JP2017190000A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Hatsuhiko Nishimura
初彦 西村
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Abstract

【課題】表示器が損傷する虞のないヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】HUD装置は、表示器11と調光回路15と判定部113と光源制御部115とを備える。表示器11は、光源11aと光源11aからの照明光を透過して表示光を形成するように光源11aの照明光の照射方向に配置された表示素子11bとを有する。調光回路15は、光源11aを調光する。判定部113は、車両内の運転者の存否を判定する。光源制御部115は、判定部113により車両内に運転者が居ると判定されると、調光回路15を制御して光源11aの照度を第1照度に設定し、判定部113により車両内に運転者が居ないと判定されると、調光回路15を制御して光源11aの照度を第1照度よりも低い第2照度に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
光源とこの光源からの照明光を受けて表示光を発する表示素子とを有する表示器と、当該表示光を反射させる凹面鏡とを備え、車両のフロントガラス等に表示光を投影することにより、車室内からフロントガラスを通じて見える実景に重畳する虚像を視認者に視認させるヘッドアップディスプレイ装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−75514号公報
ところで、運転者が夏季の気温が高い時期に、ヘッドアップディスプレイ装置へ電源が投入された状態で車両を直射日光が当たる場所に停車させて、暫く車両から離れる場合がある。この場合、ヘッドアップディスプレイ装置は、光源等から発せられる熱や凹面鏡を介して表示素子に入射する太陽光等の外光によって表示素子の温度が上昇し、表示素子(表示器)が損傷する虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、表示器が損傷する虞のないヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
光源と前記光源からの照明光を透過して表示光を形成するように前記光源の前記照明光の照射方向に配置された表示素子とを有する表示器と、
前記光源を調光する調光部と、
車両内の人の存否を判定する判定部と、
前記判定部により前記車両内に人が居ると判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を第1照度に設定し、前記判定部により前記車両内に人が居ないと判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を前記第1照度よりも低い第2照度に設定する光源制御部と、を備える。
本発明によれば、表示器が損傷する虞のないヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置が搭載された車両の模式図である。 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図である。 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置の一部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る制御装置が実行する光源照度制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図である。 実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ装置の一部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る制御装置が実行する傾き制御処理の流れを示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD(Head-Up Display)装置」と称する。)について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係るHUD装置は、例えば自動車に搭載されるものである。図1に示すように、車両1には、HUD装置100とともに、人感センサ2と、温度計3と、ECU(Electronic Control Unit)19と、が搭載されている。人感センサ2および温度計3は、車両1に搭載されたCAN(Control Area Network、図示せず)を介してECU19に接続されている。人感センサ2は、車両1内に設置された座席シート1bに設けられている。人感センサ2は、運転者Pが座席シート1bに着席すると、運転者Pが着座したことを検知する着座センサから構成されている。温度計3は、車両1内の温度を計測する。
ECU19は、車両1に搭載されたコンピュータである。ECU19は、人感センサ2の検出結果に係る人検知情報をCANへ送出する。
HUD装置100は、車両1内に運転者Pが居る場合に、表示光Lを車両1のフロントガラス(投射部材)1aに投影する。運転者Pは、フロントガラス1aに反射した表示光Lを受けて、フロントガラス1aを通して見える実景の対象物(例えば前方車両)に重畳する虚像Vを視認できる。
次に、HUD装置100の構成について説明する。
HUD装置100は、図2に示すように、筐体8と、表示器11と、平面鏡13と、凹面鏡(反射部材)14と、調光部の一例である調光回路15と、表示素子駆動部17と、制御装置10と、を備える。
筐体8は、箱状であり、表示器11と平面鏡13と凹面鏡14と調光回路15と表示素子駆動部17と制御装置10とを収納する。筐体8は、下ケース81と上ケース82とから構成されている。上ケース82の一部には、表示光L1を筐体8の内側から外側へ通過させるための開口部82aが設けられている。この開口部82aは、透光性カバー7で覆われている。筐体8は、黒色の合成樹脂から形成されている。
表示器11は、光源11aと、光源11aからの照明光を透過して表示光L1を形成するように光源11aの照明光の照射方向に配置された表示素子11bと、を有する。光源11aは、LED(Light Emitting Diode)を有する。表示素子11bは、例えばTFT(Thin Film Transistor)を用いたアクティブマトリクス型の液晶表示素子から構成される。
平面鏡13は、表示器11から出射される表示光L1を凹面鏡14へ反射する。この平面鏡13は、合成樹脂やガラス等から形成された平板状の基材の一表面に金属の反射膜が形成されたものである。
凹面鏡14は、表示光L1をフロントガラス1a(図1参照)へ向けて反射する。この凹面鏡14は、合成樹脂やガラス等から形成された基材の一表面に金属の反射膜が形成されたものである。
調光回路15は、DC−DCコンバータ等を有し、制御装置10から入力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号のデューティ比に応じて光源11aを調光する。
表示素子駆動部17は、制御装置10から入力される画像情報から画像信号を生成する信号生成部と、信号生成部から入力される画像信号に基づいて表示素子11bを駆動する駆動回路と、を有する。
制御装置10は、ECU19からCANを介して取得した人検知情報と、温度計3により計測された車両1内の温度情報と、に基づいて、調光回路15を制御する。また、制御装置10は、ECU19からCANへ送出される各種情報に基づいて画像情報を生成して表示素子駆動部17へ出力する。制御装置10は、図3に示すように、処理部101と記憶部102とを備える。処理部101は、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)とを有する。
記憶部102は、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されている。記憶部102は、温度計3で計測される車両1内の温度に対する温度閾値を示す情報と、2種類のPWM信号のデューティ比を示す情報と、を記憶する。2種類のデューティ比を示す情報は、車両1内に運転者Pが居る場合の光源11aの設定照度(第1照度)に対応する第1デューティ比を示す情報と、車両1内に運転者Pが居ない場合の光源11aの設定照度(第2照度)に対応する第2デューティ比を示す情報と、から構成される。第2デューティ比情報が示すデューティ比は、第1デューティ比情報が示すデューティ比に比べて小さい。また、記憶部102は、車両1内に運転者Pが居なくなってからの経過時間に対する基準時間を示す情報を記憶する。更に、記憶部102は、処理部101が実行するプログラムおよび各種パラメータ等を記憶している。
処理部101は、記憶部102が記憶するプログラムをRAMに読み出して実行することにより、画像生成部111、温度検出部112、判定部113、計時部114および光源制御部115として機能する。
画像生成部111は、ECU19から取得した各種車両情報に基づいて、画像情報を生成する。画像生成部111は、生成した画像情報を表示素子駆動部17へ出力する。
温度検出部112は、温度計3から制御装置10へ入力される温度計測信号から車両1内の温度を示す温度情報を判定部113へ通知する。
判定部113は、ECU19からCANを介して人検知情報を取得して車両1内の運転者Pの存否を判定する。また、判定部113は、記憶部102から温度閾値を示す情報を取得し、温度検出部112から通知される温度情報が示す車両1内の温度が、予め設定された温度閾値以上であるか否かを判定する。温度閾値は、表示素子11bに黒化現象が発生する温度より低く、例えば45℃に設定される。判定部113は、車両1内に運転者Pが居ない且つ車両1内の温度が予め設定された温度閾値以上であると判定すると、計時開始指令を計時部114へ通知する。そして、判定部113は、車両1内に運転者Pがおらず且つ車両1内の温度が予め設定された温度閾値以上である状態が予め設定された基準時間だけ継続したときに、光源11aの照度を変更するよう指令する照度変更指令を光源制御部115へ通知する。また、判定部113は、光源制御部115が光源11aを第2照度で点灯させているときに、車両1内に運転者Pが居ると判定したり、または車両1内の温度が温度閾値未満であると判定したりすると、照度変更指令を光源制御部115へ通知する。
計時部114は、判定部113から計時開始指令を受けると、制御装置10の内蔵クロック(図示せず)を用いて、判定部113により車両1内に運転者Pが居ないと判定されてからの経過時間の計時を開始する。計時部114は、計時する経過時間を判定部113へ通知する。
光源制御部115は、判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると、調光回路15を制御して光源11aの照度を第1照度に設定する。一方、光源制御部115は、判定部113により車両1内に人が居ないと判定されると、調光回路15を制御して光源11aの照度を第1照度よりも低い第2照度に設定する。ここで、第2照度は、例えば第1照度の20%に設定されている。より具体的には、光源制御部115は、判定部113から照度変更指令を受けたときに、調光回路15へ出力するPWM信号のデューティ比を変更する。光源制御部115は、調光回路15へ第1照度に対応する第1デューティ比のPWM信号を出力しているときに、判定部113から照度変更指令を受けると、PWM信号のデューティ比を第2照度に対応する第2デューティ比に設定する。一方、光源制御部115は、調光回路15へ第2照度に対応する第2デューティ比のPWM信号を出力しているときに、判定部113から照度変更指令を受けると、PWM信号のデューティ比を第1照度に対応する第1デューティ比に設定する。
次に、本実施の形態に係る制御装置10が実行する光源照度制御処理について図4を参照しながら説明する。この光源照度制御処理は、HUD装置100へ電源が投入されたことを契機として開始される。
まず、判定部113は、ECU19から人検知情報を取得し、取得した人検知情報の内容から車両1内に運転者Pが居ないか否かを判定する(ステップS1)。判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると(ステップS1:No)、再びステップS1の処理が実行される。
一方、判定部113は、車両1内に運転者Pが居ないと判定すると(ステップS1:Yes)、記憶部102から温度閾値を示す情報を取得し、温度検出部112から通知される温度情報が示す車両1内の温度が温度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS2)。判定部113により車両1内の温度が温度閾値未満であると判定されると(ステップS2:No)、再びステップS1の処理が実行される。
一方、判定部113により車両1内の温度が温度閾値以上であると判定されると(ステップS2:Yes)、計時部114へ計時開始指令を通知し、計時部114が経過時間の計時を開始する(ステップS3)。
次に、判定部113は、車両1内に運転者Pが居るか否かを判定する(ステップS4)。判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると(ステップS4:Yes)、再びステップS1の処理が実行される。このとき、計時部114は経過時間の計時を終了する。
一方、判定部113は、記憶部102から基準時間を示す情報を取得し、計時部114から通知される経過時間が基準時間に到達したか否かを判定する(ステップS5)。判定部113は、経過時間が基準時間に到達していないと判定すると(ステップS5:No)、再びステップS4の処理を実行する。一方、判定部113は、経過時間が基準時間に到達したと判定すると(ステップS5:Yes)、光源制御部115へ照度変更指令を通知する。そして、光源制御部115は、照度変更指令を受けると、調光回路15へ出力するPWM信号のデューティ比を第2デューティ比に設定することにより、光源11aの照度を第2照度に変更する(ステップS6)。
続いて、判定部113は、車両1内に運転者Pが居るか否かを判定する(ステップS7)。判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると(ステップS7:Yes)、後述のステップS9の処理が実行される。一方、判定部113は、車両1内に運転者Pが居ないと判定すると(ステップS7:No)、温度検出部112から通知される温度情報が示す車両1内の温度が温度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS8)。判定部113は、車両1内の温度が温度閾値以上であると判定すると(ステップS8:Yes)、再びステップS7の処理を実行する。
一方、判定部113は、車両1内の温度が温度閾値未満であると判定すると(ステップS8:No)、光源制御部115へ照度変更指令を通知する。そして、光源制御部115は、照度変更指令を受けると、調光回路15へ出力するPWM信号のデューティ比を第1デューティ比に設定することにより、光源11aの照度を第2照度よりも高い第1照度に設定する(ステップS9)。その後、再びステップS1の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るHUD装置100によれば、制御装置10は、車両1内に運転者Pが居ないことを検知した場合、光源11aの照度を低下させる。これにより、光源11aへ供給する電力を低減して光源11aで発する熱を抑制することができるので、光源11aで発する熱による表示素子11bの温度上昇を抑制することができる。したがって、光源11aおよび表示素子11bを備える表示器の光源11aでの発熱に起因して表示器11の表示品位の低下を抑制できる。
また、本実施の形態に係るHUD装置100によれば、制御装置10が表示素子11bで表示される画像を変更せずに、光源11aの照度だけを変更する。これにより、HUD装置100は、車両1に運転者Pが居ない場合に表示素子11bで表示される画像も変更する構成に比べて、運転者Pが車両1内に戻ってきたときの元の状態への復旧時間が短いという利点がある。
また、本実施の形態に係るHUD装置100によれば、制御装置10は、車両1内に運転者Pが居ないことを検知した場合でも、車両1内の温度が温度閾値以上のときにのみ、光源11aの照度を低下させる。これにより、例えば光源11aの照度を変更しなくても表示器11の温度を適正な温度に維持できる場合には、光源11aの照度が変更されないようにすることができる。従って、頻繁に照度変更が実行されることが抑制される。
更に、本実施の形態に係るHUD装置100によれば、制御装置10は、車両1内に運転者Pが居ない状態が予め設定された基準時間だけ継続した場合に光源11aの照度を低下させる。これにより、例えば、運転者Pが座席での姿勢を変えるために一時的に座席から腰を上げた場合に照度変更が実行されることが抑制される。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るHUD装置は、実施の形態1で説明したHUD装置100において、凹面鏡14の傾きを変更する機能が追加されたものである。図5に示すように、本実施の形態に係るHUD装置200においては、凹面鏡14は図5の紙面垂直方向に沿って延びる軸218aを中心に回転可能に支持機構(図示略)によって支持されている。また、HUD装置200は、凹面鏡14を軸218a周りに回転させる駆動部の一例である駆動機構218と、駆動機構218を制御する機能を有する制御装置210とを備える。なお、図5において実施の形態1に係るHUD装置100と同様の構成については同一の符号を付している。
駆動機構218は、凹面鏡14を軸218a周りに回転させることにより、凹面鏡14の傾きを変更する。駆動機構218は、凹面鏡14の傾きを、第1の傾きPos1と、第1の傾きPos1から軸218a周りに角度θだけ回転させてなる第2の傾きPos2と、のいずれかに変更する。凹面鏡14が第1の傾きPos1の場合、表示器11からの表示光L1は、平面鏡13および凹面鏡14を介してフロントガラス1aへ導かれ、外光は表示光L1を遡って表示器11に到達する。また、凹面鏡14が第2の傾きPos2の場合、表示器11からの表示光L1は、平面鏡13および凹面鏡14を介してフロントガラス1aとは異なる方向へ導かれ、外光は凹面鏡14および平面鏡13を介して表示器11に入射しなくなる。駆動機構218は、モータ(図示せず)と、モータの動力を軸218aに伝達するための歯車等を有する動力伝達部材(図示せず)と、モータと動力伝達部材とを支持する支持基体(図示せず)と、を備える。モータは、ステッピングモータから構成され、制御装置210から入力される制御信号に基づいて動作する。
制御装置210は、ECU19からCANを介して取得した人検知情報と、温度計3により計測された車両1内の温度を示す温度情報と、に基づいて、駆動機構218を制御する。制御装置210は、図6に示すように、処理部101と記憶部102とを備える。なお、図6において、実施の形態1と同様の構成については図3と同一の符号を付している。
記憶部102は、実施の形態1で説明した情報に加えて、凹面鏡14の傾きを、第1の傾きPos1と第2の傾きPos2との間で変更する際に駆動機構218へ出力する制御信号を生成するための情報を記憶する。この情報は、制御信号を構成するパルス信号のパターンやパルス数を示す情報から構成される。パルス数は、第1の傾きPos1から第2の傾きPos2へ変更する際の回転角度θから定まる。
処理部101は、記憶部102が記憶するプログラムをRAMに読み出して実行することにより、図6に示すように、画像生成部111、温度検出部112、判定部113、計時部114、光源制御部115および傾き制御部212として機能する。
判定部113は、車両1内に運転者Pが居ない且つ車両1内の温度が予め設定された温度閾値以上であると判定すると、計時開始指令を計時部114へ通知する。そして、判定部113は、計時部114から通知される経過時間に基づいて、車両1内に運転者Pがおらず且つ車両1内の温度が予め設定された温度閾値以上である状態が予め設定された基準時間だけ継続したと判定したとする。この場合、判定部113は、凹面鏡14の傾きを第2の傾きPos2に変更するよう指令する傾き変更指令を傾き制御部212へ通知する。また、判定部113は、凹面鏡14の傾きが第2の傾きであるときに、車両1内に運転者Pが居ると判定したり、または車両1内の温度が温度閾値未満であると判定したりすると、凹面鏡14の傾きを第1の傾きPos1に変更するよう指令する傾き変更指令を傾き制御部212へ通知する。
傾き制御部212は、判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると、駆動機構218を駆動して凹面鏡14を第1の傾きPos1にする。一方、傾き制御部212は、判定部113により車両1内に運転者Pが居ないと判定されると、駆動機構218を駆動して凹面鏡14を第2の傾きPos2にする。より具体的には、傾き制御部212は、判定部113から傾き変更指令を受けたときに、駆動機構218のモータを回転角度θだけ回転させるための制御信号を駆動機構218へ出力する。傾き制御部212は、凹面鏡14の傾きが第1の傾きである場合に傾き変更指令を受けると、凹面鏡14の傾きを第1の傾きPos1から第2の傾きPos2へ変更するための制御信号を駆動機構218へ出力する。一方、傾き制御部212は、凹面鏡14の傾きが第2の傾きである場合に傾き変更指令を受けると、凹面鏡14の傾きを第2の傾きPos2から第1の傾きPos1へ変更するための制御信号を駆動機構218へ出力する。
次に、本実施の形態に係る制御装置10が実行する光源照度制御処理について図7を参照しながら説明する。この傾き制御処理は、HUD装置100へ電源が投入されたことを契機として開始される。また、傾き制御処理は、実施の形態1で説明した光源照度制御処理と並行して実行される。
まず、ステップS201からステップS205までの処理が実行される。このステップS201からステップS205までの処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS1からステップS5までの処理と同様である。
ステップS5の処理において、判定部113は、経過時間が基準時間に到達したと判定すると(ステップS5:Yes)、傾き制御部212へ傾き変更指令を通知する。そして、傾き制御部212は、傾き変更指令を受けると、駆動機構218へ制御信号を出力して、凹面鏡14の傾きを第2の傾きPos2(図5参照)に変更する(ステップS206)。
続いて、判定部113は、車両1内に運転者Pが居るか否かを判定する(ステップS207)。判定部113により車両1内に運転者Pが居ると判定されると(ステップS207:Yes)、後述のステップS209の処理が実行される。一方、判定部113は、車両1内に運転者Pが居ないと判定すると(ステップS207:No)、温度検出部112から通知される温度情報が示す車両1内の温度が温度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS208)。判定部113は、車両1内の温度が温度閾値以上であると判定すると(ステップS208:Yes)、再びステップS7の処理を実行する。
一方、判定部113は、車両1内の温度が温度閾値未満であると判定すると(ステップS208:No)、傾き制御部212へ傾き変更指令を通知する。そして、傾き制御部212は、傾き変更指令を受けると、駆動機構218へ制御信号を出力して、凹面鏡14の傾きを第1の傾きPos1(図5参照)にする(ステップS209)。その後、再びステップS1の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るHUD装置200によれば、制御装置210が、判定部113により車両1内に運転者Pが居ないと判定されると、凹面鏡14の傾きを外光が表示器11へ入射しなくなる傾きに変更する。これにより、表示器11へ入射する外光を遮断して外光の熱による表示素子11bの損傷を抑制することができる。つまり、外光の熱に起因した表示器11の損傷を抑制できる。
また、本実施の形態に係るHUD装置200によれば、制御装置210が、判定部113により車両1内に運転者Pが居ないと判定された場合でも、車両1内の温度が温度閾値以上のときにのみ、凹面鏡14の傾きを変更する。これにより、例えば凹面鏡14の傾きを変更しなくても表示器11の温度を適正な温度に維持できる場合には、凹面鏡14の傾きを変更する動作が行われないようにすることができる。従って、凹面鏡14の傾きを変更する動作の頻度を低減でき、駆動機構218への負荷を低減できる。
更に、本実施の形態に係るHUD装置200によれば、制御装置210が、車両1内に運転者Pが居ない状態が予め設定された基準時間だけ継続した場合に凹面鏡14の傾きを変更する。これにより、凹面鏡14の傾きを変更する動作の発生頻度を低減することができるので、駆動機構218への負荷を低減できる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、人感センサとして、平面鏡13が配置された位置から凹面鏡14に向けて赤外線を出射する光源と、座席シート1bに着座した運転者Pで反射されて戻ってくる赤外線を受光する受光部と、を備えた赤外線センサを採用してもよい。或いは、人感センサ2として、HUD装置100の筐体8における座席シート1bに対向する部分に設けられた超音波出力装置と、座席シート1bに着座した運転者Pで反射されて戻ってくる超音波を受信するマイクロフォンと、を備える超音波センサを採用してもよい。
また、各実施の形態において、人感センサとして、車両1内を撮像するカメラと、カメラの撮像画像を解析して車両1内の運転者Pの存否を判定する画像解析装置と、を備える構成であってもよい。この場合、画像解析装置が、車両1内の運転者Pの存否の判定結果をECU19へ送信し、ECU19が、この判定結果に基づいて人検知情報を生成するようにすればよい。
更に、各実施の形態において、人感センサとして、運転者が携帯するキー端末から送信される信号を受信する受信機を備える構成であってもよい。この受信機としては、例えばスマートエントリー機能を有する車両1に搭載された受信機が挙げられる。この場合、ECU19は、受信機がキー端末から送信される信号を受信しているか否かに応じて人検知情報を生成するようにすればよい。或いは、各実施の形態において、人感センサとして、運転者が携帯するスマートフォンとの間でBluetooth(登録商標)等の規格に基づいた短距離無線通信を行う通信機を備える構成であってもよい。この場合、ECU19は、通信機がスマートフォンとの間で通信可能な状態であるか否かに応じて人検知情報を生成するようにすればよい。或いは、各実施の形態において、人感センサとして、ICカードが挿入可能なスロットを有するICカード読み取り機を備える構成であってもよい。この場合、ECU19は、ICカードがICカード読み取り機のスロットに挿入されているか否かに応じて人検知情報を生成するようにすればよい。
各実施の形態では、ECU19が、人感センサ2の検出結果に応じて車両1内の運転者Pの存否を判定して人検知情報を生成する例について説明した。但し、ECU19が人検知情報を生成する際に用いる情報は、人感センサ2の検出結果に限定されるものではない。例えば、ECU19は、車両1のドアが解錠された後、ドアが開き、その後、ドアが閉じるという一連の動作が検知された場合に、車両1内に運転者Pが居るとして人検知情報を生成する構成であってもよい。また、ECU19は、車両1のイグニッションキーがオフされた後、ドアが開き、その後、ドアが閉じるという一連の動作が検知された場合に、車両1内に運転者Pが居ないとして人検知情報を生成する構成であってもよい。
各実施の形態では、HUD装置100が、人感センサ2による車両1内の運転者Pの存否を示す人検知情報をECU19から取得する例について説明した。但し、これに限らず、例えば、HUD装置100に人感センサが接続されており、HUD装置100が、人感センサによる検出結果を直接取得する構成であってもよい。
また、各実施の形態では、温度検出部112が、温度計3から制御装置10へ入力される温度計測信号から温度情報を得る例について説明した。但し、これに限らず、例えばECU19が、温度計3から温度計測信号を取得して温度情報を生成して制御装置10へ出力する構成であってもよい。この場合、温度検出部112は、ECU19から制御装置10へ入力される温度情報を取得すればよい。
また、各実施の形態において、人感センサは、運転車Pが車両1のステアリングを把持した際に、車両1のステアリングに設けられた2つの電極間の抵抗値に基づいて運転者Pを検出する構成であってもよい。この人感センサは、運転者Pがステアリングに設けられた2つの電極に接触したときの2つの電極間の抵抗値の変化に基づいて運転者Pを検出する。
更に、実施の形態2では、傾き制御処理が光源照度制御処理と並行して実行される例について説明したが、これに限らず、例えば傾き制御処理のみが実行され光源制御処理が実行されない構成であってもよい。
また、実施の形態1では、第2照度が第1照度の20%に設定されている例について説明したが、これに限らず、例えば第2照度が0%であってもよい。即ち、光源制御部115は、調光回路15へ第1照度に対応する第1デューティ比のPWM信号を出力しているときに、判定部113から照度変更指令を受けると、調光回路15へのPWM信号の出力を停止し、光源11aを消灯させる構成であってもよい。
また、各実施の形態において、画像生成部111が、判定部113により車両1内に運転者Pが居ないと判定されると、予め設定された画像情報を表示素子駆動部17へ出力する構成であってもよい。ここで、予め設定された画像情報として、例えば表示素子11bへ入射する光を反射する全面白色の画像に対応する画像情報を採用してもよい。
更に、各実施の形態において、平面鏡13が省略された構成であってもよい。そして、凹面鏡14が、表示器11(表示素子11b)に対向するように配置され、表示器11から出射される表示光L1が、直接凹面鏡14で反射される構成としてもよい。
また、各実施の形態では、車両1内の温度を計測する温度計3を備える構成について説明したが、これに限らない。例えば、温度計が、表示素子11bの周囲或いは光源11aが実装された基板(図示せず)に配設されたサーミスタから構成され、表示素子11bの周囲や基板の温度を計測するものであってもよい。この場合、HUD装置100、200内の温度をより正確に計測することが可能となる。
更に、各実施の形態において、光源11aはLEDに限定されるものではなく半導体レーザ等の他の種類の光源から構成されていてもよい。
また、各実施の形態において、表示器11は、液晶表示素子で構成された表示素子11bを備える構成に限定されるものではない。例えば表示器11が、半導体基板上に形成された可動式のマイクロミラーに光を照射しマイクロミラーで反射された光を投影するDMD(Digital Micromirror Device)等の画像表示素子を備えるものであってもよい。
1:車両、1a:フロントガラス、1b:座席シート、2:人感センサ、3:温度計、7:透光性カバー、8:筐体、10,210:制御装置、11:表示器、11a:光源、11b:表示素子、13:平面鏡、14:凹面鏡、15:調光回路、17:表示素子駆動部、19:ECU、81:下ケース、82:上ケース、82a:開口部、100,200:HUD装置、101:処理部、102:記憶部、111:画像生成部、112:温度検出部、113:判定部、114:計時部、115:光源制御部、212:傾き制御部、218:駆動機構、218a:軸、L1:表示光、Pos1:第1の傾き、Pos2:第2の傾き、V:虚像

Claims (3)

  1. 光源と前記光源からの照明光を透過して表示光を形成するように前記光源の前記照明光の照射方向に配置された表示素子とを有する表示器と、
    前記光源を調光する調光部と、
    車両内の人の存否を判定する判定部と、
    前記判定部により前記車両内に人が居ると判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を第1照度に設定し、前記判定部により前記車両内に人が居ないと判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を前記第1照度よりも低い第2照度に設定する光源制御部と、を備える、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記判定部は、更に、前記車両内の温度が予め設定された温度閾値以上であるか否かを判定し、
    前記光源制御部は、前記判定部により前記車両内に人がおらず且つ前記車両内の温度が前記温度閾値以上であると判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を前記第2照度に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記光源制御部は、前記判定部により前記車両内に人がおらず且つ前記車両内の温度が前記温度閾値以上である状態が予め設定された基準時間以上の時間だけ継続したと判定されると、前記調光部を制御して前記光源の照度を前記第2照度に設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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