JP2017185414A - 果菜選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フリートレイ式の果菜選別装置は大型で複雑な構造である。【解決手段】 循環搬送の搬送コンベアに供給部と規格計測手段と取出部を設け、少なくとも取出部は受皿を横2列以上で搬送し、取出部上方に取出部撮影カメラとプロジェクタを設け、コンピュータは取出部に2以上の領域を設定でき且つ各領域に規格を設定できる領域設定手段と、取出部撮影カメラの画像から受皿の位置を計測し且つ規格計測手段の規格情報をリンクして受皿の位置と果菜の規格を保持する受皿情報保持手段と、領域内を移動する果菜に各領域に対応した規格のものとそうでないものとに区別するマーカー画像を動画像として生成しプロジェクタに出力する動画像生成手段を備える。マーカー画像は白色光と果菜を変色させる光とで規格の区別を可能とする。【選択図】 図1
Description
本発明は桃やリンゴ、イチゴなどの農産物をフリートレイに載せて搬送し、画像センサなどで規格を判別して選別する果菜選別装置に関するものである。
フリートレイ式の選別装置は、果菜を載せて搬送する多数の円盤状のフリートレイ(以下トレイと記す)とこれらを循環搬送するベルトコンベアやローラコンベアで構成された搬送コンベアを備える。搬送コンベアの構成やレイアウトは多様であるが、基本的な例の一つとして特許文献1に示されるものがある。搬送コンベアの最初の区間は空のトレイに果菜を載せる供給部となっており、続く区間には果菜の規格を判別するための画像センサや内部品質を計測する光センサなどが設けられている。そして続く区間の搬送コンベアには本線から枝分かれして多数の貯留コンベアが設けられている。貯留コンベアは選別する規格別に設けられるため規格数が多い場合には20本以上設けられることもある。そしてこの本線の搬送コンベアと貯留コンベアとの接続部には移動するトレイを横に押し出すための排出装置が設けられている。この排出装置は高速移動するトレイを確実に押し出すことができ且つトレイに載せられた果菜が転倒したりしないように押出時のショックを和らげるような工夫がされている。このような装置の例としては特許文献2に記載のものがある。また貯留コンベアはある程度の数のトレイをストックできるように数mの長さを有している。また各貯留コンベアは終端部で180度折り返されて返還コンベアを経由して本線の搬送コンベアに戻される様になっており、すべての貯留コンベアに排出されたトレイは最終的に供給部に戻される様になっている。
前記貯留コンベアの終端にはストッパが設けられており、本線から流れてきたトレイはこのストッパのところで一時的に停止されストックされる。そしてストッパに接する先頭トレイから果菜が取り出された時に、一時的にストッパが開いて空のトレイだけが本線側に戻されるようになっている。
前記搬送コンベアの供給部は1本のコンベアラインで構成されることもあるが、特許文献1ではラインが2本に分かれたものとなっており、計測部の手前で1列に合流される様になっている。
前記トレイ式の果菜選別装置には次のような課題がある。
(1)規格別に多数の貯留コンベアが設けられ、さらにそれぞれにトレイを本線に戻すための返還コンベアも必要となるため、全体としてトレイを搬送するコンベアは長大になる。これは装置費をアップさせるだけでなく、設置に大きな建物も必要になり、初期の事業費やその後の維持コストも共に高額になる。
(2)仕分けする規格の数分の貯留コンベア、返還コンベア、排出装置、ストッパが必要であるため構成部品が多く、また制御も複雑となるためトラブルが発生しやすい。特に排出装置がある分岐箇所やストッパ、合流個所でトレイの予期せぬ動きでトレイつまり等のトラブルが発生しやすい。トラブルが発生すると装置を一時停止させなければならず、施設の能率低下の原因にもなる。
(1)規格別に多数の貯留コンベアが設けられ、さらにそれぞれにトレイを本線に戻すための返還コンベアも必要となるため、全体としてトレイを搬送するコンベアは長大になる。これは装置費をアップさせるだけでなく、設置に大きな建物も必要になり、初期の事業費やその後の維持コストも共に高額になる。
(2)仕分けする規格の数分の貯留コンベア、返還コンベア、排出装置、ストッパが必要であるため構成部品が多く、また制御も複雑となるためトラブルが発生しやすい。特に排出装置がある分岐箇所やストッパ、合流個所でトレイの予期せぬ動きでトレイつまり等のトラブルが発生しやすい。トラブルが発生すると装置を一時停止させなければならず、施設の能率低下の原因にもなる。
(3)規格別に長尺な貯留コンベアが設けられていてもトレイから果菜を取り出すことができるのは様々な要因で各貯留コンベアの終端部だけであることが多く、1本の貯留コンベアに対して一人の箱詰要員しか配置できないことが多い。装置の大きさの割に箱詰め作業に割り当てできる人数は少ない。箱詰めロボットを導入する場合はこの限りでないが、ロボットの導入はコスト面で困難な場合が多い。
(4)各貯留コンベアの長さが仮に2mとしてもトレイ直径が130mm前後とするとストックできる数は高々15個であり、連続して同じ規格の果菜が流れてくると、貯留コンベアの終端部で一人で箱詰め作業をしていると箱詰めが間に合わず容易に貯留コンベアが満杯になってしまう。この場合は装置全体を一時停止しなければならないので、能率がさらに低下してしまう。このようなことを防ぐためにはさらに装置に余裕を持たせるため貯留コンベアの数を増やしたりコンベア長を長くしたりしなければならないが、限度がある。
(5)トレイ式は選別時の果菜へのダメージが少ないので導入を希望する団体も多いが、以上の理由などからあきらめざるを得ない団体もある。
(4)各貯留コンベアの長さが仮に2mとしてもトレイ直径が130mm前後とするとストックできる数は高々15個であり、連続して同じ規格の果菜が流れてくると、貯留コンベアの終端部で一人で箱詰め作業をしていると箱詰めが間に合わず容易に貯留コンベアが満杯になってしまう。この場合は装置全体を一時停止しなければならないので、能率がさらに低下してしまう。このようなことを防ぐためにはさらに装置に余裕を持たせるため貯留コンベアの数を増やしたりコンベア長を長くしたりしなければならないが、限度がある。
(5)トレイ式は選別時の果菜へのダメージが少ないので導入を希望する団体も多いが、以上の理由などからあきらめざるを得ない団体もある。
本発明の果菜選別装置では、果菜を載せて搬送させる多数の受皿とこれら受皿を循環搬送する搬送コンベアを備え、搬送コンベアの最初の区間に受皿に果菜を載せる供給部が設けられ、続く区間に受皿で搬送される果菜の規格を計測する規格計測手段が設けられ、続く区間に受皿から果菜を取り出す取出部が設けられ、少なくとも同取出部の搬送コンベアは受皿を横2列以上で搬送可能であり、また取出部の上方には同取出部全体を撮影可能とする1台もしくは複数台の取出部撮影カメラと同取出部に動画を投射可能とする1台もしくは複数台のプロジェクタとが設けられ、前記動画を生成するコンピュータが規格計測手段と取出部撮影カメラとプロジェクタとに接続されて設けられ、同コンピュータは、前記取出部に2以上の異なる領域を任意に設定可能であり且つ各領域に任意の規格を設定可能とする領域設定手段と、前記取出部撮影カメラで連続的に撮影される画像から各受皿の位置を連続的に計測し且つ規格計測手段からの規格情報をリンクして各受皿の位置と果菜の規格を保持する受皿情報保持手段と、前記領域設定手段及び受皿情報保持手段とから各領域内を移動する果菜にそれぞれの領域に設定された規格に属する果菜と属さない果菜にと区別するマーカー画像を果菜の移動に合わせて動画像として生成してプロジェクタに出力可能とする動画像生成手段を備える様にすることができる。
本発明の果菜選別装置では、マーカー画像は、領域に設定された規格に属する果菜は白色光を照射し、属さないものは果菜の補色又はその他の色を投射して変色させて表示させることができる。
本発明の果菜選別装置では、コンピュータは、取出部撮影カメラで撮影される画像から果菜の取出しを検出すると共に取り出された果菜の規格が領域で設定されている規格と異なった場合に果菜の誤取出しを検出する誤取出検出手段を備え、誤取出しを音及び/又はマーカー画像で報知可能とすることができる。
本発明の果菜選別装置では、取出部の搬送コンベアの幅方向の列が独立したレーンに仕切られており、各レーンは取り出す果菜の規格を予め割り当て可能であり、規格計測手段と取出部との間には、規格判別手段の規格情報に基づいて果菜を載せた受皿を割り当てられた規格のレーンに振り分ける振分け手段が設ける様にすることができる。
本発明の果菜選別装置には次の様な効果がある。
(1)取出部の搬送コンベアに2つ以上の領域を設定できしかも領域ごとに取り出す果菜の規格を設定でき、各領域ではプロジェクタから果菜にマーカー画像が投射されて領域内の果菜が該当規格のものであるかそうでないかが目視で区別できる様になっているため、作業者はこのマーカー画像が投射された果菜を見て搬送コンベアから直接に果菜を取り出して選別することができる。よって貯留コンベア、排出装置、変換コンベアが不要となり、選別装置の構造が大幅に簡素化され、コストを大幅に低下することができ、設置スペースも大幅に削減できる。果菜受皿の分岐や合流もないためこれらに関係するトラブルもない。
(2)受皿は搬送コンベアを周回する構造のため、万一受皿からの果菜の取出しが間に合わなくても受皿は周回してまた戻ってくるので、作業が間に合わなくて装置を止めなければいけなくなる必要はない。
(1)取出部の搬送コンベアに2つ以上の領域を設定できしかも領域ごとに取り出す果菜の規格を設定でき、各領域ではプロジェクタから果菜にマーカー画像が投射されて領域内の果菜が該当規格のものであるかそうでないかが目視で区別できる様になっているため、作業者はこのマーカー画像が投射された果菜を見て搬送コンベアから直接に果菜を取り出して選別することができる。よって貯留コンベア、排出装置、変換コンベアが不要となり、選別装置の構造が大幅に簡素化され、コストを大幅に低下することができ、設置スペースも大幅に削減できる。果菜受皿の分岐や合流もないためこれらに関係するトラブルもない。
(2)受皿は搬送コンベアを周回する構造のため、万一受皿からの果菜の取出しが間に合わなくても受皿は周回してまた戻ってくるので、作業が間に合わなくて装置を止めなければいけなくなる必要はない。
(3)取出部の搬送コンベアを幅広にして2列以上で受皿を搬送すると、単位長あたりの受皿の搬送数を増やすことができ、作業者は多くの果菜に手が届く様になる。またその中に目的規格の果菜が存在する確率も高くなり、貯留コンベアがなくても継続的に果菜を取り出すことが可能となる。また2つの領域の隣接場所に作業者が立つようにすれば、同時に2つの規格のものを取り出すことも容易であり、一人で2つの規格の果菜を効率よく箱詰めすることができる。
(4)取出部の搬送コンベアが受皿を2列以上で搬送できるため、規格計測手段の搬送コンベアが一般的な1列搬送の場合には、取出部における搬送コンベアの搬送速度を落とすことができ、作業者はゆっくりと搬送される果菜をよく見て正確に取り出すことができ、作業はしやすくなる。
(4)取出部の搬送コンベアが受皿を2列以上で搬送できるため、規格計測手段の搬送コンベアが一般的な1列搬送の場合には、取出部における搬送コンベアの搬送速度を落とすことができ、作業者はゆっくりと搬送される果菜をよく見て正確に取り出すことができ、作業はしやすくなる。
(5)マーカー画像は果菜の色を変色させて規格の違いを表現するため、例えば移動する球形の果菜に文字や記号を投射して表示させる場合と比較して、より直感的にそして素早く正確に取り出すべき果菜を見つけ、取り出すことができ、作業能率の向上につながる。
(6)作業者が領域内で設定外規格の果菜を誤って取り出すと、コンピュータの誤取出検出手段がその誤りを検出して音及び/又はマーカー画像に表示するため、うっかりミスを防止できる。
(6)作業者が領域内で設定外規格の果菜を誤って取り出すと、コンピュータの誤取出検出手段がその誤りを検出して音及び/又はマーカー画像に表示するため、うっかりミスを防止できる。
(7)振分け手段で規格に応じてレーンを切り替えて受皿を搬送できるため、レーンの位置でも果菜の規格を判別することができる様になる。
(8)例えば取出部に4レーン設けて各レーンに4つずつ異なる規格を割り当てると、合計で最大16規格を設定することもできる。この場合各レーンには最大4規格が混在するが、レーン長手方向に4つ領域を設定して同一レーン内の異なる規格についはプロジェクタからのマーカー画像で規格を区別することができる。よって規格数が多くても、レーンへの規格の割り当てと領域への規格の割り当ての組み合わせで運用することもできる。
(8)例えば取出部に4レーン設けて各レーンに4つずつ異なる規格を割り当てると、合計で最大16規格を設定することもできる。この場合各レーンには最大4規格が混在するが、レーン長手方向に4つ領域を設定して同一レーン内の異なる規格についはプロジェクタからのマーカー画像で規格を区別することができる。よって規格数が多くても、レーンへの規格の割り当てと領域への規格の割り当ての組み合わせで運用することもできる。
図1に本発明の果菜選別装置の第1の実施形態を示す。
図1の1はリンゴや桃、梨、トマトなどの略球形の果菜である。図1の2は円盤状に成形された受皿(フリートレイとも呼ばれる)であり、果菜1を載せて搬送させるためのものである。図2に示すように本実施形態における受皿2は黒色のプラスチック製で、本体直径は130mm、本体外周面にはバーコード20を貼り付けてある。上面には黒色のゴム素材などで窪み21が形成され、この窪み21に果菜1を載せて保持できる。前記バーコード20は受皿2毎にすべて異なるユニークな番号にしてあり、個々の受皿2の識別が可能である。
図1の1はリンゴや桃、梨、トマトなどの略球形の果菜である。図1の2は円盤状に成形された受皿(フリートレイとも呼ばれる)であり、果菜1を載せて搬送させるためのものである。図2に示すように本実施形態における受皿2は黒色のプラスチック製で、本体直径は130mm、本体外周面にはバーコード20を貼り付けてある。上面には黒色のゴム素材などで窪み21が形成され、この窪み21に果菜1を載せて保持できる。前記バーコード20は受皿2毎にすべて異なるユニークな番号にしてあり、個々の受皿2の識別が可能である。
図1の3は搬送コンベアであり、複数のベルトコンベアとローラコンベアを組み合わせて周回ラインに構成されている。この搬送コンベア3には多数の受皿2が載せられており、これらが循環搬送される様になっている。この搬送コンベア3の最初の区間は供給部4となっており、同供給部4は1本の幅細のベルトコンベア22で構成され、受皿2を縦1列で搬送することができる。この実施形態における搬送速度は受皿2が毎秒2個移動する速さとしてある。またベルトコンベア22の横に図中に破線で示すように複数の作業員が立つことができ、空の受皿2に果菜1を載せ置くことができる。
前記搬送コンベア3の供給部4の次の区間は供給部4から続く幅細のベルトコンベア22であり、途中に画像センサ23を有する規格計測手段5が設けられている。画像センサ23は受皿2に載って搬送される果菜1を撮影してその大きさ、色、形状、傷などを測定し、図示されていない画像処理装置で規格(等階級)を決定する。この規格計測手段5は果菜1の規格をA、B、C、D、Eの5つに分けることができるものとする。本発明においては本区間に内部品質センサを設けて果菜1の糖度を測定したりベルトスケールを設けて受皿2ごと果菜1の重量を測定することもできる。
前記搬送コンベア3のさらに次の区間は作業員が果菜1を取り出す取出部6となっている。この実施形態では受皿2を横2列で且つU字状にターンさせて往復4列で搬送できる様にしてある。具体的には、受皿2を横2列で搬送できる2本の幅広のベルトコンベア24、25と1本の180度のカーブコンベア26で構成され、第1のベルトコンベア24は受皿2を図中矢印a方向に搬送し、続いてカーブコンベア26は受皿2をUターンし、第2のベルトコンベア25は受皿2を矢印b方向に搬送する様になっている。これらベルトコンベア24、25及びカーブコンベア26のセンターには仕切り27が設けられており、受皿2を左右2列に独立させて搬送する2つのレーン11が設けられている。またベルトコンベア24、25は上流側のベルトコンベア22の約1/2の速度動作する様にしてある。即ち取出部6における受皿2の速度は上流の供給部4のベルトコンベア22に比べて半分となっている。
またこの実施形態では規格計測手段5のベルトコンベア22と取出部6のベルトコンベア24との間に縦1列で搬送されてくる受皿2を左右のレーン11に振り分ける振分け手段12を設けてある。この振分け手段12は受皿2を搬送する短冊状のスラットが左右に横移動される様になっているものであり、受皿2を順番に1列目、2列目、そして再び1列目と繰り返し振り分けて送り出す動作になっている。また取出部6の横には図中に破線で示すように複数の作業員が立てるようになっており、各作業員は手前側のベルトコンベア24からだけでなく手を少し伸ばして奥のベルトコンベア25の受皿2からも果菜1を取り出すことができる。よって手前のベルトコンベア24で受皿2から果菜1を取り損ねても、必要なら奥のベルトコンベア25から果菜1を取り出すことができ、さらには1周してから手前のベルトコンベア24で取り出すこともできる。
前記取出部6の先は横2列で搬送される受皿2を1列に整列させて再び供給部4へ送り返すリターン部28となっている。このリターン部28は、2列の受皿2をガイド29で幅寄せして1列にするローラコンベア30と、続く幅細のベルトコンベア31及び180度カーブコンベア32で構成されている。このリターン部28のコンベア速度は供給部4のコンベア速度に近くしてある。
前記供給部4の入口と規格計測手段5の出口にはそれぞれバーコードリーダー33、34が設けられている。供給部4側のバーコードリーダー33には通過する受皿2の上の果菜1の有無を検出する光電センサ35も設けられている。このバーコードリーダー33、34の出力と光電センサ35の出力は後述のコンピュータ9に入力される様になっている。
前記取出部6の上方には同取出部内の全受皿2を撮影可能とする様に取出部撮影カメラ7(7a、7b)が搬送コンベア3の長手方向に沿って2台設けられている。それぞれの撮影視野36a、36bは図1に二点鎖線で示される様になっており、また隣接部は少しオーバーラップさせてあり、これら2台のカメラ7a、7bは振分け手段12を含む取出部6内のすべての受皿2を見逃すことなく撮影できる。取出部撮影カメラ7a、7bは毎秒30フレームのレートで画像を収集でき、この画像により後述のコンピュータ9は受皿2の位置をリアルタイムで検出できる様になっている。なお各取出部撮影カメラ7a、7bは解像度が1920x1080以上の高解像度カラーエリアセンサであるが、より高解像度のもの、よりフレームレートが高いものを用いることもできる。
前記取出部6の上方には取出部撮影カメラ7a、7bとペアでプロジェクタ8(8a、8b)を2台設けてある。この実施形態では各プロジェクタ8a、8bの投影エリアをペアとなるカメラ7a、7bの撮影視野36a、36bと一致させてある。なおプロジェクタ8a、8bもカメラ7a、7bと同じく1920x1080程度の高解像度が望ましい。明るさは3000ルーメン以上のものが望ましい。
前記規格計測手段5、取出部撮影カメラ7a、7b、プロジェクタ8a、8bは1台のコンピュータ9(以下PCと記載する)と接続されている。規格計測手段5からはRS−232Cケーブルを通じて計測の度にPC9に果菜1の規格情報が入力され、2台の取出部撮影カメラ7a、7bからはUSBケーブルを通じてPC9に毎秒30フレームで画像が入力され、2台のプロジェクタ8a、8bにはディスプレイケーブルを通じてPC9から毎秒60フレームの動画が出力される様になっている。またPC9はこれらの入出力のための複数のインターフェイスを備えており、また内部で行われる画像処理高速化のためにGPU又はFPGAを備えている。
前記PC9は以下の手段を備えており、これらはPC9にインストールされたソフトウエアにより実現されている。
第1の手段は領域設定手段である。この手段は取出部撮影カメラ7a、7bの撮影視野36a、36b内の任意の位置に任意の大きさの領域10を設定でき且つ各領域10に任意の規格を設定できるものである。この場合は、取出部撮影カメラ7a、7bの視野36a、36b内に図1に破線で示す合計5つの領域10a、10b、10c、10d、10eを設定してある。第1、第2の領域10a、10bは第1の撮影視野36a内に、第3〜第5の領域10c、10d、10eは第2の撮影視野36b内に設定してあり、第1の領域から第5までの領域10a、10b、10c、10d、10eには順番に規格計測手段5の判定規格であるA、B、C、D、Eの規格を一つずつ設定してある。この場合、第1の領域10aはA規格の果菜1の取り出し口となり、第2の領域10bはB規格の果菜1の取り出し口となる具合の設定である。この領域10の設定はPCでマウスなどを使って撮影視野36a、36b内に自由に設定することができ、領域10は隣同士が隣接しても離れる設定でもよい。また形も四角形でなくてもよい。例えば取出部6の搬送コンベア3がカーブしている場合にはそのカーブに合わせた形状とすることができる。領域10の境界は搬送コンベア3側に明示させるとよいが、領域10を度々変更する場合はプロジェクタ8から投射する後述のマーカー画像に領域境界を示す画像を含めてもよい。また領域10への規格の割り当ては1つずつでも2つずつでも任意であり、変更も適宜行える。
第1の手段は領域設定手段である。この手段は取出部撮影カメラ7a、7bの撮影視野36a、36b内の任意の位置に任意の大きさの領域10を設定でき且つ各領域10に任意の規格を設定できるものである。この場合は、取出部撮影カメラ7a、7bの視野36a、36b内に図1に破線で示す合計5つの領域10a、10b、10c、10d、10eを設定してある。第1、第2の領域10a、10bは第1の撮影視野36a内に、第3〜第5の領域10c、10d、10eは第2の撮影視野36b内に設定してあり、第1の領域から第5までの領域10a、10b、10c、10d、10eには順番に規格計測手段5の判定規格であるA、B、C、D、Eの規格を一つずつ設定してある。この場合、第1の領域10aはA規格の果菜1の取り出し口となり、第2の領域10bはB規格の果菜1の取り出し口となる具合の設定である。この領域10の設定はPCでマウスなどを使って撮影視野36a、36b内に自由に設定することができ、領域10は隣同士が隣接しても離れる設定でもよい。また形も四角形でなくてもよい。例えば取出部6の搬送コンベア3がカーブしている場合にはそのカーブに合わせた形状とすることができる。領域10の境界は搬送コンベア3側に明示させるとよいが、領域10を度々変更する場合はプロジェクタ8から投射する後述のマーカー画像に領域境界を示す画像を含めてもよい。また領域10への規格の割り当ては1つずつでも2つずつでも任意であり、変更も適宜行える。
第2の手段は受皿情報保持手段である。この手段は取出部撮影カメラ7a、7bの撮影画像から移動する受皿2の平面位置を連続的に計測すると共に規格計測手段5から出力される規格情報を受信して移動中の各受皿2に果菜1の規格情報をリンクさせるものである。本手段では2台の取出部撮影カメラ7a、7bの各撮影画像をオーバーラップ部分を除去してつなぎ合わせた取出部全体を映す合成画像に変換し、この合成画像を1/30秒毎に画像処理して走行する全受皿2の中心位置を得ることができる様になっている。この受皿2の中心位置は、人の手が撮影視野内に入って一時的に受皿2が見えなくなってもその間の受皿2の移動量を推定して受皿2の追跡が可能となっており、常に安定的に計測できる様になっている。本PC9の受皿情報保持手段ではこれらの情報から、取出部6を走行する全受皿2の平面位置と載っている果菜1の規格情報を保持できるようになっている。空の受皿2については果菜1が載っていないという情報を持っている。
さらに本実施形態では受皿情報保持手段は、2つのバーコードリーダー33、34のバーコード情報と光電センサ35の果菜有無情報も入力されている。このため例えば、ある受皿2が第1のバーコードリーダー33を通過した際に光電センサ35で果菜無し状態、即ち空状態となり、続いて規格計測手段5を通過して第2のバーコードリーダー34を通過した際に当該受皿2に果菜1の規格情報があると、当該受皿2の果菜1は供給部4で新規に載せられたものであると判定でき、或いは第1のバーコードリーダー33を通過した際に受皿2に果菜1が載っていてそれが光電センサ35で検出された場合は、その受皿2の果菜1は供給部4より前で載せられたものであると判定でき、この場合は果菜1は周回してきたものであると判定できる。この様に果菜1が供給部4で新規供給されたものか既に周回してきたものかの情報も併せて保持できるようになっている。この情報は選別装置に別途接続される果菜の計数集計システムに出力させて正しい計数カウントに利用できる。
第3の手段は動画像生成手段である。この手段は領域10a、10b、10c、10d、10e内を移動する果菜1にそれぞれの領域10a、10b、10c、10d、10eで設定された規格に属する果菜1と属さない果菜1にと区別できるマーカー画像を生成する様にしたもので、さらに同マーカー画像を果菜1の移動に合わせて毎秒60フレームの動画像として生成し、プロジェクタ8a、8bから出力できる様にしたものである。マーカー画像はプロジェクタ8a、8bから投射すると該当する規格の果菜1にはその果菜1の大きさで白色光が投射され、該当しない規格の果菜1にはその大きさで補色光が投射され、作業者からは白色光を投射された果菜1は果菜本来の色に見え、補色が照射されて果菜1は灰色に変色されて見える様になる。即ちA規格が設定されている領域10aの場合は、A規格の果菜1だけ白色光が投射され、他の果菜1には補色光が投射されるので、作業者が自然色の果菜1を取り出すと結果として規格Aのものだけを取り出すことができる。
前記マーカー画像の作成にはいろいろな方法がある。一つの例として、取出部撮影カメラ7a、7bで撮影される前記合成画像を画像処理して全果菜1についてそれぞれのシルエットを得ることができ、果菜1毎の大きさのマーカーを作成できる。また前記受皿情報保持手段から受皿2の位置、そして果菜1の位置が得られ、果菜1毎のマーカーの位置をリアルタイムに取得できる。また受皿情報保持手段による果菜1の規格と領域設定手段による領域10a、10b、10c、10d、10e別の設定規格とから、各領域内で果菜1のマーカーを当該領域に設定された規格のものとそうでないものとを判別でき、設定された規格のものについてはマーカーを白色に設定し、設定外規格のものについてはマーカーを果菜の補色に設定する。そしてこの様な果菜1毎のマーカーを多数有するマーカー画像を2台の取出部撮影カメラ7a、7b別に分離生成する。またこの一連の処理を毎秒60回繰り返して果菜1の動きにリアルタイムで追従する多数のマーカーを有するマーカー画像を毎秒60フレームの動画像として生成することができる。
前記マーカー画像は、果菜1が複雑な模様を持っている場合や果菜1の個体別の色のばらつきが大きい場合は、固定的な色を補色として設定しにくいため、果菜1別にカラー画像を取得して同画像をリアルタイムで補色画像に変換しこの補色画像を投射する様にしてもよい。本発明では果菜1に投射する色は白色光と補色光に限られない。例えば領域10に設定された規格の果菜1には投射すると赤色に見える色を投射し、領域10に設定されていない規格の果菜1には投射すると青色に見える色を投射し、果菜1を赤青で識別できる様にすることもできる。
第4の手段は誤取出検出手段である。この手段は前記合成画像に映っている画像を画像処理して果菜1の取り出しを検出し、各領域10内で設定規格でない果菜1が取り出されたときには誤規格の取出しが発生したと判定することができるものである。誤規格の取出しがあるとビープ音で報知させるとともに、誤った取出しの受皿2に赤色光をフラッシュさせて投射する様になっている。作業者は赤色フラッシュされた受皿2を見て果菜1を戻すことができる。果菜1の取出しを検出するにあたり、取出部撮影カメラ7a、7bとそれぞれペアでデプスカメラを設けてもよい。デプスカメラの視野は取出部撮影カメラ7a、7bと同じにして同視野内の物体の3次元距離を計測できるようにする。このようにすることで受皿2に載ったままの果菜1と取り出されてデプスカメラに近づいた果菜1とを直接に距離差で検出できるようになる。デプスカメラにはいくつもの方式のものがあるが、例えばTOFと呼ばれる光が物体に反射して戻ってくる時間を計測する方式のものを利用することができる。また最近はカラーカメラとデプスカメラが一体化されたものもあるのでこのようなものを用いてもよい。
第5の手段は外観規格計測手段である。この手段は前記合成画像に映っている画像を画像処理して取出部6において果菜1一つひとつの大きさ、変形、色に基づく外観規格を計測するものである。前記規格計測手段5の画像センサ23で果菜1を一つずつ撮影して画像処理するより画像解像度は下がるものの、一昔前の512x512ピクセルのカメラで撮影するのと比較すれば同じ程度の精度を得ることができる。しかも合成画像は毎秒30回繰り返し撮影されるため、何度も判定を繰り返すことができ、例えば受皿2に載った果菜1の向きが悪い場合に果菜1を正しい向きに置きなおして改めて規格を判定させることもできる。受皿情報保持手段はこの外観規格計測手段の外観規格と規格計測手段5の計測規格とのどちらも使用することができ、例えば規格計測手段5の画像センサ23が故障のときに一時的に外観規格計測手段の外観規格で果菜1の規格を決定することもできる。別な利用方法として、規格計測手段5に画像センサ23を設けず、内部品質センサのみを設け、受皿情報保持手段はこの内部品質センサの計測規格と外観規格計測手段の外観規格とから最終的な規格を決定するようにすることもできる。
(他の実施形態)
本発明において図1の取出部6の搬送コンベア3の構成は2列でなく3列や4列の構成しとしてもよい。横の列数が増えるとそれだけ取出部6の搬送速度を下げることができ、果菜1の数も多くなるので作業もしやすくなる。また果菜1がイチゴである場合には受皿2の直径を半分程度に小さくできるため、受皿2を横5列以上としてもよい。
本発明において図1の取出部6の搬送コンベア3の構成は2列でなく3列や4列の構成しとしてもよい。横の列数が増えるとそれだけ取出部6の搬送速度を下げることができ、果菜1の数も多くなるので作業もしやすくなる。また果菜1がイチゴである場合には受皿2の直径を半分程度に小さくできるため、受皿2を横5列以上としてもよい。
本発明において図1の取出部6の搬送コンベア3はUターン部を含まない単純なストレートに構成してもよいし、必要ならば円弧状にしてもよいし、L字状に構成してもよい。どのように構成しても取出部6の先に設けるリターン部28で多列を1列に戻して供給部4に送り出す構成にすればよい。
本発明において果菜1の規格数が多い場合、例えば4等級4階級で合計16規格ある場合は次のようにすることができる。図1の前記取出部6の搬送コンベア3のレーン11を4本に増やし、各レーン11に一つずつ異なる等級を割り当て、他方各レーン11に4階級を混在させるものとする。前記振分け手段12は規格判別手段5の規格情報に基づいて第1の等級を1番目のレーン11へ、第2の等級を2番目のレーン11へと等級別に振り分ける様に制御させる。この場合例えば第1のレーン11には第1の等級とこの等級に属する4つの階級の果菜1が混在して搬送される様になる。PC9の領域設定手段では取出部6の搬送方向に沿って4つの領域10を設定し、1番目の領域10から順番に第1の階級、第2の階級と合計4階級を設定する。この様にすることで等級はレーン11でも判別でき、階級はプロジェクタ8からのマーカー画像により判別できる。本発明においてレーン11への規格の割り当て方や領域10の数や領域10への規格の割り当て方は上記説明に限られず、いろいろな設定が可能である。例えば4レーン11のうち2レーン11ずつをペアにして同じ規格を割り当てるなども可能である。
本発明において図1の取出部6の搬送コンベア3は仕切り27でレーン11を独立させなくてもよい。そしてこの場合は、機械による強制的な振分け手段12を設けずに、例えば下り傾斜させた幅広のローラコンベアを設けて低速の幅広のベルトコンベア24に乗り継ぎさせる様な方法でもよい。ベルトコンベア24は低速のため入口で受皿2は詰まり気味となってローラコンベア部分で自然に左右に散らばる様になる。即ち本件発明において振分け手段12は必須ではない。なお受皿2は搬送コンベア3の上を整列せずにバラバラな状態で搬送されるが、位置は取出部撮影カメラ7の画像から追跡できる。
本発明では図3に示すように受皿2の上面の周縁にリング状の白色板37を設けてもよい。このリング状の白色板37に果菜1への光の投射と同時にリング状の光を投射させ、設定規格のものの場合はリング状の白色光を、非該当規格のものはリング状の紫色光を投射させて、受皿2にも色でマーキングできる様にしてもよい。また受皿2のリング状の白色板37に一箇所黒色のマーク38を表示させ、このマーク38の方角で受皿2の回転角度を計測することができる。このマーク38を前記合成画像に対する画像処理で読み取って各受皿2の回転角度を検出すると、通常はマーク38の向きがそれぞれランダムになることから、移動する沢山の受皿2をトレースする際に移動速度だけで予想するよりも精度を向上できる。
本発明において図1の供給部4の区間の搬送コンベア3も受皿2を2列以上で搬送できる様にしても良い。列を増やすとこの区間の搬送コンベア3の速度を落とすことができ、手載せ作業がよりし易くなる。
本発明において図1の規格計測手段5の区間の搬送コンベア3も2列以上にしても良い。近年の画像センサは高解像度であり同時に広範囲を撮影して複数の果菜の画像を得ることができる。またコンピュータの処理も高速であり、まとめて複数の果菜の規格を判定することができる。よって2列以上で搬送される受皿2の果菜1をまとめて画像処理して規格を判定することができる。この場合は続く取出部6との間に振分け手段12を必要としない。
本発明において果菜選別装置は図4に示すように供給部4の区間、規格計測手段5が設けられる区間、取出部6の区間を含むすべての区間の搬送コンベア3を複数列搬送としてもよい。この場合、搬送コンベア3は全周にわたり仕切り27が設けられ独立した3つのレーン11を有している。規格計測手段5は画像センサ23が3列で流れる果菜1を3つ同時に画像処理してそれぞれ規格を計測する。また取出部撮影カメラ7(7a、7b、7c)は3台設け、それぞれ図に二点鎖線で示される撮影視野36a、36b、36cを撮影できる。即ち周回する搬送コンベア3全体を撮影することができ、PC9は装置内のすべての受皿2の位置を検出できる様になっている。そしてPC9の受皿情報保持手段は規格計測手段5からの規格情報をリンクしてすべての受皿2の位置と果菜1の規格を保持できる。プロジェクタ8(8a、8b、8c)もカメラとペアで3台設けてあり投射範囲はカメラの撮影視野36a、36b、36cにそれぞれ一致させてある。但しマーカー画像が投射される領域10a、10b、10c、10dは図に破線で示される様に投影できるエリアの一部であり、領域10a、10b、10c、10dの外の部分、例えば供給部4の区間には白色光を照射して単なる照明として機能する様にしてある。この例では周回する全受皿2の位置と果菜1の有無を含む全規格情報を保持できるため、受皿2にバーコードは不要である。
本発明において取出部撮影カメラ7とプロジェクタ8とは必ずペアで設ける必要はない。さらに取出部撮影カメラ7の台数とプロジェクタ8の台数を同じにする必要もない。取出部撮影カメラ7は取出部6を移動するすべての受皿2を撮影できる様に適切に配置すればよい。プロジェクタ8はコンピュータ9で設定される領域10にマーカー画像を投射できればよくその配置も要件を満たせは自由である。
本発明の果菜選別装置は、リンゴや桃、梨、トマト或いはイチゴなどの各種果菜の選別に使用される装置に関するものである。
1 果菜
2 受皿
3 搬送コンベア
4 供給部
5 規格計測手段
6 取出部
7 取出部撮影カメラ
8 プロジェクタ
9 コンピュータ
10 領域
11 レーン
12 振分け手段
2 受皿
3 搬送コンベア
4 供給部
5 規格計測手段
6 取出部
7 取出部撮影カメラ
8 プロジェクタ
9 コンピュータ
10 領域
11 レーン
12 振分け手段
Claims (4)
- 果菜を載せて搬送させる多数の受皿とこれら受皿を循環搬送する搬送コンベアを備え、搬送コンベアの最初の区間に受皿に果菜を載せる供給部が設けられ、続く区間に受皿で搬送される果菜の規格を計測する規格計測手段が設けられ、続く区間に受皿から果菜を取り出す取出部が設けられ、少なくとも同取出部の搬送コンベアは受皿を横2列以上で搬送可能であり、また取出部の上方には同取出部全体を撮影可能とする1台もしくは複数台の取出部撮影カメラと同取出部に動画を投射可能とする1台もしくは複数台のプロジェクタとが設けられ、前記動画を生成するコンピュータが規格計測手段と取出部撮影カメラとプロジェクタとに接続されて設けられ、同コンピュータは、前記取出部に2以上の異なる領域を任意に設定可能であり且つ各領域に任意の規格を設定可能とする領域設定手段と、前記取出部撮影カメラで連続的に撮影される画像から各受皿の位置を連続的に計測し且つ規格計測手段からの規格情報をリンクして各受皿の位置と果菜の規格を保持する受皿情報保持手段と、前記領域設定手段及び受皿情報保持手段とから各領域内を移動する果菜にそれぞれの領域に設定された規格に属する果菜と属さない果菜にと区別するマーカー画像を果菜の移動に合わせて動画像として生成してプロジェクタに出力可能とする動画像生成手段を備えたことを特徴とする果菜選別装置。
- 前記マーカー画像は領域に設定された規格に属する果菜は白色光を照射し、属さないものは果菜の補色又はその他の色を投射して変色させて表示させるものであることを特徴とする請求項1記載の果菜選別装置。
- 前記コンピュータは、取出部撮影カメラで撮影される画像から果菜の取出しを検出すると共に取り出された果菜の規格が領域で設定されている規格と異なった場合に果菜の誤取出しを検出する誤取出検出手段を備え、誤取出しを音及び/又はマーカー画像で報知可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の果菜選別装置。
- 前記取出部の搬送コンベアの幅方向の列が独立したレーンに仕切られており、各レーンは取り出す果菜の規格が予め割り当て可能であり、規格計測手段と取出部との間には、規格判別手段の規格情報に基づいて果菜を載せた受皿を割り当てられた規格のレーンに振り分ける振分け手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の果菜選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016073683A JP2017185414A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 果菜選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016073683A JP2017185414A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 果菜選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017185414A true JP2017185414A (ja) | 2017-10-12 |
Family
ID=60043703
Family Applications (1)
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JP2016073683A Pending JP2017185414A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 果菜選別装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2017185414A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020011182A (ja) * | 2018-07-14 | 2020-01-23 | 株式会社京都製作所 | 商品検査装置、商品検査方法および商品検査プログラム |
JP7511225B2 (ja) | 2020-03-17 | 2024-07-05 | 近江度量衡株式会社 | 農産物の選別装置 |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016073683A patent/JP2017185414A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP7191566B2 (ja) | 2018-07-14 | 2022-12-19 | 株式会社京都製作所 | 商品検査装置 |
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