JP2017192077A - 画像符号化装置及び画像復号装置及びそれらの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
画像を符号化し、符号データを生成する画像符号化装置であって、
着目画素を、当該着目画素の周囲の符号化済みの周囲画素に基づき、予測符号化、ランレングス符号化のいずれで符号化するかを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段でランレングス符号化すると判定された場合、前記着目画素と直前に符号化した画素とが不一致のゼロランの状態であるか否かを判定し、当該判定結果を示す情報を符号化データとして出力する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記着目画素を予測符号化すると判定された場合、又は、前記第2の判定手段でゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素を予測符号化し、符号化データを出力する第1の符号化手段と、
前記第2の判定手段により非ゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素からランレングス符号化を開始し、符号化データを出力する第2の符号化手段とを有する。
第1の実施形態は、画像データを周波数変換(実施形態ではウェーブレット変換)で複数のサブバンドに分割し、サブバンド分割されたウェーブレット係数を予測符号化、及び、ランレングス符号化で符号化する画像符号化装置について説明する。また、説明を具体化するため、デジタルカメラ等の撮像装置に搭載する例を説明するが、符号化対象の画像データの発生源は、画像データを記憶した記憶媒体でも良いし、ネットワーク(のサーバ)でも構わず、その種類は問わない。
予測誤差Diff=着目係数−予測値=x−p
なお、ここでは予測変換にMED予測を用いたが、前値予測(左隣りの係数aを予測値とする)など、MED予測以外の予測を用いても良い。また、すべての係数に同じ予測方法を用いる必要もなく、符号化側と復号側で同じ予測を用いることができれば良い。例えば、サブバンドがLL成分の場合はMED予測を用い、サブバンドがLL成分以外の場合は予測変換を行わないなど、サブバンド単位に予測方法を切り替えても構わない。さらには、サブバンドの係数のブロックに分割し、ブロック単毎に複数の予測方法の中から適切な予測方法を選択して適用する構成としても良い。
(1)MVを2進数表現して、MVをkビット右シフトした値の0を並べ、その後に1を付加する。
(2)上記(1)の後ろに、MVの下位kビットを取りだして付け加える。
(1) 符号データから1ビットずつ取り出し、取り出したビットが“0”である限り、カウントアップしていく。そして、取り出したビットが“1”の場合は次工程(2)に移る。ここでは、ビットが“0”の数をZEROcntと呼ぶ。
(2) ZEROcntをkビット左シフトする。さらに符号データからkビット取り出した値を、シフト後のZEROcntに加算し、シンボルMVを求める。
着目係数x= 予測誤差+予測値=Diff + p
そして、ゴロム復号部609は、復号して得られた係数xを係数生成部610に供給する。この際、次に復号する係数のため、ここで得られた係数xを、次に復号する係数の左係数として設定し、処理をS1405に戻す。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (23)
- 画像を符号化し、符号データを生成する画像符号化装置であって、
着目画素を、当該着目画素の周囲の符号化済みの周囲画素に基づき、予測符号化、ランレングス符号化のいずれで符号化するかを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段でランレングス符号化すると判定された場合、前記着目画素と直前に符号化した画素とが不一致のゼロランの状態であるか否かを判定し、当該判定結果を示す情報を符号化データとして出力する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記着目画素を予測符号化すると判定された場合、又は、前記第2の判定手段でゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素を予測符号化し、符号化データを出力する第1の符号化手段と、
前記第2の判定手段により非ゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素からランレングス符号化を開始し、符号化データを出力する第2の符号化手段と
を有することを特徴とする画像符号化装置。 - 符号化対象の画像を周波数変換し、複数のサブバンドの係数を生成する周波数変換手段を更に有し、
前記画素は、前記周波数変換手段で得られた係数であることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。 - 前記第2の判定手段は、判定結果を示す情報として1ビットのデータを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
- 前記第1の判定手段によりランレングス符号で符号化すると判定されたが、前記第2の判定手段により、ゼロランの状態であると判定された前記着目画素に対しては、前記第2の判定手段から出力されるゼロランを示す1ビットおよび前記第1の符号化手段から出力される前記着目画素の符号語とが生成されることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
- 前記第2の符号化手段は、ラインの右端に位置する場合を除いて、ゼロランの画素値は入力されないことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像符号化装置。
- 前記第1の判定手段は、前記着目画素の周囲の符号化済みの周囲画素のうち、少なくとも2つ以上を参照し、参照する周囲画素が全て同じ値である場合に、前記着目画素をランレングス符号化すると判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像符号化装置。
- 前記第1の判定手段は、前記着目画素の周囲の符号化済みの周囲画素のうち、少なくとも2つ以上を参照し、参照する周囲画素がいずれも0である場合に、前記着目画素をランレングス符号化すると判定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像符号化装置。
- 前記周波数変換手段はウェーブレット変換手段であって、
前記第1の判定手段は、着目画素に対応する係数がサブバンドHL、LH、HHに属する場合に参照する周囲係数の数を、サブバンドLLに属する場合に参照する係数の数よりも少なくする
ことを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。 - 符号化の対象の着目係数をx、左隣の係数をa、前記着目係数xの1ライン前の係数をb、前記1ライン前のライン上に位置し、当該係数bを挟む係数をc、dとしたとき、
前記第1の判定手段は、
第1の条件:
前記着目係数xがサブバンドLLに属し、且つ、
a=b=c=d
を満たす場合、前記着目係数をランレングス符号化すると判定し、
第2の条件:
前記着目係数xがサブバンドLL以外に属し、且つ、
a=b=0
を満たす場合、前記着目係数をランレングス符号化すると判定し、
前記第1、第2の条件を満たさない場合、前記着目係数を予測符号化すると判定する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像符号化装置。 - 前記周波数変換手段で得られた係数を量子化する量子化手段を更に有し、
前記第1の判定手段、前記第2の判定手段は、前記量子化後の係数を前記画素として判定し、
前記第1の符号化手段、前記第2の符号化手段は、前記係数を符号化する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像符号化装置。 - 前記符号化の対象の画像は、カラー画像における1つの色成分で表される画像、又はモノクロ画像であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
- 符号化画像データを復号する画像復号装置であって、
復号対象の着目画素が、当該着目画素の周囲の復号済みの周囲画素に基づき、予測符号化、ランレングス符号化のいずれで符号化されたかを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段でランレングス符号化されていると判定された場合、符号化データがゼロランの状態を示している否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記着目画素が予測符号化されていると判定された場合、又は、前記第2の判定手段で符号化データがゼロランの状態を示していると判定された場合、前記着目画素を予測復号する第1の復号手段と、
前記第2の判定手段により前記符号化データが非ゼロランの状態を示していると判定した場合、前記着目画素からランレングス符号化されていると見なし、ランレングス復号する第2の復号手段と
を有することを特徴とする画像復号装置。 - 前記符号化画像データは周波数変換後のサブバンド毎の係数の符号化データであり、
前記係数を逆周波数変換して画像を生成する逆周波数変換手段とを有する
ることを特徴とする請求項12に記載の画像復号装置。 - 前記第2の判定手段は、1ビットの符号化データに基づいて判定することを特徴とする請求項12又は13に記載の画像復号装置。
- 前記逆周波数変換手段は逆ウェーブレット変換手段であって、
前記第1の判定手段は、復号の対象の着目係数がサブバンドHL、LH、HHに属する場合に参照する周囲係数の数を、サブバンドLLに属する場合に参照する係数の数よりも少なくする
ことを特徴とする請求項13に記載の画像復号装置。 - 前記着目係数をx、左隣の係数をa、前記着目係数xの1ライン前の係数をb、前記1ライン前のライン上に位置し、当該係数bを挟む係数をc、dとしたとき、
前記第1の判定手段は、
第1の条件:
前記着目係数xがサブバンドLLに属し、且つ、
a=b=c=d
を満たす場合、前記着目係数がランレングス符号化されていると判定し、
第2の条件:
前記着目係数xがサブバンドLL以外に属し、且つ、
a=b=0
を満たす場合、前記着目係数をランレングス符号化されていると判定し、
前記第1、第2の条件を満たさない場合、前記着目係数が予測符号化されていると判定する
ことを特徴とする請求項15に記載の画像復号装置。 - 前記第1の復号手段、前記第2の復号手段で得られた係数を逆量子化する逆量子化手段を更に有し、
前記逆周波数変換手段は、前記逆量子化手段による逆量子化後のサブバンドの係数を逆周波数変換する
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の画像復号装置。 - 前記符号化画像データは、カラー画像における1つの色成分の符号化データ、又はモノクロ画像の符号化データであることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の画像復号装置。
- 画像を符号化し、符号データを生成する画像符号化装置の制御方法であって、
第1の判定手段が、着目画素を、当該着目画素の周囲の符号化済みの周囲画素に基づき、予測符号化、ランレングス符号化のいずれで符号化するかを判定する第1の判定工程と、
第2の判定手段が、前記第1の判定工程でランレングス符号化すると判定された場合、前記着目画素と直前に符号化した画素とが不一致のゼロランの状態であるか否かを判定し、当該判定結果を示す情報を符号化データとして出力する第2の判定工程と、
第1の符号化手段が、前記第1の判定工程により前記着目画素を予測符号化すると判定された場合、又は、前記第2の判定工程でゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素を予測符号化し、符号化データを出力する第1の符号化工程と、
第2の符号化手段が、前記第2の判定工程により非ゼロランの状態であると判定された場合、前記着目画素からランレングス符号化を開始し、符号化データを出力する第2の符号化工程と
を有することを特徴とする画像符号化装置の制御方法。 - 符号化画像データを復号する画像復号装置の制御方法であって、
第1の判定手段が、復号対象の着目画素が、当該着目画素の周囲の復号済みの周囲画素に基づき、予測符号化、ランレングス符号化のいずれで符号化されたかを判定する第1の判定工程と、
第2の符号化手段が、該第1の判定工程でランレングス符号化されていると判定された場合、符号化データがゼロランの状態を示している否かを判定する第2の判定工程と、
第1の復号手段が、前記第1の判定工程により前記着目画素が予測符号化されていると判定された場合、又は、前記第2の判定工程で符号化データがゼロランの状態を示していると判定された場合、前記着目画素を予測復号する第1の復号工程と、
第2の復号手段が、前記第2の判定工程により前記符号化データが非ゼロランの状態を示していると判定した場合、前記着目画素からランレングス符号化されていると見なし、ランレングス復号する第2の復号工程と
を有することを特徴とする画像復号装置の制御方法。 - 請求項19に記載の画像符号化装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項20に記載の画像復号装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項21又は22に記載のプログラムを格納した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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JP2016081465A JP6727010B2 (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | 画像符号化装置及び画像復号装置及びそれらの制御方法 |
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Citations (2)
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JP2006311055A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法及びプログラム |
JP2016005206A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、撮像装置の制御方法 |
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2016
- 2016-04-14 JP JP2016081465A patent/JP6727010B2/ja active Active
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JP2020102704A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | キヤノン株式会社 | 画像符号化装置及びその制御方法及びプログラム |
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