JP6512927B2 - 画像符号化装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データの符号化技術に関するものである。
画像データの符号化方式の一つとしてJPEG−LSがある。JPEG−LSは、ロスレス符号化とニアロスレス符号化を選択でき、符号化対象画素の周囲画素の状態に基づいて予測符号化とランレングス符号化を切り替えることで高い圧縮率を実現している。予測符号化では、符号化対象画素の画素値を周囲画素から予測し、予測誤差をゴロム・ライス符号化する。ゴロム・ライス符号化を実施後、使用した符号化パラメタが適切であったかを評価し、更新して次回使用する符号化パラメタを決定する方法も知られている(たとえば特許文献1)。
また、JPEG−LSのような符号化方式をウェーブレット変換後の係数に適用する符号化方式も存在している。ウェーブレット変換により生じた各サブバンド成分間の相関と、周囲のウェーブレット係数の相関を用いて符号化パラメタを決定する方法も知られている(特許文献2)。
特許第4732203号公報 特許第5218318号公報
画像データを周波数変換した係数値を入力として、符号化対象係数の係数値を周囲係数から予測し、予測誤差をエントロピー符号化する場合を考える。符号化対象となる予測誤差の符号化パラメタを決定する際、特許文献1による方法だと、直近で生成した符号の符号長のみで符号化パラメタを評価しているため、適切に状態分離を行わないと更新の精度が不十分となる場合がある。特許文献2による方法だと各サブバンド成分において1ライン分の係数バッファを要するため、メモリコストが大きい。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データを符号化する画像符号化装置であって、
符号化対象の画像データをウェーブレット変換し、複数のサブバンドの係数を生成する変換手段と、
変換して得られたサブバンドごとに、ラスタスキャン順に係数を予測符号化する予測符号化手段とを有し、
当該予測符号化手段は、
着目サブバンドにおける着目係数に対応する予測値を、当該着目係数の周囲の符号化が完了した位置にある係数から求め、前記着目係数の値と前記予測値との差分である予測誤差から符号化対象のシンボルを生成するシンボル生成手段と、
生成したシンボルを、前記着目係数の直前の係数の符号化処理にて決定したパラメタを用いてエントロピー符号化する符号化手段と、
前記着目係数に対応するシンボルに基づき、当該着目係数の次に符号化することになる後続係数に対応する仮シンボルを推定する推定手段と、
該推定手段で推定した仮シンボルを、前記着目係数のシンボルの符号化時に利用したパラメタ符号化したと仮定した場合の符号長から、前記後続係数のためのパラメタを決定する決定手段とを有する。
本発明によれば、メモリコストを抑えながら効率的な画像符号化処理を実行することが可能になる。
画像符号化装置の構成の一例を示す図。 第1の実施形態の符号化部の構成の一例を示す図。 情報処理部のハードウェア構成を示す図。 カメラの撮像部の構成の一例を示す図。 第1の実施形態の符号化部で行われる処理のフローチャート。 第1の実施形態の予測符号化部におけるデータフローダイアグラム。 ウェーブレット変換によるサブバンド分割の概念と、生成する符号例を説明する図。 着目係数と参照係数の位置関係を示す図。 第1の実施形態の予測処理に必要な係数の数を説明するための図。 ゴロム・ライス符号化を説明する図。 ウェーブレット係数と、シンボルと、Kパラメタそれぞれの位置関係を示す図。 第1の実施形態のKパラメタ更新処理の詳細を示すフローチャート。 第1の実施形態のKパラメタ更新処理の所要Kパラメタ数を説明するための図。 第2の実施形態の予測処理に必要な係数の数を説明するための図。 第3の実施形態の符号化部の構成の一例を示す図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の一つである。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、画像データをウェーブレット変換で複数のサブバンドに分割し、サブバンド分割されたウェーブレット係数を予測符号化で符号化する画像符号化装置に適用される。以下、本第1の実施形態における画像符号化装置について説明する。
図1は、第1の実施形態の画像符号化装置をカメラ100に適用した場合のブロック構成図である。カメラ100は、操作部101と、撮像部102と、情報処理部109と、記憶部107と、I/Oインターフェース108とを有している。
図4(a)はカメラ100の外観(正面)を示す図である。図4(a)に示すように、カメラ100は撮像部102を備えている。図4(b)は撮像部102の内部構成を示す図である。撮像部102は、ズームレンズ401、フォーカスレンズ402、403、開口絞り404、シャッター405を有している。また光学ローパスフィルタ406、iRカットフィルタ407、カラーフィルタ408、撮像素子409およびA/D変換部410を有している。ユーザは絞り404を調整することにより、撮像部102に入射される入射光量を調節できる。撮像素子409は、CMOSやCCDなどの受光素子である。撮像素子409で被写体の光量を検知すると、検知された光量がA/D変換部410によってデジタル値に変換される。このデジタル値(デジタルデータ)は、情報処理部109へと供給されることになる。
図3は情報処理部109の内部構成を示す図である。情報処理部109は、CPU301、RAM302、ROM303を有し、各構成部はシステムバス304により相互に接続されている。
CPU301はカメラ100内の各部を統括的に制御するプロセッサである。RAM302は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM303は、図1に示す情報処理部109の各構成部を実行するプログラムを格納している。CPU301は、ROM303に格納されたプログラムを読み込み実行することで、情報処理部109が図1に示す各構成部としての役割を実現する。なお情報処理部109の構成は、上記に示すもの以外に、図1に示す各構成部の役割を果たす専用の処理回路などを備えたものであっても良い。
操作部101は、カメラ本体に備えられたボタンやダイヤル、タッチパネルなどの入力装置であり、ユーザが操作して、撮影の開始、停止および撮影条件の設定などの命令を行える。記憶部107は、撮像部102により取得されたRAW画像データ、および、画像データを保存することができる、メモリカードなどの不揮発性の記憶媒体である。I/Oインターフェース108はユニバーサルシリアルバス(USB)によって実装されたシリアルバス接続を利用でき、対応するUSBコネクタを有する。もちろん、光ファイバーによるLAN接続や、無線接続などを利用しても良い。表示部305は、撮影画像や文字の表示を行う。表示部305には一般的に液晶ディスプレイが用いられる。またタッチパネル機能を有していても良く、その場合はタッチパネルを用いたユーザ指示を操作部101の入力として扱うことも可能である。
以下、本実施形態に示す情報処理部109の処理を更に詳しく説明する。まず取得部103は、撮像部102から出力されたRAW画像データを取得し、画像処理部104にRAW画像データを出力する。画像処理部104はRAW画像データを入力し、デモザイク処理して画像データを生成し、符号化部105に画像データを出力する。
符号化部105は、画像データのエントロピー符号化処理を行う。本実施形態では1画素がRGB各8ビットで表現されるものとし、色成分を単位にモノクロ画像として符号化する場合を例に説明する。つまり、符号化部105はR成分のモノクロ多値画像、G成分のモノクロ多値画像、B成分のモノクロ多値画像をそれぞれ独立して符号化する。なお、符号化対象の画像データはRGB形式に限らず、他の色空間やRAW画像データであっても構わない。例えば、1画素がY、Cb、Crでそれぞれが8ビットで構成される場合には、各成分を単位にモノクロ画像として符号化すれば良い。また、RAW画像データに適用する場合、撮像部102の撮像素子はベイヤ配列(R,G0、G1,Bの色に対応する2×2個の撮像素子の組の配列)となっている。また、各撮像素子からの信号を14ビットで表現しているとする。この場合、R成分で構成されるモノクロ多値画像、G0成分で構成されるモノクロ多値画像、G1成分で構成されるモノクロ多値画像、B成分で構成されるモノクロ多値画像をそれぞれ符号化する。従って、本願は、画像の色空間の種類、画像を構成する色成分の種類、ビット数によって限定されるものではない。符号化対象の画像がR,G,Bの3成分で各8ビット(256階調)とするのは、あくまで具体例を示すことで理解を容易にするためであると理解されたい。
本実施形態に示す符号化部105の処理について説明する。図2は符号化部105の内部構成である。図5は符号化部105で行われる1つの色成分(実施形態では、R,G、Bのいずれか)の画像データに対する符号化処理を示すフローチャートである。つまり、実際には図5の処理を3回実行する。そして、3回行った結果得られた符号データをまとめて1つのファイルが構成されることになる。
画像入力部201は、画像処理部104から出力された画像データにおける1つの色成分の画像データをモノクロ多値画像データとして入力する(ステップS501)。
ウェーブレット変換部202は、画像入力部201からのモノクロ多値画像データを入力として、ウェーブレット変換を予め設定された回数だけ行う。この結果、画像データは複数段階の分解レベルに分けられる。各分解レベルは複数のサブバンドから構成される。分解レベルは、低周波成分のサブバンド(LL)を再帰的に水平・垂直方向に2分割した分割回数を示しており、分解レベルが1増えると水平、垂直解像度は半分になる。
図7(a)は、ウェーブレット変換で3回分解したときの例を説明する。分解レベル1のサブバンドはLL1、HL1、LH1、HH1、分解レベル2のサブバンドはLL2、HL2、LH2、HH2、分解レベル3のサブバンドはLL3、HL3、LH3、HH3と表される。なお、2回目以降のウェーブレット変換では、直前のウェーブレット変換で得られたサブバンドLLをその変換対象としているので、サブバンドLL1、LL2は省略され、最後のウェーブレット変換で得られたサブバンドLLが残ることになる。また、例えば、HL2の水平・垂直解像度はHL1の半分となる。サブバンドLHは、ウェーブレット変換が適用された局所領域の水平方向の周波数特性(水平方向成分)を示す。またサブバンドHLは垂直方向の周波数特性(垂直方向成分)、サブバンドHHは斜め方向の周波数特性(斜め方向成分)を示す。サブバンドLLは低周波成分である。本実施形態では、整数型の5/3フィルタを用いるものとするが、これに限定されるものではない。国際標準であるJPEG2000(ISO/IEC15444|ITU−T T.800)でも利用されている実数型の9/7フィルタ等、この他のウェーブレット変換フィルタを用いても構わない。またウェーブレット変換の処理単位については、ライン単位の処理であっても、画像単位の処理であっても構わない。
ウェーブレット変換部202は、ウェーブレット変換された各サブバンドのウェーブレット係数を予測符号化部203に出力する(ステップS502)。予測符号化部203は、サブバンド毎にウェーブレット係数を予測符号化する。予測符号化部203の詳細は後述する。
ステップS503で、ウェーブレット変換で分解した回数を示す変数iを設定する。本実施形態ではi=3と設定したときの例を説明する。なお、ウェーブレット変換回数はユーザが適宜、操作部101より変更できるものとする。また、図5のフローチャートでは、変数iを用いてサブバンドLL(i)、HL(i)、LH(i)、HH(i)を一般化しているが、例えばHL(3)は図9におけるHL3と同じサブバンドを示しているものと理解されたい。
ステップS504で、予測符号化部203はサブバンドLL3の予測符号化処理を実行する。符号化部216は、この符号化処理で得られた符号化データをRAM302に予め確保されたバッファ領域に格納する。
ステップS505で、変数iが0であるか否かを判定する。ここでは、初期段階、すなわち、i=3であるものとする。従って処理はステップS506に進む。
ステップS506にて、予測符号化部203はサブバンドHL(3)の予測符号化処理を実行する。また、符号化部216は、この符号化処理で得られた符号化データをRAM302に予め確保されたバッファ領域に格納する。ステップS507で、予測符号化部203はサブバンドLH(3)の予測符号化処理を実行する。また、符号化部216は、この符号化処理で得られた符号化データをRAM302に予め確保されたバッファ領域に格納する。そして、ステップS508で、予測符号化部203はサブバンドHH(3)の予測符号化処理を実行する。また、符号化部216は、この符号化処理で得られた符号化データをRAM302に予め確保されたバッファ領域に格納する。
この後、ステップS509にて、変数iを1だけ減じられる。この結果、変数i=2となる。そしてステップS505に処理を戻す。ステップS505において、変数i=0であると判定されるまで、上記処理を行う。
変数i=0になったと判定された場合、RAM302のバッファ領域には、LL(3)、HL(3)、LH(3)、HH(3)、HL(2)、…、HH(1)の計10個のサブバンドの符号化データが格納される。そこで、予測符号化部203は、これらを統合して、着目色成分のモノクロ多値画像データの符号化データを生成する(ステップS510)。
上記は1つの色成分の符号化処理であったが、先に説明したように、実施形態ではR、G、Bの各色成分を単位に符号化するので、符号化部105は上記処理を3回実行することになる。図1に戻って、符号化部105は、全色成分の符号化データを出力部106に送出する。出力部106は、供給された各成分ごとの符号化データに、適当なヘッダを付加して画像ファイルを構成し、圧縮画像データファイルとして記憶部107に出力し、保存する。図7(b)は、圧縮画像データファイルのデータ構造の一例を示している。同図におけるヘッダは、符号化対象の画像データのサイズ(水平方向画素数、垂直方向画素数)、ウェーブレット変換の回数、色空間名や色成分のビット数等、復号に必要な情報が含む。
以上、画像データをウェーブレット変換でサブバンド分割し、サブバンド毎に予測符号化するときの全体的な処理フローについて説明した。次に、各サブバンドのウェーブレット係数をラスタスキャン順に予測符号化する予測符号化部203の詳細について説明する。
図6は、第1の実施形態における予測符号化部203のデータフローダイアグラムを示している。なお、同図における各種バッファは、RAM302に確保されるものと理解されたい。
まずウェーブレット係数格納先601(RAM302に確保される)には、ウェーブレット変換部202で得たウェーブレット係数が、サブバンド毎に、ラスタスキャン順で格納される。またサブバンドの属性情報も同様に格納されているものとする。「サブバンド属性情報」はサブバンド幅、サブバンド高さ、および、LL,HL,LH,HHのいずれのサブバンドであるかを示す情報を含むものである。
次にウェーブレット係数情報バッファ602は、予測符号化で必要なウェーブレット係数情報をウェーブレット係数格納先601から読み出し、保持するためのものである。このウェーブレット係数情報バッファ602は、符号化時に頻繁にアクセスが発生するため、SRAMなどの高速なメモリで実現されていることが望ましい。ウェーブレット係数情報バッファ602が保持するウェーブレット係数情報は、処理603、604、606で必要な分のウェーブレット係数と、前述のサブバンド属性情報からなる。尚、この「必要な分のウェーブレット係数」については次節で述べる。また、ウェーブレット係数のビットレンジは入力画像のビットレンジ、ウェーブレット変換回数や、ウェーブレットフィルタの種類による。例えば14ビットの入力画像を整数型の5/3フィルタでウェーブレット変換を3回行うと、生成されるウェーブレット係数のビットレンジは20ビットとなる。
予測処理603は、着目ウェーブレット係数の値を予測する処理である。本実施形態では、ウェーブレット係数情報バッファ602に格納されているウェーブレット係数と、サブバンド属性情報を用いて予測が行われる。本処理の詳細を下記から説明する。
まず予測符号化部203はサブバンド属性情報から、符号化対象の着目ウェーブレット係数がサブバンドLL、HL、LH、HHのうち何れに属するかを識別する。
次に各サブバンドに応じた予測を実施する。この予測は符号化対象となる着目ウェーブレット係数(以下、着目係数)の周辺の、既に符号化済み位置のウェーブレット係数(以下、参照係数)を参照して行う。各サブバンドにおける予測を説明するため、着目係数と、参照係数の位置関係を図8に示す。図8では、xが着目係数であり、a、b、c、dは参照係数である。本第1の実施形態では処理をラスタスキャン順に行う事を想定しているため、参照係数a、b、c、dは、既に符号化済み位置になっている。なお、着目係数xが或るサブバンドの最初のラインに位置するとき、係数b乃至dは実在しない。特に、着目係数xが或るサブバンドの最初のラインの左端に位置するとき、係数a乃至dは実在しない。更に、着目係数xがサブバンドの2ライン目以降のラインの左端に位置するときには、係数a、cも実在しない。このように実在しない係数については、所定の値を持つものと見なすものとする。この所定値は、符号化側、復号化側で共通であれば良いので特に問わないが、実施形態では0であるものとする。以下から各サブバンドの予測方法について述べる。
符号化処理中の着目サブバンドがLLの場合は、MED(Median Edge Detection)予測を用いて係数の予測値pを求め、予測符号化する。図8の参照係数を用いた予測値pの算出式は以下の通りである。
Figure 0006512927
ここで予測誤差(差分)は以下のようにして算出する。
また、処理中のサブバンドがHLの場合は、垂直方向の予測を用いる。サブバンドHLは垂直方向の周波数特性を有することから、垂直方向予測が符号化効率の向上に有効である。図8の参照係数を用いた予測値pの算出式は以下の通りである。
p=b
また、処理中のサブバンドがLHの場合は、水平方向の予測を行う。サブバンドLHは水平方向の周波数特性を有することから、水平方向予測が符号化効率の向上に有効である。図8の参照係数を用いた予測値pの予測式は以下の通りである。
p=a
そして、処理中のサブバンドがHHの場合は、予測を行わない。即ち予測値pは以下の通りである。
p=0
以上の処理により、予測符号化部203は、符号化対象の着目ウェーブレット係数がいずれのサブバンドに属するかに応じた予測値pを出力する。このとき、上述した通りの予測処理を実施する場合、必要となる参照係数の範囲は異なる。この予測処理における参照係数の範囲に基づいて、ウェーブレット係数情報バッファ602が設計されることが望ましい。例えばサブバンドLLのウェーブレット係数を符号化する場合の予測処理では、参照係数a、b、cを用いる。この中で、着目ウェーブレット係数xから配列上最も離れている参照係数はcである。この係数cに位置する係数を参照するためには、サブバンド幅+1で表される数だけ、ウェーブレット係数を保持しておく必要がある。サブバンドLH、HL、HHも同様の考え方で、予測に用いる参照係数から保持しておくべきウェーブレット係数の数を求めることができる。ここで、各サブバンドの予測処理で使用する参照係数と、該参照を実現するために保持しておくべきウェーブレット係数の数の関係を示すと図9のようになる。
予測符号化部203は、次に予測誤差・シンボル生成処理604を行う。この処理では、予測処理603で求めた予測値pと、ウェーブレット係数情報バッファ602から着目ウェーブレット係数xを受け取る。そして予測値pと着目係数xから予測誤差Diffを求め、この予測誤差Diffから実際に符号化するシンボルを生成する。予測誤差Diff、着目係数x、予測値pの関係は次式の通りである。
Diff=x − p
次に、予測符号化部203は、予測誤差Diffを下式に基づき非負の整数値とし、この値を符号化するシンボルSとして決定する。
Figure 0006512927
上記の結果、シンボルSは非負の整数となり、それが偶数か奇数かでもって予測誤差Diffと、その正負の符号も識別できる。
次に、予測符号化部203は、予測誤差・シンボル生成処理604から出力されたシンボルSを、Kパラメタバッファ607から読出したKパラメタを用いてゴロム・ライス符号化処理605を行う。尚、シンボルS,Kパラメタは共に非負の整数である。また、このKパラメタバッファ607の更新処理であるKパラメタ更新処理606については後述する。
ゴロム・ライス符号化の手順は以下の通りである。
工程1:シンボルS(2進数表現)をKビット右シフトした値の0を並べ、その後に1を付加したバイナリデータを生成する。
工程2:工程1で生成されたバイナリデータの後ろに、シンボルSの下位Kビットを取りだして付け加える。
図10(a)にゴロム・ライス符号化のKパラメタとシンボルSと符号語(2進表記)の関係を示す。例えば、シンボルSが3であり、K=1のとき、ゴロム・ライス符号化処理で生成される符号語は、2進表記で“011”となることを示している。ゴロム・ライス符号化はこれに限定されるものではなく、例えば、0と1を反対にして符号を構成しても構わないし、上記手順で述べた(1)と(2)の順番を入れ替えて符号語を構成しても良い。
図10(b)は、ゴロム・ライス符号化のKパラメタとシンボルSと、生成される符号語の符号長(ビット数)の関係を示しておる。例えば、上記にならって、シンボルSが3であり、Kパラメタが1のときの符号語は“011”となるので、その符号長は“3(ビット)”となる。同図からわかるように、シンボルSを固定して見るとKパラメタによって生成される符号語の符号長(ビット数)が変化する。そして、例えばシンボルS=6について着目すると、Kパラメタは2,3のとき最小符号長の4となる。Kパラメタが1以下の場合、又は、4以上の場合の符号長は大きくなる。つまり、符号語が最小符号長となるためのKパラメタの範囲が存在すること、そして、その範囲を下回る、又は、その範囲を上回るKパラメタを用いた場合には、最小符号長とはならないことがわかる。これは、Kパラメタは非負の整数であるという条件があるものの、6以外のシンボルについても同様のことが言える。なお、図示の斜線部分は、最小符号長とはならない領域を示している。故に、高い符号化効率を実現するためには、このKパラメタを適切に決定する必要があることも理解できよう。このKパラメタを決定するのが、Kパラメタ更新処理606であり、以下、この処理の詳細を次に述べる。
予測符号化部203のKパラメタ更新処理606の基本とする処理は、着目係数xのゴロム・ライス符号化処理605で使用したKパラメタを、次に符号化することになる係数のゴロム・ライス符号化で使用するために更新することである。このKパラメタ更新処理606では、ウェーブレット係数情報バッファ602からウェーブレット係数、サブバンド属性情報、予測誤差・シンボル生成処理604からシンボルS、Kパラメタバッファ607から参照する過去のKパラメタをそれぞれ受け取り、実施することになる。
先に述べたとおり、シンボルSに対するKパラメタには、符号長が最小となる最適な値が存在するが、次回の符号化対象であるシンボルは未知である。故に、次回の符号化対象であるシンボルを予測し、これに即した更新Kパラメタを決定することが、このKパラメタ更新処理606の骨子である。
本処理を説明するために、本処理で用いるウェーブレット係数と、シンボルと、Kパラメタそれぞれの位置関係を図11(a)乃至(c)に示す。
図11(a)はウェーブレット係数の位置関係を示す図である。xは直近にて符号化処理を終えたウェーブレット係数であり、a、b、c、dはウェーブレット係数xの周辺の、符号化済の係数である。nは、次回の符号化対象の係数を示しており、係数xの符号化完了直後の段階では未知である。この図11(a)における係数の配置は図8のそれと同等であるが、図11(a)のxは符号化処理が完了した着目係数であることに注意されたい。
これに対し図11(b)はウェーブレット係数に対応したシンボルの位置関係を示す図である。Sxは直近で符号化を終えた係数xに対応するシンボルであり、シンボル生成処理604から受け取った、実際に符号化したシンボルSそのものである。Snは、次に符号化対象の係数nのシンボルであり、本処理中で予測を行う対象でもある。Sdはウェーブレット係数dを符号化した際のシンボルである。
そして図11(c)はウェーブレット係数に対応したKパラメタの位置関係を示す図である。Kxは直近で符号化を終えた係数xに対応するKパラメタである。Knは本処理の目的変数であり、次回の係数nを符号化する際にゴロム・ライス符号化で使用するKパラメタである。Kdはウェーブレット係数dのゴロム・ライス符号化時に使用したKパラメタである。
以上を踏まえ、着目係数xを符号化処理を終えたときの、予測符号化部203における次回の符号化時に用いるKパラメタの決定処理を、図12のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS1201で、予測符号化部203は、サブバンド属性情報から、着目係数xが符号化処理中のウェーブレット係数がサブバンドLLに属するか否かを識別する。サブバンドLLに属する係数の処理を行っていると判定した場合にはステップS1202へ、そうでない場合、すなわち、サブバンドLH,HL,HHの処理中であると判定した場合にはステップS1205へ進む。
ステップS1202にて、予測符号化部203はシンボルSdを算出する。シンボルSdは、既に符号化を終えたウェーブレット係数dの位置に対応するので、シンボルそのものを1ライン分バッファに保持しても実現出来る。しかし、これではメモリコストが増大してしまう。そのため本実施形態ではシンボルSdをバッファリングせず、Sdを算出することとしている。まずSdを算出するために、係数dの予測値pを得る。このステップS1202で処理対象となるサブバンドはLLであるため、本来の予測方式は先述のとおりMEDである。しかし、係数dの位置でMEDをそのまま実施しようとすると、さらにもう1ライン分のウェーブレット係数のバッファを要してしまう。これを防ぐために、本実施形態では係数dの予測値pを下式により疑似的に求めることとしている。
p=b
dの予測値pを得たら、予測誤差・シンボル生成処理604と同様の方法でシンボルSdを求める。シンボルSdを求めたら、ステップS1203に進む。
ステップS1203にて、予測符号化部203は、シンボルSnを予測する(シンボル推定処理)。この段階で、次に符号化すべき係数nは未知であるものの、その未知の係数nに対応するシンボルSnを、直近の符号化で決定したシンボルSxと上隣であるSdとの平均値として予測する。よって予測シンボルSnは下式により求める。
Sn=(Sx+Sd)/2
こうして、予測シンボルSnを求めたら、処理をステップS1204に進める。このステップS1204にて、予測符号化部203は、予測シンボルSnに基づき、次回の符号化時に用いるKパラメタ“Kn”を算出する。
本実施形態では、この次回の符号化時に用いるKパラメタ“Kn”を、係数xの符号化時に使用したKパラメタ“Kx”で予測シンボルSnをゴロム・ライス符号化した際の符号長を導出し、この導出した符号長に応じてKnを決定することとした。この処理は特許文献1と同様の方法を用いるものとした。以下、ステップS1204の具体例を説明する。
先の図10(b)を参照するとわかるように、シンボルSをゴロム・ライス符号化した際の符号語の符号長が最小となるKパラメタの範囲が存在する。最小符号長となるKパラメタの範囲の下限値をKmin(S)、その上限値をKmax(S)と表現する。例えば、シンボルSが“2”の場合、Kパラメタが0〜2の範囲内にあるときに、その符号語が最小符号長の“3”となるので、Kmin(2)=0、Kmax(2)=2となる。また、シンボルSが“4”の場合には、同様にKmin(4)=1、Kmax(4)=3となる。このS,Kmin(S)、Kmax(S)は予めテーブルとしてメモリなどに用意しておく。
上記の通りなので、予測シンボルSnに対応する符号語が最小符号長となるKパラメタの範囲の下限値はKmin(Sn)、上限値はKmax(Sn)と表せる。
(1)Kx<Kmin(Sn)の場合
これは、Kxを次回の符号化対象のシンボルを符号化したと仮定した場合、Kxは最小符号長となる範囲の下限値を下回る可能性が高いと推定する。従って、次回の符号化時に利用するKパラメタ「Kn」を、Kxを所定値だけ増加させた値とする。具体的には、次式の通りである。
Kn=Kx+1
(2)Kmin(Sn)≦Kx≦Kmax(Sn)の場合
これは、Kxが、次回の符号化対象のシンボルを符号化したと仮定した場合、Kxは符号語の最小符号長となる範囲内にある可能性が高いこと推定する。従って、次回の符号化時に利用するKパラメタ「Kn」は、直近の係数xを符号化する際に用いたKパラメタ「Kx」で良いと判定する。
Kn=Kx
(3)Kmax(Sn)<Kxの場合
これは、Kxを次回の符号化対象のシンボルを符号化したと仮定した場合、Kxは最小符号長となる範囲の上限値を上回る可能性が高いと推定する。従って、次回の符号化時に利用するKパラメタ「Kn」を、Kxを所定値だけ減少させた値として決定する。具体的には次式の通りである。
Kn=Kx−1
このようにKnを決定したら、次回ゴロム・ライス符号化時に使用するKパラメタとして保持し、不要となるKパラメタを削除するようKパラメタバッファ607を更新し、処理を終える。この結果、次回の係数nを符号化する際には、Kパラメタバッファ607に保持されたKパラメタ(上記のKn)を用いられることとなる。
一方、着目係数xがサブバンドLL以外の、サブバンドLH,HL,HHのいずれかに属する場合、予測符号化部203は処理をステップS1205に進める。
このステップS1205に処理を進めた場合、予測符号化部203は、シンボルSnを予測する。このステップS1205は、ステップS1203と違って、サブバンドLL以外のサブバンド(HL,LH,HH)のSn予測を行うためのステップである。サブバンドLL以外のサブバンドでSdを算出する事ができない。これはサブバンドLH、HHにおいてはウェーブレット係数情報バッファ602にdの位置にある係数のバッファを保持していないためである。またサブバンドHLにおいてはその予測方式が垂直方向であり、Sdを算出するためにはもう1ライン分のウェーブレット係数のバッファを要してしまうためである。よって本処理ではシンボルSnを下式により予測する。
Sn=Sx
つまり、着目係数xを符号化した祭のシンボルSxが、未知の係数nのシンボルであるものとして推定する。
予測シンボルSnを求めたら、予測符号化部203は処理をステップS1206に進める。このステップS1206にて、予測符号化部203は、予測シンボルSnによってKnを算出する。この処理は、先に説明したステップS1204と同様の方法を用いるものとし、その説明は省略する。
次にステップS1207では、KdによってKnを補正する。ステップS1205の説明で述べたとおり、サブバンドHL,LH,HHにおいてはサブバンドLLの時のようにSdを使用したSn予測ができない。このためサブバンドLLの場合と比してKnの精度が劣る。これを補うため、本処理ではKdを参照し、Knを補正する。本実施形態においては、Knの補正を下記式に基づいて行う。
Figure 0006512927
Knを補正したら、次回ゴロム・ライス符号化時に使用するKパラメタとして保持し、不要となるKパラメタを削除するようKパラメタバッファ607を更新し、処理を終了する。
以上の処理により、いずれのサブバンドの係数の符号化処理においても、直近での符号化条件(シンボルSxとKパラメタKx)だけによらず、周囲の符号化条件(シンボルSd、もしくはKパラメタKd)を参照してKnを決定する事ができる。これにより、符号化効率の向上を図ることができる。
図6に戻る。Kパラメタバッファ607は、次回の係数nの符号化時に使用する過去のKパラメタと、Kパラメタ更新処理606で用いる参照Kパラメタを保持しておくバッファである。Kパラメタの取りうる値のレンジは概ね0〜15程度であるため、Kパラメタのビットレンジとしては4ビット程度でよい。またここで保持するKパラメタの数は、Kパラメタ更新処理606の説明で述べたとおり、サブバンドによって異なる。次回符号化時に使用するKパラメタと、各サブバンドのKパラメタ更新処理で使用する過去のKパラメタとの位置関係と、保持しておくべきKパラメタの数の関係を図13に示す。また本バッファは頻繁にアクセスが発生するため、SRAMなどの高速なメモリで実現されていることが望ましい。
以上のような構成とすることで、ビットレンジの大きいウェーブレット係数のバッファの増加を抑えながら、ビットレンジが比較的小さいKパラメタのバッファを使用してKパラメタの更新を行うことができる。これによりメモリコストの増大を抑えつつ予測誤差をゴロム・ライス符号化するときの符号量を削減することができる。
[第2の実施形態]
上記の第1の実施形態では、ウェーブレット変換後の各サブバンドに応じ、4種の予測方式を切り替えて、予測符号化部203が予測処理603を行うことにより予測精度の向上を図った。しかし、その分処理は分岐が多くなり複雑となる上、図9で示したように、サブバンドHLについてはサブバンド幅分のウェーブレット係数のバッファが必要となる。ウェーブレット変換は複数回実施すると、サブバンドLLのサイズは小さくなり、その他のサブバンドのサイズは大きくなる特徴がある。例えば図7(a)はウェーブレット変換を3回実施した例であるが、サブバンドLLは分解レベル3のみであるので、その幅は入力画像の幅と比して1/8となる。それと比して、例えばサブバンドHL1は分解レベル1〜3それぞれ存在し、その長さは入力画像の幅比で1/8+2/8+4/8=7/8である。よって、第1の実施形態では、ウェーブレット変換を3回実施した場合、サブバンドHLにおいてバッファリングするウェーブレット係数の数はサブバンドLLのそれの7倍に及ぶ。本第2の実施形態では、この予測処理を簡易化することで、分岐を減らすとともに必要なバッファの削減を図る。以下から、本第2の実施形態における予測処理について説明する。尚、予測処理以外の部分に関しては第1の実施形態と同じとし、その説明は省略する。
本第2の実施形態の予測処理においても、まず本処理ではサブバンド属性情報から、処理中のウェーブレット係数がサブバンドLL、HL、LH、HHのうち何れに属するかを識別する。
次に処理中のサブバンドがLLの場合は、第1の実施形態と同様、MED(Median Edge Detection)予測を用いて係数xの予測値pを決定する。
一方、次に処理中のサブバンドがLL以外の場合(サブバンドHL,LH,HHのいずれかの場合)は、係数xの予測を行わない。即ち予測値pは以下の通りである。
p=0
以上の処理により、各サブバンドに応じた予測値を出力することができる。このときの各サブバンドの予測処理で使用する参照係数と、該参照を実現するために保持しておくべきウェーブレット係数の数の関係を図14に示す。図14を見るとわかるとおり、第1の実施形態と比して、本第2の実施形態ではサブバンドHL,LH,HHに関しては予測を行わないようにしたため、所要ウェーブレット係数の数が減少していることが分かる。本第2の実施形態におけるKパラメタ更新処理では第1の実施形態と同様に、処理中のウェーブレット係数がサブバンドLLに属するか否かで分岐し、更新方法を切り替えるよう構成すればよい。
以上の構成とすることにより所要バッファを削減するとともに、サブバンドLL以外のサブバンドは、予測処理もKパラメタ更新処理も同一となるため処理を簡易化することが可能になる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、処理中のウェーブレット係数がサブバンドLLに属するか否かでKパラメタ更新処理の方法を切り替えた。これはサブバンドLLが予測処理において図9で示したようにウェーブレット係数をサブバンド幅+1分保持しており、この保持範囲内で図11(b)におけるシンボルSdを算出可能だからである。よってKパラメタ更新処理以外の理由で、シンボルSdを生成するためのウェーブレット係数が保持範囲内である場合はシンボルSdを用いればKパラメタのバッファを節約できる。本実施形態ではJPEG−LSのように予測符号化と、ランレングス符号化を周辺画素の状態に基づいて切り替えるような構成とする。ランレングス符号化を導入する事により、同値の連続が頻発するような画像に対し符号化効率はより高まる。
本第3の実施形態における符号化部105の内部構成を図15に示す。画像入力部1501は、画像入力部1501、ウェーブレット変換部1502、モード選択部1503、予測符号化部1504、ランレングス符号化部1505、符号出力部1506を有する。画像入力部1501は、画像処理部104から出力された画像データを色成分毎に入力する。これは第1の実施形態と同様でよい。
ウェーブレット変換部1502は、画像入力部1501から出力されたモノクロ画像データを入力として、ウェーブレット変換を行う。これは実施形態1と同様でよい。
モード選択部1502は、着目係数xについて予測符号化モードを実行するべきか、着目係数xを起点とするランレングス符号化モードを実行すべきかのモード判定を行い、符号化モードの選択処理を行う。初期設定ではラン長RL=0が設定されている。ラン長RLが0以外、または、周囲係数の状態がランレングス符号化条件を満たしている場合に、符号化モードはランレングスに設定され、ランレングス符号化部1505で符号化を行う事となる。そして満たしていない場合は予測符号化部1504で符号化を行う。
具体的には、図8に示す如く、着目係数xに対して左係数をa、左上係数をc、上係数をb、右上係数をdと定義したとき、条件」『a=c、かつ、c=b、かつ、b=d』を満たすとき、モード選択部1502は、ランレングス符号化部1505によるランレングス符号化を開始させせる。この結果、ランレングス符号化部1505は、着目係数xを起点とするランレングス符号化を開始する。このとき、ランを計数する変数RLを0で初期化する。そして、ランレングス符号化部1505は、着目係数xを起点とし、直前の係数aと同じある限り、変数RLを1だけ増加しては、右隣の係数を新たな着目係数する処理を繰り返す。ただし、着目係数xが直前の係数aと異なったとき、又は、着目係数xが直前の係数aと同じままライン終端(右端位置)に到達したとき、ランレングス符号化部1505はそれまで計数した変数RLの値(ラン)の符号語を出力し、モード選択部1502に、ランレングス符号の終了を通知する。これを受けて、モード選択部1502は符号化モードを予測符号化部1504による符号化に切り換える。
上記の通り、ランレングス符号化を開始する条件を満たすためには、着目係数xの周囲のa,b,c,dの係数を参照することとなる。それ故、本処理を実施するにあたり、いずれのサブバンドにおいてもサブバンド幅+1だけウェーブレット係数がメモリに保持されている事が必要となる。
なお、本第3の実施形態における予測符号化部1504における処理は、Kパラメタ更新処理以外は第1の実施形態と同様でよい。本第3の実施形態におけるKパラメタ更新処理は、第1の実施形態のように処理中のウェーブレット係数がサブバンドLLに属するのか否かで処理を分岐するのではなく、サブバンドHLに属するのか否かで処理を分岐する。サブバンドHLに属する場合、Kdを用いたKパラメタ更新を実施する。このKパラメタ更新は第1の実施形態におけるサブバンドLL以外のサブバンドに対する処理と同様である。一方、着目係数がサブバンドHL以外のサブバンドに属する場合、シンボルSdを用いたKパラメタ更新を実施する。
つまり、着目係数xがサブバンドHL以外のサブバンドLL、LH、HHのいずれかに属する場合、着目係数xに対応するシンボルと係数dのシンボルとの平均値を、後続係数に対する仮シンボルとして推定する。また、着目係数xがサブバンドHLに属する場合であり、且つ、係数dを符号化した際のパラメタが、着目係数xの符号化時に用いたパラメタよりも所定値より大きくない場合であるとき、着目係数xの符号化時に用いたパラメタを後続係数nの符号化時のパラメタとして推定する。そして、着目係数xがサブバンドHLに属する場合であり、且つ、係数dのシンボルを符号化した際のパラメタが、着目係数xの符号化時に用いたパラメタよりも所定値より大きい場合であるとき、着目係数xの符号化時に用いたパラメタに所定値を加算した値を、後続係数nの符号化時にパラメタとして推定する。
上記のような構成とする理由は、全てのサブバンドにおいてサブバンド幅+1だけウェーブレット係数を保持しているためである。このことにより、サブバンドHL以外のサブバンドはウェーブレット係数の保持範囲内で図11(b)におけるシンボルSdを算出でき、Kパラメタのバッファは不要となる。
ランレングス符号化部1505における処理は、JPEG−LSと同様の処理のため、ここでの詳細説明は割愛する。
以上のような構成とすることでランレングス符号化と予測符号化を導入した場合の符号化処理においても、Kパラメタの更新処理をメモリコストの増大を抑えながら実施する事ができる。
第1の実施形態では図2に示した通り、ウェーブレット変換後のウェーブレット係数をそのまま予測符号化に直接入力している。このためウェーブレット変換に用いるフィルタを5/3フィルタとすればロスレス符号化が実現出来るが、より圧縮率の上げるために量子化を実施してロッシー符号化としてもよい。その場合はウェーブレット変換後のウェーブレット係数を量子化し、量子化後の係数を予測符号化に入力すればよい。
また第3の実施形態のように周囲画素の状態に基づいて予測符号化とランレングス符号化を切り替えるような構成としてもよい。上記量子化を実施する場合は符号化対象となる係数が連続した値を取りやすくなるため効果的である。
また、第1から第3の実施形態ではシンボルSdを生成するためのウェーブレット係数が保持範囲内ではない場合、代わりにKパラメタバッファによるKパラメタ更新を行った。これよりさらにメモリコストを削減したい場合は、当該Kパラメタバッファを持たず、図12のステップ1207にあたる処理を行わないよう構成すればよい。
また、実施形態では画像符号化装置を実装する装置としてカメラを例にしたが、あくまで画像データを符号化する装置の代表例として示したに過ぎない。符号化対象の画像データの入力源は撮像部に限られるものではなく、その画像データはファイルとして記憶された記憶媒体であっても良く、入力源は問わない。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…カメラ、101…操作部、102…撮像部、103…取得部、104…画像処理部、105…符号化部、106…出力部、107…記憶部、108…I/O、201…画像入力部、202…ウェーブレット変換部、203…予測符号化部、204…符号出力部

Claims (9)

  1. 画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    符号化対象の画像データをウェーブレット変換し、複数のサブバンドの係数を生成する変換手段と、
    変換して得られたサブバンドごとに、ラスタスキャン順に係数を予測符号化する予測符号化手段とを有し、
    当該予測符号化手段は、
    着目サブバンドにおける着目係数に対応する予測値を、当該着目係数の周囲の符号化が完了した位置にある係数から求め、前記着目係数の値と前記予測値との差分である予測誤差から符号化対象のシンボルを生成するシンボル生成手段と、
    生成したシンボルを、前記着目係数の直前の係数の符号化処理にて決定したパラメタを用いてエントロピー符号化する符号化手段と、
    前記着目係数に対応するシンボルに基づき、当該着目係数の次に符号化することになる後続係数に対応する仮シンボルを推定する推定手段と、
    該推定手段で推定した仮シンボルを、前記着目係数のシンボルの符号化時に利用したパラメタ符号化したと仮定した場合の符号長から、前記後続係数のためのパラメタを決定する決定手段とを有する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記符号化手段は、ゴロム・ライス符号化手段であり、前記パラメタはゴロム・ライス符号化を行う際のKパラメタであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記推定手段は、
    前記着目係数がサブバンドLLに属するか、サブバンドLL以外のHL,LH、HHのいずれに属するのかを判定する判定手段と、
    前記着目係数がサブバンドLLに属する場合、前記着目係数の直前に符号化された係数のシンボルと、前記着目係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上の係数のシンボルとの平均値を、前記後続係数に対する仮シンボルとして推定し、
    前記着目係数がサブバンドLL以外のサブバンドHL,LH、HHのいずれに属する場合、前記着目係数のンボルを、前記後続係数に対する仮シンボルとして推定するシンボル推定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記後続係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上の係数を第1の係数と定義したとき、
    前記推定手段は、
    前記着目係数がサブバンドLLに属する場合には、前記第1の係数の予測値が当該第1の係数の直前の係数であるものとして、前記第1の係数に対応するシンボルを算出することを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記着目係数がサブバンドLL以外のサブバンドHL,LH、HHのいずれに属する場合であり、且つ、前記着目係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上の係数のシンボルを符号化した際のパラメタが、前記推定手段で推定したパラメタよりも所定値より大きい場合、前記推定手段で推定したパラメタに所定値を加算することで補正する補正手段を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  6. 着目係数が直前の係数と同じである場合にランを計数し、直前の係数と前記着目係数とが異なるとき、或いは、前記着目係数がライン終端に達したとき、数したランの符号語を出力するランレングス符号化手段と、
    前記着目係数の周囲の既に符号化済みの位置にある複数の係数から、前記着目係数を前記予測符号化手段で符号化すべきか、前記着目係数をランの起点として前記ランレングス符号化手段で符号化すべきかを判定するモード判定手段とを更に有し、
    前記推定手段は、
    前記着目係数がサブバンドHLに属するか、サブバンドHL以外のLL、LH、HHのいずれに属するのかを判定する判定手段と、
    前記着目係数がサブバンドHL以外のサブバンドLL、LH、HHのいずれに属するに属する場合、前記着目係数に対応するシンボルと、前記後続係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上に位置する係数のシンボルとの平均値を、前記後続係数に対する仮シンボルとして推定し、
    前記着目係数がサブバンドHLに属する場合であり、且つ、前記後続係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上に位置する係数のシンボルを符号化した際のパラメタが、前記着目係数の符号化時に用いたパラメタよりも所定値より大きくない場合であるとき、前記着目係数の符号化時に用いたパラメタを前記後続係数の符号化時のパラメタとして推定し、
    前記着目係数がサブバンドHLに属する場合であり、且つ、前記後続係数が位置する着目ライン上の位置と同じあって、前記着目ラインの直前のライン上に位置する係数のシンボルを符号化した際のパラメタが、前記着目係数の符号化時に用いたパラメタよりも所定値より大きい場合であるとき、前記着目係数の符号化時に用いたパラメタに所定値を加算した値を、前記後続係数の符号化時にパラメタとして推定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像符号化装置。
  7. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項7に記載のプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  9. 画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
    変換手段が、符号化対象の画像データをウェーブレット変換し、複数のサブバンドの係数を生成する変換工程と、
    予測符号化手段が、変換して得られたサブバンドごとに、ラスタスキャン順に係数を予測符号化する予測符号化工程とを有し、
    当該予測符号化工程は、
    着目サブバンドにおける着目係数に対応する予測値を、当該着目係数の周囲の符号化が完了した位置にある係数から求め、前記着目係数の値と前記予測値との差分である予測誤差から符号化対象のシンボルを生成するシンボル生成工程と、
    生成したシンボルを、前記着目係数の直前の係数の符号化処理にて決定したパラメタを用いてエントロピー符号化する符号化工程と、
    前記着目係数に対応するシンボルに基づき、当該着目係数の次に符号化することになる後続係数に対応する仮シンボルを推定する推定工程と、
    該推定工程で推定した仮シンボルを、前記着目係数のシンボルの符号化時に利用したパラメタ符号化したと仮定した場合の符号長から、前記後続係数のためのパラメタを決定する決定工程とを有する
    ことを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
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