JP2014225371A - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014225371A JP2014225371A JP2013103935A JP2013103935A JP2014225371A JP 2014225371 A JP2014225371 A JP 2014225371A JP 2013103935 A JP2013103935 A JP 2013103935A JP 2013103935 A JP2013103935 A JP 2013103935A JP 2014225371 A JP2014225371 A JP 2014225371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- plug
- socket
- detection pin
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【解決手段】操作レバー13をコネクタ嵌合位置に回転させてソケット12をプラグ11に嵌合し、主回路をオン状態とした後、スライダS1を検知ピン遮断位置から検知ピン接続位置へ直進させると、スライダハウジング63により四周を囲まれたソケット側嵌合検知ピン72とハーネスハウジング33により四周を囲まれたプラグ側嵌合検知ピン34が互いに接続されてコネクタの嵌合状態が検知されると共に、ロックばね押さえ58によるロックばね64の押さえが解除され、ロックばね64は拡張し、操作レバー13の平坦部52に接触して操作レバー13の回転位置をロックする。
【選択図】図37
Description
例えば、図61に示したコネクタにおいても、操作レバー1の先端部に取り付けられた検知用端子6の四周がフード部8によって包囲されている。
また、フード部8を構成する周壁の高さが高くなるほど、操作レバー1の回転に伴って、第1コネクタハウジング2の検知用端子7に干渉しやすくなるため、高さを制限せざるを得なかった。
また、図61のコネクタでは、第1コネクタハウジング2の検知用端子7が外部に露出しており、指等の異物と接触するおそれが高いものであるが、この検知用端子7の四周をハウジングで包囲しようとすると、検知用端子6の周囲のフード部8との干渉を回避するために、かなり大きなサイズのハウジングが必要となり、これでは、ハウジングを形成しても検知用端子7を保護することができなくなってしまう。
さらに、スライダハウジングは、ハーネス収容部を有し、スライダが検知ピン遮断位置に位置する状態で操作レバーをコネクタ嵌合位置に回転させた後、スライダを検知ピン遮断位置から検知ピン接続位置へ直進させることにより、ハーネスハウジングがスライダハウジングのハーネス収容部に収容され、プラグ側嵌合検知ピンにソケット側嵌合検知ピンが接続されることが好ましい。
第1のスライダロック機構は、スライダに形成された第1の突起部と、プラグおよびソケットの一方に形成され且つプラグとソケットとが嵌合され且つスライダが検知ピン接続位置に位置したときに第1の突起部が引っ掛かる第1の引っ掛け部を有するように構成することができる。
この場合、スライダは、第1の突起部が形成された弾性変形可能な梁部と、梁部の上に形成された押し込みボタンを有することが好ましい。
第2のスライダロック機構は、スライダの外面上に取り付けられた片持ち梁状の第2のロック部と、ソケットに形成されると共に第2のロック部が引っ掛かる第2の引っ掛け部と、プラグに形成されたロック解除部とを有し、プラグとソケットとが嵌合しないときには、検知ピン遮断位置に位置するスライダの第2のロック部が第2の引っ掛け部に引っ掛かることで、スライダの検知ピン接続位置への直進が阻止され、プラグとソケットとを嵌合させると、ロック解除部が第2のロック部を変位させることで、第2の引っ掛け部に対する第2のロック部の引っ掛かりが解除され、スライダの検知ピン接続位置への直進が許容されるように構成することができる。
この場合、操作レバーがコネクタ離脱位置に位置する状態でスライダを検知ピン遮断位置から検知ピン接続位置へ直進させると、操作レバーロック部が操作レバーの回転経路上に位置することにより、操作レバーのコネクタ嵌合位置への回転が阻止されるように構成することができる。
ロックばねは、スライダを検知ピン接続位置に位置させることにより拡張している状態で、操作レバーをコネクタ離脱位置からコネクタ嵌合位置に向けて回転させたときに、操作レバーに接触して操作レバーのコネクタ嵌合位置への回転を阻止するための回転阻止用突起部を有することが好ましい。
好ましくは、プラグは、突出形成された引っ掛けピンを有し、ソケットは、突出形成された回動軸ピンを有し、操作レバーは、回動軸ピンが挿入される回動軸孔と引っ掛けピンが挿入されるガイド溝を有している。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るコネクタの構成を示す。コネクタは、モータ、インバータ等のハウジングに固定されるプラグ11と、ケーブルの端部に取り付けられるソケット12を備えており、ソケット12に操作レバー13が回転可能に取り付けられている。プラグ11にソケット12をあてがって操作レバー13を回転することにより、図2に示されるように、ソケット12がプラグ11に嵌合する。
プラグ側ハウジング16の内部にソケット側コンタクト収容部18が形成されると共に、プラグ側ハウジング16の上部に、操作レバー13と係わり合う引っ掛けピン19が突出形成されている。
図5に示されるように、プラグ側コンタクト20には、ソケット側コンタクト収容部18に露出する一端側に接点部23が形成され、プラグ側ハウジング16の背部から突出する他端側に接続用の孔24が形成されている。
スライダハウジング収容部25内に形成された検知ピン突入部26には、図8に示されるような検知信号ハーネス32が格納されている。この検知信号ハーネス32は、先端部に一対のピン挿入孔33aが形成されたハーネスハウジング33を有し、ハーネスハウジング33の内部に、図9に示されるような一対のプラグ側嵌合検知ピン34がそれぞれ格納され、プラグ側嵌合検知ピン34にリード線35が接続されている。一対のプラグ側嵌合検知ピン34がそれぞれスライダ受け容れハウジング17の中心軸C2と平行に延びるように、検知信号ハーネス32が検知ピン突入部26内に配置されており、それぞれのプラグ側嵌合検知ピン34は、ハーネスハウジング33の外部に突出することはなく、ハーネスハウジング33内に収容され、プラグ側嵌合検知ピン34の長手方向を除いた四周のすべて(周囲を途切れることなく、すべて覆っていれば、四つの面には限定されない)がハーネスハウジング33によって包囲されている。
ソケット側ハウジング36にケーブル38の折れ曲がりを緩和するためのケーブル側ゴム部材39が取り付けられている。また、ソケット側ハウジング36の上部および下部にそれぞれ回動軸ピン40が突出形成され、これらの回動軸ピン40を中心として回転可能に操作レバー13がソケット側ハウジング36に取り付けられている。さらに、スライダ格納ハウジング37の内部に、スライダS1が格納されている。
なお、嵌合軸C1と中心軸C3との間隔は、プラグ11における嵌合軸C1と中心軸C2との間隔と同一の値に設定されているものとする。
図12に、3本のケーブル38の先端にそれぞれ接続された3つのソケット側コンタクト42を示す。それぞれのソケット側コンタクト42は、図13に示されるように、一端にほぼ矩形の断面を有する筒形状部44を有すると共に、他端にケーブル38に結線される結線部45を有し、筒形状部44の内部に板ばね46が固定されている。板ばね46は、コネクタの嵌合時にプラグ側コンタクト20に接触するもので、図14に示されるように、断面が「く」の字状に屈曲した接点部47を有している。
図16に示されるように、ソケット側ハウジング36の上壁部には、プラグ側ハウジング16に突出形成された引っ掛けピン19が導入されるスリット状の引っ掛けピン導入溝53が形成され、ソケット側ハウジング36の背部には、3つのソケット側コンタクト42に接続される3本のケーブル38を通すケーブル収容部54が形成されている。
図18に示されるように、押し込みボタンスライド溝61の中間部には、押し込みボタンスライド溝61に直交する直交溝62が接続されている。また、ランス60の先端部に凸部60aが形成されている。
スライダハウジング63の側面上には、中心軸C4に沿って延びる弾性変形可能な梁部65が形成され、梁部65の上に1つの突起部からなる第1のロック部66と、第1のロック部66を挟んで中心軸C4に直交する方向の両側に形成された一対の突起部からなる第2のロック部67と、第1のロック部66の近傍に配置された押し込みボタン68がそれぞれ形成されている。さらに、図20に示されるように、第1のロック部66を構成する突起部には、スライダS1の先端側にテーパ部66aが形成され、第2のロック部67を構成する双方の突起部には、それぞれスライダS1の基端側にテーパ部67aが形成されている。
また、スライダハウジング63の上面および下面には、それぞれ中心軸C4方向に延びる仮固定溝69が形成され、仮固定溝69の中に脱落防止用突起部70が形成されている。
図22に示されるように、スライダハウジング63の前半部は、中心軸C4を中心とした筒形状を有し、この筒の内部に、スライダS1の中心軸C4に沿って先端方向に開口する検知信号ハーネス収容部71が形成され、検知信号ハーネス収容部71の底部から検知信号ハーネス収容部71内に中心軸C4と平行に2本のソケット側嵌合検知ピン72が突出形成されている。これらのソケット側嵌合検知ピン72は、検知信号ハーネス収容部71の深さより短い長さを有しており、検知信号ハーネス収容部71の外部にまで突出することはなく、検知信号ハーネス収容部71内に収容され、ソケット側嵌合検知ピン72の長手方向を除いた四周のすべて(周囲を途切れることなく、すべて覆っていれば、四つの面には限定されない)が筒形状のスライダハウジング63によって包囲されている。また、図23に示されるように、2本のソケット側嵌合検知ピン72は、スライダハウジング63の内部で互いに連結されている。
ここで、スライダS1の仮固定溝69の中に脱落防止用突起部70が形成されているので、スライダ格納ハウジング37のランス60の先端に形成された凸部60aがスライダS1の脱落防止用突起部70に接触することで、スライダ格納ハウジング37からのスライダS1の脱落が防止されるように構成されている。
図25および26に示したように、スライダS1を検知ピン遮断位置に位置させた状態で、図29に示されるように、嵌合軸C1に沿ってソケット12をプラグ11に接近させる。このとき、操作レバー13は、把持部48がプラグ11から最も離されるような回転位置にあり、この回転位置を「コネクタ離脱位置」と呼ぶこととする。この状態から、ソケット12をプラグ11に向けて押し込むと、図30に示されるように、プラグ側ハウジング16の上部に突出形成されている引っ掛けピン19が、ソケット12に取り付けられている操作レバー13のガイド溝51に挿入される。このとき、図31に示されるように、ソケット12のスライダS1は、まだ、プラグ11側のスライダ受け容れハウジング17から離れた状態にあり、スライダS1の一対のロックばね64は、ロックばね押さえ58により押されて弾性変形し、一対のロックばね64の先端部64bの間隔W3は、操作レバー13の間隔W1よりも小さくなっている。すなわち、操作レバー13は、回転操作可能な状態にある。
これにより、図33に示されるように、プラグ側コンタクト20の接点部23がソケット側コンタクト42の筒形状部44内に挿入され、板ばね46の接点部47により押しつけられ、コネクタの主回路がオン状態となる。
ただし、このとき、図34に示されるように、スライダS1のソケット側嵌合検知ピン72とプラグ11のプラグ側嵌合検知ピン34は互いに離れており、コネクタの嵌合状態は、まだ検知されていない。
また、スライダS1が前方へ移動したことにより、図37に示されるように、ロックばね押さえ58によるロックばね64の押さえが解除され、ロックばね64はスライダ受け容れハウジング17のロックばね突入部27を通って初期の状態に拡張し、一対のロックばね64の先端部64bの間隔W2は、操作レバー13の間隔W1よりも大きくなる。その結果、一対のロックばね64の先端部64が、それぞれ操作レバー13の平坦部52に接触し、操作レバー13の回転位置がロックされる。このため、操作レバー13に不測の外力が加わっても、操作レバー13がコネクタ嵌合位置から回転することはなく、プラグ11とソケット12の嵌合状態が維持される。
そこで、回動軸ピン40を中心として操作レバー13の把持部48をプラグ11から引き離すように引くことにより操作レバー13をコネクタ嵌合位置からコネクタ離脱位置まで回転させると、プラグ側ハウジング16の引っ掛けピン19が操作レバー13のガイド溝51によって案内され、ソケット12がプラグ11から離れ始める。さらに、ソケット12をプラグ11から引き離すことで、コネクタが離脱される。すなわち、プラグ側コンタクト20とソケット側コンタクト42とが互いに離され、コネクタの主回路はオフ状態となる。
また、スライダS1の直進動作によってソケット側嵌合検知ピン72とプラグ側嵌合検知ピン34の接続を行うため、ハーネスハウジング33とスライダハウジング63の嵌合軸C1方向の長さを制限する必要がなく、それぞれプラグ側嵌合検知ピン34およびソケット側嵌合検知ピン72が露出しないような十分な長さにすることができる。
従って、プラグ側嵌合検知ピン34およびソケット側嵌合検知ピン72を、操作者の指、工具等の異物との接触から保護することが可能となる。
図38に、実施の形態2に係るコネクタで用いられるスライダS2の構成を示す。このスライダS2は、実施の形態1で使用されたスライダS1において、一対のロックばね64に回転阻止用突起部64cを形成したものである。一対のロックばね64が拡張状態にあるときには、これら回転阻止用突起部64cの間隔は、操作レバー13の間隔W1よりも大きい値を有するものとする。
図39に示されるように、スライダS2を検知ピン遮断位置に位置させて一対のロックばね64をロックばね押さえ58で内側へ変位し、一対のロックばね64の先端部64bの間隔W3が操作レバー13の間隔W1よりも小さくなった状態で、操作レバー13をコネクタ離脱位置から回転させれば、ロックばね64の先端部64bおよび回転阻止用突起部64cは操作レバー13の回転経路に干渉することなく、操作レバー13は正常にコネクタ嵌合位置まで回転する。すなわち、実施の形態1と同様にして、コネクタの嵌合および離脱を行うことができる。
図41に、実施の形態3に係るコネクタの構成を示す。このコネクタは、上述した実施の形態1および2と同様に、プラグ81とソケット82を備え、プラグ81にソケット82をあてがって、ソケット82に取り付けられた操作レバー83を回転することにより、嵌合軸C1に沿ってソケット82がプラグ81に嵌合する。
実施の形態1および2では、スライダS1およびS2に取り付けられた一対のロックばね64が操作レバー13の回転経路上にまで拡張することで、操作レバー13をコネクタ嵌合位置にロックしたが、実施の形態3に係るコネクタでは、スライダS3に形成された操作レバーロック部が操作レバー13の回転経路上にまで変位することで操作レバー83をコネクタ嵌合位置にロックする。
さらに、スライダ格納ハウジング88の内部に、嵌合軸C1方向に延びるスライダ格納部90が形成され、このスライダ格納部90内にスライダS3の一部が挿入されることにより、スライダS3が嵌合軸C1に沿って直進可能に保持されている。スライダS3の外側面上には、操作レバーロック部91が突出形成されている。また、スライダ格納ハウジング88の上部および下部には、それぞれ、引っ掛け孔88aが形成されている。
ここで、図42および図43に示されるように、把持部83bがソケット側ハウジング87の先端部87aから基端部側に最も離れる操作レバー83の回転位置P1を「コネクタ離脱位置」と呼び、把持部83bがソケット側ハウジング87の先端部87aに最も近づく操作レバー83の回転位置P2を「コネクタ嵌合位置」と呼ぶこととする。
また、スライダハウジング92の上面および下面には、それぞれ、梁部94を挟むように、中心軸C5に沿って延びる一対の仮固定溝97が形成され、それぞれの仮固定溝97の中に脱落防止用突起部98が形成されている。
図47に示されるように、スライダハウジング92の他方の側面上には、操作レバーロック部91が、スライダハウジング92の側方へ張り出すように形成され、操作レバーロック部91の先端面91aが中心軸C5に対して垂直方向に延び、操作レバーロック部91の側面91bが中心軸C5と平行に延びている。
まず、図48に示されるように、操作レバー83をコネクタ離脱位置P1に位置させた状態で、嵌合軸C1に沿ってソケット82をプラグ81に接近させる。このとき、図49に示されるように、スライダ格納ハウジング88のスライダ格納部90に格納されているスライダS3の第2のロック部99が、ソケット側ハウジング87の外側面の一部からなるスライダ格納部90の内壁面90aに近接した位置にあり、また、このスライダ格納部90の内壁面90aには、スライダS3の第2のロック部99の一対の段差部99bに対応した一対の突起部90bが形成されている。
なお、図46に示したように、スライダS3の第2のロック部99のテーパ部99aは、一対の段差部99bの間に形成されている。このため、スライダS3が検知ピン遮断位置にあるとき、図50に示されるように、第2のロック部99のテーパ部99aは、スライダ格納部90の一対の突起部90bに接触することなく、一対の突起部90bの間に位置している。
このとき、ソケット82がプラグ81に嵌合されたことにより、図53に示されるように、スライダS3の第2のロック部99のテーパ部99aがプラグ側ハウジング85の側面上に形成されている突起部85aに乗り上げ、片持ち梁状の第2のロック部99がスライダハウジング92の側面に近接するように変位する。その結果、図54に示されるように、スライダ格納部90の突起部90bに対するスライダS3の第2のロック部99の段差部99bの引っ掛かりが解除され、スライダS3は、検知ピン遮断位置からプラグ81の方向へ直進することが許容される状態となる。
このように、プラグ側ハウジング85の突起部85aは、第2の引っ掛け部であるスライダ格納部90の突起部90bに対する第2のロック部99の引っ掛かりを解除するロック解除部を構成し、これらスライダS3の第2のロック部99、スライダ格納部90の突起部90bおよびプラグ側ハウジング85の突起部85aにより第2のスライダロック機構が形成されている。
また、操作レバー83をコネクタ嵌合位置P2まで回転させたことにより、操作レバー83の把持部83bの内側に形成されている段差部83dがスライダS3の操作レバーロック部91の先端面91aの嵌合軸C1に沿った前方に位置することとなるが、スライダS3はまだ検知ピン遮断位置にあるため、段差部83dと操作レバーロック部91の先端面91aとの間に隙間Gが存在し、操作レバー83はコネクタ離脱位置P1へ回転可能な状態にある。
また、スライダS3がプラグ81の方向へ直進したことにより、図57および図58に示されるように、スライダS3の操作レバーロック部91の先端面91aが、操作レバー83の把持部83bの段差部83dに近接または接触し、操作レバー83の回転位置がロックされる。このため、操作レバー83に不測の外力が加わっても、操作レバー83がコネクタ嵌合位置P2から回転することはなく、プラグ81とソケット82の嵌合状態が維持される。
そこで、回動軸ピン89を中心として操作レバー83の把持部83bをプラグ81から引き離すように引くことにより操作レバー83をコネクタ嵌合位置P2からコネクタ離脱位置P1まで回転させると、プラグ側ハウジング85の引っ掛けピン85bが操作レバー83のガイド溝83cによって案内され、ソケット82がプラグ81から離れ始める。さらに、ソケット82をプラグ81から引き離すことで、コネクタが離脱され、コネクタの主回路はオフ状態となる。
また、スライダS3の直進動作によってソケット側嵌合検知ピン100とプラグ側嵌合検知ピン101の接続を行うため、ハーネスハウジング86とスライダハウジング92の嵌合軸C1方向の長さを制限する必要がなく、それぞれプラグ側嵌合検知ピン101およびソケット側嵌合検知ピン100が露出しないような十分な長さにすることができる。
従って、プラグ側嵌合検知ピン101およびソケット側嵌合検知ピン100を、操作者の指、工具等の異物との接触から保護することが可能となる。
これにより、スライダS3が検知ピン接続位置に位置してソケット側嵌合検知ピン100とプラグ側嵌合検知ピン101が先に接続された後に、コネクタの嵌合が行われるような誤動作を未然に防止することが可能となり、コネクタの信頼性が向上する。
Claims (14)
- プラグにソケットを嵌合することにより主回路を形成するプラグ側コンタクトとソケット側コンタクトとが接続され、プラグ側嵌合検知ピンにソケット側嵌合検知ピンが接続されることで前記プラグと前記ソケットとの嵌合を検知するコネクタにおいて、
コネクタ嵌合位置とコネクタ離脱位置との間で回転可能に前記ソケットに取り付けられると共に前記コネクタ嵌合位置に向けて回転することで前記ソケットを嵌合軸に沿って前記プラグに嵌合させる嵌合力を発生し且つ前記コネクタ離脱位置に向けて回転することで前記ソケットを前記嵌合軸に沿って前記プラグから離脱させる離脱力を発生する操作レバーと、
前記ソケット側嵌合検知ピンを有するスライダと、
前記ソケットに形成され且つ前記スライダを前記嵌合軸に沿って検知ピン接続位置と検知ピン遮断位置との間で直進可能に格納するスライダ格納部と
を備え、前記プラグ側嵌合検知ピンおよび前記ソケット側嵌合検知ピンは、それぞれ、前記嵌合軸方向を除いた周囲を途切れることなくハウジングにより包囲されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記プラグは、前記プラグと前記ソケットとの嵌合時に前記ソケット側コンタクトを収容するためのソケット側コンタクト収容部が形成されたプラグ側ハウジングと、前記プラグ側ハウジングの近傍に配置されると共に内部に前記プラグ側嵌合検知ピンが取り付けられたハーネスハウジングを有し、
前記ソケットは、前記プラグと前記ソケットとの嵌合時に前記プラグ側ハウジングを嵌め込むためのプラグ側ハウジング収容部が形成されたソケット側ハウジングを有し、
前記スライダは、内部に前記ソケット側嵌合検知ピンが取り付けられたスライダハウジングを有し、
前記プラグ側嵌合検知ピンは、前記嵌合軸方向を除いた周囲を途切れることなく前記ハーネスハウジングにより包囲され、
前記ソケット側嵌合検知ピンは、前記嵌合軸方向を除いた周囲を途切れることなく前記スライダハウジングにより包囲されている請求項1に記載のコネクタ。 - 前記スライダハウジングは、ハーネス収容部を有し、
前記スライダが前記検知ピン遮断位置に位置する状態で前記操作レバーを前記コネクタ嵌合位置に回転させた後、前記スライダを前記検知ピン遮断位置から前記検知ピン接続位置へ直進させることにより、前記ハーネスハウジングが前記スライダハウジングの前記ハーネス収容部に収容され、前記プラグ側嵌合検知ピンに前記ソケット側嵌合検知ピンが接続される請求項2に記載のコネクタ。 - 前記スライダを前記検知ピン接続位置にロックする第1のスライダロック機構を備え、
前記スライダが前記検知ピン遮断位置に位置する状態で前記操作レバーを前記コネクタ嵌合位置に回転させて前記プラグ側コンタクトに前記ソケット側コンタクトを接続した後、前記スライダを前記検知ピン接続位置に直進させると、前記スライダが前記第1のスライダロック機構により前記検知ピン接続位置にロックされ、前記プラグ側嵌合検知ピンに前記ソケット側嵌合検知ピンが接続されると共に前記スライダにより前記操作レバーが前記コネクタ嵌合位置にロックされる請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記第1のスライダロック機構は、前記スライダに形成された第1の突起部と、前記プラグおよび前記ソケットの一方に形成され且つ前記プラグと前記ソケットとが嵌合され且つ前記スライダが前記検知ピン接続位置に位置したときに前記第1の突起部が引っ掛かる第1の引っ掛け部を有する請求項4に記載のコネクタ。
- 前記スライダは、前記第1の突起部が形成された弾性変形可能な梁部と、前記梁部の上に形成された押し込みボタンを有する請求項5に記載のコネクタ。
- 前記プラグと前記ソケットとが嵌合しないときに前記スライダを前記検知ピン遮断位置にロックし、前記プラグと前記ソケットとを嵌合させたときに前記スライダの前記検知ピン遮断位置へのロック状態を解除する第2のスライダロック機構を備えた請求項4〜6のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記第2のスライダロック機構は、前記スライダの外面上に取り付けられた片持ち梁状の第2のロック部と、前記ソケットに形成されると共に前記第2のロック部が引っ掛かる第2の引っ掛け部と、前記プラグに形成されたロック解除部とを有し、
前記プラグと前記ソケットとが嵌合しないときには、前記検知ピン遮断位置に位置する前記スライダの前記第2のロック部が前記第2の引っ掛け部に引っ掛かることで、前記スライダの前記検知ピン接続位置への直進が阻止され、前記プラグと前記ソケットとを嵌合させると、前記ロック解除部が前記第2のロック部を変位させることで、前記第2の引っ掛け部に対する前記第2のロック部の引っ掛かりが解除され、前記スライダの前記検知ピン接続位置への直進が許容される請求項7に記載のコネクタ。 - 前記スライダの外面上に突出形成された操作レバーロック部を有し、
前記スライダが前記検知ピン遮断位置に位置する状態で前記操作レバーを前記コネクタ嵌合位置に回転させた後、前記スライダを前記検知ピン接続位置へ直進させると、前記スライダの前記操作レバーロック部が前記操作レバーの回転経路上に位置すると共に前記操作レバーに近接することにより、前記操作レバーの前記コネクタ離脱位置への回転が阻止される請求項4〜8のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記操作レバーが前記コネクタ離脱位置に位置する状態で前記スライダを前記検知ピン遮断位置から前記検知ピン接続位置へ直進させると、前記操作レバーロック部が前記操作レバーの回転経路上に位置することにより、前記操作レバーの前記コネクタ嵌合位置への回転が阻止される請求項9に記載のコネクタ。
- 前記スライダの外面上に取り付けられ且つ前記スライダが前記検知ピン遮断位置にあるときは前記操作レバーの回転経路に干渉しないように内側へ変位すると共に前記スライダが前記検知ピン接続位置にあるときは前記操作レバーの回転経路上にまで拡張するロックばねを有する請求項4〜7のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記ロックばねは、前記スライダを前記検知ピン接続位置に位置させることにより拡張している状態で、前記操作レバーを前記コネクタ離脱位置から前記コネクタ嵌合位置に向けて回転させたときに、前記操作レバーに接触して前記操作レバーの前記コネクタ嵌合位置への回転を阻止するための回転阻止用突起部を有する請求項11に記載のコネクタ。
- 前記スライダは、前記嵌合軸に沿って形成された溝と、前記溝内に形成された脱落防止用突起部を有し、
前記スライダ格納部は、前記溝内に弾性的に挿入されるランスを有し、
前記ランスの先端部が前記脱落防止用突起部に接触することにより前記スライダ格納部からの前記スライダの脱落が防止される請求項1〜12のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記プラグは、突出形成された引っ掛けピンを有し、
前記ソケットは、突出形成された回動軸ピンを有し、
前記操作レバーは、前記回動軸ピンが挿入される回動軸孔と前記引っ掛けピンが挿入されるガイド溝を有する請求項1〜13のいずれか一項に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013103935A JP6133125B2 (ja) | 2013-05-16 | 2013-05-16 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013103935A JP6133125B2 (ja) | 2013-05-16 | 2013-05-16 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014225371A true JP2014225371A (ja) | 2014-12-04 |
JP6133125B2 JP6133125B2 (ja) | 2017-05-24 |
Family
ID=52123907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013103935A Expired - Fee Related JP6133125B2 (ja) | 2013-05-16 | 2013-05-16 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6133125B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108020655A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-11 | 广州万孚生物技术股份有限公司 | 生化检测仪 |
JP2019523537A (ja) * | 2016-08-01 | 2019-08-22 | ティーイー・コネクティビティ・コーポレイションTE Connectivity Corporation | 電力コネクタシステム |
CN110416819A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-05 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种新型推拉锁紧机构及推拉锁紧连接器 |
CN112542747A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-03-23 | 杭州航天电子技术有限公司 | 一种分离脱落连接器回收机构 |
WO2024077440A1 (en) * | 2022-10-10 | 2024-04-18 | Amphenol East Asia Electronic Technology (Shenzhen) Co., Ltd. | High speed, ruggedized compact cable connector |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343506A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-29 | Yazaki Corp | 電源回路遮断装置 |
JP2007149420A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Yazaki Corp | レバー嵌合式コネクタ |
JP2012243559A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Yazaki Corp | 電源回路遮断装置 |
JP2014179302A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 防水コネクタ |
-
2013
- 2013-05-16 JP JP2013103935A patent/JP6133125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343506A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-29 | Yazaki Corp | 電源回路遮断装置 |
JP2007149420A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Yazaki Corp | レバー嵌合式コネクタ |
JP2012243559A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Yazaki Corp | 電源回路遮断装置 |
JP2014179302A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 防水コネクタ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019523537A (ja) * | 2016-08-01 | 2019-08-22 | ティーイー・コネクティビティ・コーポレイションTE Connectivity Corporation | 電力コネクタシステム |
CN108020655A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-11 | 广州万孚生物技术股份有限公司 | 生化检测仪 |
CN108020655B (zh) * | 2017-12-29 | 2024-03-15 | 广州万孚生物技术股份有限公司 | 生化检测仪 |
CN110416819A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-05 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种新型推拉锁紧机构及推拉锁紧连接器 |
CN112542747A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-03-23 | 杭州航天电子技术有限公司 | 一种分离脱落连接器回收机构 |
WO2024077440A1 (en) * | 2022-10-10 | 2024-04-18 | Amphenol East Asia Electronic Technology (Shenzhen) Co., Ltd. | High speed, ruggedized compact cable connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6133125B2 (ja) | 2017-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5890091B2 (ja) | 電気コネクタ、電気コネクタユニット、及び電気自動車用充電器 | |
JP6133125B2 (ja) | コネクタ | |
JP6445495B2 (ja) | コネクタ | |
JP4267935B2 (ja) | 電気コネクタ組立体及び電気コネクタ | |
JP5798935B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP5690445B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP6177337B2 (ja) | 自動二次ロックを備えたコネクタアセンブリ | |
EP2866309B1 (en) | Connector structure | |
US8469751B2 (en) | Electrical connector and harness | |
US20170018888A1 (en) | Electrical connector and returning jig | |
JP6537938B2 (ja) | コネクタ及びコネクタ組立体 | |
JP2009266383A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP5815424B2 (ja) | 電気コネクタ | |
KR101632557B1 (ko) | 레버 타입 커넥터 | |
JP5815425B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP2003022876A (ja) | 電気コネクタ組立体及びそれに用いられるコネクタ | |
JP2011029016A (ja) | コネクタ | |
JP5970399B2 (ja) | 防水コネクタ | |
WO2017187962A1 (ja) | 嵌合検知機能を有する電気接続装置 | |
JP7023510B2 (ja) | コネクタ | |
JP6023580B2 (ja) | コネクタの嵌合構造 | |
JP6475489B2 (ja) | コネクタ | |
JP2013149382A (ja) | 電気コネクタ | |
JP5815423B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP6389847B2 (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170419 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6133125 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |