JP2017193880A - アースアンカー及びアースアンカーの定着方法 - Google Patents

アースアンカー及びアースアンカーの定着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長期耐久性に優れており、簡易且つ強固に地盤に定着させることができるアースアンカー及びアースアンカーの定着方法を提供する。
【解決手段】 外周面に雄ねじ21が形成されている引張りロッド21と、引張りロッド2の先端側に回動可能に取り付けられ複数の定着部材3と、定着部材3が所定角度以上は拡翼しないように規制するストッパ部4と、引張りロッド2の径よりも大径の貫通孔51を有するように中空状に形成され、引張りロッドを貫通孔51内に挿通させた状態で引張りロッドの軸方向に移動可能な楔管5と、内周面に引張りロッドの雄ねじ21と螺合可能な雌ねじを有し、引張りロッド2に対してねじ込まれることにより引張りロッド2の軸方向の先端側へ移動して、楔管5の後端側から楔管5を複数の定着部材3に対して押し込むことで、複数の定着部材3を拡翼させるねじ管6とを備えるアースアンカー1。
【選択図】図1

Description

本発明は、盛土や切土の法面が地盤の緩み等によって崩れないように補強を行う際等に使用されるアースアンカー及びアースアンカーの定着方法に関する。
従来から、宅地造成等に伴って、盛土や切土によって形成された人工的斜面(法面)が、地震等による地盤の緩み等によって崩壊することを防止するために、法面を安定化するための様々な手法が提案されている。このような法面の安定化のための手法としては、例えば、アースアンカー工法が知られている。
このアースアンカー工法は、例えば、ワイヤロープ等を係留して落石防護網を地盤にしっかりと固定させることによって法面を安定化させたり、或いは、擁壁を地盤にしっかりと固定させるため等に用いられるものである。一般的なアースアンカー工法では、例えば、法面にボーリングマシンによって複数の掘削孔を形成し、これらの掘削孔にアースアンカーをそれぞれ挿入して地盤に定着させた後、地盤表面に露出したそれぞれのアースアンカーの頭部に定着金具をそれぞれ取り付けて、最後に、それぞれの定着金具同士を互いにワイヤロープ等で連結させて落石防護網を地盤に固定することによって法面を安定化させている。
このようなアースアンカー工法に用いるアースアンカーとして、本発明者らは、土壌の性状に拘わらず確実に地盤に定着させることができ、施工も簡易且つ迅速に行うことができるアースアンカーを提案している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のアースアンカーは、掘削孔内に挿入される所要長さの引っ張りロッドと、この引っ張りロッドの先端部に設けられた取付部と、前記引っ張りロッドの円周方向に等配され、前記取付部にそれぞれ一端部が回動可能に取着されて、引っ張りロッドに対して拡開する複数本の棒状定着部材と、前記引っ張りロッド先端部の取付部に設けられ、棒状定着部材の拡開動作を規制するストッパ部と、前記引っ張りロッドに固設され、前記棒状定着部材を、引っ張りロッドに対して拡開する方向へ付勢する弾発手段と、この弾発手段の付勢力に抗して、前記棒状定着部材が前記引っ張りロッドに対して拡開するのを阻止し棒状定着部材を引っ張りロッドに対して閉じた状態に拘束する拘止手段と、この拘止手段による前記棒状定着部材の拘束状態を解除して、前記弾発手段の付勢力によって棒状定着部材を一気に拡開させる拘束解除手段とを備えている。
このような特許文献1のアースアンカーを用いた工法では、棒状定着部材の側を前方にして引っ張りロッドを掘削孔内に挿入した後、拘束解除手段によって拘止手段による棒状定着部材の拘束状態を解除すると、弾発手段によって複数本の棒状定着部材が拡開する方向へ付勢され、各棒状定着部材の先端部が掘削孔の周壁面に押し付けられ突き刺さる。これと同時もしくはその直後に、引っ張りロッドを地表側に引っ張ると、各先端部が掘削孔の周壁面に突き刺さった複数本の棒状定着部材が大きく拡開することにより、アースアンカーを地盤に簡易且つ迅速に定着させることができる。
特開2015−014180号公報
しかしながら、特許文献1のアースアンカーでは、棒状定着部材を拡開させるために、板バネ等の弾発手段の付勢力を用いているので、長期耐久性が低いという問題がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、長期耐久性に優れており、簡易且つ強固に地盤に定着させることができるアースアンカー及びアースアンカーの定着方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るアースアンカーは、所定の長さを有し、外周面に雄ねじが形成されている引張りロッドと、前記引張りロッドの先端側に一端側がそれぞれ回動可能に取り付けられ、他端側がそれぞれ前記引張りロッドに対して近接している閉鎖状態から前記引張りロッドに対して離隔する方向へ拡翼し、前記他端側の先端部は、前記閉鎖状態において前記引張りロッドと対向する腹部側よりも反対側の背部側の方が長尺になるように傾斜面が形成されている複数の定着部材と、前記定着部材が所定角度以上は拡翼しないように規制するストッパ部と、前記引張りロッドの径よりも大径の貫通孔を有するように中空状に形成され、前記引張りロッドを前記貫通孔内に挿通させた状態で前記引張りロッドの軸方向に移動可能な楔管と、内周面に前記引張りロッドの前記雄ねじと螺合可能な雌ねじを有し、前記引張りロッドに対してねじ込まれることにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動して、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させるねじ管と、を備えることを特徴としている。
また、本発明に係るアースアンカーは、前記引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加える逆打撃手段を備えることを特徴としている。
また、本発明に係るアースアンカーの定着方法は、地盤に掘削孔を形成する掘削工程と、前記アースアンカーを前記掘削孔内に前記定着部材を前記閉鎖状態で、前記引張りロッドの先端側から挿入する挿入工程と、前記楔管の先端が前記定着部材の前記傾斜面と当接するように前記楔管を前記引張りロッドに差し込む差込工程と、前記ねじ管の位置が前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込む直前の初期位置にくるように、前記引張りロッドの前記雄ねじに前記雌ねじを螺合させる初期位置設定工程と、前記引張りロッドを地表側に引張ると共に、前記ねじ管を前記引張りロッドに対してねじ込むことにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動させ、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させて、前記アースアンカーを前記地盤に定着させる定着工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るアースアンカーの定着方法は、前記定着工程では、前記定着部材が一定の角度まで拡翼した後は、前記逆打撃手段によって前記引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加えることを特徴としている。
本発明に係るアースアンカーの定着方法によれば、所定の長さを有し、外周面に雄ねじが形成されている引張りロッドと、前記引張りロッドの先端側に一端側がそれぞれ回動可能に取り付けられ、他端側がそれぞれ前記引張りロッドに対して近接している閉鎖状態から前記引張りロッドに対して離隔する方向へ拡翼する複数の定着部材と、前記引張りロッドの径よりも大径の貫通孔を有するように中空状に形成され、前記引張りロッドを前記貫通孔内に挿通させた状態で前記引張りロッドの軸方向に移動可能な楔管と、内周面に前記引張りロッドの前記雄ねじと螺合可能な雌ねじを有し、前記引張りロッドに対してねじ込まれることにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動して、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させるねじ管とを備えているので、地盤に形成した掘削孔内に前記定着部材を閉鎖状態で、前記引張りロッドの先端側から挿入し、前記ねじ管を前記引張りロッドに対してねじ込んで、前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことによって、前記複数の定着部材を拡翼させて地盤に定着させることができる。このように本発明に係るアースアンカーでは、定着部材を拡翼させるためにバネ等の部材を用いる必要がなく、ねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことによって、定着部材を拡翼させることができるので、長期耐久性に優れており、簡易且つ強固に地盤に定着させることができる。また、本発明に係るアースアンカーは、定着部材が所定角度以上は拡翼しないように規制するストッパ部を備えているので、地盤への定着を安定的に行うことができると共に、定着部材が必要以上に拡翼して破損すること等を防止することができる。
また、本発明に係るアースアンカーによれば、引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加える逆打撃手段を備えているので、定着部材が大きく拡翼する拡翼後期の段階において、地盤中の土等からの抵抗で、楔管を定着部材に対して押し込むことが困難な場合等に、逆打撃手段によって引張りロッドに対して逆打撃を加えることで、引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させることにより、容易にねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を定着部材に対して押し込むことができる。これにより、本発明に係るアースアンカーでは、ストッパ部によって規制される段階まで定着部材を確実且つ効率的に拡翼させることができる。
また、本発明に係るアースアンカーの定着方法によれば、地盤に掘削孔を形成し、アースアンカーを前記掘削孔内に前記定着部材を前記閉鎖状態で、前記引張りロッドの先端側から挿入し、前記楔管の先端が前記定着部材の前記傾斜面と当接するように前記楔管を前記引張りロッドに差し込み、前記ねじ管の位置が前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込む直前の初期位置にくるように、前記引張りロッドの前記雄ねじに前記雌ねじを螺合させ、前記引張りロッドを地表側に引張ると共に、前記ねじ管を前記引張りロッドに対してねじ込むことにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動させ、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させて、前記アースアンカーを前記地盤に定着させるので、定着部材を拡翼させるためにバネ等の部材を用いる必要がなく、ねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことによって、定着部材を拡翼させることができるため、長期耐久性に優れており、簡易且つ強固に地盤に定着させることができる。また、本発明に係るアースアンカーの定着方法では、ねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むだけでなく、同時に引張りロッドを地表側に引張るので、定着部材を地盤中の土等からの抵抗を軽減させるような所望の軌跡に沿って効率的に拡翼させることができる。また、本発明に係るアースアンカーの定着方法では、ねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を複数の定着部材に対して押し込むことによって、定着部材を拡翼させて、アースアンカーを地盤に定着させるので、掘削孔に注入されるモルタルが固まるまで待つ必要がなく、工期を短縮することができる。
また、本発明に係るアースアンカーの定着方法によれば、定着部材が一定の角度まで拡翼した後は、逆打撃手段によって引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加えるので、地盤中の土等からの抵抗で、楔管を定着部材に対して押し込むことが困難な場合(定着部材を地盤中に突き刺さらせ拡翼させていくことが困難な場合)等でも、引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させることにより、容易にねじ管を引張りロッドに対してねじ込んで、楔管を定着部材に対して押し込むことができ、定着部材を確実且つ効率的に拡翼させて地盤に定着させることができる。
本発明の実施形態に係るアースアンカーの閉鎖状態の一例を示す概略模式図である。 本発明の実施形態に係るアースアンカーの拡翼状態の一例を示す概略模式図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係るアースアンカーの定着方法における拡翼前(定着工程前)の工程の一例を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係るアースアンカーの定着方法における拡翼段階の工程(定着工程)の一例を示す概略断面図である。 本発明に係るアースアンカーの定着方法の初期位置設定工程について説明するための概略模式図である。 本発明に係るアースアンカーの定着方法の定着工程における拡翼動作の一例について説明するための概略模式図である。 本発明に係るアースアンカーの定着方法の定着工程における定着状態について説明するための概略模式図である。 本発明に係るアースアンカーの定着方法の定着工程における定着部材の拡翼動作の軌跡の一例を示す概略図である。 本発明に係るアースアンカーの引張りロッドの先端に取り付けられるカプセル部材の一例を示す図であって、(a)は概略斜視図であり、(b)は概略水平断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るアースアンカー1について、図面を参照しつつ説明する。アースアンカー1は、例えば、盛土や切土の法面が地盤の緩み等によって崩れないように補強を行う際等に使用されるものであって、図1に示すように、所定の長さを有し、外周面に雄ねじ21が形成されている引張りロッド2と、引張りロッド2の先端側に一端側がそれぞれ回動可能に取り付けられていることによって拡翼可能な複数の定着部材3と、定着部材3が所定角度以上は拡翼しないように規制するストッパ部4と、引張りロッド2の径よりも大径の貫通孔51を有するように中空状に形成されている楔管5と、内周面に引張りロッド2の雄ねじ21と螺号可能な雌ねじ(不図示)を有するねじ管6等を備えている。また、本実施形態に係るアースアンカー1では、地盤へ定着させる際に、引張りロッド2を後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加える逆打撃手段としての機能(バックハンマー機能)を有するボーリングマシン7を備えている。
引張りロッド2は、後述する掘削孔内に挿入されるものであって、例えば、長尺な円柱状に形成されており、その全長は挿入される掘削孔の長さに対応するよう形成されている。この引張りロッド2では、図3に示すように、複数の定着部材3を取り付け易いように、先端側の断面は一辺が円柱状に形成されている部分の径と略同じ長さを有する正方形状になるように形成されている。尚、引張りロッド2の形状は、これに限定されるものではなく、先端側も円柱状に形成されていても良い。
引張りロッド2では、先端側の各外周面に、略矩形状の金属片22がそれぞれ一体的に固設されている。金属片22には、折り曲げ可能な薄板状に形成されている金属製薄板23の一方の片面側(内面側)における高さ方向の下約半分にあたる前半部が、例えば、溶接によって固着されている。また、金属製薄板23の他方の片面側(外面側)における高さ方向の上約半分にあたる後半部は、定着部材3の一端側の腹部31に設けられた金属製薄板23の厚みと同程度の切り欠き部分に嵌め込まれた状態で溶接によって固着されている。これにより、金属製薄板23の高さ方向の上約半分にあたる後半部の内側面は、定着部材3の腹部31の面とフラットな状態になっている。
定着部材3は、例えば、回動して地盤に定着するために必要な所定の長さを有する棒状の部材であって、引張りロッド2の周方向に等配されて4本設けられている。尚、図3以外の図面では、説明の便宜のため、2本の定着部材3のみを図示し、他の2本については省略している。定着部材3は、その一端側が引張りロッド2の先端側の金属片22に金属製薄板23を介して回動可能に取り付けられている。これにより、それぞれの定着部材3は、金属製薄板23が高さ方向の略中央部分で折り曲がることによって、図1に示すように、定着部材3の他端側がそれぞれ引張りロッド2に対して近接している閉鎖状態から図2に示すように、他端側が引張りロッド2に対して離隔する方向へ拡翼するように構成されている。尚、拡翼とは、定着部材3の他端側が引張りロッド2から離隔するように定着部材3が一端側を基点として回動することを意味するものである。
また、定着部材3の他端側の先端部には、図1に示すように、閉鎖状態において引張りロッド2と対向する腹部31側よりも反対側の背部32側の方が長尺になるように傾斜面33が形成されている。つまり、図1において、傾斜面33は、腹部31から背部32へ向かって上向きに傾斜するように形成されている。この傾斜面33の傾斜角度θとしては、例えば、30〜60度の範囲くらいに設定されており、定着部材が前記閉鎖状態の際に、後述する楔管5の先端のガイド面52と対向し、重なり合って当接するように構成されている。尚、傾斜面33は、必ずしも全体が平面である必要はなく、若干の曲面を有するように形成されていても良い。
また、定着部材3は、地盤中で拡翼する際の抵抗を小さくするために、図3に示すように、背部32側の横断面形状が長さ方向の全体にわたって、又は長さ方向の一部において山形形状又は三角形状に形成されている。これにより、定着部材3は、地盤中の土等に食い込みながら拡翼する際の抵抗を小さくすることができるので、地盤中での拡翼が容易になる。尚、本実施形態では、アースアンカー1は、4本の定着部材3を備えている場合を例にしているが、定着部材3の個数は4本に限定されるものではなく、少なくとも2本以上設けられていれば良い。また、本実施形態のアースアンカー1では、定着部材3を回動可能に構成するために、折り曲げ可能な金属製薄板23を用いる場合を例にしているが、定着部材3を回動させるための構成はこれに限定されるものではなく、例えば、ヒンジ等を用いて、定着部材3の一端側を軸回転させるように構成しても良い。
ストッパ部4は、定着部材3が所定の回動角度α以上は拡翼しないように規制するためのものであって、図1及び図2に示すように、引張りロッド2の先端側の金属片22に溶着されている金属製薄板23の外面側における高さ方向の前半部にそれぞれ固着されている。従って、金属製薄板23がその略中央部分で折れ曲がることによりその折曲位置を中心として回動した定着部材3は、図2に示すように、その後端面がストッパ部4に当接することによって停止し、引張りロッド2に対して所定の回動角度αを超えて拡翼しないように構成されている。尚、定着部材3の回動が規制される所定の回動角度αは、特に限定されるものではないが、強固にアースアンカー1を地盤に定着できるように、60〜90度の範囲で停止するようにストッパ部4が設けられていることが好ましい。
楔管5は、図1及び図2に示すように、引張りロッド2の径よりも大径の貫通孔51を有するように中空状に形成されており、引張りロッド2を貫通孔51内に挿通させた状態で、引張りロッド2の軸方向に沿って移動可能なように構成されている。また、この楔管5は、先端に定着部材3が閉鎖状態の際に定着部材3の傾斜面33と重なり合うように当接するガイド面52を有している。このガイド面52は、内側から外側へ向けて後端側へ傾斜面33の傾斜角度θと略同様の角度だけ傾斜するように形成されている。これにより、楔管5を複数の定着部材3に対して押し込んだ際に、ガイド面52から傾斜面33に対して水平方向への力が加わることによって、それぞれの定着部材3は効率良くスムーズに拡翼し始めることができるようになっている。
ねじ管6は、詳しくは図示しないが、内周面に引張りロッド2の外周面に形成されている雄ねじ21と螺合可能な雌ねじが形成されているナット状の部材である。従って、ねじ管6は、図1及び図2に示すように、引張りロッド2の雄ねじ21に螺合された状態で、引張りロッド2に対してねじ込まれることにより、引張りロッド2の軸方向の先端側へ移動することができるようになっている。
また、ねじ管6には、詳しくは図示しないが、例えば、ねじ管6の回転を測定するための回転検出器を設けておくようにしても良い。これにより、アースアンカー1では、例えば、ねじ管6の位置が楔管5を複数の定着部材3に対して押し込む直前の初期位置にくる状態からのねじ管6の回転を測定することにより、ねじ管6が初期位置から引張りロッド2の軸方向の先端側へ移動した距離(変位)がわかるので、予めねじ管6の初期位置からの回転数又は軸方向への変位と、定着部材3の拡翼角度との関係を求めておくことで、回転検出器から得られる測定値に基づいて、定着部材3がどのくらい拡翼したかを把握することができる。従って、作業者は、アースアンカー1を地盤に定着させる際に定着部材3の拡翼状態を確認しながら、作業を行うことできるので、定着部材3がストッパ部4によって規制される所定角度αまで拡翼したことも把握することができ、必要以上にねじ管6を引張りロッド2に対してねじ込むことを回避し、定着部材3等の破損等を防止することができる。
ボーリングマシン7は、引張りロッド2を後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加える逆打撃手段としての機能(バックハンマー機能)を有するものである。ここでは、ボーリングマシン7として、逆打撃機能と共に、引張りロッド2の地表側への引き上げ動作及びねじ管6の引張りロッド2に対するねじ込み動作も同時に1台で行うことができるように、引張りロッド2の引き上げ動作を行うための力を加えるフィード機能、及び、ねじ管6のねじ込み動作を行うための力を加える回転機能を備えているものを用いている。このようなボーリングマシン7としては、例えば、ESD40II(株式会社エムズ製)等の従来公知のボーリングマシンを用いることができる。尚、ボーリングマシン7自体は、従来公知のものであり、ここではその詳細な機構等についての説明は省略する。
以下、このようなアースアンカー1を用いた本発明に係るアースアンカーの定着方法の一例について、図面を参照しつつ説明する。まず、図4(a)に示すように、法面や石積み擁壁等の斜面11の地盤12に細長い掘削孔13を形成する。この掘削工程では、例えば、ボーリングマシン等を用いて削孔を行うことによって掘削孔13を形成する。図4(a)では、ボーリングマシンを用いて、二重管掘削によって掘削孔13を形成する場合の様子を示している。二重管掘削では、図4(a)に示すように、一番外側に中空状の外管(ケーシングパイプ)8を使用し、その内側に先端にビット10が取り付けられている内管9が設けられている。そして、ビット10を回転させながら、掘り進めていくことによって掘削孔13が形成される。この掘削孔13は、例えば、長さが数m〜十数m程度、径dが数十mm〜百数十mm程度に形成される。このような掘削孔13は、斜面11の地盤12に複数個形成され、例えば、高さ方向に1.5m〜2.0mの間隔、水平方向に3m〜4mの間隔で千鳥状に配置して複数個の掘削孔13を形成する。
その後、図4(b)に示すように、内管9及びビット10を掘削孔13から引き抜く。一方、外管8は、定着部材3の拡翼のためのスペースを確保しつつ、掘削孔13の壁面が壊れることを防止するために、所定距離h(例えば、1m程度)だけ引き上げた状態で残しておく。尚、外管8が引き上げられる所定距離hは、特に限定されるものではなく、掘削孔13の長さや定着部材3の大きさ等に応じて適宜設定すれば良く、少なくとも定着部材3の拡翼動作を阻害しないようにスペースが確保されていれば良い。
次に、図4(c)に示すように、挿入工程では、アースアンカー1を掘削孔13内に定着部材3を閉鎖状態で、引張りロッド2の先端側から挿入し、アースアンカー1の先端が掘削孔13の底部に接触する状態で設置する。そして、図4(d)及び図6に示すように、差込工程では、楔管5の貫通孔51内に引張りロッド2を挿通させた状態で、楔管5の先端のガイド面52が定着部材3の傾斜面33と重なり合って当接するように楔管5を差し込む。
次に、図4(e)及び図6に示すように、初期位置設定工程では、ねじ管6の位置が楔管5を複数の定着部材3に対して押し込む直前の初期位置にくるように、ねじ管6の内周面に形成されている雌ねじ(不図示)を引張りロッド2の雄ねじ21に螺合させた状態で、ねじ込んでいき、ねじ管6の先端と楔管5の後端が当接する状態に設定する。
その後、図5(a)及び図6に示すように、引張りロッド2の地表側への引き上げ動作を行うためのフィード機能、ねじ管6のねじ込み動作を行うための回転機能、及び、引張りロッド2を後端側(地表側)へ瞬間的に移動させるための逆打撃機能を有するボーリングマシン7をセットする。そして、定着工程では、このボーリングマシン7を用いて、引張りロッド2を地表側に引張ると共に、ねじ管6を引張りロッド2に対してねじ込むことにより引張りロッド2の軸方向の先端側へ移動させ、楔管5の後端側から楔管5を複数の定着部材3に対して押し込むことで、複数の定着部材3を拡翼させる。この際、例えば、図9に示すように、定着部材3の拡翼に伴う地盤中の土等からの抵抗を軽減させるために、定着部材3の背部32側の上端に位置する点Pが所望の軌跡lに沿って拡翼するように、引張りロッド2を地表側への引き上げ及びねじ管6の引張りロッド2に対するねじ込みを調整することが好ましい。この軌跡lは、図9に示すような軌跡に必ずしも一義的に決定されるものではなく、地盤の状況や定着部材の形状等に応じて、好ましい軌跡は変わってくるものであり、予め地盤の硬さ等の調査を行った上で、適宜設定すれば良い。尚、図9中の二点鎖線は、定着部材3の背部32側の下端に位置する点Pと上端に位置する点Qとを結ぶ線分の軌跡を示しており、点Pの位置がY軸方向へ移動するに従って、点QはX軸方向へ移動することによって、定着部材3が拡翼していく様子を示している。
また、定着工程では、図5(b)及び図7に示すように、定着部材3が一定の角度まで拡翼すると、地盤等の状況によっては、地盤中の土等からの抵抗が大きくなり、引張りロッド2を地表側に引張ると共に、ねじ管6を引張りロッド2に対してねじ込むだけの力では、定着部材3を拡翼させることが難しくなる場合がある。この際、例えば、ボーリングマシン7の逆打撃機能を用いて、引張りロッド2を後端側(地表側)へ瞬間的に移動させるための逆打撃を小刻みに連続的に加える。これにより、瞬間的に定着部材3が若干開くので、その瞬間にねじ管6を引張りロッド2に対してねじ込んでいき、楔管5をそれぞれの定着部材3に対して押し込むことで、図5(c)及び図8に示すように、それぞれの定着部材3をストッパ部4によって規制される所定角度αまで容易に拡翼させ、アースアンカー1を地盤12中に定着させることができる。尚、ボーリングマシン7による逆打撃については、最初は小さな力で開始し、定着部材3がなかなか拡翼し難い場合には、徐々に逆打撃の力を強めていくことが好ましい。
その後、図5(d)に示すように、ボーリングマシン7、ねじ管6、楔管5等を取り外し、不図示のモルタル注入用ホース等を用いて、掘削孔13内の引張りロッド2の先端側及び定着部材3が位置している部分にモルタル14を充填する。尚、このモルタル14は、主に引張りロッド2の先端側及び定着部材3等の錆止めを目的としているので、図5(d)では、掘削孔13内の引張りロッド2の先端側のみにモルタル14を充填している例を示しているが、掘削孔13内に挿入されている引張りロッド2の全長にわたってモルタル14を充填するようにしても良い。また、図10に示すように、引張りロッド2の先端に予めカプセル部材19を取り付けておき、そこにモルタル14を充填するようにしても良い。
このカプセル部材19は、例えば、透明な樹脂製の部材であって、図10に示すように後端側にアースアンカー1の先端側が挿入可能な開口部191を有するように略円筒状に形成されている。また、カプセル部材19は、掘削孔13内にアースアンカー1の先端側と共に挿入できるように、カプセル部材19の外径は掘削孔13の径よりも小径に形成されている。尚、図10では、説明の便宜のため、楔管5等については省略して図示している。このカプセル部材19は、図10に示すように、定着部材3が拡翼する際に定着部材3と接触しないように外周面上に定着部材3が通過できるスリット状の窓部192が定着部材3の個数分だけ形成されている。また、カプセル部材19の底部には、図10(b)に示すように、カプセル部材19内にモルタル14が注入された際に、掘削孔13の底部にもモルタル14が流れ込むように供給孔193が形成されている。このようなカプセル部材19を予め引張りロッド2の先端に取り付けておくことで、アースアンカー1では、先端側から掘削孔13内へ挿入する際に定着部材3等が掘削孔13の壁面に接触して壁面が破壊されたりすることを防止することができ、挿入工程を効率良く行うことができる。
その後、図5(e)に示すように、斜面11における地盤12表面に露出したアースアンカー1の頭部の処理を行う。ここでは、例えば、斜面11に支圧板15を設置し、その上に台座16を設けている。そして、引張りロッド2の雄ねじ21と螺合可能な雌ねじを有するナット部材17を用いて締結することにより、固定した後、キャップ部材18をアースアンカー1の頭部に被せる。その後、複数個のアースアンカー1を相互にワイヤロープ(不図示)等で連結させ、格子状にワイヤーロープを編成して斜面11の地盤12の緩みを防止し安定化させる。
尚、本発明の実施の形態は上述の形態に限るものではなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
1 アースアンカー
2 引張りロッド
21 雄ねじ
3 定着部材
31 腹部
32 背部
33 傾斜面
4 ストッパ部
5 楔管
51 貫通孔
52 ガイド面
6 ねじ管
7 ボーリングマシン(逆打撃手段)
12 地盤
13 掘削孔

Claims (4)

  1. 所定の長さを有し、外周面に雄ねじが形成されている引張りロッドと、
    前記引張りロッドの先端側に一端側がそれぞれ回動可能に取り付けられ、他端側がそれぞれ前記引張りロッドに対して近接している閉鎖状態から前記引張りロッドに対して離隔する方向へ拡翼し、前記他端側の先端部は、前記閉鎖状態において前記引張りロッドと対向する腹部側よりも反対側の背部側の方が長尺になるように傾斜面が形成されている複数の定着部材と、
    前記定着部材が所定角度以上は拡翼しないように規制するストッパ部と、
    前記引張りロッドの径よりも大径の貫通孔を有するように中空状に形成され、前記引張りロッドを前記貫通孔内に挿通させた状態で前記引張りロッドの軸方向に移動可能な楔管と、
    内周面に前記引張りロッドの前記雄ねじと螺合可能な雌ねじを有し、前記引張りロッドに対してねじ込まれることにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動して、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させるねじ管と、を備えることを特徴とするアースアンカー。
  2. 前記引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加える逆打撃手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアースアンカー。
  3. 請求項1又は2に記載のアースアンカーを用いたアースアンカーの定着方法であって、
    地盤に掘削孔を形成する掘削工程と、
    前記アースアンカーを前記掘削孔内に前記定着部材を前記閉鎖状態で、前記引張りロッドの先端側から挿入する挿入工程と、
    前記楔管の先端が前記定着部材の前記傾斜面と当接するように前記楔管を前記引張りロッドに差し込む差込工程と、
    前記ねじ管の位置が前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込む直前の初期位置にくるように、前記引張りロッドの前記雄ねじに前記雌ねじを螺合させる初期位置設定工程と、
    前記引張りロッドを地表側に引張ると共に、前記ねじ管を前記引張りロッドに対してねじ込むことにより前記引張りロッドの軸方向の先端側へ移動させ、前記楔管の後端側から前記楔管を前記複数の定着部材に対して押し込むことで、前記複数の定着部材を拡翼させて、前記アースアンカーを前記地盤に定着させる定着工程と、を含むことを特徴とするアースアンカーの定着方法。
  4. 前記定着工程では、前記定着部材が一定の角度まで拡翼した後は、前記逆打撃手段によって前記引張りロッドを後端側へ瞬間的に移動させるための逆打撃を加えることを特徴とする請求項3に記載のアースアンカーの定着方法。
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