JP2017188022A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像認識処理の処理速度を向上させることを可能とする。【解決手段】画像処理装置10は、画像取得部101、範囲特定部102及び画像認識処理部103を含む。画像取得部101は、カメラによって撮影された画像を取得する。範囲特定部102は、センサによって検出された状況に基づいて、画像取得部101によって取得された画像中の範囲を特定する。画像認識処理部103は、範囲特定部102によって特定された範囲に対して画像認識処理を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年では、例えばカメラによって撮影された画像に含まれる物体等を認識する画像認識処理を実行することが可能な画像処理装置が知られている。
このような画像処理装置としてはカメラが搭載されたスマートフォン等を利用することが可能であり、画像認識処理の一例としては、例えば当該カメラによって撮影された画像に含まれる光学式認識コードを認識して読み取るためのデコード処理等が挙げられる。
特開2008−287414号公報
ところで、上記した画像認識処理はカメラによって撮影された画像全体に対して実行される。このため、画像認識処理には時間がかかる場合がある。
そこで、本発明の目的は、画像認識処理の処理速度を向上させることが可能な画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の1つの態様によれば、カメラによって撮影された画像を取得する取得手段と、前記カメラによって画像が撮影される領域の状況を検出する検出手段と、前記検出された状況に基づいて前記取得された画像中の範囲を特定する特定手段と、前記特定された範囲に対して画像認識処理を実行する処理手段とを具備する画像処理装置が提供される。
本発明は、画像認識処理の処理速度を向上させることを可能とする。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の外観の一例を示す図。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 カラービットコードについて説明するための図。 画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の外観の一例を示す図である。本実施形態において、画像処理装置は、カメラを備えた情報処理装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ(PC)等を含む。なお、図1においては、画像処理装置10がスマートフォンである場合を示している。図1に示す画像処理装置(スマートフォン)10の場合、図示されていないが、例えば背面にカメラが搭載(内臓)されている。
本実施形態に係る画像処理装置10は、カメラによって撮影された画像に対して例えば当該画像に含まれる物体を認識する画像認識処理等の各種画像処理を実行することができる。
図2は、図1に示す画像処理装置10のハードウェア構成の一例を示す。ここでは、上記したように画像処理装置10がスマートフォンであるものとして説明する。
図2に示すように、画像処理装置10は、バス11に接続された、不揮発性メモリ12、CPU13、メインメモリ14、無線通信部15、ディスプレイ16、タッチパネル17及びセンサ18等を備える。なお、図2においては、上述したカメラについては省略されている。
不揮発性メモリ12は、例えばオペレーティングシステム(OS)や上記した画像認識処理等を実行するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
CPU13は、例えば不揮発性メモリ12に格納されている各種プログラムを実行する。なお、CPU13は、画像処理装置10全体の制御を司るものである。
メインメモリ14は、例えばCPU13が各種プログラムを実行する際に必要とされるワークエリア等として使用される。
無線通信部15は、インターネット等のネットワークを介して各種サーバ装置等の外部装置との通信を制御する機能を有する。また、無線通信部15は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)及びWifi(登録商標)等の無線通信機能を有する。
ディスプレイ16は、例えば液晶表示パネル及び表示制御を行う駆動回路を備えることにより、各種データ等を表示する機能を有する。
タッチパネル17は、ディスプレイ16の前面に重畳して配置され、例えばユーザの指先等で指定された画面上の位置を検出する機能を有する。これにより、タッチパネル17は、画像処理装置10に対するユーザの各種操作を検知することができる。
センサ18は、例えばカメラによって画像が撮影される領域の状況を検出するために用いられる。センサ18の具体例については後述するが、当該センサ18は、少なくともカメラと連携して動作するように構成されている。なお、センサ18は、カメラに組み込まれていても構わない。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置10の主として機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像処理装置10は、画像取得部101、範囲特定部102、画像認識処理部103及び格納部104を含む。
本実施形態において、画像取得部101、範囲特定部102及び画像認識処理部103は、例えば図2に示すCPU13(つまり、画像処理装置10のコンピュータ)が不揮発性メモリ12に格納されているプログラムを実行することにより実現されるものとする。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、このプログラムは、例えばネットワークを介して画像処理装置10にダウンロードされても構わない。なお、本実施形態において、格納部104は、例えば図2に示す不揮発性メモリ12等に格納されている。
画像取得部101は、上記したように画像処理装置10に搭載されているカメラによって撮影された画像を取得する。
範囲特定部102は、センサ18による検出結果(カメラによって画像が撮影された領域の状況)に基づいて、画像取得部101によって取得された画像中の範囲(領域)を特定する。なお、範囲特定部102によって特定される画像中の範囲は、画像処理装置10において画像認識処理が実行される範囲を含む。
画像認識処理部103は、範囲特定部102によって特定された範囲に対して画像認識処理を実行する。
格納部104には、上記した範囲特定部102によって画像中の範囲が特定される際、または画像認識処理部103によって画像認識処理が実行される際に用いられる各種情報が予め格納されているものとする。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の動作について説明する。以下の説明において、画像処理装置10は、カメラによって光学式認識コード(光学式シンボル)を含む画像を撮影し、当該光学式認識コードを読み取る(デコードする)ための画像認識処理を実行するものとする。なお、画像処理装置10において読み取ることができる光学式認識コードは、例えば複数のエレメントが線状(棒状)に形成されたコード(以下、カラービットコードと表記)を含む。このカラービットコードは、例えば3以上の色彩のうちの1の色彩が付されたセル(エレメント)が複数配列された構成を有する。このカラービットコードによれば、複数配列された各セルに付されている色彩の遷移によって識別情報(例えば、ID等)を表すことができる。
以下、本実施形態に係る画像処理装置10によって読み取られる光学式認識コードは上記したカラービットコードであるものとして説明する。
ここで、図4を参照して、カラービットコードについて説明する。なお、図4においては、便宜的にカラービットコードの一部分のみが示されている。
図4に示すように、カラービットコードは、例えば赤色、緑色及び青色のうちの1の色彩が付されたセル20が複数配列されて構成されている。図4において、赤色はR、緑色はG、青色はBとして示されている。なお、図4では、説明の便宜上、カラービットコードに3色の色彩(赤色、緑色、青色)が用いられている例が示されているが、各セルに含まれている色彩の遷移を識別することができるのであれば、4色以上の色彩がカラービットコードに用いられても構わない。
カラービットコードを構成するセル20は、1つの色彩が付される範囲または領域であり、種々の形状を有することができる。図4に示す例では、複数のセル20の各々は、四角形状であるが、例えば丸形状または三角形状等であっても構わない。このような複数のセル20を線状に配列することによってカラービットコードが形成される。なお、線状とは、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
なお、カラービットコードは上記したように色彩の遷移によって特定のデータを表すものであるから、当該カラービットコードにおいては、隣接するセル20同士には同色は付されず、異なる色彩が付される。カラービットコードはこれらの条件等に基づいて作成される。
また、カラービットコードを構成する複数のセル20には、端点セルが含まれる。端点セルは、線状に連なったセル群から構成されるカラービットコードの端点に位置するセルである。コード内にあるセルは2つのセルと隣接するが、端点セルだけは1つのセルとしか隣接しない。こうした端点セルは必ずコード内に2つある。2つの端点の色は必ず異なる。これにより、端点セルの色でカラービットコードの起点及び終点を判別することが可能である。
上記したようなカラービットコードによれば例えば3色の色彩の遷移(配列)によって特定の識別情報を表すことができるため、当該カラービットコードにおける各色彩の占める領域の大きさ及び形状の制限は緩く、当該カラービットコードが例えば凹凸のある表面や柔軟性のある素材上に付された場合であっても、高い読み取り精度を実現することができる。
なお、上記したカラービットコードにおける3色の色彩の遷移によって表される識別情報を読み取るための条件及び端点セルを判別するための条件等が定義された情報(以下、定義情報と表記)は、予め格納部104内に格納されているものとする。
ここで、本実施形態においては、上記したようにカメラによって撮影された画像中の画像認識処理が実行される範囲を特定するために、上記したカラービットコードが再帰性反射材で形成されているものとする。なお、再帰性反射材は、例えば光源からの光が入射した場合に当該光源の方向に対して反射光を返す性質を有する。ここでは、カラービットコードが再帰性反射材で形成されているものとして説明したが、カラービットコードは、例えば、再帰性反射材の表面に印刷されていてもよい。
なお、このような構成の場合、上述した画像処理装置10に備えられるセンサ18は、光の強度を検出する光センサを含むものとする。更に、画像処理装置10に搭載されたカメラの近傍には、当該カメラによって画像が撮影される領域に対して光を照射するための光源が設けられているものとする。
次に、図5のフローチャートを参照して、本実施形態に係る画像処理装置10の処理手順について説明する。
まず、画像処理装置10を利用するユーザは、上記したタッチパネル17を介して当該画像処理装置10を操作することによって当該画像処理装置10に搭載されているカメラを起動する。この場合、現実空間に配置された(または貼り付けられた)カラービットコードがカメラの画角内に含まれるようにユーザがカメラ位置を調整することにより、当該カメラは、カラービットコードを含む画像を撮影することができる。この場合、上記したカメラの近傍に設けられた光源の電源はオン状態にあり、カラービットコードを含む領域には当該光源によって光が照射されているものとする。
このようにカメラによってカラービットコードを含む画像が撮影された場合、画像取得部101は、当該画像を取得する(ステップS1)。
次に、範囲特定部102は、上記した光センサによって検出される光の強度を取得する(ステップS2)。
ここで、本実施形態において、カラービットコードは、上記したように再帰性反射材によって形成されている。この場合、カメラの近傍に設けられた光源によってカラービットコード(を含む領域)に対して照射された光は、再帰性反射材によって当該光源の方向に対して反射される。これによれば、光センサは、再帰性反射材(で形成されたカラービットコード)を含む領域から比較的強い光を検出する。
このため、範囲特定部102は、ステップS2において取得された光の強度に基づいて、ステップS1において取得された画像中の、上記した光センサによって検出された光の強度が一定(予め定められた値)以上である範囲を特定する(ステップS3)。なお、カメラ及び光センサ一体的に構成されており、当該カメラによって画像が撮影される領域と当該光センサによって光の強度が検出される領域とは対応づけられているものとする。
このステップS3の処理によれば、範囲特定部102は、ステップS1において取得された画像の中の少なくとも再帰性反射材で形成されたカラービットコードの範囲を特定することができる。なお、カメラ(及び光センサ)の精度によっては、上記したように特定された光の強度が一定以上であると認識される範囲がカラービットコード(を形成する再帰性反射材)の範囲と完全に一致せず、誤差が生じている場合がある。このため、ステップS3においては、このような誤差を考慮して、光の強度が一定以上であると認識される範囲を包含する範囲が特定されても構わない。
次に、画像認識処理部103は、範囲特定部102によって特定された範囲に対してデコード処理を実行する(ステップS4)。デコード処理は、範囲特定部102によって特定された範囲に含まれるカラービットコードを読み取る(デコードする)処理である。以下、ステップS4のデコード処理について具体的に説明する。ここでは、範囲特定部102によって特定された範囲を便宜的に対象範囲と称する。
まず、画像認識処理部103は、対象範囲を各色領域に区分けする処理(以下、色領域区分け処理と表記)を実行する。ここで、一般的に画像は背景を含めて様々な色彩で構成されており、それらのパターンも様々である。このため、色領域区分け処理においては、この対象範囲中の色彩を色空間の中で赤色、緑色、青色及び無彩色に区分けし、各画素の色彩をいずれかの領域に当てはめる処理(均色化処理)が行われる。すなわち、色領域区分け処理においては、対象範囲中の各画素に対するラベリング処理が実行される。
なお、上記した赤色、緑色及び青色はカラービットコードを構成する各セルに付される色彩として定義された色彩(以下、構成色と表記)であるが、色領域区分け処理においては、例えば照明、色彩、退色等を考慮して色空間上でこれらの構成色と認定することができる一定の範囲に包含される色彩であれば、当該色彩(の画素)を当該構成色として区分けするものとする。すなわち、例えば赤色の領域を区分けする場合には、当該赤色を中心とする一定の範囲の色彩の画素の全てを赤色の領域として認定する。また、無彩色とは、色領域区分け処理において赤色、緑色及び青色として認定される色彩以外の色彩である。
また、上記したように対象範囲に対して均色化処理が行われるが、当該対象範囲にノイズ成分が混入している場合がある。このノイズに相当する微小部位の色彩異変に対しては例えばその周囲の色彩に合わせる、または、平均化する等のノイズ除去処理を行うことによって、当該ノイズを除去することが好ましい。
次に、画像認識処理部103は、色領域区分け処理によって区分けされた各色領域に基づいて複数の構成色(赤色、緑色及び青色)の領域が配列されてなるカラービットコードの領域(以下、コード領域と表記)を切り出す処理(以下、コード切り出し処理と表記)を実行する。このコード切り出し処理においては、各色領域の周囲の色彩(例えば、他の構成色の領域及び無彩色の領域の配置等)やカラービットコードを構成するセルの数等に基づいてコード領域が切り出される。このコード切り出し処理等において、ステップS1において取得された画像中の対象範囲以外の範囲は、例えば無彩色(の領域)であるものとして扱われるものとする。
なお、上記した色領域区分け処理及びコード切り出し処理において必要な情報は上記した定義情報として格納部104に予め格納されているものとする。また、この色領域区分け処理及びコード切り出し処理については、例えば特開2008−287414号公報等に開示されているため、ここではその詳細な説明については省略する。
次に、画像認識処理部103は、対象範囲に含まれるカラービットコードの有効性を検証する処理を実行する。具体的には、コード切り出し処理によって対象範囲から切り出されたコード領域において配列されている複数の色領域の数が予め規定されているカラービットコードにおいて配列されるセル20の数と一致する場合には、当該対象範囲に含まれるカラービットコードが有効であると判定する。一方、コード切り出し処理によって対象範囲から切り出されたコード領域において配列されている複数の色領域の数が予め規定されているカラービットコードを構成するセル20の数と一致しない場合には、当該対象範囲に含まれるカラービットコードが有効でないと判定する。
ここでは、カラービットコードの有効性の検証に予め規定されているセル20の数を用いるものとして説明したが、当該検証にカラービットコードにおいて有効な色彩(セル)の配列に関するルール等が用いられても構わない。すなわち、上記した特定範囲から切り出されたコード領域において配列されている複数の色領域(色彩)の順番(配列)が上記したルールに合致する場合には当該対象範囲に含まれるカラービットコードが有効であると判定され、当該ルールに合致しない場合には当該カラービットコードが有効でないと判定されるようにしてもよい。
ここで説明したカラービットコードの有効性の検証処理は一例であり、他の処理によってカラービットコードの有効性が検証されても構わない。具体的には、チェックディジット等により有効性(整合性)が検証されても構わない。
カラービットコードが有効であると判定された場合、画像認識処理部103は、コード切り出し処理によって対象範囲から切り出されたコード領域において配列されている複数の色領域における色彩の遷移(つまり、当該複数の色領域の順番)に基づいてカラービットコードをデコードする。これによれば、カラービットコードにおける例えば始点セル20から終点セル20までの色彩の遷移によって表される識別情報が取得される。
このように画像認識処理部103によって取得された識別情報は、例えばディスプレイ16に表示されてもよいし、画像処理装置10内または外部の各種サーバ装置等で他の処理に用いられても構わない。
一方、カラービットコードが有効でないと判定された場合には、例えばユーザに対してカラービットコードをデコードすることができない旨が通知されて、処理が終了される。
上記したように本実施形態においては、再帰性反射材で形成されたカラービットコード(光学式認識コード)を含む画像中の光センサによって予め定められた値以上の強度の光が検出された範囲を特定し、当該特定された範囲に対してカラービットコードを認識する(読み取る)ための画像認識処理を実行する。
本実施形態においては、このような構成により、カメラによって撮影された画像中の光の強度が一定以上の範囲(つまり、再帰性反射成分のある領域)に対して画像認識処理(デコード処理)が実行され、当該画像の全ての範囲に対してデコード処理を実行する必要がないため、当該デコード処理の処理速度を向上させることが可能となる。また、本実施形態においては、再帰性反射材で形成されたカラービットコード以外の範囲による影響を受けることがないため、当該カラービットコードに対する読み取り精度(認識率)を向上させることが可能となる。
更に、本実施形態によれば、画像中の光の強度が一定以上の範囲以外に対しては画像認識処理が実行されないため、例えば再帰性反射材以外の一般的な紙面等に印刷されたカラービットコード(光学式認識コード)を含む画像がカメラによって撮影されたとしても当該カラービットコードを読み取る(デコードする)ことはできない。よって、本実施形態においては、カラービットコードが容易にコピー(複製)されることを防止することができるという利点を有する。
ここで、本実施形態においては、再帰性反射材で形成されたカラービットコードの範囲を特定するためにカメラの近傍に光源が設けられているものとして説明したが、当該光源によって照射される光は、赤外光であっても構わない。この場合、画像処理装置10に搭載されているカメラ(光センサ)は、再帰性反射材から反射される赤外光の強度を検出可能に構成されていればよい。なお、赤外光の強度を検出可能なセンサ(カメラ)が別途設けられる構成であってもよい。このような構成によれば、赤外光は人の目で見ることができないため、例えばカメラによって画像を撮影する際に周囲の人物に眩しさを感じさせることがないようにすることができる。
また、本実施形態においては、カラービットコードを含む画像が撮影される際に光源の電源がオン状態にあるものとして説明したが、当該光源によって照射される光がカメラによって撮影される画像の画質に影響を与え、結果としてカラービットコードの読み取り精度が低下する場合がある。よって、上述したように画像認識処理が実行される範囲が特定された後に光源の電源をオフ状態にし、光源がオフ状態とされた状態で撮影されたカラービットコードを含む画像中の当該特定された範囲に対してデコード処理が実行される構成としても構わない。このような構成によれば、光源によって照射される光(例えば、赤外光等)の影響によってカラービットコードの読み取り精度が低下することを回避することが可能となる。
また、本実施形態においては光学式認識コードとしてカラービットコードが読み取られる場合について説明したが、本実施形態は、カメラによって撮影された画像に対する画像認識処理によって読み取り可能な光学式認識コードであれば、他の光学式認識コードを読み取る場合に適用されても構わない。具体的には、例えばQRコード(登録商標)等の2次元コードやバーコード等を読み取る場合に本実施形態が適用されても構わない。
なお、本実施形態においては、画像処理装置10に備えられるセンサ18として光センサが用いられるものとして説明したが、他のセンサが用いられても構わない。
具体的には、センサ18としてデプスセンサを用いることによってカメラによって画像が撮影された領域内に存在する物体の当該デプスセンサからの距離(深度)を検出し、当該デプスセンサによって検出された距離が予め定められた範囲内にある物体を含む画像中の範囲を特定する構成としても構わない。このような構成によれば、例えば机上に配置されたカラービットコードを含む画像を当該机の上方向からカメラによって撮影するような場合に、例えば当該画像中の机上(の面)以外の範囲(机が置かれている床面等)については画像認識処理(デコード処理)が実行されないため、当該画像認識処理の処理速度を向上させることが可能となる。
更に、センサ18として温度センサを用いることによってカメラによって画像が撮影された領域内に存在する物体(人物を含む)等の温度を検出し、当該温度センサによって検出された温度が予め定められた範囲内にある物体を含む画像中の範囲を特定する構成としても構わない。このような構成によれば、例えばカメラによって撮影された画像中の人物の範囲(領域)に対してのみ画像認識処理を実行するようなことが可能とり、当該画像認識処理の処理速度を向上させることができる。なお、この場合における画像認識処理としては、例えば人物の顔を認識する顔認識処理等が含まれる。
上記したように本実施形態においては、センサ18としてカメラによって画像が撮影される領域の状況(例えば、反射光の強度、カメラからの距離または温度等)を検出することが可能な様々な種類のセンサを用いることが可能である。本実施形態においては、このようなセンサ18を用いて画像認識処理が実行される画像中の範囲を特定する(限定する)ことによって、当該画像認識処理の処理速度を向上させることが可能となる。
なお、上記したようにカメラによって画像が撮影される領域の状況に基づいて画像認識処理が実行される画像中の範囲を限定することができるものであれば、例えば本実施形態において説明した以外の他のセンサが用いられてもよいし、他の画像認識処理が実行されてもよい。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
10…画像処理装置、11…バス、12…不揮発性メモリ、13…CPU、14…メインメモリ、15…無線通信部、16…ディスプレイ、17…タッチパネル、18…センサ(検知手段)、101…画像取得部、102…範囲特定部、103…画像認識処理部、104…格納部。

Claims (9)

  1. カメラによって撮影された画像を取得する取得手段と、
    前記カメラによって画像が撮影される領域の状況を検出する検出手段と、
    前記検出された状況に基づいて前記取得された画像中の範囲を特定する特定手段と、
    前記特定された範囲に対して画像認識処理を実行する処理手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記カメラの近傍に設けられた光源を更に具備し、
    前記取得手段は、前記光源からの光が入射した場合に当該光源の方向に対して反射光を返す再帰性反射材で形成された光学式認識コードを含む画像を取得し、
    前記検出手段は、光の強度を検出する光センサを含み、
    前記特定手段は、前記光センサによって予め定められた値以上の強度の光が検出された前記画像中の範囲を特定し、
    前記処理手段は、前記特定された範囲に対して前記光学式認識コードを認識するための画像認識処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記光源からの光は、赤外光を含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像内の範囲が特定された場合、前記光源の電源をオフ状態にする光源制御手段を更に具備することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記カメラによって画像が撮影された領域内に存在する物体の当該カメラからの距離を検出するデプスセンサを含み、
    前記特定手段は、前記デプスセンサによって検出された距離に基づいて前記画像中の範囲を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記カメラによって画像が撮影された領域内に存在する物体の温度を検出する温度センサを含み、
    前記特定手段は、前記温度センサによって検出された温度に基づいて前記画像中の範囲を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記画像認識処理は、前記特定された範囲に含まれる人物の顔を認識する顔認識処理を含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. カメラによって撮影された画像を取得するステップと、
    前記カメラによって画像が撮影される領域の状況を検出するステップと、
    前記検出された状況に基づいて前記取得された画像中の範囲を特定するステップと、
    前記特定された範囲に対して画像認識処理を実行するステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータに、
    カメラによって撮影された画像を取得するステップと、
    前記カメラによって画像が撮影される領域の状況を検出するステップと、
    前記検出された状況に基づいて前記取得された画像中の範囲を特定するステップと、
    前記特定された範囲に対して画像認識処理を実行するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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