JP2017191684A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの交換作業が容易かつ効率的に行うことができる電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、電池モジュール20と、電池モジュールの充電を行うための充電器に接続可能なコネクタ70と、電池モジュールとコネクタとの間の接続を中継する中継端子80と、電池モジュールと中継端子とを収容する筐体10と、を備え、筐体は、コネクタを内挿可能な貫通孔12cと、コネクタと中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔13bと、筐体の内部において電池モジュールが配置される領域A1と接続箇所が配置される領域A2とをそれぞれ隔てて区画する区画部17と、を有し、コネクタは、貫通孔に内挿された状態で筐体に固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電池パックに関する。
電池セルの配列体を含んで構成された電池モジュールを筐体内に収容してなる電池パックが知られている。このような電池パックは、電気自動車又はフォークリフトなど、車両のバッテリとして使用される。このような電池パックには、電池モジュールに充電を行うためのケーブルを接続するためのコネクタが設けられている。例えば、特許文献1には、有底筒状の本体部と本体部の開口部を覆う蓋部材とによって形成される筐体の内部に、複数の電池モジュールと、ハーネス等によって電池モジュールと電気的に接続されるコネクタと、を備える電池パックが開示されている。
このような電池パックでは、コネクタを繰返し抜き差しすることによって、例えば、端子接合部の摩耗し、コネクタの抵抗値が上昇し、通電部分の温度が上昇することがある。このため、例えば、所定温度以上になるようなコネクタは交換される。この場合、作業者は、本体部に連結された蓋部材を取り外し、電池モジュール又はジャンクションボックス等の中継装置とコネクタとの配線接続を解除し、コネクタを取り外す一連の取外処理を実施し、その後、今度は、取外処理とは逆の手順の取付処理を実施してコネクタを取り付ける。
特開2015−207427号公報
上記交換作業においては、蓋部材等を本体部から分離したり、配線の解除及び接続をしたりする等、交換対象であるコネクタの大きさに対し作業範囲が広範囲に及ぶので非効率である。
そこで、本発明の目的は、コネクタの交換作業を容易かつ効率的に行うことができる電池パックを提供することにある。
本発明の電池パックは、電池モジュールと、電池モジュールの充電を行うための充電器に接続可能なコネクタと、電池モジュールとコネクタとの間の接続を中継する中継端子と、電池モジュールと中継端子とを収容する筐体と、を備え、筐体は、コネクタを内挿可能な貫通孔と、コネクタと中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔と、筐体の内部において電池モジュールが配置される領域と接続箇所が配置される領域とをそれぞれ隔てて区画する区画部と、を有し、コネクタは、貫通孔に内挿された状態で筐体に固定されている。
この構成の電池パックの筐体には、コネクタと中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔が設けられている。これにより、作業者は、筐体を分解等することなく、作業孔を介して容易に上記接続箇所に手を届かせることができるので、コネクタの交換作業が容易に行える。また、作業孔を介して交換作業を行う場合、部品等を電池モジュールが配置される領域に落としてしまった場合、当該部品を取り出すのが困難になる。この構成の電池パックの筐体には、筐体の内部において電池モジュールが配置される領域と接続箇所が配置される領域とをそれぞれ隔てて区画する区画部が設けられている。これにより、コネクタの交換作業時に部品等を落とした場合でも、当該部品は、電池モジュールが配置される領域に到達することはなく接続箇所が配置される領域に留まる。この結果、コネクタの交換作業を効率的に行うことができる。以上に説明したように、この電池パックでは、コネクタの交換作業を容易かつ効率的に行うことができる。
本発明の電池パックは、コネクタに設けられ、充電器が接続される方向から当該コネクタを見た際の外形から突出する係止部を更に備え、コネクタは、貫通孔に内挿された状態、かつ、当該コネクタに設けられた係止部が筐体の外側面に接触された状態で当該筐体に固定されていてもよい。
この電池パックでは、係止部を備えることにより、筐体の外部からコネクタを取り付けることが容易に可能になる。すなわち、筐体の外部から筐体の貫通孔にコネクタを差し込み、係止部が筐体の外側面に接触するまで押し込むだけで位置決めが完了する。また、筐体に固定されたボルト等を外し、筐体の外部からコネクタを引き出すことによりコネクタを筐体から取り外せる。このような構成により、コネクタから延びる上記中継端子に接続するためのケーブル等が曲げ難い製品であったとしても、容易に当該ケーブルを中継端子に接続させることができる。
区画部は、水平方向に延在すると共に中継端子が配置される部品載置部と、コネクタと中継端子との間に配置され、部品載置部に対して下方に凹んだ落込部と、を有しており、落込部には、筐体の内部と外部とを連通する連通孔が形成されていてもよい。
この電池パックでは、コネクタを介して、例えば、塵及び水等の異物を侵入した場合であっても、当該異物は落込部に誘導されるようになるので、中継端子にまで当該異物が到達する可能性を低減できる。また、落込部に誘導された異物は、連通孔から筐体の外部に排出される。これにより、落込部より高い位置に配置される中継端子にまで異物が到達するおそれをより一層排除できる。これらの結果、異物の侵入による不具合の発生を低減させることができ、電池パックの信頼性を高めることができる。
コネクタは、充電器が接続される方向に貫通する水抜孔を有しており、当該水抜穴は、連通孔として機能する位置に配置されていてもよい。
この電池パックでは、コネクタが有する水抜孔を利用して、落込部に溜まった水等を筐体の外部に排出することができる。これにより、筐体等を加工等することなく、容易に連通孔を形成することができる。
連通孔は、落込部の底部に設けられていてもよい。
この電池パックでは、落込部に誘導された異物を速やかに筐体の外部に排出できるようになる。
本発明の電池パックは、電池モジュールと、電池モジュールの充電を行うための充電器に接続可能なコネクタと、コネクタに設けられ、充電器が接続される方向から当該コネクタを見た際の外形から突出する係止部と、電池モジュールとコネクタとの間の接続を中継する中継端子と、電池モジュールと中継端子とを収容する筐体と、を備え、筐体は、コネクタを内挿可能な貫通孔と、コネクタと中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔と、を有し、コネクタは、貫通孔に内挿された状態、かつ、当該コネクタに設けられた係止部が筐体の外側面に接触された状態で当該筐体に固定されている。
この電池パックでは、筐体にコネクタと中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔が設けられている。これにより、作業者は、筐体を分解等することなく、作業孔を介して容易に上記接続箇所に手を届かせることができるので、コネクタの交換作業が容易に行える。また、この電池パックでは、筐体の外部からコネクタを引き出すことにより、コネクタを取り外すことが可能になり、筐体の外部から筐体の貫通孔にコネクタを差し込むことにより、コネクタを筐体に取り付けることが可能になる。コネクタから延びる上記中継端子に接続するためのケーブル等が曲げ難い製品であったとしても、容易に当該ケーブルを中継端子に接続させることができる。以上のように、この電池パックでは、コネクタの交換作業が容易かつ効率的に行うことができる。
本発明の電池パックによれば、コネクタの交換作業を効率的に行うことができる。
一実施形態に係る電池パックの概略構成を分解して示す斜視図である。 蓋部材を取り外した状態の図1の電池パックを前方向から見た正面図である。 図1の電池モジュールの構成を示す斜視図である。 図1に示すIV−IV線における断面図である。 図1に示すIV−IV線においてコネクタ周辺を拡大して示した断面図である。 コネクタを拡大して示した斜視図である。 (a)及び(b)は、図1の電池パックのコネクタの交換作業の手順を示す図である。 図7に引き続き、図1の電池パックのコネクタの交換作業の手順を示す図である。 蓋部材を取り外した状態の変形例に係る電池パックを前方向から見た正面図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る電池パック1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1に示される電池パック1は、例えば、自動車及びフォークリフト等の対象装置に搭載される。電池パック1は、筐体10と、複数(本実施形態では七個)の電池モジュール20と、中継装置51と、中継端子80と、コネクタ70と、を備える。
筐体10は、箱状部材11と箱状部材11に接続する蓋部材15とからなる。図1及び図2に示されるように、箱状部材11は、開口部11aを有する箱体である。箱状部材11は、四角板状の底板11bと、底板11bと対向して設けられる天板11cと、底板11bの周縁から立設されるL字状の右側板11d、矩形状の左側板11e及び後側板11fと、を有している。なお、図1では、蓋部材15の後側を透視するように記載している。
なお、筐体10は、車両等の対象装置に搭載された際に、底板11bが鉛直方向下方に位置し、天板11cが鉛直方向上方に位置するように配置される。以下、筐体10において、底板11bが設けられる方向を「下」として、天板11cが設けられる方向を「上」として、筐体10の蓋部材15が設けられる方向を「前」として、後側板11fが設けられる方向を「後」として、右側板11dが設けられる方向を「右」として、左側板11eが設けられる方向を「左」として説明を行う。なお、これらの方向は説明の便宜のためであり、本発明を限定するものではない。
筐体10の右側面、すなわち、箱状部材11の右側面は、後方側が凹んだ領域であるコネクタ配置領域14aが形成されている。コネクタ配置領域14aは、後段にて詳述するコネクタ70が配置される。具体的には、コネクタ配置領域14aは、右側板11dから左方向にオフセットした第一側面11g、後側板11fから前方向にオフセットした第二側面11i、及び天板11cから下方向にオフセットすると共に右方向に下方傾斜する第三側面11hによって形成されている。第一側面11gには、コネクタ70を内挿可能な貫通孔12cが形成されている。コネクタ70は、貫通孔12cに内挿された状態で筐体10に固定されている。
天板11cには、上方に突出すると共に後述する中継装置51が配置される部品配置領域14bが形成されている。部品配置領域14bの上方には、二つの作業孔12a,12bが形成されている。また、部品配置領域14bよりも右側の天板11c上には、作業孔13bが形成されている。作業孔13bは、後段にて詳述する中継端子80が配置される上方に形成されている。作業孔13bの開口部の大きさは、作業者が手を入れて中継端子80とコネクタ70との交換作業が可能な程度に形成されている。作業孔13bには、その開口部分を覆う蓋13aが配置されている。
図2及び図4に示されるように、筐体10は、その内部において電池モジュール20が配置される領域A1と、コネクタ70と中継装置51との接続箇所である中継端子80が配置される領域A2と、をそれぞれ隔てて区画する区画部17を有している。区画部17によって画成された領域A2のサイズは、例えば、左右方向に180mm、前後方向に170mm、上下方向に120mmとすることができる。
区画部17は、第一区画板17aと、第二区画板17bと、を有している。図4及び図5に示されるように、第一区画板17aは、前方向から見た時に上下方向に延びる第一鉛直部18aと、水平方向に延在すると共に中継端子80が配置される部品載置部18bと、部品載置部18bから下方に延びる第二鉛直部18cと、を有している。図2に示されるように、第二区画板17bは、第一鉛直部18aと、部品載置部18bと、第二鉛直部18cと、天板11cと、第一側面11gと、によって囲まれる空間に対して前後方向に直交する面である。
図5に示されるように、区画部17は、コネクタ70と中継端子80との間に配置され、部品載置部18bに対して下方に凹んだ落込部17cが形成されている。落込部17cは、第二区画板17b(図2参照)と、第二鉛直部18cと、第一側面11gと、後側板11fと、によって囲まれた空間である。落込部17cは、コネクタ70の水抜孔78から侵入する水及び/又は塵等が誘導される。落込部17cには、筐体10の内部と外部とを連通する連通孔が形成されている。具体的には、連通孔は、後段にて詳述するコネクタ70に形成されている水抜孔78が利用される。
図2に示されるように、筐体10には、七個の電池モジュール20と、中継装置51と、中継端子80と、コネクタ70と、が格納されている。七個の電池モジュール20のうち、四個の電池モジュール20は蓋部材15に固定され、三個の電池モジュール20と、中継端子80と、コネクタ70とは、箱状部材11に固定される。
図3に示されるように、電池モジュール20は、本体部21と、第一ブラケット31と、第二ブラケット32と、弾性部材24と、を備えている。
本体部21は、一方向(以下、「配列方向D」とも称す。)に配列された複数の電池セル22を含んでいる。本実施形態では、本体部21は13個の電池セル22を含んでいる。電池セル22は、例えば、リチウムイオン電池又はニッケル水素蓄電池などの二次電池である。複数の電池セル22のそれぞれは、セルホルダ23に保持されている。
セルホルダ23は、配列方向Dから見てU字状の枠体であり、当該U字の一端側を成す第一側部23aと、当該U字の他端側を成す第二側部23bと、第一側部23aと第二側部23bとを接続する底部(不図示)と、を有している。箱状部材11内において、電池モジュール20の第二側部23bは、図1に示されるように、箱状部材11の後側板11f又は蓋部材15の本体部15aに対向するように固定される。図3に戻り、複数の第一側部23aは、全体で本体部21の第一側部21aを構成している。複数の第二側部23bは、全体で本体部21の第二側部21bを構成している。
本体部21は、複数のセルホルダ23の上端開口を塞ぐように、複数のセルホルダ23に保持されるカバー29を含んでいる。カバー29は、複数の電池モジュール20が積層される場合において、下側に位置する電池モジュール20と、上側に位置する電池モジュール20との電気的絶縁を図る役割、及び異常時に電池セル22から吐出されるガスが上方に吹き出すことを阻止する機能を有している。カバー29には、電池モジュール20に関する各種制御を行う制御部Eが載置されている。
第一ブラケット31及び第二ブラケット32は、剛性の高い材料で構成され、例えば、鉄などの金属で構成されている。第一ブラケット31及び第二ブラケット32のそれぞれは、把持部33と、取付部37と、を有している。
把持部33は、略矩形の平板である。把持部33には、配列方向Dに沿って延びる複数のボルト(図示せず)が挿通されている。複数のボルトのそれぞれは、第一ブラケット31の把持部33から、本体部21を経由して第二ブラケット32の把持部33まで延びている。複数のボルトのそれぞれは、第二ブラケット32の把持部33側でナット35に螺合されて固定されている。
取付部37は、矩形状の把持部33の一辺に立設する平板である。取付部37は、ボルト(図示せず)により、箱状部材11又は蓋部材15に取り付けられることにより、第一ブラケット31及び第二ブラケット32が、箱状部材11又は蓋部材15に固定されている。本実施形態では、取付部37のそれぞれは、4つのボルトにより、箱状部材11又は蓋部材15に取り付けられている。
弾性部材24は、本体部21と第一ブラケット31との間に設けられている。弾性部材24は、ゴム及び樹脂系スポンジなどの弾性変形可能な材料からなる。弾性部材24は、その厚さ方向が配列方向Dと同一方向となるように設けられている。弾性部材24と本体部21との間には、固定プレート25が設けられている。弾性部材24は、第一ブラケット31及び第二ブラケット32の拘束範囲において電池セル22の膨張を吸収する。
図4及び図5に示されるように、中継装置51は、電池モジュール20とコネクタ70との間の接続を中継する。中継装置51は、例えば、ハーネス及びバスバー等の接続部材と、中継端子80と、を介してコネクタ70に対し電気的に接続されている。同様に、中継装置51は、筐体10内に収容される各電池モジュール20に対し電気的に接続されている。また、中継装置51は、電池モジュール20の監視及び制御等を行う電池制御ECU(Electronic Control Unit)(図示せず)を搭載している。電池制御ECUは、例えば、各電池モジュール20に搭載された制御部Eと通信することにより、各電池モジュール20の状態(例えば、充電状態等)に関する情報を取得したり、各電池モジュール20の動作(例えば、充放電等)を制御したりする。電池制御ECUは、例えば、コネクタ70に装着されるコネクタの種類に応じて、電池パック1の制御を行うように構成されている。以上の構成により、コネクタ70に充電器の充電コネクタが装着された場合には、電池モジュール20の充電が行われ、コネクタ70にジャンパコネクタが装着された場合には、対象装置への電力の供給が行われる。
中継端子80は、例えば、ハーネス及びバスバー等の接続部材によって中継装置51に電気的に接続されている。また、中継端子80は、コネクタ70から延びる第一ハーネス74、第二ハーネス75、及び第三ハーネス76によって電気的に接続されている。中継端子80の上方には、天板11cの作業孔13bが形成されている。
図5及び図6に示されるように、コネクタ70は、係止板(係止部)71と、本体部73と、嵌合部73aと、第一ハーネス74と、第二ハーネス75と、第三ハーネス76と、通信用ハーネス77と、水抜孔78と、を有している。コネクタ70は、貫通孔12cに内挿された状態で筐体10に固定されている。更に詳細には、コネクタ70は、本体部73に一体的に固定された係止板71を介して筐体10に固定されている。係止板71は、平板状の部材であり、充電器が接続される方向からコネクタ70を見た際の外形から突出している。コネクタ70は、貫通孔12cに内挿された状態、かつ、当該コネクタ70に一体的に固定された係止板71が筐体10の第一側面11gに接触された状態で当該筐体10に固定されている。
コネクタ70は、電池パック1の充電時には、充電器の充電コネクタ(図示せず)が装着され、電池パック1の電力出力時には、ジャンパコネクタ(図示せず)が装着される。本体部73は、樹脂等の材料により形成されている。嵌合部73aは、充電コネクタ又はジャンパコネクタに設けられた被嵌合部(図示せず)との接続部分であり、互いの装着を確実にする部分である。
第一ハーネス74は、中継端子80及び中継装置51を介して電池モジュール20に接続される正極線である。第二ハーネス75は、中継端子80及び中継装置51を介して電池モジュール20に接続される負極線であると共に、中継端子80を介して対象装置用の出力端子85bに接続される負極線でもある。すなわち、充電器の充電コネクタが、正極端子74a及び負極端子75aに接続されることにより、各電池モジュール20が充電される。第三ハーネス76は、中継端子80を介して対象装置用の出力端子85aに電気的に接続されている。すなわち、ジャンパコネクタが、正極端子74aと正極端子76aとを互いに接続することにより、対象装置に電力を供給することが可能になる。通信用ハーネス77は、充電コネクタが通信用端子77aに接続された際に、充電器と電池制御ECUとの間で情報をやり取りするための通信線である。
続いて、以上に説明した電池パック1におけるコネクタ70の交換手順について、図7(a)、図7(b)及び図8を参照しながら詳細に説明する。まず、作業者は、図7(a)に示される天板11cに設けられた作業孔13bを覆う蓋13aを取り外す。蓋13aは、図示しないボルト等によって固定されている。電池パック1は、蓋13aが取り外されると、図7(b)に示されるように、中継端子80に接続された第一ハーネス74、第二ハーネス75及び第三ハーネス76にアクセス可能な状態となる。第一ハーネス74は、圧着端子74bを介して第一端子82aに接続され、第二ハーネス75は、圧着端子75bを介して第二端子82b接続され、第三ハーネス76は、圧着端子76bを介して第三端子82cに接続されている。
作業者は、作業孔13bを介して、第一ハーネス74、第二ハーネス75及び第三ハーネス76と中継端子80との接続を解除する。また、作業者は、筐体10の第一側面11gに固定されている係止板71のボルト72(図4参照)を取り外す。そして、作業者は、図8に示されるように、筐体10の第一側面11gの貫通孔12cに挿通された状態で固定されているコネクタ70を右方向に引っ張り出す。これにより、電池パック1からコネクタ70を取り外すことができる。なお、コネクタ70を取り付ける場合には、作業者は、上記で説明した取外手順とは逆の手順を実施する。このような一連の手順により、電池パック1のコネクタ70を交換することができる。
続いて、以上説明した電池パック1の作用効果を説明する。上記実施形態の電池パック1では、図2に示されるように、筐体10にコネクタ70と中継端子80との接続箇所にアクセス可能な作業孔13bが設けられている。例えば、上記領域A2のサイズぐらいであれば、作業孔13bからコネクタ70と中継端子80との接続箇所にアクセス可能である。これにより、作業者は、筐体10を分解等することなく、作業孔13bを介して容易に上記接続箇所に手を届かせることができるので、コネクタ70の交換作業が容易に行える。また、作業孔13bを介して交換作業を行う場合、部品等を電池モジュール20が配置される領域A1に落としてしまった場合、当該部品を取り出すのが困難になる。上記実施形態の電池パック1の筐体10は、筐体10の内部において電池モジュール20が配置される領域A1と接続箇所が配置される領域A2とをそれぞれ隔てて区画する区画部17が設けられている。これにより、コネクタ70の交換作業時に部品等を落とした場合でも、当該部品は、電池モジュール20が配置される領域A1に到達することはなく接続箇所が配置される領域A2に留まる。この結果、コネクタ70の交換作業を効率的に行うことができる。以上に説明したように、この電池パック1では、コネクタ70の交換作業を容易かつ効率的に行うことができる。
更に、本実施形態の電池パック1では、区画部17を設けて筐体10の内部を上方の領域A1と下方の領域A2とに区画されるので、交換作業を行う際に、感電及び発熱のおそれがある電池モジュール20が配置された領域A2に作業者の手が入ることがなく、作業の安全性を確保することができる。
上記実施形態の電池パック1では、係止板71を備えることにより、筐体10の外部からコネクタ70を取り付けることが容易に可能になる。すなわち、筐体10の外部から筐体10の貫通孔12cにコネクタ70を差し込み、係止板71が筐体10の第一側面11gに接触するまで押し込むだけで位置決めが完了するので、後は係止板71を第一側面11gにボルト72で固定するだけでよい。また、第一側面11gに固定された係止板71からボルト72を外し、筐体10の外部からコネクタ70を引き出すことによりコネクタ70を筐体10から取り外せる。コネクタ70から延びる、中継端子80に接続するための第一ハーネス74、第二ハーネス75及び第三ハーネス76が曲げ難い製品であったとしても、容易に第一ハーネス74、第二ハーネス75及び第三ハーネス76を中継端子80に接続させることができる。
上記実施形態の電池パック1では、コネクタ70を介して、例えば、塵及び水等の異物を侵入した場合であっても、当該異物は落込部17cに誘導されるので、中継端子80にまで当該異物が到達する可能性を低減できる。また、落込部17cに誘導された異物は、水抜孔78から筐体10の外部に排出される。これにより、落込部17cより高さH(図5参照)高い位置に配置される中継端子80にまで異物が到達するおそれをより一層排除できる。これらの結果、異物の侵入による不具合の発生を低減させることができ、電池パック1の信頼性を高めることができる。
上記実施形態の電池パック1では、コネクタ70が有する水抜孔78を利用して、落込部17cに溜まった水等を筐体10の外部に排出することができる。これにより、筐体10等を加工等することなく、容易に落込部17cと筐体10の外部とを繋ぐ連通孔を形成することができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、コネクタ70が有する水抜孔78を利用して、落込部17cに溜まった水等を筐体10の外部に排出する例を挙げて説明したが、この構成に代えて又は加えて、例えば、落込部17cの底部近傍の筐体10の第一側面11gに連通孔を設け、当該連通孔から水等を排出してもよい。
上記実施形態又は変形例では、係止板71が一体的に形成されたコネクタ70を例に挙げて説明したが、係止板71を有さない構成のコネクタ70であってもよい。ただし、コネクタ70を筐体10の外側から取り付ける構成とする場合、係止板71を有していた方が、筐体10に対するコネクタ70の位置決め等、コネクタ70を筐体10に固定する際の作業効率を高めることができる。また、コネクタは、係止板71を有さないで、筐体10の内部から取り付けが可能な構成としてもよい。
上記実施形態又は変形例では、中継端子80が設けられた領域A2を区画部17によって区画する例を挙げて説明したが、例えば、中継端子80と中継装置51とを含んだ領域A2を区画部17によって区画するようにしてもよい。
上記実施形態又は変形例では、筐体10は、その内部において電池モジュール20が配置される領域A1と、コネクタ70と中継装置51との接続箇所である中継端子80が配置される領域A2と、をそれぞれ隔てて区画する区画部17を有している例を挙げて説明したが、例えば、図9に示されるように、区画部17を有さない筐体10としてもよい。この構成の電池パック1Aであっても、係止板(係止部)71を備えることにより、筐体10の外部からコネクタ70を取り付けることが容易に可能になる。すなわち、筐体10の外部から筐体10の貫通孔12cにコネクタ70を差し込み、係止板71が第一側面11gの外側面に接触するまで押し込むだけで位置決めが完了するので、その後は係止板71をボルト72によって筐体10に固定するだけでよい。また、筐体10に固定されたボルト72を外し、筐体10の外部からコネクタ70を引き出すことによりコネクタ70を筐体10から取り外せる。コネクタ70から延びる中継端子80に接続するための第一ハーネス74、第二ハーネス75及び第三ハーネス76等のケーブルが曲げ難い製品であったとしても、容易に当該ケーブルを中継端子80に接続させることができる。
1,1A…電池パック、10…筐体、11c…天板、11g…第一側面、11h…第三側面、11i…第二側面、12c…貫通孔、13a…蓋、13b…作業孔、17…区画部、17a…第一区画板、17b…第二区画板、17c…落込部、20…電池モジュール、22…電池セル、51…中継装置、70…コネクタ、71…係止板、74…第一ハーネス、75…第二ハーネス、76…第三ハーネス、77…通信用ハーネス、78…水抜孔、80…中継端子、A1…電池モジュールが配置される領域、A2…コネクタと中継端子との接続箇所が配置される領域。

Claims (6)

  1. 電池モジュールと、
    前記電池モジュールの充電を行うための充電器に接続可能なコネクタと、
    前記電池モジュールと前記コネクタとの間の接続を中継する中継端子と、
    前記電池モジュールと前記中継端子とを収容する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、
    前記コネクタを内挿可能な貫通孔と、
    前記コネクタと前記中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔と、
    前記筐体の内部において前記電池モジュールが配置される領域と前記接続箇所が配置される領域とをそれぞれ隔てて区画する区画部と、
    を有し、
    前記コネクタは、前記貫通孔に内挿された状態で前記筐体に固定されている、電池パック。
  2. 前記コネクタに設けられ、前記充電器が接続される方向から当該コネクタを見た際の外形から突出する係止部を更に備え、
    前記コネクタは、前記貫通孔に内挿された状態、かつ、当該コネクタに設けられた前記係止部が前記筐体の外側面に接触された状態で当該筐体に固定されている、
    請求項1記載の電池パック。
  3. 前記区画部は、水平方向に延在すると共に前記中継端子が配置される部品載置部と、前記コネクタと前記中継端子との間に配置され、前記部品載置部に対して下方に凹んだ落込部と、を有しており、
    前記落込部には、前記筐体の内部と外部とを連通する連通孔が形成されている、請求項1又は2記載の電池パック。
  4. 前記コネクタは、前記充電器が接続される方向に貫通する水抜孔を有しており、
    前記水抜孔は、前記連通孔として機能する位置に配置されている、請求項3記載の電池パック。
  5. 前記連通孔は、前記落込部の底部に設けられている、請求項3又は4記載の電池パック。
  6. 電池モジュールと、
    前記電池モジュールの充電を行うための充電器に接続可能なコネクタと、
    前記コネクタに設けられ、前記充電器が接続される方向から当該コネクタを見た際の外形から突出する係止部と、
    前記電池モジュールと前記コネクタとの間の接続を中継する中継端子と、
    前記電池モジュールと前記中継端子とを収容する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、
    前記コネクタを内挿可能な貫通孔と、
    前記コネクタと前記中継端子との接続箇所にアクセス可能な作業孔と、
    を有し、
    前記コネクタは、前記貫通孔に内挿された状態、かつ、当該コネクタに設けられた前記係止部が前記筐体の外側面に接触された状態で当該筐体に固定されている、電池パック。
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