JP2017189383A - 医用レポート作成装置およびその制御方法 - Google Patents

医用レポート作成装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】項目間の関係が定義された構造化された医用レポート作成支援装置を提供する。【解決手段】項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置1は、医用レポートに含まれている第1の項目と第2の項目を選択し、選択された第1および第2の項目の属性と、第1または第2の項目に記載されている病変とに基づいて、それら第1と第2の項目の間の関係の種類を決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、医用レポート作成装置およびその制御方法に関する。
CT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)等の画像の観察結果である所見や、その所見から導かれる診断結果などが記載された読影レポートが作成されている。昨今では、情報システムの導入により、読影レポートは紙媒体ではなく電子的に記録・管理されており、日々大量のデータが医療情報として蓄積されている。この大量のデータをコンピュータが適切に理解することができれば、データ分析や機械学習などに二次利用することができる。
一般に、読影レポートは自然言語による自由記述である。この様な一般的な読影レポートでは、画像検査ごとにレポートが一つ作成され、その中には、所見、診断という記載欄がそれぞれ用意される。また、一回の読影で何か一つの項目だけを扱うことは珍しく、複数のものを扱うことが多い。その結果、所見及び診断の各々の記載欄には、複数の項目が記載されることとなる。
しかし、一つの欄に複数の項目が記載された場合に、所見欄に記載された複数の項目のどれと、診断欄に記載された複数の項目のどれが関係しているかを明示する仕組みはない。人間であれば文章を解読することで大体の対応関係を把握することは可能であるが、システムが把握することは困難である。また、システムがどの項目とどの項目が繋がっているかを認識できたとしても、それらの項目がどのような関係性によって繋がっているかを認識することも大切である。たとえば、所見欄の「腫瘤性病変」と診断欄の「肺癌」という記載が対応づいている場合と、所見欄の「腹水」と診断欄の「肝硬変」という記載が対応づいている場合においては、それらの関係性は異なる。前者は自然文で記載すると「この腫瘤性病変は肺癌である」のようになる。つまり、診断欄に記載された疾患名は、所見欄に記載された内容自体を示している。一方、後者は自然文で表現すると「この腹水は肝硬変が原因である」の様になる。つまり、診断欄に記載された疾患名が原因で、所見欄に記載された内容が副次的に発症したことを示している。このように、同じ所見欄と診断欄に記載された項目の組み合わせでも、その間の関係の種類は明らかに異なる。
レポートに記載された情報を二次利用する際には、コンピュータが情報を認識・処理することに備えて、どの項目がどの項目と繋がっているかという情報と、項目間の関係を示す種類とを予め記憶しておくことは、非常に有用である。また、二次利用される情報は医学的な整合性が予め担保されたものであることが好ましく、レポート記載内容の整合性をチェックする仕組みも必要とされている。レポート記載内容の整合性をチェックする技術として特許文献1と特許文献2がある。特許文献1の読影レポート作成支援装置では、レポートシステムに入力された内容を解析し、解析結果に基づいてレポートに記載されるべき項目を必須要件リストとして作成する。必須要件リストにて記載がされていない項目を予め通知することで整合性のとれたレポートを作成することができる。特許文献2の病理診断報告書作成支援装置では、所見情報と診断情報の内容がそれぞれ悪性または良性のどちらに分類されるかを判定し、所見情報と診断情報で分類結果が異なる場合に通知することで、医学的に整合性のあるレポートの作成を支援する。
特開2009-93568号公報 特開2015-95248号公報
項目間の関係の種類を明確に区別して記憶するために、ユーザが項目間の関係の種類を都度指定することはレポート作成効率の低下につながる。また、項目間の関係に関して整合性のとれた情報であるかをチェックする手段も提案されていない。特許文献1では、必須記入要件の記述漏れを防止することができるが、項目(要件)間の関係に関する情報に関してはサポートされていない。また、特許文献2では、所見情報と診断情報の記載内容の矛盾を防止できるが、記載項目間の関係の種類に関する事前チェックはできていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、項目間の関係が定義された構造化された医用レポートの作成を効率化することを目的とする。
上記の課題を解決するための、本発明の一態様に係る医用レポート作成装置は、以下の構成を備える。すなわち、
項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置であって、
前記医用レポートに含まれている第1の項目と第2の項目を選択する選択手段と、
前記第1の項目および前記第2の項目の属性と、前記第1の項目または前記第2の項目に記載されている病変とに基づいて前記第1の項目と前記第2の項目の間の関係の種類を決定する決定手段と、を備える。
本発明によれば、項目間の関係が定義された構造化された医用レポートの作成が効率化される。
第1実施形態による読影レポート作成システムの構成の一例を示す図。 第1実施形態による読影レポート作成装置の構成の一例を示す図。 読影レポート作成装置で作成されるレポートの概念の一例を示す図。 読影レポートを構成する項目及び関係情報のデータベース保存形式の一例を示す図。 第1実施形態の読影レポート作成装置の機能の一例を示す図。 読影レポート作成装置のGUIの一例を示す図。 レポート項目間の関係の種類を自動的に決定する処理の手順の一例を示す図。 病変の種類を分類する処理の手順の一例を示す図。 所見項の記載対象である病変を示すキーワードと、病変の種類のマッピングテーブルの一例を示す図である。 病変の種類の定義の一例を示す図である。 所見項目と診断項目間の関係の種類を手動で指定する手順の一例を示す図である。 所見項目と診断項目間の関係の種類の不整合チェックの手順の一例を示す図である。 病変の種類ごとの性質の例を示す図。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態にについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は以下に示された構成に限定されるものではない。なお、以下では読影レポートの作成を行う読影レポート作成装置を説明するが、作成の対象は読影レポートに限られるものではない。本発明は、項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられた構造を有する医用レポート(読影レポートや診断レポートなど)を作成するための医用レポート作成支援装置に適用できる。
<第1実施形態>
第1実施形態の読影レポート作成装置は、例えば病院などの医療機関内に構築される。図1は、第1実施形態による読影レポート作成システムの構成例を示す図である。読影レポート作成装置1は読影医が読影対象の画像を閲覧し、読影レポートを作成するための装置である。読影レポート作成装置1は院内のローカルエリアネットワーク10を介して院内システムと接続されている。院内システムは、例えば、HIS2、RIS3、医用画像撮影装置4、PACS5を含む。HIS2(Hospital Information System)は、医療事務会計システム、診療予約システム、診療情報システムなどを含む包括的なシステムである。また、HIS2は電子カルテデータベース(以下、電子カルテDB6)や読影レポートデータベース(以下、読影レポートDB7)を有する。電子カルテDB6には、患者の診療情報を記録した電子カルテが保管される。読影レポートDB7には読影医が作成した読影レポートおよびそれに関する情報が保管される。RIS3(Radiology Information System)は、放射線機器による検査と治療の予約、検査結果の管理、材料在庫管理などを行うためのシステムである。なお、読影レポートDB7がRIS3によって管理される場合もある。
医用画像撮影装置4は、CT(Computed Tomography)装置、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)、超音波診断装置、PET(Positron Emission Tomography)装置などの総称である。PACS5(Picture Archiving and Communication System)は、医用画像撮影装置4によって撮影された医用画像を電子的に保存、検索、通信するためのシステムである。PACS5は医用画像の保存先として医用画像データベース(以下、医用画像DB8)を備える。病変種別データベース(以下、病変種別DB)には、病変の種類を分類する際に使用するデータが保存されている。
図2は読影レポート作成装置1の具体的な構成例を示すブロック図である。入力デバイス11はマウスやデジタイザ等であり、読影レポート作成装置1にユーザの指示を入力するために用いられる。出力デバイス12は装置の状態や処理内容を表示するLED(Light Emitting Diode)や液晶パネル等である。CPU(Central Processing Unit)13は二次記憶装置15に保存されているプログラムを一次記憶装置14に読み込む。更に、CPU13は読み込んだプログラムを解釈・実行することで装置内の各種制御や計算、UI(User Interface)の表示を実施する。
一次記憶装置14は主にRAM(Random Access Memory)などのメモリである。二次記憶装置15には読影レポート作成装置1を動作させるために必要な医用レポート作成プログラムが保存されている。二次記憶装置15は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体がこれに当たるが、本実施形態は特定の記憶媒体に依存しないことは言うまでもない。一般的に一次記憶装置14の容量は二次記憶装置15の容量より小さく、一次記憶装置14に格納しきれないプログラムやデータ等は二次記憶装置15に格納される。また、長時間記憶しなくてはならないデータ等も二次記憶装置15に格納される。通信インターフェース16は院内のローカルエリアネットワーク10に繋がっており、院内の各種システム/装置との間の通信を実現する。
図3は、第1実施形態の読影レポート作成装置1で作成されるレポートの概念を表す図である。読影レポート作成装置1で作成されるレポートは、複数のレポート項目と、レポート項目間の関係情報とにより構成される。図3において、レポート項目が枠71で示されている。レポート項目は、その内容に応じて部位、所見、診断および処置の4種類の属性のいずれかに分類される。
属性が部位であるレポート項目には、体の部位を特定することのできる文章や画像が入力される。部位のレポート項目へ入力される画像とは、例えば読影対象の画像のソフトコピーや、読影対象の画像へアクセスするためのアドレス情報である。このとき、画像を閲覧する際に適用する画像処理のパラメータ等を合わせて入力しても良い。属性が所見であるレポート項目には、一つの病変を説明する文章が入力される。属性が診断であるレポート項目には、一つの疾病を説明する文章が入力される。属性が処置であるレポート項目には、一つ以上の処置を説明する文章が入力される。
レポート項目間の関係を表す関係情報は、関係性に応じて「対応関係」、「同一関係」および「原因/結果の関係(以下、因果関係)」の3種類に分類される。図3において、対応関係は一重線72、同一関係は二重線73、因果関係は矢印線74で示されている。対応関係は、2つのレポート項目が相互に関係している事を意味する。同一関係は二つのレポート項目が同じものを示していることを意味する。因果関係は、2つのレポート項目が原因と結果という関係で結ばれている事を意味する。一つのレポート項目は、他の複数のレポート項目と関係を持つことができる。すなわち、レポート項目間の関係は多対多の関係となる。
図5は、本実施形態に係る読影レポート作成装置1の主要な機能を説明するための機能ブロック図である。画像閲覧部101は、読影対象となる画像を、PACS5を介して医用画像DB8から読み出し、出力デバイス12に表示する。また、入力デバイス11を介した読影医の操作に応じて、表示画像の変更、画像処理の適用等、画像閲覧に関する様々な処理を実行する。項目作成部102はレポート項目を作成し、レポート項目を一意に識別するIDと、レポート項目が属するレポートを一意に識別するためのレポートID、項目の属性(以下、項目の種類ともいう)を自動的に付与して図4(a)に示す項目テーブル701に保存する。
項目内容編集部103は、ユーザ操作に応じてレポート項目の内容を編集し、編集結果を項目テーブル701の該当箇所へ保存する。関係情報作成部104は、任意のレポート項目間の関係情報を作成する。関係情報は、図4(b)に示されるように、関係情報を一意に識別するための関係IDと、2つのレポート項目のID(ID1とID2)と、それら項目間の関係の種類で構成される。関係情報作成部104は、選択された2つのレポート項目間の関係の種類を自動的に決定する。関係の種類の決定方法については、図7のフローチャートを参照して後述する。関係情報保存部105は、関係情報作成部104で作成された関係情報を、図4(b)に示すような関係テーブル702に保存する。なお、関係の種類が因果関係である場合には、レポート項目ID1が原因、レポート項目ID2が結果となるように保存される。
病変種別決定部106は、所見項目の記載対象である病変を既定の種別(本実施形態では限局性病変または非局所性病変)に分類する。記憶部107は項目テーブル701、関係テーブル702を一時的に記憶する。なお、後述の説明の都合上、関係テーブル702の保存時には関係IDが常時連番となるように値が振られるものとする。関係情報提示部108は、関係テーブル702の内容に従って、たとえば上述の一重線72、二重線73、矢印線74を用いて、レポート項目間の関係を出力デバイス12に表示する。レポート保存部109は、項目テーブル701、関係テーブル702の内容を、レポートデータとしてHIS2を介して読影レポートDB7へ保存する。なお、項目テーブル701、関係テーブル702と同等の情報を持つものであれば、レポートデータの形式は問わない。例えば、XML等で定義されたレポートデータのフォーマットに変換して保存しても良い。
図6は、第1実施形態に係る読影レポート作成装置1の表示制御により提供されるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)の一例の概要を示す図である。図6ではレポート入力画面の一例が示されている。画像閲覧部101は、医用画像の閲覧画面131には、読影対象となる画像を表示する。画像閲覧部101は、閲覧画面131に対する操作に応じて各種の閲覧機能を実現する。患者情報表示エリア132には、読影対象となる画像の被写体である患者の患者情報が表示される。例えば、患者ID,名前,年齢,過去の病歴等が患者情報に該当する。依頼情報表示エリア133には、依頼元の部門情報や依頼された検査,依頼医からの依頼内容が表示される。
レポート作成エリア134は、項目の種類(属性)に対応して、部位,所見,診断,処置のエリアに分割されており、各エリアにはレポート項目の内容を入力するための入力枠135と、入力枠135を追加するための追加ボタン136が表示されている。入力枠135は一つのレポート項目と対応づいており、項目内容編集部103は、その内容の編集操作を受け付ける。なお、入力枠135には項目ごとの記載内容が表示され、関連付けられた入力枠間の連結が、項目間について決定されている関係の種類(対応関係、同一関係、因果関係)を識別可能な形態で表示される。項目内容編集部103は、入力枠135に対する操作に応じて、読影レポートの編集機能を実現する。追加ボタン136が押下されると、項目作成部102が、新規のレポート項目を作成するとともに、作成したレポート項目に対応する入力枠135を表示する。なお、追加ボタン136は項目の種類(部位,所見,診断,処置)毎に用意されており、項目作成部102は、押下されたボタンに応じて対応する種類のレポート項目を作成する。
なお、入力枠の追加は入力デバイス11を介したキー操作により行われても良い。例えば、所見のレポート項目の内容を編集中にTABキーを押下することで、診断のレポート項目を作成しても良い。同様に、所見のレポート項目の内容を編集中にリターンキーを2回連続で押下することで、別の所見のレポート項目を作成するようにしても良い。また、編集対象の入力枠135は、入力デバイス11を介して選択される。複数の入力枠を同時に選択できるようにしてもよい。また、後述するように、項目間の関連付けを行いその種類を定義することにより、構造化された読影レポートが生成される。
選択した入力枠が他の入力枠へドラッグ&ドロップされると、ドラッグ元の入力枠に対応するレポート項目とドロップ先の入力枠に対応するレポート項目の間の関係付けが指示されたものとみなされる。このとき、関係情報作成部104および関係情報保存部105は、ドラッグ元とドロップ先のレポート項目間の関係を決定し、その関係情報を保存する処理を実行する。関係情報提示部108は、レポート作成エリア134において、関係情報作成部104によって決定されたレポート項目間の関係を、入力枠135間を結ぶ線の種類で明示する。上述したように、本実施形態では、関係の種類が対応関係である場合には、入力枠同士が一重線で接続され、同一関係である場合には、入力枠同士が二重線で接続される。また、関係の種類が因果関係である場合には、原因となるレポート項目の入力枠から結果となるレポート項目の入力枠へ向かう矢印線が表示される。
閲覧画面131からレポート作成エリア134へ画像がドラッグ&ドロップされると、項目作成部102は、部位のレポート項目を作成し、それに対応する入力枠を表示する。これと同時に、項目作成部102は、作成した部位のレポート項目と対応関係を持つ所見のレポート項目を作成し、その入力枠を表示する。また、閲覧画面131から、既に存在するレポート項目の入力枠135へ画像がドラッグ&ドロップされると、項目内容編集部103は、その画像のソフトコピーをドロップ先のレポート項目の内容として登録する。レポート保存ボタン137が押下されると、レポート保存部109が、作成中のレポートを読影レポートDB7へ登録する(項目テーブル701、関係テーブル702を更新する)。
図7は、関係情報作成部104による、レポート項目間の関係の種類を自動的に決定する処理の手順を表すフローチャートである。ここでは例として、入力枠135のドラッグ&ドロップによりレポート項目間の関係付けが指示された場合について説明する。なお、ドラッグ元のレポート項目、ドロップ先のレポート項目は共に複数選択されており、それぞれの集合におけるn番目のレポート項目をDRAG(n),DROP(n)で参照できるものとする。なお、本実施形態では、複数のドラッグ元のレポート項目と複数のドロップ先のレポート項目が指定された状態で処理を開始するが、ドラッグ&ドロップが行われるたびに以下の処理(項目間の関係の種類を決定する処理)が行われてもよいこと明らかである。また、レポート内に存在する全てのレポート項目の全ての組合せについて、項目間の関係の種類を決定する処理が行われるようにしてもよい。
ステップS701では、関係情報作成部104は、変数iに0を代入する。ステップS702では、関係情報作成部104は、変数KiにDRAG(i)の種類を代入する。ステップS703では、関係情報作成部104は、変数jに0を代入する。ステップS704では、関係情報作成部104は、変数KjにDROP(j)の種類を代入する。
以上のようにして、読影レポートに含まれている複数の項目から、項目間の関係を決定する対象となる第1の項目と第2の項目(DRAG(i)とDROP(j))が選択される。そして、以下のステップS705〜S715において、第1の項目および第2の項目の属性と、第1の項目または第2の項目に記載されている病変とに基づいてこれら第1の項目と第2の項目の間の関係の種類が決定される。まず、ステップS705では、関係情報作成部104は、DRAG(i)の種類KiとDROP(j)の種類Kjを比較する。項目の種類が共に診断の場合は、処理はステップS706へ進み、それ以外の場合は、ステップS707へ進む。ステップS706では、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)の関係を、DRAG(i)とDROP(j)のうち所見を原因、診断を結果とする因果関係であると決定する。
ステップS707では、関係情報作成部104は、DRAG(i)の種類KiとDROP(j)の種類Kjのどちらか一方が所見であり、かつ他方が診断であるかどうかを判定する。一方が所見かつ他方が診断である場合には、処理はステップS708へ進み、それ以外の場合はステップS711へ進む。ステップS708では、病変種別決定部106が、DRAG(i)とDROP(j)のうち、種類が所見であるレポート項目に記載されている病変の種類が限局性病変であるか否かを判定する。なお、病変の種類を決定する方法は図8の参照により後述する。限局性病変であると判定された場合は、処理はステップS709へ進み、それ以外はステップS710へ進む。ステップS709では、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)の間に同一の関係を設定する。他方、病変の種類が限局性病変ではなかった場合、ステップS710において、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)のうち、項目の種類が所見である方を原因、項目の種類が診断である方を結果とする因果関係を設定する。
ステップS711では、関係情報作成部104は、DRAG(i)の種類KiとDROP(j)の種類Kjのどちらか一方が診断であり、かつ他方が処置であるかどうかを判定する。一方が診断かつ他方が処置である場合には、処理はステップS712へ進み、それ以外の場合はステップS713へ進む。ステップS712では、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)のうち、項目の種類が診断である方を原因、項目の種類が処置である方を結果とする因果関係であると決定し、これをDRAG(i)とDROP(j)の間に設定する。
ステップS713では、関係情報作成部104は、DRAG(i)の種類KiとDROP(j)の種類Kjのどちらか一方が部位であり、かつ他方が所見であるかどうかを判定する。一方が部位かつ他方が所見である場合には、処理は、ステップS714へ進み、それ以外の場合はステップS715へ進む。ステップS714では、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)の関係を対応関係に決定する。ステップS715では、関係情報作成部104は、DRAG(i)とDROP(j)の間に接続の関係はないと判断し、関係情報を設定しない。
関係情報作成部104は、ステップS716において変数jに1を加算し、ステップS717において、変数jとドロップ先のレポート項目の数を比較する。変数jがドロップ先のレポート項目の数以上である場合には、処理はステップS718へ進み、それ以外の場合はステップS704へ戻る。また、関係情報作成部104は、ステップS718で変数iに1を加算し、ステップS719において、変数iとドラッグ元のレポート項目の数を比較する。変数iがドラッグ元のレポート項目の数以上である場合には、処理が終了し、それ以外の場合は処理はステップS702へ戻る。
関係情報保存部105は、以上のようにして決定された項目間の関係情報に基づいて、図4(b)に示されるような関係テーブル702を生成、更新する。
第1実施形態に係る読影レポート作成装置1では、レポート項目間を、以上のようにして決定された関係の種類に応じた形態(たとえば、一重線、二重線および矢印線)で接続する。これにより、部位、所見、診断、処置のつながりに関する論理の流れを分かりやすく表現することが可能となる。
図8は、病変種別決定部106が病変の種類を決定する処理を示すフローチャートである。ステップS801では、病変種別決定部106は、所見の入力枠135に記載された内容を解析し、所見の記載対象である病変を示すキーワードを抽出する。抽出されるキーワードとしては、例えば、結節、腫瘤、浸潤影、腹水、肝臓の萎縮、濃度上昇域などが該当する。ステップS802では、病変種別決定部106は、病変を示すキーワードと病変の種類とがマッピングされたテーブルを参照し、病変の種類が限局性病変であるか非局所性病変であるかを決定する。図7のステップS708では、この判定結果にしたがって処理が分岐される。なお、図7のステップS708では限局性病変か否かを判定したが、非局所性病変か否かを判定してもよいことは明らかである(但し、その場合、YESとNOの分岐が入れ替わる)。
図9は、ステップS802において参照される、病変を示すキーワードと病変の種類のマッピングテーブルの例である。病変の種類としては限局性病変と、非局所性病変の二通りがあり、所見の記載対象である病変はどちらかに分類される。本実施形態においては、病変の種類は、病的変化の範囲により定義されている。
たとえば、図10(a)の様に、病的変化が狭い範囲に限られており、画像上で病変の位置を明確に示すことができるものを限局性病変と定義している。限局性病変は一定の体積を占める限局性の異常な存在である。限局性病変の表面は固体であり、内部は固体または気体のどちらもあり得る。一方、図10(b)の様に、病的変化が病変の発生位置に対して広範囲に及んでいる場合や、病変の物理的位置が画像撮影環境(患者の体位も含む)により変化する場合、その病変を非局所性病変と定義している。非局所性病変は異常な部分を正常な部分から固定的かつ明確に切り分けることができない性質の異常である。
なお、上述した所見項目と診断項目の間の関係の種類の決定手順では、所見項目と診断項目が予め作成された状態が前提となっていたが、本実施形態はその様な構成に限らない。たとえば、所見のレポート項目における入力枠135に所見の内容を記載している最中に(または記載の終了を示す句読点などが入力されたタイミングで)、所見の記載対象である病変を示すキーワードを検出するようにしてもよい。その場合、関係情報作成部104は、検出したキーワードから病変の種類(本実施形態では、限局性病変か非局所性病変か)を決定し、記載中のレポート項目に関係付く空の診断項目の入力枠を自動生成する。その際に、所見項目と診断項目の関係は、決定された病変の種類に応じて、図7(S708〜S710)で説明したように自動的に、同一関係および因果関係のいずれかに分類され、関係テーブル702に保存される。
さらに、前述のように決定された所見と診断の間の関係の種類は、例えば、過去のレポートの検索や、単一のレポート内に含まれる記載(レポート構成要素)の検索に使用することが出来る。従来、所望の疾患名を含むレポート要素を検索する際には、検索条件としてその疾患名を検索ワードに指定していた。その場合、検索条件の疾患名が所見の記載対象である病変と同一のものとして扱われているものと、その疾患名が所見に記載された病変の発症原因として記載されたものとが混在して検索されてしまう可能性がある。これに対して、第1実施形態によれば、検索条件として項目間の関係の種類を用いることができる。したがって、たとえば、検索条件として「疾患名」+「所見との関係が同一関係」を指定することができ、従来と比べてより細かな検索条件による検索を実行することができ、検索の精度を向上させることができる。
以上のように、第1実施形態によれば、読影レポートにおける記載項目間の関係の種類が自動で決定されるので、レポートの作成を効率化できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態で説明した、所見の記載対象である病変の種類によって所見と診断間の関係の種類を自動決定する技術を既成レポートの不整合チェックに流用する。第1実施形態にて述べたように、項目間の関係の種類は自動で決定することができるが、あえて項目間の関係の種類をユーザが明示的に指定することがある。医者によっては、実運用上にて、項目間の種類の自動決定に対して高い精度を求める場合があり、手間をかけてでも目視による入力を優先したいという医者も多い。そういった場合においては、項目間の関係の種類の自動決定(図7のS705〜S715)を、ユーザが明示的に指定した項目間の関係にたいするチェックという目的で利用することも可能である。
図11は、所見項目と診断項目の関係付け、及び関係の種類の決定をユーザ操作により実現する際の手順の一例を示す。図11(a)では、ユーザが所見または診断の入力枠135aを他方の入力枠135bにドラッグ&ドロップする。図11(b)では、図11(a)の操作の結果として、所見の項目と診断の項目が接続される。図11(c)では、例えば、関係を示す直線を右クリックすることで、接続の関係の種類を指定するメニューを表示させ、ユーザが関係の種類をマウス操作により指定する。指定された関係は、関係テーブル702に保存される。
図11の様にして項目間の関係付けが行われて作成された読影レポートを対象に、所見項目と診断項目間の関係の種類の不整合チェックを行うための処理のフローチャートを図12に示す。図12において、ITEM(x)で、項目テーブル701における項目IDがxのレポート項目を参照することができるものとする。また、RELATION(x)で、関係テーブル702における関係IDがxの関係情報を参照することができるものとする。
ステップS1201では、関係情報作成部104は、変数iに1を代入する。ステップS1202では、関係情報作成部104は、関係テーブル702を参照して、関係IDがiの関係情報RELATION(i)におけるレポート項目ID1を変数mに代入する。そして、関係情報作成部104は、項目テーブル701を参照して項目IDがmのレポート項目ITEM(m)における種類を変数Kmに代入する。ステップS1203では、関係情報作成部104は、関係テーブル702を参照して関係IDがiの関係情報RELATION(i)におけるレポート項目ID2を変数nに代入する。そして、関係情報作成部104は、項目テーブル701を参照して項目IDがnのレポート項目ITEM(n)における種類を変数Knに代入する。
ステップS1204では、関係情報作成部104は、項目テーブル701を参照し、ITEM(m)とITEM(n)のレポートIDが、不整合チェックの対象となっているレポートのレポートIDと一致しているかをチェックする。一致する場合は、処理はステップS1205へ進み、一致しない場合は、ステップS1210へ進む。ステップS1205では、関係情報作成部104は、KmとKnのどちらかが所見であり、他方が診断であるか否かをチェックする。KmとKnのどちらかが所見であり、他方が診断である場合は、処理はステップS1206へ進み、そうでない場合は、ステップS1210へ進む。
ステップS1206では、第1実施形態にて説明した図7のステップS708〜S710の手順によって、所見と診断の項目間の関係について、あるべき種類を決定する。ステップS1207では、関係情報作成部104は、RELATION(i)の種類と、ステップS1206で決められたあるべき関係の種類を比較する。その比較の結果、関係の種類が一致している場合は、処理はステップS1208からステップS1210へ進み、そうでない場合は、ステップS1209へ進む。ステップS1209では、関係情報作成部104は、ユーザに所見と診断の間の関係の種類に誤りがあることを通知する。ステップS1210では、関係情報作成部104は、変数iをインクリメントし、ステップS1211で、変数iの値が関係テーブル702のレコード数より大きいか否かをチェックする。変数iの値が関係テーブル702のレコード数より大きい場合は、不整合チェック処理を終了し、そうでない場合は、処理はステップS1202へ戻る。
第2実施形態によれば、上記の一連の処理により、ユーザが明示的に指定した所見と診断の項目間の関係の種類が、医学的に間違っていることをユーザに指定することができる。
なお、上記第2実施形態では、関係テーブル702に記載されている項間の関係について正当性を検証したがこれに限られるものではない。たとえば、図11に示すような手順で項目間の関係の指定を行った際に、指定された関係の種類が適切であるか否かを判定するようにしてもよい。そのようにすれば、項目間の関係の種類をユーザ操作により明示的に指定した場合においても、指定ミスを予め防止することができる。また、上記では、レポート項目の種類が所見と診断の組み合わせについて記載したが、これに限られるものではない。たとえば、レポート項目の種類が診断と処置の場合にはステップS711〜S712にしたがって関係の種類を決定し、関係テーブル702に記載された関係の種類と比較するようにしてもよい。また、上記では、関連付けの対象となる項目が異なるレポートに存在する場合(ステップS1204でNO場合)に、その旨の警告を行うようにしてもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態では、第2実施形態で記載した読影レポートの整合性チェックに関して、整合性のチェック対象を所見と診断間の関係の種類以外にも拡張した例を示す。第3実施形態では、読影レポートに含まれている複数の項目のうち、所定の属性の病変(たとえば、後述のような非局所性病変、有形病変、異常領域)について記述している項目を取得する。そして、取得された項目が、所定の属性の病変に関して規定されている制限を満たしているか否かが判定され、制限が満たされていないと判定された場合に、エラーが通知される。
第3実施形態では、レポートの記載形式に次の(1)、(2)の制限を設ける。なお、以下では属性が所見の項目を所見項目、診断の項目を診断項目と記載する。
(1)一つの病変は一つの所見項目(入力枠135)に記載する。
(2)一つの所見項目に複数の診断項目を関係付けた場合は、それら複数の診断項目が同時に成り立つか否かを明示する。また、上記の第1実施形態及び第2実施形態では、病変の種類を病的変化の範囲から限局性病変と非局所性病変に大別したが、第3実施形態では限局性病変を更に二つの種類に細分化する。細分化された二つの種類は、それぞれ便宜的に「有形病変」、「異常領域」と定義される。
有形病変には結節や腫瘤等が含まれる。有形病変は、それに対して付けられる診断が存在し、その診断に背反性があるものである。たとえば、ある肺結節に対して肺癌という診断がつくと同時に、肺転移という診断がつくことはない。また、有形病変は同種のものが多発することがある。また、異常領域には陰影や、領域(高濃度領域、低濃度領域)が含まれる。異常領域は、それに対して付けられる診断に必ずしも背反性があるとは限らないものである。たとえば、異常領域である放射線肺臓炎と細菌性肺炎が同じ領域に重なって生じることはあり得る。また、異常領域は同種のものが多発することがある。なお、前述の非局所性病変は、医学的に区分できる部位の範囲に、基本的に同種のものが多発することはない。
図13は上述した病変の種類毎の性質(同種のものが多発するか、診断同士に背反性があるか)を示したものである。関係情報作成部104は、第3実施形態のレポート記載方法にのっとって記載された読影レポートに対して、非局所性病変について記述している所見を抽出し、各所見が同種の病変について記載しているかをチェックする。関係情報作成部104は、非局所性病変を記述している所見の項目に関して、同種の病変についての所見項目が複数あった場合はエラー通知する。また、関係情報作成部104は、有形病変が記載されている所見を抽出し、該所見に複数の診断項目が関連付けられている場合は、それらが背反性であることを明示しているか否かをチェックする。背反性であることを明記していない場合は、関係情報作成部104は、ユーザにその旨を警告する。以上の処理は、たとえば、図12の処理の終了後に実行される。
<その他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:読影レポート作成装置、2:HIS、3:RIS、4:医用画像撮影装置、5:PACS、6:電子カルテDB、7:読影レポートDB、8:医用画像DB、9:病変種別データDB、10:ローカルエリアネットワーク、71:レポート項目、72:一重実線、73:二重線、74:矢印線

Claims (16)

  1. 項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置であって、
    前記医用レポートに含まれている第1の項目と第2の項目を選択する選択手段と、
    前記第1の項目および前記第2の項目の属性と、前記第1の項目または前記第2の項目に記載されている病変とに基づいて前記第1の項目と前記第2の項目の間の関係の種類を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする医用レポート作成支援装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1の項目の属性が所見であり、前記第2の項目の属性が診断である場合に、前記第1の項目に記載された病変の種類に基づいて前記関係を決定することを特徴とする請求項1に記載の医用レポート作成支援装置。
  3. 前記病変の種類は、限局性病変か否かの分類の結果に対応する、ことを特徴とする請求項2に記載の医用レポート作成支援装置。
  4. 前記決定手段は、前記第1の項目に記載されている病変が限局性病変である場合に前記関係を同一関係に決定し、前記第1の項目に記載されている病変が限局性病変でない場合に前記関係を因果関係に決定する、ことを特徴とする請求項3に記載の医用レポート作成支援装置。
  5. 前記選択手段は、ユーザのドラッグ&ドロップの対象となった2つの項目を前記第1の項目および前記第2の項目として選択することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の医用レポート作成支援装置。
  6. 医用レポートの内容を表示装置に表示する表示制御手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、項目ごとに記載内容を表示するとともに、項目間について決定されている関係の種類を識別可能な形式で表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用レポート作成支援装置。
  7. 指定された検索条件に基づいて医用レポートまたは医用レポートに含まれる記載を検索する検索手段をさらに備え、
    前記検索条件として、項目間の関係を含め得ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の医用レポート作成支援装置。
  8. 前記選択手段は、医用レポートに含まれる項目間の関係を示す関係情報に基づいて、相互に関係が定義されている項目を前記第1の項目および前記第2の項目として選択し、
    前記決定手段により決定された関係と、前記関係情報で定義されている関係とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により一致しないと判定された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の医用レポート作成支援装置。
  9. 項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置であって、
    医用レポートに含まれている複数の項目のうち、所定の属性の病変について記述している項目を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された項目が、前記所定の属性の病変に関して規定されている制限を満たしているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記制限が満たされていないと判定された場合に、エラーを通知する通知手段と、を備えることを特徴とする医用レポート作成支援装置。
  10. 前記取得手段は、非局所性病変について記述している所見の項目を取得し、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得された項目において、同種の病変を記載している複数の項目が存在する場合に前記制限が満たされていないと判定することを特徴とする請求項9に記載の医用レポート作成支援装置。
  11. 前記取得手段は、限局性病変でありかつ有形病変について記述している所見の項目を取得し、前記有形病変とは、付与され得る複数の診断が存在し、前記複数の診断に背反性がある病変であり、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得された項目に複数の診断の項目が関連付けられている場合、前記複数の診断の項目に背反性である旨が記載されていない場合に前記制限が満たされていないと判定することを特徴とする請求項9または10に記載の医用レポート作成支援装置。
  12. 少なくとも所見と診断が異なる属性の項目として記載され、項目間の関係が定義された医用レポートを生成するための医用レポート作成支援装置であって、
    属性が所見の項目に記載された病変に基づいて、当該所見の項目に関連付けられる診断の項目との関係を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された関係を有する診断の項目に対応した入力枠を生成する生成手段と、を備えることを特徴とする医用レポート作成支援装置。
  13. 前記決定手段は、前記所見の項目に病変が記載されたことに応じて、診断の項目との関係を決定することを特徴とする請求項12に記載の医用レポート作成支援装置。
  14. 少なくとも所見と診断が異なる属性の項目として記載され、項目間の関係が定義された医用レポートを生成するための医用レポート作成支援装置の制御方法であって、
    前記医用レポートに含まれている第1の項目と第2の項目を選択する選択工程と、
    前記第1の項目および前記第2の項目の属性と、前記第1の項目または前記第2の項目に記載されている病変とに基づいて前記第1の項目と前記第2の項目の間の関係の種類を決定する決定工程と、を有することを特徴とする医用レポート作成支援装置の制御方法。
  15. 項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置の制御方法であって、
    医用レポートに含まれている複数の項目のうち、所定の属性の病変について記述している項目を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された項目が、前記所定の属性の病変に関して規定された制限を満たしているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で、前記制限が満たされていないと判定された場合に、エラーを通知する通知工程と、を有することを特徴とする医用レポート作成支援装置の制御方法。
  16. 項目間の関係が定義された、異なる属性の複数の項目が用いられる医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置の制御方法であって、
    属性が所見の項目に記載された病変に基づいて、当該所見の項目に関連付けられる診断の項目との関係を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された関係を有する診断の項目に対応した入力枠を生成する生成工程と、を有することを特徴とする医用レポート作成支援装置の制御方法。
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