JP2017193338A - 手押し車 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも買い物カゴを安定して載置することができる手押し車を提供する。
【解決手段】手押し車100は、カゴ130と、カゴ130の前面に配置され、カゴ130より上方まで達する抑え部材137とを備える手押し車100が提供される。抑え部材137は、その下部がカゴ130の下部近傍に枢支されることによって、その上部が前方へ所定の量だけ移動可能に構成され、それによって当該上部の背面がカゴ130の上方に載置される買い物カゴ200の前面に当接可能に構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、手押し車の技術に関し、特に買い物カゴを載置可能な手押し車の技術または折り畳み可能な手押し車の技術に関する。
従来から、高齢者の歩行を補助するための手押し車が知られている。そのような手押し車の中には、買い物カゴを載置することが可能なものがある。たとえば、特開2003−48544号公報(特許文献1)には、手押し車が開示されている。特許文献1によると、上面開口状の収容部を有する車本体と、該車本体を押すためのハンドルとを備えた手押し車において、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底部を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたことにある。
特開2003−48544号公報
従来よりも効率的に買い物カゴを安定して載置することができる手押し車が求められている。本発明は、かかる要求に応えるためになされたものであり、その目的は、従来よりも買い物カゴを安定して載置することができる手押し車を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、カゴと、前記カゴの前面に配置され、前記カゴより上方まで達する抑え部材とを備える手押し車が提供される。前記抑え部材は、その下部が前記カゴの下部近傍に枢支されることによって、その上部が前方へ所定の量だけ移動可能に構成される。当該上部の背面は前記カゴの上方に載置される買い物カゴの前面に当接可能に構成される。
好ましくは、手押し車は、前記カゴの上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレームをさらに備える。前記フレームの前部が、前記抑え部材の上部に連結されている。
この発明の別の局面に従うと、カゴと、前記カゴの後面に配置され、前記カゴより上方まで達する抑え部材とを備える手押し車が提供される。前記抑え部材は、その下部が前記カゴの下部近傍に枢支されることによって、その上部が後方へ所定の量だけ移動可能に構成される。当該上部の前面は前記カゴの上方に載置される買い物カゴの後面に当接可能に構成される。
好ましくは、手押し車は、前記カゴの上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレームをさらに備える。前記フレームの後部が、前記抑え部材の上部に連結されている。
好ましくは、前記フレームは、平面視略U字状に形成され、載置される前記買い物カゴの側部を支持する。
好ましくは、手押し車は、前記カゴの上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレームをさらに備える。前記フレームは、平面視略U字状に形成され、載置される前記買い物カゴの側部を支持する。
この発明の別の局面に従うと、収容スペースの上部の周りを囲うための上部フレームを含むカゴと、前輪フレームと、後輪フレームと、前記前輪フレームと前記後輪フレームとを連結し、屈曲可能な連結リンクと、前記上部フレームと、前記連結リンクの屈曲部と、を連結するための折り畳み用リンクとを備える手押し車が提供される。手押し車は、前記上部フレームを持ち上げることにより前記連結リンクが屈曲することによって折り畳まれる。
好ましくは、前記連結リンクは、前記手押し車の使用時には下方へ向けて支点を乗り越える。前記連結リンクは、前記手押し車の折り畳み時には上方へ向けて支点を乗り越える。
以上のように、この発明によれば、従来よりも買い物カゴを安定して載置することができる手押し車が提供される。
第1の実施の形態にかかる手押し車100の全体構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100の買い物カゴを載置した状態の全体構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態にかかる通常使用時の手押し車100の全体構成を示す側面図である。 第1の実施の形態にかかるカゴ前フレーム137の後面の構造を示す斜視図である。 第1の実施の形態にかかる買い物カゴを載置可能な状態における手押し車100の全体構成を示す側面図である。 第1の実施の形態にかかる買い物カゴを載置可能な状態の手押し車100のカゴ130の周囲の拡大斜視図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳みの途中の状態を示す側面図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み完了時の状態を示す側面図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100の全体構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100の買い物カゴを載置した状態の全体構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態にかかる買い物カゴを載置可能な状態の手押し車100のカゴ130の周囲の拡大斜視図である。 第4の実施の形態にかかる手押し車100の全体構成を示す斜視図である。 第4の実施の形態にかかる手押し車100の買い物カゴを載置した状態の全体構成を示す斜視図である。 第4の実施の形態にかかる買い物カゴを載置可能な状態の手押し車100のカゴ130の周囲の拡大斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<手押し車の概要>
まずは、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の概要について説明する。なお、図1は、本実施の形態にかかる手押し車100の全体構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態にかかる手押し車100の買い物カゴ200を載置した状態の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかる手押し車100は、主に、前輪141L,141Rと、後輪142L,142Rと、ハンドル110と、座部120と、カゴ130とを有する。そして使用者は、ハンドル110を握って手押し車100を押しながら歩くことができるし、座部120を持ち上げてカゴ130に荷物を入れることができるし、座部120を下して座ることもできる。
特に、本実施の形態にかかる手押し車100は、図2に示すように、カゴ130の上に、買い物カゴ200を載置することができる。これによって、使用者は、手押し車100を押して店舗に入った際に、買い物カゴ200を手で持つ必要がないし、手押し車100とは別にショッピングカートを押す必要もない。以下では、本実施の形態にかかる手押し車100の構成について詳細に説明する。
なお、以下では、使用車が押して歩く状態を手押し車100の通常状態という。カゴ130の上に買い物カゴ200を載置する状態を載置状態という。前後方向にコンパクトに折り畳んだ状態を折り畳み状態という。
<手押し車の全体構成>
図1〜図3を参照して手押し車100の全体構成について説明する。なお、図3は、本実施の形態にかかる手押し車100の全体構成を示す側面図である。
本実施の形態にかかる手押し車100は、一対の前輪フレーム151L,151Rと、一対の後輪フレーム152L,152Rとを有する。前輪フレーム151L,151Rのそれぞれの下端部には、一対の前輪141L,141Rが取り付けられている。後輪フレーム152L,152Rのそれぞれの下端部には、一対の後輪142L,142Rが取り付けられている。
左側の前輪フレーム151Lの上端部と後輪フレーム152Lの上端部とは、連結部材154Lに連結されている。連結部材154Lには、略垂直方向に縦フレーム153Lが挿通されており、複数箇所で固定可能に構成されている。同様に、右側の前輪フレーム151Rの上端部と後輪フレーム152Rの上端部とは、連結部材154Rに連結されている。連結部材154Rには、略垂直方向に縦フレーム153Rが挿通されており、複数箇所で固定可能に構成されている。使用者は、連結部材154L,154Rに対する縦フレーム153L,153Rの差し込み量を調節することによって、後述するハンドル110の高さを自分に合った高さに調節することができる。
縦フレーム153L,153Rの上端部には、ハンドル110が取り付けられている。ハンドル110は、平面視U字状に構成されており、左右の後端部には、にぎり部111L,111Rが設けられている。それぞれのにぎり部111L,111Rの下方には、ブレーキレバー112L,112Rが設けられている。
連結部材154L,154Rの後部には、座部120が回動可能に設けられている。本実施の形態においては、使用者は、座部120を後方に倒して、座部120に座ることができる。逆に、使用者は、座部120を上方に持ち上げて、ハンドル110を握って歩くこともできる。
前輪フレーム151L,151R間には、下横フレーム159が連結されている。そして、連結部材154L,154Rや下横フレーム159や前輪フレーム151L,151Rなどによって、カゴ130が保持される。
より詳細には、カゴ130は、底部131と、カゴ130の収容スペースの前面・側面・後面を囲うための水平な複数の側部フレーム132,132・・・と、カゴ130の収容スペースの上部の前面・側面・後面を囲うための水平な上側部フレーム134と、側部フレーム132,132・・・の前面を支持する前フレーム133,133と、側部フレーム132,132・・・の後面を支持する後フレーム139,139とを含む。
本実施の形態においては、連結部材154L,154Rの前部に、カゴ130の上側部フレーム134の左右の後端部が枢支される。
そして、連結部材154L,154Rのそれぞれの前部には、下方に向けてカゴ支持部材165,165が固設されている。カゴ支持部材165,165は、右側面視においてト字状に形成されたフレームである。カゴ支持部材165,165は、その上端部が連結部材154L,154Rの前部に固定され、前方に伸びた部分が前輪フレーム151L,151Rに固定され、その下端部がカゴ130の底部131の後端部に枢支される。
なお、カゴ130の底部131の後端部の中央は後フレーム139,139に回動可能に連結され、前フレーム133,133はカゴ130の底部131の前端部に回動可能に連結される。
<買い物カゴ載せ機構>
そして、上側部フレーム134の左部および右部には上方に向けてスライド用部材136L,136Rが固設されている。そして、上側部フレーム134の上方には、スライド用部材136L,136Rにスライド可能に挿通されるU字状部材135が配置される。U字状部材135には、平面視U字状に構成されている。
U字状部材135の後部には、横パイプ138が、手押し車100の左右方向に向けて、上側部フレーム134の後部の内側に連結されている。
カゴ130の底部131の前端には、直接的または間接的に、略板状のカゴ前フレーム137が回動可能に取り付けられる。カゴ前フレーム137は、手押し車100の前後方向に回動可能に、すなわち手押し車100の左側面視において半時計方向に回動可能に取り付けられる。
ここで、図4は、本実施の形態にかかるカゴ前フレーム137の背面側の構造を示す斜視図である。図1〜図4を参照して、カゴ前フレーム137の上部の背面には、U字状部材135の前部135Xが挿通される挿通口137Aが形成される。挿通口137Aは、上下方向に長い長穴に形成されている。
カゴ前フレーム137の中部の背面には、後方に向かって、カゴ前フレーム137を前フレーム133,133に係止するための係止部材137B,137Bが設けられる。手押し車100の通常状態や折り畳み状態においては、係止部材137B,137Bを前フレーム133,133に引っかけることによって、カゴ前フレーム137を前フレーム133,133に固定する。
カゴ前フレーム137の上端部には、カゴ前フレーム137を回動させる際に指を掛けるためのにぎり穴137Cが形成されている。
次に、図5および図6を参照しながら、カゴ130の上に、買い物カゴ200を載置するための構成について説明する。なお、図5は、本実施の形態にかかる買い物カゴ200を載置可能な状態における手押し車100の全体構成を示す側面図である。図6は、本実施の形態にかかる買い物カゴ200を載置可能な状態の手押し車100のカゴ130の周囲の拡大斜視図である。
本実施の形態においては、使用者は、座部120を持ち上げた状態で、カゴ前フレーム137のにぎり穴137Cに指を入れて、カゴ前フレーム137を前フレーム133,133から取り外し、カゴ前フレーム137を前方に回動させる。ただし、使用者は、カゴ前フレーム137を単に後方から前方に押すことによって、カゴ前フレーム137の係止部材137B,137Bを前フレーム133,133から外して、カゴ前フレーム137を前下方へ回動させることも可能である。
この際、カゴ前フレーム137の回動に伴って、U字状部材135が、スライド用部材136L,136Rに案内されることによって、上側部フレーム134と平行に前方に摺動する。上述した通り、カゴ前フレーム137の挿通口137Aは、上下方向に長い長穴である。このような構成により、カゴ前フレーム137が前下方に回動するにしたがって、U字状部材135の前部が挿通口137A内を相対的に上方に移動することができる。逆にカゴ前フレーム137が向上方に回動するにしたがって、U字状部材135の前部が挿通口137A内を相対的に下方に移動することができる。その結果、U字状部材135は、スライド用部材136L,136Rに沿って上側部フレーム134と平行に水平にスライドすることが可能である。
カゴ前フレーム137の前下方への回動と、U字状部材135の前方への摺動とは、U字状部材135の後部の横パイプ138がスライド用部材136L,136Rに当接したところで、停止される。
ただし、カゴ前フレーム137の前下方への回動を所定の角度または距離で停止させるための構成は、横パイプ138がスライド用部材136L,136Rに当接する構成には限られない。たとえば、カゴ前フレーム137の上部と上側部フレーム134の前部とをロープでつないでもよいし、カゴ前フレーム137の下部の回動軸の近傍にカゴ前フレーム137の回動を抑制するための構造を備えてもよい。
この状態において、使用者は、図2に示すように、横パイプ138の上に買い物カゴ200を載置することができる。あるいは、U字状部材135の上に買い物カゴ200を載置することができる。
あるいは、平面視において、U字状部材135を上側部フレーム134よりも一回り大きく形成することによって、横パイプ138と上側部フレーム134との上に買い物カゴ200を載置することができる。
本実施の形態にかかる手押し車100に関しては、カゴ前フレーム137の上部の背面によって買い物カゴ200の前面を抑えることができるため、カゴ130上に載置された買い物カゴが安定する。なおカゴ前フレーム137の上部の背面で買い物カゴ200の前面を支えればよく、挿通口137Aの裏側で買い物カゴ200の前面を抑える構成であってもよいし、挿通口137Aよりもさらに上側など、挿通口137Aの裏側以外のカゴ前フレーム137の上部の背面によって買い物カゴ200の前面を抑える構成であってもよい。
より好ましくは、スライド用部材136L,136Rが、買い物カゴ200の側面に当接可能に構成することによって、カゴ130上に載置された買い物カゴをより安定させることができる。
あるいは、U字状部材135の側部が、買い物カゴ200の側面に当接可能に構成することによって、カゴ130上に載置された買い物カゴをより安定させることができる。
あるいは、上側部フレーム134の側部が、買い物カゴ200の側面に当接可能に構成することによって、カゴ130上に載置された買い物カゴをより安定させることができる。
そして、本実施の形態においては、座部120が持ち上がった状態においては、座部120が買い物カゴ200の背面に当接可能に構成される。これによって、カゴ130上に載置された買い物カゴをより安定させることができる。
あるいは、上側部フレーム134の後部が、買い物カゴ200の背面に当接可能に構成することによって、カゴ130上に載置された買い物カゴをより安定させることができる。
つまり、好ましくは、カゴ前フレーム137の背面によって買い物カゴ200の前面を、座部120または上側部フレーム134の後部によって買い物カゴの背面を、スライド用部材136L,136RまたはU字状部材135または上側部フレーム134の側部によって買い物カゴ200の側面を支持することによって、買い物カゴ200を縦向きに載置しつつ、四方から安定して買い物カゴ200を支えることが可能になる。
<折り畳み機構>
次に、図3、図7、図8を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み機構について説明する。なお、図7は、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳みの途中の状態を示す側面図である。図8は、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み完了時の状態を示す側面図である。
まず、前輪フレーム151Lと後輪フレーム152Lとは、連結リンク162Lで連結されている。同様に、前輪フレーム151Rと後輪フレーム152Rとも、図示しない連結部材で連結されている。本実施の形態においては、左右の連結リンク162Lの各々は、前部材162Aと後部材162Bとが回動可能に連結されて構成されるものである。すなわち、左右の連結リンク162Lの各々は、略中央の屈曲部、すなわち前部材162Aと後部材162Bとの連結部、において屈曲可能に構成されている。
そして、カゴ130の上部の上側部フレーム134の左部と、左の連結リンク162Lの前部材162Aの略中央部または後部とが、折り畳み用リンク163Lによって連結される。同様に、カゴ130の上部の上側部フレーム134の右部と、右の連結部材の前部材の略中央部または後部とが、折り畳み用リンク163Rによって連結される。
これによって、使用者が、カゴ前フレーム137のにぎり穴137Cを握って、カゴ前フレーム137を上に持ち上げると、図7に示すように、U字状部材135や上側部フレーム134や前フレーム133が後上方に回動する。そして、折り畳み用リンク163L,163Rを介して連結リンク162が屈曲するとともに、前フレーム133,133を介してカゴ130の底部131の前部が後上方へ回動する。
さらに使用者が、カゴ前フレーム137のにぎり穴137Cを握って、カゴ前フレーム137を上に持ち上げると、図8に示すように、U字状部材135や上側部フレーム134や前フレーム133がさらに後上方に回動する。そして、折り畳み用リンク163L,163Rを介して連結リンク162がさらに屈曲するとともに、前フレーム133,133を介してカゴ130の底部131の前部がさらに上後方へ回動する。
これによって、手押し車100の前後方向にコンパクトに折り畳まれる。
なお、上述したように、本実施の形態においては、左右の縦フレーム153L,153Rのそれぞれが、連結部材154L,154Rに対して挿通し、複数箇所で固定することが可能になっている。すなわち、図3に示す状態から図8に示す状態へ、またはその逆の方向に、使用者が、ハンドル110の高さを所望の位置に調整することができる。これによって、手押し車100は、上下方向に対してもコンパクトに変形させることが可能である。
より詳細には、本実施の形態にかかる手押し車100は、手押し車100の使用状態における、連結リンク162L,162Rの前輪フレーム151L,151Rとの連結部から、連結リンク162L,162Rの後輪フレーム152L,152Rとの連結部までの距離が、全く屈曲していない連結リンク162L,162Rの長さよりも短く形成されている。そして、手押し車100の使用状態においては、連結リンク162L,162Rが下に凸の状態となるように構成されている。
つまり、手押し車100を使用状態から折り畳み状態へ移行させる際には、一端、連結リンク162L,162をまっすぐな状態にしてから上方に凸状態となるようにする必要があるため、不意に手押し車100が折り畳まれてしまう可能性を低減することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態にかかるU字状部材135は、パイプ状に構成されている。しかしながら、U字状部材135は、単なる棒状であってもよいし、フレームが折り曲げられたものであってもよい。
また、第1の実施の形態においては、カゴ前フレーム137の上部がU字状部材135に連結され、U字状部材135のスライドを横パイプ138とスライド用部材136L,136Rによって規制するものであった。しかしながら、カゴ前フレーム137の前方への回動を規制するための構成は、そのようなものに限られず、所定の長さのロープによってカゴ前フレーム137の上部と上側部フレーム134とを連結するものであってもよい。あるいは、カゴ前フレーム137の下部の回動軸の周囲に、カゴ前フレーム137の回動を所定の量に制限する部材を設けてもよい。
[第3の実施の形態]
第1および第2の実施の形態においては、カゴ前フレーム137すなわち抑え部材がカゴ130の前面に設けられるものであった。しかしながら、抑え部材は、カゴ130の後面に設けられるものであってもよい。
たとえば、図9〜図11に示すように、座部140を取り外して、カゴ後フレーム1372をカゴ130の下部の後端部周辺に回動可能に取り付けてもよい。この場合は、ユーザは、カゴ後フレーム1372を後方に傾けることによって、買い物カゴ200をカゴ130の上に乗せることができる。当然に、U字状部材1352は、後方へ所定の距離だけスライドして停止される構成となっている。
なお、この場合は、座部140をカゴ130の上面に取り付けてもよい。より詳細には、座部140を、カゴ130の上部の前端部の周辺に回動可能に設けてもよい。そして、買い物カゴ200は、倒した座部140の上面に載置されるものであってもよいし、座部140を持ち上げた状態で上側部フレーム134などに載置されるものであってもよい。
[第4の実施の形態]
さらには、図12〜図14に示すように、カゴ前フレーム137をカゴ130の下部の前端部周辺に回動可能に取り付けつつ、座部140を取り外して、カゴ後フレーム1372をカゴ130の下部の後端部周辺に回動可能に取り付けてもよい。この場合は、ユーザは、カゴ前フレーム137を前方に傾けつつ、カゴ後フレーム1372を後方に傾けることによって、買い物カゴ200をカゴ130の上に乗せることができる。
より詳細には、この場合は、カゴ前フレーム137の回動を制止するためのU字状部材135と、カゴ後フレーム1372の回動を制止するためのU字状部材1352と、は入れ子構造にすることが好ましい。たとえば、一方のU字状部材135,1352の内側に他方の一方のU字状部材135,1352をスライド可能に挿入してもよい。
あるいは、カゴ前フレーム137の回動を制止するためのU字状部材135と、カゴ後フレーム1372の回動を制止するためのU字状部材1352と、は左右方向にずらして配置してもいし、上下方向や斜め方向にずらして配置するものであってもよい。
<まとめ>
以上のように、第1〜第4の実施の形態にかかる手押し車100は、カゴ130と、カゴ130の前面に配置され、カゴ130より上方まで達する抑え部材137とを備える手押し車100が提供される。抑え部材137は、その下部がカゴ130の下部近傍に枢支されることによって、その上部が前方へ所定の量だけ移動可能に構成され、それによって当該上部の背面がカゴ130の上方に載置される買い物カゴ200の前面に当接可能に構成される。
好ましくは、手押し車100は、カゴ130の上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレーム135をさらに備える。フレーム135の前部が、抑え部材137の上部137Aに連結されている。
また、第3および第4の実施の形態にかかる手押し車100は、カゴ130と、カゴ130の後面に配置され、カゴ130より上方まで達する抑え部材1372とを備える手押し車100が提供される。抑え部材1372は、その下部がカゴ130の下部近傍に枢支されることによって、その上部が後方へ所定の量だけ移動可能に構成される。当該上部の前面はカゴ130の上方に載置される買い物カゴ200の後面に当接可能に構成される。
好ましくは、手押し車100は、カゴ130の上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレーム135をさらに備える。フレーム135の後部が、抑え部材1372の上部に連結されている。
好ましくは、フレーム135は、平面視略U字状に形成され、載置される買い物カゴ200の側部を支持する。
好ましくは、手押し車100は、カゴ130の上を前後方向に所定の距離だけスライドするフレーム135をさらに備える。フレーム135は、平面視略U字状に形成され、載置される買い物カゴ200の側部を支持する。
また、第1〜第4の実施の形態にかかる手押し車100は、収容スペースの上部の周りを囲うための上側部フレーム134を含むカゴ130と、前輪フレーム151L,151Rと、後輪フレーム152L,152Rと、前輪フレーム151L,151Rと後輪フレーム152L,152Rとを連結し、屈曲可能な連結リンク162L,162Rと、上側部フレーム134と、連結リンク162L,162Rの屈曲部と、を連結するための折り畳み用リンク163L,163Rとを備える手押し車100が提供される。手押し車100は、上側部フレーム134を持ち上げることにより連結リンク162L,162Rが屈曲することによって折り畳まれる。
好ましくは、連結リンク162L,162Rは、手押し車100の使用時には下方へ向けて支点を乗り越える。連結リンク162L,162Rは、手押し車100の折り畳み時には上方へ向けて支点を乗り越える。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 :手押し車
110 :ハンドル
120 :座部
130 :カゴ
131 :底部
132 :側部フレーム
133 :前フレーム
134 :上側部フレーム
135 :パイプ(U字状部材)
1352 :パイプ(U字状部材)
135X :前部
136L,136R :スライド用部材
137 :カゴ前フレーム(抑え部材)
1372 :カゴ後フレーム(抑え部材)
137A :上部(挿通口)
137B :係止部材
137C :にぎり穴
138 :横パイプ
139 :後フレーム
141L,141R :前輪
142L,142R :後輪
151L,151R :前輪フレーム
152L,152R :後輪フレーム
153L,153R :縦フレーム
154L,154R :連結部材
159 :下横フレーム
162A :前部材
162B :後部材
162L,162R :連結リンク
163L,163R :折り畳み用リンク
165 :カゴ支持部材
200 :買い物カゴ

Claims (4)

  1. 収容スペースの上部の周りを囲うための上部フレームを含むカゴと、
    前輪フレームと、
    後輪フレームと、
    前記前輪フレームと前記後輪フレームとを連結し、屈曲可能な連結リンクと、
    前記上部フレームと、前記連結リンクの屈曲部と、を連結するための折り畳み用リンクとを備え、
    前記上部フレームを持ち上げることにより前記連結リンクが屈曲することによって折り畳まれる、手押し車。
  2. 前記連結リンクは、前記手押し車の使用時には下方へ向けて支点を乗り越え、
    前記連結リンクは、前記手押し車の折り畳み時には上方へ向けて支点を乗り越える、請求項1に記載の手押し車。
  3. 前記カゴの前面に配置され、前記カゴより上方まで達する部材をさらに備え、
    前記部材の上部には、前記上部フレームの前部を上方に持ち上げるための把持部が形成される、請求項1または2に記載の手押し車。
  4. 前記カゴの前面に配置され、前記カゴより上方まで達する部材をさらに備え、
    前記部材の上部の背面は前記カゴの上方に載置される買い物カゴの前面に当接可能に構成される、請求項1または2に記載の手押し車。
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