JP2017187398A - 電界強度測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定環境温度の変動の影響を解決し、素子サイズを小さくしつつ電界検出の高感度化を実現することができる電界強度測定器を提供すること。
【解決手段】所定の波長の光を出力する光源と、測定対象の電界中に設けられ、前記光源から出力された光を導波するマッハツェンダー干渉計と、前記マッハツェンダー干渉計を伝搬した光の強度を測定することによって、前記測定対象の電界強度を検出する検出部とを備えた電界強度測定器であって、前記マッハツェンダー干渉計は、電気光学結晶を用いて構成された互いに長さが等しい2本のアーム導波路を有し、該2本のアーム導波路は異なる結晶方位方向に光を導波することを特徴とする電界強度測定器である。
【選択図】図3

Description

本発明は、空間電界強度を測定する電界強度測定器に関するものである。具体的には被測定電界を乱す金属を含まない、電気光学結晶を用いた位相検出型電界強度測定器に関するものである。
近年、携帯電話等の移動端末の普及が拡大しており、無線通信分野は急速に発展している。安定した無線通信をするためには、無線通信設備や機器の誤動作の原因となる電磁障害を未然に防ぐ必要があり、電子機器から生じる電界を測定するために電界強度測定器が用いられる。また無線通信の電波の広がりを確認する際に、電界強度測定器を用いて空間への電界分布を確認している。
電界強度測定器には大別すると、特許文献1に記載されているようにアンテナ部や配線部分に金属を用いているものと、特許文献2に記載されているように金属を含まず、電気光学結晶のみで構成されているものがある。前者は電界を感度良く測定できるという利点を有するが、金属部により被測定電界を乱してしまう。この点後者は、金属部を含まないため、被測定電界を乱さずに電界を測定できる利点を有している。
金属を含まず、電気光学結晶のみを用いた電界強度測定器としては、他にも例えば非特許文献1に記載のものが知られている。図1に一般的な電気光学結晶を用いた電界強度測定器の構造を示す。電界強度を検出するバルクの電気光学結晶10に、入出力のために光ファイバ13が取り付けられており、光源12からの光が光ファイバ13から電気光学結晶10内へ入射する。入射した光はTE偏光の光(TE光)であり、電気光学結晶10の屈折率に応じて偏光状態が変調される。入射したTE光は電気光学結晶10内を伝搬後、反射構造11によって同じ経路を戻り、光ファイバ13へ出力された光は、サーキュレータ14によって光検出器15にドロップされる。光検出器15に入力された光信号は電気信号へ変換されて、ロックインアンプ16等によって観測される。
電気光学結晶10は、外部から電界が印加されることで屈折率が変化する性質、いわゆるポッケルス効果を持ち、ある特定の偏光状態の光を電気光学結晶10に入射すると、印加電界に応じて結晶内を伝搬する光の偏光状態が変調される。
偏光状態の変化は入力光と出力光の位相変化量として観測することが可能であるので、入力光と出力光の強度から、電界強度に応じて生じた位相変化量を求めることで、電界強度を測定することができる。
特許第4251459号公報 特許第4875835号公報
都甲浩芳、他2名著、「より正確な電界計測を可能にする電気光学プローブ」、NTT技術ジャーナル、2006年6月、21−24頁
しかしながら、従来の電気光学結晶のみを用いた電界強度測定器では、(1)測定環境温度の影響により、電気光学結晶の屈折率が変化し、電界測定値が不安定である点と、(2)電界に対する光の位相変化量が微小であり、電界強度の測定感度が低い点とが問題点として挙げられる。
まず測定環境温度による電界強度検出の不安定性について説明する。先に述べたように、電気光学結晶に電界が印加されると、伝搬する光の感じる屈折率が変化するので、その伝搬光の位相変化量を観測することで、電界強度を測定することができる。
しかしながら、電気光学結晶は電界、磁界、圧力に加え、温度の変化によっても屈折率が変化してしまう。そのため、印加電界だけでなく、測定環境温度の変動によっても伝搬光の位相が変化してしまう。
ここで、閃亜鉛鉱結晶であるInPを例に挙げて具体的に説明する。印加電界による屈折率変化量、及び温度による屈折率変化量は、それぞれ(式1)及び(式2)のように表すことができる。
Δn=(1/2)×(n0 341E) ・・・(式1)
Δn=(dn/dT)×T ・・・(式2)
上記(式1)、(式2)において、n0はInPの初期の屈折率、Eは印加電界(V/m)、Tは温度変化量をそれぞれ示す。InPのポッケルス係数はr41=3.8×10-12(m/V)であり、温度による屈折率変化係数はdn/dT=9.0×10-5である。
また下記(式3)に波長λの光の位相変化量Δφと屈折率変化量Δnの関係を示す。
Δφ=(2π/λ)×Δn×L ・・・(式3)
上記(式3)からわかるように、光の位相変化量Δφは、電界による屈折率変化量Δnと光がその結晶内を伝搬する距離Lに比例する。
図1で示したような、従来のバルクの電気光学結晶を用いた電界測定器の場合を考える。ここでは伝搬する光の波長をλ=1.55μm、電気光学結晶の長さを3000μm(光が伝搬する距離Lは往復でL=6000μm)と仮定した。
電界強度が1V/mの電界を印加することで生じる屈折率変化量Δnは6.0×10-11であり、これに応じて光の位相は1.5×10-6rad変化する。一方、測定環境温度が1度変化したときの屈折率変化量Δnは9.0×10-5であり、これに応じて光の位相は2.3rad変化する。よって電気光学結晶の屈折率の変化量、またそれに応じた光の位相変化量は、印加電界よりも測定環境温度の影響を桁違いに大きく受けてしまうことが分かる。
例えばロックインアンプ等を用いることによって印加電界による光の位相変化と温度による位相変化を区別して観測することが可能であるが、微小な電界による位相変化を、桁違いに大きい温度変化による位相変化の中から測定することは極めて難しい。したがって電界強度を安定して測定するためには、測定環境温度変動への対策は重要な課題であるといえる。
次に電界測定感度に関する問題点について説明する。電気光学結晶のみを用いた電界測定器では、入力光と出力光の位相変化量Δφから印加電界を求めるが、この位相変化量は下記(式4)で示されるように光の強度Iに対応させて観測することができる入力光と出力光の光強度からこの位相変化量Δφを求める。
I=αsin2(φ+Δφ)(α:係数)・・・(式4)
先に求めたように、素子に電界1V/mが印加された場合に得られる光の位相変化量Δφはわずか1.5×10-6radであり、このわずかな位相変化量を光の強度に対応させて読み取ることは非常に困難である。よって印加電界によって生じる位相変化量Δφを大きくして検出するなど、電界検出器の高感度化は重要な課題である。
(式3)に示したように光の位相変化量Δφは電気光学結晶の屈折率変化量Δnと光が結晶内を伝搬する距離Lに比例する。このことから、印加電界に対する位相変化量を大きくする方法の一つとして、光が通過する電気光学結晶の長さLを長くする方法が考えられるが、図1に示したようなバルクの電気光学結晶のみを用いた電界強度測定器では伝搬距離Lはバルク結晶部分の大きさで決まってしまっているため、長さLを稼ぐことができない。
電界測定感度向上のために伝搬距離Lを長くするためには、従来の方法では電気光学結晶そのものを大きくしないといけないため、素子全体が大きくなってしまう。例えば3.0mm×3.0mmのデバイスサイズを想定するとバルク結晶の長さは3mm以下であり、伝搬距離Lは往復で6mm以下しか稼ぐことができない。
このように従来のバルクの電気光学結晶を用いると、この伝搬距離Lを長くすることで電界測定の感度を向上させるのは難しい。素子サイズを小さく保ったまま、光の伝搬距離を長くする工夫が必要である。
また素子の小型化は電界測定の空間分解能を向上させるだけでなく、素子作製に必要な電気光学結晶の材料そのものを少なくすることができるので、コスト削減につながる。しかしながら、従来の電界強度測定器では装置を小型化すると、電気光学結晶部分を小さくすることになるので、電界強度感度を低下させてしまうこととなる。よってバルクの電気光学結晶を用いた従来の電界強度測定器は電界強度測定感度の向上が困難であるとともに、小型化に不向きであることが分かる。
このように、従来のバルクの電気光学結晶を用いた電界強度測定器では、測定温度への対策が不十分であった。
また電界によって生じる光の位相変化量は極めて微小なので、測定感度を向上させる必要があるが、素子サイズと測定感度のトレードオフから測定感度の向上が不向きである。
本発明は上記従来の問題に鑑みなされたものであって、本発明の課題は、測定環境温度の変動の影響を解決し、素子サイズを小さくしつつ電界測定の高感度化を実現することができる電界強度測定器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載の発明は、所定の波長の光を出力する光源と、測定対象の電界中に設けられ、前記光源から出力された光を導波するマッハツェンダー干渉計と、前記マッハツェンダー干渉計を伝搬した光の強度を測定することによって、前記測定対象の電界強度を検出する検出部とを備えた電界強度測定器であって、前記マッハツェンダー干渉計は、電気光学結晶を用いて構成された互いに長さが等しい2本のアーム導波路を有し、該2本のアーム導波路は異なる結晶方位方向に光を導波することを特徴とする電界強度測定器である。
従来のバルクの電気光学結晶を用いた電界強度測定器を示す図である。 第1の実施形態の電界強度測定器の構成例を示す図である。 第1の実施形態の電界強度測定器に用いられる電界検出素子の構成例を示す図である。 典型的な光導波路を用いた等長マッハツェンダー干渉計の模式図である。 InP結晶の面方位と電気光学結晶による屈折率変化を示す図である。 光導波路の作製方法について説明するための図である。 電界検出素子の光学特性を測定する測定系構成図を示す図である。 電界検出素子の温度依存性について説明する図である。 電界検出素子における印加電界の強度と透過スペクトルとの関係を示す図である。 第2の実施形態の電界検出素子の構造を示す図である。 電界100kV/mを印加した場合の位相変化量Δφと、[0*1]方向の導波路長Lの依存性を示す図である。
本明細書においては、結晶面の表記について、アスタリスク(*)で示した数字は、「1に上線」を意味する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図2は、本実施形態の電界強度測定器の全体の概略構成を示す図であり、図3は、本実施形態の電界強度測定器に用いられる電界検出素子の構成例を示す図である。本実施形態の電界強度測定器は、図2に示すように、光源1と、電界検出素子2と、光強度検出器3とを備えて構成される。光源1と電界検出素子2とはPMF(Polarization Maintaining Fiber:偏波保持ファイバ)4により接続され、電界検出素子2と光強度検出器3とはSMF(Single Mode Fiber:シングルモードファイバ)5により接続されている。電界強度測定器は、印加電界に応じて伝搬光に位相変化を与える電界検出素子2に対して検出対象の電界Eが印加されるように配置して、光強度検出器3において電界検出素子2を伝搬した光の強度を観測することにより電界測定を行なう。
光源1は、レーザなどの単一波長の光をPBS(Polarizing Beam Splitter:偏向ビームスプリッタ)などでTE光とTM光に分離したのち、TE光のみをPMF4に出力する。PMF4に出力されたTE光は電界検出素子2に入力される。光源1は、レーザ光源とPBSなどにより構成することができる。
電界検出素子2は、印加されている電界Eの強度に応じて、入力されたTE光の位相を変調し、干渉光として出力する素子である。電界検出素子2は、電気光学結晶により構成することができる。光強度検出器3は、電界検出素子2から出力された干渉光の光強度を検出する。干渉光の光強度を検出することによって、電界検出素子2で与えられた位相変化量を算出して測定対象の電界強度を得ることができる。光強度検出器3は、パワーメータやロックインアンプを用いて構成することができる。
本実施形態の電界強度測定器は、図3に示すようなマッハツェンダー干渉計構造の光導波路を電界検出素子2として用いることによって、印加されている電界の強度を、2本の光導波路を伝搬するTE光の位相変調による干渉光強度として出力している。
(電界検出素子)
ここで本実施形態の電界強度測定器に用いられる電界検出素子を説明するために、光導波路を用いたマッハツェンダー干渉計について説明する。光導波路を用いたマッハツェンダー干渉計は、通信分野において光スイッチや光位相変調器などで応用されている。図4に典型的な光導波路を用いた等長マッハツェンダー干渉計の模式図を示す。
入力部と出力部にはそれぞれ3dBカプラー23、24が接続されており、アーム導波路21とアーム導波路22は線対称の構造で長さは等長である。入力部から入射した光は3dBカプラー23で2分岐され、アーム導波路21及びアーム導波路22に分かれて伝搬光1と伝搬光2として伝搬し、3dBカプラー24で再び合波される。
一般にマッハツェンダー干渉計は、アーム導波路21とアーム導波路22の長さや構造が異なる場合や、アーム導波路21とアーム導波路22に加わる電界や温度が異なる場合には、伝搬光1と伝搬光2に位相差が生じ、結果として干渉光が得られることを利用して様々な光信号処理等を行なっている。例えばマッハツェンダー干渉計の応用例として挙げられる光スイッチでは、図4に示す等長マッハツェンダー干渉計の構成に加えて、一方のアーム導波路部分にヒーターが取り付けてあり、一方のアーム導波路の温度を変化させることで、生ずる位相差Δφを制御し、出力光の強度を変化させることで、スイッチのON/OFF動作を実現している。
一方、図4に示す構成では、アーム導波路21及びアーム導波路22の長さが等しいので、測定環境温度が変動した場合でも、温度変動の影響はアーム導波路21とアーム導波路22の両方に等しく作用するため、導波路長による伝搬光1と伝搬光2の位相差Δφは0となる。したがって、図4に示す等長マッハツェンダー干渉計構造は、2つの伝搬光1、2の位相差は測定環境温度の変動の影響を受けない構成といえる。
さらに、図4の構造のような等長のマッハツェンダー干渉計に電界を印加しても、2つのアーム導波路21、22は同じ結晶方位方向に光を導波する構造であるので、電気光学結晶効果による屈折率変化はアーム導波路21およびアーム導波路22ともに同じとなり、電界による位相差は生じず、電界強度を検出することはできない。
図3に戻って、本実施形態の電界検出素子では、入力部、及び出力部には3dBカプラー23、24が接続されており、図4に示す等長マッハツェンダー干渉計と同様に、アーム導波路25とアーム導波路26の長さは等しく、全体として等長マッハツェンダー干渉計を構成している。よって測定環境温度の影響は、アーム導波路25を伝搬する伝搬光Aとアーム導波路26を伝搬する伝搬光Bとで打ち消しあうため、位相差Δφとしては現れない。
しかしながら本実施形態の電界検出素子では、図4に示す等長マッハツェンダー干渉計と異なり、図3に示すように、アーム導波路25とアーム導波路26とは電気光学結晶であるInP基板を用いて、異なる結晶方位に沿って光が伝搬するよう構成されている。電気光学結晶は、結晶方位によって印加電界に対する屈折率変化量が異なる特徴を持つため、印加電界による伝搬光Aと伝搬光Bの受ける屈折率変化量は異なり、伝搬光Aと伝搬光Bに位相差が生じる。この位相差を観測することによって電界強度が測定できる。
本実施形態の電界検出素子は、光導波路は例えば電気光学結晶であるInP基板を用いて構成することができる。電気光学結晶としては、InP基板に限らず、ポッケルス効果を有するZnTeやCdTeなどの閃亜鉛鉱型の結晶であれば、どの材料を用いてもよい。
ここで閃亜鉛鉱型結晶の電気光学効果についてInP基板を例に挙げて説明する。図5にInP結晶の面方位と電気光学結晶による屈折率変化を示した。図5において、破線は基板に電界を印加しない場合の結晶方位ごとの屈折率のプロファイルであり、実線は電界を印加したときの結晶方位ごとの屈折率のプロファイルである。
図5に示すように、基板に電界を印加しない場合には、結晶の屈折率はどの軸方向にも一様でn0である。一方で、基板の[100]方向に電界Eをかけると、屈折率のプロファイルが楕円型に変化する。
基板の[100]方向に電界Eをかけた場合、[0*1]方向に伝搬する光の受ける屈折率変化量はΔnx=(1/2)×(n3rE)となり、[0**]方向に伝搬する光の屈折率変化量はΔny=(−1/2)×(n3rE)となる。ここでnは電界がないときの屈折率であり、rはポッケルス係数である。
また[100]に垂直であり[0*1]と[0**]方向以外の方向へ進む光、たとえば[0*1]と角度α方向に進む光については、図5で示した楕円型の屈折率プロファイルより屈折率はnαとなる。
本実施形態の電界強度測定器では、光導波路に用いられるInP結晶の電気光学効果の特徴をもとに、導波路構造が図3に示す以下の通りに設計されている。
図3において、アーム導波路25については、長さLA1、LA2を持つ2つの[0*1]方向の光導波路と、4つの90度曲げ導波路によって構成されている。一方、アーム導波路26については、長さLB1、LB2を持つ2つの[0**]方向の光導波路と、4つの90度曲げ導波路によって構成されている。
A1+LA2=LB1+LB2であり、90度曲げ導波路については、それぞれの長さは全て等しくなるように設計されているため、アーム導波路25とアーム導波路26は全体として等長である。
ここで電界Eを印加したときに生じる、伝搬光Aと伝搬光Bの位相差Δφについて考える。アーム導波路25の[0*1]方向の光導波路を伝搬する光はn+Δnの屈折率を感じて伝搬するので、位相変化量ΔφA=2×(π/λ)×Δn×(LA1+LA2)が生じる。一方、アーム導波路26の[0**]方向の光導波路を伝搬する光はn−Δnの屈折率を感じて伝搬し、位相変化量ΔφB=―2×(π/λ)×Δn×(LB1+LB2)が生じる。よって伝搬光Aと伝搬光Bには位相差Δφ=ΔφA―ΔφB=2ΔφAが生じることとなる。ここで位相差Δφは、印加電界によって変化するΔnを変数に含むので、印加電界に依存することが判る。
なお、90度曲り導波路を伝搬する際にも、光の位相差は生じるが、アーム導波路25とアーム導波路26には同じ回転量分曲がる導波路が含まれているため、90度曲り導波路によっては伝搬光Aと伝搬光Bの位相差としては現れない。
このように、本実施形態に係る電界検出素子では、電気光学結晶効果の結晶方位により屈折率変化が異なる性質(異方性)を利用し[0*1]方向と[0**]方向の異なる方向に導波路を形成することで、等長マッハツェンダー導波路を用いて、印加電界の強度を、その印加電界によって生じる位相変化として観測することを可能としている。
次いで、本実施形態の電界検出素子を構成する光導波路の作製方法について説明する。図6は、光導波路の作製方法について説明するための図である。図6(a)は結晶成長後の基板の層構成を示す図であり、図6(b)は光導波路形成後の光導波路の断面図を示す図である。
SI−InP基板(semi−insulating(半絶縁性)−InP)基板上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いて、PL(Photoluminesence)波長1.3umのバンドギャップを持つInGaAsPコア層(0.3μm)、InPクラッド層(1.5μm)を成膜した。
この基板上に、図3に示すような光導波路パターンを一般的な露光技術により描画し、ドライエッチングにより、InPクラッド層(1.5μm)、InGaAsPコア層(0.3μm)、InPクラッド層(1.5μm)の光導波路を形成した。その後基板を劈開することにより、光導波路の入力部と出力部の端面を割り出した。
(電界検出素子の光学特性評価)
ここで図3の電界検出素子の光学特性評価を行った。図7に本実施形態の電界検出素子の光学特性を測定する測定系構成図を示す。
図7において、TLS(Tunable Laser Source:波長可変光源)31の出力光がPBS32に入力されるように接続しており、PBS32は入力光をTE光、TM光に分離したのちPMF33を介してTE光のみを電界検出素子2に入力する構成となっている。
電界検出素子2の下部と上部に空間1mmの隙間が空くように金属平板42が配置されており、Function Generator40によって、金属平板42に交流電圧をかけるアンプ41を制御することによって金属平板42間に配置された電界検出素子2に周期的に電界をかけた。
電界検出素子2の出力部から取り出された光はSMF34により2つに分岐され、一方はフォトダイオード37および整流器38を有する光検出器36において電気信号に変換されたのちロックインアンプ39によって観測され、もう一方はパワーメータ35に接続した。
図8は本実施形態の等長マッハツェンダー干渉計構造を用いた電界検出素子の温度依存性について説明する図である。温度依存性を調べるために、電界を印加していない状態で測定環境温度を摂氏25℃から30℃まで一度刻みに変化させて出力光の透過スペクトルをパワーメータ35で測定した。図8(a)に測定環境温度25℃の時の透過スペクトルを示す。図8(a)によれば、透過光の光強度は波長によらず一定であることが読み取れる。
次に波長1550nmの透過スペクトルの光強度に注目し、本実施形態の等長マッハツェンダー干渉計構造を用いた電界検出素子における透過スペクトルの光強度の温度依存性をプロットすると図8(b)のようになった。図8(b)によれば、1550nmの透過スペクトルについて、出力光の光強度が温度によって変化していないことが読み取れる。図8(b)と同様のプロットを複数の波長の透過スペクトルについて行なったところ、いずれの波長についても出力光の光強度は温度によって変化しないことが判った。
電気光学結晶を用いた光導波路では一般に、位相変化量Δφは印加電界強度と測定環境温度によって変化すると考えられる。しかしながら、本実施形態の等長マッハツェンダー干渉計構造を用いた電界検出素子では、図8(b)からも判るように、電界が印加されていない状態において、透過スペクトル、つまり出力の光強度が変化していない。すなわち、本実施形態の電界強度測定器では、測定環境温度の変化の影響を受けていないといえる。したがって、等長マッハツェンダー干渉計構造を用いることで、測定環境温度の変化の影響を受けていない安定な電界検出素子が得られているといえる。
一方で、本実施形態の等長マッハツェンダー干渉計構造を用いた電界強度測定器では、電界検出素子における透過スペクトルの光強度は印加電界によって変化する。
ここで電界検出素子における印加電界の強度と透過スペクトルとの関係について説明する。図9(a)に印加電界を90kV/m、100kV/mと変化させたときにパワーメータ35で検出した透過スペクトルを示す。図9(a)によれば、印加電界を変化させることによって透過スペクトルが波長方向に移動している様子が読み取れる。
図9(b)には印加電界を0kV/m、90kV/m、100kV/mと変化させたときにロックインアンプ39によって検出した結果を示す。図9(b)によれば、電界0kV/mの時には、ロックインアンプに入力される参考周波数がないためピークが得られていないが、電界90kV/mおよび100kV/mの時には電界に応じて、ピークが立つ波長が変化している様子が読み取れる。
このように図9(a)、(b)から、同じ波長の光を用いれば、印加電界強度の変化に応じて出力光の強度が変化していることが分かった。このことから、InP基板のポッケルス効果を利用することで、電界強度を測定できることが示された。
またポッケルス効果により、アーム導波路25とアーム導波路26の屈折率は正負の符号が逆の方向に変化することから、[0*1]方向に伝搬する光と[0**]方向に伝搬する光の位相変化量も+Δφ、−Δφと符号が逆になり、伝搬光Aと伝搬光Bの位相差は2Δφとなる。
よって同じ伝搬距離Lであっても、異なる方向にアーム長を持つマッハツェンダー干渉計を用いることで、光の伝搬距離が同じであっても、電界による位相差を2倍の感度で観測することができる。
(電界強度の測定)
次に、本実施形態の電界強度測定器を用いた電界強度の測定動作について説明する。図2に示す電界強度測定器の電界検出素子2を測定対象の電界Eの電界雰囲気中に配置する。
光源1からのTE光がPMF4を介して図3に示す電界検出素子2に入力される。電界検出素子2に入力されたTE光は光カプラー23でアーム導波路25を伝搬する伝搬光Aおよびアーム導波路26を伝搬する伝搬光Bに2分岐される。
アーム導波路25を伝搬する伝搬光Aは、アーム導波路25を伝搬する間に、印加電界Eに応じて、位相差ΔφA=2×(π/λ)×Δn×(LA1+LA2)=((2π)/λ)×((+1/2)×n3×r×E)×(LA1+LA2)が与えられる。
また、アーム導波路26を伝搬する伝搬光Bは、アーム導波路26を伝搬する間に、印加電界Eに応じて、位相差ΔφB=2×(π/λ)×Δn×(LB1+LB2)=((2π)/λ)×((−1/2)×n3×r×E)×(LB1+LB2)が与えられる。nは電界が印加されていないときの電界検出素子2の屈折率であり、rはポッケルス定数であり、λはTE光(伝搬光A、伝搬光B)の波長である。
アーム導波路25、26を伝搬した伝搬光Aと伝搬光Bは、光カプラー24で再び合波される。アーム導波路25、26を伝搬した伝搬光Aと伝搬光Bとは、位相差Δφ=ΔφA−ΔφB=((2π)/λ)×(n3×r×E)×L(式5)で干渉し、電界検出素子2から出力される。かかる位相差Δφは、上記(式5)で示すように、電界検出素子2に印加される電界強度Eを変数として表される。
光強度検出器3により、電界検出素子2から出力される光は、Δφの位相差をもつ2つの伝搬光A、Bによる干渉光の強度変化として検出される。一般的に光強度は(式4)で表すことができるので、出力光の強度Iを観測することで、印加電界によって変化した位相変化量Δφを求めることができ、この得られた位相変化量Δφから電界強度を測定することができる。
I=αsin2(φ+Δφ)(α:係数)・・・(式4)
光強度検出器3では、検出された光強度Iおよび検出に使用したTE光の振幅αを用いて、上記(式4)からΔφを算出する。
また、上記(式5)より、E=(Δφ×λ)/(2π×n3×r×L)(式6)であるから、算出したΔφと、TE光の波長λ、導波路の長さLA1+LA2=LまたはLB1+LB2=L、電界検出素子2の初期の屈折率nとを(式6)に代入することによって検出対象の電界Eの電界強度が得られる。
以上説明したように、平面型光導波路によるマッハツェンダー干渉計を用いた電界強度測定器によれば、測定環境温度の変動の影響を解決し、さらに光導波路を用いることで素子サイズを小さくしつつ電界測定の高感度化を実現することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では平面光導波路によるマッハツェンダー干渉計構造を有する電界検出素子により、温度に対して安定に電界強度を測定することができた。第2の実施形態では、第1の実施形態の光導波路のアーム導波路長Lを長くすることで電界強度の測定感度を高めることを実現した。その他の構成については第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
図10に第2の実施形態の電界検出素子の構造を示す。第1の実施形態と同様にマッハツェンダー干渉計構造であり、(100)面InP基板上に[0*1]方向と[0**]方向の異なる方向に長い往復する渦巻状のアーム導波路27およびアーム導波路28を持つ電界検出素子を作製した。
アーム導波路27の[0*1]方向の導波路長とアーム導波路28の[0**]方向の導波路長、アーム導波路27の[0**]方向の導波路長とアーム導波路28の[0*1]方向の導波路長、アーム導波路27とアーム導波路28の90度曲げ導波路部分の導波路長の和はそれぞれ等長であり、よってアーム導波路27、アーム導波路28の全長も等長である。またアーム導波路27の[0**]方向の光導波路は[0*1]方向の光導波路に対して十分に短くなるように、アーム導波路28の[0*1]方向の光導波路も[0**]方向の光導波路に対して十分に短くなるように設計されている。
具体的には図10のように導波路を往復する渦巻状に巻くことで、アーム導波路27では屈折率が正の方向に変化する[0*1]方向の導波路長、アーム導波路28では屈折率が負の方向に変化する[0**]方向の導波路長を長くすることが可能である。ここで往復する渦巻状とは、中心部において折り返す往復2本の導波路を、折り返し部分を中心にしてその外周に渦巻状に形成した形状である。
第2の実施形態の電界検出素子では、このような往復する渦巻状導波路に形成することによって、微小領域内に長い導波路を収容するように配置することができる。
ここで位相変化量Δφは(式3)で示されるように、屈折率変化量Δnと導波路長Lに比例する。本実施形態の電界検出素子のように導波路を往復する渦巻状に巻き、さらにこの巻き数を増やすことによって、電界による屈折率差を生み出す方向の導波路長を長くすることができ、その結果位相変化量Δφを高感度に観測することができる。
第1の実施形態と同様に90度曲げ導波路については、アーム導波路27とアーム導波路28に同じ距離分、同じ回転量分含まれており、アーム導波路27を伝搬する伝搬光Cとアーム導波路28を伝搬する伝搬光Dの位相差としては現れない。
次に図10に示したような往復する渦巻構造を有する電界検出素子の往復する渦巻の巻き数を変化させた素子を複数種類作製し、印加電界に対して検出される位相変化量について評価した。
測定系は第1の実施形態と同様であり、出力光の強度の波長依存性を測定した。
図11に電界100kV/mを印加した場合の位相変化量Δφと、[0*1]方向(または[0**]方向)の導波路長Lの依存性を示す。導波路長を長くするにつれて、得られる位相変化量Δφが増大する結果が得られた。
印加電界Eに対して得られる位相変化量Δφは比例する。ある電界に対して得られる位相変化量Δφが大きいということは、より微弱な電界変化についても位相変化量Δφとして観測可能であるということである。本実施形態では光導波路の往復する渦巻の巻き数を増やし、導波路長を長くすることによって電界をより高感度に測定可能としている。より微弱な電界変化も位相変化量Δφとして読み取れる。
往復する渦巻状導波路構造を用いることによって、微小領域内に導波路長の長いマッハツェンダー干渉計を作製することが可能であり、これは電界強度測定器の小型化につながる。
図3で示すようなバルクの電気光学結晶を用いた測定器では3mm角の素子内に最大でも往復6mm以下の導波路長しか得ることができないが、往復する渦巻状導波路構造の光導波路を用いることによって3mm角の素子内に60mm程度の長さの導波路を作製することができる。この場合、従来のバルク型電界強度測定器に比べて、往復する渦巻状の導波路を用いた電界強度測定器は光の伝搬距離は10倍であり、さらにポッケルス効果を利用することで2倍の感度が実現できることから、全体として20倍の感度が得られると考えられる。
なおアーム導波路を、ジグザグの蛇行形状(ミアンダ形状)にすることも可能ではあるが、全体としてコンパクトにするためには、蛇行形状の両端の折り返し部の曲率を大きくしなければ導波路の損失が増すため、あまりメリットはない。
本実施形態の電界強度測定器によれば、高感度な電界強度測定器の実現ができる。また素子の小型化は、空間電界の測定分解能をあげるだけでなく、使用するInP材料が少なくて済むので作製コスト削減になるという利点を有する。
また、この光導波路の電界検出素子は、一般的な露光技術とドライエッチングのみのシンプルなプロセスで作製することができるので、作製コストが削減でき、また大量生産も容易である。
1 光源
2 電界検出素子
3 光強度検出器
4 PMF
5 SMF
10 電気光学結晶
11 反射構造
12 光源
13 光ファイバ
14 サーキュレータ
15 光検出器
16 ロックインアンプ
21、22、25、26、27、28 アーム導波路
23、24 3dBカプラー

Claims (5)

  1. 所定の波長の光を出力する光源と、
    測定対象の電界中に設けられ、前記光源から出力された光を導波するマッハツェンダー干渉計と、
    前記マッハツェンダー干渉計を伝搬した光の強度を測定することによって、前記測定対象の電界強度を検出する検出部とを備えた電界強度検出器であって、
    前記マッハツェンダー干渉計は、電気光学結晶を用いて構成された互いに長さが等しい2本のアーム導波路を有し、該2本のアーム導波路は異なる結晶方位方向に光を導波することを特徴とする電界強度測定器。
  2. 前記2本のアーム導波路は、基板上に往復する渦巻状に巻いて形成されることにより、微小領域内に長い導波路を配置することを特徴とする、請求項1に記載の電界強度測定器。
  3. 前記2本のアーム導波路のうちの一方のアーム導波路は、長さLA1、LA2を持つ2つの[0*1]方向の光導波路と、4つの90度曲げ導波路によって構成され、他方のアーム導波路は、長さLB1、LB2を持つ2つの[0**]方向の光導波路と、4つの90度曲げ導波路によって構成されており、長さLA1+LA2=LB1+LB2であり、前記アーム導波路の4つの90度曲げ導波路同士は、互いに等しい長さを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の電界強度測定器。
  4. 前記検出部で検出した光強度をIとし、前記マッハツェンダー干渉計の2本のアーム導波路の直線部分の長さLA1+LA2=LB1+LB2=L、前記導波する光の波長をλ、ポッケルス係数をr、前記電気光学結晶の電界非印加時の屈折率をnとすると、
    前記検出部は、
    前記光強度I=αsin2(φ+Δφ)によりΔφを算出し、
    さらに、ΔφをE=(Δφ×λ)/(2π×n3×r×L)に代入して測定対象の電界強度Eを算出することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の電界強度測定器。
  5. 前記光源から出力される光はTE光であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の電界強度測定器。
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