JP2017188242A - 端子嵌合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子嵌合時におけるメッキ層の削れを極力抑制し、耐微摺動摩耗性が向上する端子嵌合構造を提供する。
【解決手段】弾性撓み部3を有するメス端子1と、弾性撓み部3を撓み変形させて端子嵌合位置まで移動するタブ部11を有するオス端子10とを備え、弾性撓み部3とタブ部11のいずれか一方には、タブ部11の挿入方向Aから見て、中央の頂点4aが最も突出量が大きく、頂点4aより離れるに従って突出量が小さくなるインデント部4が設けられ、タブ部11と弾性撓み部3の他方には、インデント部4の頂点4aの移動軌跡を中心として間隔を置いた位置で、且つ、端子嵌合位置に達する手前の摺動領域S1に一対の突壁12が設けられ、インデント部4が一対の突壁12上の位置では、インデント部4の頂点4aが一対の突壁12の間の面より離間する寸法設定に形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】弾性撓み部3を有するメス端子1と、弾性撓み部3を撓み変形させて端子嵌合位置まで移動するタブ部11を有するオス端子10とを備え、弾性撓み部3とタブ部11のいずれか一方には、タブ部11の挿入方向Aから見て、中央の頂点4aが最も突出量が大きく、頂点4aより離れるに従って突出量が小さくなるインデント部4が設けられ、タブ部11と弾性撓み部3の他方には、インデント部4の頂点4aの移動軌跡を中心として間隔を置いた位置で、且つ、端子嵌合位置に達する手前の摺動領域S1に一対の突壁12が設けられ、インデント部4が一対の突壁12上の位置では、インデント部4の頂点4aが一対の突壁12の間の面より離間する寸法設定に形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、第1端子と第2端子が嵌合する端子嵌合構造に関する。
図5には、従来の接点接続構造を適用したメス端子とオス端子が示されている(特許文献1参照)。図5に示すように、メス端子61は、四角形状の箱部62を有する。この箱部62内には、箱部62に一体に設けられた弾性撓み部63が配置されている。弾性撓み部63には、上面側に向かって突出するインデント部64が設けられている。インデント部64は、その外周面がほぼ球面形状であり、中心の頂点が上方に位置している。又、箱部62の城壁には、弾性撓み部63に対向配置されるビード部(挟持用接触部)66が設けられている。
メス端子61の外面には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上などの観点から錫メッキ層65が形成されている。
オス端子71は、平板状のタブ部72を有する。オス端子71の外面にも錫メッキ層(図示せず)が形成されている。
上記構成において、オス端子71のタブ部72をメス端子61の箱部62に挿入すると、弾性撓み部63が撓み変形してタブ部72の挿入が許容される。タブ部72の挿入過程では、タブ部72が弾性撓み部63のインデント部64上を摺動し、端子嵌合位置では、図5に示すように、弾性撓み部63のインデント部64とタブ部72の接触面が接触する。端子嵌合位置では、弾性撓み部63の撓み変形復帰力を接触荷重として、メス端子61のインデント部64とオス端子71のタブ部72の接触面等が電気的に接触する。
ここで、錫メッキの酸化膜は、破壊され易いため、接触荷重によって破壊され、電気的信頼性の向上を図ることができる。
しかしながら、端子間の嵌合過程において、インデント部64がタブ部72の面を摺動するため、インデント部64の酸化膜の除去と同時に錫メッキ層も削れる可能が高い。錫メッキ層が削られると、下地/母材露出が早まるため、耐微摺動摩耗性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、端子嵌合時におけるメッキ層の削れを極力抑制し、耐微摺動摩耗性が向上する端子嵌合構造を提供することを目的とする。
本発明は、弾性撓み部を有する第1端子と、前記弾性撓み部を撓み変形させて端子嵌合位置まで移動するタブ部を有する第2端子とを備え、前記弾性撓み部と前記タブ部のいずれか一方には、前記タブ部の挿入方向から見て、中央の頂点が最も突出量が大きく、前記頂点より離れるに従って突出量が小さくなるインデント部が設けられ、前記タブ部と前記弾性撓み部の他方には、前記インデント部の前記頂点の移動軌跡を中心として間隔を置いた位置で、且つ、端子嵌合位置に達する手前の摺動領域に一対の突壁が設けられ、
前記インデント部が一対の前記突壁上に位置する位置では、前記インデント部の前記頂点が一対の前記突壁の間の面より離間する寸法設定に形成されていることを特徴とする端子嵌合構造である。
前記インデント部が一対の前記突壁上に位置する位置では、前記インデント部の前記頂点が一対の前記突壁の間の面より離間する寸法設定に形成されていることを特徴とする端子嵌合構造である。
本発明によれば、端子嵌合時にあって、インデント部は、一対の突壁を通る領域では頂点より外側の部位が一対の突壁を摺動して頂点が相手端子の面を摺動せず、一対の突壁を抜けた領域では、頂点が相手端子の面を摺動して端子嵌合位置に至る。従って、インデント部の頂点のメッキ層の削れを極力抑制でき、これにより耐微摺動摩耗性が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態を示す。端子嵌合構造は、第1端子であるメス端子と第2端子であるオス端子とを備えている。
メス端子1は、メス側コネクタハウジング(図示せず)内の端子収容室に配置されている。メス端子1は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。メス端子1の外面には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点から錫メッキ層(図示せず)が形成されている。メス端子1は、オス端子10が挿入される前方を開口した方形状の箱部2と、この箱部2の上面部より延設され、箱部2内に配置された弾性撓み部3とを有する。弾性撓み部3には、底面側に向かって突出するインデント部4が設けられている。インデント部4は、その外周面がほぼ球面形状であり、中心の頂点4a(図2(b)、(c)に図示)が最も突出しており、最下方に位置している。インデント部4は、撓み変形部3の撓み変形によって上方に変移できる。
オス端子10は、オス側コネクタハウジング(図示せず)内の端子収容室に配置されている。オス端子10は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。オス端子10の外面には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点から錫メッキ層(図示せず)が形成されている。オス端子10は、平板状のタブ部11を有する。タブ部11の上面には、一対の突壁12が設けられている。
一対の突壁12は、インデント部4の頂点4aの移動軌跡T(図4(a)に示す)を中心として間隔を置いた位置(タブ部11の挿入方向Aの直交方向に間隔を置いた位置)で、且つ、端子嵌合位置に達する手前の摺動領域S1に設けられている。一対の突壁12は、端子嵌合位置の位置には、設けられていない。つまり、タブ部11は、一対の突壁12が設けられた領域S1と一対の突壁12が設けられていない領域S2を有する。
一対の突壁12とインデント部4の寸法関係は、インデント部4が一対の突壁12上に位置する状態では、インデント部4の頂点4a(図2(b)、(c)に図示)が一対の突壁12の間のタブ部11の面に接触せず、タブ部11の面よりd寸法だけ離間するよう形成されている。
上記構成において、メス側コネクタハウジング(図示せず)とオス側コネクタハウジング(図示せず)間を嵌合すると、その嵌合過程ではオス端子10のタブ部11がメス端子1の箱部2に挿入される。すると、先ずタブ部11の先端が弾性撓み部3に当接し、この当接箇所より更に挿入が進むと、弾性撓み部3が撓み変形してタブ部11の挿入が許容される。タブ部11の挿入過程(端子嵌合過程)では、インデント部4の頂点4aが一対の突壁12の間に入り込んだ状態で移動する。詳細には、図2(a)〜(c)に示すように、弾性撓み部3のインデント部4が一対の突壁12を通る領域S1では頂点4aより外側の部位4bが一対の突壁12を摺動して頂点4aが撓み変形部(相手端子の面)3を摺動せず、一対の突壁12を抜けた領域S2では、頂点4aが撓み変形部(相手端子の面)3を摺動して端子嵌合位置に至る(図3(a)、(b)参照)。従って、インデント部4の頂点4aは、端子嵌合過程の全ての領域でタブ部11を摺動せずに一部領域の錫メッキ層の削れを極力抑制でき、これにより耐微摺動摩耗性が向上する。
インデント部4と一対の各突壁12は、タブ部11の挿入方向Aから見て、その外周面がそれぞれ円弧形状である。従って、インデント部4と一対の突壁12の設計誤差があっても、頂点4aより外側の部位と一対の突壁12の部位が常に線接触する。そのため、ほぼ一定の摺動抵抗が作用し、製品による摺動抵抗にバラつきが生じ難い。
実施形態では、インデント部4はその外周面が球面形状であるが、インデント部4の外周面は、タブ部11の挿入方向Aから見て、中央の頂点4aが最も突出量が大きく、頂点4aより離れるに従って突出量が小さくなる形態であれば良い。例えば、インデント部4の外周面は、頂点4aを最も高い位置とし、外周に向かうに従って滑らかな曲面によって徐々に低くなる曲面形状でも、楕円球面でも、円錐形状でも、角錐形状でも良い。
実施形態では、錫メッキ層であったが、本発明は錫メッキ以外のメッキ層であっても適用可能である。
1 メス端子(第1端子)
3 弾性撓み部
4 インデント部
4a 頂点
10 オス端子(第2端子)
11 タブ部
12 突壁
3 弾性撓み部
4 インデント部
4a 頂点
10 オス端子(第2端子)
11 タブ部
12 突壁
Claims (2)
- 弾性撓み部を有する第1端子と、前記弾性撓み部を撓み変形させて端子嵌合位置まで移動するタブ部を有する第2端子とを備え、
前記弾性撓み部と前記タブ部のいずれか一方には、前記タブ部の挿入方向から見て、中央の頂点が最も突出量が大きく、前記頂点より離れるに従って突出量が小さくなるインデント部が設けられ、
前記タブ部と前記弾性撓み部の他方には、前記インデント部の前記頂点の移動軌跡を中心として間隔を置いた位置で、且つ、端子嵌合位置に達する手前の摺動領域に一対の突壁が設けられ、
前記インデント部が一対の前記突壁上に位置する位置では、前記インデント部の前記頂点が一対の前記突壁の間の面より離間する寸法設定に形成されていることを特徴とする端子嵌合構造。 - 請求項1記載の端子嵌合構造であって、
前記インデント部と一対の前記各突壁は、前記タブ部の挿入方向から見て、その外周面がそれぞれ円弧形状であることを特徴とする端子嵌合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016074941A JP2017188242A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 端子嵌合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016074941A JP2017188242A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 端子嵌合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017188242A true JP2017188242A (ja) | 2017-10-12 |
Family
ID=60046508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016074941A Pending JP2017188242A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 端子嵌合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017188242A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018122832A1 (de) | 2017-09-28 | 2019-03-28 | Mizuno Corporation | Sohlenstruktur für Schuhe und Schuhe mit dieser Sohlenstruktur |
-
2016
- 2016-04-04 JP JP2016074941A patent/JP2017188242A/ja active Pending
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DE102018122832A1 (de) | 2017-09-28 | 2019-03-28 | Mizuno Corporation | Sohlenstruktur für Schuhe und Schuhe mit dieser Sohlenstruktur |
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