JP2017191679A - スイッチ - Google Patents

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Tomohiro Shiyouji
知浩 庄路
勝 逵
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勝 逵
幸輝 吉居
Yukiteru Yoshii
幸輝 吉居
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Abstract

【課題】可動ばねブロックに支持体が挟まれた状態で支持体に可動ばねブロックを支持させる際に、ばね部の先端部を受部に容易に接触させられるスイッチを提供する。
【解決手段】スイッチにおいて、可動ばねブロック50は、枠体52及びばね部51を含む。枠体52は、開口部58と、作用部59と、可動接点と、を有する。ばね部51は、枠体52における開口部58の第一の端縁53から、第一の端縁53に向かい合う枠体52における開口部58の第二の端縁520側へ延びて設けられている。支持体68は、ばね部51の先端部55が接触する受部62と、第二の端縁520が接触する接触部24と、を有し、可動ばねブロック50に挟まれた状態で可動ばねブロック50を支持する。可動接点は、作用部59への力により変位し固定接点に接離する。突出部61は、支持体68から突出し、受部62に対して、ボディ22が位置する側とは反対側に隣接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチに関する。
従来例として特許文献1に記載されたマイクロスイッチを例示する。上記マイクロスイッチは、作動ばねと、一端が作動ばねに設けられた圧縮ばねとを備えている。圧縮ばねの先端部は、ケースに設けられた部材の所定位置に接触している。
特開2003−317573号公報
ところで、特許文献1に記載されたマイクロスイッチは、製造工程において、作動ばね及び圧縮ばね(可動ばねブロック)に上記部材(支持体)が挟まれた状態で上記部材に作動ばね及び圧縮ばねを支持させる。その際に、押込みピンを圧縮ばね(ばね部)に接触させ、上記押込みピンを所定の距離(以下、押込み長と呼ぶ。)だけ移動させて圧縮ばねを押し込み、圧縮ばねの先端部を上記所定位置(受部)に接触させる必要がある。
しかしながら、上記マイクロスイッチでは、上記所定位置に圧縮ばねの先端部を正確に位置させる必要があるので、圧縮ばねの先端部の位置を決定づける押込み長の適切な範囲は狭い。そのため、実際に上記押込みピンを移動させたときの押込み長が適切な範囲を逸脱して、圧縮ばねの先端部が上記所定位置に接触できなくなりやすい。また、ワークに寸法などのばらつきがある場合にも、押込み長が適切な範囲を逸脱して、圧縮ばねの先端部が上記所定位置に接触できなくなりやすい。
本発明は、製造工程において、可動ばねブロックに支持体が挟まれた状態で支持体に可動ばねブロックを支持させる際に、ばね部の先端部を所定位置に接触させることが容易なスイッチを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るスイッチは、ボディと、導電部材と、支持体と、可動ばねブロックと、突出部と、を備える。前記導電部材は、固定接点を有し、前記ボディに固定されている。前記支持体は、前記ボディに固定されている。前記可動ばねブロックは、枠体及びばね部を含む。前記枠体は、開口部と、作用部と、可動接点と、を有する。前記ばね部は、前記枠体における前記開口部の第一の端縁から、前記第一の端縁に向かい合う前記枠体における前記開口部の第二の端縁側へ延びて設けられている。前記支持体は、受部と、接触部と、を有する。前記受部は、前記ばね部の先端部に接触する。前記接触部は、前記枠体における前記第二の端縁に接触する。前記支持体は、前記可動ばねブロックに挟まれた状態で前記可動ばねブロックを支持する。前記可動接点は、前記作用部に作用する力によって変位し前記固定接点に接離する。前記突出部は、前記支持体から突出し、前記受部に隣接し、前記受部に対して、前記ボディが位置する側とは反対側に設けられている。
本発明の第2の態様に係るスイッチでは、第1の態様において、前記受部は溝である。
本発明の第3の態様に係るスイッチでは、第1の態様又は第2の態様において、前記突出部は、前記受部に近い部分ほど、前記突出部が突出する向きにおける、前記受部を基準とした高さが高い。
本発明の第4の態様に係るスイッチでは、第1の態様乃至第3の態様において、前記支持体は、隣接部を有する。前記隣接部は、前記受部に隣接し、前記受部に対して前記ボディが位置する側に位置する。前記突出部が突出する向きにおいて、前記受部を基準とした前記隣接部の高さは、前記受部を基準とした前記突出部の高さよりも低い。
本発明の各態様に係るスイッチによれば、支持体に突出部が設けられているので、製造工程において、可動ばねブロックに支持体が挟まれた状態で支持体に可動ばねブロックを支持させる際に、ばね部の先端部を所定位置に容易に接触させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るスイッチにおけるボディブロック及び可動ばねブロックの側面図である。 図2は、同上のスイッチの斜視図である。 図3は、同上のボディブロックにおける支持体の側面図である。 図4は、同上のボディブロック及び可動ばねブロックの分解斜視図である。 図5は、同上のボディブロック及び可動ばねブロックの分解側面図である。 図6は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。 図7は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。 図8は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。 図9は、比較例のスイッチにおける、ボディブロック及び可動ばねブロックの側面図である。 図10は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。 図11は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。 図12は、同上のスイッチにおいて、ボディブロックに可動ばねブロックを取り付ける操作の説明図である。
以下、本発明の実施形態に係るスイッチについて、図面を用いて説明する。以下の説明においては、図1における左右の向きを、スイッチ10の左右の向きと規定し、図1における上下の向きを、スイッチ10の上下の向きと規定する。また、図1における紙面の奥行き方向をスイッチ10の前後方向と規定する。
(構成)
本実施形態に係るスイッチ10は、図2に示すように、キャップブロック210と、ボディブロック220と、可動ばねブロック50と、を備える。キャップブロック210は、キャップ21と押ボタン70とを有する。ボディブロック220は、ボディ22と、常閉固定接点端子30と、常開固定接点端子31と、可動接点端子40と、導電部材としての常閉側導電部材305及び常開側導電部材312と、支持体68と、突出部61とを有する。
キャップ21は、例えば合成樹脂からなる。キャップ21は、左右方向に長尺の、下面が開口した略直方体の箱状であり、上面には、円形の溝25と、溝25の底面の中心を貫く矩形状の貫通孔26とが設けられている。
ボディ22は、基体221及びパッキン222を備える。基体221は、キャップ21と同じ材料からなる。基体221は、左右方向に長尺の略直方体状である。パッキン222は、例えばシリコーンゴムからなり、基体221の上面を覆っている。ボディ22は上面に、一の面223を有する。キャップ21は、キャップ21の有する4か所(図2では3か所のみを示す)の丸穴27に、ボディ22における基体221の有する4つ(図2では2つのみを示す)の凸部28がそれぞれはめ込まれることで、ボディ22に取り付けられる。キャップ21がボディ22に取り付けられた状態において、パッキン222によって、キャップ21とボディ22とで覆われた空間の防水・防塵性が保たれる。
常閉固定接点端子30、常開固定接点端子31、及び可動接点端子40は、例えば銅合金など導電性を有する部材からなり、ボディ22における基体221の下面から突出するように設けられている。可動接点端子40は共通端子である。常閉固定接点端子30、常開固定接点端子31、及び可動接点端子40は、銅線と接続するための銅線用端子である。なお、常閉固定接点端子30、常開固定接点端子31、及び可動接点端子40は、はんだ付けで接続するためのはんだ付け端子や、プリント基板にはんだ付けするためのプリント基板用端子などであってもよい。
常開側導電部材312は、例えば銅合金からなる。常開側導電部材312は、ボディ22の一の面223の、長尺方向の右端付近から突出するように設けられている。常開側導電部材312には、固定接点として常開固定接点311が常開側導電部材312と一体に設けられている。常開固定接点311は、例えば銀ニッケル合金からなる。また、常開側導電部材312は、常開固定接点端子31に電気的に接続されている。なお、常開固定接点311は、金クラッドされた銀ニッケル合金や、金クラッドされた銅ニッケル合金などからなってもよい。また、常開固定接点311は、常開側導電部材312と別々に形成された後に常開側導電部材312に取り付けられていてもよい。
常閉側導電部材305は、第一の導電部材302と、ボディ22に固定される第二の導電部材303と、被覆材304とを含む。第二の導電部材303は、例えば銅合金からなり、ボディ22の一の面223の、長尺方向の右端付近から突出するように設けられている。第二の導電部材303は、常閉固定接点端子30に電気的に接続されている。
第一の導電部材302は、例えば銅合金からなる。第一の導電部材302は、第二の導電部材303から突出するように設けられており、常開固定接点311の真上において、常開固定接点311と間隔を空けて向かい合う位置に、固定接点として常閉固定接点301が第一の導電部材302と一体に設けられている。常閉固定接点301は、例えば銀ニッケル合金からなる。第一の導電部材302は、第二の導電部材303に電気的に接続されている。したがって、常閉固定接点301は、第一の導電部材302及び第二の導電部材303を介して常閉固定接点端子30に電気的に接続されている。なお、常閉固定接点301は、金クラッドされた銀ニッケル合金や、金クラッドされた銅ニッケル合金などからなってもよい。また、常閉固定接点301は、第一の導電部材302と別々に形成された後に第一の導電部材302に取り付けられていてもよい。
被覆材304は、例えば合成樹脂からなる。第二の導電部材303において、第一の導電部材302の近傍を除いた部分は、被覆材304によって周囲が覆われている。
支持体68は、基部23と、基部固定部材230と、支持部60と、支持部固定部材600と、固定部材カバー680と、を有する。基部23と、基部固定部材230と、支持部60と、支持部固定部材600と、は例えば銅合金からなり、一体に形成されている。基部固定部材230及び支持部固定部材600は、ボディ22の一の面223から突出するように設けられており、可動接点端子40と電気的に接続されている。基部固定部材230は、ボディ22の長尺方向の左端付近に設けられており、左側面に基部23が設けられている。支持部固定部材600は、ボディ22の長尺方向(左右方向)の中央付近に設けられており、右側面に支持部60が設けられている。支持部60は、左右方向に面した矩形平板状である。固定部材カバー680は、例えば合成樹脂からなり、基部固定部材230と支持部固定部材600との境界部分や、一の面223における基部固定部材230の周囲を、上方から覆うように設けられている。
基部23は、左右方向に面した矩形平板状であり、左側面に溝24(接触部)を有する。溝24は、図3に示すように、前後方向から見ると溝24の底部に近い部分ほど幅が狭い台形状である。溝24は、前後方向には一様な形状である。
突出部61は、支持部60の右側面である一の側面630の上辺から、一の側面630に対して垂直に、右向きに突出して設けられている。また、突出部61は前後方向の長さが、一の側面630の前後方向の長さに等しい。突出部61は、打抜き加工により、支持部60と一体に形成されている。なお、突出部61は一の側面630において、上辺の近傍や上下方向の中央付近に設けられていてもよい。また、突出部61は前後方向の長さが、一の側面630の前後方向の長さと異なっていてもよい。また、突出部61は、金属板が曲げ加工されることにより支持部60と一体に形成されていてもよい。あるいは、突出部61は例えば銅合金からなり、突出部61に溶接されることにより設けられていてもよい。あるいは、突出部61は例えば合成樹脂からなり、支持部60と一体に形成されていてもよい。
また、支持部60は、一の側面630において突出部61の下側に隣接した受部62を有する。図3に示すように、受部62は、前後方向から見ると底部に近い部分ほど幅が狭い台形状の溝である。上記溝は、前後方向には一様な形状である。
また、突出部61は受部62との間の上下方向の距離が小さい部分ほど、受部62を基準とした右向きの高さH1が大きい。すなわち、図3に示すように、突出部61は、受部62に近い部分の高さH11が、受部62から遠い部分の高さH12より高くなるように、突出部61の突出する向きの先端(右端)が傾斜している。ここで、高さH1の基準面は、受部62における溝の底面とする。
また、支持部60において、一の側面630から受部62および突出部61が設けられている突出位置65を除いた面は、隣接部63である。支持部60において、隣接部63は、受部62に隣接し、受部62に対して下側に位置する。突出部61の突出する向き(右向き)の、受部62を基準とした隣接部63の高さH2は、受部62を基準とした突出部61の高さH1よりも低い。ここで、隣接部63の高さH2の基準面は、高さH1と同様に、受部62における溝の底面とする。また、突出部61の高さH1には受部62に近い部分の高さH11と、受部62から遠い部分の高さH12と、その間の部分の高さとがあるが、突出部61における受部62と隣接する部分の高さH11を、ここで言う突出部61の高さH1とする。
可動ばねブロック50は、図4に示すように、ばね部51と、枠体52とを有する。枠体52は、左右方向に長尺の矩形平板状であり、開口部58を有している。開口部58は、いずれも矩形状である第一の開口56及び第二の開口521からなる。第一の開口56と第二の開口521は、枠体52の長尺方向に並んで設けられており、第一の開口56の左側に、第二の開口521が位置している。枠体52は、第一の開口56と第二の開口521との間の部分に、作用部59を有する。また枠体52は、第一の開口56の右方に可動導電部材402を有する。可動導電部材402は偏平な円を底面とする略円柱状であり、上記略円柱の偏平な側面を上下に向けて、円柱の底面を前後方向に向けた状態で、枠体52に設けられている。可動導電部材402は、例えば銀ニッケル合金からなる。可動導電部材402は、枠体52と一体に形成されている。可動導電部材402の上下両側には可動接点401が設けられている。可動接点401は、可動導電部材402と一体に形成されている。さらに枠体52は、第一の開口56における右側の縁(以下、第一の端縁53と呼ぶ。)からばね部51が延びている。ばね部51および枠体52は、例えば銅合金などの金属板からなり、一体に形成されている。ばね部51は、前後方向から見ると、下に凸なアーチ形状であって、第一の端縁53から、ばね部51の長尺方向において第二の開口521へ向かう向き(左向き)に、ばね部51の左端である先端部55まで続いている。なお、可動導電部材402は、金クラッドされた銀ニッケル合金や、金クラッドされた銅ニッケル合金などからなってもよい。また、可動導電部材402は、枠体52とは別々に形成された後に枠体52に取り付けられていてもよい。また、可動接点401は、可動導電部材402とは別々に形成された後に可動導電部材402に取り付けられていてもよい。
可動ばねブロック50は、図6に示すように、枠体52における第二の開口521の左側の縁(以下、第二の端縁520と呼ぶ。)において、基部23に設けられた溝24に接触する。より詳細には、基部23及び基部固定部材230が枠体52の第二の開口521に通された後、可動ばねブロック50の第二の端縁520が、基部23に設けられた溝24にはめ込まれる。
このとき、枠体52は、支持部60における受部62に対して上側に位置する。また、図2に示すように、可動導電部材402は、常閉固定接点301と常開固定接点311との間に位置する。また、ボディブロック220を上から見たとき、支持部60、支持部固定部材600、突出部61およびばね部51は、第一の開口56の内側に位置する。また、可動導電部材402は、枠体52と基部23と基部固定部材230とを経て、可動接点端子40と電気的に接続している。
可動ばねブロック50の第二の端縁520が、基部23に設けられた溝24にはめ込まれた後、さらに、図1に示すように、ばね部51の先端部55が、支持部60における受部62に接触する。ただし、本実施形態において受部62は溝であるので、ばね部51の先端部55が受部62に接触する、とは、受部62の溝の底部(図1において溝の左側面)または側面のうち、少なくとも一方に接触することであるとする。
これにより、支持体68は、可動ばねブロック50に挟まれた状態で可動ばねブロック50を支持する。支持体68により支持された可動ばねブロック50は、第二の端縁520を軸に回転可能である。
押ボタン70は、図2に示すように、円柱状の部材の底面に直方体状の部材が取り付けられた形状の固形部71と、固形部71の上記円柱状の部材の周囲を覆うように固形部71に取り付けられた円筒状の弾性部72とからなる。固形部71がキャップ21の上面に設けられた貫通孔26に挿入され、弾性部72がキャップ21の上面に設けられた溝25に挿入された状態で、弾性部72がキャップ21に固定されている。また、キャップ21がボディ22に取り付けられた状態において、押ボタン70の固形部71がキャップブロック210の上面から下向きに押されると、固形部71からの力が可動ばねブロック50の枠体52の作用部59に作用し、枠体52は下向きに押される。固形部71に加えられた力が取り除かれると、固形部71は弾性部72の弾性によりもとの位置に戻る。押ボタン70を押す上記の操作により、枠体52に設けられた可動導電部材402における可動接点401が変位し、可動接点401は、常閉固定接点301及び常開固定接点311に接離する。
(工程)
次に、本実施形態のスイッチ10の製造工程における、ばね部51の先端部55を支持部60の受部62に接触させる工程について図1及び図6〜図8を参照しながら説明する。可動ばねブロック50の第二の端縁520が、基部23に設けられた溝24にはめ込まれた状態において、図6に示すように、ばね部51は先端部55で突出部61に接触している。ここで、図7に示すように、細長い円筒状の押込みピン80を、ボディブロック220の上側から下降させて、枠体52の第一の開口56に挿入し、ばね部51を下向きに押し込む。これにより、ばね部51の先端部55は下向きに変位する。押込みピン80の下端の上下方向の位置が、受部62よりも下になるまで押込みピン80を下降させると、先端部55は、突出部61より下に変位して、受部62に接触する(図1参照)。
ここで押込みピン80の下降を停止し、押込みピン80を上昇させ、本工程を終了する。ばね部51の弾性により、先端部55は上向きに変位しようとするが、先端部55は突出部61に接触して、変位が止められる。そのため、図1に示すように、先端部55は、突出部61の下側に隣接した受部62に接触した状態が保たれる。これにより、支持部60の受部62にはばね部51の先端部55が接触して、基部23の溝24には枠体52の第二の端縁520が接触するので、支持体68は、可動ばねブロック50に挟まれた状態で可動ばねブロック50を支持する。
ところで、先端部55が受部62に接触してから、さらに押込みピン80を下降させた場合、図8に示すように、受部62の下方に位置する隣接部63に先端部55が接触する範囲で、適当な位置で押込みピン80の下降を停止して上昇させ、本工程を終了する。すると、ばね部51の弾性変形により、先端部55は隣接部63に沿って上向きに変位する。そして、先端部55は、受部62の溝に入って変位が止まる。受部62において先端部55の変位が止まらない場合であっても、先端部55が突出部61に接触して、突出部61により先端部55の変位が止められるため、図1に示すように、先端部55は、突出部61の下側に隣接した受部62に接触した状態が保たれる。これにより、支持体68は、可動ばねブロック50に挟まれた状態で可動ばねブロック50を支持する。
上述の通り、先端部55が受部62より下方の隣接部63まで行き過ぎた場合であっても、先端部55は受部62に接触した状態に保たれる。そのため、押込みピン80による押込み長は、押込み操作の終了時に先端部55が受部62にちょうど接触するよう調整されることを必ずしも要しない。すなわち、押込みピン80の押込み長は、押込み操作により先端部55が受部62または受部62より下方の隣接部63に接触させることを目標として、押込みピン80の下端が受部62より下方に位置するように調整される。
また、スイッチ10は、製造ロットごとに受部62の位置が変更されることがある。その場合は、受部62の位置が最も下方に設計されるときの受部62の位置よりも下方に、押込みピン80の下端が位置するように、押込みピン80による押込み長を決定する。これにより、製造ロットごとに受部62の位置が異なっていても、同一の押込み長によって先端部55を受部62に接触させることができる。
また、受部62よりも下方に行き過ぎたばね部51の先端部55が隣接部63に接触するとき、ばね部51は、隣接部63から圧力を受けて変形する。上述の通り、受部62を基準とした隣接部63の高さH2は、受部62を基準とした突出部61の高さH1より低い。隣接部63の高さH2が高い場合よりも、本実施形態のように隣接部63の高さH2が低い場合の方が、ばね部51は変形が抑えられて自然長に近くなり、下方に行き過ぎたばね部51が隣接部63を押す力が減少する。よって本実施形態では、ばね部51が弾性により上向きに変位しようとする際に、ばね部51が上向きに変位することを妨げる方向に、隣接部63と先端部55との間で働く摩擦力が小さく、先端部55は受部62に向かって円滑に変位する。
次に、本実施形態との比較例について、図面を用いて説明する。図11は、本実施形態のボディブロック220から突出部61を欠いたボディブロック220a及び可動ばねブロック50aの構成を示す。なお、図11に示す状態は、本実施形態に係る図1に示す状態と対応する。可動ばねブロック50aの第二の端縁520aが、基部23aに設けられた溝24aにはめ込まれた状態において、図9(図6に対応)に示すように、ばね部51aは先端部55aが、支持部60aにおける突出位置65aに接触している。ここで、ばね部51aの先端部55aを受部62aに接触させるために、ばね部51aを押し込む操作を行う。図10(図7に対応)に示すように、上下方向に立てた押込みピン80aを、ボディブロック220aの上側から下降させて、枠体52aの有する第一の開口56aに挿入し、ばね部51aを下向きに押し込む。上記の押込み操作により、ばね部51aの先端部55aは下向きに変位する。押込みピン80aの下端の上下方向の位置が、受部62aよりも下になるまで押込みピン80aを下降させると、先端部55aは、突出位置65aよりさらに下に変位して、図11に示すように、受部62aに接触する。
ここで押込みピン80aによる押込み操作を終了すれば、先端部55aは受部62aに接触しているので、支持体68aは、可動ばねブロック50aに挟まれた状態で可動ばねブロック50aを支持することができる。しかしながら、押込み操作を、先端部55aが正確に受部62aに位置する状態で終了しなければならず、そのような適切な押込み長の範囲は比較的狭く、調整が難しい。
もし、押込み長が過大であると、図11に示すように、先端部55aが受部62aに接触した後、図12(図8に対応)に示すように、先端部55aは受部62aの下方の隣接部63aに接触する。その後、ばね部51aが弾性変形することにより、先端部55aは上向きに変位する。先端部55aが受部62a位置するときに先端部55aの変位が止まらないで、図9に示すように、先端部55aが上方に戻り過ぎてしまい、先端部55aを受部62aに接触させることができない場合がある。このような場合は、支持体68aは、可動ばねブロック50aに挟まれた状態で可動ばねブロック50aを支持することができない。
(動作)
上記のように、支持体68が、可動ばねブロック50に挟まれた状態で可動ばねブロック50を支持することによって、可動ばねブロック50はスナップアクション機構を形成する。以下に可動ばねブロック50のスナップアクション機構について具体的に説明する。図2で、キャップ21がボディ22に取り付けられた状態において、押ボタン70の固形部71が押されていないときは、枠体52に設けられた可動導電部材402における上側の可動接点401は、常閉側導電部材305における常閉固定接点301に接している。そのため、可動接点端子40と常閉固定接点端子30とが電気的に接続している。ここで、押ボタン70の固形部71を押し下げて、枠体52の作用部59に力を作用させると、枠体52は、第二の端縁520を軸に、図1における時計回りに回転する。可動接点401は常閉固定接点301から離れて下向きに変位し、可動導電部材402における下側の可動接点401は、常開固定接点311に接触する。これにより、可動接点端子40と常開固定接点端子31とが電気的に接続される。その後、押ボタン70の固形部71を押している力を取り除くと、押ボタン70の固形部71は周囲の弾性部72の弾性により上昇する。作用部59には力が作用しなくなる。これにより、枠体52は、第二の端縁520を軸に、図1における時計と逆回りに回転するので、可動接点401は常開固定接点311から離れて上向きに変位し、可動導電部材402における上側の可動接点401は、再び常閉固定接点301に接触する。
(効果)
本発明の実施形態に係るスイッチ10は、上記のように、支持部60から突出する突出部61を有し、突出部61は受部62に隣接し、突出部61は、受部62に対して、ボディ22が位置する側とは反対側(下側)に設けられている。上記構成において、可動ばねブロック50に支持体68が挟まれた状態で支持体68に可動ばねブロック50を支持させる際、ばね部51を押込みピン80で押し込んで、ばね部51の先端部55を受部62又は隣接部63に接触させる。すると、隣接部63から上向きに変位しようとする先端部55は、突出部61に接触して変位が止まるので、先端部55を受部62に接触させることができる。すなわち、ばね部51の先端部55を、受部62に接触させるほか、隣接部63に接触させても、先端部55を受部62に接触させることができるので、押込み操作が容易である。
また、ロットごとに受部62の位置が異なっていても、同一の押込み長によって先端部55を受部62に接触させることができる。特に、本実施形態のスイッチ10は、ボディブロック220や可動ばねブロック50のロットごとのマッチングにより商品特性が変化するので、ロットごとに受部62の位置を上下に変更する必要があって、上記の効果を発揮することができる。
また、受部62の位置よりも下方に、押込みピン80の下端が位置するように、押込みピン80による押込み長が決定されることによって、ワークに寸法などのばらつきがある場合にも、ばね部51の先端部55を支持部60の受部62に接触させやすい。
また、本実施形態のスイッチ10が自動車部品などに用いられた場合、外部からの過大な振動や衝撃によって先端部55が受部62から外れようとするときであっても、突出部61が障壁となるので、先端部55が受部62から外れにくい。
ところで、本実施形態のスイッチ10では、支持部60における受部62が溝である。これにより、押込みピン80により押し下げられた先端部55は、溝である受部62に挿入されるので、受部62に接触した先端部55が外れにくい。
また、本実施形態のスイッチ10では、突出部61は受部62との間の上下方向の距離が小さい部分ほど、突出部61が突出する向き(右向き)における、受部62を基準とした高さH1が高い。上記構成によれば、ばね部51の先端部55を受部62に接触させる工程において、押込みピン80でばね部51を変位する際、図6に示すように先端部55の位置が受部62より上方であるとき、先端部55は突出部61の傾斜に沿って変位する。そのため、先端部55の変位が容易となる。
また、本実施形態のスイッチ10では、支持部60において隣接部63が受部62に対して下側に位置するが、突出部61が突出する向き(右向き)において、隣接部63の高さH2は、突出部61の高さH1よりも低い。上記構成によれば、押込みピン80により押し下げられたばね部51の先端部55が、受部62に対して下方の隣接部63へ行き過ぎた場合に、ばね部51が弾性により上向きに変位することを妨げる方向に、隣接部63と先端部55との間で働く摩擦力が小さい。そのため、先端部55は円滑に上向きに、受部62に向かって変位する。
(変形例)
本実施形態の変形例として、支持部60における受部62は、隣接部63と一様な平面であってもよい。すなわち、受部62は溝ではなくてもよい。
あるいは、突出部61が突出する向きの、突出部61の高さH1は、突出部61の全ての部分で等しくてもよい。すなわち、突出部61は、受部62に近い部分ほど、突出部61の高さH1が高い形状ではなくてもよい。
あるいは、支持部60は、受部62より下側に位置する隣接部63上に、右向きに隆起した部分を有してもよい。
上記の各構成であっても、突出部61が支持部60に設けられていることによって、ばね部51が押し込まれてばね部51の先端部55が下方に行き過ぎた場合に、先端部55が受部62より上方に変位することが妨げられ、先端部55は受部62に接触できる。
また、固定接点は常閉固定接点301または常開固定接点311のいずれか一方のみが設けられていてもよい。つまり、スイッチ10の接点方式は、c接点に限定されず、a接点であっても、b接点であってもよい。
また、スイッチ10は片切りスイッチに限定されず、両切りスイッチであってもよい。
また、開口部58は、第一の開口56及び第二の開口521が繋がっていて1つの開口となっていてもよい。その場合は、上記開口が設けられていない部分を押ボタン70が押すように、押ボタン70の形状や位置を決定すればよい。
また、押ボタン70に代えてヒンジレバーなどを用いたアクチュエータが用いられていてもよい。
なお、以上説明した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明はこれらの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
10 スイッチ
22 ボディ
24 溝(接触部)
301 常閉固定接点(固定接点)
305 常閉側導電部材(導電部材)
311 常開固定接点(固定接点)
312 常開側導電部材(導電部材)
401 可動接点
50 可動ばねブロック
51 ばね部
52 枠体
53 第一の端縁
55 先端部
58 開口部
59 作用部
520 第二の端縁
61 突出部
62 受部
63 隣接部
H1 高さ
H2 隣接部の高さ
68 支持体

Claims (4)

  1. ボディと、
    固定接点を有し前記ボディに固定されている導電部材と、
    前記ボディに固定されている支持体と、
    開口部を有する枠体、及びばね部を含む可動ばねブロックと、
    前記支持体から突出する突出部と、を備え、
    前記ばね部は、前記枠体における前記開口部の第一の端縁から、前記第一の端縁に向かい合う前記枠体における前記開口部の第二の端縁側へ延びて設けられており、
    前記支持体は、
    前記ばね部の先端部が接触する受部と、
    前記枠体における前記第二の端縁が接触する接触部と、を有し、
    前記可動ばねブロックに挟まれた状態で前記可動ばねブロックを支持し、
    前記枠体は、
    作用部と、
    前記作用部に作用する力によって変位し前記固定接点に接離する可動接点と、を有し、
    前記突出部は、前記受部に隣接し、前記受部に対して、前記ボディが位置する側とは反対側に設けられていることを特徴とするスイッチ。
  2. 前記受部は溝であることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. 前記突出部は、前記受部に近い部分ほど、前記突出部が突出する向きにおける、前記受部を基準とした高さが高いことを特徴とする請求項1又は2に記載のスイッチ。
  4. 前記支持体は、前記受部に隣接する隣接部を有し、
    前記隣接部は、前記受部に対して前記ボディが位置する側に位置し、
    前記突出部が突出する向きにおいて、前記受部を基準とした前記隣接部の高さは、前記受部を基準とした前記突出部の高さよりも低いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスイッチ。
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