JP2017188194A - 充放電コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック機構のロックが解除されない場合に、破損することなく車両から取り外すことができる充放電コネクタを得ること。【解決手段】充放電コネクタ1は、車両のインレット100に係合するロック突起32を設けたロック部材30と、ロック突起32をインレット100に係合する状態に維持するロック機構50と、解除操作部材60とを備える。ロック部材30は、インレット100に装着されるコネクタハウジング10に回動軸31を中心に回動自在に設けられ、かつ回動軸31よりもインレット100寄りの一端部30aにロック突起32を設けている。ロック機構50は、ロック部材30の他端部30bの移動を規制する。解除操作部材60は、コネクタハウジング10に設けられ、かつロック部材30の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32の係合を解除する方向に押圧可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のインレットに装着可能な充放電コネクタに関する。
蓄電池を搭載した電気自動車(EV:Electric Vehicle)又はハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)と接続するCHAdeMO規格に準じた充放電コネクタは、充放電中に不用意に外れないようにロック機構を備えている(特許文献1参照)。しかしながら、充放電コネクタは、車両に装着した状態で、ロック機構のロックが解除されない不具合が発生すると、車両から取り外すことができなくなる。このとき、車両とパワーコンディショナーは、充放電コネクタにより常時接続された状態になり、必要な時に車両が使用できなくなるという問題が生じる。
特許文献1に示された充放電コネクタは、ロック機構のロックが解除されない場合に、内部構造の一部を破壊し、ロックを解除する。
国際公開第2013/176139号
しかしながら、特許文献1に示された充放電コネクタは、ロック機構のロックが解除されない場合に、内部構造の一部が破壊されるので、パワーコンディショナー側の機器の故障が原因によりロック機構のロックが解除されない場合であっても、再利用を図ることができなくなるという問題がある。このために、特許文献1に示された充放電コネクタは、車両とパワーコンディショナーとを再度接続するためには、パワーコンディショナーの修理に加え、充放電コネクタ自体の交換が必要になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ロック機構のロックが解除されない場合に、破損することなく車両から取り外すことができる充放電コネクタを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のインレットに係合するロック部を設けたロック部材と、ロック部をインレットに係合する状態に維持するロック機構と、解除操作部とを備える。ロック部材は、インレットに装着されるコネクタハウジングに回動軸を中心に回動自在に設けられ、かつ回動軸よりもインレット寄りの一端部にロック部を設けている。ロック機構は、ロック部材の他端部の移動を規制する。解除操作部は、コネクタハウジングに設けられ、かつロック部材の回動軸よりもロック部寄りの部分をロック部のインレットへの係合を解除する方向に押圧可能である。
本発明によれば、ロック機構のロックが解除されない場合に、破損することなく車両から取り外すことができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る充放電コネクタの構成を示す図 図1に示す充放電コネクタがインレットに装着した状態を示す図 図1に示す充放電コネクタの挿入部がインレットに対向した状態を示す図 図1に示す充放電コネクタの挿入部がインレット内に挿入された状態を示す図 図2に示された充放電コネクタのロックスライダをロック解除位置に位置付けた状態を示す図 図5に示された充放電コネクタの解除操作部材をコネクタハウジング内に向かって押圧した状態を示す図 図1に示された充放電コネクタのフォルトツリー解析図 図1に示された充放電コネクタの電機部品に不具合が発生した状態の図 図8に示す充放電コネクタからカバー部材を取り外した状態の図 図9に示された充放電コネクタの解除操作部材の操作部をコネクタハウジング内に向かって押圧した状態の図 本発明の実施の形態2に係る充放電コネクタの構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる充放電コネクタを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る充放電コネクタの構成を示す図である。図2は、図1に示す充放電コネクタがインレットに装着した状態を示す図である。図3は、図1に示す充放電コネクタの挿入部がインレットに対向した状態を示す図である。図4は、図1に示す充放電コネクタの挿入部がインレット内に挿入された状態を示す図である。
実施の形態1に係る図1に示す充放電コネクタ1は、電源制御装置に接続されたケーブル2の先端に取り付けられ、蓄電池を搭載した車両のインレット100に装着されて、蓄電池を充放電するものである。充放電コネクタ1は、CHAdeMO規格に準じている。電源制御装置は、パワーコンディショナー又はパワーコントローラにより構成される。電源制御装置は、AC(Alternating Current)/DC(Direct Current)変換、車両の蓄電池への送電の制御、充放電コネクタ1の動作制御を行うための操作パネルを備える。ケーブル2は、複数の電線3が束ねられている。電線3は、電源制御装置に接続している。
蓄電池を搭載した車両は、電気自動車又はハイブリッド車である。車両のインレット100は、図1に示すように、充放電コネクタ1が侵入する筒状部101と、筒状部101内に設けられかつ蓄電池に電気的に接続した端子102とを備える。
充放電コネクタ1は、図1及び図2に示すように、インレット100に装着されるコネクタハウジング10と、ケーブル2の電線3に接続された端子20と、インレット100に係合可能なロック部材30とを備える。充放電コネクタ1は、ロック部材30のインレット100への係合を解除する係合解除機構40と、ロック部材30をインレット100に係合した状態に維持するロック機構50と、ロック部材30をインレット100への係合を解除する方向に押圧可能な解除操作部である解除操作部材60とを備える。なお、図1から図6、図8から図10は、コネクタハウジング10及び端子20を破線で示す。また、図1、図2、図5、図6、図8から図10は、ロック部材30、係合解除機構40、ロック機構50及び解除操作部材60を実線で示す。
コネクタハウジング10は、端子20を収容する挿入部11を備える。挿入部11は、インレット100の筒状部101内に侵入可能である。コネクタハウジング10は、挿入部11が筒状部101内に侵入してインレット100に装着される。端子20は、電線30の端末に取り付けられる。端子20は、挿入部11がインレット100の筒状部101内に侵入すると、インレット100の端子102と接続する。端子20は、インレット100の端子102と接続して、電源制御装置と蓄電池とを電気的に接続する。
ロック部材30は、長手方向が挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行な棒状に形成されている。ロック部材30の長手方向の中央部は、コネクタハウジング10に回動軸31を中心に回動自在に設けられている。回動軸31は、ロック部材30をシーソー動作させるものである。回動軸31は、コネクタハウジング10に取り付けられ、ロック部材30の中央部を回動自在に支持する。
ロック部材30は、回動軸31よりもインレット100寄りの一端部30aにインレット100に係合するロック部であるロック突起32を設けている。ロック突起32は、ロック部材30の一端部30aからコネクタハウジング10の外周方向に突出している。ロック突起32は、ロック部材30の長手方向が挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行な状態で、筒状部101に設けられたロック受け部であるロック孔103に係合する。ロック突起32は、ロック部材30の長手方向と直交し、かつロック孔103の内面に係止する返り部である返り面32aと、ロック部材30の長手方向に対して傾斜する傾斜面32bとを備える。返り面32aは、ロック突起32のケーブル2寄りの端に設けられている。傾斜面32bは、ロック突起32の挿入部11寄りの端から返り面32aに向かってロック部材30の一端部30aからの突出量が徐々に増加する方向に傾斜している。ロック部材30は、ロック突起32の返り面32aがロック孔103に係合することにより、挿入部11のインレット100からの抜けを防止する。
また、ロック部材30は、スプリング位置決め固定部70を介してコネクタハウジング10に取り付けられたスプリング71により長手方向が挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行に維持されている。スプリング71は、スプリング位置決め固定部70とロック部材30の他端部30bとの間に設けられる。スプリング71は、ロック突起32のロック孔103への係合が解除される方向にロック部材30が回動されると、ロック部材30の他端部30bをロック突起32がロック孔103に係合する方向に付勢する。スプリング位置決め固定部70は、コネクタハウジング10に取り付けられている。
係合解除機構40は、リンク部材41と、リンク部材41を回動自在に支持するリンク用回動軸42と、係合解除用ボタン43と、ロックスライダ44とを備える。リンク部材41は、長手方向が挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行な棒状に形成されている。リンク部材41の長手方向の中央部は、コネクタハウジング10にリンク用回動軸42を中心に回動自在に設けられている。リンク用回動軸42は、リンク部材41をシーソー動作させるものである。リンク用回動軸42は、コネクタハウジング10に取り付けられ、リンク部材41の中央部を回動自在に支持する。
また、リンク部材41のリンク用回動軸42よりもインレット100寄りの一端部41aは、ロック部材30の他端部30bに重ねられている。リンク部材41の一端部41aは、ロック部材30の他端部30bよりもスプリング71から離れた側に配置されている。リンク部材41は、リンク用回動軸42を中心に回動すると、一端部41aがロック部材30の他端部30bに接触して、回動軸31を中心にロック部材30をシーソー動作させる。
係合解除用ボタン43は、コネクタハウジング10のケーブル2寄りの端部にスライド自在に設けられ、かつコネクタハウジング10の外側に露出する操作部43aと、リンク部材41の他端部41bに接触する接触部43bとを備える。係合解除用ボタン43のスライド方向は、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に対して交差している。実施の形態1において、係合解除用ボタン43のスライド方向は、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に対して直交している。係合解除用ボタン43は、操作部43aがコネクタハウジング10内に向かう方向に押圧されると、接触部43bがリンク部材41の他端部41bを押圧し、リンク部材41をリンク用回動軸42を中心に回動させる。そして、係合解除用ボタン43は、リンク部材41の一端部41aがロック部材30をロック突起32のロック孔103への係合を解除する方向に回動させる。このように、係合解除用ボタン43は、リンク用回動軸42を中心にリンク部材41をシーソー動作させる。
なお、係合解除用ボタン43は、操作部43aと接触部43bとの間にコネクタハウジング10の内面に引っかかって、係合解除用ボタン43がコネクタハウジング10から脱落することを規制する鍔部43cを備えている。実施の形態1において、係合解除用ボタン43は、操作部43aと接触部43bと鍔部43cとを備える。
ロックスライダ44は、コネクタハウジング10のケーブル2寄りの端部に挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行にスライド自在に設けられている。ロックスライダ44は、内側に係合解除用ボタン43を通すことが可能な通し孔44aを備える。ロックスライダ44は、通し孔44a内に係合解除用ボタン43を通すことができるロック解除位置と、通し孔44a内に係合解除用ボタン43が通ることを規制するロック位置とに亘ってコネクタハウジング10にスライド自在に設けられる。
また、充放電コネクタ1は、ロックスライダ44がロック位置に位置することを検出するスイッチ45を備える。実施の形態1において、スイッチ45は、ロックスライダ44がロック位置に位置するとスイッチ操作部45aが押圧されて、ロックスライダ44がロック位置に位置することを検出する。スイッチ45は、電線3を介して電源制御装置に接続している。スイッチ45は、ロックスライダ44がロック位置に位置することを検出すると、検出結果を電源制御装置に出力する。
ロック機構50は、ロック部材30の他端部30bの移動を規制して、ロック突起32がインレット100に係合する状態に維持するものである。ロック機構50は、ソレノイド51と、一対のソレノイド信号線52a,52bとを備える。ソレノイド51は、図示しないコイルを内蔵するソレノイド本体51aと、ソレノイド本体51aにスライド自在に取り付けられたソレノイド軸51bとを備える。
ソレノイド51は、リンク部材41の他端部41bを係合解除用ボタン43との間に挟む位置に配置されている。ソレノイド軸51bのスライド方向は、係合解除用ボタン43のスライド方向と平行である。ソレノイド軸51bは、リンク部材41の他端部41bと対向する。ソレノイド軸51bは、リンク部材41の他端部41bと対向する支え部53が取り付けられている。支え部53のリンク部材41と対向する表面は、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に対して直交している。ソレノイド信号線52a,52bは、ソレノイド本体51aに内蔵されたコイルに接続されている。ソレノイド信号線52a,52bは、電線3を介して電源制御装置に接続している。
ロック機構50は、ソレノイド信号線52a,52bを介して電源制御装置によりコイルが励磁されると、ソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bに向かって突出して、支え部53がリンク部材41の他端部41bに接触する。ソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bに向かって突出して、支え部53がリンク部材41の他端部41bに接触すると、リンク部材41の長手方向を挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向と平行に維持する。また、ロック機構50は、ソレノイド51のコイルへの励磁が停止されると、図示しないスプリングの付勢力によりソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bから離れる方向に移動する。
解除操作部材60は、ロック部材30の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32のインレット100への係合を解除する方向に押圧可能なものである。解除操作部材60は、コネクタハウジング10にスライド自在に設けられ、かつコネクタハウジング10の外側に露出する操作部61と、ロック部材30の一端部30aの回動軸31とロック突起32との間に接触する接触部62とを備える。解除操作部材60のスライド方向は、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に対して交差している。実施の形態1において、解除操作部材60のスライド方向は、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に対して直交している。
解除操作部材60は、操作部61がコネクタハウジング10内に向かう方向に押圧されると、接触部62がロック部材30の一端部30aの回動軸31とロック突起32との間を押圧し、ロック部材30を回動軸31を中心にロック突起32のロック孔103への係合が解除する方向に回動させる。このように、解除操作部材60は、ロック部材30の回動軸31とロック突起32との間をロック突起32のインレット100への係合を解除する方向に押圧可能な位置に配置されている。
なお、解除操作部材60は、操作部61と接触部62との間にコネクタハウジング10の内面に引っかかって、解除操作部材60がコネクタハウジング10から脱落することを規制する鍔部63を備えている。実施の形態1において、解除操作部材60は、操作部61と接触部62と鍔部63とを備えるが、コネクタハウジング10内に向かう方向に押圧されると、ロック部材30を回動させることができ、コネクタハウジング10からの脱落が規制された形状であれば、種々の形状でも良い。
また、充放電コネクタ1は、カバー部材80を備える。カバー部材80は、コネクタハウジング10に着脱自在に設けられている。カバー部材80は、コネクタハウジング10に取り付けられると、解除操作部材60の操作部61を覆う。カバー部材80は、使用者が不用意に解除操作部材60をコネクタハウジング10内に向かって押圧しないために設けられている。カバー部材80は、コネクタハウジング10の挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向の回動軸31とロック突起32との間に設けられている。実施の形態1において、カバー部材80は、ねじ81によりコネクタハウジング10に着脱されるが、カバー部材80をコネクタハウジング10に着脱するために用いられるねじ81は、特定の工具を用いた場合に取り外すことができる特殊ねじであるいたずら防止ねじである。カバー部材80は、コネクタハウジング10との間にシール材が塗布されている。
充放電コネクタ1は、インレット100に取り付けられる際には、図1及び図3に示すように、挿入部11が筒状部101の内側に対向する位置に配置される。なお、図1は、ロックスライダ44をロック解除位置に位置付けて、ソレノイド51のソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bから離れているが、ロックスライダ44をロック位置に位置付けても良い。充放電コネクタ1は、挿入部11が筒状部101内に挿入される。充放電コネクタ1は、傾斜面32bが挿入部11の挿入方向に対して傾斜しているので、ロック突起32が挿入部11の筒状部101への侵入を妨げることなく、ロック部材30のロック突起32の傾斜面32bが筒状部101に接触して、挿入部11が筒状部101内に挿入されるのにしたがって、ロック部材30がスプリング71の付勢力に抗してロック突起32のロック孔103への係合が解除する方向に回転する。そして、充放電コネクタ1は、スプリング71の付勢力によりロック突起32がロック孔103内に侵入して、図2及び図4に示すように、ロック突起32がロック孔103に係合する。
充放電コネクタ1は、ロック突起32がロック孔103に係合した状態で、図2に示すように、ロックスライダ44がロック位置に位置付けられると、ロックスライダ44がロック位置に位置付けられたことをスイッチ45が検出し、電源制御装置によりソレノイド51のコイルが励磁される。充放電コネクタ1は、ソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bに近付き、支え部53がリンク部材41の他端部41bに接触する。充放電コネクタ1は、係合解除用ボタン43の操作部43aをコネクタハウジング10内に向かって押圧しても、支え部53がリンク部材41の他端部41bに接触しているので、操作部43aを押圧することができない。充放電コネクタ1は、ロック部材30が回動軸31を中心に回動することが規制され、ロック突起32がロック孔103に係合した状態を維持し、インレット100からの脱落が規制される。充放電コネクタ1は、図2に示す状態で、電源制御装置が車両の蓄電池を充放電する。
次に、充放電コネクタ1をインレット100から取り外す動作を説明する。図5は、図2に示された充放電コネクタのロックスライダをロック解除位置に位置付けた状態を示す図である。図6は、図5に示された充放電コネクタの解除操作部材をコネクタハウジング内に向かって押圧した状態を示す図である。
充放電コネクタ1をインレット100から取り外す際には、まず、図5に示すように、ロックスライダ44がロック解除位置に位置付けられる。すると、充放電コネクタ1は、ロックスライダ44がロック位置に位置付けられていることをスイッチ45が検出しなくなり、電源制御装置がソレノイド51のコイルへの励磁を停止し、ソレノイド軸51bをリンク部材41の他端部41bから遠ざける。すると、充放電コネクタ1は、支え部53がリンク部材41の他端部41bから離れて、係合解除用ボタン43の操作部43aをコネクタハウジング10内に向かって押圧することができる。
充放電コネクタ1は、図6に示すように、係合解除用ボタン43の操作部43aがコネクタハウジング10内に向かって押圧される。すると、リンク部材41は、他端部41bがソレノイド51のソレノイド軸51bに取り付けられた支え部53に近付く方向にリンク用回動軸42を中心に回転する。リンク部材41の一端部41aは、ロック部材30の他端部30bをスプリング71の付勢力に抗してスプリング位置決め固定部70に向かって押圧し、ロック突起32のロック孔103への係合が解除される方向にロック部材30を回動軸31を中心に回動させる。充放電コネクタ1は、ロック部材30のロック突起32のロック孔103への係合が解除されると、インレット100から取り外される。
次に、実施の形態1に係る充放電コネクタ1がインレット100から取り外すことができない不具合を説明する。図7は、図1に示された充放電コネクタのフォルトツリー解析図である。
実施の形態1に係る充放電コネクタ1は、インレット100から取り外すことができない原因として、図7に示すように、機械的な故障と電気的な故障とが考えられる。機械的な故障としては、係合解除用ボタン43の故障、及びリンク部材41の故障が考えられる。電気的な故障としては、充放電コネクタ1側の故障と電源制御装置側の故障とが考えられる。充放電コネクタ1側の故障としては、ソレノイド51の故障、スイッチ45の故障、ソレノイド51の制御信号の不具合、及びスイッチ45の検出信号の不具合が考えられる。電源制御装置側の故障としては、電源制御装置の保護回路の故障、及びスイッチの故障が考えられる。
このように、図7に示す充放電コネクタ1のフォルトツリー解析図によれば、充放電コネクタ1の内部において、いずれかの構造部品の故障、いずれかの電気部品の故障、又は信号の不具合、電源制御装置の故障によって、充放電コネクタ1がインレット100から取り外すことができない不具合が発生する。つまり、充放電コネクタ1がインレット100から取り外すことができない不具合は、いずれかの構造部品の故障、いずれかの電気部品の故障、又は信号の不具合によって発生し、ロック部材30のロック突起32のロック孔103への係合を解除できない状態に陥ることである。つまり、いずれかの構造部品の故障、電気部品の故障、又は信号の不具合によって、充放電コネクタ1は、インレット100から取り外すことができない不具合が発生した場合、充放電コネクタ1をインレット100から取り外すためには、ロック突起32のロック孔103への係合を解除できればよい。
次に、実施の形態1に係る充放電コネクタ1がインレット100から取り外すことができない不具合が発生した際のロック突起32のロック孔103への係合を解除する方法を説明する。図8は、図1に示された充放電コネクタの電機部品に不具合が発生した状態の図である。図9は、図8に示す充放電コネクタからカバー部材を取り外した状態の図である。図10は、図9に示された充放電コネクタの解除操作部材の操作部をコネクタハウジング内に向かって押圧した状態の図である。
実施の形態1に係る充放電コネクタ1は、図8に示すように、ロックスライダ44を解除位置に位置付けても、電気部品の故障、又は信号の不具合によりソレノイド51のソレノイド軸51bがリンク部材41の他端部41bに近付いたままになることがある。なお、実施の形態1は、電気部品が故障した際のロック突起32のロック孔103への係合を解除する方法を説明するが、機械部品が故障した際も同様に、ロック突起32のロック孔103への係合を解除する。
実施の形態1に係る充放電コネクタ1は、図9に示すように、カバー部材80がコネクタハウジング10から取り外される。すると、充放電コネクタ1の解除操作部材60の操作部61は、露出する。
充放電コネクタ1は、図10に示すように、解除操作部材60の操作部61がコネクタハウジング10内に向かって押圧される。すると、解除操作部材60は、ロック部材30の回動軸31とロック突起32との間をスプリング71の付勢力に抗して押圧して、ロック突起32のロック孔103への係合が解除される方向にロック部材30を回動軸31を中心に回動する。充放電コネクタ1は、ロック部材30のロック突起32のロック孔103への係合が解除されると、インレット100から取り外される。
実施の形態1に係る充放電コネクタ1は、コネクタハウジング10に設けられ、かつロック部材30の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32のインレット100のロック孔103への係合を解除する方向に押圧可能な解除操作部材60を備えている。このため、充放電コネクタ1は、機械的な故障、電気的な故障又は信号の不具合によりロック突起32のロック孔103への係合を解除できない状態であっても、解除操作部材60をコネクタハウジング10内に向かって押圧することにより、ロック突起32のロック孔103への係合を解除できる。その結果、充放電コネクタ1は、ロック機構50のロックが解除されない場合に破損することなく、インレット100から取り外すことができる。
また、充放電コネクタ1は、解除操作部材60がロック部材30の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32のインレット100のロック孔103への係合を解除する方向に押圧可能な位置に配置されているので、インレット100に取り付けられる際に、解除操作部材60がロック部材30のロック突起32の係合を妨げることがない。また、充放電コネクタ1は、解除操作部材60がロック部材30の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32のインレット100のロック孔103への係合を解除する方向に押圧可能な位置に配置されているので、解除操作部材60を押しながら、解除操作部材60を押す手がコネクタハウジング10のインレット100側の端部を持つことができ、他方の手がコネクタハウジング10のケーブル2寄りの端部を持つことができる。その結果、充放電コネクタ1は、両手によりコネクタハウジング10を持ってインレット100から取り外すことができる。
また、充放電コネクタ1は、解除操作部材60がロック部材30の回動軸31とロック突起32との間の部分をロック突起32のインレット100のロック孔103への係合を解除する方向に押圧可能な位置に配置されているので、解除操作部材60を押圧することによりロック部材30を直接回動させることができる。その結果、充放電コネクタ1は、必要最小限の解除操作部材60の押圧により、ロック機構50のロックが解除されない場合に破損することなく、ロック突起32のロック孔103への係合を解除でき、インレット100から取り外すことができる。
また、充放電コネクタ1は、解除操作部材60がコネクタハウジング10に取り付けられるカバー部材80により覆われているので、正常時に解除操作部材60が誤って押圧されることを抑制することができる。また、充放電コネクタ1は、カバー部材80をコネクタハウジング10に取り付けるねじ81が特殊ねじであるいたずら防止ねじであるので、正常時にカバー部材80が取り外されることを抑制することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2を図面に基づいて説明する。図11は、本発明の実施の形態2に係る充放電コネクタの構成を示す図である。図11において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。なお、図11は、コネクタハウジング10及び端子20を破線で示し、ロック部材30−2、係合解除機構40、ロック機構50及び解除操作部材60−2を実線で示す。
実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2は、解除操作部材60−2がロック部材30−2に一体で形成されている。解除操作部材60−2は、ロック部材30−2の回動軸31とロック突起32との間の部分からロック部材30−2の長手方向に対して直交する方向に延びて、コネクタハウジング10の外側に突出している。解除操作部材60−2の端面60aは、挿入部11が筒状部101内に侵入する際の移動方向に沿ってケーブル2に向かうにしたがって徐々にコネクタハウジング10に近付く方向に傾斜している。
また、実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2は、カバー部材80−2のインレット100寄りの一端部にコネクタハウジング10の外壁を挟む挟持部82が設けられ、他端部にねじ81が取り付けられる。実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2のカバー部材80−2は、挟持部82とねじ81によりコネクタハウジング10に取り付けられる。
実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2は、実施の形態1と同様に、ロック部材30−2の回動軸31よりもロック突起32寄りの部分をロック突起32のインレット100のロック孔103への係合を解除する方向に押圧可能な解除操作部材60−2を備えているので、ロック機構50のロックが解除されない場合に破損することなく、インレット100から取り外すことができる。
また、実施の形態2に係る充放電コネクタ1−2は、解除操作部材60−2をロック部材30−2に一体に形成しているので、ロック機構50のロックが解除されない場合に解除操作部材60−2を押圧する力が、ロック部材30−2に直接伝達される。このため、充放電コネクタ1−2は、解除操作部材60−2を押圧する力を抑制することができ、さらに両手で充放電コネクタ1−2をインレット100から外すことができる。また、充放電コネクタ1−2は、カバー部材80−2の一端部に挟持部82を設けているので、ねじ81の数を抑制でき、解除操作部材60−2とロック部材30−2とを一体に形成することで部品点数を削減することができる。
また、実施の形態1及び実施の形態2に係る充放電コネクタ1,1−2は、解除操作部材60,60−2とロック部材30,30−2とを構成する材料が絶縁性を有する場合には、感電を抑制することができる。充放電コネクタ1,1−2は、解除操作部材60,60−2とロック部材30,30−2とを構成する材料が任意の強度と任意の難燃性を保有していれば良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−2 充放電コネクタ、10 コネクタハウジング、30,30−2 ロック部材、30a 一端部、30b 他端部、31 回動軸、32 ロック突起(ロック部)、50 ロック機構、60,60−2 解除操作部材、80,80−2 カバー部材、100 インレット。

Claims (4)

  1. 車両のインレットに装着されるコネクタハウジングに回動軸を中心に回動自在に設けられ、かつ前記回動軸よりも前記インレット寄りの一端部に前記インレットに係合するロック部を設けたロック部材と、
    前記ロック部材の他端部の移動を規制して、前記ロック部を前記インレットに係合する状態に維持するロック機構と、
    前記コネクタハウジングに設けられ、かつ前記ロック部材の前記回動軸よりも前記ロック部寄りの部分を前記ロック部の前記インレットへの係合を解除する方向に押圧可能な解除操作部と、
    を備えることを特徴とする充放電コネクタ。
  2. 前記解除操作部は、前記ロック部材の前記回動軸と前記ロック部との間を前記ロック部の前記インレットへの係合を解除する方向に押圧可能な位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の充放電コネクタ。
  3. 前記解除操作部は、前記ロック部材に一体で形成される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充放電コネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングに着脱自在に設けられ、かつ前記コネクタハウジングに取り付けられると前記解除操作部を覆うカバー部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の充放電コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7437205B2 (ja) 2020-03-25 2024-02-22 日本航空電子工業株式会社 充電コネクタ
JP7481942B2 (ja) 2020-08-06 2024-05-13 日本航空電子工業株式会社 充電コネクタ

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