JP2017187621A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】発光管を効率よく冷却できる光源装置及びプロジェクターを提供する。
【解決手段】光源装置5は、発光管51及び収容体6を備え、発光管の周方向に沿うダクト部7は、第1送出部731及び流路下流側に位置する第2送出部732を有し、冷却気体を第1及び第2送出部に導く第1導風部73と、第3送出部741及び流路下流側に位置する第4送出部742を有し、冷却気体を第3及び第4送出部に導く第2導風部74と、導入口71から導入された冷却気体を第1及び第2導風部のいずれかに流通させる第1弁V1と、第1及び第2送出部の間に位置する第2弁V2と、第2弁による第1導風部の閉塞時に第1送出部を開放し、第1導風部の開放時に第1送出部を閉塞する第3弁V3と、第3及び第4送出部の間に配置される第4弁V4と、第4弁による第2導風部の閉塞時に第3送出部を開放し、第2導風部の開放時に第3送出部を閉塞する第5弁V5とを有する。
【選択図】図9
【解決手段】光源装置5は、発光管51及び収容体6を備え、発光管の周方向に沿うダクト部7は、第1送出部731及び流路下流側に位置する第2送出部732を有し、冷却気体を第1及び第2送出部に導く第1導風部73と、第3送出部741及び流路下流側に位置する第4送出部742を有し、冷却気体を第3及び第4送出部に導く第2導風部74と、導入口71から導入された冷却気体を第1及び第2導風部のいずれかに流通させる第1弁V1と、第1及び第2送出部の間に位置する第2弁V2と、第2弁による第1導風部の閉塞時に第1送出部を開放し、第1導風部の開放時に第1送出部を閉塞する第3弁V3と、第3及び第4送出部の間に配置される第4弁V4と、第4弁による第2導風部の閉塞時に第3送出部を開放し、第2導風部の開放時に第3送出部を閉塞する第5弁V5とを有する。
【選択図】図9
Description
本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
従来、発光管を有する光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、形成された画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターに適用される光源装置において、発光管は、当該発光管の使用に適した温度で点灯させないと寿命が短くなることから、適切に冷却する必要がある。特に、発光管においては、発光物質が封入された発光部における上部(鉛直方向上側の部分)が最も高温となるため、当該上部を効率よく冷却する必要がある。
ここで、プロジェクターは、設置台の上に載置される姿勢である正置き姿勢、当該正置き姿勢とは上下を逆にして天井等に固定される逆置き姿勢、画像を上向きに投射する上向き投射姿勢、及び、画像を下向きに投射する下向き投射姿勢等の姿勢を取り得る。
これに対し、内部に取り込まれた冷却気体の流路をプロジェクターの姿勢に応じて変更し、当該冷却気体を、発光管(光源ランプ)の発光部上部に流通させる光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、内部に取り込まれた冷却気体の流路をプロジェクターの姿勢に応じて変更し、当該冷却気体を、発光管(光源ランプ)の発光部上部に流通させる光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光源装置は、発光管と、反射傘と、光源ファンと、反射傘及び光源ファンを繋ぐ導風部材と、これらを収容する筐体とを備えている。これらのうち、導風部材の円周方向には、直交する4方向にそれぞれ配置された4つの開口部が形成されている。また、導風部材は、光源ファンからの風を2つの風路のいずれかに切り替える第1の弁と、切り替えられた一方の風路上に配置された第2の弁と、他方の風路上に配置された第3の弁と、を有する。第1の弁は、重力により導風部材内を移動可能に構成され、第2の弁及び第3の弁は、それぞれ支点軸の両側に遮蔽板が配置され、当該支点軸より一方側に重心を偏らせた構成を有する。
このような光源装置では、プロジェクターの姿勢に応じて、それぞれ重力によって各弁が移動及び回動し、これにより、各姿勢において発光管に対して鉛直方向上側に位置する開口部に風が導かれ、当該風が発光部上部(管球上部)に送出される。
このような光源装置では、プロジェクターの姿勢に応じて、それぞれ重力によって各弁が移動及び回動し、これにより、各姿勢において発光管に対して鉛直方向上側に位置する開口部に風が導かれ、当該風が発光部上部(管球上部)に送出される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の光源装置では、第2の弁及び第3の弁は、重力によって一方に回動して、第1の弁によって開放された風路を遮蔽することにより、当該弁近傍に位置する開口部に風を導く機能を有する他、他方に回動して、当該開口部を閉塞することにより、風路の終端に位置する他の開口部に風を導く機能を有する。このため、各弁近傍に位置する開口部に風を導く場合には、当該各弁の一方の遮蔽板に風が当たって回動して、風路の一部を開放してしまうおそれがある。このような場合、第1の弁によって切り替えられた風路において、一部の風が第2の弁又は第3の弁より奥側に流通してしまい、目的の開口部から発光部上部に送出される風量が少なくなるという問題がある。
特に、投入電力量が大きく、発熱量が大きい発光管が採用されている場合には、当該発光管に導かれる風量を多くする必要があるが、このような場合には、風圧によって第2の弁又は第3の弁が回動しやすくなり、上記問題が顕著となる。
特に、投入電力量が大きく、発熱量が大きい発光管が採用されている場合には、当該発光管に導かれる風量を多くする必要があるが、このような場合には、風圧によって第2の弁又は第3の弁が回動しやすくなり、上記問題が顕著となる。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、発光管を効率よく冷却できる光源装置及びプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る光源装置は、冷却気体を送出する冷却装置を備えたプロジェクターに組み込んで使用される光源装置であって、光を出射する発光管と、前記発光管を収容する収容体と、を備え、前記収容体は、前記発光管の中心軸を中心とする周方向に沿って配置されるダクト部を有し、前記ダクト部は、前記ダクト部内に冷却気体を導入する導入口と、第1送出部、及び、前記第1送出部より前記冷却気体の流路下流側に位置する第2送出部を有し、前記導入口から導入された前記冷却気体を前記第1送出部及び前記第2送出部に導く第1導風部と、第3送出部、及び、前記第3送出部より前記冷却気体の流路下流側に位置する第4送出部を有し、前記導入口から導入された前記冷却気体を前記第3送出部及び前記第4送出部に導く第2導風部と、前記導入口を介して前記ダクト部内に導入された前記冷却気体を、前記第1導風部及び前記第2導風部のいずれかに流通させる第1弁と、前記第1導風部において前記第1送出部及び前記第2送出部の間に配置され、前記第1導風部を開閉する第2弁と、前記第2弁によって前記第1導風部が閉塞される場合に、前記第1送出部を開放し、前記第2弁によって前記第1導風部が開放される場合に、前記第1送出部を閉塞する第3弁と、前記第2導風部において前記第3送出部及び前記第4送出部の間に配置され、前記第2導風部を開閉する第4弁と、前記第4弁によって前記第2導風部が閉塞される場合に、前記第3送出部を開放し、前記第4弁によって前記第2導風部が開放される場合に、前記第3送出部を閉塞する第5弁と、を有することを特徴とする。
上記第1態様によれば、第1送出部を開閉する第3弁、及び、第3送出部を開閉する第5弁は、第1導風部を開閉する第2弁、及び、第2導風部を開閉する第4弁とは異なる弁である。このことから、上記特許文献1に記載の第2の弁及び第3の弁のように、第1送出部及び第1導風部のそれぞれの開閉を1つの弁が行い、第3送出部及び第2導風部のそれぞれの開閉を1つの弁が行う場合とは異なり、第1送出部及び第1導風部のそれぞれの開閉、並びに、第2導風部及び第3送出部のそれぞれの開閉を確実に行うことができる。このため、第1導風部及び第2導風部を流通する冷却気体の風圧によって、これら導風部を閉塞する第2弁及び第4弁が動いて、これら導風部を部分的に開放してしまうことを抑制できる他、第1送出部及び第3送出部が閉塞される場合にこれら送出部が部分的に開放されてしまうことを抑制できる。従って、発光管に対して鉛直方向上側に位置する送出部に確実に冷却気体を導くことができる他、導入口から導入された冷却気体の損失を抑制できる。そして、これにより、当該送出部を介して冷却気体を発光管における鉛直方向上部に送出しやすくすることができるので、光源装置を効率よく冷却できる。
上記第1態様では、前記中心軸にそれぞれ直交し、かつ、互いに交差する2方向を第1方向及び第2方向とした場合、前記第1送出部は、前記発光管に対して前記第1方向側に位置し、前記第2送出部は、前記発光管に対して前記第2方向側に位置し、前記第3送出部は、前記発光管に対して前記第2方向とは反対方向側に位置し、前記第4送出部は、前記発光管に対して前記第1方向とは反対方向側に位置することが好ましい。
上記第1態様によれば、第1送出部、第2送出部、第3送出部及び第4送出部が、それぞれ発光管に対して、第1方向側、第2方向側、第1方向とは反対方向側、及び、第2方向とは反対側に位置する。これによれば、発光管の中心軸が水平方向(重力方向に対する直交方向)に沿うように光源装置が配置された場合に、4つの送出部のうちの少なくともいずれかが、当該発光管に対して鉛直方向上側(重力方向に対して反対方向側)に位置することとなる。そして、上記第1弁、第2弁及び第4弁によって、発光管に対して鉛直方向上側に位置する送出部に冷却気体が導かれ、第3弁及び第5弁が送出部を開閉することにより、当該送出部を介して、冷却気体を発光管に対して鉛直方向上側から送出可能となる。
また、発光管の中心軸が鉛直方向(重力方向)に沿うように光源装置が配置された場合でも、4つの送出部のうちの少なくともいずれかが、当該発光管に対して鉛直方向上側に位置することにより、第1〜第5弁によって当該鉛直方向上側に位置する送出部に冷却気体が導かれ、当該送出部を介して、冷却気体は、発光管に対して鉛直方向上側から送出される。
このため、上記第1〜第4送出部のいずれかが発光管に対して鉛直方向上側となる姿勢であれば、当該発光管に対して、冷却気体を鉛直方向上側から確実に流通させることができる。従って、発光管を効率よく冷却できる。
また、発光管の中心軸が鉛直方向(重力方向)に沿うように光源装置が配置された場合でも、4つの送出部のうちの少なくともいずれかが、当該発光管に対して鉛直方向上側に位置することにより、第1〜第5弁によって当該鉛直方向上側に位置する送出部に冷却気体が導かれ、当該送出部を介して、冷却気体は、発光管に対して鉛直方向上側から送出される。
このため、上記第1〜第4送出部のいずれかが発光管に対して鉛直方向上側となる姿勢であれば、当該発光管に対して、冷却気体を鉛直方向上側から確実に流通させることができる。従って、発光管を効率よく冷却できる。
上記第1態様では、前記発光管は、発光物質及び電極が内部に封入された発光部を有し、前記第1送出部、前記第2送出部、前記第3送出部及び前記第4送出部は、流通された前記冷却気体を、前記発光部に向けて送出することが好ましい。
このような構成によれば、第1〜第4送出部のいずれかにより、当該送出部に流通された冷却気体を鉛直方向上側から発光部に送出できる。これによれば、上記のように、発光管において最も高温となる発光部を効果的に冷却できる。従って、発光管の劣化を抑制でき、当該発光管の長寿命化を図ることができる。
このような構成によれば、第1〜第4送出部のいずれかにより、当該送出部に流通された冷却気体を鉛直方向上側から発光部に送出できる。これによれば、上記のように、発光管において最も高温となる発光部を効果的に冷却できる。従って、発光管の劣化を抑制でき、当該発光管の長寿命化を図ることができる。
上記第1態様では、前記第2弁及び前記第4弁は、自重によって回動する遮蔽板であり、前記ダクト部は、前記第1導風部を開放する際に前記第2弁が配置される第1凹部と、前記第2導風部を開放する際に前記第4弁が配置される第2凹部と、を有することが好ましい。
このような構成によれば、第2弁が第1導風部を開放する際に、当該第2弁が第1凹部内に配置されることにより、第1導風部内において冷却気体が流通する流路面積が減少することを抑制できる他、当該冷却気体が第2弁に当たることによる冷却気体の圧力損失の発生を抑制できる。第4弁が配置される第2凹部によっても、同様の効果が得られる。
このような構成によれば、第2弁が第1導風部を開放する際に、当該第2弁が第1凹部内に配置されることにより、第1導風部内において冷却気体が流通する流路面積が減少することを抑制できる他、当該冷却気体が第2弁に当たることによる冷却気体の圧力損失の発生を抑制できる。第4弁が配置される第2凹部によっても、同様の効果が得られる。
上記第1態様では、前記第1送出部は、前記冷却気体が通過する第1開口部を有し、前記第3送出部は、前記冷却気体が通過する第2開口部を有し、前記第3弁は、前記第1開口部に位置し、前記第5弁は、前記第2開口部に位置することが好ましい。
このような構成によれば、第1送出部を開閉する第3弁が、当該第1送出部が有する第1開口部に位置し、第3送出部を開閉する第5弁が、当該第3送出部が有する第2開口部に位置する。これによれば、これら第1送出部及び第3送出部のそれぞれを、光源装置の姿勢に応じて確実に開閉できる。
このような構成によれば、第1送出部を開閉する第3弁が、当該第1送出部が有する第1開口部に位置し、第3送出部を開閉する第5弁が、当該第3送出部が有する第2開口部に位置する。これによれば、これら第1送出部及び第3送出部のそれぞれを、光源装置の姿勢に応じて確実に開閉できる。
本発明の第2態様に係るプロジェクターは、上記光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、前記光源装置に冷却気体を送出する冷却装置と、を備えることを特徴とする。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る光源装置と同様の効果を奏することができる。また、上記のように、発光管の長寿命化を図ることができる上記光源装置が採用されることにより、プロジェクターのメンテナンスの手間を省くことができる。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る光源装置と同様の効果を奏することができる。また、上記のように、発光管の長寿命化を図ることができる上記光源装置が採用されることにより、プロジェクターのメンテナンスの手間を省くことができる。
上記第2態様では、外装を構成する外装筐体を備え、当該プロジェクターは、前記投射光学装置による光の投射方向が水平方向に沿い、前記外装筐体の底面部が鉛直方向における下向きとなる第1姿勢と、前記投射光学装置による光の投射方向が水平方向に沿い、前記外装筐体の底面部が鉛直方向における上向きとなる第2姿勢と、前記投射光学装置による光の投射方向が鉛直方向上向きとなる第3姿勢と、前記投射光学装置による光の投射方向が鉛直方向下向きとなる第4姿勢と、のそれぞれの姿勢で設置可能に構成され、前記第1送出部、前記第2送出部、前記第3送出部及び前記第4送出部は、それぞれ、前記第1姿勢、前記第2姿勢、前記第3姿勢及び前記第4姿勢のいずれかにて前記発光管に対して鉛直方向における上側に位置することが好ましい。
このような構成によれば、プロジェクターの姿勢に応じて、第1〜第4送出部のうち、発光管に対して鉛直方向上側に位置する送出部から、当該発光管に冷却気体を送出できる。従って、上記第1態様に係る光源装置が奏することができる効果を、確実に奏することができる。
このような構成によれば、プロジェクターの姿勢に応じて、第1〜第4送出部のうち、発光管に対して鉛直方向上側に位置する送出部から、当該発光管に冷却気体を送出できる。従って、上記第1態様に係る光源装置が奏することができる効果を、確実に奏することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた光源装置5(図2参照)から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する画像表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成し、後述する装置本体3を収容する外装筐体2を備える。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。この外装筐体2は、アッパーケース2A及びロアーケース2Bが組み合わされて構成され、天面部21、底面部22、左側面部23、右側面部24、背面部25及び正面部26を有する。なお、底面部22は、天面部21の反対側の面であり、右側面部24は、左側面部23の反対側の面であり、正面部26は、背面部25の反対側の面である。
これらのうち、天面部21には、装置本体3を構成する画像投射装置4の投射光学装置44の一部が露出され、当該画像投射装置4により形成された画像が通過する開口部211が位置する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた光源装置5(図2参照)から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する画像表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成し、後述する装置本体3を収容する外装筐体2を備える。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。この外装筐体2は、アッパーケース2A及びロアーケース2Bが組み合わされて構成され、天面部21、底面部22、左側面部23、右側面部24、背面部25及び正面部26を有する。なお、底面部22は、天面部21の反対側の面であり、右側面部24は、左側面部23の反対側の面であり、正面部26は、背面部25の反対側の面である。
これらのうち、天面部21には、装置本体3を構成する画像投射装置4の投射光学装置44の一部が露出され、当該画像投射装置4により形成された画像が通過する開口部211が位置する。
[装置本体の構成]
図2は、装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、プロジェクター1の内部構成に相当し、上記外装筐体2内に収容される。この装置本体3は、図2に示すように、画像投射装置4及び冷却装置9を備える。なお、図示を省略するが、装置本体3は、これらの他に、プロジェクター1全体の動作を制御する制御装置、及び、当該プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置等を備える。
これらのうち、冷却装置9は、外装筐体2内に取り込まれた冷却気体を、後述する光源装置5の収容体6に吐出する冷却ファン91を有する。
図2は、装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、プロジェクター1の内部構成に相当し、上記外装筐体2内に収容される。この装置本体3は、図2に示すように、画像投射装置4及び冷却装置9を備える。なお、図示を省略するが、装置本体3は、これらの他に、プロジェクター1全体の動作を制御する制御装置、及び、当該プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置等を備える。
これらのうち、冷却装置9は、外装筐体2内に取り込まれた冷却気体を、後述する光源装置5の収容体6に吐出する冷却ファン91を有する。
[画像投射装置の構成]
画像投射装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報(画像信号を含む)に応じた画像を形成して投射する。この画像投射装置4は、光源装置5、均一化装置41、色分離装置42、画像形成装置43、投射光学装置44及び光学部品用筐体45を備える。
なお、以下の説明では、光源装置5から出射される光の進行方向を+Z方向とし、当該+Z方向にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する方向を+X方向及び+Y方向とする。本実施形態では、+Z方向は、右側面部24から左側面部23に向かう方向であるので、+Y方向を、上記底面部22から天面部21に向かう方向とし、+X方向を、正面部26から背面部25に向かう方向とする。すなわち、+X方向は、プロジェクター1を天面部21側から平面視した場合に、投射光学装置44による画像の投射方向とは反対方向となる。また、図示を省略するが、説明の便宜上、+Z方向の反対方向を−Z方向とする。−X方向及び−Y方向も同様である。
なお、本明細書において、鉛直方向とは重力方向を示し、鉛直方向上側とは重力方向に対する反対方向側を示し、鉛直方向下側とは重力方向側を示す。また、鉛直方向における上向き、及び、鉛直方向上向きとは、重力方向に対する反対方向側を向くことを示し、鉛直方向における下向き、及び、鉛直方向下向きとは、重力方向側を向くことを示す。更に、鉛直方向上部とは、重力方向に対する反対方向側の部位を示す。加えて、水平方向とは重力方向に対する直交方向を示す。
画像投射装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報(画像信号を含む)に応じた画像を形成して投射する。この画像投射装置4は、光源装置5、均一化装置41、色分離装置42、画像形成装置43、投射光学装置44及び光学部品用筐体45を備える。
なお、以下の説明では、光源装置5から出射される光の進行方向を+Z方向とし、当該+Z方向にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する方向を+X方向及び+Y方向とする。本実施形態では、+Z方向は、右側面部24から左側面部23に向かう方向であるので、+Y方向を、上記底面部22から天面部21に向かう方向とし、+X方向を、正面部26から背面部25に向かう方向とする。すなわち、+X方向は、プロジェクター1を天面部21側から平面視した場合に、投射光学装置44による画像の投射方向とは反対方向となる。また、図示を省略するが、説明の便宜上、+Z方向の反対方向を−Z方向とする。−X方向及び−Y方向も同様である。
なお、本明細書において、鉛直方向とは重力方向を示し、鉛直方向上側とは重力方向に対する反対方向側を示し、鉛直方向下側とは重力方向側を示す。また、鉛直方向における上向き、及び、鉛直方向上向きとは、重力方向に対する反対方向側を向くことを示し、鉛直方向における下向き、及び、鉛直方向下向きとは、重力方向側を向くことを示す。更に、鉛直方向上部とは、重力方向に対する反対方向側の部位を示す。加えて、水平方向とは重力方向に対する直交方向を示す。
[光源装置の構成]
光源装置5は、発光管51、主反射鏡52、平行化レンズ53及び収容体6を有し、均一化装置41に光束を出射する。
発光管51は、発光物質及び電極が内部に封入された略球状の発光部511と、当該発光部511の両端から互いに反対方向に延出する封止部512,513と、を有する。これらのうち、発光部511内の電極に、封止部512,513を挿通するリード線(図示省略)を介してランプ電力を供給すると、当該発光部511内にて放電発光が生じる。
なお、発光管51には、発光部511における封止部512側の領域を覆って、当該発光部511から入射される光を主反射鏡52に向けて反射させる副反射鏡514が取り付けられている。
光源装置5は、発光管51、主反射鏡52、平行化レンズ53及び収容体6を有し、均一化装置41に光束を出射する。
発光管51は、発光物質及び電極が内部に封入された略球状の発光部511と、当該発光部511の両端から互いに反対方向に延出する封止部512,513と、を有する。これらのうち、発光部511内の電極に、封止部512,513を挿通するリード線(図示省略)を介してランプ電力を供給すると、当該発光部511内にて放電発光が生じる。
なお、発光管51には、発光部511における封止部512側の領域を覆って、当該発光部511から入射される光を主反射鏡52に向けて反射させる副反射鏡514が取り付けられている。
主反射鏡52は、本発明の反射鏡に相当し、封止部513に固定されている。この主反射鏡52は、発光部511から入射される光(副反射鏡514にて反射された光を含む)を反射させ、平行化レンズ53に入射させる凹曲面状の反射面を有する。
平行化レンズ53は、発光管51及び主反射鏡52から入射される光を平行化して、均一化装置41に向けて出射する。この他、平行化レンズ53は、発光管51が破裂した際に当該発光管51の破片の飛散を防止する防爆部材としても機能する。
収容体6は、発光管51、主反射鏡52及び平行化レンズ53を収容する。この収容体6の構成は、後に詳述する。
平行化レンズ53は、発光管51及び主反射鏡52から入射される光を平行化して、均一化装置41に向けて出射する。この他、平行化レンズ53は、発光管51が破裂した際に当該発光管51の破片の飛散を防止する防爆部材としても機能する。
収容体6は、発光管51、主反射鏡52及び平行化レンズ53を収容する。この収容体6の構成は、後に詳述する。
[均一化装置の構成]
均一化装置41は、光源装置5から入射される光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一化装置41は、光源装置5からの光の入射順に、第1レンズアレイ411、調光装置412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414及び重畳レンズ415を有する。
均一化装置41は、光源装置5から入射される光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一化装置41は、光源装置5からの光の入射順に、第1レンズアレイ411、調光装置412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414及び重畳レンズ415を有する。
[色分離装置の構成]
色分離装置42は、均一化装置41から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離し、当該3つの色光を画像形成装置43に入射させる。この色分離装置42は、ダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423,424,425と、入射側レンズ426と、リレーレンズ427と、を備える。
ダイクロイックミラー421は、青色光を反射させ、緑色光及び赤色光を透過させる。ダイクロイックミラー422は、緑色光を反射させ、赤色光を透過させる。
反射ミラー423は、青色光の光路上に設けられる。また、反射ミラー424,425、入射側レンズ426及びリレーレンズ427は、赤色光の光路上に設けられる。
色分離装置42は、均一化装置41から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離し、当該3つの色光を画像形成装置43に入射させる。この色分離装置42は、ダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423,424,425と、入射側レンズ426と、リレーレンズ427と、を備える。
ダイクロイックミラー421は、青色光を反射させ、緑色光及び赤色光を透過させる。ダイクロイックミラー422は、緑色光を反射させ、赤色光を透過させる。
反射ミラー423は、青色光の光路上に設けられる。また、反射ミラー424,425、入射側レンズ426及びリレーレンズ427は、赤色光の光路上に設けられる。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置43は、分離された各色光を色光毎に変調して、画像情報に応じた画像を形成する。この画像形成装置43は、それぞれ色光毎に設けられるフィールドレンズ431、入射側偏光板432、光変調装置433及び出射側偏光板434と、色合成装置としてのクロスダイクロイックプリズム435と、を有する。
これらのうち、光変調装置433(赤、緑及び青用の光変調装置をそれぞれ433R,433G,433Bとする)は、上記制御装置から入力される画像情報に基づいて、入射される色光を変調する。このような光変調装置433として、本実施形態では、液晶パネルが採用されている。
また、クロスダイクロイックプリズム435は、各光変調装置433R,433G,433Bにより変調された各色光(各色画像)を合成した画像光を出射する。
画像形成装置43は、分離された各色光を色光毎に変調して、画像情報に応じた画像を形成する。この画像形成装置43は、それぞれ色光毎に設けられるフィールドレンズ431、入射側偏光板432、光変調装置433及び出射側偏光板434と、色合成装置としてのクロスダイクロイックプリズム435と、を有する。
これらのうち、光変調装置433(赤、緑及び青用の光変調装置をそれぞれ433R,433G,433Bとする)は、上記制御装置から入力される画像情報に基づいて、入射される色光を変調する。このような光変調装置433として、本実施形態では、液晶パネルが採用されている。
また、クロスダイクロイックプリズム435は、各光変調装置433R,433G,433Bにより変調された各色光(各色画像)を合成した画像光を出射する。
[投射光学装置の構成]
図3は、投射光学装置44の内部構成を模式的に示す断面図である。
投射光学装置44は、画像形成装置43から入射される画像光を上記被投射面上に拡大投射する。この投射光学装置44は、図3に示すように、複数のレンズ441と、非球面ミラー442と、これらを内部に収納する中空状の保持体443と、を備える。
複数のレンズ441は、例えば、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む。
非球面ミラー442は、投射光学装置44における光路最下流に、回転対称でない自由曲面形状の反射面442Aが、−X方向側及び+Y方向側を向くように配置される。この非球面ミラー442は、複数のレンズ441により、+X方向側に導かれた画像光を−X方向及び+Y方向側に折り返すとともに、当該画像光を広角化する。
保持体443は、天面部21側の部位に、非球面ミラー442にて反射された画像が通過する開口部4431を有する他、当該開口部4431に嵌め込まれ、可視光を透過させるガラス等の基板4432を有する。これら開口部4431及び基板4432を通過した画像光は、上記開口部211を介して外装筐体2の外部に出射される。
図3は、投射光学装置44の内部構成を模式的に示す断面図である。
投射光学装置44は、画像形成装置43から入射される画像光を上記被投射面上に拡大投射する。この投射光学装置44は、図3に示すように、複数のレンズ441と、非球面ミラー442と、これらを内部に収納する中空状の保持体443と、を備える。
複数のレンズ441は、例えば、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む。
非球面ミラー442は、投射光学装置44における光路最下流に、回転対称でない自由曲面形状の反射面442Aが、−X方向側及び+Y方向側を向くように配置される。この非球面ミラー442は、複数のレンズ441により、+X方向側に導かれた画像光を−X方向及び+Y方向側に折り返すとともに、当該画像光を広角化する。
保持体443は、天面部21側の部位に、非球面ミラー442にて反射された画像が通過する開口部4431を有する他、当該開口部4431に嵌め込まれ、可視光を透過させるガラス等の基板4432を有する。これら開口部4431及び基板4432を通過した画像光は、上記開口部211を介して外装筐体2の外部に出射される。
[光学部品用筐体の構成]
図2に示す光学部品用筐体45は、−Y方向側に位置する部品収納部材と、+Y方向側に位置する蓋状部材とを有する箱状筐体であり、上記各装置5,41〜44を一体化する。このようにして一体化された画像投射装置4は、+Z方向及び+X方向に延びる略L字状に構成されている。
光学部品用筐体45内には、照明光軸AXが設定されており、上記光源装置5及び各装置41,42は、当該照明光軸AX上の所定位置に配置され、上記装置43,44は、当該照明光軸AXの延長線上に配置される。このため、光源装置5が光学部品用筐体45に接続された際には、当該光源装置5から出射される光束の中心軸は、照明光軸AXと一致する。
図2に示す光学部品用筐体45は、−Y方向側に位置する部品収納部材と、+Y方向側に位置する蓋状部材とを有する箱状筐体であり、上記各装置5,41〜44を一体化する。このようにして一体化された画像投射装置4は、+Z方向及び+X方向に延びる略L字状に構成されている。
光学部品用筐体45内には、照明光軸AXが設定されており、上記光源装置5及び各装置41,42は、当該照明光軸AX上の所定位置に配置され、上記装置43,44は、当該照明光軸AXの延長線上に配置される。このため、光源装置5が光学部品用筐体45に接続された際には、当該光源装置5から出射される光束の中心軸は、照明光軸AXと一致する。
[収容体の構成]
図4及び図5は、光源装置5を構成する収容体6の外観を示す斜視図である。これらのうち、図4は、光出射側から見た光源装置5を示す斜視図であり、図5は、光出射側とは反対側から見た光源装置5を示す斜視図である。また、図6は、図4に示した状態からダクト形成部材6Cを取り外した光源装置5を示す斜視図である。
収容体6は、上記のように、光源装置5の外装を構成して、上記発光管51及び主反射鏡52を内部に収容するとともに、平行化レンズ53を保持する光源収納用筐体である。この収容体6は、図4〜図6に示すように、主反射鏡52の正面側(+Z方向側)を覆う第1筐体6Aと、当該主反射鏡52の背面側(−Z方向側)を覆う第2筐体6Bと、第1筐体6Aに取り付けられて、当該第1筐体6A内にダクト部7を形成するダクト形成部材6Cと、を有する。そして、収容体6は、これら筐体6A,6B及びダクト形成部材6Cが組み合わされて構成される天面部61、底面部62、左側面部63、右側面部64、背面部65及び正面部66を有する。
図4及び図5は、光源装置5を構成する収容体6の外観を示す斜視図である。これらのうち、図4は、光出射側から見た光源装置5を示す斜視図であり、図5は、光出射側とは反対側から見た光源装置5を示す斜視図である。また、図6は、図4に示した状態からダクト形成部材6Cを取り外した光源装置5を示す斜視図である。
収容体6は、上記のように、光源装置5の外装を構成して、上記発光管51及び主反射鏡52を内部に収容するとともに、平行化レンズ53を保持する光源収納用筐体である。この収容体6は、図4〜図6に示すように、主反射鏡52の正面側(+Z方向側)を覆う第1筐体6Aと、当該主反射鏡52の背面側(−Z方向側)を覆う第2筐体6Bと、第1筐体6Aに取り付けられて、当該第1筐体6A内にダクト部7を形成するダクト形成部材6Cと、を有する。そして、収容体6は、これら筐体6A,6B及びダクト形成部材6Cが組み合わされて構成される天面部61、底面部62、左側面部63、右側面部64、背面部65及び正面部66を有する。
+Y方向側に位置する天面部61は、図5に示すように、背面部65側の位置に把手611を有する。この把手611は、略U字状に形成されており、当該把手611の両端は、左側面部63及び右側面部64に回動可能に支持されている。すなわち、把手611は、天面部61から+Y方向に起立するように回動可能に支持され、外装筐体2内に設けられた光源収納部(図示省略)に収納される光源装置5を取り出しやすくしている。
+Z方向側に位置する正面部66は、図4及び図6に示すように、発光管51及び主反射鏡52から出射された光が透過する開口部661を有し、当該開口部661に応じた位置には、平行化レンズ53(図4及び図6では図示省略)が配置される。この平行化レンズ53は、係止部材である板ばね662によって係止される。
正面部66における−X方向側及び+Y方向側の端部663は、−X方向側に突出しており、当該端部663を+Y方向側から覆うように、上記ダクト形成部材6Cが取り付けられる。このような端部663に当該ダクト形成部材6Cが取り付けられることにより、後述するダクト部7の一部が形成される。
正面部66における−X方向側及び+Y方向側の端部663は、−X方向側に突出しており、当該端部663を+Y方向側から覆うように、上記ダクト形成部材6Cが取り付けられる。このような端部663に当該ダクト形成部材6Cが取り付けられることにより、後述するダクト部7の一部が形成される。
−X方向側に位置する右側面部64は、図示を省略するが、発光管51と接続されるコネクターを有する。このコネクターは、上記光源収納部に配設されたコネクターと接続され、これらコネクターを介して、発光管51に供給されるランプ電力が供給される。
また、右側面部64は、背面部65側の位置に導入口(図示省略)を有する。この導入口は、収容体6内において主反射鏡52に対する−Z方向側の空間に、収容体6外の冷却気体を導入させる。
また、右側面部64は、背面部65側の位置に導入口(図示省略)を有する。この導入口は、収容体6内において主反射鏡52に対する−Z方向側の空間に、収容体6外の冷却気体を導入させる。
+X方向側に位置する左側面部63は、図5に示すように、+Z方向側の部位(第1筐体6Aにより構成される部位)に位置する排出口631と、−Z方向側の部位(第2筐体6Bにより構成される部位)に位置する排出口632とを有する。
排出口631は、収容体6内において主反射鏡52に対する+Z方向側の空間内にて発光管51を冷却した空気を、収容体6外に排出する。なお、図示を省略するが、排出口631には、金属製のメッシュが取り付けられている。
排出口632は、上記右側面部64に位置する導入口から導入されて主反射鏡52における−Z方向側の部位に沿って流通し、当該主反射鏡52を冷却した冷却気体を、収容体6外に排出する。
排出口631は、収容体6内において主反射鏡52に対する+Z方向側の空間内にて発光管51を冷却した空気を、収容体6外に排出する。なお、図示を省略するが、排出口631には、金属製のメッシュが取り付けられている。
排出口632は、上記右側面部64に位置する導入口から導入されて主反射鏡52における−Z方向側の部位に沿って流通し、当該主反射鏡52を冷却した冷却気体を、収容体6外に排出する。
[第1筐体の内部構成]
図7は、ダクト形成部材6Cが取り付けられた第1筐体6Aを−X方向側及び−Z方向側から見た斜視図である。また、図8及び図9は、第1筐体6A及びダクト形成部材6CのXY平面に沿う断面を示す図である。なお、図8においては、後述する弁V4(図9参照)の図示を省略している。
第1筐体6Aは、上記のように、−Z方向側に開口し、当該開口を閉塞するように主反射鏡52が接続されて、当該主反射鏡52の反射面を+Z方向側から覆う箱状筐体である。この第1筐体6Aは、図7〜図9に示すように、−Z方向側から見て略八角形状の内壁部6A1を有し、当該内壁部6A1は、発光管51及び主反射鏡52と平行化レンズ53との間に空間Sを形成する。すなわち、内壁部6A1は、中心軸が+Z方向に沿うように配置される発光管51の周方向に沿って当該発光管51を囲む。
この内壁部6A1の内側には、図7及び図9に示すように、発光管51から出射された光を遮蔽する略八角筒状の遮光部材6Dが取り付けられている。この遮光部材6Dにおける+X方向側の部位には、発光管51を冷却した冷却気体を、上記排出口631とともに収容体6外に排出する開口部6D1が形成されている。
図7は、ダクト形成部材6Cが取り付けられた第1筐体6Aを−X方向側及び−Z方向側から見た斜視図である。また、図8及び図9は、第1筐体6A及びダクト形成部材6CのXY平面に沿う断面を示す図である。なお、図8においては、後述する弁V4(図9参照)の図示を省略している。
第1筐体6Aは、上記のように、−Z方向側に開口し、当該開口を閉塞するように主反射鏡52が接続されて、当該主反射鏡52の反射面を+Z方向側から覆う箱状筐体である。この第1筐体6Aは、図7〜図9に示すように、−Z方向側から見て略八角形状の内壁部6A1を有し、当該内壁部6A1は、発光管51及び主反射鏡52と平行化レンズ53との間に空間Sを形成する。すなわち、内壁部6A1は、中心軸が+Z方向に沿うように配置される発光管51の周方向に沿って当該発光管51を囲む。
この内壁部6A1の内側には、図7及び図9に示すように、発光管51から出射された光を遮蔽する略八角筒状の遮光部材6Dが取り付けられている。この遮光部材6Dにおける+X方向側の部位には、発光管51を冷却した冷却気体を、上記排出口631とともに収容体6外に排出する開口部6D1が形成されている。
[ダクト部の構成]
ダクト部7は、図8及び図9に示すように、第1筐体6A及びダクト形成部材6Cが組み合わされて形成され、発光管51の中心軸を中心とする周方向に沿って当該発光管51を略囲むように設けられる。すなわち、ダクト部7は、+Y方向側、+X方向側、−Y方向側及び−X方向側にて発光管51を覆う(囲む)ように、当該発光管51の中心軸(+Z方向)を中心として設けられている。
ダクト部7は、図8及び図9に示すように、第1筐体6A及びダクト形成部材6Cが組み合わされて形成され、発光管51の中心軸を中心とする周方向に沿って当該発光管51を略囲むように設けられる。すなわち、ダクト部7は、+Y方向側、+X方向側、−Y方向側及び−X方向側にて発光管51を覆う(囲む)ように、当該発光管51の中心軸(+Z方向)を中心として設けられている。
このようなダクト部7は、導入口71、分岐部72、第1導風部73及び第2導風部74を有する。
導入口71は、第1筐体6A及びダクト形成部材6Cが組み合わされて形成され、正面部66側に開口している。この導入口71は、冷却装置9を構成する冷却ファン91の送出口と接続され、当該冷却ファン91が送出する冷却気体をダクト部7内に導入する。
分岐部72は、ダクト部7内において導入口71近傍に位置し、第1導風部73及び第2導風部74と接続されている。
導入口71は、第1筐体6A及びダクト形成部材6Cが組み合わされて形成され、正面部66側に開口している。この導入口71は、冷却装置9を構成する冷却ファン91の送出口と接続され、当該冷却ファン91が送出する冷却気体をダクト部7内に導入する。
分岐部72は、ダクト部7内において導入口71近傍に位置し、第1導風部73及び第2導風部74と接続されている。
第1導風部73及び第2導風部74のそれぞれは、導入口71を介して内部に導入された冷却気体が流通可能に構成されている。
第1導風部73は、分岐部72から内壁部6A1に沿って+X方向側に延出した後、当該内壁部6A1に沿って−Y方向側に延出している。第2導風部74は、分岐部72から内壁部6A1に沿って−Y方向側に延出した後、当該内壁部6A1に沿って+X方向側に延出している。なお、第1導風部73及び第2導風部74は、内壁部6A1によって、空間Sと区切られている。
すなわち、図9に示すように、−Z方向側から第1筐体6Aを見た場合に、第1導風部73は、発光管51に対して+Y方向側及び+X方向側を覆うように位置し、第2導風部74は、発光管51に対して−X方向側及び−Y方向側を覆うように位置する。
なお、第1導風部73において冷却気体の流路の終端となる−Y方向の延出方向先端部と、第2導風部74において冷却気体の流路の終端となる+X方向への延出方向先端部とは接続されておらず、これら先端部の間に、上記排出口631が位置している。すなわち、第1導風部73及び第2導風部74は、+X方向側で−Y方向側の一部を除いて発光管51を囲むように形成される。
第1導風部73は、分岐部72から内壁部6A1に沿って+X方向側に延出した後、当該内壁部6A1に沿って−Y方向側に延出している。第2導風部74は、分岐部72から内壁部6A1に沿って−Y方向側に延出した後、当該内壁部6A1に沿って+X方向側に延出している。なお、第1導風部73及び第2導風部74は、内壁部6A1によって、空間Sと区切られている。
すなわち、図9に示すように、−Z方向側から第1筐体6Aを見た場合に、第1導風部73は、発光管51に対して+Y方向側及び+X方向側を覆うように位置し、第2導風部74は、発光管51に対して−X方向側及び−Y方向側を覆うように位置する。
なお、第1導風部73において冷却気体の流路の終端となる−Y方向の延出方向先端部と、第2導風部74において冷却気体の流路の終端となる+X方向への延出方向先端部とは接続されておらず、これら先端部の間に、上記排出口631が位置している。すなわち、第1導風部73及び第2導風部74は、+X方向側で−Y方向側の一部を除いて発光管51を囲むように形成される。
このようなダクト部7において、分岐部72には、導入口71から導入された冷却気体(導入気体)を、第1導風部73及び第2導風部74のいずれかに導く弁V1が設けられている。この弁V1は、一端が内壁部6A1に回動可能に支持された遮蔽板であり、自重によって回動することにより、当該冷却気体を第1導風部73及び第2導風部74のいずれかに導く。このような弁V1による冷却気体の流路切替については、後に詳述する。
[第1導風部の構成]
第1導風部73は、送出部731,送出部732及び弁V2を有する。
送出部731,732は、第1導風部73内を流通した冷却気体を発光管51の発光部511に向けて送出する。これらのうち、送出部731は、第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する+Y方向側に位置し、当該冷却気体を+Y方向側から発光部511に送出する。また、送出部732は、同じく第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する+X方向側に位置し、当該冷却気体を+X方向側から発光部511に送出する。
第1導風部73は、送出部731,送出部732及び弁V2を有する。
送出部731,732は、第1導風部73内を流通した冷却気体を発光管51の発光部511に向けて送出する。これらのうち、送出部731は、第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する+Y方向側に位置し、当該冷却気体を+Y方向側から発光部511に送出する。また、送出部732は、同じく第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する+X方向側に位置し、当該冷却気体を+X方向側から発光部511に送出する。
弁V2は、第1導風部73内を流通する冷却気体の流路において、送出部731,732間に位置し、当該第1導風部73内に導入された冷却気体を送出部731,732のいずれかに導く機能を有する。
具体的に、弁V2は、一端が第1導風部73における発光管51側とは反対側の内面部73Aに回動可能に支持された遮蔽板である。この弁V2は、当該一端を中心として自重によって+X方向側で−Y方向側に回動して、他端が内面部73Aとは反対側の内面部73B(発光管51側の内面部73B)に当接すると、当該第1導風部73が閉塞(遮蔽)され、これにより、冷却気体は送出部731に導かれる。また、弁V2が−X方向側で+Y方向側に回動して、当該弁V2の他端が内面部73Aに当接すると、第1導風部73が開放され、これにより、冷却気体は送出部732に導かれる。ここで、内面部73Bは、発光管51の周方向に沿って当該発光管51を囲む内壁部6A1の内壁部6A1の一部を形成する部位である。すなわち、内面部73Bは、発光管51の周方向に沿う部位である。
なお、弁V2が支持される内面部73Aには、内面部73Bとは反対側に凹む凹部733(第1凹部)が形成されている。そして、第1導風部73が開放される際に、弁V2が凹部733内に配置されることにより、第1導風部73の断面積が弁V2によって削減されることが抑制される他、弁V2に当たることによる冷却空気の圧力損失の発生が抑制される。
また、内面部73Bにおける弁V2の自由端(回動軸側とは反対側の端部)の当接部位は、送出部731における開口部7311の端縁に設定されている。
具体的に、弁V2は、一端が第1導風部73における発光管51側とは反対側の内面部73Aに回動可能に支持された遮蔽板である。この弁V2は、当該一端を中心として自重によって+X方向側で−Y方向側に回動して、他端が内面部73Aとは反対側の内面部73B(発光管51側の内面部73B)に当接すると、当該第1導風部73が閉塞(遮蔽)され、これにより、冷却気体は送出部731に導かれる。また、弁V2が−X方向側で+Y方向側に回動して、当該弁V2の他端が内面部73Aに当接すると、第1導風部73が開放され、これにより、冷却気体は送出部732に導かれる。ここで、内面部73Bは、発光管51の周方向に沿って当該発光管51を囲む内壁部6A1の内壁部6A1の一部を形成する部位である。すなわち、内面部73Bは、発光管51の周方向に沿う部位である。
なお、弁V2が支持される内面部73Aには、内面部73Bとは反対側に凹む凹部733(第1凹部)が形成されている。そして、第1導風部73が開放される際に、弁V2が凹部733内に配置されることにより、第1導風部73の断面積が弁V2によって削減されることが抑制される他、弁V2に当たることによる冷却空気の圧力損失の発生が抑制される。
また、内面部73Bにおける弁V2の自由端(回動軸側とは反対側の端部)の当接部位は、送出部731における開口部7311の端縁に設定されている。
送出部731は、第1導風部73内に開口する開口部7311(第1開口部)と、当該開口部7311を開閉する弁V3と、を有する。
開口部7311は、第1導風部73を流通した冷却気体が通過する開口部であり、当該冷却気体を+Y方向側から発光部511に送出する。この開口部7311は、上記のように、内面部73Bに沿う端縁により形成されて、発光管51の中央に位置する発光部511より+Z方向側に位置している。
弁V3は、複数の遮蔽板PLにより構成され、本実施形態では2つの遮蔽板PLによって構成されている。これら遮蔽板PLは、一端が開口部7311の端縁に回動可能に支持されて、自重によって回動する。そして、これら遮蔽板PLが一方(+X方向側であり、第1導風部73の終端側)に回動して、開口部7311を通過する冷却気体の流通方向に沿うように配置されると、当該開口部7311が開放されて、当該冷却気体が開口部7311を通過可能となる。一方、遮蔽板PLが他方(−X方向側であり、第1導風部73の基端側)に回動して、一方の遮蔽板PLの先端部(回動軸側とは反対側の端部)が開口部7311の内壁に当接し、他方の遮蔽板PLの先端部が一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することにより、開口部7311は閉塞される。
なお、送出部731の他の構成については、後に詳述する。
開口部7311は、第1導風部73を流通した冷却気体が通過する開口部であり、当該冷却気体を+Y方向側から発光部511に送出する。この開口部7311は、上記のように、内面部73Bに沿う端縁により形成されて、発光管51の中央に位置する発光部511より+Z方向側に位置している。
弁V3は、複数の遮蔽板PLにより構成され、本実施形態では2つの遮蔽板PLによって構成されている。これら遮蔽板PLは、一端が開口部7311の端縁に回動可能に支持されて、自重によって回動する。そして、これら遮蔽板PLが一方(+X方向側であり、第1導風部73の終端側)に回動して、開口部7311を通過する冷却気体の流通方向に沿うように配置されると、当該開口部7311が開放されて、当該冷却気体が開口部7311を通過可能となる。一方、遮蔽板PLが他方(−X方向側であり、第1導風部73の基端側)に回動して、一方の遮蔽板PLの先端部(回動軸側とは反対側の端部)が開口部7311の内壁に当接し、他方の遮蔽板PLの先端部が一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することにより、開口部7311は閉塞される。
なお、送出部731の他の構成については、後に詳述する。
送出部732は、第1導風部73内に開口する開口部7321を有し、弁V2が第1導風部73を開放した場合に流通される冷却気体を、当該開口部7321を介して+X方向側から発光部511に送出する。なお、送出部732は弁を有しないが、弁V2が第1導風部73を閉塞する際に、開口部7321を閉塞する弁を設けてもよい。
[第2導風部の構成]
第2導風部74は、上記第1導風部73と同様に、第2導風部74内を流通した冷却気体を発光部511に送出する送出部741,742と、弁V4と、を有する。
送出部741は、第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する−X方向側に位置し、第2導風部74を流通した冷却気体を−X方向側から発光部511に送出する。
送出部742は、同じく第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する−Y方向側に位置し、第2導風部74を流通した冷却気体を−Y方向側から発光部511に送出する。
第2導風部74は、上記第1導風部73と同様に、第2導風部74内を流通した冷却気体を発光部511に送出する送出部741,742と、弁V4と、を有する。
送出部741は、第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する−X方向側に位置し、第2導風部74を流通した冷却気体を−X方向側から発光部511に送出する。
送出部742は、同じく第1筐体6Aを−Z方向側から見た場合に発光管51に対する−Y方向側に位置し、第2導風部74を流通した冷却気体を−Y方向側から発光部511に送出する。
弁V4は、第2導風部74内を流通する冷却気体の流路において、送出部741,742間に位置し、当該第2導風部74内に導入された冷却気体を送出部741,742のいずれかに導く機能を有する。
具体的に、弁V4は、一端が第2導風部74における発光管51側とは反対側の面74Aに回動可能に支持された遮蔽板である。この弁V4は、当該一端を中心として自重によって+X方向側で−Y方向側に回動して、他端が面74Aとは反対側の面74B(発光管51側の面74Bであり、内壁部6A1の一部を形成する面74B)に当接すると、当該第2導風部74が閉塞(遮蔽)され、これにより、冷却気体は送出部741に導かれる。また、弁V4が−X方向側で+Y方向側に回動して、当該弁V4の他端が面74Aに当接すると、第2導風部74が開放され、これにより、冷却気体は送出部742に導かれる。
なお、弁V4が支持される面74Aには、上記凹部733と同様の凹部743(第2凹部)が形成されている。そして、第2導風部74が開放される際に、弁V4が凹部743内に配置されることにより、第2導風部74の断面積が弁V4によって削減されることが抑制される他、弁V4に当たることによる冷却空気の圧力損失の発生が抑制される。
また、面74Bにおける弁V4の自由端(回動軸側とは反対側の端部)の当接部位は、送出部741における開口部7411の端縁に設定されている。
具体的に、弁V4は、一端が第2導風部74における発光管51側とは反対側の面74Aに回動可能に支持された遮蔽板である。この弁V4は、当該一端を中心として自重によって+X方向側で−Y方向側に回動して、他端が面74Aとは反対側の面74B(発光管51側の面74Bであり、内壁部6A1の一部を形成する面74B)に当接すると、当該第2導風部74が閉塞(遮蔽)され、これにより、冷却気体は送出部741に導かれる。また、弁V4が−X方向側で+Y方向側に回動して、当該弁V4の他端が面74Aに当接すると、第2導風部74が開放され、これにより、冷却気体は送出部742に導かれる。
なお、弁V4が支持される面74Aには、上記凹部733と同様の凹部743(第2凹部)が形成されている。そして、第2導風部74が開放される際に、弁V4が凹部743内に配置されることにより、第2導風部74の断面積が弁V4によって削減されることが抑制される他、弁V4に当たることによる冷却空気の圧力損失の発生が抑制される。
また、面74Bにおける弁V4の自由端(回動軸側とは反対側の端部)の当接部位は、送出部741における開口部7411の端縁に設定されている。
送出部741は、第2導風部74内に開口する開口部7411(第1開口部)と、当該開口部7411を開閉する弁V5と、を有する。
開口部7411は、第2導風部74を流通した冷却気体が通過する開口部であり、当該冷却気体を−X方向側から発光部511に送出する。
弁V5は、上記弁V3と同様に複数の遮蔽板PLにより構成され、本実施形態では2つの遮蔽板PLによって構成されている。これら遮蔽板PLは、一端が開口部7411の端縁に回動可能に支持されて、自重によって回動する。そして、これら遮蔽板PLが一方(−Y方向側であり、第2導風部74の終端側)に回動して、開口部7411を通過する冷却気体の流通方向に沿うように配置されると、当該開口部7411が開放されて、当該冷却気体が開口部7411を通過可能となる。一方、遮蔽板PLが他方(+Y方向側であり、第2導風部74の基端側)に回動して、一方の遮蔽板PLの先端部(回動軸側とは反対側の端部)が開口部7411の内壁に当接し、他方の遮蔽板PLの先端部が一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することにより、開口部7411は閉塞される。
開口部7411は、第2導風部74を流通した冷却気体が通過する開口部であり、当該冷却気体を−X方向側から発光部511に送出する。
弁V5は、上記弁V3と同様に複数の遮蔽板PLにより構成され、本実施形態では2つの遮蔽板PLによって構成されている。これら遮蔽板PLは、一端が開口部7411の端縁に回動可能に支持されて、自重によって回動する。そして、これら遮蔽板PLが一方(−Y方向側であり、第2導風部74の終端側)に回動して、開口部7411を通過する冷却気体の流通方向に沿うように配置されると、当該開口部7411が開放されて、当該冷却気体が開口部7411を通過可能となる。一方、遮蔽板PLが他方(+Y方向側であり、第2導風部74の基端側)に回動して、一方の遮蔽板PLの先端部(回動軸側とは反対側の端部)が開口部7411の内壁に当接し、他方の遮蔽板PLの先端部が一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することにより、開口部7411は閉塞される。
送出部742は、第2導風部74内に開口する開口部7421を有し、弁V4が第2導風部74を開放した場合に流通される冷却気体を、当該開口部7421を介して−Y方向側から発光部511に送出する。なお、上記送出部732と同様に、送出部742は弁を有しないが、弁V4が第2導風部74を閉塞する際に、開口部7421を閉塞する弁を設けてもよい。
[プロジェクターの設置姿勢]
図1に示したプロジェクター1は、設置台や設置具を用いることにより、正置き姿勢、逆置き姿勢、上側投射姿勢及び下側投射姿勢の各姿勢で設置することが可能である。
正置き姿勢は、設置台上に載置される際の姿勢である。すなわち、正置き姿勢は、上記底面部22が鉛直方向下側を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が略水平方向に沿い、かつ、当該画像光が鉛直面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
逆置き姿勢は、設置具等を用いて天井等に配置される際の姿勢であり、いわゆる天吊り姿勢である。すなわち、逆置き姿勢は、上記底面部22が鉛直方向上側を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が水平方向に沿い、かつ、当該画像光が鉛直面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
上側投射姿勢は、上記底面部22が水平方向を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が鉛直方向上側を向き、当該画像光が天井等の水平面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
下側投射姿勢は、上記底面部22が水平方向を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が鉛直方向下側を向き、当該画像光が床等の水平面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
これら姿勢のうち、いずれの姿勢にてプロジェクター1が設置された場合でも、上記光源装置5から出射される光の進行方向である+Z方向は、水平方向に沿う方向である。
図1に示したプロジェクター1は、設置台や設置具を用いることにより、正置き姿勢、逆置き姿勢、上側投射姿勢及び下側投射姿勢の各姿勢で設置することが可能である。
正置き姿勢は、設置台上に載置される際の姿勢である。すなわち、正置き姿勢は、上記底面部22が鉛直方向下側を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が略水平方向に沿い、かつ、当該画像光が鉛直面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
逆置き姿勢は、設置具等を用いて天井等に配置される際の姿勢であり、いわゆる天吊り姿勢である。すなわち、逆置き姿勢は、上記底面部22が鉛直方向上側を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が水平方向に沿い、かつ、当該画像光が鉛直面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
上側投射姿勢は、上記底面部22が水平方向を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が鉛直方向上側を向き、当該画像光が天井等の水平面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
下側投射姿勢は、上記底面部22が水平方向を向き、上記投射光学装置44による画像光の投射方向が鉛直方向下側を向き、当該画像光が床等の水平面に沿う被投射面上に投射される姿勢である。
これら姿勢のうち、いずれの姿勢にてプロジェクター1が設置された場合でも、上記光源装置5から出射される光の進行方向である+Z方向は、水平方向に沿う方向である。
[正置き姿勢での冷却気体の流路]
上記正置き姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図9に示したように、第1導風部73の送出部731が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置することとなる。
この姿勢では、分岐部72に設けられた弁V1が−X方向側で−Y方向側に回動して第1導風部73を開放し、第2導風部74を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第1導風部73内に流入される。また、この姿勢では、弁V2が回動して第1導風部73を閉塞するとともに、送出部731の弁V3が開口部7311を開放する。
これにより、第1導風部73内に流入した冷却気体は、図9に矢印A1にて示されるように、送出部731の開口部7311を介して、+Y方向側、すなわち、当該正置き姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
上記正置き姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図9に示したように、第1導風部73の送出部731が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置することとなる。
この姿勢では、分岐部72に設けられた弁V1が−X方向側で−Y方向側に回動して第1導風部73を開放し、第2導風部74を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第1導風部73内に流入される。また、この姿勢では、弁V2が回動して第1導風部73を閉塞するとともに、送出部731の弁V3が開口部7311を開放する。
これにより、第1導風部73内に流入した冷却気体は、図9に矢印A1にて示されるように、送出部731の開口部7311を介して、+Y方向側、すなわち、当該正置き姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
[逆置き姿勢での冷却気体の流路]
図10は、上記逆置き姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記逆置き姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図10に示すように、第2導風部74の送出部742が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、上記弁V1が+X方向側で+Y方向側に回動して第2導風部74を開放し、第1導風部73を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第2導風部74内に流入される。また、この姿勢では、弁V4が回動して第2導風部74を開放するとともに、送出部741の弁V5が開口部7411を閉塞する。この際、弁V5を構成する2つの遮蔽板PLのうち、一方の遮蔽板PLは、回動軸側とは反対側の端部が開口部7411の端縁に当接することによって更なる回動が規制され、他方の遮蔽板PLは、一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することによって更なる回動が規制される。
これにより、第2導風部74内に流入した冷却気体は、図10に矢印A2にて示されるように、当該第2導風部74に沿って流通し、送出部742の開口部7421を介して、−Y方向側、すなわち、当該逆置き姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
図10は、上記逆置き姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記逆置き姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図10に示すように、第2導風部74の送出部742が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、上記弁V1が+X方向側で+Y方向側に回動して第2導風部74を開放し、第1導風部73を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第2導風部74内に流入される。また、この姿勢では、弁V4が回動して第2導風部74を開放するとともに、送出部741の弁V5が開口部7411を閉塞する。この際、弁V5を構成する2つの遮蔽板PLのうち、一方の遮蔽板PLは、回動軸側とは反対側の端部が開口部7411の端縁に当接することによって更なる回動が規制され、他方の遮蔽板PLは、一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することによって更なる回動が規制される。
これにより、第2導風部74内に流入した冷却気体は、図10に矢印A2にて示されるように、当該第2導風部74に沿って流通し、送出部742の開口部7421を介して、−Y方向側、すなわち、当該逆置き姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
[上側投射姿勢での冷却気体の流路]
図11は、上記上側投射姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記上側投射姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図11に示すように、第2導風部74の送出部741が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、上記弁V1が+X方向側で+Y方向側に回動して第2導風部74を開放し、第1導風部73を閉塞するため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第2導風部74内に流入される。また、この姿勢では、弁V4が回動して第2導風部74を閉塞するとともに、送出部741の弁V5が開口部7411を開放する。
これにより、第2導風部74内に流入した冷却気体は、図11に矢印A3にて示されるように、送出部741の開口部7411を介して、−X方向側、すなわち、当該上側投射姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
図11は、上記上側投射姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記上側投射姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図11に示すように、第2導風部74の送出部741が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、上記弁V1が+X方向側で+Y方向側に回動して第2導風部74を開放し、第1導風部73を閉塞するため、導入口71を介してダクト部7内に導入された冷却気体は、第2導風部74内に流入される。また、この姿勢では、弁V4が回動して第2導風部74を閉塞するとともに、送出部741の弁V5が開口部7411を開放する。
これにより、第2導風部74内に流入した冷却気体は、図11に矢印A3にて示されるように、送出部741の開口部7411を介して、−X方向側、すなわち、当該上側投射姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
[下側投射姿勢での冷却気体の流路]
図12は、上記下側投射姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記下側投射姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図12に示すように、第1導風部73の送出部732が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、弁V1が−X方向側で−Y方向側に回動して第1導風部73を開放し、第2導風部74を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7に導入された冷却気体は、第1導風部73内に流入される。また、この姿勢では、弁V2が回動して第1導風部73を開放するとともに、送出部731の弁V3が開口部7311を閉塞する。この際、上記弁V5の場合と同様に、弁V3を構成する2つの遮蔽板PLのうち、一方の遮蔽板PLは、回動軸側とは反対側の端部が開口部7311の端縁に当接することによって更なる回動が規制され、他方の遮蔽板PLは、一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することによって更なる回動が規制される。
これにより、第1導風部73内に流入した冷却気体は、図12に矢印A4にて示されるように、当該第1導風部73に沿って流通し、送出部732の開口部7321を介して、+X方向側、すなわち、当該下側投射姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
図12は、上記下側投射姿勢での収容体6の断面を−Z方向側から見た図である。
上記下側投射姿勢にてプロジェクター1が設置された場合、図12に示すように、第1導風部73の送出部732が、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する。
この姿勢では、弁V1が−X方向側で−Y方向側に回動して第1導風部73を開放し、第2導風部74を閉塞する。このため、導入口71を介してダクト部7に導入された冷却気体は、第1導風部73内に流入される。また、この姿勢では、弁V2が回動して第1導風部73を開放するとともに、送出部731の弁V3が開口部7311を閉塞する。この際、上記弁V5の場合と同様に、弁V3を構成する2つの遮蔽板PLのうち、一方の遮蔽板PLは、回動軸側とは反対側の端部が開口部7311の端縁に当接することによって更なる回動が規制され、他方の遮蔽板PLは、一方の遮蔽板PLの回動軸側の端部に当接することによって更なる回動が規制される。
これにより、第1導風部73内に流入した冷却気体は、図12に矢印A4にて示されるように、当該第1導風部73に沿って流通し、送出部732の開口部7321を介して、+X方向側、すなわち、当該下側投射姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側から、発光部511に向けて送出される。従って、発光部511における鉛直方向上部に冷却気体が送風され、当該上部が積極的に冷却される。
このように、弁V1〜V5が自重によって回動することにより、上記送出部731,732,741,742のうち、プロジェクター1が設置された姿勢において発光管51に対する鉛直方向上側に位置する送出部に、冷却気体が導かれる。そして、当該送出部を介して、冷却気体が鉛直方向上側から発光部511に送出されることにより、当該発光部511における鉛直方向上部を効率よく冷却できる。
なお、発光管51を冷却した冷却気体は、図9〜図12に矢印A5にて示されるように、上記開口部6D1及び排出口631を介して、収容体6外に排出される。
なお、発光管51を冷却した冷却気体は、図9〜図12に矢印A5にて示されるように、上記開口部6D1及び排出口631を介して、収容体6外に排出される。
[遮蔽板の構成]
図13は、遮蔽板PLを示す斜視図である。
ここで、上記弁V3,V5を構成する遮蔽板PLについて説明する。
遮蔽板PLは、図13に示すように、T字状に形成された板体の一部を折り曲げて構成される。この遮蔽板PLは、平面視略長方形状の本体部PL1と、当該本体部PL1における一端側に位置し、当該本体部PL1の短手方向に沿って本体部PL1の外側に向かって突出する軸部PL2と、本体部PL1における他端側に位置する折曲部PL3と、を有する。
軸部PL2は、開口部7311,7411の端縁に回動可能に支持される部位であり、本体部PL1の一端側にて互いに反対方向に延出している。
折曲部PL3は、例えばヘミング加工(タイトヘミング加工)等によって上記板体が折り曲げられた部分である。この折曲部PL3は、本体部PL1において軸部PL2側より折曲部PL3側を重くすることによって遮蔽板PLの重心を当該折曲部PL3側に偏らせ、これにより、上記プロジェクター1の姿勢変化(すなわち、光源装置5の姿勢変化)に応じて遮蔽板PLを回動させやすくするための部位である。このため、折曲部PL3に代えて錘を設けたり、本体部PL1における軸部PL2側とは反対側の端部を大きく又は厚く形成したりすることにより、遮蔽板PLの重心を軸部PL2側とは反対側に偏らせてもよい。
図13は、遮蔽板PLを示す斜視図である。
ここで、上記弁V3,V5を構成する遮蔽板PLについて説明する。
遮蔽板PLは、図13に示すように、T字状に形成された板体の一部を折り曲げて構成される。この遮蔽板PLは、平面視略長方形状の本体部PL1と、当該本体部PL1における一端側に位置し、当該本体部PL1の短手方向に沿って本体部PL1の外側に向かって突出する軸部PL2と、本体部PL1における他端側に位置する折曲部PL3と、を有する。
軸部PL2は、開口部7311,7411の端縁に回動可能に支持される部位であり、本体部PL1の一端側にて互いに反対方向に延出している。
折曲部PL3は、例えばヘミング加工(タイトヘミング加工)等によって上記板体が折り曲げられた部分である。この折曲部PL3は、本体部PL1において軸部PL2側より折曲部PL3側を重くすることによって遮蔽板PLの重心を当該折曲部PL3側に偏らせ、これにより、上記プロジェクター1の姿勢変化(すなわち、光源装置5の姿勢変化)に応じて遮蔽板PLを回動させやすくするための部位である。このため、折曲部PL3に代えて錘を設けたり、本体部PL1における軸部PL2側とは反対側の端部を大きく又は厚く形成したりすることにより、遮蔽板PLの重心を軸部PL2側とは反対側に偏らせてもよい。
[第1導風部の送出部の構成]
図14は、第1導風部73の送出部731を示す斜視図である。また、図15は、送出部731のXY平面に沿う断面を−Z方向側から見た図であり、図16は、送出部731におけるYZ平面に沿う断面を示す図であり、換言すると、当該送出部731を流通する冷却気体の流路を示す図である。
第1導風部73の送出部731は、図14〜図16に示すように、上記開口部7311の他、当該開口部7311の一部が位置する凹部7312を有する。
凹部7312は、第1導風部73を構成する内面部のうち+Z方向側の内面部73Cに、当該+Z方向側に凹むように形成されている。この凹部7312は、XY平面に沿い、かつ、開口部7311の+Z方向側の端縁を形成する壁部7313と、YZ平面に沿い、かつ、開口部7311の+X方向側の端縁を形成する壁部7314と、YZ平面に沿い、かつ、開口部7311の−X方向側の端縁を形成する壁部7315と、により構成される。なお、壁部7313は、換言すると+Z方向に直交する壁部であり、壁部7314,7315は、発光管51の中心軸を中心とする周方向に直交する壁部である。
このような凹部7312に一部が位置する開口部7311は、第1導風部73を流通する冷却気体の中心軸に対して中心が+Z方向側にずれている。すなわち、開口部7311は、第1導風部73と凹部7312とに跨って配置されている。
図14は、第1導風部73の送出部731を示す斜視図である。また、図15は、送出部731のXY平面に沿う断面を−Z方向側から見た図であり、図16は、送出部731におけるYZ平面に沿う断面を示す図であり、換言すると、当該送出部731を流通する冷却気体の流路を示す図である。
第1導風部73の送出部731は、図14〜図16に示すように、上記開口部7311の他、当該開口部7311の一部が位置する凹部7312を有する。
凹部7312は、第1導風部73を構成する内面部のうち+Z方向側の内面部73Cに、当該+Z方向側に凹むように形成されている。この凹部7312は、XY平面に沿い、かつ、開口部7311の+Z方向側の端縁を形成する壁部7313と、YZ平面に沿い、かつ、開口部7311の+X方向側の端縁を形成する壁部7314と、YZ平面に沿い、かつ、開口部7311の−X方向側の端縁を形成する壁部7315と、により構成される。なお、壁部7313は、換言すると+Z方向に直交する壁部であり、壁部7314,7315は、発光管51の中心軸を中心とする周方向に直交する壁部である。
このような凹部7312に一部が位置する開口部7311は、第1導風部73を流通する冷却気体の中心軸に対して中心が+Z方向側にずれている。すなわち、開口部7311は、第1導風部73と凹部7312とに跨って配置されている。
各壁部7313〜7315は、開口部7311の端縁から−Y方向側に更に延出しており、これら壁部7313〜7315は、XZ平面に沿う壁部7316、すなわち、開口部7311の開口面と対向する壁部7316と接続される。この壁部7316には、開口部7311の端縁に支持された2つの遮蔽板PLのうち、−X方向側に位置する遮蔽板PLの折曲部PL3側の端部が当接して、当該遮蔽板PLの更なる回動を規制する規制部7317(図14及び図15)が突設されている。
この壁部7316は、開口部7311における−Z方向側の端縁に応じた位置から更に−Z方向に延出している。換言すると、壁部7316は、開口部7311に応じた位置で、かつ、内面部73Bより内側(発光管51側)に位置している。そして、これら壁部7316,7314,7315と、開口部7311が形成された内面部73Bとにより端縁が形成される開口部7318が、−Z方向側に開口している。
この壁部7316は、開口部7311における−Z方向側の端縁に応じた位置から更に−Z方向に延出している。換言すると、壁部7316は、開口部7311に応じた位置で、かつ、内面部73Bより内側(発光管51側)に位置している。そして、これら壁部7316,7314,7315と、開口部7311が形成された内面部73Bとにより端縁が形成される開口部7318が、−Z方向側に開口している。
開口部7318は、上記開口部7311とともに、第1導風部73内の空間と、発光管51が配置される収容体6内の空間とを連通させる。そして、当該開口部7318は、開口部7311が開放された際に、当該開口部7311を通過した冷却気体を発光管51(発光部511)に向けて送出する。
すなわち、送出部731は、−X方向側から見て、第1導風部73を流通した冷却気体が流通する略横向きのU字状(すなわち略C字状)にダクトを構成している。なお、開口部7311を通過した冷却気体が開口部7318から送出される流路だけを見た場合には、送出部731は、−X方向側から見て略L字状のダクトを構成する。
すなわち、送出部731は、−X方向側から見て、第1導風部73を流通した冷却気体が流通する略横向きのU字状(すなわち略C字状)にダクトを構成している。なお、開口部7311を通過した冷却気体が開口部7318から送出される流路だけを見た場合には、送出部731は、−X方向側から見て略L字状のダクトを構成する。
[第1導風部の送出部における冷却気体の流路]
以下、送出部731を介して発光管51に送出される冷却気体の流路を説明する。
+X方向に沿って第1導風部73内を流通して送出部731に導かれた冷却気体は、図16に矢印A6によって示すように、弁V2によって、+X方向側から+Z方向側(壁部7313側)に流通方向が変更される。そして、当該冷却気体は、各壁部7313〜7315に沿って−Y方向側に流通して、開口部7311を通過する。
開口部7311を通過した冷却気体は、当該開口部7311の開口面に対して−Y方向側(発光管51側)に位置する壁部7316に当たり、流通方向が−Z方向側に変更される。そして、この冷却気体は、当該壁部7316に沿って−Z方向側に流通して、上記開口部7318を介して、鉛直方向上側から発光管51(特に発光部511)に流通する。
以下、送出部731を介して発光管51に送出される冷却気体の流路を説明する。
+X方向に沿って第1導風部73内を流通して送出部731に導かれた冷却気体は、図16に矢印A6によって示すように、弁V2によって、+X方向側から+Z方向側(壁部7313側)に流通方向が変更される。そして、当該冷却気体は、各壁部7313〜7315に沿って−Y方向側に流通して、開口部7311を通過する。
開口部7311を通過した冷却気体は、当該開口部7311の開口面に対して−Y方向側(発光管51側)に位置する壁部7316に当たり、流通方向が−Z方向側に変更される。そして、この冷却気体は、当該壁部7316に沿って−Z方向側に流通して、上記開口部7318を介して、鉛直方向上側から発光管51(特に発光部511)に流通する。
このように、送出部731を通過する冷却気体が、−X方向側から見て横向きの略U字状に流通することにより、当該冷却気体を拡散させずに発光部511に向けて流通させることができ、当該発光部511に鉛直方向上側から冷却気体を精度よく流通させることができる。従って、鉛直方向における発光部511の上部が効率よく冷却される。
詳述すると、開口部7311と発光部511とは、+Z方向に互いに離間していることから、開口部7311から発光部511に向けて冷却気体を送出すると、当該冷却気体が拡散されやすくなる。これに対し、第1導風部73内を+X方向に沿って流通する冷却気体を、弁V2によって一旦+Z方向側に導いて開口部7311を通過させた後、壁部7316によって−Z方向側に冷却気体を導くことにより、当該冷却気体が揃えられた状態で発光部511に送出される。これにより、当該冷却気体を発光部511に精度よく流通させることができ、発光部511の上部が効率よく冷却される。
なお、他の送出部732,741,742においては、開口部7321,7421,7422は、発光管51の中心軸を中心とする周方向に沿ってダクト部7(第1導風部73又は第2導風部74)内を流通する冷却気体の中心軸に対して中心はずれていないものの、上記送出部731と同様に略L字状のダクトとして構成されている。これにより、送出部731での場合と同様に、冷却気体が、送出部732,741,742から発光部511に送出される。
詳述すると、開口部7311と発光部511とは、+Z方向に互いに離間していることから、開口部7311から発光部511に向けて冷却気体を送出すると、当該冷却気体が拡散されやすくなる。これに対し、第1導風部73内を+X方向に沿って流通する冷却気体を、弁V2によって一旦+Z方向側に導いて開口部7311を通過させた後、壁部7316によって−Z方向側に冷却気体を導くことにより、当該冷却気体が揃えられた状態で発光部511に送出される。これにより、当該冷却気体を発光部511に精度よく流通させることができ、発光部511の上部が効率よく冷却される。
なお、他の送出部732,741,742においては、開口部7321,7421,7422は、発光管51の中心軸を中心とする周方向に沿ってダクト部7(第1導風部73又は第2導風部74)内を流通する冷却気体の中心軸に対して中心はずれていないものの、上記送出部731と同様に略L字状のダクトとして構成されている。これにより、送出部731での場合と同様に、冷却気体が、送出部732,741,742から発光部511に送出される。
[プロジェクターが有する効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
第1送出部としての送出部731を開閉する弁V3、及び、第3送出部としての送出部741を開閉する弁V5は、第1導風部73を開閉する弁V2、及び、第2導風部74を開閉する弁V4とは異なる弁である。このことから、1つの弁により、第1導風部73及び送出部731を開閉し、他の1つの弁により、第2導風部74及び送出部741を開閉する構成に比べて、第1導風部73及び送出部731のそれぞれの開閉、並びに、第2導風部74及び送出部741のそれぞれの開閉を確実に行うことができる。このため、第1導風部73及び第2導風部74を流通する冷却気体の風圧によって、これら導風部73,74を閉塞する弁V2,V4が動いて、これら導風部73,74を部分的に開放してしまうことを抑制できる他、送出部731,741が閉塞される場合にこれら送出部731,741が部分的に開放されてしまうことを抑制できる。従って、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する送出部に確実に冷却気体を導くことができる他、導入口71から導入された冷却気体の損失を抑制できる。そして、これにより、送出部731或いは送出部741を介して、冷却気体を発光管51(発光部511)における鉛直方向上部に送出しやすくすることができるので、光源装置5を効率よく冷却できる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
第1送出部としての送出部731を開閉する弁V3、及び、第3送出部としての送出部741を開閉する弁V5は、第1導風部73を開閉する弁V2、及び、第2導風部74を開閉する弁V4とは異なる弁である。このことから、1つの弁により、第1導風部73及び送出部731を開閉し、他の1つの弁により、第2導風部74及び送出部741を開閉する構成に比べて、第1導風部73及び送出部731のそれぞれの開閉、並びに、第2導風部74及び送出部741のそれぞれの開閉を確実に行うことができる。このため、第1導風部73及び第2導風部74を流通する冷却気体の風圧によって、これら導風部73,74を閉塞する弁V2,V4が動いて、これら導風部73,74を部分的に開放してしまうことを抑制できる他、送出部731,741が閉塞される場合にこれら送出部731,741が部分的に開放されてしまうことを抑制できる。従って、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する送出部に確実に冷却気体を導くことができる他、導入口71から導入された冷却気体の損失を抑制できる。そして、これにより、送出部731或いは送出部741を介して、冷却気体を発光管51(発光部511)における鉛直方向上部に送出しやすくすることができるので、光源装置5を効率よく冷却できる。
上記のように、発光管51の中心軸は+Z方向に沿い、+X方向(第1方向)及び+Y方向(第2方向)は、当該+Z方向に直交し、かつ、互いに直交する2方向である。そして、第1送出部としての送出部731は、発光管51に対して+Y方向側に位置し、第2送出部としての送出部732は、発光管51に対して+X方向側に位置し、第3送出部としての送出部741は、発光管51に対して−X方向側に位置し、第4送出部としての送出部742は、発光管51に対して−Y方向側に位置する。
これによれば、上記4つの姿勢のうち、プロジェクター1がどの姿勢にて設置される場合でも、光源装置5から出射される光の進行方向(+Z方向)及び発光管51の中心軸(+Z方向に沿う軸)は、水平方向に沿うので、4つの送出部731,732,741,742のうちのいずれかが、当該発光管51に対して鉛直方向上側に位置することとなる。そして、弁V1,V2,V4によって、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する送出部に冷却気体が導かれ、弁V3,V5が送出部731,741を開閉することにより、冷却気体は、発光管51に対して鉛直方向上側から送出される。このため、上記4つの姿勢のうち、いずれかの姿勢にてプロジェクター1が設置された場合でも、発光管51に対して、冷却気体を鉛直方向上側から流通させることができる。従って、発光管51、ひいては、発光部511を効率よく冷却できる。また、これにより、発光管51の長寿命化を図ることができ、光源装置5の交換等のメンテナンスの手間を省くことができる。
これによれば、上記4つの姿勢のうち、プロジェクター1がどの姿勢にて設置される場合でも、光源装置5から出射される光の進行方向(+Z方向)及び発光管51の中心軸(+Z方向に沿う軸)は、水平方向に沿うので、4つの送出部731,732,741,742のうちのいずれかが、当該発光管51に対して鉛直方向上側に位置することとなる。そして、弁V1,V2,V4によって、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する送出部に冷却気体が導かれ、弁V3,V5が送出部731,741を開閉することにより、冷却気体は、発光管51に対して鉛直方向上側から送出される。このため、上記4つの姿勢のうち、いずれかの姿勢にてプロジェクター1が設置された場合でも、発光管51に対して、冷却気体を鉛直方向上側から流通させることができる。従って、発光管51、ひいては、発光部511を効率よく冷却できる。また、これにより、発光管51の長寿命化を図ることができ、光源装置5の交換等のメンテナンスの手間を省くことができる。
各送出部731,732,741,742は、それぞれ、流通された冷却気体を発光管51の発光部511に向けて送出する。これによれば、送出部731,732,741,742のそれぞれは、上記各姿勢にて発光管51に対して鉛直方向上側に位置することから、当該送出部から送出された冷却気体は、発光部511の鉛直方向における上部(発光部511における鉛直方向上部)に送出されるので、発光管51において最も高温となる発光部511の当該上部を効果的に冷却できる。従って、発光管51の劣化を確実に抑制でき、当該発光管51の長寿命化を図ることができる。
弁V2,V4は、自重によって回動する遮蔽板であり、ダクト部7は、第1導風部73を開放する際に弁V2が配置される第1凹部としての凹部733と、第2導風部74を開放する際に弁V4が配置される第2凹部としての凹部743と、を有する。これによれば、第1導風部73内において冷却気体が流通する流路面積が弁V2によって減少することを抑制できる他、当該冷却気体が弁V2に当たることによる冷却気体の圧力損失の発生を抑制できる。弁V4が配置される凹部743によっても、同様の効果が得られる。
弁V3は、送出部731において冷却気体が通過する第1開口部としての開口部7311に位置し、弁V5は、送出部741において冷却気体が通過する第2開口部としての開口部7411に位置する。これによれば、これら送出部731,741を、光源装置5の姿勢に応じて確実に開閉できる。
プロジェクター1は、正置き姿勢(第1姿勢)、逆置き姿勢(第2姿勢)、上側投射姿勢(第3姿勢)及び下側投射姿勢(第4姿勢)のそれぞれの姿勢で設置可能に構成されている。そして、上記のように、各姿勢において発光管51の中心軸は水平方向に沿うので、上記送出部731,742,741,732は、それぞれ、正置き姿勢時、逆置き姿勢時、上側投射姿勢時及び下側投射姿勢時に、発光管51に対して鉛直方向上側に位置することとなり、当該発光管51の発光部511に鉛直方向上側から冷却気体を送出する。これによれば、プロジェクター1の姿勢に応じて、各送出部731,742,741,732のうち、発光管51に対して鉛直方向上側に位置する送出部から、当該発光管51に冷却気体を確実に送出できる。従って、各姿勢において、発光管51の発光部511上部を効率よく冷却できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、送出部732は、発光管51に対して+X方向側で、かつ、+Y方向側にずれて配置されていた。しかしながら、本発明はこれに限らず、送出部732は、発光管51の中心を通り、かつ、+X方向に沿う仮想線上に配置されていてもよい。一方で、各送出部731,741,742は、発光管51の中心を通り、かつ、+Y方向、−X方向及び−Y方向に沿う仮想線上に配置されていなくてもよく、対応する仮想線からずれていてもよい。すなわち、各送出部731,732,741,742が、発光管51に対して+Y方向、+X方向、−X方向及び−Y方向の各方向側に位置していればよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、送出部732は、発光管51に対して+X方向側で、かつ、+Y方向側にずれて配置されていた。しかしながら、本発明はこれに限らず、送出部732は、発光管51の中心を通り、かつ、+X方向に沿う仮想線上に配置されていてもよい。一方で、各送出部731,741,742は、発光管51の中心を通り、かつ、+Y方向、−X方向及び−Y方向に沿う仮想線上に配置されていなくてもよく、対応する仮想線からずれていてもよい。すなわち、各送出部731,732,741,742が、発光管51に対して+Y方向、+X方向、−X方向及び−Y方向の各方向側に位置していればよい。
上記実施形態では、第1送出部としての送出部731、第2送出部としての送出部732、第4送出部としての送出部741、及び、第3送出部としての送出部742は、発光管51の発光部511に向けて冷却気体を送出するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、各送出部731,732,741,742は、主反射鏡52の反射面の内側に向けて冷却気体を送出し、当該冷却気体が反射面に沿って流通することによって、発光部511に流通する構成としてもよい。すなわち、送出された冷却気体の少なくとも一部が発光部511に流通すればよく、各送出部731,732,741,742による冷却気体の送出方向は、当該各送出部731,732,741,742から発光部511に向かう方向に限定されない。
上記実施形態では、それぞれ第1〜第5弁としての弁V1〜V5は、自重によって回動して、第1導風部73及び第2導風部74のいずれか、或いは、送出部731,741のいずれかの開閉を行う遮蔽板により構成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、各弁は、自重によって移動する構成に限らず、例えば、プロジェクター1における鉛直方向の向きを検出し、当該向きの検出結果に基づいて、制御装置による制御の下、第1導風部73、第2導風部74及び送出部731,741の開閉が実施される構成であってもよい。また、弁V1〜V5は遮蔽板に限らず、他の形状を有していてもよい。
上記実施形態では、ダクト部7は、第2弁としての弁V2が配置される凹部733、及び、第4弁としての弁V4が配置される凹部743を有するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、このような凹部733,743は無くてもよい。
上記実施形態では、第3弁としての弁V3を構成する遮蔽板PLは、送出部731における開口部7311を開閉するとし、第5弁としての弁V5を構成する遮蔽板PLは、送出部741における開口部7411を開閉するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、各送出部731,741を閉塞できれば、弁V3,V5の設置位置はどこでもよい。また、弁V3,V5は、完全に冷却気体の流通を遮蔽しなくてもよく、送出部731,741の閉塞時に、冷却気体が当該送出部731,741に流入しづらくなればよい。
上記実施形態では、第3弁としての弁V3を構成する遮蔽板PLは、送出部731における開口部7311を開閉するとし、第5弁としての弁V5を構成する遮蔽板PLは、送出部741における開口部7411を開閉するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、各送出部731,741を閉塞できれば、弁V3,V5の設置位置はどこでもよい。また、弁V3,V5は、完全に冷却気体の流通を遮蔽しなくてもよく、送出部731,741の閉塞時に、冷却気体が当該送出部731,741に流入しづらくなればよい。
上記実施形態では、画像投射装置4は、複数のレンズ441と、当該複数のレンズ441を介した光を反射させる非球面ミラー442と、これらを内部に収容する保持体443と、を有する投射光学装置44を備える構成とした。すなわち、投射光学装置44は、入射される光の進行方向を折り返して出射する構成であった。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、非球面ミラー442がなく、入射された光を、当該光の入射方向に沿って出射する投射光学装置44を採用してもよい。
上記実施形態では、光源装置5から出射される光の進行方向(+Z方向)と、投射光学装置44による画像の投射方向(−X方向)とは直交し、正置き姿勢、逆置き姿勢、上側投射姿勢及び下側投射姿勢のいずれの姿勢にてプロジェクター1が設置された場合でも、当該進行方向は水平方向に沿うとした。しかしながら、これに限らず、例えば、当該進行方向と画像の投射方向とが同方向、又は、互いに反対方向となるように、光源装置5が配置されてもよい。この場合、正置き姿勢及び逆置き姿勢の他、左右の側面部23,24のうち一方が鉛直方向上側を向く姿勢のいずれの姿勢にてプロジェクターが設置された場合でも、上記送出部731,732,741,742のいずれかが発光管51(発光部511)に対して鉛直方向上側に位置することとなるので、上記と同様の効果を奏することができる。
上記実施形態では、プロジェクター1は、3つの光変調装置433(433R,433G,433B)を備える構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、2つ以下、あるいは、4つ以上の光変調装置433を有するプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
上記実施形態では、画像投射装置4は、平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
上記実施形態では、光変調装置433として、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルが採用された。しかしながら、透過型の液晶パネルに代えて、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記実施形態では、画像投射装置4は、平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
上記実施形態では、光変調装置433として、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルが採用された。しかしながら、透過型の液晶パネルに代えて、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記実施形態では、光源装置5は、発光管51、主反射鏡52、平行化レンズ53及び収容体6を備える構成とした。このような光源装置5は、プロジェクターに複数採用されていてもよい。また、主反射鏡52や副反射鏡514は無くてもよい。
上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例を挙げた。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、上記光源装置を、光の照射範位置を移動可能なスポットライト等の照明装置に適用してもよい。
上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例を挙げた。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、上記光源装置を、光の照射範位置を移動可能なスポットライト等の照明装置に適用してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、22…底面部、433(433B,433G,433R)…光変調装置、44…投射光学装置、5…光源装置、51…発光管、511…発光部、6…収容体、61…天面部、62…底面部、63…左側面部、631…排出口、64…右側面部、661…開口部、6A…第1筐体、6A1…内壁部、6C…ダクト形成部材、6D…遮光部材、6D1…開口部、7…ダクト部、71…導入口、72…分岐部、73…第1導風部、731…送出部(第1送出部)、7311…開口部(第1開口部)、732…送出部(第2送出部)、7321…開口部、733…凹部(第1凹部)、73A,73B…内面部、74…第2導風部、741…送出部(第3送出部)、7411…開口部(第2開口部)、742…送出部(第4送出部)、7421…開口部、743…凹部(第2凹部)、A1,A5…矢印、V1…弁(第1弁)、V2…弁(第2弁)、V3…弁(第3弁)、V4…弁(第4弁)、V5…弁(第5弁)、PL…遮蔽板、S…空間。
Claims (7)
- 冷却気体を送出する冷却装置を備えたプロジェクターに組み込んで使用される光源装置であって、
光を出射する発光管と、
前記発光管を収容する収容体と、を備え、
前記収容体は、前記発光管の中心軸を中心とする周方向に沿って配置されるダクト部を有し、
前記ダクト部は、
前記ダクト部内に冷却気体を導入する導入口と、
第1送出部、及び、前記第1送出部より前記冷却気体の流路下流側に位置する第2送出部を有し、前記導入口から導入された前記冷却気体を前記第1送出部及び前記第2送出部に導く第1導風部と、
第3送出部、及び、前記第3送出部より前記冷却気体の流路下流側に位置する第4送出部を有し、前記導入口から導入された前記冷却気体を前記第3送出部及び前記第4送出部に導く第2導風部と、
前記導入口を介して前記ダクト部内に導入された前記冷却気体を、前記第1導風部及び前記第2導風部のいずれかに流通させる第1弁と、
前記第1導風部において前記第1送出部及び前記第2送出部の間に配置され、前記第1導風部を開閉する第2弁と、
前記第2弁によって前記第1導風部が閉塞される場合に、前記第1送出部を開放し、前記第2弁によって前記第1導風部が開放される場合に、前記第1送出部を閉塞する第3弁と、
前記第2導風部において前記第3送出部及び前記第4送出部の間に配置され、前記第2導風部を開閉する第4弁と、
前記第4弁によって前記第2導風部が閉塞される場合に、前記第3送出部を開放し、前記第4弁によって前記第2導風部が開放される場合に、前記第3送出部を閉塞する第5弁と、を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
前記中心軸にそれぞれ直交し、かつ、互いに交差する2方向を第1方向及び第2方向とした場合、
前記第1送出部は、前記発光管に対して前記第1方向側に位置し、
前記第2送出部は、前記発光管に対して前記第2方向側に位置し、
前記第3送出部は、前記発光管に対して前記第2方向とは反対方向側に位置し、
前記第4送出部は、前記発光管に対して前記第1方向とは反対方向側に位置することを特徴とする光源装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の光源装置において、
前記発光管は、発光物質及び電極が内部に封入された発光部を有し、
前記第1送出部、前記第2送出部、前記第3送出部及び前記第4送出部は、流通された前記冷却気体を、前記発光部に向けて送出することを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記第2弁及び前記第4弁は、自重によって回動する遮蔽板であり、
前記ダクト部は、
前記第1導風部を開放する際に前記第2弁が配置される第1凹部と、
前記第2導風部を開放する際に前記第4弁が配置される第2凹部と、を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記第1送出部は、前記冷却気体が通過する第1開口部を有し、
前記第3送出部は、前記冷却気体が通過する第2開口部を有し、
前記第3弁は、前記第1開口部に位置し、
前記第5弁は、前記第2開口部に位置することを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、
前記光源装置に冷却気体を送出する冷却装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
外装を構成する外装筐体を備え、
当該プロジェクターは、
前記投射光学装置による光の投射方向が水平方向に沿い、前記外装筐体の底面部が鉛直方向における下向きとなる第1姿勢と、
前記投射光学装置による光の投射方向が水平方向に沿い、前記外装筐体の底面部が鉛直方向における上向きとなる第2姿勢と、
前記投射光学装置による光の投射方向が鉛直方向上向きとなる第3姿勢と、
前記投射光学装置による光の投射方向が鉛直方向下向きとなる第4姿勢と、のそれぞれの姿勢で設置可能に構成され、
前記第1送出部、前記第2送出部、前記第3送出部及び前記第4送出部は、それぞれ、前記第1姿勢、前記第2姿勢、前記第3姿勢及び前記第4姿勢のいずれかにて前記発光管に対して鉛直方向における上側に位置することを特徴とするプロジェクター。
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