレートに設けられて前記電流が流れる経路長さを長くする切り込み構造の形状を決定する、
    電池パックの設計方法。
  6. 前記切り込み構造は、前記金属プレートに設けられた複数の切り込みを有し、
    前記電池セルが所望の温度に達するまでの目標時間に基づき、前記複数の切り込みの本数および前記金属プレートの厚さを設定する、
    請求項5に記載の電池パックの設計方法。
  7. 前記電池セルが前記目標時間内に前記所望の温度に達するとともに、前記ヒーターの温度が前記電池セルと前記ヒーターとの間に配置される絶縁シートの軟化点に達しないように、前記複数の切り込みの本数および前記金属プレートの厚さを設定する、
    請求項6に記載の電池パックの設計方法。
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