JP2017183260A - 照明器具 - Google Patents

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【課題】支柱への取り付け作業や保守作業の簡略化及びコスト削減できると共に、これらの作業の際に光源収容部の防水状態を維持したままで、支柱への取付作業ができる照明器具を提供する。【解決手段】支柱に固定するための取付部40と、光源を収容した光源収容部50とを備えた照明器具300であって、取付部40には、その内部に外部接続用端子60が収容されており、光源収容部50は、防水構造になっていると共に、その一端部に形成された隔壁80により取付部40と仕切られており、取付部40には、光源収容部50の防水状態を維持したままで開閉できる作業用の開口部が設けられ、隔壁80には防水構造の配線用端子部70が設けられ、光源収容部50に収容された光源と、取付部60に収容された外部接続用端子60とは、隔壁80に設けられた配線用端子部70を介して配線されている。【選択図】図3

Description

本発明は、照明器具に関し、例えば、LEDなどの光源を備えた道路灯などに用いられる照明器具に関する。
道路を照射する照明器具である道路灯は、一般的に、道路脇に設置された支柱の上端部に取り付けられ、10m程度の高さから道路に向けて光を照射するようになっている。例えば、交差点などには、複数の道路灯が設置され、複数の道路灯で交差点を照明している。
上記の道路灯(照明器具)については、従来から各種の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、上部全体が開口した灯具本体と、灯具本体の開口を覆う蓋体とを備えた照明器具が開示されている。上記の灯具本体は、支柱を通すための開口及び支柱に取り付けるためのクランプ部を有する取付部と、光源を収容する光源収容部とが一体化された構成になっている。また、上記の蓋体は、灯具本体に対して、灯具本体の上部全体を覆うように設けられており、蓋体の全体が、取付部側の端に設けられた蝶番を介して、光源収容部側の先端部から開閉できるように構成されている。そして、照明器具を支柱に取り付ける際には、灯具本体の上部全体を覆う蓋体を、蝶番を利用して大きく開いて取り付け作業や配線作業を行うようになっている。
また、特許文献2には、支柱に取り付けるための取付部と、光源を収容する防水構造の光源収容部とが隔壁で仕切られて一体に形成された照明器具が開示されている。上記の光源収容部は、その上部がカバーで覆われている。また、取付部には、その上部を開閉できる蓋体が設けられている。そして、照明器具を支柱に取り付ける際には、この蓋体を開いて取り付け作業ができるようになっている。
尚、特許文献2に記載の照明器具は、光源収容部を防水構造にするために、光源収容部にある光源と、取付部内にある電源ケーブルを取り付ける端子台とを接続する配線が隔壁を水密に貫通する構造になっている。
特開2004−79241号公報 特許5696803号公報
しかしながら、上述した従来技術は以下に示す課題を有している。
特許文献1に記載の照明器具は、支柱に取り付けられる際、蝶番を利用して照明器具全体を覆う大きな寸法の蓋体を開く作業が必要になるが、10m程度の高さで大きな寸法の蓋体を開く作業が困難であった。具体的には、10m程度の高さの支柱の先端に道路灯などの照明器具を取り付ける作業は、危険を伴う作業であり、如何に簡単な作業工程で取り付けられるようにするのかが重要な問題になっているが、特許文献1に記載の照明器具は、その構造上、高所で大きな蓋体を開く作業を行う必要があり、取り付け作業が危険を伴う困難なものになっている。
また、特許文献1に記載の照明器具は、蓋体を大きく開いて支柱に取り付けられている際に、照明器具の光源収容部が外気に晒されるため、光源収容部内にゴミが入ったり、雨の日などに雨が入ってしまうことがあり、光源収容部内の透明なガラス板などを曇らせることがあるという課題も有している。尚、照明器具の光源収容部は、光学系が配置されているので、反射鏡、光学レンズ、透明ガラス板などの曇りや異物の混入、さらには雨天時に作業での雨滴の混入などの問題のために、光源収容部は、その中の照明ユニットの修理や交換以外は、防水状態を破らずに、しかも容易に支柱に照明器具を取り付けることが重要な課題になっている。
また、特許文献2に記載の照明器具は、支柱に取り付けられる際に、光源収容部が水密に保たれたまま、取付部上部に設けてある小さな寸法の蓋を開いて取り付け作業を行うことができるという特長があるものの、以下の課題を有している。
特許文献2に記載の照明器具は、光源収容部から取付部内にある端子台への配線を通すために、光源収容部と取付部との間を仕切る隔壁に、光源収容部から取付部へ延出させる配線を水密に貫通させている。具体的には、この照明器具では、隔壁に配線を水密に貫通させるために、隔壁に形成した開口に、ゴムなどのシール部材からなる隔壁パッキンを取り付け、隔壁パッキンに配線を貫通させている。そのため、光源収容部内に収納している複数のLED光源を修理などで交換するときや、配線の交換や修理においては、隔壁パッキンを交換する必要があり、その作業の手間とコストがかかっていた。
本発明は、上記の課題を解消するためになされたものであり、支柱への取り付け作業や保守作業の簡略化及びコスト削減できると共に、これらの作業の際に光源収容部の防水状態が維持されたままで、支柱への取付作業ができる照明器具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた本発明は、支柱が挿通され該挿通された支柱に固定するためのクランプ部が設けられた取付部と、光源が収容された光源収容部とを備えた照明器具であって、前記取付部には、その内部に外部接続用端子が収容されており、前記光源収容部は、防水構造になっていると共に、その一端部に形成された隔壁により前記取付部と仕切られており、前記取付部には、前記光源収容部の防水状態が維持されたままで開閉できる作業用の開口部が設けられ、前記隔壁には防水構造の配線用端子部が設けられ、前記光源収容部に収容された光源と、前記取付部に収容された外部接続用端子とは、前記隔壁に設けられた前記配線用端子部を介して配線されて電気的に接続できるようになっていることを特徴とする。
このように、本発明の照明器具は、支柱に取り付けるための取付部と、防水構造の光源収容部とが隔壁により区別され、この隔壁に防水構造の配線用端子部が設けられている。また、本発明の照明器具の取付部に、光源収容部の防水状態が維持されたままで、支柱への取付作業や配線作業等を行うことができる作業用の開口部が設けられている。すなわち、本発明の照明器具は、上述した特許文献1に記載の発明のような照明器具全体を覆う「大きな寸法の蓋体」を設けた構成を採用しておらず、「高所で大きな寸法の蓋体を開く作業」が発生することが無い。そのため、本発明は、特許文献1に記載の発明と比べて、取付作業や保守作業の手間が軽減されると共に、より安全に作業が行える。
また、本発明の構成によれば、光源収容部の防水状態が維持されたままで、支柱への取付作業及び配線作業が行えるため、光源収容部内にゴミが入ったり、雨が入ったりすることがない。
尚、上記の防水構造とは、JIS C 8105−1「照明器具 第1部:安全性要求事項通則」に規定するIP44以上の構造のことを云う。これは、道路灯等に用いられる照明器具のうち、LEDモジュール等の光源や反射板レンズ等が収容される部分に要求されている保護等級の構造であり、塵埃などの侵入により器具光束維持率が低下することを極力小さくしている。
また、本発明の照明器具は、光源収容部に収容された光源と、取付部に収容された外部接続用端子とは、光源収容部の隔壁に設けられた配線用端子部を介して配線されて電気的に接続できるようになっている。すなわち、本発明は、上述した特許文献2に記載の発明のように、光源収容部と取付部とを仕切る隔壁に配線自体を水密に貫通させる構成になっていないため、隔壁に配線を水密に貫通させるためのシール部材(配線用の隔壁パッキン)を設ける必要がない。そのため、本発明の構成によれば、光源収容部内に収納している光源を修理などで交換するときや、配線の交換や修理をするときにおいて、シール部材を交換する必要がなく、特許文献2に記載の発明と比べて、その作業の手間とコストが軽減される。
また、前記配線用端子部からの配線は、前記光源収容部側及び前記取付部側の少なくとも一方が、コネクタを介して行えるようになっていても良い。
このようにコネクタを介して配線できるようにすることで、配線作業の作業効率を向上させることができる。特に、光源収容部側の配線がコネクタを介して行える構成にすることで、光源収容部内の光源を容易に交換することができる。
また、前記取付部には、前記開口部を開閉する蓋体部が設けられていても良い。
また、前記取付部は、前記開口部が上部に形成された本体部と、前記開口部を覆う蓋体部とを有し、前記蓋体部は、前記光源収容部と一体形成されており、前記蓋体部と一体形成された光源収容部の下端部が、前記本体部の上端部に蝶番を介して連結されており、該蝶番を軸にして、前記蓋体部が前記光源収容部と共に回転して、前記開口部を開閉できるようになっていても良い。
また、前記光源収容部は、前記取付部に対して脱着自在に取り付けられているようになっていても良い。
また、前記取付部の上部側が防雨構造になっていても良い。
この構成により、防食性、耐候性、漏電防止に優れた照明器具を提供することができる。また、防雨構造は、防水構造のようにパッキンなどの部品が必要なく、防水構造に比べてコストを抑制できる。
尚、上記の防雨構造とは、JIS C 8105−1「照明器具 第1部:安全性要求事項通則」に規定するIP23(従来の防雨形に相当する)以上の構造のことを云い、固物及び水気の侵入より有害な影響が及ぼされないように構成されている。
また、前記光源収容部の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、前記ドライバユニットは、前記光源及び前記配線用端子部の両者に配線され電気的に接続されていても良い。
また、前記取付部の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、前記ドライバユニットは、前記配線用端子部及び前記外部接続用端子の両者に配線され電気的に接続されていても良い。
上記の構成によれば、地上から10m程度の高さの支柱の先端部に取り付けられる照明器具(光源収容部或いは取付部)の内部に、ドライバユニットが収容されるため、洪水や津波などの対する有効な水害対策になる。
また、前記支柱の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、前記ドライバユニットは、前記取付部に収容された前記外部接続用端子に配線され電気的に接続されていても良い。
この構成によれば、ドライバユニットが照明器具の外部である支柱内に設置されるため、軽量でコンパクトな構成の照明器具を提供できる。尚、光源がLEDである場合は、一般的に、ドライバユニットの方がLEDよりも寿命が短いため、支柱のなかの地上近くに、ドライバユニットを設置するようにすれば、ドライバユニットの修理や交換が容易になる。
また、前記光源がLEDであることが望ましい。
このように、光源にLEDを用いることで、光源が高効率になると共に、低消費電力であると共に高寿命であり、且つ環境負荷の軽減が達成される照明器具が提供される。また、LEDは、その寸法が小さいので、光学レンズや反射鏡と組み合わせたLED照明ユニットにして、そのLED照明ユニットの数、その配置と向きの選定により、所望の照度分布や照射方向を持つ照明器具が提供できる。
本発明によれば、支柱への取り付け作業や保守作業の簡略化及びコスト削減できると共に、これらの作業の際に光源収容部の防水状態が維持されたままで、支柱への取付作業ができる照明器具を提供することができる。
本発明の第1実施形態の照明器具を道路灯として実施した一例を示す斜視概略図である。 本発明の第1実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。 本発明の第1実施形態の照明器具の概略模式図であり、(A)が照明器具を下方から見た平面概略模式図であり、(B)が図3(A)に示すY−Y断面での断面概略模式図である。 本発明の第1実施形態の照明器具を構成する照明ユニットの一例を示す概略模式図であり、(A)が照明ユニットの平面概略模式図であり、(B)が照明ユニットの断面概略模式図である。 本発明の第1実施形態の照明器具を構成する照明ユニットを装着した放熱板の一例を示す概略模式図であり、(a)が放熱板の平面概略模式図であり、(b)が図5(a)に示すY−Y断面での断面概略模式図である。 本発明の第1実施形態の照明器具を構成する配線用端子部とコネクタとの組み合わせの一例を示した概略模式図である。 本発明の第2実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。 本発明の第3実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。 本発明の第4実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。 本発明の第5実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。
以下、本発明の実施形態の照明器具について図面に沿って説明する。
先ず、本発明の第1実施形態の照明器具について図1〜図6を参照しながら説明する。
《第1実施形態》
図1に示すように、第1実施形態の照明器具300は、道路脇等に設置された支柱700の上端に取り付けられ、道路等の照射面800に対して光を照射するように構成されている。
支柱700は、両端が貫通した中空筒状に形成され、その下方側(地上近く)には、支柱開口部(図示せず)と、この支柱開口部を開閉する支柱開閉パネル750が設けられている。また、支柱700の内部には、照明器具300に搭載された照明ユニット200(図3参照)の点灯を制御するドライバユニット400が収容されている。このドライバユニット400は、照明器具300に設けられた外部接続用端子60(図3参照)と電源ケーブル92により電気的に接続されるようになっている。また、ドライバユニット400は、電源部(図示せず)に接続された電源ケーブル(図示せず)に接続され、上記電源部から電力が供給されるようになっている。尚、第1実施形態では、ドライバユニット400と外部接続用端子60とを接続する電源ケーブル92及び上記電源部とドライバユニット400とを接続する電源ケーブル(図示せず)のいずれも、支柱700の内部を挿通するように設置されている。
また、ドライバユニット400は、支柱700のなかの支柱開閉パネル750がある位置に収容されている。この構成により、作業者は、地上近くにある支柱開閉パネル750を開いて、ドライバユニット400の配線作業や点検作業等を行える。
また、照明器具300は、図2及び図3に示すように、支柱700に固定するための取付部40と、光源である照明ユニット200を収容した防水構造の光源収容部50とが一体形成された構造になっている。
具体的には、照明器具300は、平面視で略角丸長方形に形成され且つ上下両端に開口が形成されている中空箱状の本体部(照明器具本体部)310と、照明器具300の内部を前後に仕切る隔壁80と、隔壁80により仕切られた本体部310の一端側(前方側)の上方の開口を水密に塞ぐ第1蓋体部320aと、隔壁80により仕切られた本体部310の他端側(後方側)の上方の開口を開閉自在に塞ぐ第2蓋体部330aと、本体部310に支持され且つ隔壁80により仕切られた本体部310の一端側の下方の開口を水密に塞ぐ透明なガラス板510とを備えている。
尚、第1蓋体部320aと本体部310とはパッキンを介して取り付け固定され、これにより、光源収容部50の上方側が防水構造になっている。
また、本体部310に支持されたガラス板510と、隔壁80と、第1蓋体部320aとにより、水密に閉鎖された領域(空隙)が形成されるようになっており、この領域に照明ユニット200等の部品が収容されている。
また、本体部310と、隔壁80と、第2蓋体部330とにより、下方が開口した領域(空隙)が形成されるようになっており、この領域に、支柱700に固定するための円筒状のクランプ430と、外部接続用端子60とが設置されている。
そして、照明器具300の構成のうち、隔壁80に仕切られた一端側(前方側)が光源収容部50を構成し、隔壁80に仕切られた他端側(後方側)が取付部40を構成している。
尚、取付部40は、第2蓋体部330aを取り付けた状態にすると、その内部に雨が進入しない防雨構造(JIS C 8105−1「照明器具 第1部:安全性要求事項通則」に規定するIP23(従来の防雨形に相当する)以上の構造)になっている。このような構成を採用したのは以下の理由による。
具体的には、光源収容部50のように防水構造(JIS C 8105−1「照明器具 第1部:安全性要求事項通則」に規定するIP44以上の構造)にするには、パッキンなどを備えた蓋体等を設けて開口を塞ぐ必要があり、部品点数が増加してコストアップを招いてしまう。一方、防雨構造は、防水構造よりも容易な構造であり、天から降る雨に対しての防雨構造なので、必ずしも、パッキン等を設ける必要がない。第1実施形態では、取付部40の上面の開口を開閉する第2蓋体部330aが、第2蓋体部330aの受部となる本体部310の上端部側の側面に対して外側から重なり合う構造(図示せず)になっており、この構造により、第2蓋体部330aにより前記開口を閉じることで、その内部に雨が進入しない防雨構造が提供される。
尚、後述する第2〜第4実施形態において、防雨構造について図中で例示して説明する。
このように、第1実施形態では、取付部40の上部側を防雨構造としているので、防食性、耐候性、漏電防止に優れた照明器具300を提供することができる。
以下、照明器具300の各構成を順次説明する。
先ず、取付部40と光源収容部50とを仕切る隔壁80について説明する。
隔壁80は、光源収容部50の後方側面部として構成されている。
具体的には、隔壁80は、第1蓋体部320aの内側・上面部から、第1蓋体部320aの下端部まで延びる板状に形成されている。また、隔壁80は、その上端面が第1蓋隊部320の内側・上面部に沿った形状に形成され、第1蓋隊部320の内側・上面部に密着している。また、隔壁80は、その側面が第1蓋隊部320の内側・側面部に沿った形状に形成され、第1蓋体部320の内側・側面部に密着している。
また、隔壁80には、防水構造の配線用端子部70が設けられており、この配線用端子部70を介して、光源収容部50と取付部40とが電気的に配線されている。具体的には、配線用端子部70は、その一端部が光源収容部50の内部の領域に配置され、他端部が取付部40の内部の領域に配置されている。この配線用端子部70は、一端部及び他端部のそれぞれに、接続端子が設けられ、一端部の接続端子と、他端部の接続端子とが電気的に接続されている。尚、隔壁80及び配線用端子部70は、例えば、パッキン520(図6参照)を用いて、隔壁80との間を防水構造にしたり、インサート成形により一体的に形成させるなどして、光源収容部50の内部の防水構造が維持されている。
次に第1蓋体部320aについて説明する。
第1蓋体部320aは、略椀形状に形成されており、その内側・上面部から複数の略柱状の支持部321が立設し(図3(b)参照)、この支持部321の先端部に、略平板状の放熱板ベース30が取り付けられている。また、放熱板ベース30には、複数の放熱板(曲がり角度放熱板)31が取り付けられ、各放熱板31には、それぞれ、照明ユニット200が取り付けられている。
尚、図示する放熱板31の数、及び照明ユニット200の数は一例に過ぎない。
次に照明ユニット200について説明する。
照明ユニット200は、図3〜図5に示すように、複数のLED15が搭載された光源基板20と、光源基板20に設けられた光源基板端子25とを備えている。また、各LED15には、それぞれ、光学レンズ10が取り付けられている。また、光源基板端子25は、隔壁80に取り付けられた配線用端子部70の接続端子(光源収容部50側の接続端子)に配線90により電気的に接続されるようになっている。
尚、図示する例では、照明ユニット200には、6個のLED15が搭載されているが、LED15の数は適宜設計されるものである。
また、図3に示す例では、光源基板端子25と、配線用端子部70の接続端子とがコネクタ95を介して配線90で接続されている。このようにコネクタ95を介することで、照明ユニット200と配線用端子部70とをワンタッチで接続でき、照明ユニット200を交換する際の作業効率を向上させることができる。
次に、照明ユニット200が取り付けられる放熱板31について説明する。
放熱板51は、図5に示すように、放熱ベース30に取り付けられる平板状の基面部31aと、基面部31aの一端から所定角度屈曲し延設された平板状の斜面部31bとを有する断面視略への字状に形成されており、照明ユニット200が斜面部31bに取り付けられている。
尚、図示する例では、斜面部31bは、基面部31aに対して「30度」傾斜しているが、この傾斜角度は一例に過ぎない。傾斜角度は、照明器具300の設置環境を考慮した上で適宜設計される。例えば、同じ放熱ベース30に取り付けられる放熱板31であっても、放熱ベース30に対する取り付け位置に応じて、傾斜角度が異なっていても良い。
このように、第1実施形態では、発光源となるLED15の寸法が小さいため、光学レンズ10が取り付けられたLED15を複数搭載した照明ユニット200と、傾斜している放熱板31とを組み合わせた構成を採用している。この構成によれば、照明ユニット200の数、その配置と向き、光学レンズ10の仕様、放熱板31の傾斜角度の選定等により、設置環境に対応した所望の照度分布や照射方向を持つ照明器具300を提供することができる。
尚、第1実施形態では、光源にLED15を用いているため、高効率の光源となり、低消費電力であると共に高寿命であり、且つ環境負荷の軽減が達成される。
次に、ガラス板510について説明する。
ガラス板510は、その上面に、ガラス板510の外周部の形状に沿った環状のパッキン520を取り付け、且つ本体部310の上端部に形成されたガラス板取付用の切欠部310a(図3(B)参照)に、その下面・縁部及び側面を嵌合させた状態で、本体部310と共に、第1蓋体部320aの下端部と、隔壁80の下端部とに固定されている。これにより、本体部310に支持されたガラス板510と、隔壁80と、第1蓋体部320aとにより、水密に閉鎖された領域が形成される。
次に、取付部40に設けられたクランプ430及び外部接続用端子60について説明する。
クランプ430は、支柱700が挿通される中空筒状に形成され、隔壁80により仕切られた他端側(後方側)の本体部310から延設されたクランプ支持部材(図示せず)により、本体部310の内部に支持・固定されている。また、クランプ430は、その内径寸法が支柱700の外径寸法より僅かに大きい寸法になっていると共に、その側面を貫通するクランプ用ボルト431(図2参照)が設けられている。クランプ430に支柱700を挿入して、クランプ用ボルト431を締めることにより、照明器具300が支柱700に固定できるようになっている。
また、外部接続用端子60は、隔壁80により仕切られた他端側(後方側)の本体部310から延設された支持部材(図示せず)により、本体部310の内部に支持・固定されている。
また、外部接続用端子60は、隔壁80に取り付けられた配線用端子部70の接続端子(取付部40側の接続端子)と配線90により電気的に接続されるようになっている。また、外部接続用端子60は、支柱700の内部に設置されたドライバユニット400と電源ケーブル92により電気的に接続されるようになっている。
尚、図3に示す例では、外部接続用端子60と、配線用端子部70の接続端子とが配線90で直接接続されているが、図6に示すように、コネクタ95を介して接続される構成になっていても良い。このように構成すると、配線作業の手間が軽減される。
次に、第2蓋体部330aについて説明する。
図2に示すように、第2蓋体部330aは、取付部40を構成する本体部310の上方の開口を塞ぐ略半椀形状になっており、一端部(後端部)が、本体部310の後端部に蝶番350を介して連結されている。この構成により、第2蓋体部330aは、蝶番350を軸に回転して、取付部40の上方の開口を開閉できるようになっている。そして、第2蓋体部330aを開くことで、本体部310の上方の開口を開放させることができ、この開口を利用して、支柱700への取付作業や配線作業が行える。また、第2蓋体部330aを閉じると、取付部40の内部への雨の進入が防止される。
尚、図示する例では、第2蓋体部330aが本体部310に蝶番350を介して連結されているが、特にこれに限定されるものではない。第2蓋体部330aは、取付部40の開口を開閉できるように、取付部40に取り付けられる構成(例えば、第2蓋体部330aが取付部40に着脱自在に嵌合する構成)であれば、どのような構成でもよい。
次に、照明器具300を支柱700に設置する作業手順について説明する。
尚、設置される照明器具300は、光源収容部50に収容された照明ユニット200と、光源収容部50の隔壁80に設けられた配線用端子部70とが配線90で電気的に接続されている状態に設定されている。また、取付部40の内部の外部接続用端子60と、隔壁80に設けられた配線用端子部70とが配線90で電気的に接続されている状態に設定されているものとする。また、光源収容部50の内部は、防水状態になっている。
具体的には、支柱700の支柱開閉パネル750を開いて、支柱700の内部にドライバユニット400を設置すると共に、図示しない電源部に接続された電源ケーブルを支柱700の内部に挿通し、挿通した電源ケーブルをドライバユニット400に接続する。
次に、照明器具300を支柱700の上端の取付位置まで持って行き、照明器具300の取付部40に設けられた第2蓋体部330aを開いて、取付部40の上方の開口を開放させた状態にする。この状態で、取付部40に設けられたクランプ430の筒内に、支柱700の上端部を挿入し、クランプ用ボルト431を締めて、支柱700の上端部に、照明器具300を固定する。
次に、取付部40の内部に収容されている外部接続用端子60に電源ケーブル92を接続し、その電源ケーブル92を支柱700の上端から筒内に挿入してドライバユニット400の位置まで引き出し、当該電源ケーブル92とドライバユニット400とを接続する。これにより、図示しない電源部と、ドライバユニット400と、照明ユニット200とが電気的に接続される状態になる。
最後に、支柱700の上端部に固定した照明器具300の取付部40の第2蓋体部330aを閉じ、さらに、支柱700の支柱開閉パネル750を閉じて、支柱700への取付作業が完了する。
このように、第1実施形態の照明器具300は、上述した特許文献1に記載の発明のように、照明器具全体を開閉する「大きな寸法の蓋体」を設けた構成ではなく、取付部40の上面の開口だけを開閉する第2蓋体部330aを設けている。そのため、第1実施形態によれば、「高所で大きな寸法の蓋体を開く作業」が発生することがなく、上述した特許文献1に記載の発明と比べて、取付作業や保守作業の手間が軽減されると共に、より安全に作業することができる。また、第1実施形態によれば、光源収容部50の防水状態を維持したままで、取付部40の第2蓋体部330aを開いて開放した開口を利用して支柱700への取付作業や配線作業が行えるため、光源収容部50の内部にゴミが入ったり、雨が入ったりすることもない。
また、第1実施形態の照明器具300は、光源収容部50に収容された照明ユニット200と、取付部40に収容された外部接続用端子60とは、取付部40と光源収容部50とを仕切る隔壁80に設けられた配線用端子部70を介して電気的に接続できるようになっている。すなわち、第1実施形態は、上述した特許文献2に記載の発明のように、配線自体が光源収容部と取付部とを仕切る隔壁を貫通する構成になっていないため、隔壁に対して配線を水密に貫通させるためのシール部材(配線用の隔壁パッキン)を設ける必要がない。そのため、第1実施形態の構成によれば、光源収容部50内に収容している照明ユニット200を修理などで交換するときや、配線の交換や修理するときにおいて、シール部材を交換する必要がなく、特許文献2に記載の発明と比べて、その作業の手間とコストが軽減される。
また、第1実施形態では、ドライバユニット400が照明器具300の灯具外である支柱700内に設置される構成になっているため、軽量でコンパクトな構成の照明器具300を提供できる。
また、一般的に、ドライバユニット400の方がLED15よりも寿命が短いため、図1に示すように、支柱700のなかの地上近くに、ドライバユニット400を設置することにより、LED15と比べて修理や交換の頻度が高いドライバユニット400の修理や交換が容易になる(高所作業が不要になる)。
《第2実施形態》
次に、本発明の第2実施形態の照明器具について図7を参照しながら説明する。
ここで、図7は、本発明の第2実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。また、第2実施形態は、第1実施形態の構成を変更したものであり、説明の便宜上、第1実施形態と同じ構成や相当する構成については同じ符号を付している。また、第2実施形態の説明では、第1実施形態と同じ構成の説明を省略或いは簡略化すると共に、第2実施形態の特徴となる構成だけ詳細に説明する。
図示するように、第2実施形態の照明器具300は、取付部40の上方側ではなく、取付部40の下方側に作業用の開口(開口部)45が設けられ、その下方側に開口45を開閉自在に覆う第2蓋体部330bが設けられている。
また、第2実施形態では、上面が形成され且つ下面が開口している箱状の第1蓋体320bが、本体部310の上方全体を覆うようになっている。すなわち、第1蓋体320bの上面が、光源収容部50及び取付部40の両者の上面を形成している。
尚、第2実施形態では、第1蓋体部320b(取付部40側の第1蓋体部320b)に、外部接続用端子60が取り付けられている。また、第2実施形態では、クランプ430の上端部が、第1蓋体部320b(取付部40側の第1蓋体部320b)に固定されている。
また、第2実施形態では、取付部40の内部に、落下防止用ワイヤ用金具42が設置されている。この落下防止用ワイヤ用金具42には、落下防止用ワイヤ(図示せず)の一端部が取り付けられている。尚、落下防止用ワイヤの他端部が支柱700に固定されている。
また、第1蓋体部320bは、その上面部の外周縁部から下方向に略直角に折れ曲って延設された側面部が形成されている。そして、隔壁80により仕切られた他端側(後方側)の本体部310に対して、第1蓋体部320bの側面部が外側から被さる構造になっている。尚、第2実施形態では、以下で説明するように、取付部40の内部に、ドライバユニット400を収容するが、一般にドライバユニット400自体が防水構造になっているため、第2蓋体部330bは、本体部310に対して外部から被さり、取付部40の開口45を塞ぐ防雨構造にしている。
尚、第2実施形態では、隔壁80の前方面(光源収容部50側に配置される面)の下端・両側部に、ガラス板510を固定するための凸部85が形成されている。そして、ガラス板510は、その上面にパッキン520(図7では省略)が取り付けられ且つ下面が本体部310に支持された状態で、本体部310と共に、第1蓋体部320bの下端部と、隔壁80の下端に形成された凸部85とに押し当てられて固定されている。
そして、第2実施形態の構成においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
さらに、第2実施形態では、取付部40の内部に、ドライバユニット400が収容され設置される構成になっている。そして、ドライバユニット400は、隔壁80に取り付けられた配線用端子部70の接続端子と配線90により接続されていると共に、外部接続用端子60と配線90により接続されている。
尚、第2実施形態では、外部接続用端子60に、図示しない電源部に接続された電源ケーブル(図7では省略している)を接続することで、ドライバユニット400及び照明ユニット200に電力が供給されるようなっている。
このように、ドライバユニット400を取付部40の内部に収容したのは、以下の理由による。
具体的には、第2実施形態では、光源にLED15を搭載した照明ユニット(LEDモジュール)200を用いている。そして、ドライバユニット400は、寿命が長いLEDを搭載した照明ユニット200よりも、交換や修理の頻度が一般的に多い。また、ドライバユニット400の寸法は、照明ユニット200の寸法よりも小さく設計することが可能になっている。さらに、LED15を用いた歩道照明器具では、ガイドラインにより、ドライバユニットを照明器具内に搭載することが推奨されている。
そのため、第2実施形態では、第2蓋体部330bを取り付けた状態にすることで防雨構造となる取付部40の内部にドライバユニット400を設置する構成を採用した。
また、上記構成によれば、地上から10m程度の高さの支柱700の先端部に取り付けられる照明器具300の内部に、ドライバユニット400が収容されるため、洪水や津波などの水害に有効な対策が施された照明器具300が提供できる。
尚、図7に示す例では、ドライバユニット400は、外部接続用端子60に対して、直接、配線90で接続されているが、コネクタ95を介して、外部接続用端子60に接続するようにしても良い。また、ドライバユニット400は、配線用端子部70に対して、直接、配線90で接続されているが、コネクタ95を介して、配線用端子部70に接続するようにしても良い。このように、コネクタ95を設けることでドライバユニット400の交換が容易になる。
《第3実施形態》
次に、本発明の第3実施形態の照明器具について図8を参照しながら説明する。
ここで、図8は、本発明の第3実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。また、第3実施形態は、第1実施形態の構成を変更したものであり、説明の便宜上、第1実施形態と同じ構成や相当する構成については同じ符号を付している。また、第3実施形態の説明では、第1実施形態と同じ構成の説明を省略或いは簡略化すると共に、第3実施形態の特徴となる構成だけ詳細に説明する。
第3実施形態では、取付部40が、上下両面が開口している中空箱状に形成された本体部(取付部本体部)340と、本体部340の内部に取り付けられたクランプ430と、本体部340の上面の開口45を開閉自在に塞ぐ第2蓋体部330cとにより構成されている。また、上記の第2蓋体部330cは、光源収容部50と一体形成され(一体筐体になっており)、その内側・上面部に外部接続用端子60が取り付けられている。
また、第2蓋体部330cと一体形成された光源収容部50の下端部が、取付部40の本体部340の前方側・上端部に蝶番350を介して連結されている。この構成により、蝶番350を軸にして、第2蓋体部330cが光源収容部50と共に回転して、取付部40の本体部340の上面の開口45を開閉できるように構成されている。
また、第2蓋体部330cは、その上面部の外周縁部から下方向に略直角に折れ曲って延設された側面部が形成されている。そして、第2蓋体部330cは、本体部340の開口45を閉じた状態にしたときに、前記側面部が、本体部340の上端部側の側面に外側から被さる構造(防雨構造)になっている。この構造により、パッキンを取付けなくても、取付部40の内部に雨が入りこむことを防止することができる。
また、光源収容部50は、下面が開口した略椀状の第1蓋体部320cと、第1蓋体部320cの内部に収容された照明ユニット200と、第1蓋体部320の下面の開口を水密に塞ぐガラス板510と、ガラス板510を支持し且つ第1蓋体部320の下端部に取り付けられる枠状の本体部310とを備えている。
尚、照明ユニット200は、第1実施形態と同様、第1蓋体部320cの内側・上面部から立設する支持部321に装着された放熱板ベース30の上に、放熱板31を介して取り付けられている。
また、ガラス板510は、その上面にパッキン520を取り付けた状態で、第1蓋体部320cと本体部310とにより挟持され、ガラス板510と、第1蓋体部320cとにより、水密に閉鎖された領域(空隙)が形成されるようになっている。
また、上記の第1蓋体部320cは、その後方側面が隔壁80になっていると共に、後端部から第2蓋体部330cが延設している。
また、隔壁80には、第1実施形態と同様、防水構造の配線用端子部70が設けられており、配線用端子部70を介して、光源収容部50と取付部40とが電気的に配線されている。
また、隔壁80の一端(下端)には、当該一端から下方に延びる蝶番支持部81が設けられており、この蝶番支持部81が蝶番350を介して、取付部40を構成する本体部340の前方側・上端部に連結されている。
この構成により、作業者が光源収容部50の先端部等を持って下方に向けて押し下げると、蝶番350を軸にして、光源収容部50と共に第2蓋体部330cが回転して(時計回りに回転して)、取付部40を構成する本体部340の上面の開口45が開放される。このときに、光源収容部50の防水構造が維持されたままになっているため、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
尚、照明器具300のうちの一体となっている「第2蓋体部330c及び光源収容部50」は、図示しないラッチ部材を介して、取付部40を構成する本体部340に固定されるようになっている。そして、光源収容部50と共に第2蓋体部330cを回転させて、取付部40の上面の開口45が開放させた状態から元の状態に戻すときには、光源収容部50の先端部等を上方に向けて押し上げ、光源収容部50と共に第2蓋体部330cを回転させて(半時計回りに回転させて)、取付部40の上面の開口45が閉鎖させた状態にして、上記のラッチ部材を介して本体部340に固定する。
さらに、第3実施形態では、ドライバユニット400が光源収容部50の内部に収容されている。
具体的には、ドライバユニット400は、第1蓋体部320cの内側・上面部と、当該上面部から立設する支持部321と、支持部321の先端部に取り付けられた放熱板ベース30とにより形成された領域(隙間部)に挿入・設置されている。尚、ドライバユニット400は、照明ユニット200及び配線用端子部70の両者に、それぞれ、配線90により接続され、照明ユニット200及び配線用端子部70と電気的に接続されるようになっている。
このように、第3実施形態では、上述した第2実施形態と同様、地上から10m程度の高さの支柱700の先端部に取り付けられる照明器具300の内部に、ドライバユニット400が収容されるため、洪水や津波などの水害に有効な対策が施された照明器具300が提供できる。
《第4実施形態》
次に、本発明の第4実施形態の照明器具について図9を参照しながら説明する。
ここで、図9は、本発明の第4実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。また、第4実施形態は、第1実施形態の構成を変更したものであり、説明の便宜上、第1実施形態と同じ構成や相当する構成については同じ符号を付している。また、第4実施形態の説明では、第1実施形態と同じ構成の説明を省略或いは簡略化すると共に、第4実施形態の特徴となる構成だけ詳細に説明する。
第4実施形態の照明器具300は、取付部40に対して光源収容部50が着脱自在に取り付けられるようになっている。
具体的には、第4実施形態の取付部40は、上下両端に開口が形成されている中空箱状の一側面が切り欠かれた断面視略コの字状の本体部340と、本体部340の内部に取り付けられたクランプ430と、本体部340の上面の開口45を開閉自在に塞ぐ第2蓋体部330dとにより構成されている。上記の第2蓋体部330dは、その後端部が、本体部340の後端側・上端部に蝶番350を介して連結されており、蝶番350を軸に回転して、本体部340の上面の開口45を開閉できるようになっている。また、第2蓋体部330dは、前端・下面部に段差部330d1が形成されている。
また、光源収容部50は、取付部40と相対向する部分に、取付部40と嵌合する嵌合部が設けられ、取付部40に対して着脱自在に嵌合して固定できる構成になっている。尚、光源収容部50は、取付部40に嵌合させた上で、図示しないボルト等の固定手段により、取付部40に固定できるようになっている。
また、光源収容部50は、下面が開口した略椀状の第1蓋体部320dと、第1蓋体部320dの内部に収容された照明ユニット200と、第1蓋体部320dの下面の開口を水密に塞ぐガラス板510と、ガラス板510を支持し且つ第1蓋体部320の下端部に取り付けられる枠状の本体部310とを備えている。
また、第1蓋体部320dは、その後端部に、第2蓋体部330dの前端部に形成された段差部330d1と着脱自在に嵌合する凸部が形成されている。
また、第4実施形態では、第1蓋体部320dの後方側面が隔壁80になっており、この隔壁80には、第1実施形態と同様、防水構造の配線用端子部70が設けられており、配線用端子部70を介して、光源収容部50と取付部40とが電気的に配線されている。
また、隔壁80の一端(下端)には、当該下端から下方に延びる隔壁延長部82が設けられており、この隔壁延長部82が、取付部40の本体部340の側面側の端部に着脱自在に嵌合するようになっている。
この構成によれば、取付部40を構成する第2蓋体部330dを開くことで、光源収容部50の防水状態を維持したままで、取付部40の上方の開口45が開放され、この開口45を用いて支柱700への取付作業や配線作業を行うことができる。すなわち、第4実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記の構成によれば、取付部40から光源収容部50を取り外せる構成になっているため、光源部を構成する照明ユニット200等の電気部品の検査や修理を行う場合に、光源収容部50自体を交換すれば良く、修理中に照明器具300が利用できなくなる時間を短縮することができる。
また、第4実施形態においても、取付部40の上部側が防雨構造になっている。具体的には、第2蓋体部330dは、その前端部以外の上面部の外周縁部から下方向に略直角に折れ曲って延設された側面部が形成されている。そして、本体部340の開口45を閉じた状態にしたときに、前記側面部が、本体部340の上端部側の側面に外側から被さる構造(防雨構造)になっている。尚、蝶番350は、本体部340の後端側の上端部の外側部に取り付けられている。
この構造により、パッキンを取付けなくても、取付部40の内部に雨が入りこむことを防止することができる。
《第5実施形態》
次に、本発明の第5実施形態の照明器具について図10を参照しながら説明する。
ここで、図10は、本発明の第5実施形態の照明器具を側面から見た概略模式図である。また、第5実施形態は、第1実施形態の構成を変更したものであり、説明の便宜上、第1実施形態と同じ構成や相当する構成については同じ符号を付している。また、第5実施形態の説明では、第1実施形態と同じ構成の説明を省略或いは簡略化すると共に、第5実施形態の特徴となる構成だけ詳細に説明する。
第5実施形態の照明器具300は、上述した第4実施形態と同様、取付部40に対して、防水構造の光源収容部50が着脱自在に取り付けられている。また、第5実施形態の照明器具300は、配線用端子部70が設けられた隔壁80が、光源収容部50の一端部側の上端面に形成されている。
具体的には、第5実施形態の取付部40は、上下両端に開口が形成されている中空箱状に形成された本体部(取付部本体部)345と、本体部345の内部に取り付けられたクランプ430と、本体部345の内部に収容された外部接続用端子60(図中では省略)と、本体部345の上面の開口45を開閉自在に塞ぐ第2蓋体部330eとにより構成されている。
尚、クランプ430は、本体部345の上端部に取り付けられたクランプ固定板920を介して、本体部45の内部に支持・固定されている。また、第5実施形態においても、取付部40の上部側が防雨構造になっている。
第2蓋体部330eは、上面が閉鎖され下面が開口された箱状に形成されており、その後端部が、本体部345の後端側・上端部に蝶番350を介して連結され、蝶番350を軸に回転して、本体部345の上面の開口45を開閉できるようになっている。
また、第2蓋体部330eは、前後方向の長さ寸法が、本体部345の前後方向の長さ寸法よりも大きく形成されている。そして、光源収容部50が取付部40に取り付けられている状態において、第2蓋体部330eを閉じて本体部345の上面の開口45を覆うと、第2蓋体部330eは、覆っている開口45と共に、光源収容部50の一端部側の上端面に形成された隔壁80を覆うようになっている。
また、第5実施形態の光源収容部50は、上面が閉鎖され下面が開口した箱状の第1蓋体部320eと、第1蓋体部320eの内部に収容された照明ユニット200と、第1蓋体部320e下面の開口を水密に塞ぐガラス板510と、ガラス板510を支持し且つ第1蓋体部320の下端部に取り付けられる枠状の本体部310とを備えている。
また、第1蓋体部320eは、その後端部側の上端面に隔壁80が形成され、この隔壁80に防水構造の配線用端子部70が設けられており、この配線用端子部70を介して、光源収容部50と取付部40とが電気的に配線されている。尚、図中では、配線用端子部70と照明ユニット200とを接続する配線90、及び、配線用端子部70と外部接続用端子60(図示せず)とを接続する配線90を省略している。
そして、光源収容部50を構成する第1蓋体部320eの後端部と、取付部40を構成する本体部345の前端部とが、ボルト及びナット等で構成される固定手段900により着脱自在に連結され固定できるように構成されている。
尚、第1蓋体部320eの後端部と、本体部345の前端部との間には、パッキン910が挟持されている。
このように、第5実施形態によれば、取付部40を構成する第2蓋体部330eを開くことで、光源収容部50の防水状態を維持したままで、取付部40の上方の開口45が開放され、この開口45を用いて支柱700への取付作業や配線作業を行うことができる。すなわち、第5実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第5実施形態は、取付部40から光源収容部50を取り外せる構成になっているため、上述した第4実施形態と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の実施形態(第1〜第5実施形態)について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、光源となる照明ユニット200にLED15を搭載したものを用いているが、特にこれに限定されるものではない。光源は、図示しない電源部から供給される電力により発光できるものであれば、LED15以外のものであっても、本発明に適用される。
また、上述した実施形態では、照明器具300が道路灯に用いられる場合を例にして説明したが、同様の構成を備えるものであれば、本発明の照明器具は、道路灯以外の照明器具にも適用可能である。
また、第1実施形態において、光源収容部50に、その内部を露出させることできる構成を設けるようにしてもよい(例えば、第1蓋体部320aに作業用の開閉窓部を設けたりしてもよい)。このようにすれば、照明ユニット200がコネクタを介して接続されているため、支柱700から照明器具300を下ろさずに、照明ユニット200の修理や交換が可能になる。
また、上述した実施形態では、取付部40が防雨構造に構成されている例を示したが、特にこれに限定されるものではない。取付部40が、光源収容部50と同様、防水構造に構成されていてもよい。
10…光学レンズ
15…LED
20…光源基板
25…光源基板端子
30…放熱板ベース
31…放熱板
40…取付部
42…落下防止ワイヤ用金具
45…開口(開口部)
50…光源収容部
60…外部接続用端子
70…配線用端子部
80…隔壁
81…蝶番支持部
82…隔壁延長部
85…凸部
90…配線
92…電源ケーブル
95…コネクタ
200…照明ユニット
300…照明器具
310…本体部(照明器具本体部)
320a、320b、320c、320d、320e…第1蓋体部
330a、330b、330c、330d、330e…第2蓋体部
340、345…本体部(取付部本体部)
350…蝶番
400…ドライバユニット
430…クランプ
431…クランプ用ボルト
510…透明ガラス板
520…パッキン
700…支柱
750…支柱開閉パネル
800…照射面
900…固定手段
910…パッキン
920…クランプ固定板

Claims (10)

  1. 支柱が挿通され該挿通された支柱に固定するためのクランプ部が設けられた取付部と、光源が収容された光源収容部とを備えた照明器具であって、
    前記取付部には、その内部に外部接続用端子が収容されており、
    前記光源収容部は、防水構造になっていると共に、その一端部に形成された隔壁により前記取付部と仕切られており、
    前記取付部には、前記光源収容部の防水状態が維持されたままで開閉できる作業用の開口部が設けられ、
    前記隔壁には防水構造の配線用端子部が設けられ、
    前記光源収容部に収容された光源と、前記取付部に収容された外部接続用端子とは、前記隔壁に設けられた前記配線用端子部を介して配線されて電気的に接続できるようになっていることを特徴とする照明器具。
  2. 前記配線用端子部からの配線は、前記光源収容部側及び前記取付部側の少なくとも一方が、コネクタを介して行えるようになっていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記取付部には、前記開口部を開閉する蓋体部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記取付部は、前記開口部が上部に形成された本体部と、前記開口部を覆う蓋体部とを有し、
    前記蓋体部は、前記光源収容部と一体形成されており、
    前記蓋体部と一体形成された光源収容部の下端部が、前記本体部の上端部に蝶番を介して連結されており、該蝶番を軸にして、前記蓋体部が前記光源収容部と共に回転して、前記開口部を開閉できるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  5. 前記光源収容部は、前記取付部に対して脱着自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  6. 前記取付部の上部側が防雨構造になっていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の照明器具。
  7. 前記光源収容部の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、
    前記ドライバユニットは、前記光源及び前記配線用端子部の両者に配線され電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明器具。
  8. 前記取付部の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、
    前記ドライバユニットは、前記配線用端子部及び前記外部接続用端子の両者に配線され電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明器具。
  9. 前記支柱の内部に、前記光源の点灯を制御するドライバユニットが収められ、
    前記ドライバユニットは、前記取付部に収容された前記外部接続用端子に配線され電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明器具。
  10. 前記光源がLEDであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の照明器具。
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