JP2017187720A - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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俊翼 水越
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誠 ▲徳▼留
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Abstract

【課題】 トルクの低減が求められている。
【解決手段】 開口を複数の仕切り部材で覆うように構成し、トルクを低減している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。ここで、画像形成装置とは、記録材に画像を形成する装置をいう。プロセスカートリッジとは、少なくとも像担持体を有するものをいう。多くの場合、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、像担持体と、を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能にしたものをいう。また、現像装置とは、少なくとも現像剤担持体を有するものをいう。多くの場合、現像剤担持体、それを支持する現像枠体、それに関わる部品と、を一体化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能にしたものをいう。また、現像剤容器とは、現像剤を収容するための容器をいう。
電子写真方式による画像形成装置は、少なくとも現像手段と現像剤を収容した現像装置を一体的に構成し、画像形成装置に着脱可能にしたカートリッジ方式が広く知られている。また、現像装置と像坦持体を有する像坦持体ユニットを一体的に構成(いわゆる、プロセスカートリッジ)し、画像形成装置に着脱可能にしたカートリッジ方式も広く知られている。
特許文献1には、このようなカートリッジ方式の画像形成装置が記載されている。また、特許文献1では、トナー室とトナー供給室とを連通するトナー供給開口を備えるカートリッジ構成が記載されている。
トナーシール部材の開封は、一端をトナー室内の回転部材に取り付けられ、回転部材が回転することによりトナーシール部材が回転部材に巻き取られることで行われる。
トナーシール部材によって封止することによって、カートリッジの振動、衝撃によってトナーがカートリッジ内から漏れるのを防止できる。また、特許文献1のトナーシール部材は、開封後もカートリッジ内に留まるので、ユーザーがトナーシール部材を処理する必要が無くなる。更に、ユーザーがトナーシールを開封する必要が無い為、ユーザビリティ(使いやすさ)が向上する。
特開平05−197288号公報
しかしながら、特許文献1に示されるトナーシール部材の自動巻き取り構成を画像形成装置に設ける場合、最大巻き取り力に応じて、駆動源であるモータの大型化や高価なモータが必要になる。また、それに見合った駆動系の部品強度を確保する必要がある。このような場合、画像形成装置の大型化やコストアップにつながる恐れがある。
そのため、シール部材を引く際のトルクを低減する技術が望まれていた。
そこで、本発明は、
開口を有し、現像剤を収容する枠体と、
前記開口の少なくとも一部を覆うための第1と第2仕切り部材と、
前記現像剤と接触可能な位置に配置され、前記第1と第2仕切り部材の一端を固定し、前記第1と第2仕切り部材とを移動させることにより前記開口を開封する開封部材と、を有し、
前記開口の少なくとも一部が前記第1と第2仕切り部材で覆われている状態で、
前記第1仕切り部材は、前記第2仕切り部材の少なくとも一部が重なる重なり部分を有し、
前記重なり部分の少なくとも一部は、前記開口の一部と重なり、
前記開口を開封する際に、前記第2仕切り部材の方が前記第1仕切り部材よりも先に、前記枠体から剥がれる現像剤容器を提供するものである。
また、本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供するものである。
開口を開封する際に、第2仕切り部材の方が第1仕切り部材よりも先に枠体から剥がれる構成により、トルクの低減を図ることが可能になる。
第1の実施例に係るトナーシール構成、トナーシール部材と封止部の位置関係を説明する平面図である。 第1の実施例に係る電子写真画像形成装置の画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの断面図である。 第1の実施例に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第1の実施例に係るプロセスカートリッジの構成を説明する斜視図である。 第1の実施例に係るクリーニングユニットの構成を説明する斜視図である。 第1の実施例に係る現像ユニットの構成を説明する斜視図である。 第1の実施例に係るトナーシールの開封動作を表す断面図である。 第1の実施例に係るトナーシール構成、トナーシール部材と封止部の位置関係を説明する平面図である。 比較例であるトナーシール構成を説明する平面図である。 第1の実施例に係るトナーシール構成の例である。 第2の実施例に係るトナーシール構成、トナーシール部材と封止部の位置関係を説明する平面図である。 カートリッジ物流時にかかる力の概略図である。 カートリッジ物流時にかかるトナー圧力と反力の概略図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明における第1の実施形態を具体的に説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図2において、画像形成装置は、カートリッジBを着脱可能とした電子写真方式を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBの上側にレーザスキャナユニットからなる露光装置3が配置される。
画像形成装置の装置本体Aは、画像形成装置からカートリッジBを除いた装置構成部分のことをいう。本実施例では、カートリッジBが着脱可能な構成で説明しているが、現像剤容器や現像装置が画像形成装置に対して着脱可能な構成でもよい。この場合に、画像形成装置の装置本体とは、現像剤容器または現像装置を除いた装置構成部分をいう。
また、カートリッジBの下側には、画像形成対象となる記録材としてのシート材Pを収容したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、記録材であるシート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5aが設けられる。更に、給送ローラ5b、搬送ローラ5c、レジストローラ5d、転写ガイド6、転写手段となる転写ローラ7、搬送ガイド8が設けられる。更に、定着手段となる定着装置9、搬送ローラ5e、排出ローラ10、排出トレイ11等が順次配置されている。尚、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bを有して構成されている。
本実施例では、モノクロの画像形成装置を用いているが、これに限定されるものではない。複数のカートリッジが着脱可能なカラー画像形成装置などにも適用可能である。
<画像形成プロセス動作>
次に、画像形成プロセス動作について説明する。プリントスタート信号に基づいて、像担持体である感光ドラム62は図2の矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
図示しない帯電バイアス電源により帯電バイアス電圧が印加された帯電手段となる帯電ローラ66は、感光ドラム62の外周面に接触し、該感光ドラム62の外周面を一様で均一に帯電する。
露光手段となる露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBの上面に設けられた露光窓部74を通り、感光ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、像担持体である感光ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20に設けられる現像剤となるトナー2を収容する枠体がある。枠体は、開口を有し、現像剤を収容できる。また、枠体は、現像容器23(第1枠体)と底部材22(第2枠体)とから構成される。現像容器23は、トナー2を収容するための開口となる方形状のトナー供給開口27を有する。現像容器23と底部材22とで、トナーを収容するトナー室29を構成している。トナー室29内のトナー2は、搬送部材43の回転によって撹拌、搬送される。そして、トナー室29からトナー供給開口27を介して現像剤担持体となる現像ローラ32が設けられるトナー供給室28に送り出される。
トナー2は、固定磁石からなるマグネットローラ34の磁力により、現像剤担持体となる現像ローラ32の表面に担持される。
現像ローラ32(現像スリーブ)の表面に担持されたトナー2は、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ該現像ローラ32の表面上のトナー2の層厚が規制される。
現像ローラ32(現像スリーブ)の表面に担持されたトナー2は、表面に形成された静電潜像に応じて感光ドラム62へ転移され、現像剤像(トナー像)して可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングと合わせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ5b、搬送ローラ5cによって、画像形成装置301本体の下部に収容されたシート材Pがシートトレイ4から給送される。
そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、該感光ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、感光ドラム62の表面上に形成された現像剤像(トナー像)はシート材Pに順次転写されていく。
現像剤像(トナー像)が転写されたシート材Pは、感光ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そして、シート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの定着ニップ部を通過する。
この定着ニップ部において加熱及び加圧による定着処理が行われて現像剤像(トナー像)がシート材303に定着される。現像剤像(トナー像)の定着処理を受けたシート材303は、搬送ローラ5eにより排出ローラ10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後の感光ドラム62の表面は、クリーニングブレード77により残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセス動作に使用される。感光ドラム62から除去された廃トナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上記構成において、帯電ローラ66、現像ローラ32、クリーニングブレード77が感光ドラム62に作用する画像形成プロセス手段である。
<カートリッジの全体構成>
次に図4を用いてカートリッジBの全体構成について説明する。図4はカートリッジBの構成を説明する分解斜視図である。
図4に示すように、カートリッジBはクリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。いわゆるプロセスカートリッジと言われる構成になる。
クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、感光ドラム62、帯電ローラ66及びクリーニングブレード77等を有して構成される。
一方、現像ユニット20は、現像容器23、底部材22、サイド部材26L,26R、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナー2、付勢部材46等を有して構成される。
そして、クリーニングユニット60と現像ユニット20とを図4に示すピン状の結合部材75によって互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
具体的には、現像ユニット20の長手方向(現像ローラ32の回転軸方向)の両端部にサイド部材26L,26Rが設けられる。そして、該サイド部材26L,26Rのそれぞれに形成したアーム部26aL,26aRのそれぞれの先端部に現像ローラ32の回転軸と平行に配置される回動穴26bL,26bRが設けられている。
また、クリーニング枠体71の長手方向の両端部には、ピン状の結合部材75を嵌入するための嵌入穴71aが感光ドラム62の回転軸と平行に配置して形成されている。
そして、アーム部26aL,26aRをクリーニング枠体71の長手方向の両端部に嵌合し、結合部材75をアーム部26aL,26aRの回動穴26bL,26bRと嵌入穴71aに挿入して係止する。これにより、本実施例では、クリーニングユニット60と現像ユニット20とが結合部材75を中心に回動可能に結合され、プロセスカートリッジを構成している。
このとき、アーム部26aL,26aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体71の長手方向の両端部に設けられた当接部71cL,71cRに突き当たる。そして、該付勢部材46の付勢力により結合部材75を回動中心として現像ユニット20をクリーニングユニット60へ付勢している。これにより、現像担持体である現像ローラ32は、像担持体である感光ドラム62の方向へ確実に押し付けられる。
そして、図6に示す現像ローラ32の回転軸方向の両端部に取り付けられた間隔保持部材38によって、現像ローラ32は感光ドラム62から所定の間隔をもって保持される。
次に図3、図6及び図8を用いて現像ユニット20の構成について説明する。図6は現像ユニット20の構成を説明する分解斜視図である。
現像容器23(第1枠体)と底部材22(第2枠体)とからなる現像枠体は、図3に示すトナー2を収容するトナー室29やトナー供給室28を形成する。現像容器23と底部材22とは、溶着等により一体的に結合されている。
搬送部材43は、搬送シート44及び回転部材45で構成されている。回転部材45は現像容器23により回転可能に支持され、トナー室29内のトナー2を撹拌可能な回転体である。そのため、回転部材は、トナーと接触可能な位置に配置されていることになる。
さらに、回転部材45はトナー室29と連通する開口となるトナー供給開口27を開封可能に封止する仕切り部材となるトナーシール部材52α及び52βを固定している。回転部材45が回転し、トナーシール部材を巻き取ることにより図8に示す封止部24を剥離して該トナー供給開口27を開封する。そのため、本実施例の回転部材45は、開封部材としても構成される。封止部24はカートリッジ302の長手方向に伸びるように配置され、トナー供給開口27を開封可能に封止する。本実施例では、仕切り部材は、開口を封止する封止部材でもあるが、これに限定されず、開口周辺を完全に封止していない状態の部材も含む。例えば、枠体側にある挟み込み部で仕切り部材が挟まれ、仕切り部材は開口を覆い、トナーの漏れを低減するような構成でもよい。
また、封止部24は少なくとも第1の封止部24aと第2の封止部24bとを有し、また、封止部間24fには封止を行わない。
そして、仕切り部材であるトナーシール部材52の構成は以下の通りである。図8(c)に示すように、開口長手(図8(c)の左右方向)に重なり合った2枚の第1仕切り部材と第2仕切り部材としての第1トナーシール部材52αと第2トナーシール部材52βとがある。第1トナーシール部材52αに対し、取り付け穴(第1被固定部52cA)の中心線52dと第1封止部24a(第1A封止部24aA)との距離をα1とする。また、第1トナーシール部材52αの取り付け穴(第1被固定部52cA)の中心線52と第2封止部24b(第2A封止部24bA)との距離をα2とする。また、第2トナーシール部材52βに対し、取り付け穴(第2被固定部)の中心線52と第1封止部24a(第2A封止部24aB)との距離をβ1とする。また、第2トナーシール部材52βの取り付け穴(第2被固定部52cB)の中心線52dと第2封止部24b(第2B封止部24bB)との距離をβ2とする。この場合に、α1≠α2≠β1≠β2となっている。また、α1<β1、α2<β2となる。本実施形態の回転部材45は中実状で十分な剛性を確保できるものを採用している。
本実施例では、被固定部の基準として取り付け穴の中心線52dから第1封止部24a(第1A封止部と第1B封止部)の距離が第1仕切り部材と第2仕切り部材でα1<β1との距離関係になっている。これにより、引き剥がしのタイミングをずらすことにより、最大トルクが低減し、さらにトルクが大きくなるピークが2つにわかれることにより駆動源であるモータにかかる負荷を小さくすることができる。これにより、モータを高出力の高価なモータや大型化したモータに変更する必要がなくなる。同様の現象は、第2封止部を剥離する際にも起こる。第2封止部24bも第1トナーシール部の第2A封止部24bAと、第2トナーシール部の第2B封止部24bBとがあり、被固定部との距離の関係は、α2<β2である。このため、第2封止部を枠体から剥離する際も、直線状の枠体と溶着された封止部よりもトルクを小さくして枠体から剥離でき、開口を容易に開封することが可能になる。
搬送部材43は非駆動側が現像容器23に回転可能に支持され、駆動側が現像容器23に回転可能に取り付けられた搬送ギア50に固定されている。これにより、搬送部材43はトナー室29内で搬送ギア50の回転に従って回転する。
図6に示すように、開口を封止しておくトナーシール部材の他に、トナー漏れを防止するためのトナーシール部材55〜58が複数配置されている。
図6の符号55から57のトナーシール部材55〜57は、現像容器23の所定の位置に両面テープ等で固定されている。
図6の符号58のトナーシール部材58は、現像容器23と底部材22とが結合された後に、該底部材22の所定の位置に両面テープ等で固定される。
図6の符号55のトナーシール部材55は、現像ブレード42の弾性部材42bの長手方向の両端部からトナー2が漏出するのを防ぐ。
図6の符号56のトナーシール部材56は、現像ローラ32の長手方向の両端部からトナー2が漏出するのを防ぐ。
図6の符号57のトナーシール部材57は、現像ブレード42の長手方向の全長に亘って設けられ、該現像ブレード42の支持部材42aの裏側からトナー2が漏出するのを防ぐ。
図6の符号58のトナーシール部材58は、現像ローラ32の長手方向の全長に亘って該現像ローラ32に接して設けられ、該現像ローラ32の図6の下側からトナー2が漏出するのを防ぐ。
現像ブレード42は、板金からなる支持部材42aと、ウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材42bとを有して構成される。そして、清掃部材47と共に支持部材42aの長手方向の両端部に設けられた貫通穴にビス93を挿通して第1枠体である現像容器23に対して所定の位置に固定される。
現像ローラユニット31は、現像ローラ32、マグネットローラ34、フランジ35、間隔保持部材38、軸受部材37及び現像ローラギア39等を有して構成される。
現像ローラ32の非駆動側(図6の右側)の開口端部からマグネットローラ34が挿入され、該開口端部にはフランジ35が圧入固定されている。
本実施例では、感光ドラム62と、回転部材45と、現像ローラ32との各々の回転軸は互いに平行に配置されている。
フランジ35には図示しない導電性の電極線が組み込まれており、該電極線は現像ローラ32及び電極板127に電気的に接続されている。
導電性の電極板127は、図6の右側で示す非駆動側に設けられるサイド部材26Lに固定される。
電極板127は、装置本体Aの図示しない給電部に電気的に接触しており、該電極板127及び図示しない電極線を給電経路として現像ローラ32に給電する。
間隔保持部材38は、現像ローラ32の回転軸方向の両端部に取り付けられる。更にその外側に軸受部材37が配置され、図6の左側で示す駆動側においては、該軸受部材37の外側に現像ローラギア39が組み込まれる。
現像ローラ32の回転軸方向の両端部に配置された軸受部材37によって該現像ローラ32は回転可能に支持される。
駆動伝達部材であるギア48,49は、現像枠体に回転可能に取り付けられている。これにより、装置本体Aの駆動軸から図5に示す駆動力受け部63aで駆動力を受ける。駆動力受け部63aで受けた駆動力は、図5及び図6に示すフランジギア部63b、現像ローラギア39、ギア48,49及び搬送ギア50が順次噛み合って回転することにより現像ローラ32及び搬送部材43へ伝達される。
図6に示すように、サイド部材26L,26Rは、ビス92を用いて現像枠体の長手方向の両端部にそれぞれ固定される。その際、現像ローラユニット31の軸受部材37は、サイド部材26L,26Rによってそれぞれ保持される。
<仕切り部材であるトナーシール部材及びトナー搬送部材の構成>
次に図1、図7、図8を用いてトナー供給開口27を開封可能に封止する封止部24と、開封部材でもある回転部材45に取り付ける取り付け部となる取付穴52cとを有するトナーシール部材52の構成について説明する。
本実施形態において、トナーシール部材52の回転部材45に取り付ける取り付け部(被固定部)は、複数の取付穴52cの中心を通る穴中心線52dに対応するトナーシール部材52の部分(被固定部)をいう。また、カートリッジ302の長手方向に交差(直交)する方向におけるトナーシール部材52の封止部24と取り付け部との間の長さは、便宜的に図8(c)において、封止部24a,24bの取付穴52c側の縁部と、穴中心線52dとの間の長さをいう。
また、封止部24は少なくとも第1封止部24a(第1A封止部24aAと第1B封止部24aB)と第2の封止部24b(第2A封止部24bAと第2B封止部24bB)とを有する。
そして、トナーシール部材52の構成は以下の通りである。即ち、図8(c)に示すように、開口長手(図8(c)の左右方向)に重なり合った2枚のトナーシール部材52α及び52βを有している。それぞれ、第1トナーシール部材52αに対し、取り付け穴中心線52と封止部24a(第1A封止部24aA)との距離をα1、取り付け穴中心線52dと封止部24b(第2A封止部24bA)との距離をα2とする。また、第2トナーシール部材52βに対し、取り付け穴中心線52dと封止部24a(第1B封止部24aB)との距離をβ1、取り付け穴中心線52dと封止部24b(第2B封止部24bB)との距離をβ2とすると、α1≠α2≠β1≠β2となっている。また、α1<β1、α2<β2となる。
図7(a)〜(d)は本実施形態におけるトナーシール部材52の開封動作を説明する斜視説明図である。図8(a)は本実施形態におけるトナー室29と連通するトナー供給開口27、トナーシール部材52、封止部24、回転部材45及び搬送シート44の位置関係を説明する分解斜視図である。図8(b)は本実施形態におけるトナー室29と連通するトナー供給開口27をトナーシール部材52の封止部24により封止し、該トナーシール部材52と搬送シート44とを回転部材45に組み付けた様子を示す斜視説明図である。図8(c)は本実施形態におけるトナーシール部材52の構成を示す平面図である。尚、図7(a)〜(d)において搬送シート44は、説明の都合上、省略している。
図1、図7及び図8に示すように、現像容器23にはトナー室29とトナー供給室28とを連通するトナー供給開口27が設けられている。
本実施例では、トナー供給開口27を開封可能に封止するトナーシール部材52は、現像容器23の材料と相溶性のある材料または接着層を有する材料で構成されている。
本実施例では、開封部材となる回転部材45に固定される搬送シート44は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET;Polyethylene terephthalate)等の可撓性を有する材料を用いている。また、ポリカーボネイト(PC;Polycarbonate)、ポリフェニレンサルファイド(PPS;Polyphenylene sulfide)等の可撓性を有する材料を用いている。
そして、図8(a)に示すように、開封部材である回転部材45の突起部45aにトナーシール部材52の貫通穴からなる取付穴52cと、搬送シート44の貫通穴44bとを順に嵌合する。その後、図8(b)に示すように、回転部材45の突起部45aを熱加締めることで、トナーシール部材52と搬送シート44とが回転部材45の平坦面45bに一体的に固定される。
本実施例では、搬送シートを有する搬送部材がシール部材であるトナーシール部材52も固定されている。仕切り部材の形状としては、シート状、短冊状、台形状、平行四辺形状など構成により適宜選択できる。このため搬送部材は、開封部材としても機能している。ただし、これに限定されず、搬送部材と開封部材とが別部材で構成してもよい。また、開封部材は、回転部材である必要はなく、水平方向に移動することにより仕切り部材であるトナーシール部材を移動させて開口を開封するような構成でもよい。
尚、トナーシール部材52と搬送シート44とを回転部材45に固定する方法は、他にも溶着やスナップフィット、両面テープ等で固定することでも良く、固定方法を限定する必要はない。
トナーシール部材52は、トナー供給開口27を覆い、且つ回転部材45に取り付け可能な長さが必要である。ここで、トナーシール部材52の開封後に該トナーシール部材52の先端部52bが搬送シート44の先端部44cにかからないように、該搬送シート44とトナーシール部材52との取り付け位相を同じとしている。即ち、図7に示すように回転部材45の図7の矢印S方向の回転により該回転部材45の外周面に沿ってトナーシール部材52が巻付くことで該トナーシール部材52の先端部52bが搬送シート44の先端部44cにかからない構成とした。
図8(b)に示すように、トナーシール部材52の開放側の先端部52b側は、トナー供給開口27の開口縁に沿って現像容器23に熱溶着等によって剥離可能に固定されている。この固定された部位を封止部24とする。
トナーシール部材52は一端側(固定側)の端部52aに取り付け部となる所定ピッチで連続的に配置された複数の貫通穴からなる取付穴52cが回転部材45の平坦面45bに突設された突起部45aに挿通係止されて接続される。更に、他端側となる先端部52bに開口となるトナー供給開口27を封止する封止部24が設けられている。
トナーシール部材52の材質としては特に限定しないが、PET、PC、PPSなどの可撓性を有する材料からなり、更には、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有しているものが好ましい。また、複数の材料が含まれる相分離シールでもよい。
本実施例においては、50μmの厚さで、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有するPETフィルムを用いた。
ここで、現像容器23へのトナーシール部材52の封止部24の形成方法は熱溶着以外の方法でも良く、例えば、接着、レーザ溶着等によって剥離可能に固定することも出来る。また、枠体である現像容器23から突起部を形成してトナーシール部材を挟み込むような構成でもよい。
図8に示すように、封止部24は、トナー供給開口27の長手方向に沿って回転部材45の回転軸45e方向に平行に配置される封止部24a,24bを有する。
封止部(第1封止部24a,第2封止部24b)と、回転部材45の回転軸45eとの平行度の幾何公差値は概ね5mmとする。また、封止部24a,24bは長手方向(図7(c)の左右方向)に直線状の部分を有している。
更に、トナー供給開口27の短手方向に沿って回転部材45の回転軸45e方向に直交する方向に配置される封止部(第3封止部24c,第4封止部24d)を有する。
本実施例では、図7に示すように、封止部24a,24b,24c,24dはトナー供給開口27の外周縁部に方形状に形成されている。しかしこれに限定されず、台形状や菱形上でもよい。また、封止部(第3封止部24c,第4封止部24d)に関しては、必ずしも封止の必要が無い。
尚、第1封止部24aと第2封止部24bとは平行に配置されており、更に、開封部材である回転部材45の回転軸45eとも平行に配置されている。
回転部材45は図7(b)の矢印S方向に回転する。回転部材45の回転軸45e方向(回転軸方向)の一端側(図7(b)の奥側)が回転駆動力が伝達される駆動側とされ、他端側(図7(b)の手前側)が非駆動側とされる。
開口を開封する開封方向は、開口を有する面と平行な方向で、図7(b)や(c)の開口の下から上に向かう方向をいう。そのため、トナーシール部材の第1封止部は、開口に対して開封方向の上流側に位置し、第2封止部は、開口に対して開封方向の下流側に位置している。
一方、トナー供給開口27の開封方向の下流側(図7(a))に位置する第2封止部24bは、トナー供給開口27から見てトナーシール部材52の開放側の先端部52b側に位置する。
また、第3封止部24cは、図7(c)の左側で示す非駆動側に位置し、第4封止部24dは、図7(c)の右側で示す駆動側に位置する。
更に、図7(c)を用いてトナーシール部材52と封止部24との位置関係について詳しく説明する。
開封部材である回転部材45が図7(b)の矢印S方向に回転し、トナーシール部材52は該回転部材45の外周面に巻き取られる。トナーシール部材が回転部材に巻き取られると図7(c)のように封止部24が剥離して開口の一部が開封される。図7(c)では、2つのトナーシール部材があり、第1トナーシール部材が先に枠体から剥離し開口の一部を開封している。
本実施形態では回転部材45によりトナーシール部材52を巻き取って封止部24を開封する。その際に、該トナーシール部材52の封止部24(封止部24a〜24d)と、該トナーシール部材52が回転部材45に取り付けられている取り付け部となる貫通穴からなる取付穴52cとの間に掛かるテンションの大小が重要となる。
本実施形態では、図7(c)に示すように、開口の長手(図7(c)の左右方向)に重なり合った2枚の第1と第2トナーシール部材52α、52βを有している。上述しで定義した距離は、距離α1、距離α2、距離β1、距離β2があり、本実施例ではα1<α2<β1<β2の関係が成り立っている。
上述のトナーシール部材52と取り付け穴52cとの間に掛かるテンションの大小は、封止面積に依存する。上述のプロセスに従ってトナーシール部材を巻き取る場合には、最大テンションは、およそ封止長さ(開口の長手方向の長さ)に比例する。
本実施形態においては、最大テンション低減の為、開口の長手を2枚のシートに分割し、取り付け穴中心線と各々の封止部との距離α1、α2、β1、β2を変えることを行っている。第1と第2トナーシール部材は、開口を覆うように配置され、開口の周りを溶着で完全に封止する必要はない。つまり、第1と第2トナーシール部材52α及び52βの重なり部分に関しては、互いに重なることにより、重なり部分では、溶着などで封止しなくてもよい。重なり部分は、開口を含む面に垂直な方向において、開口と重なるような位置に配置されている。図8(c)に示す未封止部24fを設けることができ、元来の開口長手に連続的に封止したものに対して、全体として封止面積を小さくすることが可能となっている。未封止部の開口長手方向の長さを長くすれば、溶着する面積が小さくなり、トルクも小さくできる。
<仕切り部材であるトナーシール部材の開封動作>
次にカートリッジBの使用開始時に行うトナーシール部材52の開封動作について図7〜図9を用いて説明する。図9は比較例のトナーシール部材52の引き剥がし方を説明する説明図である。
先ず、図7(a)に示すように、第1と第2トナーシール部材52の封止部24と、回転部材45に対する取り付け部となる取付穴52cの中心を通る穴中心線52dとの間で、該トナーシール部材52にテンションがかからないように全体的に弛みを持たせる。これにより、カートリッジBの組み立て時や、物流時に、回転部材45に外力が作用しても、トナーシール部材52に弛みがあるためトナーシール部材52にテンションがかかりにくい。従って、トナーシール部材52の封止部24による封止力を維持出来る。尚、図7では、トナーシール部材52の開封動作を理解し易くするためにトナー2及び搬送シート44等を省略している。
図7(a)に示すように、トナーシール部材52の開封動作の開始直前は、組み立て直後の状態と同じくトナーシール部材52の全体が弛んでおり、該トナーシール部材52にはテンションがかかっていない。
図7(b)に示すように、カートリッジBが装置本体Aに装着され、装置本体Aから駆動を受けると、回転部材45は図7(b)の矢印S方向に回転する。すると、トナーシール部材52の固定側の端部52aが回転部材45に巻き取られる。このために、封止部24aと、穴中心線52dとの間のトナーシール部材52は図7(b)の矢印W方向に引っ張られる。
このとき、本実施形態では、図7(c)の取り付け穴中心線52と封止部24aとの距離は、α1、α2、β1、β2があるが、距離α1が最も短いので、最初に第1トナーシール部材52αの第1A封止部24aAにテンションがかかる。このテンションが増大し、第1A封止部24aAの溶着強度の限界を超えると、第1A封止部24aAが剥がされる。
図7(c)に示すように回転部材45が回転するに従って、次に取り付け穴中心線52と封止部との距離が短い距離α2(この場合、第1トナーシール部材52αの第2封止部24bA)が剥がされる。
図7(d)に示すように、第1トナーシール部材の剥離が終了した後も回転部材45が回転する。回転部材が回転することにより第2トナーシール部材の封止部との間にテンションがかかる。さらに、回転部材が回転することにより、第2トナーシール52βの第1B封止部24aB、第2B封止部24bBが、順次枠体から剥がされる。
従って、図9に示す比較例との比較において、同じタイミングにおけるトナーシール部材52,102の封止部24a、24bの引き剥がす領域(長手方向)が狭くなるので図8の構成の方が巻き取り力(トルク)を低減できる。
更には、トナーシール部材52α及び52βの重なり部分に関しては、互いに重なることにより、各々の封止力が加わるため、封止しなくてもよい。このため、図8(c)に示す未封止部24fを設けることができ、図9に示すような開口長手に連続的に封止したものに対して、全体として封止面積を小さくすることが可能となっている。
未封止部24fの領域は、特に制限は無いが、開口長手に連続的に封止した領域に対して、5%以上50%未満であることが、巻き取り力低減効果とトナー封止力維持の両立の為に好ましい。
5%未満だと、複数枚の封止部材により、巻き取り力を分散する効果はあるものの、未封止部24fの領域が小さすぎて、封止面積自体を低減させる効果が少ない。
50%以上だと、重なり過ぎることで、封止部材と現像開口の接着面積が少なくなるため、トナー封止力が低減する場合がある。
一方で、重なり部分を溶着で固定しておいてもよい。その場合は、図8(c)のトナーシール部材では、第2トナーシール部材を最初に枠体と溶着させ、その上から第1トナーシール部材を溶着させる。これにより第1トナーシール部材の第2トナーシール部材と重なる部分は、第2トナーシール部材と溶着することになる。このような構成では、開口を含む面に対して垂直な方向において、開口、第2トナーシール、第1トナーシールの順番に配置される。
尚、本実施形態では、トナーシール部材52の回転部材45に取り付ける取り付け部の取り付け方法として貫通穴からなる取付穴52cが、該回転部材45の平坦面45bに突設した突起部45aに嵌合している構成の一例について説明した。
他に、貫通穴からなる取付穴52cを用いずに、両面テープや接着材等でトナーシール部材52の一端側を回転部材45に取り付けて固定してもよい。その場合には、回転部材の固定面に対応するトナーシール部材の被固定面(被固定部)からトナーシール部材52の巻き取り方向における封止部24a,24bまでの距離を用いる。この距離を変えることによりトルクの低減を図ることが可能である。
また、第一の実施形態と同様の効果を得られることができる構成例を図10に示す。
図10(a)は、開口の長手方向の第1と第2トナーシール52α、52βの重なり方を変えたものである。第1トナーシールと第2トナーシールは、少なくとも開口の一部を覆う状態で配置される。図10(a)の構成では、第1トナーシールの第2トナーシールと重なる部分には、開口と溶着する封止部が含まれている。後述するが重なり部分に封止部がなくてもよい。
図10(b)は、第1と第2トナーシール52α、52βの重なり量を変えたものである。この変形例では、α1とβ1の距離の差が大きくなっているので、それぞれの封止部を剥離する際の影響がほとんどなくなる。
図10(c)は、第1と第2トナーシール52α、52βは同一長さだが、各々の封止部の位置をずらす事により、取り付け穴の中心線52dと各々の封止部との距離α1、α2、β1、β2を変えたものである。
これにより、トナーシール部材52の自動巻き取り負荷を低減することが出来る。これにより、回転部材45を駆動するモータを出力のある大型のモータに変える必要がなくなる。また、高出力な高価なモータに変える必要もなくなる。これにより、画像形成装置の装置本体Aの小型化やコストダウンが可能になる。
本発明における第2の実施形態を具体的に説明する。
実施例2では実施例1と画像形成装置の装置本体A、画像形成プロセスは同一のものを使用するため、トナーシール部材52について説明する。
カートリッジは、輸送時等で大きな振動によりカートリッジに外圧がかかった場合、現像器内中の圧力が増し、且つ、トナーの粉圧も増すため、封止部が剥がれ、現像器内からトナーが漏れ出してしまう場合がある。
図13に示すように、トナー圧が矢印の方向にトナーシール部材にかかると同時に、トナーシール部材の反力が点線の矢印方向にはたらく。この時、反力が小さいと、トナー圧が白抜き矢印の方向にかかり、封止部を引きはがす力が大きくなる。
図12には、トナーシールが1枚の時のカートリッジに外力がかかった場合のトナーの動きを示す。トナーは矢印の方向に外力がかかると白抜き矢印の方向へ、トナーシール52を引きはがす力が加わる。
現像長手方向(回転部材の回転軸方向)の端部のトナーは、現像開口外のトナーシールが無い空間(クリアランス部)に流れることができるため、トナーシール52を引きはがす力は小さくなり、トナーシールがはがれるリスクは小さい。
一方、現像長手の中央部のトナーは、トナーの圧力が全てトナーシールにかかるため、大きな圧力がかかる。従って、トナーシール部材52の中央部を引きはがす力が大きい為、現像開口の長手方向の中央部の封止部材が剥がれ、最もトナー2が漏れ出し易いことがある。
従って、トナーシール52の中央部を引きはがす力に対応する方法としては、トナーシール部材の厚みを厚くして、中央部の反力を高めることが改善方法の1つとして挙げられる。
実施例2では、図11に示すように、実施例1におけるトナーシール部材52の枚数を3枚に変更し、且つ、そのうちの現像開口の中央部の1枚の仕切り部材であるトナーシール部材の厚みを変えている。
第1と第3トナーシール部材(52α、52γ)は、50μmの厚さで、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有するPETフィルムを用いている。一方、第2トナーシール部材52βは、100μmの厚さで、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有するPETフィルムを用いている。
図11に示すように、取り付け穴中心線と各々の封止部との距離α1、α2、β1、β2、γ1、γ2は、それぞれ、α1<γ1<α2<γ2<β1<β2となるようにしている。
従って、第1の実施例よりも3枚各々の接着面積が小さく、且つ、段階的に封止されるため、更なるトルク低減が達成できる。
図9及び12に示す比較例において、上記課題に対しては、トナーシールが1枚で構成されている。このため、トナーシール部材52の全ての材質を、中央部のトナー圧に耐えられる構成にする必要があり、例えば、100μmのPETフィルムを用いなければならない。
本実施例においては、複数枚のトナーシール部材52を有しているため、中央部にのみ、100μmのPETシートを用いることができ、その他のトナーが漏れにくい部分には、厚みが薄いシートを用いることができる。その結果、トナー漏れを防ぎつつ、材料費の低減が達成され、不要なコストアップを抑えることが可能となる。
本発明における第3の実施形態を具体的に説明する。
実施例3は、実施例2の変形例である。
図11に示すトナーシール部材を、実施例3では、第1と第3トナーシール部材52α、52γを50μmの厚さで、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有するPETフィルムを用いる。一方、第2トナーシール部材52βは、50μmの厚さで、熱によって溶けて容器に接着できる接着層を有するPPSフィルムを用いる。
実施例2の課題であるトナーシール52の中央部を引きはがす力に対応する方法としては、トナーシール部材の材質を変更し、中央部のトナー圧の反力を高めることも、改善方法の1つである。
PETはPPSと比べ、引っ張り強さも大きいため、トナー圧の反力も大きくなる。
従って、本実施例においても、実施例2と同様に、トナー漏れを防ぎつつ、コストアップを抑えることが可能となる。
以上説明したように、実施例1との比較において、実施例2及び3は、更なるトルク低減が可能になる。また、トナーシール部材52の厚み、形状、材質等の選択の自由度が上がることにより、不要なコストアップを抑えることが可能となる。
(その他)
これまでの説明では、プロセスカートリッジを用いて説明したが、トナー補給カートリッジなどの現像剤を収容する容器(現像剤容器)でも応用可能である。また、現像剤担持体を有する現像装置が単独でも本発明の構成を備えることも可能である。
また、画像形成装置は、モノクロの画像形成装置で説明したが、カラー画像形成装置でもよい。その場合、複数の現像剤容器などが着脱可能な構成になっている。
24 封止部
24a 第1封止部
24b 第2封止部
24c 第3封止部
24d 第4封止部
27 トナー供給開口
45 回転部材
52 トナーシール部材
52c 穴
52d 穴中心線
A 画像形成装置本体(装置本体)
B プロセスカートリッジ(カートリッジ)
D 搬送方向
L レーザ光

Claims (10)

  1. 開口を有し、現像剤を収容する枠体と、
    前記開口の少なくとも一部を覆うための第1と第2仕切り部材と、
    前記現像剤と接触可能な位置に配置され、前記第1と第2仕切り部材の一端を固定し、前記第1と第2仕切り部材とを移動させることにより前記開口を開封する開封部材と、を有し、
    前記開口の少なくとも一部が前記第1と第2仕切り部材で覆われている状態で、
    前記第1仕切り部材は、前記第2仕切り部材と少なくとも一部が重なる重なり部分を有し、
    前記重なり部分の少なくとも一部は、前記開口の一部と重なり、
    前記開口を開封する際に、前記第1仕切り部材の方が前記第2仕切り部材よりも先に、前記枠体から剥がれることを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記第1と第2仕切り部材は、それぞれ、前記開口の少なくとも一部を覆う第1Aと第1B封止部と、一端を開封部材に固定される第1と第2被固定部を有し、
    前記第1仕切り部材の前記第1A封止部から前記第1被固定部までの長さは、前記第2仕切り部材の前記第1B封止部から前記第2被固定部までの長さより短いことを特徴とする請求項1記載の現像剤容器。
  3. 前記開封部材の軸方向に、前記第1仕切り部材と前記第2仕切り部材の順番に並んで開口を覆っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤容器。
  4. 前記開口を含む面に垂直な方向において、前記開口、前記第2仕切り部材、前記第1仕切り部材の順番に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  5. 前記開口の少なくとも一部を覆う第3仕切り部材を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  6. 前記開封部材は、駆動伝達部材から駆動力をもとに駆動されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記重なり部分を第1重なり部分とした場合に、前記第2仕切り部材は、前記第1仕切り部材と重なる第2重なり部分を有し、
    前記第1重なり部分は、前記第2重なり部分と溶着されない領域を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  8. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の現像剤容器と、を有することを特徴とする現像装置。
  9. 現像剤像を担持するための像担持体と、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項8に記載の現像装置のうちの少なくとも1つを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1から7のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項8に記載の現像装置、請求項9のプロセスカートリッジのうちの少なくとも1つを有し、
    記録材に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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