JP2017185076A - 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの瞑想状態について、妥当なパラメータ及び基準を用いて客観的な指標を提供する。【解決手段】情報処理方法であって、制御部は、対象者の眼の眼電位に基づき計測された瞬目強度を示す強度データ、及び瞬目の有無を示す有無データを取得し、加速度センサ及び角速度センサからの各センサ信号に基づく前後のブレを示すデータ、左右のブレを第2データ、及び体軸の傾きの方向と大きさを示すデータのうち少なくとも1つを表す姿勢データを取得し、姿勢データに基づいて対象者の姿勢の安定性を示す安定性データと、強度データに基づいて瞬目強度の平均値を示す第1平均データと、有無データに基づいて瞬目間隔の平均値を示す第2平均データとを算出し、安定性データに基づいて調身に関する調身評価値と、第1平均データに基づいて調息に関する調息評価値と、及び第2平均データに基づいて調心に関する調心評価値を算出する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、心理検査データを表示する場合に、心理検査の回答結果の特徴あるいは類似性を色合い又は色の濃淡のパターンとして表示することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−148798号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザの瞑想状態を客観的に求めることは検討されていない。ここで、心理状態と生体情報との間に関係があることは知られている。しかし、現在、どのような生体情報を用いれば、瞑想の心理状態を客観的に評価できるのか検討されていない。そのため、瞑想状態を求めようとしても、どのパラメータを用いればよいか、どのような基準に基づくかなど、瞑想状態を容易に求めることはできない。
そこで、開示技術は、ユーザの瞑想状態について、妥当なパラメータ及び基準を用いて客観的な指標を提供することを目的とする。
開示技術の一態様における情報処理方法は、制御部を有するコンピュータが実行する情報処理方法であって、前記制御部は、対象者の眼の眼電位に基づき計測された瞬目強度を示す強度データ、及び瞬目の有無を示す有無データを取得し、前記対象者に装着された加速度センサ及び角速度センサからの各センサ信号に基づく前記対象者の前後のブレを示す第1データ、前記対象者の左右のブレを示す第2データ、及び前記対象者の体軸の傾きの方向と大きさを示す第3データのうち少なくとも1つを表す姿勢データを取得し、前記姿勢データに基づいて前記対象者の姿勢の安定性を示す安定性データと、前記強度データに基づいて瞬目強度の平均値を示す第1平均データと、前記有無データに基づいて瞬目間隔の平均値を示す第2平均データとを算出し、前記安定性データに基づいて調身に関する調身評価値と、前記第1平均データに基づいて調息に関する調息評価値と、及び前記第2平均データに基づいて調心に関する調心評価値を算出する。
開示技術によれば、ユーザの瞑想状態について、妥当なパラメータ及び基準を用いて客観的な指標を提供することができる。
実施例における情報処理システムの一例を示す図である。 実施例における情報処理装置のハードウェア構成を示す概略構成図である。 実施例における処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施例における情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施例における算出部の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施例における評価部の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施例における報知部の機能構成の一例を示すブロック図である。 複数種類の生体情報のデータ例を示す図である。 各瞑想パラメータのデータ例を示す図である。 瞑想アプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。 FAのトレーニング中の画面の一例を示す図である。 BSのトレーニング中の画面の一例を示す図である。 OMのトレーニング中の画面の一例を示す図である。 FAトレーニングの計測結果画面の一例を示す図である。 瞑想に関するコラム画面の一例を示す図である 実施例におけるアプリケーションの全体処理の一例を示すフローチャートである。 実施例における表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施例]
実施例では、加速度センサ及び角速度センサ、生体電極を搭載する対象として、アイウエアを例に挙げるが、これに限られない。図1は、実施例における情報処理システム1の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、外部装置10とアイウエア30とサーバ40を含み、外部装置10とアイウエア30とサーバ40は、ネットワークを介して接続され、データ通信可能になっている。
アイウエア30は、例えばテンプル部分に処理装置20を搭載する。処理装置20は、3軸加速度センサ及び3軸角速度センサ(6軸センサでもよい)を含む。また、アイウエア30は、一対のノーズパッド及びブリッジ部分にそれぞれ生体電極31、33、35を有する。アイウエア30に設けられる生体電極から取得される眼電位信号は、処理装置20に送信される。生体電極は、瞬目や視線移動等を検出するために設けられているが、画像処理により瞬目や視線移動等を検出する場合には、生体電極は設けられなくてもよい。
処理装置20は、センサ信号や眼電位信号等を外部装置10やサーバ40に送信する。処理装置20の設置位置は、必ずしもテンプルである必要はないが、アイウエア30が装着された際のバランスを考慮して位置決めされればよい。
外部装置10は、通信機能を有する情報処理装置である。例えば、外部装置10は、ユーザが所持する携帯電話及びスマートフォン等の携帯通信端末、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等である。外部装置10は、処理装置20から受信したセンサ信号や眼電位信号等に基づいて、ユーザの心理状態を示す複数のオブジェクトから形成される所定図形を表示する。以下、外部装置10は、情報処理装置10と称して説明する。
サーバ40は、処理装置20からセンサ信号や眼電位信号等を取得し、記憶する。また、サーバ40は、必要に応じて外部装置10からのリクエストに応じ、センサ信号や眼電位信号等を外部装置10に送信する。また、サーバ40は、センサ信号や眼電位信号を用いて、所定基準に従って、瞑想状態を示す1又は複数種類の瞑想パラメータを算出してもよい。
<情報処理装置10のハードウェア構成>
図2は、実施例における情報処理装置10のハードウェア構成を示す概略構成図である。情報処理装置10の典型的な一例は、スマートフォンなどの携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)であるが、この他、ネットワークに無線又は有線接続可能な携帯端末、あるいはタブレット型端末のようなタッチパネルを搭載した電子機器など、ネットワークを使って通信しながらデータ処理しつつ画面表示可能な汎用機器なども実施形態における情報処理装置10に該当しうる。
実施形態における情報処理装置10は、例えば、図示しない矩形の薄形筐体を備え、その筐体の一方の面には、タッチパネル102が構成される。情報処理装置10では、各構成要素が主制御部150に接続されている。主制御部150は、例えばプロセッサである。
主制御部150には、移動体通信用アンテナ112、移動体通信部114、無線LAN通信用アンテナ116、無線LAN通信部118、記憶部120、スピーカ104、マイクロフォン106、ハードボタン108、ハードキー110及び6軸センサ111が接続されている。また、主制御部150には、さらに、タッチパネル102、カメラ130、及び外部インターフェース140が接続されている。外部インターフェース140は、音声出力端子142を含む。
タッチパネル102は、表示装置及び入力装置の両方の機能を備え、表示機能を担うディスプレイ(表示画面)102Aと、入力機能を担うタッチセンサ102Bとで構成される。ディスプレイ102Aは、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの一般的な表示デバイスにより構成される。タッチセンサ102Bは、ディスプレイ102Aの上面に配置された接触操作を検知するための素子及びその上に積層された透明な操作面を備えて構成される。タッチセンサ102Bの接触検知方式としては、静電容量式、抵抗膜式(感圧式)、電磁誘導式など既知の方式のうちの任意の方式を採用することができる。
表示装置としてのタッチパネル102は、主制御部150によるプログラム122の実行により生成されるアプリケーションの画像を表示する。入力装置としてのタッチパネル102は、操作面に対して接触する接触物(プレイヤの指やスタイラスなどを含む。以下、「指」である場合を代表例として説明する。)の動作を検知することで、操作入力を受け付け、その接触位置の情報を主制御部150に与える。指の動作は、接触点の位置または領域を示す座標情報として検知され、座標情報は、例えば、タッチパネル102の短辺方向及び長辺方向の二軸上の座標値として表される。
記憶部120は、ユーザの瞑想状態を示す評価値を算出したり、その評価値について各オブジェクトを用いて表示制御したりする処理を実行するプログラム122を記憶する。この記憶部120は、外部装置10と別体であってもよく、例えば、SDカードやCD−RAM等の記録媒体であってもよい。
情報処理装置10は、移動体通信用アンテナ112や無線LAN通信用アンテナ116を通じてネットワークNに接続され、処理装置20やサーバ40との間でデータ通信をすることが可能である。
<処理装置20のハードウェア構成>
図3は、実施例における処理装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、処理装置20は、処理部202、送信部204、6軸センサ206、及び電源部208を有する。また、各生体電極31、33、35は、例えば増幅部を介して電線を用いて処理部202に接続される。なお、処理装置20の各部は、一方のテンプルに設けられるのではなく、一対のテンプルに分散して設けられてもよい。
6軸センサ206は、3軸加速度センサ及び3軸角速度センサである。また、これらの各センサは別個に設けられてもよい。6軸センサ206は、検出したセンサ信号(又は検出データとも称す)を処理部202に出力する。
処理部202は、例えばプロセッサであり、6軸センサ206から得られるセンサ信号や、生体電極から得られる眼電位信号を必要に応じて処理し、送信部204に出力する。例えば、処理部202は、眼電位信号を用いて、瞬目に関する第1生体情報を算出する。
また、処理部202は、6軸センサ206から得られるセンサ信号を必要に応じて処理し、送信部204に出力する。例えば、処理部202は、6軸センサ206からのセンサ信号を用いて、体動に関するピッチ(Pitch)角を示す第1データ、ロール(Roll)角を示す第2データ、及びヨー(Yaw)角を示す第3データを生成する。ピッチ角は、例えば頭の前後のブレを示し、ロール角は、例えば頭の左右のブレを示し、ヨー角は、例えば体軸の傾き及び大きさを示す。ピッチ角、ロール角、及びヨー角については、公知の技術を用いて算出すればよい。以下、この体動に関する少なくとも1つの情報を、第2生体情報とも称す。また、処理部202は、6軸センサ206から得られるセンサ信号を増幅等するだけでもよい。以下では、第1生体情報、及び/又は第2生体情報について、処理部202により算出される例を用いて説明するが、情報処理装置10又はサーバ40により算出されてもよい。
送信部204は、処理部202によって処理された第1生体情報、及び/又は第2生体情報を含む各情報を情報処理装置10やサーバ40に送信する。例えば、送信部204は、Bluetooth(登録商標)及び無線LAN等の無線通信、又は有線通信によってセンサ信号又は各生体情報を情報処理装置10やサーバ40に送信する。電源部208は、処理部202、送信部204、6軸センサ206等に電力を供給する。
<情報処理装置10の機能構成>
次に、情報処理装置10の機能構成について説明する。図4は、実施例における情報処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、記憶部302、通信部304、及び制御部306を有する。
記憶部302は、例えば、図2に示す記憶部120等により実現されうる。記憶部302は、実施例における、ユーザの調身、調息、調心を考慮したユーザの瞑想状態を評価する機能を実行するアプリケーション(以下、瞑想アプリケーションとも称す。)に関するデータ等を記憶する。瞑想アプリケーションに関するデータは、例えば、処理装置20又はサーバ40から受信したデータや、画面に表示される画面情報等である。
ここで、ユーザの瞑想状態を示す指標として、調身、調息、調心が良く用いられている。この調身、調息、調心は、座禅の三要素であり、身体、呼吸、心を調えるという意味である。しかし、これらの要素を数値化することは困難であった。そこで、発明者等は、三要素を適切に数値化し、瞑想状態を評価可能にした。
まず、調身、つまり姿勢の安定性について、本実施例では、直近の姿勢と現在の姿勢との変化を用いて、姿勢の安定性を表す調身評価値を求める。例えば、本実施例では、直近の所定期間と、現在の姿勢とを比較して、その変化が小さいほど、ユーザは姿勢が安定していると定義する。
次に、調息、つまり呼吸の安定性について、本実施例では、所定数又は所定期間内の瞬目強度の平均値を用いて、呼吸の安定性を表す調息評価値を求める。発明者等は、御坊さんを被験者とする実験等により、呼吸が調うと、瞬目の強度が弱くなることを見出した。
最後に、調心、つまり心の安定性について、本実施例では、所定数又は所定期間内の瞬目の間隔の平均値を用いて、心の安定性を表す調心評価値を求める。発明者らは、御坊さんを被験者とする実験等により、心が安定してくると、集中状態になり、集中状態では、瞬目の回数が減り、瞬目の間隔が広がることを見出した。なお、調身、調息、及び調心の評価値を算出するためのパラメータを、瞑想パラメータと称す。この瞑想パラメータに基づいて、瞑想状態の評価値を示す瞑想評価値が算出される。
また、瞑想には、複数の種類が存在する。例えば、集中状態を高める瞑想(FA:Focused Attention)と、身体の感覚に意識を向ける瞑想(BS:Body Scan)と、客観的に自分を観察する瞑想(OM:Open Monitoring)とがある。瞑想アプリケーションでは、FA、BS、OMそれぞれを高めるためのトレーニングを行うことができ、瞑想パラメータを用いて瞑想評価値を求めることができる。
また、瞑想アプリケーションは、ユーザの瞑想状態を補助するため、変形可能な所定図形を用いて視覚的に瞑想状態を表現する機能を有する。所定図形は、瞑想の種類(FA、BS、OM)ごとに用意されてもよい。このため、記憶部302は、ユーザの瞑想状態を補助する各所定図形の情報を記憶する。所定図形は、変形及び/又は移動可能な複数のオブジェクトから構成されてもよい。
通信部304は、例えば移動体通信部114や無線LAN通信部118等により実現されうる。通信部304は、例えば処理装置20又はサーバ40からデータを受信する。また、通信部304は、情報処理装置10において処理されたデータをサーバ40に送信したりしてもよい。すなわち、通信部304は、送信部と受信部としての機能を有する。
制御部306は、例えば主制御部150等により実現されうる。制御部306は、瞑想アプリケーションを実行する。実施例における瞑想アプリケーションは、上述した瞑想状態を評価する機能と、瞑想状態に対し所定図形を用いて画面に表示する機能とを有する。制御部306は、これらの機能を実現するため、関連付け部312、取得部314、算出部316、評価部318、及び報知部320を有する。
関連付け部312は、瞑想状態を補助する各所定図形に対し、瞑想の種類を関連付ける。また、関連付け部312は、所定図形に対する動きパラメータに、瞑想評価値を関連付ける。動きパラメータは、所定図形の大きさの変化、所定図形のぼやけ具合、又は所定図形の形状の変化を示すパラメータである。
例えば、FAの瞑想評価値が、所定図形の大きさの変化に関連付けられ、BSの瞑想評価値が、所定図形のぼやけ具合に関連付けられ、OMの瞑想評価値が、所定図形の形状の変化に関連付けられる。
関連付け部312は、一度関連付けを行うと、以降、その関連付けの内容を用いてもよいし、ユーザ設定に応じて、適宜関連付けの内容を変更してもよい。
取得部314は、各瞑想パラメータを算出するための生体情報(各データ)を取得する。取得部314は、サーバ40等により算出され、送信された生体情報を取得したり、処理装置20等により送信された1又は複数種類の生体情報に基づいて、各瞑想パラメータを算出して取得したりしてもよい。
例えば、取得部314は、瞬目の有無を示すデータ、瞬目の強度を示すデータ、ピッチ角、ロール角及びヨー角を示すデータのうち、少なくとも1つを示す姿勢データを取得する。
算出部316は、調心用の瞑想パラメータを求めるため、例えば所定数又は所定期間内の瞬目の間隔又は回数の平均値を算出する。なお、定期的に取得する瞬目の有無により、瞬目の間隔は算出可能である。また、算出部316は、調息用の瞑想パラメータを求めるため、例えば所定数又は所定期間内の瞬目強度の平均値を算出する。また、算出部316は、調身用の瞑想パラメータを求めるため、体動に関するピッチ角、ロール角、ヨー角の各データと基準値との二乗誤差等を算出する。基準値は、キャリブレーションにより随時変更されることで、その都度、適切な基準値を求めることができる。算出部316の詳細は、図5を用いて後述する。
評価部318は、算出部316による算出結果を用いて、各瞑想パラメータの評価値を算出する。評価値は、所定の算出式等を用いて点数が与えられる。これにより、各瞑想パラメータについて、客観的な評価指標を与えることができる。評価部318の詳細は、図6を用いて後述する。また、評価部318は、調身、調息、及び調心の各評価値の少なくとも1つに基づいて、瞑想評価値を算出する。
報知部320は、評価部318により瞑想評価値が更新される度に、この瞑想評価値の変動に基づいて所定図形の動きパラメータを更新し、更新した動きパラメータに基づく所定図形を画面に表示制御する。例えば、報知部320は、所定図形の大きさが大から小へ、ぼやけ具合が明りょうから不明りょうへ、形状の変化の程度が小から大へ(まとめて変形ともいう)というように、一定の変形の進行が有る場合、瞑想評価値によりこの進行の速度を速くしてもよい。
以上の処理によれば、ユーザの瞑想状態を、瞑想に関連する調身の安定性や、調息の安定性や、調心の安定性について、客観的な指標として数値化することができる。このとき、瞑想状態に関する調身、調息、調心という数値化困難なものに対しても、妥当なパラメータや基準を用いることで客観的に評価することができる。
また、本実施例では、瞑想評価値に応じて所定図形の大きさやぼやけ具合、形状が変更されて表示されるので、ユーザ自身の瞑想状態がどのような状態にあるのかを直感的に容易にユーザに把握させることができる。
また、評価部318は、瞑想評価値を算出する際、調身評価値、調息評価値、調心評価値それぞれに重み付けを行ってもよい。評価部318は、瞑想の種類が複数ある場合、調身評価値、調息評価値、及び調心評価値それぞれの重み係数を種類ごとに変更し、変更しそれぞれの重み係数を用いて、瞑想評価値を算出してもよい。これにより、瞑想の種類ごとに適切な評価を行うことができる。
また、複数の瞑想の種類の中に、画面に表示された所定図形をユーザに注視させることによる瞑想を含んでもよい。例えば、FAの瞑想評価値を、所定図形の大きさの変化に関連付けた場合、FAの瞑想のトレーニングとして、1つの丸形状の図形を注視させることで集中力を高めて、ユーザの瞑想状態を補助してもよい。
このとき、報知部320は、所定図形を、時間経過とともに変化(サイズを小さく)させるよう表示制御する。これにより、ユーザは、小さくなる図形を見ながら集中力を高めることができる。
また、例えば、BSの瞑想評価値を、所定図形のぼやけ具合に関連付けた場合、BSの瞑想のトレーニングとして、所定図形を注視させることで自身の体の感覚に意識を向けさせて、ユーザの瞑想状態を補助してもよい。
このとき、報知部320は、所定図形を、時間経過とともにぼやけていくよう表示制御する。この表示制御について、体の感覚に意識を向けていくと、視界がぼやけてくると言われている。これを利用し、ユーザは、ぼやけていく図形を見ながら体の感覚への意識を高めることができる。さらに、身体の感覚への意識付けをトレーニングすることで、判断力がつくと言われているため、ユーザは、このBSのトレーニングをすることにより、判断力を鍛えることができる。
また、例えば、OMの瞑想評価値を、所定図形の形状の変化に関連付けた場合、OMの瞑想のトレーニングとして、所定図形を注視させることで客観的に自分を観察させて、ユーザの瞑想状態を補助してもよい。
このとき、報知部320は、所定図形を、ろうそくの炎のようにユラユラと揺れるように表示制御する。この表示制御について、客観的に自分を観察していくと、見えているものが揺れだすと言われている。これを利用し、ユーザは、揺れる所定図形を見ながら客観的な観察の程度を高めていくことができる。また、客観的な観察をトレーニングすることで、想像力がつくと言われているため、ユーザは、このOMのトレーニングをすることにより、想像力を鍛えることができる。
また、報知部320は、瞑想評価値が良くなるほど所定図形の変形を進行させ、瞑想評価値が悪くなるほど所定図形の変形を後退させてもよい。これにより、ユーザに対し、瞑想が上手くいっているか否かを知らせることができる。
また、報知部320は、所定期間において、閾値以上となる調身評価値、調息評価値、又は調心評価値に関するデータを報知してもよい。このデータとは、例えば、各評価値が所定期間内において閾値以上を計測した合計時間や、閾値以上となる各評価値を識別可能とする時系列データである。また、報知部320は、瞑想評価値においても、閾値と比較し、同様の報知の仕方をしてもよい。
≪取得部≫
次に、取得部314の詳細について説明する。取得部314は、処理装置20又はサーバ40から、1又は複数種類の生体情報を取得する。例えば、取得部314は、アイウエア30に設けられた生体電極から取得された眼電位信号に基づく、第1生体情報を取得し、アイウエア30に設けられた加速度センサから取得されたセンサ信号に基づく、第2生体情報を取得してもよい。また、瞬目に関する生体情報は、眼の動きを撮像した画像を処理した装置から、取得されてもよい。
生体情報を取得するタイミングは、定期的(20Hz)でもよいし、情報処理装置10側から処理装置20又はサーバ40に取得要求を出した時でもよい。複数種類の生体情報は、例えば瞬目に関する第1生体情報、及び体動に関する第2生体情報である。瞬目に関する第1生体情報は、瞬目有無や瞬目強度を含む。体動に関する第2生体情報は、ピッチ角を示す第1データ、ロール角を示す第2データ、ヨー角を示す第3データのうち、少なくとも1つを示す姿勢データを含む。
≪算出部≫
次に、算出部316の詳細について説明する。図5は、算出部316の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示す算出部316は、調身用の第1算出部3162と、調息用の第2算出部3164と、調心用の第3算出部3166とを有する。
第1算出部3162は、第2生体情報に含まれる各データを用いて、各データのばらつきを算出する。例えば、第1算出部3162は、ピッチ角を示す第1データ、ロール角を示す第2データ、ヨー角を示す第3データのうち、少なくとも1つを示す姿勢データの値と、基準値との差分や標準偏差を求める。具体例としては、第1算出部3162は、第1データ及び第2データを用いて、それぞれの現在値と、基準値との二乗誤差を求める。基準値は、キャリブレーションにより随時更新され、移動時間窓内の各データの平均値が基準値とされる。第1算出部3162は、算出した各データのばらつきを評価部318に出力する。
第2算出部3164は、第1生体情報に含まれる瞬目強度を示す強度データを用いて、瞬目強度の平均データ(第1平均データ)を算出する。瞬目強度の平均データとは、過去の所定数又は所定期間内の強度データの平均値などである。第2算出部3164は、算出した瞬目強度の平均値を評価部318に出力する。
第3算出部3166は、第1生体情報に含まれる瞬目の有無を用いて瞬目間隔を算出し、過去の所定数又は所定期間内の瞬目間隔の平均値を示す平均データ(第2平均データ)を算出する。第3算出部3166は、算出した瞬目間隔の平均値を評価部318に出力する。
≪評価部≫
次に、評価部318の詳細について説明する。図6は、評価部318の機能構成の一例を示す図である。図6に示す例では、評価部318は、調身用の第1評価部3182と、調息用の第2評価部3184と、調心用の第3評価部3186と、瞑想評価用の第4評価部3188とを有する。
第1評価部3182は、第1算出部3162から取得した各データの標準偏差等(調身パラメータ)を用いて、調身評価値を算出する。例えば、第3評価部3186は、各データの標準偏差が小さいほど高得点となるように評価値を設定する。
より具体的に、第1評価部3182は、以下の手順により、調身評価値を求めてもよい。
(A1)キャリブレーション用に、過去の所定期間内の各データの標準偏差(第1標準偏差)を取得
(A2)現在を含む所定期間内の各データの標準偏差(第2標準偏差)を取得
(A3)第1標準偏差と第2標準偏差との二乗誤差を算出
(A4)二乗誤差に基づき、調身評価値を0〜100の間でスコア付け
上記手順は、調身評価値を算出する一例を示すに過ぎない。
次に、第2評価部3184は、第2算出部3164から取得した瞬目強度の平均値(調息パラメータ)を用いて、調息評価値を算出する。例えば、第2評価部3184は、以下の手順を用いて調息評価値を算出する。
(B1)直近の瞬目強度の平均値を取得
(B2)平均値と所定値とを比較
(B3)比較の結果に基づき、調息評価値を1〜100の間でスコア付け
例えば、第2評価部3184は、平均値が所定値に近いほど高得点にする。
第3評価部3186は、第3算出部3166から取得した瞬目間隔の平均値(調心パラメータ)を用いて、調心評価値を算出する。例えば、第3評価部3186は、瞬目間隔の平均値が、予め設定された値に近いほど高得点となるように評価値を設定する。
また、第3評価部3186は、以下の手順により、調心評価値を求めてもよい。
(C1)直近の所定期間内の瞬目間隔の平均値を算出
(C2)直近の平均値と所定値とを比較
(C3)比較結果に基づき、調心評価値を1〜100の間でスコア付け
第4評価部3188は、上述した各評価値に基づいて瞑想評価値を算出する。第4評価部3188は、FA、BS、OMごとに、各評価値の重み係数を変更して、瞑想評価値を算出する。
瞑想評価値=(a×調身評価値)+(b×調息評価値)+(c×調心評価値)
FAの場合:a=1/5、b=1/5、c=3/5
BSの場合:a=1/5、b=3/5、c=1/5
OMの場合:a=2/5、b=1/5、c=2/5
これにより、瞑想に関する調身、調息、調心の各評価値の重みをそれぞれ変えることにより、より適切な瞑想評価値を算出することができる。
≪報知部≫
次に、報知部320の図形表示の詳細について説明する。図7は、実施例における報知部320の機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示す報知部320は、表示制御部3202を含み、表示制御部3202は、更新部3204と、変形部3206とを含む。
更新部3204は、評価部318により算出された瞑想評価値を取得し、瞑想評価値に基づいて所定図形の動きパラメータを更新する。更新部3204は、瞑想評価値が取得される度に、この動きパラメータを更新する。
変形部3206は、画面に表示されている、所定図形を、更新部3204により更新された動きパラメータに基づいて変形する。これにより、瞑想評価値が取得される度に、更新された動きパラメータに基づく変形後の所定図形が画面に表示されるため、ユーザは所定図形の変形具合を把握することで、自身の瞑想状態を直感的に把握することができる。
<データ例>
次に、実施例における瞑想アプリケーションに用いられる各種データの例について説明する。図8は、複数種類の生体情報のデータ例を示す図である。図8に示す例では、横軸に瞬目有無、瞬目強度、ピッチ(Pitch)及びロール(Roll)等が設定され、縦軸に単位時間(例えば1/20秒)における時系列のデータが設定される。なお、取得部314により、これらのデータは取得される。
瞬目有無は、瞬目が行われたか否かを表す。瞬目判定は公知の技術を用いて行われればよい。瞬目強度は、瞬目の強度(例えば瞬目時における眼電位の変動の大きさ)を表す。ロール、ピッチ等は、6軸センサ206から取得されるセンサ信号に基づくデータを表す。
各データは、処理装置20、サーバ40、及び情報処理装置10のいずれかにより算出されればよい。また、各データは、分散して各装置で算出されてもよい。図8に示すデータは、取得部314により取得された後、例えば、記憶部302に記憶される。
図9は、各瞑想パラメータのデータ例を示す図である。図9に示す例では、横軸に調身、調息、及び調心が設定され、縦軸に単位時間(例えば1/20秒)における時系列のデータが設定される。例えば、調身のp1_1等は、姿勢データの標準偏差であり、調息のp2_1等は、瞬目強度の平均値であり、調心のp3_1等は、瞬目間隔の平均値である。
調身、調息、及び調心について、例えば、上述した算出式により、単位時間(例えば、1/20秒)ごと評価値が記憶されてもよい。図9に示すデータは、例えば、記憶部302に記憶される。また、評価部318は、直近の過去の所定数又は所定期間内の各評価値を用いて瞑想評価値を求め、この瞑想評価値を記憶部302に記憶してもよい。
<画面例>
次に、実施例における瞑想アプリケーションの画面例について説明する。瞑想アプリケーションは、以下、ZENとも称す。
図10は、瞑想アプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。図10に示す画面には、FAのトレーニングを示す「集中力の向上」が表示され、OMのトレーニングを示す「創造力の向上」が表示され、BSのトレーニングを示す「判断力の向上」が表示される。それぞれのトレーニング表示の右には、過去のトレーニングにおいて、閾値以上となる高得点を獲得できた割合が棒グラフにより表示されている。また、各表示に対応する最も右には、それぞれのトレーニングを開始するための矢印ボタンB10、B12、B14が表示されている。ユーザは、この矢印ボタンB10を押すことにより、FAのトレーニングを実施することができる。
また、瞑想について、ユーザが知識を得ることができるためのボタンB16が表示される。報知部320は、このボタンの押下を検知して、予め設定されている瞑想に関するコラムを表示する。このコラムには、瞑想に詳しい学者やお坊さんからのメッセージ等が記載されている。
図11は、FAのトレーニング中の画面の一例を示す図である。図11に示す画面は、図10に示す矢印ボタンB10が押され、FAのトレーニングが開始された後に表示される画面である。図11に示す画面には、中央部分に円形の所定図形S20が表示される。この図形S20は、時間が経過するとともに変形が進行し、サイズが小さくなっていく。
また、報知部320は、この図形S20のサイズを用いて、瞑想評価値をフィードバックしてもよい。例えば、瞑想評価値が悪くなれば、図形S20の変形を後退させ、サイズを大きくしてもよい。図11に示すボタンB20は、図10に示すホーム画面に戻るためのボタンである。
図12は、BSのトレーニング中の画面の一例を示す図である。図12に示す画面は、図10に示す矢印ボタンB14が押され、BSのトレーニングが開始された後に表示される画面である。図12に示す画面には、中央部分に円形のオブジェクトと、その外周に円の線分や円弧状のオブジェクトから構成させる所定図形G20が表示される。この図形G20は、時間が経過するとともに各オブジェクトの変形が進行し、輪郭がぼやけていく。
また、報知部320は、この図形G20のぼやけ具合を用いて、瞑想評価値をフィードバックしてもよい。例えば、瞑想評価値が悪くなれば、図形G20の変形を後退させ、ぼやけを少なくし、輪郭がはっきりするようにしてもよい。図12に示すボタンB20は、図10に示すホーム画面に戻るためのボタンである。
図13は、OMのトレーニング中の画面の一例を示す図である。図13に示す画面は、図13に示す矢印ボタンB12が押され、OMのトレーニングが開始された後に表示される画面である。図13に示す画面には、中央部分に三角形状の所定図形T20が表示される。この図形T20は、時間が経過するとともに変形が進行し、輪郭の直線の線分が曲線になり、ろうそくの炎のように揺れるような動きをする。
また、報知部320は、この図形T20の揺れ具合を用いて、瞑想評価値をフィードバックしてもよい。例えば、瞑想評価値が悪くなれば、図形T20の変形を後退させ、揺れを少なくし、輪郭を直線に近づけるようにしてもよい。図13に示すボタンB20は、図10に示すホーム画面に戻るためのボタンである。
図14は、FAトレーニングの計測結果画面の一例を示す図である。図14に示す画面には、瞑想評価値の平均値、MAX値、MIN値を表示する領域P30と、瞑想評価値に関するメッセージと、瞑想評価値(総合点)、調身、調息、及び調心の各評価値(以下、瞑想評価値等とも称す。)の時系列データD30とが表示される。
瞑想評価値等に関する時系列データD20は、瞑想状態の計測開始から計測終了までの瞑想評価値等を、折れ線グラフで時系列に表現するものである。ユーザは、これにより瞑想評価値等の遷移を把握することができる。なお、報知部320は、瞑想評価値等が閾値を超える場合は、その位置を特定できるように折れ線グラフの色を変えるなどしてもよい。図14に示すボタンB20は、図10に示すホーム画面に戻るためのボタンである。また、図14に示す例では、総合点(瞑想評価値)が選択されている。
以上の画面が報知部320により表示されることで、ユーザは、瞑想状態に関する調身、調息、調心、又はその総合点(瞑想評価値)の客観的指標を把握することができる。また、所定図形の動きにより、自身の瞑想状態を容易に把握することができる。
図15は、瞑想に関するコラム画面の一例を示す図である。図15に示す画面は、図10に示すボタンB16がユーザにより押されることで表示される。図15に示す画面には、瞑想に詳しい方のコラムが表示される。また、図15に示す画面には、瞑想の種類について紹介や、その他のメッセージを読むためのボタン等が表示される。
<動作>
次に、実施例における情報処理装置10の動作について説明する。図16は、実施例におけるアプリケーションの全体処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すステップS102で、取得部314は、アイウエア30から送信された生体情報を、通信部304を介して取得する。例えば、生体情報は、瞬目に関する第1生体情報と、体動に関する第2生体情報である。
ステップS104で、算出部316は、取得した各生体情報から、各瞑想パラメータを算出する。例えば、算出部316は、姿勢データから調身パラメータを算出し、瞬目強度から調息パラメータを算出し、瞬目間隔から調心パラメータを算出する。
ステップS106で、評価部318は、各瞑想パラメータから、各評価値を算出する。例えば、評価部318は、調身パラメータから調心評価値を算出し、調息パラメータから調息評価値を算出し、調心パラメータから調心評価値を算出する。
ステップS108で、評価部318は、調身評価値、調息評価値、及び調心評価値の少なくとも1つに基づいて、総合点(瞑想評価値)を算出する。
ステップS110で、表示制御部3202は、瞑想評価値が取得される度に、この評価値の変動に基づいて変形する所定図形を画面に表示制御する。この表示制御処理は、図17を用いて説明する。
ステップS112で、制御部306は、このアプリケーションの終了が指示されたか否かを判定する。終了指示があれば(ステップS112−YES)、処理はステップS114に進み、終了指示がなければ(ステップS112−NO)、処理はステップS102に戻る。
ステップS114で、報知部320は、瞑想状態の計測結果を画面に表示するよう制御する(例えば図14参照)。
図17は、実施例における表示制御処理の一例を示すフローチャートである。図17に示すステップS202で、更新部3204は、算出された瞑想評価値を取得し、取得した瞑想評価値に基づいて所定図形の動きパラメータを更新する。
ステップS204で、変形部3206は、更新部3204により更新された瞑想評価値に基づいて、所定図形の変形具合を決定し、決定された変形具合に基づいて所定図形を表示制御する(例えば、図11〜13参照)。
なお、図16〜17で説明した処理のフローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
以上、実施例によれば、ユーザの瞑想状態について、妥当なパラメータ及び基準を用いて客観的な指標を提供することができる。また、実施例によれば、ユーザ自身の瞑想状態がどのような状態にあるのかを直感的に把握させることができる。
なお、実施例において、アイウエア30がメガネである場合について説明した。しかし、アイウエアはこれに限定されない。アイウエアは、眼に関連する装具であればよく、メガネ、サングラス、ゴーグル及びヘッドマウントディスプレイならびにこれらのフレームなどの顔面装着具又は頭部装着具であってよい。
また、実施例において、アイウエア30が生体電極を設けることを説明したが、上述したように、瞬目に関する情報を、画像処理を用いて取得可能であれば、生体電極は設けられなくてもよい。
なお、実施例において、瞑想評価値が表示されることを説明したが、情報処理装置10のスピーカ104又は振動部(不図示)が、瞑想評価値が所定値以下又は未満の場合、算出された瞑想評価値をユーザに報知してもよい。これにより、ユーザは、瞑想状態が上手くいっていないことを知ることができる。
なお、実施例において、アイウエア30に搭載された6軸センサ206からのセンサ信号を用いて説明したが、情報処理装置10に搭載された6軸センサ111からのセンサ信号を用いても、実施例において説明したアプリケーションを実行することが可能である。すなわち、6軸センサは頭部だけではなく、人体のいずれかの位置に装着されていればよい。
また、実施例において、生体情報として、瞬目、体動を用いて説明したが、これら以外にも、心拍、脈拍等の生体情報を用いてもよい。
以上、本発明について実施例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例に記載の範囲には限定されない。上記実施例に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 情報処理装置
20 処理装置
30 アイウエア
40 サーバ
302 記憶部
304 通信部
306 制御部
312 関連付け部
314 取得部
316 算出部
318 評価部
320 報知部

Claims (8)

  1. 制御部を有するコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    前記制御部は、
    対象者の眼の眼電位に基づき計測された瞬目強度を示す強度データ、及び瞬目の有無を示す有無データを取得し、
    前記対象者に装着された加速度センサ及び角速度センサからの各センサ信号に基づく前記対象者の前後のブレを示す第1データ、前記対象者の左右のブレを示す第2データ、及び前記対象者の体軸の傾きの方向と大きさを示す第3データのうち少なくとも1つを表す姿勢データを取得し、
    前記姿勢データに基づいて前記対象者の姿勢の安定性を示す安定性データと、前記強度データに基づいて瞬目強度の平均値を示す第1平均データと、前記有無データに基づいて瞬目間隔の平均値を示す第2平均データとを算出し、
    前記安定性データに基づいて調身に関する調身評価値と、前記第1平均データに基づいて調息に関する調息評価値と、及び前記第2平均データに基づいて調心に関する調心評価値を算出する、情報処理方法。
  2. 前記制御部は、さらに、
    前記調身評価値、前記調息評価値、及び前記調心評価値の少なくとも1つを用いて前記対象者の瞑想に関する瞑想評価値を算出する、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記瞑想評価値を算出することは、
    前記瞑想の種類が複数ある場合、前記調身評価値、前記調息評価値、及び前記調心評価値それぞれの重み係数を前記種類ごとに変更し、
    変更されたそれぞれの重み係数を用いて、前記瞑想評価値を算出する、請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 複数の瞑想の種類の中に、画面に表示された所定図形を前記対象者に注視させることによる瞑想を含み、
    前記制御部は、さらに、
    前記所定図形を、時間経過とともに変形させるよう表示制御する、請求項3に記載の情報処理方法。
  5. 前記表示制御することは、
    前記瞑想評価値が良くなるほど前記所定図形の変形を進行させ、前記瞑想評価値が悪くなるほど前記所定図形の変形を後退させる、請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記制御部は、さらに、
    所定期間において、閾値以上となる前記調身評価値、前記調息評価値、又は前記調心評価値に関するデータを報知する、請求項1乃至5いずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 対象者の眼の眼電位に基づき計測された瞬目強度を示す強度データ、及び瞬目の有無を示す有無データと、前記対象者に装着された加速度センサ及び角速度センサからの各センサ信号に基づく前記対象者の前後のブレを示す第1データ、前記対象者の左右のブレを示す第2データ、及び前記対象者の体軸の傾きの方向と大きさを示す第3データのうち少なくとも1つを表す姿勢データとを取得する取得部と、
    前記姿勢データに基づいて前記対象者の姿勢の安定性を示す安定性データと、前記強度データに基づいて瞬目強度の平均を示す第1平均データと、前記有無データに基づいて瞬目間隔の平均値を示す第2平均データとを算出する算出部と、
    前記安定性データに基づいて調身に関する調身評価値と、前記第1平均データに基づいて調息に関する調息評価値と、及び前記第2平均データに基づいて調心に関する調心評価値を算出する評価部と、
    を備える、情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    対象者の眼の眼電位に基づき計測された瞬目強度を示す強度データ、及び瞬目の有無を示す有無データを取得し、
    前記対象者に装着された加速度センサ及び角速度センサからの各センサ信号に基づく前記対象者の前後のブレを示す第1データ、前記対象者の左右のブレを示す第2データ、及び前記対象者の体軸の傾きの方向と大きさを示す第3データのうち少なくとも1つを表す姿勢データを取得し、
    前記姿勢データに基づいて前記対象者の姿勢の安定性を示す安定性データと、前記強度データに基づいて瞬目強度の平均を示す第1平均データと、前記有無データに基づいて瞬目間隔の平均値を示す第2平均データとを算出し、
    前記安定性データに基づいて調身に関する調身評価値と、前記第1平均データに基づいて調息に関する調息評価値と、及び前記第2平均データに基づいて調心に関する調心評価値を算出する、
    処理を実行させるプログラム。
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