JP2017192018A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】変換される信号の周波数に関わらず、中間周波数帯の回路ブロックについて周波数特性をテストできる受信装置を提供する。【解決手段】低周波信号生成器24は、中間周波数信号への変換に使用されるローカル周波数信号fLOよりも周波数が低い低周波信号fIFを生成し、ミクサ26は、その低周波信号fIFと、ローカル周波数信号fLOと同じ周波数の信号とを混合してテスト信号ftestを生成する。テスト信号ftestと受信信号を増幅する増幅器20の入力部とを結合器27により結合させ、制御部3は、テスト信ftest号を用いて増幅器20,ミクサ21及び中間周波数帯増幅器23を有する受信部13の動作をテストする。【選択図】図1
Description
本発明は、受信信号をローカル周波数信号と混合して中間周波数信号に変換する機能を備えた受信装置に関する。
受信信号をローカル周波数信号と混合して中間周波数信号に変換する受信装置に関する従来技術として、非特許文献1がある。この技術では、ミリ波帯のBIST(Bilt-In-Self-Test)信号が、送受信機のローカル信号と共通の信号源から生成された同じ周波数を有する信号であり、受信機でローカル信号によりダウンコンバートされた信号は、直流成分しか持たないDC信号に変換される。これは所謂ダイレクトコンバージョン方式である。
"A High-Linerity 76-85-GHz 16-Element 8-Transmit/8-Receive Phased-Array Chip With High Isolation and Flip-Chip Packaging," IEEE Trans. Microw. Theory Techn., vol. 62, no 10, pp. 2337-2355, Oct. 2014.
しかしながら、ダウンコンバートされた信号が直流成分しか持たない場合、中間周波数帯の回路ブロックについては、周波数特性をテストすることができないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変換される信号の周波数に関わらず、中間周波数帯の回路ブロックについて周波数特性をテストできる受信装置を提供することにある。
請求項1記載の受信装置によれば、低周波信号生成部は、中間周波数信号への変換に使用されるローカル周波数信号よりも周波数が低い低周波信号を生成し、テスト信号生成部は、その低周波信号と、ローカル周波数信号と同じ周波数の信号とを混合してテスト信号を生成する。そして、テスト信号と受信信号を増幅する増幅器の入力部とを結合器により結合させ、制御部は、テスト信号を用いて増幅器,周波数変換部及び中間周波数帯増幅器を有する受信部の動作をテストする。
このように構成すれば、結合器を介してテスト信号を入力した際に、周波数変換部により変換されて出力される信号は、前記低周波信号の周波数を有するものとなる。つまり、テスト時には既定の周波数の信号が得られるようになるので、周波数変換部により変換される中間周波数信号の周波数に関わらず、受信部の動作をテストすることが可能になる。
(第1実施形態)
図3に示すように、本実施形態の車載ミリ波レーダシステム1は、IC2,信号処理を行うと共にIC2を制御する制御部3を備えている。制御部3は、車両の安全制御を行う制御ユニット4との間でデータの転送を行う。制御ユニット4は、車両の各部に配置されている他の制御ユニットとの間で、車載LAN等により通信を行う。
図3に示すように、本実施形態の車載ミリ波レーダシステム1は、IC2,信号処理を行うと共にIC2を制御する制御部3を備えている。制御部3は、車両の安全制御を行う制御ユニット4との間でデータの転送を行う。制御ユニット4は、車両の各部に配置されている他の制御ユニットとの間で、車載LAN等により通信を行う。
IC2には、基準クロック生成部5により生成された基準クロック信号fclkが入力されている。基準クロック信号fclkは、内部のPLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザ6に与えられている。尚、以下において、信号の名称は、対応する信号の周波数を示すことがある。周波数シンセサイザ6は、IC2において使用するローカル周波数信号fLOの周波数をN分周した信号fLO/Nを生成し、以下に述べるよう各部に出力する。
また、IC2は回路制御レジスタ7を備えており、制御部3は、回路制御レジスタ7を介してIC2の各部を制御する。制御部3と回路制御レジスタ7との間では、例えばSPI(Serial Peripheral Interface)やI2C(Inter-Integrated Circuit)などの通信規格によりデータを転送するが、用いる通信規格はこれらに限ることはない。
IC2は、送信部11,受信部12及び受信BIST部13を備えている。送信部11は、信号fLO/Nを逓倍器14により受けることでN逓倍し、周波数fLOの信号を、移相器15を介してパワーアンプ16に入力する。パワーアンプ16は、入力された信号を増幅して送信アンテナ17に出力し、送信アンテナ17は、周波数fLOの電波信号を外部に送信する。
上記のようにして送信部11により送信された電波信号は、例えば他の車両などのターゲット18により反射され、その反射波が受信アンテナ19により受信される。受信部12は、受信アンテナ19により受信された信号を低雑音増幅器20により増幅してミクサ21に入力する。
前記信号fLO/Nは、受信部12においても逓倍器22によりN逓倍され、周波数fLOのローカル周波数信号が生成される。そのローカル周波数信号fLOはミクサ21に入力されて、低雑音増幅器20により増幅された信号と混合される。ミクサ21より出力される信号は中間周波数信号となり、その中間周波数信号は、増幅利得が可変である中間周波数帯増幅器23により増幅されて制御部3に入力される。
中間周波数信号は、制御部3に内蔵されている図示しないA/DコンバータによりA/D変換されて読み込まれる。尚、図1に示すように、実際の受信部12は、複数,例えば4つの受信チャネル(1)〜(4)を備えて構成されている。また、図1では、制御ユニット4及び送信部11の図示を省略している。
受信BIST部13は、受信部12の周波数特性をテストするために使用されるテスト信号ftestを生成するため、基準クロック信号fclkをテスト信号生成器24により分周して低周波数信号fIFを生成する。また受信BIST部13は、周波数シンセサイザ6により生成された分周信号fLO/Nを逓倍器25によりN逓倍し、ローカル周波数信号fLOと周波数が同一の信号を生成する。これらの信号は、ミクサ26に入力されて混合されることでテスト信号ftestが生成される。テスト信号ftestは、結合器27を介して低雑音増幅器20の入力端子に入力される。ミクサ26は、テスト信号生成部に相当する。
例えば図2に示すように、基準クロック信号の周波数fclkを52MHzとし、ローカル周波数信号の周波数fLOを80GHzとする。この時、周波数シンセサイザ6は、基準クロック信号を用いて周波数40GHzの信号fLO/2を生成する。信号fLO/2は、逓倍器22で2逓倍されてローカル周波数信号fLOとなる。また、受信BIST部13においても、信号fLO/2は、逓倍器25で2逓倍されて周波数がローカル周波数信号に等しい信号fLOが生成される。
送信部11より送信される信号の周波数は80GHzであり、受信部12のミクサ21に入力されるローカル周波数信号fLOの周波数は80GHzである。したがって、ミリ波レーダシステム1を構成する送受信機であるIC2は、ミクサ21より出力される中間周波数信号が直流成分のみとなるダイレクトコンバージョン方式を採用している。
例えば、ミリ波レーダシステム1の通常動作では、周波数シンセサイザ6により生成されたレーダ用変調信号(FMCW)がターゲット18で反射される。その反射波を受信部12で受信した際にミクサ21より出力される中間周波数信号は、距離に応じた時間差分だけ周波数が異なるレーダ用変調信号でダウンコンバートされ、その時間差分に応じた周波数成分のみが得られる。
受信BIST部13では、基準クロック信号fclkを低周波信号生成器24により1000分周して周波数52kHzの低周波数信号fIFを生成する。ミクサ26では、信号fLOと低周波数信号fIFとが混合されるので、生成されるテスト信号ftestの周波数は(80GHz±52kHz)となる。したがって、受信部12にテスト信号ftestのみが入力されていれば、ミクサ21より出力される信号の周波数は52kHzとなる。ここで、アップコンバート用のミクサ26にダブルバランスミクサを用いれば、図2中に示すようにローカル周波数の信号成分fLOのレベルを抑圧できる。
次に、本実施形態の作用について説明する。図4に示すように、制御部3は、周波数シンセサイザ6及び受信部12がONしている受信モードの状態から、受信BIST部13をONにしてBISTモードに移行し(S1)テスト項目を設定する(S2)。テスト項目の一例を以下に示す。
・テスト信号ftestを受信部12に入力した際に、受信部12の出力である中間周波数信号fIFの電圧振幅が所望の特性の許容範囲内か。
・本実施形態のように受信部12を多チャンネル集積したIC2において、各チャンネル12(1)〜12(4)の中間周波数信号fIFの電圧振幅が、所望の特性の許容範囲内で揃っているか。
・中間周波数信号fIFの電圧振幅の周波数特性が、所望の周波数特性の許容範囲内か。つまり、所望のフィルタ特性,カットオフ周波数が得られているか。
・テスト信号ftestを受信部12に入力した際に、受信部12の出力である中間周波数信号fIFの電圧振幅が所望の特性の許容範囲内か。
・本実施形態のように受信部12を多チャンネル集積したIC2において、各チャンネル12(1)〜12(4)の中間周波数信号fIFの電圧振幅が、所望の特性の許容範囲内で揃っているか。
・中間周波数信号fIFの電圧振幅の周波数特性が、所望の周波数特性の許容範囲内か。つまり、所望のフィルタ特性,カットオフ周波数が得られているか。
続いて、前記テスト項目に応じた周波数シンセサイザ6の設定を行い、BISTで使用するローカル周波数信号LOを設定する(S3)。このとき、無変調のCW(Continuous Wave)信号の場合はその信号の周波数を、また、レーダ用変調信号(FMCW)の場合は変調周波数範囲,変調周期を設定する。
次に、受信部12の回路パラメータ,つまり受信部12を構成する各回路ブロックの利得や周波数特性(フィルタのカットオフ周波数),バイアス値等を設定すると(S4)、受信BIST回路13を構成する低周波信号生成器24を設定する(S5)。本実施形態では、低周波信号生成器24の分周比は固定であるから、ここでは低周波信号の振幅のみを設定する。上述のように、低周波信号の周波数fIFが受信部12のミクサ21より出力される信号の周波数と同じ値になることで、中間周波数帯増幅器23の周波数帯域特性をセルフテストすることができる。
各種設定が終了したら、BISTを開始する(S6)。すなわち、中間周波数信号や受信部12を介して得られる受信信号について、制御部3が所望の特性を満たしているか否かを判定する。このテストの判定結果が不良であれば(S7,NO)、受信部12を構成する各回路ブロックの設定パラメータを変更することで改善可能か否か、回路調整可否を判定する(S11)。そして、調整可能であれば(YES)、パラメータ設定を変更して(S14)ステップS2に戻る。これにより、受信部12の故障発生の有無だけでなく、ミリ波信号受信特性(利得、周波数)を判定し、受信部12の各回路ブロックの調整機能を用いて所望のミリ波信号受信特性が得られるように校正,調整する。
一方、ステップS11において回路調整が不可であれば(NO)、不良テスト項目/条件,及びテスト結果を保存して(S12)必要なテスト項目が完了したか否かを判定する(S13)。必要なテスト項目が完了していなければ(NO)ステップS2に戻る。また、ステップS7において、テストの判定結果が良であれば(YES)、良テスト項目/条件,及びテスト結果を保存し(S8)、必要なテスト項目が完了したか否かを判定する(S9)。必要なテスト項目が完了していなければ(NO)ステップS2に戻る。
ステップS9又はS13において、必要なテスト項目が完了していれば(YES)、受信BIST回路13をOFFすることで受信BISTを終了し(S10)、受信モードに戻る。
ステップS9又はS13において、必要なテスト項目が完了していれば(YES)、受信BIST回路13をOFFすることで受信BISTを終了し(S10)、受信モードに戻る。
以上のように本実施形態によれば、低周波信号生成器24は、中間周波数信号への変換に使用されるローカル周波数信号fLOよりも周波数が低い低周波信号fIFを生成し、ミクサ26は、その低周波信号fIFと、ローカル周波数信号fLOと同じ周波数の信号とを混合してテスト信号ftestを生成する。そして、テスト信号ftestと受信信号を増幅する増幅器20の入力部とを結合器27により結合させ、制御部3は、テスト信ftest号を用いて増幅器20,ミクサ21及び中間周波数帯増幅器23を有する受信部13の動作をテストする。
このように構成すれば、結合器27を介してテスト信号ftestを入力した際に、ミクサ21により変換されて出力される信号は、低周波信号fIFの周波数を有するものとなる。つまり、テスト時には既定の周波数fIFの信号が得られるようになるので、通常の通信動作においてミクサ21により変換される中間周波数信号の周波数に関わらず、受信部13の動作をテストすることが可能になる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図5に示すように、第2実施形態のミリ波レーダシステム31は、IC2がIC32に置き換えられている。IC32は、受信部33において、中間周波数帯増幅器23の出力部にA/D変換器34を備えている。したがって、制御部35は、自身がA/D変換器を内蔵せずとも、IC32より受信信号をデジタルデータとして取得することができる。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図5に示すように、第2実施形態のミリ波レーダシステム31は、IC2がIC32に置き換えられている。IC32は、受信部33において、中間周波数帯増幅器23の出力部にA/D変換器34を備えている。したがって、制御部35は、自身がA/D変換器を内蔵せずとも、IC32より受信信号をデジタルデータとして取得することができる。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態のミリ波レーダシステム41は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC42に置き換えられている。IC42は、受信BIST部43が、低周波信号生成器24をプログラマブル分周器44に置き換えたもので構成されている。この場合、第1実施形態の図4に示すステップS5において、制御部35がプログラマブル分周器44に分周比を適宜設定する。以上のように構成される第3実施形態によれば、受信BIST部43にプログラマブル分周器44を備えるので、低周波信号fIFの周波数を任意に変更することができる。
図6に示すように、第3実施形態のミリ波レーダシステム41は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC42に置き換えられている。IC42は、受信BIST部43が、低周波信号生成器24をプログラマブル分周器44に置き換えたもので構成されている。この場合、第1実施形態の図4に示すステップS5において、制御部35がプログラマブル分周器44に分周比を適宜設定する。以上のように構成される第3実施形態によれば、受信BIST部43にプログラマブル分周器44を備えるので、低周波信号fIFの周波数を任意に変更することができる。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態のミリ波レーダシステム41Aは、第3実施形態のシステム41においてプログラマブル分周器44に入力されるクロック信号が、基準クロック信号fclkに換えて、周波数シンセサイザ6より出力される信号fLO/Nとなっている。この場合、各周波数の一例が第1実施形態の図2に示すものと同様であれば、プログラマブル分周器44に設定する分周比を(13/10000000)とすれば良い。
図7に示すように、第4実施形態のミリ波レーダシステム41Aは、第3実施形態のシステム41においてプログラマブル分周器44に入力されるクロック信号が、基準クロック信号fclkに換えて、周波数シンセサイザ6より出力される信号fLO/Nとなっている。この場合、各周波数の一例が第1実施形態の図2に示すものと同様であれば、プログラマブル分周器44に設定する分周比を(13/10000000)とすれば良い。
このようにプログラマブル分周器44に入力されるクロック信号を、基準クロック信号fclkに換えて、周波数シンセサイザ6より出力される信号fLO/Nにすることで、基準クロック信号fclk周波数より高い周波数を生成することができる。
(第5実施形態)
図8に示すように、第5実施形態のミリ波レーダシステム51は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC52に置き換えられている。IC52は、受信BIST部53が、低周波信号生成器24をPLL周波数シンセサイザ54に置き換えたもので構成されている。以上のように構成される第5実施形態によれば、PLL周波数シンセサイザ54により、低周波信号fIFの設定をより柔軟に行うことができる。
図8に示すように、第5実施形態のミリ波レーダシステム51は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC52に置き換えられている。IC52は、受信BIST部53が、低周波信号生成器24をPLL周波数シンセサイザ54に置き換えたもので構成されている。以上のように構成される第5実施形態によれば、PLL周波数シンセサイザ54により、低周波信号fIFの設定をより柔軟に行うことができる。
(第6実施形態)
図9に示すように、第6実施形態のミリ波レーダシステム61は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC62に置き換えられている。IC62では、受信BIST部63において、ミクサ26と各受信チャネル33(1)〜33(4)との間に、スイッチ回路64(1)〜64(4)が配置されている。スイッチ回路64は例えばアナログスイッチ等で構成され、制御部35が回路制御レジスタ65を介してそのON/OFFを制御可能となっている。スイッチ回路64は出力停止部に相当する。
図9に示すように、第6実施形態のミリ波レーダシステム61は、第2実施形態のシステム31におけるIC32がIC62に置き換えられている。IC62では、受信BIST部63において、ミクサ26と各受信チャネル33(1)〜33(4)との間に、スイッチ回路64(1)〜64(4)が配置されている。スイッチ回路64は例えばアナログスイッチ等で構成され、制御部35が回路制御レジスタ65を介してそのON/OFFを制御可能となっている。スイッチ回路64は出力停止部に相当する。
このようにスイッチ回路64(1)〜64(4)を配置することで、ミリ波レーダシステム1の通常動作おいて、スイッチ回路64をOFFにすることで、各受信チャネル33(1)〜33(4)間のアイソレーションを高めることができる。例えば、スイッチ回路64(1)〜64(4)がない場合、各受信チャネル12(1)〜12(4)間のアイソレーションは、2つの結合器27のカップリング量でほぼ決まる。
尚、スイッチ回路64をテスト信号ftestが伝送される線路に対して、図9に示すように直列に接続する方法でも良いし、並列にDCカットコンデンサを介してグランドとの間に接続し、結合器27の入力端子をグランドレベルに落として前記信号の入力を阻止しても良い。
(第7実施形態)
図10に示すように、第7実施形態のミリ波レーダシステム71は、第6実施形態のシステム61におけるIC62がIC72に置き換えられている。IC72では、受信BIST部73において、スイッチ回路64(1)〜64(4)に替えて増幅器74(1)〜74(4)が配置されている。増幅器74は、制御部35が回路制御レジスタ65を介して増幅動作を停止可能に構成されており、出力停止部に相当する。
図10に示すように、第7実施形態のミリ波レーダシステム71は、第6実施形態のシステム61におけるIC62がIC72に置き換えられている。IC72では、受信BIST部73において、スイッチ回路64(1)〜64(4)に替えて増幅器74(1)〜74(4)が配置されている。増幅器74は、制御部35が回路制御レジスタ65を介して増幅動作を停止可能に構成されており、出力停止部に相当する。
このように増幅器74(1)〜74(4)を配置することで、ミクサ26から各受信チャネル33(1)〜33(4)までの接続線路の損失や、結合器27の損失により減衰したテスト信号ftestを増幅できる。また、制御部35が、第6実施形態と同様にミリ波レーダシステム1の通常動作おいて、増幅器74をOFFさせることで、各受信チャネル33(1)〜33(4)間のアイソレーションを高めることができる。
(第8実施形態)
図11に示すように、第8実施形態のミリ波レーダシステム81は、第7実施形態のシステム71におけるIC72がIC82に置き換えられている。IC82では、受信83において、ミクサ21と中間周波数増幅器23との間にハイパスフィルタ84を備えている。このように構成すれば、ミクサ21より出力される信号に含まれる不要な低周波成分をハイパスフィルタ84により除去できる。
図11に示すように、第8実施形態のミリ波レーダシステム81は、第7実施形態のシステム71におけるIC72がIC82に置き換えられている。IC82では、受信83において、ミクサ21と中間周波数増幅器23との間にハイパスフィルタ84を備えている。このように構成すれば、ミクサ21より出力される信号に含まれる不要な低周波成分をハイパスフィルタ84により除去できる。
(第9実施形態)
図12に示すように、第9実施形態のミリ波レーダシステム81Aは、第8実施形態のシステム81におけるIC82がIC82Aに置き換えられている。IC82Aでは、受信BIST部73Aにおいて、増幅器74の接続位置が第8実施形態と異なるだけである。第9実施形態では、ミクサ26の出力端子に4つの増幅器74(1)〜74(4)が直列に接続されており、各増幅器74(1)〜74(4)の出力端子と、対応する結合器27(1)〜27(4)の入力端子とがそれぞれ接続されている。以上のように構成される第9実施形態によれば、第8実施形態と同様の効果が得られる。
図12に示すように、第9実施形態のミリ波レーダシステム81Aは、第8実施形態のシステム81におけるIC82がIC82Aに置き換えられている。IC82Aでは、受信BIST部73Aにおいて、増幅器74の接続位置が第8実施形態と異なるだけである。第9実施形態では、ミクサ26の出力端子に4つの増幅器74(1)〜74(4)が直列に接続されており、各増幅器74(1)〜74(4)の出力端子と、対応する結合器27(1)〜27(4)の入力端子とがそれぞれ接続されている。以上のように構成される第9実施形態によれば、第8実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
受信チャネルの数は「4」に限らず、「3」以下又は「5」以上,例えば8チャネルや16チャネル等であっても良い。また、必ずしも複数の受信チャネルを備える必要はない。
ステップS7で「NO」と判断した場合に、ステップS14は必要に応じて実行すれば良い。
ダイレクトコンバージョン方式を行うものに限らず、適用が可能である。
また、車載ミリ波レーダシステムに適用するものに限らず、受信系においてダウンコンバートを行う受信装置であれば適用が可能である。
周波数の具体数値については、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
受信チャネルの数は「4」に限らず、「3」以下又は「5」以上,例えば8チャネルや16チャネル等であっても良い。また、必ずしも複数の受信チャネルを備える必要はない。
ステップS7で「NO」と判断した場合に、ステップS14は必要に応じて実行すれば良い。
ダイレクトコンバージョン方式を行うものに限らず、適用が可能である。
また、車載ミリ波レーダシステムに適用するものに限らず、受信系においてダウンコンバートを行う受信装置であれば適用が可能である。
周波数の具体数値については、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
1 車載ミリ波レーダシステム、3 制御部、5 基準クロック生成部、6 PLL周波数シンセサイザ、11 送信部、12 受信部、13 受信BIST部、19 受信アンテナ、20 低雑音増幅器、21 ミクサ、23 周波数帯増幅器、26 ミクサ。
Claims (12)
- 受信アンテナ(19)で受信した受信信号を増幅する増幅器(20)と、
ローカル周波数信号を生成する周波数信号生成部(5,6,22)と、
前記増幅器により増幅された信号と前記ローカル周波数信号とを混合して中間周波数信号に変換する周波数変換部(21)と、
前記中間周波数信号を増幅する中間周波数帯増幅器(23)と、
前記ローカル周波数信号よりも周波数が低い低周波信号を生成する低周波信号生成部(24,44,54)と、
前記低周波信号と、前記ローカル周波数信号と同じ周波数の信号とを混合してテスト信号を生成するテスト信号生成部(26)と、
前記テスト信号と前記増幅器の入力部とを結合させる結合器(27)と、
前記テスト信号を用いて、前記増幅器,前記周波数変換部及び前記中間周波数帯増幅器を有する受信部(12,33,83)の動作をテストする制御部(3,35)とを備える受信装置。 - 前記制御部は、前記テストの結果より、前記受信部の動作が所望の周波数特性を満たしていないと判断すると、前記周波数特性を満たすように周波数調整制御,及び/又は前記増幅器若しくは前記中間周波数帯増幅器の利得調整制御を行う請求項1記載の受信装置。
- 前記中間周波数信号を、A/D変換して前記制御部に入力するA/D変換器(34)を備える請求項1又は2記載の受信装置。
- 前記低周波信号生成部は、前記周波数信号生成部に入力される基準クロック信号から、前記低周波信号を生成する周波数シンセサイザ(54)で構成される請求項1から3の何れか一項に記載の受信装置。
- 前記低周波信号生成部は、前記周波数信号生成部に入力される基準クロック信号を分周する分周比の設定が、前記制御部により変更可能な分周器(44)で構成される請求項1から3の何れか一項に記載の受信装置。
- 前記低周波信号生成部は、前記周波数信号生成部より出力される信号を分周する分周器で構成される請求項1から3の何れか一項に記載の受信装置。
- 前記テスト信号生成部と前記結合器との間に、前記テスト信号の出力を停止させる出力停止部(64,74)を備える請求項1から6の何れか一項に記載の受信装置。
- 前記受信部は、複数の受信チャネルを備え、
前記出力停止部は、前記テスト信号生成部と前記複数の受信チャネルに対応する結合器との間の線路にそれぞれ配置されている請求項7記載の受信装置。 - 前記出力停止部は、スイッチ(64)である請求項7又は8記載の受信装置。
- 前記出力停止部は、増幅動作を停止可能な増幅器(74)である請求項7又は8記載の受信装置。
- 前記周波数変換部と前記中間周波数帯増幅器との間に、ハイパスフィルタ(84)を備える請求項1から10の何れか一項に記載の受信装置。
- 車載ミリ波レーダシステム(1,21,31,41,41A,51,61,71,81,81A)に適用される請求項1から11の何れか一項に記載の受信装置。
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